和田静夫

わだしずお



当選回数回

和田静夫の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第72回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、総理の所信に対して幾つかの質問をいたします。  私は、総理の所信表明を聞いて、どうもあなたの気持ちの底には、今日の事態になった責任は、すべて自分にあるのではない、客観的情勢が悪かったのだという意識がぬぐいがたく存在するように思われてなり...全文を見る
○和田静夫君 答弁漏れがありますから、まず指摘をいたしますけれども、一つは、私は、便乗値上げに対する規制を強化するのはいい、問題は、その何をもって便乗値上げとするのか、その内容を示せと言ったんです。ところが、政府はそれを示すことができない。示すことができないんだろうと思う。したが...全文を見る
03月22日第72回国会 参議院 本会議 第13号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十九年度の地方財政計画並びに地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案に関連をして、政府の所信をただしたいと思います。  言うまでもなく、地方財政計画は、地方公共団体の当該年度の歳入歳出の総見込み額を算出...全文を見る
03月25日第72回国会 参議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、自治大臣に伺いますが、参議院選挙の投票日はいつになります。
○和田静夫君 報ぜられる記事というのは、いろいろまちまちです。で、選挙を管理される自治大臣にお聞きをするわけですが、たとえば福田大蔵大臣は、六月中に終わらせるほうがよいと、こう述べられる。あるいは橋本幹事長は、平日にやったらどうかと言う。これらを勘案をしながら、自治省としての検討...全文を見る
○和田静夫君 自治省としては、いつごろまでに結論を出されますか。
○和田静夫君 選挙の執行に支障のない期日というのは、いつですか。
○和田静夫君 大蔵大臣にお聞きをしますが、六月中に投票を終えたほうがよいと発言をされたようでありますが、その趣旨はどういうことでしょう。
○和田静夫君 自治大臣、大蔵大臣がこの予算委員会にあたって以上のような見解を述べられました。その見解を是とされて作業を進められますか。
○和田静夫君 自治大臣、もう一つだけ尋ねますが、いわゆる平日に過去に行なわれた選挙、投票率の結果などというのは、必ずしも日曜に行なわれたものよりもすぐれてよいということにはなっていないことは、御存じのとおりであります。したがって、自治省としては、今回の場合は、いままでの検討の結果...全文を見る
○和田静夫君 自治体におけるところの実務者というのはたいへん迷っているわけでしてね。したがって、やはり早急に結論を出して指示をされる、こういうことが自治大臣としてはしかるべき措置だと思うのですが、よろしいですか。
○和田静夫君 地方財政の問題で二、三質問いたしますが、古来、地方財政の問題は、主として歳入論でもあっ、た。どうして地方財政を充実するか、地方財源を充実するか、そういうことであったわけですが、いまなお総歳入中に占める税収入の割合が半ばをこす地方団体がきわめて少ない、こういう現状であ...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、地方の自主財源の強化ということについては御異論がないと、こういうことでありますから、それが確認をされれば、自治大臣に伺いますが、地方交付税制度の改革についても私は保守的であってはいけないんだと、こう思うのです。  そこで、特別交付税なんですが、この制度の...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大臣、個々の地方公共団体の特別交付税のいわゆる額がきまるまでの手順ですね、ちょっと示してもらいたいのですが。
○和田静夫君 ちょっと質問の趣旨があれでしたが、いわゆる特別交付税の具体的な算定の方法というのは自治省関係のいろいろの著述に明らかでありますが、結局、普通交付税の算定と同様に、一つは恣意の入らないように、それからまた、地方団体の現実の支出額なりあるいは収入の減少額を算定の基準とす...全文を見る
○和田静夫君 それでは聞きますが、特定項目の中にあるんですが、公害対策費、この算定のしかたですね、これはどういうふうにやっていますか、お示し下さい。
○和田静夫君 大臣ね、いまの答弁を要約すると、いわゆる地方団体がこれだけかかったと言ってくる、それを全額見てやるかあるいはどれだけ引いてやるか、自治省のさじかげんでどうにでもなるような算定という感じを受けますが、現実にはそういう行なわれ方ではないだろうか。個別の例を示せば私は幾ら...全文を見る
○和田静夫君 大臣、指摘したとおりだということで、財政局長が言うんですから、これは。そうしますと、地方団体の財政運営の拙劣さに原因する歳入欠陥ですね、これやら、積極的に特別の事業を実施したことによる財政窮迫等の赤字補てん、これはしないということですから、そうすると、減額項目の中に...全文を見る
○和田静夫君 やっぱり原則との関係では間違っていましょう。
○和田静夫君 それでは、北海道知事当時にはどういうことでもって、たとえばプラスアルファというものに判断をされましたか、自治大臣は。
○和田静夫君 いや、それはそんなことありませんよ。町村知事というのはたいへん職員に対する理解度が高かったですからね。やっぱり生活指数の問題だとかいろいろのことが全国的にはアンバラとして作用をいたしますね。それらをやっぱり勘案をするというのはすぐれて自治体の首長の問題でしょう。これ...全文を見る
○和田静夫君 肝心なところ答弁されないわけですけれども、まさに知事時代にやられたことが、いわゆる自治省というのはやっぱり原則どおりにやってくるから、そのことによって特交が影響を受けるなどということは夢想だにしなかった、そういう立場でおやりになったはずです。それがいまあなたが自治大...全文を見る
○和田静夫君 これはどういうふうに抗弁されようとも私のほうの主張が正しい。いまの特別交付税の算定の中にはやっぱり自治省の恣意がかなり入っていることはどうも否定ができません。私はまあ時間と、私が要求をする資料さえいただければこれは幾らでもそれを証明して見せます。  そこで大臣、私...全文を見る
○和田静夫君 まず外務大臣に伺いますが、お急ぎのようですから。この「対韓援助減らさぬ」、「日本側が約束か」というやつに、「ソウルの有力筋が二十三日明らかにしたところによると、日本政府はこのほど、韓国政府に対し、援助額を削減するような形で対韓援助方式を変更することはない、と約し、二...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、この援助額削減問題というのはかなり懸案の問題としてありましたですね、方式のいわゆる変更を含んで。それらの問題はどういうふうになっているわけですか。
○和田静夫君 外務大臣、この前のゲリラによる在クウェート大使館占拠の際、人質になった人の名前、そしてその身分を明らかにしてもらいたい。
○和田静夫君 大臣、いま言われた土屋寿久——外務省から届いた資料によれば、長期出張者と、こうなっているんですが、これは大使館員であり、かつ石油連盟の職員ではないですか。アラビア石油のテレックスには、あのとき石連の土屋さんと、こう入ったわけですが……。
○和田静夫君 この出張旅費、滞在費はどちらが持ったのですか。
○和田静夫君 こういう例はほかにもあるのでありませんか。
○和田静夫君 そこで、いわゆる外務省が旅費やら滞在費を負担し、しかも、経済協力関係などで民間に長期的な委嘱を行なう、こういう形のことが明らかになったのですが、企業の職員が官庁に入ってきていて、仕事をしながら情報をとっているという例は、まあ国会でも以前に問題にされたことがありますが...全文を見る
○和田静夫君 一月二十五日の参議院の本会議でも、石油問題については昨年四月十八日のニクソン・エネルギー教書を中心にしながら、若干の私の見解は述べたところでありますが、いまの大臣のことばではありますが、どうも企業利益を代表する諸君が、中心的に外交全体というものの展望の上に立たずに、...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣にひとつまずお聞きをしますが、昨日報道されたところによりますと、建設大臣は家賃が適正な額を上回る場合、その差額を国が補助する家賃補助制度を、四十九年度以降に実施する方針をきめ、建設省事務当局にその制度を実施するための要綱づくりを指示した、こういうふうに報道さ...全文を見る
○和田静夫君 厚生大臣に尋ねますが、昨年の十二月の二十六日付で児童福祉法の施行令の改正が行なわれました。その内容と、改正の趣旨をお示しください。
○和田静夫君 そこで、この児童福祉法第三十五条第三項というのは、「市町村その他の者は、政令の定めるところにより、都道府県知事の認可を得て、児童福祉施設を設置することができる。」となっているわけです。そうすると、今度の政令改正で厚生大臣の承認を受けたもののみを補助するような書き方に...全文を見る
○和田静夫君 摂津市が、御存じのとおり、保育所の超過負担問題で訴訟を起こしていますよね。この政令改正というのは、どうもそことの関連が一体あるのかないのか。まさか補助対象の保育所を狭めようという意図で出されたものじゃないと思いますけれども、それはいかがでございますか。
○和田静夫君 そうしますと、この引き続く物価上昇の中で、四十八年度、厚生省は二度ほどこの保育所の建設の実施単価を引き上げたんですよ。これは四十九年度も期待できるんですか。
○和田静夫君 期待をしていいということですね。
○和田静夫君 ちょっと通産大臣が二時まで見えないようなので前提の問題が少しあれなんですが、ゴルフ場の問題との関係で財政問題を若干尋ねてみたいんですが、——厚生大臣もうけっこうです。  金融機関と人的、資金的に密着したゴルフクラブというのは非常に多いわけですね。大蔵省は金融機関が...全文を見る
○和田静夫君 三月二十日の報道によりますと、たとえば永代信用組合というのが債権回収のためにゴルフ会員権の募集をみずから行なった、こういう大きな報道があるんですが、これに対して大蔵大臣はどういう見解をお持ちですか。
○和田静夫君 そこで大臣、私この協定書を実は持っているのだけれども、ちょっと……。(資料を示す)これは他の金融機関との関係でやはりはっきりさせておかなきゃいかぬと思うのですがね。いま渡した協定書と同じようなやり方で債権の回収を他の金融機関がはかるとしたら、一体どういうことになるの...全文を見る
○和田静夫君 昨年十二月二十五日付の「当面の経済情勢に対処するための金融機関の融資のあり方について」、銀行局長の通達ですね、これはどういう趣旨で出されたものですか。
○和田静夫君 その中では当然このゴルフの会員権に対するローンも規制されていると考えられますけれども、それはそれでよろしゅうございますか。
○和田静夫君 そうすると、大臣、この通達はまだ生きていますか。
○和田静夫君 出したばかりでぴんぴんしているわけですが、そうすると、日本不動産銀行会長湯藤実則氏が会長をやって、日本不動産銀行頭取の勝田龍夫氏が理事長をやって、住友銀行の副頭取の安藤太郎氏らが理事をやるこの都留カントリー倶楽部が、つい最近、縁故者に限って会員募集をしているのを御存...全文を見る
○和田静夫君 ここにありますが、縁故者に限って会員募集をやっている。しかも個人の正会員に限ってはローンの相談にも応ずる。「ローンの取扱」「個人正会員に限りローンのご相談に応じます。」、こういうふうに明記されているのです。大蔵省はこれは黙認をされるおつもりですか。
○和田静夫君 先ほど外務大臣と石油問題の関係で若干やりとりがあったんですが、通産大臣、あなたはさきの石油の危機にあたって、外務省からどのような情報を得られましたか。あなたはむしろ外務省筋の情報よりも企業の情報にたよって、それに影響をされて、原油の輸入量が減ってもいないのに減ってい...全文を見る
○和田静夫君 先ほど石油関係の業界から、外務省が委嘱をして、そして在外大使館に置いておいて、いわゆるその委嘱をしたところの人間の判断によって外務省が採用されたという問題について、通産大臣お見えにならなかったから、この辺ちょっと飛び飛びでたいへんつまらぬ論議になってしまいましたが、...全文を見る
○和田静夫君 それでは、あなたが、石油原価を凍結すれば輸入量を二五%削減するという通告をメジャーから受けたと、あるとき新聞発表されましたが、そんな通告がメジャーからほんとうにあったんですか。
○和田静夫君 そのメジャーから、たとえばシェルで二八%削減と、それは結局文書であったわけですか。
○和田静夫君 ないかと思われるということは、通産省のうちのだれかがそういうふうに判断をして大臣に報告をし、大臣はそれを了とした、こういうことですか。
○和田静夫君 そうすると、大臣が二五%削減という数字を、いわゆる出されたということは、全体としてそういうふうに判断をされたと、こういうことですか。
○和田静夫君 通産大臣にお尋ねしますが、このゴルフクラブの倒産が続発をしていますが、どの程度把握をされていますか。
○和田静夫君 倒産がある。大臣、それに伴って会員権を買った人々の中に犠牲者が多発をしているわけですね、こういう現状というものは放置をしておいてよいというふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 このゴルフクラブには、かなり問題のあるものが実は多いように思うのです。その代表的なものの一つとして太平洋クラブがありますね。その太平洋クラブについては各所で問題点が指摘をされていますから、いま詳しく触れようとは思いませんが、二、三の点について政府の見解をただしておき...全文を見る
○和田静夫君 このゴルフの会員権の法的性格なんですがね。株式会社太平洋クラブが会員募集をして、そして入会金を取って資金調達をする点に着目をして考えてみますと、それは株券あるいは社債的な性格を持っています。しかるに、太平洋クラブの場合私は問題になると思うのは、株式会社太平洋クラブの...全文を見る
○和田静夫君 この太平洋クラブが予定しているゴルフ場の建設計画に融資をしている銀行というのはどこになりますか。
○和田静夫君 銀行からの融資には、過剰融資の疑いが濃厚だという感じがするんですが、そういうことはありませんか。
○和田静夫君 固有名詞ですから、それでは私は、ここのところを大蔵省に調査を求めておきますが、読み違いがあるかもしれませんが、益子コース、この場合、株式会社富士工が所有する栃木県芳賀郡益子町大字七井田子谷台の原野千六百三十九平方メートル、それから同じく大字小宅字勝見沢の山林一万四十...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣に最後に伺いますが、最近、たとえば県政総合センターだとかいうような形で、あちこち県の庁舎の分室的なものが建って、たとえば一例をあげれば神奈川県で県政総合センターというのがありますね。そうすると、これらの庁舎の管理一切を下請に出す、そういう傾向が非常に強まって...全文を見る
○和田静夫君 そこで、たとえば神奈川県の県政総合センターのことを考えてみましても、受付、エレベーター、機械設備、電話交換、警備、清掃、これは一切が下請です。そして年度契約をする。そこには当然従業員が働く。その従業員に対して、これは適性を持っていないからこちらに配置がえをしたらどう...全文を見る
○和田静夫君 最後にしますが、いまのような事例というのは一例ではなくて、非常に下請が進んでおる過程においてはあり得ることなんですよ。それに伴って起きるところの行政上の混乱というものを避けるためには下請問題、その問題については、もっとやっぱり慎重な行政の指導というものが必要だと思い...全文を見る
08月20日第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、町村自治大臣にお尋ねをいたしますが、さきの参議院選挙の最中に堀米中央選管委員長が、企業ぐるみ選挙は投票の自由を阻害するという見解を発表されました。この企業ぐるみ選挙について、自治大臣はまずどういう見解をお持ちですか。
○和田静夫君 金権選挙と言われたんですね、今度の参議院選挙は非常に残念なことですが。しかしこれを契機としまして、自民党の一部にも現在の政治資金のあり方について批判の声があがっております。で、業界筋からは政治献金の自粛の動きというものが電力やガスなどという形で続々出ています。そうい...全文を見る
○和田静夫君 大体あなたのお考え方というのは、それぞれ読んでそういう答弁だろうと思うのですが、この際、やはり自治大臣として政治資金規正法の改正を、いまのような考え方じゃなくて、選挙制度の改革と切り離してやる、そういうことを断行しなければならないと思うんですが、そういう意思はありま...全文を見る
○和田静夫君 第八次の選挙制度審議会を開く意思をお持ちですか。あるとすれば、それはいつごろになるわけですか。
○和田静夫君 次に国家公安委員長に尋ねますが、さきの参議院の全国区で糸山英太郎氏の選挙違反が新聞紙上をにぎわしています。そして、警察はこの違反事件については再三記者会見などをされている。報道にたいへん協力をしている。その陰に徳島地方区における後藤田派の選挙違反が何か隠れてしまって...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この買収に使われた金額というのは大体幾らと踏まれたのですか。
○和田静夫君 糸山派の場合には実際に警察がつかんだ買収の金額と、それに基づいて警察が全体として幾らと踏んでいるかという金額と、両方が新聞に発表されてますが、この後藤田派についてはそういう形でちょっと示していただけませんか。
○和田静夫君 国家公安委員長は前警察庁長官が選挙に出られて、こうして大きな選挙違反を起こした、これについてはどういう感想をお持ちですか。
○和田静夫君 かつて柏村警察庁長官が、警察という取り締まりの任にあった者は選挙などというはでなことはやるべきではないという、そういう意思を披瀝されたことがありますが、今日の状況における選挙というものの実態、それは先ほど大臣のほうが答弁をされたような実態ですね。それを考えながら、こ...全文を見る
○和田静夫君 六月二十七日の徳島の県議会総務委員会で、選挙にからんで最近有力な暴力団の幹部が徳島市内に続々と集結しているとのうわさが聞かれるが、その目的や人数をつかんでいるのかという質問に対して、徳島県警の田中刑事部長は、暴力団の出入りが激しくなっているとの情報はすでにキャッチを...全文を見る
○和田静夫君 自治省の官房長にちょっと聞きますがね、この徳島で久次米健太郎激励の夕べというのが五月の二十二日にあった。で、その五月二十二日という日を選んで、あなたが徳島市長を自治省に呼んだいきさつ、これを聞かせてください。
○和田静夫君 かなり時間がたっているから、私も選挙中だったからそのときにいろいろ聞くわけにはいきませんから、だんだんだんだん話が変わってきているんですが、私の調査に基づけば、あなたの電話は、東北出張の帰りにという言い方が明確に入っていた、結果として五月二十二日に日時を指定するとい...全文を見る
○和田静夫君 総理、そしてどこどこ省の次官、そして官房長、こういうルートで指示が出て、自治体の長に連絡をするということ、呼び出すということ、これはよくあることですか。
○和田静夫君 おかしいことだと思っていないと言っても、あなたはある週刊誌に、たいへん異常なことだと発言されていますよね。
○和田静夫君 建設省事務次官来ていますか。——建設省の事務次官にお聞きをしますが、自治省の場合はいま言ったように、官邸から次官で連絡があって、こういう形でもって官房長と、こうなっていますね。いまあなたは事務次官ですけれども、当時は建設省の技監であられたわけですね。そこで、あなたの...全文を見る
○和田静夫君 そのときに徳島市長あてに打たれた電文を読むだけ読んでください。
○和田静夫君 で、日時はどういうふうに指定になったのですか。
○和田静夫君 そこで一あなたはある雑誌で、この電報は二十一日の朝に徳島へ届いたと思うのですが、そのとき、日も時間も指定しなかったのです。そうすると先方の秘書課長から電話があり、いつ出頭したらいいかと言ってきたので、二十三日と二十四日は出張でいないので、二十二日か二十五日ではどうか...全文を見る
○和田静夫君 私が徳島市役所の秘書課長に問い合わせた際の回答と若干これは異なるのですね。あなたは徳島市長が東北出張の途中、二十一日に上野に着くということを知った上で、二十二日には在京するということを知った上でああいう電文を打ち、電話でも話したのではないですか。
○和田静夫君 これ、自治大臣というか、選挙を担当する大臣として、いま一連のこのやりとりの中でおわかりのとおり、五月二十二日というのは、まあ私は地方行政委員会の委員長もつとめられたし、なじみも深いわけですが、決算委員会にも同席を長くしました久次米健太郎さんという一人の政治家、この一...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣は、時間ですからあと三問くらいでやめますが、自治体のいわゆる超過負担の解消についてですがね、これは自治大臣と大蔵大臣と両方から聞きたいのですが、今次予算編成でどういう態度をおとりになりますか。
○和田静夫君 全国革新市長会の代表が、去る十日に自治大臣に会った際に、この超過負担解消について国と地方自治体との間で協議委員会を設ける。そういうことについて検討を約束されました。この点について自治大臣並びに大蔵大臣の見解を承ります。
○和田静夫君 これは来月の五日に地方行政委員会でもう一ぺんゆっくり超過負担問題、あなたはきょう時間がないようですから、見解だけ承っておきます。  最後にあれですが、けさ報道によりますと、山中防衛庁長官も田中内閣にたいへんな不満を持ってやめるという発言をされていますが、自治大臣と...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと自治大臣、一問。いま官房長官からお聞きをしますが、その前に自治大臣、人事院勧告に伴う地方公務員の給与改定に際してその完全実施については当然責任を負うべきだと思うのですが、それはよろしいですね。
○和田静夫君 そこで官房長官、人事院勧告についての閣議決定がおくれていますがね、完全実施をする御意思ですか。
○和田静夫君 そこで給与担当の総務長官が公務員共闘会議の代表と会った際の約束として、十六日ごろに総務長官が給与関係閣僚会議の招集、これを早急にやるべきであると思うのでということで責任者としての官房長官に申し入れを行なったと、これはいつ開かれますか。
○和田静夫君 外務大臣にお尋ねをしますが、政府は、朴大統領に反対をしてアメリカに亡命をしている林昌栄あるいは金元韓国国連大使、元ソウル市長夫妻の入国査証、この発給をおくらせているそうでありますが、どういう理由によってですか。
○和田静夫君 政府は同じくアメリカへ亡命中のジャーナリスト文女史が金大中事件一周年記念に東京で講演をしようとしたのを入国目的違反だとして中止させたそうですが、これについて韓国の筋から何かの圧力が加えられたんではないですか。
○和田静夫君 この文女史が二、三日前に出された雑誌で金大中氏の事件に触れて、「「金氏を殺してはならない」これはたしかにアメリカ政府の意向であった。だが、これを単に無電だけでなく、快速艇船上にヘリコプターを送って強力に説得した役目を引き受けたのは誰か」ということに触れてですね、「ア...全文を見る
○和田静夫君 金大中の問題に入るんですが、金大中氏事件で昨日いろいろ論議がありましたが、一つ確かめたいのは、警察としてはどんな調査をやっているんですか、国内的な問題としては。どういうことになっているんですか、そのほうは。
○和田静夫君 非常に優秀だと言われる日本の警察が、脱走経路も今日まで約一年たってわからぬというところですね。さっき私が言ったように、文女史が、ヘリコプターはアメリカ筋の発表によれば自衛隊機だった、こう言っているんですね。このことについてお調べになりますか。時間がありませんから端的...全文を見る
○和田静夫君 そこで、金大中氏事件の捜査を韓国側が一方的に打ち切ってきたということで、木村外務大臣は一応不満と遺憾の意を昨日も表されまして、同時に、今度の措置によって金大中事件に関する外交交渉が打ち切られるとは考えていない、あくまでも捜査の中断であって、今後も新しい事実が出れば追...全文を見る
○和田静夫君 あなたは、日本政府の再捜査要求に韓国側がまじめにこたえてくるとまじめにお考えになっておりますか。
○和田静夫君 とにかく金東雲は白だという言い方の中に、すでに韓国政府が常識的な外交交渉の相手ではない、みずからその態度を示したことだとわれわれアマチュア、一般国民はみんなそう思っているでしょう。日本の政府の、しかもたいへん有能な新外務大臣がいまのような態度を心底からお持ちになって...全文を見る
○和田静夫君 ここで日本は、私は、韓国に対する外交姿勢を変えなければならぬ。外務大臣も、日本の外交措置がこれまでと変わることは十分あり得る、考えられるですか——そう述べられました。これは、変わることが考えられるという、外務大臣、あなたの述べ方で想定されるものはどういうことですか。
○和田静夫君 あなたが対韓外交措置の変更をとにかく将来にわたって構想をされるという場合に、そこでまず対韓経済援助を取りやめることを含めて考えられていますか。
○和田静夫君 たとえば、後ほども触れますが、日本の二人の青年なら二人の青年を、ああいう状態にするために結局韓国に私たち国民が税金を納めたものを援助するなどというような形のことを日本の国民というのはだれも考えてはいませんよ。どう言われたところで、結果的にはそうなっているわけですね。...全文を見る
○和田静夫君 ことしの日韓閣僚会議はどうするおつもりですか。
○和田静夫君 時期は検討していないが、基本的にはやるというかまえですか。
○和田静夫君 いまの朴政権を相手にする限り、日本政府は、対韓経済援助の中止といった強い態度を打ち出さないならば、この事件の公正な解決といいますか、金大中氏の救出はあり得ないと実は考えるのです。これは私は常識だと思う。アメリカはフォード政権になってますます強硬に朴独裁政権による人権...全文を見る
○和田静夫君 私、きのうの論議をちょっと聞いておってあれなんですがね、たとえば北朝鮮を承認することをしないのは、いわゆるすることによって自主的平和的統一の促進を阻害するからというふうな答弁でした、きのうは。あるいは国連全体がまだその方向に向かっていないから、現時点で——現時点と言...全文を見る
○和田静夫君 いやいまの私の見解についてはどうですか。
○和田静夫君 まあ、いまあれがありましたがね、ほんとうになぜ益しないんですか。
○和田静夫君 今回のいわゆる大統領狙撃事件ですがね、あらゆる反政府的な言動が封殺されている、そういう体制下でテロは容易に起こり得るということですね。昨年二月に出されたあのフルブライト報告書をにわかにもう一ぺん読み返してみたんですよ。そうすると、いわゆる朴大統領はみずからの手で破壊...全文を見る
○和田静夫君 韓国の政府部内にあるいはその周辺というのが正確か知りませんが、太刀川・早川両君の事件を岡本公三君のテルアビブ空港におけるライフル乱射事件になぞらえようとしている、そういう傾向があると聞きます。岡本公三のテルアビブ事件について日本政府は陳謝をし、賠償金まで支払った。こ...全文を見る
○和田静夫君 これは少し時間をかけて、おいおいわがほうも調査する以外にないでしょう。こういう発言をしたということさえ記憶をしておいていただければ、おいおいそうしたことは事実となって私はあらわれてくるとみますが、私は田中総理がそうした約束をしてきたような気がして実はならないんだけれ...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ警察から……。
○和田静夫君 時間がないんであれですが、たとえば文世光はピルトルを四発打ったとあるんですね。一発は不発だった、一発は大統領夫人に当たった、一発は演説中の大統領を狙撃した、一発は自分の大腿部を撃った、そうして少女もたまに当たって死んでいる。どうみてもこれは一発多いわけですね。そうな...全文を見る
○和田静夫君 韓国側は文世光が元在日韓国青年同盟員であることを問題にしているようです。文は在日韓国青年同盟の、テロなどは絶対にやらない、大衆の民主的な力で韓国を改革しようという、そういうやり方にもの足りなくて脱退をしたわけですね、青年同盟を。警察当局はこのことを確認して、韓国が何...全文を見る
○和田静夫君 七月八日から外務省で行なわれていた日中海運交渉が八月一日をもって中断をされましたが、この間の経緯といいますか、今後の見通しといいますか、簡単にちょっと述べてくれませんか。
○和田静夫君 航空協定の際に最大の問題であったいわゆる旗の問題をどう処理されますか。
○和田静夫君 中国の外務大臣の年内訪日が伝えられていますが、日中平和条約の締結はスムーズにいきますか。
○和田静夫君 フォード新米国大統領が日本にやってくるということですね。これはもう確定をしたことですか。そして外務省の見解としては、これと天皇訪米問題というのは別の問題だということになっているんですが、天皇の訪米というのは計画どおり進められているわけですか。
○和田静夫君 訪米をするということで考えるということですか。
○和田静夫君 外務大臣は、アメリカの水兵によるミッドウェーの核兵器持ち込み証言のあった八月十三日のアメリカ海軍の横須賀基地の特別軍法会議を確認されましたか。
○和田静夫君 翌日の読売新聞にはこうあったのですがね。「「ミッドウェーは核兵器を日本に持ち込んだ」と断言したハモンド一等水兵は、このあと続けて「ゼネラル・クォーターズ・ステーションのとき、私の部署はナンバー1・フォックストロットと呼ばれるところだった。それは後ろ甲板の近く……」と...全文を見る
○和田静夫君 事態がこの描写どおりで違いがないわけですから、やはりミッドウェーが日本に核兵器を持ち込んでいたと考えるのが自然です。事前協議がなかったということだけをもってアメリカが核を持ち込んではいないと主張する外務省の態度というのはそろそろ改める時期に私は来ているのではないかと...全文を見る
○和田静夫君 私はもうやはりここまで来ていて態度を変えられないというのはおかしい。あり得ないと考えていますと言う。しかしながら事前協議なしにやっているという具体的な裏づけがそろそろ出だす、こういう状態になってきているわけでしょう。私は直ちに米軍施設区域に対する査察権を主張する交渉...全文を見る
○和田静夫君 それでは時間がないから文部省に移ります。  まず、会計検査院に尋ねますが、国または国が出資をする公的機関が発注する工事で業者が何らかの手続を経ることなく契約書類としての仕様書あるいは設計図どおりでない工事をやることは許されますか。
○和田静夫君 言うまでもなくこうした工事発注の基本にかかる問題で、昭和四十六年四月から四十七年六月にかけてなされた国立北競技場の新築工事においてこの基本が破られているのですね。そこで文部省、事実を確認をされますね、もう時間がないものだから簡単に聞きますが。
○和田静夫君 文部大臣、とにかくいまいろいろ言われましたが、ともあれ文部省が所管する特殊法人国立競技場の工事発注において工事発注の基本が破られた。これはもう間違いないんですが、このことを大臣どうお考えになりますか。
○和田静夫君 時間がないですから速口でやりますが、非常にけしからぬのはこのサッカー場のスタンドの土どめ工事の蓄積で仕様書あるいは設計書では安山岩を使用すべきことになっているのに花こう岩を使った。そのことを会計検査院から指摘されたのは昨年の十月。これに対してこの工事の設計、施工管理...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと疑問に思うのは、たとえば実際に工事をやったのはフジタ工業、したがってフジタ工業の関係があるから甘やかしたということはありませんか。
○和田静夫君 フジタ工業自身には問題ありませんでしたか。
○和田静夫君 これ、あなた方からいただいた資料なんですが、昭和四十八年十月十二日に会計検査院から国立競技場側に指摘があった。これを受けた国立競技場は中山設計事務所に問い合わせた。これに対して設計事務所のほうから回答があった、まあそういう形なんですね。それで、もう時間がないと責めら...全文を見る
○和田静夫君 質問だけ。  会計検査院に指摘をされて「責任を感じております。」というだけで済むなら、会計検査院の指摘の意味にどれだけのものがあるかと言いたくなるのですが、これは検査院どうですか。  それから文部省ですが、問題のサッカー場の隣に八面のテニスコートがある。これが排...全文を見る
○和田静夫君 はい。  最近、指摘事項でも、国会に報告をしないものが非常にふえている、年々、ふえている。これは決算委員会として私は決算委員の皆さんに呼びかけたいんですが——許すことができない。検査院は、公式文書をもってした事項は、今後は法律どおりすべて検査報告書に載せるべきだと...全文を見る
○和田静夫君 検査院長、答弁が抜けている。今後のすべての取り扱い、検査報告書に載せますか、法律どおり。
○和田静夫君 ちょっと済みません、一つだけ。  どうしてこれ、法律どおりに検査報告書に載せないんですか。あなた方言ったように理屈言っていたって、そんなもの通用しませんよ。ちゃんと明記されているんだから、すべてそのままやってもらったらいいじゃないですか。何で隠さなきゃならないんで...全文を見る
○和田静夫君 管理・監督の能力がなかったんだといっているんでしょう、あなたのほうは。
○和田静夫君 ちょっと関連。  一言だけ聞きますがね、大蔵省からいわゆる第三分類、第四分類という分類された融資の中にも政治献金的性格のものがある、これはどうですか。
○和田静夫君 これは大蔵省のほうが私は一番よく御存じだと思うんですが、銀行局長どうですか。この辺で蛮勇をふるって、いわゆる大蔵省から第三分類、第四分類に分類された融資の中に政治献金部分的性格のものがあると公表される、そういうおつもりはございませんか。私は強く公表を求めます。
09月05日第73回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、いま関係当局から、三菱重工ビル内爆発の事件の概要についての報告がなされましたが、この事件については、爆薬をしかけたのはだれかという犯罪の追及の面と、火薬類の管理取り締まりの全体の問題と、さらに救急活動と消防活動の問題というのが検討されなければなりません。  ...全文を見る
○和田静夫君 そういう関連性から推察をして、一つだけ聞いておくのですが、これは組織的なものの犯罪と考えているのであるか、非組織的なものとお考えになっておりますか。
○和田静夫君 第二の問題ですが、火薬類について、火薬類取締法によって、生産、販売、保管、消費あるいは残留火薬の措置等、あらゆる面で立法上は相当強力に規制されているはずですね。で、なお今回のように強力な爆発力を持った爆弾を使用した事件がそれでも惹起されている。これは火薬類の取り締ま...全文を見る
○和田静夫君 私は、一体、法的に不備があるとお考えになっているのかというような形での質問を申し上げたのです、一つは。そういう点はどう考えていらっしゃるんですか。
○和田静夫君 警察庁は、たしか、沖繩におけるところのダイナマイト五百本のいわゆる盗難事件について、沖繩県警に対して報告を求める、こういう態度をとられましたね。そうすると、この沖繩における盗難をされたダイナマイトがこの事件に使用をされた、そういう可能性というものを十分に含んでいると...全文を見る
○和田静夫君 沖繩でダイナマイトが紛失をした、それが、たとえばいま想定をされるように丸の内にあらわれた。そうすると、そういう形の運搬なりというものが、どういう状態で行なわれたと判断をされるわけですか。それから、盗難事件そのものについて、非常に時日を経過をしながらも、警察当局がまあ...全文を見る
○和田静夫君 今回の事件に関して、一つですね、当初の報道といいますか、当初の急報が、プロパンガスの爆発であったというような形のものが一斉に流れました。私は、まあ現実それをキャッチしたタクシーに乗っていました。これは一体どういうところから起こる誤報ですか。どこの責任ですか。
○和田静夫君 救急業務は大体おおむね順調に進んだようなんですがね。一部では重傷者の救護があと回しになるなど、いわゆる多数負傷者が出た場合の体制の不備を今度の場合もやっぱり指摘をせざるを得ない。消防庁としては、この点を一体どういうふうに考えていらっしゃいますか。
○和田静夫君 今度の事件でもう一つ教えられたのは、近代ビルというのは、外観的には非常に美しい、そして外から見れば堅固にも見える、しかしながら、ガラスは散乱をする、そのことによるところの人的被害か非常に大きい、こういう状態というものを、予想外のものとして非常によく教えられたと思うの...全文を見る
○和田静夫君 八月二十八日付の自治省行政局長通達、これに、「給与改定の実施に必要な諸措置については、国、地方公共団体間の均衡を考慮して行われるべきものであり」云々とありますが、いかなる根拠によってこう述べられているわけですか。
○和田静夫君 きょうは多摩川の決壊問題などたくさんありますので、簡単に答弁してもらえばいいのですがね。私が言っている質問の趣旨というのは、いまの答弁ではなくて、私の聞いているのは、いわゆる行政局長通達なりあるいは指導の法的根拠、いま局長が言われたその部分ではなくて、前者の部分です...全文を見る
○和田静夫君 そこで、その二十四条の三項なんですかね、これは明確に職員の給与——「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない」、これは職員の給与そのものなんですよ。そのものであって、「給与改定の...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、私が述べたとおりですね。
○和田静夫君 そうですね。職員の給与そのものであって、給与改定に伴うところの措置といった手続ではない、明確でしょう。
○和田静夫君 いやいや、これだけのことを答えてください。二十四条の三項。
○和田静夫君 いやいや、これは委員長法制局長官を呼んでください、長官。あなたじゃだめだ。長官呼んできてください。そんなことになっていないですよ。ここで答弁することが、答えることと前に聞いたことと違うんじゃ困る。職員の給与は……。
○和田静夫君 長官呼んできてください。政府委員、だれかいるでしょう、法制局。あなた、そう言われるのなら、そう言われるのならば、この二十四条五項「職員の給与以外の勤務条件を定めるに当っては、国及び他の地方公共団体の職員との間に権衡を失しないように」、こう言っていますね。同条三項では...全文を見る
○和田静夫君 私はこう思うのですよ。これは違っているのなら違っていると言ってくれればいいのです。地方公務員の給与というのは、地公法の二十四条三項に規定された基準に従って、地方公共団体ごとの置かれた条件やあるいは事情を考慮して、条例によって独自に決定できるというのがこれは同法の趣旨...全文を見る
○和田静夫君 私の聞いていること、私の述べたことは間違いですか。私がこういう趣旨ですねと言ったことは間違いですか。
○和田静夫君 そこで人事委員会の設置を規定したほかの規定がありますね。このことはいまのことを裏から立証している、私が言ったことを。  地方公共団体のうち都道府県と政令都市には、公務員から労働基本権を剥奪した代償の措置として、国の人事院に準ずる機能を持つ人事委員会を義務づけている...全文を見る
○和田静夫君 ここも私が言ったことに間違いがない。  そこで、もう一つだけあなたにお尋ねをしておきますが、自治省が地公法の二十四条三項を地方公務員の給与は国家公務員に準ずるべきであるということの根拠法令とする唯一の論拠というものは、先ほども話があったように、国家公務員の給与は、...全文を見る
○和田静夫君 給与の中身のことであるということですね。そこで、いまいろいろ議論をしました。この自治省の行政局長通達というのは、「給与改定の実施に必要な諸措置については、国、地方公共団体間の均衡を考慮して行なわれるべきもので」あるという独断の上に立って、議案の提出等の措置も国に準じ...全文を見る
○和田静夫君 それじゃもうしょうがない、法制局長官に来てもらわなければ。高辻法制局長官時代は、何べんも、定年制法案やら、市町村連合法案やら、自治法、公務員法の解釈をめぐって、自治省の見解と法制局の見解がまっ二つに割れるというようなことが何べんもあったんですよ。そうして委員会はその...全文を見る
○和田静夫君 そこでいいよ、それでわかった。明確になりました。そこで大臣、こういう状態なんですよ。私はまじめに法解釈をしてみて、そうしていままで自治省の官僚の皆さんが私に教えてきた、そういう解釈法的な論理に立って解釈をしてみて、いま法制局が述べたとおりです。そうしますと、この通達...全文を見る
○和田静夫君 それは町村自治大臣、だめなんですよ。内閣法制局は、いま論議をお聞きのとおり、明確に私の論理を認められたわけですよ。そうして、地方公務員法の二十四条三項の解釈は、いわゆる和田解釈が正しいということになったわけです。そうして、林行政局長名の通達というものは地公法違反だと...全文を見る
○和田静夫君 行政局長が思っていなくたって、いま内閣法制局と私の論議を通じて、もう違反だということになったんだから、その立場に立ってちゃんとこれ解釈をした場合、この通達のいわゆる効力を求めて、そしていろいろの指導をするという立場はおやめになっていくということが、やっぱり法の趣旨に...全文を見る
○和田静夫君 指導された立場というのを強調されていますけれども、私のほうは前段、いま行政局長が答弁をされた、そこの部分をしっかり受けとめておきます。  それから、時間がだんだん経過して、なるべくあれしますが、次は、ちょっと消防庁長官、時間の関係もありますから一つだけ、多摩川のこ...全文を見る
○和田静夫君 消防庁長官、消防職員の交代制勤務者、週四十四時間以上の勤務を行なっている自治体、どのくらいありますか。
○和田静夫君 そこでどうですかね、私はもうすみやかに東京のたとえば二十三区並みの三交代制というものに切りかえるべきではないだろうかということを、私はかなりこまかく消防の出先まで、ここしばらく、約一年ぐらいかかっていろいろと懇談をして歩きました。賃金の問題やあるいは勤務条件の問題や...全文を見る
○和田静夫君 きょうは、いまからちょっと重要な超過負担問題の論議をやりますからね、この問題あまり時間をかけておれませんから、意見だけ承っておきますが、また別の機会に私の所見などを述べながら詰めていきたいと思うんです。  もう一つ、人事院勧告で週休二日制について、「本院としては、...全文を見る
○和田静夫君 自治省、たいへんプリミティブな質問で恐縮ですが、いわゆる超過負担とは何ですか。
○和田静夫君 「地方財政」の七四年の八月号、「昭和五十年度の地方財政措置」、おたくの緒方勇一郎さん、指導課の清野さん、公営企業課の菅川さん。この中にこうあるんですね。いま言われたことを前提にしながら、「その内容は(i)単価差 補助負担金の単価が実態より低いために生ずるもの (ii...全文を見る
○和田静夫君 このいわゆる超過負担問題を政府と議論をすると、きまって議論になるのが、いまもちょっと触れられたんですが、大蔵省にお聞きしますが、政府が考える事業の水準に対して、自治体が現実に行なうそれの水準が上回っておる場合がある、いわゆるぜいたく分があるという議論になってしまうん...全文を見る
○和田静夫君 私ここに昭和四十九年七月十八日付の全国知事会、それから八月九日付の全国市長会、九月四日付の全国革新市長会の超過負担解消についての要望というのを持っているんですが、これらは口をそろえて建築資材及び労務費の高騰によって実勢単価が補助基準単価を大幅に上回って云々ということ...全文を見る
○和田静夫君 文部省、それからこれは約束だから、義務教育施設等整備事業、小中学校幼稚園校舎、それから屋体、それぞれ地区別の単価と、それからその精算根拠を示してください。  それから厚生省、社会福祉施設整備事業について同様願いたい。  建設省、公営住宅について同様のことを求める...全文を見る
○和田静夫君 いや、あなた約束なんだから、ずうっと数字をあげてくださいよ。ぼくはきのう午後八時まで部屋で待っておったけれども、あなた方ひとつも——建設省だけ持ってきたが、あなた方のところはきょうここで数字答弁するということになってるんだから。一覧表渡してあるでしょう、補助単価の状...全文を見る
○和田静夫君 そんなことない、そんなことない。あなた方のほうからここで明確に答弁すると言うから……。
○和田静夫君 それじゃぼくがいま言うから。一つずつ言いますよ。義務教育施設等整備事業のうちの小学校校舎、鉄筋コンクリートづくり、これの五十年は。
○和田静夫君 屋体、鉄骨。
○和田静夫君 中学校校舎、鉄筋。
○和田静夫君 幼稚園。
○和田静夫君 木造。
○和田静夫君 厚生省。肢体不自由児施設。
○和田静夫君 これもおたくへね——肢体不自由児施設。
○和田静夫君 精神薄弱児。
○和田静夫君 保育所。
○和田静夫君 公営住宅、一種中耐。
○和田静夫君 二種中耐。
○和田静夫君 改良住宅の中耐。
○和田静夫君 二種同様。
○和田静夫君 そこでですね、私は建設省から昨日私のところへこういう回答があったんです。かなりまあばかにした回答だと思うんですが、一応読み上げてみますわ。「公営住宅、改良住宅の五〇年度予算概算要求における建築工事単価は、四八年度公営住宅建設工事の実績単価及び最近の工事費の上昇率をも...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、どうですか、説明はいいですから。
○和田静夫君 そこで建設省ね、「四八年度公営住宅建設工事の実績単価」とあるわけですが、この「実績単価」というのは、この場合は何なんですか。私の言いたいのは、この年度当初の予算単価がきまって、で、一次改定、二次改定、三次改定とあるわね——と続きますが、その「実績単価」のことですか。
○和田静夫君 そうすると、それはいつの時点のものですか。
○和田静夫君 四十九年一月……。
○和田静夫君 そうすると、ここで「及び最近の工事費の上昇率をもとに」と、こうありますね。この上昇率をとった「最近」とは、いつからいつまでですか。
○和田静夫君 それは何%ですか。
○和田静夫君 「工事費」という場合、労務費と資材費がありますね。その構成は。
○和田静夫君 「今後一年間の建築工事費の上昇見込率を考慮し」云々とまああるわけですね。この「上昇見込率」を、何を根拠にして何%見込むんですか。
○和田静夫君 これは厚生省、文部省、同じことでいいですか。
○和田静夫君 建設省、それじゃ昭和四十九年度の官庁営繕単価を出してください。
○和田静夫君 官庁営繕単価をそれじゃ資料として要求をします。いろいろのことを考えてつくり直してもらっちゃ困りますからね。  大蔵省、毎年この予算単価が対前年アップ率を中心に決定されているとしますと、この根っこの単価はどのようにして定めましたか。
○和田静夫君 実績に相応したものというのはどういうことですかね。
○和田静夫君 非常に抽象的なものですね、それで根っこの単価が出るんですか。
○和田静夫君 いや、わかっております。私も、さっきからずっとこまかいことを聞いてきたのは、実はここを聞きたかったから聞いてきたので、だてに聞いてきたのじゃないんですよ。前年から、前年に、前年にということが対象になってきておるんでしょう。そうすると、その根っこの単価というのはどうな...全文を見る
○和田静夫君 これは実際困ったな。一番次長が知っていると思ってきょう次長に来てもらったわけですよ。主計局長あるいは大平大臣と、こう言ってたんですがね。しかし、きょうはもうみんな実務家の皆さんとひとつじっくり煮詰めてみようと思ってやったあなたがその答弁ですからね。とてもじゃないが、...全文を見る
○和田静夫君 ちょっともう時間がなくなってきましたから、まとめて質問しますから答えてください。  まず厚生省ですが、昭和四十八年度の認可保育所数は幾らで、そのうち国庫補助の対象となった保育所数は新築分で幾らか。それから四十九年度はまだ数値が出ていないというのがおたくの言い方です...全文を見る
○和田静夫君 保育所数は出ませんか。
○和田静夫君 保育行政についての現時点でのあるべき水準、配置基準、持っていますか。
○和田静夫君 まだ答弁抜けているでしょう。知事が認可をした保育所ぐらいは私はすべて補助金出すべきだと思っているが、同意見ですか。
○和田静夫君 もう一つ。児童福祉法の施行令の改正が、いわゆる保育所の地方単独措置を認知するものであってはいかぬと私は思っているのです。あなた方がめんどう見ないから、やむなく実態は存在をしていますけれども、だからといってあなた方は腕をこまねいておっちゃいけませんよ。
○和田静夫君 そこで、いま大蔵省に聞くのですが、私の調査によりますと、ごみ処理施設について、たとえば横浜市ではトン当たり六百万円から一千万円かかっているのですよ。ところが、いまもあれがあったようにたいへんみみっちい状態なんですわ、予算の措置というものは。大蔵省、この超過負担を今度...全文を見る
○和田静夫君 いまの補助率ですが、厚生省。少なくとも公共下水道、四十九年度から十分の六か、引き上げましたね。それぐらいのことに引き上げるのが環境改善という時代の趨勢に沿うと私は思うのですが、そんなつもりないですか。
○和田静夫君 いまの質問、大蔵省どうですか。
○和田静夫君 これでこの部分の最後ですが、行政管理庁の統計調査事務地方公共団体委託費の人件費の範囲、それから本俸単価。それで、人件費から時間外手当、退職手当、児童手当、公務災害補償費、共済負担金等が対象外になっておりますね。その分地方団体の負担となっているわけですよ。そもそも委託...全文を見る
○和田静夫君 全然答弁になっていないけれども、大蔵省どうですか、もう時間がないもんだから。ちょっといまの答弁検討してください。あとで来てもらう。
○和田静夫君 最後に、実は大蔵省ももっと実務者の段階で答弁をしたいという話だったんです。しかし、きょうどうしてもあなたに無理しても出て来てもらったのは、この質問をしたかったからなんです。  それは、さっきからずっと言われているように、実態調査をまって、そして前年度の事業の実態調...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省けっこうですから、  もうあと七分しかなくなったので、簡単に大臣に質問しますが、一つは「むつ」の帰港問題です。これは市長もあそこから出ていくことを反対をしていました。そして私たちが心配したとおりの状態に「むつ」がなりました。いま、これは県知事を含んで漁協の皆...全文を見る
○和田静夫君 韓国の状態ですが、この朴大統領の意見の表示をはじめとして、外交ルートを通じていろいろの接触があるようですね。で、日本政府としては近く何らかの回答を出す、こういうような状態が考えられます。そのために政府は、関係省庁間で問題点の検討をさせているというようなことが伝えられ...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、政府は韓国側の要請に対して、捜査協力は国内法の範囲内で行なうという方針をとってきました。この回答の内容はいつごろ政府としては出されるつもりなんだろうか。そして、従来の方針に沿うもので変更はないと了解をしておいてよいですか。
09月10日第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○和田静夫君 IPUへの韓国の出席問題というのはどうなりましたか。
○和田静夫君 アジア局長、韓国の動きはどうなんですか、この問題についての。
○和田静夫君 北朝鮮の代表団の入国が許可になりましたですね。これは何らの条件が付されていないと理解をしていますが、それはそれでよろしいですか。
○和田静夫君 じゃ、入国の許可をされたのはどこですか。
○和田静夫君 けさ新聞に一斉に報道されています韓国側の強硬な態度に、政府はどうおこたえになりますか。きょうの閣議あるいは閣議後、田中総理との間で何か外務大臣、おきめになりましたか。
○和田静夫君 田中総理からは、外遊を前にして、この問題について何か一定の見解が外務大臣に述べられましたか。
○和田静夫君 その「何とか」というのは、具体的にはどういうことですか。
○和田静夫君 何かこの特使を派遣をするというような形のことはおきめになったわけですか。
○和田静夫君 政府は、この日韓関係打開に金浩竜朝鮮総連大阪府本部生野西支部政治部長の逮捕を準備していると聞き及びますが、これは事実ですか。
○和田静夫君 これは私の調査によれば、罪名は拳銃の窃盗教唆――警察庁はそういうことが絶対にないと断言できますか。
○和田静夫君 警備局長、もし私が指摘をしたような形になった場合に、いまないとあなたが言われるとすれば、責任問題が起こる可能性もありますけれども、これはほんとうにありませんか。ほんとうにないと、私たちが確信をあなたの答弁によって持っておいてよいですか。
○和田静夫君 現在の段階、そういう形の結論をつけていないし、考えていない――そうすると、想定的な捜査というものとでもいいますか、調査とでもいいますか、そういうものは行なわれているわけですか。
○和田静夫君 現在までの捜査の段階ではそのような容疑は浮かんでいない、したがって、現在においてはそのような逮捕ということはあり得ない、こう理解をしておいてよろしいですか。
○和田静夫君 目下来日中の西ベルリン音楽大学教授の尹伊桑さんが、七年前に西ベルリンからKCIAの手でソウルに強制的に連行された際に、それが羽田経由で行なわれたということ、それが最近の記者会見などで御本人から述べられています。この件について、当時、日韓間で何かの外交折衝があったわけ...全文を見る
○和田静夫君 尹さんは、こう言っていますね。羽田でも出口に官吏はいましたが、パスポートは要求せず、ついている人がまとめて出し、自分が話す機会もありませんでした、これは、法的にはどういう措置がとられたということになりますか。
○和田静夫君 八月二十八日の午前七時のNHKのニュースは、尹さんが西ドイツ、ハンブルグから羽田、そして一泊、二、三人と一緒になって翌日羽田をパスポートもないのに自由に韓国へ拉致された、こういうふうに報じました。その後一連――いま言われるような新聞や週刊誌なとで、最近になってずっと...全文を見る
○和田静夫君 大臣、いまの私と法務省とのやりとりなどをお聞きになっていて、明確にわが国に対する主権侵害というものがこの場合もあったと、こう私たちは判断するんですが、いまのやりとりの中から大臣はどういうふうにお感じになりますか、どうお考えになりますか。
○和田静夫君 そうすると、いまの私のやりとりをしたことについて調査をされて、一定の見解を木村外務大臣、御発表になりましょうか。
○和田静夫君 時間がきょうは非常にないものですから急ぎますが、田中・フォード会談では当然、こうした日本のいわゆる防衛力の増強と極東米軍の縮小、あるいは削減問題というものがテーマになるというふうに実は考えるんですが、そういうことはございませんか。
○和田静夫君 アメリカはベトナム戦争後に兵器のマーケットが狭まって、そして、ドル防衛ともからんで各国に兵器の買い付けを強く求めていると言われます。最近では、よほどの機密がないかぎり最新鋭の兵器さえ売り込むほどだと伝えられていますが、日本が無理やり頼んで設定をしたふしがある今日の田...全文を見る
○和田静夫君 今回のこの田中・フォード会談で、天皇の訪米について話し合われることはありますか。
○和田静夫君 フォード大統領の訪日はいつですか。二階堂官房長官は、一昨日のテレビでは十一月ということをはっきり言ってましたが、これは十一月の上旬ですか、中旬ですか、下旬ですか。
○和田静夫君 そこで今度の一連の田中さんの外遊問題に戻って、時間の許す限り若干の質問をいたしますが、田中外遊の外遊目的というのは何ですか。
○和田静夫君 昨日の夕刊に田中総理の外遊日程の詳細が掲載をされていましたが、この二十一日の日程についてさらに詳細にお示しをいただきたいのです。それは、田中総理の乗った日航機は一体何時にどこに着いて、フォード大統領との会談は一体どのくらいの時間行なわれるのか。その辺のところを詳しく...全文を見る
○和田静夫君 そこなんですよね。私も新聞発表された日程では、二十一日の午後「ワシントン着。フォード米大統領と会談」とだけあるわけですね。アンドリュース空港とホワイトハウスを自動車で往復する時間を差し引きますと、田中・フォード会談なんというのは、首脳会談の価値を持たないような時間的...全文を見る
○和田静夫君 その一時間から一時間半になる時間的な日程を教えてください。そんなことになりますか、これ。
○和田静夫君 田中さんのときどきお乗りになる不時着するようなヘリコプターじゃないからだいじょうぶだろうということですね。  ある人がこう言っているのですね。いま日本でフォード新政権になってから、だれが言ったのか知りませんが、外務省が言ったのかジャーナリズムが言ったのか知りません...全文を見る
○和田静夫君 いまの発言は、これは御存じのとおり、元アメリカ大使朝海外務省顧問が日曜日の政治座談会で述べたのを私がテープにとったものです。これをよく聞きますと、せっかく事前にきまっていた日程を動かされて、いらいらしている外務省の官僚の皆さんの声が実は聞こえてくるのですよ。私は、外...全文を見る
○和田静夫君 先ほど私は、田中・フォード会談では当然日本の防衛力増強やあるいは極東米軍の縮少、削減問題がテーマになるんじゃないかというふうに、ずっと一連のものを読みながらそういう感じをとっているんですが、その実は根拠の一つに、去る七月二十九日に、アメリカの下院の歳出委員会が日本の...全文を見る
○和田静夫君 こういう決定に基づいてフォード政権が一定の影響を受けていて、そして田中さんが立ち寄られた機会に、二回目の会談といわれる表現をそのまま受けとめたとして、かなり来日をされて論議をされる機会があるわけですから、話し合われる機会があるわけですから、そこへの事前的なものの要素...全文を見る
○和田静夫君 最後に、一番最初の問題に戻りますが、日韓の問題とのかね合いにおいて私は、もっと強い外交姿勢というものが要求をされなければならない。金大中事件に伴って政府がおとりになった姿勢というものが韓国に非常な影響を与えながら、韓国の外交というものが日本に向かってある意味では理不...全文を見る
09月11日第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
議事録を見る
○和田静夫君 いま問題になっています独占禁止法改正問題、この問題は、この問題の帰趨によっては今後の日本の産業のあり方がまあよくもなったり悪くもなったり、たいへん多くの問題を包蔵いたしております。したがって私としてもこの問題に重大な関心を寄せますし、この改正をめぐる国会の審議にも主...全文を見る
○和田静夫君 そこでですね、昨日の衆議院の商工委員会で中曽根通産大臣はいまのこの公正取引委員会の案を強く批判をされたそうですと述べざるを得ないのですが、新聞によれば。そこで私も新聞を見た限りのことですが、たいへんこの中で気にかかることがあります。  新聞には、中曽根通産大臣は「...全文を見る
○和田静夫君 まあいま大臣が述べられた立場というのはわかりましたが、ただ、留保をつけながら述べられたにしても、現職の通産大臣が述べられたことですからね。  たとえば私たち報道を一応まともにこうとらえざるを得ないんです。そういう立場からいって、たとえばカルテル価格の原状回復命令が...全文を見る
○和田静夫君 公正取引委員長のほうですが、この内容に立ち入って少しお聞きをいたします。  先ほど述べられました、まず企業分割の制度ですね、これについてこの企業分割というのは自由主義経済の理念に反するという議論が依然として根強いものがあります。でありますが、公正取引委員長はこの議...全文を見る
○和田静夫君 先ほど述べられました企業集中が生じている、そして独占的形態にあると、これはいまどこをおさしになりますか、具体的には。
○和田静夫君 この問題との関連で私が想起するのは、先年の八幡製鉄と富士製鉄の超大型合併であります。この合併というのはやっぱり独禁政策の見地から見て多くの議論を呼びました。で多くの問題点を残したまま強行されました。これによってわが国の独禁法における合併規制規定というのは事実上歯どめ...全文を見る
○和田静夫君 答弁を差し控えられたんじゃこれは議論にもならないんですがね。もう各紙は連日にわたってどの新聞も、読売であろうが毎日であろうが朝日であろうが日経であろうが、もうみんな書いていて、そして私の質問に対してだけはとても答弁をしてもらえないというんじゃ話にならない。公正取引委...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ私は私の見解だけを一応述べておいて進みますが、たとえば企業規模が大きいほど技術革新に大きな成果をあげるという見解も通産省の見解として載っているようですが、決して私は現実にこれは立証されたわけではないだろう。この種の議論では、すぐれた研究設備あるいは研究スタッ...全文を見る
○和田静夫君 いまの答弁でこれ聞く必要もないかと思うんですが、七月三十日の日本経済新聞によりますと、この規定が成立すると公取委はいやおうなしに麒麟麦酒問題に取り組まざるを得なくなる、こういう記事がありますが、そういうことですか。
○和田静夫君 どうも新聞記事はあんまり信用ができないようなことになってきたんですが、一時から公取委員長の何かまた定例の記者会見があるようですけれども、定例の記者会見のほうで発表が先行するというようなことのないように、委員会ではもう少し具体的に答弁してもらわなきゃ困ると思うんです。...全文を見る
○和田静夫君 その他幾つかというのを少し、ちょっと並べてみてくれませんか。
○和田静夫君 これは決算の委員長の責任において処理するという形で資料要求を私がしたいと思いますが、それでもお出しになりませんか。
○和田静夫君 いや、私もあなたと同じような立場に立って実は討論に参加をしていくといいますかね、そういうことを実は考えているものですから求めたのですが、そのうちに個人的にでも聞きにいきましょう、それじゃ。  公正取引委員会はもう一つ、何といいますか、提出された原価について正しいか...全文を見る
○和田静夫君 私、ここに金沢会長の記者会見発言要旨、四十九年七月二十六日のを持っているんですけれども、これでも、いまこの制度は運用いかんにより価格引き上げを正当化する結果となるなどのおそれもあるので、実施にあたっては慎重に配慮する必要がある。そういう指摘をしていますから、いまお答...全文を見る
○和田静夫君 通産大臣、いまの公正取引委員長の見解については、どういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 どうも回転が速くて多弁な能力のある通産大臣が一向に口を閉ざすというのはよくわからないんですけれどもね。  それでは、これはまた同じことを言われたら困っちゃうが、八月二十八日の衆議院の物価問題特別委員会で、カルテル価格の原状回復の命令について中曽根通産大臣は反対の意...全文を見る
○和田静夫君 公取委員長、いまの通産大臣の見解についていかがです。
○和田静夫君 何か高橋教授の御高説を拝聴するような決算委員会になっておりますけれども、私かなりこれ独禁法の改正に期待をするし、国民もそういう目で見ているから基本的な論議をやっぱりやっておいたほうがいいと思って取り上げているのです。  私は、どういうような形であれ、一度形成された...全文を見る
○和田静夫君 カルテル以後に経済変動によるコストアップがあれば、その分の値上げを認めるという言い方に、明らかな価格介入だということで通産省あたりの反発が強いようですがね、これは公正取引委員長、その点はどういう見解をお持ちですか。
○和田静夫君 これは各紙全部推量記事ですか、述べられたことはないわけですか。  そうすると八月二十一日の段階で超過利得の二、三倍という大幅課徴金を考えていらっしゃったが、超過利得分だけに落ち着くことになるようないきさつですね、このいきさつはどうなんですか。
○和田静夫君 これは法務省の見解は一体どういうところにあるのですか。
○和田静夫君 委員長、この課徴金制度の導入、あるいは告発による刑事罰の強化、独禁法の違反行為に対する制裁をより実効あらしめるといいますか、かつ独禁法に違反したら損だという認識を与えることによって予防的な効果を期待するという、そういう意味での改正には、これは通産大臣も異論はないと思...全文を見る
○和田静夫君 困りましたね、これはほんとに。別にやりとりじゃなくて、これは円卓会議ですからね、一つのいいものをつくっていくという意味で、どうですか、ひとつ中曽根さん個人の見解は。
○和田静夫君 もう三つ、それじゃ加えてですが、公正取引委員会が考えている株式保有等の規制については、中曽根大臣個人としてはどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 どうですか、勉強会で中曽根さん個人がひとつうんちくのあるところを吐露されたという形でいかがです。
○和田静夫君 速記をとめてもいいですよ、ちょっと聞いておきたいところなんですがね。速記をとめて委員長取り計らえないですか。
○和田静夫君 先月の末に、公取委はやみカルテルの容疑で毛紡業界に立ち入り調査されましたですね。そしてこの業界もやみ協定、こういうような形にまあなっているんですが、その結果どうなりました。
○和田静夫君 通産大臣、これ最後にします。時間余っちゃって答弁もらえなかったからあれですが、またあらためて機会を見て法律でも出たとき、実は法律出たときにこの論議をしたのじゃもうおそいので、われわれの見解もやっぱり組み入れていただくという意味でこの問題を取り上げたつもりですが、不幸...全文を見る
○和田静夫君 もう一つ、大臣に。  そこのところはわかりました。私の質問した、いわゆるカルテル容疑で公取委がやられたことに対して横やりを入れられましたよね、通産省。その答弁が落ちているんですよ。
10月24日第73回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○和田静夫君 きょう午後の地方制度調査会の関係で非常に時間が制約をされておりますから、端的に質問して、簡単にお答えをいただいておきたいと思うんです。  まず、三菱重工、三井物産の爆破事件に関連をして若干のお伺いをいたしますが、最近の報道によると、犯人グループというものが一定の範...全文を見る
○和田静夫君 今回の事件に関して、たとえば目撃者であるとか、あるいはアパートのチェックなど、市民の協力が非常に重要なかぎになっております。多くの有識者たちが、この種の犯罪の捜査に市民協力が非常に大切だということを訴えています。同時に、私は、個人の基本的人権の侵害にならないように配...全文を見る
○和田静夫君 この自動車の排気ガス五十一年規制の問題でちょっと伺いますが、メーカーの巻き返しによってその実現が非常に危ぶまれている状態にあっていますね。こうしたときに、七大都市自動車排出ガス規制問題調査団の行なった、五十一年規制は可能だという内容の報告書がまとめられて、去る二十一...全文を見る
10月25日第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号
議事録を見る
○和田静夫君 昨日、田中総理と大平大蔵大臣の会談が行なわれて、そして田中総理は、文塾春秋記事問題が政局、国会運営に大きな影響を持つという観点で協議を持ちかけられたようであります、報道によれば。私は、実は本来、田中総理自身にここに来ていただいてこの問題というのは論議をすべきだと考え...全文を見る
○和田静夫君 そこで大蔵大臣、いわゆる国税庁のいう、総理はきちんと所得を申告していると思われるという答弁は、従来の調査に基づいたということでありますが、これで国民の十分な納得を得ることができるとお考えになりますか。
○和田静夫君 私は、少なくともこの記事が出て、いろいろの、言ってみれば疑いが持たれている、こういう状態ですから、やはりもう一ぺん正確な調査というものをやられるべきではなかろうかということを考えますが、大平大蔵大臣もおそらくそういうふうにお思いになっておるのじゃなかろうか。たとえば...全文を見る
○和田静夫君 端的に言いますが、適切な打開策を具体的にいま構想していないけれども、ともあれ、適切な打開策が必要だと大平さんはお述べになった。その適切な打開策というそういう考え方の中には、総理の個人財産の公開といったようなことも含んでお考えになっていらっしゃいますか。
○和田静夫君 昨日、田中・大平会談では、早期解散問題で協議をされたと報じられていますが、そういう御協議をなさいましたか。
○和田静夫君 この問題は、やはり事が一国の総理に関する問題です。たとえば大蔵省なり、いま大臣の御答弁にありましたように、所得税法二百四十三条があります、したがって、国税庁としての資料の公開はできないと。あるいは、総理の財産の公開などというものをいま進言をするつもりはないなどと言っ...全文を見る
○和田静夫君 もう一ぺん伺いますが、大平大蔵大臣が田中総理に対して、文春問題の処理を誤らぬよう十分な手だてを講ずる必要があると進言をされたといわれているわけです、報じられているわけですが、この処理を誤らぬよう十分な手だてを講ずるというのは、どういう意味で、何をお考えになってのこと...全文を見る
○和田静夫君 自治省にお尋ねしますが、田中総理の後援会越山会に、港区の港商事という外国法人が献金していると文春に書かれているわけです。この中で港商事は、私のところは外国法人だから、選挙への献金は禁止されているからということの意味を含んで、献金するはずがないと、こう、まあ否定をされ...全文を見る
○和田静夫君 越山会に虚偽報告の疑いがこの文春ではかけられているんですね。これについては調査をされましたか。
○和田静夫君 どうも私は、この文春の記事全体が非常な信憑性があるものだとすると、当然に政治資金規正法二十四条の発動がなければならないと考えているんですが、そういうことにはなりませんか。
○和田静夫君 規正法二十四条の発動のために、一体それを決定づけるのはどこですか、どの機関ですか。あなた方の発表を受けてどこがどうするんですか、それじゃ。
○和田静夫君 田中総理の政治資金規正法上の後援団体越山会に、三協物産という会社が多額の実は政治献金をしているんです。私はこの三協物産というものについてはいま調査を進めていますが、この三協物産はこの六月に倒産をしています。そして社長は雲隠れをしています。この三協物産には、八千代信金...全文を見る
○和田静夫君 いま私が述べたことは、私の調査によって大体もう明確でありますから、それでは、大蔵省の側はこれを調査して報告をしてください。
○和田静夫君 私は最後に、この委員会と委員長にお願いをいたしますが、本決算委員会は、先ほども述べましたように、国民の疑惑が晴れるまで、この文藝春秋記事に端を発した、国民の関心を呼んでいる田中総理の身辺問題というものを、単に大平さんが述べられるような田中さん個人ということではなくて...全文を見る
○和田静夫君 次に、大蔵大臣、事務所・事業所税について若干お聞きをまずいたします。  自治省をはじめ各省庁から、新税構想が出されて、その実現を希望しています。そうした中で、税の総元締めをもって自認している大蔵省だけが沈黙している状態なんです。まず、各省庁から出されている事務所・...全文を見る
○和田静夫君 事務所・事業所税の各省庁の案を比較してみましたら、こまかいところでは若干違っていますが、大筋では大体一致しています。すなわち、大都市等の地域の事務所、事業所に課税すること、それから、その事務所、事業所は一定規模以上のものであること、それから、収容する従業員数ないし固...全文を見る
○和田静夫君 私が若干いま述べました見解について大蔵大臣はどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 次の問題に入りますが、農林省、千葉県の大網白里町にある農業振興地域法上の開発不許可地区を、農地転用を前提にして地崎工業が買収をして、国会で問題になって不許可になったという、そういうことが読売新聞の四月十九日号に報ぜられていました。ちょっとこの辺のいきさつを。
○和田静夫君 大蔵省、この地崎工業の実は土地買収に二つの銀行が融資をしています。で、どことどこが幾らずつ融資をしましたか。
○和田静夫君 額は。
○和田静夫君 この融資は、農地転用を前提として、そして転用されたあとのその土地の時価を評価をして、それを担保に融資がなされていますね。しかるにそれが農地転用されないということになりますと、この融資は過剰融資ということになりませんか。
○和田静夫君 大蔵省がこの土地に北海道拓殖銀行の支店設置を認めた合理的な根拠は何ですか、それでは。
○和田静夫君 この開発不許可地域ですね、これは、地区の開発を前提にして大蔵省が結果的には北海道拓銀の支店の設置を認めたということになりませんか。
○和田静夫君 結果的にはどうもそういうことになるんですがね。一説によると、これはほとぼりのさめたころにこっそり農地に転用してしまうんだという話が伝わってきています。そういうことが万々一あってはならないと思うから取り上げたんですがね。農林省はき然たる態度をもって、すでに四億もの金を...全文を見る
○和田静夫君 いまいろいろ言われましたが、時間ももうないからあれですけれども、すでに四億もの金を構造改善事業で投じているわけでしょう。それはあなた、国民の税金を結果的にはむだ使いするというような形にならぬように心がけるのがあたりまえでしょう。そういう観点というものはしっかりお持ち...全文を見る
○和田静夫君 最後に大蔵省。東邦信用金庫と、東京都中野区大和町二丁目二十八番六号在住鈴木康史さんとの間で係争中の事案があることは、これはよく御存じですね。
○和田静夫君 これは、鈴木さんの無記名預金の三百万円が東邦信用金庫にあったかなかったかという争いなわけです。私は、昭和四十六年の九月三十日の本委員会でこの事件に関連をして質問をいたしました。それ以来じっくり当事者の話を聞いたわけです。したがって、この裁判の成り行きには注目をいたし...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、念のために申し上げておきますが、いまの答弁の中で、けさの私の所得税法二百四十三条との関係における理解と、いまの法人税法の理解とのどうも混濁が大蔵大臣の頭の中にもあるような気がするのです。私は田中角榮さん個人のいわゆる問題についてけさほどは取り上げましたから...全文を見る
11月08日第73回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○和田静夫君 前の委員会で、私の質問に対して大臣の答弁漏れがあるわけであります。それをひとつまず伺います。あのときは、御存じのとおり地方制度調査会の関係で時間がありませんでしたので、重ねて答弁を要求しなかったわけですが、それは自動車のいわゆる五十一年の排ガス規制の問題でありますが...全文を見る
○和田静夫君 いまのじゃ結局ひとつも答弁になってなくて、最後の部分だけが少しは何か見解らしいものになっているのですが、私の言ったのは、たとえば自動車関係税の増税などが保有規制の一方法として提起されています。これに対して自治大臣は、健全な経済社会の発展を阻害する面を持っているからど...全文を見る
○和田静夫君 確かに、対応策を住民の健康のために考えなければならない都市の首長たちとしては、この排ガス規制が政策的に進まないから、したがって、対応策を緊急に健康保持のために言ってみれば出さざるを得ない、こういう立場だと思うんです。前段の部分が解決をすればこれは問題はないわけですね...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大都市住民としては、これは子供の健康状態の中にあらわれているように、しょっちゅうかぜを引いたような状態に置かれているところの児童、鼻づまりの状態に置かれているところの児童、そういうのは非常に急増をしていますよね。これは、言われるように、論争の結論を待って、そ...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、その検討を待ってまた論議をしてみたいと思います。  次に、事務所・事業所税について伺います。  これは、先月二十五日の参議院の決算委員会で、私は事務所・事業所税の創設の件について実は大平大蔵大臣に尋ねました。このことは新聞などで報道が取り扱われましたから、...全文を見る
○和田静夫君 これはぜひ、私たちもこの限りにおいては同じ立場でその実現への協力を惜しまないものですから、力一ぱいの努力を、この機会にも求めておきたいと思うんです。  それでは、四十八年の四月一日現在のこの地方公務員給与実態調査の結果の概要ですね、ちょっとポイントだけ報告してくだ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、国家公務員に対する四十九年度の人事院勧告が、この物価の急上昇という異常の経済情勢と、それに伴う民間給与の大幅アップ、こういうものが反映して、三二・四八%というものになった。もともと公務員の給与というのは、民間の会社の事情などとの対比において出されていくし、人...全文を見る
○和田静夫君 臨時国会いつですか。
○和田静夫君 十一月中と考えてよろしいですか。
○和田静夫君 ちょっとはずれますが、いろいろのことが起こらなければといま言われたんですが、何かいろいろなことが起こりそうですか。
○和田静夫君 政府が人勧の完全実施決定をそういう形で長引かせてこられた。これは自治大臣も御存じのとおり、私は自治大臣とそして給与関係閣僚会議の座長である二階堂官房長官と同席をされた決算委員会で、八月の二十日ごろでしたが、早期完全実施をきめますね、二階堂官房長官は、わずかもう一秒で...全文を見る
○和田静夫君 時間がないですから、そこの論議は、先ほど言ったとおり、あらためてずっとこまかくやります。  ただ、私一言だけきょう言っておきたいのは、地方財政計画の推移、おたくのほうで出されたその数字でこういきますと、昭和四十年度が三五・四%であったものが昭和四十九年度には二八・...全文を見る
○和田静夫君 この五年間に、法律等によって自治体等に義務づけられた事務が非常に多くなっています。したがって、七万人ですよね、いまあなたの数字を信用するとして。このことでは、私は法の完全実施が危ぶまれる状態である。決してそんなふえている状態じゃないと思います。  私は、先ほどこの...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。  あと十二、三分ですから、ちょっと重要な問題を一つ残しておりますので、ここ急ぎますがね。どうも指定統計の実態調査の調査時点である四十八年の四月と、その前の調査ですね、この四十三年との間の五年という期間は、先ほど私が冒頭に取り上げた排ガス規制も同様で...全文を見る
○和田静夫君 私はここでこの最後にしますが、自治省は、自治体の定員問題を考える場合に、いま、私さっき述べたような意味での必要であると思われることを調査はされていない。そんなことで、結局自治省が自治体にたとえば定員の縮減を求めることができるだろうか。あるいは朝日新聞の論壇などに担当...全文を見る
○和田静夫君 そこで大蔵省に聞きますが、いま答弁があったとおりですが、公有地拡大推進法の二十四条ではこう書いているのですよ。いわゆる「国は、公有地の拡大を促進するため、地方公共団体による土地の取得が円滑に行なわれるように必要な資金の確保その他の援助に努めるものとする。」とあるわけ...全文を見る
○和田静夫君 特に大臣ね、いま人口急増地帯、大都市周辺の学校教育施設が非常に困った状態にありますよ。たとえば新年度の児童たちが、一体あれで本来的に国が義務づけられているところの義務教育を円滑に享受できるのだろうかというようなことさえ考えなければならない事態というものを、私たちは歩...全文を見る
○和田静夫君 そういうことでお願いしたいと思いますが……。
○和田静夫君 財政局長がいま答弁されたような形でぜひめんどうを見るべきだと——ことばはちょっとあれでしょうがね。松浦財政局長のもとに各自治体の首長行くのはもういやだというような雰囲気がどうもあるようですがね。そういうことのないような状態で取り扱ってもらいたいと思います。
11月27日第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第14号
議事録を見る
○和田静夫君 質疑を始めますが、何か大蔵大臣がちょっとおくれているようでありますから、大蔵大臣が入ってきたらすぐ大蔵大臣の質疑に切りかえますので、それまでの間、順序を前後いたしますが、まず会計検査院、いろいろ再審査をされる約束をこれまでされてきたんですが、いわゆる田中金脈問題、こ...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたその会計検査院の田中関連企業十五社、これで建設業者の登録の大臣登録あるいは知事登録名簿に記載されているもの、いないもの、すべて類別をしてちょっと建設省報告してください。宅建業登録、さらに施工業登録と分けて。
○和田静夫君 そうしますと、確認をいたしますが、浦浜開発、房総観光、パール産業、田盛不動産、東邦企業、北海道電建、室町産業、新星企業、東京ニューハウス、これは宅建業の登録も施工業者の登録も受けていない——よろしいですか。
○和田静夫君 そこで、この登録をされていない場合は、世にいうもぐり業者、または税金のがれのための会社であると一般的に指摘をされるわけですが、そう確認をしてよろしいですか。
○和田静夫君 建設業のほうは、三条に該当するかどうかというのはかなりこまかい部分がありますからあれですが、いま宅建業で答弁がありましたが、たとえば不特定多数を相手にしながら、継続的に室町産業が仕事をしたことがない、あるいは新星企業が仕事をしたことがない、そういうふうにあなた言われ...全文を見る
○和田静夫君 その他の浦浜開発にしたって、あるいはパールにしましても、この委員会ではたびたび論議の対象になってきました。そこで、警察庁としては、いままでの答弁、昨日あったようでありますからあれですが、警察庁としては、これに対してどういう措置をおとりになりますか。
○和田静夫君 警察庁としては、この約一ヵ月間、参議院決算委員会で世にいう田中金脈問題というのが問題になってきて、そしていま述べました、たとえば十五社に限って言えばこれらが数々指摘をされてまいりました。これに対して独自の調査などはおやりになってはいませんか。
○和田静夫君 私はちょっと視点が違うので、いま大蔵大臣がお見えになりましたらその論議はいたしますが、税務当局からの答弁もずっとこれまで聞いてきましたけれども、税務当局そのものが実は疑われている事件です、これは。田中さん個人が疑われているだけじゃない。税務当局の行政そのものが疑われ...全文を見る
○和田静夫君 くどいようですがね、守秘義務の論議もあとでもう一ぺん大蔵大臣とやりますけれども、御存じのとおりの状態なんですね。こういうような頑迷固陋な状態でもって、みずからのいわゆる行政的な立場を守るために調査が行なわれ、あるいは事実が隠蔽をされていく、こういう状態というものは、...全文を見る
○和田静夫君 法務大臣急いでいらっしゃるようですからね、前後いたしますが、不動産登記法による錯誤の取り扱いなんですがね。これは私、昭和四十五年に、実は今日この決算委員会でも問題になっていますところの新潟県柏崎地域の原発用地問題で論議をして、登記簿などを見て非常に驚いたのですが、こ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、これ大臣、先ほども申しましたように、一つ一つのいわゆる錯誤による取り扱いのケースは、いま答弁をされた形です、一つ一つは。ところが、田中系関連企業全体をまとめてみますと、同じ時期に同じような形でもって錯誤で移り変わる——手法は一つなんです。そうすると、こ...全文を見る
○和田静夫君 前段の錯誤の取り扱いの問題についての大臣答弁をそのまま受けておきたいと思います。けっこうです。  大蔵大臣お見えになりましたから、大蔵大臣に入りますが、よろしいですね。  限られた時間ですからあれですが、もう一ぺん私はきょう守秘義務の問題について大平大蔵大臣の見...全文を見る
○和田静夫君 大臣、私先ほど大臣がお見えにならぬときもちょっと言ったんですがね、こういう考え方持っているんですよ。現在私は、田中総理大臣の個人所得なり、あるいはいわゆる田中ファミリーを構成する一連の人々が経営をする企業、それらに対する課税状況を追及するのは、一つには、田中総理自身...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、もうちょっと時間残っておるんですが、官房長官ちょっと限られた時間ですから、官房長官の質問入れますが、この田中内閣ができた、そうしてその内閣と与党自由民主党の裏舞台を竹下さんずっとささえられてきた、そしていま官房長官になられました。きょうは私はあらゆる面にわ...全文を見る
○和田静夫君 官房長官どうぞ。最後のところ期待をしておきますから。  それで、何か大蔵大臣も今度は、これ委員長との約束であと一問だけの時間しかないというんでたいへん残念なことになってきましたが、一つだけ、もう少しさっきのやつをあれしますが、あとは残られた国税庁とやりますけれども...全文を見る
○和田静夫君 答弁者側でいろいろこう出入りするもんだから整理がつかなくて困っているんですが。それじゃ守秘義務の問題はもう少し最後にあれしますが、国税庁は、再調査をされている中間報告というものをいまできる状態にありますか、簡単に一言。
○和田静夫君 私は、国税庁の再調査との関連で明らかにされなければならないことで、一つ注文的なことをつけておきたいと思うんです。  いわゆる田中総理大臣の所得と不動産購入の関係というのがやはり一つ大きな問題だと思うんです。政治資金がプライベートなことに使われているのではないだろう...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、少し具体的な問題で二、三の問題に大蔵省との関係で入ります。  田中金脈問題。その前提になるものの一つに、先ごろ東銀協が国民協会への十月から十二月までの三ヵ月分会費を当分の間見合わせる、こういうことをきめて東銀協から自民党へそれを発表されたときに、流れていると...全文を見る
○和田静夫君 どうも具体的に申し上げることは差し控えたいという答弁ばかりになりそうですが、それじゃ私のほうで、時間の関係もありますから。たとえば幹事長名で単名手形が出て、そしてそれを振り出せば大体九・二五から九・五ぐらいの年利でもって出ている。一流企業並みの最優遇措置の金利で取っ...全文を見る
○和田静夫君 こういうやり方で流れる資金というのは政治資金の変形であって、政治資金そのものじゃないかと思うんですが、自治省、どうですか。
○和田静夫君 あなたのところでは、こういう実態について調査をする能力をお持ちですか。
○和田静夫君 融資残高、大手都銀九行で約百億円といわれますね。第一勧銀、富士、住友、三菱、三和、三井が大体十億ぐらいずつ、それから太陽神戸と大和が九億ぐらいずつ、これ、銀行局長、回収可能だと見ておりますか。
○和田静夫君 回収されることを望みたい、しかし、常識的にはなかなか困難だ、こういう答弁ですかね。
○和田静夫君 通常、土地を担保に金融機関が融資する場合、地価の何割ぐらいが常識の線ですか。
○和田静夫君 山梨県南都留郡山中湖村字大久保一三六〇から六九、それから、同村字大池一四九三から一にかけての五千百坪の土地は登記上埼栄開発株式会社のものになっています。この土地は所有権移転と同じ日に三億六千万円の抵当権が設定をされて、そして、日本信託銀行川越支店から三億円が埼栄に融...全文を見る
○和田静夫君 この埼栄開発株式会社は、これは大宮市桜木町二丁目一五にあるんですが、これは埼玉県草加市瀬崎町九二一にある谷古宇甚三郎ささんを代表者とする谷古宇産業など谷古宇グループと俗にいわれる約十五社のうちの一つであります。このグループの資本金は約八千万円。これに対して日本信託銀...全文を見る
○和田静夫君 この日本信託銀行の一つの支店の貸し出しの限度額ですね。これは大体どんなものですか。
○和田静夫君 これは大体百六十億前後。そうすると川越支店が谷口宇に二世億出したということは非常に不自然なんです、これ。四十八年十一月に大蔵省銀行局が立ち入り検査をされたはずですが、その結果はどういうふうに判断されましたか。
○和田静夫君 川越に支店が四十四年に——時間がなくなりましたから私のほうで一方的に言いますが、できた。ところが、どうもこれは谷口宇グループとの関係だけが対象のような気がしてしようがないのであります。日本信託銀行はまさに銀行の常識を破って、預金者やあるいは株主に対するところの背信行...全文を見る
○和田静夫君 もう時間がありませんからあれですが、一緒に質問しますがね、日本信託銀行の前の社長さん、現在の社長さん、これは三菱からの移入の人事ですね。日本信託銀行と三菱銀行の合併という話が巷間伝えられているんですが、これは答弁できるかどうか知りませんが、そうですか。  それから...全文を見る
○和田静夫君 そういう関係にありました。  さらにもう一つ。これは十月二十五日、私は三協物産の問題について質問をして、大蔵省は大光相互銀行の貸し出しについて調査を約束されました。その結果について報告を求めます。  同時に、大光相互銀行に対して昭和四十八年十月に検査が行なわれて...全文を見る
○和田静夫君 それでいま言われたとおり、衆議院の大蔵委員会のやりとり等から概括してみて、どうも大光相互銀行は大口化、集中化の営業傾向が強過ぎる。また、土建業や不動産業に貸し出しが片寄っている。事実、構成比三三%であるなどということがあるのですが、大光相互がふしぎなことに三協物産に...全文を見る
○和田静夫君 最後に、先ほど私が大平大蔵大臣に述べましたように、参議院の先例集の中には国税庁、ちゃんと発表されるものはされているわけです。したがって、田中総理なるがゆえにという形のことで守秘義務だけをたてにとるということにはなりません。私は結果的には大平さんの答弁というものを納得...全文を見る
12月21日第74回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
議事録を見る
○和田静夫君 関連で。  いま財政局長の答弁がありましたけれども、六団体側が超過負担解消のための委員会を構成した場合には自治省はこれに委員として参加をする、なお、関係各省からは積極的にこれに参加せしめるべく自治省は努力をする、これが町村自治大臣と全国革新市長会の代表の飛鳥田市長...全文を見る
12月21日第74回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 関連。  自治大臣、いまちょっと具体的に一、二聞きたいんですが、「昭和四十九年度地方財政措置について」、これは自治省が出されたものです。この中で「不交付団体分の二千百七十億円については」云々という形で若干の算式があるんです。この中で、結果的には九百十億円について所...全文を見る
○和田静夫君 もう一言だけ、よろしいですか。  たとえば昭和四十六年の例を見ますと、財源不足を補う場合の地方債の拡充というのは、地方債の充当率を引き上げる、こういう形なんですね。この起債の増額に対応する一般財源を税をもってまかなうべき使途に振り向けるというやり方、これは自治省の...全文を見る
12月23日第74回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党並びに公明党を代表をいたしまして、修正案の提案をいたします。  政府のインフレ政策によって、地方財政はまさに危機的な状況を呈しております。公営住宅、保育所、義務教育施設などの単価は急騰して、超過負担の増大は地方財政を大きくむしばんでおります。地方財...全文を見る
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、昭和四十九年度分の地方交付税の特例に関する法律案に対し、日本社会党、公明党提出の修正案に賛成をし、この修正が行なわれない場合の政府原案並びに神谷委員提出の修正案に反対の意を表するものであります。  今日の地方財政の状況は、政府の積年にわ...全文を見る
○和田静夫君 私は、ただいま可決されました地方税法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、日本共産党、第二院クラブ、各派共同による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。   地方税の一部を改正する法律案に対する附帯決議案  政府は、国・...全文を見る
12月25日第74回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 一昨日この委員会で、実は昭和四十九年度分の地方交付税の特例法案が修正議決をされたわけです。残念ながら、本会議では政府原案が蘇生をいたしましたが、しかし、この事態というのは、実は参議院としては十七年ぶりに起こったできごとでありまして、保革が接近した参議院では、政府の態...全文を見る
○和田静夫君 修正案に反対をきれた理由について、いま述べられただけではまだまだ納得ができないのですが、これについては、通常国会でももう少し掘り下げた議論といいますか、話し合いをもっとやってみたいと考えます。ただ、技術的な、あるいは政府としてはみずから正しいと信じたものを政府原案と...全文を見る
○和田静夫君 財政局長に聞きますが、委員会では、政府原案に対して、資金運用部資金千五百二十億円を借り入れて政府案に上積みして地方団体に交付するという案を決定をしました。で、資金運用部資金にはこうした借り入れに応ずるだけの金が全くない、またはやりくりがつかないと考えられていらっしゃ...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。それははっきりしました。  ところが、これ大臣、昨日の日本経済新聞の記事によりますと、これはたとえば私が述べたことだって必ずしも意が満たされていませんから、したがって、その使った用語やその他についていろいろのことを言おうと思いませんが、ただ、自治省の...全文を見る
○和田静夫君 くどいようですが、きょうは時間がありませんから、その取り上げるに適当なあれじゃなくて、もっと、先ほど冒頭申しましたように、これらの取り扱いは通常国会にかけてじっくり話し合っていかなければならぬことですが、ムチャクチャだとか、社会党は無責任だという形ですね。社会党は無...全文を見る
○和田静夫君 この問題については、書いてあることが事実とすれば、いまの段階ではそう述べざるを得ないと思うんですが、事実だとすれば、これは私のほうも調査を進めますから……。国会軽視もはなはだしいということになります。いずれ真相を究明していこうと、こういうことでありますので、自治省の...全文を見る
○和田静夫君 あとわずかでありますので、地方公務員共済制度の問題について一、二点の質問をいたしますが、地方公務員等共済組合法の百十三条の第一項に基づきますと、長期給付に要する費用については少なくとも五年ごとに再計算を行なうものとするということになっております。施行令の二十八条二項...全文を見る
○和田静夫君 そこで、ちょっと具体的な質問ですが、この別紙にありますね、別紙の(2)の算定方法のところです。いわゆる算定方法(2)、ここで、「算定の基礎となる資料は、原則として昭和四十四年度、昭和四十五年度及び昭和四十六年度の当該組合の実績によるものとし、」とあります。そして施行...全文を見る