和田静夫

わだしずお



当選回数回

和田静夫の1976年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第77回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 一言御礼を申し上げたいと思います。  昨年六月、委員長に選任をされましてから今日まで、理事並びに委員の皆様方から大変大きな御協力をいただき、委員長の職責を果たさせていただきました。ここに厚く御礼申し上げます。  災害の予防、災害発生後の救済に今後とも本委員会が大...全文を見る
01月23日第77回国会 参議院 本会議 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、ただいまの斎藤君の動議に賛成をいたします。
01月28日第77回国会 参議院 本会議 第4号
議事録を見る
○和田静夫君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
02月18日第77回国会 参議院 本会議 第5号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、ただいまの斎藤君の動議に賛成いたします。
03月31日第77回国会 参議院 本会議 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 社会労働委員長の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 東北開発審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
05月11日第77回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、国家公安委員長の所信表明に関連をして、冒頭幾つかの問題で質問をいたしたいと存じます。  これはすでに本委員会でも昨年の十一月十一日に取り上げた問題でありますが、滋賀県の土地開発公社といわゆる上田建設グループの土地転がしとの絡みの問題、それから土地開発公社がそ...全文を見る
○和田静夫君 それで大蔵省にお聞きをしますが、この事件との関連で、日本信託銀行京都支店の不動産部長森茂生氏が取り調べを受けられたのを知っていらっしゃいますか。
○和田静夫君 十一月十一日の本委員会で、日本信託銀行がこうした土地転がしの仲介人になっているのは問題ではないかという問題提起を私はいたしました。それに対して大蔵省は、そう問題ではない、そういう答弁をされたわけです。しかるに、いま私が指摘をし、お認めになりましたように、現に日本信託...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省は財布を非常に締めているわけですね。地方財政がこういうような状態の中でも、私たちが年来主張している税財政構造全体の改革その他というものについては大変渋い。たとえば、昨日の本会議の御答弁を見ても、自治大臣が交付税率の引き上げについては前向きの姿勢を示されるが、大...全文を見る
○和田静夫君 国税庁にお尋ねをいたしますが、大阪国税局は上田建設関係の脱税容疑を調査をして、間もなく大津地検に告訴をするという話を仄聞をいたしますが、それは事実でしょうか。
○和田静夫君 私は大体見通しは、昨年十一月十一日に述べたことが大蔵省の答弁にもかかわらず明確になったごとく、この問題についても私の調査はかなり信憑性があると思っていますが、いまの御答弁は一応承っておきましょう。  そこで、上田建設グループに国税庁の出身者が役員になって天下ってい...全文を見る
○和田静夫君 私の質問はずっと続きますからね、きょう、あしたと。きょうじゅうですか、明日ですか。
○和田静夫君 実はぼくは、いま単に事件を追っているんじゃなくて、交付税法、地方財政法、自治体財政の基本に関する問題でいま派生的に出てきている一つのものを問題として提起しているんですから、したがって、早急にじゃ困るので、あなたの方の調査が終わって答弁がなければこの法律は上がらぬとい...全文を見る
○和田静夫君 そういうような状態で、いま確認をもらってからさらにここを進めますが、天下りの関係ですね。いわゆる高級官僚が関連企業といいますか、影響のあるところの地域の建設会社等に天下る。それらの者が結果的に手心を加えるというようなことは当然ないだろうとは思いますが、これはもう少し...全文を見る
○和田静夫君 同じことが実は警察にもあるのであります。滋賀県の県警の捜査二課の元巡査部長でいま上田グループの関係各社の重役をしている清水定意さん、昭和四十四年の滋賀県庁農地汚職事件で上田氏を逮捕したときの当時の担当の刑事であった人であります。国家公安委員長は、滋賀県警の本部長が、...全文を見る
○和田静夫君 これは、質問されたというのは、事件に関連してですか。
○和田静夫君 公安委員長、というよりも自治大臣としてお聞きをしたいのですが、滋賀県の土地開発公社の一連の事件について、いま述べたような幾つかのことがあるんです。これはどっちみち司直の手が伸びていますから、その結果が出るでしょうから、これ以上私がここで深追いをする問題でもありません...全文を見る
○和田静夫君 国家公安委員長は、京都に、第四金曜日の会というのですが、四金会というのですか、四つの金の会という会合のあったことは御存じでしょうか。
○和田静夫君 とにかく約十年間にわたって毎月第四金曜日に懇親会が開かれていた。この四つの金の会、四金会の警察側のキャップは坂本房太郎さんという人であった。この人は、この上田グループの一社である日本レースの取締役総務部長をやっていらっしゃる。これまた天下っているという形になっており...全文を見る
○和田静夫君 これら処分されたメンバーがどうもいずれも現在は京都府警のさらに有力なポストにおつきになっている。総務、刑事の筆頭課長、有力署長などになられているわけですね。総会屋と黒い関係のあった四金会のキャップが上田グループの有力幹部に天下る。さらに四金会の府警メンバーが当時より...全文を見る
○和田静夫君 時間の制限がありましたから、天下り問題、これ以上自治省問題には触れないことにきょうはいたしましたが、どうも公安委員長、こういう形の、何か事件と関係があった警察官の主要な場所にいた、たとえば五条の署長などをやっていらっしゃった方が摘発をしたその会社に天下るというやつ、...全文を見る
○和田静夫君 次に、ロッキード問題で若干のお尋ねを警察、検察の関係でお尋ねをいたします。  捜査の進捗の状況でありますが、聞くところによりますと、アメリカからの資料が期待するほどのものではなかったために、いまコーチャン、クラッター両氏からの事情聴取待ちと、そういうことらしいんで...全文を見る
○和田静夫君 局長は斉藤特使との何か打ち合わせで出て来れないという話でしたから、そのときに、課長が出て来られるときに、これは一向に見通しは語ることができないんだというような答弁では困るからというふうに注文つけたら、いやアメリカにも行った、大変問題に明るい担当者だから大丈夫ですとい...全文を見る
○和田静夫君 それじゃちょっと角度を変えまして、アメリカからの資料の中には、ロッキード社の会計担当者フィンドレー氏のノートは当然含まれているわけでしょう。
○和田静夫君 資料の内容は秘扱いだと。ただ、フィンドレー・ノートがあったというそれも秘扱いですか。
○和田静夫君 このフィンドレー・ノートにはいわゆる政府高官名が出ているはずですが、これらをもとに当然政府高官からの事情聴取も始まっていると思いますけれども、すでに百人以上に当たったと言われますね。その中にはいわゆる政府高官も含まれているわけですか。
○和田静夫君 実は、これはいま発売中の「市民」という市販されている雑誌ですが、この三ページ、私はなぜきょうこれ質問したかといいますと、署名入りの論文でありますので確かめたかったんです。津村喬さんという評論家の方がこの「市民」という雑誌で、日付まで明確にして、三月二十一日となってい...全文を見る
○和田静夫君 私どもというのは、あなたはお聞きになっていないと、こういうことですか。
○和田静夫君 そうするとこれは警察の関係であったことですか。
○和田静夫君 この文書は、「中曽根は地検の聴取をうけていることがわかった。」と、こうなっております。この地検とは東京地検を指すんでしょうね。
○和田静夫君 ロッキード社が児玉に対して及び児玉と丸紅を通して日本の政府高官に渡したと言われる二十三億円のうちから、何か幾らかがアメリカに還流したとか、あるいはロッキード社の幹部が着服したとかいろいろなことが言われていますね。アメリカの司法省が調べ始めたという報道がありますが、ア...全文を見る
○和田静夫君 そしてそれはもう日本の法務省としては問い合わせをされているということになりますか、いまの御答弁は。
○和田静夫君 いま児玉氏の健康状態というのはどんな状態にあるんですか。
○和田静夫君 いわゆるこのM資金というのがいろいろ問題になっているんですが、このM資金問題で、捜査当局はこれについてどういうような御判断をお持ちでしょうか。M資金について昭和二十年代の国会でも、ずっと古いものを調べてみましたら、問題になっていますね。こういうものが一体あるのかない...全文を見る
○和田静夫君 存在自身は、M資金の存在自身は。
○和田静夫君 私はM資金というのがただ単なる幻のものとしてあるには余りにも日本の一流企業が次から次とだまされ過ぎる。したがって、大きな会社がこんなに引っかかっているということから考えてみると、まあどういう評価をしたらいいのかわかりませんが、たとえばずっと考えてみますと、例の大庭退...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省。日本長期信用銀行というのはあれはでき上がったんですか、あれはどういう経過ですか。
○和田静夫君 全日空の場合をとってみまして、このM資金事件というのは余りにも不可解な点が多過ぎるように思うんですよ。その第一点は、大庭前社長は、昭和四十四年六月、七月、同じ話が持ち込まれているのを二度、三度けっているんですね、けっている。ところが八月に、先ほど言われた鈴木明良元代...全文を見る
○和田静夫君 いままでお答えにならなかった部分について、それじゃ支障がなくなった場合にはお答えになると、そう理解しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 鈴木明良さんは、まだ、M資金は現実にあったのだと言い続けられていますね、こういろいろ報道を読んでみまして、わが党の同僚議員も直接お会いをした結果において。で、鈴木明良さんに青鹿大蔵省理財局次長が同行をした。したがって、三回目には大庭さんは信憑性についていわゆる信じた...全文を見る
○和田静夫君 もうこの辺であれですが、この事件で不思議なことは、実はなぜ地方行政委員会でここまで取り上げたかといいますと、この点を実は聞きたかったからなんであります。それは警察はなぜこの事件を事件にされないのだろうかということが大変疑問なんです。明らかに詐欺があると思われます。あ...全文を見る
○和田静夫君 ちょっといまの御答弁で一つだけ確かめたいのですが、当時むずかしい状態であったのでという、そのむずかしい状態というのはどういうことを意味するのですか。
○和田静夫君 昭和四十七年十一月十三日に参議院本会議を通過し、成立をしました輸銀業務に関する特別措置法ですね、この内容について大蔵省の出席者説明できますか。
○和田静夫君 これは衆参両院の予算委員会を聞いていまして、ドル減らしとの関連で説明をされてきました。それでアメリカからの航空機の購入に当たって、日本の輸銀を使うかあるいはアメリカの輸銀を使うかということは、このドル減らしと全く関係ないことはこれは私たち素人だってわかるわけですね。...全文を見る
○和田静夫君 ところで、いま大蔵省から説明いただきましたが、輸銀側はこの輸銀業務に関する特別措置法、これは自分たちはあずかり知らなかったことだ、永田町、霞が関から一方的に来た話なんだということを言っておられますが、大蔵省、そういうことだったんですか、これは。
○和田静夫君 輸銀側は知らなかったということはやっぱり本当ですか。
○和田静夫君 ロッキード問題全体については、特別委員会ができますから、深追いは、きょうの答弁を踏まえながらさらに検討を加えて用意をしておきますが、一つだけ伺いたいのは、いまの答弁との兼ね合いですが、大蔵省、朝日年鑑の四十八年版によりますと、田中角榮さんが、四十六年当時通産大臣の時...全文を見る
○和田静夫君 前に戻ります。――大蔵省の側、先ほどお調べになったことおわかりになりましたか。
○和田静夫君 もう一つ大蔵省に、すでに私質問書を出していることでございますから具体的なことは聞きませんが、幾つかの信用金庫が出資をして株式会社信用金庫総合研究所というものができた。ところが昨年末解散いたしましたね。この倒産株式会社の出資に法に定めた手続を踏んでいないものがある。そ...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、そこのところは答弁書をいただいてから、また別の機会に警察の関係等の論議をしたいと思います。私は信総研問題は大蔵省が非常に深くかんでこられた幾つかの事実関係というものを調査をしていますので、これは毅然とした形で明確な答弁をいただきたいということを、注文だけつけて...全文を見る
○和田静夫君 そこで監獄法は明治四十一年の古い法律であって、いまも述べられますように、現状に適応しない面がたくさん出てきた。それについては昨年の通常国会、臨時国会で指摘を私もいたしましたが、そこで伺いたいのは、そうしたこれまでの議論を踏まえられまして、いま近代化、法律化、そうして...全文を見る
○和田静夫君 法制審へ出されました「監獄法改正の構想」によりますと、「監獄」を「刑事施設」――仮称となっていますが、に改められ、「行刑施設」及び「勾留施設」の二種とする。「原則として、受刑者は行刑施設に、被勾留者は勾留施設に、収容する。」というふうになっていますね。そうすると、こ...全文を見る
○和田静夫君 受刑者、被勾留者というのは何を指しますか。
○和田静夫君 そうすると、現行の代用監獄制度というのはどうなりますか。
○和田静夫君 監獄法一条三項では、「懲役又ハ禁固ニ処セラレタル者」には留置場を代用できないということですね。しかし、被勾留者すなわち被疑者、被告人を警察署の留置場に勾留してもよい、そういう意味ですか、これは。
○和田静夫君 国家公安委員長にお尋ねしますが、いまの論議を踏まえながら、警察署に留置場を設けてある理由は一体何ですか。
○和田静夫君 そうすると、それは警察の捜査目的のために被疑者を留置できるように警察署に設けてある、端的にはそういうことですね。
○和田静夫君 検察勾留の目的というのは何ですか。
○和田静夫君 警察の留置場設置の目的の中には、検察勾留の目的は本来入っていませんでしょう、これ。法務省矯正局参事官の朝倉京一さんは、「監獄法コンメンタール」も書いていらっしゃる権威なんでしょう。その人の「法律のひろば」の七〇年三月号では、「その設備はどこまでも留置場の設備であり、...全文を見る
○和田静夫君 この辺は別の機会に論議しなきゃいかぬでしょうけれども、代用監獄の費用については、法務省は五十一年度予算ではどう措置されましたか。
○和田静夫君 人件費、それから留置場の使用料、これはどうなりましたか。
○和田静夫君 一番問題にしたのは大臣ここなんで、いまでも私はほうふっとして思い浮かべますが、厚生政務次官がお座りになっているところに法務大臣がお座りになって、そして、法の整備は間に合わぬかもしれぬけれども、金の問題だけは次の国会までに間に合わして予算に入れますよと、お二人大臣協議...全文を見る
○和田静夫君 ぶら下がっていると言っても、まだ二年かかって答申が出て、それからどうなるかわからないので、ぶら下がっているうちに入るかどうかわからぬのです、これ。その辺でまた基本的な論議をしなきゃならぬのですがね。これはいま矯正局長も申されましたし、この前法制局長官も申されましたよ...全文を見る
○和田静夫君 警察、予算要求されましたか、この前のぼくの論議を受けてですね。超過負担部分がずっとあるわけでしょう。いわゆる警察官が刑務官的な仕事をされる、そこの部分のいわゆる人件費的なもの。あるいは代用監獄、留置場を使われる、そうすれば国から当然使用料。そういう形の超過負担部分と...全文を見る
○和田静夫君 これは大臣、大変不満ですよ、ここのところは。これは大臣よく御記憶になっているところだろうと思うので。――忘れられたわけですか、警察は。そんな金要らなかったわけですか。これは大臣、どういうふうに理解したらいいんですかね。お約束になったことが予算要求もされなかったという...全文を見る
○和田静夫君 さしあたりといったら、次の段階には残された問題はまた要求すると、こいうことですか。
○和田静夫君 大臣、よろしいですか、いまの。
○和田静夫君 法務省では、地財法に明確でないのに、これどういう算定方法によって食費、雑費を支出されるわけですか。
○和田静夫君 さっき大臣答弁があったし、財政局長からの答弁もありましたし、それから矯正局長の法改正への前向きな答弁もありましたから、それに期待をいたしますが、ともあれ警察関係の超過負担、それが自治体財政全体に及ぼす影響の一例としてずっとこれ追及してきたことですから、そういう状態と...全文を見る
○和田静夫君 警察関係、最後にいたしますが、交通巡視員の定数と現状について各県別におわかりになりますか。
○和田静夫君 そうしたらこれはあしたに回します。
○和田静夫君 地方財政法の一部を改正する法律案で、せっかく厚生省お見えになりましたから……。  この地方財政法改正の趣旨はまず何ですか。
○和田静夫君 私は、幾つか指摘をずっとこの財政法でしてきまして、二十年間不備だった法律がいまようやく形の上では直ろうとしているのですが、なぜこれ農林省関係だけ改正になったんですか。
○和田静夫君 この改正に至る討論の経過から見まして、この改正によっていささかでも行政水準の低下があってはならない、そう考えますが、それはよろしいですね。
○和田静夫君 この農林省関係法の改正によってこの関係での水準の低下はないということでありますが、もしそういう事態が招来をされた場合には、交付税等の措置で自治省がそれを補う、こういうふうに考えておいてよろしいですか。
○和田静夫君 実は厚生大臣をお呼びしておったものですから、次官ちょっとお聞き願いたいんですが、昭和五十年三月二十八日のこれは参議院予算委員会における私と田中厚生大臣とのやりとりであります。   〔理事金井元彦君退席、委員長着席〕 予防接種法施行令という、あなた方が地財法十一条...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、厚生省、予防接種法施行令の改正内容どうなりましたか。
○和田静夫君 改正ですよ、改正。正しくなってますか、予防接種法の施行令の改正内容。
○和田静夫君 前はどうなっていますか。
○和田静夫君 それだから、これよくなりましたか。
○和田静夫君 ここはちょっと置いておきますよ。それじゃ次に、身体障害者福祉法施行令の改正内容。
○和田静夫君 どんなに抗弁されても、厚生省だけは、今度の私と大臣との論議、予算委員会の後この地方行政委員会で同じく細かい論議をやって、そして、いま厚生政務次官がお認めになったように、行政水準の低下があってはならないというそこの部分に明確に抵触をしていますよ。大臣が定める基準でしょ...全文を見る
05月12日第77回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
議事録を見る
○和田静夫君 警察関係で、交通局長、衆議院の交特に出られるようですから、ちょっと先に。  まず、交通巡視員の定数と現況、昨日申し上げておきましたが、おわかりになりましたか。
○和田静夫君 そこで、こういう形で財政計画上の人数にも満たないという現況に置かれているんですよ、国家公安委員長。これは昨日代用監獄などの問題で、警察の超過負担といわゆる警察全体の予算との関係ということを象徴的な問題で私は論議をしてみたつもりなんですが、交通巡視員が満たない状態とい...全文を見る
○和田静夫君 しかし、きょうは各県別に出していただかなかったからですが、私は調べていますから、どこの県でもって定数が足りないかということはちゃんとわかっているわけであって、そして、その予算が人件費的なものに回っているということもちゃんとわかっている。  これはもうこれ以上言いま...全文を見る
○和田静夫君 「昭和五十一年度の地方行政対策を講ずるに当たっては、昭和五十一年度の地方財政の状況が景気の異常な停滞に伴う税収入の大幅な落ち込みと景気の早急な回復を図るための公共事業費の増額によって巨額の財源不足を生ずる見込みであること、この財源不足に対処するため国庫財政において大...全文を見る
○和田静夫君 そこまでで結構です。あと続けます、私の方は。これはおたくの書いた文書だから大丈夫です。
○和田静夫君 いえ、理解の方は別として。ここまではとにかく年来私も主張してきたところだし、「自治研究」に載ったこの第五十二巻第三号六十ページの自治省の見解というのはまことに当を得た見解だと思います。ところが、いま後から財政局長が進められようとした論議、「しかし、昭和五十一年度の場...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、自治省の中では爼上に上った。したがって一昨日の本会議における自治大臣の前向きの答弁もあった、こういうことになるわけです。  そこで、これからです、問題は。「なお、地方交付税率については、国庫当局の間には、昭和四十一年度の引き上げ(二九・五%下三二%)後...全文を見る
○和田静夫君 そこで、したがって交付税特別会計に借り入れたものを返還する、その負担の問題でありますけれども、そういう負担の問題が起こっている。そういう問題であるとか、あるいは起債の償還財源の問題が起こっている。そういう問題であるとか、非常に問題が大きいわけですけれども、この問題は...全文を見る
○和田静夫君 いま私が申し上げました、「抜本的、恒久的な税財政制度の改正は昭和五十二年度以降の課題とせざるを得ないと判断した」、ここですが、ここのところちょっと答弁で明確じゃないのですが、したがって、私が申しましたように、「抜本的、恒久的な税財政制度の改正」、これは五十二年度以降...全文を見る
○和田静夫君 大臣、いまの答弁、よろしいでしょうか。
○和田静夫君 そこで、このことは大蔵省は了解をいたしておりますか。
○和田静夫君 大蔵省、よろしいですね。
○和田静夫君 そこで、大蔵、自治両大臣の覚書の第一項ですが、「両大臣は、毎年度の国、地方おのおのの財政状況を勘案しつつ、交付税特別会計の借入金の返還について、協議のうえ必要があると認めるときは、その負担の緩和につき配慮を行う。」ということになっております。こういうことも、いま申し...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、いま前提的に申し上げました自治大臣覚書、さらには「自治研究」第五十二巻第三号の六十ページ以降における論文を引用をしながらの私と大臣との確認、この二つの確認を照合いたしますと、明確にその中には交付税率の引き上げが含まれている、だれがどう考えてみてもそうい...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、あした私、大平大臣に来ていただきますから、ここのところは非常にかなめのところなんですが、いまの自治省答弁、確認しておいてもらっていいですか。
○和田静夫君 大臣お見えになっても変わりませんでしょうね。
○和田静夫君 いま与党の方からちゃんとあったのを聞いておいてくださいね、大変いい意見が出ておりますから。  私は今回の措置で一番問題だと思いますのは、一兆二千五百億円を財源不足対策債で見るという措置ですね。「財源不足対策債一兆二千五百億円のうち四千五百億円は政府資金の不足という...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。四千五百億円が「国庫財政の都合により起債に振替えられた」。そうすると、八千億円の分がそうではないという根拠は一体何なんですか。
○和田静夫君 要するに、四千五百億円というのは、自治省が大蔵省と折衝する過程で、さらにまあこれだけぐらい上積めよ、地方財政苦しいじゃないか、この程度でどうだと、いろいろと折衝されたと思うんです。特に実力者大臣ですからいろいろなことをやられたと思いまして、そのことを私は夢にも疑いま...全文を見る
○和田静夫君 ええ、そうでしょう、あなた方の論理は。ここで明確に私がしているのは、さっきとにかくこの論議の前提に当たって基礎をちょっと固めておいたのは、そこのこういう行き違いが出るといかぬからと思ったんですが、いま私が言っていることは間違いないでしょう。結局、大蔵の方もまあこの程...全文を見る
○和田静夫君 余り論文引用するといけませんが、これは私は大変りっぱな論文だと思いますからあれですが、たとえば八千億円の取り扱いは、いま答弁がありましたが、「八千億円は従来基準財政需要額に算入されていた公共事業債(道路関係を除く)及び高校新増設費の大部(九五%)を起債に振替えるもの...全文を見る
○和田静夫君 としますと、そこに真髄がある、そういうことになりますと、財源がこれだけ足りない、ある一定額足りない、したがって、いま答弁にありましたけれども、そこのところがちょっと私と意見の違うところですが、その分を起債でということにすうっと安易に結びついていっていいのだろうか。財...全文を見る
○和田静夫君 局長いろいろのことを言われますがね、ぼくが一番心配しているのは、いまは全く前提の論議ですから、これから具体的なことに入りますが、具体的なことに入る、これ最後にしますが、どう言われてみても、こんなことばかりしておったら私は単位費用の意味は何もなくなってしまうのではない...全文を見る
○和田静夫君 これも皆さん方の関係者がお書きになっている論文の中で、もうそんな論文の引用は——このいまの論文じゃありませんよ、別の論文の中で、いま私が展開しているような危惧をお持ちの皆さん方の関係者もいらっしゃいます。いろいろなものを読んでみておったら——いろいろなものを読んでみ...全文を見る
○和田静夫君 委員長、時間どうしますかね。いまのところが論議の前提であります、いままでのところが。いま私が申し上げた考え方、そして一応この論戦をするに当たって意思統一をしたところ、その立場を前提としながら、具体的な問題で少し論議をいたしますが、待たなきゃいけませんか、まだ。この辺...全文を見る
○和田静夫君 じゃもうちょっとだけ進めます。そしてあれですが、この今度の改正法の規定にこれから具体的に即して伺います。  まず、この包括算入分を削った四千五百億、先ほど論議しました。これは「その他の土木費」、「その他の諸費」を削ったということですね。
○和田静夫君 そうすると、これは法律の規定で言うと、どこにあらわれていますか。
○和田静夫君 じゃ、単位費用というのはその積算の根拠は毎年解説書で明らかになっています。ここに去年のものを私持ってきましたが、いま言われた部分についても詳細に説明されているんですが、去年のものとどこがどう違って、その結果、単位費用はどうなるんですか、これ。
○和田静夫君 それだけですか。
○和田静夫君 済みません、わかりました。これをやっていますと時間がかかりますから、あしたの大蔵大臣との論議に間に合うように、ちょっと十時ごろまでにまとめてくれますか。
○和田静夫君 それでいま言われようとしたことは、四千五百億円と一口に言われている、それをそれぞれの単位費用のところに割り振るとどこの部分が何千億円になるという意味のことでしょう。
○和田静夫君 それと同時に、もし出していただけるのなら、たとえば六十五ページ、ここに「単位費用算定の基礎」というのがございますね。「第四款 その他の土木費」ですね。この辺から単位費用当てにずっと出していただくと本当は好都合なんです。恐らく間に合うでしょう、それは。
○和田静夫君 間に合いますよね。そういうのがたとえば三百十五ページの部分にもあればあるいは三百九十九ページの部分にもある、こういうことになるわけですから。  それからもう一つは、八千億円について、いまぼくは先に言ってしまいましたが、単位費用を削った分といわゆる補正を削った分とが...全文を見る
○和田静夫君 そこでそこのところも、事業費補正を削った分の各費目ごとの金額と、それから事業費補正を削った分以外のものについて、各費目ごとの昨年の金額ですね。それから単位費用積算の根拠、その辺のところもこれは出ますね。当然出るわけですが、よろしいですね。
○和田静夫君 そうするとかなり時間短縮になります。  そこで、地方交付税法の第二条の七号、単位費用の意義が掲げられています。全部読みませんが、「標準的条件を備えた地方団体が合理的、且つ、妥当な水準において地方行政を行う場合又は」云々。「合理的、且つ、妥当な水準」とあるわけですが...全文を見る
○和田静夫君 あなたの方も信じているのだし、私の方は逆の意味で信じているので、これは案外、大臣すっと立ってくれれば、お説のとおりという答弁だったと思うんですよ。
○和田静夫君 今年度から基準財政需要額にこの地方税の減収補てん債償還費が設けられましたね。これは何ですか。
○和田静夫君 そうすると、この減収補てんの赤字公債の元利償還が地方債によって行われるということは、結局、地方債のツケを交付税で賄うということでしょう。そうですね、それは八〇%あるいは七五%で、残りは地方税で賄わざるを得ないですね。そういうようにこの赤字債の償還が交付税の算定基礎に...全文を見る
○和田静夫君 地方債というのは許可制ですね。だから、許可を得なければならない交付税ということになりますね。まあそういう乱暴な言い方は別として、とにかく許可を得なきゃならない金ということになりますね。そこで、八千億円の方については高校増設その他に充てていた財源がなくなる。高校増設な...全文を見る
05月13日第77回国会 参議院 地方行政委員会 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 昨日私は、地方財政問題の中で特に地方交付税制度だけを取り上げて議論をいたしました。それは、政府の応急的な地方財政対策が地方交付税制度の破綻となってあらわれていると考えざるを得ないからであったわけです。ところが、残念ながら議論はかみ合わないままに終始をいたしました。自...全文を見る
○和田静夫君 この五・一六の通達に沿って、いわゆる財政健全化計画が多数の団体で策定をされたのでありますが、どこの団体で策定されたかを発表してもらいたいのです。ただ、健全化債の許可予定を受けた団体はもう新聞発表になりましたからこれは除いて結構ですが、いますぐおわかりになりますか。
○和田静夫君 すでに各団体の計画書は入手していますが、しかし、これ以外に計画書というのはありませんか。
○和田静夫君 それじゃ計画案の案ぐらいのところにしておきましょう、きょうはとにかく。後ほど詰めてみますけれども、時間がありませんからそういうふうにしておいて、実は私も数団体の計画書を入手しておりますが、それを見ると、計画の形式というのはいずれもほぼ同じ形ですね。同じ形と言うより同...全文を見る
○和田静夫君 そう言われてみたところで、結果的には自治省にいろいろ伺いに行く、そうすると、いま言われるように述べられてそして指導を強化する、自治省はわれわれに発表するには、これは自主的な計画だとこう言う。そういうふうに衆議院で答弁されていますね。これだけ共通していては自主的だと考...全文を見る
○和田静夫君 そういうことですね。そこで私が持っている、自治省がおつくりになった資料、「昭和五十年度における地方公共団体の財政の健全化措置に伴う地方債について」、これによりますと、「今回の許可予定額の配分は、昭和五十年五月十六日付、自治財第三十三号「昭和五十年度地方財政の運営につ...全文を見る
○和田静夫君 ところで、退職日の繰り上げ分というのは、結局退職手当を出すするために出すわけ、それはそうですね。
○和田静夫君 それではこの退職日繰り上げ分を除いた残りの健全化債というのは、一体何の事業に対して、どういう充当率でもって許可されるのですか、されたのですか。全部で五十団体程度だから、これは全部いまお持ちでしょう。
○和田静夫君 そうすると、それはでき上がったときには資料として提出できますか。
○和田静夫君 そうしますと、使用料だとか手数料の値上げ、それから人件費の抑制を骨子とした財政健全化計画と、建設事業等に充当される地方債とに関係ありますか。これは何の関係もないですね。
○和田静夫君 私は、どうしてもわからぬのは、この五条適用債ということで出したって、財源補てんにするというのですから、地方財政法五条の脱法行為でしょう、これ。これはそんな起債が認められるのですかね。これ脱法行為じゃないですか。
○和田静夫君 私は、もうどうしてもそれは納得できない。  それで、いまも答弁がありましたけれども、この間、ちょっとぼくはここの部分だけは衆議院の地方行政委員会へわざわざ傍聴に行っていまして、即刻衆議院のあなたの答弁速記を起こしてきました。ここに全文——全文といっても主要な部分だ...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、やはりそういう意味で私の主張の方が正しいのだと、こう思うのです。財源補てんの役割りというものを担っているのだということを明確に答弁をされているのです。私は、本当のところはこうなんでしょう。まず、一定の必要事項、すなわち使用料、手数料の引き上げ、あるいは人...全文を見る
○和田静夫君 いえ、何度か何度かそこでやりとりが行われるという意味です。
○和田静夫君 とにかく自治体が修正をして出してくるという形のことがとられる。そこに指導が介在をする。いわゆる何らか指導を仰ぐと、こういうことになるわけですね。そして人件費等節約額をはっきりさせて、それに対して赤字額などとの比較からいわゆる健全化債が決まる、こうなっていますよ。それ...全文を見る
○和田静夫君 それを全省のものとして大臣の、指導をちゃんと一遍やって……。
○和田静夫君 そういう形のことはもう今後起こり得ないと。これはもう五十一年度もこの健全化を出す予定にしているようでありますが、ある県に聞きますと、もう五十一年度分について五十年度に一遍に起債許可の予定を受けておるというふうに聞かされるんですがね。つまり、計画を策定すると、五十年度...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣お答えになりましたが、人件費と建設事業等への起債の許可というのは全然関係がないと、先ほども確認したことですが、人件費の抑制、あるいは先ほど山崎委員からも論議がありましたけれども、定員の減などというようなこと、そういうようなことが条件になった起債の許可は当然あ...全文を見る
○和田静夫君 大平大蔵大臣と自治大臣にお尋ねをいたしますが、昨日、地方交付税法の基本にかかわる部分で、藤井主計官がお見えになって自治省といろいろやりとりをしました。そこのポイントになる点をどうしても大平さんに、大蔵大臣に確認をいたしたい、そういう形で御足労願いました。おおよそ論議...全文を見る
○和田静夫君 しかし実際問題としては、いま前段で申し述べられましたように、これはまあ本当のことを言えばそんなに急がなくてもいい、秋になったところで実際は支障がない、ただ運営上いろいろ苦しみが出るから、なるべくならこの会期中に上げてくれ、この程度のことだと、いまの御答弁大体そういう...全文を見る
○和田静夫君 それじゃちょっと違った意味で、財特法がこの国会でもし成立をしなかった場合に大平大蔵大臣はおやめになる、そういう風聞がしきりであります。財特法が成立しなかった場合、本当にいま報道されているような形で決意をされているのですか。これは大平さん自身の口から一遍聞いておきたい...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、前提的にはその辺にしておきます。  土地税制の見直しという動きが大蔵省にあると聞くのですが、これはどういう問題意識ですか。どういう手順でそういう作業を行っていらっしゃるわけですか。
○和田静夫君 先日、長者番付が発表になりました。ことしもまた土地成金が御存じのとおり上位を占めていました。大蔵大臣、こうした現象をある程度やむを得ないとお考えなのですか。このことを社会的不公正としてとらえて、そして早急に是正をしなければならないとお考えになるのか、この辺はいかがで...全文を見る
○和田静夫君 一般の国民は非常な、何といいますか、不公平感を持って、怨嗟の気持ちであの長者番付を私は見たに違いないと思うんです。この国民の気持ちにいささかでもこたえる意味で、土地税制の見直しを行うなら行わなければならない。それにしても、土地の供給促進を税制でやろうとしましても、こ...全文を見る
○和田静夫君 与党の中に、企業の持っている遊休地を国に買い上げさせるという、そういう議員立法の動きがあったと聞き、そして世論のひんしゅくを買っていますが、大平大蔵大臣はまさかこういう動きに加担をされるおつもりはありませんでしょうね。
○和田静夫君 要するにこの動きは、それらの土地を担保にとって金を貸した銀行の意を受けてのことであろうと私は思います。で、大蔵省は、銀行がそういう動きまでしなければならなくなった状況というものを把握をする意味、そういう意味だろうというふうに思いますが、銀行にそういう関連での検査に入...全文を見る
○和田静夫君 土地問題をちょっと取り上げたのは、実は地方行政委員会にふさわしい問題として、都市計画という問題がこれからますます重要になります。重要になってくるのではありますが、都市計画を推進する上でどう考えてみても何よりも肝要なことは、地方公共団体がいかに多くの公有地を持っている...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、質問を自治大臣に返しますが、自治大臣、どうでしょう。
○和田静夫君 これはまあ検討というのは、大変前向きな検討という意味でしょうね、そこのところは。
○和田静夫君 大蔵大臣、この歩積み両建て、悪いと積極的に発言されたのは大平さんの先輩の池田総理だったわけですが、これは大平大蔵大臣もそのお気持ちにはお変わりございませんか。
○和田静夫君 これは先般の国会でも問題にしたことではありますが、大蔵省の側は実態調査すると言われたんですが、これは調査はされたわけですか。
○和田静夫君 そうしたら、まあ集計結果については後ほど教えていただきたいと思うんですが、実は中小企業、非常に苦しいものですから、私たちのところにも幾つかの訴えがあります。たとえば一例でありますが、大蔵省に協力する意味で、調査に協力する意味で言うのですが、日本信販というのなんかは非...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省が直接あれするんではありませんけれども。
○和田静夫君 さて、本論のこの交付税でありますが、「自治省としては昭和五十一年度の地方財政対策は応急的な措置で当面は対処し、抜本的、恒久的な税財政制度の改正は昭和五十二年度以降の課題とせざるを得ない」、自治省はこう言っているし、昨日こういう状態の論議をいたしまして、自治省にも確認...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、昨日も自治大臣に確認をいたしましたが、自治、大蔵両大臣の覚書の第一項の部分は、これはこの前のときにやりとりいたしましたから大蔵大臣の心境もよくわかっていますが、五十二年度以降の対策には当然地方交付税率の引き上げも含まれているわけです。これはそれでよろし...全文を見る
○和田静夫君 地方交付税率をまともに検討していかなければならないのは当然の道行きである。本会議答弁にございましたように、自治大臣は、地方交付税法六条の精神に基づいて九月、十月ごろ大蔵省に対して税率の引き上げを含むところの措置について相談を持ちかけていく、これがこの月曜日の本会議に...全文を見る
○和田静夫君 これは大変不満な答弁なんです、そこは。これはもう問題にならぬ答弁でありまして、私はやはり本体の方がとこう言われれば、それは主権在民でありますから、本体の方は地方自治体の方が最も近い、この国の主権者たちと接触しているわけですから、そこがやはりもっともっと豊かにされなけ...全文を見る
○和田静夫君 総理、御苦労さんです。大変時間がなくなっていますので、私ももう用意した質問を端的にかなりの部分省略をいたしまして質問いたします。  まず、地方団体の職員の給与、労働条件等、労働基本権については、いかなる事態においてもこれを損なうことのないよう配慮するとともに、地方...全文を見る
○和田静夫君 先日の本会議で地方交付税法の論議があったときにお聞き及びのとおり、自治大臣は交付税率の引き上げ等の問題等を含んで、地方財政の健全な確立のために大蔵当局と秋に向かって話し合いをしていく、こういう形の御答弁がありました。したがって、私はこの機会に、総理もこの自治大臣の立...全文を見る
○和田静夫君 第三に、懸案の問題でありますが、地方事務官制度につきましては、昭和五十一年三月三十一日をめどとして廃止をして地方公務員とするよう努めること、この問題の五十一年三月三十一日を含んだ第七十七国会も会期余すところがわずかになりました。私は、幾たびか三木総理とこの問題でやり...全文を見る
○和田静夫君 この問題の解決のためには、御存じのとおり三月三十日に海部副長官から、地方行政委員会の附帯決議の趣旨を尊重をして、そしていまお答えがありましたような形に続くところの、言ってみれば政府中間報告的な答えを得ました。そのことは三木総理も御確認願えますね。
○和田静夫君 もうわずかな時間でありますから簡単に終わらせますが、この問題の解決は非常にむずかしいと言われるわけです。あるいはそうかもしれません。一方こういう意見もあるわけです。総理もお読みになったと思いますが、二月二十二日の朝日新聞の「論壇」に成田頼明教授が書いていらっしゃいま...全文を見る
○和田静夫君 最後に一言だけでありますが、実は今晩の夕刊を見て大変驚きました。「国会終了後に三木退陣」などというような形で各紙が大きく報道をしています。私はぜひこの国会で決議をいたしましたロッキード問題の徹底的な究明を行うという意思をお持ちの三木総理、私は三木総理並びに法務大臣こ...全文を見る
05月19日第77回国会 参議院 本会議 第12号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、ただいまの斎藤君の動議に賛成いたします。
05月20日第77回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
議事録を見る
○和田静夫君 まず冒頭、大臣に一、二お聞きをいたしますが、昨年十二月に公布された石油コンビナート等災害防止法は、公布の日から六カ月以内の政令で定める日に施行するということになっているわけです。タイムリミットはたしか六月十六日だと思います。いままで何回か、閣議決定すると予定をされた...全文を見る
○和田静夫君 通産省、この石油コンビナート等災害防止法は、石油コンビナート地帯の災害防止に資するということで、国会としてもいろいろな事情がありましたが、それなりに相当努力を払って早期の成立を期した法案でありました。ところが、いま政府部内の打ち合わせが整わないということで施行がおく...全文を見る
○和田静夫君 大臣、先ほど六月初旬と、こう言われたのですが、今月中ぐらいにはもう両省合意が成り立つということですか。
○和田静夫君 ちょっと消防団員の問題で二、三説明を求めたいんですが、消防団員は四十九年現在で大体百十三万人ぐらいいると言われていますが、十年前に比べてみますと三十万人ぐらい減っているわけですね。さらにさかのぼりますと、その減少率は非常に著しいものがある。その原因としては、都市化の...全文を見る
○和田静夫君 消防団員の処遇としては、報酬あるいは出勤手当、公務災害補償、賞じゅつ金、退職報償金などいろいろな制度、交付税などによっても財政的に裏づけられているわけですが、五十年度に比して五十一年度においてどのようにこれは改正をされましたか。
○和田静夫君 これ消防団員の場合に報償、出勤手当の場合、条例に基づいて出ている関係でしょう、これは各事務所によって差があります。その実態はおわかりになりますか。
○和田静夫君 これどうですか、一遍実態調査をおやりになって、まとまれば資料でいただけませんか。無理ですか。
○和田静夫君 次官、先ほど答弁いただきましたが、やはり国において適切な指導をするということが非常にいま大切でしょう。同時に、消防団員の処遇で、たとえば殉職消防団員の遺族の年金の改善だとか、あるいは義勇消防団員の事故手当の改善だとか、あるいは退職に伴うところの措置、そういう退職金、...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十九年のこの消防法の改正によって、既存の建物についても消防法の設備基準が適用されることになりました。百貨店、地下街などについて五十二年四月から、そしてその他の建物については五十四年の四月から施行される。これらの法律が施行されることによって既存の建物についても設...全文を見る
○和田静夫君 今回の消防法の改正は別途提案、すでに成立をいたしました海洋汚染防止法の改正法などとともに、昭和四十九年十二月の例の三菱石油水島製油所の重油の流出事故を契機にとられた災害防止対策、すなわち一連の各種行政措置や立法措置のいわば大きな締めくくりであります。そこで、まず屋外...全文を見る
○和田静夫君 そこで緊急点検について、昨年の五月の二十日の「屋外タンク貯蔵所の保安点検等に関する基準について」という消防庁予防課長の通達が出されている。いま言われました不等沈下の著しいタンクについては通達に示す基準にのっとった措置を講じた上でタンクを使用されたい、こういう指導がさ...全文を見る
○和田静夫君 そこで全国消防長会は昭和五十年十月七日、当時の佐々木消防庁長官に対して、「屋外タンク貯蔵所の保安点検等に関する基準の運用について」は沈下値の測定方法あるいは解釈が不明確であるという指摘を前提にして、「細部基準を可及的速やかに示されたい」ということと、現地消防機関から...全文を見る
○和田静夫君 私、どうも消防庁が通達などを出されるときに、この現場の消防機関の意見を事前によくくみ取られない面があるのではないだろうかということを思うのです。あの三石の重油流出事故についても、当時各地の水を張った試験の結果などを消防庁が十分把握をして、検査基準などに関して適切な措...全文を見る
○和田静夫君 次、昨年十二月十八日、三石のタンク事故について、事故原因調査委員会の調査報告がなされています。その中には、当時の事故状況などの報告も含まれていると思うんですが、今後の保安対策としてどういう事柄が必要なのか、そういう提言はありましたか。
○和田静夫君 五十一年の一月十六日の「屋外タンク貯蔵所の規制に関する運用基準等について」というこの消防庁次長通達、通常暫定基準と言われているようでありますが、この内容と、さきの事故調査委員会の報告との関連といいますか、それはどういうものを取り入れているわけですか。  それから、...全文を見る
○和田静夫君 そこでこの暫定基準に関連して、他の、政省令の改正の必要があるものといま御答弁がありましたが、これは大体いつごろまでにやられるわけですか。
○和田静夫君 暫定基準によりますと、この既存の防油堤の設置及び改造に関する事項はおおむね五年以内に行わなければならぬという経過措置があるんですが、この五年というのはどういう理由ですか。
○和田静夫君 先ほども述べました四十九年の消防法の改正で、既存の特定建物についても所要の消防用施設を設置させるということにした際に、特定防火対象物のうち、百貨店、地下街等については五十二年の四月一日から、その他については五十四年の四月一日から施行することにしたわけですね。つまり、...全文を見る
○和田静夫君 それじゃなるべく急がせるということが趣旨ですね。  いま提出されている法案の骨子は、先ほど大臣提案がありましたが、第一は屋外タンクについて、従来行われている完成検査のほか、完成の前において、すなわち工事の途中の方が検査しやすい特定事項について完成前の検査を行うこと...全文を見る
○和田静夫君 この協会の運営のさしあたっての運用資金なり所要の職員数あるいは役職員の給与体系、給与水準、これは自治大臣の設立認可の際に問題となるべき事項ですね。そうすると、ここのところはどういうふうにお考えなんですか。
○和田静夫君 一言で言ってみて、借金で発足するということにいまなりますね。そうしたことで責任ある検査体制が確立できると確信をされていますか。
○和田静夫君 そうしますと、受託料、手数料、それ、自治大臣がお決めになるということですね。だとすると、これは法律上の根拠規定はどういうことになるのですか。
○和田静夫君 ちょっと例示的に何かいまお考えになっている事務を挙げて、そうしてこの受託料金の額、何か構想ありますか。
○和田静夫君 ちょっと若干話がそれますがね。現在の消防設備士免状書きかえ手数料それから再交付手数料、これ幾らですか。
○和田静夫君 そこで知事会の調査では、この間もお話が知事会からありましたが、実際の必要経費は、たとえば二百円に対して四百四十円それから四百円に対して七百五十円である、何とか改善をしてくれという要望が出ています。消防法施行令を改正するおつもりがありますか。
○和田静夫君 改正法の十一条の二に、「政令で定める工事の工程ごとに、」ということがございますが、「政令で定める工事の工程」とはどういうことを予定されているわけですか。
○和田静夫君 この政正法十一条の三の規定によりますと、市町村長等は、政令で定める屋外タンク貯蔵所の設置について、当該施設の構造、設備に関する事項で政令で定めるものが技術上の基準に適合するかどうか、つまり設計段階での審査並びに完成検査前の検査について政令で定める特定事項が技術上の基...全文を見る
○和田静夫君 市町村長等は協会に委託できるとありますね。「委託」という用語はどういう意味ですか。
○和田静夫君 自治法の百五十三条には「委任」という文言がありますね。また同法の二百五十二条には「委託」という文言がある。そうすると、委任といい委託といい、自治省関係者の解説によりますと、いずれも委任者、委託者が委任ないし委託した法律行為、またはこれに伴う事実行為についてその範囲で...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、たとえばもっとちょっと考えてみまして、協会が行う審査にはそれ相応の技術的能力が必要ですね。必要ではあるが、たとえば消防問題、大学の研究室が非常に充実をする、将来にわたって。そういう場合もあるでしょうし、あるいはその他の団体、あるいは現在存在しなくても、将...全文を見る
○和田静夫君 きのう京都で七大都市市長会議が行われて、私もちょっと昨晩と、けさ一番で乗ってくるまでいろいろお聞きしてきましたが、きょう消防法の論議があるんだという話をしておったら、たとえば、いまお話があった川崎だとか横浜とか、おれのところは自分のところで審査する能力を持っている。...全文を見る
○和田静夫君 さきにちょっと触れましたように、自治法その他の法律には、自治体ないし首長及び行政機関の事務の委託や委任について規定したものがいろいろありますが、相手が民間団体等である場合には規定したものがないように思うのですね。で、民間団体といっても公益的なものもあるし、あるいは営...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、もっと具体的に言ってみてください。戸籍事務はどうですか。あるいは税務事務はどうなりますか。
○和田静夫君 ここのところはもう少し別の機会に……。  かなり時間が制限されましたから、論議を一遍してみないといかぬと思っておったのですが、今度の国会を通じて行政局長といろいろやりとりする機会がなかったものですから、ちょっとだけでいいですが、団体別のラスパイレス指数ですね、これ...全文を見る
○和田静夫君 昨年は一月末ごろに中間発表までおやりになって、ということがありましたね。ことしはラス指数はもう用済みだから出さないのだと、こういうことですか。
○和田静夫君 これは当然私衆参両院で求めまして、そして資料として提出を、前はいただいたわけですから、ことしもここで要求をしておけばまとまった時点ではいただけますか。
○和田静夫君 わかりました。まとまらないうちに少しずつぼつぼつともらいに行っても、すぐ出したっていいじゃないですか。いいでしょう、それはまたそこはいいことにしておいて。
○和田静夫君 四十九年四月一日、五十年四月一日のこの全団体の平均ラス指数及び三月の人事委員会事務局長会議で御発言になった五十一年四月一日のラス指数の見通しですね、これはいまお教え願えますか。
○和田静夫君 平均的には二ないし三の変動はあるだろうという、そのときの御発言はそうなんです。それをまあここでいま追認されたというふうにとっておいていいですね。
○和田静夫君 改正法第十六条の二十九では、役員の営利事業への就業禁止が規定をされています。ただし書きでは、自治大臣の承認を得ればこの限りではないとあるのですが、日本消防検定協会に関する現行の消防法の二十一条の三十では、非常勤役員についてのみ大臣の承認により営利事業への就任が認めら...全文を見る
○和田静夫君 改正法十六条の三十三では、役職員は、「罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。」と、職務執行の公正や秘密の保持などが要求されているわけです。検定協会の規定とこれ同様にすべきではないんですか。
○和田静夫君 危険物規制の行政は、これは国の事務ですね。市町村長等に機関委任された事務だと説明がされているわけでありますが、今回の改正では、保安技術協会が市町村長等から委託を受けて行う事務ですね。これは市町村にそれを実施する能力が、先ほど来お話がありますように十分でない。あるいは...全文を見る
○和田静夫君 ここのところやっぱりどうしてもひっかかるので、常日ごろ自治の本旨については消防庁長官以下自治省官僚の皆さんのお書きになっていることを忠実に読んで、そのままのことを言っているだけでありまして、ところが委員会の論議になると、どうもそちらの方ですっと変わることがあるので困...全文を見る
○和田静夫君 つまりともあれ私は、協会が委託を受けた事務処理について適切な行為を怠ったとき、国は協会の監督不行き届きであったというような間接的な責任を負うのでなくて、直接責任を負う体制をとることが、すなわち国自身が事務処理に当たる体制をとることが責任ある行政体制であろうと言ってい...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、屋外タンクの保安体制が法制上整備されてきました。消防法その他の行政関係法規を企業が十分守れば事故が起こらないと言いたいのですが、現実はそうはいかない。現在考えられる最高の技術によって審査が行われて、正規の許可を受けて屋外タンクの使用が開始されたが、不幸に...全文を見る
○和田静夫君 これは法制局長官にでも来てもらっての話になるかと思いますが、この民法七百十七条、無過失賠償責任は「工作物ノ設置」「ニ瑕疵アルニ因リテ」云々と、こうあるわけですね。そうすると、この規定の適用は困難なんじゃないかというふうにふっと思うんですがね、どうですかこれは。
○和田静夫君 私は企業が責任を負わなくてよいと言っているのでは決してありません。行政法規が精緻になって高度な技術が駆使されるようになると、どうしても、反面において企業の方もこれ以上責任はとれないと主張するようになる。そういうのがずっとたくさん出ますね。そこで、この際、政府の態度を...全文を見る
05月24日第77回国会 参議院 本会議 第14号
議事録を見る
○和田静夫君 常任委員長の選挙は、その手続を省略し、いずれも議長において指名することの動議を提出いたします。
○和田静夫君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
07月21日第77回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、大蔵大臣に伺いますが、最近の金融界全般の情勢として、オーバーローンということはございませんか。
○和田静夫君 昭和二年に渡辺銀行の倒産という事件がありましたが、そういう事態が全く起こり得ないということは言えない実態が、ここで名前を挙げることははばかりますが、私は、きょうは信用組合問題、次回には信用金庫、さらには相銀、地方銀行という形で、それぞれ追及をする用意を進めていますが...全文を見る
○和田静夫君 これは私もかつて長い間決算委員会で、幾つか信用組合、信用金庫あるいは銀行問題ということをずっと取り上げ続けてきた経過がありますから、その経過の中から大蔵省の側はいま言われましたように、自治体が直接的に干渉する信用組合問題でも十分に対応し続けたいというお答えが経過的に...全文を見る
○和田静夫君 誤解のないように申し上げておきますが、たとえば大阪府知事からいろいろの要請があればという、たとえばの話ですが、自治体の首長から。ところが、自治体の首長にまで上がらない段階で物事が処理をされているところに実はこういう問題があるんであって、たとえば大阪府知事がこれらの状...全文を見る
○和田静夫君 その改善の方向に向かっていないことをこれから少し述べてみたいと思うんですが、お聞きしますが、昨年一月倒産をいたしました朝日工業株式会社関係、これはどういうふうになっていますか、どういう報告になっていますか。
○和田静夫君 それで私は冒頭に、オーバーローンが存在をしないかという意味での総括的な答弁を大臣に求めたのですが、大臣お立ちにならなかったのですけれども、いまのような答弁を続けられているのなら、後で私は申し上げますけれども、若干私の方からその資料をまず提供しましょう。おたくはお手元...全文を見る
○和田静夫君 この二十五億五千四百五十八万六千円という累積額ですね。このうちの約半分、十億円以上は利息手形による累積額であります。この辺はきょうここで答弁なさらないのなら、あとで全部私の並べた数字について調査をしてもらった結果、おたくから後で資料要求しますから。  つまり、ある...全文を見る
○和田静夫君 前田治一郎さん、その人が監査役をやられ、それから前田昭一さんという一族の一人が取締役をやっていらっしゃる五つの海、五海建設株式会社というのがあります。これは現在もなお一億一千六十七万五千円焦げついています。昭和四十三年九月十日に倒産したこの会社に焦げつきがある。この...全文を見る
○和田静夫君 お調べになって後ほどそれじゃ答えてもらえますか。私に説明をしていただけますか。
○和田静夫君 協同組合による金融事業に関する法律ですね。この第四条の二で言えば、ここに規定をされています一組合員に対する貸し付けの限度額ですね。貸付限度というものは、この実業信用組合の場合幾らになりますか。
○和田静夫君 これは四十九年末では幾らでしたか。
○和田静夫君 この実業信用組合は、協同組合による金融事業に関する法律第四条の二ですね、このいま言われた二にきわめて、平然と、しかも長期にわたって違反をしています。現時点でも、この協金法四条の二にいう貸し付けの限度を超えた融資というのは、四十九年度と同じく八件あると言われてます、私...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省にお尋ねしますが、私はいま協金法四条の二が平然と破られているという表現を使ったのですが、この平然とという意味は私は二つの意味を込めたつもりです。  第一には、いま指摘をしました貸付限度額が実は当時八千八百万円だった、このときには。そこで、一億円を超えてしまっ...全文を見る
○和田静夫君 昭和四十九年末の時点で組合員資格のない者との取引、これは中小企業等協同組合法第九条の八の違反だと思うんですが、これが十四件あるんです。五億一千五十二万円あります。これは現在も続いていますね。
○和田静夫君 この組合員資格のない者との取引ですが、これは中小企業等協同組合法百十二条にいう「組合の事業の範囲外において、貸付をし、」とか「手形の割引」とかというふうに、これ法制局、該当しませんか。
○和田静夫君 続けてちょっと法制局にお伺いしますが、とすると、この実業信用組合の役員に、中小企業等協同組合法第百十二条が当然適用されなきゃなりませんね。
○和田静夫君 私もそう思います。  そこで、大蔵管にお尋ねをしますが、中小企業等協同組合法百十二条ですが、これは「組合の役員がいかなる名義をもつてするを問わず、組合の事業の範囲外において、貸付をし、手形の割引をし、若しくは預金若しくは定期預金の受入をし、又は投機取引のために組合...全文を見る
○和田静夫君 まあそれは内部にいろいろの論議がありまして、大変不満を持っている行政の内部事情も、どこかで当然こういう条項に当てはまるがゆえに、告発をすべきだというこのしんが消えてしまうとか、いろいろのことがある、ぼくはそれはいろいろな背景が頭の中を駆けめぐりますがね。それはいまき...全文を見る
○和田静夫君 中小企業等協同組合法第三十九条違反をこの組合は行政当局から指摘されていますが、これに対して第百十五条第八号に基づく罰則の適用はありましたか。
○和田静夫君 これはなぜないのでしょうか。そういう態度だから、結果的には行政がなめられっぱなしになめられるという形になっている。それが先ほど来述べているように、四十九年に指摘をされた、あなたの方は改善された、改善されたと言っていますけれども、一向に改善されていない膨大なものが残っ...全文を見る
○和田静夫君 局長答弁にありますように、伺っていません、存じませんという部分については後ほどお調べを願って、私に指摘ができる点があれば私のところへその結果に基づいて御指摘を賜りたいと思いますが、これからの答弁でも同じことであります。それはさっき御答弁がありましたが、そういうふうに...全文を見る
○和田静夫君 協同組合による金融事業に関する法律第二条第二項ですが、この違反が行政当局からこの組合は指摘されているんです。これには同法第九条第二号に基づく罰則が適用されますね。これはどちらで、法制局かどちらかが……。
○和田静夫君 これは法定されてませんか。
○和田静夫君 これは銀行法との関係、先ほどちょっと御説明あったんですが、の関係は出てまいりませんか。
○和田静夫君 私もそういう認識なんですよ、大蔵省。その辺はぼくは局長答弁ちょっと改めておいてもらわなきゃいかぬ。直接的に罰則がないことはわかっています。よろしいですか。
○和田静夫君 銀行局長、先ほどからずっと下から上がってきた、いわゆる改善された、改善されたという形での答弁があるんですが、私はもし改善された、改善されたというふうに言われるのならば、四十九年末に確かにあったこの期日到来の手形で交換未呈示のものはどうなったんですか、これは。
○和田静夫君 私はこれはちゃんと行政当局から指摘をされたことに基づいて質問していますから、私の想像、私がつくり上げたものじゃありません、具体的には全部おたくに教えてあるわけですから。あなたは御存じのとおり、質問内容は全然通告しないという態度を役員会で決めたばかりだけれども、私も役...全文を見る
○和田静夫君 私は決して、改善は、冒頭申しましたように、部分的なものであって、もう全く末梢的なものであって、されているというふうには認識をしない、大変危険な状態にあると思っているんですが、続けて幾つかのことを言います。恐らく答弁が一緒だろうと思うんですが、無稟議の貸出金はどうなり...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、これも後で。  続けて言います。もう一つずつ聞いていても同じ答弁だと思いますから。その中でもし答弁ができるものがあったら言ってください。  基本取引約定書のないものはどうなったか。分割貸出金はどうなりましたか。不祥事件による貸出金はどうなりましたか。過...全文を見る
○和田静夫君 これはもうちゃんと、ここでにわかに私が質問していることじゃないんで、それは困るな、本当は。まあしかし、調べてないものをいまここでやって時間とっても仕方がありませんから、ちゃんと事前にこういう具体的な問題はどっちみちお調べ願わなけりゃと思って調べるように言ってあるわけ...全文を見る
○和田静夫君 これは前田治一郎さん、組合長の仮払い金ですか、そういう内容についてもまだ調査できませんでしたか。
○和田静夫君 それじゃ、これは後刻教えてください。  不祥事件に係る仮払い金というのは、これはどういう内容のものなんですか。
○和田静夫君 ここで警察庁にお尋ねをいたしますが、警察は実業信用組合の大仁支店、それから都島支店での不祥事件について信用組合側から届け出を得ましたか。
○和田静夫君 大仁支店の内容については、いま答弁できますか。
○和田静夫君 そうすると法務省、この結果はいま何かになっていますか。
○和田静夫君 そこで都島支店でありますが、都島支店で三千万円もの横領事件があった、それにもかかわらず、いま言われますように大阪府警への届け出はない。事件にし得なかった。事件にし得なかったのは、一説によりますと、都島支店が扱った先ほど来問題にした朝日工業ですね、朝日工業への融資の内...全文を見る
○和田静夫君 実業信用組合の昭和五十年度決算ではきわめて非現実的な数値が、私、素人でありますから、私の目から見れば非現実的な数値が使用されていると思われるんです。たとえば役職員が二人ふえているのに、人件費が計算をしてみますと二・七三%で前年度比ゼロであったり、物件費が前年度一・〇...全文を見る
○和田静夫君 昭和五十年度の実業信用よりはるかに経理内容のよい豊国信用組合というのがあります。この豊国信用組合の三歩配当という要請を欠配にしておいて、実業信用には八歩配当を認めた。大阪府の片手落ちだという怨嗟の声が上がっているわけです。しょせんもう私がこの問題を取り上げることでは...全文を見る
○和田静夫君 私、この問題の追及は究極まで行うつもりでいます。そうでなければなかなかこういう決算委員会の公の場で取り上げられるものでありませんから、私はみずからの調査に確信を持っています。しかも、実はこの成り行きというのは、非常に重大な内容を含んでいると私は判断をしています。その...全文を見る
○和田静夫君 検討の結果については、当然私のところには連絡がありますね。
○和田静夫君 私は、これはどんな内容のものであるかというのは当然わかって言っていることでありまして、最後に大蔵大臣、一問だけお聞きをいたしますが、——いいですか、ある記者会見の席上で、相銀協の早坂会長が、あのにぎわしました東邦産業の倒産に関連をして、次のように述べられたんですね。...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ大蔵関係を終わりまして、厚生省関係。  厚生大臣、医薬品の安全性を維持するために薬事法等においてさまざまな規定があるのですが、私はその全貌を本日問おうとは思わないのであります。一、二だけちょっと尋ねたいんですが、その一つは、薬事法第五十条に定められた記載事...全文を見る
○和田静夫君 そうですね。  そこで、製造番号のほかに、法律では何ら規定がないのに、流通番号というのがある。流通ロット番号と呼ばれているものですが、これはどういう性格のものでしょうか。また、これはどれぐらいの数の医薬品につけられているのですか。
○和田静夫君 私が調査したところでは、約二百種ぐらいの比較的ポピュラーな医薬品に流通番号が振られているようであります。医薬品の種類は現在どれくらいですか、約一万ぐらいなんですか、もっとあるんですか。——そのうちのわずか二百ぐらい。流通番号がどういう性格のものであれ、ごく一部にだけ...全文を見る
○和田静夫君 まあ厚生省、現段階において、したがって流通番号の必要性を認めてないということだと思いますが、そこで確認をしておきたいことは、法律によって医薬品の安全性を追跡する手段としては、先ほど言われましたように製造番号がある、いわゆる流通番号は法律に定められていないものである。...全文を見る
○和田静夫君 流通番号は法的根拠はない。また、流通番号をつけなければならない理由もある意味じゃ見当たらない。いま厚生省は必要性を感じてはいない。そういうわけのわからない流通番号がどういうふうにつけられているかということを、もう時間がなくなってきましたから、例を挙げてみたいですよ。...全文を見る
○和田静夫君 中に書いてあるのが往々にして消されるから、何かで見なければわからない番号が打たれている、こういうことになりますね。それから、ずっと責任を持つということなら製造番号でいけるわけですから、これは大変なことだと思うのです。私は、全部持っています、ここに。それで、このランプ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、流通番号がこれなぜつけられるのかというのは、ある意味じゃはっきりしていると思うのです。先ほど二つの理由をお挙げになりました。私は後者の部分がかなり大きい比重がある。流れを追っていくメーカーが——後ほど私は薬価の価格差についてちょっと触れますが、結果的には、国...全文を見る
○和田静夫君 明確に再販に指定されていない医薬品でもってこの実態は存在する。存在をすれば、当然独禁法十九条の違反である。これは調査結果はそういう形になると思うんです。いま法律解釈としては、前提的に違反の事実解釈をされ、そして調査を約束されましたから、その調査結果をここでは待ちます...全文を見る
○和田静夫君 不公正取引の問題として取り上げる、こういうことですね。  大臣ね、厚生省としては、いまいろいろなことを私いま申しましたけれども、これは不公正取引に使用されている流通番号、特に隠し番号について何かやっぱり措置される必要があるんじゃないかと思うんですが、概観的にどうお...全文を見る
○和田静夫君 この流通番号についてお尋ねしてきたのは、それがメーカーの価格政策に利用されて大変不当な、不公正な取引が横行しているからであります。私の調べたうちからきわめてポピュラーな薬品二、三を挙げてみます。これは当然再販商品ではありません。  武田薬品アリナミンF25、これは...全文を見る
○和田静夫君 二十八年告示の問題はどういうことですか。
○和田静夫君 それはわかっておるんですが、この実態という……
○和田静夫君 これもまあ調査して、適合性というものを結論としては出される、こういうふうに理解していいですか。
○和田静夫君 次に薬事法四十三条ですか、検定に基づいて張る薬品検定合格証紙——もう時間なくなりましたので私少し一方的に申しますが、薬事法の施行規則の四十六条に、検定の申請は、同一製造番号の医薬品または医療器具ごとに行うことになっておる。同四十七条によると、メーカーが容器に入れてお...全文を見る
○和田静夫君 二千三百十一人。その八割程度は食品監視員との兼任なんですね。これは自治体の財政事情その他からいってこうならざるを得ないんです。大臣、ここのところね、これは実はここへ自治省も並んでもらって交付税論議を少しやりたかったんですが、もう時間がありませんから、大蔵大臣もよくこ...全文を見る
○和田静夫君 これは大きな人件費にかかわる超過負担問題などが大きくなってきたから、最近ちょっと改まってきているということだけなんです。それでも、たとえば交付税で薬事行政費中課長一人、吏員十一人、その他三人、こうなっているわけです。交付税の算定を財源措置と認めるとしても、この吏員十...全文を見る
○和田静夫君 全く最後にしますが、試供品の添付が異種添付など巧妙な方法で行われていますね。厚生省はたびたび禁止の通達を出されています。私はこの通達全部ずっと出されたやつ持っていますが、これ、しかしなお成果を上げていないんですね。これは遺憾なことだと思うんです。問題の根が深いことは...全文を見る
○和田静夫君 大臣、よろしいですか、いまの答弁。
10月20日第78回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○和田静夫君 いまの関連ですが、前提になるものが一つあると思うのですが、大会に向かって総裁選には立候補されるわけですね。
○和田静夫君 どうも決めていらっしゃらないと言われたところで、報道などによれば、辞任は情勢次第だということを含みとしながら、大体あなた自身にお任せになるということになるようでありますが、そうすれば、三十一日には総裁選挙に立候補する、次期総裁に立候補される、そう決意された段階では、...全文を見る
○和田静夫君 総裁立候補の意思をお持ちである、そうなってくると、現在三木内閣の副総理である。三木内閣の施策に対しては違いが当然あるがゆえにみずから総裁選挙に立候補されて、そして総理の座をうかがう、こういう形に私は当然なろうと思うんですが、後ほど具体的に政策の面でお聞きをする機会を...全文を見る
○和田静夫君 何か与党の関係で時間が制限をされたましたので、ちょっと他から答弁者が見えているところを先にやらしてもらいますから。  それは、七月二十一日の本委員会における大蔵大臣と私のやりとりの後始末の問題で少しまず質問をいたしたいのであります。  きょう、各紙が二億円の不正...全文を見る
○和田静夫君 私は七月二十一日の本委員会で、自由民主党の衆議院議員前田治一郎さんが経営される実業信用組合の経理のずさんさを指摘をいたしました。私は、この実業信用組合の問題というのは、いま御報告があった弘容信用組合の問題どころでは、実はけさ新聞を読みながら、ないと思うんです。私の決...全文を見る
○和田静夫君 私の指摘が事実とかなり違っていたと言われた以上、私が指摘した項の一つ一つについて事実確認を実はしていきたいところです。しかし、いま銀行局長が述べられるような立場、大蔵省としてこうした問題についてこの場で明快な答弁がしにくいことでありましょう。したがって、個々の細かな...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省として一つ一つの事実関係について明快な御答弁ができない。なぜできないかというのは、この事実を大蔵省の口で認めるならば、わが国金融史上でもそう例を見ない一金融機関の焦げつき額が表に出ることになる。きわめて重大な事態が現出しかねないという配慮だろう。私はその立場を...全文を見る
○和田静夫君 したがって、前田前理事長が述べていることは、そこでも大変なうそがある、ごまかしがあるということが明らかであります。  法務省にお尋ねをいたしますが、法務省は去る七月二十一日のこの委員会で、大阪地検がこの朝日工業関係で、実業信用組合に不正貸し出しが行われたのではない...全文を見る
○和田静夫君 それで実業信用についても、冒頭御報告がありました弘容信用同様捜査をお進めになるつもりがございますか、この間からの論議をお聞きになっていて。
○和田静夫君 大阪府が実業信用組合の経理立て直しを図るために、約三億円の融資を内定した。一方、親機関である全国信用組合連合会に約六億円、大阪府の指定金融機関である大和銀行に約三億円の融資を要請したと言われていますが、これは本当ですか。
○和田静夫君 私は、大阪府がみずからあるいは他の金融機関に要請して、そういう救済措置に出ること自体にとやかく言うつもりはもちろんありません。預金者保護という立場からそれは当然なことでもまたありましょう。しかし問題は、これだけ穴をあけた金融機関の責任者に十分なる責任をとらせた上でな...全文を見る
○和田静夫君 その理解とずいぶん違う事実関係が、いろいろ文書が出たりしています。もう時間がありませんからそれは深追いしませんが、前田治一郎さんが代表理事たることを辞任したと言われる。だが依然として組合長理事であります。前田氏には、代表理事並びに全国団体の役を辞任するに当たってとい...全文を見る
○和田静夫君 そこで自治大臣に伺いますが、この前田治一郎氏を初めとする実業信用組合の役員の責任のとり方がきわめて不十分なものである。——以上です。大阪府が救済措置にいま直ちに、実態調査もやらずに乗り出すということはやめるべきだと実は考えています。ただやみくもに救済しようという態度...全文を見る
○和田静夫君 自治省にとってはこの問題というのはこの委員会初めてです。大蔵省とのやりとり、法務省その他とのやりとりというのはもう二回目のわけですね。ここの事実関係というのはやっぱり自治省の側としても、自治体の諸問題について広く知り指導をする立場に一面ではある以上、よくここのところ...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、どうもありがとうございました、もう結構です。  ともあれ大蔵省、前田さんはやはり「日本金融通信」で、いまさしあたって資金の必要はないと言っているのですよ。ないと言い切っているのです。そうして、いいですか、ここで、専務らに大阪府や全信組連から資金預託の話を...全文を見る
○和田静夫君 法務省と大蔵省、もう……。どうもありがとうございました。  そこで、経企庁長官、副総理に戻るのですが、先ほど冒頭に総裁、総理への道という論議がありましたが、私は福田総理が実現をした場合に、いろいろのことを考えてみたんですが、一番気にかかるのは、福田総理のもとで日韓...全文を見る
○和田静夫君 総選挙が近づいてきたせいかどうかわかりませんが、最近急に物価調整減税について三木総理周辺で議論されるようになりました。単に体裁のよい議論というばかりではなくて、もう時間が非常に制約されたから、前段いろいろ述べたかったんでありますが、実質賃金が低下をして個人消費支出が...全文を見る
○和田静夫君 社会党の持ち時間が来てしまって十分な論議ができなくて残念なんですが、もう一問聞きたいのは、中期見通しについてちょっとお聞きしたいんですが、先ほどからもずっと言われておるように、物価を中心に考えてこられた経済運営、これを今後何を指標にしていくのか、どうも明確でないよう...全文を見る
○和田静夫君 最後に、五十年代前期経済計画を、ずっとあれしてみまして、一つだけちょっと聞いておきたいのは、高度成長路線を離れて新たな目標を模索する過渡期の苦しみということができる、こういうことになっている。過渡期の苦しみというのは、これは具体的に何ですか。
10月28日第78回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
議事録を見る
○和田静夫君 まず、地方財政の現状及び見通しについて天野自治大臣にお尋ねをいたしますが、現在の地方財政は一口に言って大変巨額な借金によって支えられております。それは一時的なものではなくて、私は相当長期的かつ構造的なものであると考えているわけですが、大臣の御認識はいかがですか。
○和田静夫君 地方財政の収支試算は経済企画庁が作成をして閣議決定をされましたのですが、昭和五十年代前期経済計画で予測をされていますが、この名目成長率一三%を四%も上回って一七%の一般財源の伸びを見込んでいるわけですが、この算出の根拠を伺いたいのです。一七%の税収の伸びというのは相...全文を見る
○和田静夫君 先ほどの大臣の御答弁とあわせて大臣にもう一問聞きますが、いまの局長答弁にもありましたものを含みにして、中期的、長期的に見まして、行財政改革を行う時期に来ていますね。それはそういう御認識でしょう。
○和田静夫君 そうしますと、これは行財政改革を行うに当たって、手続的にはどんなふうにやられますか。どういうプロセスを経ることになりますか。
○和田静夫君 そうすると、いまのプロセスはどういうふうに考えていますか、そっちは。
○和田静夫君 そこで、その地方制度調査会なんですが、何か前に質問があったようですから重複は避けますが、十六次の地方制度調査会が十月二十三日に委員の任期切れとなった。そこで、起草委員会で起草した税財政の改革に関する意見は委員長への報告という形になった。いわばしり切れトンボであります...全文を見る
○和田静夫君 いまも答弁ありましたが、総選挙、さらに引き続いて参議院選挙も控えておりますから、そうすると、時期的に私は十七次の発足というのは大変むずかしい政治的な状態にはあると思うのですよ。ところで、この地方制度調査会の運営について、運営の細部については触れられたところがあるよう...全文を見る
○和田静夫君 十六次の報告で私たちはもちろん是認できるところもあります。しかし、非常に強く反対を表明してきたものが多いのです。特に、私も住民税の減税問題あるいは自治体の自主課税権問題、地方債の許可制度の廃止などというものについては強く論議をしてきました。しかし、このすべてについて...全文を見る
○和田静夫君 端的に一つだけここで聞いておきますが、税制調査会と地方制度調査会とが私は相当意見が食い違ってくると思うのです、これから。その場合に、個々の事項について事務局レベルで検討をされ続ける、そういうやり方になりますか。
○和田静夫君 地方交付税率の問題については、この委員会でたくさんの論議があったようですが、きょうここで一つだけ確認をしたいのは、まず地方交付税第六条の三の2の解釈について従来確認をしてまいっていますが、自治大臣の認識をまずひとりお聞きしたい。
○和田静夫君 そこで、現在の状態というのは、いま言われた大臣の認識の中で、この五十二年度からこの条項を適用すべきことが確実視されている状態である、こう認識してよろしいですか。
○和田静夫君 斎藤次官、大蔵省もよろしいですね、ここは。
○和田静夫君 ここはもう短く、一言でいいんです、一言で。あと聞きますから。
○和田静夫君 そこのところはもういいんです、政府統一見解が出ているから。問題は、さっき言ったとおりいまの認識ですよ。適用の認識。いや、それはイエスと、こう次官言われますか。自治大臣と同じことでいいですね。
○和田静夫君 とにかく自治大臣が確認をされたような形でこの条項が適用になる、そういうことが確実視される、そこに入っていく、そういう状態の認識が政府の統一的な認識だと思うのです。  そこで、大蔵省にお尋ねするのですが、私は一割程度ものこの財源不足が二年以上も続くということは、これ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、こういうことになりますね。この問題は法律を守るかどうかの問題になってきます。来年度の措置をどうするかということは、これは別次元の問題だと私は考えている。幾ら自治大臣が、たとえば交付税率の引き下げを含めて万全の措置をとりたいと、衆参両院の委員会をずっと通...全文を見る
○和田静夫君 法律が規定しているにもかかわらず、それをもし守らないということになりますと、これは地方交付税法の私は根幹を脅かすことになる、そういうふうに思うのです。先ほど触れました第十六次の地方制度調査会 報告でも、この地方交付税法六条の三の2の規定は今後も残していくという意見に...全文を見る
○和田静夫君 わからないんだ。
○和田静夫君 ぼくはきょうはここだけ決着をつけたいので、しかし時間が狭められましたから多くのことを言いませんがね。結論を出すことが必要なんです。私は、次年度の予算の問題ではない。法律解釈を私の方が一定のところで譲歩して、そこに統一の見解をちゃんとしいたわけですから、そうすると、こ...全文を見る
○和田静夫君 これは私の言っている趣旨はもうおわかりになっていますから、理事会にお預けをいたします。そして、私は三木総理の明確な返答を次の定例までに文書で、予算委員会で答弁をした旨について、こういたしますという形のものを委員長を通じて委員会に是非お願いをしたい。理事会にお任せいた...全文を見る
○和田静夫君 じゃもう時間がなくなりましたからここの部分は理事会に預けましたが、自治大臣、閣僚としてはお一人しか御出席がないものですから、官房長官はこの旨よくわかっておりますから、三木総理が予算委員会で答弁をされた交付税率の問題についての結論を次回定例火曜日にとにかく私たちが見る...全文を見る
○和田静夫君 いまの六条三の2は、先ほど大蔵省側から御説明がありましたように、地方財政平衡交付金が国税三税の一定割合にリンクされる結果として設けられた規定でありますが、その沿革からして、この規定は地方交付税制度の根幹にかかわるものであると私は先ほど申しました。財源不足額を大蔵、自...全文を見る
○和田静夫君 論議をしてきましたが、大蔵省にしろ自治省にしろ、行財政改革をいつどういう形でいつまでに行う考えなのかということが見通しがなかなかわからぬのですが、それはどうなんですか。
○和田静夫君 私たちはもう改革をしなければならぬ時期に来ているという認識ですからね。そこの認識のところは余り違いがないようだがかなり幅があるようなのでもあるけれども、われわれ非常に早急でなければならぬと思っておるのです。  そこで思い出すのは、前自治大臣は私に、ことしの秋には何...全文を見る
○和田静夫君 これは大臣、結論が出る段階に立ち至っていないというのでは困るので、大臣としてはいつごろまでに結論を出せということをお考えですか。
○和田静夫君 五十年と五十一年と、自治、大蔵両大臣の間で覚書が交換をされました。そこの中では地方債の消化について努力するということになっています。これまでのところで縁故債の発行に特に問題はありませんか。
○和田静夫君 大蔵省にちょっと伺いますが、この縁故債の発行なんですが、縁故債の発行であるにもかかわらず、どうも大蔵省の個別的な指導というのですか、介入というのですか、ちょっとさわられるのかどうか知りませんが、何か例年以上に激し過ぎるという話を聞くのですよ。各地から。たとえば一番問...全文を見る
○和田静夫君 中身についてそんなに伺わなくたっていいんじゃないの、個々について。何のためにそんなに細に入り微にわたって伺わなきゃならぬのですか。これはこの辺は政治的な判断ですから、どうですか次官、もういまやっているようなことはやめますというようなことを一言。
○和田静夫君 また、自治体個々にまで及んで大蔵省の顔色をうかがわなきゃならぬような状態ということは、これは若い政務次官なんですからね、そういう古い大蔵省の動きなんというのはこの機会にチェックする、それぐらいの決意はどうですか。
○和田静夫君 報道によりますと、大蔵省は地方債を割り引きさせない方針だと伝えられるのですがね、真意はどこにあるのです。
○和田静夫君 そうですが。そうすると、この十月十六日のサンケイ新聞の記事は間違いである、そういう事実は大蔵省としてはない、よって大蔵省は申し出があれば認めますと、こういうことですね。
○和田静夫君 いや、その場合に、先ほど前段の答弁でありましたように、地方自治体の健全財政の上からも好ましくないと大蔵省はしているという報道になっているのですが、そういうことはないと。
○和田静夫君 だんだん答弁が後退してきたな。  したがって、自治省が求めた場合については認めるということですね、申し出があるものについて。
○和田静夫君 その判断をするはいいですが、その判断というのは地方財政法第五条の三の趣旨の上に立って判断をする、これは当然のことでしょうが、法律をさっきからゆがめられるようなことばかりあるから一遍確認しておきますが、これは間違いないですね。
○和田静夫君 いや、承知されているだけじゃ困るので、私が言っている趣旨に答えてもらわないと。それは法律は皆さん方よく御認識になっているでしょうけれども、その裏をかくようなことばかりやられるから。そんなことはないということですね。
○和田静夫君 大蔵省、縁故債の大量発行は政府資金が不足しているという事情からやむを得ず行われたわけですが、来年度は政府資金の割合を引き上げる必要があるように感じられますけれども、昭和五十年は六〇・三%でしたね。それ以前も昭和四十年代は大体六割前後の割合でありました。ところがことし...全文を見る
○和田静夫君 いまのところ申し上げたくないというのですが、申し上げられないというのですか。
○和田静夫君 私は現在のような状態でなお国債が大量に発行されると地方債の資金に政府資金がどの程度確保されるのかおぼつかないと思っているのです、実は。政府資金の確保についてどう考えるのか、どういう見通しを持っていらっしゃるのか。これは自治大臣、ちょっと角度変えてどうなんですか、ここ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、同じ質問に対してどうですか。いま自治省の答弁そのままそっくりいただけますか。
○和田静夫君 ところで大蔵省、全国知事会議を初めといたしまして地方団体では、公営企業金融公庫を改組をして、そして地方団体金融公庫の形で地方債の消化を図るべきだという構想があるわけですね。当委員会でもこの問題については論議がされてきました。私は現実にはなお検討を要する問題があるとは...全文を見る
○和田静夫君 いまの答弁だと、大蔵省が、反対というよりもデメリットの部分が大きくなるのじゃないだろうかという危惧がある、そこで強勉会をやっていると。そうすると、大蔵官僚と自治省の秀才たちの強勉会ですから、片一方の方の意見はどうなんですか。
○和田静夫君 そこで盛んに議論をされている。ところが一方では、もう私たちは地方債の資金確保がむずかしくなってきている以上何らかの手を打たなければならぬ。皆さん方秀才が論議していたって、われわれはじかにはだ身で感じていま手を打たなければならぬ時期にもう来ている、こうなる。そうなると...全文を見る
○和田静夫君 自治省財政局長が答弁をされた面で解決を急がれると。大蔵省、そういう答弁がありましたから別に答弁求めませんよ。よく記憶を、自治大臣が閣僚としてそういう答弁をされた、三木内閣としてはそういう方向であると私はそう認識をしておきます。  生活関連補助金について、ちょっと時...全文を見る
○和田静夫君 ここのところ時間がちょっとどうもないようだから、こういうことになりますかな。生活関連補助金について計画、方針のあるものの資料を出してもらえますか。おわかりになりませんか。たとえばいまのものあるいは高等学校の増設の府県負担の見通しの問題、それから廃棄物処理施設の整備状...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、どうですかね。保育所あるいは水道料金、それはもちろん協議中であることはわかっているのですが、それは自治省と厚生省と違うでしょう、態度が。両者から出して、現況で考えている資料を出していただけますか、状況について。
○和田静夫君 そうすると、いま厚生省の答弁にありましたように、結果はいつごろ出ますか、たとえば保育所に関して言えば。
○和田静夫君 そうすると、いまたとえば一カ月かかったとして、この結果については資料として当然提出してもらえますね、そういうことでしょう。
○和田静夫君 廃棄物処理施設の整備状況というのはどうですか、これは。
○和田静夫君 それはまとまっておりますよね。新規事業については。
○和田静夫君 そうすると、十一月一ぱいにはわれわれの手元に来る。
○和田静夫君 じゃそれを求めておきますが、よろしいですか。
○和田静夫君 そこで、予算要求でいまの問題との関連でありますが、自治大臣にちょっとお聞きしたいのですが、自治省が生活関連施設に限らず、各省にいろいろ注文をされているわけですね。けさ午前中秋山委員からも具体的にいろいろの論議があったはずでありますが、どうも総花的で、どこにあなた方の...全文を見る
○和田静夫君 そこで、国庫補助金の中できょうちょっと本題にしたいのは地下鉄建設にかかるものですがね。この、本年度予算要求について、これを簡単にちょっと説明してください。
○和田静夫君 本年度およそ九十五億円の差がありますが、制度改善は含まれていないようですね。自治省では、説明もありましたように制度改善を要望をされている。この辺は運輸省、どうなんです、これは。
○和田静夫君 運輸省、私は現行の補助のやり方には非常に多くの問題があると思うのですよ。現実の補助金が工事費の元利償還総額に占める割合、一体何%ですか。
○和田静夫君 いまの答弁違ってませんか。一〇%を引いて六六……
○和田静夫君 それならいいです、わかりました。  そうすると、その間接費約一五%ぐらい、その内容は何ですか、一体。
○和田静夫君 ここはちょっと、後で論議しますがね。いまお答えになりませんでしたが、雑誌「地方財政」の八月号によれば、元利償還総額に占める補助金の割合というのは一九・九%なんですよ、正しいとすれば。これは正しいんだと思うのですよ。確認するまでもありませんよね。そこで、二割にも満たな...全文を見る
○和田静夫君 どう、運輸省。いまの自治大臣の答弁、よくおわかりになっていますか。
○和田静夫君 もう要望を伺って承知していますじゃ、もう結局私は建設費補助と言えるようなしろものじゃない、看板に偽りがある、こういうふうに思っているのです。  そこで、運輸省、そもそも六年分割というのはどういう根拠、考え方なんです、これは。
○和田静夫君 理由にならないんですね。現行の補助金制度が総工事費が対象になっていない。これは一体どういう理由なんですか。
○和田静夫君 それじゃ、ちょっと今度は自治省に聞きますがね。さっき間接費の論議をしましたがね。いまのような言い方になるわけですがね。間接費というのは建設にぜひ必要なものでしょう。そうですね。
○和田静夫君 きょう運輸大臣を呼ばなかったのは失敗したようなものですけれどもね。これ、あなたの方は何で大蔵省に遠慮をしながら物を言うのか知らぬけれども、もっと自治体なり、実際問題ここの運営をしていてこれだけのものが必要なんだということでもって根強い要求運動がある、その旨にこたえた...全文を見る
○和田静夫君 まあ検討されるというなら検討してもらわなけりゃなりませんが、問題は、さっきあなたの哲学が述べられましたが、政治の主人公は利用者側にありますからね。そして運輸省は国家財政全体を考えてこうなんだというような結論を先に出してもらっては困ると思うのです。それは大蔵省とぶつか...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、私は大阪へ行ってみる。そして大阪の御道筋線は混雑緩和のために改良工事が必要になっていると言われますね。それは御存じですか。
○和田静夫君 そこでそうなっている。で、現実の問題として改良工事が必要になっている。そうすると、これは新規の工事と同等の費用がかかりますよ。改良工事を助成の対象から外す理由がそういう意味で私はないと思っているのです。案外素人の直感的な感じというものの方がちゃんととらえていると思う...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、そういうふうに言われるように高いものになる。そこのところについてやはりちゃんと助成ということを考えなければならぬ、こういうことになるのですが、結局基本的なところで運輸省の考え方はどうも私はおかしいと思うのですが、何遍もこれは論議してきましたが、そのたびに...全文を見る
○和田静夫君 次にバスですけれども、バスの購入費の補助につきまして、来年度の予算要求の根拠を……。
○和田静夫君 八百八十万の算出の根拠というのはどうなりますか。
○和田静夫君 私はことしの七百五十万を基礎にしてちょっと実例を、にわか勉強ですが、ずっと集めてみたのですよ。そうすると、A市が七百七十二万、それから以下B市が八百七万。これはそれぞれちゃんと調べたことですから間違いありませんがね。あとのもわかっていますが、七百九十四万、七百七十万...全文を見る
○和田静夫君 自治省にちょっとここで伺いますが、都市生活という側面からとらえてみまして、バスに冷暖房がなかった場合、どうなりますか。
○和田静夫君 自治省、東北地方から北海道のバスで、暖房のないバスが走っていますか。
○和田静夫君 運輸省、暖房のないバス、東北から北海道に走っていますか。
○和田静夫君 そこで、寒い地方においては、いわゆるいま言われた寒冷地といえば暖房のバスがもう全部走っている。暖房の装置費は大体五十万はかかる。そうすると、八百八十万の計算は機体と、ワンマンの機械装置費だけである。こうなってくると、現実に暖房施設を必要とする五十万相当部分が全然対象...全文を見る
○和田静夫君 じゃこれはもうとにかく同様の答弁、初めてそこは両省ここで完全に一致したのですから、一致した部分はすぐやってもらわなければ、大蔵省も十分聞いているわけですから、これ。問題は結局私は都市における交通対策とその財源対策の問題なんだと思うのですがね。ところが、運輸省の補助制...全文を見る
○和田静夫君 ここはもう時間がなくなりましたから深い論議をしませんが、十分現実に対応できることをさらに後ほど求め続けます。  そこで、ちょっと聞きたいのですが、地下鉄従業員の、労働者の安全衛生面での調査、対策というのが私は非常におくれているように思うのです。特に空気汚染の基準と...全文を見る
○和田静夫君 労働安全衛生規則との関係においても、職場環境の問題との関係でやっぱりここを明らかにしてもらいたいと思うのですね。その辺の空気汚染の基準、調査データというようなものを早急にやっぱりつくっていただきたいと思います。  それから、基準も明確でないわけでしょう。基準が明確...全文を見る
○和田静夫君 もう時間がなくなりましたからまとめてやりますが、その再建二十三団体の職員の給与改定について、毎年自治省は一般市長部局職員との均衡を考えて介入しないと答えられ続けてきていますが、これは今度の賃金改定に当たってもそれは確認できますか。
○和田静夫君 そこで、七五年賃金改定の制度化がいまなお図られていない都市があります。七六賃金改定で何らかの措置をこれはとられるべきだと思うのですが、これはどう指導されるのですか。
○和田静夫君 公務員部長、ちょっと一般の賃金ですが、地方議会は十二月が定例ですね。国家公務員と余り違いのない時期に臨時議会を開くなどして、できる限り早急に給与改定ができるように、そういう指導をすべきだと思うのです。それはいいですな。
○和田静夫君 しかしあれでしょう、やっぱりできる限り早急にこれ決着をつけていく、そういう考え方はお持ちですね。
○和田静夫君 その場合に、逆の意味で、急がせる方はなかなか指導しなくて、おくらせたり変なことするときばっかり指導しちゃ困るのだが、地方課を含んで個々の自治体について余り個別指導をするようなことは、これは極力避けていただきたい。  それから、当然のことでありますが、労使間交渉で決...全文を見る
○和田静夫君 聞いてもいないことまで答えなくたっていいんだよ。自治大臣、特に公営企業の場合はこれはちゃんと団体交渉権の保障されたものがありますので、個々の労使間の協議決定をしたことについてはもう介入をなさらない、これはあたりまえのことでありますけれども、一応確認しておきたいと思い...全文を見る
○和田静夫君 ほとんど時間がなくなりまして恐縮ですが、共済組合の短期経理の状況が非常に苦しくなっている。これはすでにこの委員会であったのですが、五十年度決算及び五十一年度の決算の見通しを述べてもらいたいのですが、これは後でちょっと私に知らせてください、いまここでやっていると長くな...全文を見る
○和田静夫君 千分の百を超えた組合についていま救済措置の問題がありましたが、そこでその財源だけ最後に確認しておきますが、そこでそれをいわゆる千分の五十ずつ負担させて、超えた部分は地方公共団体に赤字補てんということで財政手当てを特交か何かで見られる、これは公務員部長、よろしいですね...全文を見る
11月02日第78回国会 参議院 外務委員会 第7号
議事録を見る
○和田静夫君 二時間の時間をお願いをしたんですが、四十分ということでありますから、大変限られた論議しかできません。  私は、議会に籍を置いてから一貫して地方行政委員会、警察行政という側面から、アマチュアの論理をずっと展開をしてまいりました。私は、この国の政治にとって大変必要なこ...全文を見る
○和田静夫君 七月八日に金大中氏夫人が三木総理にあてて手紙を寄せられたようでありますが、一民間人からの手紙とは意味が異なると思うんです。三木総理は返事を送られたでしょうか。
○和田静夫君 外務大臣、総理にアドバイスする立場にあると思いますが、この返書についてあなた自身は積極的に何かアドバイスされるおつもりはありませんか。
○和田静夫君 そうすると、いまのところはその総理返書というものを外務大臣は、個人としても外務大臣としても必要とは認めていない、こういうことですか。
○和田静夫君 政府は繰り返して、金大中氏の身柄に関心を持っているとあらゆる速記録で読むと答えています。十月八日の衆議院の外務委員会の論議によりますと、ことしに入って外務大臣レベルで三回問い合わせをしているということの答えがあります。何月何日にどういう方法で行われたんですか。
○和田静夫君 十月二十五日の読売の記事によりますと、政府は金大中氏が民主救国宣言事件で刑が拡大すれば、出国できないのもやむを得ないという見解を韓国側に伝えたということなんですが、この真偽はいかがですか。
○和田静夫君 議論をまあ蒸し返すことになりますが、あえてもっと初歩的な表現でお尋ねをいたしたいのは、金大中氏はなぜいまもって日本に来れないんですか。
○和田静夫君 四十八年の十二月十日の衆議院予算委員会で当時の大平外務大臣は、「一つは、出国を含めて同氏は自由であるという、自由を保障するということ、それから、別件で訴追逮捕を受けるようなことはないという保障を得ておるわけでございまして、そのことがどのように今後履行されるかというこ...全文を見る
○和田静夫君 第一次、第二次の外交的決着があってから後なんですが、ことし三月のいま言われる民主救国宣言事件までの間に金大中氏が本当に自由であったとお考えですか。
○和田静夫君 金大中氏が、たとえばアメリカへ行くために旅券を申請をされた。しかし許可がおりなかった。また、政府も周知のとおりに二つの選挙違反事件で起訴がされている。七四年六月には出廷をさせられている。そうすると、別件で身柄拘束をはかる、こういう韓国政府には、当然この時点において日...全文を見る
○和田静夫君 時間があればここのところは大変論議をしなければならぬところなんですがね。政府は、たびたび金大中氏の自由回復について公言をしておられるわけです。  そこで、金大中氏の身柄に関心を持つということは、結論として金氏が事実上出国できること、日本に戻ることでなければならない...全文を見る
○和田静夫君 主権侵害の論議なんというのは、金東雲の指紋の検出が日本の警察によってなされたときに、公権的なものが働いていたということは、われわれの認識としては当然受けとめているところです。いまその論議をしようとは思いませんが、七三年の十月の下旬に外務省の条約局が、自由意思の回復が...全文を見る
○和田静夫君 後宮大使が当時明確に韓国側に伝えていますね。私はきょうは呼んでここへ来てもらおうと思ったんですが、時間的な余裕がなかったからきょうは省略をいたしましたがね。
○和田静夫君 後宮大使がこういう形のことを韓国側に伝えたということは、外務省の訓令によるものだろうと私は少なくとも判断をいたします。そこにさかのぼって調査の上明確にされますか。
○和田静夫君 これは私の調査は確実性を持っておるということを私は申し添えておきます。その返答いかんによっては、後宮さんに来てもらって具体的な詰めをやる、こういうふうに取り計らってもらいたいと思います。  金大中氏には一時的に自由意思の回復があったように見えた。見えたけれども、現...全文を見る
○和田静夫君 これぐらい重要な事件について、相手方からの親書があった、あるいは口上書があった、それだけでもっておさめられるということについて、私は大変不思議なんです。  たとえば後宮大使の当時の記者会見の模様を再現をしてみますと、文言についてはこれからペーパーでもって確認をして...全文を見る
○和田静夫君 私は、こういう重大問題で文書が交わされないということはもう素朴に言って理解できません。理解できないばかりじゃない、そこに明確な文書によるところの確認がないから双方の主張なりあるいは解釈が食い違ってくると思うんです。なぜ文書をつくらなかったんだろうかというのは大変疑問...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣、率直に言ってどの点がどう十分でないとお思いになりますか。
○和田静夫君 外務大臣、宇都宮徳馬さんの辞職理由の中の主要な柱の一つになっていますこの金大中事件についての理由について、これを是とされますか否とされますか。これは三木さんと外交的に最も近いところにいた人が、三木さんその人に対して痛烈な批判を浴びせて議員を辞職されたわけですね。
○和田静夫君 法務省、こういう犯罪の場合、国際的に考えられることというのはどういうことでしょうか。私が素人なりに考えれば一つは原状回復、二つ目は犯人の処罰、三つ目は謝罪、四つ目は再発の防止、こういう四点が少なくとも満たされる必要があると思うんですが、いかがですか。
○和田静夫君 いまの答弁をもとにして、少し引き続いて深めたいと思います。  そこで、この政治決着の基礎にあるのは両国の捜査なんですが、金東雲元一等書記官の指紋等について日本の捜査当局は確信を持っておられる、これはいまも変わりませんね。
○和田静夫君 そうしますと、金東雲を容疑者として考えておられる。
○和田静夫君 それを否定するところの証拠、材料は出ていない。
○和田静夫君 そうなりますと、韓国からの口上書なるものの回答というのは警察当局の疑惑にこたえておらない、捜査の参考にはならない、こう理解しておいていいですね。
○和田静夫君 大平さんは四十八年九月六日の参議院外務委員会で、わが党の羽生議員の次のような確認に対して次のように答えております。すなわち、「韓国がどういう結論を出そうとも、最終的にはその判断の基準は、基本的には日本の捜査当局の見解である。」という羽生議員の質問に対して、大臣は、「...全文を見る
○和田静夫君 現在捜査継続中と言われているわけですが、法的にはどういう状態ですか、この捜査継続中ということは。
○和田静夫君 これだけの大問題ですから、もう時間が来たようでありますからやめますが、当然早い時期に何らかの私は法的決着というものがつけられなきやならないと考えるんですが、そういう認識については、これは法務省ですか、どうですか。
○和田静夫君 資料の要求だけひとつしておきますが、韓国経済調査団という官民合同の調査団が今月末にも韓国を訪問する予定というふうに報道されていますが、この目的、メンバー、スケジュール、それらは資料で出していただけますか。
○和田静夫君 具体化をしていない。そうすると、いま調査してみなくても具体化していないからという意味ですか。調査すれば何かが出る可能性はあるということですか。
○和田静夫君 私、きょうは非常に短い時間ですから十分なことはできませんが、金大中拉致事件をめぐる問題につきましては、機会あるごとに追及を続けますが、特に私は日本と関係の強い朝鮮半島の問題であること、あるいは外交の基本的な関係、ルールが国民的なアマチュアの観点から見れば踏みにじられ...全文を見る
12月28日第79回国会 参議院 本会議 第3号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、ただいまの井上君の動議に賛成いたします。
○和田静夫君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
12月30日第80回国会 参議院 本会議 第1号
議事録を見る
○和田静夫君 私は、ただいまの井上君の動議に賛成いたします。