和田静夫

わだしずお



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和田静夫の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第80回国会 参議院 本会議 第2号
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○和田静夫君 私は、ただいまの井上君の動議に賛成いたします。
○和田静夫君 裁判官弾劾裁判所裁判員、同予備員、裁判官訴追委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
02月22日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○和田静夫君 提出されておる法律案、わが党は賛成の立場でありますから、法案で書かれている財政措置についていま問題とはいたしません。きょうはこの法案に係る農業災害補償制度をめぐる状況について若干の質問をまず事務当局にいたしたいと思います。  初めに、昨年の大冷害について、北日本を...全文を見る
○和田静夫君 この農業災害補償制度というのは、農業経営の安定を図って農業生産力の発展に資することを目的としていると、第一条にはそうあるわけですがね。で、昨年の冷害の場合に、この制度によってどれだけの効果があったかということを、私もずっと冷害地を見ましたから考えてみると、農林省の資...全文を見る
○和田静夫君 私も災害対策特別委員長を務めておってあなたの答弁何遍も聞いたことがあるけれども、私たちとしてはいかがなものかと考えておるということをあなたが強調されたって、反面から見てみれば、農業共済制度の普及率との関係では、たとえば十アール以上保有する農家でも加入していない、また...全文を見る
○和田静夫君 わずか三十分の時間ですから論議をし直しているいとまがありませんが、農林省、大蔵省は農家単位方式を推進しようとされている。そこで、共済掛金に一割程度の優遇措置をとる補助金を出しているわけですね。ところで、農家単位方式は農林省の思惑どおりには普及していない。これはもう間...全文を見る
○和田静夫君 農林省、大蔵省の考え方の中に、どうも農家単位方式の方が望ましいんだというお考えがある。それは私はどうもおかしい考え方だと思っているんです。端的に言って、一筆方式は小災害、農家単位方式は大災害向きだと、そういうふうに設定されていると言われておるんですが、これはともに私...全文を見る
○和田静夫君 これ長期的な視点は結構ですが、非常に速い速度で検討されるということは約束できますか。長期的な展望に立って長期的に検討していくというのじゃ話にならぬわけですがね。端的に一言。
○和田静夫君 少し実情をわきまえながらピッチを上げた検討ということに理解をまずしておきたいと思います。  そこで、農業共済制度を、各地の実情がどういうふうになっているかということを抜きにしてはこれは正確な議論はできません。そういう意味で資料の要求をしておきたいんですが、五十一年...全文を見る
○和田静夫君 気象の寒冷化は今後十数年ないしは二十年ぐらい続きそうだという見方があるようです。農林省の専門家でありましょう農業試験場長のこの論文も、この五年から十年後がピークというような書き方をされています。当然いまから対象をひとつ設定をしながら対策をずっと練っておかなければなら...全文を見る
○和田静夫君 この異常気象に対する総合対策が必要なんですね、いまも言われるように。ところがその総合対策という観点から見ると、それを統合する権能といいますか、権限といいますか、各省庁に分散をしておって、必ずしも統合的に処理をする能力を保持していない、政府は。こういうふうに考えますが...全文を見る
○和田静夫君 十分だと思っている、あなた方は。
○和田静夫君 ちょっと土地改良事業について伺っておきますが、五十二年度予算を含めて土地改良長期計画をずうっと繰ってみますと、ようやく半分終わったことになるわけですね。そこで事業の進捗率ですが、三〇・四%でしょう。計画年度の半分、五年を経て進んでいる率というのは三割、これではおくれ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省ね、これ数字だけで言いますと、大蔵省は土地改良事業に五分の三の価値しか認めなかったということになると思うんですよ。それだけの、まあ実際問題いろいろ答弁がありますが、財政的な事情があるがゆえに、こういう状態になっている、これはもう間違いない、事実関係。そうすると...全文を見る
○和田静夫君 まだ議運に問い合わせありませんから正確であるかどうかわかりませんが、農林大臣、何か訪ソされるような予定があるように承っておりますので、この機会に若干それらの内容について質問しておきたいと思うんですが、まずアメリカ、カナダ、オーストラリア、ECなど二百海里漁業専管水域...全文を見る
○和田静夫君 そこで、わが国としては二百海里の漁業専管水域を設定するお考えなわけですか、これ。その場合にどういう条件のもとでやられるのか、決断をされるのか。  さらにもう一つは、領海十二海里というものの設定というものが二百海里漁業専管水域の前提となるのかどうか。  それからも...全文を見る
○和田静夫君 二十八日から行われると言われる日ソの大臣交渉、あるいは三月十五日から日ソ漁業委員会に臨まれるわけですね。ここで、ソ連との交渉で、何か最低限ぎりぎり譲れない線というのはすでに大臣の頭の中にあるわけですか。
○和田静夫君 大蔵大臣、先ほど農林大臣からアメリカへの入漁料の話があったんですがね、総額二十億、まあ今後その他にも生ずるでしょうけれども、これに対する融資ですね、また中小漁業者への助成措置などについて、具体的に対策をすでに講ぜられていますか。
○和田静夫君 そういう答弁だとすると、これ農林大臣ですかね、二百海里漁業専管水域の設定に伴って日本への割り当て量がアメリカから通告をしてきたんだが、これの評価自身はどうなんですか。
○和田静夫君 その適切な措置は当然講ぜられなきゃならぬのですがね、いま御協議になっているその適切な措置を講ずる結論を出される時期ですね、いつごろまでに、これは大蔵大臣の方、取り運ぶつもりなんですか。
○和田静夫君 続けて大蔵大臣。こういう情勢の結果魚の値上がりが非常に心配されるわけですが、値上がりをどういうふうにまず予測をされていますか。
○和田静夫君 いま出ました沿岸漁業の問題ですが、沿岸漁場の整備開発に七年間で二千億円、こういう投下計画があるようですが、これはどういう事業で、これによってどのくらいの漁獲増大を見込むんですか。
○和田静夫君 これ一言だけで農林大臣結構なんですが、二百海里水域関係所要予算をちょっともらいましたので、この二百海里対策ということも踏まえて、今度の予算を大蔵との関係では農林大臣はどう評価されているのですか。
○和田静夫君 二百海里問題で大蔵大臣、準備室が農林省の中に設けられたわけですが、国内対策が、中小業者の育成など物価対策などではこれは一本化した体制がどうもないように見えるんです。今後そういう点非常に重要になってくると思っているんですが、大蔵大臣としてはどういう所信をお持ちですか。...全文を見る
03月10日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○和田静夫君 関連。  どっちみち私後ほど時間を持っておりますから、そこで論議をいたしますが、あなたも出席をされた参議院の本会議で総理大臣は、国会の都合これを許せば、国会の了解が得られればこれをお受けしたいという返事をカーターにいたしています。都合がついたら御協力をお願いをいた...全文を見る
○和田静夫君 日銀の総裁に伺いますが、八日の日に、予定から四日ほどおくれて、企業短期経済観測調査が発表されました。で、五十一年の十月から十二月の実績、それからことしの上期の予測ですね。これいずれも予想を上回るほどに悪い結果が出ているんです。で、公定歩合の判断材料にするとあなたはず...全文を見る
○和田静夫君 そこで、日銀は明日政策委員会を開いて公定歩合の〇・五%の引き下げについて恐らく決定されるだろうということがたくさん報道されております。そういうことにいまなりますか。
○和田静夫君 肯定も否定もされないが、大体否定されないなら肯定されたことなんでしょうが。これはあれですか、総理やあるいは大蔵大臣もいなくなっているんですが、大蔵当局とはもう相談の上ですか。
○和田静夫君 訪米問題についての私たちの態度はさっきお聞きのとおりでありますから、いまの時期は反対でありますが、福田さんが行かれるときに、事前に経済事情その他金融情勢などについてあなたはいろいろの意見具申をするということを前々から言われていましたが、それはもう終わりましたか。
○和田静夫君 大蔵大臣から聞くべきでしょうが、委員会の運営に協力する意味で聞きますが、先ほど竹田委員から質問がありましたが、昨晩、訪米に備えて大蔵省と福田さんは勉強会やった。一応の結論を出した。具体的な答弁さっきから大臣何ももごもご言ってしなかったわけですが、具体的にはどんな結論...全文を見る
○和田静夫君 いま日銀の総裁が言われました、総裁としてお考えになっている意見をやはり具申すべきだということについて、最も具体的にはどういうふうに今日を分析されているわけですか。どういうふうに福田さんに伝えられようとしているわけですか。
○和田静夫君 私はずっと報道を読んでいまして、あなたの記事が出るたびに、こうずっと公定歩合の引き下げについては非常に慎重でいらっしゃった。ところがある時点から何かこう動意を示されるようになった。これは政府の圧力があったというふうに感ぜざるを得なかった。言うまでもなく公定歩合の引き...全文を見る
○和田静夫君 ところで、公定歩合の引き下げの理由についてちょっと伺っておきたいのですが、民間資金の需要が弱くて、そして景気刺激効果についてはいわゆるアナウンスメント効果があるかどうかというところではないかと思うんですが、過去の経験からも、引き下げの場合は追随率あるいは浸透期間とも...全文を見る
○和田静夫君 何か時間が非常にないようですからあれですが、五十年の十月の切り下げのときは、わざわざ一カ月も貯金金利の追随を待ったと言われていますが、ところが今回は、内密の約束があれば別でありますが、どうも本当に公定歩合の先行引き下げになるらしい。まあ私の感じが間違っているのかどう...全文を見る
○和田静夫君 総裁に最後の質問ですが、「人件費や運用資金がどうなっているか。多々ますます弁ずということには、資金コスト的にもならないと思う。世界一の銀行にふさわしい経営が必要であり、このへんでみんなが郵貯の問題を取り上げなければならない」と、郵便貯金特別会計についてこういうふうに...全文を見る
○和田静夫君 私は、これは日本銀行総裁の発言としてはきわめて不適当だと考えています。  そこで郵政政務次官、この日銀総裁の記者会見における発言をあなたはどう受けとめられているわけですか。
○和田静夫君 総裁がいらっしゃる前でもう一つだけ郵政から聞いておきますが、あとの郵政はちょっと総裁の他の質問が終わってからもう少し続けますけれども。  この仮に郵便貯金特別会計について検討をもし加えるとすれば「創業以来一貫して個人の少額貯蓄を預かる機関として家計経済の安定と向上...全文を見る
○和田静夫君 そこで郵政省ですがね、次官、郵便貯金法十二条の二項を今度の場合どういうふうに判断しているんですか。
○和田静夫君 そうですね。前段、いわゆる少額貯蓄の利益擁護にこの条文はウエートがかかってますね。そうすると、情勢から判断して、郵政省が考えているとおりになると判断されてますか。
○和田静夫君 最後ですがね。そこで、郵便貯金特別会計が赤字ですね。この解消について計画なり、めどなりがあるのかどうかいかがですか。
○和田静夫君 この郵貯の特別会計自身について問題があるという意見がたくさんありますね。で、制度改革なりというようなものはお考えにはなっているんですか。
○和田静夫君 大蔵大臣、昨日三千億円の追加減税が決定をしたわけですが、予算修正権をめぐってなおこの国会は論議が残っていくわけですけれども、大蔵省の予算編成について反省があることだと思いますが、どういういま感想をお持ちですか。
○和田静夫君 昨日の記者会見でも、財政当局としては非常に遺憾である、こういうふうに述べられているんですが、私は、何が遺憾なのかというのがよくわからない。大変、内政的に遺憾である——いわゆる野党がすべて予算に対して一定の要求を持っておった、それを財政当局としては先取りすることができ...全文を見る
○和田静夫君 もう一つだけそこで伺いますが、昨日の記者会見の報道によれば、政治責任を十分感ずる、こういうふうに述べられています。これは、内閣に対して政治責任を感ぜられたんですか、国民に対して政治責任を感ぜられたんですか。
○和田静夫君 そうすると、いまのことを総まとめに言えば、合意がなされたことをこれから忠実に実行するということであなたは責任をとられると、こういうことですね。
○和田静夫君 もう一つ、五十三年度以降の予算編成に当たっては政府案のつくり方、出し方を変えます、こう記者会見をされました。大蔵省の予算編成については、これまでは与党である自民党の言い分をずっと聞いてこられたという形だったが、福田総理が対話シリーズと名づけて国民総参加予算と銘打った...全文を見る
○和田静夫君 予算案の修正作業に取りかかられていると思いますから、きょうは細かいことを聞きませんが、ただ、歳入歳出予算が見合うというのは大蔵大臣どういうことですか。
○和田静夫君 そこで大臣、この河野一之さんの「予算制度」によりますと、「歳入が多いのはよいが、しかし歳出の方が歳入を超過しては見合ったことにならない」、こう書かれていますね。この解釈どおりでよろしいですか。
○和田静夫君 野党の予算案が出てきてからの論議にします。  そこで、大蔵大臣、減税によりまして地方交付税にはどういう影響が出てきますか。
○和田静夫君 これは自治省どうですか。
○和田静夫君 実質的には減るということは将来起こり得ますね、これ。
○和田静夫君 その場合に、大蔵大臣、後段の場合ですがね、いまの自治省答弁の、これまでの方法が踏襲をされる、いわゆる国庫で負担をして地方には負担をかけない、これは確認をしておいてよろしいですね。
○和田静夫君 言ってみれば、その地方交付税の影響が出た場合には国庫で負担をするということはいままで踏襲をされてきているんだが、それはそういうことでしょう。これは自治省そうなりますね。
○和田静夫君 余り時間がないから何遍もやりとりできませんが、大蔵大臣、いま若干見解が違いますが、しかし、私が述べてきたことが大筋です。自治省の側は、言ってみれば地方に負担をかけることがないような措置をする、こう述べております。大蔵大臣、このことに理解を示されますか。
○和田静夫君 支障のないようにしたいということは、政府の責任において起こったことであるから、その意味において地方に負担をさせるというような形で支障が起こることのないようにする、こう理解しておいてよろしいですね。
○和田静夫君 ちょっとくどいようですが、自治省、いまの大蔵大臣の答弁で、支障がないようにということは、私が先ほど来述べている趣旨が盛り込まれた答弁と自治省の側は受けとめますか。
○和田静夫君 大臣、よろしいですな。——いやいや、これは大臣答弁です。それはもう一言で終わる。
○和田静夫君 政府内の見解はばらばらでは困りますからね。いま両方から答弁をいただきました。そして、支障のないように処理をするということは、私が質問の趣旨で述べたこれまでの方法を踏襲して国庫で負担をするという意味合いのものを含んでいると、こういう政府側の答弁がありましたから、大臣、...全文を見る
○和田静夫君 いや、そうだから私の言っていることを理解をしておいてもらいたい。それはよろしいですね。
○和田静夫君 経済企画庁長官、五十一年度の政府経済見通しなんですが、これは予測項目についてどの程度達成される見込みなのか。実はたくさん聞きたかったんですが、非常に時間が制約されていますから……。報道や多くの論文などで伝えられるところによりますと、この経済成長率というのは〇・一上方...全文を見る
○和田静夫君 長官そう言われますけれども、政府経済見通しで重視をしなければならないのは、この経済成長率がいわゆるげたを履かされていますね。おたくの資料によっても三・三%。そうすると、この統計上のずれ込みを除きますと、五十二年度の実際の成長率というのは三%ないし二%台じゃないですか...全文を見る
○和田静夫君 そうするといまのところは補正をされた五・七%でいけると……。
○和田静夫君 ところが経済企画庁が景気回復宣言をずっとされてから、毎月出されます月例経済報告、恐らくきょうかあした、三月分出るんだろうと思うんですが、これは景気が悪いときにも実は景気は回復基調にあると、軒並み毎月同じことを書かれているのですね。いわば万年強気論でしょう。昨年の七月...全文を見る
○和田静夫君 五十二年度の政府経済見通しは、民間の研究機関やらそのほかの各種の統計と比較してやっぱり相当に高いんですよね。で、たとえば設備投資の項目を見てみますと、政府の見通しは今年度よりも一二・二%アップと計算しているんです。ところが、日銀のさっき短経を日銀総裁と若干やりとりし...全文を見る
○和田静夫君 何かお急ぎのようですから、これでやめますけれども、そのお急ぎの原因になる、いまから総理と景気の見通し等について話し合わなきゃならぬと言われているんですが、何か具体的にこれから相談されるんですか、福田総理と。
○和田静夫君 どうぞ。  大蔵大臣、本来の所信表明に戻りますが、「景気の回復を急ぐ余り、インフレの再燃を招くようなことは厳に避けねばなりません。物価の安定こそは、健全な経済活動を維持し、社会的公正を確保していくための不可欠の前提であり、私は、物価の安定に今後とも最大の努力を傾注...全文を見る
○和田静夫君 東京都が最近の家計動向と物価の分析という調査をまとめたんですが、大臣これ概略御存じですか。
○和田静夫君 これによりますと、七分位くらいの階層のうち、最下位層では生計指数に占める公共料金の負担率が二四・六%、およそ四分の一に及んでいるんです。この数字についてどう感じられますかね。この数字からいくと、公共料金値上げがことしもメジロ押しに用意をされそうですが、当分やっぱり値...全文を見る
○和田静夫君 これはいまの調査からいけば、明確にやはり公共料金を抑えるべきだと、このことは意見として述べておきます。  倒産が減少するどころか、ずっとふえ続けていますよ。件数では二月で十八カ月連続千件以上、負債は二十四カ月連続一千億円を超える。しかも、状態は悪化する一方だと。景...全文を見る
○和田静夫君 通産省、主要産業及び中小企業の、おたくが出している動向ですね。これを見ますと、倒産についてわずかに数行書いているだけなんです。不況型倒産が増加していることが注目される、何か倒産増加は当然だという態度ですよね、この書き方というのは。さっき経企庁長官のお話がありましたが...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、この東京商工リサーチの調査によりますとね、企業倒産件数は三月が千七百から千八百件になると見ている。いまあんな答弁がありましたけれども、こっちの側の文書やら方針を読んでみますと、いろいろの指導をしているけれども集中的には五十二年度貸し付けというのは四月から六...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、ここのところはもっと十分手厚い金融機関に対する指導というものがあってしかるべきだと思います。そうお思いになりましょう。
○和田静夫君 最後のところですが、昭和五十二年度の自治大臣と大蔵大臣の問で交わされた覚書で二、三……。  覚書の第二項の意味なんですが、これはこういうふうに解釈しておいてよろしいでしょうか。第一に、円滑な運営に資するため、第二に、源泉分離課税による地方の減収分補てんのため、第三...全文を見る
○和田静夫君 これはそうなんですか、自治省。
○和田静夫君 これはもう、ちょっとこんな短時間でできませんから、後の機会に譲ります、ここは。  そこでちょっと加藤さんの方に、九百五十億を算定をされた、それぞれの事情によって算出した数字を、後で資料で出していいただけますか。
○和田静夫君 結構です。いや、いま時間がないんだ。そうだから後で。
○和田静夫君 いや、こっちが困るんだ。数字で出してくださいよ。それは説明は受けますから。そして論議は後に残します、ここは。  あと一つだけです。いや、二つ。第三項の「異例の措置である。」というやつがありますね、「異例の措置」。これ、何で異例の措置なんですか。四千二百二十五億が異...全文を見る
○和田静夫君 これは法定することが異例の措置ではないのですか。
○和田静夫君 そうすると、正常な措置というのは。
○和田静夫君 大蔵大臣ね、いまのやりとりで、結局これは地方交付税法六条三の2は満たした、法律的要件は満たした、大蔵大臣はそういうふうにお考えになっているんですか。
○和田静夫君 いま言ったように、異例な措置というものが、結果的に法六条三の2というものを満たしたということにならないじゃないですか。
○和田静夫君 もうここのところは、大臣もう少し討論を深めます、この次の委員会で。もう持ち時間あと一秒ぐらいしかないから。  そこでもう一つだけ伺っておきますが、覚書の五。この「方策を検討し、できる限り速やかに結論を得る」、こうなっていますね。これは大蔵大臣、どういう合意なんです...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、これはめどはいつですか。それで私は、地方債研究会ではもうだめだ、ここまではっきりされて、「方策を検討し、できる限り速やかに結論を得る」と、こういうふうに覚え書きされたんですから、やっぱり新たにこの問題だけ突っ込んでもっと早いめどを立てて検討される、それぐら...全文を見る
○和田静夫君 いや、もうこれは大臣。
○和田静夫君 たとえば自治省がと、こういうようなことを言われた。何も私は自治省の代弁をしているわけじゃないんだけれども、地方六団体全体が今度の場合、真剣にこれを求めたわけですね。それを受けて自治省の側も求めた。そうして、大蔵大臣、自治大臣のいわゆるああいう形になって、与党が中に割...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、最後に希望だけ述べておきますが、ここの部分については、大蔵大臣いま述べられましたように、できるだけ速やかにという言葉でもってずっと、速やかにが何年もかかっちゃ困るので、五十三年度の国家予算の編成に向かっては、ここの部分というのは結論を得ると、一定のめどとして努...全文を見る
03月24日第80回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○和田静夫君 道路公団の総裁が午後の日程があるようでありますから、午前中若干の質疑をいたしたいと思います。  三月四日に衆議院の建設委員会で社会党の佐野憲治議員が北陸高速自動車道における降雪、凍結、それらのための規制措置や被害について全般的な質疑を展開をいたしました。で、私は本...全文を見る
○和田静夫君 そこで、長谷川建設大臣が当日衆議院で、距離は少なくてももっと完備されたもの、そして方向転換をしていかなければならないのではないかと答弁をされました。この点、事務レベルではどう考えていらっしゃるんですか。技術的な検討が必要ですね。来年度開通する予定の福井から向こうの方...全文を見る
○和田静夫君 問題は、その十二月の二十八日から二月の十人目までに氷点下の日が二十一日間、道路閉鎖が五回行われた。高速道路とはいいながら、遅速道路になったのろのろ運転、そういう状態が五十三回ある。このとき、最高積雪はある意味ではわずかに百二十センチですよ、新潟その他の経験に照らして...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そういう過程を経ながらもでき上がった。でき上がったが、結果的には一番重要なときに自動車道としての役割りを果たさなかった。正月のブリを待っておる金沢の市民や富山の市民、あるいはミカンの入荷を待っているそれらの市民の心情というものは、たとえば周辺の住民にとって高...全文を見る
○和田静夫君 いやいや、そのなっているのはわかっているんですよ。問題は、総裁、こういう状態が起こったのですよ。そうすると、これに対するところの対策を考えなきゃなりませんね。で、お考えになると言われた。お考えになると言われるのならば、たとえばいま言った二法の適用を検討してみるとか、...全文を見る
○和田静夫君 費用の問題なんですが、高速自動車道は料金収入で維持修繕費がその中に見込まれる、こういうことになるわけですが、道路公団は資金コストを六・五%とする、そういう措置をなされていますね、とっている。そうすると、除雪、防雪など雪害対策については、費用の面から、いまの総裁の答弁...全文を見る
○和田静夫君 最後に。  総裁、四月中旬までに一応調査結果などをまとめられて対策を練られると言われました。これはどういう形になりますか。
○和田静夫君 私の希望を述べておきますが、道路交通の確保のために、やっぱり除雪、防雪のルールは確立をしてもらいたい。そのために現行道路構造令を、いま触れられましたように直さなければならぬのなら、その観点に立ってやっぱり検討を加えられる、そういうことが必要だと思うのです。よろしいで...全文を見る
○和田静夫君 まず大臣、所信について、小山委員の質問に引き続きながら若干のことを冒頭お尋ねをいたしますが、地方自治法が新憲法第八章の精神を実現をすべく現行憲法と同じ五月三日に同時施行されて三十周年を迎える。政府においても記念行事を予定されているようでありますが、三十年の歴史が私は...全文を見る
○和田静夫君 そこで地方財政もまた自立性を一層高めていく必要があると私は考えますが、大臣は地方財政の自立性を高めていくという意味においては、特に深刻な財源問題の解決の糸口をどのように模索されているのか、ぜひ腹蔵のないところをお聞かせ願いたいのです。
○和田静夫君 私は自治大臣の所信表明を読みまして、どうも基本的なところで合点がいかないことがあるのでありますが、それは今日のように経済が、まあ福田総理の診断によれば全治三年だった。それにもかかわらずなお安定成長に着地できずにいる。財政も、また財政収支試算を一年目にして改定する羽目...全文を見る
○和田静夫君 五十二年度の地方財政計画では税収の伸びが非常に高く見積もられていますね。特に法人関係税の税収の伸びが非常に高い。これが果たして本当に獲得できるかとわれわれも心配しますが、われわればかりじゃなくて、まあ学者などの中にも大変そういう指摘をする人が多い。で、どのように計算...全文を見る
○和田静夫君 これは後で税務から資料を出してもらえばいいと思うんですが、私はどうも目いっぱい強気に見込みを立てられているように思われます。景気回復が税収に結びつくまでには、これは相当なタイムラグが必要でしょう。これはどう計算されているのか、ちょっと私はわからないんですが、できれば...全文を見る
○和田静夫君 そこで各自治体の予算が出されて、自治省にはそれを集計した資料は当然あると思うのですが、都道府県予算で見る限り、骨格予算の数県を除いてはかなり弱気の県もあるようですね。恐らく市町村でもそうだろうと思うのですが、どういう分析をされているわけですか、ここは。集計したもの、...全文を見る
○和田静夫君 そこで大臣、総理は何か年度当初に財政支出を集中して行うという方針であるようである。地方団体がそれに応じようといたしますと、これは国とは違うのでありますから、資金繰りが相当むずかしい。だから交付税法の審議を急いでくれなんてここで言われても困るんですがね、それはまた別途...全文を見る
○和田静夫君 経済見通し、財政規模の数字をはじく時期が相当に早いものですから、いまのように経済予測が困難なときですから、私はすでに見通しを誤っているのじゃないかと思っているのですがね。大体われわれの指摘というのは当たってきていますよね、いままでずっと。どうも政府側の予測の方が当た...全文を見る
○和田静夫君 五十二年度の地方財政措置は、これは自治、大蔵間で激しい意見の対立があったようであります。結果として両大臣の覚書が交わされたわけですね。まず、自治省は当初どういう主張を持って折衝に臨まれましたか。そして実際に決まった措置は大幅に要求がダウンしたものになっているのであり...全文を見る
○和田静夫君 自治省の当初要求のものは、一応私は筋は通っていると思うのですね。ところで、この自治省の担当者の一人が「自治研究」の第三号にお書きになっておられるのですが、「公共事業費等の地方負担の増に対しては前年度と同様地方債の充当率の引上げによって対処することも止むを得ないが、そ...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、あれですか、これは大臣にお聞きしますが、五十二年度の地方財政措置は、私はこういう論文を読んでみますと、結果との照応において自治省としてもまあ若干不満な点がある、残っている、決して満足しているわけではない。そうでしょう、自治大臣。
○和田静夫君 万全とは考えていらっしゃらないと、そこのところを少し頭に残しておきます。  そこで、この覚書の第二項の九百五十億円ですね、この数字の算定の根拠を説明してください。
○和田静夫君 源泉分離選択課税分ですが、住民税が課せられないということを考慮した分、これは幾らですか。
○和田静夫君 まあ結局、九百五十億を考えてみるとどんぶりだということに自治大臣なるんですよ。実は、きょうの自治大臣と私の質問は、これを踏まえて、この国会、私は大蔵委員なものですから、大蔵大臣とじっくり地方財政問題をやってみたいと思っているので所信についてかなり細かいことを伺ってい...全文を見る
○和田静夫君 ただ、源泉分離課税に住民税が課せられないことの影響を何らかの形で認めたということははっきりしている……。
○和田静夫君 財政局長、それの地方への影響の額というのは、聞いたってむだですか。地方への影響額というのは幾らぐらいに計算できるんですか。
○和田静夫君 いまの論議を通じて、ともあれ九百五十億というのは算定の根拠のないつかみ金だということだけはわかりました。  次に、この問題となっている四千二百二十五億円の、何といいますか、奇妙な返済を要しない借金、この数字も財源不足額の四分の一マイナス九百五十億という形だけで、こ...全文を見る
○和田静夫君 ところで、この四千二百二十五プラス九百五十億、五千百七十五億は、交付税率に換算すると三・六%に当たるという説明がずっとされているんですがね、何に対して三・六%ですか。
○和田静夫君 九百五十億円はこの源泉分離課税の住民税の影響を考慮した数字が入っているわけですから、この交付税率を考えるときに、いわば住民税の減収分的なものを考慮するのは理論上おかしくなりませんか。その分は差し引くべきではありませんか。そもそも九百五十億円全体で臨特とするのはおかし...全文を見る
○和田静夫君 先ほど小山議員から、午前中かけて地方交付税法六条の三、二項の論争がありました。私はもう深く触れません。ただ、ちょっと一言だけ確認をしておきますが、「形式論としては、将来の交付税を実質的に確保する措置を法定するのであるから「制度改正」を行ったことになる。しかし、この措...全文を見る
○和田静夫君 いやいや、そこのところを余り強調されるとまたけさの蒸し返しになりますがね。決して十分な措置ではない、したがってことし限りの一時しのぎのものであるから、自治省にとっては今後も六条の三の二項の規定を十分に満たす措置をとる、そのことを義務づけされ続けている、このことは間違...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、そういうことなんですから、本会議答弁等をよく私お聞きをしておりましたけれども、どうもそこの部分があれですから、いまの財政局長の答弁のところは自治大臣も同じ認識でよろしいですか。
○和田静夫君 ところで、五十一年度と同様に、一兆三百五十億の大きな金が交付税から地方債に振りかえられる。去年もこの点に私ははっきり反対をしておきましたのですが、ことしも同じ反対を繰り返さざるを得ません。  まず、この基準財政需要額から何をどのように落としたのですか。
○和田静夫君 この振りかえた分というのは、今後とも地方債で行っていくということですか。それともこれは異例の措置ですか、応急の措置ですか。
○和田静夫君 交付税の算定においてもどうも異例の措置がとられてまいりますね。交付税があるべき行政水準を求めるという趣旨、この趣旨というのは私はどうも失われるんじゃないかと思うんですね。交付税機能が狂ってしまう、そういう危険があるのではないだろうか。どう考えてみましても、ある年突然...全文を見る
○和田静夫君 大臣、五十年度の決算が出されておりますが、きわめて多数の団体が赤字になっています。これをどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 地財計画と実態の乖離が非常に大きくて、五十年度補正での措置では不十分であったと思うんですが、それと同時に、地財計画が、単年度ですけれども、毎年赤字がこういう形で出続けるということは、計画からはみ出た赤字が実際には累増していくことになります。この点についてはどういうふ...全文を見る
○和田静夫君 ところが、自治省財政局の人たちのお書きになった「現代地方財政運営論」の一節にこういうのがあるんですね。「特に、最近のように、経済基調の激変により地方交付税制度が地方財政全体の自動安定装置としての機能を十分に発揮できなくなると、地方財政計画はかつての地方財政平衡交付金...全文を見る
○和田静夫君 そもそも、地方財政計画の法律的根拠、これは交付税法第七条とされていますが、ここに置かれているということは、六条の三の二項の判断材料とするためですね。計画によって財源不足額を出してくるというのは、計画にそんな権限は授権されていないと私は思うんですよ。計画は閣議了解です...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと他の問題に入りますから。  大臣、これは不用意な御発言かどうかわかりませんが、参議院の本会議でもあったんですが、二月二十六日の衆議院の予算委員会で、わが党の佐藤議員の質問に対して、けさの小山議員の質疑との関係でありますが、「地方財政だけでなくて、行財政のあ...全文を見る
○和田静夫君 いつごろ発足になるんですか。
○和田静夫君 消防職員関係の団結権問題で少しの時間を割きたいと思うんです。  政府がILOに対してどういう態度をとっているかということをまず労働省に伺いますが、日本は一九一九年国際労働法制委員会に欧米先進諸国とともに参加して、そして二名の審議委員を派遣をして、ベルサイユ条約に関...全文を見る
○和田静夫君 すなわち、ILOの立場を国の内外において積極的に推進していくべき立場である。ところで、ことしの六月にはILO第六十三回総会が開かれますが、その第七議題は、公務における結社の自由及び雇用決定手続が討議をされます。恐らく来年の総会では条約及びそれを補う勧告の形という最大...全文を見る
○和田静夫君 そこで、消防職員の団結権に関してですが、政府の見解は、仄聞しますと、時間的な前後関係、それから議論された機関の位置などについてはすべて一まとめにしたような、混乱あるいは歪曲をされた見解とでもいいますか、どうもそういうふうに思われて仕方がありません。  まず、問題を...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この「希望」ですが、この希望が同年六月の総会の委員会にかけられたわけですが、そこでは、日本の国内では公制審で審議中であり、同時にILOの場では、結社の自由委員会にこの問題が労働側から申し立てが行われたので、結論はILOの場としては結社の自由委員会に任せられた...全文を見る
○和田静夫君 その後、同年十一月、ILO結社の自由委員会は、消防職員の団結権について専門家委員会が団結権を認めるよう希望していることを指摘したわけです。これは確認できますね。
○和田静夫君 これは政府側によりますと積極的な肯定ではないというような言い方も耳に入ってくるんですよ。私は積極的な肯定でないのも当然だと思いますが、これは、条約の解釈はこの専門家会議の仕事だからなどの理由ですが、それはさておくとしても、結社の自由委員会で否定したわけではない。した...全文を見る
○和田静夫君 私も、きょうの討論というのはILOに資料として提出をいたしますが、七五年の総会の条勧委では、専門家委員会の希望を受けて、「専門家委員会の意見に応じるよう要請する。また、委員会は、総会の次の会期までに、それらの問題についてなされた進展を評価することができることを希望す...全文を見る
○和田静夫君 分けたカテゴリーがそのまま取り扱い順位になるという論理では実は困るのでして、それは後ほどやります、国内の問題として。  もうちょっとILO問題を続けますが、政府は、専門家委員会のオブザベーションは唐突に出てきたもので大変奇異な感じがする、そういうような発言をしてい...全文を見る
○和田静夫君 専門家委員会の希望というのは、トラスト、アージよりは何か弱い表現でありますが、それより全段階的な意思表明、意見表明であるこのダイレクトリクエストに記載をしていない、そういう直接の要請よりも強いものなんでしょうね、これは。それはどうでしょう。
○和田静夫君 これは横田先生によると、「ILO条約・勧告適用専門家委員会に出席して−特に第八十七号条約を中心に−」という「世界の労働」の七十三年八月の月例研究会での報告でありますが、「これで八七号条約に関する限り、最終的な意見が出されたのではないかと考えます。」と述べられて、そし...全文を見る
○和田静夫君 検討をされるという意味でのアクションを起こされると、それはそういう意味ですかな。
○和田静夫君 このILOの見解というのはほぼ定まった形で明らかなのであります。先ほど来若干時間をかけて申し述べましたが、横田喜三郎先生がおっしゃるとおりでありますし、機構上も各機関の追認を受けたのであると私は思います。この事実関係は動かしようがない。これを動かすには政府が働きかけ...全文を見る
○和田静夫君 場所は公務員問題連絡会議ですか。
○和田静夫君 ところが、この公務員問題連絡会議ではただの一度も取り上げられていない。いま言われましたように、第三グループに閉じ込められたままなんじゃないんですか、これは。
○和田静夫君 そうです。事務局レベルであったとは開く。しかしながら、公務員問題連絡会議であったとは聞かない、それは私の方が正しいでしょう。
○和田静夫君 そうしますと、その年月日はいつですか。
○和田静夫君 これは後ほど正確な年月日と、そして供せられた議題ですね。資料で下さい。いま課長がどういう検討をしていてどうなんだという報告をしたと言われた、その年月日。
○和田静夫君 いずれにしましても、まあ公務員問題連絡会議ではただの一度も正式には取り上げられていない。事務局レベルにおけるところの検討が続いていますからという程度のものでしかない。私は大変解せない、怠慢である、そう思うのです。政府は公式的にこの問題は後回しだと言っているのですね。...全文を見る
○和田静夫君 これはもう何遍も言いますがね、次元が違うんですよ。問題を片づけて——一方では運動がある、運動があるからそれを受けて立って問題は片づける。片一方は泣き寝入りしている、何にもできない、そのことをいいことにして権利を無視している。全く逆じゃないですか。本来与えられなければ...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと簡単に一言聞きますがね。アメリカの軍政権下では団結権があった。いまの日本ではその人たちにない。祖国復帰したがゆえにない。このことについてどうお考えになっていますか。
○和田静夫君 したがって、私はそういう答弁になるだろうと思うから、ILO条約問題の国際的な見解について、先ほど来ずっと話を煮詰めてきているんですよね。その前提というものをやっぱり十分に尊重して作業は急がれるということに理解しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 検討を進めていかれるのを否定はしませんがね。とにかく人数が足りなくて能力がないから遷延せしめているのだという答弁は、これは受けとめるわけにいきませんからね。それは能力以上のものを期待をしたってどうしようもありませんと言われればそれまでかもしれませんがね。やっぱり対応...全文を見る
○和田静夫君 引き続いて検討をしていって、いつの時期に結論を出されますか、そう言うんなら。
○和田静夫君 そのために公務員問題連絡会議があるんですからね。それは横の連絡が当然あることはわかっているのであって、答弁になっていませんよ。  したがって、どんな時期までにやるんですか。引き続いて検討いたしていきますなんて言って、それはもう何年たったって検討を続けているというよ...全文を見る
○和田静夫君 これは自治大臣、いまのことを繰り返しておっても仕方ありませんから、総務長官ともう少し協議を煮詰めていただいて、やはり一定のめどというものを明らかにしていただきたいと思います。きょうここでということはなかなかこれ以上無理でしょうから、後ほどそういう御返答をいただけます...全文を見る
○和田静夫君 法制局にお尋ねいたしますが、地方公務員法第五十二条の五項なんですが、「警察職員及び消防職員は、職員の勤務条件の維持改善を図ることを目的とし、かつ、地方公共団体の当局と交渉する団体を結成し、又はこれに加入してはならない」、これは、目的としかつ当局と交渉する団体を禁じて...全文を見る
○和田静夫君 ということは、つまり消防職員が懇談して話し合っている間は交渉団体ではない、そういう間は常識的に言って団体交渉を行う団体とは言えない、でいいですね。
○和田静夫君 記憶はございません、ですか、最後のところは。ございます、ですか。
○和田静夫君 私も、あなたが新潟の総務部長に出かけられる前にそういうような意見を述べられているのを耳にした当事者の一人でありますから……。  もう一つは、やはりあなた自身がお書きになったものの中に、「地方公務員法精義」のあなたの著は、明確に、「社交的又は厚生的な目的をもつ団体を...全文を見る
○和田静夫君 団結権の回復が必要だとたとえば話し合う、そういう話し合いの会合が消防職員の中である、また当局と交渉をするということになればこれはまあ抵触しますが、そういう形で研究を自由にする会議がある、これまでは抵触はしませんね。
○和田静夫君 どうもありがとうございました。  消防庁は、消防課長名で、都道府県を通じて消防職員の動向を監視するように求めた妙な通知を出されているんですよ。これは長官は御存じかどうか知りませんが、「特異動向等を覚知した場合は、」と、まずむずかしいんですがね「覚知した場合は、貴職...全文を見る
○和田静夫君 「特異動向等を覚知した場合」というのは、これはずいぶん意味深長でありましてね、ここのところは。とにかく、いま法制局次長と私がやりとりしたことに抵触をする部分があった場合には、そこの部分については明確に撤回をされる、こう理解をしておいてよろしいですか。
○和田静夫君 法の趣旨を逸脱しないものである限りにおいてそれに干渉がましいことはやらない、これは当然のこととして受けとめておいてよろしいですか。
○和田静夫君 ところで、消防白書の二百六十五ページですがね。この団結権問題について、実はここにこう書いているんですね。「消防職員については、地方公務員法によって団結権が禁止されているが、昭和四八年に入って国際労働機構(I・L・O)内部の審議で日本の消防職員の団結権問題についての意...全文を見る
○和田静夫君 各地で、実は消防職員の動きとの関連で、警察、自治省の干渉がかなり激しいんですよ。時間の関係もありますからあれですが、たとえば福井県下では、警察官が菓子折りを持って消防職員の家に様子を聞きにいく。家庭訪問している。一見きわめて低姿勢ではありますが、家庭訪問された方はた...全文を見る
○和田静夫君 関心をお持ちになっているのまで否定はできませんし、あるいは自治労という労働団体が世界的な徴候を、ILO条約の専門家委員会との関係においてこれまたいろいろの表現をすることも、お互い干渉することはできないと思いますね。  ただ、いま言われましたように、関心を持っている...全文を見る
○和田静夫君 たとえば菓子折りを持って家庭訪問をされながら事情を聞くなんというのはね。しかもいまあなた方の集会といいますか、集いは、いわゆる組織になっていませんから、どんなことが語られているというようなことまで一々調べられるということになっら、それは警察と消防という関係においては...全文を見る
○和田静夫君 それじゃILO関係、消防関係は終わります。  自治大臣、地方事務官の身分移管問題で、この委員会を通じて若干の意思の統一を図りたい。  昭和五十一年三月三十一日をめどとして地方事務官制を廃止をして、これを地方公務員とするよう努めると、衆参両院の地方行政委員会が決議...全文を見る
○和田静夫君 その三月三十一日は、御存じのとおりロッキード問題という国会で終始をしましたから、なかなか守られなかったのでありますが、しかし、当時の海部副長官との間で政府からの中間報告がもたらされました。   一、懸案の地方自治法改正案提出につきましては、政府も格段の努力を続けて...全文を見る
○和田静夫君 大臣、これはどうも事務的な折衝の部分でもこの国会は一向に進んでいないような感じがするんですね。これは行政局長、具体的にはどんな展開になっていますか。
○和田静夫君 要するに、地方事務官制存続の裏には私は旧内務省内部での隠微な妥協があった。したがって、地方事務官制を正当化するすべての議論というのは、この妥協を前提として、これを対外的に取りつくろうためのものであるか、あるいは露骨ななわ張り意識の上に立った居直りでしかないと思ってい...全文を見る
○和田静夫君 この厚生あるいは労働、運輸などの議論も、注意深く聞いてみますと、事務の全国的統一性の保持の必要性を地方事務官制の存在理由にしているわけではどうもないようなんですね。そういうふうにも聞こえますが、どうもそうではない。その保持のためには事務の機関委任よりも国の直轄の方が...全文を見る
○和田静夫君 事務の全国的統一性の保持の必要性との関連で地方事務官制を正当化しようとする議論というのは、自分のところだけでも出先機関をつくって直轄でこの事務を行いたいということへのこだわり以上のものではありません。で、臨時行政調査会やらあるいは行政監理委員会などが、地方専務官制の...全文を見る
○和田静夫君 このほかに、社会保険制度などの抜本改正を待って地方事務官制の廃止問題を考えたらどうかという議論もあります。社会保険制度等の抜本改正と地方事務官制の廃止問題と論理的にどういうかかわりがあるかということを、やっぱり一つは、この国会で何としてでも地方自治法の法律案を出され...全文を見る
○和田静夫君 行政局長、これ閣内で自治大臣が御努力になるのももちろん大切なことですし、早急にそのことを望むんですけれども、事務レベルというのは一体どうするんですか。もうにっちもさっちもいきません、おれはもう行政局長やるの、がいやになったというような心境じゃ困るんだが、それはどうい...全文を見る
○和田静夫君 大臣、何か参議院選挙が近い、したがって参議院選挙の帰趨によっては政治的決着がつくではないか、したがってそこまではお互いほおかぶりしておっていいんじゃないかという、そういう各省間の流れがあるような気がしてしようがないんですよ。私はもうそんなものではないと思うんです。そ...全文を見る
○和田静夫君 これは、行政局長、むしろ大臣間よりも事務レベル間の感触がどうもそういう形で動いているように感じ取られて仕方がありませんが、いかがですか。
○和田静夫君 たとえば衆議院において厚生大臣答弁があった。それらについて、全く自治省が考えていること、あるいは国会の決議との関係においては国会の決議そのものが全く無視された答弁でありますから、それらに対してはすぐ自治省あるいは自治大臣の側としては何か反応をお示しになったわけですか...全文を見る
○和田静夫君 これは機関をつくったからといって解決する問題ではありませんけれども、自治大臣、行管庁長官等関係閣僚を主体にして云々というあの三木内閣時代の中間報告ではありますが、これは福田内閣としては、これを受け継いで、何かこの問題解決のために特別に閣僚会議を起こされるとか、そんな...全文を見る
○和田静夫君 地方事務官制が存続している結果、いま都道府県でどんなことが起こっているかということをちょっと触れておきたいんです。  まず第一に、職員にとっては、地方事務官であるために人事交流が限定をされている、昇進にも限度がありますので、同一業務を長期間担当することとなって、処...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ大臣、この問題は、地方行政委員会としてばかりでなくて、院の権威にかけて決議を上げてきた大変重要な問題であります。政治状況も衆議院におけるところのあのような形になっていまして、衆議院の地方行政委員会は、推測すれば、新しい決議をこの国会で起こされる、そういう流れ...全文を見る
03月29日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○和田静夫君 「外野のセリフも財政当局のセリフも、要するに明治初年と今日とでは少しも変りがなさそうです。要するに短期的・近視的に見るか、長期的・総合的に見るかの違いがあるわけですが、結局、当面のごちそうを描いてみせる前者の方が、どんなに力説してみても後者よりも大なる人気を拍すると...全文を見る
○和田静夫君 これは、大蔵省広報室長篠沢恭助氏が「ファイナンス」、大蔵省の広報誌に書いている文言なんですよ。ここで言う「外野のセリフ」とは国会を指しています。したがって、今度の予算修正の行為というのは、国会におけるところの国会議員の者たちが結果的には国を誤らせる。こういう状態であ...全文を見る
○和田静夫君 そして「本誌に掲載した論文等のうち、意見にわたる部分は、それぞれ筆者の個人的見解であることをお断りしておきます。」、こうなっているのです。しかし、これは大蔵省が持っておる予算の中で発行されている。国民の税金でもって発行されている。他の民間の諸雑誌にお書きになったのな...全文を見る
○和田静夫君 時間が大変制約されましたから、概括的に一、二の問題を質問いたしますが、この五十二年度予算は国会で所得税減税の追加などが行われた。いま読み上げたような大蔵当局におけるもう官僚独善的な批判は批判としてあるとしても、あるが、これは政府の所得税減税に対する熱意がきわめて不十...全文を見る
○和田静夫君 重ねて伺いますが、この景気回復による税収の増やら、新税などの増収がなかったならば所得税に負担の増大を求めざるを得ないという、そういうお考えですね。
○和田静夫君 この給与所得者についての課税最、低限の引き上げ率をずっと見てみますと、きょう数字でここでもらうことにしていましたけれども、時間がありませんから、私の数字が間違っておれば指摘してもらえばいいですが、四十年を一とすれば四十五年が一・八六、五十年が三・八六、実質は四十年が...全文を見る
○和田静夫君 いや、それは大変不満です。さっき民社党の方からも意見がありましたがね、私も課税最低限の決め方というのは、統計などによって一義的に決めること、そういうことは困難でしょうが、しかし、五十一年度のように据え置かれることによって、実質的に低下するというのは、課税最低限の性格...全文を見る
○和田静夫君 租税特別措置法はいろいろと問題が多くて、その整理合理化について税制調査会でもたびたび指摘をしています。五十二年度も私たちから見ればきわめて不十分ですが、それでも努力の跡はうかがえる。しかし、利子・配当所得の源泉分離課税は、租税特別措置法の設けられている政策的理由を欠...全文を見る
○和田静夫君 仮に突然この総合課税に切りかえることがいま言われるように影響が大き過ぎるとして、それでは改定案のこの措置の期限の終わる五十六年には、確実に総合課税に大臣移しますか。
○和田静夫君 この税調の答申でも、「利子・配当所得を把握する体制」について言及をしている。で、現在までそういう体制が進んでいるとは思えないんですが、仮にやるとすれば、総背番号制のような形で、金融機関同士をオンラインで結ぶというようなことになってしまう。こんなことはとうてい不可能だ...全文を見る
○和田静夫君 配当所得について、ある試算によりますと、課税最低限は四百四十万円、給与所得の課税最低限の二倍以上になっている。これは余りにも不公平であると考えざるを得ないんですが、しかもことしだけでなく、毎年三倍以上も開いていた年がある、これもまた金持ち優遇で納得できないわけです。...全文を見る
○和田静夫君 私は、意見として述べておきましたから、十分にしんしゃくをしていただきたい。これは大臣、意見として述べておきます。  日本弁護士連合会が三月十五日に自賠責保険滞留資金の運用益に関する意見書を発表いたしております。大蔵省はこれに対してどういう感想をお持ちですか。またこ...全文を見る
○和田静夫君 昨日、この「自賠責保険運用益の積立と使用の状況」という資料を大蔵省からいただきました。これは国の運用益についてですか、保険会社についてですか、これは。
○和田静夫君 そこで、四十四年のこの自賠責審議会答申では、滞留資金運用益を明確に区分経理せよと言っていますね。これに対して日弁連はいまだに完全に実施されているとは言えないと述べています。この点はいまどうお考えですか。これもこれからですか。
○和田静夫君 この運用益の使途を決める法令の根拠ですがね、これは何ですか。
○和田静夫君 この運用益の使途は、かつては大蔵省の保険部長あるいは保険二課長を顧問として、それには損保会社によって構成されていた運営委員会が決めていたようですね。現在の委員名及び肩書きですね、これはもうきょう時間がありませんから、後で出してください。私にください。
○和田静夫君 そこで、昨日もらった資料ですが、使途によくわからぬ点があるんですが、まず消防庁、警察庁への救急車、パトカー、白バイ、これはそれぞれ何台で、どこに配置されたんですか。  また、こういうものは、地方団体の予算ないし国の補助金で整備すべきであると、私は地方行政委員会長い...全文を見る
○和田静夫君 それも資料後で。  国の補助金で整備すべきだという考え方については、いま。これは大蔵大臣、どうですか。
○和田静夫君 そこんところも資料につけてください。ちょっと私別の機会に議論します。  交通事故裁定委員会に毎年のように助成金が出されている。これは何に使われているのか。これもちょっと資料でくれますか。周知のとおり、交通事故裁定委員会については損保会社の影響が非常に強い。批判が出...全文を見る
○和田静夫君 私は、運用益で赤字を埋めるというのはおかしいと思うんですよ。責任準備金積立額は五十年度で幾らですか、これも後で資料で下さい。で、巨額に達しているんですよ、これは。それを考えると、赤字を運用益で埋めるというのは、これは常識的にいって非常に疑問が残る。これも継続的に論議...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大学選定の基準というのは何なんですか。
○和田静夫君 この当時の運営委員の中に脳外科の専門家はいましたか。
○和田静夫君 でしょう。これは大学選定に詳しい者はいなかった、救急医療施設に詳しい者はいなかった。厚生省は相談に応じていないというような形のことが明らかですね。そもそもEM-スキャナーの輸入そのものに疑惑が持たれていますね、これは。当時ACTAスキャナーがあったが、EMIに決まっ...全文を見る
○和田静夫君 そう言われるなら、無償設置した国公立の大学で救急医療を行っているのはどの大学ですか。大部分やってないでしょう。
○和田静夫君 そう逃げられる答弁になるだろうと思っていた。審議会答申にもありますように、滞留資金の運用益は救急医療体制の整備にある。その意味で、大学病院への設置は私は間違いであるとは言いませんよ。しかしながら後順位でよろしい、後の順位でよろしいと、だれが考えても現在救急医療を行っ...全文を見る
○和田静夫君 たとえば公立病院、自治体病院などというのは、この救急医療を扱うがゆえに大きな赤字がかさんでいって、大変な状態に置かれているんでしょう。そういうところに視点が行かなくて、研究機関に先にやるというような形のことは、研究機関にやるのならば、文部省は文部省の学術的な予算の中...全文を見る
○和田静夫君 審議会答申は、先ほども言ったとおり、滞留資金の運用益は救急医療体制の整備に充てる、こう言っているんです。それを素直に受けたらいい。大臣、この論議をお聞きになってどうお思いになりますか。
○和田静夫君 厚生省、EMIスキャナーの導入に当たって、相談受けませんでしたね。
○和田静夫君 厚生省も知らぬという状態なんですよ、大蔵大臣。ここのところはよくわきまえておいてもらいたい。  救急医療体制の整備に責任のある厚生省として、現場の病院に設置すべきだと考えていらっしゃいますか。
03月31日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○和田静夫君 ただいま大蔵大臣の発言をお聞きをいたしますと、問題の文章は、財政当局の責任の厳しさを表現しようとしたものであるとのことであります。私は、文章上の表現についてそれが妥当であるか否かを国会の場で論ずることは、そのこともまたそれほど妥当であるとは考えておりません。ただ文章...全文を見る
04月14日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○和田静夫君 何か日銀だけ先に済ませろということでありますので、まず日銀関係の質問をいたしますが、その前に大蔵に、福田総理が昨日公定歩合、長短期金利の全面引き下げについて大蔵省に指示されたようにけさ各紙が報道いたしています。大蔵省はこの指示を受けて金利体系全体を変える、そういうよ...全文を見る
○和田静夫君 自民党の中では、何か景気対策の一項目として、この十三日の日に、公定歩合の引き下げ、市中貸出金利引き下げということを掲げられましたが、大蔵大臣はこれについてはどうお考えになるわけですか。
○和田静夫君 郵政省は、貯金金利の引き下げは検討されるのですか。また、大蔵か、あるいは日銀から相談が今日の段階でありましたか。
○和田静夫君 森永日銀総裁が十三日の日に、土光経団連会長と会談をされました。公定歩合の再引き下げの話も出た模様でありますが、報道によりますと、公定歩合の再引き下げについては、日銀総裁は当面様子を見るというふうに言われたということでありますが、そのとおりですか。
○和田静夫君 前回の三月十二日の公定歩合の引き下げのいま言われた効果ですね、この効果についてはどういう実情ですか。私の質問に対して、シグナル効果はあるだろうという答弁を総裁はされたわけですが、この前。どうですか。
○和田静夫君 私は、日銀総裁が当面様子を見ると言われるからには、前回の効果がどうあらわれたかということを見きわめられる、そういうことが当面という意味だと考えますが、それはそう考えておいてよろしいですか。
○和田静夫君 私は、公定歩合の引き下げは、現状では短期のプライムレートに効果を及ぼす程度だと考えるんですが、それは結局、鉄綱会社にメリットを与えるだけだ、端的にそう言って私は誤りじゃないと思っているほどです。前に当委員会で質問したときも、公定歩合の引き下げに大義名分はないんだとい...全文を見る
○和田静夫君 ところで、円高の相場が続いて一ドル二百七十円に迫る勢いでありますが、この相場を一体どう見たらいいのでしょうか。総裁は、市場介入を強めるとかつて発言をされておられますが、一ドル何円の線までいったら介入されるつもりなんですか、あるいはすでに買いに入っているわけですか。
○和田静夫君 ちょっと話題変えますが、日銀で、物価急騰の要因になるいわゆる過剰流動性の発生を防止するためにいろいろな策がとられているわけでありますが、このことに関連して私は以下二つの点を指摘をいたします。  一つは、金融機関以外の金融活動の増大が放置されている点、まあ、俗にトヨ...全文を見る
○和田静夫君 もう一つの点は、この金融機関の国債引き受け資金不足をカバーするための日銀の買いオペあるいは融資の増大という問題があります。  発行後一年以上を経過した国債を、日銀は昨年末七千億円、ことしに入ってすでに二千億円の買い上げをやっている。そうしますと、もう金融機関には発...全文を見る
○和田静夫君 日銀の最後ですが、公定歩合の引き下げによって恩恵をこうむるのは、日銀のこの貸し出しを取り扱える一部金融機関だけで、信用金庫など中小金融機関というのは、市中金利の低下圧力からくる貸出金利の引き下げによって、非常に苦しい立場に追い込まれていることになります。また、このこ...全文を見る
○和田静夫君 中小企業の問題に入りましたから若干続けさしていただきますが、大蔵省、わが国の中小企業の専門金融機関というのがあるわけでありますが、大蔵省は遠からず金融再編成が必至という情勢の中で、この専門性というものについてどういうように評価をして、これを守ろうとしているのか、それ...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ信用金庫については会員組織という組織上の特性を生かして、地域の中小企業や住民に密着をして、その密着性を通じて小口で長期の比較的リスクの多い資金を、そういう制度、武器を持たない金融機関に比べればはるかに有効に供給していくことができる。そういう体制を現行法上想定...全文を見る
○和田静夫君 そこで、信用金庫のこの会員組織という組織上の特性を生かして、地域への密着性を発揮する、そのための必要条件として、対象と地域の制限を通じて、規模の制約が課されているわけですね。少なくとも事務の合理化、コンピューター利用などのためには、一定程度の規模利益の追求というもの...全文を見る
○和田静夫君 いや、私が指摘したのは、最も指導的立場にある、大信用金庫がこれに非協力的である、こういう事態というのは、行政指導の中では、直さしていくことがいいだろうということを指摘をしたわけです。共同利用そのものについては、私も大変結構なことだと思っているんですがね。
○和田静夫君 共同利用全体がやっぱり効率を上げるような形での相互関係というものが生まれる、そういうことのための指導というものは強化をしていいんだろうと、そういうふうに私は思います。  昨年の全国信用金庫協会の大会で、要望として、銀行みなし規定の改定、あるいは外為取り扱いの実現と...全文を見る
○和田静夫君 信用金庫のいたずらな銀行化とでも言いますかね、そういうようなことについて大蔵省はどういう見解を持っておりますか。
○和田静夫君 私はここに、ある大きな信用金庫の昭和五十年度の決算速報と事業報告を持っていますがね、いまここで固有名詞は挙げませんが、私は、素人目ですが、非常にこれ見て驚いた。五千万円以上の貸し出しが総貸し出しの中に占める割合が非常に高い。それから余裕金の大企業への運用がものすごく...全文を見る
○和田静夫君 言われるまでもなく、この信用金庫と信用組合の大きな違いというのは、信用金庫は初めから無制限に員外預金を受けることができるという点である。なぜそういうことが認められたのかといえば、中小企業がある程度発展をしていく。そうすると中小企業内部の余裕資金を相互に融通するだけで...全文を見る
○和田静夫君 先般バルブ界のトップであった一部上場の東洋バルヴが倒産しましたね。この倒産の結果いろいろなことが報道されましたが、その中で主要な信用金庫から多額のものが出ていますね。これはどういう状態であるか、いま答えられますか。
○和田静夫君 城南信用金庫が東洋バルヴに五億七千九百万円融資している、それから同栄信用金庫も大きな融資をしている。これは常時使用する従業員の数が三百人以下であるか、資本金二億円以下の企業しか会員とすることができないというこの信用金庫法十条との関係ではこれはどうなるんですか。
○和田静夫君 私は、まあ報道を見ましてひょっと考えついたことでありますが、まあ日常的な運用の面からいって、少し信用金庫に対して注意を喚起しなきゃならぬ問題だろうというふうに感じました。  サンパルコという資本金二億二千五百万円、従業員五百五十人の会社が倒産いたしましたね。ここに...全文を見る
○和田静夫君 ともあれこういう状態というのは、倒産で明らかになっているんですが、御存じでしょう。
○和田静夫君 後ほど調査結果承ってから私ども考えていきたいと思います。  で、もう時間を、さっき委員長余分なことを言われたから、私は小心なものだから、それが頭にあって時間を一生懸命守ろうと思ってあれしますが、国債の買い入れを信用金庫は全信連に一括委託している、すなわち個々の信用...全文を見る
○和田静夫君 その結果どういうことが生じているかといいますと、各信用金庫は、価格変動準備金を積めないことによって、税金の損失をこうむるわけでしょう。しかもその上オペの場合の買い入れ価格よりも安く買い上げられるということになる。そういう損失も全信連は各金庫に分担させているということ...全文を見る
○和田静夫君 この問題最後にしますがね、全信連に積まれている預金支払い準備金、これは五百億円、この運用益が全信連の一般利益に計上されているんですね。これはちょっと私素人ですが、こう見てみるとおかしいんじゃないかと思うんです。当然それは預金支払い準備金として上積みをされていくべきか...全文を見る
○和田静夫君 論議は少し後へ残します。本題に入らなければいかぬでしょうから、官房長お待ちかねですからね。  大蔵省関東財務局の理財部長というのは現在何という方ですか。
○和田静夫君 大蔵省で以前主計官をされていた方で、今度参議院選挙の全国区に出馬を予定されている方のお名前は何といわれますか。
○和田静夫君 大蔵大臣ね、この関東財務局の武末理財部長が、都内の幾つかの信用金庫に電話をされまして、大蔵省のいま言われた藤井裕久さんの、参議院予定候補者であるそうでありますが、この選挙資金の拠出を依頼していらっしゃるんですが、こういう事実を御存じですか。
○和田静夫君 武末理財部長は、直接信用金庫の理事長に電話をされまして、五十万円とか三十万円とかといった形で資金の拠出を依頼をされています。私はここにその固有名詞を挙げることができます、受けた側の。しかしいまそのことは述べません。で、大蔵省はこのOBの方の選挙を省としての選挙として...全文を見る
○和田静夫君 私は、武末さんが今度やられた行為というのは、それじゃ上の指示にはよらない、いまの御答弁では。そうすると彼の独断である、そうするならばこれは非常に悪質な国家公務員法違反である、厳しく処断をされるべきである。で、そのように大蔵大臣対処されますか。
○和田静夫君 当委員会で問題にしたことでありますから、理事会にその対処の仕方は後ほどの調査結果に預けます。委員長、よろしいですか。
○和田静夫君 金の売却は全部で百・五トンでありますが、このうち五十五・八トンは予算では一グラム当たり千二百二十五円で売却する、こういうふうに計算しているわけですが、IMF協定第四条第二項には加盟国は平価に所定のマージンを加えた額を超える金価格で金を買い入れてはならないとされていま...全文を見る
○和田静夫君 そう言われますが、秋ごろを見越して千二百二十五円で、これは投票国八〇%投票して、そのうち六〇%ですか、という批准が必要ですね。その見通しがあるということですか。いまの御答弁。
○和田静夫君 四十四・二トンについては戦後処理でありますが、この戦後処理はずさんじゃないですか。
○和田静夫君 開発援助ですが、この開発援助にはこの貿易問題と関係をしまして、わが国は消極的であると非難されることがしばしばあるわけですが、端的に言って、こうした非難に対して反論し得る具体的根拠は何なのですか。
○和田静夫君 五十一年の政府の開発援助の対GNP比はこれは何%ですか。また、五十二年度は何%と見込まれますか。
○和田静夫君 五十二年は。
○和田静夫君 そこで、いま言われたように五十一年度は前年よりも対GNP比が下がったわけですが、〇・二四から〇・二〇と。そこでこれはどういう点に理由、原因があるんですか。
○和田静夫君 わが国の政府開発援助は、開発援助委員会加望国中これは何位ぐらいですか。その順位ぐらいで妥当であるとお考えですか。
○和田静夫君 援助の計画化についてどういうふうにお考えですか。この単年度予算との関係で問題はあるものの、国際金融局などではこの計画化について真剣に検討されているというふうに仄聞をいたしますが、率直なところを聞かしてください。
○和田静夫君 現在この援助に当たって一件ごとに各省の協議が行われていますね。協議が整わないこともかなりあると聞かされているんですが、実情はどうなんですか。
○和田静夫君 援助体制の整備については何かお考えになっておられますか。
○和田静夫君 去る三日にIMFのウィッテフェーン専務理事が来日された。坊大蔵大臣も会談をされたのですが、どういう話が、大蔵大臣、交わされたんですか。
○和田静夫君 大蔵大臣としてはいま言われた非産油開発途上国の対外債務が急増している、これについてはその実態をどういうふうに認識されているわけですか。
○和田静夫君 ウィッテフェーン専務理事はいわゆる新融資制度によって、非産油開発途上国における債務こげつきによる信用不安を未然に防ぐという構想を打診してきたというふうに報道されていますが、事実はこういうことでしょうか。
○和田静夫君 そうすると、その構想というのはどれくらいの規模のものだというのはまだはっきりしないんですか。
○和田静夫君 国際金融局の中では、アメリカの多国籍銀行に援助するようなものだと、反対する意見が非常に強いというふうにこれは仄聞いたしますけれども、日本として何か対案をお持ちになっているんですか。
○和田静夫君 そうすると、今月の二十八、九日に開かれる予定のIMF暫定委員会では、この新融資制度なるものが合意を得られる可能性がある、そういうことですか、見通しをちょっと聞かしてください。
○和田静夫君 IMF暫定委員会の前日の今月二十七日には、IMFと世界銀行との合同開発委員会が開かれる。そこで開発途上国に対する先進国での起債問題、それを促進するため、国際機関が債務保証をする方式を設ける。そういうことで合意が得られる見通しだと言われているんですが、日本ではこれに対...全文を見る
○和田静夫君 アジア開銀の融資先を国別に見ますと、通常貸し付けというのは、韓国、フィリピンが高いウエートを示しておりますね。しかし、韓国などは世界最高の高度成長を続けておって、後進国と言うよりも中進国に入っているのではないかと思うのです。一方、戦争で疲弊し切ったベトナムに対しては...全文を見る
○和田静夫君 局長の答弁がありましたが、大臣、これ、最後に、やっぱりベトナムの戦後復興にアジア開銀が積極的に支援をすべきであろうと思うんです。これは御異存ありませんでしょう。
○和田静夫君 第一勧業銀行西銀座支店の貸付副長が最近免職になっておりますが、どういう事情によるのか、大蔵省、まず報告してください。
○和田静夫君 警察、ちょっと詳細にこれ報告してください。
○和田静夫君 貸付副長が最近免職になっておりますね。以下、私が所有する資料に基づいて幾つかの質問をいたします。  第一点は、斉藤富雄さんという人と勝大産業の菊池正敏さんとの土地売買と、菊池さんへの第一勧銀の一億五千万円に上る貸し出しの関係です。  第二点は、五十一年十一月八日...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省……。
○和田静夫君 この最後の、第一勧銀西銀座支店が斉藤さんに対して出した念書でありますが、三千万円返したら、一億五千万円の根抵当権を外してやるという内容なんです。これはきわめて奇妙なものでありますが、普通銀行がこういう念書を書くものですか。見てください。(資料を示す)
○和田静夫君 警察庁は、いま私が申しました念書に書かれたいきさつについては、まだ報告を受けていませんから御存じないということになりますか。
○和田静夫君 警察庁、第一勧銀西銀座支店がいまのところ一億五千万を融資したと言われています勝大産業あるいは丸勝産業、この菊池正敏さんという人は住吉連合会の人ですね。会と言ったら語弊があれば、会系の人ですね。
○和田静夫君 これは通告してあるんですがね。それでは警察庁、調査になりますか。
○和田静夫君 調査して報告をされますか。
○和田静夫君 いえ、調査をされて報告をされますかと言ったんです。
○和田静夫君 この住吉連合会関係者に、第一勧銀が一億五千万円もの金を融資している。こういうことはちょっと考えられないんですね。このいきさつは一体何か。同時に調査を求めます。
○和田静夫君 私は、第一勧銀の記事がすでに報道されましたが、いまの部分は報道されていませんが、まだ。第一勧銀側に何か一億五千万円を融資しなければならなくなるような弱点があったのではなかろうか、そういう口実を設けられなければならないような弱点があったのではなかろうか。これは銀行局長...全文を見る
○和田静夫君 大体、委員長から求められた時間が来つつありますから最後にいたしますが。  先々週、三月末ですか、千葉興銀の頭取以下全重役が大蔵省の関東財務局に呼ばれているんですね。そこでどのような話がなされたのか、差し支えなければ局長、聞かしてください。
○和田静夫君 これも調査を求めます。  私の調査によりますと、千葉興銀の全貸出額の二%が不良貸し出しであります。大蔵省が今度重役連を呼んだのも、このことに関連があるのではないかと実は私は推測をいたしていますが、以前粉飾決算で問題になったユアサフナショクという会社ですね。それに千...全文を見る
04月14日第80回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○和田静夫君 最近、元号の問題が再び事新しい論争を呼ぶようになってきているわけですが、国際交流が非常な激しさを増して、世界は全く狭くなっている、こういう状態の中で、国家独自が紀年法的なもの、元号を規定をする、そういうような必要があるのかどうかというのは大変疑問でありますが、福田内...全文を見る
○和田静夫君 その八月に行われる世論調査というのは、総理府としておやりになるんですか。
○和田静夫君 その昭和の元号がなくなった場合に、次の元号を制定するには法律をつくるべきであるという、そういう見解というのが国会で政府からしばしばずっとなされてきていた。ところが、前内閣のときに、ある意味では突如として、告示でいきたい、こういう言い方をされたわけですね。内閣の告示で...全文を見る
○和田静夫君 だれが次の元号をつくって、福田総理が承認をされる印を押すのかというのは、これは大変むずかしい問題だと思うんですよ。昔のように、専門的に元号研究の学者がいて、それから中国の文献をあさってとかいうようなケースというわけにいかぬでしょう。いま言われたように、ずっと世論が醸...全文を見る
○和田静夫君 私は、きょう質問を用意するに当たって、いま私は参議院の議運にいますから、たとえば、美智子さんの結婚が皇室会議で決まった。そういう結論が議運に報告をされてというようなことの経過があります。元号問題がそういう形で取り扱われる場合、もっと突っ込んだ勉強をしておかなければな...全文を見る
○和田静夫君 告示でいかれるという場合。
○和田静夫君 最後にしますが、この昭和、大正、明治、すべて中国の古典から元号がとられたことばもう周知のところであります。現在、中国は元号をやめてしまっておりますし、世界で元号を使っているのは、もうほとんどない状態であります。それから宗教的な発想から云々という長官の御発言もありまし...全文を見る
○和田静夫君 総務長官、もう結構です。  最近の国会において、議員立法なりあるいは請願の受け付けの問題や国会審議の充実などで国会の活動が活発化をして、その役割りは与野党が接近をすればするほど大変高まっていますね。で、この議員の国政活動を支えるために国会職員の協力は見逃せないとこ...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる部内操作はもう限度だと、こういうことですね。
○和田静夫君 たとえば特別委員会の常設化、あるいは最近、常任委員会を多くする話が衆参の両院でいろいろ論議をされているんですが、いまあるところの特別委員会との関係で考えてみても、調査室が合同であってみたり、あるいは委員部が兼務であってみたり、こういう状態になっている。これはやっぱり...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、やっぱり労基法その他の精神からいっても、過重な労働が強いられるというのを当局としてやっぱり見逃がすというわけにはいかないと思うんですよ。その辺は、いま答弁にありましたように、無理をしてやらせるべきものじゃありませんからね。無理はやっぱりほぐさなきゃならぬ...全文を見る
○和田静夫君 そこの部分の充足は当然期待をするところですが、それもまた限界に来ているところの内部運営でころがしますと、どこかがまた行き詰まるということになりますからね。もっと大胆に予算編成期には大蔵との折衝が繰り返されるということでなけりゃならぬと思うし、われわれもそれに協力する...全文を見る
○和田静夫君 速記でも、いまちょっと触れられましたが、衆議院で定員増があれば後追いすると、こんな状態ですよね。それで、衆議院で四十九年に、しかも八名ふえたのに参議院では五十二年度で四名しかというようなことになりますね。これも早急に埋めるべきだと思うんですが、何か計画があるんですか...全文を見る
○和田静夫君 労務職でも同じことが言えて、四十七年に五十一名いた。そうしたら現在は四十四名で、これは七名減になっています。これは欠員の補充のめどはついていますか。
○和田静夫君 一昨年は第二別館ができて五名、昨年は二十二の委員長室ができて十一名ふえましたね。特に去年の委員長室は、実際は二十二名の人を配置をした。その半分しか大蔵は認めなかった。これは、委員長室ができるに当たって、議運でも人員の配置の問題では意見を述べておきましたが、結果的にそ...全文を見る
○和田静夫君 いえいえ、今度十七名要求された根拠、内訳ですね。
○和田静夫君 そういう形だと、各職場で大体一、二名の要求で、これはまあさつきからの論議を踏まえてみれば、全部要求が満たされても実態としてはなお限界ぎりぎりのところである。ところが、職員組合が各職場要求をまとめたところ、三百九十三名要求が出た。で、いま国家財政云々ということを前提に...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省ですがね、大蔵省はこれまでの分科会で定員削減計画は国会を拘束しない、要求があったときは事務局とよく相談すると答えているわけですね。その前段の、定員削減計画は国会を拘束しない、そういう立場に立って、一体五十二年度というのはどんな相談をされたんですか。いま答弁にあ...全文を見る
○和田静夫君 国会の側から出るところの最低限の人員要求というものに対して、まあゼロという答えが出る。これは、一面で考えてみれば、与党の側というのは、あなた方官僚機構というものを十分に使い切る、ある意味じゃ官僚機構に支えられている、こういう状態です、調査にしろ何にしろ。しかし、野党...全文を見る
○和田静夫君 そうなると、事務当局の方が弱腰であるから、常に具体的な相談をしたけれども合意が成り立ったということにしか聞こえぬわけでありまして、事務総長の側は、先ほど来の答弁に明らかなように、残念ながらゼロでありました、残念ながら要求を満たすことができませんでした、こういうことで...全文を見る
○和田静夫君 事務総長、何も大蔵省に遠慮する必要ないんだよ。たとえば新規のと、こう言われた。そうしたら、委員長室といったら新規ですよね。それはもう明確に半分削られたわけだ。そうしたら、昨年だめだったら、ことし当然十一名というのは日程に上っていかなきゃならぬでしょう。あなた方遠慮を...全文を見る
○和田静夫君 とにかく立法府として、要求すべきものは堂々と要求をして、そして純増があるようにすると一よろしいですか。
○和田静夫君 次に、行(二)の問題ですがね。これ、たびたび約束されていることですから、私はあんまり深追いしませんがね。実は、今度行(二)をながめてみて、約束されたことが、これは図書館長もいらっしゃいますが――前事務総長もいらっしゃいますがね。前事務総長も私に約束した。それで解決し...全文を見る
○和田静夫君 それ、一言だけ、撤廃の方針に変更はありませんね。
○和田静夫君 図書館は四十八年から移行要求をしてないんですが、これも移行要求は中止しているが撤廃するという方針には変更はないでしょうね、これは。
○和田静夫君 図書館長、初任給とか中高年齢者の格づけが行(一)より有利だというのは、これは理由に実はならないのでして、初任給が有利になったのは移行が始まった後からのことであって、その辺のことも、理由にならないことを余り理由にされると論議を蒸し返さなければなりませんから、私はもう時...全文を見る
○和田静夫君 それ大変けしからぬ答弁で、四十九年のこの分科会では五十年には過員をなくすと約束したんですよ、あなた。大した問題ではないと考えておるなんという答弁は大変ふざけた答弁で、これは、明確にその約束違反なんですよ。これは移行基準を短縮しなかったなら解消できるはずはないんですよ...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、最も近い昇格期には過員はとにかく全部なくする、そういう努力をしてもらいたいと思います。  それから同時に、技術職の枠の撤廃問題なんですが、これも当初移行中とりあえずの段階として枠を設けた、そういうふうに説明をされていたわけです。したがって、この二百四名の...全文を見る
○和田静夫君 枠を設けていることは、行(一)に移行はしたけれども結果的には行(二)の表を横目で見ている。したがって、行(二)にいたならばという基準でこの昇格基準というものが運用をされる、昇格運用をすると、そういうふうな形で、職員にしてみれば大変な不安ですよ。そこの点はやっぱり十分...全文を見る
○和田静夫君 三等級への道というのはやっぱり検討すべきですよ。たとえば私たち議員の命の問題からいったら、あなた方そんなこと言うけれども、運転手の人が一番貴重な存在ですよ。技術度が一番高くなければならぬですよ、生命を預けているわけですから。われわれ、たとえば私の毎日の生活なんといえ...全文を見る
○和田静夫君 労務職員の六等級定数、ことしかなりふえたようですが、これも五等級への道を開くようにすべきだと思います。  それからもう時間がなくなってきましたから少し急ぎますが、いままで指摘してきましたように、数年間この問題に私は携わってきて、一定の前進面は先ほども言ったように評...全文を見る
○和田静夫君 図書館ですが、図書館には定員の一割にも達しようとする非常勤職員がいる。で、その仕事の内容をずっと調べてみると、図書の目録カードの作成用のデータシートの記述であるとか、あるいは国会会議録の索引編集だとか臨時的な仕事じゃないんですね。そうすると、職員が日常にやるべき仕事...全文を見る
○和田静夫君 いやいや、そうだから日常的な業務に相当するものに非常勤の職員がいるということはいけませんと。
○和田静夫君 私もう時間がないですから、述べることに間違いがあったら言ってもらいたいんですが、それらの賃金、待遇が大変劣悪である。基本賃金が三千二百四十円。で、手当は余りない。夏に若干、三日分ぐらい出る。夏、冬、そんなような程度。特に交通費なんですが、交通費を含めて年収七十万円ぐ...全文を見る
○和田静夫君 人事院にちょっと伺いますがね、一般職において非常勤職員に交通費が支給されている例が非常に多い。国税庁とのやり取りで、非常勤職員に支給される通勤手当相当の給与に対する所得税の取り扱いについてという通知もある。ありますが、非常勤職員に交通費を支給することについては、人事...全文を見る
○和田静夫君 人事院の見解もいまあったところでありますので、館長ね、ことし私鉄、地下鉄の値上げやら、国鉄の再値上げやら、いろいろなことが盛りだくさんにいまありますね。われわれもちろん反対でありますが、もしそんなことが行われた時期にはやっぱり交通費の実費支給ということは、これは考え...全文を見る
○和田静夫君 あと二点だけあるんですが、本年度の予算で新たに特別調査員という制度が導入されたですね。これは現在のスタッフでカバーできない、したがって人員が不足をしている、人材がいない、そういう二重の意味があると思うんですが、人員不足については定員増を図るべきだし、人材不足について...全文を見る
○和田静夫君 私はいわゆる新しい制度に目を向ける、あるいは特別調査員というような形のところに発想がいく前に、もう少し国会図書館内部の職員の研究なりその他質の向上のために彼ら自身が努力し得るそういうことのことをもう少し考えてやるべきであって、そういうことが先なんだと、そのことに努力...全文を見る
04月26日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○和田静夫君 内閣提出の特別減税のための財政処理特別法案に関して若干の質問をいたします。  まず、剰余金の見込み額及び特例公債の未発行額をそれぞれ教えてください。
○和田静夫君 結局、赤字公債でもって所得税の還付を行うということになるわけでありますが、所得税法に減税財源の規定というのは見当たりませんけれども、ともあれ、所得税法の百三十八条以下の還付について見てみますと、おおよそこの徴収をされたものの中から、何らかの事由があって戻すというよう...全文を見る
○和田静夫君 そうなりますと、赤字公債は五月末日まで発行できるわけですが、それをもって六月か七月に減税が行われるというのは、単年度会計の原則から考えてみますと、これに違反をするという、反するという、そういうことに素朴に思えるんですが、どうでしょう。
○和田静夫君 特例法的なものをつくっていって、それが基本法に抵触をすると思われる場合でも、その特別措置法によって基本法は許容すると、こういう論理になりますか、法律論から言ったら。
○和田静夫君 この赤字国債が五月末までしか発行できない。しかし、それをもって六月、七月という減税の財源とするということは、これは異例の措置ですね。合理的な措置、合理的な理由ですか。
○和田静夫君 これは結局は、五十二年度の補正予算において剰余金の取り崩しなど処理をされる、こういうことでしょうか。
○和田静夫君 これは論議をすればかなり意見があるのでありますが、ともあれ、単年度会計の原則がきわめてどうもあいまいになってしまわざるを得ないと言わざるを得ないのであります。それは大平大蔵大臣がしょっちゅう答弁などで述べていらっしゃいましたように、当面は剰余金を全額公債の償還費に充...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、大平大蔵大臣の答弁との兼ね合いにおいて、いま大臣はどうお考えになっていますか。
○和田静夫君 この特別減税は決算上は何年度になってきますか。
○和田静夫君 それはどういう内容で計上されますか。
○和田静夫君 この特別減税によりまして地方交付税は翌々年度に精算されるわけですけれども、精算分にこれは影響出てきませんか。
○和田静夫君 そうしますと大臣、これは影響がやっぱり出るわけですか。出た場合の措置はどうなります。
○和田静夫君 毎年物価調整減税程度の減税、またこの物価の推移に適応した課税最低限の引き上げ、そういうものについてやっていくべきだというふうにたくさんの意見があるわけですが、税調でも所得税あるいは個人住民税の負担のあり方などをめぐりまして検討されているわけですが、財政事情との関係を...全文を見る
○和田静夫君 しかし、在野の意見を含んで非常に強い希望はありますね。これらに対しては当然大臣としては耳を傾けられる、そういう用意はありますね、これは。
○和田静夫君 たびたび議論されてきておることでありますが、財政の収支試算で考えてみる限りのことですけれども、計算上は何らかの増税が必要だということになる。これはそういうことでしょうね、大臣。
○和田静夫君 そこで、一般消費税の創設をすべきだという意見も一部で存在するわけでありますが、大蔵省としてどういうふうにこれをお考えですか。
○和田静夫君 一般消費税というのは、考え方でありますが、いわゆる付加価値を課税の標準とするものというふうに考えておいていいんですか。
○和田静夫君 ちょっと警告的な意見になりますが、いわゆる付加価値税については、この税の転嫁の問題から、課税方法によってかなり違ってくるのでありましょうが、最終消費者への転嫁が非常に懸念をされていますね。この点はどう考えたらよいんでしょうか。
○和田静夫君 これ新税の候補の一つである以上は、この転嫁の問題について大変多くの資料をお集めになって研究をされているんだろうと思うんですが、それを参考資料としてわれわれにお出しになる用意はございませんか。
○和田静夫君 しかし、何かの資料をお集めになったりつくったりされているわけでしょう、基礎的な討議をされているわけですから。それらの中で、われわれが読むに値するものと言ったら非常に語弊があるかもしれないけれども、そういうものはありませんか。
○和田静夫君 それにしても、転嫁の問題について、そうしたらどういう研究をされているのですか。
○和田静夫君 法人課税の実効税率について税調に提出をされた資料がございますが、それを見ますと、西ドイツが本年の一月から新制度を実施をするために、アメリカやイギリスや西ドイツ、フランスと比べると、日本が最も低いことになる、こういうことになっていますね。この点から類推をいたしますと、...全文を見る
○和田静夫君 大臣、この税調の議論というのはどういう方向に行くことを大蔵としては希望されているんですか。
○和田静夫君 しかし、事務当局としてはやっぱりあれでしょう、まあ大臣の立場はわかりますが、一つの方向性というものはやっぱり頭の中に描いていらっしゃるでしょう。それはいまのところありませんか。
○和田静夫君 全くこれは報道でありますが、たとえば法人税で五十三年度から二、三%の引き上げならまあ可能とされておりますが、この数字については大体この程度とお考えなわけですか。
○和田静夫君 まあ、それは観測記事と言われてしまえばそれで終わりなんですが、かなり具体的にこう数字がずうっと出てんですよ。そうすると、その二、三%の引き上げは可能であるともないとも言えない、そういうことになりますか。
○和田静夫君 若干というと数%ということになりますか。
○和田静夫君 そうすると、どういう測度で検討されますか。
○和田静夫君 法人税については税調において何度も改革意見が出されています。特に、昭和四十三年のこの「長期税制のあり方についての答申」なんですが、これで根本的な検討が加えられつつ次回以降の研究にゆだねられたわけですね。で、それ以後なお結論を得ていない、こういうことになっているようで...全文を見る
○和田静夫君 大臣、いま局長が答弁を前段でされましたように、日本と同様のまあ規模における財政力を持っておるこれらの国々の動向、それから余り距離を置いてはいけませんという考え方ですね、そういうことだろうと思うんですが、そういうことになりますと、やはり一定の時期を急がれる、そういうこ...全文を見る
○和田静夫君 それは税制全体に対して総合的な調和をお考えになるというのは当然のお立場でしょう。だからといって、部分的なものが遷延をせしめられてよいということにはならぬでしょう。したがって私は、一定の時期というものがもう腹づもりとしてはあってもよいんじゃないだろうかということを申し...全文を見る
○和田静夫君 地方債の金利でちょっと伺いたいのですが、都道府県それから政令都市、この三月の表面利率を見ますと、大体八・六から八・七%ぐらいなんですね。ところが五十年債は八・五から八・六%ぐらいですね。一般に市中の長期貸出金利が下がっている中で地方債だけは上昇している。この実態はど...全文を見る
○和田静夫君 いまこの流通の利回りはどのくらいですか。
○和田静夫君 私も、八%前後と仄聞をいたしてますが、そうしますと、これは仮の話でありますが、銀行は縁故債を翌日売ったってもうかるということになりますね。それはそうなりますね、これは。
○和田静夫君 これは非常に仮の話であって、もちろん縁故債でありますから、そんなことは起こらないでしょうが、金利体系としては今日現時点ではおかしいと、大蔵大臣、そう考えておいていいんですか。
○和田静夫君 現時点では金利体系としてはどう考えてもおかしい、したがって改定をしなければならぬ、こう考えているということですか。
○和田静夫君 ここで、通常この縁故地方債というのは、縁故でありますから、すなわち預金をしてそれで取引がある。そうである以上、市場公募債の表面金利よりも低いはずでないんですか。
○和田静夫君 五月債の金利が下がる、どのぐらい下がるんですか。
○和田静夫君 で、その結果、この市場公募債の流通利回りよりも上回ることはあり得ない、これはそう認識してよろしいですか。
○和田静夫君 私は、どうも地方債の、特に縁故地方債の問題を考えてみましたときに、金利の状態というのはどうも逆転をしているように考えざるを得ませんがね。そんなことはありませんか。
○和田静夫君 私、地方債の質問をあえてしたのは、どうも昨年から地方債の金利について、幾つかの県や市の自治体の地銀からいろいろ話を聞く。で、非常に苦情が多いんですね。それによると、この縁故債の金利が高いのは、どうも偶然ではないような気がするんです。それは地方の銀行は、地銀協にしから...全文を見る
○和田静夫君 きょうはこの程度でやめますが、いま私が指摘したような状態があった場合、これは明確に独占禁止法の八条に違反をしますから、その場合には大蔵省としてはどうされますか。
○和田静夫君 いまの答弁はいまの答弁として承っておきます。後日の問題にいたします。  ところで、縁故債について引き受手数料を取っている銀行が多いんですね。で、縁故債に引受手数料を取るというのは、私にはどうも理由があるとは思えないんですが、これは銀行局長ですか、どっちですか。
○和田静夫君 で、私は、金利の問題はさておいて、引受手数料というのは一体何ですか、これ。どういうものですか。
○和田静夫君 それでは、その地方縁故債について引受手数料というものは必要ですか、論理的に。
○和田静夫君 これ大臣ね、私、いま言われるように、金利の調節などの理由があるんでしょう、実際問題としては。あるんだろうと思うんですがね。どうも地方縁故債について引受手数料などという名目があるのは筋違いだと思うんですよ。どう考えてみても理由が立たない。縁故債を引き受けるのに手数料な...全文を見る
○和田静夫君 私のここの部分の論理というのは間違っていますかね。
○和田静夫君 可能であるし、ぼくは常識的なんだろうと、こう思うのですがね。そうでしょうね。
○和田静夫君 まあ、ここのところは、私はいまお答えがあったように、一覧表で見ましても、大臣、府県の中では半分ぐらいもう取っていないんですよね。したがって、取らないことは可能になる。そしてことさら、きょうは金利の問題触れませんけれども、金利の問題だって、それが非常に大きな悪影響を与...全文を見る
○和田静夫君 親戚ですか。
○和田静夫君 氏名は明らかになりませんか。
○和田静夫君 ここのところは、大変ぼくも少し突っ込んだ論議をするのに重要でありますので、氏名を明らかにしていただきたいと思います。後ほどよろしいですか。
○和田静夫君 そこで、こういうような経過があって「紹介されたが、事業は一応盛業と観察され、且つ、不動産等資産内容もあるものと判断されたので、取引を開始したものであるが、加えて上記菊池氏所有不動産の売却の話が進んでおり、これが実現すれば同店の優良取引先となると予想し、四月以降、商業...全文を見る
○和田静夫君 これは後から考えるというのは、何か警察関係の調査がずっと第一勧銀に行ってこういう人物を知らぬかということになって、これは相手が不自然だなというような形になってということが起こるわけですが、きょうはそこのところ深追いしませんけれども、報告書に基づいてのみ疑義をただして...全文を見る
○和田静夫君 どう考えてみても、これは報告書を読みながら、最初無担保だった、それは手形割引であったから御答弁にあった無担保だったのだと思うのです。ところが、途中で担保を入れさせるということになるわけですね。そのときにはこの手形に対する信用不安が何らかの形で起きた。何らかの形でそう...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省の報告の算用数字の3ですがね、「前記事態に際し、貸付係副長は、」これは森本幸一さんですね、「その取引開始経緯、菊池社長の懇請により、かねて進められていた不動産処分が実現するまでのつなぎとして、副長権限を逸脱し、独断で菊池社長に対し六千万円の追加貸出を行なった。...全文を見る
○和田静夫君 ここのところは、ちょっと調査をして後で報告をもう一遍重ねてください。  この六千万円の貸し付け実行の日というのはいつですか。
○和田静夫君 六千万円という額の貸し付けは、当然貸し付け係副長の権限を越えています。支店長なり、支店次長なりは知っていたということになりましょうね。本店決裁はどういう形になっておりますか。
○和田静夫君 先ほども言いましたように、総じて大蔵報告というのは、どうも第一勧銀からの上申をうのみにしたものと考えたくなるようなしろものであります。したがって、先ほど来再調査を求めた部分については、もっと信頼度の高い報告書をつくるように要望いたしますが、よろしいですか。
○和田静夫君 もうあれですが、最後に大臣、この前の委員会で大臣から答弁いただいたんですが、いわゆる大蔵省の関東財務局の武末理財部長が、都内の信用金庫の幾つかに大蔵省OBの全国区の選挙応援を頼んだ件、問題にいたしました。大蔵大臣からは善後措置についての明確な答弁がありましたから、そ...全文を見る
○和田静夫君 いや、私がいま述べた新しい事実関係がありますがね、こういうようなことをやっぱり行政の第一線にある者はやらないと、やらせないと、そういう趣旨のふうにこれ大臣御答弁願いたいんですが、よろしいですか。
05月12日第80回国会 参議院 地方行政委員会 第12号
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○和田静夫君 まず、三月二十四日の本委員会で消防職員に団結権を直ちに付与すべきであるという質問をいたしまして、これに対して小川自治大臣は、「総務長官と協議をいたします。」と明確に答弁をされました。これは議論展開を踏まえて考えてみますと、きわめて前進をした答弁であったわけであります...全文を見る
○和田静夫君 これは答弁になっていないので、協議をされるということでありますから、協議結果について私は当然何かの答弁がもたらされるものであると待っていた。しかしながら、どうも自治大臣、あれだけの答弁を明確に、「総務長官と協議をいたします。」とされながら、いまもお話がありましたが、...全文を見る
○和田静夫君 本来なら私は非常に答弁に不満でありまして、一カ月半も前の話でありますから、きょうの委員会、ここで協議結果をいただくまでは質問続行することができないという立場です、委員長。  これは、いま大臣の答弁がありましたけれども、官房長、大臣はまあ非常に忙しいから、それはここ...全文を見る
○和田静夫君 これは本当に委員会におけるところの質疑がないがしろにされている姿でありまして、委員長、ぜひ今後の運営の中で注意をしていただきたいと思います。  それで、いまここでこの問題にかかずっていますと大変な時間を要しますから、きょうの場合は私の方が譲歩して後に譲るといたしま...全文を見る
○和田静夫君 いやいや、これは官房長、検討するだけでは困るので、協議をするということになっているのでありますから、その結果に基づいては私のところに返答をいただかなければならぬ。
○和田静夫君 自治大臣、次の問題ですが、福田総理が八月をめどに行政改革を行いたいという、いま与党の質問の中にもありましたように、大変重要な論議が日程に上っています。そこで、国会においてこれが繰り返されて発言をされているわけですね。この行政改革を行う主体になるのは内閣に置かれている...全文を見る
○和田静夫君 若干これに基づいて質問を二、三いたしますが、この全国知事会の報告で提言されている内容でありますが、行政改革につきまして四点指摘しているのであります。その一つは、「国と地方の関係において、重複・競合等による行政の複雑化を防止するとともに、地方行政に対する国の介入を極力...全文を見る
○和田静夫君 この事務再配分につきましては、特に機関委任事務について、地方制度調査会を初め、多くの機関あるいは団体から、その整理縮小、あるいは廃止が主張されている。自治大臣も去る二月十六日の衆議院の予算委員会でそういう旨の答弁を実はされていますですね。読むまでもないと思うのですが...全文を見る
○和田静夫君 全国知事会の報告の第二の指摘は、行政事務処理の簡素合理化についてであって、「国庫補助事業に関連する事務手続き、許・認可等国の権限に係るもの、国の出先機関による二重のヒアリング・報告の徴取など、各都道府県の要望の強い主な事例を提示し、その改善を重ねて要請する」、こうな...全文を見る
○和田静夫君 第三には、国の出先機関の整理の合理化が挙げられております。「国の出先機関は、地方公共団体の自主的な行政運営と事務処理の簡素合理化を阻害する要因ともなっており」、こういうふうに指摘をして、「その実態は財務局(部)(大蔵省)の起債関係事務、地方農政局(農林省)、港湾建設...全文を見る
○和田静夫君 最後の第四に、地方事務官制について挙げられております。これはもう自治省とは、三月二十四日の本委員会で、私はかなり長時間、この問題については私の基本的な理念について述べ、大臣並びに行政局長からの明快な同意の御意見をいただいております。  そこで自治省として、これを行...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大蔵省にこの行政機構改革との兼ね合いでちょっと伺っておきたいのでありますが、補助金の全面見直しについて昨日報道されました。で、この新聞報道、日経の「補助金、全面見直し 大蔵省方針」という、これについては、これは新聞報道をこのまま確認をされますか。
○和田静夫君 そうすると、これ、大蔵省、どこが間違っていますか。
○和田静夫君 そうすると、最も端的には、八月をめどに補助金整理五カ年計画をつくって五十三年度予算編成に云々という部分についてもまだ何も決めてない、こういうことですか。
○和田静夫君 補助金の整理というのは、これは影響が非常に大きいのでありますが、国庫当局の一方的な予算査定ではなくて、行財政改革の一環として各関係省の了解を得て行う必要は当然あると思います。五月四日に官房長官が発表いたしました改革六項目の一つにこれは入っているわけですね。「八月成案...全文を見る
○和田静夫君 地方自治体にとりましては重要な財源となっているわけですね。で、補助金を整理する場合に、これを事務事業を廃止するような場合は別にまた考えなきゃなりませんが、そうでないものについては一般財源に移りかえしていくという必要があると思うのですが、自治省、これはそういう認識でよ...全文を見る
○和田静夫君 なお、鈴木俊一元自治庁事務次官、内閣官房副長官でもありましたが、この方が理事長をしておられます自治研修協会が、「国と地方の新しい関係」というのを昭和五十二年の三月、冊子を出されました。その中で、今日まで国と地方の事務再配分が進まなかった理由というのを分析されています...全文を見る
○和田静夫君 地方財政の問題に入りますが、地方財政の全体として財源保障でありますが、これには量と質の両面から言及すべきでありますから、まず量の面からお尋ねをいたします。  去る三月の二十四日の当委員会でもこの点を質問いたしましたのですが、時間の制約もありましたので、きょうは若干...全文を見る
○和田静夫君 地方財政計画に財源保障の役割りというのを授権しているのは、地方交付税法の第七条であるという答弁がありましたですね、前に。これは間違いありませんね。
○和田静夫君 それは地方財源が果たして足りるのか足りないのか、この見込みを判定するのはこの地方財政計画、これに基づく手法によって算定をいたしておるわけだと丁財政局長前のとき言っておられます。私もそれはそのとおりだと思います。ただし、しゃくし定規に聞こえるかもしれませんが、第七条に...全文を見る
○和田静夫君 そこのところは少し論議がかみ合わなくて意見を異にいたしますが、これはまあ次の機会にするとして、きょう触れておきたいのは、大臣、地方交付税が地方財政平衡交付金法の一部改正によって国税三税にリンクされてきた理由というのを、ぼくはいまさらのごとく何であったかということを思...全文を見る
○和田静夫君 大臣、地方財政平衡交付金は、各地方団体の財源不足額をそれぞれ算定をして、それを合算して総合額を決める、そういうたてまえをとっておりましたが、現実にはそれは不可能なので、地方財政計画によって財源不足類の総額を算定している、こういうことになっております。そうすると、地方...全文を見る
○和田静夫君 局長答弁が特にあったから、私読み上げた部分のかかわりなんですがね、「地方財政計画はかつての地方財政平衡交付金時代と同様、毎年度の地方財源の総量をそれによって決定する役割を再び負わされるに至っているということができ、その重要性は昭和五一年度から飛躍的に高まることとなる...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。そうすると、ここの部分はこれは明確に文章になっている部分ですから、論議を、法案が終わった後でも一遍やりましょう。自治省の統一見解として読むわけにはいかないか、これ。かなり権威ある人の編著なんですがね、これは。
○和田静夫君 しかし、毎年毎年政治的折衝にゆだねられること自体、交付税法の趣旨に私は反すると思うんですよ。単に地方の財源を確保すればそれでよいということでは私はないと思うんです。まあ局長の答弁がありますけれども、ないと思う。これまでも毎年のようにこの交付税制度に調整的な措置がとら...全文を見る
○和田静夫君 大臣、現状ではこの恒久的な制度改革は無理であると、したがって、いわば応急措置でこういうことをとったということを前のときも繰り返されました、私が大臣の所信について尋ねたときに。そして恒久的な制度の制度改革は、経済が安定したらその後に行っていきたいともお述べになりました...全文を見る
○和田静夫君 五十二年度の財源不足額を交付税率に換算するとどれだけになるんだという私の問いに対して、一四%に相当するという答弁がこの前ございました。率直に言ってこれだけの引き上げ、一四%ぐっと引き上げるということは、これは実現可能ですか。
○和田静夫君 五十二年度五%引き上げを要求されたんですが、これなぜ五%とされたのですか。
○和田静夫君 ところで、異例の措置であるということをこの前も繰り返されたのですが、それで、異常な措置ですから正常な措置があるんだろうと思って、正常な措置というのは何かと聞きましたら、そうしたら、いや大蔵委員会での話ですが、大蔵省は三二%の交付税率でやっていけるということが正常であ...全文を見る
○和田静夫君 まあ若干時間をかげながら、交付税率の引き上げで措置できない間はこの交付税会計制度の枠内で措置すべきだということを私の基本的な理念としながら意見の展開をしてまいりました。で、交付税会計制度の枠内で措置すべきだということ、これは自治省、大蔵省ともそうでいいわけですか。
○和田静夫君 よろしいですか、大蔵省。
○和田静夫君 自治省としては原則的に交付税特別会計の枠内での措置を要求していく、そういうつもりでいるというふうに考えておいていいですね、これ。そういうことですか。
○和田静夫君 そこで、五十二年度の予算の策定に当たって、自治省の当初要求というのが、一に、利子所得等の源泉分離課税分の一定割合の地方への配分ですね、それから二に、地方交付税率の五%の引き上げ、それから三に、一般会計から交付税会計への貸し付けまたは特別会計による国債の発行の三つに要...全文を見る
○和田静夫君 そうすると大臣、来年度の措置に当たっても、いまのことが自治省の姿勢であるというふうに考えておいていいですか。
○和田静夫君 大蔵の政務次官、三月二十四日の実はこの委員会で、自治大臣、自治省財政局長ともに、五十二年度の地方財政措置というのは単年度限りのもの、制度改正と言ってもアフターケアにすぎない、地方交付税法第六条の三の第二項の要件を十分に満たしているものとは言えない、で、不十分であると...全文を見る
○和田静夫君 どっちみっち大蔵委員会に戻ってやりますけれども、交付税法六条の三の二項の要件を満たし続ける義務というものを五十三年度以降も負っている、これはそういうことでしょう。
○和田静夫君 そこで、源泉分離課税分について住民税の影響を何らかの形で認められているのですが、その意味でこの問題は一歩前進しかかっている、こういうふうに自治大臣は三月二十四日に私に御答弁になったのです。大蔵省としても、九百五十億円の臨時特例交付金の問題はそう理解しておいていいです...全文を見る
○和田静夫君 五十二年度の地方債の原資につきまして政府資金が三六・六%です。そうすると、これは従来と比較して余りにも低過ぎる、そういうことから、大蔵省と自治省の両省間でいろいろ折衝された結果、六割までは政府資金並みに金利差を補給する、こういうことにされたようですが、この六割という...全文を見る
○和田静夫君 この五十二年度の地方債計画の中には、本来、地方交付税で措置すべきものが一兆三百五十億円分、地方債に振りかえられた。これは原則的には、政府資金並みではなくて、全額政府資金で起債すべきであるものでしょう、これは。どうですか。
○和田静夫君 まあ落ちついたということですね。  そこでぼくは、私が言ったような形で考えてみると、差し引きその政府資金並みの金利となるのはわずかに一千四百八十七億くらいだ。実質的には六割ない。六割の根拠である四十年代並みの水準を達成していない。いわば羊頭狗肉でありまして、六割の...全文を見る
○和田静夫君 そこは大変違うところでありまして、地方債は補助金、一般財源とセットになっておる。言いかえると、補助金行政を自治省が助長しているということですね。財政の自主性を奪う私は最たるものだと考えております、ここは。一般財源の割合まで決めてしまうことがそもそも問題でしょう。国庫...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとここのところもう少し続けますが、そうですかね。この一般公共事業費がおおむね九五%だ、単独事業の通常充当率が市町村で七五%というのは、これなぜでしょうか。災害復旧事業でも公共土木の施設については九〇%で、農地農林施設について七〇%としているのはなぜなんでしょう...全文を見る
○和田静夫君 大変失礼な質問なんですがね、大臣、いまの御説明で十分納得されましたか。
○和田静夫君 仮にいまの説明が一応成り立つといたしましても、地方債は地方自身の借金ですから、ある事業について全額地方債で建設するか、一部一般財源を使用するか、これは許可制云々以前の問題でしょう。これはいいですね。
○和田静夫君 そうすると、充当率についてまで大蔵が干渉するということになると、これはどういうことになるのですか。
○和田静夫君 これ、柴田護さん、元自治事務次官の著ですが、これは著ですからね、編じゃないから。これはこう書いているんですね、柴田さんは。「その枠の計算は、例えば住宅建設の起債であれば、公共事業費の地方負担額の七五%というように一律に定められる。この比率を通常「充当率」と呼んでいる...全文を見る
○和田静夫君 それじゃこれ、私の方もどうも十分理解できない、本当のところ。何も時間を遷延せしむるためにやっているわけじゃないので、それぞれの充当率、特にこの単独事業分にかかわる起債の充当率ですが、これについて、その率を決めた算定の根拠を明らかにした資料いただけますか。
○和田静夫君 ここでようやくわかってきたんですよ。われわれにはわからぬはずなんです。大臣すっとおわかりになったのはやっぱり大臣、担当の大臣だからおわかりになったんだと思うのですがね。わかっているのはそっちだけなんです。あるいはこっちの大蔵省もいるかもしれない。結局、算出の根拠は出...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、大臣、見直しが行われるのですから、見直しが行われるには算定の根拠などというものが必然的に出てくるわけですね。それは資料としていただけないですか。共通の広場でわれわれも充当率を計算するというようなわけにはいかぬですか。
○和田静夫君 それじゃ、もう少しこれ時間をかけて、局長のところにでも日参して算定根拠を少し教えてもらうということにしましょうか。  大蔵委員会で私、地方債資金の消化の点から条件面などをめぐる問題を質問したのでありますが、五十二年度の地方財政措置を決めるに当たりまして、いわゆるこ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省の側もいいですね。
○和田静夫君 そこで、公営企業金融公庫の改組の構想というものは、どういうものですか。
○和田静夫君 財政負担を考えますと、地方債は少ないほどいいわけですが、財政力の弱い団体を考えますと、公債依存度というのは、財政力においてどの程度を目安に置いていったらいいんですか。今後のおよその基準を示していただけますか。
○和田静夫君 現実に、地方債の大量の増発が続いているわけですけれども、公債費比率はこの意味ではずっと上がってきて憂慮すべき状態になってきている団体、そういうところもあるように思うのですがね。そこで、公債費比率がおおよそどういう分布になっているかというのは、これは資料でいただけます...全文を見る
○和田静夫君 さて地方債の消化対策が問題でありますが、現在財政力の弱い団体で特にこの縁故債の消化が困難になっています。従来のこの金融機関が変わりつつあると言われているようでありますが、これは実情どうですか。
○和田静夫君 これは両省の御主張を聞いておきたいのですがね。問題点、要約するとこれ自治省はどこにあるとお考えですか。大蔵省はどこにあると。
○和田静夫君 ちょっと時間がなくなってきてあれですが、問題は、本来交付税で措置すべきものが地方債に振りかえられて、その結果地方債の消化が困難になってきている。また、国債の大量発行の影響を受けて、地方債中の政府資金割合が低下して、そうしてこの民間消化が増大している。そういう結果、ち...全文を見る
○和田静夫君 いや、考えてはいらっしゃるんです。考えていらっしゃるから別れちゃったんです。したがって、先ほど大臣並びに次官から御答弁があったように、これはもう引き続いての懸案事項である、覚書に基づいて。こういうことでありますから、その引き続きの懸案事項であるがゆえに、私は先ほど来...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、これはいま言ったような形での検討をされると、それはいいですね。
○和田静夫君 ところで、地方債の許可制というのがどういう理由があるのか、これは私にもまたわからないんですが、まず許可権限について伺いますが、これは自治大臣の専管事項であって、大蔵大臣は自治大臣の許可権の行使に関し協議すると、こういうことですね、これ。
○和田静夫君 その協議というのはどういう内容、範囲でしょう。
○和田静夫君 そこで、大蔵省理財局地方資金課長が監修をしました「体系地方債」というこの本を読みますと、協議制度の趣旨として四つ挙げているんです。第一に政府資金の貸し手の立場から、第二に財政金融の調整責任の立場からの理由を挙げておられます。それはわかるのですが、第三、第四の理由とし...全文を見る
○和田静夫君 現在地方債許可の方式として、先ほども述べられました一件審査と枠配分があるのですが、許可手続の簡略化という観点から考えてみますと、枠配分をふやしていくべきだという主張がある。また、恐らくそういう方向になっていると思うのですね。で、枠配分というのは何か、その拡大を進めて...全文を見る
○和田静夫君 ところで、この枠配分によって若干手続の煩瑣は減るかもしれない。しかし、これが許可制であることには違いない。そして都道府県と財務部、財務局と協議することになっている。事実上は関係者が財務部、財務局にたびたび呼びつけられまして、そして何度も頭を下げて決めてもらうというこ...全文を見る
○和田静夫君 行政上実情に合っている、合ってないという答弁を聞いているわけじゃないのであって、そっちの方が合っていると言うんなら、自治体の方は大変迷惑している、大変合ってない、煩瑣なことである、呼び出されるだけでも、定員も少ないところで大変な時間の浪費にもなる、そういう意味では、...全文を見る
○和田静夫君 ぼくはいま実態論議をやっているわけじゃなくて、実態論議は十分に、大蔵委員会に所属をしていますから、大蔵委員会に帰ってやりますので。  きょうは法制局長官、大変お待たせしましたが、この規定というのは、これは省令なのです。仮に政令、法律にいま言ったような形の内蔵令を書...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官の見解は私の主張するとおりであります。そもそもこんな古い省令でもって根拠とすること自体、これは全く納得ができないのであります。これはやっぱり、すでに私が指摘をして、両省が責任ある立場でもってこの内蔵令の改正問題については取り運びます、そうして一方の方からは...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、意見の一致を見なかったんじゃなくて、全然返答が返ってこない、協議が行われないという事態じゃないんですか。
○和田静夫君 私は、先ほど法制局長官が私の内蔵令解釈について合意をされましたように、法的に権限もないことをやられておりながら、それがいわゆる大蔵省という仕事の上から言って実態に合っているからそのままの状態でもってやり続けていいんだという論理にはなりませんよ。それはあなた方の答弁と...全文を見る
○和田静夫君 あなたがやってもいいと言ったのは、言葉の、あなたに対する、余りあれしてもいかぬからちょっと言ってあげただけであって、そこのところの言葉じりをもって、おれならいい、向こうならだめだという論理にはならないのであって、問題は、いま私が取り上げていることは、資金運用部特別会...全文を見る
○和田静夫君 あとは後刻の時間にさせていただきます。
○和田静夫君 あと、明日二時間ばかりの質疑を残しておったわけですが、本日どうも議了するということになってきまして、瞬間が非常に制約をされました。で、緊急を要する諸問題が幾つかありまして、それらに全部触れることができません。したがって、法律案が上がってからもこの法律案に係る質問の時...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ残されたわずかの時間で急いで若干の論議をいたしますが、自治体の病院事業についてだけ触れておきたいと思うのです。  大臣、この経営状況が非常に悪化をしています。ある意味では危機的な状況になっているわけであります。五十年度決算が出ているのでありますが、累積の欠...全文を見る
○和田静夫君 いま言われましたように、社会保険診療報酬の問題が非常に大きい、これが自治体病院の経営悪化の主要原因である。そこで、診療報酬と運営費用の対比というのはどういう割合になっていますか。
○和田静夫君 診療報酬で運営費用さえ満たすことができないという状態であります。平均の数字でさえこういうことでありますね。この原因を幾つか挙げることができますが、第一に、診療報酬の改定がおくれるということであると思います。これは大臣が答弁されたのでありますが、自治省もそうお考えです...全文を見る
○和田静夫君 そこで厚生省、診療報酬改定について諮問はされていませんが、どういうお考えでいつごろされることになりますか。
○和田静夫君 何かおたくの保険局の方探し切らぬようでありまして、私どもも委員会の運営の事情でにわかにここだけにしぼったが、明日に予定しておったわけです。したがって、大変無理な答弁を医務局長にさせることになりますが、協力を願いたいと思います。  診療報酬の問題は二番目に、改定時期...全文を見る
○和田静夫君 そこで自治省、この「地方財政」の二月号ですが、「診療報酬の改定は過去概ね二年に一回行われているが物価人件費の上昇に即応したものとはなっておらず言わば後追い的である。また、改定が行われても遡及適用が行われないため、昭和四九年度のように大幅な賃金上昇があった場合において...全文を見る
○和田静夫君 診療報酬の問題で第三に指摘しなければならない問題というのは、診療報酬の大きな部分を占める薬価ですね、この薬価について九〇%バルクライン方式がとられているんです。これはここで詳細述べる時間がもうないのでありますが、薬価の高値安定をもたらしているのではないだろうか。診療...全文を見る
○和田静夫君 自治省ですが、これはおたくの「地方公営企業の経営」の二百四十一ページの最後から四行目ですがね。「しかし各部門への配分については実所要経費を基礎とする原価主義の考え方がとられているとはいいがたく、部門間の有利、不利があることは否定できないようである。すなわち、投薬、注...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、そこで診療報酬の問題の第四でありますが、自治体病院の医療内容を反映していない面が非常に多いということであります。たとえば高度特殊医療、僻地医療、それから救急医療などについて特に十分に反映されていません。またそれを診療報酬で算定すべきであると考えているのかどう...全文を見る
○和田静夫君 これは、診療報酬にいままでこうずうっと聞いてきたようなことがどういうふうに反映をしているかというような、そういう診療報酬の算定データというようなものは提出できますか。
○和田静夫君 これは後ほど保険局と一遍相談して御返事いただけますか。
○和田静夫君 基準看護の特二ですが、これは現行、月額十九万九千五百円です。これに対して自治体病院では、実際には、寄宿舎などの管理費を含めますと、これは平均月額で二十六万二千六百八十五円ですね。これは恐らく国立病院だってこういうことになるんだと思うのですがね。大きな差額があるわけで...全文を見る
○和田静夫君 そこで、病院財政の経営悪化の大きな要因をなしている点として建設改良費がありますね。これは地方公営企業法施行令附則十四項で一般会計の負担区分の対象としておりますがね。現行の財政計画及び地方交付税での措置というのはこれはどうなっていますか。
○和田静夫君 補助制度について厚生省にちょっと伺いますが、特殊診療部門の運営費補助金及び看護婦養成所補助金について、不採算地区、救急、がん、それぞれについて、公的病院と自治体病院、それぞれどういう補助制度になっていますか。
○和田静夫君 そこで、この公的病院と自治体病院と大幅に差がついているのですね。これはなぜですか。
○和田静夫君 これは論議があなたの前任者と私との間、齋藤厚生大臣と私の間で予算委員会を通じて長い論議がございまして、厚生大臣も、あなたの前任の局長も私の主張を認められて、そして是正の約束をされたんです。で、そのときは若干のことが行われました。もちろん医師会からのいろいろなあれがあ...全文を見る
○和田静夫君 厚生省の答弁があったのですが、自治省にちょっと聞いておきますが、交付税で見ているということの説明ですね、これは厚生省側の方にいまはやりませんでしたが、齋藤厚生大臣時代の論戦の中では、厚生省側の論理というのは破産をしたわけです。自治省、この辺は一体どういうふうに見るの...全文を見る
○和田静夫君 大臣、ここのところ、ちょっと自治大臣に質問しておきますが、いまの答弁にもありましたように、設置主体によって別の異なった取り扱いをされるということは理解に苦しむ。これはもう「地方財政」の三月号にも、そう書かれているんですが、いまの答弁も同じことであります。で、新医務局...全文を見る
○和田静夫君 次に、病院事業債の政府資金の限度であります。これは一病院当たり二十五億円、単年度が十二億円でありますが、この制限はなぜなんですか。
○和田静夫君 そこで、これ二十五億円という金額、どういう計算で出た数字ですか、これ。
○和田静夫君 これはちょっと理解するわけにいかぬですがね。何かつかみだということですか。
○和田静夫君 しょせん悪いのは大蔵省ということになりますね。これは一遍大蔵委員会でやってみますけれども、病院事業債の資金総額は幾らですか。
○和田静夫君 そうすると、これは余裕のある数字ではありませんか。
○和田静夫君 先ほども言われた二十五億円と言えば、結局二百床から二百五十床の病院を建設可能だと、こう踏んでいるわけですね。
○和田静夫君 ところが、公立大規模病院を建設しようとしますと、政府資金が非常に小さな割合になってしまっていますね、現実は。たとえば神戸市がいま進めていますね、一千床のベット。病院は約二百億かかるわけでしょう。そうなると、政府資金が二十五億円までとしますと、一割程度ということになる...全文を見る
○和田静夫君 次に、厚生省、救急医療問題についてちょっとお尋ねをしておきますが、救急病院については告示制度がとられていますね。この条件というのは何です。
○和田静夫君 いまも言われましたが、救急制度はもともとはこの交通事故負傷者に対する医療確保を図って設けられたのでありますが、したがって、告示においても主として交通事故による負傷者の治療を考えた条件となっていますね、大きな四項目を見てみましても。しかし、今日自治体病院をずっとあれし...全文を見る
○和田静夫君 自治体病院の救急医療の実態についてちょっと申し上げますと、よくおわかりのことだと思いますが、この自治体病院のうちの救急医療の告示病院の割合というのは、一般病院のうち僻地不採算地域の小規模病院というのは三〇%程度なんですね。それだけにすぎないのですが、大規模病院、四百...全文を見る
○和田静夫君 現実にこの九五%の非告示病院も休日夜間診療をしている。この点をどう考慮するかというのがやっぱり非常に重要だと思うんです。なぜこの告示病院とならないかといいますと、告示を受けない理由の第一というのは医師の充足難です。したがって、告示病院となることによって患者の集中化が...全文を見る
○和田静夫君 ところが、医師会の休日夜間急患センターというのは、これは告示の有無にかかわらず補助を受けていますね。
○和田静夫君 そこで、これは自治体病院は実際には先ほど言った中心的役割りを果たしているのに補助がないわけですね。これからの部分は別として、いま言われた三カ年計画の部分は別として。これは実態に合わしてやっぱり検討されるということですか。
○和田静夫君 助成は行われるわけですか。
○和田静夫君 自治省、地域医療の中で自治体病院の位置づけをやっぱりもう少し確立すべきだと考えるんですよ。自治省としては自治体病院の位置づけをどうすべきだとお考えになっていますか。
○和田静夫君 これは厚生省もやはり同じ考え方と理解してよろしいですか。
○和田静夫君 大臣、これで最後にしますが、いまちょっと救急問題を中心としながら自治体病院問題を論議をしてきました。まだまだたくさん自治体病院問題というのは御存じのとおり問題点を包蔵しています。冒頭申し上げましたように、財政的には大変危機的な状態にあるわけです。これはやっぱり地域の...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ委員長、冒頭委員長に確認をした諸問題を残しまして、一応終わっておきます。
05月19日第80回国会 参議院 地方行政委員会 第14号
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○和田静夫君 共済の改定法につきましては、毎年大体同じような趣旨の附帯決議がずっとつけられて、しかもそれが全会一致で行われてきているのでありますが、自治省はこの決議を当然尊重されると、それぞれ自治大臣はその旨を意見として開陳をされ続けているわけですが、決議を尊重されることについて...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この決議の実現が遅々として進まない、したがって、毎年大体同じような決議になると、こういう経過をたどっていますが、担当者の方では、一体各省間を含んで具体的にはどんなその努力をされてきているわけですか。
○和田静夫君 そこで、この附帯決議との関係で、本年度は所得税の三千億減税が追加された関係もあり、ことしの年金額の改定の実施時期が四月一日からと、こういうことになるわけでありますが、改定時期の繰り上げにつきましては、これまた例年附帯決議が上げられ続けてまいりました。で、ことしは早く...全文を見る
○和田静夫君 一度実施されたことについてはおおむね既得権として今日までは大体守られてきた。そうしますと、四月一日実施という問題につきましては、内閣委員会では、すでに恩給については今後四月一日実施を続けるという、そういう答弁がなされておりますが、これは共済についても来年度以降も四月...全文を見る
○和田静夫君 共済組合の給付に要する費用につきましては、厚生年金や私学共済などと比べまして、公的負担が非常に低い、こういう状態になってアンバランスがあるわけでありますが、この是正ですね、共済の公的負担の拡充については、これまたずっと附帯決議がなされてきた経過はございますが、引き上...全文を見る
○和田静夫君 遺族年金でありますが、給付水準の引き上げが毎年言われてきましたが、遺族年金、なかなか実現をしないわけですね。で、遺族年金の受給者が七万九千二百二十三人、そして遺族年金の受給者の約三分の一は最低保障の適用者である。そこで、まず最低保障額の引き上げについてどういう御方針...全文を見る
○和田静夫君 この最低保障が生活保護基準よりも低いところがありますね。これらのところはもうやっぱり早急にこの手だてをすべきだと、こう思うのですが、大臣、いかがでしょうか。
○和田静夫君 いまお答えがありました遺族年金のうちの寡婦加算、扶養加給額、これは幾らになりますか。
○和田静夫君 その寡婦加算は、五十一年、それから扶養加給は四十九年、つくられましてからこれはずっと据え置かれていますよね。物価の上昇などを考えてみますと、この辺大変腑に落ちないわけですが、この辺の見通しはどうなんですか。
○和田静夫君 昨年のこの附帯決議というのは、遺族年金の給付水準を七〇%までに引き上げる法律上の措置を講ずることと、こういうことになっているわけで、これも御存じのとおり満場一致であります。この附帯決議の実現の努力を最も早い時期に行うというふうにいままでの答弁を理解をしておいて、大臣...全文を見る
○和田静夫君 委員長の配慮もありまして、この前交付税の論議で残している部分について引き続いて若干の質問をいたしたいと思います。  まず、公衆衛生の部分について質問をいたしますが、全国の保健所の総数は現在どれだけで、十年前の昭和四十二年との対比でどういう関係になっているか、ちょっ...全文を見る
○和田静夫君 四十二年は。
○和田静夫君 これ私は八百二十九カ所と見ておるのですが、全部これ承認分でしょうかね。
○和田静夫君 法制局に伺いますがね。いま答弁がございましたように、未承認の保健所が放置をされている。そこで、これは地方財政法の趣旨から言って納得ができないわけですが、法制局は十条との関係でどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 自治省に伺いますがね。これ実態問題がございますから、自治省はこの地方財政法の趣旨から言って、いまも御答弁ありましたが、違法ではないにしても是正をしていくべきだと、こう考えますね、われわれの方は。それは自治省も同じ見解でしょうか。
○和田静夫君 厚生省、保健所職員について、補助対象となる職種と対象外の職種、その身分をちょっと明らかにしてください。
○和田静夫君 保健所の運営というのは、保健所経理事務合理化法に基づいて政令、保健所法施行令の第九条、そういうものによって厚生大臣の定める基準によって補助が行われることになっているわけですが、保健所法第二条の事業の範囲ですが、この範囲は包括的かつ相当広範囲にわたっております。それな...全文を見る
○和田静夫君 保健所法第二条の十一項ですが、第二条の十一項は、「その他地方における公衆衛生の向上及び増進に関する事項」となっていますね。で、受けた形での保健所法施行令の第五条、これは「その他保健所の業務を行うために必要な職員を置かなければならない」で、どう読んでみましても、完全に...全文を見る
○和田静夫君 法制局の見解はそれ以上一歩も出ないんでしょうが、これまた実態の問題でありますから、自治省、これは是正すべきではありませんでしょうかね。たとえば交付税で措置するということとはそれは別問題だと思うんですがね。
○和田静夫君 五十二年度の保健所の補助職員の定数は何名でありまして、それは四十二年と比べてみてどのくらい減少になっておりますか。
○和田静夫君 この減の場合ですが、職種別に何を減員しているわけですか。そしてその積算の根拠というのはどういうことでしょう。
○和田静夫君 いま言われた二十三名の公害関係職員の増員並びに保健所保健婦の職員の増員ですね。これの根拠と配分の予定というのはどういうことですか。
○和田静夫君 じゃこれはいつごろまでですか、後者の部分。
○和田静夫君 厚生省の調べで、五十年度の保健所の補助職員の数というのは二万四千七百七人ですね。地方財政計画ではこれは三万一千三百四十九人。地方財政計画ではそういうふうになっているのはこれはどういうことでしょうか。
○和田静夫君 この二万四千七百七人というのは、厚生省、実数ですね。
○和田静夫君 そうするとこの二万四千六百十二人と予算人員二万一千三百四十九人、どうしてこういう差が出るわけですか。
○和田静夫君 この調査はいつごろ完了します。
○和田静夫君 それだから、その時期はいつごろになるわけですか。
○和田静夫君 五十二年度の保健所関係の補助金交付手続が進行していると思うのですが、どういう段階でしょうか。
○和田静夫君 ヒヤリングが始まっている段階ということですが、五十一年度の交付手続に際しまして、協議資料の中で自治体から要望があった保健所対象職員数というのは、これは何人でしたか。
○和田静夫君 そこで、これはこの中には未承認の保健所分が含まれているわけですかね。
○和田静夫君 全部は含まれていないというと、どういうふうに理解したらいいんですか。
○和田静夫君 補助金の経理の事務合理化法の通達ですがね、昭和四十四年五月。別に定める人員というふうにあるわけですね。これはどういう基準で総数並びに各県別の人員が決まるわけですか。
○和田静夫君 これ、どうなんですかね、未承認保健所をやっぱり補助対象とするように厚生省は努力をされなけりゃならぬでしょう。そしてそのためにはやっぱり政令は改められるべきではないかと思うんです。国が必要な予算を組まずに、自治体が必要性に基づいてやむを得ず独自に保健所法に従って設置を...全文を見る
○和田静夫君 私も、それぞれの都市、都道府県においてつくっていこうというのは必要に応ずるものである、そういうことはもう明らかであって、その辺のものについてはやっぱり十分に協議をされながら整備への努力をしていく、そして承認基準に達するような形での行政指導があります、こういう関係とい...全文を見る
○和田静夫君 保健所の経理事務合理化特別措置法における対象外、対象内職員の区分そのものがおかしいのではないだろうかという疑問の提起をいたしました。さらに、巡回検診車の運転に携わる者なども当然私は対象に入れるべきだと思うのですが、これはどうです。
○和田静夫君 市町村にやってもらうとか、いろいろのもののいわゆる見方というのは、それらは全体としては交付税で見られる、そういうような形のものであるから、厚生省としてはそういう意味での見落としがあっても構わない、そういう理解でしょうか。
○和田静夫君 保健所法の十条で、政令で定めるところによると、こうあるわけですね。政令では、運営豊に関しては、その重要な部分を厚生大臣の定める基準に任せる、こういうことになっている。つまり、政令に委任をしながら、その政令に具体的中身がない。さっきから何回か論議をしました。これはどう...全文を見る
○和田静夫君 法制局もいまの答弁のようなものですか。
○和田静夫君 そこで自治省、地方財政計画の方の保健所補助職員の定数の算入の仕方はどうも不十分である。先ほども触れましたが、厚生省の数字とも食い違うわけですね。現実を無視して機械的に定数削減が行われるというのは非常におかしいと私は思うのです。東京都の一例を挙げますと、五十二年度の保...全文を見る
○和田静夫君 私は何回かの経験で、たとえば前の自治大臣と法務大臣と一緒に並んでいただきながら、たとえば代用監獄などの問題を論議をしてまいりました。そして約束されたことは、法の改正の部分についてはまだまだ私としては全面的に納得できません、その手直し全部については。しかしながら財政的...全文を見る
○和田静夫君 大都市交通問題に入ります。  地下鉄建設の補助金でありますが、この補助金については、昨年五十一年の十月二十八日の参議院地方行政委員会でも伺ったのでありますが、結論から言いまして、運輸省の補助金は運営費補助金であるのか、それとも建設補助金であるのかということが、どう...全文を見る
○和田静夫君 運営費補助金なのに、たとえば名目は「地下高速鉄道建設費補助金」ですね。積算も建設工事費というふうになっていますね。これがどうも理解できないんですよ。こんな補助金というのはほかにあるでしょうかね。なぜ積算に建設工事費を持ってこなきゃならぬのですか。
○和田静夫君 明確に運営費補助と、こう言われた。そうすると、運営費補助金なら、いわゆる頭金分一〇%引く。何で一〇%引くんだろう。何で自治体がこれを持たなきゃならぬのですか。
○和田静夫君 あなたの方の説明はそう。そこで、次に間接費を一五%引くでしょう。これは建設利息であるとか、あるいは建設仮勘定の職員人件費だと説明されているわけですね。これは建設に不可分ですからそれはさておくといたしましても、現行の建設費の負担割合では事業者にそれがかかってくる、そう...全文を見る
○和田静夫君 結局、どうも私は運営費補助というのは、何編か、何年間かにわたってこれを取り上げてきてどうも理解ができないんですが、あなたの方のどうも強弁にしか聞こえないんですよ。その理由は私いままで述べてきたとおりでありますが、この建設費を積算の基礎に据えることがどうもおかしい。し...全文を見る
○和田静夫君 結局六年分割となるだけ金利負担がかかるわけでしょう。そういうわけですよ。仮に分割しないとすると、五十二年度は二千八百億ぐらいですよ。ところが、金利八%としても本人年分二百億近い金利ですよ。これはまさに補助の効果を半減をしていますね、補助の効果を半減していますよ。本来...全文を見る
○和田静夫君 どうもそうだから——研究されるのは別に否定はしませんが、国が財政的には不如意だと。しかし、地方も不如意なんですよ。しかし、地方は莫大な金利がかさんでも知りませんよ、現実そうなっているんですよ。
○和田静夫君 私はやっぱりどうしても、ちょっとこれは——約二週間ばかり深夜業がずっと続いていますから、その意味で非常ににぶいのかもしれませんが、どうお答えになっても。こういうことじゃないですか。やっぱり頭金やら間接費の分というものを当然含めて補助金にされるべきだということ、私の言...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。ああ、そうですか。  そうすると、いま思い出したのですが、予算委員会に当たりまして、私は社会党を代表して、それから政府は、官房長官がソ連へ行っていらっしゃいましたから、塩川副官房長官が代表されて、地下鉄問題で一定の煮詰めをいたしましたね。そのときに、...全文を見る
○和田静夫君 どうですかね、大臣。自治省とそれから運輸省別々にこれをやられるというよりも、この機会に、運輸大臣も四月十一日の参議院予算委員会で、総括質問ですから、これはうちの野口理事が言ったのに運輸大臣が答えていますがね。総合的な調査はやりますと。総合的に調査をやりますと、いまこ...全文を見る
○和田静夫君 大臣、同じテーブルに着くということは、自治大臣、運輸大臣を含むところの地下鉄問題調査機関的なものが動いていくと、こういうふうに理解をしてよろしいですか、一定の段階で。
○和田静夫君 自治大臣、私は自治省も一定の結論に向かって進まれる、それから運輸省の側も一定の調査を総合的にやられる、そして一つが忌憚のない、隔意のない意見交換に両大臣間でなっていくと。その時期というのはやっぱり当然調査機構が、政府としては地下鉄問題、これはいま大都市交通の問題の中...全文を見る
○和田静夫君 予算委員会当時の論議といいますか、官房副長官との折衝をいろいろ振り返ってみますと、この問題というのは非常に早い時期というものを頭に描くべきである。その早い時期というのは、いま大臣答弁にありましたように、次年度の予算要求のときぐらいまでにはやっぱり一定の解決のめどをつ...全文を見る
○和田静夫君 次に、公営バスに入りますが、公営バス事業につきまして昭和四十八年からいわゆる第一次再建が打ち切られて、そして第二次再建を実施をして、同年に八百七億円の再建債の発行を行ったわけでありますが、その後不良債務というのが、減少するどころか逆に急増をしていますね。四十九年、五...全文を見る
○和田静夫君 四月二十三日の衆議院の地方行政委員会で、わが党の山田議員の質問に対する自治大臣答弁を読んでみました。そうすると、企業努力と環境整備によって何とか第二次再建を当面実施していきたいと考えておりますと、こういう考え方が明らかであります。しかし、私はそういう抽象論では納得を...全文を見る
○和田静夫君 警察に伺いますが、通常、バス等の大量公共輸送機関の優先通行が課題とされていますね。そしてその対策としては、いま言われておるバス専用レーンの設定、都市における全面駐車禁止の実施、三番目がバス優先の信号システムの設置、それから四番目が中央線の変位、これが必要と言われてお...全文を見る
○和田静夫君 とまれ市民のこれまでの実感からして、なかなか優先通行の達成というのはむずかしい。問題は、私はやはり交通体系全体をどうするかという点から考えて整備していく、そういうことが必要だろうと思いますね。で、外部の交通環境の整備というのはなかなか容易ではありません。しかし私はや...全文を見る
○和田静夫君 料金問題ですがね、運輸省。これは議会の承認が必要でありますが、それは別といたしまして、交通料金は運輸省の認可が必要とされていますね。そこで認可は、鉄道、バスなど事業の種類によって法律の規定が異なりますが、バスについては道路運送法第八条で運輸大臣の認可が必要である。こ...全文を見る
○和田静夫君 バス事業の料金について全国を十九のブロックに分けて、そしてブロック別にこの標準原価を設けて査定をされているわけですが、山間地と平野部との差あるいは混雑度の差、こうしたものはどういうふうに算定されるわけですかね。
○和田静夫君 折り合いを見るんですか。
○和田静夫君 これ、どうですか、いま算定されている資料というのは公表できますか。
○和田静夫君 ちょっと言い方があれですが、私が資料要求した場合に、先ほどの標準との関係でいろいろと調整をされている部分の資料はいただけますかというのです。
○和田静夫君 また、それとの関係で、公営企業における財政措置をどうするのかということですがね。補助制度についてどうお考えですか。
○和田静夫君 いわゆる行政路線の設定が必要になってくるわけですね。  そこで自治省、基準の設定についてはどうお考えなんですか。
○和田静夫君 給与改定についてですが、再建団体には行政職(二)表を当てはめるということを考えておられるような感じがいたします。これはそういうことですか。
○和田静夫君 ラスによって公営企業の職員の給与を国家公務員と比較する、そういうのは、そういう比較というのは、自治省の方針のもとにやっているのかどうか疑問ですが、それは自治省の方針のもとにやっているんですか。
○和田静夫君 比較はしないと。  そこで、公営交通については、日本だけにとどまらずに、各国の主要都市とも赤字に陥っていると聞くんですが、ヨーロッパの主要都市では、施設補助については全額企業外負担、そして運営赤字についてもそういう対策が考えられている、そういうふうにわれわれは調査...全文を見る
○和田静夫君 私は、大都市におけるところの公営交通を中心とするそういう意味での交通体系の一元化というのは、これはやっぱり非常に緊急を要する問題だと思うんですよ。日本の場合は非常に錯綜をしています。その辺の努力というのはやっぱりこれは当然あってしかるべきだと思うのですが、大臣、そう...全文を見る
○和田静夫君 時間が来ましたからやめますが、最後にちょっと一言だけ。  消防力の基準問題で幾つかのやりとりをしようと思っておったんですが、もう時間がありませんから、たまたま自治大臣と総務長官との消防職員の団結権問題の御協議もまだ時期的に煮詰まっていないようでありますので、その御...全文を見る
○和田静夫君 私がその疑問点を実は出したのは、酒田大火の原因が振り返られて、そうしていろいろな反省が出ていますね。そのうちで一番大きな問題になっているのは、消防組合本部は人員不足を挙げているわけですね。そうして全消防車が出動ができなかった。したがって、初期の消火に失敗したので酒田...全文を見る
05月24日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
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○和田静夫君 私、五分ほどしかなくなりましたので、答弁の方なるべく簡単にお願いしたいんですが、いまの竹田委員の質問との関連で、すでに三行がこの市場売却をやっている、都銀でもその動きがある、こういうことになっておりますが、それはどことどことどこ、都銀ではどこですか。
○和田静夫君 そこで、六月から八月の資金不足期に都銀でも売却を検討しているということが盛んに報道されますね。こういう動きは現存いたしますか。
○和田静夫君 日銀に同じことを伺いますが、将来本格的な国債流動化というのは、いま自然体だと、こう言われるんですが、やはり起こらないと見られていますか。
○和田静夫君 いま日銀が引き受けられている国債の実態はどのくらいですか。
○和田静夫君 そうしますと、成長通貨の供給と金融調節という観点から買いオペをやられると。その買いオペの規模を決められる。その決定についての方針というのはどういう方針ですか。
○和田静夫君 これは何か日銀の内規によって行われるというものですかね、やっぱり。
○和田静夫君 その内規は資料でいただけますか。
○和田静夫君 そこで、この内規と財政法第五条との関係というのはどういうふうになるんですか。
○和田静夫君 大蔵省、私は、国債発行の歯どめというのは、どう考えてみても今日の状態の中では財政法第五条がほとんどただ一つの制度的なものである、そう考えざるを得ません。そうしますと、ただし書き以下は一体どういう場合と考えたらいいんですか、これは。
○和田静夫君 それで実態的には、さっきからやりとりをしましたように、財政法第五条が日銀の内規によってその効力を規定をされている、こういう状態になっているような感じがするんですね。そこで内規が一年をさらに縮めるということになった場合に、これは大蔵大臣、それはそれで第五条には反しない...全文を見る
○和田静夫君 いや、それはいろいろ言われますけれども、結果的には発行の引き受けではない、こういうふうに述べられてみたところで、金融調節という名に隠れて買いオペが行われる、そして一年後には実際問題として日銀が実態的には八千億なら八千億を五十一年度で引き受けている、こういう実態はある...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、いま万々あり得ないということについては確認をしておいてよろしいですか。
○和田静夫君 最近の国際会議の中から二、三総理の見解を求めたいのですが、まず第一は、いま行われていますIMC、この主要テーマは、非産油開発途上国の累積債務問題であるというふうに伝えられております。私は、これは単に不良債務を片づければよい問題ではないと思うんです。今後なお債務が累増...全文を見る
○和田静夫君 大同につくというお考え方を別に否定をしませんが、今度の場合にラール提案があってみたりあるいはダート提案があってみたり、総じて、これは民間の銀行の協力による融資制度という形のものが出されておりますね。私は日本の政府の考え方、これに対応するにはしっかりしたものをお持ちに...全文を見る
○和田静夫君 時間がありませんから、意見は意見としてですが。  私が、特にこの問題を取り上げようとしたのは、ことし一月参議院の議院運営委員会の代表として南米その他アメリカ等回りました。日本の銀行の多国籍化が急速に進んでいることがかなり話題になっています。それとともに、海外での日...全文を見る
○和田静夫君 先ほどの福間議員の質問に答えられまして、総理は、六・七%の経済成長の問題というのは、予算の審議を経ながら国民に約束したことに等しい、こういうふうに言われた。そこで、二十二日に総理は広島で、この六・七%の経済成長の達成が困難ならば公定歩合の再々引き下げはあり得る、こう...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、その臨機応変の中には、先ほど質問にあった補正予算も入っていなければ、公定歩合の再々引き下げも入っていないということになりますか。その二つとも入っているということになりますか。
○和田静夫君 総理は、公定歩合のあれがありまして――日銀に来てもらっているんですが、総理が否定をされましたから日銀には伺いませんが、公定歩合の三月、四月と二度にわたった引き下げの効果ですね、これは一体あったんだろうか。公定歩合の再引き下げによって商社、鉄鋼などの株価が上昇しました...全文を見る
○和田静夫君 連動のお話がありましたが、公定歩合に連動して預金金利も下げられたわけです。十九日の本院の商工委員会で、公取の澤田委員長は、現在金融機関の預金金利は、日銀による一種の行政指導で決められているが、こうした仕組みが今後も継続するとなると、再検討の必要が出てくると言わざるを...全文を見る
○和田静夫君 今国会は顧みますと予算修正、減税追加問題が一つの大きな山でありましたが、今後参議院選挙が行われて、さらに院内におけるところの勢力関係というものの変化も予想される向きが非常に高いのでありますけれども、今国会を振り返ってみて、予算編成について、単にリップサービスではなく...全文を見る
○和田静夫君 さきの福田・カーター会談に関連をして、一点だけ御質問をいたしますが、在韓米軍の撤退は戦争を招く、そういう発言をしたシングローブ在韓米軍参謀長が二十一日に解任をされた。これによって在韓米軍の撤退は予想以上のペースでもって行われるのではないかと見られているわけですが、総...全文を見る
○和田静夫君 この在韓米軍の撤退問題では、三月二十二日の日米共同声明で、日本とも協議が行われるということになっていましたですね。報道によりますと、すでに向こう側の代表は韓国に向かって出て、それから日本に来る。そこで共同声明の撤退という言葉には、日本側が難色を示されたということがあ...全文を見る
○和田静夫君 総理はすでにカーター大統領に意見を述べられているわけでありますから、朝鮮半島の問題について。そして先ほど来御答弁がありましたからそこを深追いをしようと思いませんが、そうしますといまの御答弁との兼ね合いでは、アメリカの計画に反対の意思を表明をされるという場合はあり得な...全文を見る
○和田静夫君 もう最後にしますが、国会の会期延長問題ですでに福間委員から質問がございました。わが党の態度をはっきりさせておきますが、これには反対であります。特に日韓大陸だな協定の自然承認のために大幅な会期延長が図られるというようなことについては私たちはこれを了とするわけにはいきま...全文を見る
○和田静夫君 最後にします。  御意見承りました。私の方、選挙で争えば結果が出ることでありますから、お互い正々堂々と争いましょう。そのためには、長期の会期延長などはおやめになって、もう大体七月三日に向かってずっと進んでいるんですから、ひとつそういう方向で自由民主党を指導される、...全文を見る
05月26日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
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○和田静夫君 過日来の第一勧銀西銀座支店における暴力団融資、不正融資の件で引き続ききょう質問をさせてもらいます。  問題の勝大産業、勝大第一産業といった住吉連合会系のグループと、第一勧銀西銀座支店との最初の取引についてでありますが、私は、一億円を超える無担保の商業手形の割引とい...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省は、これ担保をつけたと言うわけですが、最初のこの一億一千六百万円の担保の内容というのは御存じですか。
○和田静夫君 手続的にも正常じゃありませんし、この担保そのものも、私は調べてみましたが、そんなに的を得た担保ではないという感じなんですよ。少なくとも、いままで大蔵省から報告をもらい、警察庁から報告をもらいして確認できたことは、事実関係としてこういうことなんですね。この森本副長は、...全文を見る
○和田静夫君 たとえば私が一千万なら一千万一流銀行から借りようとしたら、わずか一千万でもこんな簡単にはいきませんよ。担保もそろわなきゃ絶対に出てこない、そういう状態でしょう。ところが、大蔵省ここで考えなければならぬのは、結果として一億一千六百万円となったこの初めの無担保融資、これ...全文を見る
○和田静夫君 山本吉弘さんという警視庁第四課の情報を担当していた方がことしの三月に第一勧銀の総務部に入っていらっしゃいますね。そのことと今度の事件の処理と何か関係があるのではないかとちまたではうわさをされています。私は、そんなことはないだろうと思いますから確認をしておきたいのであ...全文を見る
○和田静夫君 何か一勧の事件について警視庁本庁四課と中央署で意見がかなり分かれたというようなことも耳に入ってきましたので、念のためにお聞きをしたのですが、今回の事件は何か大がかりな全国的な住吉連合会グループの手形詐欺、商品取り込み詐欺事件に発展しそうな気配でありますが、警察として...全文を見る
○和田静夫君 私、先日大阪のエンヂェル商会という会社の社長さんからこんな手紙をいただきました。   昨四月二十二日の読売新聞に掲載されました  第一勧銀西銀座支店の不正融資事件を興味深  く、且亦、複雑な心境で読みました。何故なら  ば当社は銀行を喰い物にした住吉連合グル...全文を見る
○和田静夫君 信用を第一とする金融機関が、こういう暴力団グルーブとコンタクトする、そのこと自体ゆゆしい問題だと思うのでありますが、金融機関自体が被害者側に立たないで、暴力団側に立って問題を処理したという事例が浮かんできているんです。いま問題になっている住吉連合会系のグループの中に...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省ぜひ、これは警察庁もそうでありますが、よく実情を調査をされまして、そして銀行側に注意を喚起されることが必要だと思うのです。おやりになりましょうか。
○和田静夫君 警察庁いかがでしょうか。
○和田静夫君 この金融機関の暴力団関係融資といいますと、最近東京信用金庫の中井駅前支店の場合も大変新聞紙上をにぎわしていました。で、この東京信金で問題を起こした同じ関係者に富士銀行も融資をしていますね。大蔵省御存じですか。
○和田静夫君 これは大蔵省に調査を求めます。
○和田静夫君 東京信金の場合に、その後、幹部の自殺未遂といったような事態まで起こしているようでありますが、この自供をめぐる措置について警察庁は刑事事件という側面から、大蔵省は経営責任の明確化という責任からそれぞれ御報告をいただきたいんですが。
○和田静夫君 東京信金に新山さんという日銀出身の理事の方がおられましたが、最近おやめになりました。おやめになったいきさつを御本人が都内の多くの金融関係者にお話しになっておられます。その内容については大蔵省並びに警察庁はつまびらかにお聞きをしておいた方が私はよいと思う内容であります...全文を見る
○和田静夫君 また銀行の使命感を忘れたような横暴さも幾つか耳にするんですが、たとえば私が最近行った地方での話でありますが、第四銀行ですね、第四銀行などは、新潟県佐渡島畑野町に第四銀行の支店がある。ところが、これを不意にといいますか、急に廃止すると言い出しているという、そういう声が...全文を見る
○和田静夫君 実績データはどうなりましょう。
○和田静夫君 きょうの委員会、この国会のあるいは最後になるとも思われますので、ちょっと四月十四日の本委員会で私の質問に対する答弁の積み残しの部分ですが、国債の引き受けを全信連単位でやっている件で、問題はそのよしあしではなくて、個別引き受けが一部大金庫だけが認められている、大部分の...全文を見る
○和田静夫君 個別に引き受けたいところは個別に引き受ける、そういうたてまえになっている。そこのところを確認をいたしておきます。  三月二十九日の本委員会で質問いたしましたが、自賠責保険に係る問題につきまして、数点にしぼってお尋ねをいたしますが、少し技術的な問題も交えてお尋ねをす...全文を見る
○和田静夫君 その場合に、この運用利回りというのはどういうように決めるのでしょうか。
○和田静夫君 その計算には運用益積立金、それから査定費用、それも含んでいるわけですか。
○和田静夫君 実際問題といたしまして、この運用利回りを上回る運用、そういうものをする会社が出てきますね。すなわち、運用利回りを上回る運用をした結果、そういう結果、そこの部分で利益を出す会社があるということになるんでしょうね、これは。
○和田静夫君 そこで、平均をおとりになるということで、それはノーロス・ノープロフィットの原則に反することにはなりませんか。
○和田静夫君 次に、前にもお聞きしましたが、付加保険料でもって赤字を生じ、そして累積しておって、それを運用益でてん補する、赤字社費てん補が行われているわけですが、五十年度に百六十五億円運用益を取り崩しておりますね。この赤字社費の計算ですね、これは保険部長の御説明では、この間、「い...全文を見る
○和田静夫君 実際問題としては、経費が赤字にならずに黒字の会社もあるわけでしょう。
○和田静夫君 それにしても、黒字会社にも赤字社費てん補を行うというのがわからぬわけですよ。これはなぜでしょうか。
○和田静夫君 政策的なことですか。  単純に考えまして、一定の基準で損保会社の経費をそういうふうに決めるわけですから、赤字会社の赤字は埋める、黒字会社にはそれ以上出さない、それでいいんじゃないだろうかと思うのですね。そうでないと、やっぱりノーロス・ノープロフィットの原則にどうも...全文を見る
○和田静夫君 各社どのような経費でどのように赤字社費てん補を受け取ったか、それはもう資料ではいただけましょうか。
○和田静夫君 こういう質問、何かこう重箱の隅をつついているように感じられるかもしれぬのでありますが、自賠責保険が強制保険でありますから、それを民間の会社がやっている以上、私は、経理に立ち入ることはやむを得ないのだと思っているんですよ。結局そういうような意味で、こういう質問をしなく...全文を見る
○和田静夫君 検討してみてください。  滞留資金の運用ですが、経費の計算と社員のてん補、この二つの点では、ノーロス・ノープロフィットの原則から言って疑問がどうも、この間から説明を受けたのですが、残るのですね。これは前段の資料を少しいただいてから改めて勉強してみたいと思いますが、...全文を見る
○和田静夫君 運用益からの寄付でありますが、運用益からの寄付というのは損保協会の寄付になっていますよね。しかし、これは本来、料率引き下げに使用するとでもいいますか、そういうことがまず原則だと思うのですがね。ところが、そうしないで、社費てん補する、あるいは損保協会名で寄付する、その...全文を見る
○和田静夫君 ところで、この運用益の使用要綱を先日もらいましたが、以前は基本要綱と運営細則に分かれていましたが、これを一本化されたわけでしょうか。これはどういう考え方で改められたわけでしょうか。
○和田静夫君 この中に理事会というのがありますがね。これはどういう機関ですか。
○和田静夫君 運営委員会理事会、これはだれが選んで現在どういう人で構成をされていますか。
○和田静夫君 運営委員会理事会。
○和田静夫君 理事会。
○和田静夫君 ところで、これは前にもお尋ねしたのですけれども、運営委員会の法的根拠というのも、これ不明確ですね。審議会には根拠はあるが、運営委員会には全くないのではありませんか。
○和田静夫君 この運用益の経理及び運営、どうもあいまいなんですがね。運用益の性格規定をも含めて、ノーロス・ノープロフィットの原則に立って規定を整備再検討されるべきだと実は思いますがね。いかがでしょう。
○和田静夫君 それでは、交通事故裁定センターという公益法人が総理府に設立認可届けを出していますね。
○和田静夫君 そこでちょっとお聞きしたいのですがね。たとえば私、ここに「昭和五〇年五月六日総理府になされた財団法人交通事故裁定センター設立許可申請に対する日弁連の見解」というものを持っているのですが、この中の十四ページ、「特に、第三者機関の名の下に、紛争当事者であり、かつ社会的強...全文を見る
○和田静夫君 「被害者救済を阻害する危険が大きいといわざるをえない。」という指摘について、実態的にはどういうふうに御判断になったということですか。
○和田静夫君 そうしますと、たとえば引き続いて十五ページに、この  裁定センターに、右に述べた最小限度必要とさ  れる公正の要件が備わっているか否かを検討す  るに、以下に述べる点よりして、その資金面、  人的構成面において何れもその要件に欠けると  いわざるをえない。...全文を見る
○和田静夫君 いま言われたように、原案ではなくて修正案が出されていて、それは日本弁護士連合会も加わった形のもののようでありますが、いずれにしても日弁連の参加が得られることが確認できない間は、いまの御答弁はこの認可はおろさない、そういうふうに理解しておいていいんですか。
○和田静夫君 この弁護士会の見解の中でも「弁護士法第七二条は弁護士でない者が報酬を得る目的で、一般の法律事件について仲裁、和解などの法律事務を取り扱い又はこれらの周旋を業とすることを禁止している。右規定が設けられている所以は、単に弁護士の職域を保護するためではなく、国民がその権利...全文を見る
10月25日第82回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○和田静夫君 まず、消防施設税の創設問題を若干論議をしてみたいと思いますが、私は、昭和四十六年の三月二十三日、この第六十五国会で消防施設税の創設を提案をいたしました。当時、鎌田税務局長、現鹿児島県知事は、普遍的な消防財源というものを創設することの必要性が強まっているというふうに考...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省見えていますね。この損害保険会社の利益金などを課税の標準とするこのいま言った消防施設税、どう考えていますか。
○和田静夫君 損害保険会社の利益というのは非常な額に達していると。で、この運用益をめぐっては本委員会でも大蔵委員会でも私は連続的に論議をしてきていることでだんだん煮詰まりつつあるわけですが、きょうどうしても大蔵の側とここの部分で少し煮詰めて検討を願っておきたいと思うことは、数字は...全文を見る
○和田静夫君 私が答弁申し上げておけば、こういう答弁になるんですね、保険部長が見えていれば。保険数理によって利益金と保険料率との間に相関性を持たせている、そういう答弁になるわけです。そこで、実はこのように保険料率に火災発生の減少によるところの利益というものを振り向ける、これに私は...全文を見る
○和田静夫君 一義的に保険料を下げることを私も否定はしません。問題は、先ほど消防庁長官の答弁もありましたが、消防施設税創設のネックというのは、消防施設の充実によって利益を受けるのは全住民である。それなのに保険加入者の負担で消防施設を充実するのは、負担の公平からおかしい、むしろ保険...全文を見る
○和田静夫君 政務次官、いま論議をお聞きのとおりでありまして、これはどっちみちもう少し時間をかけて大蔵の側とは、運用益全体の問題をいま大蔵の側は検討に入っておりますから、それとの関係でもって論議を深めていきますが、自治省政務次官としては、大蔵当局に向かって先ほどの消防庁長官の答弁...全文を見る
○和田静夫君 三月二十四日のこの地方行政委員会で、消防職員の団結問題について、小川自治大臣は私に、消防庁の所管大臣の立場から、総理府総務長官、これは公務員問題の所管大臣ですが、と協議をいたしますと明確に答弁された。続いて五月十二日のこの委員会において、両大臣協議の機会をつくる責任...全文を見る
○和田静夫君 公務員部長、このいわゆる自治大臣に対する総理府総務長官の答え方ですね、直ちにの問題と引き続きの問題を二つに分けた。実はこの二つに分けるということは、この委員会で私が取り上げたように、間違っているのであって、そこの部分が実は是正をされなきゃならぬというのがこの委員会で...全文を見る
○和田静夫君 これ端的に言ったら、問題とし続ける、こういうことですか。
○和田静夫君 問題として提起し続ける、お互いが協議し続ける、そういうことですか。
○和田静夫君 労働省に移りますけれども、ILOの基準です。条約及び勧告の解釈につきましては、これは国際司法裁判所は別にいたしまして、ILOにおいては、条約勧告適用専門家委員会及びこの条約勧告適用委員会、この二つがある。ILO基準が加盟国で順守されているか否かを監視する、そういう監...全文を見る
○和田静夫君 そうですね。  ところで、本年三月、条約勧告適用専門家委員会は次のような意見を明らかにしました。「消防職員の団結権については、本委員会は、政府及び総評からの情報及び論評に留意した。本委員会は、日本の消防職員の任務が若干の特色を有するとしても、一軍隊及び警察に関する...全文を見る
○和田静夫君 続いて六月に、条約勧告委員会は次の報告を総会に提出をしましたね。いま読みますが、これは採決をされませんでしたから正式のものではありませんが、しかし総会に報告提出があったことは確認をできると思うので確認をしていただきたいのでありますが、「委員会は、専門家委員会が言及し...全文を見る
○和田静夫君 そこはこれから論議するところなんですよ。そこはそういうふうに読まれるとそういうふうにとれますから、それじゃ正確に読んでおきましょう。「委員会は、この本質的に国内的な問題が、日本国内において、おそらく、言及された法律案が早期に採択され及びそれができるだけ早く未解決の諸...全文を見る
○和田静夫君 そこで、繰り返しますが、専門家委員会は「本条約第九条の規定に基づく、これらの職員の組合を結成する権利の否認を正当化するものであるとは思われない」という意見で、これは従来と変わっていないのであります。すなわち、消防職員に団結権を与えるべきだという意見にこれは変わりはあ...全文を見る
○和田静夫君 まあ、あなた現地にいらっしゃったと仄聞をしているが、大変歪曲した解釈をされていて困るんですが、私は全く純粋にいわゆる勧告読んでいるわけでありまして、本質の問題と範囲や便法の問題とを一緒にしてもらっちゃ困ると思いますよ。本質的には団結権は否定をされていない、このことは...全文を見る
○和田静夫君 で、確認できる。そこで、七五年の条約委員会では、必要な場合には立法措置を含めて考慮を払うように要請をして、本年は言及された法律案が早期に採択され、及びそれができるだけ早く未解決の諸問題が解決されるよう、適用されることを希望している。すなわち立法措置による解釈に言及し...全文を見る
○和田静夫君 で、労働基準法第三十九条が適用される以上、昭和四十八年三月二日の最高裁第二小法廷の判決、すなわち白石営林署事件、国鉄郡山工場事件についての判決における解釈、これが適用されることになりますね。
○和田静夫君 そこで労働省、この最高裁第二小法廷昭和四十八年三月二日判決というものを受けて通達をお出しになりましたよね。通達の趣旨についてちょっと説明してください。
○和田静夫君 すなわちこの有給休暇の日数の枠内でなら当然に休暇をとれる、地方公務員についても同様である、こういうことですね。
○和田静夫君 そこで法制局長官、戻りますが、先ほどの御答弁あったんですからもういいんですが、このいわゆる純粋に法律的に一つだけ確認をしておきたいのは、地方公務員である消防職員についても消防組織法第十四条の四第一項、この規定によって地方公務員法が適用されることになってます。したがっ...全文を見る
○和田静夫君 そこで自治省、消防職員の服務規定について自治省は服務規定の準則をおつくりになっていますか。
○和田静夫君 この幾つかの市の消防職員の服務条例、規則、訓令などを、法制局長官、見てみますと、いままで法制局長官と私との間で確認をしてきた有給休暇の解釈に反しているんですよ。  で、それはまあ、たくさんありますからあれですが、たとえばほとんどのところ、こういうふうになっているん...全文を見る
○和田静夫君 いま法制局長官が言われたとおりだと思うんです。  そこで、労働省、所管官庁として、一口で言えば違法状態、こういうものを放置されますか。
○和田静夫君 政務次官、条例の部分もやっぱり法制局長官が言われたような形で直すべきですよね。
○和田静夫君 法制局長官、この実態上、許可制と言える有給休暇については、特に管外ですね。管外に外出する場合、この休暇をとる条件になっているんですよ。たとえば「職員は、公務を除いて管外に宿泊、又は外出しようとするときは、その行き先、用件、期間等を届出なければならない。」なぜ私は、行...全文を見る
○和田静夫君 もうこの論議はこれでやめにしますが、すでに法制局長官さきに述べられましたから。  ただ、いま最後の部分はちょっとひっかかります。前段の部分で、たとえばこの判決要旨を読んでみますと、年次休暇の利用目的は労基法の関知しないところであり、休暇をどのように利用するかは、使...全文を見る
○和田静夫君 そうですね。  同じように要旨の中で、「休暇の時季指定の効果は、使用者の適法な時季変更権の行使を解除条件として発生するのであって、年次休暇の成立要件として、労働者による「休暇の請求」や、これ、に対する使用者の「承認」の観念を容れる余地はないものといわなければならな...全文を見る
○和田静夫君 そうでございます。
○和田静夫君 後段で答弁された部分については、私はきょうそれをそっくりそのまま了とするわけにいきませんから留保しておきますけれども、もっと論議を詰めたいと思いますが、どうもありがとうございました。  財団法人全国消防協会という、昭和四十年の八月二十六日付で自治大臣が許可した団体...全文を見る
○和田静夫君 これ、自治省、消防庁との関係はどういう団体になりますか。
○和田静夫君 そうですか。そうすると、この財団の経理だとか、決算だとか運用だとかいろんなことについてずっと自治省逐一あれされているわけですか。そんなことにはなっていないんじゃないですか。
○和田静夫君 後ろの方に並んでいる人、少し長官に何か申し上げることないのかね。
○和田静夫君 そうですか、これ。  それじゃ、自治体消防との関係どうなっていますか、この団体。
○和田静夫君 私の解釈ちょっとあれだったかな、善意過ぎたかしらぬけれども、この財団法人、いわゆる「協会」まではわかりますよ、自治大臣が許可する。それはわかるんですが、自治体消防にとって全く外部の民間団体であるというふうに解釈をする方が間違いですか。
○和田静夫君 そうですね。
○和田静夫君 そこでちょっと問題にしたいのは、この全国消防協会の五十一年度の決算を見てみますと、日本船舶振興会から助成金が二千百五十万円、補助金が八千三百九十四万六千円、この合計一億五百四十四万六千円なんですね、これ。で、決算額は一億八千三百七十六万三千五百六十四円と出ている。そ...全文を見る
○和田静夫君 ところが、定款の十六条を読んでみましたら、消防長に届け出、消防長がこの協会長に人数を提出する、こういうふうになっているわけです。この規定というのは消防職員の自立的な団体にはおよそそぐわない。全国消防協会がギャンブルの収入によって支えられているという、そういう意味の外...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、この大会に出席をしているのは、参加しているのは個人として参加しているのですか、それとも団体として参加しているんですか。
○和田静夫君 長官、公務としてはっきり言い切られたからあれですが、その大会参加についての公的規定というのはありますか。
○和田静夫君 そうすると、死亡事件が起こりましたね。御存じのとおり、宮崎県でこの大会中に亡くなりましたね。あるいは大分県でも一件大分県ですかどこかがもう一件、最近二件この競技大会に参加中に、そしてしかも競技に参加をしている、フレーをしている途中で、そのことが原因で。これは明確にそ...全文を見る
○和田静夫君 公務の扱いということになれば、いわゆる大会参加を目的として訓練を指導されて、そして訓練に参加をしているそこで訓練中に死亡した。しかも他の下田によるのでなくて、その訓練そのものによって死亡した。しかもそれは公的、長官の言葉を借りれば公的参加である。そうすればすべて公務...全文を見る
○和田静夫君 そこのところはそれでいただいておきます。  何か民事の訴訟が起きかかったりいろいろしているようでしてね。消防庁長官がいま述べられたような形ですぱりといっておれば問題ないわけですから、それに基づいて上がってくる事態については指導をされることを期待をしておきますが、そ...全文を見る
○和田静夫君 長官、ぼくは注意を喚起する程度のものであってはいけないと思うのでしてね、私は救助のための訓練はもう当然必要だと思っていますから、そのことを否定をしません。  ただ、前段にちょっと関係して戻りますが、基準もつくらないでおいて、そしてタイムレース化した外部団体の競技会...全文を見る
○和田静夫君 次宵の答弁もありましたけれども、消防庁長官、やっぱり私は基準をおつくりになる必要がある。そうでないと、たとえば今度の転落事故を見てみますと、これは言ってみれば安全のための網も何も張ってないのです。サーカスでさえちゃんと、職業にあれをやっているのに、ちゃんと網張ってや...全文を見る
○和田静夫君 はい、わかりました。  消防庁内に、救助制度研究会というのがあるんですか。
○和田静夫君 ちょっとその事故の問題に戻りますが、この事故について調査検討はされたわけですか、消防庁は、すでに。
○和田静夫君 それで非常に危険度のあるものについて一時的に中止を検討するとかなんとかいうような形のことはこの事件によっては教訓としてとられているんですか。
○和田静夫君 最後の消防力基準に入りますが、この消防力基準は、これはどういう法律に基づいて、どういう目的、役割りを持っていますか。
○和田静夫君 それでこの第一条は「消防は、その施設及び人員を活用して、国民の出命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害に因る被害を軽減することを以て、その任務とする。」ということに始まって消防組織法がずっとあるわけですが、この消...全文を見る
○和田静夫君 五月十九日のこの委員会の私の質問に対しまして、田中次長は「御承知のように、消防力の基準は市町村が消防責任を果たすために必要な基準を定めてあるわけであります。」この基準を充足していないと消防責任が果たせないということになるわけですね。
○和田静夫君 これは長官でなくてもいいんですが、「消防力の基準は市町村が消防責任を果たすために必要な基準を定めてあるわけであります。」と、答弁非常に明快なんでありまして、そうすればここの基準に至らなけりゃ、充足してなけりゃやっぱりそれは果たせないんだということは常識でしょう。あん...全文を見る
○和田静夫君 そこで、充足状況についてちょっと説明してくれませんか。
○和田静夫君 ちゃんと、長官、あなたは四捨五入して言うと何かいいように聞こえるから因るんですがね。化学消防車に至っては四八%なんですよ。上へ一つ繰り上げてもらっちゃ困るんで、四八・一、はしご自動車に至っては四八・六、それからいま消防ポンプ事動車は八一と答えたが、八〇・五、これはお...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、人員について数だけで充足率が出ないところが大変問題だと思っているんですよ。いま若干触れられたようなことがある。たとえば通常の消防車と化学消防車が同時に出動することを考慮をされない。そういうことを考慮をしないで、それは乗りかえると簡単に言われるわけですよ。...全文を見る
○和田静夫君 長官そう言われるけれども、たとえば四十六年の告示では、消防ポンプ自動車は七人になったでしょう。五十年になったらこれ五人になっちゃった。そうすると、わずか四年間で一台について二人も減るというのはどういう事情の変化があったんですか。
○和田静夫君 衆議院で専門家と言われる一人と消防庁長官がいろいろやり合っている速記録ちゃんと読みましたからね。これ希望的観測で責任を持ってこう答弁できると言われてみたところで、実態がそれにそぐわなければそういうことにならないんですね。消防白書から四十年と五十年を比較してみましたよ...全文を見る
○和田静夫君 酒田のあの大火の原因の一つとしまして、消防本部は人員不足を挙げていますね。で、長官の必死の御答弁でありますが、あれはやっぱり人員不足が非常に大きな要因であることは、これは総括の中にも出てきますね。で、全消防車が出動できなくって、そしてこの初期消火に失敗をした、延焼を...全文を見る
○和田静夫君 ああプロですか。
○和田静夫君 消防職員の勤務状態なんですが、これ多くの場合二部制で隔日二十四時間拘束、この労働時間というのは交付税ではどういうふうに計算されていますか。
○和田静夫君 これ、交付税課来ているんだからあれですがね。休憩やら睡眠時間が消防職員で計算に入れられないというのは、いわゆるこの時間も拘束時間であるにもかかわらず入れられないというのは、これは交付税の担当者、どういうことです。
○和田静夫君 私は水道だとか病院などの夜間勤務が拘束時間イコール労働時間という形でヘイされているというものとの対比においてはここのところちょっと疑問に思いますよ。で、どっちみち交付税法の論議がありますから、より具体的には交付税の論議のときにやりますが、消防庁の側がそういうふうな考...全文を見る
○和田静夫君 それは大変いいところばかりごらんになっているという感じだが、いまの答弁は。経過措置——実態はいま聞きますが、それはちょっと認識違うんですが、経過措置はどういう判断だったんですか、昔にさかのぼりますが。
○和田静夫君 それじゃ後でちょっと教えてください。ちょっといま地方行政委員会として最近私は議運で忙しいものだからあんまり一緒に視察に出ませんでしたが、四日市だとか新しいところに皆さんが行って見るときには、この事例のいわゆるあれはかなり進んでいます。その意味ではいま長官が言われたと...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ時間ちょっと残りましたけれども、後で資料いただいてからにします。
10月27日第82回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
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○和田静夫君 何か朝田社長、体のぐあいがよくないようですから、先にという話でありますので、日航の関係から、ちょっと前後いたしますが、入りたいと思います。  ハイジャックの防止は、直接的には機内に武器を持ち込まないことでありますが、そのために手荷物の制限とボデーチェックが厳重に行...全文を見る
○和田静夫君 いまの社長のあれで、運輸省は政府としてこれを外交ルートに乗せる努力というのはどんな形をされているんですか。
○和田静夫君 国内の場合にちょっと戻りますが、空港におけるチェックは航空会社として行っていらっしゃいますね。で、日本航空が直接日航職員の手でチェックされているわけではありませんね。これは。
○和田静夫君 その場合、外部の警備専門の会社などに委託をされるわけですね。その契約は一体どういうぐあいに行われるのか。たとえば競争入札のような方法で行われているんだと思うんですね。そうすると、入札をする場合にチェックの技術的基準が一体保障されるんだろうか、あるいは会社の経営上の観...全文を見る
○和田静夫君 エックス線による金属探知器の性能ですが、これは大変有力な人からの意見としても私は聞いたことがありますし、私自身もいろいろ経験をしていますが、たとえば同じような状態でもってあの探知器のところを通りましても、私たちは幾つかのキーをポケットに入れていますが、それがひっかか...全文を見る
○和田静夫君 これ、警察どうです。
○和田静夫君 この辺は、そういうことが起こり得ないだろうと言われますが、実際問題としては起こり得ている。同じ状態で私は通っているわけですから。いわゆるポケットに入っている物は同じ状態で通っている。その場合に一番問題になるのは、たとえば非常に大きな観光シーズンなどに、皆さん御経験が...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ時間もありませんから資料としていただきましょう。  一昨日のこの参議院運輸委員会で朝田社長は、ハイジャックに対して日航としてとるべき対策、民間企業あるいは国際関係ということを踏まえて政府等に要望すべきいろいろの点、そういうものを述べられました。で、日航独自...全文を見る
○和田静夫君 昨日の読売新聞によりますと、あなたはハイジャックを完全に締め出す体制を考える、こういうことを述べられて、そのツルの一声で政府の緊急対策六項目に続いて八項目の対策が打ち出された。海外空港に保安職員を置くなどの措置等については、現地採用がよいかどうかなどの詰めを行うなど...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、現状において日航としてはハイジャックの再発の危険性があると御認識ですか。
○和田静夫君 どうもありがとうございました。  それじゃ警察、長官にお伺いいたしますが、日本赤軍は、重信房子が海外の根拠地づくり、そういうことを目指してアラブに渡ってつくった組織とされていますが、彼らの目標はパレスチナ解放というアラブ重点主義であった。ところが、最近のハイジャッ...全文を見る
○和田静夫君 引き続いてドイツの赤軍問題も起こったんですが、いま日本赤軍の国際的な立場というのはどういうふうになっていると御判断になっておりますか。
○和田静夫君 今回のハイジャックで奪取された六百万ドルですが、たしか六つのバッグに入れて運ばれたといわれてますが、正確であるかどうかわかりませんが、最終着陸地であったアルジェ空港ではおろされなかったともいわれていますね。そうすると途中クウェート空港、ダマスカス空灘に立ち寄っている...全文を見る
○和田静夫君 ハイジャックの防止対策について伺いますが、その前提として問題の範囲を限定をしたいと思います。  現在考えられている法的な措置あるいは予防措置など、そういうあらゆる措置をとったとして、一〇〇%完全にハイジャックを阻止できる方法があるか、その自信があると言える措置があ...全文を見る
○和田静夫君 もう一つは、仮にハイジャックが発生した場合に、一部伝えられるような、機動隊内の特殊訓練部隊を派遣をして、そして強硬作戦を行った場合、確かに今度の西ドイツのGSG9がモガジシオ作戦といわれるようなものをやった。で、しかし、これは偶然的な要因もあって、乗客に一人のけがも...全文を見る
○和田静夫君 長官、ちょっと私ここへ来てから三十分時間を短縮されたものですからちょっと急ぎますから、もう少しまとめて一遍長官の見解求めますが、いまなぜそういうお伺いをしたかといいますと、一番気にかかっているのは瀬戸山法務大臣の発言なんですよ。瀬戸山さんが法務大臣に就任をする際に、...全文を見る
○和田静夫君 それはそうでしょう。ただ私はいわゆる超実定法的なやり方というものが今度の場合とられている。これの論議は別の機会にやろうと思っているんですが、今度の場合カーター大統領の非常にすぐれた友人がいたから、日本政府はまずそのことを考えたんではなかろうか、これは邪推か推測されて...全文を見る
○和田静夫君 もうハイジャック問題最後にしますが、ちょっとまとめて少しお伺いしておきたいのは、警察庁、日本赤軍によるテロの防止対策として赤軍調査官制度を新設して十一月にも発足させるというふうに伝えられていますが、この調査官について一体業務内容なり人数なり配置のいわゆる規模なりとい...全文を見る
○和田静夫君 次に移りますが、杏林学園というのがありまして、これは理事長が完全に一人で牛耳っている結果、問題は、今度の一連の愛知医科大学問題あるいは金沢医科大学問題などと一緒に本院の文教委員会などでも、あるいは予算委員会などでも問題になっていますが、いろいろ問題が出てきています。...全文を見る
○和田静夫君 これは基本財産に組み入れるということが条件になりながら認可手続がとられましたよ、文部省。私は明確にしておきたいのですが。愛知医科大学の四十七年の認可に当たって、私は本院の決算委員会で大変な疑惑があることを指摘をしました。そしていまになれば私はあのときもっと文部省の説...全文を見る
○和田静夫君 問題になるのは、私は、四十九年決算四十九年で全部入れます、こういうふうに理事長が説明をした。ところが、私は四十九年決算全部洗ったって入っていませんよ。あなたの文部省の方へきている、つくられている文章で、文部省が黙認をしている形で私は了とするわけにはいかないので、正式...全文を見る
○和田静夫君 実態の討論、実態の論議をしているのであって、いわゆる数億の金を持っておる。たとえば四十五年から平均、いま四億として平均二億ぐらいあったとしても、十二、三億の金が杏会に滞留をするという形になる。それだけのものが一人の事務員も置かずに操作をされたということは杏会の経理の...全文を見る
○和田静夫君 そうですから警察、この辺、いま論議をしているところをお調べになりましょうか。
○和田静夫君 この事実は文部省の説明とは逆でありまして、これはさっきも言いましたけれども、私はあの愛知医科大学でもう本当に自責の念に駆られていますから、あのときにやっていればこんな不祥事件起こしていなかったと思っていますから。この問題はあなた方の単なる、理事長と書面でもってやりと...全文を見る
○和田静夫君 誤解がありますよ。私は学校法人杏林学園のことを言っているのではありません。いわゆる任意団体、後援団体杏会のことを言っているんです。杏会は任意団体ですよ。これは明確に、たとえば法人税法のいわゆる七条でいう非課税規定には該当しませんでしょう、これは明確に。いわゆる民法三...全文を見る
○和田静夫君 ただいまのところ資料を持ち合せてございませんなんていうことに文部省ならないんであってね、あなたの方は先ほど言ったとおり四十九年には返しました、五十年には返しました。四十五年ぐらいから始まっているものをそのころになってこうしましたから過去はどうでもいいんですなんという...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、調査されていますから、その調査結果については後から教えていただける——まあそれは、いわゆるあなた方の言う守秘義務の問題はあるでしょうが、調査の進行でいわゆる守秘義務に、守秘の問題にひっかからぬところはちゃんと出してもらえる、こういうことになりますか。
○和田静夫君 まあ調査が終わるころにもう一遍質問します。  そこで警察庁ですが、たとえば文部省の答弁によってもこの約四億円ぐらいが、この時効になっていない部分、四十八年以降のことを考えると約四億円ぐらいの部分というものが問題になっているんですよ。ここのところは、これは私は非常に...全文を見る
○和田静夫君 もうちょっとで終わりますが、杏林学園の八王子学生寮の敷地であります。これは長男松田博青、それからいわゆる認知された長男——長男二人になるわけだが、その認知された松田隆昌という子供さん、それから次女松田紘枝さん、こういう名義で四十五年七月十四日及び四十六年一月十一日の...全文を見る
○和田静夫君 あとの部分に入る時間がなくなりましたが、ここでもう一つですが、いま申し上げたような事実関係がある。これは警察、調査された結果はどういうふうにあれするかわかりませんが、これから検討調査される過程で私に対していろいろと連絡をとってもらえる、こういうことになりますか。
○和田静夫君 連絡をする……。
○和田静夫君 一番最後のところがよくわからないな、にわかにこう、言葉がちょっと小さくなるもんだから。いたしますと受け取っていてよろしいわけですか。前段の部分はよくわかりました。
○和田静夫君 文部省、最後に申し上げておきますが、いま世間的にたくさんの学校が問題になっています。逐一別の機会に、それらの学校、特に私は、愛知医科大学の問題は、当初指摘した責任がありますから、徹底的に追及をいたしますから、ここの問題は、単にいま申し上げてきたとおり、理事長の独裁的...全文を見る
11月01日第82回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○和田静夫君 非常に時間を縮められましたから簡単にいきますが、答弁の方もひとつ……。  忙しいところ、法制局長官に来ていただきましたので、最初にその問題から入りますが、地方債の許可に係る自治、大蔵両省の協議制度及び理財局職員の越権行為について、五月十二日の本委員会で私は取り上げ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省の側は、先日の答弁でみずから法的根拠のないことは認められた。実態はそういう意味では違法である。で、私はこういう違法状態というのは放置することは立法機関の一員として認めることはできない。大蔵省が必要だと思うからという理由だけで勝手に関与してならないということです...全文を見る
○和田静夫君 そこで自治大臣、いまありましたように、市町村の起債について自治省と大蔵省、これは本省ですね。それから都道府県知事と財務局または財務部と見解が異なった場合でも、都道府県知事が許可をすれば、法的には完全に有効である、これはこういうことになりますね。
○和田静夫君 大蔵省よろしいですね、いま法制局長官の見解。
○和田静夫君 これ最後にしますが、自治大臣、地方債の許可というのは自治大臣の専管事項でありますから、その意味では現在の状態というのは私はやはり許せないと思うんです。この辺は、この前、大臣は引き続き検討しますと答えられましたが、いま法制局長官並びに大蔵省の見解で明らかになりましたの...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、どうもありがとうございました。  次行きますが、本年度の予算の要求に当たりまして本委員会での五月十二日、私の問いに対する首藤現次官の説明を引用いたしますと、五十二、五十三年の税制改正なかりし場合の地方財政への一般財源の影響の加重平均額から交付税率五%アップを...全文を見る
○和田静夫君 別な機会にもう少し意見述べたいんですが、冒頭申しましたように時間が制限されてますので、大臣の考え方だけ聞いてここの部分はおきますけど、五十二年度の補正予算で、交付税特別会計の借入金の償還が来年度から始まりますね。で、五十三年八百五十、五十四年二千二十、五十五年二千六...全文を見る
○和田静夫君 衆議院の運輸委員会で、この国会、国鉄値上げ法案の採決の後に、与党議員から「国鉄再建の基本方向」という文書が読み上げられました。その一の2ですが、「その他の特に効率性の低い分野については、他の輸送機関との関連において効率的な輸送体系を形成するための施策を強力に講ずると...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣のその趣旨が閣議全体の了解事項になるように力いっぱいがんばってもらわなきゃならぬと思います。特に先ほど言いましたように五十二年一月二十日の閣議了解はそういう方途をとっているわけでありますから、それが曲げられることがないように。——意見だけ述べておきたいと思い...全文を見る
○和田静夫君 したがって、この七〇%補助を政府として明年度より行うように努力をする、そういうふうにいまの答弁を受けとめてよろしいですか、自治大臣。
○和田静夫君 引き続いて既存線の大規模改良工事でありますが、これについても補助対象とするというふうに私はもう明らかにすべきときに来ていると思うんですが、既存線の大規模工事を補助対象とする努力をされますか。
○和田静夫君 大臣、財政局長答弁ですから、いまのやつよろしいですか。
○和田静夫君 バスの補助でありますが、再建団体のバスの購入費補助金として、再建初年度から五年間の措置としてバス購入費の半額を補助する制度が四十八年度から実施されてきました。それで、その期限が本年度で切れるわけですけど、五十三年度以降も補助を継続すべきであるというふうにわれわれは主...全文を見る
○和田静夫君 これはともあれ五十三年度には継続をされる、こう踏んでおいてよろしいわけですか。
○和田静夫君 ここのところ、運輸省、見通しどうですか。
○和田静夫君 それだから、いま再建団体のバスの購入費についてことし切れようとしている。これは五十三年度は継続をされる、そういう見通しである、よろしいですか。端的に、時間がないものですから。
○和田静夫君 自治大臣、それじゃ、財政局長答弁がございましたが、再建団体のバス購入費補助金についてはことしで切れますけれども、五十三年度は継続をきれる、そういう結果になるというふうに判断をしておいてよろしいですか。
○和田静夫君 そこで、再建団体以外の団体ですが、自主再建をしている団体の方が財政的には苦しいという理由もありまして、対象として、これをやっぱり補助対象にすべきだという要望が非常に強いわけですね。これはどうですか、いまここですぐしますという答弁にもなかなかならぬでしょうから、これは...全文を見る
○和田静夫君 懸案の行政路線の問題でありますが、いわゆる行政路線に対する公費負担の要望というのは、これは民営であろうが、公営であろうが、経営主体のいかんを問わずに非常に強いわけですね。で、これは住民の足を確保するために必要最小限度の生活路線は確保しなきゃならぬという、そういう切実...全文を見る
○和田静夫君 新住宅地のバス路線、いわゆる足なし団地に対する補助について五十二年度は人口五十万人以上の都市圏から三十万人以上に改善をされた。ここの根拠というのを少し詳細にしてもらいたいのですが、余り時間がありませんからあれですが、私は以前から中核都市として二十万人以上の都市を対象...全文を見る
○和田静夫君 四十九年度に新設された大都市バス輸送改善対策補助金ですね、その中小都市への範囲の拡大について私は五十年六月二十六日の本委員会で論議をいたしました。そのときの答弁としては、その進捗状況をよく見守りながら、今後制度をどう変えていくか前向きに検討する、こう述べられているん...全文を見る
○和田静夫君 総じて行政路線問題についても、財政局長、先ほどのようにひとつ関係労働者を含んで、あるいは公営交通の企業者を含んで、知恵を出し合うために適当な場を用意をする、そういうことが必要になってきていると思うんです。私はある意味じゃ公的な協議会などをつくった方がいいんじゃないか...全文を見る
○和田静夫君 交通環境の整備の問題でありますが、四十八年度の交通事業の健全化法によりまして公営バス事業の第二次再建が始まりましたが、当時八百七億円の不良債務をたな上げをして、そして国の利子補給といわゆる地方団体の一般会計からの補助で健全化が図られた。その後この不良債務は減少するど...全文を見る
○和田静夫君 私はバス事業の経営の悪化は、企業の内部努力はもとより必要なことでありますが、それ以上に自家用車の急増などに起因する表定速度の低下であるとか、あるいは定時制の喪失であるとか、これに伴う乗客の減少であるとか、企業の外的経営圧迫要因によるところが非常に大きいわけですね。で...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、お互い知恵を出し合う、そういう意味じゃ民意を反映をする場所というものを、自治省の財政局長答弁にありましたように、機会をつくるということについて三つぐらいのことをいま提案をしたのですが、それは財政局長はオーケーということになりましたが、自治大臣よろしいでしょ...全文を見る
○和田静夫君 最後の問題に入りますが、七月四日の公企一・課長内簡問題で、若干。  この現行地方公営企業労働関係法というのは、公営企業労働者の基本的権利を不当に抑圧するものであって、これは当然私は改められなきゃならないと考えているわけです。しかし、その点は別の機会にしばしば改善を...全文を見る
○和田静夫君 要するに、内簡は再建都市交通関係に働く者たちの労働権というものを否定するものではないということは、これははっきりしていますね。
○和田静夫君 それから、いわゆる管理者に交渉能力を制約するものでもない、これもはっきりしていますね。
○和田静夫君 結論的に言えば、もう時間がないからあれでしたが、適法な労使の交渉の結果については、自治省としてもこれは尊重するということはあたりまえなことだと、自治大臣それはよろしいわけですね。
○和田静夫君 そこで、最後ですが、内簡の具体的な指導というものは、これはもうたとえば起債の制限などというものに直接的には結びつくものではない。これはもう常識的なことでありますが、財政局長、それはよろしいですか。
11月17日第82回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
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○和田静夫君 冒頭ちょっとお聞きしますが、きょうは最終の質問で、自治体病院の医師不足問題との兼ね合いで、自治医科大学の入学者選考の仕方について質問を予定していますが、何かこの答弁者側が、自治省だとか文部省だとかというふうな形で決まらぬようですけれども、これはどっちかに決めましたか...全文を見る
○和田静夫君 きょうは自治体病院に関する問題について質問をいたしたいと思います。  自治体病院の果たしている役割りについて、時間の関係もありますから、まず私は簡単に分析をしてみたいと思います。  第一に、現在の自治体病院のうち一般病院について見ますと、医療法による総合病院は二...全文を見る
○和田静夫君 そこで、一般的に言いまして、自治体病院が公共目的を持っているがゆえに、あえて採算の困難な医療を行っているということは、これはもう確認をされると思うんです。この公共性から見て、人的な装備やら物的な装備というのは民間病院を大きく上回っております。また室料の差額徴収あるい...全文を見る
○和田静夫君 自治体病院の財政再建策の検討に当たって、その公共的な性格というものを位置づけておくことが必要でしょう。国の医療政策の第一線機関という性格ですね。そういう性格があるわけでありますから、医療の量的あるいは質的な地域格差の解消に果たしている役割りをきちんと評価する基準を私...全文を見る
○和田静夫君 先ほどの答弁との関連でありますが、累積赤字はこれはいろいろ考えてみても放置できない状態だと思うんです。そうするとこの対策はとられると受けとめておいてよろしいですか。
○和田静夫君 改善の方向が見えている見えていないの問題で、特に過疎地域などの自治体病院の問題については、後ほど触れたいと思うんですが、過疎四法の縛りでもってにっちもさっちもいかなかったり、あるいは人員規制でもってにっちもさっちもいかなかったり、内部努力をして改良していけば、改良し...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、診療報酬ですが、診療報酬五十一年二月のこの物価賃金水準によって五十一年四月に改定されたもので、すでに二年近くなる。この間の物価、賃金の上昇によって五十二年度の病院収支というのはさらに悪化すると思われますね。で、厚生省ことしの通常国会で涼しくなったころにはとい...全文を見る
○和田静夫君 現行の自治体病院の施設設備等、これは自治省、厚生省、どちらになりますか、これらに対する補助金ですが、公的医療機関施設整備費補助金、それから同設備整備費補助金、それから救急医療施設整備費補助金、同設備整備費補助金、それから僻地中核病院施設整備費補助金、同設備整備費補助...全文を見る
○和田静夫君 これ、きのう質問通告で具体的に説明しておいたがね、補助基本数と実額との比というのはどういうことになっていますか。
○和田静夫君 そうすると、五十三年度国家予算の要求に向かってどれぐらいの改善になるわけですか。
○和田静夫君 建設改良費にかかる補助金ですがね、これ自治省。自治体の運営を所管する立場から自治省が要求していくべきではないかと考えますが、そういうお考えありませんか。
○和田静夫君 厚生省、自治体病院運営費に対する補助金のうちの特殊診療部門運営費を見てみますと、不採算地区病院への補助金ですね、これは補助対象に、取り扱い患者数、過疎四法の二つ縛りをかけていきますね。これはなぜですか。
○和田静夫君 その過疎四法について、たとえば日赤など公的病院では適用していませんね。この差はなぜか大変疑問なんですが、私は公的病院と同様に自治体病院を扱うべきだというふうに思いますが、いま厳し過ぎるから拡大の用意があるというお話でありますが、言ってみれば日赤など公的病院並みにする...全文を見る
○和田静夫君 それから、取り扱い患者問題ですでに御説明がありましたが、現行のこの入院百人それから外来百五十人を超えても、地域の需要に応じて不採算医療を行っている事情に変わりはないわけですね。そうしますと、私はやっぱりここを再検討を望みたいわけです。当面たとえば入院患者二百人あるい...全文を見る
○和田静夫君 いまの点は私の方は強く望んでおきます。で、研究をされた結果、やはりいま申しましたような形で善処されることが実情に合う、そういうふうに述べておきたいと思います。  それから、特殊診療部門運営費補助金の問題で、おたくの補助金要綱によりますと、県が三分の一出すと国も三分...全文を見る
○和田静夫君 これ自治省にお聞きしますが、私は、こういうような補助金というのは事業主体以外の支出を国が強要することになっていますね。こういう補助金は、私は、取りやめるべきだと、言ってみれば国が充足をさせる、そういうようなやり方にすべきではないかと思うんです。これは自治省いかがでし...全文を見る
○和田静夫君 その前段のお答えですが、いわゆる県が補助金を持っていないところ対象にしていませんから、厚生省の側は持っているところは全部払っているわけですから、そういう意味ではうちは外しているところはないというお答えになるわけですが、私の言っているのはそういうことではなくて、県が実...全文を見る
○和田静夫君 いやいや、それはないと言ったって、現実あるから。そんな答弁は答弁にならぬですよ。
○和田静夫君 これはいまの厚生省の答弁に対して自治省どうですか。
○和田静夫君 いまの自治省の側の答弁というのは、厚生省の側も少しよく吟味してもらいたいと思うのですよ。実際問題として要件を満たす、満たさないということで、要件を満たさないから、したがってというふうに外されているわけでありまして、現実にある。  それで、ここのところはやっぱりこの...全文を見る
○和田静夫君 これに限りませんが、自治省、こういうような県を経由する補助金というのはほかにもあると思うのですが、そういう資料は一覧でできますか。
○和田静夫君 それじゃ、その主要なものについて、資料要求をしておきます。よろしいですか。
○和田静夫君 それから、高度医療についてでありますが、高度医療についても現在がん施設だけを対象にしていますね。地域の基幹、中核病院である自治体病院で行っているこの現行料金制度などから、不採算になる特殊高度医療全般というものを私は対象とすべきではないだろうか。たとえば大都市では頻度...全文を見る
○和田静夫君 五十二年度のこの地方財政計画では、病院事業会計に対する繰り出し金として千三百七十八億円が計上されていますが、交付税では二百五十億円、それだけしか措置されていないわけです。これはなぜでしょうか。
○和田静夫君 高める方向で検討されるというのは非常に結構な話でして、ぜひそれ求めますが、せめて繰り出し金の二分の一は交付税で措置すべきだと思いますよ。それはそういう方向で努力されますか。
○和田静夫君 自治体病院のこの建設改良の起債に対する政府資金ですが、これ一件二十五億円の限度額が設けられておる。これを超えるものは縁故債に依存せざるを得ない、そういう実情であります。現在病院建築は一床当たり最低一千万はかかる。すると、二百五十床程度。しかし自治体病院の中にはそれ以...全文を見る
○和田静夫君 同じ質問ですが、大蔵省、これどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 政府資金で全額充当すべきでありますが、もし困難であるとしても、この不足分については、たとえば土地購入資金ですね、こういう特利の公営企業金融公庫資金を導入すべきだと、こう思うのですが、これはまず自治大臣いかがですか。
○和田静夫君 これは大蔵省いかがですか。
○和田静夫君 この建設改良債は、何というか、査定基準が実情に即しておらぬです。三〇%程度不足をして、その分縁故債になる。私はやっぱりこれ実情に沿うように改善の努力はされるべきだと思うのですが、大蔵どうですか。
○和田静夫君 そこで厚生省、厚生省は先ほど言ったような意味での資金の導入については何か反対をされているような感じですが、そんなことはありませんか。いまの基準問題を含んでどういうふうにお考えですか。
○和田静夫君 さっきの土地購入資金の自治大臣の御答弁がありましたが、これに対して厚生省は純潔主義だとかなんとか言って反対されている。理由はそういうことでしょう。そういうことですか。
○和田静夫君 その分野を明確にされている。しかし、それでは実情として不足をする。したがって、土地購入資金についてはより良質な財源というものを他から求める。その一例として私は公営企業金庫から求めたらいいじゃないかということを言った。自治省はその立場に立って折衝を大蔵にもされる。こう...全文を見る
○和田静夫君 この改良費用でありますが、改良費用についても、私は病院設備の実態を考えてみますと、全額を融資対象とすべきだと考えているんです。あるものを改良しようという、いわゆる存在するものを改良しようとするのが、過日の世界病院学会などでも大勢を占めたと報告をされています。そうする...全文を見る
○和田静夫君 これは大蔵省どうですか。
○和田静夫君 厚生省、看護料ですが、看護料は自治体病院の財政を左右する状態になっています。現行料金は昭和五十年の原価さえ保障していない。自治省の公営企業年鑑で見てみますと、一人一ヵ月支出が二十五万八千二百三十五円、一方、看護料は特二類で十九万九千五百円、差し引き看護員一人一カ月に...全文を見る
○和田静夫君 厚生省は、診療報酬というのは、個々の行為ごとの原価を計算せずに、総体で医療機関の経営費を賄うように定めているという主張をずっとやっていらっしゃいますが、薬剤費だけは個々の行為が採算をとれるように計算して定められていますね。しかも、過大な利潤までも何か保障をされている...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、いまの看護料のいわゆるバルクライン方式ですね、そういう形のものまで煮詰めてお考えになるということになりますか、いまの御答弁は。
○和田静夫君 その看護婦の問題で、たとえば国立病院には、一般会計で、五十二年度予算で見てみると、国立病院の療養所の看護婦の処遇改善費が二百九億円あって、自治省に尋ねますが、これは夜間の手当の引き上げ三十九億やら夜間看護体制百六十九億やらというようなことになっていますね。看護婦の人...全文を見る
○和田静夫君 看護学院の運営費をちょっと聞きます。これは、看護学院の性格上私は全額国が負担すべきであると考えているんですが、いまこれ二分の一ずつですかね。基準額の算定において、実習に要する諸経費、特に指導員給与費、いわゆる教官兼務の病院職員、そういう教育のための時間に対応する給与...全文を見る
○和田静夫君 これは、自治省、よろしいですか。
○和田静夫君 救急医療問題ですが、自治体病院が救急医療に対する協力が不十分であるというようなことが何か巷間言われるような不幸な状態が生まれていますが、これはそんなふうに厚生省お考えになっていますか。
○和田静夫君 いまお答えになりましたが、特に後者の部分で非常に重要な点は、百床未満の病院を含んで、救急告示を受けていない病院の九五%というのが夜間休日診療を実施している。これは、自治体病院協議会というのの調査をずっと見てみますともう明確であります。また、休日夜間診療を実施しながら...全文を見る
○和田静夫君 これは財政面からちょっと考えてみますと、救急診療は告示の有無によらず、実際にまあ実施をしているわけですね。そうすると、自治体病院に対し、私はすべてこの救急医療補助対象といいますか、そういう形の取り扱いにすべきだと思うんですが、これはどちらですか、厚生省ですか。
○和田静夫君 救急医療の総合対策の第二次病院、これはまあ輪番制をとっております。輪番制に組み入れられない自治体病院ですね、あるいは組み入れられても非番の日は救急医療補助対象になってませんね。そうすると、非番の日は救急医療を拒んでもよいのだろうかという疑問がわきますね。実際は、自治...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと角度を変えますが、たとえば休日夜間診療所のうちで、終夜診療を担当する診療所というのはどのくらいあるものですか。
○和田静夫君 そこで、そうなって夜間はそのたとえば非告示病院の自治体病院で担当しているということになりますね、これ。なっている、現実は。で、休日または休日夜間診療所には、いま言ったように、何割であろうがとにかく補助を出している。しかし、最も困難な深夜まで担当している自治体病院には...全文を見る
○和田静夫君 この自治体病院における最大のネックというのは、医師の充足難ですね。この問題はもちろん自治体病院の経営上の最大の問題点であるわけでありますが、国が今日まで自治医大の創設以外ある意味では何ら有効な対策をとっていないというふうに考えられます。で、自治体病院のうちで中小規模...全文を見る
○和田静夫君 それじゃしばらくこれ問題として残しておいていただいて、自治大臣の在任中に一遍自治大臣のお考え方を承らしてください。恐らく内閣改造されたって有能な自治大臣だからお残りになると思いますけれども、検討されっぱなしで答弁されずに去るということのないように。  そこで、自治...全文を見る
○和田静夫君 これ、各県何名という形でとっていくわけですね。
○和田静夫君 そうしますと、上からの成績順との関係ですね。いわゆる県に二名、三名。で、八名ぐらい推薦されてくる。二次試験は自治医科大学で行われる。そうすると上からの成績順からいけば、どこどこの県どこどこの県と、こう片寄るわけですね。可能性がある。それと最終的には各県二名三名になる...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、極端なことを言えば、県から推薦があった部分がある一県非常に悪かった、悪い諸君の推薦であるという場合には大変なアンバラができる。しかしそれもやむを得ないと、いまのところは。そういうことですかな。
○和田静夫君 その選考のための何か基準的な資料というものはあるわけですか。
○和田静夫君 そのまず資料、そういう公表されている資料は全部いただけますね、選考に当たっての。
○和田静夫君 そこで、最近県立医大の問題などでいろいろ問題になっていまして、考えてみますと、自治医科大学の、何と言うんですか、自治医科大学運営のための初代の会長は汚職でいまつかまった福島県知事木村さん、それから二代目はいま問題になっている奈良県医科大学に政治的入学をさせたと言われ...全文を見る
○和田静夫君 そこをまずひとつ、それじゃそれも資料でいただきたいと思います。  それから、もう一つこの機会に資料要求をしておいて私は——具体的には幾つかのある知事の息子さん、あるいはある事件で検察の厄介になった県議会議長の息子さんなどという形の人名が上がってきていますが、それら...全文を見る
11月24日第82回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
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○和田静夫君 まずちょっと通産に伺いますが、対ドル為替レートがロンドンでついに二百三十八円七十銭で、本日以降の東京市場の動きが問題でありますが、ともあれ輸出業界は採算レートをどこに置かれてきましたか。また二百四十円をこういう形で割る場合には、どういう業界にどういう影響が具体的に起...全文を見る
○和田静夫君 したがって、概括的に言えば、二百六十円台ではまだ競争力を保持できると思っておったが、二百四十円を割るという今日の段階では、——きょうは地方行政委員会でありますから、当然円高等地場産業の問題での論議をするつもりでいますが、二百四十円を割った今日の段階では、これは異常な...全文を見る
○和田静夫君 政府は今月の四日に円高緊急対策を決められたわけですね。その後、こういう円高の急ピッチの情勢から、さらに強力な対策をとる必要があると考えていますが、この点はどうお考えなのか。  また一部に、自動車、家電などが売りまくったために黒字が増大をした、その結果円高のショック...全文を見る
○和田静夫君 中小企業庁は、その十一月四日にさかのぼる約一ヵ月前、十月の十九日に二十二産地の円高影響調査をまとめられました。その後円高はさらに急ピッチな情勢であることは御存じのとおりです。この影響が二十二産地に当然また出ているでしょう。二十二産地全部やっていると時間がきょうありま...全文を見る
○和田静夫君 新潟県の燕市ですね、この金属洋食器は、これはもう公害対策から工業七団地をつくった、その金利負担がずっとある。その上に円高のショックが重なった。で、受注残は一ヵ月以下に落ちている。こうなってきますと新契約もきわめて見通しが悪い。この状況、見通し、県、市を含んだ対策はど...全文を見る
○和田静夫君 総じておたくの方の対策が答弁なんかに出ていませんけれども、それはまあ後で一括もらいます。  福井県の鯖江市のめがね枠ですね、これも年内成約の見通しが立たない、そういう状況だと言われていますね、これはそういうことですね。
○和田静夫君 東京の双眼鏡やら玩具はどうですか。
○和田静夫君 最後に、この石川県金沢市の一村産業の経営危機ですが、これは商社金融の打ち切りが原因であると、こう言われていますね。これはどういう状況であったんですか。これは系列会社六百二十社、取引先一千二百社と言われるだけに大変影響が懸念されますが、再建の見通しというのはどういうこ...全文を見る
○和田静夫君 通産省、総じてこれで現況明らかになりました。それから最後に触れ 一村産業の状態なんというのはこれは大変な状態ですが、この通産省の言ってみれば総じて明らかになったこれらに対する対策ですね、しかも二百四十円台を割る、こういう状態の中におけるところの対策、通産省の緊急融資...全文を見る
○和田静夫君 所管外ですが、自治省次官、恐らく企業庁の課長段階ではいまの答弁以上には出ないと思うんです。私は具体的に、先ほど冒頭確認をしましたように、二百七十円から二百七十五円、採算レート、これとの関係においては、差損分であるとか、キャンセル分であるとか、値引き分などというのは、...全文を見る
○和田静夫君 それで自治省、これらを総括して、私、そういう通産の緊急融資対策の積極的強化対策も必要でありますが、もう一方、自治省は国の各種の対策に加えまして、自治体でも現に特別の措置をとっているところがあるわけでもありますから、それらをさらに進めるためにも、この円高の対策あるいは...全文を見る
○和田静夫君 いま審議官のはっきりした答弁がありましたからもういいようなものですけれども、次官、なお確認しておきたいんですが、いまのやつは、やっぱり今度の事態というのは特別交付税の配分に入れると、こういうふうに明確にしておいてよろしいですね。
○和田静夫君 次の問題に入りますが、ちょっと警察に伺いたい。  愛知医科大学の付属高校と自称する昭英高校の資金運用団体昭英振興会、この捜査が昨日行われたようで、けさ一斉に報道されていますが、ちょっと捜査状況を簡単に報告してください。
○和田静夫君 十月二十七日の本委員会で、杏林大学の入学寄付金の使途不明金などについて、私は脱税、横領の疑いがあることを指摘をいたしました。で、警察庁は調査検討をされると答弁をされました。国税庁は重大な関心を持って調査を始めていると答弁をされました。そこで、約一ヵ月近くたちましたが...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと国税に一、二だけ伺いますが、調査の中間的なことはこの間御報告を受けましたが、私が指摘をしました杏会及び維持後援会は、実体のない団体であると私は申したわけなんですが、その経理簿などというようなものの存在はしないんじゃないか、ここはすでに確かめられましたか。
○和田静夫君 帳簿等はありましたか。
○和田静夫君 この杏会の維持会及び杏林学園維持後援会というのは国税庁としてはどういう性格だとお考えになりますか。
○和田静夫君 その性格判断をする上の一般的要件というのは何ですか。
○和田静夫君 文部省に移りますが、文部省官房長ですか。
○和田静夫君 とにかく文部省というのはもう非常にふざけていると思うんです。十月二十七日の時点でこの杏会の資料を求めた、この委員会で。その後ナシのつぶてです。その後二回にわたって私は求めた。返事も来ない。きょうの委員会に間に合わないじゃないかということで十一月の十七日になって改めて...全文を見る
○和田静夫君 大体、質問すると通告すれば、内容は何かといって夜までうるさく来るくせに、ここであなた約束したことは一向にナシのつぶてというのは、今度の場合、国税庁だって警察庁だってちゃんと約束は守られてきたですよ。あなたのところだけ、しかもあなたのところが所管ですよ、これは。これは...全文を見る
○和田静夫君 もう官房長結構です。  そこで、この私に渡された資料以外、文部省はこの杏会維持会及び杏林学園維持後援会についてお持ちですか。
○和田静夫君 それじゃ、前にも求めていますが、全部いただきます。  そこで、恐らくそういうふうに資料をお持ちならば全体を理解をされていると考えますから幾つかの質問をいたします。初めに杏会維持会の設立年月日はいつですか。
○和田静夫君 それと年月日も後で。
○和田静夫君 よろしいですね。  それから杏会維持会の会則ないし規約、役員氏名などはお持ちですか。
○和田静夫君 いま読み上げられましたものと、この所在地ですね、両方の所在地、含んで資料としていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
○和田静夫君 そこで、各年度の活動記録、予算、決算というのは、これはお持ちですか。
○和田静夫君 これは予算がなくて決算書だけである。どうですか、これも資料としていただけますか。私の手元のやっと照合する……。
○和田静夫君 それじゃ検討の結果あれして、私はそれじゃここで、滞留資金がどういう形で保有されていたかというのはおわかりになっておりますか。
○和田静夫君 それどこに預金されてました。
○和田静夫君 私、前の委員会でちゃんと申し上げてあるんですよ。これは非常に疑惑がある。国税庁に聞いた方が早いでしょうけれども、疑惑があるんです、ここは。したがって、ない。あなた方は報告だけでは話になりませんよと私はこの間言った。理事長からの報告を聞いただけでうのみにするものをここ...全文を見る
○和田静夫君 私がずっと問題にしてきているように、多額の金が動いた。杏会に一遍入った。そこから学校法人にかなりのいわゆる時期をずらして繰り込まれていっている、繰り入れられていっている。そのもとになったところで果実を生んでいる。ここのところを問題にしているわけですから。それらのこと...全文を見る
○和田静夫君 文部省、私は、私立大学といえども、この法に基づいて設立されているし、特に非課税等の優遇措置があるわけです。かつ世論の関心度はこういう状態、御存じのとおりであります。したがって、私は社会の公器だと思うんです。で、文部省としては私は疑惑が生じないような合理的な説明ができ...全文を見る
○和田静夫君 局長の答弁でそれで結構ですが、お待ちしてますが、問題は当然それは向こうの代表者を通じて接触をしながら、その報告に基づいておつくりになるということは当然ですが、その報告を裏づけるもの、たとえば滞留資金があるにもかかわらず、どこの預金通帳にもないわけですから、金庫の中に...全文を見る