和田静夫

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開催日 会議名 発言
02月14日第87回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○和田静夫君 旧調布の飛行場についてまずお尋ねをいたします。  これは現在行政機構上、運輸省の東京航空局調布空港事務所が事実上管理をしておると理解しておりますが、それで間違いありませんか。
○和田静夫君 調布市西町一千六十というところに調布空港事務所が設置されております。よろしいですね。
○和田静夫君 五十三年度版の職員録を見ますと、調布空港事務所には三橋昇良空港長、吉永次郎先任航空管制官、野田昌孝管理課長、江連利之運用課長が配属されています。異動があったかもしれませんが、職制は変わっていないと思いますが、いかがですか。
○和田静夫君 運輸省職員は何名配属されていますか。
○和田静夫君 行政機構上こういうような職制の配属は、東京航空局内では稚内空港事務所、三沢空港事務所、釧路空港事務所にほぼ匹敵していると思います。空港事務所としては最も小さいものでありますが、行政機構上はこれははっきり存在をしている。  そこで、運輸省設置法五十五条の六を見ますと...全文を見る
○和田静夫君 ところで、この航空法上飛行場は一種から三種に分けられておりますね。しかし、旧調布飛行場は航空法上の飛行場ではありません。運輸省は、予算においては調布場外離着陸場という名称で呼んでおられる。そうすると、場外離着陸場というのはどういう法律、どういう政令、どういう省令に基...全文を見る
○和田静夫君 場外離着陸場の設置を定めた法律というのはありますか。いまの七十九条ただし書きを指しているわけですか。
○和田静夫君 そうしますと、予算においては調布場外離着陸場という形であるが、法律上には場外離着陸場の設置というものは存在しないと。そうすると、調布空港事務所というのは行政機構上及び予算上まあ存在をしている。そうすると、いわゆる場外離着陸場ではないところに予算をつけて、いわゆる法的...全文を見る
○和田静夫君 あなたは非常に重要な発言をしているんで、私はこれからここの実態を自治体との関係で明らかにするわけですが、あなた、実情を知ってこれは認めているということですな、いま。そこのところだけもう一遍答弁してください。
○和田静夫君 一言でいいですよ。法律的な背景がなくても実態がそこに存在をするということを、あなたはお認めになったならば予算をつけていくという立場、そこの機構を認めていく立場、行管庁というのはそういうことですか。
○和田静夫君 いや、それでいいわけですね。
○和田静夫君 あなたがそれなら、私はここのところをもう一遍明確に、場外離着陸場については法律的な裏づけがない。
○和田静夫君 はっきりしてもらいたいのは、あなたと何も運輸省の立場は違ったっていいわけですから、行管庁は、運輸省の機構その他というものをずっと洗ってみてここの部分に疑義を感じたことはありませんか。いま私が言ったように、七十九条ただし書きの部分よりも、場外離着陸場として予算上あれさ...全文を見る
○和田静夫君 それは行管庁としてはお調べになったことはないと。これからの論議を聞いておってもらえばいいんで、あなたの前提は彼の答弁を前提にされているから、その答弁を覆す意味での論議をしますから、あなたの方はそれを聞いておってもらって、誤っておれば過ちとして認めるということになりま...全文を見る
○和田静夫君 それは一番最初のところは間違いありませんか、昭和十六年というところが。
○和田静夫君 昭和十五年、陸軍省との関係はありませんか。
○和田静夫君 そこのところが問題です。  そこで、昭和四十七年のこの返還に当たって、運輸省は東京都に対して、飛行場の暫定使用につき協力を要請をした、東京都はこの要請を受けて三年以内のうちに代替空港を選定をして、そうして移転するなどの条件をつけて暫定使用やむなしという結論を出した...全文を見る
○和田静夫君 そこで、代替空港を選定することを条件に空港使用が容認をされたわけでありますが、この間、かわりの飛行場探しというのは具体的に進みましたか。
○和田静夫君 もしやったと言われるのなら、どういうふうにやったかちょっと説明してください。私の方はやったと思っていないんですがね。
○和田静夫君 いまの答弁だと、結局はかわりの空港は初めから可能性がない。それで暫定使用そのものがこうずっと続く。これはもう私は自治体と運輸省との間におけるところのまさに信義違反という感じがするんです、今日までずっと放置されている状態というのは。たくさんの住民から投書が来て、この問...全文を見る
○和田静夫君 厳密に言いますと、運輸省がかわりの空港探しを怠るということがすでに私は暫定使用の約束に反し、効力を失うことになるのではないか、こういうふうに考えているんです。それは一応おくとしても、昭和五十年三月に暫定使用の期限は過ぎたわけですね。ということは、運輸省は自治体として...全文を見る
○和田静夫君 いや、しかしいわゆる暫定使用の期限というものが切れるから協議に入ろうとした。しかしながら、使ってもらわれちゃ困るという側はそれは使ってもらっちゃ困る、こういう形でもって協議が成り立たない。成り立たない状態の上で、土地の所有権者の承諾なしに、今日法律的形の上で言ってみ...全文を見る
○和田静夫君 いや、あなたの方は考えていなくたって、片方の方は無断使用だと考えているんだから、したがって、私が正確に言ったとおり、いまの段階は、いまの状態というのは、土地の所有権者の承諾なしにその土地を使用しているという事実だけは存在をしている、これはいいんでしょう。
○和田静夫君 しかしながら、暫定使用の約束の期限というものは明確に切れて、そしてその継続性についてのいわゆる協議が相調わない状態でもって——まあ後ほど言いますが、いろいろの関係の人が使うという形になっている。あなたの方は使用料も払っていないわけですから、そういう事実というのは明確...全文を見る
○和田静夫君 ところで、調布場外離着陸場の、運輸省が管理して以降の年度別使用状況、ちょっと教えてもらえますか。いま出なければ、後で資料でもらいますけれども。
○和田静夫君 じゃ、以前の管理されてからのやつ、資料で下さい、後で。  きのうこの調布飛行場常駐機数調書という資料をあなたのところからいただきました。一々言葉じりをとらえるつもりはありませんが、運輸省は調布場外離着陸場と言う。これはあなたの方でつけられた名前ですからね。御自分で...全文を見る
○和田静夫君 こうなっていますから、これらについて当然東京都の承認を受けるべきだと思うんですが、これは自治体の了解を得ている会社ですか。もし得ていないとすれば、いま読み上げた会社のうちのどれが了解を得ているわけですか。
○和田静夫君 本当ですか、それ。承認受けていますか、これ。
○和田静夫君 あ、全部受けていないんですか。
○和田静夫君 私が調査した結果では、東邦航空と新日本整備会社だけは受けているというふうに調査をしましたがな。それもないわけですかね。
○和田静夫君 自治大臣、自治体との関係の合意でもって暫定的に使用を開始した以上、自治体との間の合意、了解は守られるべきですね。——お休みになっていらっしゃるがな。だめですよ大臣、あなた寝ていて局長に答弁させるなんというのは。
○和田静夫君 ところで、この離着陸その他空港施設の利用について、使用料等を徴収していると思うんですが、昭和四十七年の運輸省管理開始以来、年度ごとの徴収額、ちょっと教えていただけますか。
○和田静夫君 これは四十七年以降のやつ、後で資料で下さい。
○和田静夫君 委員長、よろしいですか。さっきからの資料のやつはいいですか。
○和田静夫君 運輸省は都の所有地を事実上管理し使用している。それにもかかわらず、都に、使用料といいますかね、借地料といいますか、これは支払っていませんね、いかがでしょう。
○和田静夫君 法制局に伺いますが、昭和十五年の協定書、陸軍省、逓信省、東京府ですね、この協定書は、その後米軍が使用するということになりましたから、そしてその後、内閣調達庁、それから防衛施設庁の管理という事実関係が続いたわけですからね。こういう事実によって事情が変更したものと考えら...全文を見る
○和田静夫君 そこのところは質問通告してあって非常に重要なところなんですがね。これは昭和十五年の協定書が陸軍省と逓信省と東京府の関係でできていた。その後米軍が管理をすることになる、占領することになる。引き続いて内閣の調達庁が、そして今日防衛施設庁の管理という事実。それから運輸省と...全文を見る
○和田静夫君 そこで法制局、いまのことでも明らかでしょう。新憲法、地方自治法施行によって、昭和十五年の協定は背景に大きな事情変更があったと考えるのは当然じゃありませんか。
○和田静夫君 これはお答えしかねるのじゃとても話にならないので、法制局長官はどこに行っていらっしゃいますか、きょうは。これは長官にでも来てもらって答弁してもらわなければならぬ。  いま言ったように、新憲法、地方自治法施行によって、明確に、昭和十五年の今日存在をしない陸軍省を含ん...全文を見る
○和田静夫君 はい、そこで結構です。  そこで、事情が変更をしている。かつ戦後の地方自治の精神に反した疑いのある協定でもって自治体に無断かつ無料で自治体の所有地を使用することが認められるはずはない。この点は自治大臣としても、自治省としても、都及び運輸省に事情を聞いて改善の労をと...全文を見る
○和田静夫君 そこで、防衛施設庁は、あなたのところで管理をされていた時代には都に使用料を支払っていらっしゃいましたね。
○和田静夫君 だから運輸省、法制局も含んでですが、あなたの前に管理しておったところはちゃんと支払っておったわけですからね。そこのところは記憶しておいてください。その防衛施設庁が支払われておったときの名目及び年度ごとの金額、算定の根拠を教えていただきたいのですが、いま出なければ後で...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、こういうふうに、同じ施設なのに防衛施設庁は使用料を支払われる、運輸省は支払わない。こうした予算査定が、所管が違うとはいえ、なぜ生じてそれをだれも疑わないのでしょうかね。予算査定の根拠を教えてもらいたいのですが。
○和田静夫君 そこで大蔵省、その関連ですが、調布場外離着陸場は、空港整備計画の一環としまして空港整備事業費が毎年計上されているようであります。その額、算定の根拠を教えていただきたいのですが。
○和田静夫君 この空港整備事業費の調布場外離着陸場に関する部分ですが、この部分の予算使用状況、未使用額を教えてください。
○和田静夫君 とにかく私はもう暫定使用期間中の使用料というのは都に支払うべきであろう、これは運輸省、そうお思いになるでしょう。
○和田静夫君 防衛庁、ところで、海上自衛隊機が調布場外離着陸場を使用されていますが、この利用状況を説明してください。
○和田静夫君 そういうときにはあれですか、自治体の了解は得られているわけですか。
○和田静夫君 そうすると、自治体との関係は接触なしということですか。
○和田静夫君 これは私は、やっぱり自治体、特に防衛庁のそれぞれの機が自治体に対して無断で使用をするということにはならないと思うんですが、’そこのところはどうなりますか。
○和田静夫君 空港施設使用料というのは支払っていらっしゃいますか。
○和田静夫君 そうしますと、海上自衛隊機も自治体に対しては無断、無料使用ということになる。ここのところはやっぱり改めなきゃならぬ、修理で使うときですね。さっきからの論議からいけばそうなりますね、これは。
○和田静夫君 いわゆる都有地にあるところの飛行場に、あなたのところは飛行機は離着陸に使わずに、そこを使っているところの修理会社のところへ、飛行機をそれじゃどうして、担いでいくの。整備にいくんだから故障しているんだからそれじゃ自動車で運んでいくの。飛行場使わないの、結局は。
○和田静夫君 私の方は、とにかく、少なくとも防衛庁は自治体との関係においてもう少し直接的に協議をする、そういうことをやる必要があるのではないだろうか、そういうふうに私は考えます。そこのところを検討してもらえばいいんですがね。特に私は防衛庁なるがゆえにもっと慎重でなけりゃならぬと思...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、各省の関係は結構です。各省の関係といいましても、国土庁など、田園都市論争で質問を要求している省は別としまして。  この地方債協会、これは仮称なようでありますが、設置をされる予定だと聞いているんですが、これは現在どのようになっているわけですか。
○和田静夫君 そうしますと局長、これ協会設置の目的は大体わかりましたが、事業形態ですね。これは財団法人、社団法人、それから財団法人ならば寄付行為に必要な資金の提供予定者だとか、そういう事業内容というようなものは煮詰まっているわけですか。
○和田静夫君 財団法人ですか。
○和田静夫君 そうすると、公益法人でありますから、設置については主務官庁すなわち自治大臣の認可が必要だと、そういうことですかね。
○和田静夫君 私は別の機会にもっと突っ込んだ論議をしたいと思います、まあ論議する機会があるかどうかは別として。  地方自治法二百四十五条ですが、自治大臣の技術的助言に関する規定があるわけですね。また、自治省の設置法の十二条の十一号では、財務事務に関する報告の徴収、調査、助言に関...全文を見る
○和田静夫君 大臣、いまの財政局長の答弁だと、大変善意に私は解釈しまして、そうすると、こういうものをつくっていくと、自治法二百三十条の精神というものはちゃんと生まれてきますと、起債は首長がやっぱり自由に判断をしてやっていくんですと、もう政府は干渉いたしませんと、二百五十条なんとい...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、大臣、いま財政局長から陳情があったように、地方債課というのは人間が足りないと、で情報活動が十分じゃありませんというのなら、もう少し大胆に地方債課の定数増の要求ぐらい大臣やられたらどうですか。外に法人を求めるというよりもその方がいいんじゃないですかね。自...全文を見る
○和田静夫君 これでちょっともう一つだけ。さっき私が言った、発想の根源には、いままあ非常にきれいないろいろ出ていますが、結局埼玉銀行のあのことが発想にありますか。
○和田静夫君 まあ私は先ほど意見を述べましたから、私の意見は私の意見でありますから、なお別の機会にこの問題は論議をいたしたいと思います。  最後に田園都市問題についてでありますが、これは自由民主党の総裁争いのさなかに総裁候補であった現大平総理が田園都市構想を打ち出されました。時...全文を見る
○和田静夫君 メンバーは。
○和田静夫君 メンバーなどは後で資料をもらえますか。
○和田静夫君 はい。委員長のところへ届けてもらって……。
○和田静夫君 そこで、自治省にお聞きをしますが、「田園都市構想の具体的推進について」、サブタイトルとして「地方自治体の創意とイニシアティブによる新しい地域社会の形成」という資料を出されています。自治省は田園都市に対する基本的考え方として二つの点を挙げられている。第一は「都市と農村...全文を見る
○和田静夫君 実は、私の方がちょっと時間がないものですから急ぎますが、新広域市町村圏計画というのは、これは行政局長どんな考え方があるんですか。
○和田静夫君 これは予算なんかもあれですか、財政措置は。
○和田静夫君 少し見解を述べさせてもらいますが、現在、十五の新産都市と五つの工業整備特別地域が指定をされている。国の助成等を受けて整備計画が進行して今日に至っている。これは昭和三十七年及び三十八年の法律に基づいている。それぞれ地区指定がなされたわけですが、この新産都市は池田内閣の...全文を見る
03月01日第87回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○和田静夫君 私は、ただいま可決されました航空機燃料税法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブ及び新自由クラブの各派共同による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。    航空機燃料税法の一...全文を見る
03月12日第87回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○和田静夫君 参考人がお急ぎのようでありますから順序を少し逆にしますので、総理しばらくお待ち願いたいと思います。  まず、自治大臣、全国の公立病院の経営状態をちょっと報告してください。
○和田静夫君 で、国公立病院の経営の問題との兼ね合いで、若干まず医薬品の問題について論議をしてみたいと思うんです。  公正取引委員長、おおむね御存じだろうと思うんですが、現在の病院、診療所、医院などの医療機関、ここで使われる医薬品はメーカーから第一次卸問屋を経由して購入されるも...全文を見る
○和田静夫君 ところが、この第一次卸問屋と現金問屋との関係はそうはなっていないのであります。現品は第一次卸問屋から現金問屋に納入される。ところが、伝票――納品書とか請求書などというのは私的医療機関、たとえば和田医院であるとか和田診療所というようなところが第一次卸から買ったような操...全文を見る
○和田静夫君 参考人に伺いますが、第一次卸問屋に現金問屋が現金をもって大量に購入する場合、何割ぐらいまで値引きされますか。
○和田静夫君 ちょっと、委員長、委員長の手元に資料はもう届きましたか。――そうしたら、公正取引委員長と厚生大臣と自治大臣と総理に渡してください。  参考人、いまお渡ししました一番上の解熱鎮痛消炎剤インテバンSP、これは二十五ミリグラム、三千カプセル、通常これを第一次卸問屋は公立...全文を見る
○和田静夫君 参考人、もう一問お願いします。  そこで、民間病院には、ここに書いてあるように、五万五千円程度で販売している。これもよろしいですね。
○和田静夫君 この表には出しませんでしたが、この薬を現金問屋は約五万円ぐらいで第一次卸問屋から仕入れる。現金問屋は公立病院に納入する価格の半額ぐらいで売っている。他の医薬品についても事情はすべて同じであります。この一覧表のとおりです。つまり、それだけ価格に弾力性があるはずなのに、...全文を見る
○和田静夫君 そこで、国公立病院の医薬品の入札はメーカーの指示価格による談合入札が行われる。メーカーの系列卸問屋が必ず入れるように仕組まれているわけです。品目ごとに割り当てられて、高値安定の価格で納入をされる。談合は独禁法に違反すると思うんですが、この点、系列落札の関係というのは...全文を見る
○和田静夫君 大手の国公立病院には必ずメーカー専属のセールスがいる。で各医局ごとに配属をされて納入医薬品の価格を決定をする、談合入札を指示する。で全国の大学病院の医局等に試験研究費と称して多額の金を税法上は使途不明金としてメーカーがばらまく、こういう状態になっていることは御存じで...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、委員長、ここはぜひ御調査願いたいと思います。
○和田静夫君 いや、これは国税庁がもう発表していますよ。それはもう国税庁が発表していることですから、すぐ調査できます、ここの項は。公的資料に基づいて私は述べている。  公正取引委員長、大体おわかりいただいたと思うんですが、第一次卸問屋には価格決定能力はない。病院に対する価格交渉...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣ね、総理も聞いていただきたいんですが、公立病院は年間約二千二百億円の薬品を購入しているが、民間病院との薬品の購入の差が余りにも大きい、そういうむだがある。この表から言いまして三割から五割、七百億から一千億円節約ができる可能性があるわけです。公立病院の所管者と...全文を見る
○和田静夫君 ところで、薬事法の改正法案が国会に上程をされようとしています。それは結構ですが、厚生大臣並びに農林大臣の諮問書に添付された改正要綱に重要な問題があるような気がするんです。  時間がありませんから一、二だけ指摘して、あとは一般質問に譲りますが、第1の8というところの...全文を見る
○和田静夫君 厚生省との内容の論議は別の機会にやりますが、公取委員長に、もうすでに事務的にはいろいろな処理がなされているようでありますが、不公正な取引を助長すると思われるようなこういう条項の削除なり改善というようなものを、公取委員会としてやっぱり厚生省に申し入れられるべきだ、そう...全文を見る
○和田静夫君 もう一つ、第3の1ですね、「緊急措置命令」、医薬品による被害の発生、拡大を防ぐために販売停止をするのは云々ですがね、これはよいでしょうが、医療機関に対する使用停止命令の条項をつけ加えるべきではないだろうか。それから同じ条項に応急措置とありますが、これは第3の2の(3...全文を見る
○和田静夫君 私は、一般的に――最後にしますが、厚生省の行政姿勢はどう考えても製薬メーカーに甘過ぎるんじゃないだろうか。薬事法の改正要綱を見ても、現金問屋ルートを制度上締め出して、メーカーの価格維持行為を助長しているようにどうも思える。薬事法改正に唐突に経済条項が挿入されるという...全文を見る
○和田静夫君 どこへ行った人ですか。
○和田静夫君 一覧では、私が調査をしましたのでは大手の製薬会社、メーカーの主要部分、副社長であるとか学術部長であるとか取締役、これらのところにずっと厚生省薬務局長経験者、部長経験者、厚生省事務次官経験者、援護局長経験者などというような形で十九社へ二十人、まあ中心的なところに行って...全文を見る
○和田静夫君 じゃ委員長、参考人結構です。参考人ありがとうございました。
○和田静夫君 航空機輸入の疑惑について一点だけ確かめておきたいのでありますが、外務省として日米貿易是正の有力候補としてアメリカ側からの航空機の輸入、特に兵器の輸入が挙げられたのは公式、非公式を問わず、いつの時点からと認識していますか。
○和田静夫君 この七二年九月の日米ハワイ会談の米国側の記録によれば、E2Cに言及した部分がある。外務省では、米国にE2C売り込みの意図があると認識したのはいつの時点ですか。その辺も同じことですか。
○和田静夫君 そこで、アメリカにこの記録が残っているわけでありますから、ハワイ会談に先立って、四次防をめぐって、恐らく防衛庁から外務省として意見を聴取しているはずだと思うんですがね、これはないなんてとても常識で考えられないんですが、いかがですか。
○和田静夫君 防衛庁長官ね、このハワイ会談でE2Cの話が出たことは防衛庁に伝えられましたか、伝えられていないですか。
○和田静夫君 集中審議があるわけですから、たくさん触れませんがね、どうも私は衆参を通してのずうっと答弁を聞いてきまして、日米貿易不均衡がハワイ会談の最大のテーマであったにもかかわらず、具体的な対応策、いわゆる相手側の意図を読まずに漫然と会談に出かけたような印象の答弁になっているん...全文を見る
○和田静夫君 そこで、防衛庁、いま全体の問題についての協議というのが行われたという答弁になりましたから、したがって、この外務、防衛の打ち合わせ協議記録を国会に提出をしていただきたいんですが、よろしいですか。
○和田静夫君 何の発言であったにしろ、そういうことがあったんですから、あったならあったその協議の事項というのがあるでしょう。議題もない、日時もないなんということはないでしょう。   〔理事岩動道行君退席、委員長着席〕
○和田静夫君 ない。――ここのところはいま一応後日に譲ります。  総理、大都市地域には、その他の地域とは異なる特別な財政需要が生ずる。特に巨大都市東京には東京特有の財政需要がある。首都及び大都市であることによって必要となる高度なサービスや都市施設に伴う財政需要などというようなも...全文を見る
○和田静夫君 ところで、自治大臣、近年、特に昭和五十年代に入って大都市、特に東京の財政需要が相対的に他の大都市よりも低下したとお考えになりますか。
○和田静夫君 それを証明する資料はありますか。
○和田静夫君 自治大臣、地方財政制度における地方交付税制度の目的をちょっと説明してください。
○和田静夫君 そこで、その交付税の配分の仕組みですね、簡単に説明してください。
○和田静夫君 その基準財政需要額の算定の基本原則というのは何でしょう。
○和田静夫君 東京都の基準財政需要額の近年の伸び率ですね、これを他団体、全国平均と比較して、大改正のあった昭和四十四年以降おわかりになりますか。
○和田静夫君 はい。
○和田静夫君 この基準財政需要額は標準的な一般財源所要額である、そういうことで理解をしていますが、その標準というのは自治省が決めた標準であると言ってよいものでありますが、それにしても、この東京都の基準財政需要額を府県分、大都市分に分析をして、それぞれ大阪府、愛知県、神奈川県あるい...全文を見る
○和田静夫君 地方行政委員会ででもやれって言われそうだから、余り細かいことはやらぬのですがね。私は、標準の状態で東京都の地盤沈下があると言われるわけですから、いわゆる地方交付税法上の仕組みの説明なんではなくて、客観的なデータでもってもっと明らかにすべきである。そうでないと、美濃部...全文を見る
○和田静夫君 これは共通の広場に立っために少しやろうじゃないですか。自治大臣、どうですか、私ももちろん計算していますけれども。
○和田静夫君 この全国平均の半分程度の起債しか、結果的にはどうも私の計算によると、許可されていないということになるんです。したがって起債の振りかえ措置があったから、東京都の基準財政需要額が他団体よりも伸び率が低下した、地盤沈下した、こういう論理というのは成り立たない、ごまかしであ...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣のお言葉ですがね、さっき答弁があったように、大都市の財政需要が相対的に低下している証拠というのは私はない。にもかかわらず、地方交付税における大都市、特に東京の財政需要の算定が相対的に低下している。近年、特に昭和五十一年度以降は、起債振りかえの影響であると考え...全文を見る
○和田静夫君 私は、東京の地域エゴを主張しようというのではありません。地方財政制度上のこの不当な扱いがもしある一というふうに私はいま思っているんですが、そういうことは許せないという観点で取り上げているわけです。  で地方交付税制度上こうしたゆがみが生じたのは、いま局長も申された...全文を見る
○和田静夫君 これは補正係数というものが全く不透明なんですよ、実は。でこれは自治大臣、じゃあなたの出身の都市の一体交付税がどうなるんだということをあなた計算できますかと言ったら、もう歴代の自治大臣どなたも、できませんと、こう私に答えてきたわけ。それぐらい、まあ自治省のお役人に言わ...全文を見る
○和田静夫君 いや、どうもありがとうございました。  私は、大都市には他の地域と異なる特別な財政需要がある、このことが確認されているわけですから、大都市問題と取り組むためには、これは首都改造もちょっと後で取り上げたいと思いますが、これに対応した財政措置が必要ですし、大平内閣総理...全文を見る
○和田静夫君 新しい年度も大体地方財政四兆一千億円ぐらい落ち込む、こういう、大蔵大臣、状態ですよね。私はもう明確に、交付税制度というのはこういうような状態で、この機会に考えなきゃならぬ、地方交付税法六条の三の二もそう言っているわけですから。したがって地方財政制度全体を抜本的に考え...全文を見る
○和田静夫君 国土庁長官、田園都市、定住圏構想というこのキャッチフレーズ、まあ非常に影は薄いんですがね、三全総にも中枢管理機能等の根本的な再編成が必要である、こう指摘されているいわゆる首都東京の改造論ですね、どういうふうに計画づくりをされますか。あなたは牛込の区議会議員時代からず...全文を見る
○和田静夫君 しばらく時間を与えているうちに国土庁長官でなくなったなんというようなことになると困りますからね、これ。  五つの改造案、いま言われたように遷都、分都、展都、改都、休都ですね、国土庁のアンケートでは分都論が現実的という、そういう意見が多かったそうですが、この国土庁の...全文を見る
○和田静夫君 総理、これ最後ですが、いわゆる二十一世紀を展望するという長期構想なんですが、この首都機能の移転は私は避けられないし、そうでないと首都改造の効果も上がらない、こういうのが専門家の一般的な見方だと思うんですよ。そこで政府が率先するという意味を考えますと、今後は、新設の政...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省証券局に日本版SECをつくる、それが政府部内の大勢であるということでありますが、大平内閣としてそういうことを決めたんですか。
○和田静夫君 その場合、日本版SECをつくる場合に、どういう権限を与える必要があると考えているわけですか。
○和田静夫君 行政担当省の中に設けるという場合の中立性の維持というのは、これは法制局長官どういうことになりますかね。
○和田静夫君 総理、戦後三十年、日本人の平均年齢は急速に上がりましたし、心身ともに戦争直後から比べて成長も早くなっていると思うのです。で十八歳まで選挙権を私は引き下げるべきではないかというふうに思うのですが、恐らく東京サミットに集まってくる人たちの中で、わが国だけが違う、そういう...全文を見る
○和田静夫君 検討はされますか。
○和田静夫君 全然時間がなくてあれですが、これは生き証人がいられる間に聞きたいと思っておったんですが、保利さんがお亡くなりになって哀悼の意を表するところですが、大平さんにぜひ聞いておきたいのは、これは将来の政権の問題との兼ね合いで、いわゆる福田・大平政権禅譲の密約説というのがかな...全文を見る
○和田静夫君 これも古いことですが、中川一郎さんが署名されなかった、これと憲法との問題というのは私は若干問題を残しているような感じがするんです。  第一に、総辞職をしなければならないのに署名を拒否することは憲法規定に反しないかという問題。第二に、総辞職の時点との関係、いつ辞職と...全文を見る
03月16日第87回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○和田静夫君 先日の衆議院の予算委員会の雇用集中審議の会議録などを通読いたしましたが、一通り問題点は指摘をされていると思うのです。労働省側の答弁から考え方も大体わかりました。そこで、私は、そうした討議を前提として、やや角度を変えてきょう質問したい点があります。そのために参考人にも...全文を見る
○和田静夫君 この数字を出した失業の定義ですね、これを実はお役人じゃなくて大臣に求めたいわけです。
○和田静夫君 統計上の失業の定義はどうですか。
○和田静夫君 そこで、いま言われたことをこういうふうに要約していいですか。調査の時点、月末の一週間に一時間以上働いた者は失業者ではない、それでいいわけですね。
○和田静夫君 これが統計に出ている数字である、それでよろしいですか。
○和田静夫君 一週間のうちに二時間働いたらそれはもう失業者ではない、完全失業者ではない。私はそういう人の場合は失業者と同然であるというふうに実は考える。そういう意味で、総理府の統計というのは信用がならないのではないだろうか。  そこで伺いますが、時間で換算し直してもらって、週に...全文を見る
○和田静夫君 私は、潜在失業者というのは、総理府の統計にあらわれているものの数倍になるというふうに考えますが、それは概略的にそうでしょうかな。
○和田静夫君 まあ財界の指導者の一人も私がいま言ったようなことを言っているわけですがね。  そこで労働大臣に伺いたいのですが、労働行政において失業者数というのはどういうふうにとらえますか。
○和田静夫君 官房長官ね、先ほど答弁いただいたのですが、いまのやりとりをお聞きのとおりでありまして、私は本当の失業者をとらえていない現在の統計、そういうものをもとにした行政というのはナンセンスなんだろうというふうに思うのですよ、実態的に考えるとね。やっぱり失業者の実勢をとらえるよ...全文を見る
○和田静夫君 まだ幾つか官房長官に質問があるのですが、何か出先のお話によると早く帰してくれということですから、お帰りになる前に一つだけちょっと建設大臣を呼んでいませんから官房長官から聞いておきたいのですが、いま一つの大きな問題になっているのは、失業した世帯主ですね、これが住宅金融...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、いまのよろしいですね。私の言った趣旨で検討するということはそれでいいですか。
○和田静夫君 大づかみに雇用情勢を見ますと、いわゆる七三年秋の石油ショック以降、製造業が百十七万人の減、サービス業が百十七万人の増、卸・小売で百二十五万人の増、産業間に大きな変動が生じているわけです。これが今日の雇用問題の根底であると私は考えるのでありますが、労働大臣、この現在起...全文を見る
○和田静夫君 通産大臣がいわゆる減量経営の行き過ぎ、雇用調整の行き過ぎを慎むべきだという趣旨の発言をされましたね。そこで、まず労働省に伺いますが、この行き過ぎというのは、たとえば製造業における時間外労働の増加など幾つかの指標、そういうものがあると思うのですが、どういうふうにとらえ...全文を見る
○和田静夫君 経済企画庁長官が急いでいるようでありますから、ちょっと唐突な感じがしますが、もう少し前提を詰めてからでないと実はまずいのですが、私は、現下の急を要する雇用情勢に対して、具体的に、どの産業、どの業種、そしてできればその根拠としてどの企業に何人、何百人という雇用状況を数...全文を見る
○和田静夫君 通産大臣、いま申しましたように、私は、雇用情勢図、そういうようなものをわかりやすく明示する、そして潜在的な求職なり求人情勢の動きと行政指導の方向を総括する、そういう作業をやっぱりPR活動の一環としてもやったらいいだろうというふうに思うのです。通産大臣はどうですか。
○和田静夫君 総務長官、おくれていらっしゃいましたからちょっと注文だけつけておきますけれども、先ほど来官房長官にかわって答弁してもらいまして、事務当局から答弁してもらいました。  問題は、完全失業率なり失業者数なり、総理府の統計のとり方というのをもっと実態に対応したものにすべき...全文を見る
○和田静夫君 私は、いま申しましたように、巨大企業が社会的責任を果たすというようなことから考えれば、上告などというようなものはやっぱり良識に反する、そういうふうに思うんですが、この判決が確定した場合は当然のことですが、現在、男女差別定年制をしいている諸会社に対して撤廃をされるよう...全文を見る
○和田静夫君 参考人に伺います。  まず、本題に入る前に、各都道府県に雇用安定審議会が設けられておりますが、その活動の実情を聞かしてください。
○和田静夫君 労働大臣ね、この雇用安定審議会、何か予算の関係だとかなんとかと言って、法が命ずるような形ではどうも行われていない現状にあるようです。したがって、この強化についてどういうふうにお考えになりますか、活動の強化。
○和田静夫君 参考人は東京都の労働安定審議会委員でありますから、参考人に伺いますが、第一に職業安定所の社会的機能についてなんですが、どうも職業を見つける場所、いわゆる求人求職の労働市場としては最近十分に機能していないというような意見をかなり耳にするわけです。東京都の安定審議会委員...全文を見る
○和田静夫君 参考人、第二に、現在の雇用事情でありますが、職安で求人求職がある、それに十分に機能をしていない面があるとすれば、もう少し工夫できないのかという気が客観的にするんですが、どういうふうにごらんになっていますか。
○和田静夫君 参考人、これで最後にしますが、職安の機能をもう少し有効にする方法はないだろうか。  御存じかと思いますが、たとえば川崎市などでは、川崎市職業安定所、神奈川県、こういうような形で労働対策として職業紹介の補助的作業を大臣これやっているんですがね。それから私が社会労働委...全文を見る
○和田静夫君 労働大臣、いまお聞きのとおり、幾つかの問題点が指摘されました。現行制度の枠でとらえますと答弁されるのはなかなかむずかしいと思うんですが、少し広い視野に立って考えてみますと、私は御参考になったのではないかと思うんです。  まず第一に、職安の機能低下と指摘された点、こ...全文を見る
○和田静夫君 私は、結局、職安の機能低下などというのは本来的にずっと取り上げてきていますから、地方事務官を自治体にやりまして、身分移管をして、そして機能を充実していけばもっと合理的なものになるんだと思うんです。しかし、これは本来なら総括質問でやるべきことでありまして、いまここで政...全文を見る
○和田静夫君 きょうのもう一つの目玉なんですが、私は提言をしたいんですが、この第三点目ですが、自治大臣と労働大臣ね、市町村、特に政令指定都市にも職業紹介などの権限を私は今日もう与えるべきだろうということを痛切に考えるんです。それは川崎の業務を考えてみても、大阪でやっていることを考...全文を見る
○和田静夫君 いろいろ答弁がありましたが、求人の現況についても、それは自治体は真剣に各企業を回って調べて歩いていて、職業安定所のお手伝いをしている以上のことをやっている、逆の立場にあるぐらいなのが現実ですよ、いま。その辺のことをやっぱり十分労働大臣、自治大臣はお考えになっておいて...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと時間の配分が悪くて、時間がなくなって大蔵大臣への質問はやめにします。  防衛庁長官、さっきからお待たせしましたけれども、自衛隊員が地方公共団体、市町村、ここの敷地の造成なり道路工事などを請け負っているその現状についてはもうしゃべりません、いただいていますか...全文を見る
○和田静夫君 終わります。(拍手)     ―――――――――――――
03月23日第87回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○和田静夫君 海部日商岩井副社長が、事務所経費二百三十八万ドルについて、調査団が来たり制服も来られたり、間接経費がかかったと述べたんですが、防衛庁、事実ですか。
○和田静夫君 間接経費は。
○和田静夫君 接待その他を受けた事実がなかったという意味ですか。
○和田静夫君 防衛庁に伺いますが、インドシナ半島の紛争を一つの契機にして、米ソ海軍の極東における配置が変化しつつあるように思われます。この情勢変化をどういうふうに分析されていますか。
○和田静夫君 ソ連の空母、ミンスクのウラジオストク港あるいはダナン港拠点化の予想も出ているわけですが、こうした場合のASEAN諸国及び日本への軍事的な影響をどういうふうにお考えになっているか。また、アメリカはこうしたソ連の新しい配置が生じた場合に何らかの対抗措置を講ずる、そういう...全文を見る
○和田静夫君 情報、意見交換は、米軍との。
○和田静夫君 エジプト、トルコに援助を積極化するということですが、これは、外務大臣、真意をお聞かせください。
○和田静夫君 トルコは。
○和田静夫君 防衛計画の大綱について、防衛庁長官は、八日の本委員会で、昭和五十一年の防衛計画大綱決定時の国際情勢と基本的には変わらないので修正の必要はないと思う、こういうふうに言われたんですが、これは確認しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 自衛隊が、日中平和友好条約の締結、米中国交回復後の極東情勢でソ連の軍備増強の懸念が高まったところから、北方、特に北海道の防衛力強化が必要であるという判断が高まっている、で陸上自衛隊では北海道にソ連軍が侵入してきた場合、一個師団程度という想定だという分析もありますが、...全文を見る
○和田静夫君 現在、北海道に配置されている第七師団に第一戦車団を加えて強化して、機甲師団を新設するということを検討していると言われることについては。
○和田静夫君 外務大臣、私は、こうした傾向を、特に専守防衛の政治的立場から考えましてデメリットについて懸念をするんですが、外務大臣はこうした問題の国際的影響をどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 いま答弁のあったような形でもって進んでいくわけですな、これが国際的な影響力を私は持つと思うんですね。それについてどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 防衛計画大綱は修正しないと言われましたが、修正しないとしても、別表の編成、主要装備については改める必要があると統幕は考えていると、そうですが。
○和田静夫君 別表の改正はやられるということですか。
○和田静夫君 中期業務見積もり、いわゆる五次防ですがね、昭和五十九年度において防衛関係費の対GNP比を一%とすることを基本目標と定めたというふうに報ぜられましたが、簡単にどういうことを検討されましたか。
○和田静夫君 防衛庁長官、この前、大平総理大臣は、有事立法問題について防衛庁が検討を進めているが、いつごろ報告できるかわからぬという答弁をされた。前防衛庁長官は、この前の予算委員会で私に、卵の卵の卵の段階でも実はここに中間報告をする、この予算委員会に。こういうふうに答弁されていた...全文を見る
○和田静夫君 最近、加藤前自治大臣が閣議メモを発表されたようですね。その閣議メモの内容をずっと見ていきますと、卵の卵の卵の段階でこの委員会に発表する、私はそれが卵の卵の卵の段階ならば論議をしてつぶしますと、こういうふうに金丸防衛庁長官、福田総理大臣とやり合ったわけですね。そうした...全文を見る
○和田静夫君 いつごろになったらできるんですか。
○和田静夫君 官房長官、お待ちしていました。  この防衛問題の最後ですが、この間、防衛大学校の演説で大平総理が防衛問題について非常に積極的な発言をされたと報ぜられている。この発言の真意、ねらいはどこにありますか。
○和田静夫君 答弁になっていませんけれども、後ほど大平総理大臣と大蔵委員会で相対するときがありますから、そこで確かめましょう。  卸売物価が十三旬連騰していますね。この原因をどういうふうに判断されるんですか、日銀。
○和田静夫君 そこで、日銀、物価高騰が続けば金融引き締めの措置をとる必要も出てぐると思うんですが、この東京サミット前にはやるべきではないという意見が与党の中にはあるようですね。日銀は、これについてどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 大臣、政府としては、東京サミットに関連させて金融引き締め問題というのはお考えですか。
○和田静夫君 東京サミットのテーマが昨年のボン会議と同様ということになったようでありますが、具体的には通商問題あるいは日米の通商関係、それから日本の黒字減らし問題になると言われているわけですが、これに日本はどういう回答をもって会談に臨まれるおつもりですか。
○和田静夫君 大蔵省の財務局・財務部の問題、懸案の問題ですが、幾つかの点を昨年秋の本委員会でも質問をいたしましたが、大変答弁が見当外れでありましたので、時間もありませんから整理してお尋ねをいたします。  一つは、補助金監査の問題なんです。これは行政管理庁の荒舩前長官が会計検査院...全文を見る
○和田静夫君 ぜひやっていただきたいと思うんです。それで、もう長官ね、調査するなんという段階じゃないと思うんですよ、よくわかっているわけですから。  会計検査院、どういうふうにお考えになります、いまのことを。
○和田静夫君 繰り返しませんが、私、大蔵省は予算編成等の関係でいろいろ兼ね合いを持っているということは十分にわかっています。ただし、執行後のことに関しましては、言ってみれば国会には決算委員会がありますし、十分に機能は果たしますし、会計検査院もあることですから、そういう実情というの...全文を見る
○和田静夫君 財務局・財務部の第二の問題でありますが、地方財政調査の問題です。これはもう頻繁に行われているわけです。地方団体がこれに協力をしなければならない法的根拠はない、これは法制局長官が前国会でそういうふうに答弁されているんですが、これは引き続いて確認をしておいてよろしいです...全文を見る
○和田静夫君 したがって前段言われましたように、一般的に地方財政調査について地方公共団体は協力をしなければならないそういう法的な根拠はない。大蔵省が、そして他のすべての中央政府、省庁同じことでありますが、地方自治、地方財政の実情をもし知る必要があったならば、所管者である自治省から...全文を見る
○和田静夫君 いや、これは官房長官、それはさっきから行管庁長官と何遍も一いきさつ話をしましたし、二回にわたる予算委員会の経過もあって、この辺、安上がりの政府というか、効率的な政府というものを大平内閣が主張をされる以上、いま申し上げたようなところというのをやはり改革をされませんと、...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、これ前の大蔵大臣の答弁の訂正をここで求めるということで、それは可能でしょうね、これから物を言いますけれども。前大臣の発言は間違っていますから、そこのところは。いいですね。
○和田静夫君 村山大蔵大臣は、私に対して、こういうふうに答弁されたんですよ。「別に私は権限争いをやっているつもりではちっともございませんが、大蔵省が膨大な国庫支出金を出していることも御承知のとおりでございます。それから交付税を出しておることも御承知のとおりでございます。」云々と言...全文を見る
○和田静夫君 いまの大蔵大臣の答弁、これは自治大臣しっかりと、よろしいですね。
○和田静夫君 公正取引委員長にまず伺いますが、薬事法の改正作業がずっと進んでいるようであります。私、その原案は持っていますが、二次案というやつですが、この前の予算委員会で総括のときにも若干一般質問的な内容で触れましたが、業者に記帳義務を課すことが大きな特徴になっているんです、一つ...全文を見る
○和田静夫君 さらに公取委員長にお聞きをしておきますが、薬の有効性あるいは安全性を維持するのには、私は、薬を飲む人、この消費者に最も近い段階でチェックをすべきだろう、このためには薬局及び医療機関の管理が必要ということになる。  ところが、この厚生省の改正案をずっと見てみますと、...全文を見る
○和田静夫君 私が述べましたこの有効性、安全性確保のためには、薬の最終使用者ができるだけ直前の段階で管理することが必要だ。ところが厚生省案では、医療機関を除いて途中の段階だけ記帳義務を課そうというのです。私は医療機関にこそ記帳義務を課すべきであろう、そういうふうに考えているんです...全文を見る
○和田静夫君 予算委員会で問題提起をしたことでありますから、恐らく公正取引委員会としてもいろいろ協議をされながら厚生省にそれぞれの申し入れなどというものが行われると思うのですが、そういう場合には、厚生大臣はお従いになりますね。
○和田静夫君 ところで、この三十七条の三という条項が設けられたわけです。一般販売業と卸売一般販売業とを新たに区別をされる、厚生省令で遵守事項を定めるということにされていますね。区別は二十六条でも規定されておりますが、この意図というのは何でしょう。この概念区分を説明してもらいたいの...全文を見る
○和田静夫君 私、実は昨年一月一日に施行されました西ドイツの新しい薬事法、それからアメリカの薬事法も読みましたが、販売業者に記帳義務を課してはいないのであります。世界の例を見ても、販売業者だけに記帳義務を課す法律をつくっている国があるのでしょうかね、あったら教えてもらいたいと思い...全文を見る
○和田静夫君 私は、そこの部分を否定的じゃないんですよ。ただ、厚生大臣、医療機関に、どうして先行的にやるべきところに義務を負わせないのですか。ここのところがどうしてもわからぬわけですよ。
○和田静夫君 ひとつ現実の問題を伺いますが、薬品などの種類、数量、それから製薬メーカー、販売業者、薬局、そうして医療機関、これはどれくらい数がありますか。
○和田静夫君 そこで、これらに記帳義務を課した場合に、一体どれくらいの事務負担になると推定されるわけですか。
○和田静夫君 さらに現実問題ですが、記帳義務を課しておいて、その監視はだれがどのようにされるわけでしょうか。言ってみれば、厚生省あるいは都道府県などにそういう能力がいまありますか。
○和田静夫君 義務づけておいて、監査するということをお考えにならないという答弁は、どうもこの場限りの答弁のような感じがするんですがね、せっかくの局長の答弁ですが。現在、薬事監視員の監視体制というのは十分御存じだろうと思うのですが、これは兼任職員が非常に多いんですよ。言ってみればほ...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、さっきから偽造薬品の話が出たり、それから盗品がたくさんあるという話、国家公安委員長として、こういう実態はいまお答えになれますか。
○和田静夫君 それじゃ自治大臣、いまの論議の中で、この薬事監視員など、結局法改正がされていけばかなりの人員を地方自治体にふやさなければいかぬと思うのです。そういう負担増が求められた場合には自治体定数をふやしていくという、そういう要望には自治省としては応じられるということになります...全文を見る
○和田静夫君 厚生大臣、いま自治大臣の答弁があった側面からも、十分改正に当たっては配慮をすべきことだろう、そういうふうに思いますが、これは意見として申し述べておきます。  製薬会社が大量のサンプルやら、あるいは試験研究費と称する現金ですね、そういうものを国立病院を含めて病院、診...全文を見る
○和田静夫君 長官、この添付の金額であるとか、あるいは販売の促進費であるとか、あるいは試験研究費などの医師、病院等に支出されている金額ですね。それから全国規模でもあるいは一部抽出調査でもいいんですが、これはどれくらいの金額でどれぐらいの割合でしょう。それもいまはだめですか。
○和田静夫君 それでは、いまの二問については後で資料としていただきます。よろしいですね。  厚生大臣、国立病院の購入医薬品の競争入札はどういう方法で公示されているか御存じですか。
○和田静夫君 実は、事実上ほとんどの国立病院は競争入札の公示はしていないんです。入札はほとんどの場合、いつも同じメンバーで行われるという状態なんです。これは局長、確認しておいていいですね。こういう状態だということはおわかりですか。
○和田静夫君 決して誤解じゃないので、一、二の例を挙げてみますが、国立横須賀病院の五十二年九月二十六日の競争入札では、いつも十四社が参加しているようでありますが、そうすると、当然談合が行われて薬の購入単価というのが高いわけです。そこで事務局が現金問屋を一社新たに入札に参加させよう...全文を見る
○和田静夫君 これは一種の不正行為に加担をしたということになりますからね、調査結果が明らかになったら、いまは部署を変わられてしまったのかもしれませんけれども、これはその人自身の責任問題というものも当然あるだろう、そういうふうに考えます。よろしいですか。
○和田静夫君 信州大学付属病院では、地元業者が新規入札業者を参加させないために、この新規の入札業者が入るなら地元業者は今後手を引く、そういうふうに一種のおどしをやるわけですね。そして入札から締め出す。これも私は独禁法違反だと思うのです。御存じでしょうか。
○和田静夫君 これは文部大臣呼んでいませんでしたのであれですが、ミドリ十字という製薬会社がある。それでウロキナーゼ、これはあなたの所管ですが、国立甲府病院に落札、納入しようとした現金問屋を締め出した。それは同病院に独占的商品であるプラスマを売らないと言うんですよ。そういう言い方を...全文を見る
○和田静夫君 こういう例を挙げていくともう枚挙に実はいとまがないんです。その意味でよく調べていただきたい。  それで私は、入札日が明らかにされずに、入札業者が決まっていて、まあ汚職とまでは言わないにしても、そういうにおいのするようなことが横行する。これは最近摘発されている国立第...全文を見る
○和田静夫君 総務長官、総括のときに長官がいらっしゃらなかったから注文だけつけておきました、完全失業の率のとり方の問題について。あれから若干時間がたちましたが、何か方針をお決めになりましたか。
○和田静夫君 実態に即したものにすべきであるということについては官房長官もお答えになっていますし、いまのお答えもありましたので、私は両院がやっぱり雇用の問題の集中審議をやったという意義とのてらいにおいて、やはり急いで改善をすべきだ、そういうふうに思いますので、意見を申し述べておき...全文を見る
○和田静夫君 私はそれで結構だと思うのです、その中に占める大都市交通の意義というものもそこでまた問い直されるでしょうから。そういう意味で、答弁だけではなくて、やっぱり直接的に大蔵大臣、自治大臣、運輸大臣などが関係閣僚として十二分に協議を願う、こういうやっぱり機構があって、そしてそ...全文を見る
03月24日第87回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○和田静夫君 ちょっと関連。  いまの論議を聞いておりまして、行管庁長官、われわれの主張でも総定員法の枠をいますぐこういう形に破りなさいと言っているわけじゃなくて、御趣旨のような形でもって、中におけるところの配置というものについて、もう少し人命尊重の職場については重点的に考える...全文を見る
○和田静夫君 業務量のぶえに対して人員がふえていないことが大きく問題なんです、ふえてないということ。
○和田静夫君 そうです、増加分が少ないんです。
03月29日第87回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○和田静夫君 総理に、日米首脳会談、東京サミットの日程がそれぞれ決まったようでありますが、まず教えてください。
○和田静夫君 日米のトップがかわるたびに日本の総理が参勤交代のようにアメリカの大統領に会いに行く。で、大平総理はそういう慣行に批判的であると伝えられていたわけでありますが、あえて忙しい日程を都合してカーター大統領にお会いになる、会いに行かれる。私はこのような被占領国的慣行を大平さ...全文を見る
○和田静夫君 非常にいま重要な発言は、国会の見通しがおつきになったそうでありますが、きょう明確にここでは租特の法律案は否決になります。明日の本会議だって、これは否決になれば私は明後日ぐらい大平内閣は解散をやられるか、総辞職をやられるかというどころに立たされていると思っているんです...全文を見る
○和田静夫君 日米間の現在の緊急課題を挙げるとすれば、いわゆる経済摩擦、貿易不均衡の問題だろう。  ところが、報道されているところでは、首脳会談を経済問題の交渉の場とすることは避けて、グローバルな視野で日米関係と日米の世界的役割り分担を考えていきたいということのようであります。...全文を見る
○和田静夫君 この会談では防衛、軍事というような問題についてはかなり突っ込んだお話し合いをされますか。
○和田静夫君 その防衛問題に関連してなんですが、けさの報道によりますと、永野陸幕長は昨日防衛懇話会に出席して、防衛計画大綱について決定当時と現在では客観情勢が除々に変化してきている、「近い将来の大綱の修正にボツボツ頭を向けていかねばならない情勢にある」と述べたと報道されています。...全文を見る
○和田静夫君 これは総理からぜひ答弁をもらっておきたいんですが、いま報道ばかりじゃありません。けさのNHKの七時のニュースも、まあ報道に含めばそうですが、ニュースも同じことを伝えているわけですね。  そして、これはそういうふうに抗弁をされましても、じゃ日本の報道機関、マスメディ...全文を見る
○和田静夫君 東京サミットについてでありますが、私はどれだけ意義があるのか疑問がないわけではありませんけれども、それはさておくとして、日本が成長率等について約束をさせられるのではないかという懸念がやっぱり相変わらずあります。まあノーベル賞受賞の経済学者サムエルソンではありませんけ...全文を見る
○和田静夫君 総理、石油にかわる代替エネルギー開発のために石油節約税を各国でつくろうと、創設しようと、そういう構想があるようでありますけれども、そういう構想を提案するお考えありますか。
○和田静夫君 OPECが原油のことし十月からの値上げ予定分を、半年繰り上げ実施することを決定をしたようであります。そのほかに各国上積み分がある。そうすると、国際経済への影響が問題でありますが、日本の景気、物価にどういう影響が出るか、あるいは今年度の経済見通しの前提が変わったわけで...全文を見る
○和田静夫君 日銀が四月から六月、窓口指導で貸出増加額の規制を実施することにして、過剰流動制の吸収に乗り出すようであります。で、日銀の規制がいよいよクラウディングアウトを強める傾向があるというふうに考えられますか、総理はそういうふうにお考えになりませんか。
○和田静夫君 総理、私はすでにクラウディングアウトは発生していると考える。それはともかく、銀行の貸し出しと国債との調整問題はともあれ存在をしております。現状では三月国債から金利を〇・四%引き上げたということで言えばなおこの流通金利と乖離がある。その限りでは、国債は相変わらず御用金...全文を見る
○和田静夫君 そう言われますと、たとえば最近、事業債は希望額からどれぐらい削減されていますか。——時間がありませんから、それじゃ後でそれ承ります。  ちょっと税制の問題ですが、この医師優遇税制ですか、いわゆる階層別に分けて必要経費率を定めるという案でありますが、この必要経費率の...全文を見る
○和田静夫君 ここは異論がありますが、時間がありませんからあれですが、もう一つ税の問題で指摘しておきたいのは配当に伴う課税です。二重課税を排除するという仕組みの問題でありますが、通常法人擬制説に立って課税原則が立てられているからだと言われているわけですが、支払い配当軽課措置あるい...全文を見る
○和田静夫君 税調というのは、これは総理の諮問機関でありますから、総理からぜひ答えていただきたいわけでありますが、私はこの一般消費税以前にとにかく考える余地がある問題としてこれは存在をしている、そういうふうに思いますが、これは総理そうお考えになりませんか。
○和田静夫君 一般消費税について、これはもうわが党初め反対が非常に強い。大型税であってこれまでとタイプの違う税金だけに、私は国民的合意が必要と考えます。その点では五十五年実施はいまの状況で考えられませんか、他の税及び利子あるいは配当所得の総合課税問題を含めて、の余地が非常に多いと...全文を見る
○和田静夫君 もう何か答弁技術に引っ張られながら時間だけ費やしてきましたけれども、政府調達のこの門戸開放の問題で、これは先日、わが党の福間委員が一般質問の席上でいろいろの論議を繰り返しました。通産大臣や電電公社総裁の間の意見の相違が大変明るみに出ましたし、あるいは国鉄、運輸省との...全文を見る
03月29日第87回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○和田静夫君 まず、定員増の問題についてお伺いをいたします。  定員増については、昨年、一昨年と新規増はゼロの状態が続いた。で、毎年のように分科会でこの問題に対す姿勢を問題にしてきたんですが、一向に前進が見られない。事務総長は、昨年の分科会で、純増をとっていきたいという、かなり...全文を見る
○和田静夫君 当局の要求が十三名で、答弁があったように結局一名になったと。これは国会職員組合の職場要求の積み重ねである約三百名という要求から見ると、はるかに少ない。予算要求方針との兼ね合いでしぼりにしぼった数字が十三名ということになったんだろうと思うんですが、それだけに、この要求...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、職場要求とは非常にかけ離れていますし、国会における新規事業というのは何かと言えば、やっぱり国民が国政に期待をするところのものにこたえていくということでありますから、それらに対応できるところの職員構成というものは、事務局側でも計画的にやられましてね、それが結...全文を見る
○和田静夫君 これは例年のことでありますが、いまお述べになりませんでしたけれども、国会というところは行政官庁と違いましてね、新規の事業というのはなかなかない。認識の違いでありますけれどもね。したがって、この人員増については単なる事務量の増大だけでは認められないという今日までの大蔵...全文を見る
○和田静夫君 事務当局に対して次年度以降の定員増というものについての努力というものを十分に求めておきたいと思うんですが、欠員ですね、欠員の補充について、定員の増が十分確保されない上に欠員がそのまま放置をされるということであってはいけないわけでありますから、欠員の補充というのは何と...全文を見る
○和田静夫君 現行は。現在。
○和田静夫君 将来に向かっての人的配置、特に幹部職員の養成などということを頭に描きながら欠員問題に対する対処などということは、当然これは人事行政上起こることでしょう。そのことまで私は否定をしようと思いませんけれども、いま言われるように、採用予定があって、しかも大卒で二名なり三名な...全文を見る
○和田静夫君 次に、非常勤職員手当の使途方法でありますが、この五十四年度予算で対前年度比九百五十万円の増ですね。約三千八百万円ついています。これは、単価アップなどの当然増を除くと、ざっと五百万ぐらいになるだろうと思うんですが、この五百万円ぐらいの新規の増を含んで、かつての臨時職員...全文を見る
○和田静夫君 したがって、いま私が指摘をしましたように、この非常勤職員手当の使い方というので、かつてのようなわだちは踏まないと、そう確認しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 次に、定員増と定員削減との関係でありますが、先ほども大蔵省からお話がありましたように、国会は行政官庁で行われている定員削減計画には一切拘束をされない。ところが、最近当局の大蔵折衝を見ていると、さっきも話がありましたように、実質的には六の増であって、しかし内部努力で五...全文を見る
○和田静夫君 機構改革問題に入りますが、定員増問題については総長にも国民の信託にこたえる事務局の確立のために十分努力をしていただきたいと申し上げておきますが、昨年の分科会で、事務局の全組織の見直しをして大蔵に対する人員増の論理的、科学的な明確な根拠にしたいと、まあ総長発言されてい...全文を見る
○和田静夫君 あなたの権限であるとかないとかということは別問題にしまして、参議院が独自に発足をさせました改革のための協議会、これは各党の思惑がいろいろありますから、論議は論議として長くあの協議会というのは続いていくだろうと思う。したがって、議長がどういう考え方をどういう時点でまと...全文を見る
○和田静夫君 事務局機構の改革というのは私たち議員にとっても非常に関心のあるところであります。したがって、現時点でもう少し構想的に具体的に何か話ができることがあれば、無理にとは言いませんが、発表してもらえれば……。
○和田静夫君 機構改革というのは、どこの行政官庁でもそうでありますが、部課の統廃合だとか、あるいは既存の人的配置の異動であるとか、そういうことがずっとつきまとうわけであります。そのときに、やっぱり働いている者の側から考えてみれば、たとえば業務量がどうなるだろうかとか、あるいは過重...全文を見る
○和田静夫君 よりよい機構がつくられる、それは何人も否定はいたしません。あるいは、それに伴って立法府としてあるべき事務局が確立をされる、それはわれわれの側にとっても大変望ましいことである。その改革によって職員に混乱と不安を起こすことがあってはならない。そういうことはあり得ないと答...全文を見る
○和田静夫君 次に、行(二)表の撤廃問題について伺いますが、差別の根源であると言われるこの行(二)表の撤廃は、これは職員の皆さんにとっては悲願でもあるし、私は、国会事務局が持っている性格からいっても、論理的に行(二)表の適用というのはこれはやっぱり誤っているんじゃないかということ...全文を見る
○和田静夫君 皆さん方の方で何遍か、行(二)の定数を残しておく理由として、初任給並びに中途採用者の格付けの有利性などということをずっと主張されてきた経過がありますがね。ところが、いまも総長お話しのとおり、参議院だけしか残っていない状態になっている今日になってみますと、私は、給与面...全文を見る
○和田静夫君 公務員賃金、特に給与表のあり方というものの論理をここでいまやりとりしようと思いませんし、少なくとも国会職員の俸給表のあり方についての物の考え方の基本というのは、もうあんまり差がないと思うんです、行(二)表がなじまないということはこれはもうお互い一致していることですか...全文を見る
○和田静夫君 そこで、その過員は現在何人になりますか。
○和田静夫君 これは、四十九年の分科会でしたか、五十年にはこの過員をなくするという約束になっているんですね。で、過員の解消というのはこの行(二)の撤廃の精神に近づくわけですから、速やかにやるべきです。七月のこの昇格期には過員はともかく全部なくすると、そういう努力をされますか。
○和田静夫君 次に、技術職の枠の撤廃問題ですが、これも、当初移行中とりあえずの段階として技術職枠を設ける、こういう説明でずっと来たわけですね。で、四十年の二百四名から十名に定員が減った、こういう現在ですね。移行中のこのとりあえずの措置は終わったと考えるべきであろう。で、そういう意...全文を見る
○和田静夫君 そこのところは若干意見を異にするところでして、先ほども基本の問題で申し上げましたように、技術職枠がある限り、たとえば行(一)に移行はしたが結果的には行(二)表を横目でにらむと、こういう見合い運用がされるということにならざるを得ないわけですね。技術職枠は定数として四等...全文を見る
○和田静夫君 一般行政官庁が採用をしているようないわゆる給与支弁論理などというものを頭に描いておいて、そうして国会職員に対応するとすると、いま総長が言われるような形に当然なろうと思います。そこのところは、改革をしようということですから、いわゆる国会職員、国会全体の事務局の運営にふ...全文を見る
○和田静夫君 もし現状では技術職枠をなくせないと、いまの言うことを肯定をするということにしてみて、そういうことならば、過去に専門職が、上は三等級だったですかね、三等級でしかなかった。それがいまでは一等級までの定数がついて、そういう意味では改善が図られているということになりますか。...全文を見る
○和田静夫君 自動車課の運転手の処遇改善ですがね。現在運転手の四分の一が五等級にいる。そして五等級在級の二十四名全員が二けた号俸の低い昇給間差のところにいる。さらに不利な昇格を繰り返す十四号以上の高位号俸に十六名がいる。これはきわめて劣悪な待遇状況であると言ってよいと思うのです。...全文を見る
○和田静夫君 やはりもう少し、何と申しますかな、スピーディーに運転手の待遇改善というものに力を入れるということがどうしても必要だと思うんですね。そういう意味で、意見だけ述べておきますけれども、先ほど来申し上げたことを十分くみ取っていただいて善処をしていただきたいと思います。よろし...全文を見る
○和田静夫君 速記職ですが、速記職の問題を取り上げるに当たって、改めて速記職給料表とその運用の実態についての検討をしてみました。幾つかの点がありますので、まとめて改善方の要望をしておきます。  初めに一等級ですが、この問題については当分科会でも私は再三取り上げてまいりました。そ...全文を見る
○和田静夫君 この速記職の給料表の運用の問題でありますが、いまの現行についてわからぬわけじゃありませんけれども、一等級の高位在級者に対して順次行(一)表へ移行させる、そういう措置が行われているわけですが、この措置というのは、本来一般職のラインになじまない、そういう速記職員の待遇改...全文を見る
○和田静夫君 私も、あなたの立場からすれば、いまはその程度の答弁しかできないんだろうと実は思うんですがね。しかし、一般職のランクアップの実態やら、あるいはこの速記職の人員構成の実態について考えてみますとね、私がいま指摘をしたまでもなく、これはあなた方の方がよく御存じではありますが...全文を見る
○和田静夫君 ここのところは、私は、こんな分科会であれやこれややりとりするよりも、もう少し現実速記職の諸君がつくっている職員組合に代表されるところの要望というものを十分に日常的に聞いて、そして話し合いを煮詰めて改善をされることが好ましいと思うんです。そういう立場をとり続けていただ...全文を見る
○和田静夫君 特一等級の定数確保に話を進めますが、議警職特一等級から行(一)二等級へ毎年一人ずつながら定数移行が図られている点というのは、これは一歩前進と言えましょう。しかし、この行(一)二等級へは特一等級より切り上げて移行しているわけですが、現在の特一等級定数が実質隔年に一つだ...全文を見る
○和田静夫君 衛視の人員増についてですが、一昨年の分科会で、衆議院と基本的には差が大き過ぎると答弁されていますね。しかも、当初差の理由が不明のままなんですね、これ。当初差の理由が不明であるにもかかわらず、昨年ことしと衛視の人員数についてゼロ査定に甘んじている。これはどうも理解でき...全文を見る
○和田静夫君 当初差の理由というのは何か、おわかりになりましたか。
○和田静夫君 大蔵省ね、衆参これ、当初差があるわけですよね。これは当初差そのものが私は不合理だろうと思うんですが、この当初差の不合理な状態が起きた理由は何ですか、これ。
○和田静夫君 二十二名差というのは、総長、どんな論理的根拠があるんですか。
○和田静夫君 いやいや、その出発点はわかっているんですよ。それで、参議院の側が二十二名差に甘んじなきゃならなかったというところに落ち込んでいるのはなぜですか。力関係ですか。いわゆる予算要求の能力差ですか。
○和田静夫君 もし、たとえば参議院の議長以下の大蔵省に対する圧力差が当初差を生み、そしてその当初差の不合理な状態が今日まで放置をされているとするならば、それは事務当局の皆さん方を私、批判をしようとは一向に思わないんで、われわれを含んで、衛視の当初差の格差埋めのためにもっと努力しな...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、昨年の十月十七日の大蔵委員会で、銀行法の改正の中で私と村山大蔵大臣との論議を通じて、金融機関職員の週休二日制というものが日程に上ることになってまいりました。この衆参の予算委員会を通じても、それぞれ新しい大蔵大臣との間で確認がされてきました。そうしますと、...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、一般職公務員が週休二日制について完全実施に踏み切れば、開会中閉会中を問わず、それとの対応において全く同一の実施を行うと、こういうふうに理解してよろしいですね。
○和田静夫君 時期についても同様ですね。
○和田静夫君 最後ですが、外国公館への職員の派遣というものをもう少し増大をする、増量をする、多方面に派遣をする、そういうことを事務当局で考えてみてもいいと思うのです、私は。シカゴかどこかにちょっぴりいると。しかも、議会制度とは余り関係のないようなところにいると。たとえば大胆に、ワ...全文を見る
○和田静夫君 何か唐突のような質問の形になりましたが、私は、もう少し各国の議会の運営そのものが学べるというような主要な公館に皆さん方の中からお出ましになる、そういうことを求められてしかるべきだと思うんです。それで、われわれがそのために外務省なりあるいは大蔵省なりに折衝をするという...全文を見る
03月29日第87回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○和田静夫君 私は、薬事法の改正作業の過程で仕入れ販売の記帳義務を販売業者にだけ課することは厚生省の流通介入であると判断をして、予算の総括あるいは一般の質問の中で意見を述べてまいりました。大臣との友情は別にいたしまして、いろいろ読んでみますと、橋本厚生大臣は昨年十二月十二日、日本...全文を見る
○和田静夫君 そこの部分については私は別に異論は言いません。その偽造薬品の問題については後ほど触れますが、警察庁にも来てもらっておりますから。問題は、やっぱりここで非常に重要に考えなければならないことは、流通に行政が介入をしないということですね。それは行政機構上、法令上、やっぱり...全文を見る
○和田静夫君 物価局長に尋ねますが、そういうような論議をずっとやってきまして、ひとつ私は、物価の面からこの問題をもう一遍見直しておく必要があると思っているのは、これは公正取引委員長も、前回の質問に私に答えて、記帳義務を課すことが薬価基準の高値安定を招くことになるかもしれないという...全文を見る
○和田静夫君 文部省ね、先日時間の都合でお呼びしなかったんですが、そして厚生大臣に軽く一蹴されたわけですがね。記帳義務を課すこと、いわゆるやみ再販、大学病院への高値納入となっていることは現実なんですね、これは経営の悪化につながると思うんですが、おたくの方はそう思いますか。
○和田静夫君 あなたそういうことを言うんなら、大学病院の使用頻度の高い主要医薬品三十品目、その購入価格表を提出してください。国立病院だって公立病院だって結果的には高値で入れているということは、参議院予算の総括の質問の中で、総理を含んでちゃんと認めていることなんだから、あなた大学病...全文を見る
○和田静夫君 それはあなたから三十品目のあれをもらってから私が全部反駁をしますから。  そんな話になりましたから、これ厚生省にもちょっと求めましょう。国立病院の使用頻度の高い主要医薬品の三十品目について、購入価格表出せますかな。
○和田静夫君 それじゃ厚生省、文部省、後でいただきます、時間がありませんので。  そこで、私が一つ心配していることは、この流通への介入がそういう形で——まあ大臣の談話をそのまま読んでの話ですよ、ある意味での記帳義務につながるということになりますと、メーカーのやみ再販のそういう仕...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる盗品があなた方の手によって解決をされた場合、そういう場合には現品はどうされますか。
○和田静夫君 ちょっと質問の仕方がまずかったんですが、そのやっぱり行き先まで全部追っている——すでに故買されたものについて。
○和田静夫君 大臣、回収についてなんですが、一つの病院に二つ以上の卸業者が同じ薬品を納入した場合、他の業者が納入したものまで回収されてはたまらない、そこでお互いにできるだけ遅く回収する方が得策であるとの考え方が、これは業者の実態でしょう。卸業者の実態でしょう。このことは、この前、...全文を見る
○和田静夫君 もう時間ですから、私が薬事法の一部を改正する法律案の作業過程で疑義に感じたことについての数点にわたって、今度の予算委員会の全体を通じて意見を申し述べてきました。したがって大臣、十分にこういう意見があったことをしんしゃくをされまして、そしてこの作業に当たっていただきた...全文を見る
03月30日第87回国会 参議院 本会議 第10号
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○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました昭和五十四年度の公債の発行の特例に関する法律案について、総理以下関係大臣に質問いたします。  一九七〇年代に入って、世界経済は景気の同時周期的傾向を深め、そのため、先進資本主義各国は、過剰流動性の発生と、それに引...全文を見る
04月24日第87回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
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○和田静夫君 昭和五十四年度の予算案、この景気も財政もという両にらみ型だと新聞なんかに書かれたんですが、この予算の性格をどういうふうに考えるのか、まずちょっと。
○和田静夫君 よくこの財政の景気に対する関係から、景気刺激型であるとか、あるいは抑制型である、中立型である、あるいはことしは景気維持型と、そういう表現ですけれども、ともかく表現の問題といってしまえばそれまでなんですが、予算編成方針をつくる上で、景気との関係で、何をもって刺激型であ...全文を見る
○和田静夫君 やっぱりどうもはっきりしないです、私が言っていることと。  国会でも、かつて予算の性格というのは予算編成方針との関係でいろいろ論議があったようですが、やっぱり長い間はっきりしていないと思うんです、ぼくは。  たとえば昭和三十九年度の予算編成方針を考えてみますと、...全文を見る
○和田静夫君 端的に言って地方財政はどういうふうに考えているんですか。含んでいるわけですか、あなたがいま言われたことでは。一般会計ベースだけということですか。
○和田静夫君 端的に言ってフィスカルポリシーというのは中央財政の役割りだと、私はそう言うんですが、それはどうです。
○和田静夫君 私は地方財政における財貨サービス購入には中小零細企業からのものが多くて、経済効果が異なるという考え方を持っていまして、したがって地方財政は含めないというのが私は正しいと思っているし、そうすべきだと考えているわけです。  それはさておいておきまして、安定成長を目指す...全文を見る
○和田静夫君 まあその財政、公経済が私経済に大きな影響を及ぼすということを私たちもわからぬわけでありませんが、財政が大きな借金をしてまで景気を刺激する、あるいは下支えをするということ、果たして十分な経済効果の計算なしに、そういうふうに言って悪ければ、経済効果に対する一貫した政策な...全文を見る
○和田静夫君 私は概数でいこうと思ったんですが、それはとにかく、昭和四十九年度までは一〇%台だった。それが一気に二五%になる、そして三割を超える、本年度は四割。あれよあれよという間に膨張し続けたのですが、この原因というのはどこにありますか。
○和田静夫君 欧米諸国が石油ショック後、一時公債依存度が増大をしたようですが、現在は各国ともかなり低くなっている。主要国の公債依存度の推移を、石油ショック以後の数字を挙げて説明できましょうか。
○和田静夫君 そこで石油の事情等、先ほど御説明があったんですが、欧米諸国は公債依存度を一応下げてきたのに日本は増大する一方だと。これは端的に言ってどういう理由に基づきますか。
○和田静夫君 国債増額分に対して国債費はどういう割合になりますか。
○和田静夫君 いえ、増額分に対して国債費の割合ですね。
○和田静夫君 国債を昨年度より新年度は約四兆円ふやすと。その分はほとんど借金の元利償還に当たると。  財政の収支試算によりますと、ケースIで五十五年度に増額分が四千六百億で、国債費が五兆一千四百億、つまり実際には公債金収入は本年度より少ないということになる。昭和六十年度には、こ...全文を見る
○和田静夫君 借金返済のために借金するということになりますと、財政は危機というよりも私は破綻ということの方が正しい、妥当だろうと思うんです。もっとも、これは試算にしかすぎません。ただ疑問なのは、試算が毎年改定される。そのたびに事態は悪くなるということについてなんです。最初に出され...全文を見る
○和田静夫君 警察庁の刑事局長、何かお急ぎのようですから——選挙違反の何か逮捕者の決裁をやられるというんでしょう。本当は待ってもらって少し時間かせいだ方が選挙違反の人たち喜ぶんだろうけれども。ここでちょっと中断をいたしまして先にやりますが、その前に一言だけ政務次官に、ちょっといま...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと横へ入ってあれしますが、銀行の三月末決算、局長、まだ推定の域を出ないでしょうが、預金増加額それから利益率、どういう傾向にあると判断されていますか。
○和田静夫君 ところで、この三月末で決算上処理された問題——私はそうは思ってないんですが、銀行サイドではそう思っているらしい。ともあれ、経理上処理された問題がある。  都市銀行十六行、信用金庫、相互銀行などを含めますと二十行、二十金融機関を巻き込んだ総額四十七億七千二百万円とい...全文を見る
○和田静夫君 それぞれの銀行の手形割引枠、被害額、担保処分、保証などによる回収額、最終的な償却額、これもしゃべれませんか。
○和田静夫君 私は詳細に調査をしてますから金額ここに持っているんですが、きょう時間ありませんから、これは後から一遍銀行局と突き合わしてみたいと思う。  そこで、大和銀行本店では手形割引枠の設定を拒否した。そうしたら所有していた千株の株式を五十口に分割しろと言ってきたわけですね。...全文を見る
○和田静夫君 もう一つ伺いますが、この大和銀行に限らず、手形割引の枠設定について、全く客観的にはおどしだととられるようなそういういやがらせをやったようですが、そういう点の捜査は、どうでした。
○和田静夫君 私はこれは正常な商取引であるとは考えていません。常識で考えて、昭和五十年にできた資本金四千万円の会社の手形、あるいは裏書というものの信用度がどの程度のものであるか、これは銀行マンならだれでもわかるはずであります。しかも担保、保証金合わせて一割に満たないわけです。手形...全文を見る
○和田静夫君 銀行という金融のプロなのでありますから、これは私は事実上の不正融資であると考えざるを得ません。おどしなどとの関連が問題でありますけれども、銀行側にこれは特別背任罪が成立する可能性が私はあると思っているのです。大阪府警ではそういう観点から捜査を進められたと思うのですが...全文を見る
○和田静夫君 通常支店長権限というのは、現在拡大されつつありますが、一億円以下ではないかと思う。また本店で過振った例もあって、恐らくこれは各行とも本店決裁になっているんだろうと思うのです。そうすると銀行局、この事件、各行それぞれだれが決裁をしたのか、及び責任者の処分は行われたのか...全文を見る
○和田静夫君 まあ、こういう平場ですからこれ以上追及しようと思わぬですが、各行それぞれどういう事情で手形割引の枠をつくって、あるいは過振りをして、どれだけの損害があったのか。これは後日ちょっと銀行局と突き合わせてみたいのですが、それはよろしいですね。
○和田静夫君 ここの委員会でもって限界以上のことをいま求めようと思いませんから、後ほど一遍ここのところは協議をいたしましょう。  じゃ刑事局長どうも。  そこで政務次官、先ほど御答弁いただいたのですが、これ、いまごろそんなことを言ってって笑われるかもしれませんが、奇異に聞こえ...全文を見る
○和田静夫君 しかし、財政収支試算などを見ても、当分赤字公債が先ほど来論議したように脱出できそうもない。財政法は事実上形骸化したと言わざるを得ない。やむを得ないことだと言えばそれまでですがね。結局、一たん歯どめがなくなると際限がなくなるということを私たちは前から何回も言ってきたの...全文を見る
○和田静夫君 そう答弁せざるを得ないでしょう。いや本当の腹のところを聞きたいのですが、もやもやされているのでしょうけれども仕方がないということなんでしょうが。  ついでに伺いますが、本年度の四割ライン、これも補正があれば簡単に突破するのかもしれません。公債依存度四割について、い...全文を見る
○和田静夫君 国債液化の問題で伺っておきますが、五十四年度は政府資金引き受けを除く十一兆円弱が民間消化される。すなわち一カ月一兆円弱平均が民間消化されなければならないということだと思うんですが、もともとシ団との間で国債規模の話がついているのですから消化ができないということもないか...全文を見る
○和田静夫君 ある程度市場実勢に合わしていくということは避けられない情勢だと思う。しかし、市場実勢をいかにとらえるかということはこれはなかなかむずかしいことでしょう。三月に、いまお話があった六・一国債を〇・四%引き上げた。そのときには大蔵省は、それで何とか行けると恐らくお考えにな...全文を見る
○和田静夫君 昨年の七月末に銀行の経理基準についての通達が一部改定されましたね。そして国債価格変動引当金を簿価の一%を限度として毎期計画的に繰り入れる、そういうことが認められました。こういう制度を設けたのはどういう趣旨ですか。  それから、これは税法上の措置はどうされるわけです...全文を見る
○和田静夫君 今度の場合に売却損が生じたのではないかと思うんですが、その額がわかれば教えてもらいたいが、引当金を取り崩すことになるわけですかね、これ。また、現状での評価損はどのぐらいになります。
○和田静夫君 ある意味では心理的な問題ではありますけれども、こういう国債を金融機関に持ってもらって評価損を生ずる、こういうことは大蔵省の金融機関に対する心理的な借りになるのではないかという気がするんです。実際、国債消化問題では金融機関は次第に強い姿勢になってきていますね。大蔵省は...全文を見る
○和田静夫君 そうですか。  これは、私の引用は昭和五十一年十月十八日号の金融財政事情、大平大蔵大臣が全銀協の会長など、その他関連者に対しての提示と、こういうふうになって、子引きでありますから、ないと言われてしまえばそれまででありますが、しかしこれだけの著述になっているものでな...全文を見る
04月26日第87回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
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○和田静夫君 二十四日の委員会で、財政規律及び国債消化の問題について質問をして事務当局者から説明を聞いたのでありますが、その上に立って、総理に少し広い視野からきょうはお尋ねをしたいと思うんです。  国民の素朴な感情からしますと、日本経済はいつ景気を回復するんだろう、あるいはいつ...全文を見る
○和田静夫君 この構想では、現在の昭和五十年代前期経済計画の実績を反省をしまして、こういうふうに述べているわけですね。  昭和五十年代前期経済計画では、「想定成長率自体を従来より控え目な六%強とし、この実現に向けて政府の異例の努力がなされたにもかかわらず、実績はこれをやや下回る...全文を見る
○和田静夫君 ちょっとこれ引用が長くなりますが、表現がおもしろいんで、読んでみて総理の見解承りたいんですが、経済企画庁のESPです、これ。  成績大学の竹内靖雄教授がこの中に書いているんですが、「「資本主義は死すべき運命にあるにもかかわらず現に生きながらえているのは国家による治...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと引用が続いて恐縮ですが、もう一つだけ聞いておきたいのですが、公正取引委員長の橋口收さんが、この夏、ある小中学校の先生たちだけを対象にした研修会に臨まれましていろいろおしゃべりになって、帰りに若い先生の二、三から質問を受けた。「じつは、私ども、生徒に国債を教え...全文を見る
○和田静夫君 小中学生相手に……。  今国会は雇用問題が大きなテーマとなったのでありますが、財政には雇用創出効果がきわめて低いという無力感ばかり感じられた。そこで大蔵省は昨年の十一月に、もはや雇用確保に成長率の引き上げというマクロの総需要政策は無力化した、そういう前提に立って、...全文を見る
○和田静夫君 財政がどういう役割りを果たすかという点について新しい国民的合意を形成する必要が私は今日あると考えているんですが、従来の経済財政運営は成長至上主義という性格がありましたけれども、新しい予算政策として、たとえば西ドイツの経済安定成長促進法、これは成功したかどうかは評価は...全文を見る
○和田静夫君 一般消費税の創設について、これは各方面からきわめて強い反対が出ております。総理は予算委員会でも各党の合意を得ることを前提としておられました。大型税でありますから国民的合意が必要なのは当然でありますが、今国会の論議でも、一般消費税創設以前に税制全般にわたって検討すべき...全文を見る
○和田静夫君 金融制度の改革の作業が進められておる。その中で金利の弾力化が大きなテーマとなっているわけです。  これまでの護送船団方式をやめて自由競争原理を導入する、それはわかりますが、ただそれが個人金融、中小企業金融に影響を及ぼす恐れが多分にある。この点については留意をしてい...全文を見る
○和田静夫君 この電電公社のいわゆる政府調達の門戸開放について、日米交渉が行き詰まって、政府は昨夜、当面妥協しない方針を確認したということでありますが、総理の真意をひとつお聞きをしたいのと、私は、政府はすでに妥協し過ぎたのではないかと実は思っているのです。  門戸開放は開放経済...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、政治的な問題として解散論議が非常に活発になってるんですね。もともとどうも総理の周辺から流されたものであろう、大平派の会合で総選挙の準備をしろと、こう大平派の幹部が言われたと報道されていますから。総理はそれを否定をされない。きのうは西村副総理が田中派の会合...全文を見る
○和田静夫君 もう時間ですからあれですが、いま現在お考えになっていないという主張はわかりました。  そこで、私さっき一問で触れたんですが、タイミングの問題として今秋以外、この秋を外すというのはやっぱり常識的には考えられないじゃないか、かなりむずかしいんじゃないか、やっぱりタイミ...全文を見る
○和田静夫君 私は、ただいま修正議決されました昭和五十四年度の公債の発行の特例に関する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、民社党、第二院クラブ及び新自由クラブの各派共同による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。   昭和五十四年度の公...全文を見る
05月08日第87回国会 参議院 大蔵委員会 第16号
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○和田静夫君 まず、銀行局長にお尋ねしますが、金融制度調査会では昭和五十年五月の大蔵大臣諮問に基づいて審議を重ねてこられましたが、答申はいつごろ出される見込みですか。
○和田静夫君 諮問では、「銀行に関する銀行法その他の法令及び制度」について意見を求めているわけでありますが、「その他の法令及び制度」とは具体的に何を指しますか。
○和田静夫君 そうすると、日銀法を含めて法改正を行う必要があるというふうに理解をしておいていいわけですか。
○和田静夫君 ちょっと日銀法の現行法ですが、この現行法の十三条ノ三の十号のロですね、「必要ナル法律ノ改正」ですか、これが意味するものですが、銀行法その他いま諮問をされているこれらの法律の改正を、政策委員会としてはいつかこう必要なるものとして提起をしたことがあるわけですか。
○和田静夫君 いえいえ、私の言っているのは、いま改正作業が進もうとしている銀行法などについては、日銀の政策委員会はこの十三条ノ三に基づいてみずからの仕事をやったんですかやらなかったんですか、かつて報告をしたことがあるんですか。
○和田静夫君 ここは別の機会に譲りますけれども、ちょっとこの法律の条項との関係では、これだけの大作業が進むのでありますから、日銀法に基づいて政策委員会なるものが真実仕事をしていたとすれば、高額をはみながら仕事をしていたとすれば、銀行法全体についての改正を必要とする勧告などというも...全文を見る
○和田静夫君 銀行法に続くこの改正作業が予定をされているわけでありますが、これどういう見通しを立てておられますか。
○和田静夫君 それは日程的にはどういう、時期的にどういうことになりましょう。
○和田静夫君 そこで、銀行法等の改正に踏み切られた背景について少しお聞きしておきたいと思います。  先日、「金融制度調査会の審議状況について」と題する簡単な説明文書をいただきましたが、調査会への大蔵大臣の諮問を行った背景を三点挙げられております。  第一点は、「わが国経済は高...全文を見る
○和田静夫君 それは要約して、結局文書によれば、「経済社会構造の変化に伴う国民の意識の変容等を背景に国民のニーズが多様化していること及び金融機関と個人との接触が深化していること等の情勢変化の下で、特に、近年、金融機関について様々の問題が提起される等金融のあり方に対する国民各層の期...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる目的規定でありますが、この銀行法などに、社会的責任とか、あるいは公正とか、そういう一種の精神的な倫理規定にとどまるのかしりませんけれども、そういう目的を規定する御方針ですか。
○和田静夫君 最近、徳田銀行行政という言葉で、新金融効率化ということが標榜されているわけですが、この言葉も必ずしも私は明確ではないんですけれども、先日「新金融効率化について」と題する説明文をおたくからいただきました。その中で四項目具体的に挙げていらっしゃいます。  その四つのう...全文を見る
○和田静夫君 店舗についてはこういう意見があるんですね。「金融財政事情」の四月三十日と五月七日の合併号で、お読みになったと思うんですが、都銀の業務部長匿名座談会、これの二十九ページから三十ページなんですが、「機械化店舗とか小型店舗という新しい考え方の行政が出てきて、それはそれで非...全文を見る
○和田静夫君 CDは十四日に発行されると報道されておりますが、発行枠はすぐ消化してしまう模様であります。発行額の枠やあるいは五億円という単位が次第になし崩しに拡大されるのではないだろうかと、そういう危惧する者が非常に多いわけですね。そういう可能性はありませんか。
○和田静夫君 ところで、この新金融効率化についての文書の三ですがね、「これらがさらに、どのような方法により実現されるべきかについては、金融制度調査会、金融問題研究会等の場を通じて検討が行われている。」とされております。  私は、この後者に疑問があることは、昨年も本委員会で質疑を...全文を見る
○和田静夫君 最後にしますけれども、学者の引用としてもう一つ、この六十八ページにおもしろい表現があるんですが、「「垣根」の撤廃それ自体が、『金問研報告書』が主張するような「競争原理の活用」に直結しないかも知れないということである。現在のわが国において、業務分野の専門化規制が除去さ...全文を見る
○和田静夫君 どっちみち銀行法の作業過程なり、出てきた段階で論議をいたしますから、銀行法関係は以上でやめておきます。  そこで、四月二十四日の当委員会で日本リザーブグループをめぐる大手都銀を含め二十一日金融機関の手形割引、過振りについて質問いたしました。  そこで、当日の委員...全文を見る
○和田静夫君 正直な話、きょう協和銀行あるいは住友銀行グループ、東海銀行など非常に多額のものを出したところ五銀行の頭取に全部ここへ来ていただこうと思っておったんですが、ちょっとほかの論議で時間がとられますから、きょうはそれは省略をいたしましたが、どうもいまの答弁ではやっぱり納得が...全文を見る
○和田静夫君 これはおいおい煮詰めますから、そのうちに方法考えますが、そこで関連してお尋ねをしますが、銀行法の改正問題で経理の公開が大きなポイントになっていますし、先ほどもお尋ねしましたように、リテールバンキングというテーマも話題になるような時代であります。いわば銀行経営を大胆に...全文を見る
○和田静夫君 自賠責でちょっとお尋ねしますが、自賠責保険の医療費、これは通常よりも異常に高い。かねて批判があるところであります。  本日は、その関係をまず基礎的なところから伺っておいて、なお論議を発展させたいのですが、基礎的なデータをそういう意味ではいただきたいわけでありますが...全文を見る
○和田静夫君 そうすれば、私的医療機関への支払い額がその中でどれだけを占めるかということを含んで知らしてもらいたいんですが、よろしいですか。
○和田静夫君 医療機関からの請求の計算方法というのはわかりますか。
○和田静夫君 各県ごとに自賠責保険調査事務所と各県医師会側とで協定しているようですね、この計算の方法というのを。この調査事務所というのは一体何ですか、おわかりになっていますか。
○和田静夫君 一点単価は協定しているでしょう。
○和田静夫君 そこで、現在この一点単価は幾らですか。
○和田静夫君 全件中、最低、最高、平均、それはいまわかりますか。
○和田静夫君 きょうは大体、その資料をそれじゃいただくことに主眼を置きますが、健康保険の場合、一点十円、それが二十円、三十円のところがある。いま言われたとおり、二十円、三十円のところもある。  私の調査では、栃木、埼玉、神奈川、静岡、兵庫などでは単価三十円の申し合わせが一部医療...全文を見る
○和田静夫君 私は、その科学的な根拠がないのが非常に不自然だと思っているのですがね。これは地域だけではないのですね。調べてみますと、医療機関ごとに国立大学、自治体、公立、私立、これも設立主体によっても単価が違うわけです。この科学的な根拠は御存じですか。
○和田静夫君 それじゃ、ここのところも実態をちゃんと把握して、私に報告していただけますか。
○和田静夫君 じゃ相談して、そう決めます。しかし、地域のやつはすぐ出ますからね。私は地域のやつは持っておりますから。  それから、初めに聞きましたように、医療費支払い額、各県医療機関別にこれはデータいただけますか。
○和田静夫君 端的に言って、現在の自由料金制は矛盾だらけなんですね。これは健保を適用してもよいはずでありますが、私の調べたところでは、公的病院が二五・三%、私的病院がわずか五・八%ですね。しかもどちらかというと、私的機関の方には、施設がないだけに軽症の患者が行くわけですね。運ばれ...全文を見る
○和田静夫君 後日またデータを出していただいてから質問いたしますが、支払い調書は出しているわけです。そうすると、自賠責による所得の税申告額、それから各県医療機関別に出ますかね、これは、国税庁。
○和田静夫君 あのね、自賠責の論議ちょっとやっているんですがね。どっちみち後刻、いま資料もらって煮詰めた論議、私も意見を述べますが、ちょっと気にかかるのは、自賠責による所得の税申告の額なんです。それからこれを各県医療機関別に出ますか、おたくで。
○和田静夫君 医療機関の方は。
○和田静夫君 これは何で出ないんですか。
○和田静夫君 ちょっと後で相談します。私は少し注文出します、これは。  次に移りますが、東京信用金庫なんですが、昨年七月六日の決算委員会で、東京信用金庫のきわめて憂慮すべき経営内容について質問をいたしました。それは、同金庫の五十二年度決算について問題としたわけであります。徳田局...全文を見る
○和田静夫君 日研製薬という株式会社に対する融資が総額十四億円、これに対して担保評価はせいぜい四億円程度と見られる。これは融資限度額をオーバーしているわけですが、現閣僚の一人に対する政治的な融資であると、こう言われているんです。私は、名前もわかっておりますけれども、きょうはここで...全文を見る
○和田静夫君 もう一つ伺っておきますが、株式会社エヌエス本社、これに対する暴力団事件として、元専務及び支店長が第一審実刑判決を受けたあの不正融資ですが、不正貸付十五億八千万円、これは担保評価三、四億ぐらいでしょうか、現状では処分不可能に近いものですから、評価できないと言うべきかも...全文を見る
○和田静夫君 実は、いま挙げた二件とも処理されていない。実質的には四分類にしてもよい内容でありますが、決算上見かけをよくする決算をするために第四分類としない、償却をしないというようなことは東京信金では行われている。ディスクロージャーが課題とされる今日、大蔵省の秘密主義も改めなけれ...全文を見る
○和田静夫君 その一般論の上に立って、東京信金のこのケースについてはどうお考えになりますか。
○和田静夫君 昨年七月六日の質問で、五十二年度決算において、ミキ通商分六億七千四百万、それから清和産業分五億二千万、合計十一億九千四百万円の償却について、その担保についての疑惑を私は質問をいたしました。  すなわち、五十年十月の大蔵省関東財務局の検査の直前に、と私は思っておった...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省が解除を認めたいきさつですね、東京信用金庫の大蔵省に対する説明というのは、これはそれじゃどういうことだったんですか。
○和田静夫君 実は、解除の理由について東京信用金庫は大蔵省にこう説明したというふうに聞いています。  ミキ通商、清和産業には相当な資産があると考えて三好建設がその再建に乗り出そうとしたのだが、調査してみると再建できそうもない。そこで一たんは担保提供して両社をバックアップしようと...全文を見る
○和田静夫君 この問題では、日銀から来られていた新山元理事は稟議書に捺印しなかったために詰め腹を切らされているわけですね。そういう有名な話があるんですが、このことは御存じですか。
○和田静夫君 くどいようでありますが、この問題は私は重大な実は意味をはらんでいますからさらにお尋ねするんでありますが、実はこの三好建設の担保設定は架空のもの、関東財務局の検査に対する一時逃れのものであって、東京信金は三好建設株式会社に担保を返却する旨の文書を入れて仮に担保を設定し...全文を見る
○和田静夫君 なお一言つけ加えておきますが、仮に架空の担保でないとすると、担保解除は同金庫に損害を与えた結果になるわけです。この点についても筋道の立った調査が必要であると思うんですが、これはいかがですか。
○和田静夫君 東京信用金庫は、板橋支店移転用地としまして、板橋区仲宿の乗蓮寺所有の土地約千坪の買収を浅野前理事長の指示で行って、昭和四十九年七月一日に乗蓮寺から約十一億円で三井建設に土地の所有権が移転をされました。三井建設は東京信用金庫の命を受けたもので、事実買い戻し条件がついて...全文を見る
○和田静夫君 この物件には、浅野理事長が実権者である東京建設資材株式会社が仲介料三千万円を受領していますね。この会社は東京信金の支店用地問題でいつもこれ出てくるんですね。これは浅野前理事長が自分の実質上実権をふるっている会社を帳簿上仲介させているものなんではなかろうか。きわめて違...全文を見る
○和田静夫君 これは捜査して疑義を明らかにすべきであろうと思うのですが、警察庁いかがですか。
○和田静夫君 この土地は、実際に東京信用金庫に所有権が移転されたのは昭和五十三年——昨年であります。すなわち五十三年八月三十一日、藤和不動産、これが千九百五十五・一八平方メートル、五十三年十月二十四日、東京信用金庫千六百十・九六平方メートルというように分割して所有権移転か行われま...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省には、五百坪の用地取得は何の目的であるかというような形の報告というのはないわけですか。
○和田静夫君 五百坪近い支店用地取得というのは、これは金融機関の土地取得に社会的にも厳しい声が上がっている折から私は疑問であります。まさか東京信用金庫が不動産業を兼営するというわけではないのですから、この点は私は注意を喚起しておきたいと思うのです。  問題は取得の価格です。すな...全文を見る
○和田静夫君 これは三井建設からの買い戻しが経営上の理由などでおくれ、金利負担分が上乗せされた分を東京信用金庫の買い取り分におっかぶせた結果だと私は見ています。こういう土地取得によって、結果として金庫に損害を与えたことになるわけでありますが、大蔵省としてはこの購入価格、お調べの結...全文を見る
○和田静夫君 東京信用金庫の場合は固定比率は幾らですか。
○和田静夫君 東京信用金庫と同和火災が新宿区三光町に九階建ての共同ビルを昭和四十七年に完工させていますね。このビルというのは両者合わせて約百坪の土地、東京信用金庫は約半分五十四坪、その上に地下の一部と一階から三階が東京信用金庫、四階から六階がインターナショナル宣伝という会社、それ...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、九千六百万円入ったということだけはわかっているわけですね。これは警察庁、時効の関連がありますが、私は横領に当たるのではないだろうかというふうに考えているのですが、そういう立論にはなりませんでしょうか。
○和田静夫君 東京信金一応終えときますけれども、なお調査結果に基づいて論議を深めてみたいと思うんです。  東海銀行をメーンバンクとしていた繊維機械輸入商社のパシフィック通商が二月十五日に自己破産申請をいたしました。これについて東海銀行が同社から撤退を図ったことが大きな要因である...全文を見る
○和田静夫君 何か私が聞いているのでは、これには感情的な問題があると言われているわけですね。すなわち、このパシフィック通商が東海銀行から同社の預金五億円ぐらいをおろして、そして三和銀行に預けかえた、そういうことがあったようであります。そうしたことがこじれたということが十分あり得る...全文を見る
○和田静夫君 この東海銀行も、さっきの日本リザーブ問題の中では四億四千万を超える手形割引枠の問題がありますから、その問題とあわせて東海銀行の姿勢というものをもう一遍問い直してみたいと思っていますけれども。  新日鉄と三菱グループが共同出資している日本鋳鍛鋼という会社が北九州にあ...全文を見る
○和田静夫君 これ警察庁、ちょっと一遍調べてもらって報告をしていただきたいんですがね。
○和田静夫君 近畿相互銀行でも暴力団におどかされて小切手の過振りが発覚していますね。近畿相銀の天六支店次長日夏寛次郎さんが住吉連合の幹部におどかされて三月二十日から四月九日の間、二十日間ほどの間で支店長交代のすきをついて計一億七、八千万円から二億五千万円程度の過振りをしていたとい...全文を見る
○和田静夫君 近畿相銀の問題はもうかなり大きく中間的には報道されていることでありますので、警察庁の場合はもう少しこの辺は熱意を持って調査をしてもらいたいと思います。  大蔵大臣、お見えになるのが非常に遅かったのですが、銀行法の改正問題などでかなりの時間をかけていろいろ銀行局長と...全文を見る
○和田静夫君 報告具体的にお聞きになっていないと言われてしまうとこれ以上突っ込んだ論議になりませんがね。  もう一つちょっとそれじゃ聞いておきたいんですが、これも報道にあったことでありますからあれですが、政府調達問題について、ルール化について大平さんはお帰りになってすぐ指示をさ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、その具体的な手順等について何か構想がもうすでにあって指示をされたわけですかね、大平さんは。
○和田静夫君 ところで、最後にしますが、小坂経済企画庁長官は、昨日の同じ記者会見で新経済社会七カ年計画達成のために一般消費税を早急に導入する考えはないと述べておられるわけです。これは同じ政府の閣僚でありますから、これは小坂経済企画庁長官のお考えに同調を大蔵大臣されるわけですか。
○和田静夫君 じゃ終わりましょう。
05月22日第87回国会 参議院 大蔵委員会 第17号
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○和田静夫君 きょうは昭和四十九年十月二十五日の参議院決算委員会以来取り上げてまいりました大光相銀問題について論議を交わしたいと思うのでありますが、銀行局長ちょっと.おくれているようでありますから、その前に、二、三の問題を質問をいたしておきます。  第一は、いわゆる天下りについ...全文を見る
○和田静夫君 都銀には何か事件に関連したことが多いという感じがするんですね。地銀、相銀、信金も検察官及び各地の財務局から、すなわち直接的な検査監督者が天下っている。それは何か事件があった場合がどうも多い。  都銀について言えば、たとえば安宅産業の問題で借りを返すために住友銀行子...全文を見る
○和田静夫君 それじゃまあ、少なくとも私が大蔵委員会なり決算委員会なりで取り上げてきた諸金融機関との関係において疑問に感じている点をあなたから後刻徴したいと思うのです。それはよろしいですね。
○和田静夫君 どうも忙しいところありがとうございました。銀行局長、お見えになりましたから。  先日、この大光相互銀行の粉飾決算と思われる不正な経営内容というものが表面化をいたしました。発表もあり、報道もされました。  実は私は、大光相銀の問題につきましては、昭和四十九年十月二...全文を見る
○和田静夫君 いまも述べましたが、私は昭和四十九年から大光相銀の問題を取り上げてきたのでありますが、大蔵省はそのとき真剣に一体検査をされたのだろうかという疑問を持ちます。なぜそのときには債権回収には自信があるとの報告を受けておりますという通り一遍の答弁で済まされたのだろうか。大蔵...全文を見る
○和田静夫君 数字はもうすでにわかっていることでありますからあれですが、簿外の債務保証が三十数社に対して七百四十億円と伝えられているわけです。この三十数社の大部分はすでに倒産ないし活動していない。七百四十億円のうちの大部分はこれは焦げつきではありませんか。
○和田静夫君 いま公認会計士などの検査が進んでいる事情についてはわからぬわけじゃありませんが、三十数社の明細ですね、活動中のものはこれはいろいろありましょうからイニシャルで結構でありますが、これは資料として後ほど出せますね。
○和田静夫君 銀行局長の答弁は一貫して、あなたが銀行局長になってからの答弁はそういう答弁が続いているんです。私もずっとこれいままでは大体がまんして黙認をしてきたんですが、しかし大光相互の事件が私が指摘したとおりの経過を踏んできた以上、平場であるから云々というような言いわけはもう通...全文を見る
○和田静夫君 これは次官、お互い政治家同士でありますから、検討の結果については私が述べた  ことが尊重される、そういう態度を持しながら検討するということはお約束願っておきたいと思います。
○和田静夫君 素朴な疑問でありますが、なぜこれだけ巨額の債務保証ができたのか、厳密なはずの銀行経理からいって不思議でならないわけであります。  報道によりますと、大蔵省出身の経理担当専務であった現社長の大塚俊二さんさえその存在を知らなかったということでありますが、それは事実でし...全文を見る
○和田静夫君 大塚さんは知らなかった−知っていた。
○和田静夫君 債務保証をしておいてそして手数料収入を計上していない。手数料を受け取っていないと判断ができます。もしそうすると、当然得るべき利益を得ていないことになります。また、巨額の債務保証を簿外に隠していたということは、これはもう当然有価証券報告書虚偽記載、粉飾決算に当たるので...全文を見る
○和田静夫君 法務省、いま私が述べた点でありますが、経営責任者に背任の疑いがあるというふうに考えられますけれども、捜査されていますか。
○和田静夫君 警察庁、これは同じ点はいかがですか。
○和田静夫君 大光の問題というのは、相互銀行の置かれている状況と私は無縁ではないと思うんです。いわば背伸びし過ぎた相銀の悲劇だと言えるわけでしょう。  そうしますと、今後も相銀経営上問題はまだ何一つ解決されていないことになりゃしないかと思うんですね。それから検査体制の見直し、債...全文を見る
○和田静夫君 金融機関相互間の反面調査はしないという不文律がずっと続いてきたようでありますね。今度この事件を契機にしながら反面調査をやるということに踏み切られる。これは各金融機関からの反発というのは予想されますか。
○和田静夫君 いままで反面調査というのは常識的にやられなかったというのをここで反面調査に踏み切られるということになるわけでありますが、法定その他の問題については単に行政指導でできる、そういうことですか。法律上その他問題のひっかかりはないということでしょうか。
○和田静夫君 日銀も一定期間ごと、二年ごとですかね、考査をしていらっしゃいますね。大光相銀の粉飾決算を見破れなかった。現実には考査の値打ちがなかった。これはなぜでしょうか。
○和田静夫君 たとえば日銀の考査についても、確かに簿外で操作をされていたからわからなかったとは言われるが、この相互銀行に関する限り、昭和四十九年十月二十五日に私が指摘をした時点で、一介の野党議員が物を言っているだぐらいの感覚で受けとめずに、まじめに受けとめて考査をやられるというこ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、いまの私の質問に対してどうでしょう。
○和田静夫君 粉飾決算の上大蔵省の検査を欺罔する。この大光相銀のやり方が何年も続いてきたことから考えまして、検査のあり方あるいは考査のあり方について考え直す必要があるだろうと私は思うんですが、去る八日、当委員会でお尋ねをいたしました東京信金の五十二年度決算で償却されたミキ、清和関...全文を見る
○和田静夫君 次の問題に入りますが、大阪市北区の実業信用組合、この三月末の五十三年度決算でここは八億五千万円の赤字を出して、無配転落、破産寸前の乱脈経営でありますので質問をいたしたいと思います。  私は、昭和五十一年七月二十一日及び十月二十日の参議院決算委員会におきまして詳しく...全文を見る
○和田静夫君 累積赤字がこの出資金の二倍であるということは、出資者はとうていこの出資金を回収できないことになるんじゃなかろうか。まことに異常事態であろうと思うんです。  一年前の昨年二月末においては貸出金総額百五十三億七千万円、貸出金利息九億二千万円、本年二月末には貸出金総額が...全文を見る
○和田静夫君 この二月末で損益勘定を見てみましたら、預金利息が五億八千万円、人件費四億五千万円、物件費一億八千万円であります。金融機関は貸出金利息収益を中心として成り立っているもので当然ありますから、貸出金利息は四億四千万円にすぎませんから、人件費を賄えないということに一見なりま...全文を見る
○和田静夫君 私が経理が破綻をしていると言ったのは、この組合が資金繰りに追われていると見られるからであります。  昨年二月において借入金総額が二十四億五千八百万円、借入金の利息が七千九百万円。本年二月は借入金総額が十六億三千五百万円、昨年より八億二千三百万円減っているにもかかわ...全文を見る
○和田静夫君 このような経営悪化をもたらしたのは、大和ランド事件を筆頭とする一連の不祥事であります。  すなわち、実業信用組合はそごう及び大和ランドと組んで八億円に上る架空のローンを設定をした。当時の専務理事及び常務理事が大阪地検に逮捕、起訴をされた。  大阪地裁での検察の冒...全文を見る
○和田静夫君 前田組合長は、この事件当時いわゆる組合長であります。したがってこの前田治一郎氏の行為というのは、中小企業等協同組合法第百十二条に違反をしていると私は思う。このことは昭和五十一年七月の決算委員会で法務省の刑事局参事官も認められました。当時の後藤銀行局長は私のこの指摘に...全文を見る
○和田静夫君 銀行局長の答弁は答弁として私は理解をしないわけじゃありません。  しかし、先ほど読み上げましたように後藤銀行局長時代の答弁も同じだったんですね。そしてずるずるここまで来てしまったんですよ。したがって次官、これにはいま私が指摘したような形でもって大蔵省は対処されるよ...全文を見る
○和田静夫君 これで質問の最後にいたしますが、実業信用組合の昨年度の決算は統一経理基準に基づいておらず、粉飾決算であります。昨年度、すなわち昭和五十二年度は実質上赤字なのに、五十三年三月に未収利息三億四千九百万円をふやす、計四億九千五百万円の未収利息を計上する、他方未払い利息は一...全文を見る
○和田静夫君 法務省は昨年の二月二十二日には大和ランド事件で先ほど言われたように専務理事、常務理事を起訴された。この問題については詳しく調査をされているわけであります。実業信用組合の経営についてはもう非常な、十分なといいますか、そういう調査が行われていますから、少なくとも取っかか...全文を見る
11月28日第90回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○和田静夫君 きょうはかなり盛りだくさんに、予算編成の問題、あるいは日本電気のPCBの不法投棄の問題、あるいは山口銀行の背任の問題、大生相互銀行の融資をめぐる疑惑の問題、あるいは中国銀行の金融機関信用調査問題などというものを取り上げたいと思いますので、少し口早に質問をいたしますが...全文を見る
○和田静夫君 いや、なされていないから聞いているんで、これは決算の総括という話ですから、ここで答弁できないというようなことにはならぬのですが、きょうは限られた時間ですから、後でひとついま私が述べた額、指摘点、それらと五十二年度の予算との関係を私に教えてください。大臣いいですか。
○和田静夫君 大蔵省には地方に財務局財務部があるわけですね。私はこれは二重行政のむだだと不合理をかねて予算委員会で論議をしてまいりました。で、私はある意味では大平内閣は正しくこれを受けとめたんだと思うんですが、いま補助金の問題の論議がありましたが、会計検査院と二重にこの補助金の監...全文を見る
○和田静夫君 新大臣、これは第一次大平内閣の末期における公約ですからね。田中官房長官は外に向かって明確に言われたわけですから、それはもう第二次大平内閣において完全に行われる、こういうふうに私たちは理解をしていますし、参議院予算委員会の私との討論を受けた大平総理大臣の私は決断だった...全文を見る
○和田静夫君 人事院総裁、人事院勧告実施のこの閣議決定で、昇給延伸、それから退職金制度の見直し等がうたわれていますが、これは人事院にも事前に相談があってのことでしょうか。
○和田静夫君 これは釈迦に説法ですが、人事院制度というのは公務員に対する労働基本権制限の代償措置である。その精神から言って、ようやく人勧完全実施というところにきている。ところが、またもや財政事情を理由にしながら値切られる。これはよく公務員労働者側が言う人勧体制、その人勧体制という...全文を見る
○和田静夫君 竹下大蔵大臣、人事院勧告の完全実施に向かって大変努力をされた政治家でありますし、私たちはそのことについては忘れてはいないのであります。したがって大蔵大臣、いまの人事院総裁の財政事情が先行しないという部分については十分に考えておいていただかなきゃならぬと思うんです。こ...全文を見る
○和田静夫君 社会保険診療報酬について若干やりたいんですが、時間がありませんから詳しい質問は別の機会に譲るといたしまして、一つ二つだけ確認をしておきたいのであります。  それは、診療報酬の配分が適正でないことはつとに指摘をされてまいっております。たとえば薬品、検査はもうかって基...全文を見る
○和田静夫君 やられることはやられるわけですか。
○和田静夫君 就任早々だからということなんでしょうが、大臣自身は専門家としてどうお思いになっているんですか。
○和田静夫君 どうですか、政治家個人としてどうお思いになっていますか。私が指摘しているとおりだとお思いになるでしょう。
○和田静夫君 十分に理解をされた以上、大臣に就任をされているんですから、したがって作業はやっぱり急がれるべきである、そういうふうに申し上げておきますが、よろしいでしょうか。
○和田静夫君 元江戸川区歯科医師会長の武居歯科医院長ですか、歯科医院が、社会保険診療報酬の不正受給を行っていた件、これをちょっと御報告ください。
○和田静夫君 余りにも巨額の不正受給がまかり通った原因ですね。江戸川区への債務弁済契約公正証書を見てみますと「誤って」と、こうなっているわけです。誤って受け取ったということになっているわけですが、その間の事情、いわゆるにせのカルテをつくって請求をしたということになりますか。
○和田静夫君 十年間もわからなかったというのはどんな原因ですか。
○和田静夫君 言ってみれば、監査機構が不備であるということですが、これは後ほどやりますが、警察庁、東京都の民生局勤務の元厚生技官との間に汚職容疑が持たれていますね。捜査に警察庁は入っているんですが、その結果どうなんですか。
○和田静夫君 これは報道もされたことですが、したがってこれは後でそれじゃ教えてください。  医療専門官を中央に二名配置をする、そしてプロジェクトチームをスタートさせるということでありましたが、もうこれは発足しましたか、どういう計画になっていますか。
○和田静夫君 医療専門官は全国で百七名の定員ですが、現在二十八名欠員となっているでしょう。
○和田静夫君 定員設定の根拠というのは何ですか。
○和田静夫君 私はこの定員及び機構で十分やっていけるのだろうか、大変な問題だろうと思っているんですよ。  これは厚生大臣に答弁いただきたいんですが、行政職でどれだけ一体専門的に立ち入りをすることができるのだろうか。身分保証も非常に悪い。端的に言って監査機構に私はなっていないと思...全文を見る
○和田静夫君 まあ機構も、同時に今日この監査状況すら実は公表されなくなったんですね。行政監査は会計検査院であれ行政管理庁であれ公に報告が行われているわけですよ。捜査機関である国税庁、警察庁も白書を初めいろいろな形でもって報告を行っている。まあプライバシーは別でありますが、行政は国...全文を見る
○和田静夫君 いつですか。
○和田静夫君 じゃ資料でもらいますから。
○和田静夫君 昭和三十五年に事件があって、そして医師会の了解という申し合わせができたらしいが、監査件数が平均して六分の一程度に減っている理由というのは何かありますか。
○和田静夫君 そうですね。  それからもう一つは、大臣は医師会と等距離という談話を発表されていますから、ある意味ではちょっと信用しますがね、しばらく見さしてもらいますけれども。私も社労の委員長をやっておっていろいろ皆さん方と医師会との間の壁というのを十分に感じ取りつつずっときま...全文を見る
○和田静夫君 PCBの大量不法投棄の疑いで神奈川県警は横浜市緑区荏田町四八六九、ここの運搬業者を逮捕したようですね。この捜査、取り調べ状況をまず警察庁から伺います。
○和田静夫君 そこで、参考人、どうも御苦労さまです。  日本電気の大内専務にお聞きしますが、おたくの阿部昂公害防止環境管理部長、各事業所より相当の量のPCBが搬出されていますので早急に対策を検討します云々と、あるところで述べられています。で、各事業所より相当な量の搬出について、...全文を見る
○和田静夫君 最後のところちょっと何ですか、その他の地区から……。
○和田静夫君 あなた専務ですから、報告を受けてないじゃ済まされないのでありまして、おたくの担当の部長が明確に各事業場より搬出をしていると言っておるわけですから、ここのところは明らかにしてください。で、決算委員会はきょうで終わるわけじゃありませんし、引き続いてこのことは……、PCB...全文を見る
○和田静夫君 非常に危惧すべき状況なんですよ。したがって何も協会をいま一方的に責めようというんでなくて、協会がもっと権能を持てるような状態というものをお互いやっぱり検討するならしなきゃいかぬでしょうし、その辺のところの論議を将来はしたいと思っているんです。  日本電気は搬出した...全文を見る
○和田静夫君 いずれにしても運送料にしては金額が大き過ぎますね、これは不思議にお思いになりませんか。
○和田静夫君 その前処理にあなたの企業の外へPCBを出すことができますか。あなたには全然法違反という感覚がなくて答弁されているような感じがするのですが、日本電気はやったことについて自己反省はないわけですか。
○和田静夫君 余り長くならないように。
○和田静夫君 じゃ、同じことを、きょう環境庁は呼んでありませんが、厚生省、それから通産省、いまそのことを国家目的のために処理をするような実験を依頼したわけですか、明らかにしてください。
○和田静夫君 ない。ない以上はあなたが得手勝手に判断しただけであって、あなたの会社か、あなたの社長か、あなたの方が法違反を犯していることは明確でしょう。PCBというのは使用部品はメーカーの責任において保管される、そうですね、厚生大臣。
○和田静夫君 そうすると、警察、これはつかまっている本人はどういうことになるんですか。
○和田静夫君 いま私日本電気の参考人からお聞きをしている限りにおいて、日本電気がPCBを流出させたことは間違いありませんから、これはもうはっきりしましたから、そうすれば、これは日本電気それ自身が法違反ですね。
○和田静夫君 PCBの使用部品、使用機器の処理は電気絶縁物処理協会が一元的に行うことになっている、通産省がメーカーを指導することになっていますね。これは厚生大臣、通産省それぞれ答弁していただきたい。私の言っていることは間違いないですね。
○和田静夫君 日本電気さんね、業界に対してはPCBの処理について通産省、厚生省からたびたび要請が出されております。日本電気には公害防止環境管理部という部署もいま通産省側から答弁があったように設けられています。公害防止機器も製造している。当然PCBの毒性を知って、処理体制を知って、...全文を見る
○和田静夫君 さっき明らかになった通産省も厚生省も依頼はしてないと、これは明確なんですね。したがって、私はなぜ過大な金を払って業者に搬出させたのかというのは非常に疑問なんですよ。それはあなたの方からの依頼やあるいは研究機関がどこかでこっそりやってみようというような恣意やいろいろの...全文を見る
○和田静夫君 前提を間違っているので、あなたの方は動かして外へ出すことができないんですよ。まずそれが前提なんですよ。あとのことはあなた、どんな理屈並べてみたって通用する話じゃないんで、あなたが外に出したことはもう法違反なんだから、そしてこれによってカネミ油症その他でもって経験をし...全文を見る
○和田静夫君 どうにも話にならぬね。あなた、行為があって結果があったのだ、結果もないんですよ、ないんだからそのことは後から言いますがね。あなた方が最初に変な行為をしたからいろいろなことがあるということになっているんで、その行為があなた間違っていたんですよということを言っているんで...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、あなたは詐欺か何かにかかったという主張をするわけだ。
○和田静夫君 どんなふうにかかったところで、日本電気がやっていけないものを出したことは間違いない、この事実関係は認めるわけでしょう。
○和田静夫君 わかりました、それでよろしい。  そこで、通産省、PCBのこの焼却処理場の開発状況を説明してもらいたいのですがね。通産省は機械振興補助金的なものですね、そういう金を協会にお出しになっている、その予算使用状況というのは……
○和田静夫君 開発状況というのはどうなっていますか。
○和田静夫君 先ほどから協会だとか委員会という、日本電気の答弁がたくさんありますので、協会の宗像先生にお聞きしたいのですが、電気絶縁物処理協会の中に処理研究開発のためにPCB処理技術検討会がつくられていますね。その組織及び委員長はどなたでしょう。
○和田静夫君 組織も聞きたいところですが、時間がありませんから。  ところで、日本電気ですがね、日本電気のこの阿部公害防止環境管理部長は、「なぜ搬出したかと言いますと、私の前任者が京都大学名誉教授岩井重久氏の同窓生でした。岩井氏はPCB処理技術検討委員会の委員長ですが、岩井氏の...全文を見る
○和田静夫君 私は、警察はここのところは十分調査をされる必要があると思うんですよ、いかがですか。
○和田静夫君 これは、通産大臣、PCB処理の開発に重大な疑問を抱かせているんですよ、ここのところは。通産大臣としても通産省に調査をさせて、これは疑惑を残さない、そして責任ある措置をとられるべきだ、そういうふうに思いますが、いかがですか。
○和田静夫君 PCBの何といいますかな、焼却炉ですね、これがテスト段階にある。それからPCBを海中やあるいは埋め立てで投棄するということですね、こういうことは廃棄物の処理及び清掃に関する法律で禁止されています。で電気絶縁物処理協会にも保管倉庫がない。もちろん協会倉庫への搬出はでき...全文を見る
○和田静夫君 この問題の最後ですが、PCB処理の開発状況が非常におくれています。開発を急がなきゃなりません。通産大臣、そのことを念頭に置いて十分対処してもらいたいと思います。
○和田静夫君 山口銀行の不正事件について、捜査状況をまず警察庁。
○和田静夫君 山口銀行に預金をして、羽島それから国本に不正流用された会社ないし個人、これは新聞では五、六社と報道しておりますが、その名称及びそれぞれの金額は幾らですか。
○和田静夫君 会社数というのはわからないんですか。
○和田静夫君 おおよその金額はおわかりになりませんか。
○和田静夫君 被害届なりあるいは申し出をしている会社というのはわかりますか。
○和田静夫君 捜査の端緒をちょっとお聞きしたいんですが、国税庁が被害者であるいまお話しの丸金商事に立入調査をした。で巨額の定期預金証書、山口銀行の証書が出てきたので発行した山口銀行に国税庁が問い合わせた、これが端緒になったと言われるんですが、国税庁そうでしょうか。
○和田静夫君 横道にそれますが、国税庁の突然の調査はどういう理由ですか。
○和田静夫君 山口銀行が国税庁に丸金商事について情報提供をしたという情報があるわけですがね、これは、国税庁、そういうことはありませんか。
○和田静夫君 ちょっと、答弁を差し控えるのは幾らでもそんな答弁をしていりゃいいですがね、私は大光相互銀行を御存じのとおり五年間指摘をしてきまして、全部そういう答弁でした。  四十九年十月に、私がこの決算委員会で大光相互銀行問題を取り上げたときに、警察庁なり国税庁なり大蔵省が、一...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省に伺いますが、中国財務局は、最初の新聞報道の時点で新聞に情報提供をしていますよね。この事件を知った時点はいつですか。
○和田静夫君 新聞に提供したことはないと言われますが、私は、きょう非常に不満なのは、大蔵大臣にもちょっと聞いておいてもらいたいんですが、きのうの午後四時に私は質問通告を各省にみんな集まってもらってしましたよ。そうすると、五時にもうつぶしの電話が入ってくるんですね。これじゃもう私た...全文を見る
○和田静夫君 私もそう思うのです。したがって役所間で若干の協議があったりしてもいいんですが、部外に漏れるということは許せないんですね、部外に漏れるということはもう許せない。  私は、たとえば四十三年に石原慎太郎参議院議員が出てきたときに、ある週刊誌――週刊現代でしたか、野党が事...全文を見る
○和田静夫君 いや、いまのことは山口銀行に関して申し述べたんじゃないのです。後ほどの質問との関連でちょうどここであれがありましたから申し述べたんで、何もあなたを疑っているわけじゃありません。  山口銀行は十月二十三日ごろには事件をお知りになった。そうして羽島及び国本から事情をお...全文を見る
○和田静夫君 そこで大変不思議になるのは、国本は銀行に事情を話した後に国外に出ていますね。これは重大であると思っているんですが、銀行が国本の犯罪性を知りつつ、警察への告発を故意か過失か怠ったということになりませんか、ここのところは。
○和田静夫君 そこで、どうも犯罪性を知りつつ告発がなされていない。これは何か理由があったんですか、おたくは。
○和田静夫君 重大なんです。十一月三日から十一月十二日まで彼は台湾に出ていって、そして帰ってきて、十六日に自首ということになるんですが、どうも銀行に相談しているんじゃないかという感じがいたしますね。この国外脱出で資金隠匿工作をした疑いがあろうと思うんですが、これは、警察庁、いまの...全文を見る
○和田静夫君 山口銀行に伺いますが、被害会社の丸金商事が、いまのままの状態だったら、というのは、いわゆる自社の預金を引き出せなかったならば会社がつぶれてしまうと言ったのに対して、応対に出た幹部は、つぶれても構わないと答えているんですが、これは山口銀行の方針ですか。
○和田静夫君 それじゃ早急に対処されると。  銀行局長に伺いますが、大蔵省は事あるごとに預金者の保護、それを行政の至上命題としているという発言をしてこられました。ところが、銀行でいまあったいきさつはいきさつのとおりなんです、深く言いませんが。預金者の保護、預金の保護、そういうこ...全文を見る
○和田静夫君 山口銀行への送金には銀行間振り込みが行われている。その証書の写しを私もここに持っていますが、山口銀行の債務残高にあらわれていない。これはなぜなんですか、いま答弁のことはなぜなんですか。それが一つ。  それから銀行振り込みはコンピューターで記録されるわけでしょう。
○和田静夫君 これはコンピューターをオン・オフに切りかえられるキーを支店長が持っているというわけですね。なぜ支店長にキーを託してあるのか。キーを預けてオン・オフに切りかえる。オフにする必要は、これは銀行局長どんな場合に起こるんでしょうね、オフにする必要をちょっと。
○和田静夫君 そうですね。それだから、結局、悪事をやるためにオフにしたということなんでしょうが、どうもその記録が残らないというのは私にはわからないんですが、支店でもってオフにしたって中央のコンピューターに残るのではないか、中央のコンピューター、いわゆる本店のコンピューター、そこを...全文を見る
○和田静夫君 預金者保護の立場に立って――その御猶予しているうちに企業がつぶれちゃうわね、銀行は何の責任も感じませんか。  法制局長官、銀行における支店長の地位、支店長の行為についての銀行の責任というのは、これはどういうものでしょうかね。
○和田静夫君 支店長というのはそういう存在ですよ。そして第三者の素人から言えば、支店長と言えば銀行そのものですよ。したがって支店長がつくったところの山口銀行の正規の書類があれば、それはだれでも預金者は信用しますよ。また、その信用の上に成り立っているのが銀行そのものでしょう。ところ...全文を見る
○和田静夫君 十分配慮をするだけでは私はあれなんですがね。たとえば導入預金についての昭和四十九年三月一日の最高裁の第二小法廷の判決、これは、山口銀行、御存じですね。
○和田静夫君 預金等に係る不当契約の取締に関する法律の二条一項ですが、これは法制局ですか、大蔵大臣ですか、簡単にちょっと説明していただけませんか。
○和田静夫君 最高裁判決でも同じような形で述べられています。したがって、その導入預金に対しても銀行側はやっぱり十分に支払う対処をしなきゃなりませんね。そういうこともありますが、これは継続的に、きょうの参考人とのやりとりを通じながら、参考人の方がどういうふうな態度に出られるかを見て...全文を見る
○和田静夫君 どうも参考人、ありがとうございました。
○和田静夫君 あとちょうど五分ぐらいになりましたからあれですが、大蔵省が六月の九日から約一カ月、群馬県前橋市の大生相互銀行に検査に入られました。そして検査の最中にワンマン社長が交代をした。大蔵省OBの前田文雄氏が専務から社長に就任をされたのを初め、大幅な人事異動が行われています。...全文を見る
12月06日第90回国会 参議院 大蔵委員会 第1号
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○和田静夫君 大蔵大臣に過日、二十八日の決算委員会でいろいろの御質問をいたしましたが、その継続で本日若干質問を展開いたします。  まず、山口銀行の問題でありますが、銀行間で送金が行われたのでありますから、その記録は山口銀行の電算センターに記録されていることに私は間違いはないと思...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる銀行間送金があったわけですから、いま言われるように銀行間勘定、つまり振り込み銀行と受け取りの山口銀行との間でこの銀行間勘定の決済が行われて、確かに山口銀行には金が入った。そして、山口銀行の本支店勘定で決済が行われて、徳山東支店なり岬支店なりに確かに金が入った...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大蔵省に特に注意を喚起したいのは、今回の事件を銀行側がチェックできないはずがないということであります。  たとえば、私が知って、この間決算委員会でも問題にしました丸金商事のお金の入金は三十二回ありますね、これは資料全部おたくに渡してありますから。で、出金の...全文を見る
○和田静夫君 コンピューターをオフにすることは一般に禁じられている。これはもう銀行局長、この間決算委員会で私に答弁されたとおりでございます。  オフにした場合に、銀行が調査をしなきゃならぬと。しかも、羽島のいた二つの支店でそういうことが起こっている。まあ山口銀行の支店はどこでも...全文を見る
○和田静夫君 それはもうわかっているからいいです。  転勤になった時点で引き継ぎがされているわけです。この転勤は、成績が上がったからということで転勤になっているわけですね。十三名のところから二十七名の支店に行っているわけですから、栄転ですよ。この引き継ぎでも発見がされなかったと...全文を見る
○和田静夫君 責任問題触れられませんでしたが、私は同じこの場所で、たとえば富士銀行の十九億四百万円問題以下、金融犯罪に関するいろいろの問題を取り上げてまいりました。富士銀行の当時の岩佐頭取もここにお出ましになって、ついには十九億問題の責任をとっておやめになった。ところが、今度の事...全文を見る
○和田静夫君 預金者が預金を払い戻してもらえないという点で、先日も伺いました。預金者は、通常きちんと帳簿に計上されているか否か確かめようがありません。この間、法制局長官と私がやりとりをしましたように、支店長そのものは預金者にとってみれば銀行そのものであるからであります。そこを信用...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、ここでこのことをちょっと締めくくっておきたいんですが、いま私が申しましたけれども、山口銀行に対する預金者がいま被害を受けている。その会社が越年をすることができない。こういう事態で、善意の第三者が泣かなければならぬということにはならぬと思うんです。で、銀行局...全文を見る
○和田静夫君 警察庁、最後ですがね、私の調査では、その後、東京の松岡さんという人が徳山東で二億五千万、福岡の甲木さんという人が一億三千万、いずれも国本の紹介で預金をし穴をあけられた、こういうふうに調査結果が出ています。このことが確認できますか。  二つ目は、インドネシアヘの二億...全文を見る
○和田静夫君 預金を払い戻してもらえなくて、捜査待ちというのが銀行局長の答弁。これはできるだけ早く結論を出して、関係ない人はないとはっきりあなたの方で言いませんといかないと思うんです。それは会社の経営がかかっているわけですね。もともと山口銀行の悪いことはこれは明確でありますから、...全文を見る
○和田静夫君 さっきもちょっと触れたんですが、銀行内部に——支店内部と言っていいですが、本店、支店を通じてやっぱり犯罪犯罪幇助をした者がいるんじゃありませんかね、これは。
○和田静夫君 次に、広島県の中国銀行の手形決済問題の信用調査問題ですが、この手形の決済見込みの確認のために銀行照会が行われているようであります。一般に信用照会と言われるのですが、銀行の秘密保持義務の例外として銀行間で事実たる慣習として存在をしている判決、たとえば東京地裁の昭和三十...全文を見る
○和田静夫君 この中国銀行をメーンバンクとして、まあ人的にもいろいろないきさつがあるんですが、きょうはどういういきさつがあるか、知っていますけれどもここでは触れずにおきますが、中国銀行系の企業と言ってもよい会社、明治の明と太陽の陽ですが、明陽木材株式会社という会社、これは広島県福...全文を見る
○和田静夫君 いずれにしても、銀行の情報によって民間の企業が誤った取引をしてしまうということは、好ましいはずがないと思います。しかも、私はこれは意図的だと思うのですが、意図的にそういうことがなされた可能性がきわめて強い。銀行局長、当該銀行から上がってくる報告だけをうのみにしていれ...全文を見る
○和田静夫君 明陽木材は、過去三回にわたって巨額の不渡り手形を食っているわけです。一度は、総合大企画という明陽の社長の弟がやっている会社からの受取手形九千八百万円で、これは昨年五月。二度目は松永特殊合板、六千万円、昨年十月。三度目はケイセイという会社、これも明陽と関連のある会社で...全文を見る
○和田静夫君 ここのところはまあ見解の問題ですから、私は、明陽木材に対する融資水準というのは、担保の点からいっても、売り上げに対する割合からいっても高過ぎる。私の調査結果ではそう判断しています。  そこで、明陽は、二月の不渡りの件で主要取引先が取引を停止したわけですが、それ以降...全文を見る
○和田静夫君 質問を通告してあった関係でしょうが、銀行局長は私が質問しないうちに融通手形のお話があったんですが、したがって、この融通手形を銀行が割り引いた場合には、銀行及び当事者の責任というのは一体どうなるんだろうということも含んで、答弁がなかったということを前提にして問うておき...全文を見る
○和田静夫君 これは継続的に少しやりましょう。銀行法の改正に向かって大変私は重要な問題を含んでいると思いますので、事実関係の問題はもちろんありますが、論理的な問題としてもっと煮詰めてみる必要があると思いますから、私の方も勉強させてもらいます。  それから、先日の決算委員会で大生...全文を見る
○和田静夫君 新しい事実関係、それじゃ後ほどの展開のためにちょっと申し上げておきます。  大生相互銀行の飯能支店で秋本専務の実弟秋本雅生が経営する盟友総業、資本金五千万に、一億円を上回る担保の欠ける融資が行われておりまして、焦げつきました。これは警視庁も内偵を始めて、秋本兄弟が...全文を見る
○和田静夫君 大臣、残されたわずかな時間で大臣の発言に関連をして二、三お聞きをしておきますが、一般消費税について、本会議を通じて衆参両院いろいろ論議がありましたが、大臣はどうお考えになっているんですか。方針を持っておられるのでしょうか。本年度導入は見送られましたが、それ以降につい...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、この新経済社会七カ年計画は、一般消費税の導入を織り込んで策定しているように思われますね。財政当局はこの計画をまだ前提とした上で予算編成、財政運営に当たっているのでしょうか。
○和田静夫君 一般消費税の導入を断念をされたその場合に、計画の修正はされるか。  それからもう一つは、財政収支試算も当然修正の必要が出てくるんでしょうね、これは。
○和田静夫君 私は、ただいま可決されました外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、民社党及び新自由クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。    外国為替及び外国貿易管理法の...全文を見る