和田静夫

わだしずお



当選回数回

和田静夫の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第96回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨年十二月十八日、成相善十君が委員を辞任され、その補欠として岡部三郎君が選任されました。  また、一月十八日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として下田京子...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例に、より、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。  ...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  それでは、理事に目黒今朝次郎君を指名いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行うこととし、その旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  昭和五十三年度決算外二件の審査並びに自家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のため、必要に応じ、政府関係機関等の役職員を参考人として出席を求めることとし、日時及び人選等につきましては、これ...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) この際、派遣委員の報告に関する件についてお諮りいたします。  前国会閉会中、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する実情を調査するための委員派遣を行いましたが、その報告書につきましては、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  本日は、内閣、総理府本府、行政管理庁、沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫の決算について審査を行います。     —————————————
○委員長(和田静夫君) この際、お諮りいたします。  議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 質疑通告のない角田法制局長官、伊藤国防会議事務局長、浦山青少年対策本部次長、橋本北方対策本部審議官、藤江日本学術会議事務局長、妹尾公正取引委員会事務局長、和田公害等調整委員会事務局長、山本宮内庁次長及び田辺沖縄振興開発金融公庫理事長は退席していただいて結構...全文を見る
○委員長(和田静夫君) これ、国税庁どうですか、出せますか。役員の構成などはすぐ出るでしょうけれどもね。
○委員長(和田静夫君) それじゃ、ちょっと内容等について理事会で相談をさせていただいて、その結果結論を出したいと思います。
○委員長(和田静夫君) 午前の審査はこの程度とし、午後一時二十分まで休憩いたします。    午後零時三十三分休憩      —————・—————    午後一時二十三分開会
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、昭和五十三年度決算外二件を議題とし、内閣、総理府本府、行政管理庁、沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫の決算について審査を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 他に発言もないようですから、内閣、総理府本府、行政管理庁、沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫の決算については一応この程度といたします。  次回の委員会は明二十日午前十時に開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後五時三十八分散会  ...全文を見る
01月20日第96回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨十九日、下田京子君が委員を辞任され、その補欠として安武洋子君が選任されました。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  本画は法務省及び裁判所の決算について審査を行います。     —————————————
○委員長(和田静夫君) この際、お諮りいたします。  議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) それではこれより質疑に入ります。  質疑のある方は順次卸発言願います。
○委員長(和田静夫君) 午前の審査はこの程度とし、午後一時五分まで休憩いたします。    正午休憩      —————・—————    午後一時五分開会
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、昭和五十三年度決算外二件を議題とし、法務省及び裁判所の決算について審査を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 他に発言もないようですから、法務省及び裁判所の決算については、一応この程度とし、本日はこれにて散会いたします。    午後四時十八分散会      —————・—————
03月01日第96回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る一月二十二日、丸谷金保君及び穐山篤君が委員を辞任され、その補欠として山田譲君及び本岡昭次君が選任されました。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  本日は、外務省及び防衛庁の決算について審査を行います。     —————————————
○委員長(和田静夫君) この際、お諮りいたします。  議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     —————————————
○委員長(和田静夫君) それでは、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 他に発言もないようですから、外務省及び防衛庁の決算については一応この程度とし、本日はこれにて散会いたします。    午後六時十八分散会      —————・—————
03月23日第96回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○和田静夫君 大蔵大臣に、まず経済の概括的な動きについての見解をお尋ねをいたします。  大臣は、よく経済は生き物だと言われる、私も全くそのとおりだと思うのですが、実際のところ、大臣が財政方針演説をされた時点から一月ぼどの間に、すなわち昨年末からことしの年初めにかけて日本の経済の...全文を見る
○和田静夫君 日銀総裁、同じ質問なんですが、景気は一体一服しているのか、あるいはリセッションなのか、その辺のところはどういうふうにお考えですか。
○和田静夫君 私は政府関係機関を別に信用しないわけじゃありませんが、どうも景気をよく見ようよく見ようという思惑の方が先走りをしているとでも申しましょうか、そういうような意味で目を曇らせているのではないだろうかという感じがして仕方がないのであります。  なとえば、一九二九年世界恐...全文を見る
○和田静夫君 大臣、同じ質問なんですが、さらに関連して、円安の基調が続いています。その要因は何だろうかということなんですが、日本経済のファンダメンタルズがどうも芳しくないのではないだろうか、そういう見方が強まっているわけです。事実、国際収支は悪化をいなしています。日銀総裁も予算委...全文を見る
○和田静夫君 言われるように、アメリカの高金利が円安に影響しているというのは間違いがないわけでありますが、ファンダメンタルズといいますか、あるいはもう少し広く経済力というふうに言いかえますか、そういう点から見て円は安く評価をされています。ECの蔵相理事会のニュースがいろいろ伝えら...全文を見る
○和田静夫君 そうでしょう。ときどきあると言われてみても、サッヂャーなども乗り込んで行きまして円安を誘導などというような形でかなり意見を述べています。江崎ミッションに対してもそういうことを非常に強く述べているというふうに伝えられているわけですね。  私は、日銀総裁の、ずっと予算...全文を見る
○和田静夫君 円安の要因として長期の金利の下げが大分影響しているという、そういう市場筋の観測がございますね、これはどうですか。
○和田静夫君 円高が景気の回復にプラスであるという意見もありますが、この点は総裁としてどうお考えになっているのか。  たとえば、円高になれば交易条件を改善をして物価を安定させて、景気の業種別な跛行性を解消するんだと、これは、この間出された富士銀行レポートの結論のようなんですが、...全文を見る
○和田静夫君 大臣に、この十六日の閣議でいまの長期金利の引き下げを行うことが確認をされたという報道があるわけですが、これは事実ですか。
○和田静夫君 総裁、判断がなかなかむずかしいと考えられるんですが、長期金利の引き下げというのは、お話がありましたのをずっと類推して考えてみまして、資本の流出なり円安の心配もあるわけではありますが、その辺は総裁としてもう一遍どういうふうに御判断になっているのかということをお聞きをし...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、マネーサプライの面から見て金融緩和というのはとり得るのでしょうか。
○和田静夫君 こめ長期金利を下げることによって設備投資が誘発されると一般的に期待されているようです。私は、いまの資金需要から見て、どうもこの点は疑問に思えるわけです。逆に、円安の不安が強いと考えるわけですが、そこで、この為替相場と利子率の関係なんですが、これについてはどういう御判...全文を見る
○和田静夫君 日銀総裁、アメリカの高金利に対してはどういう見解をお持ちですか。
○和田静夫君 総裁、どうもありがとうございました。  大臣、十−十二月期の国民総支出の速報値を見て思うのですが、景気のリード役が見当たらないということです。幸い個人消費が上向きかけているわけですから、ここはひとつ減税によってはずみをつけるということが可能であろうと思うんですが、...全文を見る
○和田静夫君 国民総生産のいま述べた十−十二月期の速報値はきわめて悪いわけですね。マイナス成長だということですが、そうすると、マクロベースでの環境はさらに悪化しているということだろうと思うんです。それでも歳入不足はそれほど深刻ではない、そういう楽観的な見通しをこれはお持ちなんでし...全文を見る
○和田静夫君 二月の初めごろかなり歳入欠陥が出ると言われたわけですね。その税収の見通しは改善されましたか。
○和田静夫君 どうも大蔵省のがよくわからないんですけれども、私はたとえば一番具体的に、この積算の根拠がよくわからないので議論のしようがないんです。  時間をとり過ぎましたから、法人税等のところで少し突っ込んだ話をやりますが、実は昨年のこの補正予算審議の際に、わが党の竹田四郎委員...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと私の質問だけにまず答えてください。
○和田静夫君 これは理解できませんから、法人税のときに、いまもっと突っ込んで実はここでやっといて少し法人税の質問を考えようと思っておったんですが、時間がなくなってきましたから、そこのところはちょっと飛ばします。  そこでグリー/カードは、穐山議員の本会議質問等を通じての答弁で大...全文を見る
○和田静夫君 大臣、端的に言って五十八年度の税制改正は何か考えているんですか。
○和田静夫君 いや、しかし先ほどからの答弁の部分については、五十八年度税制改正では手をつけないというふうに理解をするわけですか。
○和田静夫君 権威ある参議院の大蔵委員会ですから述べられたって一向に構わないんですが、六月のパリ・サミットなんですが、これは考えてみると当然日本機関車論とでもいいますか、そういうことで欧米諸国が攻めてくるという予測が成り立ちます。五十八年度は五十七年度のように超緊縮予算をそのよう...全文を見る
○和田静夫君 まず、午前のグリーンカードの質問との関連で主税局長に二、三確認をしておきますが、ゼロクーポン債の途中転売のチェックはどのようにやられますか。
○和田静夫君 ゼロクーポン債に限らずに、今後開発される課税逃れのための新商品とでも言いますか、そういうものに対しても同様の方針で対処される、そう考えておいていいですか。
○和田静夫君 キャピタルゲインの課税問題はどういうふうに調整されるわけですか。
○和田静夫君 さて、さっきの質問の趣旨とはかなり離れたところでかなり長い答弁いただいたんですが、さっぱりわからぬ。  そこで、この租税及び印紙収入予算の説明の九ページ、これをちょっと具体的に聞きたいんですがね。法人税ですね。この法人税についてですが、「生産」というのはこれは何で...全文を見る
○和田静夫君 そこのところなんですがね、経済見通しでは五・五%程度となっていますよね、この同じこの中で。それで、ここでは六%になっている。けさもいまも説明があった。ところが、〇・五ポイント食い違っていると、物価の三%を掛けると〇・二二四違ってきますね、これは。違ってくる。で、法人...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、物価でもそうなんですが、大体この一〇九%に率直に言って何を掛けるんですか。ちょっと何遍聞いてもわからないですが、その額は一体幾らなんですか。
○和田静夫君 ちょっと待ってくださいよ。大蔵大臣、とにかく親切な資料出すんだと予算委員会で答弁をされて、出てきた資料が、いま言ってるように、どっから読んでみても、いま説明を受けてほぼ少しはわかりかけるんですが、ともあれ一見してわからないんです。われわれにはわからないようにできてい...全文を見る
○和田静夫君 この質問を克明にお教えしましたからね、主税局長ここですっと答弁ができるんですがね。私がこれだけ持ってきていまの質問やったら、あなた答弁できますか。
○和田静夫君 それなら、こういうことであろうと思いますという前提を置いた答弁は大変疑問なわけですよ。あなたも余り自信がないんじゃないか。  そこで、もしそう言われるのなら、「中間申告分を調整し」、この「調整し」が三千七百四十三という金額になる調整額が出てくるのはどういうことです...全文を見る
○和田静夫君 何もいやがらせのために質問したんじゃないんですがね、余り細かい技術的な話をするのは、大臣、私も本意ではありません。しかし、ともかくこの資料というのは大変不親切なんですよ。もういまの説明をあわせて聞かなかったら全然われわれわからぬですよ。まあテレビでタモリといろいろ対...全文を見る
○和田静夫君 われわれとしては、とにかく名目GNPによるほかは税収を見積もりようがありません。名目のGNPと税収の関係が安定的な年で推計をしてみました。そうしますと、五十七年度成長率が八・四%としますと、一般会計分の税収上昇率は約一〇%にしかなりません。政府見通しよりも約三・五ポ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いまお話のあった「財政の中期展望」ですが、これはまあ表紙には、「将来の予算編成を拘束するものではなく、」云々となっておる。それにもかかわらず、この五十七年度予算に関して言えば、まあみごとに拘束してしまっている。これは私がそう言うだけではなくて、この「ファイナ...全文を見る
○和田静夫君 ともあれこの「財政の中期展望」に基づいて、言われたようにゼロシーリングを設定をした。それに基づいて各省が概算要求を出した。この概算要求と予算額をこう比べてみました。これはおたくの資料です。今年度予算の各省による自主査定はきわめて精度が高かった。運輸省などは査定率一〇...全文を見る
○和田静夫君 まあ私が問題にしているのは、中期展望というのは一体何なのかということなんです。中期展望を予算編成の中でいかに位置づけるかということなんですが、いま文部省の事例を出されましたが、ちょっといま気づいたんですけれども、大蔵大臣、決算委員会に今度参議院では予算の審査がゆだね...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと、答弁が非常に不満なんですよ。何も私はここであれしょうという意図を持って言っているわけじゃありませんがね。  いま大蔵大臣、文部省の説明をされたから、独立した機関のことでひょっと思い出しただけでありましてね。いまの御説明でも財政法十八条による、たとえば会計...全文を見る
○和田静夫君 そこの十九条の法の解釈をきょうはやっているあれはありませんからやめますけれども、それも大変な見解の相違。それは余りにも相違がひど過ぎる。そんなことを言われたって、しょせんは渡辺大蔵大臣がくっと締めてしまって合意を余儀なくさせるという所作が伴うということになるわけでし...全文を見る
○和田静夫君 大臣、これやりようがないというか、この辺で仕方がないという答弁なんですよ。しかし、少なくともそういう表現が悪ければ目安にすぎないとでも言いますか、そういうふうな答弁になってきているんですが、しかし、大臣はよく私たちに述べられていますように、予算というのは歳入と歳出、...全文を見る
○和田静夫君 これは五十七年度も中期展望が出されているわけですが、説明を受けました。しかし、これはもう審議の役には立たないと私は思います。与党の総務会でも、伝えられるところによると、これは承認できないというふうなことで足げにされたというふうに報道されていますけれども、第一に新経済...全文を見る
○和田静夫君 区切りのいいところですから、この辺で私のやつをちょっと後へ譲りますが、会計検査院お見えですから一、二問だけきょう尋ねておきたいと思います。  検査院独自の立場から、不公平税制について見直しを図られるというようなことがいろいろ報道されていますが、そういう問題意識を持...全文を見る
○和田静夫君 そういう作業の結果とでも言いますかね、そういう対処をされた結果、制度上の欠陥を含めて指摘をしなきゃならぬと思われたときには指摘をする、こういうふうに理解をしておいていいんですかね。
○和田静夫君 わかりました。  それで、私は、会計検査院にはいわゆる不公平税制等についての対応の仕方を、さっきから御不在のとき聞いておったんですが、それで検査院として必要であると認められたときには、その制度的な欠陥の指摘を含んでいろいろと指摘をされる、こういう態度で臨まれるよう...全文を見る
03月30日第96回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○和田静夫君 法人課税についてお尋ねをするわけですが、税の専門家でいらっしゃる大蔵大臣に企業会計と税務会計とでは原則的にどういう違いがあるのか、まず教えていただきたいんですが。
○和田静夫君 そうすると、こういうふうに理解しておいてよろしいですか。企業の利益から一定額を加減をして課税所得が出るわけですね。そこで問題は、企業利益を算出する企業会計に、いま言われたように、税法は基本的にはやっぱり依拠している、それはいいわけですね。
○和田静夫君 そこで、法人税の転嫁問題なのですが、これは昨年の委員会で現次官とるるやりとりを私はいたしました。しかし、どうしても明確なお答えにはならなかったわけです。それで問題点についてはすでにレクチュアをいたしましたけれども、たとえば、経営のモデルによりますと一〇〇%の転嫁があ...全文を見る
○和田静夫君 私は、これは法人税が存在するかどうかという問題に結びつくと思いますので、昨年に続いて問題提起をしようと思っているんですが、仮にも一〇〇%転嫁があった場合、いまお話がありましたが、前転であろうが後転であろうが法人税というものの存在はなくなってくる。消費税ないしは所得税...全文を見る
○和田静夫君 え、何……。
○和田静夫君 私は、たとえば直間比率が七対三とかいろいろ言われるけれども、私がいま言ったような論理でいくと、どうもその数字自身も虚構のものにしかならぬだろうというような感じがしているんですけれども、私はやっぱりどうしてもこの法人税の転嫁問題というのは、もう少し、いま言われたように...全文を見る
○和田静夫君 ぜひ私は検討をされてしかるべきだと実は思います。  有効で科学的な推計方法がたとえばないからといって、済まされる問題ではないということを諸論文を読みながら私はそう思うんです。  大臣、たとえば非常にこの問題で有効な推計がないということを前提にして考えると、それで...全文を見る
○和田静夫君 この検討は、大臣、いま主税局長検討するということを言われているわけですが、税調検討でこの転嫁問題についてもっと煮詰めた作業をあなた方の方は要請をしますか。
○和田静夫君 次に、減価償却についての特例措置ですが、法人税法の施行令第五十七条に「耐用年数の短縮」というのがあるわけですね。その中に第三の事由として、陳腐化資産の特例があるわけです。  国税庁、過去五カ年間の承認件数をまずお知らせください。
○和田静夫君 施行令第五十七条の「耐用年数の短縮」があるでしょう。その中に、第三の事由として、陳腐化資産の特例というのがあるでしょう。
○和田静夫君 そこで、いま言われたように、五十一年度がこのいただいたのでも一件しかないわけですね。これはこの陳腐化の申請というのはどういうような設備が多いんですか。ちょっと例示できますか。
○和田静夫君 私が言いたいのは、最近技術革新のテンポが非常に速まってきている、そういうようなことを理由にして加速度償却を行うべきであるという議論がぼつぼつ出だしていますよね。この陳腐化の認定がかなりむずかしいと思うんですけれども、税制上からいってこの加速償却制度の導入というのは困...全文を見る
○和田静夫君 大臣、衆議院の委員会で、赤字の法人に対しても応益税的見地から課税するという方針を述べられたという報道を見ましたが、その問題に関連してちょっとお尋ねをしたいんですが、法人税法の第八十一条に欠損法人への欠損金の繰り戻しによる還付というのがあるんですが、まず国税庁に尋ねま...全文を見る
○和田静夫君 そこで大臣、欠損法人への課税を検討されるに際して、同時にこの問題も私は検討されるべきだと思っているんですが、いかがですか。
○和田静夫君 還付金との関連でちょっと一つだけ聞いておきますが、五十四年度の決算で電力会社はどこでも大幅な欠損を出したわけです。この欠損に対して巨額な還付金が払い戻されているわけですね。たとえば東京電力の損益計算書を見てみますと、百二億四千三百万円が還付されたと書いてあるわけです...全文を見る
○和田静夫君 レクチュアのときにはここはちょっと……、後から思いついたものだから、入れてないんですが、非常に一般的なことだから別にすぐ答えられると思って……。
○和田静夫君 たとえば、五十四年度における東京電力の百二億四千三百万ぐらいの還付金はどういう計算なんですか、これ。欠損額はずっと出ていますけれどもね、大幅な。
○和田静夫君 それを疑って言っているんじゃないんです。
○和田静夫君 これは少し後ほど論議を続けたいと思います、きょうのことじゃありませんが。法人税の引当金について伺いますが、貸し倒れ引当金の法定繰入率ですね、これは若干引き下げたわけですけれども、その理由は何ですか。
○和田静夫君 そこで、法定繰入率が、いま言われた貸し倒れの実績率となお相当乖離している。そういうことは、現行の税務会計の上においてこの貸し倒れ引当金は評価性引当金に純化されていないということをお認めになっているというふうに私は解釈するんですが、これはいかがでしょう。
○和田静夫君 これは私全くわからないから聞いているんですが、会計学者の多くのものを読んでみますと、ちょっとやっぱりニュアンスが違うんですね。貸し倒れ引当金を評価性引当金として考えるのであったならば、発生原則はきわめて厳格に押さえるべきである、こういうのがどうも学説としては私は強い...全文を見る
○和田静夫君 国税庁、ちょっとこのことで承りますがね、実際の会計事務としてはこんなふうに、これは大臣の方が詳しいかもしれませんが、処理されているんでしょう。これは私も素人ですがね。  つまり、貸し倒れの実績がこの法定率を上回るときは実績によって選定する、まあ局長のさっきからのい...全文を見る
○和田静夫君 つまり大きい方を選択するということでもって実務は横行をしている。これは私の調査は間違ってないと思うんですけれども。  ということは、次期に貸し倒れが実際にあろうがなかろうが、また極端に表現しますと、全く貸し倒れが予測されなくても引き当てられる引当金である。これは局...全文を見る
○和田静夫君 私は、評価性引当金とここの場合言っても、これはいま言われた減価償却引当金とは全く性質は異なるものであると言ってよい。少なくとも異質である。これはそういうことでしょう。
○和田静夫君 実は、ここのところ私はもう非常に試行錯誤しているんですが、あなたの先輩である泉専売公社総裁の著書「税法条文の読み方」、これまあ大蔵からお見えになったときも、これ読みながらの私の説できょうの質問を構成をすることの話はしたんですが、「もっとも、引当金のうちでも、たとえば...全文を見る
○和田静夫君 局長の衆議院におけるところの論議などをずっと聞かしてもらって、貸し倒れ実績と繰入限度額の乖離についてさっきも言ったように、一定の余裕があった方がよいとのお考えは明確なんですが、中小企業を例示してそういうことを述べられる。中小企業には繰入限度額の特例が認められているわ...全文を見る
○和田静夫君 私も別に学問上の問題だと思っていないんですよ。主税局長、経験者の鋭い指摘がありますからね、いまの主税局長と余りにも変わっていちゃ困るだろうと思って問題提起をしただけです。  ちょっと異なる視点からここの問題で最後に質問をいたしておきますが、法人税法というのは、この...全文を見る
○和田静夫君 もう時間がなくなりましたから、あとの問題は後に譲りますが、ちょっと払いまあれですが、あなたと私が一番基本のところで解釈が違っていると困りますから、評価性引当金というものの定義だけひとつ言ってください。そこが違っていると論議がかみ合いませんからね。
03月31日第96回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○和田静夫君 本院における予算審議も最終段階を迎えようとしていますので、まず減税問題に関連する諸問題について質問いたします。  所得税減税が必要であることは政府の側もお認めになっている。問題はその額と時期であります。同時にその財源であるわけですが、まずこの時期の問題ですけれども...全文を見る
○和田静夫君 参議院におけるところの与野党国対委員長などの折衝を通じての合意もあることでありますので、できるだけ早い時期にそれは当然組まれるのならば、五十七年度補正の段階というものをその時期の含みとしながら実現方を強く求めておきます。  そこで、現在の景気の落ち込みなんですが、...全文を見る
○和田静夫君 いまもお触れになりました、減税をたとえばしても貯蓄に回って景気刺激効果が余りないというように渡辺大蔵大臣はお考えのように、実は衆議院やあるいは参議院の予算委員会その他の論議をずっと聞いていて思うんです。しかし、一面、いまも石油などの問題でお触れになりましたように、ア...全文を見る
○和田静夫君 この財源の問題に関連して大型消費税の導入が云々されているわけですね。そこで、直間比率の問題、昨日も若干の論議をしたのでありますが、大臣は大体六対四を頭に描いておられるようであります。仮にそれを五十七年度の歳入規模で組みかえてみますと、約四兆七千億円が直接税から間接税...全文を見る
○和田静夫君 問題は、ちょっと気にかかるのは、私はその時間をかけての時間の部分なんですよ。これまで大臣も総理も、財政再建期間中は大型間接税は導入しない、こういうふうにされてきたわけです。その立場と直間比率の手直しの時間的な関係ですね、これはどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 政治生命をかけてとか政治責任をとるとかというようなことも一種のプロパガンダだと言われてしまったのでは、これは話になりませんから、その辺のところは念を押しておきます。  大臣が言われていること、言われている意味についてわからないわけじゃありません。特にこの直間比率を...全文を見る
○和田静夫君 あなたは衆議院から参議院にかけての答弁の中で、一貫して直間比率は租税構造の、何というか、とらえ返しの中で考えるべきだというような意味の、そういうような意味にとれる御答弁をずっと一貫されているように思うんです。その意味するところというのは、私は、法人税の構成比が高いと...全文を見る
○和田静夫君 そこのところで僕は端的に聞きたいんですが、あなたはもはや、もはやというのはおかしいけれども、わが国においての法人税というのは、もはや増税することができないところにきている、むしろ減税をすべきである、こういうふうに栄考えになっているということですか。
○和田静夫君 大体どうも都合のよいところは外国から引例されるんですが、都合の悪いところはされない。たとえば、第二次オイルショックを無事に乗り切ったのは労使関係を初めとする日本独自のよいシステムだったとか、政府の言い分はそういうところですよ、これは政府が発表されているんですから。国...全文を見る
○和田静夫君 私の言いたかったのは、国際競争力を阻害するほど法人税というのは一体重荷になっているんだろうか。それはやっぱり重荷になっているとお考えなんですか。よもや日本の企業の設備投資意欲というものが諸外国のそれに比べて低いなどというふうには考えていらっしゃらないわけでしょう。
○和田静夫君 ちょっと角度を変えますが、引当金だとかあるいは準備金制度、これは外国に比べてどうですか。
○和田静夫君 局長、ちょっとこれを類推してみまして、引当金、準備金制度などというものも一種の非関税障壁的なものにならぬですか。そういうふうに考えられないですか、向こうから。
○和田静夫君 受ける危険性は私は十分に、あるんじゃないかというふうにいま感じているんですが、これはしばらく動きを見ているとどうもそういうふうになってくるんじゃないかという感じがいたしております。  シャウプ税制以降、日本の租税体系というのは所得税中心主義で来た。この原則に変わり...全文を見る
○和田静夫君 おたくから昭和五十三年分の「所得階級別税負担表」が出ておるわけです。これをずっと分析してグラフに描いてみましたが、そうすると、やっぱりいまいろいろ言われましたけれども、間接税は逆進的だと出るし、その内訳の項にあるところの物品税も非常に逆進的であるわけです。現行の物品...全文を見る
○和田静夫君 仮に一兆円の所得税減税を行う、一兆円の間接税増税を行うというふうにしますと、トータルでこの租税負担は変わらないわけですが、ところがこの所得階層別の負担率やあるいは職業別、階層別の負担率というのは変わってくる、こういう状態になります。その際に、一般的に言って逆進性は上...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと前段のあれに時間をとり過ぎたんですが、実は言いたかったことは、税調が物品税の拡大による消費税の増税を検討するというふうに言い出しているわけですね。主税局長、この物品税の課税対象を拡大するということは実際可能ですか。
○和田静夫君 これから始まるんです。
○和田静夫君 昭和五十二年の十月四日の一般消費税についての税調答申というのを書き抜いてここに持っているんですが、この論理というのは、現行物品税制度では、消費の多様化、高級化そして平等化が進んでいる今日、課税対象の選定について客観的な基準を得ることは困難になっている、だから一般消費...全文を見る
○和田静夫君 私はここのところさらにちょっと言っておきたいんですが、五十二年の税調では物価転嫁問題も議論されていますよ。一般消費税だから転嫁のおそれは少ないというふうにされたわけですね。ということは、裏から考えてみたんですが、裏を考えてみると、物品税ないし個別消費税には転嫁がつき...全文を見る
○和田静夫君 そうですか。そうすると、これは大臣、私とずいぶん見解が違いますけれども、いつの時期かはあれとしまして、一応置いておくとして、兆円規模の減税は近い将来やられる、やらなきゃならない、その際の財源として個別物品税の拡大は私はできないというふうに考えておったんですが、その辺...全文を見る
○和田静夫君 それから、現行税体制では私が言ったようなことであるということにこれは大臣理解していいですね、いまの答弁からして。
○和田静夫君 最近、三月十八日ですか、日経なんですが、一兆円の建設国債を発行する、そうしますと年間二兆一千三百億円の生産増があって、そして二千四百億円の税収増が見込める、こういう計算の発表があった。これは建設省が試算されたと書いてあるんですけれども、大蔵省としては公共投資増、その...全文を見る
○和田静夫君 貿易摩擦についてちょっと伺いますが、アメリカやECの貿易摩擦に関する要求を見てみますと、相互に矛盾し合うものがあるわけですね。たとえば日本の金融市場を開放せよというそういうことと、円安誘導をやめるという要求ですがね、これは現局面では私は矛盾しているんじゃないだろうか...全文を見る
○和田静夫君 外為法の有事規制を発動するということ、そういう検討が行われ出したというんですかね、そういう報道が目につくんですが、これは本当ですか。
○和田静夫君 現在はどうなんですか。
○和田静夫君 保険会社の規制緩和をアメリカが要求してきているようですね。私は、こういうような要求を安易に受け入れると大けがをするのではないかという危惧があるから、ちょっとお聞きをしておきたいんですが、いわゆる契約者の保護という見地を大切にするという観点です。外国保険会社の規制緩和...全文を見る
○和田静夫君 五十六年度の税収でちょっと聞きますがね、税収の不足は決算調整資金で賄い切れないようですね。そこで、ずばり言って幾らくらい不足が生ずるんだろうということと、もう時間もありませんから続けますが、それが一つ。  もう一つは、決算調整資金を仮に使い切ってしまった場合に、五...全文を見る
○和田静夫君 だから五十八年度の予算を拘束をすると。
04月02日第96回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る三月二日、山田譲君が委員を辞任され、その補欠として瀬谷英行君が選任されました。
○委員長(和田静夫君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 ...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に目黒今朝次郎君を指名いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、去る三月三十日、予算委員会から、四月二日の一日間、昭和五十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中会計検査院所管について審査の委嘱がありました。  この際、本件を議題といたします。  大村会計検査院長から説明を求めます。会計検査院...全文を見る
○委員長(和田静夫君) これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時二十分まで休憩いたします。    午後零時十九分休憩      —————・—————    午後一時二十四分開会
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、予算委員会から審査を委嘱された昭和五十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、会計検査院所管を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) これをもって昭和五十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中会計検査院所管についての委嘱審査は終了いたしました。  なお、委嘱審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時四十四分散会
04月14日第96回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本日、安武洋子君が委員を辞任され、その補欠として市川正一君が選任されました。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、理事の辞任についてお諮りいたします。  三浦八水君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に内藤健君を指名いたします。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  本日は、建設省、国土庁、北海道開発庁、住宅金融公庫及び北海道東北開発公庫の決算について審査を行います。     —————————————
○委員長(和田静夫君) この際、お諮りいたします。  議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれもこれを省略して、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 質疑通告のない大津留住宅金融公庫総裁及び新北海道東北開発公庫総裁は退席していただいて結構です。  それでは、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 他に御発言もないようですから、建設省、国土庁、北海道開発庁、住宅金融公庫及び北海道東北開発公庫の決算についての審査は一応この程度といたします。  次回の委員会は四月二十一日午前十時に開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後六時二十六...全文を見る
04月15日第96回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○和田静夫君 まず初めに、経企庁長官に尋ねるところでしたがお見えになりませんので、局長の方から答弁をいただきますが、現状の問題については調査局長が答弁可能だということを聞いていますから、見通しについてはいま調整局長が入るという約束になっていますから、栄たくの方で選択をしてもらえば...全文を見る
○和田静夫君 昨日あなたは、けさの報道によりますと、月例経済報告で日本には五%成長する力があるのかという田澤農水大臣のいわゆる質問か意見が出た。それに対して、その実力ありとあなたはお答えになったと報道されているわけです。ところが、長官お見えになっていないんですが、河本経済企画庁長...全文を見る
○和田静夫君 私はここにあれ持っているんですがね、「日本経済展望」、これはおたく、経済企画庁の香西さん、これは最近東京工業大学の教授になられたわけですか、それから荻野由太郎さんの著述ですね、一九八〇年代の著述です。非常にむずかしいんですけれども、よくわからぬのですけれども、中長期...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、自然成長率はどういうふうにごらんになっていますか。
○和田静夫君 私は、これを読みながらかなり感銘を受けたんですが、自然成長率が下方にシフトしている場合、景気刺激策をとってみてもこれはなかなかポンプアップしない、その波及効果は弱いのではないかという、全く常識的に考えたわけですよ。  そうすると、高度成長期で期待成長率とでも言いま...全文を見る
○和田静夫君 そこのところは大体合っているんですね。  そうすると、これは大蔵省も含んで両方から聞きたいんですが、基本的には景気刺激策は制約的とでも言いますか、あるいは禁欲的とでも言うんですかね、彼ら学者の言葉をかりて言えば、そういうふうに考えてよいのか。すなわち、基本的なスタ...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、国民経済研究協会が五十七年の実質経済成長率を四・一から三・四%に下方修正しましたね。また山一護券のあれを見ましても三・七から三・〇%に、修正したですわ。これはどういうふうに見るんですか。
○和田静夫君 そこのところなんですよ。経済企画庁長官と少し話してみたかったのはそこのところなんですが、予算委員会等の論議をずっと拝聴していまして、これは大蔵大臣の場合も、まあ鈴木内閣としてそうなんでしょうが、ことし下半期になってきて上がってくるという意味のことを盛んに言われている...全文を見る
○和田静夫君 そのまま五十七年度にあれするつもりはないんだという企画庁のあれですが、水野さんの方もそうですか。
○和田静夫君 それじゃ、ちょっと現実的な話に入りますが、まず経済企画庁ですが、長官は、事務方が五十七年度実質成長率を三・八%とはじいて持ってきた。いまも五十七年度の話ありましたが、政策努力というものを積み重ねてみてそして五二%まで上積んだ、こう発言しているんですよ。  その事務...全文を見る
○和田静夫君 そこで、その政策努力の部分ですがね、需要項目別には一体何が一番寄与するとされたんでしょうか。すなわち、設備投資主導型なのかあるいは個人消費主導型なのかあるいは公共投資主導型なのか、その辺はどうですか。
○和田静夫君 ちょっと一つずつ尋ねてみますが、まず輸出ですがね、五十七年度の輸出見通しはこれはどうでしょう。秋ごろまでは鈍るだろう、世界景気の回復から私はさらにずれ込むと思っていますから、そこのところは、ずれ込むとすれば輸出の伸びというのは一〇%を大きく割り込む可能性があるのじゃ...全文を見る
○和田静夫君 次に民間設備投資ですが、これは各機関の見通しを見てみますと、日銀が四・八%、それから開発銀行が一一・二%、興銀、長銀が七から八%、こういう程度になっています。一応この設備投資の伸びというのは堅調ではありますが、先ほども触れられましたが、政府見通しを若干下回ることは間...全文を見る
○和田静夫君 これはせんだっての委員会でもお尋ねをしたんですが、建設国債を一兆円増発する、公共事業を追加発注すると一兆二千七百億円増加するということになるわけですが、経済企画庁、これはずばり言ってそれだけで政府見通しの実質五・二%を確保できるとお考えになっているんでしょうかね。先...全文を見る
○和田静夫君 ここで大臣、ちょっと登場してもらいたいんですがね。  いまと同じ質問です。いけるところまでいくということです。これは本会議でもよく聞きました。しかし、先ほどけさの読売の記事を読み上げましたけれども、農水大臣が昨日ああいうふうに、彼でさえ五%危ないと見て発言されてい...全文を見る
○和田静夫君 いつの間に心理学者になったのか知らなかったんですけれども、ミッチー節で景気を刺激するというわけですか。  きのう実は決算委員会やりましたね、建設省の決算委員会。これは与党質問ですよ。いまと同じような、水野さんのような答弁が建設大臣からなされまして、局長の答弁も一緒...全文を見る
○和田静夫君 しかし私は、やっぱり多数意見としてそういう切実に求める意見はあると思うんです、これは与党、野党を問わず。やっぱりそれには財政の責任者としての、あるいは経済企画庁長官も同じ立場でしょうが、それにはこたえるべきだと、そういうふうに思っているんです。  ちょっと具体的に...全文を見る
○和田静夫君 その委員長としての大蔵大臣は、波及効果の最も大きいものは何だとお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 先ほど時期の問題聞いたんですが、いつごろまでにまとめられるんですか。
○和田静夫君 先ほど大蔵大臣、率直に各省に予算も配ってあるもんだからという前提に立った幾つかの御発言があったわけですが、各省間にまたがるものについての大胆な調整というものはあり得ますか。
○和田静夫君 企画庁、私鉄が七・三%で決着したわけですね。そうして考えていきますと、大手企業の賃上げというのはどう見ても七%程度というような感じがいたしますがね。そんなことを私が言っていいかどうかわかりませんが、これが中小零細というふうにずっと類推をしていきますと、どうしても二、...全文を見る
○和田静夫君 昨晩からけさにかけて公企体の賃上げ率は六・八%程度という線で話が出ておるようでありますが、これを完全実施しないということになりますと、さらに雇用者所得を低下させるあるいは個人消費の足を引っ張ることになると思う。この点は企画庁に見解を承っておきたいんですがね、公企体賃...全文を見る
○和田静夫君 これは大蔵大臣どうですかね、時期が時期だからあなたの発言大変大切なんですけれども。
○和田静夫君 賃上げ率の質問しているわけじゃないんだけれども、結局肝心のところはぐらかしているんだが。  いままで議論をしてきたのは、実は私はこれから言いたいんですが、新経済社会七ヵ年計画は、いままで論議をしてきたようなことを前提にして考えてみますと、全く空想的であるし非現実的...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省としては、この七カ年計画に基づいてことしも中期展望を大蔵大臣出されるんですか。
○和田静夫君 そのときに、いま経済企画庁長官が発想されているようなお話が企画庁から前段であったんですが、七カ年計画問題については、大蔵大臣はその前提になるものとしてどうお考えになるんですか。この辺はやっぱり見直さなきゃならぬ時期に来ているんだから、もう見直した方がいいというふうに...全文を見る
○和田静夫君 そこで大蔵大臣に尋ねますがね、税収の見込み違いといいますかね、いわゆる歳入の欠陥が明らかになったわけですが、これは確実に二兆円になる、あるいは最低でも二兆円になるということは確実なわけですか。
○和田静夫君 そうしてきますと、五十七年度税収の基礎数字が狂ってくるわけですから、五十七年度も減収になる。五十七年度は機械的に計算すると、これは大体二兆円から四兆円ぐらいになるんでしょうけれども、幾らぐらいの歳入減になりますか。
○和田静夫君 大蔵大臣、すぐれた勘といま主税局長が言われた、すぐれた勘で言われたんだから、五十七年度の歳入減ぐらいすぐれた勘でぱっと言ってみたらどうですか。
○和田静夫君 大体私が言ったように四兆円ぐらいまでのところはいくと、いまの答弁、大体そんなことですかな。
○和田静夫君 大臣の答弁は別として、どうも政府の皆さん経済政策についてたてまえというか、メンツにこだわり過ぎているんじゃないか。もっと私は率直に実態を今日訴えてもいいんじゃないかと思っているんです。そういう実態の訴え方が、先ほど来、たとえばことし後半の問題について大蔵大臣がいろい...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、昨年のちょうどいまごろ、四月の二十一日の話なんですがね。この席で、「建設国債といえども国債であることは間違いない。別に、特例国債と建設国債と色違い、金に色がついているわけじゃありませんから、だから建設国債でも、問題は程度問題」とされているわけです。そういう...全文を見る
○和田静夫君 参議院の大蔵委員会でそう答弁をしておいて、明くる日衆議院の大蔵委員会へ行きますと、より具体的に答弁をするというんじゃ、ちょっと困るんですよね。この辺で率直に一遍、どうですか。
○和田静夫君 これは経企庁長官はもうだめになったんですか。来れない……。  それじゃ、これは経企庁最後の質問になりますが、経企庁と大蔵大臣とにお二人にお聞きしたいんですがね。財政再建とこの中成長路線とは矛盾するのではないだろうかと思うんです。五十九年度までに特例債をゼロにすると...全文を見る
○和田静夫君 私は率直に言いまして、大蔵大臣、この財政再建を凍結するというお考えがないのだろうかということを思うんですよ。財政再建モラトリアムに追い込まれるような情勢であるからあくまでも既定方針を貫くんだということ、そういうことに承っておくわけですかね。
○和田静夫君 もう一度念を押しますが、中成長路線が仮に実現をされたとしますね、それでも大幅な税収不足というのは免れませんね。
○和田静夫君 大蔵大臣、心理学を述べられたりあるいは最後は神がかり論になって天命論などが出てきましたからちょっと心配になって確認しておきますが、これは繰り返して私はここで確認をしてきたことではありますが、たとえば大型間接税の導入といった増税によって税収不足を埋めることは考えていな...全文を見る
○和田静夫君 中曽根行管庁長官が、四月の十三日の衆議院の内閣委員会ですが、そこで新しい税目を起こしたり、新たに税率をふやすことを増税と考えている、こういうように答弁されておるようです。  そこで、大蔵大臣としては増税をどのように定義をされるわけでしょうか。
○和田静夫君 財政再建は既定方針どおりにおやりになる、さて五%の成長率は維持をする、そして増税はしない、こんなことは現在の情勢からいって無理なんじゃないだろうか。私は種のない手品をやっていらっしゃるというふうにしか見えないですがね。  そういう意味で、経済企画庁と大蔵大臣にもら...全文を見る
○和田静夫君 事務方……、それで経済企画庁長官をお呼びしておったんだけれども、答弁の限界でさっぱりおもしろくなくなるんです。その辺もう少し乗り越えて答弁したっていいんですよ、もう。どうせあなた方がつくっているんですから。  財政運営の基本的なスタンスは私は動揺している、そういう...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと話を変えますが、端的に言って非常に疑問だから聞くんですが、これはいわゆる事務方と言われる皆さんにお聞きをするんですが、官庁エコノミストというのは、いわゆるケインジアンなんですか、あるいはマネタリストなんですか、あるいはサプライサイダーになられたんですか。私の...全文を見る
○和田静夫君 まあ経企庁から大学の教授に一至る、あるいは大蔵省から一橋の教授に行かれる。行かれた途端にかなりはっきりとサプライサイダー的な論文がずっと出てくるというようなのに気づいたものですからね。現職でいらっしゃるころはどうもケインズであったというようなことを感ずる。  そこ...全文を見る
○和田静夫君 実は、私はサプライサイダー的な論理だろうと思ったものですから、逆説的にどういう学理があるのだろうと思ってさかのぼってみただけのことなんですが。  そこで、ここで私は問題にしたかったのはいわゆるラッファー・カーブなんですよ。そのラッファーが言うように、所得を全部税金...全文を見る
○和田静夫君 企画庁結構です。どうもありがとうございました。  具体的な話に戻りますが、五十六年度の歳入欠陥は決算調整資金をオーバーして、さらに国債整理基金の半分ぐらいを取り崩すことによって辛うじてつじつまを合わせる、こういうことになるわけです。その取り崩し分は五十八年度に補て...全文を見る
○和田静夫君 そうなってきますと、国債の償還計画も大幅に狂いが生じます。いわゆる国債整理基金の資金繰りの仮定計算も新たに書き改めなきゃならぬということになろうと思うんですね。  大臣、五十八年度の歳入は、実は六兆円ほど足りないという推計もあるんですよ。率直に言って、五十八年度予...全文を見る
○和田静夫君 どうですか、その得意の勘の鋭さで特例公債の減額は可能ですか、その辺の答弁をお願いします。
○和田静夫君 時間がありませんから深追いはしませんが、心境はわからぬわけじゃありません。ここで私は大臣に政治的責任云々なんていうことを言うつもりは一つもないんですがね、税収の欠陥の財政再建に与える意味の大きさですね、これをどのように考えておられるのか。  これは通常の年であれば...全文を見る
○和田静夫君 私は、実はいまここのところをもう少し時間をかけてやりたかったんですが、なくなりましたからあれですが、財源問題に関して言えば、残された手段というのは不公平税制の是正しかないのではないかと考えているわけです。所得税は減税しなきゃならない、これは不公平是正という観点から絶...全文を見る
○和田静夫君 国税庁待たせましたが、せんだっての委員会で、いらっしゃらないけれども、公明党の矢追委員がやられておった論議をお聞きしていまして、石教授の推計を用いて矢追委員質問されていたわけです。推計の国民所得統計と税務統計の食い違いというものですね、これは要約するに、税制上の優遇...全文を見る
○和田静夫君 大臣、この問題の締めくくりなんですが、五十八年度の税制改正では不公平税制の是正を一層進める、不公平税制の是正によって必要財源の主なる部分を確保するという観点を私は明らかにしてきたつもりですが、というのは、増税なき財政再建のモラトリアムを行わないとするならば、当然そう...全文を見る
04月21日第96回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  本日は、農林水産省及び農林漁業金融公庫の決算について審査を行います。  この際お諮りいたします。  議事の都合により、これらの決算の概要説明及び決算検査の概...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  質疑通告のない中野農林漁業金融公庫総裁は退席していただいて結構です。  それではこれより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 午前の審査はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時二十九分休憩      ―――――・―――――    午後一時三十一分開会
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、昭和五十三年度決算外二件を議題とし、農林水産省及び農林漁業金融公庫の決算について審査を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 他に御発言もないようですから、農林水産省及び農林漁業金融公庫の決算についての審査は一応この程度といたします。  次回の委員会は四月二十三日午後一時に開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後四時二十四分散会      ―――――・―...全文を見る
04月23日第96回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本日、中山千夏君が委員を辞任され、その補欠として山田耕三郎君が選任されました。     —————————————
○委員長(和田静夫君) 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  本日は締めくくり総括質疑第一回を行いますが、質疑に先立ち、まず昭和五十二年度決算における警告決議に対し、その後内閣のとった措置につきまして、大蔵大臣から説明を聴取いたします。渡辺大蔵大臣。
○委員長(和田静夫君) それでは、これより総括質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 本日の質疑はこの程度といたします。  次回の委員会は四月二十六日午前十時に開会し、締めくくり総括質疑第二回を行うことといたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後六時三十二分散会
04月26日第96回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る四月二十四日、山田耕三郎君が委員を辞任され、その補欠として中山千夏君が選任されました。     ―――――――――――――
○委員長(和田静夫君) 次に、昭和五十三年度決算外二件を議題といたします。  前回に引き続き、締めくくり総括質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時まで休憩いたします。    午前十一時三十二分休憩      ―――――・―――――    午後一時九分開会
○委員長(和田静夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、昭和五十三年度決算外二件を議題とし、これより締めくくり総括質疑のうち、内閣総理大臣に対する質疑を行います。  総理に対する質疑時間等につきましては、理事会において協議し、各質疑者に御通知申し...全文を見る
○委員長(和田静夫君) ちなみに、私が決算委員会に所属をしたのは昭和四十三年でありますが、その翌年昭和四十二年度の決算の総括に当たりまして、当時の佐藤総理は、初めての総括に一回、締めくくりの総括に一回、前後二回御出席になり、翌年の四十三年度の決算に当たっても、当初一回、締めくくり...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 第三に、現下の経済政策と財政再建についてお尋ねをいたします。  五十六、五十七年度と連続して歳入欠陥が明らかになってまいりました。一方では、五十六年度実質成長率が、政府見通しを大幅に割り込むことは必至の情勢であります。しかも、けさの報道によれば、OECD...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 最後は、国費の厳正な使用について伺います。  会計検査院の指摘する不正、不当な国費の支出が、一向に後を絶たない状況が続いているわけでありますが、財政再建という見地からするならば、不正、不当な経理など許されるはずはありません。  そこで、会計検査院の指摘...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 以上で私の質疑は終わります。
○委員長(和田静夫君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、北修二君が委員を辞任され、その補欠として田代由紀男君が選任されました。
○委員長(和田静夫君) それでは質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(和田静夫君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、森山眞弓君、黒柳明君及び瀬谷英行君が委員を辞任され、その補欠として関口恵造君、中野鉄造君及び小谷守君がそれぞれ選任されました。     ―――――――――――――
○委員長(和田静夫君) 内閣総理大臣。
○委員長(和田静夫君) ちょっと待ってください。総理に指名しています。
○委員長(和田静夫君) 何を言っているんですか。ちょっと待ってください。総理大臣。
○委員長(和田静夫君) 他に御発言もなければ、昭和五十三年度決算外二件に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認めます。  鈴木内閣総理大臣は御退席いただいて結構です。     ―――――――――――――
○委員長(和田静夫君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、福岡日出麿君、三浦八水君及び塚田十一郎君が委員を辞任され、その補欠として、宮澤弘君、大島友治君及び井上裕君がそれぞれ選任されました。     ―――――――――――――
○委員長(和田静夫君) これより昭和五十三年度決算外二件について討論に入ります。  昭和五十三年度決算の議決案はお手元に配付のとおりでございます。  なお、内閣に対する警告案文につきましては、理事会において協議の結果、意見が一致したものでございます。  案文を朗読いたします...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 他に御意見もなければ、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  まず、昭和五十三年度一般会計歳入歳出決算、昭和五十三年度特別会計歳入歳出決算、昭和五十三年度国税収納金整理資金受払計算書、昭和五十三年度政府関係機関決算書の採決を行います。  第一に、本...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 多数と認めます。  第二に、内閣に対し、先刻朗読のとおり警告することに賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(和田静夫君) 全会一致と認めます。よって、昭和五十三年度決算につきましては、多数をもってこれを是認することとし、内閣に対し、先刻朗読いたしましたとおり警告すべきものと議決いたしました。  次に、昭和五十三年度国有財産増減及び現在額総計算書の採決を行います。  本件に...全文を見る
○委員長(和田静夫君) 多数と認めます。よって、本件は多数をもって異議がないと議決いたしました。  次に、昭和五十三年度国有財産無償貸付状況総計算書の採決を行います。  本件につきまして、異議がないと議決することに賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(和田静夫君) 多数と認めます。よって、本件は多数をもって異議がないと議決いたしました。  なお、これらの案件の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(和田静夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  この際、内閣に対する警告について、関係国務大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。宮澤内閣官房長官。
○委員長(和田静夫君) 坂田法務大臣。
○委員長(和田静夫君) 渡辺大蔵大臣。
○委員長(和田静夫君) 小川文部大臣。
○委員長(和田静夫君) 小坂運輸大臣。
○委員長(和田静夫君) 始関建設大臣。
○委員長(和田静夫君) 世耕自治大臣。
○委員長(和田静夫君) 本日はこれにて散会いたします。    午後五時四分散会      ―――――・―――――
04月28日第96回国会 参議院 本会議 第16号
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○和田静夫君 ただいま議題となりました昭和五十三年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。  昭和五十三年度決算は、昭和五十四年十二月二十五日国会に提出され、同五十六年四月十日当委員会に付託となり、また、国有財産関係二件につきま...全文を見る
07月05日第96回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○委員以外の議員(和田静夫君) お許しをいただきまして、一言御礼を申し上げます。  私が本委員会の委員長を仰せつかりまして以来一年間、理事、委員各位、事務局の皆様の御支援と御鞭撻により、決算審査も順調に推移いたしました。この間、私は財政運営における決算審査の意義を高めることに努...全文を見る
08月05日第96回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○和田静夫君 ちょっと御質問の間で申しわけないんですが、外務省のアジア局長、外交日程が入ったようですから一、二問だけ質問をいたしますが、まず在日朝鮮人・韓国人六十六万七千人のうち強制連行で日本に連れてこられた人及びその子供、孫は今日何人ですか。
○和田静夫君 いわゆる一九三九年に国民徴用令が出されて、それに基づいて半島の人たちが、たとえば職場の帰りに街頭でもって日本の警察なりに連行をされながら強制的に内地に持ってこられる、そして炭鉱業務に従事をする、そういうような形のことはたくさんあったわけでありますが、その辺の資料とい...全文を見る
○和田静夫君 その中で向こうにお帰りになった方々もいらっしゃるでしょうけれども、今日まで日本の国内に残られて、そしてその方々の子孫がふえる、そういう状態は把握はされていませんか。
○和田静夫君 正確でなくても概数的にはどうですか。
○和田静夫君 それじゃ、そういうことで後で教えてください。  そこで、その人たちに対する、中国の方々も含んでですが、国家的賠償の措置とでもいうものですね、こういうものはどういう形でなされましたか。
○和田静夫君 そうすると、朝鮮民主主義人民共和国と将来の国交等の関係を考えた場合には、同様の問題は起こってくる、そう理解してよろしいですか。
○和田静夫君 どうもありがとうございました。
○和田静夫君 ほとんど時間がなくなってきましたから簡単に質問いたしますが、まず、ことしも間もなく八月十五日がやってきます。日本が全く理不尽で無謀な戦争を挑んで、そうして敗北した記念日、それが訪れてくるわけですが、この記念日をどういうふうに記念するのか、この点を、教科書問題が非常に...全文を見る
○和田静夫君 文部大臣をお務めになったころから幾たびか論議をあなたと交わしてきましたが、あなたの心情、またハト派的な立場に立たれるという政治家グループの中に数えてこられた法務大臣、そういうことを知らぬわけじゃありませんが、どういうお立場で、またどういうお気持ちで参拝されるのかとい...全文を見る
○和田静夫君 いまも言われましたように、戦争をしてはならない、二度と戦争をやらない、そういうことで八月十五日を記念日とした趣旨の御理解、私人として述べられたあなたの御意見ならば私もそれを了としないわけではありませんけれども、これは後ほど意見を申し上げるとして、あの戦争というのは昭...全文を見る
○和田静夫君 私は、八月の十五日を記念して、先ほども大臣お述べになったように、二度と戦争を起こしてはならないと誓う。その中身は、太平洋戦争もさることながら、大陸へのこの侵略を深く反省するという立場、そういうことからなされなければならないと考えているわけであります。  その点で大...全文を見る
○和田静夫君 戦前の日本、いわゆる大日本帝国が中国同様朝鮮にも侵攻する、侵略する、そして植民地化をした。八月十五日を不戦、反戦の記念日にするということは、私はこうした戦前の日本が近隣諸国に行った侵略総体を深く反省する、そういうものでもあるのだと思うんですが、そういうような歴史認識...全文を見る
○和田静夫君 この論議のまとめとして、大臣に一言だけ私の意見を最終的に述べますが、戦前の日本が朝鮮や中国に侵略して多くの無事の民を侵した。殺害をした。この点を日中共同声明のように深く反省するならば、その侵略戦争の精神的支柱であった靖国神社の存在をどう考えるのかということは、やはり...全文を見る
○和田静夫君 先ほどの寺田委員に御答弁になりましたこととの関連ですが、簡裁の負担度との関係で裁判官や職員の増員などの手だてなんですが、定員法の改正の際に考えると述べられたわけですが、具体的にはどんな構想を今日お持ちですか。
○和田静夫君 いや、事務ペースでは大体今週いっぱいぐらいでみんなまとまるわけでしょう、各省、来年度予算に対するところの基本的な要求、最も具体的な部分は。したがって、きょう具体的には全然まとまっていないという答弁にはならぬのじゃないですかな。
○和田静夫君 それはどれぐらいですか。
○和田静夫君 十分協力をしようと思って申し上げたんですけれども、かなり警戒的ですが、後でちょっと教えてくれますか。平場でなんなら別問題ですが、それはいいでしょう。
○和田静夫君 裁判所法第三十六条に「裁判官の職務の代行」という条文がありますが、この実態はどうなっておりますか。
○和田静夫君 時間の関係がありますから、たくさんきのう質問の通告で皆様方にあれしてありますけれども、省略をしていきます。  ちょっと私、誤解もあるといけませんから聞くんですが、先ほど寺田委員の質問に対して、簡裁の判事の定員七百七十九というのは満たしていると、こういうふうに答弁さ...全文を見る
○和田静夫君 ただ、ここの定数の部分も新しい要求の中では増という要求は出るわけですな、具体的な数字は先ほどの話でいいから。
○和田静夫君 四十五条の簡易裁判所判事の職務に必要ないわゆる学識経験者の件ですが、昨日も言いましたけれども、選考任用者のほとんどが書記官、事務官あるいは裁判所職員、そういうふうになっているわけですね。ここのところは簡易裁判所の設立の本旨との関係でどうなんだろうかということを私はア...全文を見る
○和田静夫君 私も、言われるように、言ってみれば解釈法的なドグマに落ち込んでしまうというような構成ではなくて、もっと幅広い人々が簡裁判事として選ばれていく、行政の上ではそれが非常に必要だろうと思うので、そういうことを要求をしておきたいと思います。もっと論議をしてから申し述べるべき...全文を見る
○和田静夫君 アメリカ連邦航空法施行規則に捜査当局は注目をされている、こういうことになってきていますね。アメリカの航空法と日本のそれとの違いは当然あるわけですけれども、日航がアメリカ航空法を知っていながら片桐機長を乗務をさせたというようなことになってくると、これはまた当然管理責任...全文を見る
○和田静夫君 どうもありがとうございました。  最後ですが、昨年の三月十八日の予算委員会で治安維持法関係の資料を公開すべきだと質問をしました。そして、警察庁長官や行管庁長官、いわゆる政府側からは原則として公開するという答弁をいただきました。その後、関係者が法務省に公開要求に行っ...全文を見る
○和田静夫君 ただ一つ、昨日も申し上げましたけれども、治安維持法の当事者ですね、つまり犠牲者がたとえば自分の検事調書を見たいといった場合に、これは公開されますか。
○和田静夫君 大臣、あした人事院勧告が出るわけです。それで、これは法務大臣と最高裁にぜひ伺っておきたいんですが、公務員賃金据え置きの声がどうもかなり高まっているんです。私は一般論をここで言おうとは思っていないのですが、人事院という制度がある以上は、その勧告は正当に受けとめられるべ...全文を見る