和田静夫

わだしずお



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和田静夫の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第98回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○和田静夫君 まず厚生省の関係で、昨年の十二月に報道されました大分県の歯科医師会の振替請求をめぐる諸問題について質問をするのでありますが、実は委員長、いま私がここへ座りましたら、国税庁の国会の担当の方が見えまして、要求をしてありました国税庁長官が出席をできないと、こういうことであ...全文を見る
○和田静夫君 これはちょっと私、了承できないんです。特に国税庁の守秘義務問題で論議をしようというときでありまして、しかもいま大蔵政務次官の御答弁がありましたから、大蔵政務次官に別に反論しようと思わないですが、いままでの国会対策のことから考えてみますと、大蔵省の政府委員室というのは...全文を見る
○和田静夫君 国税庁の次長にまず質問いたしますが、昨年年末にこの大分県を初めとする日本の歯科医師の不正請求事件について幾つかの報道がありました。  大分県の歯科医師の振替請求といいますか、不正請求といいますか、内容的には、ニッケルクロム合金を治療に用いながら、金銀パラジウムを用...全文を見る
○和田静夫君 ニッケルクロム合金が金銀パラジウムに比べて著しく安い、加工がしやすくなった、にもかかわらず、保険対象にすることが放置をされてきたわけですね。今回の事件の発生というのはここにあるわけでしょうけれども、いわば技術的なそういう一因、そういうこの技術改良に対する行政の立ちお...全文を見る
○和田静夫君 それだから私は、二月からそうやられることを知らぬわけじゃありませんが、行政上のやっぱりおくれというのが技術革新等の関係ではあったんじゃないだろうかということを考えるんですが、その辺はいかがなんですかね。
○和田静夫君 昨年の六月にこの診療報酬を改定したわけですが、その後診療報酬は横ばいないし微増程度でふえていない。これは一体どういうことだろう。これは何も歯科医師に限りませんがね、医師、歯科医師含んで。こういう事実というのは、やっぱり不正請求が存在をしている客観的なバロメーターの一...全文を見る
○和田静夫君 いまの同じ質問、どうです、保険局長。
○和田静夫君 大分県の今度の問題で、歯科医師のうちに大体何割ぐらい不正請求をしたというふうに判断されていますか。実は私、非常に短時間の持ち時間ですから、簡単に答弁してください。
○和田静夫君 私は、実はこの問題というのは、組織ぐるみで行われたというふうに見ています。たとえば別府市あるいは大分市の歯科医師の非常に多くの部分が、同一のような形でもって振替請求を行っているわけですね。俗な言葉で言えば不正請求を行っている。それが結果的にはさっき冒頭国税庁次長が答...全文を見る
○和田静夫君 そこで、国税庁ね、診療報酬の不正請求に関して税務調査をされたということになるわけですが——いや、まず厚生省に聞きますがね、厚生省はこの国税庁の調査の内容を正確におつかみになっていますか。
○和田静夫君 そうするとね、この振替請求をした場合に、その保険医に対する処分というのは大体一般的にはどんなものですか。
○和田静夫君 国税庁ね、国税犯則取締法二十二条の一項、扇動犯があるわけですがね、今回の場合の不正請求が仮に組織ぐるみである、だれかが指導していた場合はこの容疑が出てくると思いますが、そうでしょうか。
○和田静夫君 国税庁、これは報道でありますからあれですが、大分税務署が県歯科医師会との交渉の中で、まず第一に修正は五十五、五十六年の二年間限りとする、それから二つ目は、厚生省には不正の事実は知らせないと約束をしたと。これは事実であるとすれば大変な問題であるわけですが、この事実関係...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、その五十五年、五十六年の修正申告だけというのはどういうわけですか、これは。
○和田静夫君 大分県の歯科医師会としていわゆる修正申告に応ずべきだという形でもって一つの指令とまではいきませんが、統一した見解が流されると、その前提には熊本国税局あるいは大分税務署との協議があってそういう形になってくるということになったわけですがね、これはやっぱり組織的ですよね、...全文を見る
○和田静夫君 これはおいおい厚生省の調査が進めば組織的であるかどうかわかってきましょうから、その時点でもう一遍問題にするということにするとしまして、大蔵政務次官、非常に恐縮なんですが、実は五十六年の予算委員会の論議で私と渡辺大蔵大臣、園田厚生大臣との論議がございまして、東洋信販問...全文を見る
○和田静夫君 検察庁、今度の事件というのは刑法の詐欺罪には当たりませんか。
○和田静夫君 今度のこの報道を中心とする事件について、検察庁は重大な関心をお持ちでしょうか。
○和田静夫君 警察庁ですが、この事件に対してどういうふうな対処をされていますか。
○和田静夫君 警察庁もう一問ですが、たとえば今度の問題で告発が、被害者であるところの——被害者って、税負担者としての患者ですね、あるいは保険者、保険組合ですね、こういうところから告発が行われたという場合には即日捜査に入られるということになりますか。
○和田静夫君 もう時間がありませんから何ですが、国税庁ね、守秘義務との問題で少し論議をしたかったんですが、時間がなくなりましたから大蔵委員会その他に譲ってもいいと思っていますが、健保法違反容疑者ですね、今度の場合、健康保険法の違反容疑者を結果としてかくまうというような役割りを演ぜ...全文を見る
○和田静夫君 国税庁ね、これちょっと発展をしていくとある意味じゃ刑事事件になる。いま検察、警察両方がお答えになった推移を見なければなりませんが、私もそれを静かに見ていますけれ ども、つまり犯人を隠すおそれのある行為といいますか、守秘義務を盾にとってそういうことになりかねないこと...全文を見る
○和田静夫君 厚生省の側はこれから、調査をいま進めてますけれども、結局、国税庁が知り得たことにはなかなか手が伸びない、厚生行政のいわゆる限界などというようなものがずっと考えられますよね。だからといって、一方ではもちろんプライバシーの問題等を含んで人権などというようなことを考えると...全文を見る
○和田静夫君 もう直税部長の答弁要りません。あなたの答弁というのはもうわかっていますから、こっちは。わかるけれども、それ以上のことは言えるわけないんで。したがって、国税庁長官、大臣ときょう論戦したかったわけでありますが、不幸にして二人ともいらっしゃらないので。  これは厚生大臣...全文を見る
○和田静夫君 もうこれ以上はやめますが、私は、どうも、ここのところは基本的な問題として一つありますから、厚生大臣と、大蔵政務次官を通じて竹下大蔵大臣に、ぜひその辺の見解をまとめておいていただきたい。後刻もう一遍、これは、きょう厚生省の決算これで終わりということにならぬような気がし...全文を見る
○和田静夫君 医療ミスの問題、その他臨調第四分科会の報告問題など通告してありますが、持ち 時間が切れましたから終わります。
01月20日第98回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○和田静夫君 実はこの一月八日の朝日新聞を読んで非常にびっくりしたわけですが、見出しは、「官僚OBの新人「指定席」確保に狂奔 出身省庁バックに業者も駆り出す」こういうふうになっているわけです。  この記事の中で、各省の皆さんは、正直というか、あるいはふてくされているのか、法律な...全文を見る
○和田静夫君 そこで、いま仮に、ある省のある局長がその省の所管する業界に対して某候補の後援会に入会を依頼する場合、百三十六条違反の疑いがあるということになりますが、そうでしょう。
○和田静夫君 同様のケースとして——簡単な答弁で結構です、この辺は、わかっていますから。どっちみちあなた、自治六法の解説、全部出ているんだから、素人をごまかすような答弁してもらっても困るんで、簡単でいいですよ。——同様のケースとして、某候補の後援会ではなくて、某立候補予定者が所属...全文を見る
○和田静夫君 これはもう一つ、これは仮定の話ですからあれですが、たとえば地方自治体の首長が命を発して、総務部長や人事課長などを通して職員に対して某候補の後援会に入会を勧誘する、こういう場合はどうなります。
○和田静夫君 人事院総裁、お忙しいところ恐縮ですが、国家公務員法第百二条ですね、「政治的行為の制限」、種々これは論議のあるところでありますけれども、猿払事件の下級審から最高裁までの判決など変化があったところですが、ともあれ判例はあります。最高裁判例はあるわけですが、国の政策決定に...全文を見る
○和田静夫君 したがってもうすでにお触れになりましたが、憲法十五条にも違反をする、また職員の服務の宣誓に関する政令ですね、これにも違反する、こう確認しておいてよろしいですね。
○和田静夫君 はっきりいたしました。  そこで人事院総裁、これら諸法規の違反というのは一般にはどういう処分の対象になりましょうか。
○和田静夫君 ありがとうございました。  そこで運輸大臣、おたくの松本港湾局長、この人によりますと、吉村前局長の党員獲得運動は大成果を上げていると、こういうことになるわけです。そこで十万人以上超えたと言われているんですがね、大臣御存じですか。
○和田静夫君 港湾局長は港湾だけでなく陸海空挙げてやったおかげだと、確かに建設関係の尽力はありがたかったとコメントをしておるわけです。これは知らないというふうに大臣言われると、今度は自分の都下は何やっているかってなことに、もう知らぬということになりますからね、この辺はどうですか。
○和田静夫君 通産省、矢野さんの党員集め状況、これは把握していますか。
○和田静夫君 おたくの野々内審議官という人は、機会あるごとに矢野さんのイメージアップを 吹き込む、そしてそれは私の仕事であると、ここまで断言されているわけですね。審議官は日常的な仕事はそっちのけで、この六、七月に向かって私の仕事として矢野さんというOBのイメージアップに努める、...全文を見る
○和田静夫君 この野々内審議官というのは政府委員でしょうか。
○和田静夫君 もし答弁、ずっと記事を否定されて逃がれていくんなら、私は最後に提案をいたしますけれども、この調査のための小委員会を決算委員会で設けて、厳しくこれを取材された方々も参考人として来てもらって事実関係をみんな明らかにする、そういうつもりできょうやっていますから、余りチャラ...全文を見る
○和田静夫君 農水ですがね。これは林野庁の指導部長の鈴木さんという方が、これまで農水省関係では必ず二人を国会に送り込んでこられた——これは事実関係。ぜひその伝統を守りたいということで、省を挙げてお願いをすると、こういうことになっているわけですね。そこで関係業界へ部長の地位をかけて...全文を見る
○和田静夫君 建設省ですが、建設省としてはもちろん業界にお願いをする、こういう幹部の発言になっているわけです。ということは、建設省としてどういう方法でどういう業界に対してお願いをするということなんですか。
○和田静夫君 郵政省ね、一月十七日の新年会、特定郵便局長一千名以上お集まりになったそうですが、実際問題としてはこれは郵政省出身の予定候補者の総決起集会的な色彩があったと、こう言われています。そこの内容のことは別問題といたしまして、そこで陣野龍志と言われる関東郵政監察局長ががんばり...全文を見る
○和田静夫君 澤田さんね、八日の記事で言ってみれば、あなたの答弁、取材に応ずる態度というのは一番背景にある法律を考えながら、官僚として大変りっぱな談話を発表されているわけです。あなたが一番実はある意味ではこすいなあと、こう思っているんですけれどもね。したがって、あなたいま知らない...全文を見る
○和田静夫君 これは、きょう自治大臣は来ていただかなかったんですが、いつかの機会にあれですが、建設省の方はよくおわかりのとおり、山本自治大臣が建設事務次官をおやめになって昭和三十八年の十一月二十一日の総選挙に立候補されたときに、御存じのとおり建設省の官房長、そのもとにいる課長補佐...全文を見る
○和田静夫君 国税庁ですが、ちまたでは政治献金の限度額を超えますと使途不明金で落とすという、そういう経理の処理といいますか、これは横行していると言われているわけです。そうした処理が横行していることを裏づけるものが、この会社社長のコメントだろうと思うんですがね。この点についてはどう...全文を見る
○和田静夫君 言われたとおり、おたくからもらった資料によっても、五十六年度の使途不明金の支出金額は三百八十七億円ですね。で、これは資本金一億円以上の会社ですが、そういう巨額な金額に上る。奇妙なことだと私は思っているんですけれども、税務調査によって計算してみるといま言われた数字わず...全文を見る
○和田静夫君 私は、一般的に使途不明金は非合法な、いわゆる裏金だ、こういうふうに言われているわけですから、いまのような答弁で済ますわけには実はいかぬと思っているんです。いまも言われましたように、税務調査だけでどうもこれ以上突っ込んだことができないということになると、何かほかに突っ...全文を見る
○和田静夫君 その制度的な検討は私も必要だと思うんです。そこで、ただきょうの課題の問題で言えば、政治献金が幾らだろうということについて全然わからぬという答弁は、これまた私は納得できないんですよ。なぜならば、現場の税務調査では、六十億にしても、その六十億については——わかった六十億...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。そこのところ明らかになってきましたから、別途そこの論議は詰めます。  そこで、この使途不明金を税法上はどういうように処理されていますか、その税法上の根拠。
○和田静夫君 したがって、たとえば五百万円の政治献金の場合は法人税率五〇%とすれば一千万円、こういうような形の支出になるということになるわけですが、この最高裁の判例では違法支出の損金性は否定されているわけですね。この違法性の認定ですが、どういう根拠によってなされましょうかね。
○和田静夫君 ちょっと、そこでいま次長に耳打ちした人よ、四十三年十一月十三日の最高裁の大法廷の東光商事の所得審査決定取消請求事件、この判例ちょっと言ってみな。
○和田静夫君 それはまあ別途の機会にやりますがね、それはちょっといまの答弁は私は納得をしておきません。つまり税務当局の実務の処理としては、使途不明金は全体としてきわめて違法性が高いという解釈に立って執行しているということでしょう。使途不明金に含まれる政治献金についてこれまた違法性...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、この問題あれしますがね。  さっき次長御答弁になりましたように、私はこの使途不明金に対する処理というのは、あなた同様に諸外国に比べて甘いという印象をかねがねずっと持ってきたわけであります。したがって、おたくの関係者などともそういう論議をずっとしたのであります...全文を見る
○和田静夫君 委員会をのぞいて、ひとつ後からおたくの方も知恵出してくださいよ。私の方も考えていることを率直にぶつけて、そして合意ができていけばそれは大蔵から、政府から提案してもらうのが一番いいわけですから、そういう形にもっていった方がこれはいいだろうと思うんですね。大臣外遊中です...全文を見る
○和田静夫君 自治省の立場そのものはわからぬわけじゃありませんが、これはそれじゃ使途不明金そのものの今後の問題について国税当局などと煮詰めた後、もう少し発想してみたいと思います。  そこで、いろいろ先ほどおしなべた答弁は各省からいただきました。きょうは運輸の決算でありますから運...全文を見る
○和田静夫君 内閣官房副長官が総理と一緒にアメリカに行っていらっしゃるものですからお見え願えなかったのですが、昨年の十二月九日に、内閣閣第一七五号という各省に対するところの通達が出ていまして、これは公務員の綱紀粛正に関するものであります。そのもとになっているのが内閣閣第二〇八号、...全文を見る
○和田静夫君 現行法によれば性格が若干違いますがね、会計検査院にちょっと、私はこれからの院法改正問題などとの絡みもずっと頭の中に描きながら、この機会に問うておいてみたいのでありますが、関連業界と各省との間に後援会の入会要請やら入党要請やらというようなことに関連して不明朗な事態が発...全文を見る
○和田静夫君 いま私は現行法では何もやれると言っているわけではありませんのですが、やっぱりこういう側面も、これから院法改正どう進むかわかりませんけれどもね、一つの趣旨としては盛り込むようなことができる可能性が、ある意味じゃあるんじゃないだろうかというふうに思って、私もいま確固たる...全文を見る
○和田静夫君 一九八三年度、昭和五十八年度予算の政府案が策定をされました。二十四日からの再開国会がどうなるか、衆議院の議運がこれからどうするかで午後の様子を見なきゃわかりませんが、予算案全体としては私たちはとうてい容認しがたい問題点をたくさん含んでいます。  そこで、これは決算...全文を見る
○和田静夫君 運輸省の概算要求の際に、実施設計調査費として三十八億円を要求された。何かきのうおたくの政府委員は三十二億円と言われましたが、調べてみるとやっぱり三十八億円の要求のようですね、これ。主として基本的設計のための調査費でしょう、これ。三十八億円の内訳というのはどういうこと...全文を見る
○和田静夫君 いや、それで私の聞いているのは、埋め立て地域の設計調査費を幾ら要求した。その三十八億の内訳というのはいま出ませんか。
○和田静夫君 これは運輸省は泉州沖と決定した上での要求であるということになりますかな、要求としては。
○和田静夫君 もう少し進んでからまたもとに戻りますが、いわゆるさっき言われた一般調査費の方なんですが、これは八億円ついたわけですね。この八億円は運輸省の資料によりますと、「固定観測施設で気象、海象の観測等を継続して行う」とありますね。おたくからこれはいただいたんですが。これは五十...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そうしますとここに書いてある土質の調査だとか、埋め立ての工法の調査だとか、あるいは土砂運搬計画調査、あるいは空港施設の計画調査などについては五十七年度で完了する見込みだと理解していいんでしょうな、ここのところは。いわゆるこの種の基本調査が完了したので、実施設...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと検査院に伺いますが、これまでの一般調査費の状況について把握されていると思うんですが、これまでの調査について指摘するところは何もなかったですかね。
○和田静夫君 実際についた予算は着工準備調査費である。ところが、実施設計調査費とどこが違うかというのは先ほど説明ありましたけれども、着工準備調査費の性格、具体的内容、またそれぞれに幾らついたのかということはどうなんですか、ここは。
○和田静夫君 主計局に同じ質問ですが。
○和田静夫君 そこで、答弁がそのままで、全部そのままかというのはちょっとあれですが、主計局なんですがね、泉州沖に建設することを確定してこの予算をつけた、それはそうなんですか。
○和田静夫君 そうすると、調査の結果財政負担が耐えがたいということが明らかになったらどうされますかな。
○和田静夫君 いや、それだから私が言ったように財政が耐えられなくなったと言ったらどうするんですか。
○和田静夫君 私、実は運輸は全く素人でございますからあれですが、今回初めてこの問題、おたくからいろいろもらって、大蔵からも運輸省からももらって、ずっと検討してみましたが、どうも運輸省は準備不足のまま見切り発車をするのではないかという危惧を持ちます、大臣。過去の会議録などもずっと当...全文を見る
○和田静夫君 いや、そうだからどうだというんですか。総工費幾らかかるんですか。
○和田静夫君 いや、私が聞いているのは、協議は協議でよろしいが、その一期、二期と分けずに、でき上がるときの総工費というのはどのくらいのことを考えているのかと聞いているの。
○和田静夫君 それじゃ、具体的に漁業補償は幾らかかるんですか。
○和田静夫君 その辺の金額を申すことはできなくて、総額は非常に安くなるというのはさっぱりわからぬけれども、それじゃどういうふうにこれから折衝を進めるんですか。
○和田静夫君 個々について幾ら出すというのを、前もって手のうち見せたら話にならぬということは、われわれだってわからぬわけじゃありませんけれども、運輸省、責任を持ってこの計画を進めているのですから、私はやっぱり正確なトータルの試算というものは示されてしかるべきではなかろうかというふ...全文を見る
○和田静夫君 自治省、地元の自治体の負担率、これ、幾らですか。
○和田静夫君 ちょっと済みません、もう一遍。
○和田静夫君 地元自治体の財政状況をちょっと説明してください。
○和田静夫君 数字はいただきましたから——そういう状態ですね。  そこで、もう一遍くどいようですが、自治省にお尋ねしますが、そういうような財政事情において、たとえばうわさされるような形で五%地元自治体の財政が負担をするということになると、自治体の財政がもう逼迫をされて悪化をさせ...全文を見る
○和田静夫君 私も関西新空港はいわゆる第一種空港、一〇〇%国の負担、こういうような形——財政的な面から言ってだけですよ、いうふうに、いまの自治省の答弁のようなことであろうと考えます。地元のこれは財政事情、非常に悪いわけですから、ここのところは大蔵の主計、あるいは運輸省、いまの論議...全文を見る
○和田静夫君 昭和五十七年十二月十八日、運輸大臣——長谷川さんにおなりになってからですが、長谷川運輸大臣あてに神戸市長宮崎辰雄から出ていますね、文書。これは大臣、お読みになっていますか。関西国際空港建設にかかる疑義について。
○和田静夫君 そうですか、これは公文書ですからね。「神戸市企整第五三七号 昭和五十七年十二月十八日 神戸市長宮崎辰雄 運輸大臣長谷川峻殿 関西国際空港建設にかかる疑義について」こんな文書、行ってないと言うんですか。
○和田静夫君 この時点で、この日でしたかな、この前後、NHKのニュースで私は見たんですが、神戸市長がじかじか運輸省を訪問しているじゃないですか。ニュースに映った運輸省というのは、あれはどこか別のところにそれじゃ映画のセットみたいにつくってやったんですか。そうして、おまけにあなた方...全文を見る
○和田静夫君 十二月十八日。
○和田静夫君 いや、十二月十八日に訪問したんじゃないんだよ。文書の日付は十二月十八日だと。
○和田静夫君 それじゃそこのところは事実関係明らかにしましょう、これは。明確に渡っていますよ。とにかく歯牙にもかけなかったと、こう言われているんだから。私はどっちを賛成するという立場じゃありませんよ。ただこの問題については少なくとも地元の三県、それから神戸というのは政令都市ですか...全文を見る
○和田静夫君 そういう意味じゃありません。いわゆる県だから県だからと言われるけれども、政令都市はそこに存在をしているわけです、関西に。政令都市の意見も聞かないという態度というのは、運輸大臣、これは一般論として解せないでしょうと言っているの、私は。
○和田静夫君 それはあなたもう当然だと思うんだ、大臣の答弁の方が。  私はそこで、それじゃいわゆる兵庫県を通じて出されているところの疑義ですね。そういうものについての一つ一つの、何と言うか、あなた方の見解この機会に承りましょう。
○和田静夫君 ちょっと角度を変えますが、これまでの間ずっと大蔵省というのは公共投資の景気波及効果、あるいは乗数効果、そういうものを高度成長期よりも低く見積ってきたわけですね、見込んできた、そういうように思われますが、それはそれでいいですな。
○和田静夫君 そこで、日本経済の潜在的成長力をどう判断するかというのは、これは運輸省の資料の中にありますから、ここのところ非常におもしろいんですがね。十年、二十年の見通しは、運輸大臣、これはともかくといたしまして、具体的に何%にするかということの予測についてもこれはいろいろあるで...全文を見る
○和田静夫君 日本経済のいわゆる潜在的成長力。
○和田静夫君 あなたらしくないことを言っているな。あなた、ここのところを言ってくれなけりゃ、関西空港どういうふうに判断するかというのはひとつ出てこないわけですよ。これはGNPだとかもういっぱい並べてあるわけですから、運輸省の資料というのは。そこで、あなたの方と食い違っているし、通...全文を見る
○和田静夫君 それは、通産省はっきりしたんだから、大蔵省。通産省はちゃんと発表した数字を言ったんだから、あなたのところも発表した数字ぐらい言いなさいよ。
○和田静夫君 役人ならしょうがないから、やっぱり大臣代理者の登場の時間です。
○和田静夫君 もうとっくにあんたお役人卒業されて、いま次官なんですから、もう少しあれしたらどうですかね。大蔵は大体三%ぐらいと言われていますけれども、具体的な数字はともかくとしまして、私も潜在成長力というのはかなり低下していると思うんです。思うんですが、私は大蔵省とは違いましてね...全文を見る
○和田静夫君 参考のためですが、運輸省、この計画実施による投資乗数効果、雇用乗数効果、どういうふうにはじかれましたか。
○和田静夫君 後段の方はあなたの姿勢、あなた方の姿勢というのはよくわかりますがね。前段というのはちょっとよく聞けなかったんですが、計算全然してないと言われたんですか。
○和田静夫君 私はやっぱりもっと、していないと言ったところで、あなたのところからもらった資料ではGNPがどうだとかああだとかという形の、ちゃんと資料があるじゃないですか。あんたのところからもらったんだよ、これ。全然やらずにやったんですか、これ。そういうものを基礎にするというだけで...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。  そこでね、運輸省、神戸市案について検討してないと、市案そのものを知らないと、こう言われておるわけだけれども、兵庫県が運輸省に伝えている、神戸市案を、ということですね。そこで、十二月に坂井知事が行った。昨年の六月段階では市長が小坂運輸大臣と会ってる...全文を見る
○和田静夫君 それでは衆議院議員石井一さんの関西新国際空港の提案については御存じですね。
○和田静夫君 衆議院議員石井さんの提案ならば全部承知していて、政令都市の提案ならばお返しをするという姿勢は、これは大臣ね、さっき大臣から答弁いただきましたから今後改まっていくんでしょうけれどもさ、これはとても自治を尊重する立場に立つわれわれとしては、どっちが賛成だか反対抜きにして...全文を見る
○和田静夫君 そういう結果が出ているということになると、いわゆる再試算をされたということになりますね。そうすると、主計局はそういう再試算をされたわけですかな。
○和田静夫君 これやりとりがかみ合わないとあれですから、私はそれじゃここで提案しましょう。神戸市案を受け取りにならなかったというのでありますから、私はここに写しを持っておりますからね、したがって、この写しを資料としてこの委員会に正式に提示をいたします。そしてそれを決算委員会として...全文を見る
○和田静夫君 そこで運輸大臣、これは漠たる話になりますが、石井さんの私案では若干お答えがありましたが、神戸市の市案であれやってみましても、たとえば神戸の場合は七千五百億ぐらいで上がると、こう言っているわけです。ここのところは再試算されてしかるべきだと思うのでありますが、少なくとも...全文を見る
○和田静夫君 後で再試算の問題は提起をしますからそれとしまして、この石井さんのやつでちょ っとだけ聞いておきたいんですが、完成後の経営がうまくいくのだろうかという疑義を持たれまして、第二期工事時点で千五百七十九億円の赤字が生ずる、その後雪だるま式にこれはふえていく、こういうふう...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、私は計算の根拠を示してもらいたいと思うんですが、基礎となる数字、計算式、おたくのですよ、たとえば航空需要予測もはっきりしないものの一つなんですね。はっきりしていると言われるのかもしれません。運輸省の説明資料によりますと、あなた方からもらった限りにおいては...全文を見る
○和田静夫君 基礎となる数字、計算式を資料としてください。これは、たとえば六十五年度以降GNPに対する弾性値を用いられているんですね。これも数字を挙げてもらいたいと思うんです。いまも言われたとおり、三全総のときの数字がずっと使われている、私があなた方からもらった簡単な資料を見る限...全文を見る
○和田静夫君 そういう不都合な話がありますか。これは、国会が審査権をかけて、しかも私は、運輸問題については冒頭にも言っているように素人ですよ。言ってみれば、初めて勉強させてもらいましたよ。それは、あなた方の資料に基づいて。そうすると、あなたの答弁は、いろいろなものがある、こう言う...全文を見る
○和田静夫君 もちろんその前提はわれわれはわきまえて言っているわけですからね。私は、かなり過大なGNPの成長率の予測だと思って、いままでの資料では驚いているんですよ。したがっていま申し上げたようなことを言ったんです。通常、弾性値というのは成長率が落ちれば落ちると考えられるわけだけ...全文を見る
○和田静夫君 先ほど大臣から三点セットのお話がありましたから、この問題で最後にしますが、兵庫県がまだ未回答であるというわけですが、ここの理由もそれぞれあるわけでしょう。これは、昭和五十一年九月二十日の「関西国際空港の計画に係る調査の実施方針について」の中で、関係府県——大阪府、兵...全文を見る
○和田静夫君 どうも、あの新春対談を読んでみて、二つ非常に大きな問題点があると思ったのですがね。一つは、誤った見通しの計画を立てておいて、その責任をほおかむりしている点なんです。年間八百億円の赤字が出てくる。これは赤字ローカル線を廃止して浮いた分を上回る大赤字になるでしょう。その...全文を見る
○和田静夫君 二つ目の問題点は、青函トンネルの主題と私は離れると思うけれども、これは冗談なら冗談なんですが、外国が攻め込んでくることを想定して鉄道の路線を建設していくということになっておりますね、あなたのお話は。国鉄は有事退避を目的に青函トンネルをつくっていく、そういうことを述べ...全文を見る
○和田静夫君 いや、そこのところはよくわかっているんですよ。私が言った、言ってみれば軍事目的的な発想でもっての談話になっていますよ。談話というか、話になっていますよね。あの細川さんでさえ、それは高い安定剤だなあなんと言ってやじっていますよな。ここのところは、あなたのもし精神構造が...全文を見る
○和田静夫君 いや、後段のところはもうお聞きしないまでもわかっていますけれども、問題はその前提になる前段のところで、いま言葉をはぐらかして述べられない外国から攻め寄せられても云々というところで、仮想敵国としてあなたはそれじゃ何かを想定をされてこういう言い方をされたわけですか。青函...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる仮想敵国は、それじゃあなたの頭の中にあるその事実の仮想敵国というのはどこですか。
○和田静夫君 そこが非常に迷惑な話であるということは、予算委員会でわれわれが出て行った——われわれというのは院で行ったんですからね。院で行ったときに北海道の知事なり当該市長たちがたくさん異口同音に述べていることであって、それは国鉄総裁が青函トンネルの赤字問題の前提にそういうことを...全文を見る
○和田静夫君 自賠責運用益の性格でもう一遍これ、あれしておきたいんですが、自賠責審議会答申の将来の保険収支の改善に資するための財源留保としてとっておくというやつですね、あなたとの間ですかな、僕は何遍も、あるいは運輸省とも大蔵省とも確認をして、あなた方の考え方というのは確認してきて...全文を見る
○和田静夫君 そこのところが私がきょう問題にしようと思ったところなんで、私はそうなっていくんじゃないかというような発想を持ちながら、ずっと論議を実はしてきたわけです。そうしたらもういよいよもって審議会の答申をどうも横に置いておいて、私が危惧をしておったような形のことにずっとなって...全文を見る
○和田静夫君 時間もないわけですから局長いいです、大体同じことを言われているような気もしますけれども。  しかし、たとえば借り入れというような表現であったら案外私の疑問わかなかったのかもしれぬのですが、繰り入れとこうなっているものだからそこのところで、さっきから後ほど返すんだと...全文を見る
○和田静夫君 そうだから、やっぱり私が言ったとおりそこの部分はちょっと変わったのだ。  これは強制保険であって、ノーロス・ノープロフィットの原則です、利益が生じた場合は被保険者に還元されなければならないというそこの原則というのは、言われたとおり変わってないということ。
○和田静夫君 したがって、将来の財源のバッファーとして残しておくということは以前ほどシビアではなくなってきた。ですかな、そうなると。そこのところもそうでもないわけか。
○和田静夫君 それでは民間の方の運用益はこれは同様ですか。
○和田静夫君 局長ね、この事故の減少傾向——また最近ちょっと上がってるようですがね、バイクなんかのあれで上がってるようですが、しかしながら減少傾向というのはずっと安定的にこう進んでるというふうな見方でしょうかな、いま。
○和田静夫君 そうすると、従来からこの自動車事故対策の補助として運用益から補助金が出されていたわけですが、これは自賠責保険の性格からくるものである、というふうに理解しておくんですか。
○和田静夫君 そうしますと、仮にこの交通事故率が、いままあ減少してきてまた上がってますからあれですが、運用益の使途にはおのずから節度といいますかな、そういうものがあるべきだと、こう理解をしなきゃならぬと思うんですが、たとえ財政がパンクしている状態であっても私は税外収入などという形...全文を見る
○和田静夫君 何かきょうは解釈やらそんなところが全くあなた方と私と立場が逆になったような感じで薄気味悪いんですがね。私の方が何か非常にドグマ的なことを言ってるようにだんだん落ち込んでいってるんだけれども、しかし私は、自賠責運用益はこの自賠責の保険理論からして、これはもう何といって...全文を見る
○和田静夫君 借り入れの条件というのはこれはどうなっているんですか。
○和田静夫君 最後ですが、私はこういうような方法による、大臣の精神的ないろいろのお話、悩みなどというのはわからぬわけじゃないんですがね。私は、こういうような方法による財政のつじつま合わせは実は許しがたいと思うんですよ。この問題についてはまた後日ゆっくりやりますが、あと一つだけ尋ね...全文を見る
○和田静夫君 とにかく了承するわけにはいかないので、なお大蔵当局とずっとこれは懸案の問題として話を進めていく、受けて立ってくれますね、次官。
02月09日第98回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○和田静夫君 まず、警察庁——国家公安委員長ですが、中川一郎代議士が衝撃的な自殺、余韻がまだ非常に残っているわけでありますけれども、中川一郎さんが死を選ばれた理由というのが必ずしも明らかになっていないようです。  まず警察庁に伺うのは、警察は自殺ということを知っておられながら、...全文を見る
○和田静夫君 検視には立ち会われたわけですね。それで、自殺ということを御存じになりながら黙っていたという話になるわけでありますが、これ一般民衆の場合はなかなかそうはなりませんでね、すぐ自殺は自殺という形になるわけですが、情報が操作される、マスコミで言う情報操作とでも言いますかね、...全文を見る
○和田静夫君 大変奇異に感ずるのは、その数日後には今度は急に自殺であると発表される、それも何か夜中の記者会見で発表される、これもまあ非常に不思議なことだと思うんですが、この経緯というのは何かございますか。
○和田静夫君 これから読み上げるのは毎日新聞の一月十三日付に寄せられた投書ですがね、この投書は私はある意味で庶民の声を代弁していると思うのであります。これに対して警察としていかなる見解をお持ちになるのか、お尋ねをしたいのですが、東京大田区の主婦吉井さんの投書です。   この正月...全文を見る
○和田静夫君 私はこの事件、投書にある事故死のことですね、これはぜひ再度お調べ直しになるように要望いたしておきます。  そこで、中川一郎代議士の場合も松本幸男代議士の場合も自殺の原因としてうつ病説が流れているわけですが、警察としてはこれは確認をされますか。
○和田静夫君 まあ中川さんの場合は十分に接触がありませんからあれですが、松本幸男さんの場合は、同僚でもありますし長い交際でもありますのでよくわかっているのですが、高血圧症であった。実は私はきょうここで高血圧症とうつ病の関係について行政上の問題は介在していないかという議論を一遍して...全文を見る
○和田静夫君 一九八二年でもいいですがね、お持ちになっている資料で結構ですけれども、年間の自殺者数ですね、四十歳代、五十歳代、六十歳代、それの原因別自殺者数、いわゆる疾病に原因すると思われるいま言われる病苦ですね、その他と分けて、それはどういうふうになりますか。
○和田静夫君 厚生省はお見えになっておると思うんですが、厚生省は、先ほども警察に質問いたしました自殺の原因、動機ですね、これでうつ病などというようなこと、これは薬害の関係を後で問題にしますがね、調査をされていますか。
○和田静夫君 ということは高血圧症とうつ病との併病について自殺の原因としてはどこでもつかんでいない、政府のどの機関もつかんでいない、そういうふうに理解するんですが、これは大臣かな。
○和田静夫君 警察庁。警察が自殺と認定するのは、一般に遺書の有無が大きなファクターになると思うんですが、遺書がない場合、たとえばさっきの投書の方の場合などどのようにして自殺を認定するのでしょう。たとえばその人がうつ病であったということは自殺認定の大きなファクターになるのではないで...全文を見る
○和田静夫君 そこで前提終わりまして本題に入るのですが、高血圧症とうつ病とは実は私は深い関係にあるというふうに、今度ずっと勉強してみてそういうふうに非常に感ずるんですね。  厚生省、まず血圧降下剤、降圧剤で抑うつ状態を副作用として誘発するおそれのある薬剤は一体幾つあるんですか。
○和田静夫君 同じく降圧剤で、使用上の注意として重篤なうつ状態が発生するおそれのあることを警告している薬剤、これはどうですか。
○和田静夫君 そうですよね、私もこれ見て警告をもしているぐらいですよね。大日本製薬のエガリン、それから山之内製薬のサーピナ、台糖ファイザーのシンナロイド、日本スクイブのロートラックス、武田薬品発表のパラティン、三共のロンチル—R、それからあれは杏林のべハイド、田辺製薬のカンヒドニ...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そこにちょっとお座りになりませんか、少し続けますから。降圧剤の副作用としていま言われた自殺に至るような重篤なうつ病を引き起こすおそれのある薬品というのは幾つありますか。
○和田静夫君 同じく劇薬の指定がある薬品ですね、降圧剤。
○和田静夫君 医師法によりますと、第二十三条では処方せんの交付義務があるわけですが、これは患者に対しても交付の義務が、義務づけられています。しかし、これは一般的にはただし書きでほとんど交付されていないという状態があるようであります。この点と先ほどのような危険のある医薬品についての...全文を見る
○和田静夫君 それで、現在のところ、これらの危険な副作用を持つ医薬品の使用方法、これはいま言われたように注意を喚起をしているが、医師の判断に全面的にゆだねられている、そういうことでしょうか。
○和田静夫君 そこで警察庁、これは一般論ですが、医師が不注意で、うつ状態があらわれているにもかかわらず投与を続けた場合、患者が自殺した、この場合に医師の業務上の過失が問われることになりますか。いわゆるケース・バイ・ケースでしょうが、全くないとは言えないんじゃないかと思うんですね。...全文を見る
○和田静夫君 これは広い意味での自殺関与ですね。いわゆる刑法の二百二条の関係というのはどうですか。
○和田静夫君 そうすると、単に遺書の有無だけで自殺か他殺かを判断するという観点だけからではなくて、その自殺者がある種の精神障害を持っていた場合には、別の観点からのアプローチが私は必要になってくるのではなかろうか、今後そういうような観点からの取り組みというのが必要だと思うんですがね...全文を見る
○和田静夫君 その辺のところをおやりになりましたですかね。特に私は、全く親しかった松本代議士の場合、歴然とした病歴がありますね。そうすると、私が非常に疑っているのは、いわゆる薬害によるところの降圧剤からうつ病がきて、そして自殺のおそれを持つ者に対してなお降圧剤が使われる、こういう...全文を見る
○和田静夫君 したがって私は、自殺をされなくても済む状態に松本さんはあった。自殺まで追い込む要因というものに薬害があった。それと薬務行政やあるいは医療行政の関係、こういうものがやっぱり指摘を——これぐらい薬害が多くなって、恐らくこの中にたくさん薬を飲んでいらっしゃる方がいらっしゃ...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、副作用として精神障害を引き起こすおそれのある医薬品ですが、これは、単にいま言っている降圧剤だけではありません。たとえば、中川一郎さんが常時用いていらっしゃったと言われる睡眠薬、この睡眠鎮静剤も急性の錯乱状態を引き起こすことは明確ですね。そうすると、中川さんが...全文を見る
○和田静夫君 警察はこの問題が最後ですが、中川一郎さんの自殺が隠せたのは、生きていると偽って救急車で運び出された。死体を救急車に乗せるということ、これは一般の場合にはしないでしょうし、法律との関係ではこれはどうなりますか、こういう特別扱いが起こるというのはどういうことになるのです...全文を見る
○和田静夫君 私は故人を決して冒涜する意味で論議をしようとは思っていませんからあれですが、いま同じ質問を、消防庁長官、現場のこと何かわかっていますか。
○和田静夫君 国家公安委員長、これが最後ですが、大臣、いいですか、論議を聞いてもらったと思うんですが、私は、自殺を単に犯罪の有無の側面だけではなくて、薬害が大変問題になっている時代に即応した、そういうものとして調査をする、判断する、そういう方途が十分考えられるべきだと、こう思いま...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、資金集めで苦しかったんだろうとか、あるいは選挙が心配でこうなったんだろうかというような形で故人が冒涜されるような要因が並べ立てられる、そういうような不幸をなくするためにも、やっぱりもっと、そこまで突っ込んだ科学的な自殺のファクターについての調査の仕方という...全文を見る
○和田静夫君 臨調の基本姿勢は、国の財政負担を軽減するために地方財政にしわ寄せするという傾向なんですよ。まあそういうふうに、なんですと言っていいかどうか、往々にしてそういうふうなところがうかがえますがね。その基本答申で地方財政計画を長期的な計画にすべきだという主張がありますね。こ...全文を見る
○和田静夫君 さらに、この地方財政のしわ寄せとして、これは私の感覚ですが、地域振興整備公団あるいは雇用促進事業団などの特殊法人あるいは国立病院などへの自治体負担を求める提言ですね、第四部会報告でなされているわけですが、これは全く私は木に竹を接ぐような議論だと言わなきゃならぬのです...全文を見る
○和田静夫君 地方事務官問題に移りますが、あえてここで質問をするようなことではなくて、自明のことでありますけれども、権威ある臨調の部会報告がこれまでの議論の積み重ねを逆転して出されている以上、ここで自治省の見解を確認しておかねばなりません。特に一九七四年の国会決議の精神が一つも盛...全文を見る
○和田静夫君 大臣ね、まあ地方自治法附則八条なんというのは大臣、もう後藤田官房長官もじかに手がけた人ですから、よく御存じですからその姿勢はもちろん疑ってはいませんが、大臣に聞きたいのは、地方制度調査会という歴史の非常にある調査会、で、第二次臨時行政調査会というこの政府の諮問機関、...全文を見る
○和田静夫君 質問に答えられませんでしたが、いまの大臣の答弁でもはっきりしていますから再確認はいたしませんが、行政局長先ほど言われたように、この七五年七月の第十六次地方制度調査会答申に自治省の姿勢は基づくと、ここだけは確認できますね。
○和田静夫君 現在この地方事務官が取り扱っている行政を国に引き上げることは、行政の円滑な執行を妨げ、しかも国、地方の財政をトータルに見た場合に、経費の増大につながるという私は危惧があるんですが、この点はいかがでしょうね。
○和田静夫君 この問題は、もう一つは労使関係という観点からも非常に大きな問題を含んでいるわけですが、圧倒的な地方事務官は地方移管を望んでいる、地方公務員となることを望んでいる。その点も含んで地方事務官問題にはしっかり対処をしていただきたい。これは要望をいたしておきます。  そこ...全文を見る
○和田静夫君 大臣から総理府、文部省の話が出ましたが、私がさっき言った舟橋さんの意見ですね、これについて総理府、文部省は一体どういうふうに考えていますか。
○和田静夫君 いま自治大臣からいろいろのお話があったんですが、ちょっと事務的に処理をされただけだ、深い意図はないと、これは事務的に処理をされた部分からのお答えをもらえばいいのかもしれませんが。どうも自治省が初めて民間団体が主催するこの建国記念日奉祝行事に後援団体として名を連ねる。...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、民間団体主催の行事を後援する場合、幾つかの基準があると思うんですが、自治省はどういう基準をお持ちですか。
○和田静夫君 そうすると、総理府の基準は……。
○和田静夫君 この建国記念の日奉祝式典ですね、これに対する後援の申請が昨年の十二月二十七日に出されましたね。それでことしの一月十三日に承認をされているわけです。その間にどういうような自治省、審査をしたのですか。
○和田静夫君 それじゃ矢野さん、昨年のこの奉祝式典の式次第がどんなものであったか具体的に御存じですか。
○和田静夫君 いま言われたように拝礼というのが式次第の中にあるわけですが、これは何に対して拝礼をするのですか、あるいは昨年はしたのですか。これは自治省確認をされたんですか。
○和田静夫君 さらにお尋ねしますが、この運営委員会の委員長である黛敏郎さんのあいさつの内容ですね、あるいは木下会長の式辞の内容、そこでこの人たちが何と言ったのかということは——昨年ですが、恐らく経過を、承認をされるに当たっては、後援団体になるに当たってはいろいろ調べられているんで...全文を見る
○和田静夫君 それはどんな内容でした。
○和田静夫君 もう一点自治省に確認しておきますがね、この運営委員会のメンバーを挙げることができますか。
○和田静夫君 自治省、私の質問の通告が行ってから大体答弁資料をまとめられたという感じでありまして、以前にいろいろおたくに尋ねたときにはほとんど何も御存じなかったわけでして、答弁非常に苦しいんだろうと思うんですがね。大臣が率直に冒頭に答弁されましたように、事務的に処理を単にしたと、...全文を見る
○和田静夫君 文部省官房長、昨年の式典で、この拝礼の際に先導役の小笠原清信さんという方がどういうふうに言われたか、何に対して拝礼と言われたのか、これはおわかりになっていましょうね。
○和田静夫君 そこのところは、しかし昨年十二月十三日付の「神社新報」によりますとね、ことしもまた「神武天皇の御遺徳を偲び拝礼を」行う予定であると明確に書いてあるわけです。この拝礼が神道による宗教的行為であることはもうきわめて明確でありますよ。昨年もそうだったわけですがね。
○和田静夫君 図られていくと思っていると、私たちもそこのところを厳しく監視をしていきますがね、あなた方の行政指導がそこまで及ぶのでしょうから。  万歳三唱の発声を行った高澤信一郎さん、万歳三唱の前のあいさつでどういうふうに言われたか、この辺も調査されたでしょうね。
○和田静夫君 そうすると、そういうことを調査をされずにその承認基準に基づいて承認をするというのは、総理府どういうことです、これ。総理府は調査しているの、いまの質問。
○和田静夫君 万歳三唱の前の発言。
○和田静夫君 私は、それだからいま明らかになったように、政府関係機関というのは一応は承認基準というものを用意をしたけれども、何のことはない、それとの照合においては何の調査も行われずに単に事務的に後援をしている、こういう形にいまなっているのじゃないですか。これだけ国民的論議がある問...全文を見る
○和田静夫君 大臣の理解では間違っていましてね、そんな純粋なことにはなっていないんですよ。高澤さんの所属というのはどこですか。さっき言った高澤氏の所属というのはどこですか、どこに所属されている人ですか。
○和田静夫君 まあ一事が万事そんなものでしょう。さっきから論議聞いているとそういうことですよ、非常に迷惑な話ですよ。高澤さんは建国記念日——さっきのあいさつを言いますがね、建国記念日は紀元節祭でなければならないとあいさつをして万歳三唱の音頭をとっている。この紀元節祭というのは紛れ...全文を見る
○和田静夫君 まあ、これは見てみればわかりますけれども、あなた方の行政指導がどれだけ徹底するかにかかりましょうが、昨年の式典は、以上私が事実関係を明らかにして言ったとおり、きわめて宗教色が強かった。さらに政党色ですね、これはまあ政治色と言いかえることができますが、これも一つの政治...全文を見る
○和田静夫君 私の方がよく御存じでは困るんであってね、そんな無責任な態度でもって文部省、総理府——あなた方が後援しておったから自治省右へならえしたと言っているんですから、あなた方がしっかり調べておって、そして、いわゆる法の精神と異なるものが行われているならば後援しないということに...全文を見る
○和田静夫君 内容を知らずによくそういう答弁できるね。
○和田静夫君 余りにもひど過ぎてね、これはあなた決算委員会を侮辱しているんじゃないかと思うぐらいですよ。しかも私は、質問の通告してないのなら別ですよ、この問題についての一切について質問をすると、ちゃんと質問の通告してあるわけですからね。あなた方の方から質問のあったことに対してはち...全文を見る
○和田静夫君 その八紘一宇とは「友愛と協調の精神によって天下を統一し、世界的規模における家族国家を建設しようというものであり」云々と、まあその後続くんですが、こう言っているんですよ。その言っていることをあなた方は知っているわけだ。知っていてもここの部分についてはほおかぶりでもって...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣、私は一般論としてそのことを答弁の内容について否定をしようと思わないんですが、少なくとも政府が後援をされた、自治省にすればこれは初めて後援をされたわけですよ。その後援をするに当たっては、総理府が出しているところの承認の基準がある。その承認の基準に抵触をする内...全文を見る
○和田静夫君 いや、そうだから、あなたはそういうことを言っているけれども、委員長ですからね、この人は、黛さんは。あなた、この会の趣旨をちゃんと徹底をする委員長ですよ。こういう行為があったにもかかわらず、今年度はここの部分については何の注意も与えずに後援をする。来賓にあなたがすりか...全文を見る
○和田静夫君 私はあなたの発言もこれから問題にするんだから、答弁をでたらめなことを言っているとあれですよ。  そんなことを言うのなら、会長式辞の前に拝礼がありますよ。拝礼は神道的な行事としてちゃんとある、式次第がある、式典次第がある。その式典次第があることに対して、黙って後援す...全文を見る
○和田静夫君 あなたがいま言われた答弁なら後援しなければいいじゃないですか。そこまで全然タッチすることはできないし、見ることもできない、考えることもできない、承認基準に照らして、照合して考えることもできませんと、そんなことなら後援しなければいいんですよ。私はあなた方の後援のいわゆ...全文を見る
○和田静夫君 あなたは、その基準であるところのいわゆる「政党色や宗教色のある行事を除く。」というところが基準なんでしょう、承認の。何ですか、その考え方に相違があるというのは。宗教行為じゃないと言っているの、あなたは。
○和田静夫君 そんならやるのを見てから、ことしは後援を手控えておくと。あなた方の行事を見てから、われわれの承認基準と合うかどうかということでもって来年に向かって考えましょうとか、普通なら慎重であるべきあなた方がどうしてこういうことになるんですか。総理府どうですか。
○和田静夫君 答弁になっていないんだよ。とにかくあなた方は、全く責任が持てるような態度でもって後援をしなかったことだけは、この論議で明らかになりました。これはいち早くもう一遍再検討をあなた方はする、そういう必要がありますよ。再検討されますか、総理府は。  たとえばいま私が申し上...全文を見る
○和田静夫君 その上に立ってこれ、自治省ね、いま両方のあれでいろいろ厳しく申し入れられるそうです。その上に立ってもなお式典の趣旨が、言ってみれば宗教色を帯びる、政治色を帯びる、こういうような承認基準との照合においてひっかかる状態になった場合には再考される、結論は別として再考される...全文を見る
○和田静夫君 やられた後再考する、来年に向かってというのではもうだめなんで、私は強くいまから行政指導、さっきから文部省、何遍も官房長言っているわけですから、これからするというのですから、そこのところをしっかりわきまえてもらいたい。  ところで、文部省の官房長、あなたは一月三十一...全文を見る
○和田静夫君 国語の時間に解釈の論議しているんじゃないんですよ、あなた。そういうとぼけたことを言って。自治大臣どうですか、いま言っていることはもう認めたんですがね。八紘一宇は平和主義のシンボル、政府はそういう解釈をされますか。
○和田静夫君 これはとにかく許せない。本来なら、決算委員会でなければ委員会をとめてもっとぎゅうぎゅう話をするんですが、これ決算委員会ですから。  文部省、周知のように、昨年夏に教科書問題が燃え上がったわけですね。中国、韓国政府などに政府はどういうような釈明をしたんですか。
○和田静夫君 要するに、戦前の日本がアジアの国々を侵略して、いわゆる多大な迷惑をかけた、多くの無事の民を殺し、家を焼き、婦人を犯した、そういうような行為を反省するというものであったんでしょう、端的に言えば。
○和田静夫君 外務省、じゃ同じ質問をしますがね。
○和田静夫君 その上に立って八紘一宇という言葉ですがね、侵略の精神的スローガンにほかならなかったわけでしょう。いみじくも黛さんが言っていますように、世界的規模における家族国家を建設する、そういう美名のもとにアジアを侵した、八紘一宇はそういうような歴史的な性格を持った言葉ですよ、文...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる皇国史観に基づいて物を言っておって、のらりくらり答弁して、こっちは時間がなくなりますからあれですがね、どっちみち引き続いてこれは党としてそれぞれの委員会でもって明確にさせますけれども、そういうでたらめな答弁は許せません。  文部省にさらに続けて聞きますがね...全文を見る
○和田静夫君 主催者があいさつの中で皇国史観をうたう、侵略戦争の精神的支柱を美化する、さらには憲法改正問題にまで言及する、これが何で政治的でないんですか。もし政治的でないと言うことができるのならば、これは答えてください、総理府。
○和田静夫君 あなたね、一八八九年二月十一日は何の日ですか。
○和田静夫君 これは、二月十一日は御存じのとおり紀元節の日であると同時に、大日本帝国憲法の発布の日であるわけでしょう。したがって、明治憲法を賛美する人々にとってはもう一つの記念日なんですよ。事実、これは昨年のパレードの写真ですが、参加団体は自主憲法の制定をスローガンにしているばか...全文を見る
○和田静夫君 もうとにかく一事が万事でありまして、承認の基準も、ただ衆議院予算委員会を黙らせるために承認基準を出しただけなんだ、あなた方。承認基準は全然守られていない、こういう状態なんですよ。  少し法の趣旨に基づいた論議に返りますが、明治憲法には地方自治の規定がありましたか、...全文を見る
○和田静夫君 一八八八年に市町村制が制定されたわけですが、その際の上諭には「隣保団結ノ旧慣ヲ存重シテ益之ヲ拡張シ」とあるわけですが、この「隣保団結ノ旧慣」というのはどんなものですか、これは。これは行政局長かな。
○和田静夫君 要するに、戦前の地方自治制度は官治主義、中央集権主義に貫かれていて、近代的な自治、地方分権主義の原則がありませんでした。近代的な地方自治の原則は現憲法において初めて確立をされた、これはもう常識、通説であります。であるならば、自治省は、その参加団体が明治憲法の理念を高...全文を見る
○和田静夫君 まあ少しずれた答弁を巧みにされましたからあれですけれども、明治憲法を復元をするということになれば、いわゆる地方自治の本旨というものを損なうということになるわけですから、その意味であなた方が自己矛盾に陥るのではないか、こういうふうに言ったんです。この式典は、私が事実を...全文を見る
○和田静夫君 私は意見を述べた後ですから自治省をさらに深追いはしませんが、奉祝式典の内容が政治的、宗教的であって、しかも反地方自治的であるということが確認されれば、これは後援団体からおりることもあり得る、これは当然のことでしょうね、そういうことが確認されれば。仮定の問題には答弁し...全文を見る
○和田静夫君 神社本庁などが自治省の後援を得たことに非常に勇気づけられまして、地方自治体が地方の奉祝行事に協賛しやすくなったと期待しているそうです。まさか後援を勧めるそういう通達などを、これはもう大臣冒頭に言われましたが、それ以上のことはやりませんと言われていますから恐らく出され...全文を見る
○和田静夫君 けさの朝日の投書には「国立劇場には似合わぬ式典としまして投書があります。そして、「とすれば、十七年前に三十七億円を投じた国立劇場の目的も、その辺にあるはずだろうから、政治、宗教色を帯びた儀式を場内で行うことに強く反対せざるをえない。」、東京都の雨宮さんという人が言っ...全文を見る
○和田静夫君 たとえば第七条では「特定の宗教若しくは政党を支持し、又はこれに反対することを目的とする催しのための使用であるとき。」これはもうできないとか、まあたくさんありますよ。「使用の目的が国立劇場の設立の目的に違反すると認められるとき。」まあたくさんあるわけですよ。私は、先ほ...全文を見る
○和田静夫君 それだから、その芸能にどこが関係あるんですか。
○和田静夫君 各号の条件の一に該当するもの、いま使用規程の六条を言われました。しかしながら、その前に七条でさっき言ったとおり、特定の宗教問題であるとかあるいは政治的行事であるとか、そういうようなことの賛成、反対をするなどというものは使わせないことになっているのでしょう。どちらを優...全文を見る
○和田静夫君 大変あなた方は恣意的なことを言っています。これは許すわけにはいきません、認めるわけにいきません。  警察庁、この問題の最後になりますがね、昨年の二月十一日にキリスト教者が紀元節に反対する集会を山手教会——東京の渋谷ですが、開いた際に右翼が集会妨害に押しかけた。外で...全文を見る
○和田静夫君 金大中さんの問題に入りますので、関係のないところはもう結構です。  金大中さんの事情聴取について、前提条件云々の話があるわけですが、それは一応おくとしまして、その問題一応決着がつけば事情聴取をしたいという意向はあるわけでしょうか。
○和田静夫君 外務省、田英夫議員が金大中氏から託された日本政府への要請、私は新聞報道でしか知りませんが、二度にわたる政治決着について説明を受けたい、日本政府が全斗煥政権に対し事件の真相を発表するように働きかけてほしいという二点であった。まあ別の報道によれば、「金東雲元在日韓国大使...全文を見る
○和田静夫君 外務省はこれをダイレクトに金大中さんには確認をされたわけですか。
○和田静夫君 もし外務省が金氏に接触する場合、どういうような外交的手続が必要でしょうか。
○和田静夫君 これも報道によりますと、外務省の首脳は、「日韓両国の政治決着について金氏に説明する必要はない」。「採取された金東雲元在日韓国大使館員の指紋の問題も含めて政治決着しており、改めてこの問題を韓国側に提起することはできない」。それから三つ目に、国家間で決着した問題であり、...全文を見る
○和田静夫君 私の見るところ、金氏の要求と政府の見解とが私はずれているんじゃないかと思うのですけれども、外務大臣がこれから検討されるというならまたそれを待ちますが、意識的に要求してもいないことを要求したとしてこれを拒否する、そういう印象がいろいろの報道を読んでいると強いのですね。...全文を見る
○和田静夫君 金氏の要求というのは私はだれが見てもあたりまえのことだと思うのですよ。事件の被害者がその事件に関することについて説明を受けることを要求するのは当然のことだろう。  警察庁、ちょっとこの問題ですが、一般論ですが、任意の事情聴取をする場合に、被疑者ではなくて被害者に対...全文を見る
○和田静夫君 私は、日本政府は金大中さんに対して単に説明するだけでなくて、さっき陳謝する必要はないと言いましたが、別に陳謝しろなんという意味ではなくて、釈明する義務というのは外務省は私は当然あるんじゃないかと思うのです。というのは、金大中氏にもいわゆる外交保護権ですね、これは適用...全文を見る
○和田静夫君 いや、しかし、結果的には主権が侵された形でああいうことになったんですが、通常の保護が与えられていた——通常の保護、扶助が与えられていたならばああいうことになるぬのじゃないですか。いわゆる必要な保護、扶助を与えられなかった、何者かによって拉致された。つまり日本政府は、...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、何かちゃんと特別にあそこであのときやっていらっしゃったんですか。私も論議したことがありますからあれですが、どういうことですか、いま言われることは。一般よりも非常にちゃんとしっかりやりましたと。そうすると、ああいう事態が起こったのは、しっかりやっていなかっ...全文を見る
○和田静夫君 もう時間もなくなりましたから具体的に聞かなきゃわかりませんが、警察はこの問題をどうとらえていますか、いまの質問、同じことですが。
○和田静夫君 それから、外務省のさっきの答弁というのは、通常人以上にちゃんと保護しておったというのはよくわからないんだけれども、もう時間がありませんからあれですが、後で説明するならしてください。私は事件の真相を明らかにするように韓国政府に要求してくれという金氏の要請、これも筋が通...全文を見る
○和田静夫君 この捜査のネックが韓国政府の出方といいますか、姿勢にあったと受けとめられませんか。
○和田静夫君 一九七四年七月二十四日に公表されたいわゆる韓国政府の口上書ですね、警視庁は口上書の内容は遺憾である、そういうふうに記者会見されました。いかなる意味でこれは遺憾であったんでしょう。その辺、長官非常に詳しいんじゃないですか。
○和田静夫君 大体四十九年の警察白書などにも、いま答弁の同趣旨のことがずっと述べられていますが、やっぱりこれ以上捜査を進めるに当たってはやっぱり韓国政府の協力なり、それから一面やろうとされている金大中氏の事情聴取なりが必要である、そういうことになるわけですね。これができなければ、...全文を見る
○和田静夫君 国家公安委員長、一言でいいんですが、いま論議をしてきましたが、金さんのアメリカでの一連の発言について当然重大な関心はお持ち。そこに新たないわゆる捜査上の局面の展開の可能性がある、こういうふうにお考えになっていましょうか。
○和田静夫君 外務省ね、刑事事件の成り行きによっては政治的問題としても再度適正な処置をする、これは福田内閣総理大臣でしたか、明確に答弁されていますね。そういう政府の方針というのはいわゆる変わってない、いわゆる政治決着をつけ直すという方針というのは変わっていないわけですね。
○和田静夫君 外務省ね、ちょっと私が非常に矛盾があると思っているのは、刑事事件の捜査の進展によっては、国家間の政治決着を見直す必要があることを一方では認めながら、片方では捜査を進めるために、政治決着について当事者に説明することを拒む、阻むというかね。これはだれが見てもそうですね。...全文を見る
○和田静夫君 実は、金大中氏事件があいまいな形で政治決着をしたことによって、KCIAあるいは最近はKNSPですか、国家安全企画部の捜査員がどうも大手を振って捜査活動を行っているのではないかと思われる節がいろいろ訴えの中にあります。その一例でありますが、在日韓国人の孫裕烱さんという...全文を見る
○和田静夫君 ここに持っているのは孫さんの奥さんが大阪弁護士会と同弁護士会の人権擁護委員会あてに出した文書であります。この奥さんはもちろん日本でお生まれになった方であります。これによりますと、八一年四月三十日、KCIAの黄と名のる人物が孫さんの古いパスポートを押収したということに...全文を見る
○和田静夫君 外務省、お持ちですよね。
○和田静夫君 外務省は入手されているんで、これはぜひ警察庁の方少しお調べになって、同じ政府部内のことですから。  一般に外国の捜査機関が日本の国内において捜査活動をする場合に、どういう手続が必要でしょうか。また、その場合に捜査はどのように行われますか。たとえば日本の捜査官が付き...全文を見る
○和田静夫君 そういうような要請というのが韓国政府並びに韓国の捜査機関からなされたことはありましょうか、このことでは。
○和田静夫君 そうしますといよいよもってこの事件というのは主権侵害の疑いが私は強いということになると思うんです。一九八一年五月一日付の押収調書では、この奥さんを通じて入手した古いパスポートのほかに、暗号表あるいは乱数表などを押収されたということになっているわけですがね。これはもち...全文を見る
○和田静夫君 委員長ね、私は最後に一言ですがね、しさいにずっとこの関係のものを検討してみましたよ。特に上申書は御本人の署名捺印もあるものでありますから、これは主権侵害の容疑が明確に浮かび上がってきています。よって、いまのような要請を私は申し上げたわけであります。日本の政府としては...全文を見る
03月09日第98回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○和田静夫君 関連。
○和田静夫君 一つは中曽根総理、午前中の徴兵制論議との関連で一言聞きたいのですが、一九七〇年十一月五日参議院決算委員会で防衛庁長官のあなたと私とで徴兵制論議をやりました。それはもう御記憶にあるところでしょう。そこで、けさ来の答弁を一応了解をするとすれば、今度は新しい防衛白書に徴兵...全文を見る
○和田静夫君 後藤田官房長官、あなたは二月九日の記者会見で、大型間接税については検討していない、導入するかどうかも決めていない、そういうふうに述べられた。そこで、その真意は五十九年度実施は白紙であるとおっしゃったのか、あるいは五十九年度実施は見合わせるとおっしゃったのか、どちらで...全文を見る
○和田静夫君 そこで、大蔵大臣、あなたはこの大型間接税の導入をしきりににおわされました。これは近い将来導入するということなのですか。それは五十九年度には実施をしたいということで検討を進める、EC型付加価値税であろうが何であろうが、そういうことでしょうか。
○和田静夫君 どうも政府は参議院選挙が終わるまではのらりくらり答弁をしていって、選挙が終わったら大型間接税を導入をする、そういうシナリオがあるのではないだろうかということをいろいろ皆さんの発言を聞いておりながら思うのです。大蔵省が要調整額という数字だけをぽんと出されました。この要...全文を見る
○和田静夫君 そこで総理一言だけ答弁いただきたいんですが、大蔵省は、「今後の財政改革に当たっての基本的考え方」、この中に「公平、適正な税制の在り方について今後とも検討を行う。」、公平、適正とはどんな税制でしょうか。
○和田静夫君 最後ですが、昨日発表されました一月末の租税・印紙収入実績、これで補正後の税収見積もりが達成できるのかどうか、これはわからないということになると思うんですが、このような税収状況の中で、いかに五十九年度以降の予算を組むのですか、いわゆる増税なしに組むことができますか。
03月15日第98回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○和田静夫君 委員長。
○和田静夫君 総理、やはり増税なき財政再建を堅持したいといまも御答弁になりました。それで、まず確認をしておきたいのは、財政再建を達成する指標というのは一体何なんだろうか、それはやはり赤字国債発行をゼロにするということがまず第一の目標であるということですか。
○和田静夫君 そうすると、それまでの財政再建期間中は増税をしない……。
○和田静夫君 ここの部分は、私は自分のときにもう一遍やります。  そこで、臨調の増税の定義ですが、これはかなりあいまいですね。大蔵大臣、現行の租税負担率一二二・七と考えておいてよろしいですか。
○和田静夫君 そこで、増税の定義に関連する問題なんですが、あなたも言われたと言われるEC型付加価値税、税率五%で三兆二千億。何か大蔵大臣が言われている三兆四千億というのと符合がずっと合ってくるような感じがするんですが、こういう税目というのは増税であるというふうに思いますが、そうで...全文を見る
○和田静夫君 いま勝又質問にありました大型間接税の導入ということをちょっと考えてみますと、これは一方で見合う額の減税をしなきゃなりませんね。そうすると、臨調の定義する増税になってしまう、そう理解していいですね。
○和田静夫君 入らないですか。
○和田静夫君 大蔵大臣、臨調答申の言う「税負担の公平確保」ですが、こういう観点からすると、大型間接税が所得税減税とセットで導入をされたとしても、税負担の公平からは私は背反するのではないだろうかと。ということは、大型間接税はどう考えたって所得に対して逆進的ですよね。そうすると、低所...全文を見る
03月16日第98回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○和田静夫君 総理、あなたが総理になられましてから、中曽根さんはこういうことをおやりになるんではないだろうかという、あれこれのうわさが非常に立ちました。たとえば内政に限って言えば、デノミをやられるのではなかろうか、あるいは解散・総選挙をやられるのではなかろうか、改憲を政治日程にの...全文を見る
○和田静夫君 それでは第二に、あなたは首相臨時代理時代から大地震対策に熱を入れてこられたと言われている、熱心に地震対策に対処してこられたと言われるわけですが、その決意を聞かしてください。
○和田静夫君 それじゃ総理、いまこの瞬間に直下型地震が発生したときにはどのようにされますか。
○和田静夫君 いや、いま私とやりとりしているこの瞬間です。
○和田静夫君 消防庁編の「地震の心得」というのは御存じですか。
○和田静夫君 その十カ条のうちの一番先にはそう書いてないんですが、いまここで起こった場合。
○和田静夫君 自治大臣。
○和田静夫君 私は、総理の御決意のわりには実は実際の対策が立ちおくれているのではないかと思いましたからそういうふうに取り上げてみたんですが、国土庁が三月六日に発表された広域防災基地構想ですが、この構想の中には、首相官邸が壊滅的な打撃を受けた場合を想定して、第二首相官邸を立川につく...全文を見る
○和田静夫君 壊滅的な打撃を受ける地震とはどんなものかと聞いたんで、そういう地震が起こる可能性はやっぱりあると踏んでいらっしゃるわけですか。
○和田静夫君 これは事務当局、それじゃ。
○和田静夫君 新進気鋭な国土庁長官ですが、首相官邸が壊れるくらいの地震があれば、一般の家庭やビルというのはどういうことになりますか、被害状況の全体をちょっと想定してみてください。
○和田静夫君 広域防災基地構想そのものが、一般の庶民感情としては政府だけが安全なところに逃げ出して、残余の国民は勝手に死になさいという印象がどうも強いんですね、私は。地震対策としてはこういう構想というのは二義的であって、本来もっと進めなければならない対策があるというふうに考えるん...全文を見る
○和田静夫君 自衛隊でなくたって、私たちが言っている国土建設隊でもそういうことは十分できるわけですから、特に自衛隊を強調する必要は何もないんですが、一千億円もかけて第二首相官邸をつくるくらいなら、私は一つの提案をいたしますが、その金を民間住宅の耐震改良融資に回す、よほど地震対策と...全文を見る
○和田静夫君 融資制度は、これは大蔵省どうですかな。
○和田静夫君 大蔵大臣どうですか。
○和田静夫君 事務当局どうですか。
○和田静夫君 融資制度など考究する余地はありますか。——建設大臣、あなたの答弁はわかりました。事務当局、一体具体化するあれはあるのかどうか。
○和田静夫君 低利の部分というのはだめ、私が言った。低利補助なんていうのはだめなのか。
○和田静夫君 建設大臣、私の提案ひとつまじめに受けとめて少し検討を深めてください。  もう一つ、総理、内政問題ですが、安保臨調を構想されているということが言われているんですが、その真意はいかがですか。
○和田静夫君 こういうことは渡米前に駐米大使とお話になっていないということになりますか。
○和田静夫君 総理、あなたは八紘一宇を平和主義のシンボルというぐあいにお考えですか。
○和田静夫君 総理府総務長官、ことしの建国記念日は昨年よりもひどかった。建国記念日の論争はこの間決算委員会で十分時間をかけてやりましたから、ここで再現を私はいたしませんが、あのとき、ことしの状態を見たならば再検討するということが政府側と私の約束になっているわけでして、ことしの状態...全文を見る
○和田静夫君 もうくどいことは言いませんが、この間二月九日決算委員会で十分二時間かけてやっておりますからあれですが、総理、大変これはひどいものであったことはもう御存じのとおりですよ。その後総理府総務長官の談話も出ていますし、総理もそれを追認されるようなお考えを新聞で発表を見ました...全文を見る
○和田静夫君 政府が主催するなどというようなことまで考えてもらっちゃ大変困るわけでございます。  次に移りますが、私は二月の実は決算委員会で、中川一郎さんの自殺問題あるいは私の友人松本幸男代議士の自殺問題などをむしろ薬害の公害であるという、いわゆる薬公害であるという観点に立って...全文を見る
○和田静夫君 提出者はだれですか。
○和田静夫君 この資料によると、二十匹のビーグル犬を使ったとされていますが、五十一年四月の丸山助手の講演では十六匹、それから日薬理雑誌論文では二十匹、こうなると、すでに五十年の十一日の時点でデーターが捏造をされていたのは明らかですね。
○和田静夫君 この学会誌発表データとこの申請データというのは数値がばらばらなんですね。その時点で明治製菓が気づかなかったというのはどうもおかしい。学会誌には明治製菓の武田課長に対する謝辞があるわけですね。この論文を少なくとも武田課長は読んでいたということになりますね。
○和田静夫君 この学会誌では、消化管のいわゆる模型実験も昭和大の名前で発表されているわけです。そうすると、昭和大学はこの実験をやった事実はありませんか。
○和田静夫君 いつごろまで。
○和田静夫君 それで、学会誌ではとにかく昭和大がやったことになっている。申請者の名義と違う。そうすると、どうも厚生省は学会誌掲載論文を知って当然だと思うのですが、これはどうなんですか。
○和田静夫君 じゃ、その後はお読みになったわけですか。
○和田静夫君 いやいや、これについては。
○和田静夫君 明治から昭和大への委託研究費は幾らですか。
○和田静夫君 この添付資料の提出者である明治製菓がデータ捏造にかかわった疑いが、私は読めば読むほど、勉強すればするほど非常に強いのですがね、厚生省、どう考えていらっしゃるのですか。
○和田静夫君 まあ二十二日ですから、あと一般質問に継続すればどうせわかることですが、消化管模型による消化剤の効力試験は、昭和大学の行ったインビボ、つまり動物実験を補足する目的で行ったとされるわけですけれども、この消化管実験と動物実験というのは、どういう関連性を持ちますか。
○和田静夫君 そうすると、この二つの実験結果を照合されたことはないわけですかね。
○和田静夫君 データ捏造の謀議は五十年の十一月Xデー、それには明治製菓の武田課長が同席していた。したがって、日時、参加者、場所を明らかにしてください。
○和田静夫君 厚生大臣、明治製菓の役割りは何だったのかという全貌を明らかにする必要があると思うんです。それは要請しておきます。明治製菓の開発第二部に全資料があるわけですから、これは厚生省、その辺も考えてやってください。
○和田静夫君 エクセラーゼの販売量、使用量は。
○和田静夫君 これはいわゆるゾロゾロ薬品なわけですが、そうなりますと同社の前製品であるサナクターゼあるいはプロクターゼ、あるいは他社の競合薬品、たとえばセブンイーですね。科研製薬ですか、これらも吟味する必要が出てくるんじゃないかと思うんですが、そういう必要はありませんか。
○和田静夫君 以上の論議を踏まえまして、時効の問題もちろんありますから法律的にどうということには、もうここでならぬということになればそれまでですが、法務、警察、どういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 次に移りますが、臨調答申のほんの一部についてだけ本日は尋ねておいて、あとは一般に譲りたいと思うのですが、まず官房長官、地方事務官問題、これは第二臨調では御承知のように大激論が交わされました。本来結論が出るような空気ではなかったんですが、実質的には多数決で国という答申...全文を見る
○和田静夫君 両院が満場一致決議を上げたものが、いわゆる議会制民主主義のその議会を離れたところでもって逆の結論が出てくる、そういうものが生かされるというようなことは、それは議会制民主主義の本質からいっても大変許せる問題じゃありませんから、いま官房長官がかなり含みのある御答弁に相な...全文を見る
○和田静夫君 総理、補助金について、五十六年度予算審議の際にかなり私議論したのですが、補助金整理の現状についてまず総理の御見解を承りたいと思います。
○和田静夫君 実は私、今度のこの予算委員会が始まってから決算委員会からここへ入ってきたものですから、事前に配付された資料を読む機会また入手する機会を持っていませんでして、昨日わが党の勝又委員と補助金問題の論議を聞いていて、各省の大臣の答弁が非常に抽象的に終始をしているので、実はど...全文を見る
○和田静夫君 では、まず挙げた運輸省、郵政省——環境庁、文部省、郵政省、運輸省。
○和田静夫君 さっき言ってあるんだ。
03月17日第98回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○和田静夫君 総理、組閣以来中曽根内閣は仕事をする内閣という形で標榜されてこられました。昨日、私に対する冒頭の答弁でも、仕事本位で官房長官、国土庁長官は選ばれた旨も述べられました。ところが、いまありましたように、国会提出資料すら満足に出せないという、私は大変困ったものだと思うので...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと一言だけ補助金で聞いておきますが、補助金とは一体何かということでありますが、これは全大臣にお聞きをしたいんですけれども、時間の関係もありましょうから、明治を代表して丹羽大臣、いかがですか。
○和田静夫君 私の聞き方の問題もありましたが、補助金の基準ですね。言ってみれば補助金はどういうふうに解釈をされているかという意味のことを聞いたわけであります。  どうです、大正を代表して、本当は総理と言うところでしょうけれども、新進気鋭なと言われる国土庁長官。
○和田静夫君 やっぱり昭和は谷川さんですか。
○和田静夫君 念のために、一般質問で補助金やりますから、この補助金便覧だけは大臣、それぞれ目を通しておいていただきたいと思うんです。いまの答弁全部不満であります。その程度の認識かという感じしか持ちません。  そこで農林水産大臣、農水省が出されましたこの資料の四十八ページ以降をち...全文を見る
○和田静夫君 いや、その後です。予算額以下がわからないわけですね。
○和田静夫君 これ親切だと思いますか、予算額の説明のところ。何やら点線やら棒やら引っ張ってあるんだが。
○和田静夫君 まあ一般でやりましょう。  外務大臣、西ベルリンの市民やあるいは在住日本人の間で、あの建物は何とかならないだろうか、いわゆる再生の論議が非常に強い、要求が強い西ベルリンの日本大使館、私も過日高齢化社会の勉強のためにずっと一人でヨーロッパを歩いてきたんですが、これを...全文を見る
○和田静夫君 再生の意図はお持ちということですか。
○和田静夫君 米空母エンタープライズがチームスピリットに参加して、二十一日に佐世保に入港するわけですが、これは当然通常航海、演習参加の際には核兵器を搭載していると考えるべきだと思うんですが、防衛庁いかがですか。
○和田静夫君 ワトキンズ海軍作戦部長がエンプラの佐世保寄港は日本の要請によるものであると述べたと言われるんですが、これはどうなんですか。
○和田静夫君 どういう背景でこういう食い違いが起こるとお思いでしょう。
○和田静夫君 横須賀というのはミッドウェーの単なる寄港地ですか、母港ですか。
○和田静夫君 港は。
○和田静夫君 佐世保市長が、昨日、条件さえ整えばエンタープライズの母港化もあり得ると記者会見をしているわけですが、これは政府としてはこの発言を追認しますか。
○和田静夫君 ペンタゴンの当局者が、日本政府からの要請はなかったが、佐世保市民の意向があったことを示唆しているのが昨日であります、けさ読むと。そうすると、外務省、これは佐世保市長の発言と符牒が合うわけなんですね。佐世保が第七艦隊関係者に要請した事実は一体ないのだろうか。それが事実...全文を見る
○和田静夫君 エンタープライズは米機動部隊の主力艦隊である。そういう船が核兵器を搭載していないということになりますと、一体アメリカの核抑止力というのは何だろう、張り子のトラなんだろうか、こういうことになると思うんですが、どうなんですか。
○和田静夫君 総理、どうも、非核三原則の「持ち込ませず」が厳格に運用されているのかどうか、私にはにわかに信じがたい。エンタープライズは核を積んでいないことを確認した日本人は一人もいない。佐世保に入港の際に積んでいないという外務大臣のお言葉が正しいとすれば、フィリピンのスービックで...全文を見る
○和田静夫君 これはなかなか話は詰まらぬですけれども、またやります。  三海峡封鎖、四海峡でもあれですが、宗谷、津軽、対馬の三海峡、それぞれソ連のシーレーンであると私は思いますが、防衛庁長官、外務大臣はいかがですか。
○和田静夫君 宗谷海峡というのは、冬になると沿海州とカムチャッカ半島を結ぶ唯一の交通路になるでしょう。
○和田静夫君 時間の関係もありますから、早口でやります。  そうすると、三海峡封鎖と言われる宗谷海峡の通峡阻止というのは、ソ連領とソ連領を結ぶ唯一の交通路を遮断すると、こういうことですね。
○和田静夫君 日本が仮に宗谷海峡封鎖、阻止するとするでしょう。そうすると、その場合に、ソ連側としては戦時国際法上どういうふうな自衛措置が認められますか、法制局長官。
○和田静夫君 まあ、はぐらかされたままなのですが、この問題も詰まりませんから改めてやります。  最後に総理、ちょっとこういう一連のものをやっていまして、この間ある新聞の夕刊で、中曽根総理の中学三年のときの漢文の教師、荒井さんという三重大学の名誉教授が、中曽根君は退学だ、非常に優...全文を見る
○和田静夫君 大変優秀な生徒であったけれども、おまえは退学だと。
○和田静夫君 退学。
○和田静夫君 学校をやめさせる。退学。自分の教え子としては退学に値する。
○和田静夫君 行管庁、以前から鉱業法の運用がかなりルーズであるという話をしばしば耳にするわけです。  特殊法人を一つだけ挙げますが、昭和四十八年十月に四国管区行政監察局が提起した鉱業権の出願等に関する地方監察について、まず簡単に説明してください。
○和田静夫君 そうすると、その後この種の鉱業権に関する監察はなされていますか。
○和田静夫君 金属事業団の調査対象地域と鉱業権の関係についてですが、鹿児島県伊佐郡に住友金属鉱山菱刈鉱山という金鉱がある。この鉱山の鉱業権は、鉱業原簿第六百三十八号の方は、四十八年に鯛生鉱業が採掘権を取得、五十六年に住友金属鉱山に所有権が譲渡される、こういうことになっている。 ...全文を見る
○和田静夫君 通産省、採掘権とは。
○和田静夫君 もうちょっと具体的に。
○和田静夫君 そうですか。
○和田静夫君 もう少しレクチャーうまくやってよ、そこ。
○和田静夫君 ちょっと十分じゃないですがね。  鉱業権の客体である法定鉱物は経済的価値のある鉱物であるということになると、何もいまさら事業団が出ないときのリスクを背負って試掘する必要はないんじゃないかと思うんですがね。
○和田静夫君 採掘権というのは、採掘に適するとき成立する権利なんでしょう。そこのところをごまかしているからあなたみたいな答弁になるんだよ。法制局長官に答えてもらいましょうか。
○和田静夫君 いや、この我妻さんの解説書によると、鉱物の存在が明らかだ、したがって権利だと、こうなるわけだよ。明らかなんですよ、鉱物の存在は。
○和田静夫君 採掘権を聞いているんだからね。
○和田静夫君 鉱物の存在が明らかであるのに、なぜ金属鉱業事業団は三本のボーリングを入れたのか、この辺が私には疑問なんですよ。存在が明らかなんですから。
○和田静夫君 ボーリングに幾らかかりましたか。
○和田静夫君 ええっ、一本三千万でしょう。
○和田静夫君 間違いない。
○和田静夫君 理事長ね、住友鉱区のすぐ隣には三井金属がボーリング調査なしているわけですね。これは自前の調査です。なぜ、他社が自前で調査しているにもかかわらず、住友鯛生鉱区に事業団の調査地点を設定したのか。
○和田静夫君 菱刈鉱山の事業着手延期なんですが、住鉱の子会社である鯛生鉱業が所有していた昭和四十八年六月から五十六年十月までの間に四回延期申請が出ていますね。
○和田静夫君 ところが、結局鯛生鉱業は一回も採掘を行わなかった、いわゆる睡眠であったと。
○和田静夫君 おりませんか。
○和田静夫君 そこで、それは確認できたんですが、しかしなぜ四回も着手の延期が認可されましたか。
○和田静夫君 どうも私は、六十二条の規定は、いたずらに権利の上に眠ることを許さないことを趣旨とする、こう思うのですかね。
○和田静夫君 くどいようですがね、事業着手の延期申請書に添えられた事由は、それぞれどんなものですか。
○和田静夫君 いや、私は一つの政治的な動きがあってこの延期があるというふうに見ていますから、一回、二回、三回、四回、分けて説明してください。
○和田静夫君 これ一般質問に引き継ぎますからね、いまの事由、後でくれますか。
○和田静夫君 昭和五十一年七月二十六日から五十一年十月二十五日までの間空白になっているのですね。しかも、十月二十六日から始まる延期期間が認可された日付は十一月四日ですよ。これは通産省、一体どういうことなんです。
○和田静夫君 さっき言った期間も、着手しなかったのか、着手していたのか。
○和田静夫君 おりません……
○和田静夫君 そうすると法制局ね、いま、おりませんということになると、法五十五条一号によって、鉱業権は取り消されるべきであります。
○和田静夫君 どういう警告をしたの。
○和田静夫君 どういう警告をしたの、それじゃ前段の場合。何にもやっていないじゃないの。
○和田静夫君 いつ付ですか。
○和田静夫君 その警告文書も後でください。  そこで、手続されましたか。
○和田静夫君 いや、答弁していないんだ、そこんところ。  警告に基づいて出てきたの。
○和田静夫君 所定の手続をしろという行政行為をやったのでしょう。その見返りがなかったということですか。
○和田静夫君 それが鉱業法六十二条四項の事業開始の届け出を含んでいるんですか。
○和田静夫君 はっきりしてきました。  したがって、鯛生鉱業の鉱業権はこの時点で明確に取り消されるべきですよ。それが法律解釈じゃないですか。
○和田静夫君 これはまあ、どこで調べられるかわかりませんがね、見解が非常に違います。法解釈も違います。したがって、このケースは鉱業法違反の疑いが非常に強い。  厳密に調査をして、一切の書類をつけて私のところへ提示してください。これは大臣いかがですか。
○和田静夫君 これは一般に間に合うように連休明け。よろしいですね。
○和田静夫君 菱刈地区の調査結果を公式に発表されたのはいつですか。
○和田静夫君 ちょっともう一遍。
○和田静夫君 違う。違うでしょう、事務局。公式発表ですよ。
○和田静夫君 ここのところは非常に重要ですからね。そう言っておきなさい、私が立証しますから。  大蔵省証券局、住友金属鉱山の株価が五十六年九月十八日から急速に上がり始めます。翌日付の日経株式欄によれば、住鉱の子会社が鹿児島に持つ金山が有望であることがわかりた、そういううわさが兜...全文を見る
○和田静夫君 通産省と資源エネルギー庁が昭和五十六年度の北薩・串木野地域の広域調査報告書を発表したのは五十七年三月ですね。
○和田静夫君 人事院総裁ですがね、金属鉱業事業団の職員にも国公法の守秘義務が準用されますね。
○和田静夫君 じゃ、人事院総裁の要望ですから、法制局長官。
○和田静夫君 準用もされない。
○和田静夫君 鉱業原簿第七百三十九号の方ですが、五十六年十二月中に所有者がめまぐるしくかわっていくわけです。東山ヶ野鉱山ほか二名が採掘権を取得、登録したのが十二月十五日、その翌日には千葉県在住の吉岡武夫氏が譲渡契約、吉岡氏は十二月二十一日に取得した。そして二カ月半で今度は吉岡氏が...全文を見る
○和田静夫君 行管庁長官の見解を承っておきます。
○和田静夫君 いや、行管庁長官。
○和田静夫君 これも朝日新聞経済部編の「お金に踊る世界」という本の六十一ページ、「五十六年九月末から約半年間、下落相場の中で、鹿児島県下の金鉱開発がはやされて脚光を浴びた住友金属鉱山株。自民党幹事長二階堂進、越山会の女王佐藤昭ら」「(木曜クラブ)の名が何度か取りざたされた銘柄だ。...全文を見る
○和田静夫君 一般で明らかにします。  そこで、こういう疑惑を招くのも、事業団が官民の接点にあって天下り官僚がその間を取り持つという構造があることを指摘をしなきゃならぬと思うんです。西家理事長は、通産省鉱山保安局長を退官された後、住友金属鉱山の常務、専務を歴任、五十三年に現職、...全文を見る
○和田静夫君 通産当局から資料いただきましてから論議は継続をこの問題はいたします。  さて、関連質問で二回ばかり税の問題で大蔵大臣にいろいろお尋ねをいたしました。そこで、大型間接税はいずれにせよ物価の上昇をもたらす、そして低所得者に不利な、つまり所得に対して逆進的な税制であるこ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、課税所得八千万円以上税率七五%以上の人は何人いらっしゃるかわかりますか。
○和田静夫君 それは幾ら何でも答弁ひど過ぎるよ。
○和田静夫君 わからないというところが本当のところなんでしょうけれども、大蔵なかなかわからないと言わぬのでしょうね。  大蔵省、課税所得一千万円以上の税率ごとのそれじゃ対象者。
○和田静夫君 一千万以上、四二%、四六%、五〇%、五五%、税率ごとに。それはわかるでしょう、すぐに。
○和田静夫君 論議を阻むものであるという感じがするな。これ、それじゃ局長教えてください、後で。  そこで、それ出してくれぬのなら、いま答弁できればこれいただきたいんですが、大蔵省、税率四二%から七五%までを適用される人たち、給与所得の場合に所得税の所得に対する負担率どのくらいに...全文を見る
○和田静夫君 四二%から七五%。
○和田静夫君 所得税の所得に対する負担率よ。
○和田静夫君 理屈はこっちもわかっているんだよ。衆議院の予算委通過してきた予算の論議なんだけれどもな。  そうすると、いまの二つと最後の一つ、三つ、これ資料で全部いただくと。
○和田静夫君 連休中に勉強できるようにしてくれますか。
○和田静夫君 大蔵大臣ね、いまのところ出ませんからこの論議があれですが、よく所得一千万円以上の人々が税率が高くて勤労意欲がなくなるという意見がいろいろ出されるわけですが、私は松下幸之助さんや先日お亡くなりになった上原正吉先生がそういう意味で税金が高いから勤労意欲なくなったなんてい...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この所得税率の最高税率を下げるというのは、これはまあ金持ち、いま言われるように八千万円以上何人いるか、これは統計も出てこない。一握りの金持ちを優遇する、高額所得者を優遇する、そういうことを免れることはできない、そう考えていていいですか。
○和田静夫君 国税庁、東京国税局が産婦人科病院を税務調査されたそうですが、これは手口が非常に巧妙になっておると報ぜられていますが、ちょっと報告してください。
○和田静夫君 ことしじゅうに景気浮揚を行い得るような規模の減税を行うということになったわけですが、景気浮揚に役立つような規模の減税というのはどの程度のものであろうか、そういうことは直ちに出てくるわけですが、大蔵大臣はまことに慎重でいらっしゃいまして、明快な答弁なさらないんですが。...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、経済企画庁。
○和田静夫君 ここは通告してあるんですからね、大蔵省も答えてくださいよ。
○和田静夫君 自治大臣、住民税に関してあなた計算されたことありますかね。
○和田静夫君 大蔵大臣、一遍やってみられませんか。
○和田静夫君 経企庁長官ね、経済学の教科書に経済計画を策定する国は計画経済の国と書いてありますか。
○和田静夫君 先日、総理、大変失礼な、学識深い人に私そんなこと言えないんですが、どうも総理にしちゃとんちんかんな答弁じゃないかというふうなことを思ったもんだから聞いたんですが、揚げ足を取るつもりは全然ありません。経済計画の策定と資金の裏づけがないのとは、私はどうも一義的には何の関...全文を見る
○和田静夫君 総理はさらに、ちょっと答弁あれですけれども、高度成長時代はうまく当たりましたと、こう言ったんですが、あれは当たったというんですかね。
○和田静夫君 どうも総理の御説をあのまま受け取っていると、経済企画庁というのは要らなくなるという感じしませんか。
○和田静夫君 いまあなたが述べられたことは、私は十年ばかり大蔵委員会や、あるいは決算委員会、予算委員会でずっと述べてきたことなんです。そうすると私の説が正しかった。だれも当たらなかったと総理は言ったのですかね。マネタリストだとかなんとかいろいろ言われて、だれも当たらなかったと言っ...全文を見る
○和田静夫君 私は、経済計画がそもそも当たらないというのは、経済はそもそも生き物でありますから、しかも日本のような資本主義国では私企業が無政府的な競争をやっていますからでありますが、資金の裏づけだとかあるいは自給自足だとかの問題は私は二の次の問題だと実は思っております。一般論とし...全文を見る
○和田静夫君 もう時間がなくなりましたからあれですが、私に言わせれば、それはまあ世界不況をきわめて楽観視していたこと、あるいは第二に財政再建のつじつまを合わせるために高目に設定した。私は、やっぱり経済計画は政策決定のためには必要だろうと考えていますよ。ガイドライン方式は、逆に策定...全文を見る
○和田静夫君 自治省、起債が一件認可方式から起債枠を決める方式に変わって、自治体側は手続が大変簡略されたと言っているのですが、補助金の統合メニュー化をもっと大胆に進めて、そして補助枠制度のようなものをつくっていく。そういう方向を目指す。その方が私はいいと思っていますが、自治省はど...全文を見る
○和田静夫君 大臣、よろしいですか。いまの答弁、よろしいですね。
○和田静夫君 総理、これはもう補助金の総合化、すなわち一括して補助金を交付する総括的な補助方式を検討して導入を図る。臨調最終答申でもあります。総理、いまの答弁受けて、おやりになりますね。
03月25日第98回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○和田静夫君 一月の決算委員会以来、私は高級公務員OBの選挙活動、地位を利用しての入党勧誘、あるいは政治資金づくりなどというものを問題にしてきたわけでありますが、郵政省に関して幾つかの事実が指摘をされています。したがって、官房副長官の日程の都合ありますので、冒頭若干時間この問題に...全文を見る
○和田静夫君 この郵政協力会というのはどういう組織ですか。これは全国的に組織されているんでしょうが、その組織の内容と会費はどうなっていますか。
○和田静夫君 この秋田県中部の特定郵便局長会ですが、この秋田県中部協力会、会長は秋田駅前郵便局長。この名前で出した発文書があるわけですよ。これは五十七年六月十九日、「暑中見舞い用はがき一局八十枚、あて名記入の上六月三十日まで副会長へ送付願います。」これは、各局長が知人の名前をその...全文を見る
○和田静夫君 これはきょうの理事会でも確認をしましたが、官房長官にお見えを願って、過日の理事懇で、一月の各省のいわゆる政治活動や選挙準備運動についての一定の結論は出してあったんですがね。しかし、新しい事実関係が生まれれば各大臣を通じて厳格に処置いたしますというのが副官房長官の決算...全文を見る
○和田静夫君 それでは、ここのところは調査をしてください。そうして後で私に報告をください。
○和田静夫君 五十六年七月三日付で退官された岡野元人事局長ですかね、現在何をやっておられ、どういうところに所属をされておりますか。
○和田静夫君 そうですね。そこで、この特定郵便局長会の機関誌「全特」五十七年九月号が、自民党への入党勧誘運動を示唆する文章を掲載をした。これは郵政省、確認できますか。
○和田静夫君 ここも調査の結果を教えてください。よろしいですか。
○和田静夫君 この特定郵便局長会の事務局は郵政省出身者で占められていますね。
○和田静夫君 じゃ、ここもひとつ調査して。よろしいですか。
○和田静夫君 自治省ね、この一連の特定郵便局長会の組織ぐるみの入党勧誘、これは国公法、まあ、国公法上の取り扱いはこの前の委員会で人事院総裁明確に答弁していますが、それから公選法違反の疑いが強いわけですが、見解を承ります。
○和田静夫君 特定郵便局長というのは何ですか、これは。
○和田静夫君 したがって前提ははっきりしていまして、一般職の国家公務員ですよ。それがいわゆる地位利用、こういう形になっている。先ほど来の論議をまじめに聞いておってもらえば明確です。この前のあなたの答弁はずらかしの答弁だったんですがね。金丸さん、降矢さん、松浦さん、あなたの先輩、私...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、先ほどの金丸、降矢、松浦三先生が推薦をしていますこの解説ですが、ね。「獲得党員数が一定数以上であれば名簿に登載するという基準が明らかになっている。その名簿登載者となろうとして、その地位を利用して党員獲得運動を行うことは地位利用罪の成立が認められよう。」...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、百三十六条の二、第一項あるいは同条二項、この有権的な解釈を示してください。
○和田静夫君 したがって、私が先ほど来申し上げている解釈、私というよりもむしろ公にされているこの解釈は成り立つと思うんですが、あなたは実態がよくわからないからという前提を置かれています。それじゃ実態について調査をされますか。
○和田静夫君 じゃ郵政省の側、調査しますか。
○和田静夫君 そこで自治省に注文ですが、あるいはこの比例代表制選挙区の公職選挙法は今回限りで終わりではないかというささやきもありますし、いろんなことを勉強してみる必要があると思う。実態を把握せずしてあなたの方で、これは議員立法でありましたけれども、今後の問題あろうと思いますから、...全文を見る
○和田静夫君 電電公社の総裁と郵政大臣ですが、二月二十八日付のこれは読売ですけれども、宏池会という組織があるんだそうですが、その宏池会という組織が四月十二日に開く二十五周年パーティーのパーティー券を二千枚、六千万円を郵政、電電公社に依頼したということになっていますね。  郵政省...全文を見る
○和田静夫君 答弁は私が予想したような答弁でありますからあれですが、とにかく日本のマスコミというのはそうするとでたらめだということになりますよね。幾つか取り上げてきていることは全然、第一線記者からデスクまで含んで想像でもって書いてきたというようなことを裏書きするような答弁なんです...全文を見る
○和田静夫君 副官房長官、お聞きのとおりでありまして、ここのところはもう否定をされるだろうということは十分私は考えていました。しかし、私は、マスコミがかなり責任を持ってここの部分は書いている報道でありますからね、この事実関係というのは、私は存在をすると思いますよ。  なぜならば...全文を見る
○和田静夫君 どうもありがとうございました。  郵政大臣、郵便貯金の目的というのは何でしょう。——一遍ぐらい大臣に登場をさせなさい。
○和田静夫君 重ねてこの郵便貯金の基本的性格について伺いたいんですが、郵貯はそもそもの性格からして銀行預金とは違うものでしょうか。その辺はどうでしょう。
○和田静夫君 この臨調なんですが、臨調ではこの官業のあり方というのが大変問題になっているわけです。郵貯に関して言いますと、銀行預金との関係が問題にされているわけですね。郵政省、一般に官業がこれまで果たした役割り、あるいはまた今後果たすべき役割りというのはこれはどういうふうに認識を...全文を見る
○和田静夫君 同じ質問を銀行局、どうですか。
○和田静夫君 臨調の答申が「組合系の機関も含め民間金融機関が相当程度発達してきており、少額貯蓄の手段の提供は、民間金融機関でも対応が可能となっている。」こういうふうにしているわけですね。この認識は一般論として私、わからないことはもちろんないのですが、個別に見ますといろいろの問題を...全文を見る
○和田静夫君 民間の金融機関に私がいま指摘をしましたような問題があるとするならば、郵貯の果たすべき役割りというのはなお大きいものがあるだろう。  それで、ここのところはもう一遍どうですか、概念的ですがね、銀行局いかがですか。
○和田静夫君 この臨調答申の、「民間金融機関が過保護な金融行政の下で預金者のニーズに適切に対応してこなかった」と述べているわけですね。このくだりというのは、金融行政が過保護であったこと、それから民間の金融機関が預金者のニーズにこたえてこなかったというか、こたえ切らなかった、そうい...全文を見る
○和田静夫君 なお、二、三銀行局に関連してお聞きしますが、臨調答申が、「民間金融機関も、競争がより一層促進されることによって経済社会の変化に対し高い適応力を持つべきであり、そのための施策が強力に進められなければならない。」、こういうふうに述べてます。そうすると、私は経済社会の変化...全文を見る
○和田静夫君 臨調答申がこの定額郵貯の金利を金利自由化の観点からも問題にしていますね。そうしますと、定額貯金の金利が高いのかどうかということですけれどもね、これは郵政大臣何かお考えをお持ちでしょうか。どういう判断をお持ちでしょうかね。
○和田静夫君 大蔵省はどうですか、これ。
○和田静夫君 預貯金金利と物価上昇の関係なんですが、現在のような物価上昇水準ではまだしも、今後物価が上昇するような事態、いま予算の総括でも、また二十八日の一般でも大蔵大臣ともっと突っ込んだ論議をするつもりでいますけれども、たとえば大型間接税の導入などというようなものも、そういう一...全文を見る
○和田静夫君 郵政省にもちょっといまのことで見解を承っておきます。
○和田静夫君 実は私、ここの問題で論議したいのは、マネタリストやあるいはFRBがとっている実質金利という考え方ですね、物価上昇率を金利決定に際して勘案をしていることの証左だろうと思うんですけれども、それはそういうふうに考えておいてよろしいですかな。
○和田静夫君 それで、ちょっと重ねた伺い方で恐縮ですけれども、預貯金金利というのは実質金利の水準で議論をすると、議論をすべきだと、私はそう考えているんですが、それはそれでいいですか。
○和田静夫君 郵政省にも同じような質問でお考え方を聞いておきたいんですが、いまさっきあなたの答弁で言われましたように、局長答弁で言われましたように、庶民の零細な貯金を守るには私は実質金利で考えるべきだ、どうですか。
○和田静夫君 定額貯金の平均の預け入れ期間、それはまずどれくらいですか。
○和田静夫君 その場合の金利は何%ぐらいになりますか。
○和田静夫君 平均的には出ないですかな。
○和田静夫君 銀行局あれですがね、私はどうも金利自由化論者というのは、金利自由化を美化し過ぎてないだろうかという感じがしてしようがないんですよ。マーケットメカニズムをどうも美化しているんじゃないだろうかという疑問を非常に持つんですが、これは私は銀行法改正のときだってかなり突っ込ん...全文を見る
○和田静夫君 郵政省、何か見解ありますかね、いまのところ。
○和田静夫君 いま言いました金融制度調査会の答申というのは、「預金金利については、規制を解除した場合その過程において大きな混乱を生じさせるおそれがあること及び郵便貯金を含めての弾力的かつ整合的な金利の運用が行われ難いこと等にかんがみ、必要な範囲の規制を残す」というふうにしているわ...全文を見る
○和田静夫君 郵政省と大蔵省の両方にお尋ねをいたしますが、この現行の郵貯金利決定方式なんですがね、この金利決定過程に不整合をもたらす、あるいは機動性を損なうという指摘ですね、この指摘についてはどういう見解をお持ちでしょうかね。
○和田静夫君 大臣、いまの両方から答弁いただいたんですがね、確かに以前公定歩合引き下げの際に郵貯の金利が機動性を、何といいますか、妨げたということがあったですかね、最近はこれどうでしょうね。
○和田静夫君 ちょっと若干問題を外すんですがね、せっかく銀行局お見えになった機会でありますのでお尋ねしますが、三重県と奈良県の県境に台高山脈という山脈が走っていまして、この山脈の中に国見山という山があって、この山の北斜面、三重県飯高町ですが、この国見山の北斜面に二百五十七万五千九...全文を見る
○和田静夫君 そこで、私は、どうもこの二つの融資というのは三和銀行が系列企業に対して行った情実融資ではないんだろうかということを、直観的にそう思ったんですがね。また、もし防衛庁、これは後ほど、実はもう予算委員会の時間がなくなってきているもんですから、予算委員会でやるかどうかわかり...全文を見る
○和田静夫君 理財局ですが、財投の性格が低成長に入りまして著しく変わってきています。産業関連融資、民間金融の補充なんですが、という性格から、国と地方の財政の資金繰り機関になってきているんじゃないかという指摘があるわけですね。日経の試算を、これは八三年二月十八日ですが、五十七年末は...全文を見る
○和田静夫君 この資金繰りの中でも問題なのは国債の引き受けであって、五十七年末で長短合わせて運用部資産の一六%強が国債の引き受けに使われている。これもそうでしょうね。
○和田静夫君 けさの日経の社説でもあれですが、三月の長期国債の応募者利回りがいわゆる事国逆転である、民間の事業債利回りを上回ることになったというのは、これはどういう理由でしょう。
○和田静夫君 その事国逆転という現象は、不正常な事態であるという認識でしょうか。
○和田静夫君 国債の応募者利回りが上昇しますと、他の長期金利が上昇する、そういうメカニズムも働きますわね。大蔵大臣は公定歩合を下げられるということで、非常に熱心で答弁をされているようでありますが、これでは長短金利差が広がるばかりじゃないかという、そういうことはありませんか。
○和田静夫君 その長期国債について、公募入札方式をとるべきだという意見がありますね。どういうふうにお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 臨調の答申で、財政投融資について情報公開をすべきだとして、三点にわたって提案されているわけですね。百九十二ページなんですが、これは全部やられると承っておいてよろしいですか。
○和田静夫君 最近の傾向というのは、本来一般会計で支出した方が望ましいもの、あるいは支出すべきもの、そういうものが財投に流れているという批判があるわけですが、しかもそれは赤字隠しではなかろうかと。この点について理財局の見解。
○和田静夫君 国債の引き受けに関してですね、大蔵省が発行して大蔵省が引き受けるという形では歯どめが失われるんじゃないか、そういう批判があるわけですが。
○和田静夫君 郵政省ね、財投原資の調達者であるわけですがね、いままでの論議を踏まえてどういうような見解をお持ちですか。
○和田静夫君 大蔵省、運用部引き受けに関してですね、国債の。やっぱり何らかの歯どめが必要である、年来そういうことを言ってきましたけれども、制度的な歯どめが必要なんじゃないだろうかと、そういう観点で大蔵委員会でも何遍も論議をさせていただきましたが、たとえば発行条件を市場の実勢に合わ...全文を見る
○和田静夫君 郵政省、郵貯特会の赤字が急増している。郵貯特会に対してはどうも私は、経理上のずれがあるために隠された赤字が一兆円に達しているという批判があるんですがね、そういうことを金融機関から言われているでしょう、そこのところの解明を求めたいと思っているんですが、この預託金利収入...全文を見る
○和田静夫君 一兆円問題は。一兆円の赤字の問題。
○和田静夫君 おたくが五十六年の七月に出した「郵便貯金特別会計の経理基準について」の(3)ですね、一ページの2の(3)、説明できますか。
○和田静夫君 ちょっと違ってますからよろしい。私がちょっと質問します。
○和田静夫君 私はあなたの方の文書に基づいて、五十六年七月の郵政省の文書に基づいてちょっと質問しますが、発生主義をとった場合幾ら欠損金が上乗せされるかというのを、私どもの試算では五十六年度で九千百九十三億円となるんですが、いまこれ論議にならなければ——この辺過去五年間ぐらいの数字...全文を見る
○和田静夫君 考えていらっしゃるわけですね。
○和田静夫君 はい、わかりました。  そこで、私は実は問題にしたかったのは、あなたの方の説明なんですよ。こういうふうになっているんですね。「郵便貯金事業を現時点で廃止した場合、それだけ利子の支払財源が不足しているということであるが、この前提条件自体全く現実性のないものである。」...全文を見る
○和田静夫君 臨調答申見ていて、いわゆる「郵便貯金特別会計については、当面は現金主義によることとするが、」云々とあって、「発生主義会計に移行することにつき検討を行う。」、これは臨調答申ですね。それではここのところの見解だけ承っておきましょうか。
○和田静夫君 郵政大臣、郵便料金の値上げについてどういう見通しですか。
○和田静夫君 見通しはどうなんですか。
○和田静夫君 けさですが、郵政大臣、電報事業ですが、電報の廃止問題について、けさの報道によりますと五十九年度をめどに夜間配達を廃止して電報料金を引き上げる、そして電子郵便を拡充させる、同時に六十年度以降電報の廃止を検討する、こういうふうに大臣なっているんですけれども、具体的な段取...全文を見る
○和田静夫君 電電公社の総裁、総裁としてはこれどういうふうにお考えになっていましょう。
○和田静夫君 総裁は総裁の立場だからなかなかでしょうが、総裁になられた経緯からいって少し個人的な見解でも何かお持ちでしょうか、ここのところは。
○和田静夫君 これまでも郵貯問題について若干の論議をさせていただきましたが、御答弁は臨調答申と比べてかなりニュアンスの違うところもあるなという感じを受けまして、私も少し突っ込んで速記録読みながらもう少し自後に備えたいと思いますが、郵政大臣、今後どのように郵貯改革といいますかな、改...全文を見る
○和田静夫君 日本放送協会に関して若干の質問をいたしますが、五十八年度のNHK予算が大幅な赤字予算として組まれているわけですが、これは郵政大臣としてはどこに赤字の原因があるとお考えになっていましょう。
○和田静夫君 この放送衛星BS2の打ち上げ費用が、NHK予算の硬直化を招いているのではないかという感じがしますが、BS2のNHK負担分というのは、これは郵政省、幾らになるんでしょうね。
○和田静夫君 BS2の目的は、主として難視の解消にある。それはそういうことでしょうか。
○和田静夫君 BS2の寿命というのは何年ですか。
○和田静夫君 その後はどうなりますか。
○和田静夫君 BS2の主な目的は難視の解消であると、主としてと、いま言われました。難視世帯の全受信世帯に対する割合ですね、これはおよそ何%ぐらいなんですか。
○和田静夫君 わずかではあるといっても、難視世帯がある以上NHKとしては難視解消に取り組まねばならないという事情は理解しているつもりです。私のところも難視で困っているんだけれども。しかし、これはコストベネフィットからしてどうも著しくバランスを欠くというふうには考えませんか。
○和田静夫君 いや、バランスは欠くとは思っていないということですか。お考えはわかりましたよ。
○和田静夫君 どうもポイントが合いませんけれども、BS2の打ち上げはなぜそれじゃアメリカで打ち上げないんだろうか。いわゆる難視解消を名目としてなぜ一番安い、アメリカの場合三分の一ぐらいになると、こう言われるが、その辺はどうなんですか。
○和田静夫君 質問にまともに答えられないから困るんだが、それはまた元へ戻っているんですがね。私はさっき言ったたとえばもっと端的に言えば、四十二万のために三千万受信者が膨大な負担を強いられる、これがまたバランスを欠いてないという答弁になっているんだが、この辺もよくわかりませんし、い...全文を見る
○和田静夫君 まあ、結局、言われることは、国に方針があるからNHKはそれに従って六割なり七割を負担しても仕方ない、そして国産ロケット開発という別の目的のために協力するんだ、一言で言えばそういうことかな。
○和田静夫君 郵政省、この問題で答えられる方来ていらっしゃいませんか、決算委員会だから当然来ているだろうな。  アメリカに依頼すると経費どのぐらいかかりますか、安くなりますか。
○和田静夫君 百億違うんだな、四百億円と三百億円じゃ。三百六十億としても四十億違う。  まあ、いい、わかりました。後で数字ください。
○和田静夫君 郵政大臣ちょっと、これ郵政大臣に質問してもいいんだろうと思うんだ。  行革の時代、行革の時代と言われるわけですから——いま正確な数字が出ませんでしたけれども、私の資料とはちょっと違うんですが、出てきてからの話ですが、安い方を選ぶのがあたりまえじゃないんですかな、こ...全文を見る
○和田静夫君 五十八年度、約百七十億円の赤字予算を組んでおいて、受信料をそのまま据え置くことができるのだろうか、五十九年度には値上げか、値上げということになるとどれだけだ、こうなると思うんですが、どうですか。
○和田静夫君 その何とか御理解を得たいという部分には、五十九年度にはやっぱり値上げというのは構想せざるを得ないということを含んでいるわけですか。
○和田静夫君 ここ数年、NHKのロッキード事件に関する報道に微妙なかげりがといいますか、出たのではないだろうか。  五十六年二月のロッキード報道カット事件、三木元総理に対するインタビューカット事件、ちょっと説明していただけますか。
○和田静夫君 いま一つロッキード事件絡みですが、週刊誌などの報ずるところによりますと、五十七年三月に行われた「くらしと政治」をテーマにする世論調査の際ですが、ロッキード事件関係の質問項目五問が発案段階ではあったと。1から5まで文章書いてありますからあったんでしょう、想像の記事じゃ...全文を見る
○和田静夫君 五十七年二月十日に原案ができて、二月の十二日に長野社会部長が問いの4、いわゆる「被告である田中角栄元首相の政治活動についてあなたのお考えに一番近いのはどれでしょうか」という問いだけは消しなさいと言った。そしたら、二月十五日になって島報道局長は五問全部消してしまえと言...全文を見る
○和田静夫君 その辺のことは余りあれよりも、私はどうも月刊現代五十七年十一月号でおたくの島理事が、三木発言カット事件をなぜ行ったかという質問に対して「政治的陰謀に引っかかったンだ。これまで、弁解じみるので沈黙をつづけてきたが、いまだから言わせてもらおう。カットしろ、とおれに命じた...全文を見る
○和田静夫君 郵政大臣、NHKの経営委員や理事というのは不偏不党、政治的には中立でなければならないはずですが、それはそうでしょうね。
○和田静夫君 能力はわかってます。私もまあ郵政大臣と同じ時期じゃありませんがその前に議運の理事やってましたから、任免に関して——まあいろいろ意見を言ったことを一向に取り上げないから後からそこのところは言いますけれども——その辺は知ってますが、政治的中立でなければならぬのでしょう、...全文を見る
○和田静夫君 時間がなくなってきましたからあれですがね。島さん、かなり大胆なことを言ってましてね、「今回の会長人事は、政府与党は、経営手腕に重点を置いた。NHK内部の者は、何よりも放送のわかる人、ということだった。おれも、放送のわかる内部の人がいいと思ったので、吉武さんに進言した...全文を見る
○和田静夫君 島さんという理事は、おれは鈴木善幸さんとは非常にいいと、「少くとも、今回は経営委員会の自主性を最大限認める、と言ってましたね。宮沢、箕輪からの働きかけも、まったくなかったというと嘘になるな。田中さんは、外部から人を送り込んで再建しようという腹」だったけれども、と。 ...全文を見る
○和田静夫君 私は、NHKのジャーナリズムの政治へのかかわりというのは、主として権力からの独立、公的権力から自由でなければならない。言論の自由という概念は、言ってみれば公権力からの自由であるというふうに考えているわけです。これは大臣、そうでしょうね。
○和田静夫君 島さんという理事は自分自身についても「あなたは、自民党の領袖たちとの繋がりが深い。そのために、彼らから、いろいろと干渉があるのでは、といわれているが。」ということに対して、「たしかに、政治家とのつき合いは、深いよ。角栄でも、おれの前で涙を流したことだってある。個人的...全文を見る
○和田静夫君 もう時間がありませんから、最後ですが、幸いにして議運の委員長経験者でいらっしゃる現大臣が生まれたので、ぜひ聞いて、善処していただきたいんですが、NHKの経営委員の選考基準なんですよ。これは私は御下問があったときにいろいろ意見をずっと述べながら、ある経営委員の任命につ...全文を見る
○和田静夫君 念のために申しますが、私はそれを否定していませんし、私もちゃんと賛成をしているのですから、経営委員を選ぶときには。しかしながら、議運でいろいろ論議をする過程では、いま私が申し上げたようなことはずっと注文つきになっているわけですね。その辺の経過というのはやっぱり葬り去...全文を見る
03月26日第98回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○和田静夫君 官房長官、人事院勧告を五十八年度は完全実施されますか、五十八年度人勧。
○和田静夫君 人事院総裁、五十七年度で退職する公務員には、五十七年度人側凍結によって著しい不利益が出ることについての御見解。
○和田静夫君 官房長官の御認識は、いまの問題の認識。
○和田静夫君 不利益。
○和田静夫君 せんだっての勝又質問に対しまして、五十七年度の人勧凍結、人事院総裁は労働基本権の代償措置がなくなるとお認めになったわけですね。
○和田静夫君 そこのところ、ちょっとあれですが、この前の答弁とちょっと違いますが、官房長官、代償措置がなくならない、ただ五十七年度に限って作動しない、こう述べられたんですが、作動しなかったということは、いま言われるように、どういうことかと考えれば、五十七年度に限って言えばやっぱり...全文を見る
○和田静夫君 作動しなかったことへの補償はないんですか。
○和田静夫君 私は五十七年度人勧凍結がさまざまな公務員制度に対する問題を生み出すということを指摘したいわけです。ぜひ五十七年の人勧も何らかの工夫をしてやっぱり凍結を解除すべきである、そういうふうに論理的には考えなきゃいかぬと思うんです。この辺は、人事院と官房長官お二人の答弁を求め...全文を見る
○和田静夫君 けさ公企体の年度末手当について「国鉄・林野はゼロ」、そういうふうに報ぜられたんですけれども、これは労使関係にゆだねるべきものだろうと、交渉に。したがって、私は他の公企体職員に比べて国鉄、林野に格差をつけるということは、労使関係を不安定にすることはもう当然です。その責...全文を見る
○和田静夫君 私は干渉するということじゃなくて、政府としてはやっぱり仲裁裁定の完全実施というのは好ましいんだというような形での意思表示は当然あってしかるべきだと思うんですが。
○和田静夫君 所得税減税問題ですが、昨日与野党幹事長、書記長会談が開かれた。これは年内実施を自由民主党幹事長が約束をされた。したがって、政府としてもこれは必ず年内には実施する、そういうことでしょうか。
○和田静夫君 大蔵大臣、関連ですから余り突っ込みませんが、そろそろ減税の時期とか、額について私は明らかにすべきときに来ていると、こう思うんですよ。所得税減税は、細かい数字はともかくとして、アウトラインぐらいはどうですか、この辺で明らかにされたら。
○和田静夫君 この三問題とも、また仲裁の問題では官房長官の認識かなりあれですから、私は理論的に考えて全く納得ができません。よって、これは理事会で少し詰めてもらいたい、協議してもらいたい。
○和田静夫君 わかりました。
○和田静夫君 行管庁長官に質問しますが、私もせんだってから、この大型間接税で御答弁をずっと願ってきたんですが、臨調答申ずいぶん読んでみたのですが、どうも私の頭が悪いのか、混乱しているのです。私は、臨調答申そのものが混乱していると思っているんですが。  答申は七ページで「「増税な...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、大蔵大臣もう一遍、ここの答弁お願いします。
○和田静夫君 そうすると、大蔵大臣はその税はやらないと、こういうふうに言われるわけですか。
○和田静夫君 そういうことを前提にして十二ページを今度読んでみますと、直間比率の改定を検討するというわけですね。ここで私は大変な混乱があるような感じがするんです。そうすると、いま、いじり得ると答弁されたことと、ここの関係はどうなりますか。
○和田静夫君 行管庁長官、どうしても私はこの答申の論理というのは矛盾をしていると思うのです、七ページと十二ページの関係というのは、どう見ても。したがって、この答申を読むだけでは私たちには理解できない。よって、ぜひ臨調討議の全過程を明らかにするために、どうでしょう、議事録を公開しま...全文を見る
○和田静夫君 自由濶達に論議をされた結果、一つの文章はできた、文章はできたけれども、その過程の論議を見てみなければ文章は読み切れない、こういうふうに国会審議になってくれば、これは公開されてしかるべきだ。したがって委員長、理事会でこれは協議してください。
○和田静夫君 大臣の考え方はわかりました。しかし、私の方は引き続き理事会で協議をすることを求めます。
○和田静夫君 郵政大臣、昨日私は決算委員会で郵貯の問題について、長時間議論をさせていただきました。大臣は、郵貯問題に対する臨調答申は大変御不満だということが明らかになりました。これは一言だけ確認をしたいんですが、預金者保護の観点がきわめて希薄である、そういうぐあいに受けとめておい...全文を見る
03月28日第98回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○和田静夫君 厚生大臣、明治製菓のエクセラーゼの調査結果、処分関係を御報告願います。
○和田静夫君 私は厚生省添付資料と学会誌とをしさいに検討してみました。厚生省添付資料の十六ページには有意差検定、いわゆるT検定というのがあるのですが、これは日薬理の雑誌には出ていません。したがって、T検定というのは統計処理には欠かすことのできないものだと私は考えますが、いかがです...全文を見る
○和田静夫君 学会誌にはなくて添付資料にあるということは、これは明確に明治製菓がやった可能性が出てくるのではありませんか。
○和田静夫君 これは大学側のだれもが手をつけてないのです。
○和田静夫君 これ大臣一遍調査してください。
○和田静夫君 大学側の説明では、生データの数字がいじられていることは認めたわけです。だれがだれの指示によって、いつどこで改ざんをやったのかという詳細は明らかではない。まだこれは事実関係というのは半分も解明されていないといっていいんじゃないかと私は思うんですが、三月十六日の質問の際...全文を見る
○和田静夫君 これ、生データには何人の筆跡が見られましたか。
○和田静夫君 二人以上なんです。したがって、ここも調査してください。
○和田静夫君 私は、武田課長の筆跡がその中にあると見ているわけです。
○和田静夫君 厚生省、明治製菓は管理体制が不十分であったと認めたわけであります。で、同社の他の製品についても再検討する必要があると思うんですが、大臣いかがでしょうか。
○和田静夫君 検察、警察、厚生省の調査結果が一応出たわけで、まだ不十分ですが、どういうふうに対処されましょうか。
○和田静夫君 外務大臣、二月二十四日、アメリカ議会「バーンスタイン委員会が「否定された個人の正義」という報告を出されました。この報告書は、日系人の第二次大戦中における強制収容は全く不当であったというものでありますが、何かコメントありますか。
○和田静夫君 法務大臣、去る二十二日、安楽死論者の訴えが最高裁で却下されました。裁判所が訴えを却下した論拠については別に論ずる必要がありますが、これから高齢化社会を迎えて安楽死問題がクローズアップされてくると思われます。アメリカでも尊厳死を認める動きが出てきているわけですが、行政...全文を見る
○和田静夫君 厚生大臣いかがですか。
○和田静夫君 防衛庁、三沢配置が決まったF16は、米空軍の主力攻撃爆撃機、これは一般に核装備をしていると考えてよろしいですか。
○和田静夫君 韓国の群山に配備されてあるF16は核装備していますね。
○和田静夫君 韓国の基地を発進して三沢に飛来する、あるいはその逆といったケース、F16はありますか。
○和田静夫君 防衛庁長官、ちょっと答弁あれですが、F16が三沢に配置されると、その関係においていまの質問はいかがですか。過去じゃない、今後の運用ですね、F16の運用、群山からソビエツカヤガバニ、三沢と、こういう形の運用になるわけでしょう。
○和田静夫君 私は、F16が配備されることになると、F16がいわゆる緊急着陸することが三沢にあるんではないだろうか。
○和田静夫君 私は非常に想定できるのは、たとえば八二年の八月に秋田空港に米軍のヘリが緊急着陸していますね。したがって、F16もそういうことが起こり得るんじゃないか。
○和田静夫君 私は非常に予想できると思っていますよ。  アメリカは最初に核兵器を使うことを辞さないと言った。限定核戦争の可能性が強まっている。現在の核戦略が限定的であり、カウンターフォースであることを考えると、日本周辺に核兵器が存在すること自体わが国にとってきわめて危険であると...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁長官、SS20が発射された場合、これを防ぐ兵器はありますか。
○和田静夫君 いまの最後の方、何て言われましたか。
○和田静夫君 防衛庁長官、佐世保なり横須賀なり、あるいは三沢なりが核攻撃を受けたらどういうような被害が発生するか、資料を作成して国民の前に出す用意はありませんかね。
○和田静夫君 答弁非常に不満ですけれども少し急ぎます。  ジュネーブで中距離核戦力、INF削減交渉が行われている。アメリカは近く暫定解決案を提示する。ヨーロッパ各国に米ソともに百基から百五十基の配置を認めようという案を打診していると報道されているんですが、こうした暫定解決案を政...全文を見る
○和田静夫君 このINF交渉について、たとえば極東におけるSS20についてどういう話し合い が行われましたか。
○和田静夫君 アジア地域に約百基のSS20が配備されていると言われている。このアジアでのSS20はそのままにしておいて、ヨーロッパだけの削減で合意する可能性はあるのじゃないですか。
○和田静夫君 そうすると、SS20問題を含んで一括交渉ということをシュルツ国務長官と話し合った、こういうことですか。
○和田静夫君 ヨーロッパだけの分離解決案ということはあり得ない、こういうことですか。
○和田静夫君 どうも外務大臣、自信がなさそうで困るのですが、アジアへの移転は拒否するという米国の方針は、あのヨーロッパの分ですね、それは明らかになった。ところが、アジアについて削減交渉の対象にどうもしていない、報道を見ていると。そう感じませんか。
○和田静夫君 この予算委員会の委嘱審査で、外務省は極東での中距離核戦力削減交渉を働きかけても現状では効果があるかどうか疑問だと答弁しましたね。INFは、御存じのとおり近く米国の第七艦隊等にも配備される予定です。極東アジアの核はいわゆるずっと拡大均衡へ向かって一挙にエスカレートする...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣、何か外交案件でお急ぎのようだから先に外務大臣の分だけ済ませますが、せんだって総括質問の際に三海峡封鎖問題について尋ねた。そこで宗谷海峡がソ連領とソ連領とを結ぶ重要な交通路、つまりソ連のシーレーンであることはお認めになった。そこで、あとの二海峡あるいは三海峡...全文を見る
○和田静夫君 具体的なんですよ。宗谷以外の津軽、対馬はどうなんですか。
○和田静夫君 ちょっと答弁とポイントが違いますが、ちょっと急ぎますよ。宗谷、津軽、対馬の三つの海峡、これは公海と公海を結ぶいわゆる国際海峡ですか。
○和田静夫君 そうなりますと、まずは一般論としてお聞きしますが、戦時国際法上の戦時封鎖と平時封鎖の概念。
○和田静夫君 国際河川の封鎖に関しては戦時国際法上いかなる規制が加えられますか。
○和田静夫君 国際運河については。
○和田静夫君 国際海峡については。
○和田静夫君 一九四九年のコルフ海峡事件の概要、国際司法裁判所の判決について説明してください。
○和田静夫君 国際司法裁判所の判決は。
○和田静夫君 無害通航権は確認をしていますよね。  それじゃ一九五八年の領海及び接続水域に関する条約十六条四項、説明してください。
○和田静夫君 一九〇四年の英仏共同宣言ですね、ジブラルタル海峡の通航についてどういう取り決めがありますか。
○和田静夫君 もう一つだけですが、一九三六年七月二十日の日本も参加したいわゆるモントルー条約ですね、ダーダネルス海峡、マルマラ海峡、ボスポラス海峡を含むコンスタンチノープル海峡の自由通航についてトルコにどういう規制が強いられましたか。
○和田静夫君 この海洋法条約の第三十八条の通過通航権について沿岸国はどういう義務を持ちますか。
○和田静夫君 私は以上の事例からずっと考えてみまして、素人ですからあれですが、宗谷、津軽、対馬の三海峡を封鎖することはできないんじゃないだろうか、少なくとも戦時国際法に基づく戦時封鎖はできない、そういうふうに考えたんですが、どうでしょうか。
○和田静夫君 そういう答弁が出るだろうと思ったから、先例をちょっと時間かけてずっと追ってきたんですよ。  アメリカの八四会計年度軍事情勢報告は、ウラ ジオストクの戦力は太平洋への展開のためには日本と韓国に隣接した複数の海峡を通過しなければならない。これらの水域は、同盟諸国の戦...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと前に戻りますが、総理や防衛庁のおっしゃる通峡阻止とか海峡のコントロール、これは戦時国際法上の土俵の上にのせるとどういう法理になるんでしょうね。
○和田静夫君 そうすると、平時封鎖ということになりますかな。
○和田静夫君 第三国船の通航はどうなりますか。
○和田静夫君 第三国船に臨検できますか。
○和田静夫君 第三国への告知義務はどうですか。
○和田静夫君 外務大臣、少なくとも宗谷海峡についてはその交通の重要性においては国際河川並みな扱いをすべきじゃないでしょうかね。いかがですか。
○和田静夫君 これは論議をさらに外務委員会等で煮詰めたいと思いますが、日本のこの三海峡はトルコのコンスタンチノープル海峡と同等の世界戦略上枢要の位置を占める海峡であるはずです。したがって、三海峡封鎖などという総理が軽々しく言っているような言い方というのは、私は戦時国際法上日本の海...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと話が横道に出ますが、北方領土の戸籍をつくるということは、国際法のペーパーオキュペーションを宣言することに等しい行為になりましょうか。法制局長官。
○和田静夫君 それじゃ根室市なら根室市が戸籍 をつくってもいいというわけですか。
○和田静夫君 防衛庁、一般にシーレーンを封鎖するということは、封鎖された側はどういう対抗手段をとると考えますか。
○和田静夫君 何か愚問のようですが、私は想定をしながら言っているんですけれども、シーレーンを遮断された側としては相手の対岸部分を占領する軍事行動できますか。
○和田静夫君 そこで、一九八〇年の夏に公表されたアメリカ議会報告、いわゆるコリンズ報告ですね、三海峡封鎖を行おうとするとソ連側の激烈な報復を招くであろうと警告してますね。防衛庁、この点の見解は。
○和田静夫君 今度は補助金に入っていきますが、実はけさから建設省、建設大臣ね、いろいろもめてまして、あなたの方から十日間待っても資料が出てこなくて、結果的に要求した資料が出てこなかったから、本来的にはこの委員会とめてもよかったんですが、まあ常識的にいまやっているんです。一、二問で...全文を見る
○和田静夫君 公取委員長いかがですか、いまの。
○和田静夫君 やっと、違った資料ですが、出てきた資料だけででも一問だけやっていきますが、関東地建の利根川上流工事事務所が発注した工事の入札調書の写し、これは建設省、これを見ますと二回入札した工事はほとんどが一回目と二回目の一番札の業者が同じなんですよ。たとえばことし二月二十八日に...全文を見る
○和田静夫君 公取委員長いかがでしょう。
○和田静夫君 具体的なケースもお教えしてあったんですが、これは私の方じゃなくて建設省の責任で時間おくれましたから、いまの答弁で一応受け取っておきますが、建設省、この関係者の証言がありまして、実はこの調書にある各社の価格——落札業者がつくった数字がずっと並んでいるということになって...全文を見る
○和田静夫君 補助金の統合に関してお尋ねをいたしますが、統合によって事務を簡素化された実例、各省庁二、三挙げてくれますか。余り時間もありませんから、農水省、通生省、国土庁、労働省ぐらいでいきますか。
○和田静夫君 実務は決して簡素化されていないんです。その辺が聞きたかったところですが、それは後ほど私が立証します。  労働大臣、総理府の失業率統計が上がっているわけですが、現在の失業率水準をどのように受けとめていますか。
○和田静夫君 アメリカの失業率統計と同じとり方をしたら失業率は何%になるでしょう。
○和田静夫君 ずいぶん違いますけれども、労働大臣、五十七年のこの賃金センサスの製造業分を発表されました。企業規模別格差が拡大していることは、労働市場の需給関係の緩和を反映していると思うんですけれども、いかがですか。
○和田静夫君 そこで補助金ですが、政府は統合した、整理した、メニュー化したと先ほども説明しているわけですが、自治体の側から見てみますと、これは実態はほとんど変わっていないわけです。  これはある地方自治体の財政担当者からの手紙なんですが、「市町村レベルから申しますと、ここ数年に...全文を見る
○和田静夫君 農林大臣、先ほど説明があっちからあったんですが、いかがですか、大臣として。いまの私の同じ質問です。
○和田静夫君 通産大臣、いかがですか。
○和田静夫君 大蔵大臣ね、とにかくメニュー化が進んでも実務は全然という状態なんですよ。どうしますかね、これは。
○和田静夫君 文部省、社会教育関連の補助金を目的別に挙げてください。
○和田静夫君 これはちゃんと通告してあるんですからね、そのおのおのですかね、目的別にまず挙げてもらって、おのおのについては幾らずつですか。
○和田静夫君 この学習事業奨励費の中の青年学級、青年教室、婦人学級、高齢者教室ですね、それから成人大学講座、さらに社会教育施設活動促進費の中の図書館、このおのおのは末端の市町村レベルで幾らになりますか。
○和田静夫君 質問にちゃんと答えてください。言ってあるんですからね。  青年学級、高齢者教室、図書館、婦人学級、家庭教育学級、市町村レベルで、末端レベルで幾らかと。これはもう補助金の総括の論議をするための前提ですから。
○和田静夫君 全部ですか。こういう状態でたとえばコミュニティーカレッジをつくりたいという自治体側の需要には対応できましょうか。
○和田静夫君 大臣、いま申しました、たとえば十万円ずつだと言われるんですが、違っておるんですが、違っておるんだけれども、その辺はいいとして、コミュニティーカレッジをつくりたいという自治体側の非常に大きな希望がある。そういうものにこういう状態というのは対応できているとお思いになりま...全文を見る
○和田静夫君 役割りを果たしていないから質問しているんですが、補助金のあり方全体を問おうと思っているんですが、補助金というのは自治体側の支出を伴うわけなんですが、自治体側の政策目的と補助金支出目的とずれるケース、そういうのが往々にあるわけです。  たとえばのケースですが、航空写...全文を見る
○和田静夫君 自治大臣は実態よくおわかりだと思うんですが、私の意見、間違っていないでしょうな。
○和田静夫君 実はこの主計局長が余り明るくないんですよ、いまのところは。省庁の補助金合理化がそういう意味で私は全く手つかずなんだと思うんですよ。たとえばさっき建設の話がありました、市民会館を建てる。福祉関係であるならば厚生省、社会教育であるならば文部省、こういうようなことになって...全文を見る
○和田静夫君 これはくどいようですが、大蔵大臣、この辺は改革しましょうや。
○和田静夫君 せんだって総理から答弁いただいたんですが、大蔵大臣、やっぱり臨調答申にあります一括して補助金を交付する総括的な補助金方式、これはぜひやっぱり積極的に推進をされるべきだと思うんですがいかがでしょう。
○和田静夫君 最後に一言、実は全大臣から答弁をもらう用意をしているんですが、それは私は後でまとめます、こういうことになりましたから。そして次のときはまとめたあれで論議をします。
03月30日第98回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
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○和田静夫君 まず警察庁、過日の決算委員会で調査を約されました大分県の歯科医師不正請求事件について報告を願います。
○和田静夫君 同じことでKNSPによる国内捜査疑惑について報告願います。
○和田静夫君 兵庫県警本部尼崎中央署、北署の架空調書事件、これは把握されている事実、調査の概要を御説明願います。
○和田静夫君 これは一般論ですが、この関係というのはかなり詳しく報道をされていまして、非常に疑惑があるのですが、当然この警察関係幹部職員の責任問題というのが出てくる、そういうふうに思われますが、その辺はどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 広域重要指定一一三号事件並びにその容疑者勝田清孝に係る強悪犯罪事件ですが、この概要を説明してください。
○和田静夫君 特に、後段の殺人の事件にかかわる問題については、かなり迷宮入りの様相を深くしておった。その原因、いろいろ最近報道されているところのものを総合して考えてみますと、どうも捜査の過程にかなり見込み捜査の疑いがある、その見込みが見込み違いになったという捜査過程のミスがあった...全文を見る
○和田静夫君 警察庁関係者、結構です。どうもありがとうございました。  三月二十六日の報道で、根室の市立病院が東京医科大学に医師派遣を依頼した、根室市としては毎年六千万円の協力金を支払っている事実が明るみに出た。こういうような協力金の支出というのは、私は辺地の自治体病院ではやら...全文を見る
○和田静夫君 私は、あの辺の辺地のといいますか、僻地の自治体をずっと回って、町長の苦労や村長の苦労というのをずっと聞いて歩いたことがありますから、その実態をよく知っているつもりですが、ただ、病院収入の七分の一が派遣医師団に支払われていると言われるわけです。これはコストとしては過大...全文を見る
○和田静夫君 結局、辺地の病院にはお医者さんが寄りつかない。そこに問題の原因があるわけですけれども、自治体病院は地域の医療センターとして位置づけられなければならぬし、基幹の医療機関とならなければならぬわけですけれども、実態としてはその機能が果たされないような状態になっている日本の...全文を見る
○和田静夫君 文部省、東京医大が学校法人会計基準に基づく報告を怠っていたと言われているわけですね。この辺の処理はどうなりましたか。
○和田静夫君 これは過去の処理の問題については何か責任問題が起きるのですか。
○和田静夫君 これは東京医科大学だけの問題としていまは処理をされているわけですね。恐らくこれは他の私立大学の関係でも十分にあることでしょう。その辺の一般的なおたくの行政指導というのはどういうふうになるのですか。
○和田静夫君 では、文部省結構です。  税制に入りますが、臨調答申と税制問題で少し論議してみたいのですが、主として大蔵大臣と他の委員会でずっと詰めた論議をしてまいりましたが、税制というと何か大蔵が主体であってということになるわけですけれども、地方税制の大担当者として、自治省とし...全文を見る
○和田静夫君 昭和五十七年度当初の政府見込みの経済成長率ですが、これは途中で下の方へ修正された、それに従ってこの租税負担率も二三・七%ということになった、そこで五十六年、五十七年度の租税負担率の横ばいは景気低迷によるものだ、その景気の動向次第では税制の改正を行わなかったならば負担...全文を見る
○和田静夫君 設定の仕方があるのですが、結局政府はこの景気対策によって五十八年度の実質成長率を三・四%から五%に引き上げると言われているわけですね。仮に五%に引き上げるとして上方へ修正する。そうすると租税負担率は何ポイント上がるのですか。これは大蔵、自治両方から。
○和田静夫君 事前にもそういうお答えいただいたのですが、ちょっと私あした幸いにして予算の一般質問少し残っていますから、こういう計算方式どうでしょう。実質GNPがありますね。まあこれ時間の中に入れられると非常に困っちゃうのだけれども、物価上昇率を想定するというようなことを考えてみて...全文を見る
○和田静夫君 いや、いろいろ論議をしようと思うから、あなた、その基礎になる数字を確定しようと思って努力しているので、私の方は私の方でそういうふうにしてはじく、大蔵の方がそれを是認されるかどうか。平場で、何か速記が起こっているところで言うのがいやだというのなら、きょうの終わりごろま...全文を見る
○和田静夫君 私に出してくれますか。
○和田静夫君 ええ、計算。
○和田静夫君 いたして、ふところへ入れておいては困るのですよ。  そこで、名目GNPに対する租税弾性値は、これずっと低下傾向にあるようですね。この背景は何でしょうか。これ、自治省、大蔵省。
○和田静夫君 法人企業の租税回避行動があるのではないだろうかということをちょっと思うのですが、それはどうですか。
○和田静夫君 大臣、国民全体のこの税負担問題、租税負担率というのは、やっぱりいま問題はサラリーマンの重税感ですよね。国税においても法人税収と所得税収、特に源泉所得税の納税比率が問題になっている。地方税の場合もやっぱりサラリーマンの重税感が強い。  そこで、この住民税の法人税割税...全文を見る
○和田静夫君 昭和五十七年度の所得割の納税義務者、これはおたくの資料にあるのですが、四千百四十七万一千四百七人、五十六年度の四千四十万五百三十六人と比べると百七万人増になっていますね。最近百万人以上が年々課税対象に加えられている。五十七年度の実績、それから五十八年度の見込みですね...全文を見る
○和田静夫君 年々百万人ぐらいの納税義務者がふえると考えてみまして、そのうち特別徴収分、これはどの程度でしょうか。
○和田静夫君 現在景気がよくない、成長率も鈍っている、百万から百十万ぐらいのところにある、少し景気が上向いていくと納税人員もぐっとふえる、四十八年と四十九年比では百八十万人もふえる、子供やこの専業主婦を含めて一億一千七百万の人口の約三分の一が納税者である、これは何といっても課税対...全文を見る
○和田静夫君 大臣、ここのところをぜひ、何か政府側の中では、これは明日残っている予算の中でも大蔵大臣と少し論議をする用意をいたしておりますけれども、最低税率の引き上げ、いわゆる累進構造の緩和、あるいはこの最高税率の引き下げなどというようなことで課税最低限引き上げと抱き合わせで検討...全文を見る
○和田静夫君 大臣は実にもう答弁慎重でして、この間の決算委員会の自治省の決算でも実はそう 思ったのですけれども、長い政治生活を経られたもう政治家としても古ダヌキなんで、いつまでも有能な建設官僚であったわけではいまないわけですから、もう少しどうですか、政治家としての、大臣としての...全文を見る
○和田静夫君 「地方税」の八三年一月号の座談会で、杉原市町村税課長が課税最低限と生活保護基準額とを比較する観点から議論を展開されています。私はこの観点が正しいと思っているのですけれども、自治省全体の見解として承ってよろしいですね、これ。
○和田静夫君 ずいぶん警戒した答弁したものだな。そんなあれこれほじくろうなんと思って言っているわけじゃないのですからね。  所得税の減税が緩やかな累進の構造をとるということになりますと、現在の市町村民税の所得割の税率の適用区分をさらに簡素化する、税率区分を少なくしたり、あるいは...全文を見る
○和田静夫君 給与所得の場合に、非課税措置額に達するような基礎、配偶、扶養の三控除、これ引き上げるためにはおよそ各控除をどのくらい引き上げることが必要だと考えるのだろうか、生活保護基準で考えてみますと五万円引き上げなければならない、私は理論的にはそうなると思うのですが、そうなりま...全文を見る
○和田静夫君 現実的にはおよそこれはどのくらいの見当をつけるということになりますか。同時に、その場合の住民税の減収額というのはどのぐらいだと考えるわけですか。
○和田静夫君 所得税それから個人住民税を通じまして、どういうふうなやり方でどういう程度減税するのか、また今後政府として十分研究するということになるのですが、この財源の問題が、先ほど大臣言われましたように別にある。ともあれ臨調では「給与所得者の多くが所得の把握差等から所得税負担につ...全文を見る
○和田静夫君 臨調の基本答申で「国土、住宅・土地」の項の中で「土地の有効利用を保有コストの上昇を通じて促進するための税制上の措置を講ずるとともに、現在多元化している公的土地評価について公示価格との関連において適正化と一本化を進める。」、こう描写があります。市街化区域内の農地につき...全文を見る
○和田静夫君 後段の公示制度一本化の問題はどうですか。
○和田静夫君 答申には「普通交付税不交付団体等に対する」「地方譲与税の配分額の調整方式を再検討する。」、で、譲与税はもともと地方で取る税を国がかわって徴収して地方に配分するものであって、本来地方のものであるわけですが、現在の調整制度自体について問題がある、さらに調整を強化しろとい...全文を見る
○和田静夫君 「分割法人に係る法人事業税の分割基準について、税の性格等を考慮しつつ、その在り方を検討する。」、これはどうなんですか。
○和田静夫君 教科書の供給を行う事業については事業税を課することができない、七十二条の四ですけれども、教科書供給業者の営業の実態から見て非課税としておく必要が今日もあるのだろうか。
○和田静夫君 産業用電気税のコスト基準の見直しなどというのは考えていませんか。これは通産、自治。
○和田静夫君 テクノポリス法案の中に、企業の固定資産税を減税してその見返りに地方交付税を補てんするという報道があるわけですね。これはまあタコの足食いだと思うのですけれども、どうなんですか。
○和田静夫君 大臣、ここ一言だけですが、この法律の主管官庁ですよ。けさの報道によりますと、自治省抜けちゃっていますね。そうすると、計画主体が都道府県であるにもかかわらず自治省抜けちゃっているというのは、一体これ大臣、閣僚の関係ではどういうことの主張をされてきたわけですか。
○和田静夫君 五十七年度の評価がえの際に、家屋についてですが、基準表を全面改正しておおむね二五%引き上げたわけでしょう。その際に在来分については原則として前年度価格を上回らない、そういう据え置きの措置を継続しましたよね。ところが、木造が九百九十一市町村、木造でないもので四百七十八...全文を見る
○和田静夫君 グリーンカード制の実施が延期になって凍結される、ずいぶんこれ論議をしてきたのですが、こういうことをやる。利子配当所得に対する源泉分離課税制度が当分維持されていくと いうことになって、地方税にも相当な影響が出ざるを得ないと思うのですが、どういうふうに把握していますか...全文を見る
○和田静夫君 主税当局、非常に自信をもって打ち出して、あれだけの論議をしてできた。そうしたら、何か法律違反的だと考えているのだが、さっと一片の政令でもってああいうふうにしてしまうというのは疑問ですが、どういうふうに総括されているのですか。
○和田静夫君 大変残念で、あなたの方も万いかんともしがたいという感じの答弁ですね。  臨調答申、現行制度の枠組みの中で不公平税制を是正しろと言っているのですが、私はクロヨンだとかトーゴーサンだとかいう徴収しやすいところから一〇〇%取って、取りにくいところは放置するというような課...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと一つ、もう一つ続けて国税庁。  都内に一億円以上するマンションが三千戸近くあって、中には十億円のものもあるというようなことで、まあ買いかえによって入ったとか、あるいは高額所得者として来たとかいろいろあるのですが、それはもちろん蓄積によって購入した人もあるで...全文を見る
○和田静夫君 国税庁、ありがとうございました。
○和田静夫君 あとわずかですから急いでやりますが、税金の金融機関への収納事務について、各官公庁の納付書の書式がこういうふうにばらばらです。非常にたくさん前々から訴えられていたのですが、機会がなかったものですからあれですが、特に中小の金融機関の処理が大変困っている。コンピューターな...全文を見る
○和田静夫君 大蔵、何か考え方ありますか。
○和田静夫君 せっかく銀行局から来ていただいたからもう一問だけ言っておきますが、都市銀行のコンピューターの導入状況というのをずっと調べてみたのですよ。それで、どうもやっぱり金融機関の側にも問題がある。いわゆる融資系列別に機械を入れているものですから、それで大変な問題が起きるという...全文を見る
○和田静夫君 消防庁長官、行管庁が「適」マークについて的確な交付をすべきだと、これ一月に勧告しましたね。何かその後改善方法をとられましたか。
○和田静夫君 はい、もう一問だけ。  この間、決算委員会でずっと視察に出まして各知事の訴えがありまして、特にその中で自治省出身の知事さんがこもごも超過負担問題の新しい事態について訴えていらっしゃいました。したがって、この最後の一問、簡単に要約して私申し上げます。  たとえば二...全文を見る
03月31日第98回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○和田静夫君 まず、警察庁ですが、兵庫県警のいわゆる架空調書事件について伺います。  尼崎中央署のスナック「ミネ」風俗営業法違反事件、「尼崎ロンドン」の同法違反事件、歌舞伎書店わいせつ図画販売所持事件について、これは有罪が確定をしている。竹林兵庫県警本部長は、松葉らが架空の名前...全文を見る
○和田静夫君 警察内部のでき事でありますから、調査中調査中として答弁を逃げるわけにはいかないと思うんです。  三つの事件だけではなくて、尼崎中央署では調書を洗い直した結果、架空調書が続々と見つかった、こういうことでありまして、五十二年ごろから常習的に行われているというんですが、...全文を見る
○和田静夫君 架空住所が見つかったことは見つかっているんですな。
○和田静夫君 松葉ら五人を虚偽公文書作成容疑で送検するわけでしょうか。
○和田静夫君 検察はどうです。
○和田静夫君 神戸地検の尼崎支部は、参考人氏名が違うことに気づいていたということになっていますが、確認できますか。
○和田静夫君 尼崎北署でも架空調書を作成した疑いがある。これは上世県警保安部長が事実を認めているのですが、いかがですか。
○和田静夫君 これは明確なようですから、事実関係を調査されますか。
○和田静夫君 警察庁、兵庫県警本部でも五十六年二月の契約売春事件、これは刑が確定している。五十六年十一月のピンクサロンわいせつ行為事件、架空調書の作成事実がありますが、これについてはどうですか。
○和田静夫君 こういうふうに見てきますと、これは兵庫県警ぐるみの事件であると考えられますが、事実認識としていかがですか。
○和田静夫君 一方では調査中だと言ってみたり、一方では報告全部受けていてそういう結果出ていないというふうな答弁、この矛盾は一体どうなんですか。
○和田静夫君 刑事局としては尼崎中央署以外の公文書偽造、架空調書事件、可能性をどういうふうに考えますか。
○和田静夫君 警察庁長官、少なくとも管理責任は私は重大であると考えるのですが、どうお考えですか。
○和田静夫君 法務大臣、今回の事件は実はさまざまな問題を含んでいるわけです。警察サイドでは、架空調書であろうがやった事実は変わりがないのだから、事件は成立するのだというような一種開き直り的見解があるようなんですが、これはどういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 裁判所はどう考えられますか。
○和田静夫君 法制局長官、実はこれはいずれもおとり捜査ですが、捜査行為としてのおとり捜査の違法性についてはどういう見解をお持ちですか。
○和田静夫君 繰り返しになるのですが、犯罪の嫌疑を持つときに捜査権が発生するということになるんですが、この犯罪の嫌疑とは主観的ではあるが、主観を裏づける客観的な根拠が必要と。まあおとり捜査とこの客観的な根拠との関係をちょっと説明してください。
○和田静夫君 他人の犯罪行為を誘発、助長した者は共犯者としての責任を負う、これは一般論としてはそうでしょうか。
○和田静夫君 警察庁はおとり捜査についてどういう見解ですか。
○和田静夫君 警察庁長官、私は架空調書はともかく、おとり捜査はかなり広範囲に行われている 可能性があるというふうにこの一連のものを読みながら考えたわけです。架空調書を含めて、全国的に調査、点検される必要があると考えるのですが、見解を承ります。
○和田静夫君 検察として尼崎中央署、尼崎北署、兵庫県警の疑惑を持たれているいわゆる虚偽公文書事件、これはやっぱり起訴されるわけですか。
○和田静夫君 裁判所としては、すでに有罪が確定している事件についてどう対処されますか。
○和田静夫君 検察、警察、同じ質問です。
○和田静夫君 最後ですが、警察庁長官、きょうの議論で明らかになったことは、警察に対する不信をかき立てる、そういうことなんですが、いかなる対処を総括的にはやられますか。
○和田静夫君 その責任に対する処置の仕方などということはお考えになりますか。
○和田静夫君 中期の経済計画に入りますが、前からの引き継ぎです。  総理は、GNP成長率などの係数についてある程度幅を持たせたいという御意向だったんですが、これはGNP成長率などであれば何%程度でしょう。
○和田静夫君 私は政策決定にとってやはりはっきりした経済計画が必要であるという主張を、総理の意見はありましたが、したわけですね。  そこで、二、三例証的に伺うんですが、まず大蔵省、経企庁、通産省ですが、日本経済の潜在的成長率は、現在から中期的に考えてどの程度と見ていますか。
○和田静夫君 まあ潜在的成長率の想定自体かなりむずかしい問題であろうと思いますし、きのうも地方行政委員会で若干の論議をさしていただいたのですが、経済官庁が過去のようにまちまちの数字をお出しになるというようなことはあるのですかね、やっぱり。
○和田静夫君 いつの時期でしょう、出す時期。
○和田静夫君 ちょっと違った角度から質問しますが、運輸省、関西新空港の需要予測は、これはGNP成長率に基づいているし、まあ数字もこの間もらいました、決算委員会のあれ受けて。ところがGNPが一%でも変わってくればこの需要予測は大分変わってくる、その点はいかがですか、一%落ち込んだら...全文を見る
○和田静夫君 これはだめだ。これは具体的に通告してあるのだから、しかも大臣がいらっしゃらないから、かわりにちゃんと出るということになって全部了解してやっているのに、何やってるの運輸省は。そしていまのやつ答弁になっていないんじゃないの。共通して何か答え書いてあるんじゃないの、航空局...全文を見る
○和田静夫君 二%の計算もお願いしてありますね。
○和田静夫君 いやいや、二%を聞いたんだよ。
○和田静夫君 いやいや、これは通告してあるのだからだめですよ。私はあとの質問が続くわけですからね。そうなら、もう中途半端なことはやめて、来るのを待つなら待ちましょう。一%で幾ら、二%で幾ら、ちゃんと具体的に言ってあることですから。二カ月間もやっていることなんだ、これ。
○和田静夫君 それは大丈夫でしょうな。この答弁、これは後で修正するなんて言ったって修正させないよ、もうそんなの。  時間の関係があるからあれでしょうが。大蔵大臣、この航空需要予測が変わると当然新国際空港の計画自体が違ってくるのじゃないだろうか。これは決算委員会でもやってきたので...全文を見る
○和田静夫君 各御出席になった大臣、非常に恐縮ですが、それぞれの所管のGNPの予測に基づく長期政策計画を挙げてください。
○和田静夫君 私が述べているのは、農林、運輸、国土、建設、大蔵。厚生はもう答弁ありましたので、労働。
○和田静夫君 労働ですがね、労働。
○和田静夫君 それは労働ですか。
○和田静夫君 運輸は。
○和田静夫君 質問してあるんだから答えてもらいます。説明にまでそんな時間とるなんて。
○和田静夫君 そこで、私は総理との論戦を受けてやっているんですが、その基本になるところが変わってくるとどういうふうにされていくんですか。
○和田静夫君 私があえてこういうところを取り上げたのは、何か総理が経済計画の問題と計画経済の問題を取り違えて、計画といえば何か社会主義だというような印象を与えるような御発言になりましたから、あえてこの辺の論議をしてみたんですが、最後に企画庁長官、私は、やっぱり行政は経済の見通しと...全文を見る
○和田静夫君 簡単に、同じ質問を大蔵大臣と通産大臣から。
○和田静夫君 以下の問題は経済財政の集中審議で引き継ぎますが、大蔵大臣、一言だけですが、昨日の経済関係閣僚懇談会で、超長期住宅ローンの提案をされたそうですが、これはどういう構想で、いつごろをめどに実施をされますか。
○和田静夫君 官房長官と大蔵大臣、ちょっと話変わりますが、皆さん方は選挙の専門家ですから。参議院の全国区制を比例代表制に持っていかれたわけですね。私はそのときから、逆だ、地方区だとか衆議院が先じゃないかと、こういう主張者でありましたが、そこで、この参議院地方区や衆議院の比例代表制...全文を見る
○和田静夫君 何か全国区に偏ったんですが、そこは六月でちゃんと決着がつくことですから、問題は、それは先行的にやったと言われると、そうするとその後に続くものがある、こういうことですか。
○和田静夫君 大蔵大臣、所見ないですか。
○和田静夫君 外務大臣、INF交渉、レーガン新提案がなされたわけですが、なお在欧の日本の五大使は、日本が独自の立場で働きかけるべきだという意思表示をしていますが、この点についてどうお考えになりますか。
○和田静夫君 外務大臣自身がお出かけになって折衝を煮詰められるというようなことはありますか。
○和田静夫君 私は、これまで二回にわたって海峡封鎖問題について論議を交わしてまいりましたが、どうも政府の答弁というのは納得ができませ ん。したがって、これまでの論議を総括する意味で若干の論議をいたしたいと思いますが、さきの答弁で通峡阻止作戦の際に、第三国船を臨検し得るというふう...全文を見る
○和田静夫君 相手国の船舶の処分はどうなりますか。
○和田静夫君 法制局長官、平時封鎖は国際法で禁止されている。そこで確認するのですが、戦時封鎖ですが、これはできませんね。
○和田静夫君 したがって、私は戦時封鎖は交戦権のカテゴリーだと。この間から論議をしてきましたように、宗谷や津軽や対馬の三海峡も国際海峡である、よって戦時封鎖はできない、こうならないでしょうか。
○和田静夫君 どういうふうに違うんですかね。
○和田静夫君 ちょっと理解できません。どうせ集中がありますからあれですが。  私はこういうふうに総合的に考えるんですが、政府側のこの通峡阻止の実行行為というのは、まず第一に第三国船は阻止の対象としない、第二は第三国船の臨検はできる、第三番目は戦時封鎖の告知義務ほど厳密ではないけ...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官、私、海軍大臣官房編の「戦時国際法規綱要」というのをずっと読んできたんですが、百四十一ページ以下にずっと行為があるんですよ。政府がさっき私が三つにまとめた答弁をしたことというのは大体ここに該当する。その中で、目的のところの復仇または干渉のために行うというと...全文を見る
○和田静夫君 たびたび自衛権の発動問題が問題になるから、ここでちょっとそこのところを確かめたいんですが、この「国際法の基礎」で、阿久沢さんという防衛大学校の助教授が書いているのを読むと、「平時封鎖は歴史的な意味しかないという説もあるが、国際連盟以後、戦争の宣言がしに くくなって...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官、一言でいいですが、自衛権行使の法理によって国際法違反は阻却できますか。
○和田静夫君 戦後の戦争というのは、いまお話にあった不戦条約、国連憲章によってそれが違法化された。そういうことによって国際法上の戦争はできなくなった。しかし、現実には戦争はなくならない。朝鮮戦争とかベトナム戦争あるいは中東戦争、イラン・イラク戦争、引きも切らず戦後も戦争が続いてい...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁長官、どうお考えになりますか。
○和田静夫君 外務大臣、いかがでしょう。
○和田静夫君 法制局長官、ベトナム戦争のときのハイフォン港の封鎖というのはアメリカの集団的自衛権の発動でしょうかな。
○和田静夫君 そうすると、キューバ危機のときですが、あれのアメリカの海上封鎖というのはどういう法理になりますか。
○和田静夫君 外務大臣、自衛権の発動と言えば何でもできる、いかなる戦闘行動力もできる。これは国連憲章の解釈というふうな観点からどういうふうにお考えになるんですか。
○和田静夫君 そうですよね。そうすると、先ほど言われた国連憲章五十一条に戻りますが、武力攻撃が発生した場合は、先制的な自衛権というのはやっぱり保障しているんですか。
○和田静夫君 外務省、戦後の戦争で正規の戦争と認定できるものありましたら全部挙げてください。
○和田静夫君 防衛庁はどうですか。
○和田静夫君 そういうことでしょう。つまり、戦後の戦争のほぼすべてが自衛権の行使として、自衛権行使を名目にして行われた、こういうことなんですね。法律としては戦争は消えた。ところ が戦争は残った。自衛権行使の名のもとにパレスチナ難民の大量虐殺があり、ソンミ事件があった。あの満州事...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁長官はどう考えていますか。いま同じ質問ですが。
○和田静夫君 防衛庁長官、お若いからあれですが、要するに自衛権行使の名のもとに日本は泥濘の日中戦争にのめり込んでいった。これは大蔵大臣以下御出席の大臣、皆どういうふうにお考えになりますか。——大臣の見解を求めている。
○和田静夫君 答弁の部分は余りはっきりしませんが、私は日中戦争を聞いたんですが……。  防衛長官、わが国のこの自衛権の行使というのは、国連憲章の定める自衛権行使の私は限界よりももっと狭いと考えるべきだと思っているんですが、それはどうですか。
○和田静夫君 そこで、私の指摘のとおりだということになりますと、国連憲章でできてわが国の憲法ではできない自衛権の行使というものがある。そこの具体的な事例を全部挙げてくれますか。
○和田静夫君 例を挙げるのは困難だと言われるのでは困るんで、できないことをやった場合に困っちゃいますから、ちょっと例を挙げてくださいよ。特徴的なものでもいいや、二、三。
○和田静夫君 第三国船の拿捕なんというのはできますか。
○和田静夫君 占領行政はどうですか。
○和田静夫君 もし仮に日本が侵略を受けた場合に、自衛権行使の前に国際機関、第三者機関に提訴する、そういう当然の手続というものはあろうと思うんですが、国際法上の論議として外務大臣はどうお考えになっているんでしょう。
○和田静夫君 通峡阻止で、たとえば第三国船が機雷に触れて大破した、そういう場合、あるいは第三国船を臨検した場合ですら第三国との緊張の状態を引き起こす、その船が軍艦であればなおさらだと、こういうことになる。コルフ海峡事件の判例問題をこの間論議したんですがね、非は当方にあるということ...全文を見る
○和田静夫君 それはそのとおりです。したがって私は、コルフ海峡事件は、その被害を受けた第三国が掃海しても、それが公海上であるならば紛れもなく合法的なもの、法制局長官、そういうふうに解釈できますかな。
○和田静夫君 私は、通峡阻止というのは、具体的なことをいろいろ想定して考えてみると、国際法上からもあるいは憲法からもできない。どうも政府の言う通峡阻止というのは違法な平時閉鎖である、そういうふうに思えて仕方がない。そういう意味では全くきょうの答弁も納得ができません。自衛権行使の法...全文を見る
○和田静夫君 具体的な事例について少し突き合わさせてもらいましょう、後で条約局長と。私が想定していることと。  官房長官、非常に待たせまして恐縮でしたが、直間比率五対五が望ましい、そういう御発言はなさいましたか。
○和田静夫君 何と言っても税務局長経験者である官房長官が述べられたことだから、かなり重要に私は考えております。  一言だけ、もう時間がなくなってきましたが、もし大型間接税というものをやるとすれば、大型間接税というのは金持ち優遇の税制であるということは間違いありませんか。
○和田静夫君 大蔵大臣はいかがお考えですか。
○和田静夫君 私の意見は集中のときに譲ります。  大型間接税がどういう経済的影響をもたらすか研究されていると思うのですが……
○和田静夫君 わかりました。  ECの経験では、付加価値税を一%上げると直接的に物価上昇に一%弱の影響を与える、こういうふうにされています。これは「ザ・バリューアッディド・タックス」という本が出ていますから、アーロンの書いたやつがありますから。EC各国の大蔵省の役人たちがみんな...全文を見る
04月02日第98回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○和田静夫君 まず、警察庁。一昨日の私の質問を新聞報道等で知って訴えてこられた方々が何人かいらっしゃるのでありますが、本題に入る前にその一件についてだけちょっとお尋ねをしておきます。  熊本県上益城郡にお住いの中林太利さんからの訴えですが、この人は昭和五十六年九月、熊本県警御船...全文を見る
○和田静夫君 若干の食い違いは、立ち会いのもとにおいて行われた、しかも二十一メートルの部分のうちの一定の部分は町当局が過去においてやっておったことである、残りの部分は自分であると、こういう行き違いに基づくところの警察とのいろいろのいわゆる交錯する問題があるわけであります。そこのと...全文を見る
○和田静夫君 もう一問ですが、引き継ぎの問題ですが、一昨日外務大臣に対しましてINF交渉に関して質問をし、大臣からは自分も積極的にあちこち飛び回る、折衝したいとの御答弁をいただきました。  そこで、中曽根総理、総理としても中距離核ミサイルについて極東配備問題をアメリカ任せにして...全文を見る
○和田静夫君 ソビエト側に対して総理は何か直接的におやりになるお考えはありませんか。
○和田静夫君 ソビエト側に対して。
○和田静夫君 総理御自身が外交ルート等を通じながら、もっと積極的にこれらの問題について関係諸国に意思を通ずる、そういうお考えはございませんか。
○和田静夫君 景気対策の概要が固まりつつあるようでございますが、政府としては何を積極的におやりになるのか、この辺のところが十分私の方は理解できませんので、何か答弁を聞いておりますと、原油の値下がりにもたれかかっておられるような、そういう景気対策という感じがしないでもないわけであり...全文を見る
○和田静夫君 いまお触れになりました公定歩合の引き下げによって、どの程度の景気回復というものを総理はお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 後ほども触れたいと思うんですが、日銀総裁と総理との会談があって、報ずるところによれば、総理の側からは公定歩合の引き下げについて強い要請があったかのごとき印象を与える状態になっているわけでありますから、あえて問うたわけでありますが、お答えありませんか。
○和田静夫君 アメリカの景気問題について回復基調というお話がいまありましたが、まさにこの第三、第四・四半期並みでこの第一、第二・四半期が行くというふうに踏んで、そうお答えでしょうか。
○和田静夫君 私たちも決して疑ってばかりはいませんが、しかし、アメリカの構造的な赤字というのは非常にひどいわけでありますから、そう楽観は許せる状態にはないのではなかろうかというふうにも見ます。  日銀総裁、ちょっと美濃部教授からいろいろ論議があったようでありますが、私はちょっと...全文を見る
○和田静夫君 日銀総裁のお言葉ですが、コールの金利下落の現象というのは季節的な要因と断定されているわけですか。私はかなり長期的なものじゃないかという疑惑を持つのですが。
○和田静夫君 為替相場に対する影響というのはどういうふうにごらんになるわけですか。
○和田静夫君 年度で見ますと資金需要が不足しているようですが、五十七年度の不足は、これは円買いドル売り介入によって主として起きている、そういうふうに判断していてよろしいですか。
○和田静夫君 いまお話にありましたけれども、長銀の調査のやつですが、企業の設備投資計画が落ちているわけですけれども、公定歩合を下げてどの程度この設備投資計画が上向くのだろうか。これは下げ幅の問題ももちろんありますが、どういう感触をお持ちなんでしょうか。私は、この設備投資の低迷とい...全文を見る
○和田静夫君 総裁、最後ですが、公定歩合の操作、これは総理も言われるとおり、もちろん日銀の決定事項であることはよく知っていますが、非常に慎重な態度をとっていらっしゃいます。ところが、政府の側から金融政策の機動的運営が出される、こういう状態にあることもまた否めない事実であります。そ...全文を見る
○和田静夫君 もう一問だけ。  いま、慎重に対応されると。私は慎重に対応されることに反対じゃないのであって、慎重の上にも慎重であるべきだと思っているんですけれども、ただ、その対応される期間の問題ですが、それはかなり短期的なものと考えておいてよろしいですか。
○和田静夫君 どうもありがとうございました。
○和田静夫君 補助金問題に入りますが、実は土光前臨調会長の参考人としての御出席を求めておったんですが、実現をいたしませんでして、非常に残念であります。新聞やテレビ等にお出になっていろいろなことをおしゃべりになるが、国会には出てこれないというのは私にとっては非常に不満なのであります...全文を見る
○和田静夫君 私も同感であります。  そこで農林水産大臣、あなたの資料を御提出願ったわけでありますが、大変に事務当局御苦労願いました。この資料は前に配付をされていましたあの配線図的なものよりもこれは数段改善をされました。当然、大臣、両方ともお目を通されたわけでありますが、前の資...全文を見る
○和田静夫君 五十六年度のこの補助金、ちょっといま答弁聞き取れなかったんですが、補助金のうんしゅうみかん需給安定対策推進指導費というのがございますね、事務当局。これは資料の四十二ページですが、これが五十七年度には農蚕園芸振興事業推進費補助金、それから農作物生産改善等対策推進事業費...全文を見る
○和田静夫君 でしょう。言ってみればこの補助の目的というのは温州ミカンの需給安定にあるということですね。つまるところはそうなんですよ。これは皆さん方の「地域農政推進のための主要事業ガイド」百六十二、百六十三ページで明らかなんです。これらは統合しようとすれば統合できるはずですよね、...全文を見る
○和田静夫君 もちろんないものもありましょう。しかし私は目的別に統合していくという方向の方がより正しいのではないかと実は考えたので、農林省のこの問題を論議をしながら全省庁の問題を考えようと思っているわけです。  このお出しいただいた資料によりますと、ミカン園の転換促進事業費の方...全文を見る
○和田静夫君 現段階では分けたというのは、将来はやっぱり考える余地があるということですか。
○和田静夫君 五十七年度の例ですが、統合の例、これ四十二ページですよ。いわゆる農蚕園芸振興事業推進費補助金、農作物生産改善等対策推進事業というのがありますね。これは十五の補助金を統合したとなっているわけでしょう、この場合。たとえばお茶の生産流通安定対策費と甘味資源の生産対策費、あ...全文を見る
○和田静夫君 どうも積算をどういうふうにしてやるのかというのは非常に私は疑問でして、もう少し官房長一遍詰めましょう、ゆっくり。  総理並びに大蔵大臣、これは予算というのは支出目的が明確でないと編成できませんよね。
○和田静夫君 そうすると、農業政策で言いますと、温州ミカンはアメリカのオレンジと競合する問題でしょう、保護か自由化か。そういう作物です。お茶は違う。それからこのなたねも違う。それぞれの作物によって行政がどのような手当てをしなければならないのか、それぞれ違うはずですよ。そうでなけれ...全文を見る
○和田静夫君 私は素人ですが、非常に疑問に思うのは、温州ミカンとお茶というのはどういうように行政が手当てしなきゃならぬかというのは、これは当然違うと思うんですね。  そこで、予算編成時にはどのように積算をして、どのように査定されるんですか、ちょっと大蔵省教えてください。
○和田静夫君 同じ温州ミカンを補助対象とする農作物生産改善等対策推進事業費というのがあって、それから果樹産地総合整備事業費、こうあるわけですよ。これはどういうふうに査定されているんですか。――時間がたちますから、その査定の方法、あるいは査定基準、これは後で少し教えてください。詰め...全文を見る
○和田静夫君 どういう行政効果が上がったのだろうかということについて、行管庁長官、何か見解ございますか。
○和田静夫君 私は、どうも邪推をし過ぎると言われればそれまでかもしれませんが、どうも統合というものを悪用した補助金隠し、いわゆる日本のすぐれた官僚的手法がまたまかり通るんじゃないかと思って非常に危惧しているんです。ということは、国会による財政のコントロールができなくなる、そういう...全文を見る
○和田静夫君 統合メニュー化には私は反対する立場で物を言っているのでないことは、この間からのずっと論議でおわかりのとおりであります。  ただ、私たちがコントロールできない、国会の審議で見ただけではさっぱりわからぬという状態に補助金が隠されていってしまうということについては非常に...全文を見る
○和田静夫君 ことしの資料は、いろいろなことがありましたが、ようやく若干の改善をされたものが出てまいりました。しかし、なお不満であります。さらに私は、やっぱり統合前の補助金が個別に幾らあって、統合して幾らになったのかというのはちょっとわからないと困りますね、一覧で。あるいはそこま...全文を見る
○和田静夫君 総理、自治体側としては、何遍も言っているんですが、起債枠を確保するために補助金を、たとえ十万円の零細補助金であっても獲得するのに懸命なわけです。起債の認可というのは一ころよりかなり改善されましたが、なお一層地方の財政自主権を拡大する必要があると思います。そういう意味...全文を見る
○和田静夫君 税制に移りますが、一昨日、税制改革問題について若干官房長官並びに大蔵大臣と意見の交換をさせていただきましたが、まず総理、「増税なき財政再建」を最終答申が堅持をされた。これは私は正しいと考えていますけれども、この「増税なき」の「増税」とは、仮称一般消費税だけではなくて...全文を見る
○和田静夫君 総理、よろしいですか。
○和田静夫君 そうすると、臨調答申は国民所得に対する租税負担率を明確にしていませんが、これは現行の負担率であると了承しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 そうすると、臨調の答申の負担率は幅があるというふうに、大蔵大臣は見ていらっしゃるわけですか。
○和田静夫君 行管庁長官、実はなぜこれあれしたかといいますと、一昨日の読売新聞のインタビューで土光さんは、「租税と社会保険料を加えた負担率が、国民所得の三五%を超えないように上限は抑えてある。」と、こう言っているわけです。そうすると、この三五%というのは現行の負担率より御存じのと...全文を見る
○和田静夫君 そこで総理、いまの数字のところまでは増税にはならぬと、こういう認識でしょうか。
○和田静夫君 大蔵大臣も同じ考えですか。
○和田静夫君 総理、どうも私わからないのは、臨調が掲げた「増税なき財政再建」の初心というのは、いわゆる大型間接税による財政再建は安易であるというものだったと思うんですね。ところが臨調答申は、いま総理の答えの中にもありましたように、一方では直間比率の手直しを示唆されているわけです。...全文を見る
○和田静夫君 行管庁長官、いまの私の質問、一般論としてはどういうふうにお考えになりますかね。
○和田静夫君 小倉税調会長が朝日新聞とのインタビューの中で、「「増税なき」は前口上に過ぎないと言う人もあるが、前口上が各条の前提になっていると考えるのが常識だ。」と、こういうふうに述べられております。きょう実はどこか旅行中でお見えにならないのでありますが、私も常識だとそれは思うん...全文を見る
○和田静夫君 守っていかれる政府の立場はわかりました。  行管庁長官、それはわかっていることにしまして、臨調では大型間接税の利点、欠点について何か論議はございましたか。
○和田静夫君 総理、実は一昨日、大型間接税は逆進的であると私は官房長官、大蔵大臣と若干の論議をさせてもらって、逆進的であるがゆえに、したがって、俗な言い方をすれば金持ち優遇税制につながるという立場を私はとりながら発言をしたわけでありますが、後藤田官房長官、竹下大蔵大臣ともにそのこ...全文を見る
○和田静夫君 委員会答弁としては非常に名答弁であります。私の期待に沿わない答弁でもまた一方ではあります。  土光さんは実は郵政審の会長さんなんですね。そうして、郵政審の答申の郵貯認識と臨調答申の郵貯の認識とは大分違うわけですよ。これには郵政大臣、非常な不満をお持ちで、決算委員会...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。  ただ、そうお考えになっているが、最も具体的な例として、郵政大臣は、郵貯についての答申は預金者保護の立場がなく納得できない。これは明確な答弁でございまして、決算委員会とここと二回連続的に私は確認をしたのであります。私は郵政大臣のこのお気持ちはよく理...全文を見る
○和田静夫君 総理、いかがでしょう。
○和田静夫君 ちょうどここにお座りになっている嶋崎理事が、行革の特別委員会で鈴木総理といろいろこの問題についてやりとりをされていまして、鈴木総理は、臨調のいわゆる最終答申を踏まえながら、「政府はそれを実行に移そうとする場合には、これを既存の調査会、審議会にお諮りをして、そして専門...全文を見る
○和田静夫君 総理、よろしいでしょうか。
○和田静夫君 次に移りますが、これ政府の方針を聞きますと、大型間接税考えていないからというさっきの総理の名答弁になりますから、主税局にお聞きしますが、課税対象を広い。品目にとってみるわけです。いろいろ否定されたところで、これいまやっぱり話題としては最大の話題でありますから、つまり...全文を見る
○和田静夫君 官房長官、大変恐縮ですが、一昨日、後藤田官房長官は大型間接税のかけ方によっては逆進的にならないとおっしゃったわけです。私それからずっといろいろ考えてみまして、かけ方というのはどういうことだろうというようなことで、いま一問出してみたんですが、これはどういうことを御想定...全文を見る
○和田静夫君 いや、この間も言いましたけれども、税の行政の道を歩いたことのない官房長官なら質問するつもりは全然なかったんですが、地方税に関する限り大変な大家でございますから、したがって質問したわけです。  議論をわかりやすくするために私は挙げたんですが、商品を奢侈品と生活必需品...全文を見る
○和田静夫君 すると、税率の傾斜させた大型間接税などというものは技術的に可能だろうか。個別物品税ならできるけれども、対象品目を広くとっていくと税目でそんなことが可能になるのだろうかということをちょっと考えるんですが、大型間接税のメリットがなくなるというふうに思いますね。これはどう...全文を見る
○和田静夫君 私は、この間も言いましたアーロンの著書で見ると、逆進性がもう非常に免れない状態がありまして、これの二十六ページで、フランスの大蔵省の役人のトップクラスの皆さんが出しているあれでありますが、フランスの例を挙げてみまして、ずっと一覧表を見ますと、一万フラン以下の世帯では...全文を見る
○和田静夫君 そういう議論もこれからずっと煮詰めさしていただきますけれども、ところで自動車、カラーテレビ、ルームエアコン、これらは生活必需品ですか、奢侈品ですか。
○和田静夫君 そうなんですね。それで大蔵大臣、私はこれらの品目はいまや生活必需品。そうすると、そういう部類に入るからこれらは御存じのとおり個別物品税がかけられていますね。電気洗濯機、掃除機、そうなんです。現行物品税はすでにそういう意味では所得に対して逆進的になっていると思うんです...全文を見る
○和田静夫君 この辺は、いわゆる何といいますか、少し物を考え直すというお立場のようでありますが、私はそういうような状態にある上に大型間接税をかぶせたら、税による所得再配分機能はより一層後退する、そういうふうに考えたものですから、前段のところで御見解を承ったのですが、この辺は税に詳...全文を見る
○和田静夫君 個人消費支出に対する影響というのは、いわゆるさらに冷え込ませる、そういうようなことに機能しませんかね。
○和田静夫君 最近、学者の皆さんの中に、間接税の方が何か所得税よりも合理的である。なぜなら、資産家の消費もサラリーマンの消費も同じである。したがって、源泉によって不公平の生ずる所得税より合理的だ、公平だ、そういう説をなす人がいるのですが、これは大蔵大臣、どういうふうにお考えになり...全文を見る
○和田静夫君 私は、この議論というのは本末転倒の議論だと実は考えておりまして、この議論はまさにクロヨンを念頭に置いているのでしょうけれども、クロヨン問題は所得をきちんと把握するように努力してみるのが筋ですよね。それは大臣、そうでしょうね。
○和田静夫君 大型間接税のメリットとしまして、アングラマネーをあぶり出すことができるというふうに最近特徴的に主張していらっしゃる学者がいらっしゃいます。  しかし、ECでの経験をずっと、少し上っ面だけでありますが勉強してみますと、ECの経験というのは必ずしもアングラ化を阻止し得...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、何遍かでありますが、大型間接税は物価上昇を免れない、とすれば物価上昇のあおりを受けて財政支出がふえる、こういうような関係にはなりませんか。
○和田静夫君 私は、直間比率の手直しがお金持ちの優遇につながると思っていますが、所得税の税率緩和ですね、最高税率の手直しもこれはやり方次第では所得の多い者の優遇につながっていく。大蔵大臣、あなたの前任者であった渡辺大蔵大臣と私は幾つかの論議をした中で、彼は、一千万円以上の所得の人...全文を見る
○和田静夫君 これは非常に細かい質問で、通告してありますからあれですが、民間の大会社で給与収入が一千万円になる人たちというのは、大体どういうクラスでしたか。
○和田静夫君 これは早くからあれしたのですがね。私の調べでは、東芝で言えば部長クラス大卒四十五歳程度、日本鋼管で言えば次長クラス五十歳の人たち、富士銀行で言えば次長、四十三ー四十五歳程度、こういうことになっているわけであります。  所得税問題なのですが、大蔵大臣、大臣ですら年収...全文を見る
○和田静夫君 総理、私は恐らく八千万、これは五千万円でもいいのですかね、以上の高額所得者というのは勤労所得によってはそうそう発生しないのだろうと見ているのですが、それは総理はどんなお考えですか。
○和田静夫君 したがって、私が言いたかったのは、実は最高税率を下げる必要はないと考えているわけです。課税最低限の引き上げと引きかえに最高税率を下げるお考え、税制改革は、中曽根内閣はそういうふうに指導されますか。
○和田静夫君 総理もやっぱり同じことですか。
○和田静夫君 どうも私は日程に上っているような気がするのですがね。確定申告基準の引き上げというのはその布石なんじゃないのですか。
○和田静夫君 どうも世間では、限界税率と年収に対する所得税負担率を混同しているようでありますからお聞きをしておきたいのでありますが、税率ブラケットごとの給与収入に対する所得税負担率を説明してください。
○和田静夫君 はい。
○和田静夫君 そこで、景気対策から所得税減税が抜かれた、今後取り組むべき課題にされたと、こういうのですね。これははなはだ遺憾なことだと思うのです。総理、なぜ先送りをするのですか。
○和田静夫君 けさの報道によりますと、いま総理が言われました与党首脳は一兆円と決めたと、こういうふうに報ぜられています。  そこで大蔵大臣、政府としてはここでおおよその額ぐらいはもう出るのではないですか、これを受けて。
○和田静夫君 自由民主党の首脳が発表されたことは、自由民主党は自由民主党だと、大蔵大臣、あれは全然いまのところはタッチしていないと、そういう言い方になりますか。
○和田静夫君 私は、所得税減税というのは、まず課税最低限の引き上げ、そこから手をつけるべきだというふうに考えているのですが、この私の考え方は尊重されますか。
○和田静夫君 総理、非常に私くどいようですがね、所得税減税と直間比率の手直しというものを名目にして大型間接税の導入というものはあくまでもすべきではない、総理はそういう方針で断固として進まれるべきである、そういうふうに考えますが、もう一度答弁いただいておきます。
○和田静夫君 通産大臣、電力の設備投資について業界と協議を進めていらっしゃるようでありますが、これは大体どのくらいの線で落ちつくことになりそうでありますか。
○和田静夫君 いま、だけれども非常に抽象的な段階ということですか。
○和田静夫君 通産大臣、その石油価格の低下なのですがね。私はまあ石油価格の低下というのは、いわばまあ神風のようなものだろうと思うのですが、これは除くといたしまして、一体この程度の景気対策で幾ら成長率がアップするというふうにお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 経企庁長官、後で答弁をもらおうと思っていたのですが、通産大臣は同じ答弁になりますかね。
○和田静夫君 一九八六年ごろ第三次石油危機が来るという説がございますね。この説は私はあながち的を外れたものではないと思っているのですが、これは通産大臣は何か御見解をお持ちでしょうか。
○和田静夫君 大蔵大臣、いまお話がありました公共事業を前倒しするというわけですが、前倒ししただけでは効果が出ないということは、昨年度でも立証済みだろうと思うのです。そうすると、その先ということになりますが、その先は一体何かお考えになっているわけですか。
○和田静夫君 より突っ込んで、もう少し具体的に何かいまお考えになっているということはありませんか、いわゆる哲学的なことはわかりましたけれども。
○和田静夫君 雇用情勢でありますが、七〇年代半ば以降、GNP成長率と雇用の関係、これは六〇年代にわずかながら相関関係は認められたのですが、七〇年代以降はほぼ無相関、GNP成長率を高めても失業率は減少しない、これはスタグフレーションの状態だろうと思うのですが、フィリップス曲線が上向...全文を見る
○和田静夫君 似たようなことが言えると思うのです。多少景気は上向いても失業率は低下をしなかった、こういう、逆に上昇するケースすらあるわけです。  したがって、そこのところを経企庁長官にお尋ねをして、労働大臣には、そういう状態の中における雇用政策というのはどうあるべきなのか。
○和田静夫君 財政問題の前提で、けさからのちょっと引き続きでありますが、大型間接税を導入されないということは、中曽根内閣が続く限り導入をしないというのか、それとも五十八年度限りのことなのか、総理はっきりさせてください。
○和田静夫君 その将来の増税の問題がようやく出てきたんですが、大蔵省の資料では、五十九年度五兆四千五百億円、六十年度八兆八千五百億円要調整額が累積している。これでは幾ら歳出削減をすると言っても限界がある。一方では赤字国債を減らさなきゃならない。そして大型間接税は導入しない、これで...全文を見る
○和田静夫君 財政再建を先送りされるということはないわけですか。
○和田静夫君 総理、せんだっての補助金論議の際に、五千数百億整理しましたと断言をされたんですが、再確認できますか。
○和田静夫君 総理、予算審議中にがん対策を打ち上げられたわけですが、予算枠はどうなるのですか。たとえば丸山ワクチンの認可問題などはどうされるわけですか。
○和田静夫君 この関係大臣のがん対策で、どういうアイデアをお持ちなのか、また必要な予算措置をどうなさるのか。予算の枠は、総理の答弁。
○和田静夫君 文部、科学技術。
○和田静夫君 予算は。
○和田静夫君 日本経済にとって科学技術はかつてなく大きなウエートを持ってきました。技術開発が私はどうもそれにもかかわらず大規模プロジェクトに偏っている、そういうような感じがするのですが、これはいかに対処されますか。
○和田静夫君 通産大臣ね、レーガン大統領が大型オートバイの輸入規制のために関税四五%引き上げですか、これから五年間。もう発表しましたですな。これは大臣、どういうふうにされますか、対応は。
○和田静夫君 最後ですが、この問題で他の品目の関税を相殺するという対抗措置を大臣の方でお考えになっているというふうに伝えられる向きもあるんですが、そういう場合にはどういう品目を選ばれようと考えているんですか。
04月13日第98回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○和田静夫君 まず、財形還元融資ですが、これはなかなかどうも進んでいないようであります。  まず財形貯蓄残高はどのくらいか。
○和田静夫君 こういう形で六兆五千億ですね。
○和田静夫君 五千億弱でいわゆる還元融資が停滞をしているということは、せっかくの財形制度がどうも私は生かされていないのではないだろうかという感じがいたします。いわば宝の持ちぐされであるという感じがするわけでありまして、この点については、労働大臣あちらこちらで何か座談会に出ていらっ...全文を見る
○和田静夫君 余り深い立ち入りはしたくはないと思っていますが、事務代行会社として財形住宅金融株式会社が発足をいたしています。この会社をめぐっては労働大臣も座談会等に出ていらっしゃいますからよく御存じだと思うんですが、私はよくこの会社を理解することができません。もちろん株式会社であ...全文を見る
○和田静夫君 雑誌「財形」八三年三月号なんですが、私永会長のインタビューではこの会社を国策会社として規定しているわけですね。労働省としては、いま答弁がありまして、必ずしもこれにあれをしないという話でありますが、それは若干の経過があってそういう答弁になってくるわけでして。そもそも、...全文を見る
○和田静夫君 私はとにかく、国策会社という意味をちょっと考えてみますと、この財形住宅金融株式会社一社のみに現実は事務代行をやらせている。つまり民間法人としてはこの一社だけである、こういうことに、なっていることはなっているわけですね。
○和田静夫君 そこで、この会社の代表取締役会長松永正男さん、それから専務の末永明さん、これは労働省の御出身でありますが、退官前の役職は何ですか。
○和田静夫君 それじゃ、代表取締役社長三沢千代治さんの経歴は。
○和田静夫君 この会社の顧問にはどんな方が名前を連ねていますか。
○和田静夫君 役員でいいです。
○和田静夫君 松永さんは元労働事務次官、それから雇用促進事業団の理事長、建設業・清酒製造業・林業退職金共済組合の理事長と、こういう経過をたどって取締役会長と。そこで専務の末永さんですが、これは退官後どういうような職業、役職につかれましたか。
○和田静夫君 末永さんは現労働事務次官の吉本さんと同期の入省で、永大産業の常務を三十九年から四十七年までやって、大阪ミサワホームの代表取締役社長を四十九年から五十六年までやられて、それでミサワホーム総合研究所参与を五十五年から五十七年六月までおやりになったと、こういう関係にありま...全文を見る
○和田静夫君 さっき末永さんの経歴に触れましたが、永大からミサワに移られたのもこれはもうわれわれ記憶に新しいところで、永大が破産をしていく過程でもってミサワがこれを吸収するわけですから、そういうことで移っているのでしょうが、実際問題として、いま銀行の名前幾つかお挙げになりましたが...全文を見る
○和田静夫君 この静岡県のケースは財団法人。そうすると、財形住宅金融株式会社なるものが財団法人に業務委託をするというような関係になるわけですね。これはどういうことですか。
○和田静夫君 私が言っているのは、その財団法人が株式会社から業務委託を受けるというのはどういうことなんですかということです。
○和田静夫君 私はここは非常に問題があると思いますからさらにここのところは自後少し論議をしていきます。  その静岡県の協会役員には労働省の出身者は。
○和田静夫君 労働大臣、この話の最後にしますがね、私は福祉会社の設立についていま申しましたように会社そのものに疑惑を持つというよりも、いままでの行政指導そのものにはかなり深い疑惑を持っています。法律違反の可能性もあると実は踏みまして、明確に独禁法の違反でありましたから、その指摘は...全文を見る
○和田静夫君 大臣ね、そう言われたところで現実の問題としてはね、この一社しか指導してこなかったんですよ。そうして六兆五千億弱の言ってみりゃたまりがあるわけですよ。これはもうやっぱり行政上そごがあったわけですよ。ここのところはちゃんと踏まえてもらって、そうしていま言われるように今後...全文を見る
○和田静夫君 清掃工場の死亡事故が依然として後を絶ちません。労働省、昨年七月に清掃事業における労働安全衛生管理要綱を改正をされたわけですね。その後の死亡事故を具体的に挙げてください。
○和田静夫君 ここは通告してあるんだから答弁すぐ出なきゃならぬわけですが、ちょっと時間がありませんからね、進めますが、そのうちに計算してもらえばいいです。  昨年十一月に死亡事故が起きた滋賀県の豊郷町一部事務組合、これは要綱がおりていなかった事実があるわけですね。これはせっかく...全文を見る
○和田静夫君 三名死亡者が出ましたことし一月の北海道標津町、この一部事務組合には昨年十二月に労働基準監督官が立ち入り調査をされているわけです。しかしその後また死亡事故が起きる、こういうことが発生しているわけですが、改善命令は出されたわけでしょうかね。
○和田静夫君 それは答弁は間違っている。
○和田静夫君 そうだから、前段でなぜ正確でない答弁をされるのですか。あなたの答弁は正確じゃありませんよ。改善命令などというのは、きょう、けさ現在まで出てませんよ。けさこちらは電話でもってちゃんと打ち合わせしておるんですから、そういうでたらめな答弁は許せない。
○和田静夫君 大臣、監督行政というのはこういうような形でもって機能をしない、機能をしないうちに次々と死亡事故が発生をする、こういう状態になっているわけですよ。ここのところはどういうふうにお考えですか。
○和田静夫君 まあ要綱が末端になかなかおりていないし、おりない。それからいま言われたような一部事務組合などの場合には事情があることはよくわかります。普通の場合ならば、安全衛生委員会などがそれぞれの事業体ごとに、職場ごとにつくられながら協議が積み重ねられていきますから、そういう点で...全文を見る
○和田静夫君 まあ講習会などがずっとやられておることを知らないわけじゃありません。しかし、それだけじゃ十分に徹底をしないわけです。やっぱり要綱が周知徹底するような具体的な措置、そういうものを当然考えてしかるべきである。いま局長の答弁がありましたが、大臣よろしいですか。
○和田静夫君 労働大臣、総理府の労働力調査の一月結果なんですが、三月八日の閣議であなたは労働省関係の有効求人倍率や毎月勤労統計の結果からかけ離れている、あるいは調査方式の変更に問題があると述べられ、そして労調の調査結果に疑問を呈せられたとこれは報道されたわけですが、予算委員会でも...全文を見る
○和田静夫君 そのいまお触れになった二月の結果ですがね、二月の結果も二・七一%、こういう形で出たわけですよ。あのとき、労働省の三月八日の見解というのは、労働力調査の結果についてはいましばらくその推移を見守った上で評価する必要がある、こういう形だったわけですね。そうすると、この二月...全文を見る
○和田静夫君 私は実はことしの調査方法の改定というのは、ある意味ではより実態を反映しているんだと思っているわけです。むしろ、従来の数値が失業率を過小に評価していたんじゃないだろうかと、そういうふうに思うんですが、その辺のところはどうなんですか。
○和田静夫君 私は、実は三月八日の見解というのは、少しやっぱり間違っていると言ったら言い過ぎかもしれませんが、おかしいと思っているのです。労働省の見解というのは有効求人倍率とそして労調の結果がかなり乖離していると、こう言っているわけですね。完全失業率と有効求人倍率の相関をとってみ...全文を見る
○和田静夫君 私はどうも大臣、大臣を含んで労働省の雇用情勢の見方が甘過ぎるという感じが、予算委員会で大臣の答弁を聞きながらもそう思っていたのですが、現在の雇用情勢をどう認識をするのだろう。私は景気循環による循環的なものなのかあるいは経済の構造変動による構造的なものなのか、これがい...全文を見る
○和田静夫君 現在の失業率に対する循環的な要因の寄与率ないしは寄与度ですね、これは企画庁、労働省それぞれ幾ら、どういうふうに踏んでいますか。
○和田静夫君 ちょっと時間の配分を誤って時間がなくなりましたから、あとは常任委員会に譲りますけれども、一つだけ尋ねておきたいのは、大蔵省の「ソフト化社会における雇用に関する一考察」というレポートがありますね。このレポートを見ますと、女性の失業者が大幅に増加しており、一月の失業率で...全文を見る
04月18日第98回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○和田静夫君 まず外務大臣、アルゼンチンで軍事政権の左翼弾圧に巻き込まれて日系人がわかっているだけでも十人、実際には二十人ほど、もちろん日本国籍を持っている人を含んで行方不明になっているという報道がございます。まあイタリアやフランスなどヨーロッパ政府関係議会も調査を進めている模様...全文を見る
○和田静夫君 南北朝鮮のクロス承認に外務大臣は意欲を非常に燃やされているそうでありますが、これは中国やソ連にも大臣自身お働きかけになる、そういうことと想定してよろしいですか。
○和田静夫君 カピッツア外務次官との会談の中でも、それじゃいまお触れになったように、具体的には何か話が出たということになりますか。
○和田静夫君 私もやはり当事国の意向を尊重することが、民族自決の原則からも重要であると考えていますので……。朝鮮民主主義人民共和国と接触をされることはお考えにはなっていませんのですか。
○和田静夫君 次の問題ですが、米中関係がスポーツ選手の亡命問題をめぐってかなりぎくしゃくしてきているようであります。アメリカのABC放送によれば、ニクソン訪中以来最悪というような報道があるようですが、この辺についてはどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 何か具体的な、日本としてアプローチを両国にされるというようなことはお考えになっていますか。
○和田静夫君 三月二十四日にイーグルバーガー国務次官が対ソ核弾道ミサイル迎撃システムに日本の技術協力を期待する旨の発言を行ったとされているわけでありますが、これにはどういうふうに対処されますか。
○和田静夫君 レフチェンコ氏の証言問題で若干の意見をただしたいと思います。  私は、この問題というのは組織的かつ大規模な国際的謀略であるというふうに考えていますが、日本国内の反民主主義的な情報操作機関あるいは国際的な反共組織が仕組んで米政府機関が積極的にサポート、コントロールす...全文を見る
○和田静夫君 概括的で結構ですが、これまでの調査で知り得た範囲で犯罪を構成する事実関係というのはあるわけでしょうか。
○和田静夫君 外務省、内閣、あるいは外務省の職員あるいは内調関係者についての調査結果ですがね。
○和田静夫君 機密漏洩などの事実関係というのはあったんでしょうか。
○和田静夫君 警察庁、レフチェンコ氏の亡命のときの状態なんですがね、この辺のところがどうも経過がすっきりしていないようですが、彼はどういう理由で亡命をしたんでしょうかね。亡命をアレンジした日本人はいるのでしょうか。
○和田静夫君 レフチェンコ氏の東京における住所はどこだったんですか。
○和田静夫君 私の調査では、渋谷区の松濤ということになっていまして、これは後ほどの私の質問と関連をしてくるのでありますが、内閣に伺いますが、四月十三日に毎日新聞がリーダーズ・ダイジェストについてスクープをしたわけですね。それ以前にこのリーダイの話を載せた新聞というのはございましょ...全文を見る
○和田静夫君 私はここに世界日報の写しをずっと持っているんですがね。毎日新聞が四月十三日にリーダイのスクープをする、それ以前にずっと系統的に世界日報は人名を挙げましてレフチェンコ問題というのを対日工作としてずっと報道を続けているわけですね。こういう中には東京大学の衛藤教授の名前が...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁長官、これも記事であり報道でありますが、山川暁夫さんという人についてのレフチェンコ証言の中に、防衛庁関係者が中国軍の編成に関する百ページのレポートを作成したということが出てきていますね。その記事の中では山川さんはこの事実を否定されていますが、私もそうだろうと思...全文を見る
○和田静夫君 外務省、亡命後のレフチェンコ氏に政府がアプローチ、接触されたというのはこれはいつごろのことになりますか。
○和田静夫君 官房長官、私は、今回のレフチェンコ証言は冒頭にも申しましたけれども、きわめて確度の低いものだろうというふうには考えています。第一に、彼は亡命したスパイでもあります。しかも、病弱であったと言われているわけでありますが、亡命したスパイの証言というものはかなり割り引いて考...全文を見る
○和田静夫君 官房長官はエージェントというのは何かということをどういうふうにお考えになっているんですかね。相手がジャーナリストの資格で情報を取りに来る、自分は知っておる情報を話す、あるいは原稿を依頼されて渡す、その対価をもらう、これは通常取材活動であるし、あるいはまあ言論活動であ...全文を見る
○和田静夫君 外務省、CIAあるいはKNSPあるいはイギリスの諜報機関員などが日本にいることは確認できますか。
○和田静夫君 そうすると、どこで答えるわけですか、警察ですか。
○和田静夫君 外国人ジャーナリストはそれじゃ、外務省、いま日本には何人いますか。
○和田静夫君 警察庁、これらの特派員の行動というのはやっぱりチェックされるわけですか。
○和田静夫君 それ自体はチェックをしないと。そうすると、ある特定の特派員については何か基準を設けてチェックをされる、こういうことになりますか。
○和田静夫君 官房長官、レフチェンコ証言についての長官の考え方、先ほど明らかにされましたが、圧倒的部分が伝聞に基づいている。その意味で私は証言の確度は低いんじゃないかということを言ったんですけれども、現在九人の名前が挙がっているわけですが、このリーダイの編集者によってもこの九人は...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣、このレフチェンコ証言によりましてソ連のジャーナリストに接触するのは危ないという風潮、危険だという風潮とでもいいますかね、ソ連人とつき合うのはよくないことだという風潮が出てくることは、これは私は日ソ友好のためにマイナスである、日ソの民間外交のためにマイナスで...全文を見る
○和田静夫君 外務大臣もお続みになったかと思うんですが、けさの朝日新聞の「論壇」で名指しされた杉森康二という人が、日ソの民間外交は今後も積極的に進めるべきである、日本の安全保障という観点からも必要であると思うということを主張していますし、私もそう思いますし、まあ外務大臣自身も大空...全文を見る
○和田静夫君 政府としてはそういう点十分配慮をされてこの問題に対処されるように要望しておきたいと思うんです。というのは、シュレジンジャーさんなどは第二のマッカーシズムが始まったと現在の風潮をとらえているようであります。マッカーシズムの中で、いわれなき罪の汚名を着せられて職場を去っ...全文を見る
○和田静夫君 別に念を押すまでもないことでありますが、この問題をてことして政治活動の自由あるいは言論活動の自由、そういうことが制限されるようなことが政府によって行動としてとられる、そんなことは当然ないと思うのでありますが、官房長官に念押しをさせていただきます。
○和田静夫君 この問題の最後でありますが、スパイ防止法についてですが、私は、スパイ防止法というのは情報公開の流れに逆行するばかりか、憲法違反であるという考え方を持っています。戦前の歴史を振り返ってみましても、日中戦争のもとで軍機保護法が全面改正を一九三七年にされて、そして国家総動...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、官房長官、時間ですから。  防衛施設庁に伺いますが、三月二十二日に入札を行った横田基地通信局舎新設工事についてでありますが、落札した伊藤組土建、六合建設、石原建設、ここには施設庁の出身者がおりますか。
○和田静夫君 施設庁、毎日新聞の四月七日付の夕刊ですが、十二組の企業グループが参加して指名競争入札が行われた、この入札において談合が行われた、伊藤組土建があらかじめ落札することがわかっていた、こういうふうに報道されているわけですね。この点については調査をされましたか。
○和田静夫君 それでは、落札予定価格と落札価格の差は幾らだったですか。
○和田静夫君 落札価格は。
○和田静夫君 現場説明が行われなかったという報道になっているわけですよ。現場説明が行われなくてよく積算ができるものだなというのが一般的に読んだ感じでありますが、どういうコメントになりますか。
○和田静夫君 施設庁から伊藤組土建に就職されたKさんが何度か施設庁を訪れてあいさつをされる、そういうことが繰り返された結果こうなっているということのようでありますが、この事実関係は。
○和田静夫君 施設庁からいただきましたこの資料によりますと、施設庁が行う建設工事の多くをいわゆる天下り企業が落としている結果になっているわけです。五十七年度の契約額上位二十件の工事リストをいただいたわけですが、このうち何件を施設庁出身者の企業が落としていますか。
○和田静夫君 五十六年度はどうでしょう。
○和田静夫君 この中にあるこの松村組あるいは仲本建設、東洋建設、これらのところは施設庁関係者はいますか。
○和田静夫君 私は、どうも施設庁、やっぱり依然として何か、横すべりというのか、天下りというのか、手みやげに建設工事を利用しているのではないかという疑念を持つわけで、去年の予算委員会でも大分問題になりましたが、やっぱりどうも続いているんじゃないだろうかということを思うんですけれども...全文を見る
○和田静夫君 この伊藤組土建のKさんの場合は、割愛文書は交わされたわけですか。
○和田静夫君 人事院ですがね、一般公務員の場合も天下り規制がしり抜けになっているという批判があるわけでありますけれども、施設庁幹部の場合、隊法六十二条あるいは施行規則六十二条によって、さらに規制が緩い、ある意味ではないに等しい、すでにこういう点は何度も問題になっているわけですが、...全文を見る
○和田静夫君 長管、やっぱりどうも隊員用の規定を施設庁の高官に適用するというのは私はおかしいと思うんですよ。大変おかしいと考えるんですが、どういうふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 人事院総裁、結構です。どうもありがとうございました。  この問題、引き続いて内閣のときの決算ででもやりたいと思っていますが、報道の関係のすべてを否定をされたということにきょうはなっています。しかし、再調査をするように要望をしておきたいと思うんです。調査の結果、不正...全文を見る
○和田静夫君 私は、予算委員会でべッシー米統合参謀本部議長の軍事情勢報告を引用いたしまして、アメリカ軍部は米世界戦略上の観点から日本の任務を規定しているという点に注意を喚起をいたしました。べッシーは、四海峡の管理封鎖能力を日韓両国が確保することが緊急かつ可能な課題になっていると述...全文を見る
○和田静夫君 いま言われましたように、やっぱり米軍はグローバルに展開しているわけですね。とすると、他の地域での紛争が発生した場合に、大規模な武力紛争がある地域で発生した、そういう場合に在日米軍が緊急体制に入る、これは一般論ですが、否定はできませんね。
○和田静夫君 在日米軍がたとえば緊急体制に入ったとした場合に、相手国もまた緊急体制に入る、これは軍事行動としては否定ができないということになりましょう。
○和田静夫君 つまり、極東有事あるいは日本への侵略——それはおそれがある場合を含めてですが、——がなくても、日本は米軍が緊急態勢に入れば自動的に作戦行動地域に組み込まれるということになりますか、これは。
○和田静夫君 いま仮に在日米軍が戦闘状態に入った、相手国がそれに対して在日米軍基地に対して攻撃を行った、これはわが国に対する侵略とみなしますか。
○和田静夫君 外務大臣、アメリカはグローバルな戦略に基づいて日本周辺において軍事行動というか、軍事作戦行動を展開すると。日本はおろか極東が有事でなくても、在日米軍が存在するということは、日本をグローバルな紛争に巻き込んでいく、そういうふうに私は類推をいたしますが、少なくともそうい...全文を見る
○和田静夫君 一九六〇年以来これまで、事前協議というのは何回かありましたか。
○和田静夫君 中東有事など日本以外の戦火拡大、言いかえれば第二戦線の戦端を開くための在日米軍基地からの出撃とでも言いますか、これは協議の際にノーと言われるわけでしょうね。
○和田静夫君 安保条約第四条にある「日本国の安全又は極東における国際の平和及び安全に対する脅威」、これに中東有事というのは含まれますか。
○和田静夫君 大臣、これは重ねて伺うんですがね、地球上のどの地点であれその武力紛争が「極東における国際の平和及び安全に対する脅威」である、そういうふうにアメリカがみなせば協議の対象となる、第四条はそう解釈をすべきでしょう。
○和田静夫君 その協議において日本はノーと言う、いわゆる協議の結果とるべき措置について合意が得られない、これは当然そういうことはあり得るんでしょうね、これはまず条約上。
○和田静夫君 その前段の場合、外務大臣ね、政治論の立場でも同様でしょうか。
○和田静夫君 安保条約の前文というのは、「両国が極東における国際の平和及び安全の維持に共通の関心を有する」ということを前提にしているわけですね。協議においてノーとするのではこの前文の「共通の関心を有する」というところに抵触してくる、論理的にはどうもそうなるんじゃないだろうか、した...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁、朝鮮有事の際に、在日米軍が直接発進する、日本の基地から出撃する、これは否定できないわけでしょう。
○和田静夫君 そうですね、そのときにノーと言うと、いやイエスもあるんだと。およそノーと言うのではなくてゴーサインを出すということになるんじゃないですか。
○和田静夫君 防衛庁、軍事論からしまして、相手国が出撃基地をたたく、これは想定できますね。
○和田静夫君 そうしますと、朝鮮有事あるいは極東有事が安保条約を媒介として日本有事に転化する、そういう可能性が否定できなくなってくるんじゃないでしょうかね。
○和田静夫君 韓国が、朝鮮有事の際に日本自衛隊が出動するかどうかということで問題にしている。韓国側の打診があったんですか。あったとすれば、どういうように答えられたわけですか。
○和田静夫君 安保条約によって、中東有事あるいは朝鮮有事あるいはヨーロッパの有事、どれを考えてみましても、日本有事の引き合いといいますか、引き金といいますか、そういうものにどうもなるような気がするわけです。政府の言う西側同盟という言葉ですがね、日米運命共同体、そういう意味を含んで...全文を見る
○和田静夫君 非核三原則でありますが、例のライシャワー発言などで明らかになったトランジットですがね、これは核持ち込みにならないという解釈。日本政府としてはトランジットであっても、それは核持ち込みである、くどいようですが、そういうふうに解釈されるわけでしょうね。
○和田静夫君 そこで、核兵器積載船が領海内に入ったら、やっぱりこれは持ち込みでしょうね。
○和田静夫君 ところが、これまで原潜が寄港しても、エンプラが寄港しても、事前協議の対象にはならなかった。これらの船舶が核搭載しているのかどうか、政府の見解は常に、アメリカが事前協議を言ってこないから、してない、アメリカを信ずる、こういう一言に、予算委員会でも何回か私もやりながら、...全文を見る
○和田静夫君 日本国民の中にそういう疑惑が生まれるのでありますから、ソ連が核持ち込みの疑惑を持つ、こういうふうなこともある意味では当然だということになってきますが、先日の外務次官会議でカピッツァソ連次官が、米艦船は核ミサイルを積んで太平洋、インド洋を遊よくしており、それらのミサイ...全文を見る
○和田静夫君 アメリカの艦船が核ミサイルを積んで太平洋を遊よくしている、そしてそのミサイルはソ連に届く、これを否定したら核抑止力は成り立たないわけでありますから否定はされないということになるんでしょうが、外務大臣、INF交渉に関して、NATOの中に表向きはグローバルな形での相互削...全文を見る
○和田静夫君 一月にヨーロッパを歴訪して帰国された際にも、あなたはNATOとの提携が必要だと発表されたわけでありますし、いまも同趣旨の御発言がございましたが、NATOとの協調、提携というのは具体的にはどのようなことをお考えになっていましょうか。
○和田静夫君 航空自衛隊が在韓米軍との共同訓練を希望しているようでありますが、これは五十年十一月の衆議院決算委員会の答弁があるわけでありますけれども、応じないということになるんでしょうね。
○和田静夫君 将来はどうなんですか。
○和田静夫君 在韓米軍との共同訓練をやるということになった場合の、その論理的な根拠というのはどういうことになるんですか。
○和田静夫君 核兵器の持ち込みの問題に戻りますが、F16の三沢配備について予算委員会でも私取り上げたんですけれども、大臣、F16の三沢配備によって三沢の基地の性格が大きく変わると思うんですが、いかがでしょうか。
○和田静夫君 これも予算委員会でちょっと触れまして答弁がなかったんですが、三沢から発進したF16がソビエツカヤガバニに行ってそして帰還してくる、そういうことは可能なわけですね。
○和田静夫君 つまり、三沢の性格というのは、いわゆる米ソ軍事対峙の際の最前線基地として位置づけられる、そういうような性格を持ってきてしまうということになるような気がいたしますね。その最前線基地に置かれる戦略要撃機が核兵器を装備していないとすると、これはアメリカの対ソ核兵器体系に空...全文を見る
○和田静夫君 現在F16が韓国の群山にいる、群山に配備されているところのあのF16というのは、これは予算委員会でも質問いたしましたが、核装備しているんでしょう、これは。していないと断言できますか。
○和田静夫君 私は、大変疑問に思って何遍も予算委員会からこのことをやっているのは、群山からいわゆるウラジオストク、ところがウラジオストクの基地はソビエツカヤガバニに移った、そこで群山から向こうへ行ってソビエツカヤガバニを攻撃をしても、群山にまで帰ってくる航続距離を持っていない、よ...全文を見る
○和田静夫君 群山も三沢も、いま言われたとおり、第五空軍下にある、所属になっている。そうすると、軍事的な規模あるいは軍団的な規模でこうずっと考えてみて、作戦をとっていけば師団が違っても同じ作戦行動をとることはあるということに、同一航空群の中にあるわけですから、私は当然あるんだろう...全文を見る
○和田静夫君 核装備をしているF16が三沢におりることは起こり得る、これは前にも答弁がありましたが、いいわけですね、そこのところは。
○和田静夫君 エマージェンシーでおりることはあり得るという答弁であったわけであります。その前段のところは私とのちょっと違いがあるわけでありまして。私は、韓国にいるF16は当然核装備していると思っていますから、それこそ日本海でそれを捨ててくるか何かしなければとてもだめだろうと思うん...全文を見る
○和田静夫君 そこのところは大体はっきりしてきました。  外務大臣、これまでの議論で私は事前協議制が生きていないことを実は痛感するものですから、くどく予算委員会からきょうに引き続いて論議をしてきているわけであります。いわゆる米軍の装備の変更が重要であるかどうかはアメリカの決める...全文を見る
○和田静夫君 大臣、これは条約局長との論議ではなくて、事前協議制にやっぱり著しい欠陥が政治家としてあるというふうに判断をしなければいかぬと思うんですよ。よって事前協議制を手直しする必要というようなものを外務大臣お考えになりませんかね。
○和田静夫君 領海法で宗谷、津軽、対馬東水道・西水道、それから大隅海峡、これを三海里としている理由は何でしょうか。私はもっと、ちょっと考えてみまして、時間がありませんので二問一緒にしますが、十二海里にすれば、これは米ソ核艦船ですね、核艦船の通航をチェックしやすくなるんじゃありませ...全文を見る
○和田静夫君 予算委員会の続きで二問だけでこれ終わりますが、二つ一緒にお答え願いたいんですが、これ外務省、防衛庁どちらでもいいんですが、一つは、戦時国際法に言うところの戦時封鎖、憲法によって制限された自衛権によってなし得る行為ですか、なし得ない行為ですか。ここのところがどうもはっ...全文を見る
04月27日第98回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○和田静夫君 まず宮内庁ですが、浩宮様の留学が、おたくの言葉では修学が決まって渡英される、こういうことのようでありますが、まずこの留学目的というのを。
○和田静夫君 留学の予算というのは幾らぐらいになるわけですか。
○和田静夫君 もう一つ気にかかることは、国内を御旅行になるときのような形でおつきの者がぞろぞろつく、あるいはSPがつくというようなことで、伝統あるオックスフォードのキャンパスの、いわゆる学園の自由とでもいいますか、そういうものがこの留学を契機にして乱されていく。そういう意味で国際...全文を見る
○和田静夫君 昨晩のNHKの報道でしたか、何かの報道で、中川前国連大使かどなたかが随行になるという報道があったように思うんですが、この辺の役割りは何ですか。
○和田静夫君 浩宮様が留学中に、たとえば皇太子殿下が軽井沢でいまの妃殿下を見初められたように、女性を見初められるということは私はないわけではないだろうと、イギリスの皇室やヨーロッパではたくさんあることでありますから。その場合に、その相手の女性が外国人であった場合の宮内庁のこれから...全文を見る
○和田静夫君 皇室典範との関係では問題ございませんよね。
○和田静夫君 次に、いま世間をにぎわしているサラ金の問題なんですが、非常な深刻な問題に実はなっていると思うんです。当然所管は大蔵省であろうと思いますから、なお大蔵省の決算も残っていますからそこに継続はいたしていきますが、私は内閣を挙げて取り組むべき課題だと実は考えるほどであります...全文を見る
○和田静夫君 こういう御答弁ができるかどうか知りませんが、私は、恐らく民事訴訟に持ち込まれるものは氷山の一角ではなかろうかというふうに思うんですが、最高裁はどういうふうにごらんになっておりますか。
○和田静夫君 警察庁、このサラ金苦による自殺者あるいは心中、家出、この最近の傾向を教えてください。
○和田静夫君 同じような状態のいわゆるサラ金苦による自殺、心中、ことしに入って大体どのぐらいですか。
○和田静夫君 認定は非常にむずかしいと思うんですけれども、サラ金苦による強盗あるいは殺人ですね、この最近の傾向。
○和田静夫君 私は、恐らくサラ金での借金が原因で命を落とす人というのはこれは急増しているのではないかと考えているんですが、警察庁この辺はどうお考えでしょうか。
○和田静夫君 官房長官、この点どういうふうに認識をされているのか伺っておきたいのであります。一ころ交通事故を中心として交通戦争という言葉がありました。これは私は交通事故死がベトナム戦争の死者に匹敵することからくるたとえであったわけでありましたが、このたとえを援用すれば、いま私はサ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、最近のサラ金による被害状況ですが、近年の以前とは異なる傾向、そういうふうな点について御報告をまず願いたいのと、サラ金の適正金利ですね、適正金利というのは一体どの程度がいいというふうにお考えになっているんでしょうか。
○和田静夫君 最高裁、利息制限法による救済措置がこれまでどのように機能しましたでしょうか。
○和田静夫君 大蔵省、いわゆるサラ金規制法、衆議院で今明日通るのでしょうが、この現在の悲惨な状況を救済することがあれでできるのだろうか。むしろ被害者救済の道を閉ざすのではないかという見解もあるわけですが、そういう点はどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 日銀ですかね、サラ金への銀行融資問題ですけれども、考査局の総務課長の林敏雄さんが、この「金融」の八二年の十月号ですが、こういうふうに指摘しているわけですね。「信販、貸金業者各社が金融機関からの借入れに当って差入れる担保は、ほとんどが顧客から受け入れた小口、多数の割賦...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、サラ金が暴力団や興信所を使ってもなかなか回収できない債権ですね、こういうものを銀行が取り立てられるかということを考えてみますと、私はやっぱり無担保の融資にほかならないというふうに、そこからも推理せざるを得ないわけですけれども、いかがでしょう。
○和田静夫君 澄田副総裁、この林論文の次のところに「最近の大手会社の借入れ急増をみると、金融機関には担保を差入れてもその他借入れ部分については無担保のものが多いのではないかと推察され、」こういうふうに指摘しているわけです。この点はいかがでしょう。私は金融機関についても無担保がある...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省、同じ質問いかがです。
○和田静夫君 さらにこの林さんの論文、「最近、貸金業者振出の約束手形を担保にとっている金融機関もあるが、これは裏付けのない借用証書にすぎない」とまで言い切っていらっしゃるわけですね。私もこれは同感なんですが、日銀、大蔵省はどうお考えになりますか。
○和田静夫君 これは林論文が指摘しますように、金融機関のサラ金融資は、私はごく一部を除いて信用貸し、無担保貸しあるいは将来不良債権に転化する可能性が大いにある、そういうリスクがいっぱいの不良融資であるというふうに考えているんですけれども、この辺は日銀、大蔵省はどういうふうにコメン...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと念押しになりますが、そういうことないと思うんですけれども、大手のサラ金の経営基盤が安定してきたから、怪しげな担保でも貸してよいと、そういう判断はこれは日銀、大蔵ともにございませんでしょうね。
○和田静夫君 大蔵省この武富士の第十五期、昭和五十六年十二月一日から五十七年十一月三十日の間の有価証券報告書三十五ページ、ここに商工ファクターという株式会社が期末残高で十億円貸し付けています。この商工ファクターなる会社は、これは商工中金の系列会社ですね。
○和田静夫君 この商工ファクター、さらにアコムにも見ますと十億円融資していることが確認されます。他の大手の二社ですね、プロミス、レイク、これには融資していますか。
○和田静夫君 プロミスにも十億出ていますね。  武富士、アコムの有価証券報告書を全部目を通しましたが、担保欄がこれ空白になっていますよ。これは無担保の可能性を意味しましょうか。
○和田静夫君 これ、じゃ後で一緒に見て教えてください。  読売新聞の四月二十日付によりますと、商工中金の幹部が、「「サラ金会社からわざわざ念書をとった上での融資で、結果的には現在のサラ金の高金利を下げる手だてになるはず。大蔵省の了解もとった上でのこと」と話している。」という報道...全文を見る
○和田静夫君 そのときの貸出金利というのは幾らですか。
○和田静夫君 たとえ子会社であるとはいえ、政府が出資をして利子補給をしておる政府系の金融機関、その金融機関からサラ金への資金調達の言ってみればトンネルになっている。これは非常に私は大きな問題だと思うのです。金に色をつけておいてどこから来た金だというのは、なかなか商工ファクターで色...全文を見る
○和田静夫君 行管庁長官、いまの論議をお聞きになってどうお考えになりますか。
○和田静夫君 官房長官いかがでしょうか。
○和田静夫君 政府系金融機関では商工中金のほかに農林中金の関連会社、協同リースというのがあるんですがね。武富士やアコムのやつをずっと有価証券報告書を見ていましたときに、この協同リースは武富士に十億、それからアコムに三十億貸し付けているんです。そうこうしていたら、けさの読売新聞によ...全文を見る
○和田静夫君 会計検査院はどういうふうに見られますか。
○和田静夫君 まあ、いま答弁にありましたように、検査院はどうも把握をされていなくて報道でお知りになったという話になるんですがね。しかし、私はちょっと関心を持って有価証券報告書を見ただけでも、この系列会社の問題はすぐ目にとまったわけですよ。ただ、協同リースが農林中金であるかないかと...全文を見る
○和田静夫君 いや、私の言いたいのは、したがって商工中金の場合で考えてみれば、まあ商工中金は検査院に対しては非常に調査に協力的だと、こう言われているわけで、そのことをゆめゆめ疑っているわけじゃありませんけれども、やっぱりいまの検査院法ではあなた方には限界があって、院法の改正問題と...全文を見る
○和田静夫君 官房長官ね、やっぱり私、この院法の改正問題をずっと私も決算の委員長やったことがありまして、何回か取り上げてきているんですがね。この辺のことにぶつかってくると、やっぱりいまの院法では会計検査院が持っておる一つの権能との壁というやつがどうも出てきているんじゃないかという...全文を見る
○和田静夫君 金融機関のサラ金融資で大手三社のこの有価証券報告書を見ますと、「賦払貸付金」というのが出てくるんですよ。これは日銀、大蔵省両方からちょっと具体的に説明していただけますか。
○和田静夫君 この大手三社の有価証券報告書によりますと、武富士には三十七の相互銀行、それから十の地銀が融資をしてます。ほとんどこの賦払い貸付金を担保としているわけですね。ここのところを社長に聞きたかったものだからきょう参考人で要請をしたんですけれども、どうも話が煮詰まらず、きょう...全文を見る
○和田静夫君 大手三社のこの有価証券報告書で、都市銀行のダミーがぞろぞろ登場するんですよ。これはもう読み上げるときりがないぐらいですが、第一勧銀、太陽神戸、富士、大和、それから大光相互、福徳相互、阪神相互、足利銀行、大阪銀行、三井信託などなどたくさん出てきますがね。これですが、な...全文を見る
○和田静夫君 私、銀行がサラ金に融資しているのと結果的には同じじゃないかというふうに思うんですよ、これ。やっぱり大蔵省、これらの銀行融資の評価ですがね、評価はどういうふうにされていますか、それじゃ。
○和田静夫君 銀行ばかり挙げましたが、銀行も問題ですけれども、もっと問題なのは私は生保、損保だと思うのですよ。生損保では千代田生命、第一火災海上、日産火災、東洋火災などが堂々と名前を連ねていますよ。また、武富士の子会社の東輝リースの関連で、これは報道によりますと千代田、住友、第一...全文を見る
○和田静夫君 この保険会社は、保険業法、省令によりまして資金運用の対象担保設定がこれはもう厳密に規定されていますね。規制されていますよ。各社の財産利用方法書、これにはサラ金融資ができるというふうに書いてあるんですか。
○和田静夫君 そうですよね。それで、ましてや無担保融資なんていうのは認めますとは書いてないわけでしょう。無担保融資でやりますなんていうことは書いてないわけでしょう。これ認めているわけですかね。
○和田静夫君 そうです。そこで、この貸し付けの場合、いわゆるサラ金の場合ですね、これは事実上無担保の融資ですよ。どうもこれは保険業法の違反になりませんか。このたとえば十四条。十八条、十九条、第四章の部分ですね。
○和田静夫君 純粋な法律論で考えてみまして法制局長官いかがですか、ことのところ。
○和田静夫君 これ財産利用方法書というのは資料で要求したら出してくれますか。
○和田静夫君 実は、資料ちょっと要求したら、施行規則印刷してお持ち願いまして、これじゃとても要求した資料にはならぬわけでありまして、こんなものは法律の条文読めばわかることでありまして、これよりももうちょっと突っ込んだものでないと、われわれ判断のしようがないわけですがね、いかがです...全文を見る
○和田静夫君 ちょっと話飛ばしますけれども、警察庁、サラ金への強盗の検挙率が悪いわけですね。これはサラ金の店舗拡張に防犯が追いつかないという証左じゃないかというふうに素人判断ですが、いかがです。
○和田静夫君 大蔵省ね、激烈なサラ金業者の競争あるいは店舗の拡張競争、それから過剰融資、こういう形が数々の悲劇を生み出している、そういうふうにどうも考える方がまともだと思うんですね、否定できない状態だと思うんです。金融機関のサラ金融資がそれを助長しているんですよ、そういうことにな...全文を見る
○和田静夫君 信用組合も融資しているわけですね。武富士で見てみますと、大阪商業、振興、東京厚生、墨田、大栄、都民、福寿、日和、協栄、アコムは大阪商業、それからレイクは大阪商業、興和、大同、こういうふうに出てきます。この信用組合による融資も、担保は先ほどの賦払い貸付金なんですね、担...全文を見る
○和田静夫君 農協による貸し付けもあるんですね、信組にしろ、農協にしろこのサラ金融資というのは、法律上どうも合法すれすれの行為のように判断されますね。非合法と合法の接点だというような感じがしますが、こういうような資金運用が適正であるかどうかというのは、これはどうですか。
○和田静夫君 信用組合の中には、サラ金へ融資するよりも自分でサラ金を始めた方が手っ取り早いとお考えになったのかどうかしりませんが、信組役員の身内がサラ金役員についているケースも見られるわけです。たとえば東都信用組合理事長の泰道三八さんの父親はローンズ・テルミーの取締役というような...全文を見る
○和田静夫君 私は、肉親だからといって一概に関係づけることはできませんということはよくわかっていますが、こういうようなやり方の場合、たとえば東都信用が系列会社としてサラ金を経営する、そういう疑いが出てくると思うんですよ。金融機関がサラ金を経営するというのは、一般論としてはこれはど...全文を見る
○和田静夫君 法制局長官、一般論ですが、信用組合の役員がサラ金の役員を兼務するというようなことは、これは違法の疑いが非常に強いと思うんですが、どうでしょう、乙の辺は。
○和田静夫君 大蔵省、いままで私が挙げた一連の金融機関のサラ金への金融というのは、これはいわば氷山の一角だろうと思うんです。  まず第一に、実態を最も知り得る立場にある大蔵省が、やっぱりきちんと調査をしていただく必要があろう。それから第二に、担保なしの信用貸しあるいは賦払い貸付...全文を見る
○和田静夫君 官房長官、金融機関の不明朗な貸し付けはサラ金に限らないわけでありまして、リース会社であるとかあるいは信販などでもあるわけで、これはぜひ内閣としてももっとやっぱりきちんとした対処をされることをこの機会に要望したいと思いますが、いかがでしょう。
○和田静夫君 大蔵省、社団法人しんきん保証基金という組織があります。これは当初株式会社であったんですが、どういういきさつで社団法人になったんでしょう。
○和田静夫君 この消費者金融に対する訴えといいますか、いろいろの訴えが舞い込んでくるものだから十分に精査できないんですが、このしんきん保証基金の五十六年度の収支決算をちょっと見てみますと、約十億円、九億八千六百二十七万円の求償権償却、そういうふうに出しているわけですね。これは計算...全文を見る
○和田静夫君 この求償権償却とは焦げつきですか、これは。
○和田静夫君 そうすると、この傾向というのは五十七年度も同様になっていこうというふうに推察されますが、五十七年度の見通しというのはこれはどういうふうになりましょう。
○和田静夫君 こういう基金に対しては、大蔵省は何か検査をされるとか何かやっていらっしゃるわけなんですか。
○和田静夫君 この非常に浅いところでもうすでに約十億のいわゆる焦げつきが出てきているということで、私ひょっと思ったのは、いまやっていらっしゃらないんだからあれでしょうが、どうも審査がルーズなんじゃないだろうかということを感じたものだから質問に取り入れてみたんですが、保証対象を満た...全文を見る
○和田静夫君 さらに読んでいきましたら、支店長の心証によって、さっき述べたケースで百五十万円まで貸し出すことができることになっていますね。こういう点は非常にルーズだという感じがするんですが、これはどうですか。
○和田静夫君 私のところに来ているこの訴えというのは、かなりこれは心配をされた向きの訴えのようでありまして、私はこのしんきん保証基金についてきょうは問題提起にとどめておきますけれども、一般論として、保証会社があることによって個別の金融機関が消費者金融にルーズになる。そういうことで...全文を見る
○和田静夫君 武富士が北海道、釧路市内で重複の口座融資を行っていたという報道があるわけですね、これ。また、私が得た情報によりますと、利用者を紹介する、リベートを出すという大手サラ金があるんですよ。そうすると、まさに過剰競争のわけですね。この過剰競争が次々に悲劇を生み出してきている...全文を見る
○和田静夫君 これは私あてに郵送されてきたレイクのリーフレットなんですが、ちょっと中を眺めてみましたら、五十万円までは電話一本で融資すると書いてあるんです。ノン・ショップ・システムというのだそうですがね、これ。このシステムはまずお近くのお電話か同封の指定はがきで御連絡ください、二...全文を見る
○和田静夫君 これはレイクの三鷹支店ですから、三鷹市内、武蔵野市内に居住しているすべての人たちに恐らく、これは郵送で来たものですから、分け隔てなく行っているんだろうと思うんですが。  私は、金融機関の消費者金融をもっと積極的に推進すべきだということを考えて、常々たくさんの論議を...全文を見る
○和田静夫君 金制調の中に、消費者金融専門委員会を設置して、中長期的な観点から健全な消費者金融市場の発展について検討するとされていますね。これからでは私はすでに手おくれなんだとは思いますが、いま何を行政の責任においておやりになるのか、具体的な対策をまず承っておきたいのです。  ...全文を見る
○和田静夫君 総理府総務長官、政府の広報としてもやっぱりこれだけ問題になっているものですからね、もっとサラ金被害の実態を国民に訴えていくべきだと考えるのですが、いかがでしょう。
○和田静夫君 会計検査院にお尋ねしますが、いわゆる簡易証明という計算証明の取り扱いがありますが、これは実際の検査においてどういうふうになされるのでしょうか。検査院、この費用がどのように使われたか、それからどの程度一般に知り得るものなのか。たとえば領収書などのチェックはできるのか、...全文を見る
○和田静夫君 この各省庁から特別の取り扱いをしてくれという申請があった場合に、どういうような判断基準でこれを認められるわけですか。
○和田静夫君 検査院がお出しになった資料によりますと、簡易証明を承認しているものは、内閣、総理府——これはまあ具体的金額がありませんが、公取、防衛、警察、法務、外務、大蔵、厚生、運輸——まあ海上保安庁、そして労働と、十一の省庁の分が挙げられているわけですが、このトータルを決算ベー...全文を見る
○和田静夫君 まあ大体百三十億程度ですね。これ毎年計上されているわけですが、五十八年度予算は幾らでしたっけ、これは。
○和田静夫君 宍倉さん、ちょっともう一つ聞きますが、この予算の査定ですが、これはどういうふうに行われるのでしょう。検査院も特別の取り扱いをできないもの、大蔵省の主計局としてはどういうふうに査定されるのですか、これ。
○和田静夫君 もともとの積算の根拠というのはどういうふうなんですか。前年度対比はわかりましたけれども。
○和田静夫君 それで官房長官、官房長官のところでたとえば科目として報償質というのがあって、五十四年度の決算で十五億円ですね。以下おおむね十五億円支出されているわけですけれども。おおむねこの十五億円でいくと、この使途というのは情報収集のための経費とだけ明らかにされているわけです。ど...全文を見る
○和田静夫君 ちょっといまのところ少し明らかじゃないんですけれども、きょうはこの委員会の時間を全体としてかなり協力するということになっていますので。  警察庁ね、警察には機密費があるというのは私はある意味で非常に理解できるんですが、その使途別の内訳の中で協力者報償費というのがあ...全文を見る
○和田静夫君 会計検査院、法務省関係の簡易証明の承認ですが、これは五十四年の五月十四日付になっているんでしょう。それ以前はどういう取り扱いですか、これ。
○和田静夫君 防衛だとか警察とか公安、外務、こういう機密費を持つということ、それは当否は別としてわからないわけじゃないんですけれども、理解に苦しむのは、たとえば労働省ですよ。検査院、この労働省の報償費使途が労働行政の協力者に対する謝金となっていますね。これを簡易証明にしているわけ...全文を見る
○和田静夫君 大蔵省ね、この現下の労働情勢というのは、戦後かつてないほど安定していると政府も言っているんですがね、労働省はそういう認識だろうと思うんですけれども、約七千万円ほどの情報収集費がそういう情勢のもとでなぜ必要なのだろうか、さっぱりわからぬ。しかも労働組合というのは合法的...全文を見る
○和田静夫君 行管庁長官は労働省が古巣でありますからあれでしょうが、労働省に拘泥しませんがね、行政が公正で効率よく行われることをチェックするのが一つの役目だと思うんです。私がいま問題にしてきた各省庁にわたる機密費、つまり簡易証明扱いについて、これはどういうふうなチェックをされてい...全文を見る
○和田静夫君 検査院、この簡易証明扱いについて質問書などというようなものをお出しになったことはありますか。
○和田静夫君 私はたとえばガセネタなどというようなものがあったりして、そして使われるというようなことも、これは起こり得るんだろうと思うし、行政のやっぱりある意味ではブラックボックスにそこのところはなっているのじゃないだろうかという感じも実はするわけですがね。効率よく使われているか...全文を見る
○和田静夫君 言ってみれば、各省庁で機密になっているものは、会計検査上知り得ても、情報公開の流れにさお差しても公表しないと、公開はしないと、こういうことになるのかと思うんですがね、公表する義務はないと、いまの答弁をあれしてみますとね。言いかえれば、検査院としては簡易証明扱いの対象...全文を見る
○和田静夫君 その辺は私よくわかります。もうこれでやめますが、やっぱり情報公開と、検査院がいろいろの検査を通じてお知りになったことで、公開ができる範囲の問題というやつを、もう少し整理をする必要があるのではないかということでもって、機密費といいますか、ここの部分をきょうは一例として...全文を見る
04月27日第98回国会 参議院 本会議 第12号
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○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十六年度決算及び昭和五十六年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書について質問いたします。  昭和五十六年度決算は、一般会計において、補正後予算に比べ二兆四千九百四十八億円の実質不足額が生じ、この不足額...全文を見る
05月09日第98回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○和田静夫君 まず大蔵大臣、増税なき財政再建について今国会予算委員会以来、あるいは本会議などでさまざまな議論を交わさせていただきましたが、五十七年度の税収の見込みでございますけれども、大体どういうような目標をお持ちでしょうか。
○和田静夫君 五十八年度の景気の見通しですが、底入れして今後上向くだろうというようなことが言われてますが、どうも読んでいると、日銀、大蔵、経企それぞれの見通しに若干のニュアンスの違いがあるように思われるんですが、大臣としてはいかがですか。
○和田静夫君 景気の動向と五十八年度の税収の関係ですが、これは年度が始まったばかりでありますからあれですが、全く一般論として大臣としての見通しは何かお持ちですか。
○和田静夫君 主税局、最近のGNPに対する租税弾性値なんですが、特に法人税の弾性値、ずっと落ち込んでいるわけですね。これ、どういうふうに認識をしたらいいんですか。私は租税の回避活動が強まっているんだというふうに見ているんですが、よろしいですかな。
○和田静夫君 一つだけですが、景気が回復基調にいまあると言われているわけですけれども、いまの弾性値の傾向が示していることは、景気が回復しても、かつてのように税収が伸びないという現象があらわれている、これはそういうことでしょうね。
○和田静夫君 それじゃ、調べられた後少し教えてください。  五月四日の日経なんですがね、大臣、大変おもしろい記事が出ていまして、試算が出ていまして、粗利益が二千三百万の商店がある。経費を千五百万円とすると所得税は百二十九万円だと。これは年収一千二十五万円のサラリーマンが取られる...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、そういうような節税に対しては何か対策をお考えになるというようなことはありませんか。
○和田静夫君 参考人、地方にお出かけのところをわざわざ出席していただいて大変恐縮であります。  二、三御質問申し上げたいんですが、まず所得税減税でありますが、所得税減税、まあ緊急の必要事であろうと私は考えますが、参考人としてどのようにお考えでしょう。
○和田静夫君 この所得税減税を行う際に、私はまず、予算委員会などでもずっと主張してきたんですが、課税最低限の引き上げから手をつけるべきだと考えていますが、いかがでしょう。
○和田静夫君 そこで、その課税最低限ですが、私は常々疑問に思っているのは、課税最低限というのは一体何なんだろうかということでありまして、たとえば基礎控除二十九万円という数字ですが、いかなる根拠に基づくものなのだろうか、この点については税調はどういう見解をお持ちでしょうか。
○和田静夫君 一つの目安といたしまして、平均国民所得に対する課税最低限の割合をとってみたところが、課税最低限が据え置かれた昭和五十三年度以降、当然のことながら低下しているわけです。昭和五十二年度が三七・六、五十三が三四・七、五十五が三〇・四、五十七年度で二六・二。参考人としては大...全文を見る
○和田静夫君 国会の与野党の合意では、景気浮揚に役立つ規模が減税の規模とされているわけで すが、税制や経済政策の一分野として考えられておって、税制の機能として成長促進的機能が付与されているというわけですから、やはり私たちとしましても、景気浮揚あるいは個人消費の惹起、そういう観点...全文を見る
○和田静夫君 所得税減税の形態の問題ですが、戻し税という一過性的な減税ですね、これは検討の余地はないんだろうと思うんですが、そういう点についてはどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 大臣、ことの点なんですが、二段階減税論があるようなんですよね。一回目戻し税にして、二回目に本格的にと。この辺については大臣としてはどういうふうにお考えになっていますか。
○和田静夫君 参考人、所得税減税に関して、最高税率七五%が過酷である。勤労意欲、貯蓄意欲を喪失する超過累進税率を引き下げるべきである、そういう意見があるわけであります。  私は、課税最低限を引き上げることによって各税率ブラッケットの適用所得を押し上げればよいと考えているんですが...全文を見る
○和田静夫君 最高税率の引き下げ論と同じ視点からブラッケットの緩和、税率の幅、これをいまのような小刻みではなくて緩めようとする、そういう議論も仄聞するんです。この議論というのは、私は所得税をフラットな比例税化の方向へ改革しようという意図、そういうことがあるように思われますが、この...全文を見る
○和田静夫君 減税財源でありますが、この所得税減税と抱き合わせで大型間接税導入というのが推測がなされております。臨調答申は直間比率の是正、こういうこと、それが根拠とされるわけでありますが、参考人としてはこの直間比率是正論については、どういう御見解をお持ちでしょう。
○和田静夫君 私は、大型間接税は逆進的であって、所得の再分配機能を弱めるという論議をこの予算委員会でもずいぶん大蔵大臣ともさせていただいたんですが、EC型付加価値税の経験によっても私はそれは実証されていると思いますが、ここのところは。
○和田静夫君 ここのところだけちょっとはっきりできるのならしていただきたいと思うんですが、減税の財源としてはずばりと言って大型間接税をお考えになりますか。
○和田静夫君 時間があれば、非常におもしろい御意見で少し論議を交わした方がいいんですが、二時間半の予定がここへ来てから二時間になったものですから……。  一つだけ、私はこの臨調の答申が、一方では大型間接税を想定しながら増税をすべきでないと言っている。他方では、所得税、法人税等の...全文を見る
○和田静夫君 大臣、そうするとここのところ大臣にひとつ答えてもらわなきゃなりませんが、税調の議論は、臨調答申をある程度踏まえつつもこの臨調の枠組みを超えた論議の展開はあり得る、そう考えておいていいですか。
○和田静夫君 これは参考人にあれするよりも、大臣、私は減税財源として不公平税制の是正を正面に据えて議論すべきだと考えているのは年来主張しているとおりでありますが、クロヨンの是正についてたとえば税調に対して強い期待をお持ちになる、あるいは記帳義務、推計課税、そういうものについても何...全文を見る
○和田静夫君 赤字法人の課税というのは木下先生の方は何かお考えありますか。
○和田静夫君 使途不明金の罰則を強化をすべきであろうと思うんですが、この点はいかがでしょう。
○和田静夫君 マル優の廃止論についてはどうお考えになりますか。
○和田静夫君 貸し倒れ引当金、退職手当引当金などのこの引当金、準備金、この辺について改善されてきているものももちろんありますが、なお検討の余地があるように思われるわけですが、その点はどうでしょう。
○和田静夫君 宗教法人への課税は検討されますか。
○和田静夫君 いままでの論議でお答え願ったいろいろな諸問題ですが、税調としてはいつごろまでに検討結果をお示しになる予定でしょうか。
○和田静夫君 どうもありがとうございました。
○和田静夫君 大臣、財政再建期間、それから赤字国債の脱却のめど、新経済計画の最終年度とされる昭和六十五年度であるということでしょうか。
○和田静夫君 新たな中期試算をお出しになるわけでしょうけれども、その辺はどうなりますかね。
○和田静夫君 せんだってこの委員会でサラ金問題についてまとまった議論をいたしました。それから、きょうはサラ金規制法成立という事態の推移を踏まえまして、さらには十分にまだ読んでませんけれども、けさの日経によれば、この前の委員会の私の論議を踏まえたことのかなりの部分を取り入れた銀行局...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この賦払い貸付金で貸している金融機関は何行あって、総額幾らであるか。
○和田静夫君 それと、それじゃあわせて無担保の方も何行、総額幾らと、これらの調査も同時に。
○和田静夫君 調査中であるということになるとあれですが、いわゆる金融機関が貸しているのは大手四社だけでしょうかね。
○和田静夫君 せんだっても引用させていただいたんですが、日銀のこの林論文、消費者金融が数年後には飽和点に達するであろうと述べているわけですね。これはすなわち数年後にはサラ金の倒産が始まるであろうということだろうと思うんです。聞くところによると、金融機関の一部はもう三年ぐらい先を見...全文を見る
○和田静夫君 保険会社のサラ金融資、これは先日法制局長官の私に対する答弁は、保険業法施行規則によれば、大蔵大任が認めればサラ金に融資できるが、それ以外はできないという明快な答弁でありました。そうすると、大蔵大臣はサラ金融資をお認めになったんですかね。
○和田静夫君 その財産利用方法書のひな形もいただきましたし、さらにこの前の質問を受けて、その後若干もう少し細かく説明もおたくから受けました。それでまた疑問が出てきたからきょう質問しているのでありますが、この財産利用方法書に記載されていない貸し付けを保険会社が行った場合どうなります...全文を見る
○和田静夫君 そこのところがはっきりしてきました。武富士の子会社の東輝リースですね、ほとんど生保が資金を貸し付けていますね。そうすると、この東輝リースへの貸し付けというのは財産利用方法書のどのケースに当てはまりましょうか。
○和田静夫君 そういう答弁になろうと思うんですがね、それしかもう答弁のしようがないと思うんですが、ところで、この東輝リースというのは東京証券取引所上場審査基準に当てはまりますか、これ。
○和田静夫君 それはどこに記載してあるんですかな。
○和田静夫君 ここのところ私、ちょっと疑問ですから、きょうはもう時間がありませんからこれ以上やりませんが、私は保険業法違反であるというふうに見ました。  したがって、私は、その前に保険会社にきちんとした行政指導をすべきだろう、いま再調査をずっと進められるそうでありますから、その...全文を見る
○和田静夫君 局長、金融機関への行政指導は、通達を出されたか、またこれからも出されるようですが、具体的にどういうような指導となるんでしょう、具体的な方策。
○和田静夫君 銀行局長、それは時期的にはいつごろになりますか。
○和田静夫君 サラ金の過剰融資規制それから店舗競争規制などについて、これも具体的方策を伺っておきたいんですが。
○和田静夫君 先だってこの委員会で、東都信用組合がローンズ・テルミーというサラ金を実質的に経営している事実を私は指摘をいたしましたが、もう一つ、無申請のサラ金、ローンズ・ユーという会社があるんですが、これも東都信用の役員が経営をしている。  銀行局、この信用組合がサラ金を経営す...全文を見る
○和田静夫君 茨城県稲敷郡江戸崎町大字沼田字立通し二千六百五十から五十一番の土地三万二千五百十六・八九平方メートル、これを東京都中野区新井四丁目四番四号の桂建設株式会社が宅地分譲の目的で昭和五十年十一月十日に開発許可を受けて百二区画を開発した。そして五十二年四月二十五日に検査済み...全文を見る
○和田静夫君 ここのところはちょっと調査していただきたいと思うんですが、よろしいですか。
○和田静夫君 建設省に尋ねますが、桂建設の概要を説明できますか。
○和田静夫君 私はかなり調査したんですが、どうも擬装か何か知らぬけれども行方不明みたいな状態でありますから、ぜひ調査をして結果を教えていただきたいと思います。いずれにしましても日本信販がなぜほぼ全面的に住宅ローンを設定をしたのか、これは桂建設との関係はどうだったのかというのは、こ...全文を見る
○和田静夫君 強制のいわゆる競売にかけるというのはよくよくの場合だろうと私は思うんです。しかも一般消費者対象の住宅ローンですから、私はあってはならないことだろうと思うんですが、そういう点は原則的にはどういうふうにお考えでしょうか。
○和田静夫君 住宅ローン、競売にかけられる割合はどれぐらいですか。いま、きょう取り上げている問題を除くにしても、いま問題にしているような大規模で全面的なケースというのはどれぐらいいままで生じているんですか。
○和田静夫君 住宅ローンの場合、金融機関は当の購入物件に抵当権を設定するわけでしょう。これは言うまでもなく融資の債権を担保するためですね。言いかえれば事故が生じたとき、つまり返済がなされない場合などには、当の物件でもって貸付金を回収しようとするわけですね。そしてそのために金融機関...全文を見る
○和田静夫君 この江戸崎町の宅地分譲で、軒並み強制競売がかかって、実際に実行されたケースが多いわけです。落札価格というのは融資額の約三分の一程度で、残りは自宅にも強制競売をかけて、そして一部実行しておるという状態になっているようです。つまり当の物件では処理できていない。実際この土...全文を見る
○和田静夫君 実は一つの具体例をこれは挙げているのは、後で全般的な意見を述べたいと思うからなんですが、これは大蔵にとっては一昨々日通告をしたんですから、中、日曜日を挟んでの調査がきょう満足にいってないことについて余り文句は言いませんがね、通産に対しては、私は大変早い時期からこれは...全文を見る
○和田静夫君 当時この桂建設が説明したところでは、日本信販の内部に住宅ローン設定に手をかす人間がいたんですよ、つまり社員がいた。実際住宅ローン設定の手続は桂建設側が一切代行しておった。本人の意思確認すら行われていない。また結果としてだれもその土地を利用していないのでありますから、...全文を見る
○和田静夫君 警察庁、住宅ローンの取り込み詐欺というのは年間どれぐらい起こっていましょう。
○和田静夫君 大蔵省はこういう件については、いままでは報告は受けられていないんですか。
○和田静夫君 どうもこれ少し調べてみて、かなりこれは私年月かけて調べてきたことなんですが、日本信販は割賦販売法に基づく業務が大きなシェアを占めている、これは通産省の所轄です。一方、住宅ローンなどの融資は大蔵省の所轄と、そういうことになっていくわけですが、いわば目が行き届かないとい...全文を見る
○和田静夫君 ところが、日本信販の今回のケースの場合は、通産省に行けば、まああなたのところは親切に相談室に回す、相談室に行けば所轄外であると、こう言う、結果は。どこへ行けばいいのだろう、こうなるわけですね。
○和田静夫君 そのとおりなんです。あなたのところへ行った、相談室へ行った。相談室は日本信販と連絡をとった。日本信販のだれだれのところに行きなさい。被害者はそこに行ったって相手にされるわけがない。あなた方がやっている行政指導というのはそんな程度なんですよ。これは、あなたのところに直...全文を見る
○和田静夫君 私は、内閣全体の問題であると、サラ金の問題などこの消費者金融問題はそこまでもう社会的な状況に行っているという意味で、この間、後藤田官房長官にもここにこの前の委員会で来てもらって、そういう視点から実はサラ金論 議というのをかなり具体的に煮詰めたんです。いま銀行局長そ...全文を見る
○和田静夫君 信販会社の急成長が著しい。この急成長というのは信販会社に対する優遇措置が背景にあるからだとされているわけです。たとえば割賦債権の買い取りを信販会社ができるのに対して、銀行系クレジット会社ではできないわけですね。また、銀行系クレジット会社は一回払いを義務づけられていて...全文を見る
○和田静夫君 大手信販が最近サラ金業に力を入れています。これはいわゆるサラ金規制法の対象にはなりますね。
○和田静夫君 そこで、信販会社の監督官庁は通産省。銀行系クレジットもそうですが、サラ金は大蔵、都道府県。これらの会社はいずれも消費者信用業務をやっている。が、規制はばらばらになっている。これはやはり統一的な監督行政をやっていただかなきゃならぬというようなことを先ほど申しましたけれ...全文を見る
○和田静夫君 じゃ、これらの担保設定、どうなっています。
○和田静夫君 ここのところ、ちょっと調査してもらいたいし、いま金融機関別の報告は、一兆幾らのやつは後でいただきたいと思うんですが、サラ金も同様でありますが、信販の貸し倒れが急増していることは最高裁の統計でも明らかです。今後、貸し倒れ償却が急増するのではないかと危惧されるわけですが...全文を見る
○和田静夫君 大臣、消費者信用は今後私は急増することが予想されるわけですが、住宅ローンを含め、クレジット、信販など、いま問題にしてきましたように、規制はばらばら、所轄も法律も別、一般消費者の相談もきちんと対応はできていない。そして、まさにその結果、事故が急増しているわけであります...全文を見る
○和田静夫君 私は、これからしばらく将来を考えてみますと、この消費者信用保護という問題、非常に大きな問題になってくるだろうと思うので、いまの大臣の御答弁に期待をかけておきます。  私は、国会に出てきてからすぐ、富士銀行のコンピューターを操作をした不正融資問題を取り上げてから、自...全文を見る
○和田静夫君 同栄信用金庫で二度にわたってキャッシュディスペンサーからの盗難事件が発生しているわけですが、この事件の経緯、捜査の状況。
○和田静夫君 一昨年の三月でしたか、仙台の宮城第一信金で四十九万九千円がカードによって引き出された。この偽造カードが呼び出したのは東京の太陽信金の口座であった。カード偽造は、一般の磁気カード発行機を使えばコンピューター技術であれば簡単にできてしまうところに問題があるわけのようです...全文を見る
○和田静夫君 ともあれ、金融機関のカード約款には、大体どこでもカード偽造による被害には銀行は責任を負わないとされているわけですね。これ余りにもそっけないといいますか、無責任ではないかというように感じますが、この辺はどうなんですか。
○和田静夫君 西日本相互の普銀転換、相銀、地銀内に非常に大きな波紋を投げかけていますが、銀行局としては今後も合併による普銀への転換というものは積極的に推進をされ促進をされるんですか。
○和田静夫君 西日本相互は地銀協に入るということでかなり問題になってますけれども、両方、この辺はどういう見解お持ちですか。
○和田静夫君 相銀が地銀に転換するメリットというのは、私は銀行法改正のときの論議でもずいぶんやりましたけれども、さっぱり実は本当のところは何もわからないんです。何か銀行名から相互の二字が消えるだけのことじゃないだろうかと思ってるんですが、相銀が普銀に転換しても具体的なメリットがな...全文を見る
○和田静夫君 これも銀行法改正の際に指摘したところなんですが、地銀の下位行と相銀上位行がダブる、相銀下位ないしは地銀の下位行と上位信金がダブる、これは十年来こういう現象があらわれてきていながら、垣根は多少改善されましたけれども、実態には即していない感じがするんですね。銀行局は現実...全文を見る
○和田静夫君 通産省待たせて非常に悪かったんですが、もう時間なくなりましたから明後日、十一日の総括のときに北極石油株式会社の問題、石油公団の問題その他回させてもらいます。  また、大蔵関係、天下りその他の問題も総括に回します。  終わります。
05月10日第98回国会 参議院 社会労働委員会 第10号
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○和田静夫君 議員立法であるところの趣旨を当然わきまえながら、若干の質疑をいたしたいと思います。  浄化槽法案についてでありますが、これまでの無規制といいますか、そういうような状態に比べてみれば私は一歩前進であると、この法律案について思います。しかし、この法律によって、やはり新...全文を見る
○和田静夫君 どうも私は、この廃棄物処理の行政体系というものをずっと考えてみまして、浄化槽だけがぽんと飛び出すというのはやっぱり奇異に感ずるんですね。廃棄物処理行政にとって、今後そごを来すことがないだろうかということをいろいろ触れてみたいと考えるんです。  そういう心配というの...全文を見る
○和田静夫君 いや私は、その第六条の市町村の計画との問題で、実はたくさんの問題が出てくるだろうということをこの法律案を読みながら想像するわけなんで、したがって質問をしようということにしたわけでありますが。  厚生省の統計によりますと、五十六年の三月時点で浄化槽の届け出基数という...全文を見る
○和田静夫君 大体百七十万基ぐらいは落ちているだろうと、こういうふうに言われるわけであります。実際の問題として、いまわれわれが関係する自治体をずっと眺めてみますと、処理能力というのはもう限界点に達しているところがたくさんあるわけですね。そういうことを考えながら、いまも言われました...全文を見る
○和田静夫君 そこで、厚生省がおとりになるところの統計上、漏れが出てくるというのは一体どういうことなんだろうか。どういうふうにいま判断していったらいいんですかな、これ。
○和田静夫君 建設省の第五次の下水道整備五カ年計画では、六十年度末の人口の普及率を四四%。それで五十五年度末で三〇%というふうに見込んでいるんですが、現在の財政事情からしますと、達成できるのだろうかということが非常に危惧されますね。そういうような危惧の念を持って全体を考えてみます...全文を見る
○和田静夫君 大体見通しは同じことですね。  厚生省、もう一遍そこを確認をいたしますけれども、いずれにせよ、いまも言われましたように、まだまだ浄化槽の需要は伸びるだろう、このことだけは確認しておいてよろしいですか。
○和田静夫君 そこで、今後の問題なんですが、私は、今後増加していくだろうこの浄化槽に対応いたしまして、行政が一体ついていけるのだろうかという問題が発生すると思うんです。現実を知れば知るほどその感が深いのであります。  私が一番問題点だと思うのは、終末処理ですよ。この終末処理が追...全文を見る
○和田静夫君 簡単に海洋投棄に振り向けるなどということを言われますけれども、私は実際問題として、海洋投棄船に乗ってちゃんと調べたこともありますがね。もちろん五十海里になる前の十海里のときで、それでさえわれわれ肉体的に限界があってとても耐えられるものではない。そこで働いている労働者...全文を見る
○和田静夫君 各自治体の終末処理場は、先ほども言ったように、屎尿の処理を中心としてずっときたわけでありますが、いま部長の御説明にあったような考え方でずっといきますと、やはりこれから、この新法と同時に、処理場の再整備をする必要が必然的に起こってきます。その辺については——起こってく...全文を見る
○和田静夫君 そうなんですよね。その技術的な面、残滓汚泥を集めてきて、そしていまの施設でもって処理するということは、当面速度を緩めてみたり、あるいは量を狭めてみたり、いろいろなことを考えていけばもっといくでしょう。しかしながら、そういうのをずっと続けていけば、初めから予定をせざる...全文を見る
○和田静夫君 あなたの答えるほど簡単ではないのであります。ないのでありますが、自治省はこの辺は交付税交付金の操作その他、何か見ますか。
○和田静夫君 清掃業者の不法投棄の実態というのはこれはどうなっているか、正確に把握されていますか。まあ不法投棄を正確にというのはおかしな話かもしれませんがね。
○和田静夫君 やっぱりこれ私も調査を求めておきたいと思うんですが。というのは、逆にこう考えてみますと、現在でも各自治体の浄化槽汚泥の処理というのは、ある意味では行き詰まっているんですよ。そうすると、そこに持っていくのに日数待たされるとか、いろいろなことが、業者の本意でなくても、業...全文を見る
○和田静夫君 いま答弁の中で触れられましたようなこともあるし、これから私が触れるようなこともあるんですよ。  ということは、これはぜひ厚生省と自治省両方から御答弁願いたいんですが、ある清掃業者が、たとえば東京都と神奈川県下の市町村の両方で認可を受けるわけですよ。そして、その業者...全文を見る
○和田静夫君 私は、これはもうこの新法ができて、どうしても対応してもらわなければならない問題だと思うんです。われわれももちろん協力をさしていただきたいと思いますがね。この実態はどうしても把握をしていただきたい。そして、それに行政として対応していただきたい。そうでなきゃもたぬですよ...全文を見る
○和田静夫君 冒頭申しましたように、この立法は私たちの責任でありますから、何も皆さん方の責任ばかり追及しようと思いませんから、共同の立場に立って対応をいたしたいと思っていますが、しかし、行政の対応がありませんと困るわけでありまして……。  厚生省の考え方ですがね、一〇〇%ではな...全文を見る
○和田静夫君 自治省は何かこれに対応を示されたことがあるんですかね。
○和田静夫君 やっぱりどうも、基本的なところで意見が抜けていたという感じですね。  いずれにいたしましても、この法律の成立の結果、自治体側の、それは財政的な負担ばかりじゃなくて、後ほど人的な側面についても触れたいと思いますが、いろいろの面での変化、増加が予想されます。自治体は浄...全文を見る
○和田静夫君 具体的なやり方等については、また後ほど両省とそれぞれ詰めをさせていただきたいと思いますが、床城処理にも新しい仕事がふえることによりまして自治体の清掃労働者にしわ寄せがやってくることは当然予想がされます。交代制動路であるとかあるいは時間外勤務がふえるとか、もっと言って...全文を見る
○和田静夫君 あえて提案者に御質問を申し上げようとは思いませんけれども、いままで一応論議をいたしましたことを踏まえていただきまして、これからも関係当局とわれわれ十分に詰めなきゃならぬと、こう思いますので、この際、委員長の御見解を承っておきたいと思います。
○和田静夫君 厚生省、業者の登録制に関連して若干質問をいたしますが、現在、浄化槽関連業者、これは全国でどれだけありますか。
○和田静夫君 現在の保守点検の受託率ですね。これも、昨日も質問通告のときに申しましたけれども、たとえば東京で五十七年三月三十一日現在で四三・八%なんですが、全国的にはどうですか。  それから、いま建設省から答弁をいただきましたけれども、私の調査では、東京都の調べの保守点検業者二...全文を見る
○和田静夫君 当然、この法律の受託率は、一〇〇%とすることを予定するでいいわけですか。
○和田静夫君 先ほど、ちょっと私の確認の質問について答弁がなかったんですが、恐らくさっきの五千五百というのは全国のことでしょう。
○和田静夫君 そうですね。私がさっき言ったように、たとえば東京の二百十九を基点にして若干計算してみますと、現行の仕事量のままでスライドをさせてみたわけですよ。そうしますと業者が二倍になる勘定になるんじゃないだろうか。いずれにせよ、全国的に見れば業者数がかなりふえるというふうに予想...全文を見る
○和田静夫君 そうですか。私は何か業者の資格取得が追いつかないんじゃないだろうかということをちょっと危惧したものですからいまのことを考えてみたんですが、この新法でいわゆる業者は設備士やら管理士の名前を掲示したり、あるいは帳簿の備えつけの義務を課するというようなことにだんだんなって...全文を見る
○和田静夫君 厚生省、これまでの浄化槽は年一回定期検査を行うこととされているわけですね。この実施率はどのくらいですか。
○和田静夫君 それは法施行から日が浅いということももちろんあると思うんですけれども、私は、実施率が低い理由は、各家庭が定期検査の費用を負担することにもあろうと思うんですね。現在五千円程度でありますけれども、これがネックになっているんじゃないだろうか。浄化槽法では定期検査を義務づけ...全文を見る
○和田静夫君 自治省。
○和田静夫君 この法律によって業者に多くの権限がゆだねられるわけですが、業者の過剰検査、あるいは過剰清掃という事態が今度は生じてくる可能性があります。業者が適正に検査をして適正に清掃を行うように関係自治体が指導してチェックをする必要がある。この辺は何か特別な対策というものはお考え...全文を見る
○和田静夫君 この法律は、保守点検業と清掃業と二本立てにしているわけですが、これまでの厚生省の考え方、この二つを一体のものとしてとらえてきているのではないかと思うんですけれども、ぎくしゃくすることはありませんか。
○和田静夫君 具体的にちょっと言いますと、保守点検業者、これは大した設備は要らぬわけですね。ところが、清掃業者はバキュームカーを備えたり、設備投資が必要であります。そうしますと、どうも保守点検業者だけがふえて清掃の方が追いつかない。東京都の調査によりますと、保守点検業者の約三〇%...全文を見る
○和田静夫君 私は、その二枚鑑札を持っておることについての考え方、認識というものが非常に甘いのではないかというふうに考えるのですが、これは後ほどまた一遍いろいろな実例を挙げて少し詰めてみたいと思うのですが、浄化槽の汚泥の引き出しを行う業者は、この浄化槽法三十五条の許可を受けて行う...全文を見る
○和田静夫君 環境庁、忙しいところをお待たせしましたが、法四十九条に、環境庁が「意見を述べることができる。」というふうになっておりますね。ここで「必要があると認めるときは、」云々となっているわけですが、具体的に言いまして、どういうようなケースが必要あるときでしょうか。
○和田静夫君 法五十三条ですがね、「当該行政庁は、この法律の施行に必要な限度において、」云々、つまり、必要があれば報告を求め立入検査ができる。ここで必要が生ずるケース、これはどういうことが想定されましょうかね。たとえば、年一回定期的に実施をしていくというようなことですか、厚生省。
○和田静夫君 どうもはっきりしませんけれ日ども、時間もありませんから、幾つか私、具体的なことを考えておりますので、後ほどまた言います。  環境庁、最後にもう一つだけですが、自治体の終末処理場の論議をさっきからやってきて、追いつかない、よって業者が不法に投棄をするというようなケー...全文を見る
○和田静夫君 どうも環境庁、お忙しいところありがとうございました。  私も、冒頭にも述べましたけれども、衆議院の委員長に最後にお尋ねしておきますが——お尋ねをしておきますというよりも、共通の立場で認識を深めておきたいと思うんですが、浄化槽の規制は、廃棄物処理法の体系の中で私は解...全文を見る
○和田静夫君 あと二、三問ですが、自治省ね、市町村廃棄物処理計画をこの法律の施行に伴って立て直さなきゃなりませんね、これ。そうなってきましょう。
○和田静夫君 同時に、厚生省、冒頭私質問したやつで、届け出基数との問題の差がありました。やっぱり施設基数の状況が把握をできませんと市町村としては汚泥処理計画を立てられないと思うんですよ。その辺のところをやっぱりしっかり認識をしてちゃんとしてもらいたいと思うんですが、よろしいですか...全文を見る
○和田静夫君 それからもう一つ、さっき山村さんから御答弁がありました中で、いわゆる保健所へ登録しておいて実際には浄化槽をつくる、そういうケースが多々あるわけでありまして、この新法によってそういう状況は当然改善をされると認識していていいですか。
○和田静夫君 そうですね、そこのところは一歩前進だと思っているのですが、建設省か厚生省、どちらでもいいんですが、書類審査だけで実地に審査をしてこなかったことから発するこの問題はそうだと思うのですよ。それで、やっぱり業者の指導体制、チェック体制を含めて、先ほども申しましたけれども、...全文を見る
○和田静夫君 同時に浄化槽の型式認可について、これは一元的な行政の見地からすると、私は厚生省が所管をしてしっかりやるべきだと思うんですが、どうですか、この辺は。
○和田静夫君 いや、その現行はわかっているんですが、どうも私はもう少し一元化した方がいいんじゃないかと思いますが、意見を述べておきます。  もう最終的な質問ですが、先日、労働省の決算の際に、清掃工場の死亡多発を労働省はどのようにとらえているのかという質問を実はやりました。きょう...全文を見る
○和田静夫君 自治省、清掃工場の死亡事故は一部事務組合、民間委託のところ、そういうところに集中しているわけです。労働省としては、一部事務組合の管理体制が不十分である、安全管理要綱がそのために徹底しない、そういう答弁だった。そして同時に、御提案があれば、それに対して機軸を出していた...全文を見る
○和田静夫君 最後ですが、労働省の方もかなり前進的に考えるということでありましてね、特に一部事務組合の場合に、話し合っておっても管理者が次から次とかわるので困るんだというような話があったりしましてね。そんなことは理由にならぬということを私はもちろん申し上げておいたんですけれども、...全文を見る
05月11日第98回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○和田静夫君 法務大臣、お急ぎのようですから先に法務大臣に一問お伺いいたしますが、ことしの三月三日に、在日朝鮮人の少女、横浜市在住の辛仁夏さんという方が、長洲神奈川県知事あてに次のような嘆願書を出されたわけであります。十五歳の少女ですが、   やさしい瞳の長洲知事さんの顔を思い...全文を見る
○和田静夫君 これはだんだん改善をされてきて不快感を与えないように努力をしてきたのも、たくさんの討論、われわれの討議の積み重ねがあったからであって、私はその前段の局長答弁なんていうのは全くいただけないんで、そんな官僚的な答弁をここでもらおうと、読めばわかるようなことを一々答弁して...全文を見る
○和田静夫君 主計局、この間からの続きでありますが、一つは昨日の読売の朝刊によりますと、五十九年度の歳出当然増を見積もると、一般歳出が今年度に比べて最低でも二兆円増になるんですね。国債費が二兆六千億円、地方交付税交付金が一兆三千億から四千億程度、全体で今年度より七兆円近い増加が見...全文を見る
○和田静夫君 もうお話がありましたように、いま言った歳出増を中期試算にも当てはめてみましたら、最良でも六十五年度の赤字国債ゼロのケースでも、やっぱりいま言われるように、要調整額大体五兆円、こういうことになるわけでありまして、単純計算で出てきますが、そこでやっぱり大臣、いまも次長か...全文を見る
○和田静夫君 予算委員会以来一貫してその大臣の答弁と姿勢、大臣が立っている立場による苦衷ですな。その辺のところは別にわきまえないわけじゃありませんがね。しかしもう常識的にどう考えてみて歳出カットをやってもなお五兆円を埋め切ることはできないというのは、これはもうだれが考えたって当然...全文を見る
○和田静夫君 やっぱりその選択というのはきわめて国民的な関心があることですから、そこに向かって、これは選挙のオーソリティーとしての大蔵大臣、総選挙ということにやっぱりなるんでしょうね、課題でしょうね、大きな。
○和田静夫君 一昨日の論議で残した部分を先にやりますが、天下り問題――官庁用語で言えば民間企業への再就職ということでしょうが、最近の大蔵省の再就職、天下りを見ていますと、どうも首をかしげざるを得ないものが多いのでありまして、まず金融機関への天下りでありますが、都銀、地銀、相銀、信...全文を見る
○和田静夫君 その辺は答弁の技術でありまして、私の質問の趣旨とはそぐわない答弁でありますが、私の調査では、八二年四月現在で信用金庫で言えば連合会、県協を含めまして、役員になっておられる大蔵省の出身者は何と二百九十二名いらっしゃるわけであります。この約三百名の方々がすべて無能である...全文を見る
○和田静夫君 たまたま月刊現代六月号に、「銀行を悩ませる大蔵省天下り人脈のゴリ押し」という大変興味深いレポートが掲載されたんですが、これはお読みになりましたか。
○和田静夫君 このレポートによりますと、大蔵官僚は育ちが悪いということになっているわけですね、育ちが悪いと。それはともかくとして、市中銀行にもめごとがあると、監督官庁である大蔵省はにらみをきかせるために天下りの官僚を送り込もうとする、そういうことなんですが、これは事実ですか。
○和田静夫君 官房長も銀行行政についてはこれはオーソリティーですからあれですがね、この中にある地銀の例が紹介されていまして、ある地銀が天下りを拒否したらその地銀が支店を開設しようとすると次々に妨害された。結局その地銀は天下りをのまざるを得なかった。こういう事例というのはあるんです...全文を見る
○和田静夫君 大臣、天下りの効用というのはどういうふうに考えているんですかね。
○和田静夫君 いやいや、これから天下取りをやろうとしていらっしゃる方が、まだ老境なんていうのは当てにならぬですが、実はこのレポートで私が長らく本委員会なり大蔵委員会を通じて手がけてきました東京信金のケースが紹介されているわけです。東京信金はこれはワンマン理事長のもとで経営不振に陥...全文を見る
○和田静夫君 私はやっぱり、なぜ齋藤さんだけ残そうとしたのかというのは相変わらず疑問なんです。あのときも意見を述べたんですけれども、結果的にはそうならなかったんですが、彼は浅野体制の中でナンバーツーだったわけです。その経営の責任というのは他の理事よりも数段重いんです。まあどういう...全文を見る
○和田静夫君 経過を振り返りますと、五十七年三月に東京信金の齋藤理事長を除く全理事が辞表を提出した。この辞表の提出というのは、当事者の弁によれば、また報告を大蔵から聞いておった私も感覚的には、再建に首をかけてやるという意味の辞表提出、言ってみればそういう形で辞表を預けると、ここま...全文を見る
○和田静夫君 昨年五月、六月の東京信金の内紛は金融機関としては著しく信用を失墜させるものであったわけであります。もともと発端はワンマン理事長の放漫経営にあった。しかし問題は、ここまでこじらせたのは一体だれだったんだろうかということをいま振り返りますと、私は昭和五十二年五月以来幾度...全文を見る
○和田静夫君 もう一つは、この齋藤前理事長が退職金を二重にお受け取りになるという結果になっていますね。五十八年の三月で退職をされているんですが、その前に、一年前に退職金が払われている。そしてことしの六月までの給料が払われて、指摘をされると、退職金見合いのものであるということになる...全文を見る
○和田静夫君 何か復配の動きがあると聞いているんですがね、決算書類を見る限りとうてい復配できる状態には私はないと思います。まあ私は素人ですが。有価証券売却益によって幸うじて黒字にしているというふうに思われます。実態自体は赤字です。この辺は後から説明のときにお互い意見交換すればいい...全文を見る
○和田静夫君 これは恐らく突き合わしてみれば私の言っていることがあり得るということはおわかりになると思いますが、一方で回収可能なものを償却して、他方では幹部の責任問題に発展するものは抱え込む。まあ具体例はきょうは出しませんがね。そういう処理で帳簿上は黒字にしている。不動産も次々に...全文を見る
○和田静夫君 私は、金融機関への天下りは、一般論ですが、審査部門への天下りはよいとしましても、信用金庫のような地域の中小企業と密着している金融機関の経営、これはそれ相応の専門家が必要なわけですから、大蔵省、日銀もそうでありますが、OBがその第一線に立って指揮をとるということは、一...全文を見る
○和田静夫君 大臣、やっぱり職員の意思が尊重されるということが、もう内部に非常に育ってきていますからね、こういうことは、いま御答弁がありましたが必要だと思いますので、御認識を願っておきたいと思うんです。まあ私の地元の北陸地区信用金庫協会からも文書が来ていまして、同様の問題が起こっ...全文を見る
○和田静夫君 今度出たこのサンデー毎日のグラビアですがね、これはもう大変ひどいものですよね、これ。文部大臣、もうごらんになったと思うんですがね。教育とか治療とかの域をもうこれは超えていますよ。私も海軍でずいぶんひどい目に遭いましたけれども、こんな状態のことはとても考えられませんね...全文を見る
○和田静夫君 僕は、もちろん大臣言われますように、管轄あれでないことはよく知っていながら、やっぱり情緒障害児がふえていることから戸塚ヨットスクールのような問題が起きてくるわけで、情緒障害児の増加というのは、私はやっぱり社会に原因を求めなければならない。その対策というのはやっぱり行...全文を見る
○和田静夫君 結構です。  次に移りますが、三月の予算委員会で私は、金属事業団、住友金属鉱山菱刈金鉱にまつわる問題を指摘をしてまいりました。通産省、これから二、三回続けてこの問題の論議をやっていきたいのでありますが、昭和四十八年六月に住友の子会社である鯛生鉱業が採掘権を取得した...全文を見る
○和田静夫君 採掘権を取得しようとする者は、「鉱床説明書を提出しなければならない。」、これは鉱業法二十二条の義務規定でありますが、そのほか関連規定があることは知っていますよ。時間がありませんから簡単でいいんですが、この二十二条というのは死文化したとお考えでしょうか。
○和田静夫君 法制局長官、鉱業法第六十二条、「事業着手の義務」の立法の趣旨はどういうものだろう。事業の着手というのはどういうことだろう、これが二問目。三問目は、六十二条二項の「やむを得ない事由」とは何でありましょうか。また、この「やむを得ない事由」の事実認定は、立法の趣旨からして...全文を見る
○和田静夫君 もう一問、六十二条三項「引き続き一年以上その事業を休止しようとするときは、」「通商産業局長の認可を受けなければならない」、この休止というのは、以前に事業活動を当該鉱区において行っていたものが事業を休むととらえるべきではないかと解釈しますが、よろしいでしょうか。
○和田静夫君 長官ありがとうございました。  そこで、この鯛生鉱業は四十八年に採掘権を取得して以来、五十五年まで四回事業着手の延期を申請して福岡通産局はこれを認可してきました。私はこの四回の事業着手の延期は、鉱業法の第六十二条の「事業着手の義務」、「鉱業権者は、鉱業権の設定又は...全文を見る
○和田静夫君 資料の点は。
○和田静夫君 もう時間がないので非常に残念ですが、全書類の提出そのままということになると秘密の問題があると言われるのならば、私どもがこうずっと設問するものについては資料として対応する、それはよろしいですか。
○和田静夫君 私の調査では、福岡通産局では五十三年の三回目では事業着手の延期を認めるのはむずかしいという通産局内の論議になったんです。おたくの中から証人を出せというんなら出したっていいんですがね、現職の方ですから余り手荒いことをするつもりはありませんがね、あなたの方がこれから対応...全文を見る
○和田静夫君 以上、二つを調査をしてもらって後で答えをいただきます。  そこで、五十三年の時点で鯛生鉱業の鉱業権は私はこういう一連のずっと見るとどうも取り消されなければならなかった。鉱業法をいかに解釈しようがこれは厳然たることだろうと、そのために私は法制局長官のさっきの答弁もも...全文を見る
○和田静夫君 そこのところは、いわゆる鉱業法そのものについてはもう予算委員会でも我妻先生のいわゆる解説その他でかなり突っ込んだ私の見解を述べていますからいまは述べません、もう時間がなくなってきましたから。  そこで行管庁、これは私の意見ですが、四国管区でもかつて監察の報告等をな...全文を見る
○和田静夫君 もう二回にわたって延ばすわけにいきませんので石油公団問題、待たせましたが、LNGの開発について北極石油株式会社という会社が資本金四百四十億円で発足をした。これに石油公団が幾ら出資をされていますか。この会社の目的は何ですか。この会社はドーム・カナダ社からのLNGの供給...全文を見る
05月16日第98回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○和田静夫君 まず、けさの毎日新聞で入国警備官が摘発情報を流したという事件が報道されていますが、法務省は事実関係について簡単にちょっと述べてください。
○和田静夫君 私の調査も加えての話でありますが、赤坂見附にある高級韓国クラブMで酒食のもてなしを受けていた。その見返りとして摘発情報を流したということではありませんか。
○和田静夫君 いや、私は、いわゆる摘発情報を流すということを——それでは、一般的にはどういうような問題が起こりますか。
○和田静夫君 どうも国公法に基づくところの処分をされなかった。懲戒の対象としなかった。恐らく厳重注意というような形のものは内規に照らしてでありましょう。私は、その国公法に照らしたところのものの処分をすれば表ざたになる、そうすると管理責任を問われることになる。それでもう隠密裏に事を...全文を見る
○和田静夫君 この職員は公安職でありますから、私は摘発情報が流れているという関係についてはおいおい明らかにいたしますけれども、きょうはもう時間がありませんからあれですが、こういう処理の仕方というのは誤っている。東京入国管理局の当時の管理局長の責任は当然問われなきゃなりませんし、あ...全文を見る
○和田静夫君 総理、いまの論議をお聞きになって、世間では法務省は法の番人と言われているわけでありますが、この事件について若干のコメントをいただきます。
○和田静夫君 四月二十七日に最高裁の参議院の定数是正についての判決が出ました。判決についての論評は差し控えますが、判決は国会の裁量を是認するという立場でなされています。総理、政府としてはいかなる御見解をお示しになりますか。
○和田静夫君 五月十二日付の朝日新聞「天声人語」で、逗子の逗子弾薬庫の米軍用住宅建設についての記事がありました。あの池子弾薬庫はいま二百九十ヘクタールの自然が残され、野鳥の天国になっているようであります。「天声人語」子は「なぜわざわざ緑を壊すのか」と深い疑問を呈しているのでありま...全文を見る
○和田静夫君 レフチェンコ証言について。  まず外務省、レフチェンコ・リストの中に、ナザールという外務省職員のエージェントがおって、公電その他の機密を流したとされるわけでありますが、第一に、ナザールなる職員は特定できたのですか。第二に、具体的な機密の漏洩はあったのですか。あった...全文を見る
○和田静夫君 いま私の指摘した以外の調査結果でも報告ができる部分はありませんか、今日。
○和田静夫君 警察庁、これまで関係者の事情聴取をやっていらっしゃるようでありますが、調査結果で発表できることございますか。
○和田静夫君 警察ないし公安調査庁としてはレフチェンコをどのようにマークをして、いかなる人物とみなしていたわけでしょう。
○和田静夫君 日本政府は、レフチェンコ・リスト、数十名に上ると言われていますが、の全体像をCIAから提供されていた。しかも、それはかなり以前のことだったとされています。CIAないしアメリカの政府機関からいつ情報提供を受けたのか明らかにできますか。
○和田静夫君 総じて捜査当局、この前も御答弁ありましたが、レフチェンコ証言が捜査の端緒とはなりにくいという認識、これは依然として現在でも同じであると承っておいてよろしいですか。
○和田静夫君 総理、私は先日も官房長官に主張したのですが、いまの答弁ではありますが、私は 逆にレフチェンコ証言というのは全体としてはガセネタ臭い、そういうふうに思っています。レフチェンコ自身は昨年十二月十日の記者会見で、私はCIAの親切が忘れられないと言ってみたり、あるいは本の...全文を見る
○和田静夫君 外務省、「KGBトゥデー」の著者ジョン・バロンですね、これはどういう人物ですか。
○和田静夫君 ジョン・バロン、本名はよくわかりませんが、元海軍情報将校、いま言われたとおり。一九五三年—五九年の間、対ソ諜報活動に従事した経歴の持ち主である。バロンは、昨年十一月のリーダーズダイジェストに「反核平和運動とKGB」というレポートを書いていますね。このレポートは、KG...全文を見る
○和田静夫君 戦後、私たちも若いころ、リーダイをたくさん読む状態に日本の青年もあったと思うんですが、しかしその当時一面では、リーダイはCIAの機関誌的な役割りを担っているのではないかということも言われていて、そういう警戒心を持ちながら裏面を読むというようなことも一面ではわれわれ習...全文を見る
○和田静夫君 アメリカ、ワシントンにヘリテージ財団というシンクタンクがあります。これはヘリテージ財団が出している「バックグラウンダー」という発行物ですが、発行日は八二年の十二月、表題は「モスコーのアメリカ研究所を暴露する」、このレポートはレフチェンコ氏が書いています。署名入りであ...全文を見る
○和田静夫君 レフチェンコ氏が亡命する前に世界日報、これは国際勝共連合系の新聞と言われていますが、の記者と接触している事実、あるいはその記者が亡命二日前にレフチェンコと会っているという報道、レフチェンコの周辺にはあれこれとえたいの知れない機関が見え隠れするわけであります。  い...全文を見る
○和田静夫君 内閣法制局長官に念のために一問お尋ねしますが、機密保護法の論議の際に常に問題になりますのは、一つは機密が存在をするのかという問題、それから二つ目は、機密の設定はだれがするのかという点だろうと思うのです。機密など日本国憲法のもとでは存在しないと私は考えますけれども、そ...全文を見る
○和田静夫君 自民党のこの自主憲法期成議員連盟ですか、議員同盟ですかの憲法改正草案を読んでみますと、憲法第二十一条、集会、結社、表現の自由、通信の秘密、そこにおいて、第二項を差しかえて、知る権利に関する条項を置いていますね。何人も国の安全及び公共の秩序並びに個人の尊厳を侵さない限...全文を見る
○和田静夫君 防衛計画の大綱について伺いますが、防衛力整備計画の前提となっている事項が実質上変化していると思われるのでありますが、これに関するまず総理の認識を伺いたいわけであります。  政府は、今日まで一貫して防衛計画の大綱の見直しの必要性を否定をされてきたわけですが、防衛力整...全文を見る
○和田静夫君 どうも質問通告先取りされて、答弁が先に走るもんだからあれですが、防衛計画の大綱におけるいまお述べになった国際情勢の問題を私は、私の見解を述べておかなければならないと思いますが、現在も基本的には変化してないという認識をお示しになりましたが、最近アメリカの核戦略は転換し...全文を見る
○和田静夫君 ソ連のアフガニスタンの侵攻は七六年。七六年の大綱が決定をされた後ですよね。そうすると、大綱の国際情勢は、やっぱりそれでも変わらないと見ておいていいんですか。
○和田静夫君 私は、どうもこの米核戦略が大きく転換したと思っているわけでありまして、大綱における核の脅威に対しては、アメリカの核抑止力に依存するものとするという侵略の未然防止の構想というのは私は実質上変化しているのではないだろうか。アメリカの核抑止力は核戦略の先制 第一撃戦略へ...全文を見る
○和田静夫君 日本有事の際、公海上の米艦護衛は集団的自衛権の発動につながるケースが起こり得るのではないかと実は思うんです。たとえば、日本の有事と中東の有事が併発するということを考えてみますと、日本近海から日本防衛のための米艦と中東出撃のための米艦が縦列で行動を起こす。両艦が個別の...全文を見る
○和田静夫君 日本の防衛のために公海上で行動する米艦を自衛隊が護衛して救済した後、相手国の軍艦に反撃するために米艦が自衛隊とともにわが国の領域に入る必要が生ずる、そういうケースも十分想定されるわけですね。このときに、米艦が核を積載している場合は事前協議の対象になる。ところが、交戦...全文を見る
○和田静夫君 私は、とにかくそういう可能性は残ると思いますね、実際問題として。  事前協議を申し出ることは、核の所在をわが国の関係者だけではなく、何らかの方法で相手国の関係者にも知られてしまうということになるのではないだろうか。絶対に相手国に知られないという保証がない限り、事前...全文を見る
○和田静夫君 総理、限定核戦争はないと判断できますか。
○和田静夫君 ソ連に対し日本に核がないことを真に納得させない限り、現在の米ソ核戦略の関係においては限定核戦争の余地が残るのではないでしょうかね。どのようにしてソ連を納得させるのでしょうか。ただ、ありませんと繰り返すだけではどうも納得できないので、ソ連が納得しないと思うんですね。具...全文を見る
○和田静夫君 シーレーン防衛ですが、アメリカ海軍のT・F・コールドウェル元中将は、一船団の護衛は可能であるが、間断のない船団の護衛となると適当な手段を持たないだろう、こういうふうに述べていますね。海原さんの著の百四十四ページにそう書いているんですが、これは海幕監部の「調査月報」に...全文を見る
○和田静夫君 宇宙開発事業団の打ち上げた実用静止通信衛星CS2、これを使って電話回線で、防衛庁は最近これを利用する方針を固めて関係省庁との調整に入ったと伝えられていますが、宇宙事業団法第一条から考えてみますと、政府の従来の見解からしても、この衛星というのは平和の目的、イコール非軍...全文を見る
○和田静夫君 総理、来年度予算編成に絡んでひとつ伺いますが、防衛関係費を聖域扱いしないということは、そういうことですか。
○和田静夫君 先日も実は竹下大蔵大臣と議論をさせていただいたんですが、五十九年度予算をどのように編成されるかということで、これはぜひ総理から答弁いただきたいんですが、五兆円の要調整額が出てくるとも言われているわけです。総理は行革に大変御熱心でありますが、歳出削減といっても、これは...全文を見る
○和田静夫君 どうも竹下大蔵大臣、今度の大蔵大臣になられてから、かつてのような自由濶達さというか、御自分の御判断で政治を前向きに引っ張っていくというような答弁がなかなか出てこないので、苦衷のほどはよくわかりますけれども、もう少しやっぱり、せっかくみんなが期待をしているのであります...全文を見る
○和田静夫君 最後に、私はまだ疑いを実は持っているんですけれども、解散問題であります。私はまだ同時選挙の可能性というのは残っていると思っているんですけれども。何か総理は、解散は九月以降と御決断をされたような報道がずっとあります。そうすると、その先はどうされようとお考えになっていま...全文を見る
○和田静夫君 そうすると、それ以上のことをここで少し、御感想を述べてください。
○和田静夫君 私は、日本社会党を代表して、昭和五十四年度決算外二件及び昭和五十五年度決算外二件に対しまして、いずれも是認しないとともに、委員長提案の警告案に対しましては賛成の意を表するものであります。  昭和五十四年度、同五十五年度の政府の財政運営を見まして、五十四年度は、五十...全文を見る
05月17日第98回国会 参議院 商工委員会 第12号
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○和田静夫君 まず通産大臣に、限られた時間でありますので若干のお伺いをいたしますが、先ごろIEA理事会でソビエトの天然ガスへの依存について一定の妥協案が成り立ったと言われています。欧米でも何か玉虫色の表現があるのだというような感じで、私も感心しているんですが、ところがどうもよくわ...全文を見る
○和田静夫君 私は、ソ連との経済協力というのはもっと進めるべきであると考えていますし、経済安保という観点から考えてみても、経済協力を進める方が安全を担保するだろうというふうに考えていますが、このIEAで石油需給について楽観はできないという空気が強かったというふうに報ぜられています...全文を見る
○和田静夫君 住友化学を中核としたシンガポール石油化学プロジェクトですが、秋から稼働することになっているわけですが、赤字が必至であるというような報道されていますね。私はどうもIJPCのように大変な荷物を抱え込むことになるのではなかろうかという危惧をこれらのものを読みながら思うんで...全文を見る
○和田静夫君 電力料金の値下げ、総理もきのうどっかでしゃべっていらっしゃるようですが、見送られるという報道になっていますがね。これは、結局この値下げ分を設備投資に回すということで取りやめるということですか。
○和田静夫君 その設備投資について、たとえば各社の増額計画は幾らで、どういうような投資内容になるかというようなことはもうおわかりですか。
○和田静夫君 私はどうも電力が政府の景気対策の犠牲になるというと非常に大げさでありますが、現在の電力の需要関係を見、考えてみますと頭打ちということになろうと思うんですね。そうすると、省エネはさらに徹底するという傾向は、これはもう厳としてある。そうすると、電力需要は落ちる可能性も私...全文を見る
○和田静夫君 大臣が述べられる趣旨は余り、わからぬわけではないんですが、私は電力の設備投資の景気誘発効果、雇用効果、そういうのは落ちてしまっているというふうに見ます。むしろ料金の値下げを所得税減税とあわせて実施した方がよいのではないかとわれわれの立場としては考えますね。今後料金の...全文を見る
○和田静夫君 ちょうど大臣外国に行っていらっしゃいましたからあれでしたが、決算委員会でサラ金問題で突っ込んだ論議をかなりの時間かけてやらしてもらいました。  それで、日本信販の件を実は取り上げまして、一例として挙げまして住宅ローンを設定をして過剰融資を行ってきた状態のことをずっ...全文を見る
○和田静夫君 私も信販、サラ金をトータルにカバーする行政の対応が必要だと思っているんですが、経済企画庁長官はここのところが専門でいらっしゃいますし、非常に関心をお示しになって事務当局に調査を命ぜられるなど、いろいろの行為があったようでありますが、長官はどういうふうに私の提案を受け...全文を見る
○和田静夫君 両大臣に伺いますが、通産大臣、もう時間があれですけれども、ウィリアムズバーグ・サミットについて両大臣は何を期待するか、伺いたいと思います。
○和田静夫君 大量失業問題など特に取り上げて御議論を提起されるというようなお考えはありませんか。
○和田静夫君 私はサミットによって成果がもたらされるものは何だろうかというようなことを考えてみますと、果たして期待どおりいくのかどうか。一部を除いて各国とも景気は底入れしたとも見ることはできますが、どうもこの急速な回復は楽観的に見ても期待することは無理であろう。アメリカの高金利に...全文を見る
○和田静夫君 そこで、そのサミットの協議で米金利が下がるですかな。
○和田静夫君 設備投資についても私は悲観的な見方が強まっていると思いますが、サミットをインフレなき持続的成長の出発点となし得るのかどうか、非常に疑問に思いながら問題を提起してみたんですが、通産大臣も最後ですから、もっと大胆な世界的なニューディールとでも言いますかね、そういうような...全文を見る
○和田静夫君 経企庁長官、いまの私の通産大臣に求めた質問に対してはどうお考えになりますか。
○和田静夫君 いまお話がありましたけれども、保護主義的な傾向の台頭が著しいわけですけれども、わが国としては断固として自由貿易主義を堅持をする。  以下具体的な法律案件の質問に入りますが、その通商政策の原則の堅持ですね、これはそういうふうに理解しておいてよろしいわけですね。
○和田静夫君 先ほど山中大臣のお話にもあったんですが、最近の各国の傾向を見ていますと、反保護主義を確かに言葉では言っていますけれども、どうも実際の行動は保護主義的であると言った方がよいような傾向が見えると思うんです。この点はどういうふうにごらんになっていますか。
○和田静夫君 外電によりますと、五月十日、ブロックUSTR代表は、特に日本のたばこ市場の閉鎖性を取り上げています。保護主義的であると言ったとされているわけですが、何か経企庁長官コメントありますか。
○和田静夫君 日米産業政策合同委員会のことですが、十四日、十六日両日開かれた。この会議の性格というのは何でしょう。
○和田静夫君 そこでアメリカ側はどういう主張をしましたか。
○和田静夫君 そうしますと、その新聞報道によりますと、USTRとライバル関係にある商務省代表は、会合では発言らしい発言はしなかったと報ぜられています。この辺はどういうふうに受けとめておいたらいいんですか。
○和田静夫君 そのライバル関係というのは、どういうふうに読んでおいたらいいんですか、あなた方はどう一体とらえているんですか。
○和田静夫君 今回のこの基準・認証制度の改善によって、わが国の市場が開放をされるかどうかということを考えてみますと、実効性というのはやっぱり疑問符がつくんじゃないかと、こう思うんですよね。ずばり言って今回の措置が輸入の拡大につながりますか。
○和田静夫君 私も現在の保護主義の強さというのは世界不況の深まりの中でシビアになっていると思うのですが、いまの深刻さは一九三〇年代の保護主義、ブロック化と同規模の深さにあるだろう。ただ、戦後世界経済の構造変動によって三〇年代のブロック化が阻まれている、それは私は多国籍企業の展開と...全文を見る
○和田静夫君 これは「世界経済評論」の八三年一月号なんですが、きのう通告しましたから目を通されたかと思うのでありますが、広島大学三辺誠夫教授の論文を読んでみまして、日本の通産省のお役人のやっていることは全く場当たり的な処方せんであるということで、その結果貿易摩擦は悪化するばかりだ...全文を見る
○和田静夫君 私は、貿易摩擦は制度上の問題に起因するのではないと思っているわけですが、それは私の基本的な立場でありますけれども、産業の国際競争力ですね、突き詰めてみれば生産性と賃金。その賃金は企業収益を左右するものとしての賃金政策とでもいいますか、そういうものに起因すると私は考え...全文を見る
○和田静夫君 たとえば、日米のパートタイム労働者といいますか、あるいは中小企業労働者の賃金を比較してみたらどうだろうと思うんです。日本製品の国際競争力の強さのすべてとは言いませんけれども、そのかなりの部分の原因として中小、零細、パート、これらの労働者の低賃金が寄与しているのではな...全文を見る
○和田静夫君 五月十四日の日経でありますが、日経によりますと、通産省が近く通達を出す、業界独自の品質認定制度の適用対象に輸入品を加えるという報道がありますね。で、業界による輸入品締め出しの状況というようなものですね、この状況というのはちょっと報告していただけますか。
○和田静夫君 これがスムーズにいくとお考えでしょうね。
○和田静夫君 海外のメーカーと国内の業界との間でトラブルでも起きた場合に、これはどういうふうに対処されるわけですか。
○和田静夫君 中小企業保護政策等がそごを来すことはないだろうかと思うんですがね。通産省が通達をお出しになる対象民間三十団体の中には、主として中小企業によって構成されている団体が一覧すると多いですよね。食器だとか陶器だとか喫煙具だとかあるいは玩具などなどですが、これらは日本の産業政...全文を見る
○和田静夫君 いわゆる日本の中小企業は、この程度の制度改革ではびくともしない、そういうふうに認識すればいいわけですか。
○和田静夫君 長官、やっぱり今回の法改正に伴って外国企業向けのハンドブックをつくるなど法改正を海外に向けてアピールする、そういうことをおやりになるおつもりなんですか。
○和田静夫君 計量法の関係でありますが、型式承認の対象となっているものは二十一品目だけ、その他の工業用計器だとか、分析用機器、あるいは試験器、てんびん、電気式はかり、こういうもの、いわゆる輸入品目は入っていませんですね。はかりに関しては実効性が乏しいということになりませんか、これ...全文を見る
○和田静夫君 はかりというものの概念なんですがね、エレクトロニクス化で何か大きく変化しているんじゃないかというふうに素人なりに考えるんですよ。計量法が今日どこまで実態として機能しているかといったら、大変疑問だと思いますね。で、計量法のやっぱり抜本的見直しというのが今日の時勢に対応...全文を見る
○和田静夫君 計量法の抜本的な見直しなどということはいまお考えにはならないということですか。
○和田静夫君 この型式承認を行う主体は通産大臣または日本電気計器検定所であるとされるわけですが、この日電検の場合臨調答申で民間法人化の線が出てますね。私は、電気計器の検定というのはやはり公の機関でやるべきではなかろうか、どうも臨調答申この辺釈然としないんですが、業者サイドで自主検...全文を見る
○和田静夫君 私はどうも日電検の財団化というのは、電力業界なりあるいは検定機器メーカーを利することになりはしないだろうか、消費者が結局電気料金を余分にとられるというようなことに落ちつくのが関の山ではないだろうか、そういうふうに心配をするわけです。その辺の保証はどうお考えなのですか...全文を見る
○和田静夫君 考えたいという、そういう余裕がまだありますか。きのう私ほかの問題で官房長官と交渉した。二十日は無理だろうけれども二十四日には政府成案得たいと言っているのです。その辺の中には入れない、延ばしていく、今度の成案の中に、大綱の中にはずっと入ってこないわけですか。
○和田静夫君 私はこの計器の計器検定というのは国際化をする、その際に、もし仮に民間の業者サイドに立った検定機関が検査するということになりますと、せっかくの型式承認の門戸開放がふいになるのではないだろうかと思うのです。新たに国際的な問題を引き起こす危険性がやっぱりあるということを非...全文を見る
○和田静夫君 国際化の方向との関係において担当の部長はいま私の指摘はどういうふうに考えますか。
○和田静夫君 私は一連、この海の向こう側とでもいいますか、そういうところから最近ずっと発言をされている言い分というのはかなり誤解といいますか、握りこぶしの振りおろし先がない、八つ当たりぎみだというような感じもしますがね。したがって何から何まで向こう側の言い方が正しくて、はいそうで...全文を見る
○和田静夫君 次に消費者保護との関連で二、三質問いたしますが、貿易摩擦を回避するために国民生活の安全性についての配慮が軽視されてはまずいのは当然です。そう私は考えますが、厚生省、食品添加物BHAの使用禁止が再度延長されるという報道があるわけですが、これはなぜたびたび延期されるんで...全文を見る
○和田静夫君 いまお話ありましたが、伊東名古屋市立大学教授の動物実験でもラットあるいはハムスター前胃におけるところの発がん現象が確認をされたということで使用禁止になっているわけですが、今後このFAO・WHOで犬や猿の胃にがんができなければ使用禁止を解除するということになるんですか...全文を見る
○和田静夫君 どうもやっぱり行政の方が御了承いただければということは、審議会や調査会で私はずっと長い間意見をそれぞれ行政やあるいは政府の隠れみのに使われているんじゃないかという感じを述べてきましたが、いまの答弁の中にもいみじくもそういうのがあらわれているような気がいたしますけれど...全文を見る
○和田静夫君 弗素ですが、この弗素について筒井日本歯科大学助教授の実験によって発がん性の疑いが強い、また薬効の方はと言えばさして明快ではない。こういうふうに思うんですが、この評価はそれでいいですか。
○和田静夫君 たとえば新潟県では昭和五十年から組織的な反対運動がずっとある。あるいは弗素の利用についてはここに持っていますが、日弁連の八一年十一月付の意見書がありますね。日弁連の意見書というのは、「本来任意であるべきであるにもかかわらず事実上強制にわたる方法で実施されているところ...全文を見る
○和田静夫君 私はどうも日弁連のこれ「むし歯予防へのフッ素利用に関する意見書」、かなり分厚いものですが全部目を通してみましたし、最近世田谷の弗素問題についての主婦の方々の訴えなどがございまして、弗素の安全性に疑問が呈せられてからもうかれこれ五年、新潟県で運動が起こってからもう足か...全文を見る
○和田静夫君 今度の制度改正で、制度的には安全性の見地から変更はない、そうとらえておいていいんですかね。
○和田静夫君 長官、この問題も含んでの話でありますが、制度的にたとえば問題はなくて、制度を運営する気構えといいますか、いわゆる貿易摩擦とか関連業界の絡みでぶれる、あるいは動揺する。そういうことはあってはならないと思うんですが、その辺はどうですか。
○和田静夫君 厚生省、仄聞するところだとこの医薬品の前臨床試験データについて従来受け入れていなかった安定性試験データですか、及び規格試験方法に関するデータ、それはことしの十月から受け入れるということですが、安定性の見地からこれはいかなる保障が担保されましょうか。
○和田静夫君 安全上必要があったならば製造現地で調査されるというようなことも当然あるわけですか。
○和田静夫君 BHAにしてもあるいは弗素にしても、公立の医科大学あるいは民間の大学が実験したものについて、なかなか行政上取り上げられないというか、認めようとされない。種々のデータについて、やっぱりどうも何か取り扱いに差異があるような感じがいたしますが、そんなことはありませんでしょ...全文を見る
○和田静夫君 BHAにしろ弗素にしろ、やはり私はこういうデータというものにもっと留意をされるべきであろう、そういうふうに思います。まああえて見解を求める必要もないと思うのでありますが、ただ、弗素については、改めて自治体に行政指導をされるというようなお考えはございませんか。
○和田静夫君 あとの問題に入りますともう時間がありませんから、それじゃここで……。
05月25日第98回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○和田静夫君 五月十六日の決算委員会で、法務省入管職員の摘発情報リーク事件について、法務省側の答弁と事実との間に食い違いがあると思われますので、きょうは引き続いてこの問題を取り上げ、法務省の見解を伺います。  五月十六日の答弁は、法務省側としては酒食のもてなしを受けたことはお認...全文を見る
○和田静夫君 そこで、問題のクラブは摘発の対象として考えたことはないとこの間も言われたわけで、なぜ摘発の対象から外していたのかというのが逆の意味で非常に疑問になるわけで、その辺の理由は明らかになりますか。  また、摘発の対象基準ですね、摘発の対象を選ぶ基準というのは一体どういう...全文を見る
○和田静夫君 実は、情報のリークについてはもうすでに平山二課長はその事実関係を認めているわけですね。どうも、本局の段階と東京の局の段階でパイプが詰まっている、あるいは、東京入管局長があなたの前任者に対して、言ってみれば事実関係を隠蔽した報告をする、それを受けて国会に対しては十分な...全文を見る
○和田静夫君 そのクラブ「マノン」のママはとにかくいまどこにいるかわからない。日本にいますか。
○和田静夫君 調査中調査中で逃げられれば国会はあしたで終わりますからね、もう国会の中で参議院選挙が終わるまで追及する機会がありませんからあれですが、出国していませんか。出国させたんじゃないですか。韓国に行ったんじゃないんですか。
○和田静夫君 調査を約束されていますからね、その調査結果を待っていますし、これは休会中といえども私のところには報告いただきたいと思います。  同行した警備官三名が処分の対象から外されておった理由というのは何かありますか。
○和田静夫君 大臣何か衆議院の関係でお見えになりませんが、次官恐縮ですけれども、私はこの問題の処理というのは大変大きな問題があると思っているんです。現場は摘発情報を流したことをこれは明確に認めています。そうすると、東京入管局と本局との間で、業務執行上いろいろ問題がある。ある憶測を...全文を見る
○和田静夫君 この事件に限らず、入管当局の綱紀の乱れというのは看過できません。これは私が要求をして法務当局からいただいた資料でありますが、過去十年間、十五件の不祥事件が発生をいたしております。政務次官もう当然この資料をごらんになっていると思うんですが、一つは御感想を承わりたいので...全文を見る
○和田静夫君 時間がありませんから少し私の方でしゃべりますが、この事件は二名の韓国人密入国者、夫は一九五二年生まれ、七〇年の密入国、妻は一九五五年生まれ、七一年に密入国。二人は一九七五年に結婚、七九年に長女を設けている。この韓国人密入国者の強制送還事件であるわけですが、この過程に...全文を見る
○和田静夫君 私はかなりその御本人に対して、御本人は、言ってみれば述べ方を信用されるという立場はわからぬわけじゃありません。先ほど姜信極(カンシンク)いわゆるブローカーですね、これから事情を聞かれた、いつどこでどういう形で聞かれたんですか。
○和田静夫君 時間があれですがね、もう最後にいたしますが、私はどうも疑問に思われるのは、この訴状もあるわけですが、この法務大臣への処分の違法性という形の訴状がありますね。ここのところを読んでみても、あるいは再審嘆願書を全部読んでみても、あるいはいままでの関係者の新聞その他に対する...全文を見る
○和田静夫君 わかりました。  それじゃ最後に、先ほど質問いたしましたこの十五件の事件ですね、もう御一読願ったと思うのでありますので、ここのところでちょっと法務次官として見解を求めておきたいんですね。
09月21日第100回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○和田静夫君 まず、概算要求について伺いたいと思います。  厚生大臣でありますが、厚生省の概算要求、これは恐るべき社会保障制度に対する挑戦とでもいいますか、切り捨てである。健保連の試算によりましても、虫垂炎でもって三万円負担増になる。低所得者層の場合でも約二万円の負担増だ、胃が...全文を見る
○和田静夫君 いろいろの論調がこの論議が始まりましてから出ていますが、言えることは、第一に手続が問題である。つまり、なぜもっと率直に国民的合意の形成を図る努力をしなかったんだろう、なぜ概算要求という形で唐突に抜き打ち的にこういうことを出すのだろう、こういう疑問はもう明確であります...全文を見る
○和田静夫君 今日の国民医療費の膨張というのは確かにゆゆしい問題であります。現在の財政事情からすればその合理化、スリム化が必要であるということをお互い認めるところですが、しかしこの膨張は主として私は医療の供給の側に問題がある、そういうふうに考えています。医者にかかりにくいような状...全文を見る
○和田静夫君 その弱者で考えてみると、老人保健法の施行に伴いまして新たな問題がたくさん出ています。老人に退院を迫る病院あるいは入院拒否をされてたちい回しにされる御老人、退院を迫られて数万円の贈り物をするなどというようなケースというものはいっぱいあるわけですが、こういう実態は把握さ...全文を見る
○和田静夫君 把握されている実態等についてどういう対策を立てますか。
○和田静夫君 社会労働委員会にあと譲りますが、概算要求に関しての第二ですが、私学助成についてです。  国士舘大学に五年間の補助金不交付措置をとったわけですね。文部大臣、依然として事件の全貌はやぶの中です。特に海外送金の不正の問題がわからない。これはどういうことになっていましょう...全文を見る
○和田静夫君 海外送金。
○和田静夫君 警察庁、この国士舘事件についての捜査内容。
○和田静夫君 文部大臣、補助金の不交付あるいは学長の退陣要請だけでこの大学の暴力的体質が変わるというふうにはこれはもう考えられませんが、今後の対策は。
○和田静夫君 時期的にはどういう進め方になるんですか。
○和田静夫君 八一年の二月にあの大きな問題になりました北里大学、寄附金や学債を二年間約三十二億円過小報告して、そして多額の補助金を詐取した。文部省は五十四年度分、五十五年度分は返還、減額をさせた。ところが、その後どうなったかと思って調べてみると、五十六年度で十五億三千五百万増です...全文を見る
○和田静夫君 国士舘に新たな制裁措置がとられるようでありますから余り突っ込んでみませんが、監察報告を見てみますと、総額抑制を主張する、来年度概算要求でも総額が削減される。その前にこの不正使用防止の体制を一体どうつくるのか、あるいは監察報告でも、振興財団の審査体制がなっていないとい...全文を見る
○和田静夫君 私学助成の削減は必ず私大の学費の値上げにはね返る、新たな負担の増を生み出す、こういうことが必定だと考えるわけですが、大臣この辺はどういうふうに考えていますか。
○和田静夫君 九州産業大学あるいは国士舘大学の問題というのは、私は補助金問題というよりも教育の場の倫理の問題でもあろうと、こう思うのであります。そういう点からまことに遺憾な事態が東京医科歯科大学で発生をいたしています。事件の全容は捜査当局の手で明らかにされつつあるわけでありますが...全文を見る
○和田静夫君 大臣は今回の事件、どういうふうにお受けとめですか。
○和田静夫君 警察庁、金を贈った方は一体どうなりますか。
○和田静夫君 大学側の調査、処分がおくれていますね。何か政治的な圧力がかかっているといううわさもありますが、文部大臣としてはこれからどういうような指導をされますか。
○和田静夫君 私の調査によれば、事件はさらに発展する可能性があるというふうに言われています。大臣、行政の側がやっぱりきちんと対応する必要があると思うんですね。強く要望いたしますが、いかがですか。
○和田静夫君 教職員組合の委員長は、機器メーカー、製薬業者との癒着は、程度の差はあってもどの教授にも共通する問題というコメントを出しています。いわゆる根は深いわけです。これはまた医科歯科大学に限られた問題ではなくて、東京大学の医学部でも出入り業者から寄附をもらって慰安旅行をやって...全文を見る
○和田静夫君 私は八月の末から九月の初めにかけて中国を訪れまして、中国医科大学から日本に研修に来られた医学者の皆さん、あるいはハルビンの自治体に勤務をするお医者さんの皆さんで日本の自治体病院に研修に来られた皆さんと時間をかけて懇談をしてまいりました。日本の医療技術や教育やあるいは...全文を見る
○和田静夫君 講座制の問題はどうなんですか。
○和田静夫君 総理、医科歯科大学や国立予防研究所などの業界との癒着、金権体質、目に余る問題がずっと報道されているわけです。事件として出てきているわけです。私は、その頂点に実はロッキード事件があるような気がしてならないわけですが、総理はどういうふうにお考えですか。
○和田静夫君 公務員の綱紀粛正、これも何度も叫ばれてきているわけですが、毎年内閣も通知を出されています。それでも後を絶たないわけであります。総理大臣がやっているんだからおれがやって何が悪いという風潮はどう考えてもある。ここのところを総理はどうお考えになるかであります。
○和田静夫君 すでに一部紹介されていますが、一九五四年、昭和二十九年の造船疑獄の際に、中曽根総理は実に議員としてよい発言をなさっていらっしゃいます。私も二月二十二日の予算委員会議事録を読み返していただきましたが、「一番重要なことは、国民の目の前に政界が、特に保守陣営がうみを出し切...全文を見る
○和田静夫君 総理府総務長官に聞きますが、政界がまず率先うみを出し切ることが必要だというこのことについて、どうお考えになりますか。
○和田静夫君 防衛庁長官、いかがですか。
○和田静夫君 外務大臣、いかがですか。
○和田静夫君 さらに文部大臣。
○和田静夫君 私は、何も自由民主党の派閥を考えながらいま答弁をしてもらったわけじゃありません。総理大臣、いま閣内にも、明確に私が述べた、あるいは昭和二十九年に中曽根議員がお述べになった同じ考え方の大臣がいらっしゃるわけですね。このことをやっぱり厳粛に受けとめられながら、一〇・一二...全文を見る
○和田静夫君 経済政策に入りますが、自民党は参議院選挙に際しまして、さあ景気と減税、いかにも選挙が終われば直ちに景気対策と減税に取り組むかの構えをとったわけであります。そして、自民党だからやりますというようなことで、こういうことで非常に大きな胸を張られたのでありますが、ところが政...全文を見る
○和田静夫君 十一項目で答えてください。
○和田静夫君 公定歩合は、日銀総裁があと二十分ぐらいでお見えになりますから尋ねますが、いろいろ言われましたが、私はその効果は出ていないと思うんですね。私が言うばかりじゃない。十六日に発表された、公的資本形成は四—六月期、対前期の比で五・二%、一見よいように見えますけれども、対前年...全文を見る
○和田静夫君 これから問題なんですよ。要するに、その四月五日の景気対策は私は効き目がなかったと、こう思っているんです。景気の回復、これは本物の回復と呼べるのかはいまの段階ではなお私は疑問符だと思うんですが、これは政府の景気対策によるものじゃありません。景気動向にほとんど影響を与え...全文を見る
○和田静夫君 それでは企画庁、あなたのところの世界経済レポートによりますと、アメリカの景気回復は制約があって不確定要因が強いと。そうすると、日本の景気回復もアメリカ経済に依存する限りは先行きおぼつかない、こういう論理になりますね、レポートは。
○和田静夫君 通産大臣どうですか。
○和田静夫君 現在の回復経路というのは経済摩擦型の拡大、そうですか。これは経企、通産両方ですね。
○和田静夫君 私はやっぱり、通産大臣のいまの結論的なところと変わらないんですが、いまと異なる回復経路をとるべきだという主張をするわけですよ。これが財源難を理由にできないということになりますと、何といいますか、内需の拡大策というものがいまの時期できないということになってくると、これ...全文を見る
○和田静夫君 総理、総理の経済政策に対するスタンスがどうもはっきりしないというふうに思われてならないんですよ。対外経済対策をめぐる五省庁の連絡会議の事務局案を見てみますと、内需拡大策について各省庁間で対立をしているということが言われているわけですね。公共事業の追加についてもあるい...全文を見る
○和田静夫君 いまの総理のを受けてどういうふうに。
○和田静夫君 私は、建設省の「建設経済の構造とその経済効果」も読みましたし、経済白書も読みましたし、各省のものはほとんど目を通さしてもらったつもりですが、どうもまだ各省いろいろ意見の相違があるんですが、ちょっと一つだけ具体的なことを聞きますが、そうすると、公共事業の下期の追加をや...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、設備投資減税についてはどう考えますか。
○和田静夫君 通産大臣、これはおやりになりたいでしょう。おやりになりたいとすれば、どういうようなふうにお考えになりますか。
○和田静夫君 通産大臣としての具体的な構想はおありになりませんか。
○和田静夫君 総理、両大臣から答弁いただいたのですが、やはりここで総理の判断を伺っておきたいのは、公共事業下期の追加あるいはこの投資減税をやるのかやらないのか。これはもちろん補正予算とのかかわりがあるわけですけれども、ここのところの御所見はどうですか。
○和田静夫君 もうちょっとですが、ナカソネミックスでちょっとどうしてもはっきりしたいと思うのは、これは予算委員会ですし、来月にもこの対外経済政策が策定されるわけですからね。したがって、そこのところでやっぱり明確な方向性というものがいま出ていなけりゃ僕はおかしいと思っているのですが...全文を見る
○和田静夫君 六月の参院選挙に際して、この景気と減税を自由民主党が掲げられた。これから景気対策に取り組みます、減税をやります、そういうふうな公約をされた。このことは、四月の景気対策だけでは不十分である、今後追加的な景気対策が必要である、そういう立場をとられた、それで、世間ではそう...全文を見る
○和田静夫君 くどいようですが、総理、財源難を理由に内需拡大策をスポイルするということはこれは選挙公約上も私は許せない、そういうふうに考えているので、公約を撤回されるのか、追加的な内需拡大をおやりになるのか、その二つのうちの一つだろうと思うんです。
○和田静夫君 日銀総裁、お忙しいところ恐縮でございました。  この四月、経済対策で「金融政策の機動的運営」という言葉で語られて、公定歩合の引き下げ、結局のところ実現できなかったわけですね。できなかった理由は十分承知していますし、私は総裁との論議ではあの時点においては大体同じよう...全文を見る
○和田静夫君 総裁、この公定歩合引き下げの声が強いわけですが、投資減税ができなければやはり金利を下げる必要がありはしないだろうか。いや、理論的に言えば投資減税より金利引き下げの方が常道だろう、そういう声があるわけですけれども、一昨日の衆議院での御発言を聞いておりますと、やや前向き...全文を見る
○和田静夫君 お忙しいようですから、どうもありがとうございました。  内需拡大策の大道といいますか、輸出主導とは異なる回復の経路を歩もうとするならば、私はやっぱり第一に個人消費をどう上向かせるか、第二に公共投資、そういう優先順位になると考えているわけですけれども、投資減税につい...全文を見る
○和田静夫君 そこで、春闘の賃上げ率が四・四%、低水準であった、政府の当初の個人消費支出の見通しが達成されるのかどうか、これはむずかしいところにある、こういうふうに思いますね。企画庁としてどういうようにこれをごらんになりますか。
○和田静夫君 日銀の調査レポート、これは七月号ですが、「個人消費が現在の足踏みから脱する条件はまだ整ってはいない。」、こういうふうに結論づけていますよ。日銀は、物価の安定とともに実収入の増、つまり所得面からの条件整備が必要であると示唆しているわけですね。企画庁長官、同じ結論でいい...全文を見る
○和田静夫君 総理としてはいかがでしょう。
○和田静夫君 そうしますと、個人消費を昨年度あるいはそれをやや上回る程度に維持するためには、やっぱり一定の政策的な後押しが必要になってくる。そうすると、その辺の具体的なことはどうお考えになりますか。
○和田静夫君 私は実は具体的にもう少し聞きたかったんですが、そこまで行きませんので、そこで総理が先ほども明言されました減税になるわけですが、最も具体的な問題として減税になるんですが、所得税、住民税、所得課税の減税は今年じゅうに実施するという合意ができているわけでありますが、この減...全文を見る
○和田静夫君 そこで、所得減税の規模の問題ですが、景気浮揚という観点からするならば少なくとも兆円規模のものでなければならない。本当に役立つものとすれば三兆円以上のものでなければならぬでしょう。そうすると景気浮揚に十分な効果を与える、そうでなければできないわけですから、財政事情を考...全文を見る
○和田静夫君 しかし、大体三兆円を超えなきゃならぬと、そこで財政規模との関係で考えてみれば一兆円規模のものを超えるというようなことは筋道としては出てくるということでしょう。
○和田静夫君 総理、非常に政治的な高度な判断でもってこれは考えられてきたと、税調などということを考えずに筋道のことだけを私は論議をしているのでありますが、景気浮揚に必要だ、そういうことを政治的に判断を高所に立ってしてみた。総理はその一番の高所にいるわけでありますから、これは兆円台...全文を見る
○和田静夫君 それじゃ、総理にかわってもう少し大蔵大臣の数字に関する感触を聞かしてください。
○和田静夫君 公にされていることですが、大蔵大臣の口からそれではその結論を出す時期だけは承っておきましょう。
○和田静夫君 税調会長、大変お忙しいところを来ていただきましてありがとうございました。  ちょっと時間をここで割きまして、税調会長に二、三の問題をお聞きをしたいのでありますが、所得税減税問題のいま論議中ですが、景気浮揚という観点と、税負担の公平あるいは税制上のバランスという二つ...全文を見る
○和田静夫君 問題は、この税率の緩和ですが、所得一千万円層の税率、それを中心に下げるのか、それともこの税率構造はそのままにしておいて一律に所得ブラケットを上げていくのか、つまりインテグレーションをやるのか、どちらが合理的なんでしょう。
○和田静夫君 仮に所得五百万あるいは六百万円階級から税率を緩和していくとします。逆にこの五百万円あるいは六百万円以下の層は不公平を生じてくるのではないだろうか。平均的な所得階層である三百万から四百万円層に不公平が生じないだろうか。理屈の問題なんですが、ここのところは税調会長どうい...全文を見る
○和田静夫君 五百万円以上の税率をいじるということは、一千万円以上の所得階級も緩和するということになるだろう、そういうふうに私は考えるものですから、その辺のところを、税調の論議の結論をいま求めている、あるいは仮定の内容についてお知らせくださいと言っているのではなくて、税の専門家と...全文を見る
○和田静夫君 この所得税減税に関連してですが、個別物品税のこの課税対象を拡大する方向で税調がどうも議論をされているようにいろいろ読むと感じますが、物品税という税目は時代おくれであると私は考えているんです。不合理性がつきまとう、こういうふうに主税当局も私には何回か答えていることを記...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、物品税の対象品目はどういう商品になるのでしょうか。いわゆる高級品に限って課税対象を広げられるのか、それとも生活関連商品にまで課税対象を考えられるのか、広げていかれるのか、その点はどうでしょう。
○和田静夫君 一つだけ、細かいことで恐縮ですが、たとえば私は物品税の課税対象の根拠を大変不明瞭だと前々から思っておりますし、テレビ、ラジオなどが課税をされながら、ビデオディスクあるいはヘッドホンなどには課税されない。テレビ、ラジオなどはいまや生活必需品である。これは前の通常国会の...全文を見る
○和田静夫君 大臣、やっぱり私は物品税のこの議論をしているのは切りがないわけですけれども、どうも課税基準が明確でないところに会長も言われますようにある。物品税の課税対象の恣意性がそこにあるような気がするんですよ。物品税の課税基準を厳密にしていくこと、もっと開かれた場で決定していく...全文を見る
○和田静夫君 会長、最後に一問ですが、この所得税減税に関連をいたしまして、間接税増税を行う、直間比率の手直しを行うという方向がどうも税調の議論の筋のように聞こえます。私は、ここでの議論で欠けているのは応能負担の原則なんじゃないだろうか。応能負担の原則がどうも欠けた論議が読む限りに...全文を見る
○和田静夫君 どうもありがとうございました。  そこで、これらのまとめとして、大臣、主税局長でも結構ですが、税調答申が出た段階で、所得階層別に税負担がどのように変わるのかという資料、そういう資料を提出できると思うんですが、これは約束できますか。
○和田静夫君 結果としては出してくれるわけですね。
○和田静夫君 労働大臣、もとの論議にちょっと戻りますが、私は一九五〇年代の賃金決定機構というのは、官公労働者の賃金決定が民間労働者の賃金決定に影響を与えていた。高度成長期に入るとこれが逆転をし、民間労働者の賃金決定に公務員賃金が準拠するようになった。ところが、ことしの春闘の経過を...全文を見る
○和田静夫君 次に労働大臣。
○和田静夫君 質問しているのは私の方なんでね、大臣。公務員賃金、公企体賃金が民間の賃金決定に全く影響を与えていないんだと、まさかそういうふうに言い切られるおつもりは労働大臣ないわけでしょう。この一言だけでいいです。
○和田静夫君 日本の賃金決定機構がパターンバーゲニングであって、民間大手、公企体、公務員、民間中小というようなぐあいに波及していくこと、これは労働経済学の常識に属すること、仲裁裁定を抑制する、そういうようなことをやったり、人事院勧告の凍結、それが春闘の賃上げ結果、特に中小の賃上げ...全文を見る
○和田静夫君 人事院総裁、お待たせしました。  人勧が二年連続で政府から無視をされる、あるいは値切られるというようなことは、人事院という制度の根幹に触れる問題であろうと考えるんですが、いかがでしょう。
○和田静夫君 どうも人事院総裁ありがとうございました。  総理、税の問題の論議を若干午前中やったわけでありますが、もう時間がなくなりましたから、前後を抜きにしまして、大型間接税、あなたが総理大臣である限り大型間接税の導入はあり得ない、そういうふうに理解をしておいてよろしいですか...全文を見る
○和田静夫君 大蔵大臣、大蔵省のこれまでのいわゆる国債借りかえ問題等の理屈の問題にちょっとだけ触れておきたいんですが、理屈というのは、建設国債は建築物や構築物が残っていくから借りかえができるというわけだったわけですね。赤字国債にはそのような支えは何もない、借金返しのための借金にな...全文を見る
○和田静夫君 この国会に提出されたいわゆる行革法案というのは非常に多くの問題を含んだものであると私は受けとめています。たとえば総務庁設置は部局の移しかえにすぎない。これによって大臣が一人減るのかと思っていたら、結局余った分は無任所大臣で残すと、こう言われる。私は、臨調答申をずっと...全文を見る
○和田静夫君 これは前の答弁と変わらないんですが、ところが、この臨調の最終答申を全部読んでみますと、これは行管庁長官の方が専門ですからおわかりでしょうが、百九十七ページ、「審議概要の公表を行う」と決めているんですね、ことができると言っているんですよ。したがって、公開の精神に沿って...全文を見る
○和田静夫君 これで時間をとるわけにいきませんから、おくれていますのであれですけれども、私は、やっぱり行管庁長官、もう少し臨調が出した結論というものを行政の側は踏まえながら、そうして情報公開という一つの至上命題、今日的な課題があるわけですから、それに有能な行政管理庁長官なんですか...全文を見る
○和田静夫君 本会議が終わって行革特別委員会ができて、行革国会と言われる中曽根さんの一つのメーンの国会が始まっていますから、その国会で論議が停滞をするような形で隠蔽が続くというようなことはこれは好ましいことではありません。行政の民主化のためにもしっかり対処をしていただきたい。 ...全文を見る
○和田静夫君 事務局で結構ですが、「むつ」は原子力船の建造技術の確立、いま答弁ありました運航技術の習熟、技術者及び乗組員の訓練、そういうものを主要な目的としてきたわけですが、この目的は今日現在何%達成されましたか。
○和田静夫君 結局、「むつ」は原子炉の実験成果はない、こういう答弁になったわけですね。  そこで、「むつ」の原子炉は一万軸馬力、三万六千キロワットの小さなものにすぎないのですが、九年前、わずか二十四分間、最高出力の一・四%火入れしただけで放射線漏れ事故を起こして、それ以来全国で...全文を見る
○和田静夫君 自由民主党の中山参議院議員の計算によれば五百四十億ということになっているわけですが、これから「むつ」の、むつ市のあの関根浜に新母港をつくる計画が進んでいますね。それが一千億円と言われるが、その内容は。
○和田静夫君 定まっていない……。
○和田静夫君 そこで、いままで成果がゼロだったんですが、これからたとえば六百億として、六百億でどういう成果が上がるんですか。
○和田静夫君 大湊港にいる間は原子炉は凍結するわけでしょう。つまり「むつ」というのは原子力船ではないんですよ。原子炉を積んだ船というだけなんですね。それでいままで成果ゼロだった。しかも、これから関根浜に新しい港をつくるとどういう成果が上がるんだろう。それはだれしもが不思議に思いま...全文を見る
○和田静夫君 私はいま財政効果を論じていますから、それ以外のことを言うつもりないんです。いわゆる原子力船計画がいいか悪いかというような問題は一応棚上げして論じているわけです。  もとに戻って考えてみますと、「むつ」の当初計画、昭和三十八年段階で幾ら予算を立てていましたか。
○和田静夫君 いわゆる当初六十億円ですね。ところが、今日一千六百億円もかかるものになっているわけです。それが国民の税金から出されている。どうしてこんな巨額のむだな予算というものが支出をされてきたんでしょう、大蔵大臣。
○和田静夫君 会計検査院長、どうですか。
○和田静夫君 いま答弁ありましたように、昭和五十年度の決算検査報告で特記した事項、行政府には何らの反省もない。国会でもしばしば私たちはむだを指摘してきたが、これも何も反省をしてもらえない。しかも、今後においても何ら確たる成果が上がる見通しもない。したがって、これ以上国民の税金をむ...全文を見る
○和田静夫君 総理、いまお聞きのとおりでありますが、私は、本年度の支出、来年度予算、そして「むつ」計画そのものの見直し、こういうものも要求したいと思うんですが、総理はいかがにお考えになりますか。
○和田静夫君 東海再処理工場についても先ほどの「むつ」と同様の事態が進行しています。これまでに幾らお金をつぎ込んでいますか、その内容を説明できますか。
○和田静夫君 これまでに処理した使用済み燃料は。
○和田静夫君 いいですか、当初計画では二百二十九億円なんですね。年二百十トン処理する計画だったわけです。ところが、現実には累計で九十三トンでしょう。毎年百億円以上の赤字が出ている計算に私の計算じゃなるんですよ。会計検査院どうですか。
○和田静夫君 私が全貌を大体明らかにしたとおりを会計検査院長がお認めになっているんです。そこで、原子力予算というのは防衛予算とともに突出した予算増加を続けています。その裏にこんな巨額なむだがあることを知るべきであります。私は原子力開発そのものについていろいろ意見を持つ立場ではあり...全文を見る
○和田静夫君 教育問題について一つだけ伺っておきたい。  共通一次試験期日を改善していただきたいという切なる声が文部大臣、たくさんあるわけであります。そこで総理、ぜひこの声は少しでも現役に有利になるような、そういうことを今年度から、たとえば出願期日を十一月一日から、あるいは実施...全文を見る
○和田静夫君 文部大臣、いまの私の具体的な提案についてはいかがですか。
○和田静夫君 総理、この間五月の決算委員会で総理から約束願ったことでありますが、逗子市の池子の弾薬倉庫の跡地の問題なんですが、米軍住宅建設問題がどうも総理が私にお答え願ったような形ではなくて進んでいる、そういう状態にある。緑を豊かに残していくというような総理の構想とは違ったところ...全文を見る
○和田静夫君 池子の森は首都圏市街地には珍しい自然が残っているところであることは決算委員会でも指摘をしたとおりでありまして、この自然を保護できずに緑を守ると言ってみたところで、そういうことは通らぬわけでありますから、計画が総理が約束をされた形で進まないならば再考をしてもらう、こう...全文を見る
○和田静夫君 情報公開のくだりで、「我が国の実情に合った制度」というふうに述べられています。この「我が国の実情に合った」というのはどういうふうに認識しておいたらよろしいですか。
○和田静夫君 実は臨調答申以前に、私は昭和五十六年四月二日のこの予算委員会で、当時の行管長官の中曽根現総理と幾つかの情報公開の論議をさせていただきましたが、総理はあのときに、「この問題はかねての懸案の問題でございますので、スピードを速めて努力してみたいと思います。」と私に答弁をさ...全文を見る
○和田静夫君 臨調の最終答申百九十八ページでは、「国民的合意の推移、国際的動向、地方公共団体の状況等にも留意しつつ、」と言っているわけであります。第一の国民的合意については、さきに発表されました総理府世論調査の結果が示すように合意は形成されている。第二の国際的動向という点では、こ...全文を見る
○和田静夫君 いま総理が答弁された趣旨について、私は第一問で行管庁長官に基本的人権の側面から尋ねておいたところでありますから、臨時行政調査会のこの答申、二つの検討機関ですね、専門的調査研究組織、臨時の専門的調査審議機関を設置して検討せよと言っているわけですね。これは何をいまさらの...全文を見る
○和田静夫君 恐らく行管庁長官も、事務屋の下のレベルのときからずっと考えていらっしゃって、いま行管庁長官になっていらっしゃるが、なかなか実っていかないということでしょうから、ひとつ実らせるようにしてもらわなきゃなりませんが、臨調答申は制度の実効性や費用対効果の問題及び制度実施に伴...全文を見る
○和田静夫君 そこで、行管庁長官、この情報公開の費用対効果の試算というのは、これはどう出すんでしょう。費用は出るでしょうが、効果というのはどういうふうに出すのですか。
○和田静夫君 何か事務局でいま答え出ますかね。
○和田静夫君 行管庁の資料を読んでみますと、六月二十四日に情報公開問題に関する連絡会議という機関を設けたとされているわけです。これが臨調答申の言う検討機関に対応するものなんですか。
○和田静夫君 この連絡会議の目的と性格、構成、参加者、開催サイクル、会議の内容、これは全面的にお出し願えますか。
○和田静夫君 この連絡会議の中に公開基準部会を設けるとされているわけですが、これはいただけますか。
○和田静夫君 委員長、答弁が全部ずれていましてね、実は時間がずっとたっているものですから、次の与党質問のことも考えて私は急いでいるんですが、こんな協力ができないような形の答弁じゃとても協力ができないわけですよ。
○和田静夫君 実は行管庁長官、私くどく言いたいのは、八一年四月の質問の際に、これまで非公開だった官庁情報のうちどれだけ公開したかと伺いました、私はこの予算委員会で。各省庁ごとにどれだけあるのかを資料要求として確認を願ったわけです。そして、現参議院議長の木村睦男予算委員長は皆さん方...全文を見る
○和田静夫君 委員長、何も私は予算委員会をとめようとかそんなことを考えているわけじゃありませんよ。もっとやっぱり予算委員会の論議に対して各大臣並びに各省庁が忠実であってもらいたいんですね。私たちは曲がりなりにも自分の能力の、ある意味では最大限のことを発揮しながら質問しているつもり...全文を見る
○和田静夫君 これは予算委員長の権威にかかわる、現参議院議長の権威にかかわる。
○和田静夫君 三年も待っていることでもありまして、ひとつ官房長官、ここで扱いについて。
○和田静夫君 少し具体的な問題に入りますが、労働大臣、労働安全衛生法には学識経験者に守秘義務を課しているわけであります。ただし書きで、「労働者の健康障害を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。」とされているわけです。この規定というのはきわめて限定的です。すなわち、地域住...全文を見る
○和田静夫君 総理のいわゆるがん対策の問題との関係でちょっと報告を求めたわけですが、一九七七年に日本が批准しましたILOのがん条約四条によりますと、労働者に「すべての情報が提供されるように措置をとる。」、労働大臣、こういうふうにされているんです。このILOがん条約に比べて労安法は...全文を見る
○和田静夫君 問題点は、大臣、よくわきまえておいてください。どっちみち予算委員会はずっと続きますから、通常国会に向かって。  総理、そこでこの職業がんというのは、総理も御関心の高いがん対策上最も優先されなければならないテーマであるわけです。発がん性物質が工場の中でチェックされる...全文を見る
○和田静夫君 八一年四月のこの予算委員会の質問の際にも私は指摘しましたが、秘密指定の基準、これは全く不明瞭なんですね。  国家公務員法百条の守秘義務規定を援用すれば何でも秘密にできる、法制局長官、まさかそんなことはないと思うんですが、いかがですか。
○和田静夫君 七四年十二月のこの政府統一見解というのがありまして、守秘義務の指定を国政調査権との関係において、守られるべき公益と国政調査権の行使によって得られるべき公益とを個々の事案ごとに比較衡量することによって決定されると、そういうふうに政府統一見解は述べているわけですね。この...全文を見る
○和田静夫君 核燃料物質の輸送問題に触れておきますが、この問題は情報が行政官庁によって著しく秘匿されている。情報公開と関連をするわけですが、秘匿されておるわけですね。原子力発電所の建設によって核燃料物資が日常的に普通の道路を走っているわけであります。世田谷の市民団体の調べでは、こ...全文を見る
○和田静夫君 七月六日の東京都議会におけるわが党斉藤都会議員の質問に対する鈴木都知事の答弁の回数などと科学技術庁の回数が違っていますので、これは後で調整させていただきますが、そこで私はきょう述べておきたいことは、自治省にお尋ねをいたしますが、沿線自治体のこの問題に対する事故対策と...全文を見る
○和田静夫君 自治体消防は、いつどこを通るか知らされていますか。
○和田静夫君 おりませんか。
○和田静夫君 そうだからいまのことは絵にかいたモチに前段の答弁はなるわけです。  警察庁、輸送方法がきわめてずさんですね。トラックの前と後にパトカーがつくことになっていますが、私が撮った写真ではどれもパトカーはついていませんね。これはどういうことでしょう。
○和田静夫君 科学技術庁長官、これで最後にしますが、秘密主義が行政の立ちおくれを生じさせている典型的な例がこの核燃料の輸送問題なんですね。そこで、輸送実態に関する情報の公開及び事故対策の確立を急いでいただく必要があるのでありますが、御見解を伺います。
○和田静夫君 答弁がそういうことになると思うので、山本国家公安委員長、公安委員会が知っただけで、結果的には消防庁はさっき言ったように知らないわけですよ。この辺の関係はどういうふうになってきますかね。大変危険なんですよ、これ。事故の回数なんかは時間がなかったからやりませんでしたけれ...全文を見る
○和田静夫君 そういう答弁になりますと述べなければならぬのでありますが、実はたとえば新宿区の市民団体が区長あてに出した質問状をここに持っているわけですよ。そうすると、「核物質の輸送等に関する対策は新宿区のみに留らぬ広域的なものであり、しかも輸送実態が区側では知りうる状態にないこと...全文を見る
○和田静夫君 総選挙が近い将来予想されるそうでありますが、第一、総理は解散問題について任期満了説を繰り返されていますが、それは総理の専管事項でありますから何を言われようと勝手ですが、まあだれが考えても近いということですが、現在の心境をぽつりと一言、どうですか。
○和田静夫君 予想されていると思います、こういうことですね。
○和田静夫君 衆議院の定数是正問題、あるいは参議院の地方区の問題も同様でありますが、衆議院の定数是正、ことしの十一月にも最高裁判決が下される見通しのようでありますが、違憲の可能性が非常に強い。定数是正に踏み切られますか。
○和田静夫君 定数是正の問題というのは、衆議院のことではなくて参議院の地方区のことで考えてみても大変大きな問題なわけですよ。この辺はやっぱり真摯に取り組まなければなりません。比例代表制のときも、前段のことが抜けているんじゃないかという論議をずいぶんされておったんですが、したがって...全文を見る
○和田静夫君 いまの閣僚の中には、自由民主党の中の選挙制度のオーソリティーなどと言われている人が官房長官や大蔵大臣などたくさんいらっしゃるわけであります。したがって、総裁として、自由民主党に対してやっぱりこういうことはやるべきじゃないかと言われるのが必要でしょう。
11月26日第100回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○和田静夫君 まず、核燃料の輸送問題で一、二問、冒頭に質問をいたしますが、これは予算委員会における政府と私の論争で決着がついていない部分のものであります。その後、ずっと資料を当たってまいりますと、ますます危険な状態を感じ取ることができます。  そこで、運輸省に、原子力安全研究協...全文を見る
○和田静夫君 それは、そうはならないんですよれ。さっきから何遍も部屋の外では申し上げましたが、あなたそんなことを言うけれども、「核燃料物質等輸送調査専門委員会委員構成」、運輸省全然関係ないといって私にさっきからうそばっかり言っておったんですが、この中で、見なさいよ、運輸省航空局技...全文を見る
○和田静夫君 これは予算委員会で論議をして、おたくから担当がお見えになって、この文書を提示しながらいろいろの論議をして、あなた方の見解も聞いて、しかもこれから来年三月の予算委員会に向かって詰めていく、そういうことを申し上げて、はからずも私はきょう、この臨時国会で発言をする機会があ...全文を見る
○和田静夫君 したがって、この数値というのは、あなた方のところから、オブザーバーであろうが何であろうが、委員会構成に参加をしてでき上がった報告書の一部をなすものでありますから、確認をされますね。
○和田静夫君 そうすると、この被爆数値というものの記載についてはあなたの方は確認はできない、信憑性については全然わからぬ、調べる意思もない、そういうことですか。
○和田静夫君 それじゃ、むだなお金をかけておたくの役人が参加して確認もできないことを一体公にするというのはどういうことなんだかさっぱりわからぬのですが、委員会運営に協力する意味で申し上げておるんですが、それじゃあなた方はこれを確認するための作業を進められますか。  私は、予算委...全文を見る
○和田静夫君 それだから端的に言えば、運輸省に私が求めたいことは、放射線漏洩事故がかなりの部分でもってアメリカで起こっているわけです。わが国もその危険性がないわけじゃないから取り上げているわけでありまして、ここの部分の数値についてはさらに皆さん方が確信が持てるような形でもって調査...全文を見る
○和田静夫君 そこで、アメリカのキャスクの構造基準と日本のそれとは違いましょうか、あるいは同じものでしょうか。
○和田静夫君 さきの予算委員会で、山本自治大臣・国家公安委員長が私の質問に対しましてきわめて楽観的に答弁をされたわけです。非常に厳しい規制の中で行われているから御心配なくという、総括的にはそういう答弁だったと思うんですね。ところが、実際には何ら具体的に周辺の住民の不安を除くという...全文を見る
○和田静夫君 そうしますと、いまキャスクの質問をしたわけですが、現在のキャスクの耐熱基準は八百度Cで三十分ですよね。日本坂トンネル規模の事故が発生をしたら一たまりもないということになるのであって、山本自治大臣が予算委員会で私にお答えになったような形の楽観的なものではない、そういう...全文を見る
○和田静夫君 核燃料が結局非常に危険な状態でもって高速道路を走っているというようなこと、それは消防庁も関係各省からいままでは知らされていない。よって消防庁を通じて自治体消防は全然知らない。そして、もし日本坂トンネルの中で、あのときに核燃料を運んでいるところのトラックかいたとするな...全文を見る
○和田静夫君 運輸省は、いまの質問についてはどういう見解を持ちますか。
○和田静夫君 この問題の専門家であります青木さんという東京工業大学の名誉教授、事故対策についていろんな論文を発表されているわけで、全部を読んだわけではありませんけれども、わが国ではこの面の研究を避けようとする風潮がある、事故が起こってからでは遅いので平素から十分に対策を確立してお...全文を見る
○和田静夫君 私が求めたいのは、いまの日本の政府の状態はそういう状態だと思うんです。運輸は運輸、消防はやっておられるかどうか知らぬけれども、そのほか科学技術庁は科学技術庁。そして出てきたものについては、たとえばよりすぐれて私は内閣委員会の問題だと思うんですがね。全省庁にわたること...全文を見る
○和田静夫君 両省、どうもありがとうございました。  ことしもあと一カ月残すということになった状態の中で、一九八三年という年をずっと振り返ってみますと、一月には不沈空母論があってみたり、日米運命共同体論という中曽根さんの発言があってみたり、防衛問題ではやはり大きな転換が示された...全文を見る
○和田静夫君 たとえば白書の六十三ページですが、「わが国が自由と民主主義という価値観を共にする西側諸国との間の政治・経済面における協力関係の一層の緊密化に努め、また、自ら質の高い防衛力整備を図ることが、ひいては世界の平和と安定の維持に貢献することとなる。」というふうに書かれている...全文を見る
○和田静夫君 私は、ここでの問題というのは、資本主義国一般がいわゆる西側同盟と倒置されている物の書き方になっているような感じがするんですね。果たして一体世界の情勢はそうなんだろうか。資本主義国であるといってもいわゆる西側同盟に入っていない国というのはいっぱいあるわけですね。ここの...全文を見る
○和田静夫君 私の質問の趣旨とかなり離れているんですけれども、時間の関係もありますから進みますが、資本主義国一般、すなわちこの白書に言うところの「自由と民主主義という価値観を共にする西側諸国」と、東西対抗下のいわゆる西側同盟ですね、いま長官答弁された日米安保体制でも何でも、それと...全文を見る
○和田静夫君 長官の判断の限りの部分だけはあれですが、この文章が出てくるその次に、「西側諸国の協力の場」というような資料がついていまして、この資料などの取り扱いの上にこの論理が展開をされるというのはやっぱりちょっと飛躍があると私は感じました。  そこのところは置いておきまして、...全文を見る
○和田静夫君 抑止論は非常に重要なところで、私も見解を持っていますので、後半の一時間半を抑止論だけで長官と意見を闘わしてみたいと思っています。  前半の一時間半は、少し防衛白書を中心としながら論議させていただきますが、日本の軍事力が西側同盟全体の安保に寄与するということ、そうい...全文を見る
○和田静夫君 たとえば中曽根さんが四海峡封鎖と言った。私は、決してあれは三海峡封鎖の間違いを中曽根さん言ったのじゃなくて、彼本人は四海峡封鎖を頭の中に考えてあのとき発言されたのだと思っていますから、皆さんが三海峡封鎖と訂正をされたりいろんなことを言われても、いや中曽根さんの思想の...全文を見る
○和田静夫君 そこで、この司令官の発言というのがかなり私は重要な意味を持つと思うのは、共同演習であるわけですから、私も徴兵最後の年齢ですから、軍隊でずいぶん苦労をさせられた経験を持っていますが、共同演習というときには双方が同一の戦略戦術をもって行うのが共同演習でしょう、そこのとこ...全文を見る
○和田静夫君 別の聞き方をこの部分でしてみますと、北海道共同実動訓練があった。そこで、これは私、米ソ同時多発戦というものを想定して行っている。それは常識的にはそうなんでしょう。矢崎さんがここでどういうふうに答弁されてみたところで現地ではそうでしょう。そのために北海道というのは自由...全文を見る
○和田静夫君 自然科学者が北海道の地理的な状態を語ったというのじゃないんですからね、これは。軍部専門家、しかも日本におけるアメリカの最高の地位のある人が語ったんですから、ちょっとあなたの答弁というのは、ごまかしとまでは言いませんけれども、非常に苦しい答弁をされています。そういう苦...全文を見る
○和田静夫君 防衛局長、北海道は自由世界の最前線ではない、先ほど来たとえば地理的な要件だけで述べたのだと。そうすると、私はアメリカのワイアンド司令官が述べられたことの趣旨とはずいぶん違っていると思います。いまの大臣の御説明、当然そういうふうに受けとめながらのお話でありますが、私は...全文を見る
○和田静夫君 少し前段で時間をかけ過ぎたような感じがしますけれども、このワイアンド司令官は後に大変なことを言っているんですね。同じ記者会見で、必要があればわれわれは在韓米軍のF16を使う、こういう記者会見になっていますね。これは言い切っていますよ。そうすると、群山にいる在韓米軍の...全文を見る
○和田静夫君 私の質問の最後の部分は答えられなかったんですが、在韓米軍F16の来援を言い切った、ワイアンド司令官が。そうすると、このことは核兵器の使用を含むと、こう考えますよね、F16はその可能性を持っているわけですから。  それから現事務次官は、予算委員会で長い質問職をやりま...全文を見る
○和田静夫君 ちょっといまの尋ねますが、私、現防衛庁事務次官が防衛局長時代の論争を思い浮かべてみまして、群山のF16が飛び立つ、ソビエツカヤガバニに行くか、あるいはウラジオストク周辺か、そして何か事故を起こす。それが青森県三沢の基地に緊急着陸することはあり得る。それは全然ないとい...全文を見る
○和田静夫君 どうもあなたの答弁というのははぐらかしが多くて、肝心な答弁をしないのだけれども、ちょっと質問のあれを変えてみまして、将来、米軍が在韓米軍F16来援を含む演習計画、そういうようなものを持ち出してくる場合、いや仮定のことには答えられませんと言われればいかぬのですけれども...全文を見る
○和田静夫君 F16来援を含む演習計画がもし持ち出されたら、それにどう対応するかと聞いている。
○和田静夫君 ワイアンド発言に戻りますが、北海道へのソ連の侵攻、どういう場合に想定されますか。まず、そこを伺いましょう。
○和田静夫君 いま防衛局長が答弁している趣旨というのは私はわからずに言っているわけじゃないんですよ。ただ、共同演習をやられたわけですよ。そうすると、アメリカのワイアンド発言に見られますように、アメリカの軍隊が考えていることは別だ、もう一方の日本の自衛隊が考えていることは別なんだと...全文を見る
○和田静夫君 どうも理屈の上でそんなふうに理解してみたところで実際は違ってくるということが一番危険だから、少ししつこいけれども質問を続けたいと思うんですよ。  ワイアンド発言というのはずっと読んでいけばいくほど、やっぱり米軍の方というのはソ連との戦いを想定しているということだと...全文を見る
○和田静夫君 防衛庁長官の認識にもかかわらず、いろいろの著述を読んでみますと、どうも極東におけるところのソ連の軍事力というのはそんなに大したものじゃないというふうな書き方が非常に多いんですが、古いものだという書き方が非常に多いんですが、北海道を侵攻してそして占領を続ける能力を持っ...全文を見る
○和田静夫君 防衛白書に戻りますが、八十八ページ、通峡阻止作戦について、機雷の敷設を含む作戦概要がずっと書かれていますが、作戦概要にまで踏み込んだ記述をしたここの部分というのは私は理解に非常に苦しんでいるんですが、ここまでお書きになったのは何か理由がありましょうか。
○和田静夫君 防衛白書は極東ソ連軍の増強ぶりをずっと書いているわけですが、この白書の記述はSIPRIなどの推計から見ましてどうも過大評価ではないだろうかという感じが私はしているんですが、私は軍事力の比較というのは一つの抽象論にすぎないというふうに考えていますけれども、極東ソ連軍の...全文を見る
○和田静夫君 さきの中曽根・レーガン会談で、長官、日本の防衛力分担について具体的な話というのは出されたんでしょうか。
○和田静夫君 そうすると、レーガン大統領の新聞発表、新聞発表ですからどこまでどうだということになりますが、「日本が自衛を行い、かつわれわれの間の相互防衛努力をより多く負担することにある。」というところですね。このより多く負担すべき相互防衛努力、これは具体的には何でしょう。
○和田静夫君 アメリカの空母ミッドウェー艦載機の夜間着陸訓練基地の新規提供問題というのがかなりにぎわっていましたが、何らかの進展がありましたか。
○和田静夫君 調査していることで具体的な進展はないにしても、どことどことどういうふうな対象というのは浮かんでいるんですか。
○和田静夫君 ちょっと話がとっぴなようですが、胡耀邦中国共産党総書記が来日されているわけでありますが、日中間で何か軍事的提携などというような話というのは全然ありませんか。
○和田静夫君 提携という話以外の話なら何かありましたか。
○和田静夫君 九月中旬にアメリカ上下両院合同協議会が可決をしました協議会報告書に、「日本は自衛能力の向上に最大の潜在能力を持つアメリカの同盟国であり、だからこそその誓約を達成し、一九九〇年までに効果的な通常兵力面で自衛能力を持てるために必要なレベルにまで、毎年の防衛費を急速に増加...全文を見る
○和田静夫君 中曽根総理は、この二十二日の行特委でもGNP対比一%の枠は守る。ということになれば、私が先ほど読み上げたアメリカ議会決議はけ飛ばすということになるわけですね。け飛ばすということにならなきゃならぬわけです。大蔵省としては、防衛関係費の対GNP一%枠堅持の方針、これは大...全文を見る
○和田静夫君 それで、長官、そこのところなんですが、どうもアメリカ議会決議を背景にしたレーガン記者会見の趣旨をずっと追っていけば、これは一%の枠ははみ出ていくことにならざるを得ないですよ。ここのところは、一%を守るのか、守らないのかということも一つはありますが、このアメリカの要求...全文を見る
○和田静夫君 大蔵にしろ、防衛庁にしろ、必要は認めていないと言われる答弁はわかったのですが、しかし、先ほど来私が申し上げておりますように、アメリカ議会におけるところの決議との関係において一九九〇年に向かってこれを受け入れていくということになっていけばそこのところは必然的に破れてい...全文を見る
○和田静夫君 中曽根総理と竹下大蔵大臣の行特委の答弁をずっと読んでみまして、防衛予算との関係ですが、来年度予算あるいは再来年度以降の中期的な予算編成方針というのは私はさっぱりわからぬわけですが、予算編成の実務的な担当者にお尋ねするわけですが、一体増税なしに来年度予算編成が可能なの...全文を見る
○和田静夫君 私は、昨年度対比におけるところの千九百八十五億ぐらいの防衛費の関係のその辺をとめてしまって、そして予算編成などということをお考えになれば、増税などということの必要を最小限度に食いとめることができるだろうなと思いますから、この辺で、いや防衛費なんというのは前年並みです...全文を見る
○和田静夫君 前段の時間は一区切りするという話ですから、肝心な話はあれなんで、ここでちょっと出たついでですが、主税当局にせっかく来てもらったものですから……。  来年度の本格減税、これは単身者、独身者を問わずどの所得階層にも減税となる、そういう減税、これは約束しているんですか。...全文を見る
○和田静夫君 これで終わります。終わりますというのは、中間的にやめておきますが、いまの答弁をずっと総計してみますと、結果的に、七五%の最高税率、これは予算委員会でやりましたが、あれを七〇に落とす、下を一〇を一二に上げる、こういうようなことをすれば決して全部に減税にはならない。われ...全文を見る