渡部篤

わたなべあつし



当選回数回

渡部篤の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第164回国会 衆議院 総務委員会 第5号
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○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤であります。  さきの総選挙で衆議院に当選するまで、県議会議員を四期、市議会議員を二期やりました。二十三年間、地方議員として生きてきました。地方自治の理想を求めて、現場で精いっぱいやってきたという自負心もあります。  しかしながら、端的に申...全文を見る
○渡部(篤)委員 ビジョン懇談会のメンバーを見ると、本当に地方の現場で悩み、汗をかいている人間が入っていません。一方的な物の見方にならないか心配でありますが、メンバーの選任に際して大臣はどのような考えで対処されたのか、お聞きします。
○渡部(篤)委員 竹中大臣は、みずからを小さな政府担当大臣と位置づけられています。しかし、地方財政については、ここしばらくで随分抑制されています。小泉政権誕生時の平成十三年度とその五年後の平成十八年度の地方財政計画を比較してみますと、地方税は七千億円減少しています。交付税は四・四...全文を見る
○渡部(篤)委員 大臣は、先日、補正交付税法案についての総務委員会の答弁等で、交付税は、国、地方間の中間的な支出であって、最終的な支出ではないので、交付税をねらい撃ちにするような議論はおかしいとの発言をされました。それはそれで財務省との議論における一つの見識かもしれません。  ...全文を見る
○渡部(篤)委員 竹中大臣は、ある雑誌のインタビューで、地方交付税は改革をやっていてもやっていなくても最後にはしりぬぐいしてもらえるシステムになってしまっていると発言されているようですが、固有財源をしりぬぐいと評価するというのはどういう認識ですか。
○渡部(篤)委員 次は、地方交付税の財源保障機能を廃止すべきであるという指摘が、交付税を削減すべきであるとの立場を主張する財政制度審議会等でされていますが、竹中大臣は、交付税の財源保障機能についてどのようにお考えになっているのか、お伺いします。
○渡部(篤)委員 その懇談会等で、交付税についてはいろいろな議論がありますが、例えば、交付税は複雑でわかりづらいシステムであるという指摘があります。  そもそも、国と地方の財政調整というものは、そんなに簡単な制度として設計できるものではありません。一般論として、制度はわかりやす...全文を見る
○渡部(篤)委員 よく竹中大臣はプライマリーバランスと言われますが、私は、国と地方を通じたプライマリーバランスの黒字化が必要なことはわかりますが、そのようなマクロの数値はすべて一つ一つの制度の積み上げによる結果であることも事実です。経済学、統計的な観点から単純に中間的な支出という...全文を見る
○渡部(篤)委員 政治というのは、単に単純に役所を小さくすること、つまりスモールガバメント、チープガバメントだけではなくて、自分の力で解決できない経済上の問題や社会問題に直面している人をサポートする作業だと私は思います。地域を大切にするとか、地方主権であるとか地方分権が求められて...全文を見る
○渡部(篤)委員 どうもありがとうございました。
02月28日第164回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○渡部(篤)分科員 自由民主党の渡部篤であります。尊敬する小坂大臣に質問できるということで、感無量であります。  大学問題といいますと、国立大学が独立行政法人になること、あるいは、私立大学が十八歳人口が減っている中で生き残るために一生懸命努力をされていること、いろいろ話題になっ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 公立大学、県立大学は全国で八十弱ありますが、いずれの県庁にも高等教育の専門行政官が不在であるのが現実であります。文部科学省は、大学が法人化した旧国立大学と私学について関心を持つのは当然ですが、やはり総務省の地方交付税の中に財源が入っているということもあると思い...全文を見る
○渡部(篤)分科員 都道府県の財政が逼迫しているというのは皆さん御存じだと思います。会津大学でも、県の一般予算の大体〇・四%を投入していますが、毎年のシーリングは、大学法人の一%減をはるかに超えているのが現状です。  都道府県では公立大学に、例えば地方独立行政法人になれば交付金...全文を見る
○渡部(篤)分科員 今の答弁にあったとおりだと私も思うんですよ。例えば、総務省が交付税でやりますが、あと科研費、あるいは、特色のある教育、競争、あるいはギガビット等を含めたプロジェクト、いろいろなそういう事業を公立大学が一生懸命努力をすれば、それに対して対応していただきたいな。交...全文を見る
○渡部(篤)分科員 ぜひ大臣にも会津大学を見ていただきまして、そして、やはり公立大学で努力をしているその姿というか、その現場を見ていただきたいと思います。  それから、私たち会津大学を知る者にとってうれしかったのは、公立大学でたった一つ、大学国際戦略本部強化事業というのを受けた...全文を見る
○渡部(篤)分科員 福島県には、公立の県立大学は会津大学と県立医大があります。本当は一県一国立医科大だったんですが、県立医大としてあります。財政的に県はすごく厳しい状況にありますが、それは別にして、福島県立医大がホームステイ型医学教育研修プログラムに採択されたとお伺いしています。...全文を見る
○渡部(篤)分科員 よくお医者さんがいっぱいになっていると言われますが、都市部に偏って、今、南会津郡の只見町、ある時期は無医村、お医者さんがいなかった、もう大変な状況だと思いますが、私は、この原因というのは、一県一医科大学制度における入学定員の地域偏在があると思います。福島県立医...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私は、医師不足をしている県の大学の医学部については、地域の実情を踏まえ、入学定員の増員を図るべきと思っています。  ただ、同じ質問になるので別な質問に変えますが、そうだったら、僻地医療を担う医師の養成を目的とする自治医科大学の入学定員を、医師不足している地域...全文を見る
○渡部(篤)分科員 公立大学についていろいろ質問してきましたが、私は、三十歳で会津若松の市議会議員になりました。そのとき、国立大学は無理だから県立大学にするという運動の先頭に立ちました。それから、三十八歳で県会議員になったとき、ちょうど前の松平知事、そして佐藤知事が会津にコンピュ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 高等教育について、さっきも言いましたが、公立大学というのは総務省が交付税でやる、そして文部省が高等教育の全体を政策的にやる。ただ、お願いしたいのは、地方でみんなが努力して四年制大学をつくったんですよ。日本一の、世界に名立たる、情報の、コンピューターの大学をつく...全文を見る
03月30日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤であります。  質問をいたします。  早稲田大学の重村智計先生は、外交官にとって日朝交渉ほど人生観と使命感が問われる外交はないと言っています。つまり、日朝交渉は、外交官の人たちにとって人生観とか使命感が問われる外交だ、私はまさにそのとおりだ...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、昨年の拉致特別委員会において、日朝政府間対話が国交正常化問題、拉致などの懸案、安全保障の問題、三つの分科会方式の交渉と話し合いについて、これは疑問だと申し上げました。ここで心配したのは、正常化交渉だけが進んで、拉致問題が棚上げにされる危険があるということで...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、外交交渉というのは、例えば北朝鮮を何もしない、駆け引きをして北朝鮮が困るのは、日本が無視をしたり相手にしない、そういう雰囲気をつくるとか、そういうのも外交交渉ではないかなと考えています。また、北朝鮮との交渉では、最悪の場合は決裂してもいいという覚悟がなけれ...全文を見る
○渡部(篤)委員 外務大臣に一つお聞きしたいのは、先ほどもいろいろ質問が出ましたが、米国と北朝鮮の関係です。これをどう見ているのか、お伺いします。
○渡部(篤)委員 私は、現在の米朝関係は最もよくない時期に差しかかって、よくない関係というかよくない状態だと思っています。  米国は、昨年夏、北朝鮮が深くかかわっている米国内でのにせドル札製造関連の国際シンジケートの幹部を一網打尽にしたと伝えられています。そして、にせドル札絡み...全文を見る
○渡部(篤)委員 政府は、北朝鮮に対して、送金や輸出入を規制する改正外為法や特定船舶入港禁止特別措置法による経済制裁は控えるものの、在日本朝鮮人総聯合会の施設に対する課税強化や麻薬密輸取り締まりなど、あくまで現行法の厳格適用、執行を行う方針であると言われていますが、間違いないでし...全文を見る
○渡部(篤)委員 そうすると、いわゆる厳格適用を執行していくということになりますと、経済産業省が軍事目的に転用できる工業製品などの不正輸出防止のための国内メーカーの立入検査、海上保安庁が海上パトロールを強化して北朝鮮による麻薬やにせ札の密輸を監視すること、第三国を経由して輸入され...全文を見る
○渡部(篤)委員 しかし、北朝鮮が拉致問題で柔軟な姿勢に転じていくまでにはなっていないと思いますし、今言われたように、逆に反発を強めていることが報じられていますが、政府は、現在行っている措置以上に、もっと別な圧力となる手段を検討しているのかどうか、お伺いいたします。
○渡部(篤)委員 日朝包括並行協議で具体的な進展がない今、北朝鮮が反発するような今のような状況になったら、我が国のとるべき行動は経済制裁しかないと私は思っています。国民世論の応援のある今、経済制裁を行ったらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
○渡部(篤)委員 もう一回、日朝交渉に戻りますが、今回北朝鮮は交渉担当者に、外務省アジア局、宋日昊なる人物を充てました。この人はどんな人物なのか、北朝鮮内における地位も含めてお伺いいたします。
○渡部(篤)委員 北朝鮮が宋日昊なる人物を交渉責任者にしたのは、北朝鮮が交渉に真剣なのか疑問になります。歴代の日朝交渉大使は、外務省の次官クラスかあるいは総書記が信頼する側近を任命してきた経緯があります。今回の対応に北朝鮮の姿勢があらわれていると思いますが、いかがでしょうか。
○渡部(篤)委員 今までのこの日朝交渉で、おかしなことが多いと私は感じています。例えばミスターX問題です。  ミスターXは日朝交渉を担当した北朝鮮側の最高責任者であるとされますが、彼とひそかに接触を重ねた田中均氏が名前も肩書も明かさないとしたため、ミスターXと呼ばれた。  し...全文を見る
○渡部(篤)委員 民主主義国家の日本と全体主義国家の北朝鮮、北朝鮮の作戦ですよ。私はそこの点を、さっき、外交官はいわゆる使命感とかいろいろなものを持つべきだ。私たち日本の政治家も彼らと対峙しているんですよ。Xの人と何でその国民が、外交は国民の支持がなければ絶対だめです。では、Xと...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、これは外務大臣とか官房長官が当たるべきだと言ったのじゃなくて、外務省の一部の官僚の人が、これではもう壁にぶつかっているのでトップで話し合っていただきたいというふうにマスコミに言われたと聞いたので、これを質問しました。やはり粛々と、外交交渉はきちんと窓口を一...全文を見る
○渡部(篤)委員 我が国政府が北朝鮮に対して圧力を強めたことで、北朝鮮側が日本のNGO関係者四人の逮捕状をとり、外交ルートを通じ我が国政府に身柄の引き渡しを要求したことが報じられていますが、事実でしょうか。また、政府としてこれにどのように対応するのか、お伺いいたします。
○渡部(篤)委員 このような逮捕状が出された場合、NGO活動は中国を舞台にすることが多いと考えられる中で、北朝鮮と緊密な関係にある中国が、北朝鮮側の意向に従い、これらの人たちを拘束し、北朝鮮に身柄を引き渡すおそれはないでしょうか。このようなことが起こらないようにするための方策を政...全文を見る
○渡部(篤)委員 旅券法違反で国際手配中の辛光洙容疑者が、横田めぐみさんら日本人拉致の実行犯と言われていますが、拉致は辛容疑者だけでできる事件ではないのです。北朝鮮政府や、日本国内にいる協力者による、まさに国家テロなのであります。  拉致問題の解決に当たって北朝鮮と交渉する場合...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、前にも言いました、六カ国協議で、核、あるいは国交正常化、拉致、そして分科会をつくった。彼らは、北朝鮮は、時間を延ばしたい。あるいは、横田めぐみさんを含めて、あの拉致されている人たちの家族は、時間との闘いだと思います。向こうは本当に延ばしているんですよ。 ...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、麻生外務大臣ときょう四十分間議論をしましたが、うれしかったのは、やはり、日本は民主主義の国ですよ。デモクラシーの開かれた、オープンソサエティーですよ、開かれた社会。向こうは全体主義で、国民の人権も何も持っていない国ですよ。  あの国に対峙するとき、やはり...全文を見る
○渡部(篤)委員 どうもありがとうございました。
05月17日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤でありますが、法案について質問をさせていただきます。  日本農業には三大不変数字があると言われています。五百五十万戸の農家の戸数、そして耕作面積が六百万ヘクタール、そして農業に従事する人たちが一千四百万人いたのです。明治維新から昭和四十五年ま...全文を見る
○渡部(篤)委員 この法案について、具体的な支援の内容が、私から見て、明確にされていないのではないのか、従来の延長線でははっきりした政策転換であることが実感されていないと思います。平たく言えば、農家のメリットが十分に説明されていないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○渡部(篤)委員 担い手に施策を集中していく最初の対策としては理解できますが、例えば、土地利用型、四ヘクタール規模の農家が他産業並みの所得を確保していくためには十分ではありません。  今回の対策に乗って、先が見えないとの指摘もありますが、ここです、担い手として発展していく展望や...全文を見る
○渡部(篤)委員 続いて、いわゆるゲタ対策についてでありますが、過去の生産実績に基づく支払いとされておりますが、今後の産地の構造改革の取り組みが反映されていないのではという意見もあります。  WTO農業交渉の緑の政策に配慮したものと理解しますが、実績を重視する余り、今後の産地に...全文を見る
○渡部(篤)委員 本対策は、現在、現地において県、市町村、JA等の農業関係団体が連携して推進していますが、今後の加入促進手続は国が行うと聞いています。これまでの推進の実態や担い手に対する総合的な施策の観点から、関係機関相互の情報共有も含めて、連携方策について改めて伺いたいと思いま...全文を見る
○渡部(篤)委員 続いて、農地・水・環境保全向上対策についてお聞きいたしますが、先ほども質問がありましたが、地方の財政が厳しい現状において、本対策の取り組みに、地方の間に格差が生じないよう特別交付税等の地財措置の運用事業をしていただきたい。あるいは、特別交付税等の地財等が困難な場...全文を見る
○渡部(篤)委員 それから、特別栽培についてですが、支援の対象となるものが、化学肥料、農薬を五〇%低減する栽培を基本としているとありますが、野菜、果樹は化学肥料、農薬を五〇%下げるということは技術的にかなり困難性があると思いますが、どうでしょうか。
○渡部(篤)委員 日本農業で守るべきものは何か、それはもちろん豊かな自然環境であり、そこに住む人たちの飾らない人情であり、それが農業、農村の宝であると思います。もっと言えば、伝統を引き継いだ農村コミュニティーの力であります。各地区の農業用水路の維持管理活動を支えている共同の力であ...全文を見る
○渡部(篤)委員 これで質問を終わります。ありがとうございました。
12月12日第165回国会 衆議院 総務委員会 第10号
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○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤であります。  最初に、大臣に近未來通信について質問したいと思います。  日本の情報通信分野は、イノベーション、技術革新と、あるいは電電公社の民営化による規制緩和で発展してきました。しかし、近未來通信のこの事件は、IP通信の将来をかたった詐...全文を見る
○渡部(篤)委員 それからもう一つ私は大臣に質問したいのは、個人投資家保護についてであります。  資本主義とか市場経済では個人投資家は自己責任を負わなければならないと私は思っていますが、このような不正を働いている会社に対しては、総務省は、例えば今、調査したり、あるいは立入調査を...全文を見る
○渡部(篤)委員 規制緩和というか市場に任せるというか、事前審査から事後審査に変わる、これはもう時代の流れで、ルビコン川はもう渡ったと思いますが、不正を行う、そういう事業者を規制したり、参入できないようなシステムを私は考えていくべきだなと思います。  それから、我が国の情報通信...全文を見る
○渡部(篤)委員 例えば、日本の政治が経済を成長させて税収を上げる、まさにそのリーディング産業というのは情報分野の産業ですから、大臣にぜひ頑張っていただきたいと思います。  それから、情報セキュリティー政策について一つお聞きしたいのは、コンピューターウイルスのボットプログラムに...全文を見る
○渡部(篤)委員 私の持論ですが、情報分野、情報通信をこれから日本で活性化させていくためには何が必要なのか。もちろん、市場にゆだねる、規制緩和をして新しい産業をつくるということは絶対必要ですが、まず秩序が必要だと思います。そして、不正な人が入ってくることのできないものを、きちんと...全文を見る
○渡部(篤)委員 情報通信分野の発展は、規制緩和と市場だけではなくて、不正に入ってくる、いわゆる一万四千の事業者の中にいる不正な人に対しては厳しく規制をしたり排除すべきだと私は思います。  そして、政府が国家戦略を明確にしていただきたいんですよ。つまり、大臣にお願いをしたいのは...全文を見る
○渡部(篤)委員 大臣に強く要望して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。