渡部篤

わたなべあつし



当選回数回

渡部篤の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
議事録を見る
○渡部(篤)分科員 自由民主党の渡部篤であります。  冬柴大臣に国土交通に関する質問をすることができまして、大変感激をしています。  国民の安全、活力、環境を守るために国土交通省は献身的に努力をされているわけでありますが、私が心配をしているのは、建設投資が、公共、民間を含めて...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私の選挙区の奥会津に、人口二千八百人の金山町というところがあります。つい最近、土砂崩れがありました。現在、土砂崩れで避難して生活している方が三十人、十三世帯います。プレハブの仮設住宅は旧山古志村で使われたものを使うと言われていますが、全国にマスコミ報道はされて...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私も県議会の土木委員長をやったことがあるんですが、かつて県とか地方は生活関連で一定の公共投資がなされていました。しかし、今、大変悲惨な状況にあります。  私の住んでいる県の会津若松建設事務所というのが、かつて二百二十億円あった事業費がもう五十億円を切りました...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私は、市会議員二期やって県議会議員四期やりまして、地方議会出身ですが、憂慮にたえないことがあります。  例えば、今度福島県の予算で、公共事業の削減で県道が二十二工区、河川七工区が休止になりました。もちろん不必要なものはやめるべきですが、ここ数年、各都道府県、...全文を見る
○渡部(篤)分科員 次に、建設産業について述べたいんですが、建設産業、建設業者は、あるいはその社員が生きるも死ぬも、政治そのものが大きな要因になっているということを忘れることはできません。地方の建設業にとっては、公的なところからの受注がその企業の生命線を握っているのであります。 ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 建設産業の育成については、やはり優良な技術力のある会社を何とか育てていただきたい。かつてのバブル期のような、公共投資がたくさんある時代は、私ももうこれからないと思いますが、本当にまじめにやっている業者の育成について、国土交通省で努力をしていただきたいと思います...全文を見る
○渡部(篤)分科員 会津縦貫北道路、南道路、そして、東北中央高速自動車道というのがありますが、相馬から福島に出て、米沢、山形に行くんですよ。ところが、私たち会津の人間としては、なぜ宇都宮から田島、会津若松を通って米沢に行けなかったのか。これは悲しい現実ですから、地域高規格道路で、...全文を見る
○渡部(篤)分科員 いわゆる磐越西線のいろいろな利用の状況を言われましたが、郡山まで新幹線でみんな来るんですよ。政治家の先生もあるいは大学の先生も、みんな郡山から車で高速道路で行きます。なぜか。乗りかえるからですよ。会津若松まで行くのに、高速道路で一時間以上かかるんですよ。  ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 大臣の答弁を聞いて涙が出ました。地方出身で、地方の実情を考えると、ただ、私は、財源が厳しい、二〇一〇年初頭までプライマリーバランスを何とかしなければいけない、子供たちに借金は残してはだめだ、これもとうといことですが、今やらなければならない社会資本の整備、これは...全文を見る
03月28日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
議事録を見る
○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤であります。  農山漁村活性化法案について質問をいたします。  松岡大臣がこの法案を説明しているとき、私は、聞いていて、ああ、これは十九世紀のハワードの田園都市、あるいは大平正芳内閣のときの田園都市構想の「都市に田園のゆとりを、田園に都市の...全文を見る
○渡部(篤)委員 柳田国男は、昭和四年に、結いあるいは手間がえであるとか、あるいは集落の共同体で内発的に農村を活性化したいということを言っています。  私は、やはりこの法案でも、そういうみずからの地域がみずからのコミュニティーを通じて農山漁村の活性化をするということも考えていた...全文を見る
○渡部(篤)委員 農業をやっていない人とか、あるいは官僚の人とか都会の人は、農業の活性化というとロマンチックに考える。ところが、本当に会津で農業をやっている人、私の選挙区で頑張っている人たちは、リアリズムで考えています。そのギャップの差が、まさに今の農業の活性化の大きな課題だと私...全文を見る
○渡部(篤)委員 都道府県や市町村に活性化計画の策定を求めているわけでありますが、過疎地域振興計画や山村振興計画というものをつくらなければなりません。そうしてまた、交付金を交付するために、市町村に新たな計画をつくるということは、市町村に負担にならないですか。
○渡部(篤)委員 やはり、交付金をとるためにその事務的な負担が多くなるということは私はおかしいと思うので、簡素にすべきだと思っています。  それから、この法案で、農山漁村への定住者が今後十年間で百五十万人、二地域居住者が三百万人と効果を見込んでいますが、この数字は私は厳しいなと...全文を見る
○渡部(篤)委員 都市住民が農山漁村への定住とか二地域居住の願望を強めている、私もこれは、今答弁ありましたが、ただ、そんなに簡単なことではない、居住環境をきちんとつくって、いろいろな対応を急がないとできないと思います。  平成十年に国土交通省は優良田園住宅促進法というものをつく...全文を見る
○渡部(篤)委員 また、農山漁村に定住するには、交流を基盤とした、医療の問題とか教育の問題も抜きにしては考えられませんが、医師の確保等を中心とした地域医療も大きな問題になります。そういうものは省庁間の連携が大切だと思いますが、総合的な政策の展開をどう調整を図っていくのか、お伺いし...全文を見る
○渡部(篤)委員 それから、私、この法案の中で、ちょっと既存の事業についていろいろ語りたいんですが、農産物の加工施設や直売施設などの施設整備が進められてきたが、いま一つ地域の活性化に結びついていないのではないか、もっと分析して、法案として反映する必要があったのではないかと考えます...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、農山漁村で食料産業クラスターの形成が推進される基盤づくりを行うべきであると考えています。  それから、さっきも財政の話がありましたが、都道府県や市町村の財政は極めて厳しい現実にあります。私も市会議員二期、県会議員四期やりました。地方の人たちは、普通交付税...全文を見る
○渡部(篤)委員 私は、例えば品目横断の経営安定対策が千七百億円、農地、水、環境が三百億円、それから今回のこれが、いわゆる農山漁村活性化が三百四十一億円と言われていますが、農家の人たちに、農林水産省は全力を挙げて、総務省に頼んで交付税で下さいでなくて、やはり農林省がすべてをかけて...全文を見る
○渡部(篤)委員 それから、情報化時代で、農村地帯が今困っているのは、ブロードバンドなどの市町村の情報インフラの整備が急務です。財政負担が大きいので、できないんですよ。この交付金で財政負担ができるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○渡部(篤)委員 デジタルデバイドとかありますから、情報格差がないように農林水産省でいろいろ考えていただきたいと思います。  この前、農林水産省のある人が私のところにやってきました。私は、彼にこう質問しました、農業で今一番優先順位の高いのは何ですか。そうしたら、効率性と言われま...全文を見る
○渡部(篤)委員 WTOでもEPAでもFTAでもそうですが、私は、あのオーストラリアも、あるいはアメリカも、ナショナルインタレスト、国益を絶対守りたい、国家としてのきちんとしたものを守りたいというものがあるので、大臣にも強くそのことをお願いしたいと思います。  この農山漁村の活...全文を見る
04月24日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
議事録を見る
○渡部(篤)分科員 自民党の渡部篤です。  大臣に、イノベーションとオープンという今、安倍総理が各地で演説している内容についてお伺いしたいと思いますが、五月を目途に、二十年後の二〇二五年の日本の社会のイメージを描くイノベーション25を策定中ということでありますが、このイノベーシ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 イノベーション、いわゆるシュンペーターの言う創造的破壊とか新しい産業をつくる、そのとおりだと思いますが、私は、アメリカのすごさというのは、新しい技術を発明するだけではなくて、それが多面的な形になって国家を強化していく、やはり教育力をきちんとしていわゆるイノベー...全文を見る
○渡部(篤)分科員 六月に京都で開催される内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、日本経済団体連合会、日本学術会議主催の第六回産学官連携推進会議の例をとれば、昨年の参加者は三千人を超えましたが、大学にとって技術移転のいわゆるお客様と言われる産業界からの出席は二割を切ったと言われて...全文を見る
○渡部(篤)分科員 それから、大学教育で、英語のいわゆる共通語としての役割というのがあると思います。大学教育も教室が現場であり、カリキュラムの題目とシラバスという授業内容項目が公開されていますが、大学がどのような授業をして教育しているかというのは、なかなか私たちは現場を見ることが...全文を見る
○渡部(篤)分科員 欧州連合では、学生が国境を越えて特徴ある大学に入学できる制度が進められています。それを実現するために、フランスでさえ英語が大学の共通語として認められていると言われます。他方、日本の大学は英語の授業が極めて少ないと思いますが、この点について文部省の考えをもう一回...全文を見る
○渡部(篤)分科員 グローバル化した世界でリーダーシップを発揮するためには、英語を共通語として、日本語がわからなくても教育ができる大学をつくることが私は必要だと思います。ただ、日本語もわからなくてと言われるかもしれませんが、国際的な、東南アジアとかアジアのいろいろな優秀な人たちを...全文を見る
○渡部(篤)分科員 そこで、大学の運営交付金についてお聞きしたいんです。  国立大学が法人化して三年目を迎えましたが、授業料だけでは大学経営は無理でありますから国は運営交付金を配付していますが、運営交付金は年々減額するルールとなっています。そのため、人件費も減額となり、昇給原資...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私が地方の大学と言うのは、我が会津に地方独立法人の会津大学があります。戊辰戦争から百四十年たって、やっと会津に大学ができました。世界の大学を目指してやっているんですが、これは公立大学ですから、それが地方独立行政法人になっているわけですが、文部科学省からは科研費...全文を見る
○渡部(篤)分科員 次に、ティーチングアシスタントについてお伺いしたいんですが、私が福島県議会議員のときに、会津にコンピューターの修士課程、博士課程の大学院をつくりました。どうやって優秀な人材を集めるのか、そうだ、いわゆる教育補助のアルバイトのできる体制、ティーチングアシスタント...全文を見る
○渡部(篤)分科員 それから、高等教育あるいは日本の科学技術の大きなテーマの一つに、ポストドクあるいはオーバードクター問題があると私は思っています。  現在、一万四千人以上の、定職のない、四年程度の任期つき任用で生活が不安定な研究者がいると聞いています。彼らのわがままも問題はあ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 大臣、私は、日本の高等教育の一つの課題を質問してきましたが、今日本人に一番欠けているのは何か。公的な思想であるパブリックとは何か、あるいは社会とは何か、国は何をやらなければいけないのか、それが問われていると思います。  もちろん、レッセフェールで市場原理主義...全文を見る
○渡部(篤)分科員 ありがとうございました。