渡部篤

わたなべあつし



当選回数回

渡部篤の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第171回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○渡部(篤)分科員 自由民主党の渡部篤であります。  文科省の皆さん方には、予算委員会の分科会、二回、いわゆる会津大学に関連した公立大学について質問しました。  会津若松の市会議員に三十歳でなりました。二期やりました。県会議員、四期やりました。戊辰戦争以後、会津の人たちは、高...全文を見る
○渡部(篤)分科員 高等教育に対する公財政支出の対GDP比率は、OECD加盟国中、日本が最低と言われていますが、OECDでは平均一・一%に対して日本は〇・五。文科省はその増額に努力していることは承知していますが、ちょっとお聞きしたいのは、この公財政支出の積算の中に公立大学用の金額...全文を見る
○渡部(篤)分科員 つまり、県立大学の経費が交付税の積算根拠となっているということですね。  文科省は、私から言わせれば、国立大学と私学助成をしている私学には関心があるが、公立大学への関心が薄いのではないか。高等教育への国の戦略の中に公立大学をどのように位置づけているのか。私は...全文を見る
○渡部(篤)分科員 ここで、国の財政支援と公立大学の法人化についてお伺いしたいと思うんです。  公立大学の法人化については、平成十六年四月一日に地方独立行政法人法が施行され、既に三十九校が法人化されています。先行した国立大学独立法人は、将来民営化を目標とする、運営交付金を定率減...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私は、国立大学の法人化、あるいは私学に対するマイナス一、基礎研究のお金が少なくなっているのではないか。物理とか数学とか、ノーベル賞をたくさんもらったからこれはすごいなと思っていますが、今日本の高等教育で基礎研究の部門が少なくなって、応用研究というか産業にすぐ直...全文を見る
○渡部(篤)分科員 これは、財政が厳しい中で交付税で、一般財源で来るわけですから。我が会津にとっては、戊辰以来の夢でしたよ。ロシアからどんな優秀な、ノーベル賞をもらえるような先生が来て、そして、世界一のコンピューターの大学をつくりたい。総務省、文科省から応援していただいていますが...全文を見る
○渡部(篤)分科員 国立大学とかあるいは公立大学の法人化を順調に進めるのであれば、みずから計画を立てて、資金をみずから調達する仕組みを積極的に支援する必要があると私は考えます。  米国やイギリスのトップレベルの大学は、それぞれ財団を持ち、大学経営の自由を確保しています。日本では...全文を見る
○渡部(篤)分科員 例えば、ハーバード大学では二兆円、慶応、早稲田は一千億円台の資金を財団を通じて集めている。そういうことによって、学生のための教育も本気になれるし、産業界との連携もよくできる、私はそう思うんですよ。これは、法人化された国立大学、公立大学で十二分に対応していただき...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私は、地域振興と地方大学、大きなテーマだと思います。  地域振興は焦眉の課題ですが、公立大学については、既に県内の複数の公立大学の統合により六つの大学が生まれています。福島県でも、県立医科大と会津大学が統合する選択肢も一般的にはあろうと私は考えます。他方、地...全文を見る
○渡部(篤)分科員 外形統合そのものについてはいろいろな議論があると思いますが、文部科学省は、研究については、国公私立大学を通した共同利用・共同研究拠点制度を開始しています。教育施設についても、人的、物的資源の共同化や有効利用の促進が必要として中教審で検討されているそうですが、私...全文を見る
○渡部(篤)分科員 次の質問に移ります。  外国から日本に留学生がどのくらい、三十万人とか目標だなんて聞いているんですが、日本の外国に留学する人たちがどのくらいいるのか。私は驚きました。十万人かなと思ったら、もう八万人を下がっています。  例えばフルブライト留学とか、あるいは...全文を見る
○渡部(篤)分科員 やはり、日本の若い人たちが海外に雄飛して勉強してくる、「坂の上の雲」ではありませんが、どこかの国が目標になる時代ではないかもしれないけれども、志を高くしてそうやって海外に勉強に行く人たちがふえることが、この国の国力につながると私は思っています。  それから、...全文を見る
○渡部(篤)分科員 エリート教育というのは、ノーブレスオブリージュ、例えば国家のために、日本の国のために自分の人生をかける、国のことを考える、そして国のために自分の人生をささげる人、そういうエリート。東大が世界で十八位とか、そういう数字じゃないんですよ。そういう志の高い人たちをこ...全文を見る
03月13日第171回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤であります。  世界は、今、アメリカ発の金融危機によって、百年に一度と言われる大不況に見舞われています。我が国も、国難に直面していると言っても過言ではありません。こうしたときこそ、政治家の理念が問われると私は思います。大臣と政治の理念について...全文を見る
○渡部(篤)委員 これまでの構造改革路線では、官から民へということが盛んに言われてきました。これも地方分権と同じで、官か民かというバランスを欠いた単純な思考法です。  しかし、官と民とは、本来、お互いを支え合うものではないでしょうか。しかも、今のような経済危機のときには、官が民...全文を見る
○渡部(篤)委員 官から民へという理念の誤りに関連して、郵政民営化についてお聞きします。  郵政民営化は、まさに官から民へという理念のもとに実行されました。しかし、世界的な金融危機で、国が管理する安全資産や公的資金の重要性は世界的に高まっています。我が国は、郵便貯金が安全な資産...全文を見る
○渡部(篤)委員 西川日本郵政社長にお伺いいたします。  あなたは、銀行頭取としての手腕を買われて、日本郵政社長に就任したのだと思いますが、社長としてどのような理念をお持ちなのか、問いたいのです。  と申しますのも、あなたが銀行頭取として頭角をあらわしていたころ、アメリカの金...全文を見る
○渡部(篤)委員 さて、今になって顧みますと、郵政民営化のねらいは金融資本主義の発想に沿ったものではなかったのか、私はそう思います。つまり、低リスク・低リターンであった郵便貯金を、アメリカの金融モデルのように高収益をもたらすように運用するということです。  しかし、金が金を生む...全文を見る
○渡部(篤)委員 さて、私は、これまでの議論の中で、バランスを重んじ、「慎慮」を重視する保守主義の立場から、構造改革を批判的に検証してまいりました。  国民、特に地域住民は、構造改革で疲弊し切ったところに百年に一度の大不況を迎え、まさに危機的状況にあります。今こそ、政治家は、家...全文を見る
04月20日第171回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○渡部(篤)分科員 自由民主党の渡部篤であります。  与謝野大臣に、国際経済の秩序、金融資本主義について思いのたけというか自分の思いを訴えたいと思いますから、ぜひよろしくお願いいたします。  昨年の金融危機勃発以来、世界じゅうで金融資本主義にかわる新たな世界経済秩序を構築すべ...全文を見る
○渡部(篤)分科員 江戸時代中期の思想家である石田梅岩は、次のように教えたと言います。「二重の利を取り、二升の似をし、蜜々の礼を請くることなどは危うして、浮かめる雲のごとくに思うべし。」これは、暴利をむさぼるような商法を行うことを厳しく戒めた言葉です。現代のヘッジファンドなどは、...全文を見る
○渡部(篤)分科員 ギリシャの哲学者、アリストテレスが、金が金を生むようなことはあり得ない、金は繁殖能力がない、大臣が言われたようなことをまさに古代ギリシャの哲学者が言っています。  それから、先般のG20では、各国が財政出動を行い、総額五兆ドルの景気刺激策を行うこととされまし...全文を見る
○渡部(篤)分科員 公共事業だけではありません。超高齢化社会にあって、いかに充実した人生を過ごしてもらうかは重要なテーマであります。  私も一昨年、脳卒中になり、現在もリハビリ中です。リハビリをしながら大切だと思うことがあります。特に脳卒中等の疾患により要介護状態になられた方々...全文を見る
○渡部(篤)分科員 作家の藤沢周平は、人生の愉しみとは何か。食べることだ、人と会うことだ、旅をすることだ。私も今、体はリハビリ中で不自由ですが、なかなか人に会えない、旅をすることもできない、介助がないと。そうすると、食べることです。やはり、口腔ケアについて厚生労働省も真剣に考えて...全文を見る
○渡部(篤)分科員 現在、世界的に巨額な財政出動とともに金融緩和が行われています。それは現下の危機を克服するためには不可欠な措置でありましょう。しかしながら、他方で、そのために金余り状態になり、一時的、局所的にバブルが起きるおそれについても考えておかなければなりません。  例え...全文を見る
○渡部(篤)分科員 今回の世界金融危機の前まで、しばしば経済の専門家たちが株式市場を活性化すべしと唱えるのを耳にしました。私は経済の専門家ではないのですが、そのたびに素朴な違和感を覚えずにはいられませんでした。株式市場の活性化とは、株の取引量や市場参加者が多いことを意味するものと...全文を見る
○渡部(篤)分科員 私は、体調を崩して入院しているとき、与謝野先生の「堂々たる政治」を読んで泣きました。政治家の矜持、私は、これだけ大量の財政出動をする、景気対策をする、そうすれば、やはり景気が回復した段階においては、税制改革をして、国民の人たちに、例えばその時代の人たちに批判を...全文を見る
06月10日第171回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○渡部(篤)委員 自由民主党の渡部篤です。  先日、与謝野大臣は、日本政策投資銀行の完全民営化の方針は、現在の経済状況の中でいろいろな課題があると反省の弁を述べられました。政治家が反省の弁を述べるとバッシングを受けることが多いのですが、与謝野大臣はそれを恐れず、政治家としての責...全文を見る
○渡部(篤)委員 今回の危機は市場経済を支える社会が崩壊したためであると思っています。この社会やコミュニティーを再建することが大転換のために必要であります。  そう考えますと、今回の補正予算は確かに社会のインフラや地域のコミュニティーを再建することに重点が置かれています。今回の...全文を見る
○渡部(篤)委員 国家の運営を考える上で、財政の健全化も確かに重要です。しかし、世界経済の成長による外需の伸びを楽観できない中では、積極的な財政出動による景気回復がなければ、税収も下がり、結果として財政も健全化しないという面があります。かつての平成不況が長引いたのは、積極財政によ...全文を見る
○渡部(篤)委員 この消費税の引き上げは、世論の人気取りにはならない政策です。また、社会インフラの整備も、昨今ではばらまきであるとか利益誘導であるといったバッシングを受けています。しかし、我々政治家は、人気取りではなく、天下万民のために正しい政策を訴え、この難局を乗り切る責任倫理...全文を見る
○渡部(篤)委員 大臣の言われるとおりだと思います。  私は、政治とは、すべての人々の要望に対して公正にこたえ、そして、すべての人たちに抑制、説得すること、これが私は政治の本来の任務だと思います。だから私は、消費税問題を含めて、国民がつらくても厳しくても、堂々とやはり私たちは、...全文を見る