渡辺孝男

わたなべたかお



当選回数回

渡辺孝男の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第140回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○渡辺孝男君 私も初めて今回から参加させていただいておるんですけれども、ちょっと文献を見させていただいたんですが、国会オンブズマン方式と参議院のオンブズマン方式と参議院の今までの委員会スタイルで改革してやっていきましようという、大きく三つ考えられるということですけれども、今までの...全文を見る
02月20日第140回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男です。  今回はプリオン病、いわゆる狂牛病に関連した質問をさせていただきたいと思います。  狂牛病に関連しまして、類似の人の病気であります致死的痴呆性疾患でありますクロイツフェルト・ヤコブ病が注目されまして、厚生省では昨年の五月二日に緊急調査班を...全文を見る
○渡辺孝男君 文献では、私も確認はしていないんですが、外国でもそういう同一提供者からの複数発症例というものは確認されてはおらないようでありますか。
○渡辺孝男君 一九八七年ごろの論文で硬膜移植によるクロイツフェルト・ヤコブ病が疑われるというような報告がなされまして、それ以後のヒト硬膜製品はアルカリ処理がなされるようになりました。  それで、厚生省の担当の方にちょっとお聞きしたいんですけれども、そのアルカリ処理がなされた人の...全文を見る
○渡辺孝男君 日本で旧製品からアルカリ処理の新製品に変更が開始されたのはいつごろでしょうか、その点をお聞きいたしたいと思います。
○渡辺孝男君 ちょっと後ろの方が聞き取れなかったんですが、遅い方は何年ですか。
○渡辺孝男君 はい、わかりました。  厚生省は、汚染の可能性がある一九八〇年以前の製品が使用されないよう輸入会社に調査を指示したというふうにされておりますけれども、その指示をされた時期とその調査結果について簡単にお教えいただければと思います。
○渡辺孝男君 既に日本にはもう古い製品はないということだと思います。  そのアルカリ処理の新製品が市場に出回りました一九八八年当時、そしてまた日本に導入された八八年当時では、その輸入業者の方は旧製品と新製品の交換を責任を持って積極的に行っておりましたのでしょうか、その辺の事情が...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、旧製品から新製品への切りかえが完了したというのはおおよそいつごろというのはわかりますでしょうか。それは会社の方でないとわからないということでありますでしょうか。わからなければわからないでいいです、非常に難しいと思うので。
○渡辺孝男君 八年の十月というのは一九八八年の十月ということですか。
○渡辺孝男君 硬膜の移植例からクロイツフェルト・ヤコブ病患者が発生し、汚染された硬膜が原因となった可能性も否定できないというふうに一九八七年の報告がありまして、メーカーの方では大事をとってアルカリ処理の新製品に変更したわけですけれども、当時日本でも新製品が輸入されたのが、先ほど答...全文を見る
○渡辺孝男君 硬膜移植から発症する場合には潜伏期間が大体数年から十年前後とされております。今回の調査結果では、発症例の手術時期は大体一九八三年から八七年ごろの症例が多いように見受けられます。しかし、発症時期としましては、九三年が六例、そして九五年が十例、九三年から九五年の間に半分...全文を見る
○渡辺孝男君 プリオン病の原因に関しましてはいろんな学説がありまして、これから判明するということであります。  ただ 医療現場ではカルテとかそういう資料の保存期間というのが五年というような形で決まっておりますので、万一将来プリオン病が感染していくのだということがはっきりすれば、...全文を見る
○渡辺孝男君 じゃ、最後に一言。  今まで質問させていただいたんですが、重要な感染症対策の一つだと思いますので、今後、小泉厚生大臣にも対応をよろしくお願いしたいと思います。   以上で終わります。
03月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男です。私は、言語聴覚療法士について質問したいと思います。  最近、手話を理解し、勉強しようとする人がふえております。テレビや講演会でも手話通訳がなされる場面がふえてまいりました。大変すばらしいことだと感じております。  言語及び聴覚に障害を持つ方...全文を見る
○渡辺孝男君 かなり必要数に対して現在働いて  おられる方が少ないということであると思います。  次に、言語聴覚療法士にとっても困った事態があります。それは言語聴覚療法士の資格認定がまだ法制化されておらない点であります。  既に言語聴覚療法士としての教育カリキュラムは医療、...全文を見る
○渡辺孝男君 厚生省としましても、昨年の十月二十八日に言語及び聴覚に障害を持つ者に対して訓練等の業務を行う者、いわゆるSTに関する懇談会を設置し、日本言語聴覚療法士協会や日本聴能言語士協会からのヒアリングや有識者による検討を続けていると聞いております。  そこで、厚生省の担当の...全文を見る
○渡辺孝男君 最後になりますけれども、小泉厚生大臣にお伺いします。  言語聴覚療法士の名称に関してはまだ統一されていないということでありますけれども、この言語聴覚療法士の法制化の早期実現というのが当事者、STの当事者並びに患者さん、障害を持たれる方が早く実現してほしいという要望...全文を見る
○渡辺孝男君 どうもありがとうございました。
04月04日第140回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○渡辺孝男君 私もそのような感じを受けておりまして、この案をもとにまずもうちょっと細部にわたって詰めてみると、みんな理想的ないろいろお話があると思います。  例えば、スタッフの件でどれくらい必要かと、前の参考文献でいただいた中では、スタッフは少なくとも数十人、それから苦情の数、...全文を見る
04月08日第140回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男と申します。  参考人の方に御質問したいんですけれども、まず最初に阿藤誠参考人にちょっとお伺いします。  先ほど人口動態に関しましてお話しをいただいたんですが、二十一世紀の半ばには勤労者二人で一人の高齢者を支えるような時代になり、ますます少子化で...全文を見る
○渡辺孝男君 どうもありがとうございました。  次に、藤本参考人に質問させていただきたいと思います。  橋本首相が本年の二月に、地方分権、そういう意味で幼稚園と保育所の施設の共用化ということでお話をされました。横浜市の場合は、年間千八百人の保育所入所待機者がいるということで、...全文を見る
○渡辺孝男君 もう一つ、松尾参考人にちょっとお伺いしたいんですけれども、今後、二十一世紀になりますと高齢・少子社会になってまいりまして、児童向けの福祉の施設とか高齢者向けの福祉の施設がお互いに助け合いといいますか、高齢者向けと児童向けの施設の合築というような考え方も出てくるわけで...全文を見る
○渡辺孝男君 続きまして藤本参考人にお伺いしたいんですが、今回、保育所を保護者の方が選ぶような方向になっておりますけれども、地方自治体の保育料とかそういう保育に対する施策によりまして条件が違ってくるということがありまして、越境して保育所に入りたいというような保護者の方も出てくると...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございました。以上で終わります。
04月15日第140回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男です。  私も幾つかの観点で質問させていただきたいと思います。水島議員がダイオキシンの問題を質問されましたので、関連の質問を先にさせていただきたいと思います。  先ほど、市町村のごみ焼却施設の調査を行ったということでありますけれども、その中でかな...全文を見る
○渡辺孝男君 ちょっと答えがわからないんですけれども。民間のそういう処理業者に対しても、ダイオキシンの測定をした方がいいというふうな指導はされないということですか。
○渡辺孝男君 じゃ、次に移らせていただきます。  労働省に御質問したいんですけれども、今回、基準値であります八十ナノグラムをかなりオーバーしているごみ焼却施設が多く見つけられた、特に五倍以上の四百ナノグラム以上のごみ焼却施設も五カ所でしたか、数カ所見つけられているわけであります...全文を見る
○渡辺孝男君 続きまして、ダイオキシンの健康被害、健康の安全基準に関しまして、厚生省と環境庁の方に御質問したいと思います。  厚生省の方の耐容一日摂取量は十ピコグラム、一日体重当たり十ピコグラムというふうに目安が定められております。環境庁の方は健康リスク評価指針値として五ピコグ...全文を見る
○渡辺孝男君 じゃ、厚生省の考え方をお聞かせください。
○渡辺孝男君 一般住民としましては、なるべく厳しい基準の方がいいということで、この場合はやはり五ピコグラムというような数値の方がより信頼を得るんじゃないかというふうに個人的には思っておりますので、なお環境庁と厚生省でよく意見を交換しながら、人に対する健康被害の起こらないような数値...全文を見る
○渡辺孝男君 次に、ダイオキシンと別な観点から環境庁と厚生省の方に質問していきたいと思います。  平成九年一月に中央環境審議会廃棄物部会が発表しました「最終処分を中心とする中間とりまとめ」では、「最終処分場の設置者は、搬入される廃棄物のチェックを行う監視員を処分場ごとに置くこと...全文を見る
○渡辺孝男君 労働省の方、もう質問終わりましたので結構でございます。  次に、厚生省の方にお伺いしたいんですが、産廃の外部チェック機構として環境衛生指導員というのがおられますけれども、この環境衛生指導員というのは、全国レベルあるいは県レベルでどの程度の人数がおられるんでしょうか...全文を見る
○渡辺孝男君 今までもそういう環境衛生指導員はいろいろ活躍したことと思うんですけれども、それでもなかなか廃棄物問題が解決しないということでありまして、人数の面あるいは質的な面で、この現状で十分今後も対応できるとお考えになっているのかどうか、そのことについてお伺いしたいと思います。
○渡辺孝男君 次に、今回対象が拡大されましたマニフェスト制度について質問いたします。  マニフェスト制度は、廃棄物の不適正処分や不法投棄に対してこれまで十分な効果があったのかどうか。平成三年から特別管理産業廃棄物に関しては施行されていたわけですけれども、十分その効果があったのか...全文を見る
○渡辺孝男君 今回の改正でマニフェスト制度の適用対象が広がるわけでございますけれども、事業者にとりましてこの制度拡大がどういうメリットがあるのか、その辺を教えていただければと思います。
○渡辺孝男君 今度は、電子情報化をして管理をしやすくしょうという方針だと思うんですけれども、電子情報化はその事業者にとって、コスト面とか考えましてメリットがあるのかどうか、そのところをお伺いしたいと思います。
○渡辺孝男君 その電子情報化の導入に当たって、事業者にコスト面でかなりの負担がかかるというようなことはないのでしょうか。
○渡辺孝男君 これまでも、最終処分場だけではなくて、中間処理施設でも不適正な処理が行われていたということは事実だと思うんですけれども、今回のマニフェスト制度で、この中間処理施設の不適正な処理が改善されるようになる見通しが強いのかどうか、そのことについてもお伺いしたいと思います。
○渡辺孝男君 質問通告になかったんですけれども、小泉厚生大臣にちょっとフランクな意見をお伺いしたいんですけれども、このマニフェスト制度あるいは情報処理センターというものが今度できることになるわけですが、その管理、運営を厚生省だけでなくて、環境庁と共同事業でやってもらうような方向に...全文を見る
○渡辺孝男君 続きまして、廃棄物対策は、廃棄物を排出しない、なるべく量を減らすということがまず第一番の対策だと思うんですけれども、これまでの産業廃棄物の推計からいきますと、最終処分場の残余容量は二〇〇八年にはゼロになってしまうというふうに言われております。  今回の法改正では、...全文を見る
○渡辺孝男君 廃棄物の減量化に意欲的に取り組んでいる企業がいろいろ見られてきておりますけれども、その中ではごみゼロ工場というようなものを達成している企業もあると聞いております。コスト面では、リサイクルの努力をする費用の方が廃棄物処理業者に委託する費用よりも高くつくわけであります。...全文を見る
○渡辺孝男君 次に、環境庁に質問したいと思います。自治体の中でも、いろんなごみ減量化の取り組みがなされております。例えば、五年間でごみを二〇%減らすなどの具体的な数値目標を立てて施策を推進している、そういうクラブがありまして、持続可能な都市のための二〇%クラブというような名称で運...全文を見る
○渡辺孝男君 先ほど、二〇%クラブと言いましたけれども、二〇%削減目標をきちんと定めて、それに向かって進んでいくという具体的な目標がなければなかなか実行が伴わないんではないか、そのように考えております。小泉大臣に率直な御意見をお伺いしたいと思うんですが、政府全体としてもごみの減量...全文を見る
○渡辺孝男君 次に、今回の改正の一つの目玉であります原状回復措置について質問したいと思います。  この原状回復の意味でありますけれども、投棄前のもとの状態に戻すというような意味を持っているのか、それとも投棄前の状態ではないけれども、法案上の文章にありますように生活環境の保全上の...全文を見る
○渡辺孝男君 私としましては、その原状回復というのは、先ほどカドミウムの例を挙げましたけれども、もともとカドミウムの量がその土地では十分の一倍であればやはり基準値の一倍のところまで戻すんではなくて十分の一倍のところまで戻すべきであるというふうに考えておりまして、そういうことがなけ...全文を見る
○渡辺孝男君 はい。その政省令の改正はいつごろまでという、期限のめどは立っておるんでしょうか。
○渡辺孝男君 ありがとうございました。
05月09日第140回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号
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○渡辺孝男君 ちょっと内容で。  調査スタッフのことなんですけれども、会長のイメージとしてはこのスタッフの数をふやすとか、先ほど専門家を委嘱するとかいうような話があったわけですが、公務員の総定員の枠みたいなものも当然あるでしょうから、もしある程度ふやすのであれば総務庁からこちら...全文を見る
○渡辺孝男君 あくまでも院としてスタッフを雇う、雇うというかふやすという考えですね。
05月23日第140回国会 参議院 本会議 第27号
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○渡辺孝男君 私は、平成会を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に反対する立場から、橋本総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。  まず初めに、今回の自社共同提案の修正案に対する衆議院厚生委員会での強行採決に断固抗議いたします。  この修正案は、衆議院厚生委員会に提案...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第13号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男です。  先日、本会議で厚生大臣に、あるいは橋本総理に今回の健康保険法等の改正案について質問させていただきましたが、時間が限られておりましたので、その漏れた点、あるいはこれからの抜本改革に絡みました問題について質問させていただきたいと思います。 ...全文を見る
○渡辺孝男君 今答弁がありましたけれども、やはり今回の改正というのはちょっと拙速過ぎているのではないか。やはりきちんとした抜本改革が出てから国民の負担増を、理解を求めての負担増であれば納得できるわけでありますけれども、やはり中途半端で拙速過ぎたのではないかということを私は訴えたい...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり、適正あるいは過剰という区別はなかなか難しい。我々と言っていいのかどうかわかりませんが、私が患者を診ている場合にも個々の患者さんによって症状も当然変わってきますし、個別の対応というものの是非を問わないと全体的に抑制するという方法はなかなかこの場合にはなじまない...全文を見る
○渡辺孝男君 本年度より包括・定額払い制につきまして試行していこうということで、国立病院あるいは国立療養所でそういう計画が進んでいるというふうにお話を聞いておりますけれども、具体的にその試行というのはどういう形でどういう内容で行われていくのか。また、少しタイムスケジュール的なもの...全文を見る
○渡辺孝男君 これはかなりこれまでの日本の医療体系を大きく変更していくような流れになると思いますので、医療現場の声も反映して十分時間をかけてやっていかなければならないのではないか。今までの日本の医療、国民皆保険のもとでの医療が世界一の長寿国を達成したわけでありまして、その長所とい...全文を見る
○渡辺孝男君 先ほど包括・定額払い制の問題が出ましたけれども、これから恐らく医療費をある程度、健康保険制度が維持できるためにはある程度標準的な医療というものを決めていくような流れにはなってくると思うんですね。  その場合に、保険で賄える医療というものと、それを超えたもの、いわゆ...全文を見る
○渡辺孝男君 改革に熱心であられます小泉厚生大臣のお考えとしては、そのアメニティーの部分を今後どのように考えていらっしゃるか、御意見をお聞かせいただければ幸いです。
○渡辺孝男君 先ほど出来高払い制と包括・定額払い制のメリット・デメリットのお話がありましたけれども、やはり今まで日本の場合には高度先進医療というものを受け入れやすいような出来高払い制というものがありましたので、それが今度包括・定額払い制になりますと、どうしてもそういう高度先進医療...全文を見る
○渡辺孝男君 また、近年、通常の医学部入学の試験で入ってこられる方と、そのほかに編入学としてほかの学問をされてから医学部に入ってくるというような率を、ある大学では一〇%ぐらいそういう枠をふやしましょうというような流れが起きてきておりますけれども、そうしますと当然通常の入学試験で医...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、通常の入学試験で医学部に入られる方の枠は当然少なくなってくるということになるわけでありますね。
○渡辺孝男君 医師の定員削減に関しましては、その入り口の入学定員ということがあります。入学定員の削減というのがまず第一番であると思います。次が医師国家試験のところで合格率を絞っていくという点もまた考えられるわけであります。それから、いろいろ話題に出ておりますけれども、保険医の定年...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり、高齢でも元気に地域医療で働いている方は当然おられますし、年齢で医師活動、保険医活動を制限するというようなものは問題ではないかということで慎重な検討が必要ではないかと、そのように考えます。  それともう一つ絡んだ問題に研修の義務化というのがあると思います。 ...全文を見る
○渡辺孝男君 昔、インターン制度というのがありまして、それが反対のもとで解消されてきたと。やはり、研修医の身分保障というものがきちんとされなければ、こういう研修の義務化というのは進めるべきではないというふうに感じております。なお、これもやはり慎重な検討の結果、各関係者の理解を得て...全文を見る
○渡辺孝男君 次に、薬価の問題で内外価格差というものも非常に注目されております。いろいろ勉強しておりますと、厚生省の方では薬価の内外価格差は一応二倍以内であると許容範囲であるというような考えを持っていらっしゃるようなんですけれども、これから本当に二倍以内ならば内外価格差はよろしい...全文を見る
○渡辺孝男君 お薬だけでなくて診療材料、ペースメーカーなどは内外価格差が大きいということでいろいろ批判の的になりますけれども、それは診療材料とかいろいろな検査機器とか、そういうものも含めて是正がされていくというように考えてよろしいでしょうか。
○渡辺孝男君 今後、薬価に関しても抜本的改革を進めていきますと当然薬価も下がってくるということでありまして、製薬メーカーの方あるいはそれを扱っている卸、流通業の方、そういう業界に対してもかなり改革を迫られるような時代になると思うんですけれども、これからの抜本的改革で薬価が下がって...全文を見る
○渡辺孝男君 では、次の質問に移らせていただきます。  医療費の過剰な部分の抑制あるいは適正化に関しましては、やはり患者さん自身が自分が受けた医療をよく理解して適正であったかどうかを判断できるような環境をつくることが大切ではないかと、そのように考えます。そういう意味では、医療機...全文を見る
○渡辺孝男君 最後の質問になりますけれども、医療費の総枠の抑制ということで健康保険制度を保っていく、維持していくという努力も非常に大切ではありますけれども、医療費そのものの抑制には、やはり医療の進歩によって、あるいは予防医学の進歩によって将来の医療費の総枠が減少していくような観点...全文を見る
○渡辺孝男君 時間もなくなりましたので最後に、医療費抑制という観点から、予防医学的な観点での今後の方策といいますか考え方、そういうものを小泉厚生大臣はどのようにとらえているか、お聞かせいただければ幸いでございます。
06月02日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第4号
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○渡辺孝男君 私は脳神経外科専門医としての十七年間の臨床研究と実際に脳死状態患者を数多く診察してきた体験から、一定の条件を満たせば脳死を人の死と認めてよいのではないかと考えております。  その条件とは、第一に脳死の判定がきちんとなされていること、第二に、患者さんが自身の人生観の...全文を見る
○渡辺孝男君 私は、医師の立場として、生者より心臓や肝臓を摘出し結果として死に至らしめても、他の病者を助ける目的であるならば、違法性阻却理論により医師の正当業務とみなされ、殺人罪には問われないとする理論をどうしても受け入れることができません。しかし、猪熊案が成立すれば、今後私自身...全文を見る
○渡辺孝男君 次の質問に入りますが、もし脳死状態に陥った場合、それを自己の死と認めると表明している場合には、私の考えではリビングウイルを尊重するという立場から、本人の意思が脳死状態で自己の死と認める場合には、違法性阻却理論ではなくて、脳死と認めて臓器摘出に当たっていいのではないか...全文を見る
○渡辺孝男君 先ほど述べた論の極論になるわけですけれども、現実に直面する可能性がありますので、確認のためお伺いいたします。  先ほど、心臓摘出後の脳死状態患者の生命維持を図るためには、人工心肺装置や人工心臓を用いる方法をとるしかないと申し述べました。この場合、人工心臓等の循環装...全文を見る
06月06日第140回国会 参議院 厚生委員会公聴会 第1号
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○渡辺孝男君 公述人の皆さん、本日は本当に貴重な御意見を拝聴させていただきまして、まことにありがとうございました。  今回のこの法案審議に当たりまして一番問題になっているのは、やはり抜本改革が先送りされて、そして国民負担がまず先行しているということが一番国民の怒りを買っているん...全文を見る
○渡辺孝男君 今回の法案で一番問題が多いというのは、薬剤費の別途負担の問題であります。この別途負担が本当に薬剤費の削減になるのかということに対しまして、非常に医療の現場からも疑問が提示されているということであります。  このような別途負担のあり方というものは患者に対する二重の負...全文を見る
○渡辺孝男君 先ほど細川公述人の方から、この薬剤費別途負担その他、今回の法改正が行われることになりますと、非常に医療現場では窓口で患者さんにいろいろ説明をしなければならないとか、また薬剤費の計算が複雑であるとか、さまざまな混乱が起こるのではないかというふうな御意見が出されましたけ...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございます。  医療現場では、患者さんにいろんな治療をする場合にインフォームド・コンセントということが非常に重要視されております。患者さんに医療提供側がお話をして、そして患者さんが納得をした上で医療提供が行われる。あくまでも、説明して同意を得て、納得して...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり、今後の抜本改革におきましては、これからいろいろな国民の声を聞きながら論議を進めていかなければならないと思うんです。  河北公述人にもう一度お伺いしたいんですけれども、公述人は医療の質を高めつつ、効率化を図ることによって抜本改革が行われるべきであるというふう...全文を見る
○渡辺孝男君 終わります。
06月10日第140回国会 参議院 厚生委員会 第17号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男です。  先週の金曜日に、各界を代表される方々から、現在審議しております健康保険法の改正についていろいろ貴重な御意見をお聞きしたわけでありますけれども、その中で、薬剤費の別途負担というものはやはり根拠に欠けるのではないかというような声が多かったと思...全文を見る
○渡辺孝男君 私が新聞で見たときには六種類以上の場合が九十円となっておりました。きょう提示されました修正案では百円ですか、それより少し負担が多くなっているので、また数値は少しは変わってくるのではないかというふうに考えます。  以前の審議のときに、そういう薬剤費の負担増を含めまし...全文を見る
○渡辺孝男君 波及効果を算出する場合のファクターといいますか、因子というようなものは何種類かあるのでしょうか。経験則でということでありましたけれども、僕もちょっと経験則というのがどういうファクターを足し算掛け算してやるのかわからないんですが、何種類か分析される因子というようなもの...全文を見る
○渡辺孝男君 要因だけで結構です。細かい数値は……
○渡辺孝男君 そうしますと、係数は別にしまして、患者負担の割合だけが変化する数値というようなことになりますか。先ほど年齢によっても違うんだというようなお話もありましたけれども、後で数値に関しましてはまたお教えいただきたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  医療保...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり国民も消費税のアップとかかなり家計が厳しいところで生活しているわけであります。政管健保を含めた医療保険制度の財政を改善するためにということで今回国民にも負担増を求めているわけでありまして、その財政悪化の一因子ともなっております、返済が滞っている、国庫負担金の方...全文を見る
○渡辺孝男君 以前から医療費に対しましては厚生省も、経済成長が鈍化していくに従いまして、やはり高齢・少子化に伴って医療費の方はどんどんふえてくるということで、医療費の伸びを国民所得の伸びの範囲内に抑えるという基本方針を立てて取り組んできたというふうに言われておりますけれども、我々...全文を見る
○渡辺孝男君 これまでの方針としましては、そういう国民医療費の伸びを国民所得の伸びの範囲内におさめていくという基本方針があったということであります。  そうしまして、今度の政府・与党の財政構造改革会議の中で、またもう一つそういう抑制の数値が出てきたのではないかというふうに考えま...全文を見る
○渡辺孝男君 ただ、一番抑制されるターゲットは医療費の方になっておりますので、社会保障費といいましても一番抑制される方向にあるのはこの医療費ではないかというふうに考えておりまして、その点で医療費の方の抑制がどんどん強くなってくるのではないかというふうに考えておりますが、その点に関...全文を見る
○渡辺孝男君 先日、日本世論調査会が世論調査を行っておりまして、五月三十一日と六月一日の両日に実施しておりますけれども、この社会保障費に関しましてどう国民が考えておられるか、そういう世論調査があります。  その回答があった部分をちょっと一部分読ませていただきますが、「急速に高齢...全文を見る
○渡辺孝男君 政府としては、小さな政府の方向に向けて政策をつくっていこうというような方向性にあると思うんですが、国民としては、高福祉・高負担でいいんだというような意見を持っていらっしゃる方もいるし、中福祉・中負担、もうちょっと税金とかそういうものは軽くしてもいい、福祉の水準を下げ...全文を見る
○渡辺孝男君 最後の、三歳児までが十県ですか。
○渡辺孝男君 三歳児以上まで無料化あるいは軽減化されている県の方が十県あるということでありまして、我々成人、今後の高齢世代に入っていく方を将来支援してくれる子供さんの健康を保つということは、自分自身を支援していくというようなことにも当然なるのではないかと思います。  もし、国と...全文を見る
○渡辺孝男君 三歳児未満までで四百億円あれば小児の医療費無料化ができる、六歳児以下まで含めますと七百億円あれば無料化ができるんだというお答えでありましたけれども、今後そういう貴重な大事な子供さんを育て上げ、そしてまた若い夫婦世代を支援するためには、やはりこういう小児の医療費の無料...全文を見る
○渡辺孝男君 また別な質問になりますけれども、六月二十日よりデンバー・サミットが始まるということであります。橋本総理は昨年のリヨン・サミットにおきまして世界福祉構想というものを訴えました。各国に日本の取り組み方というものを訴えて、先進諸国でありますと今後ますます高齢・少子化が進ん...全文を見る
○渡辺孝男君 ほかの国に対しまして日本の経験を知らせていって、今後の高齢・少子社会に悩んでおられる先進諸国に対しまして有益な提言といいますか、そういうことができれば非常にすばらしいことではないかというふうに考えます。  橋本総理が昨年のリヨン・サミットにおきまして述べられたこと...全文を見る
06月13日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男です。  先ほどから地震の質問が続いておりますので、私も最初にまず地震のことについて質問をさせていただきたいと思います。  平成六年十月に北海道東方沖地震が起こりまして、また同年の十二月には三陸はるか沖地震が起こりました。そして、平成七年一月には...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、測地学審議会の方では、第七次地震予知計画の方の見直しに関しましてはまだ長期的予知と短期的予知の両方を進めていくというような考えでありますか。
○渡辺孝男君 ちょっと単位の関係なんですが、長期的予知と短期的予知というふうに述べておりますけれども、期間的にはおおよそどの範囲ぐらいまでを区別して用いているんでしょうか。
○渡辺孝男君 先ほども阿部委員の方からお話がありましたけれども、なかなか短期的予知というのは難しいということであります。近年いろんなそういうことをおっしゃる学者の方もおられまして、地震の短期的予知の場合ですけれども、強い強制力を伴う警戒宣言ではなくて、多段階的な予知情報あるいは注...全文を見る
○渡辺孝男君 測地学審議会の下部組織であります地震予知特別委員会では、本年三月に、先ほどレビューというようなお話ありましたけれども、自己点検書をまとめているというふうに報道されておりましたが、これはもうまとめられているんでしょうか。
○渡辺孝男君 何か新聞報道によりますと、自己点検の結果というのは、現状では地震予知は困難であり、そうした事実を厳粛に受けとめるべきだというような内容になりそうだということなんですが、この点に関しまして文部省並びに国土庁はどのようにお考えになっておりますか。その点をお聞きしたいと思...全文を見る
○渡辺孝男君 時間の関係で質問通告の内容を少し変更させていただきますが、国民にとっては、本当に地震予知というのができるのかできないのかなかなか心配な面があると思うんですけれども、そのように国民に対して地震予知の現状をきちんと知らせていくことが大切なのではないか、できないならできな...全文を見る
○渡辺孝男君 現状では、短期的な地震予知というのはかなり難しいというのはそのとおりではないかなというふうに私は感じております。そうしますと、地震災害対策の大きな柱というのは初動体制の整備になるのではないかというふうに考えるわけであります。  米国では、米国連邦緊急事態管理庁、F...全文を見る
○渡辺孝男君 昨年の四月から地震被害早期評価システム、EESが行われているということでありました。ちょうど先ほども話題になりましたけれども、本年五月十三日に鹿児島の川内地震、マグニチュード六・二というのがありましたが、このときにEESは被害状況あるいは救援活動に関しましてどの程度...全文を見る
○渡辺孝男君 国内で利用されているGISには、鉄道総合技術研究所のユレダスあるいは東京ガスのSIGNALシステム、それから神奈川県のSOTシステムなどがあるというふうに聞いておりますけれども、これらのシステムが連動、統一化されて初めて有効になってくるんじゃないかというふうに考えま...全文を見る
○渡辺孝男君 いろいろこのようなGISその他さまざまなものを利用しまして、やはり地震が起きた場合に初動体制を充実するというのが一番大切なことと思います。  地震の質問はこれで最後になるんですが、国土庁長官の今後の対応につきまして決意をお聞かせいただければと思います。
○渡辺孝男君 次に、事故災害対策の方に話は変わるんですが、今年度の防災白書の中では、新たな対策として事故災害対策のための体制整備が追加されたということになっておりますけれども、その中に私、人工衛星みたいな落下の事故も昨年ありまして、そういうものが含まれているのかどうか、ちょっと気...全文を見る
○渡辺孝男君 これまで十数回人工衛星が落下した事実が確認されておりますけれども、日本としまして何らかの防災対応を行ったような事例があるのでしょうか。あるいは、国民に対して何らかの警報を発信したというようなことがあったでしょうか。  例えば、一九九一年の二月にソ連の宇宙ステーショ...全文を見る
○渡辺孝男君 現在、地球周囲に存在している人工衛星の数は多くあると思うんですけれども、今後落下事故を起こす可能性のある人工衛星の数、そういうものがもしおわかりでありましたらば、お教えいただきたいと思います。
○渡辺孝男君 最後になりますけれども、今後の宇宙からの落下物、そういうものに対しましての対応、あるいはもし人工衛星が落ちるというようなことがあれば、何らかの国民に対する情報提供、そういうものに関しまして国土庁長官のお考えといいますか、どういうふうに対応していくか、お聞きできれば幸...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございました。以上で終わります。
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○渡辺孝男君 お答えいたします。  修正案も臓器移植の場合という、部分的にせよ中山案と同じく法律上「脳死した者の身体」を死体に含めているということであります。中山案、修正案、いずれも臓器移植を適正に進めようとするものであるという意味では共通点があると思います。
○渡辺孝男君 今回規定した死亡時刻に関しましては、脳死の判定、第一回目の判定が行われます、その後に六時間以上の経過観察が行われまして、それで第二回目の脳死判定が行われます。その第二回目の判定時が死亡時刻となるというふうに考えております。
○渡辺孝男君 修正案の場合には臓器移植にかかわる場合の脳死判定を規定しているものでありまして、臓器移植にかかわっていない脳死判定につきましては本修正案では規定しておりませんので、それはこれまでの医療現場で行われたものが踏襲されてくるのかなというふうに考えております。あくまでもこの...全文を見る
○渡辺孝男君 これから移植医療が実際行われることになりますと、システムというのはもちろん充実させていくことになると思いますけれども、移植ネットワークの具体的なあり方としましては、臓器移植ネットワークのあり方等に関する検討会というものがありまして、公平性の確保のため全国をカバーする...全文を見る
○渡辺孝男君 平成会の渡辺でございます。きょうは本当に貴重な御意見をありがとうございました。  私からは、なかなか国民の中には医療不信があって、臓器移植に対して本当に公平公正に行われるのかどうか疑念を抱く人もあるわけなんですが、そこでちょっと高橋公太公述人の方にお伺いしたいんで...全文を見る
○渡辺孝男君 黒田珠美さんにちょっとお伺いしたいんですけれども、本当にオーストラリアにまで行って向こうの方の恩恵を受けまして移植が受けられたということであります。諸外国ではかなり脳死者の方から提供される臓器で移植手術が、先ほどのお話では日常的に行われている医療というような形で表現...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございます。  高橋公太公述人にもう一度お伺いしたいんです。  先生の方でも米国の方から腎臓を提供されて移植されたというようなお話が先ほどございました。外国の方は日本に提供してくださって非常に寛大であるというふうに私は思っているんですが、最近諸外国では...全文を見る
○渡辺孝男君 深谷松男公述人にお伺いしたいんですが、先ほど先生からいただいたプリントの六番ですけれども、「死の判定は、三徴候と脳死判定による。三徴候説も、脳の死の判定方法の一つ。」というような記述がありましたけれども、三徴候説も脳の死の判定の一つであるというふうなお考えというのは...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございました。以上で質問を終わります。
09月17日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺でございます。  先ほど吉川委員よりも質問がありましたが、私はまず最初に、動力炉・核燃料開発事業団東海事業所におけるウラン廃棄物のずさん管理問題並びに予算の不適正執行の問題に関しまして、動燃並びに科学技術庁に質問したいと思います。  また、それに関連...全文を見る
○渡辺孝男君 簡潔にお願いします。  先ほど会計検査院の方ではそのような予算の流用もいいというようなお話がありましたけれども、先ほど聞いておりますと、本来このような予算の目的で計上されたものが予算の目的外に使用されたものが大部分であるということはやはり問題ではないかというふうに...全文を見る
○渡辺孝男君 現在、財政構造改革の名のもとで国民負担がふえてきておりますけれども、そういう意味で国民は予算の使い方に対して非常に問題意識を持っております。このような使い方というのはやはり問題ではないかと、会計検査院の厳しい検査を求めるものであります。  次の質問に移らせていただ...全文を見る
○渡辺孝男君 もし今回の事件がなければ、またこのような予算が通って流用ということになったのではないかというふうに非常に不信の念を抱くわけであります。  次の質問に移ります。  動燃は、一九七〇年、ウラン製錬業務の終結に伴い、この施設を核燃料使用施設として用いるため、使用変更許...全文を見る
○渡辺孝男君 これまでの問題点につきまして、動燃の理事長の御所見をお伺いしたいと思います。  今後の改革に関しましては、先ほど吉川委員の質問にお答えいただきましたので、重ねて聞くことはやめにいたします。
○渡辺孝男君 隠匿体質が骨の髄までしみ込んでいる動燃による内部調査では真の実態を解明することは到底無理ではないか、そのように思います。  会計検査院に、通常の調査以上に強力な体制を組んだ形での緊急特別調査班を設け、早急に予算の使用状況について調査を行っていただきたいと思います。...全文を見る
○渡辺孝男君 以上、予算関係だけの質問を取り上げましたけれども、そのほかにも多くの問題があります。例えば、放射性廃棄物保管記録の紛失、十五年以上前から浸水を確認しながら放置していた問題、予算の不適正流用の隠匿工作の問題、また東海事業所内の別の施設でも、放射性廃棄物を入れたドラム缶...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、動燃改革検討委員会の最終報告でなくて、また改革のその次の案が出るということに解釈してよろしいでしょうか。
○渡辺孝男君 近岡前科学技術庁長官は、九月二日の記者会見で、全く遺憾だ、問題点を全部洗い出す必要がある、監督官庁として科学技術庁の責任も重いと受けとめていると述べております。また、科学技術庁所管の他の特殊法人についても、予算の使用が適正か否か検討すべきだとの考えも示しました。その...全文を見る
○渡辺孝男君 一つ漏れていたんですが、役員の交代の件も先ほど質問したんですが、それはどのように考えておられますでしょうか。
○渡辺孝男君 とにかく、動燃のたび重なる不祥事や、それから昨日、九月十六日に発覚した原子力発電所の配管工事のデータの改ざん事件により、原子力関連施設のある地元住民の怒りや国民の原子力行政に対する不信の念は今や極限に達していると思います。科学技術庁はこの国民の声を真摯に受けとめ、早...全文を見る
○渡辺孝男君 今ほど大臣がお述べになりましたけれども、科学技術会議のライフサイエンスに関する研究開発基本計画の中では、ヒトのクローン化、ヒトのクローン個体の作製は実施しないというその理由について三つ述べております。  一つは、我が国を含む多くの国々において社会的に容認されていな...全文を見る
○渡辺孝男君 二番目の項目で、我が国においても社会的に容認されていないというふうに判断しておられますけれども、どの程度容認されていないのか。その根拠となった調査資料がありましたらば、その概要についてお教えいただきたいと思います。
○渡辺孝男君 非常に大事な問題でありますので、この点に関しては調査というものをしていくべきではないかというふうに考えます。  先ほどの第二の項目なんですけれども、答申では「種々の倫理的問題を内包している」としておりますけれども、具体的に挙げるとどのような問題が提示されておりまし...全文を見る
○渡辺孝男君 今回の答申では、「個体を産み出さないヒトの細胞の培養等については、」「医薬品の製造等において大きな意義を有する一方で、人間の倫理の問題等に直接触れるものでないことから適宜推進することとすべきである。」というふうに答申されておりますけれども、この点に関しましては特に規...全文を見る
○渡辺孝男君 第三の項目に関して質問しますけれども、クローン羊のドリーの場合には二百七十七個の卵細胞に乳腺細胞の核を移植した中で唯一成功したものでありまして、まだ体細胞のクローン化技術というものは安定、安全なものとは言えないことは明らかであります。また、本邦におきましても、培養受...全文を見る
○渡辺孝男君 文部大臣の諮問機関である学術審議会のワーキンググループは本年八月十二日の第三回会合で、クローン技術を使った動物実験は推進するが、人間の複製に当たるクローン人間づくりを目的とした研究は行わないとの見解をまとめました。文部省はこの見解をもとに平成十年度の科学研究費補助金...全文を見る
○渡辺孝男君 私は、ライフサイエンスの先端科学技術の実情を国民に正しく知っていただくためにも、また近年科学離れの傾向にあると指摘されております青少年に理解を深めていただくためにも、博物館の施設やメディアを通して積極的に情報公開をしていくべきである、そのように考えております。また同...全文を見る
○渡辺孝男君 国連教育科学文化機関、ユネスコは、ヒトゲノムの情報は人類共同の遺産と位置づけ、遺伝情報の研究による人権侵害を防ぐために留意する点を定めたヒトゲノムと人権に関する世界宣言を本年秋の総会で採択する予定と聞いております。  その草案をユネスコ事務局長の諮問機関である国際...全文を見る
○渡辺孝男君 外務省の方にも来ていただいたんですが、時間がありませんので次回に譲りたいと思います。  以上で質問を終わります。
09月18日第140回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第1号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺でございます。  厚生省が提出しました医療保険及び医療提供体制の抜本的改革案について質問させていただきます。  夏季期間にかかる間に本案をまとめました厚生省の努力に対しては敬意を表するものでありますけれども、九月より医療保険制度改正に伴って患者負担が...全文を見る
○渡辺孝男君 現在、参議院で審議中であります医療法の一部を改正する法律案にうたわれております地域医療支援病院もこの大病院の範疇に含まれる見通しかどうか、その点に関しての見解をお聞かせいただきたいと思います。
○渡辺孝男君 大病院への外来患者の集中を是正し、本来担うべき役割に専念できるように外来患者紹介制を推進する目的で、これまで診療情報提供料の設定あるいは初診料加算の許可など、厚生省としては種々努力を行ってきておるわけであります。  そこでお尋ねいたします。大病院の代表格であります...全文を見る
○渡辺孝男君 大病院に外来患者が集中する原因の一つは、紹介状なしの直接受診の患者さんが多いためと推測いたします。今回の五割程度の定率一部負担は紹介受診の患者さんと直接受診の患者さんの区別なく同等に負担をいただく、そのような方針でしょうか。その点に関してお聞かせいただきたいと思いま...全文を見る
○渡辺孝男君 一九九六年の春より、ベッド数二百床以上の大病院では紹介状のない外来患者には別途の初診料加算をしてもよいことになっておりますが、この実施状況と外来紹介制の効果に関して教えていただければと思います。
○渡辺孝男君 それから、大病院受診の救急外来患者に対してもやはり同様の五割定率負担というような形にするのでしょうか。救急患者に対する扱いはどのように考えておられますでしょうか。
○渡辺孝男君 次の質問に移らせていただきます。  今回の抜本改革案では、これまでの薬価基準制度を廃止して償還基準額制度というような新方式を導入する方針となっております。この新方式については、償還対象となる薬剤の範囲が狭く設定されれば薬価差益削減の程度も小さくなってしまう、また償...全文を見る
○渡辺孝男君 今までの公定薬価の決め方が多少密室で決められているというような国民の批判もありますので、やはり国民の目に見えるような形、また国民の意見を反映できるような形での構成メンバーの検討をよろしくお願いしたいと思います。  今回の新薬価を決める方式ですけれども、ドイツの参照...全文を見る
○渡辺孝男君 さきにも述べましたように、この新方式によって薬価差益と言われる一兆三千億円がどの程度削減され、それが医療費総額の削減にどの程度つながってくるのか、その成果のかぎを握るのがやはり償還基準額の設定レベルではないかというふうに感じております。  そこで、小泉厚生大臣にお...全文を見る
○渡辺孝男君 薬価に関しての最後の質問となりますけれども、この新方式の薬価制度の導入に伴い、今回健康保険法の一部改正により導入されガ薬剤定額一部負担は廃止する方針とのことでありますけれども、このことは薬剤費別途負担の導入というものがいかに根拠が薄弱であったかというものを示すもので...全文を見る
○渡辺孝男君 では、次の質問に移らせていただきます。  診療報酬支払い方式に関しては、出来高払いと定額払いの最善の組み合わせを構築する方針と  しております。急性疾患の入院治療については、漫然診療を防ぎ在院日数の短縮化を図る観点から、入院当初は出来高払い、一定期間経過後は一日...全文を見る
○渡辺孝男君 入院に関してですけれども、一定期間経過後は一日定額払いというふうに述べられておりますけれども、この一定期間というのはどの程度の日数を念頭に置いているのか、また疾患別により日数にもある程度の幅を持たせてくるのか、その点に関してお聞かせいただきたいと思います。
○渡辺孝男君 この診療報酬の見直し作業というのは、医療現場の実情調査あるいはその未来予測を含めまして大変な労力と時間を要するものと私は考えます。あと一年半後に迫った平成十一年度からの逐次実施ということでありますけれども、かなり大変な作業ではないかなというふうに予想しております。 ...全文を見る
○渡辺孝男君 中医協で議論をしていって、中医協も情報公開をしていくということでありますので、なるべく頻繁に情報公開をしていただきたいと、そのように考えます。  次の質問に入らせていただきます。  医療関連の情報公開に関しましては、今後患者による医療機関の選択を可能とし、積極的...全文を見る
○渡辺孝男君 次の質問に移らせていただきますけれども、本年九月八日、公衆衛生審議会難病対策専門委員会は、難病患者に対する全額公費負担を改め、一部自己負担を導入する報告をまとめ、厚生省に提出いたしました。これを受け今後厚生省は具体的な負担増などについて検討を始める方針と聞いておりま...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり本当に負担できるのかどうか、そういう実態を調査しないで自己負担を導入するというのは乱暴ではないかというふうに感じるわけであります。その点は慎重に対応してほしいと思います。  そこで、今回のその方針に対しまして、難病を思っております患者さんはどのような受けとめ...全文を見る
○渡辺孝男君 済みません、患者さんの声を。
○渡辺孝男君 時間が大分なくなってしまいました。  難病の患者さんそのものは反対されているということですね。賛成、受け入れオーケーということなんですか。
○渡辺孝男君 予定された質問、ちょっとこなせないで終わりになってしまうんですけれども、最後に小泉厚生大臣からお聞きしたいと思います。  やはり今回の抜本改革も財政主導の考え方が多く入っているんじゃないかという国民の見方があると思います。今後、国民からの声を十分聞きながら具体的な...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり公聴会というものを開いていただきたいという要望を最後に重ねて申し上げて、質問を終わらせていただきます。
10月21日第141回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○渡辺孝男君 参考人の皆さん、本当にきょうは貴重な御意見を伺いましてありがとうございました。  先ほどから税方式がいいのか社会保険方式がいいのかというお話になってまいりましたけれども、先ほど伊藤参考人の方から、一割程度の適用しかないものを社会保険方式でやるということ自体がおかし...全文を見る
○渡辺孝男君 政府が提案しております介護保険法案では、国民年金法や健康保険法とは異なりまして、保険料とかあるいは給付額の具体的数字を盛り込んでいないということであります。これは政令以下のもので決めていくということでありまして、保険料を払う立場から見ますと、将来どれくらい保険料が大...全文を見る
○渡辺孝男君 今回の政府案では、保険料の未納者に対しましてペナルティーが科されるということになっております。非常に私自身は問題だと思うんです。  先ほども生松参考人の方からも御意見がございましたけれども、保険料が高くなってきますと、払おうとしても払えないような低所得者というのが...全文を見る
○渡辺孝男君 同じ質問ですけれども、奈井江町長さんであります北町長さんは、そのペナルティーに関しましてどのようにお考えでしょうか。
○渡辺孝男君 マンパワー、それから施設等を含めまして介護の基盤の整備、それを一番早く充実しなければいけないというのが皆さんの御意見であろうと思います。  マンパワーの確保に関しましても、介護保険料とかがまたこの法案そのものではきちんと決められていない。どのくらいの費用が介護保険...全文を見る
○渡辺孝男君 時間的に最後の質問になるかもしれませんが、今回の介護保険の方が社会保険として成立することになれば、今まで医療が担っていた介護の部分が介護保険で賄えるということで、医療保険の方も節約できるんではないかというような最初の目的があったというふうに聞いてもおりますけれども、...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございました。時間ですので終わりにいたしたいと思います。
10月28日第141回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男でございます。  前回に引き続いて、介護保険法の質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、日経新聞と日経産業消費研究所が行いましたアンケート調査に関しまして、それを土台にしまして質問させていただきたいと思います。  日経新聞社と日経産...全文を見る
○渡辺孝男君 今のお答えでありますと、「一部の事業は達成困難」六四・〇%は、好意的に解釈しているのかどうかわかりませんが、そちらの方はほぼ達成できる方向に何か集約してお答えになりましたけれども、新ゴールドプランそのものの基盤の状況というのは、私自身あるいは多くの有識者がそれではま...全文を見る
○渡辺孝男君 ヘルパーに対する国の補助単価が低いというような阻害要因も挙げられているわけでありますけれども、これに関しましてはどのような対応をされる予定でございましょうか。
○渡辺孝男君 マンパワーに関してまた質問させていただきたいと思います。本法案による介護保険制度を支えることになっておりますマンパワーの一つでありますケアマネジャーの確保に関しまして、このアンケートでは、確保の見通しが一八・五%、それから確保あるいは養成の見通しが立たないが二三・一...全文を見る
○渡辺孝男君 私自身は、市町村はこういう介護保険の今後の方向について県と相談、協議しながら考えているんではないかと、当然考えていると思います。そういう都道府県の状況を踏まえてのアンケート調査のお答えではないかというように私自身は考えておりまして、このケアマネジャーの確保が一八・五...全文を見る
○渡辺孝男君 この訪問調査の調査員は別に市町村の職員である必要はないということでありますけれども、ただ、今回のアンケートでは民間事業者の積極的導入を考えているのは一五・五%ぐらいしかないというような話もありまして、やはり当初は市町村の職員が調査に当たらなければならないような事態に...全文を見る
○渡辺孝男君 非常に大事な調査員をだれが担当するのか、事業者あるいは市町村の職員、そのところまでまだ詰めていないということでありまして、この法案が通りますと三年後に迫るわけでありますけれども、まだまだそういう意味では少し詰めが甘いんではないかなというふうな感じもします。  民間...全文を見る
○渡辺孝男君 私自身は、家族介護の負担を少しでも取り除いて、国民が十分な介護を受けられるようにしたいという願いはみんな共通であると思いますけれども、そのためには、介護基盤をまずきちんと国の支援によって整えるということがやはり第一番ではないか、これもまた国民あるいは有識者の共通する...全文を見る
○渡辺孝男君 またこの未納者問題に関しましては、介護保険が導入されて介護保険料を払うことになると、市町村は未納率が国保よりふえるという懸念を持っているわけであります。介護保険が導入されることによって未納率が高くなる、それに伴ってまた国保の未納率も連動して高くなるというような不安も...全文を見る
○渡辺孝男君 介護保障といいますか、その制度がもし保険制度を導入するとなれば、その介護保険というものが本当に国民に理解を得るような立派なものであれば、逆に保険料未納率が下がって国保も連動してよくなるというような事態も考えられるわけでありますけれども、今の法案はいろんな問題点を抱え...全文を見る
○渡辺孝男君 平成九年度のモデル事業は四百以上の地域で行われるということでありますけれども、この十一月あるいは十二月から始まるということであって、その結果が平成十年の一月にまとまるということでありますから意外と早くまとまると思うんですが、かなりの数の症例になるんではないかというふ...全文を見る
○渡辺孝男君 前回のモデル調査では、二次判定のときに一次判定の変更が二七・六%に起こったということでありますけれども、少し範囲を広げた今回のモデル事業ではこの結果がどのようになるか。一次判定、二次判定の乖離が縮まってくるのかどうか。改善点というものが昨年度の事業で出されてきて改善...全文を見る
○渡辺孝男君 モデル事業を進めていくということでありますけれども、それを基盤にして改めてまた法案そのものにも変更が必要になるかどうか。法案で決められているところが少なくて政省令で決められるという部分が多いというふうな指摘がありますけれども、そういう点も、見切り発車的にいってしまっ...全文を見る
○渡辺孝男君 また、ちょっとこの参考資料ではわからない点があったのでお聞きしたいんですけれども、複数のかかりつけ医がいる場合とかかりつけ医がいない場合の調査方法なんですけれども、この点に関しましては統一がなされているんでしょうか。  例えば、平成八年度のモデル事業で、複数のかか...全文を見る
○渡辺孝男君 モデル事業の結果をもとにしていろいろ改善、あるいはモデル事業では対象外になっていたような項目に関しても今後検討していくということでありますけれども、今回のモデル事業の対象となった方は、現在介護サービス施設あるいは在宅で介護サービスを受けている方が対象となって調査がな...全文を見る
○渡辺孝男君 介護需要がどれくらいふえてくるか、法案が成立してからそういう顕在化を調査するというのでは、私は逆ではないかと。そういう潜在的な介護需要、介護保険が導入された場合にはどのくらいの人が介護保険のサービスを受けて、また介護保険に入りたいかというようなニーズをきちんと調査し...全文を見る
10月30日第141回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男でございます。前回に引き続きまして質問をさせていただきたいと思います。  医療団体の中にも、公的介護については、国民に不公平感を与えないためには全国均等な施策の展開が求められるが、それには租税による公費方式が最良である、介護に要する費用の調達には消...全文を見る
○渡辺孝男君 第二番目の指摘に関しましてお聞きしたいと思うんです。  新制度創設は行政の簡素化の流れに反するのではないかという指摘でありますけれども、政府提案の保険制度では、何回も今までも言われてきておりましたけれども、導入に伴う新規事務などに関しまして二千億円程度の費用を要す...全文を見る
○渡辺孝男君 今、新ゴールドプラン達成後の計画、そういうものも厚生省としては考えているということでありますけれども、衆議院のときの審議の中でも、新ゴールドプランが終了する平成十一年度末に、引き続いて平成十二年度を初年度とする新計画を策定するとの見解が示されたと考えております。 ...全文を見る
○渡辺孝男君 この法案が通るとすれば、今後の市町村の介護保険事業計画あるいは都道府県の支援計画の策定の積み上げで、今回予想されたホームヘルパーであれば五十八万人、少し変わってくる可能性があるかもしれませんが、それを国の責任としてきちんと整備していく、そのような発言ではないかという...全文を見る
○渡辺孝男君 先ほど、二〇一〇年度で五十八万人ぐらいのホームヘルパーが必要なのではないかというような一応の仮の目標値が出されていたわけでありますけれども、単純の比でやりますと十二万人ぐらい平成十四年度までに必要になるのではないか、これは高齢者介護の分野でありますけれども。  厚...全文を見る
○渡辺孝男君 障害者対象のホームヘルパーさんとそれから高齢者、要介護者に対するホームヘルパーさんと業務は多少異なることもあると思いますが、ある面では共通する業務内容で働くようなホームヘルパーさんも当然おられると思います。  そうしますと、障害者の方のプランは平成十四年度目標であ...全文を見る
○渡辺孝男君 次の質問に入らせていただきます。  政府案の介護保険のサービス開始時点であります二〇〇〇年の時点では、虚弱高齢者は要介護者二百八十万人中百三十万人、約四六%を占めると推定されております。しかし、平成八年度の要介護認定モデル事業では要支援者と判定された構成比は九・四...全文を見る
○渡辺孝男君 要支援者と認定されるかどうかというのは大変な違いがあるわけで、要支援者と認定されれば介護サービスを受けられる、要支援と認定されない虚弱高齢者の場合はサービスを受けられないということで、認定されない方からは不満も起きてくるのではないかというふうに考えるわけであります。...全文を見る
○渡辺孝男君 時間がありませんけれども、少なくともモデル事業で行われました九・四%を下回るようではやはり不満が大きくなってくるのではないかというふうに思いますので、要支援者の認定をきちんとして、サービス提供で国民に不満が起こらないように十分配慮すべきであるというふうに考えます。 ...全文を見る
11月13日第141回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○渡辺孝男君 続きまして、渡辺でございますけれども、また御意見をお聞きしたいと思います。  まず最初に、今回の厚生省の試算でありますと、公的介護保険が導入される二〇〇〇年の時点では、要介護者の方の大体四割ぐらいが最初の段階では介護保険を利用して給付を受けるんでないか。一応四割ぐ...全文を見る
○渡辺孝男君 家族で見ますので介護保険サービスを受けなくても結構です、ヘルパーさんとかが家庭に来てもらわなくても結構です、私のうちは自分たちで介護しますというような方もいらっしゃるということで、実際、介護保険になっても利用される方は四割ぐらいであろうというふうに一応厚生省の方では...全文を見る
○渡辺孝男君 入所されている方は当然サービスを受けたい、受けるということで現在入所されているんでしょうけれども、在宅で要介護の方が、ある地域ではやはりいろんな体面があったり、ヘルパーさんが入ってくるのを嫌がったりする場合があって受けることを希望しない方もあるということで、一応要介...全文を見る
○渡辺孝男君 現在、待機待ちの方が千二百三十一人いらっしゃるということですが、高知市の松尾市長さんとしては、この待機者に対しまして新ゴールドプランの達成だけではやはりまだまだ対処できないんではないかと考えますけれども、二〇〇〇年以降の新たな介護サービスをどうするかというような計画...全文を見る
○渡辺孝男君 次の質問なんですけれども、要介護認定をする場合に訪問調査員がございます。先ほども言いましたけれども、きちんとした要介護認定をするためには質の高いよく理解された訪問調査員の方が聞き取りをしないと介護認定のときに十分適切な認定ができないということであります。今、そういう...全文を見る
○渡辺孝男君 高知市の場合は大きいので、そういう在宅介護支援センターとか十分整えられると思うのですけれども、規模が小さい町村ではそういう調査員を本当に養成できるのか、確保できるのか、なかなか難しいところもあるのではないかと思うんです。実際調査に当たられました和田公述人に、町村の小...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、市町村なんかでは、調査に当たられる人は役所の職員しか調達できないようなこともあると思うんですが、そうじゃなくて、和田公述人の印象としては、何か民間のいろんな介護サービス産業みたいなものを利用しながらされるというような印象でしょうか。それとも、やはり市の...全文を見る
○渡辺孝男君 次の質問ですけれども、実際、要介護認定が始まりますと、やはり苦情処理ということが一番大変悩ましい問題になるんではないかと思います。現在のところ国保連合会の方でその苦情処理の方を担当していただくような方向にあるわけですけれども、市町村の窓口にも何とかしてください、この...全文を見る
○渡辺孝男君 どうもありがとうございました。時間ですのでこれで終わりにしたいと思います。
11月18日第141回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男でございます。  前回に引き続き、介護保険法関連の法案につきまして質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、この介護保険法案とほかの社会保障関係の法案との関連につきまして質問させていただきたいと思います。  有識者の中には、この介護保...全文を見る
○渡辺孝男君 そういう意味でありますと、今回の介護保険法案が通るということになれば、自己負担が一割負担になるわけでありますけれども、それ自体は今後の老人医療保険制度の一割定率負担というような方向に直接結びつくものではないというようなお考えと承ったわけであります。また、保険料の個人...全文を見る
○渡辺孝男君 続きまして、二十四時間の巡回ホームヘルプサービスに関しましてお尋ねしたいと思います。  介護保険が導入されますと、日中だけのホームヘルプサービスだけではなくて、夜間のホームヘルプサービスを受けたいというような方も当然ふえてくると思います。やはり、二十四時間巡回型の...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、六十五市町村といいますと、全国的な比率でいきますと何%ぐらいになるわけでございますか。
○渡辺孝男君 新ゴールドプランが達成目標、一九九九年の時点でこの二十四時間型のホームヘルプ事業、それを厚生省としましてはどの程度まで高めていくと、そのような目標をお持ちなのか、その点に関しましてお伺いしたいと思います。
○渡辺孝男君 やはり、ある程度の目標というものを設定しておかないと、努力するだけではなかなか十分なサービスが提供できないのではないかと、そのように思います。特に、やはり高齢者が高齢者を介護するという場合には、夜間、睡眠がとれないと介護者の疲れというのは物すごくひどくなりますので、...全文を見る
○渡辺孝男君 関連しまして、その老人保健施設から退所される方の動向、病気で再度病院に入院される、あるいは在宅に目的どおり戻れる、あるいは別の有料老人ホームあるいは他の老健施設に移るというようなことがあると思うんですけれども、実際その退所後の動向というものは現状ではどのような比率に...全文を見る
○渡辺孝男君 今の答えで六カ月以上の方が四二%おられるということでありますけれども、老人保健施設の設立当初は六カ月以上入所されるというような方は余り念頭に置かなかったのではないかなというふうに考えるわけであります。そういう長期入所されている、あるいはしなくてはならないような状況と...全文を見る
○渡辺孝男君 特別養護老人ホームに入るような方ではもう在宅に戻ることは不可能ということで自宅を処分されて入られるというような方も当然おられると思うんです。こういう老健施設に入っていらっしゃる方でも、やはり将来、特別養護老人ホームに入るというような申請を出されておって、たまたまそう...全文を見る
○渡辺孝男君 また別な質問になりますけれども、やはり介護疲れのために老人の虐待というようなこともしばしば耳にするわけであります。介護保険が導入された暁でも家族の申請がなくてもそういう目に余るようなケースの場合には措置制度で入所させるというようなことも当然考えておられるわけでありま...全文を見る
○渡辺孝男君 正確には調査していないということでありますけれども、やはり今後いろいろ問題になるので、余り公にはできないような家庭のプライバシーの問題もいろいろ入ってくるので、正確な資料というのはないのかもしれませんが、やはり実態としてはきちんと把握しておく必要があるのかなというふ...全文を見る
○渡辺孝男君 これから定めていくということでありますけれども、そういう終身介護型あるいは介護専用型の有料老人ホームに入っている方にとりましては、もし介護保険サービスが受けられるのであれば、保険料を取られる、取られるという言い方はおかしいわけですけれども、介護保険料を納めるわけであ...全文を見る
○渡辺孝男君 何年か前にそういう特別な終身型あるいは介護専用型の老人ホームに契約された方にとっては、介護保険が将来導入されるということを念頭に置いていなかった方も当然おられるわけです。そういう方にとっては、もしそういう契約上自分の一時支払い金を還付されないということになれば、じゃ...全文を見る
○渡辺孝男君 そうしますと、そういうデイサービスも受けられるしショートステイなんかも利用できるというような形になるのかなというふうに思いますけれども、福祉用具の貸与あるいは購入等、ホームによっては車いすとかそういうものが既に備わっているようなところもあると思うんです。そういうもの...全文を見る
○渡辺孝男君 要介護認定の場合にはそういう環境要因というのは勘案されないで、要介護状態でサービスの上限といいますか、そういうのが決まってくるということでありまして、有料老人ホームで立派な電動ベッドが入っているとか車いすが備わっているというようなことは要介護認定上は考慮されないとい...全文を見る
○渡辺孝男君 有料老人ホームの現状といいますか、介護保険の導入目標としているのが二〇〇〇年でありますので、その間まだ二年少しあるわけでありますが、その間、都道府県でまた申請があれば有料老人ホームの許可といいますか、そういうものを出すことにはなると思うんですけれども、現状では介護保...全文を見る
○渡辺孝男君 万一そういう有料老人ホームに入られていてホームの方が倒産してしまったという場合には、入居されている方というのは非常に大変な事態になるわけでありますけれども、それに対しまして行政として何らかの支援というものはあるのかどうか。現在の状況と将来に対して何らかのそういう支援...全文を見る
○渡辺孝男君 最後の質問になるんですけれども、介護保険の高額介護サービス費といいますか、医療の場合は高額療養費というのがあるわけですけれども、そこの介護保険の場合の限度といいますか、額がどの程度に設定されるのかまだちょっと不明確で心配な面があるんですけれども、その点に関しましてど...全文を見る
○渡辺孝男君 おおむね医療の高額療養費制度と同じような六万何がし、あるいは低所得者に三万何がしというようなレベルにおさまるものなのかどうか、その点だけでも少しでも方向性というのをお知らせいただければと思います。それで終わりにします。
○渡辺孝男君 では、以上で終わります。
11月25日第141回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○渡辺孝男君 先ほど佐藤済江公述人の方からいろいろお話を聞きまして、本当に現場で働いていらっしゃる方の温かい気持ちがよく伝わってきたわけなんですが、お話の中で、音楽療法とかアニマルセラピーというような新しい最先端の治療といいますか介護もしてみたいというようなお話がありました。 ...全文を見る
○渡辺孝男君 次に、山中町長さん、それから金山町長さんにお伺いします。  まだちょっとここでは話題になっておりませんでしたけれども、介護サービスの体制が二〇〇〇年時点で不備な場合には経過措置というのが設けられておりますけれども、現場の市町村の状況によっては現金給付をしてもいいん...全文を見る
○渡辺孝男君 同じく山中町長様、それから金山町長様にお伺いしたいんですけれども、この介護保険導入時には、在宅で介護サービスを受けるのは大体四〇%ぐらいではないかという試算のもとで、介護保険料が二千五百円前後になるんじゃないかというふうに試算されているわけでありますけれども、現場的...全文を見る
○渡辺孝男君 もう少し多いということでしょうか、それとも少ないということでしょうか。四〇%以上の方が希望されるというように感触的にお考えなのでしょうか。
○渡辺孝男君 この介護保険が導入されますと、市町村の中で保険料の収納率に差が出てくるということがありますが、財政安定化基金からの調整金というのが保険料徴収が十分でないところには交付されるということになるわけでありますけれども、余り徴収率が悪いと交付金の減額というようなペナルティー...全文を見る
○渡辺孝男君 先ほど佐藤さんの方から、入居されている高齢者の方が年金が入ってくると非常にうれしそうな顔をされるというふうなお話がありまして、確かにそうだと思うんですね。  介護保険の保険料というのが将来どのようになっていくのか、厚生省が試算したときの価格のベースでは、最初が二千...全文を見る
○渡辺孝男君 保険料です。
○渡辺孝男君 痴呆症の対策について、ちょっと先ほどの論議の続きで、半澤公述人と高橋公述人にお伺いします。  痴呆症ですと、急に変化して非常に徘回、せん妄がひどくなるということが往々にしてあるわけですけれども、そういう施設とか在宅で急変されてとても見られない、在宅でも施設でもちょ...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございます。  続きまして、また同じく半澤公述人、高橋公述人にお伺いしたいんですけれども、介護認定に関しまして、ドクターの場合はかかりつけ医の意見ということで認定にかかわってくる。それから高橋公述人のお話では、看護部門としても介護認定に参加していきたいと...全文を見る
○渡辺孝男君 続きまして、山中町長さんと、それから金山町長さんにお伺いしたいんですけれども、実際に介護保険が導入されますと、訪問調査員、それからケアマネジャー、なかなか人材確保は大変だというお声も聞きます。実際、訪問調査員というのは、町でありますと、町の職員の方が当たられるのか、...全文を見る
○渡辺孝男君 次に、最後の質問になるんですけれども、高橋多佳子様、それから半澤様にお伺いします。  これからあと二年ちょっとで実際そういう介護保険が導入されると、認定作業というのも、その前に認定基準といいますか、そういうものをきちんとしておかなければならない。それから試行期間と...全文を見る
○渡辺孝男君 ありがとうございました。以上で終わります。
12月02日第141回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○渡辺孝男君 介護保険関連三法に対しまして引き続き質問させていただきます。  新進党が本年十一月に行った高齢者介護保障に関する自治体アンケートでも明らかなように、政府提出の法案を早急に成立させるべきという声よりも、税方式を望む声や慎重審議、開始時期の延期を望む声が圧倒的に多い。...全文を見る
○渡辺孝男君 引き続き厚生大臣に質問いたします。  これら政省令の具体的内容が示され、介護保険制度の具体的内容が明らかとなった時点で、再度国会で介護保険法の内容の細部の適否に関しまして審議すべきではないかというふうに私は考えるわけであります。今後の法案の細部に対する検討、厚生省...全文を見る
○渡辺孝男君 では、次の質問をさせていただきます。  法案では、居宅介護サービス費等支給体制が二〇〇〇年の開始時点で不十分な場合には、法定居宅給付支給限度基準を下回る基準を設定することができる経過措置を認めております。このような経過措置をとる自治体の住民においては、本法案の目的...全文を見る
○渡辺孝男君 その点に関しまして厚生大臣にお伺いしたいと思うんですけれども、今後介護保障を進めるに当たりましてやはり居宅介護というものが中心になっていくんではないか、そのように私自身も考えるわけでありますけれども、厚生省としてもそのような方向でいくことを目指しているのではないか、...全文を見る
○渡辺孝男君 やはり介護休業をとる場合にも、申請する場合に要介護状態であるということを証明しなければならないというようなこともありまして、その要介護状態というのが今回の要介護認定の、認定されるかされないか、どのような認定基準に家族の要介護者が当たるのか、そういうものがやはり介護休...全文を見る
○渡辺孝男君 厚生大臣にもその点確認なんですけれども、やはり今回の介護保険法が施行されることになりますと、未納者問題等自治体はかなり財政的な面で不安が大きいと思います。そのような自治体に対する財政的な不安を取り除くように厚生大臣としてどのように対応していくか、その決意のほどをお聞...全文を見る