渡辺貢

わたなべみつぐ



当選回数回

渡辺貢の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○渡辺(貢)委員 まず第一に、基本的な問題から御質問いたしたいと思います。  いま日本の農業はきわめて重大な岐路に直面しているわけでありますけれども、たとえば、減反の問題でも一九六〇年から今日まで約百三十七万ヘクタール、今回当初目標に三七%の上乗せということでありますから、そう...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうしますと、第二にお聞きしたいのですけれども、今回被害が非常に重大であり、両会計で約百九十億の繰り入れをしなければならないということでありますけれども、五十四年度の当初予算においては、農業共済全体で八百二十二億、漁業共済関係では八十二億、約九百億が組まれておる...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうなりますと、これは決して十分だというふうには言えないわけです。つまり、損害評価員が具体的に歩いて目で見て評価をしていく、そういう意味ではその結果が最終的には損害の認定額になってくるわけなんですけれども、これは迅速で公正に適確に行われなければならないという意味...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういう御答弁ですけれども、一層充実をしていただきたいと思います。  それから、先ほども論議されておりましたけれども、漁業問題の中で特に赤潮、さらにハマチの場合に、連鎖状球菌症というのですか、そういう病気が、資料を見ますと、ここ数年来連続的に発生しておるわけで...全文を見る
○渡辺(貢)委員 第三に、この制度の充実と活用の問題ですけれども、すでにいろいろの観点から御質問がございましたが、果樹共済の加入率が非常に低い。これは埼玉の場合でも、ナシは二十世紀、長十郎、ブドウは巨峰という銘柄生産品がございますけれども、平均して二四%。私は、共済関係者や農家の...全文を見る
○渡辺(貢)委員 検討中ですけれども、今国会にも農業災害補償法が提案されるというふうに聞いておりますので、一層充実を望みたいと思います。  第四に、先ほどお話がございましたように、畑作などへの転作が非常に奨励されている。畑作共済あるいは園芸共済等が設定されているわけですが、たと...全文を見る
○渡辺(貢)委員 時間がないので最後にお聞きしたいのですけれども、果樹共済の場合には発足してまだ六年程度で、いろいろの問題点があろうかというふうに思います。幾つかの点について指摘をしたわけですが、いずれにいたしましても、果樹共済を含めての農業共済全体を見た場合に、やはりこれからの...全文を見る
○渡辺(貢)委員 終わります。
02月12日第91回国会 衆議院 本会議 第6号
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○渡辺貢君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の補正予算三案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  反対理由の第一は、軍事予算の削減が全く行われていないことであります。  日本共産党8革新共同は、昨年の予算案審議において、疑惑の渦中にあったグラマン社のE2C早期...全文を見る
03月04日第91回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○渡辺(貢)分科員 質問いたしたいと思うのですけれども、初めに、去る三月二日に建設大臣に埼玉においでいただきまして、熊谷の先の十七号バイパスの促進問題の大会にお出かけいただきました。大変ありがとうございました。  埼玉県においでいただいて御存じのように、首都圏の北に位いたしてお...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 きょうの質問は中心的には二つございますが、一つは下水道の問題、もう一つは治水問題でございます。  最初に下水道の問題ですけれども、国が現在進めております下水道計画の第四次五カ年計画、五十五年度は最終年度に入るわけでございますけれども、その全体の進行の状況、さ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そうしますと、全体の計画値に対して現在の進行はどの程度になるのでしょうか。
○渡辺(貢)分科員 この第四次計画を策定する場合に、当該の県、市町村などからもそれぞれ五カ年の事業計画などの要望があったのですが、聞いているところでは、総額十二、三兆円ぐらいが必要じゃないか、しかし国の財政の全体のバランスをとっていくということで、先ほどお話がございましたように約...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そういう点で、埼玉の場合を見ますと、流域下水道計画が五カ所ございますが、これは県も市町村もかなり住民の皆さんの合意を得るような努力をいたしておりますが、当然大きな終末処理場の建設の場合には大規模な土地も必要でございますし、終末処理場というと悪臭が非常に強いとい...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 県下の中ではかなり進行しているところですけれども、浦和は埼玉の県庁所在地で文化都市というふうに言われておりますが、現在の普及率は二七%で大変低い状況です。そういう点からもこの南部幹線の完成と芝川幹線というのは、都市部においては最重要な課題になるだろうというふう...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 ちょっと、数年というと数は二から大分あるのですけれども、全く見通しが立たないというのは、年間約百億前後を流域下水道だけでも使っておりますし、余り見解が不透明過ぎるのではないかと思うのですが、少なくとも大体こういうテンポで行けばというあれもございましょうし、その...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 それでは一番最後にちょっとその点も含めてお尋ねしたいと思います。  次に、河川の問題に入りたいと思うのですけれども、これも先ほど触れましたように、利根、荒川を中心にした河川、大体中小河川を含めると百四、五十というふうに言われております。ですから、たとえば五十...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 ちょっと時間がなくなりましたのですけれども、大体十カ年くらいの計画だというふうに聞いておりますが、現在の段階では総額二千億円くらいになるのではないか、大体そんなような見当の段階だということでよろしいですか。実際上は五十五年から入るということで……。
○渡辺(貢)分科員 もう一つ河川問題で、これは簡単ですけれども、東京の荒川下流の浄化の問題、それから県南部における飲用水の確保あるいは洪水の調整などで、荒川の河川敷に荒川調整池計画が進められている。約一千万トン余りの調整池になるということですが、これはわれわれも必要だろうというふ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 それでは最後に大臣にお聞きしたいと思うのですけれども、下水道も河川もいずれも国民の生活にとってはきわめて重要な課題になってきているというふうに思いますし、とりわけ生活基盤を確保していく上では大事な仕事だというふうに考えます。そうした点で公共事業費があっぷあっぷ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 ちょっと時間外ですけれども、最後に環境庁にお願いしたいと思うのですが、すでに論議の中でも明らかなように、河川、下水道の問題など人間の生活環境問題、自然との調和のとれたサイクルの再確立が大変必要だと思うのですが、その前提になるのが緑の問題だと思うのです。埼玉の場...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 では、建設大臣並びに環境庁に一層の取り組みを要望して質問を終わりたいと思います。
03月07日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○渡辺(貢)委員 御提案されております所得税法並びに租税特別措置法の改正案についての質問をいたしたいと思います。  今回の改正の背景にはいろいろの問題があろうかと思うのですけれども、一つは、昨年の総選挙において政治的に一般消費税が国民の批判を受けたという点が背景の一つと考えてお...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうしますと、自然増収の額が大変大きいわけでありますけれども、この自然増収の性格といいましょうか、こうしたものについては主税局長はいかがお考えでいらっしゃいましょうか。
○渡辺(貢)委員 単純化すれば、プラスになった、それが自然増収である、そういうお答えだと思うのですけれども、ただ、私たちがこの自然増収を考えました場合に、単にプラスになった、あるいは算定に若干の狂いがあった、推計値の狂いがあったというだけではないと考えているわけなんです。たとえば...全文を見る
○渡辺(貢)委員 なかなか微妙なと申しましょうか、大蔵省流のりっぱな御答弁だと思いますけれども、いずれにいたしましても、比較すると、税額の増加は明らかだ、しかも、一方ではインフレが進行しているという点から見ても、自然増収の性格を今日の段階では明確に指摘しておく必要があるというふう...全文を見る
○渡辺(貢)委員 五十五年度の予算編成では、そうしたいろいろの要因があって自然増収が見込まれたわけでございますけれども、今後どれだけあるのかというふうに質問いたしましても、これはなかなかむずかしいと思うのですけれども、財政収支試算なども発表もされておられますし、今後の自然増収など...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうしますと、五十六年度以降についてはかなり厳しいというふうな御認識であろうかというふうに考えます。そうなりますと、やはり大臣がたびたび御見解を述べていらっしゃるわけでありますけれども、出るを制するという問題、同時にとりわけ税制の基本についてかなり大胆な見直し、...全文を見る
○渡辺(貢)委員 かなり全面的な見直しをされたという御答弁でございますけれども、ちょうど昨年の税調の審議がされている過程で、大蔵省の方から、政策効果が薄くなってきている、あるいはかなり長期で惰性になってきているというものなど、当然廃止をしなければならないというふうな内示といいまし...全文を見る
○渡辺(貢)委員 その存続されている中で話題に上った一つの航空機の特別償却制度、これは今日残されてどんな形になっているでしょうか。
○渡辺(貢)委員 この償却制度がつくられたのは昭和四十六年であるというふうに聞いておりますが、その点はいかがでしょう。
○渡辺(貢)委員 そうしますと、四十六年に創設をされた特別償却制度の対象の機種は何になりましょうか。
○渡辺(貢)委員 創設された当時は五分の一の償却であった、続いて昭和四十七年には逆に償却率が高められて四分の一、このときには税調の答申などでも四分の一に償却率を囲めて二年間ということでありましたけれども、それが存続をされていると思うのです。さらに四十九年に四分の一で二年間の延長と...全文を見る
○渡辺(貢)委員 別にその当時を振り返るわけではございませんけれども、四十七年には田中内閣が成立をいたしておりまして、史上に名高いロッキード問題、わが党の正森議員も追及をいたしました。四十七年、四十八年と四分の一の償却率、この二年間がさらに二年間延長される。そうして五十一年には五...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういう大型機を購入しているのは日本航空と全日空ということでありますが、日本における最大の航空会社である日本航空、これは最大の特別償却の恩典に浴しているわけでありますけれども、日本航空の最大の株主はどなたでしょうか。
○渡辺(貢)委員 全株の四二・三%を大蔵大臣名義でわが国が所有をしているという、ある意味では特殊な法人でございます。  個人の筆頭株主についてはいかがでしょうか。
○渡辺(貢)委員 私の調査によりますと、個人の筆頭株主は小佐野賢治氏で、二・六%の株を所有しているというふうに言われております。現在の日本航空の資本金が六百二十一億八千七百万円でありますから、たとえば小佐野賢治氏の個人所有の株式が六百二十一億の資本金の中に二・六%を占めるわけです...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは後ほどお聞きをいたしたいと思うのです。私の手元にありますけれども、改めて御質問いたしたいと思います。  こういうふうに、日本航空の場合には大蔵大臣が最大の筆頭株主で四二・三%を所有いたしておりますし、個人では小佐野賢治氏、きのうからきょうにかけて大分新...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大変膨大な繰り入れがございまして、当初経常利益ではかなりの経常利益がはじかれていたわけでありますけれども、最終的な税引き後の当期利益は五十四億六百万円、こういうふうな決算になっているというふうに聞き及んでおりますが、その点はいかがでしょうか。
○渡辺(貢)委員 大変膨大な償却をし、その結果、税引き前の当期利益金は五十四億円、この時期に日本航空は利益率が低下をしているということで、航空運賃の値上げ問題も出されておりましたが、同じ年度に日本航空が買い入れを行ったいわゆるジャンボと言われる航空機、ダグラスDC10、ボーイング...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大体一機百億円前後でないかというふうに言われておりますから、初年度で六分の一の償却というふうになりますと、かなりであります。また航空機の償却が約七年ないし八年というふうに聞いておりますから、もしその計算でいきますと、初年度で約二五%から三〇%の償却ができる。新し...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大蔵大臣の御答弁の前に、先ほどの質問に対する回答が出ましたので、一、二もう一回質問をいたしたいと思うのです。  日本航空の五十三年度の配当が八分ということでございますが、たとえば個人株主筆頭の小佐野氏の場合は約十六億円の株式を有しているわけで、八分の配当という...全文を見る
○渡辺(貢)委員 私の方は、特別償却による利益隠しであるし、国の税収の減であるというふうに考えておりますし、また、こうした高額配当所得者の源泉分離課税を実行しているということになると、この面でも不公正は拡大されている。ですから、四億円ぐらいのお金はぼっと出るのかと思いますけれども...全文を見る
○渡辺(貢)委員 改廃だというふうに言われますけれども、性格は根本的に変わっている。いままで海投損の工事の特別の制度がございましたけれども、政府の予算委への提出資料の中でも適用はゼロであるというふうに言われております。ほぼ一年間ぐらいの工事ですから、ぱっと工事をやって帰るというふ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうした大型のプロジェクトがいま検討されているということでありますが、それでは私の方から具体的にお尋ねをいたしたいと思います。  サウジアラビアの。石油開発の問題でありますけれども、現在検討されている日本側の出資者、出資の総額が、想定されている額は三菱グループ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 私が質問をした基本的な数字についてはほぼ間違いがないようでございますけれども、これらの合弁事業の場合には、当然、政府間の了解あるいは閣議の了解があるというふうに理解をいたしております。閣議の了解があれば、当然海外経済協力基金が使える、これは昨年十月の三井の場合も...全文を見る
○渡辺(貢)委員 これは民間の合弁事業でありますけれども、今度の改正によりますと、百分の二十五が損失準備金として積み立てられる、こういう制度になっております。  いま通産省の方から御答弁いただいたわけでありますけれども、サウジを除いてあと五つのプロジェクトについては全部閣議の了...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大枠についてはほとんど変化はないというふうに理解いたします。  今日、資源エネルギーの確保という問題が国策としても重要な課題であるということは私どもも十分理解をいたしております。しかし、この合弁事業がつくられる場合に、前提として当然政府間の合意、さらには閣議了...全文を見る
○渡辺(貢)委員 一つ一つ反論したくなるわけでありますけれども、百四十幾つかの発展途上国を見ますと、いま合弁を組もうとしているのはエネルギーなどいわゆる有資源国、ここには膨大な協力関係をやるけれども、IMF総会などでも指摘されておりますように、たとえばアフリカのなどの慢性的な飢餓...全文を見る
○渡辺(貢)委員 この六十八兆四千九十億円の貸出残に対して七十六億円という貸出金償却額、これは一万分の一・一ということであります。今日までの御説明によりますと、実績率から見るとほぼ千分の一ということが言われておりました。これは昨年度の予算委員会に対する提出の資料でありますけれども...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いずれにいたしましても、経験率から言うと、かなり現在の千分の五に比べて低いということは事実であるというふうに考えられます。  そこで、この問題についての最後の質問でございますけれども、租税特別措置法における政策税制の見直し、時間もありませんので、二、三の特徴的...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは、次に土地税制の問題に入りたいと思いますが、これもある意味では不公正な内容だと思います。  初めに、国土庁から最近の地価の騰勢の現状について承りたいと思います。
○渡辺(貢)委員 国土庁の調査によりますと、そういう数値が出ておりますが、民間の調査によると、さらに約五割程度闘いというふうな調査でありまして、たとえば東京都の市街地域における一年間の上昇は約三三%というふうに言われておりますし、神奈川、埼玉でもほぼ二七、八%前後、わずか一年間で...全文を見る
○渡辺(貢)委員 表面にあらわれている傾向はそういう傾向だと思いますけれども、現実にはかなりの差があるのではないかというふうに考えられます。  そこで、特に土地値上がりの一つの大きな原因となっておりますのが土地投機でございますけれども、これはきわめて典型的な例でございますので指...全文を見る
○渡辺(貢)委員 なかなか効果を上げることはむずかしいというふうに私は考えておりますが、たとえばこれも埼玉県の例でありますけれども、市街化区域外での大企業による大規模な土地の取得が行われております。十ヘクタール以上の土地の取得が県内で九十四件、最終取得予定面積は六千二十四ヘクター...全文を見る
○渡辺(貢)委員 かなり認識が甘いのじゃないかというふうに考えます。  時間がございますので、この問題の最後で一言申し上げたいと思うのですけれども、優良な宅地を持っている有資産家、たとえば昭和五十三年度の控除後の譲渡所得二千万円以上の納税者の数でございますけれども、ほとんどが土...全文を見る
○渡辺(貢)委員 土地の値上がりというのは、社会資本の投下などさまざまの要因があろうと思うのですけれども、いずれにいたしましても、現実に納税人口は約四千万人に近いわけでありますが、その約四万人の土地譲渡所得者のためにさらに税制を緩和する、しかも、十分な実効的な効果は余り望めないと...全文を見る
○渡辺(貢)委員 以上で終わります。
03月07日第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○渡辺(貢)分科員 産業問題中心に御質問をさせていただきたいと思います。  わが国の経済を見ますと、一方ではビッグビジネスと言われている大企業、一方では数百万と言われる中小企業によって、いわゆる経済の二重構造という形で日本の産業が構成されているわけでありますけれども、こうした中...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そこで、特に日本の中小企業の発展の歴史を振り返ってみましても、資本主義の発展の過程の中で、とりわけ産地という形で形成されている、そういう発展経過をかなりたどっているわけであります。産地ということになりますと、その地域におけるさまざまな人的な諸関係や社会的な関係...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そういう法律が成立を見ているわけでありますけれども、たとえば昨年十二月に東京ラウンドが終結をいたしました。この東京ラウンドの結果、すぐに輸入関税の税制面にも大きなはね返りがございます。三千六百品目くらいが検討されて八〇%くらいが関税の引き下げ対象品目になってい...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 これは五十四年度の指定でございますけれども、さらに五十五年度というふうに拡大をしていく計画、お考えはございますか。
○渡辺(貢)分科員 七十幾つかの産地指定の中に鋳物の生産地として有名な川口の指定がございますね。川口の鋳物産業は江戸時代からの長い歴史を持っているわけでありますが、事業所の数においても全国の一六%、生産額は年間約六百億円前後でございますし、これも全国の一二、三%を占めております。...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そういう御答弁でございますけれども、これは県でほぼつくり上げたビジョンでございますが、このビジョンの策定と、それから具体的な振興計画をつくっていく過程の中でも、とりわけそうした産地中小企業の場合にはなかなか自力で十分にできないという隘路もございまして、いろいろ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 その振興計画の中で幾つかの問題があろうかと思うのです。たとえば販路の拡大ですね。これは十分な資力もございませんので、そういう点では国や地方自治体が協力するという面もございましょう。それから新製品の技術的な開発の問題です。たとえば鋳物産業などを見た場合に、いわゆ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そういう努力の過程で産地の発展も考えられるというふうに思います。  もう一つ、中小企業の問題で大きな点がございます。それは、原料高の製品安ということがよく言われておりまして、たとえば川口などでも銑鉄は大企業が供給しているわけですけれども、昭和五十年に比べて現...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 以上、すでに指定された産地の問題についてのお尋ねをいたしたわけでありますけれども、同時に五十五年度も先ほどの御答弁のように百を超える新しい産地をさらに指定したいというふうな御意向が示されております。たとえば埼玉の場合にはこのほか川口の機械、約千社余りございます...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 最後にもう一言お尋ねしたいと思うのですけれども、特に人口急増の都市圏の場合に大型店舗の進出が非常に多いわけでありまして、こうした中でいままで地元の流通を担ってきている小売店との矛盾がかなり広がっている、そういう点で大店法の問題あるいは商調法の問題など、もっと充...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 時間でございますので、ひとつ通産大臣、長官の一層の御努力を要請して、質問を終わりたいと思います。
03月21日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○渡辺(貢)委員 多田委員からも質問がありましたけれども、政治を担当する最小限の前提が政治倫理の確立であるというふうに私は考えております。そういう点できわめて重大な問題だったということを改めて指摘したいと思います。  そこで、時間がありませんので、簡単にお聞きをいたしたいと思う...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういう御答弁でございますけれども、しかし、事態はきわめて深刻で、昨年はサマーレビューというふうにも言われておりますが、ある新聞によると、ことしはスプリングレビューだ、ただ発想の大胆な転換が必要だということを最後に強調して、私の質問を終わりたいと思います。
○渡辺(貢)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました所得税法並びに租税特別措置法の両改正案について、反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、大企業、大資産家優遇税制の改廃がきわめて不徹底に終わっている点であります。  政府は、今改正で企業関係...全文を見る
03月28日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○渡辺(貢)委員 参考人の皆さんには、きょうは早朝から大変御苦労さまでございます。幾つかの点についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  先ほどからの論議でいろいろの問題が解明されてきていると考えますが、昨年の九月期の企業の決算を見ますと、いわゆる大企業の決算は昭和四十九年...全文を見る
○渡辺(貢)委員 かなり外的な要因が強いというお話でございますけれども、都市銀行においてもそうでございますから、中小の金融機関としてとりわけ地域性も持っている相銀や信用金庫の場合にはなお大変だというふうに考えます。確かに、金融機関は社会的な責任あるいは公共性を持っておりますし、そ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それぞれ大変な御努力をされていらっしゃると思うのですけれども、ぜひ預金者などの期待にこたえられるように一層の御努力をいただきたいと思います。  先ほどから決算上で問題になっております銀行の経理基準の一部改正という通達が出ているわけですけれども、私はこの通達を見...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それなら結構ですが、人員の派遣も一勧に次いで多いということで、一層の御努力をいただきたいと思います。  時間がないので、最後に二つだけお尋ねしたいと思うのですが、最近新聞を見ますと、預金の獲得のための過当競争が激しいということがいろいろ報道されております。都銀...全文を見る
○渡辺(貢)委員 どうも参考人の皆さん、御苦心さまでございました。ありがとうございました。終わりたいと思います。
04月08日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○渡辺(貢)委員 昭和五十五年度国債の発行の特例に関する法律案について幾つかの点で質問をいたしたいと思います。  けさからの論議の中でも竹下大蔵大臣から御答弁がされているわけでありますが、四月四日に昭和五十五年度の予算が成立をした、しかし、この予算の執行についてはかなり厳しいも...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大臣から大変重大な問題だという御認識が御説明されたわけでありますが、この予算の執行の場合に、当然、議会内閣制でありますから、とりわけ大蔵大臣がその責を政治的にとるというのは前提になっているというふうに思うのですが、そういう単に国債管理政策の技術上の問題というだけ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いますぐ抑えるということはないということなんですが、少なくとも防衛費の問題も検討の対象であるという点については、御異存はございませんか。     〔稲村(利)委員長代理退席、愛知委員長     代理着席〕
○渡辺(貢)委員 ちょっと微妙な、一部ということで逃げていらっしゃるわけでありますが、それは後ほどもう少し質問で進めてまいりたいと思います。  一般行政費の節減という問題でありますが、きょうは行政管理庁もお見えでございますけれども、人口はふえる、行政需要は増大する、そういう中で...全文を見る
○渡辺(貢)委員 これが十二年間の結末でありますけれども、少なくとも行政需要が増大していく中で減員になっている。一方、この十二年間におけるいわゆる自衛隊の制服の定員増についてはどんな傾向でしょうか。行管庁から。
○渡辺(貢)委員 そうしますと、国家公務員の中でふえているのは防衛庁の制服だけである、こういう結論になってくるというふうに思うわけです。  さらに論を進めたいと思うのですが、昭和五十五年度の予算の中で、いわゆる国庫債務負担行為がかなりの額に上がっているというふうに思うのですが、...全文を見る
○渡辺(貢)委員 その中で、いわゆる防衛庁にかかわる後年度の債務負担行為と継続費の合算の総額はどのくらいになりますか。
○渡辺(貢)委員 これは新規でありますけれども、五十四年度以前の既定分が別にございます。そういうものを全部含めますと、今年度枠組みが決められました後年度の債務負担行為の総額は、これは自衛隊、防衛庁からの資料で出ておりますけれども、一兆二千七百十五億九千五百万円、こういうことになる...全文を見る
○渡辺(貢)委員 この一兆二千七百十五億九千五百万円というのは、いわゆる単年度で見た防衛費の約五七%を占めております。また、昭和五十四年度に比べるとこの伸び率は三八・三%、大変大きな伸び率になっているというふうに考えるわけですが、この点の数字については防衛庁はいかがでしょうか
○渡辺(貢)委員 単年度の歳出の総額は二兆二千三百億円になりますが、この債務負担行為を加えるとかなり膨大なものになるというふうに考えられます。この債務負担行為というのは当然後年度における国の債務になると思うのですが、とりわけ債務負担行為の中で大きな額を占めておりますのが武器の購入...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうなりますと、いま防衛庁で中期業務見積もりという問題で一%云々ということが言われております。この問題は特に大来外務大臣が訪米をしてから俎上に上ってきたようでありますけれども、現実にこうした大量の武器を購入していく、後年度で執行していかなければならないということ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 吉野次長はそういうふうにおっしゃいますけれども、現実に中期業務見積もりによりますと、昭和五十一年の防衛計画の大綱、これを見積もり作業の中でほぼ五十九年には充足をさせる。五十九年に充足をさせていく場合に、それでは遅いから五十八年度までに上げていきたい、これが最近の...全文を見る
○渡辺(貢)委員 その要撃の主力機でありますけれども、昭和五十年から五十四年、この五年間にかなりの航空機事故が相次いでいるわけでありますが、この五年間に全体で何件の航空機の墜落事故がありましたか、防衛庁からお伺いしたい。
○渡辺(貢)委員 それではその中身をちょっと確認したいと思いますけれども、陸海空を通じて四十六件、パイロットの死亡者は五十二名、負傷者は三十四名、よろしいですか。
○渡辺(貢)委員 この四十六件の事故の中で上位を占めているのが、先ほど確認をいたしました今日日本の主力迎撃機になっていますF104J、F4EJファントムであります。これは五十三年九月にも埼玉県の狭山に墜落した104Jもそうでありますけれども、104Jが十機墜落をしている。F4ファ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 先ほど吉野次長は、予算の編成の過程、査定の過程で十分に承知をしているというふうな御答弁がございましたけれども、日本の航空機がこういうふうに墜落をし、パイロットが死んでいる。その主力になっている要撃戦闘機の生産会社がどこなのか、母体はどこなのか。新しく導入をされる...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そこで、大蔵大臣にお聞きをいたしたいと思うわけでありますけれども、いま私がこの問題を取り上げたのは、現実に債務負担行為がなされてこういう機種が導入をされてくる、もちろんわれわれはこんな多額な防衛費を認めるわけではありませんけれども、同時に、日本の青年たちがこの飛...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大蔵大臣は参議院の予算委員会などでも答弁をされて、いまのわが国の直面をしている財政の現状から見て、決して一%という問題については軽々に即断すべきではない、こういうふうな御見解も示されておりますが、そういう数字の問題ともあわせて、この中身を改めて御検討をいただきた...全文を見る
○渡辺(貢)委員 最後に二問お尋ねをしたいと思うのです。  一つは、ちょうど二月から三月ごろの委員会の御発言ではよくスプリングレビューという問題が言われておりました。最近では確かに春になっておりますけれども、もう夏だ。先ほどのお話ですと、主計官会議も行われて、改めて二つの問題に...全文を見る
○渡辺(貢)委員 もう一点、時間がありませんので簡潔に申し上げたいと思うのですが、冒頭にも申し上げましたように、ある意味ではこそくな国債管理政策ではどうにも事態は打開できないというところに逢着しているというふうに考えるわけです。そういう点で、最大の国債管理政策ということになると特...全文を見る
04月16日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○渡辺(貢)委員 税務行政の問題を中心に質問をいたしたいと思います。  先日大蔵省から資料をいただいたわけでありますが、「昭和五十四年度の租税及び印紙収入、収入額調」というのがございます。この調査によりますと、昨年度に比べて、たとえば二月末の収入累計総額では前年度の同期を所得税...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ただ、全体としては前年度より高いということは間違いないことでございますか。
○渡辺(貢)委員 こうした税収の推移でございますけれども、私、納税者の皆さんの御努力、中にはんのわずか悪質な方がいらっしゃるようでございますけれども、全体としては大変努力をしていらっしゃるというふうに考えるわけです。同時にもう一つは、この税務行政を具体的に執行される税務職員の苦労...全文を見る
○渡辺(貢)委員 国税職員の定数が現実には二十年間余りほとんど横ばいの中で納税者は増大をする、しかも今日の経済情勢のさまざまな変化の中で個人、法人とも経済活動が大変広域化している、あるいは複雑化をしているという現状であります。そういう点では税務職員の皆さんの仕事の量だけの増加では...全文を見る
○渡辺(貢)委員 亡くなられる病名の中では、特に心不全とかあるいは肝臓障害などが多いというふうに聞いているわけであります。そういう点で、今後とも税務行政全体を執行されていく場合に、そうした職員の皆さんの現実的な健康の問題等についてもぜひひとつ十分な御配慮をいただきたい、このように...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いまの伊豫田さんの御答弁でございます。私もそのように考えておりますし、また、現実の行政の執行の中ではそうした事態が起こらないことを私も望んでおります。しかし、残念ながら、幾つかの点できわめて不当な状態が起きているということを指摘をしなければならないと思うのです。...全文を見る
○渡辺(貢)委員 受けてないということでありますけれども、仮に——仮にというのはちょっとある意味では不適当かもわかりません。私の方はきわめて具体的な事実として聞いておりますし、そのA君の弁護士に対する供述録取等についても拝見をいたしているわけなんですが、こうした事態については、そ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっと核心に迫るとすぐそういうふうな御答弁でございますけれども、これはいままで本委員会でもございましたけれども、たとえばミスターK・ハマダの問題でも、一般論としてもなかなかお答えがありませんでしたが、今日ではきわめて具体的な事実となっているわけです。これは明ら...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは調査をしていただきたいと思うのですが、これは委員会の席上ではなくとも、また後ほどその結果について次長さんなりにお尋ねをいたしたいというふうに思います。特定の氏名を挙げませんでしたのは、そういう点も私の方で十分考慮をいたしました。  なお、ある意味では被...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ないというお答えでありますが、統計というのはある意味では客観的な事実を反映しているわけです。統計の読み方もいろいろあろうかと思うのですけれども、改めて公平な立場からこうした結果について注目をしていただきたいというふうに私は思うわけであります。いろいろな要素や前提...全文を見る
○渡辺(貢)委員 時間でありますので、終わりたいと思います。  なお、迫田さんにはまたの機会にさせていただきます。
04月24日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○渡辺(貢)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました電源開発促進税法並びに同特別会計法及び石炭及び石油対策特別会計法に関し、政府提出の改正二法案、自民党提案の修正案並びに社会、公明、民社三党共同提案の修正案について、反対の討論を行います。  反対する...全文を見る
05月07日第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○渡辺(貢)委員 年金制度の問題について何点か質問をさせていただきたいと思います。  ずっと論議の中でも年金の制度が国民の中に定着をしてきている、成熟度が高まってきている、こういう点では共通をしていると思います。そういう意味でこの問題を考えていく場合に、つまり成熟度が高くなると...全文を見る
○渡辺(貢)委員 これは厚生省の昭和五十四年度の国民生活の実態調査でありますけれども、ことしの三月二十五日に厚生省がまとめて発表しているわけであります。この実態調査によりますと、特に年金の問題に関係して触れられておりますが、高齢者世帯、男子が六十五歳以上、女子が六十歳以上の平均所...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま調査結果の一部が御説明されたわけでありますけれども、いずれにいたしましても、退職者の老後の保障の問題として、こうした年金に依存するといいましょうか、当てにする、そういう傾向は大変強いというふうに考えられます。  そこで、当面する幾つかの問題について御質問を...全文を見る
○渡辺(貢)委員 本来ならば、年齢の引き上げと同時にそういう点が十分に配慮されてなければならないというふうに考えるわけなのですが、ぜひ早急に御検討をし、具体化をしていただきたいというふうに考えます。  なお、この問題との関連でいわゆる懲戒処分者に対する給付制限の再検討という問題...全文を見る
○渡辺(貢)委員 その点はひとつ十分迅速な措置を要望いたしたいと思います。  昨年の一部改正があった後で、私も国鉄の職場などでいろいろ意見を聞いてみました。成熟度が高まるにつれておれたちの負担が多くなるのじゃないか、あるいは昭和七十年になったら一人で一・五というふうな状態になる...全文を見る
○渡辺(貢)委員 これはかなり重要な課題になってくるだろうと思いますし、研究会の主要なテーマになると思うのです。たとえば国公審などの場合に、六十歳への年齢の引き上げを行う、しかし検討すべき課題というのは、前回の附帯決議の中にも盛られていたわけでありますけれども、そのまま課題が残さ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 抽象的で、それでは十分な説得力がないと思うのですけれども、ひとつ十分な御検討をいただきたいと思います。  これは年金関係ではありませんで、共済制度の関係でありますが、医療などの短期給付の負担率の問題であります。林野の場合を見ますと千分の五十にもなっている。健康...全文を見る
○渡辺(貢)委員 林野の場合には千分の五十を超えているわけですが、現在、各省庁関係の組合を見ましても、四十をかなり超えて五十に近いところもあろうかと思うのですが、こういう点についても十分な御検討というか、健康保険との絡み合いで配慮が必要だろうというふうに思います。  先ほど冒頭...全文を見る
○渡辺(貢)委員 以上で終わります。
10月28日第93回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○渡辺(貢)小委員 中江参考人、嘉野参考人には大変御苦労さまでございます。  お話を聞いておりまして、奄美大島あるいは鹿児島の原産地の皆さんの苦労が大変よくわかるわけであります。特に大島つむぎというのは日本の長い数百年の伝統を持つ伝統産業であるというふうに言われております。一反...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 そういう努力も大変だと思うのですけれども、十二万人というと、奄美においてもあるいは鹿児島の原産地においてもそうだと思うのですが、先ほどちょっとお話がありましたけれども、単なる企業ではなくて家業である。まさにそういう意味では、とりわけ奄美においてはこの家業の大島...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 生産されたつむぎというのは、輸出はなくて日本人が消費されるものだというふうに理解しておりますが、そういうことですか。
○渡辺(貢)小委員 そこで通産省にお聞きいたしたいのですけれども、この奄美の問題あるいは鹿児島大島つむぎの問題の本質的なとらえ方は二つあると思うのです。  一つは、数百年の伝統産業としての性格を持っている、しかも生産されたものは全部日本人が消費するものである、こういう特別の意味...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 言葉だけじゃなくてぜひそういう努力をしていただきたいと思うのですが、たとえば三万六千五百反という両国間で合意に達したこの輸入総量規制の問題も、ガットの十九条ではそういうものが認められているわけですね。ですから、そういう点では単なる紳士的な合意だということだけで...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 終わります。
10月31日第93回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○渡辺(貢)委員 まず、今日の日本経済の現状についての基本的な認識の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  先日当委員会におきまして、河本経済企画庁長官は十月十七日の所信表明の中でもこのように言っております。国民の賢明かつ冷静な対応の結果、いままでのところ第二次石油危機の...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま長官から四点について述べられたわけでありますが、額面としてはそうだというふうに思います。しかし、この中身は大変重大ではないかと思うのです。  たとえば第一点に挙げられた生産性の向上、合理化の努力という問題でありますが、言葉で生産性の向上、合理化の努力と言っ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 論議の中でも景気と物価の両にらみというふうな問題が指摘をされて、実質的な消費を拡大していく上でも物価の問題が先決だというお話でございますけれども、たとえば全国の勤労者世帯の実収入に占める非消費支出の部分、つまり所得税や社会保障の個人負担部分、この推移を見ますと、...全文を見る
○渡辺(貢)委員 各大臣の口からは財政再建のために減税は困難だというお話が共通して出てくるわけでありますが、減税だけではなくて実質所得をふやしていく上でも、たとえば賃金のアップを図るなども必要な一つの手段であります。十月二十一日の河本長官のお話の中にもあったと思うのですけれども、...全文を見る
○渡辺(貢)委員 労働省の統計でもこういう減少の結果が見られているわけでありますが、その中で、特に日本の基幹産業と言われる鉄鋼業の場合、これも千人以上の場合には同期に二万六千人の減、電気機械器具製造業では六万五千人の減、自動車産業では一万三千人の減、最も高成長を遂げている分野にお...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういう点で、とりわけいまの長官のお話でございますけれども、いろいろの努力があったことは事実だと思いますが、やはり経済の基本を国民に置くというのは政治の前提であるというふうに私は考えておりますし、そういう立場で一層の御努力をいただきたいと思います。  時間もあ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 局長からのお話でありますけれども、先日の石油価格の問題でも、価格指導をやってもこれはカルテルに該当するというような判決だったというふうに記憶しておりますが、そういう単純な価格指導ということじゃなくて、全国的に共通している、産地を形成している地場産業でもありますし...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういう点では、融資の条件の緩和等も含めてとりわけ御努力をいただきたいと思います。  最後に河本経済企画庁長官にお尋ねをいたしたいと思うのですが、三日ほど前でしたか、新聞の報道によりますと、九月五日決定した総合経済対策の八項目について、二カ月間ほど経過をする、...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それで、とりわけ長官は閣僚会議の中でもリーダーシップをとられるというふうに聞いておりますので、ぜひ国民生活の安定と中小企業などの経済の安定的な成長のためにそうしたリーダーシップをとられることを要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
11月05日第93回国会 衆議院 商工委員会エネルギー・鉱物資源問題小委員会 第1号
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○渡辺(貢)小委員 石油の輸入の基本的な見通しの問題なんですけれども、たびたび論議をされておりますが、IEAが十二月に閣僚会議を開くわけですね。この中で最終的には八一年度の日本に対する供給の大枠が決定をされるであろうというふうに言われております。すでに十月の会議では、今年度供給の...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 詳細はわからなくても、いずれにしてもきわめて重大な会議になるだろうというふうに思いますが、私の意見として二つぜひ考慮していただきたいと思うのです。  一つは、中東など産油国との関係です。アメリカが右を向けば日本も右を向く。イランの問題でもそうなんですが、そう...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 ひとつ国益を十分守ってやっていただきたいと思います。  原発の問題はすでに論議がありましたけれども、今後かなり大きなウエートを占める、しかし目的、計画からははるかに遠いというのが現状であります。立地がなかなか進まないという原因の中に、一つは核アレルギーの問題...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 ひとつその点は十分に対策を深めていただきたいと思います。  最後に、冬を迎えて灯油などの供給の問題と価格の安定の問題がありますが、これは毎年出される問題ですね。冬になってくると価格が高騰する、一方消費者の方は価格の安定を要求する、これは当然だと思いますが、と...全文を見る
○渡辺(貢)小委員 いまのは部会の委員の方で、審議会の委員ではないのですか。私の言っているのは審議会の正式な委員という趣旨を……。
○渡辺(貢)小委員 終わります。
11月21日第93回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○渡辺(貢)委員 まず初めに、日本の経済構造の基本的な特徴について田中通産大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  アメリカやヨーロッパ諸国に比べて特に指摘をされるわけでありますけれども、日本経済の構造を見た場合、欧米諸国と違った特徴がある、こういうふうに指摘をされております。そ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっと答弁の角度が違ったようでございますけれども、国民の所得格差の問題とかあるいは階層の変化ということではなくて、基本的な経済構造の問題であります。そういう点では大臣もお認めであろうかと思いますが、そういう基本的な経済構造は変わっていない、これは後ほども指摘を...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま通産大臣も答弁の中で認めていらっしゃるわけでありますが、最近アメリカでは日本に学ぶというようなことが大変強く主張されております。その第一人者であるエズラ・ボーゲル氏が「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という書物の中で、とりわけ日本に学ぶのは、産業問題では通産省...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうしますと指紋採取の場合には、被疑者の指紋と、そのほか採取する指紋はありますか。
○渡辺(貢)委員 そうしますと、犯罪者指紋と関係者指紋と二種類あるということになりますね。
○渡辺(貢)委員 ここで参考資料として関係者指掌紋票を提示いたしたいと思います。通産大臣、委員長並びに警察庁と法務省に。  これは、埼玉県の上尾市に本社を持つ日産ディーゼルの誠和寮というところで採取された関係者指掌紋票であります。この日産ディーゼルは、日産グループの中で特にトラ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうしますと、「警察署」と刷り込まれている関係者指掌紋票は警察官によって現認されない限りとられない。しかもこれは掌紋だけじゃなくて、一指ごと非常に精密にとられているわけでありますが、こういうことはあり得ないとお考えでしょうね。
○渡辺(貢)委員 そうしますと、この用紙でありますが、これは埼玉県議会でも追及をされまして、埼玉県警察本部長は、埼玉県警で使用している用紙に非常に類似しているという趣旨の答弁をいたしておりますが、御確認はその後いかがなっておりましょうか。
○渡辺(貢)委員 確認はまだされていないわけですね。
○渡辺(貢)委員 それでは、早速すぐに確認していただきたいと思います。  次に、この中に「警察署」と書かれておりますが、警察署という名称は公記号ですね。
○渡辺(貢)委員 ここに刑法第七条がありますけれども、ここでは「公務員、公務所」と規定されておりまして、公務員の働く場所を公務所と言うというふうに規定されております。また、第百六十六条では、公記号の場合には「公務所ノ記号」と明確に規定されているわけでありまして、警察署というのは公...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっと答弁になってないんじゃないですか。警察署というふうに限定して言っているのですよ。
○渡辺(貢)委員 大分詭弁を弄しているようでありますけれども、警察署は警察署ですよ。公の場所。民間人が自分の工場の前に何々警察署という公示ができますか、できないでしょう。明確に公記号ですよ。こういうふうに「警察署」と印刷されている。また、この中では「(事件名)強盗、窃盗、その他」...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そうなりますとますます事は重大だというふうに考えざるを得ません。警察庁の答弁もございましたけれども、早急にこの事実を正確に把握し、厳重な対処を強く要望いたしたいと思います。なぜならば、これは昭和五十一年に採取をされたわけでありますけれども、その後、五十二年、五十...全文を見る
○渡辺(貢)委員 遺憾というより、「警察署」というふうに印刷されたものが使われている、しかも刑法第百六十六条の公記号の偽造、不正使用という疑いもあるというふうに指摘をされているわけでありますから、そういう点でひとつ厳重な対処を求めたいと思います。  さらに、この上尾工場誠和寮に...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま確認をされたわけでありますが、一つの寮としては全く異常な事態であります。  ここに日産ディーゼルの社内報がございますが、「極限への挑戦−品質管理」というふうな見出しで大きく書かれております。先日も日産の座間工場を見学したわけでありますけれども、職場の中では...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは時間もないので少し論議を進めたいと思いますがこの日産ディーゼルの上尾工場でもそうでありますけれども、日産全体でいまP3運動というのが進められております。このP3運動というのは二つの側面を持っておりまして、第一は三つのP、パーティシペーション、参加、生産性...全文を見る
○渡辺(貢)委員 その部品メーカーでありますが、新車の場合には組みつけ用の部品生産というのは全生産の約八〇%を占めている、こういうふうに言われております。この中で二、三の特徴について触れたいと思うのですが、自動車の心臓部と言われているエンジン、その心臓部の中の最も心臓部であるピス...全文を見る
○渡辺(貢)委員 これはピストンリングだけではなくて、気化器あるいは制動装置あるいは窓枠など部品に関するすべてにわたってきわめて詳細なそういう計画数値が出されているわけであります。この中でピストンリングの場合には、日本の大手三社、帝国ピストン、理研ピストン、日本ピストン、三社あり...全文を見る
○渡辺(貢)委員 終わります。