渡辺貢

わたなべみつぐ



当選回数回

渡辺貢の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第98回国会 衆議院 商工委員会 第2号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 通産大臣にお尋ねをいたしたいと思うのですけれども、最近の世論調査ではいろいろの特徴的な傾向が出ているわけですが、一番最近のものでは、中曽根内閣に対する支持率が大変低下をしている。その前に、これは注目する世論調査だと思うのですけれども、読売新聞で、これからの国民生...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま答弁がございましたように、一般の民間金融機関とは性格を異にしている。一般の金融機関から借りられない困難さを持っている場合にある意味ではカバーしていく、政策金融の性格を持っているわけなのですが、そういう金融機関の中で、たとえば保全重視扱いあるいは保全最優先に扱...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いまの御答弁があったように、たとえば財投資金が充当されているということでありますから、その債権を保全するという意味では適正でなければいけないというのはわれわれも同感であります。ただ、そういう問題がややもするとかなり強調されてしまって、選別融資につながりかねないと...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま神谷長官から答弁がございましたけれども、ぜひそういう点を十分配慮して進めていただきたいと思うわけであります。  大蔵省来ていらっしゃると思うのですけれども、ちょっと御説明をいただきたいと思うのですが、日本輸出入銀行と開銀それから国民金融公庫、この三行につい...全文を見る
○渡辺(貢)委員 中小企業庁、ちょっと同じようなことで説明をしていただきたいと思うのです。
○渡辺(貢)委員 いま御説明があったわけなんですけれども、この数字の中で私も感じるわけなんですが、たとえば日本開発銀行と輸銀、設立時の資本金は百二十五億円、現在は約一兆二千億円ぐらいに上っているわけです。当時と比べると百倍になるわけですか。一方、中金はちょっと性格が違うと思うので...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういう御説もあろうかと思うのですけれども、現実には政府出資の比重というものがどれほど金利の低下の上でも一定の要因になるか。  というのは、たとえば開銀の場合を見ましても、原発に対する特利が大体七・八%ぐらい、先端技術については、通産省も力を入れてかなり機情法...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大臣は退席されるということで、ロボットの問題を少しお聞きをしようと思ったのですが、それでは進めていきたいと思います。  マイクロエレクトロニクス化ということで、七〇年代の半ばぐらいから、ロボットなど先端産業の発展が急角度で進んでいるわけなんですが、最近の三菱銀...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま御説明が大分ありましたけれども、いずれにいたしましても、昭和四十六年度以降、通産省としてもさまざまな高度化計画、合理化計画を立てながら産業用ロボットの開発あるいは最近の、いま御説明があった特殊環境用ロボットなど、直径百ミリの鉛管の中で作動して、このくらいの小...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっと時間がありませんので、渡辺政務次官、ひとついまのロボットの問題との関連でございますけれども、やはり中小企業にとりましては大変重大な問題で、せっかく努力をしてその努力が十分に報いられないというような結果が出たのでは、通産省が旗振りをし、そして開発や普及に力...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは、ひとつそういう点を十分に留意をしていただきたいと思うのです。  時間がなくなって大変申しわけないのですが、経済企画庁長官に二、三御質問いたしたいと思います。  経済見通しで実質成長率三・四%、前年度五十七年度下方修正して三・一%、五十五年度以降ずっ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 最後にそれでは一言、特に経済見通し、経済運営ということになりますと、冒頭にもちょっと触れましたように、ややもすると軍拡路線というのが強くなって、押しつぶされてしまう。しかし、政府の予算を編成していく上でも、そういう経済見通しや経済運営というのは基本になると思うの...全文を見る
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
議事録を見る
○渡辺(貢)分科員 一九八〇年代に入りまして、国際障害者年であるとかあるいは国際児童年、国際的にも大変人間を尊重して、その成長やあるいは二十一世紀に向けて新しい時代を担っていくそうした子供たちの大きな発展に期待をかけるということで、国連などが指導しながらキャンペーンも張られている...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 聾盲唖者も障害児者も、こうやって一生懸命勉強をして、できれば何とか社会に参加をしたいということで卒業してみる。しかし、就職の道は大変閉ざされておりまして、その前には困難な壁があるわけなんですね。全国的にもいま御説明があった数字でありますけれども、たとえば埼玉を...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 大臣も現状をごらんになって大変感銘を深められたというお話でございます。先日も「ハートイン埼玉」というので、民間の方々が作業所をつくったりして、そして障害児、子供たちが手工芸でいろいろな品物をつくって販売する場などを持っておりましたけれども、大変熱心でありました...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 いま局長から御説明がありましたけれども、ある意味ではいままでも言われていたような対策だと思うのですね。非行の起きる誘因の内的な面、外的な面、両面からやはり考えていかなければならないと思うのです。学校教育や家庭におけるしつけというのは、ある意味では、子供の心象を...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 特に暴力の問題などについては、暴力団など、大臣からも厳しく閣議などにも意見を反映させていただきたいと思うのです。本来、子供たちはきわめて健全だと思うのですが、先ほども局長から御説明があったように、低年齢化しているという、ある意味で非行の克服というのは小学校の課...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 ひとつそういうことで大いに努力をしていただきたいと思うのですが、世の中のいろいろな動きが微妙に家庭の中にも反映してくるのです。  これはやはり同じお子さんが書いた詩なんですけれども、「本」という題なんです。こういうふうに書いているのです。  おにいちゃんに...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 終わります。
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○渡辺(貢)分科員 いま人類の生存、繁栄という問題がいろいろの角度から大変大きな論議の焦点になっていると思うのですね。かつての世銀のブラント報告やあるいは国連におけるデクエヤル事務総長の報告に、核戦争がなくとも地球の砂漠化であるとか食糧危機による飢餓、貧困という問題が地球上を覆っ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 いま御説明がありましたけれども、大変な事態だと思うのですね。毎日四万人というと一年間に一千五百万の子供たちが死んでいる。飢餓線上にある人々は五億前後、こういうふうに言われていて、西暦二〇〇〇年になるともっと広がるのではないか、こういう予測もされているわけであり...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 いま大臣から大変ヒューマニズムの立場に立った御答弁があったわけですが、この問題、後ほどもう少し深めたいと思うのです。  日韓経済協力の問題について、若干質問したいと思います。  一月十二日に、中曽根総理大臣の訪韓によって全斗煥大統領との会談が行われて、共同...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 政府関係というより民間主体に経済協力関係を移行させるというのがこの中心だったと思うのですが、そうなると、共同声明が発表された前後、政府借款がどんなふうに韓国に対して行われているか。たとえば一九七五年ですね、昭和五十年になりますか、さらに、七八年の共同声明が発表...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 共同声明が発表された後の金額ですけれども、たとえば昭和五十年ですね、ですから一九七五年になるわけですけれども、このときのコミット額が二百三十四億円で、その実績、実行額というのが二百二十一億円すね、大体そのペースで前後進めてきているわけなんですけれども、ところが...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 しかし一九七八年前後も第一次のオイルショックを受けた後ですからね。これは韓国だけでなくてわが国も大変経済は停滞を続けていた時期でありますから、決してそのころと状況が変わっているということはないと思うのですね、経済状況についての認識は。ただ、去年のOECDの発表...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そうなりますと、国の予算の中で三〇%余りが軍事費である。これではとても経済の正常な発展を図ることも困難になるでしょうし、特に国民生活、民生上でも非常に大きな障害、困難が生まれると思うのですね。ですから、今度の共同声明によって十八・五億ドル、その中で民生用のもの...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 とにかく二月から四月まで約二カ月間でしょう。二カ月間の大演習に、韓国軍が十一万八千もこの大演習を展開をしていく。さらにアメリカ軍が在日米軍も含めて七万三千人がこの大演習を強行するわけですね。これはだれが見ても、こういう事態の中で韓国の経済が正常に運営されるとい...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 経済協力をやっていく場合に、当該国、相手国がどういうふうな体制で、あるいはたとえば借款を与えていく場合に国の財政がどうであるかということは、当然事前に調査もするでしょうし、単に向こうがそう言ったからつかみ金でやるということではないと思うんですね。いま局長も、民...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 つまり、駐留していないということなんですね。してないということなんですよ。しかし、韓国では、しかも朝鮮半島の南半分の小さいところでそれだけの大演習が行われたり、軍事費が使われているということでは、本当に国民生活の安定を図ることができないと思うんです。だから、違...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 そうしますと、実務者会議でまだ詰め合っていくということになると思うのですが、その段階で当然FS、フィージビリティースタディーもやるでしょうし、あるいは入札、適正な価格であるかどうかということも検討の対象になるでしょうし、その上で閣議決定、交換公文の取り交わし、...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 時間がありませんから。  いずれにしても、一九七八年が一つの境なんですよ。そしてしかも、その境を前後して見ても二百億円前後、しかも履行されていないという年が一九八〇年にはあるわけなんです。それが今度こんなにふくれ上がっていくというその背景の問題を私も指摘した...全文を見る
03月07日第98回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第3号
議事録を見る
○渡辺(貢)分科員 最初に、国土庁から御説明をいただきたいと思うのですが、昨年七月、八月の長崎での集中豪雨、台風十号あるいは台風十八号など、昨年一年間でも大変大きな台風の災害があったわけでありますが、概括して、人的な被害、金額に換算して被害の総額は主なものだけでどの程度になるか、...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 ある意味では日本列島の宿命かというふうにも言えるわけなんですが、これは公共土木関係、農作物関係なんですが、水没した家屋も多いし、家庭の被害というのも大変なものだというふうに思います。  そういう点で、治水問題というのはわが国にとっても大変重要な課題だというふ...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 都市化の進行の中で保水機能、遊水地がなくなるということでありますが、たとえば埼玉県は荒川、利根川という大きな河川に含まれておりまして、綾瀬などの流域を見ますと、昭和五十五年で市街化率が三〇%に近い、荒川の左の方の新河岸などは周辺は六〇%だというふうに言われてお...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 計画を立てていま着工されているわけですが、現場の工事担当者などの方に聞きますと、技術的には、わが国のこういう土木、治水関係の技術水準は相当高いということで、十分に仕事はできるのだけれども、しかし何せ予算がなかなか厳しいというような御意見がありました。  綾瀬...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 いま局長から御答弁があったわけでございますが、計画の遂行はなかなか厳しいようでございます。  大臣、水を治むる者は天下を治むというふうに昔からよく言われておりますし、日本列島不沈空母などというようなことではなくて、日本列島を本当に災害から守って国民生活を安定...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 ぜひそういう御努力を要請したいと思うのです。  河川の改修、治水問題と並んで、都市部で大変重要なのが下水道の問題であります。西欧先進諸国に比べても、日本の下水道の普及率というのは低いわけであります。  現在も、第五次五カ年計画、五十六年から六十年までという...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 この間、私も下水道の幹線、準幹線に入りまして、シールド工法——現在、手掘り、機械掘りというかっこうじゃなくて、泥水方式で事業はかなり推進されているのですね。そうなりますと、五十八年の四月ぐらいの段階で、たとえば、いままで普及率ゼロであったと言われる草加、これは...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 これも予算の問題、なかなか厳しいわけでして、道路ですと特定財源でやれるわけですが、下水道はかなり受益者負担も厳しいというふうに思いますけれども、ぜひ一層の努力をしていただきたいと思います。せっかくこれだけ埼玉県や市町村が全国水準に早く追いつこうと、都市化が進ん...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 昭和五十五年にも家賃の値上げがありましたし、最近もそういう問題が起きているわけですね。臨調、行革などでもいろいろそうしたむだを省くということが言われているわけでありますが、五年間も保有をしていてまだ十分に活用がされていないということになると、その用地費あるいは...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 これは土地の関係でありますけれども、かなり大きい負担になっているわけですが、さらに、空き家の状況ですね、未入居住宅、保守管理住宅、長期空き家、これは合わせてどのくらいになりますか。
○渡辺(貢)分科員 三種合わせますと二万戸を超えると思うのですね。せっかくつくってまだ入居できていない、あるいは長期空き家であるというのは、これは公団の経営上も一つの大きなマイナスの要因だと思うのですね。土地の未利用、空き家を含めましてね。せっかく政府資金などを活用してつくられた...全文を見る
○渡辺(貢)分科員 終わりたいと思いますが、特に家賃の問題、入居者の皆さんとも十分に意見を交換し合うといいますか、お話し合いを深めて、適正な家賃ということで努力をしていただきたいと思います。  終わりたいと思います。
03月09日第98回国会 衆議院 商工委員会 第6号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 内山参考人にお尋ねをいたしたいと思うのです。  新特安法の改正ということで論議がされているわけですが、やはり前提になるものは、現行特安法についてどう評価しなければならないか。五年間現実に進めてきたわけでありますし、当時、昭和五十三年のころの論議を見ましても、大...全文を見る
○渡辺(貢)委員 五年間、必ずしもそういう面では十分であったということではないというかなり否定的な御見解だったと思いますけれども、造船は約五万人、加えて指定された十四業種で十一万ですね。さらにそのすそ野を広げていくと、こもごもお話がございましたように、三十八万ないし四十万というふ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 この問題との関係で久村参考人にお聞きしたいと思うのですが、内山さんからそういうお話がございましたけれども、久村さん、いろいろ関係の審議会や産構審の部会等にもおいでになっていらっしゃるというお話が先ほどございましたが、新特安法の第三条の六項の中で、いわゆる関係審議...全文を見る
○渡辺(貢)委員 審議会の構成メンバーその他がございまして、それはなかなかむずかしい面があろうかと思うのです。しかし、いずれにいたしましても、これからの問題としても、労働組合側の代表としてそういう点は十分な留意をしなければならないというふうに御要望しておきたいと思うのです。  ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 最後に、一言だけちょっと付言したいと思うのですけれども、政府の政策的な介入の内容のお話がなかったのですが、この点大変大事な問題だと思いますし、それから雇用の面でも、単に個別の企業だけではなくて、こうした素材産業なんか見ますと、金融機関、三井、三菱、住友、芙蓉など...全文を見る
○渡辺(貢)委員 きょうは、どうも大変御苦労さまでございます。日本共産党の渡辺でございます。  新法のことがいろいろな角度から論議をされておるわけなんですが、昨年の十二月七日に、経団連で、わが国の基礎素材産業についてというふうな見解が発表されておるわけです。特安法ができて五年た...全文を見る
○渡辺(貢)委員 一定の評価をされているということでありますが、それ以降のさまざまな経済状況の変化など、そういうものが現在の素材産業ではこれを克服するのはとても容易ではない、こういうふうな御見解だと思うのです。  昨年一年間を考えてみましても、経団連ではいろいろ重要な時期に御見...全文を見る
○渡辺(貢)委員 きょうはお尋ねをするわけでして、議論をやるわけではありません。ただ、こういう経団連の提言などをいろいろ見ますと、「構ずべき対策」ということで一から五まであります。かなり政府の介入を求めているような印象を強くしておるものですから、ちょっとお尋ねしたわけなんです。 ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 吉田参考人にお尋ねしたいと思うのです。  これは新聞の記事で大変恐縮でございますけれども、「石化共販4系列に」、これは五日の読売新聞に出ておりましたけれども、七社が二分割をされる。当初七社ですね、シェアが四十数%ですか、それを二分割して四系列グループだというこ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっと、もう少しお聞きしたいと思ったのですが、時間がありませんから、最後に上智大学の先生にお尋ねしたいと思います。  独禁法の緩和問題をめぐって最近議論が大変活発になっておりまして、公取の橋口委員長が退任をされたあのときに、たとえば昭和五十二年に独禁法を改正...全文を見る
○渡辺(貢)委員 時間ですから……。  どうもありがとうございました。
03月22日第98回国会 衆議院 商工委員会 第7号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 まず最初に、新しく改正される法案の幾つかの条文の問題について、解釈、御説明などをいただきたいと思うわけであります。  今回の一部改正により、題名も「特定不況産業安定臨時措置法」から「特定産業構造改善臨時措置法」というふうに変わりましたし、さらに内容等についても...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま御説明があったわけでありますけれども、撤退ではなくて、あるいは今度は前進攻撃的な性格を持つというふうに、しかも構造改善という産業構造の基本問題にかかわるようなそういう内容の計画の策定になるわけでありますから、大変積極的な姿勢を感じるわけであります。  そう...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは、次に入りたいと思います。  積極的な産業政策を展開していくということで、第九条では「資金の確保」、さらに第九条の二で「課税の特例」というふうにあるわけですね。撤退するだけではなくて、活性化のためにあるいは新技術の開発のために、これは現行法の企業法など...全文を見る
○渡辺(貢)委員 「資金の確保」あるいは「課税の特例」という問題でも、かなり優遇的な措置がいまの御説明の中でも明らかにされているというふうに思うわけなんです。  この法改正の第一条「目的」の中で、「構造改善基本計画を策定し、計画的な設備の処理及び生産若しくは経営の規模又は生産の...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま大臣から、確かに国民経済的な視野に立って見た場合に、こうした産業の活性化が大事だ、そういう立場からだ、こういうお話でありますけれども、われわれも決してそれを否定するものではありません。ただ、現実にその企業が置かれている現状をいろいろの角度から検討をして、やは...全文を見る
○渡辺(貢)委員 いま基礎産業局長から説明があったわけですけれども、先ほど表一でわが国のエチレンセンタープラントの現状について差し上げたわけですが、ほぼいまの御答弁と一致すると思うのですね。  この中でやはり問題だと思いますのは、年の生産能力がいまの御説明ですと六百三十五万トン...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっと、企業そのものが能力がなかったというのは、評価が大変甘過ぎるのじゃないかと思うのですね。とにかく、石油化学エチレンプラントなんかを見ても、日本の大企業である三井であり、三菱であり、住友ですし、そう意味では、六〇年代、七〇年代、大変な高度成長のリーダーシッ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 おおむねの御説明でありましたが、これは大蔵省の統計でありますが、八二年版の海外市場白書によりますと、たとえば、化学産業を見た場合に、海外投資総額というのは一九七二年三月末で七千六百万ドル、一九八一年三月末で二十六億二千六百万ドルですね。約三十四・五倍の投資額にな...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大臣の答弁をいただく前にちょっと……。  いま局長から御説明があったのですけれども、この指標のとり方がいろいろあるのですね。一九七三年から八一年までということで約三十万トンということなんですが、それ以降はほとんど設備投資はされていない。生産は伸びていないわけな...全文を見る
○渡辺(貢)委員 なかなか大臣お出にならないのですが、局長が一つ一つ答弁されますし、そうなると私の方も言わなければならないのです。  私が言っているのは、そういうさまざまな外的要因もある。しかし、そういう中で、実はその企業の所属するグループなどが、こうして海外に生産の拠点を求め...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大臣、ひとつ答えてください。
○渡辺(貢)委員 やはり審議でありますから、反対であれ賛成であれ、十分な論議を尽くしていきたいと思います。  いずれにしても、アルミでも石油化学でも、典型的なナショナルプロジェクトとして、特に七〇年代の後半から八〇年代にかけて行われているわけでありますから、そういう意味からいっ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 その際に、あわせて、たとえばこういうふうなお話もされているわけなんです。「エチレンのコンビナートを仮に四グループに集約するとなれば、非常に大きなグループが生まれることになる」というふうに指摘して、ビールや板ガラスの寡占業種を引き合いに出して、「こうした業種は国民...全文を見る
○渡辺(貢)委員 かなりの寡占でして、ビールの場合には、公取の資料によりますと麒麟が六二%ですね。板ガラスは旭硝子だけで四九%です。最近、五十六年前後ですか、それぞれ一二、三%ぐらいずつの値上げをやっているわけですが、すぐほぼ横並びの同調値上げということになるわけでして、そういう...全文を見る
○渡辺(貢)委員 まさにそういう意味でも、国民生活や国民経済的な視野から公取の設置されている意義、あるいは独禁法の第一条の目的の規定などを十分に活用されて、あいまいさを残さないでひとつ対処をしていただきたいというふうに考えるわけであります。  次に、この改正案の目的の中、あるい...全文を見る
○渡辺(貢)委員 現在までの五年間を経過してみても、歯どめをかけるというのはなかなか厳しいと思うのですね。  現実には住友関連の企業の中で、あるいは三井や三菱などでも、いままで五十歳で勧奨があったということですけれども、最近は四十五歳から勧奨が来ている。三カ月間ぐらいの技能習得...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ぜひそういう努力を引き続きしていただきたいと思うわけでありますが、私どもは、決してこうした基礎素材産業に対する国の助成というものを単純に否定するわけではありません。  ただ一時間余りの論議の中で幾つかの問題点を私も指摘したわけでありますけれども、この表の三に、...全文を見る
03月23日第98回国会 衆議院 商工委員会 第8号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 私は、日本共産党を代表し、特定不況産業安定臨時措置法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、特定産業における大規模な人減らしに拍車をかけるものとなっていることです。  現行特安法の五年間の施行がもたらしたものは、設備処理にあわ...全文を見る
04月13日第98回国会 衆議院 商工委員会 第10号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 昨日のこの法案の趣旨説明の中で、大臣はこういうふうに言っていらっしゃるんですね。「わが国経済は、内外の著しい環境変化により構造的な諸問題に直面して」云々で、「このためには、臨海地域を中心に素材型産業の大規模展開を図ってきた従来の地域開発とは異なる内陸型、技術先端...全文を見る
○渡辺(貢)委員 背景を御説明いただいたわけなのですが、そこで国土庁にお尋ねしたいと思うのであります。  この法案を検討して、地域開発を進めていく一つの教訓にもなろうと思うのですが、新産都法、工特法で現在までどれだけの面積が開発をされたのか、それからその開発に要した、投下した資...全文を見る
○渡辺(貢)委員 かなりの投資で約二万ヘクタール、九〇%企業が買ったということで八二%が立地済み、全体の開発した面積に対して企業が進出して現在いろいろやっているのが約七〇%ですね。  これは最近、大変な基礎素材産業不況のあおりを受けて、ゴーストタウンになっているところもかなりあ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それはまた後ほど伺いたいと思うのですが、法案の解釈について局長にちょっとお尋ねしたいと思うのです。  第一条の「目的」の中に「工業の集積の程度が著しく高い地域及びその周辺の地域以外の特定の地域について」云々というふうに記述されているわけなんです。つまり、現在十...全文を見る
○渡辺(貢)委員 適用除外というのはその三市ぐらいだということになるだろうと思うのです。  しかし、いずれにしてもどこかの拠点ですね。母都市を中心にして周辺の条件整備が整うところで開発をということになると、やはり百ヘクタールあるいは二百ヘクタール、三百ヘクタールぐらいの地域を想...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ちょっとすれ違っているようですけれども、いずれにしても一定の地域を想定してやるということでしょうし、そうなりますと、この第三条で、そういう地域の要件についての規定があるわけなんですね。  この要件を見ますと、たとえば四番目の「工業用地、工業用水及び住宅用地の確...全文を見る
○渡辺(貢)委員 確かに、一定の条件が整備されているところに企業は進出するだろうと思うのですね。しかし、十九地域いろいろあろうかと思うのですが、企業が進出をしていく場合にどこがいいかというのは、やはり企業の選考によるわけだと思うのですよ。ですから、よりよい条件のところに出るという...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ただ、現実にそういう事態が起きていますし、民間というより長岡の場合には第三セクターの方式でやっていますから、これはある意味では地方自治体が出資をしているわけですから、実際上そういうふうにならざるを得ないと思うのです。  そこで、第四条に関係する開発指針という問...全文を見る
○渡辺(貢)委員 つまり、主務大臣が情勢を判断して開発指針を変更しなければならない。当然各行政機関と協議をするわけですけれども、しかし立てた方は、当該都道府県が開発計画を立てている、そして実行していく段階だという場合に、その変更するということがいわゆる主務官庁を中心に一方的に変更...全文を見る
○渡辺(貢)委員 私の心配が幾らか解明をされたと思うのですが、現実にいままで新産都なんかでやってきた場合、確かに経済の変動が大きかった、そうすると、計画はそのものは変わりはないけれども、実際上やっている内容やあるいはその地方自治体に及ぼす影響、あるいは波及的なマイナスの効果という...全文を見る
○渡辺(貢)委員 善意を持って見守るのもいいだろうと思うのですけれども、これからの問題として、開発指針は主務大臣が決めて、そして計画を決めてこれから進めていくわけですし、とにかく企業が進出をするわけなんですから、ぜひそういう点は、企業の社会的な責任を果たしていくという上からも、当...全文を見る
○渡辺(貢)委員 時間も余りなくなりましたので、あと二問だけお尋ねしたいと思うのですが、五十八年度の予算の中では、テクノポリス建設の推進として十四億九千万円計上されていらっしゃるわけなんです。この中には工業再配置促進対策費から五億円、地域フロンティア技術開発事業費から七億九千万円...全文を見る
○渡辺(貢)委員 この十地域の中には、先ほどちょっと出た粘土を素材とした愛知のセラミックスなんかの研究もあるというふうに聞いておるのですが、いずれにしても十の地域に限定されていると思うのです。  ただ、かなり先端技術の開発や導入などで、テクノポリスというほどではないけれども、一...全文を見る
○渡辺(貢)委員 終わります。
05月10日第98回国会 衆議院 本会議 第20号
議事録を見る
○渡辺貢君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案された国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に質問いたします。  本法案の基本的性格は、第一に、軍備拡大、大企業奉仕、福祉・教育...全文を見る
05月20日第98回国会 衆議院 商工委員会 第16号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 一番最初に、大企業向けの技術開発補助金の収益納付の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのです。  一昨年のいわゆる行革国会以来、私たち日本共産党は、臨調行革の中で、予算編成においても聖域と言われたのは防衛費、軍事費である、さらに一昨年来から同時に大企業に対する...全文を見る
○渡辺(貢)委員 そういうふうに見直しをされたということでありますけれども、そうなると、たとえば民間航空機の開発補助金が五年間で百五十数億円、昨年度で終了しているわけなんですが、このYXの開発について、現在、たとえば収益納付というか国庫納付というか、どんなふうにされているのか。ま...全文を見る
○渡辺(貢)委員 もうちょっと詰めてお話をお聞きしたいと思うのですけれども、たとえばYXですね。あのB767の場合に、すでにコントラクトした分とかあるいはオプション契約した分など、四百機近いと言われています。ほぼ採算点、収益が十分に可能だと言われる五百機というのは、これは業界の見...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それで最終の確定になるだろうと思うのですけれども、一方、厚生省の薬業合理化補助金ですね。これは一件あたり二百万から五百万円ぐらい、小さな額ですけれども、現在まで総額二千九百万円、ほぼ中小企業が受け取っているのですが、最近のお話ですと全額納付されているというふうに...全文を見る
○渡辺(貢)委員 補助金の総額に対して約四五・五%になるわけなんですが、今日まで通産省からいただいた資料をいろいろ検討してみますと、たとえば三菱重工や日立、東芝、川崎重工、石川島播磨など五社の関係する補助金は、一九七八年度から今年度、八三年度まで約六年間で総額三千二百四十億円に達...全文を見る
○渡辺(貢)委員 私どもは、この問題を一昨年来から取り上げてきていたわけなんですけれども、いまの大臣の見解、一歩前進されていらっしゃるというふうに考えるわけです。  これは行革国会のときにも、いろいろの反論などもございました。それは当然だ、わが国は技術立国を目指しているし、資源...全文を見る
○渡辺(貢)委員 大臣はなかなか該博な知識を持っていらっしゃるからいろいろお話が広がって、まさに夢あるいはユートピア的なということになるかと思います。しかし、これはユートピアじゃなくて現実に地球に人類が生存しているわけですし、また、もっと生臭く産業政策の問題ではいろいろ批判がある...全文を見る
○渡辺(貢)委員 もう時間がありませんので、最後に中小企業庁長官に。  もう少し具体的な問題を質問しながらと思ったのですが、その点は割愛させていただきたいと思うのですけれども、昨年行管庁が官公需の発注の問題について監査されて、そして、ことしそれぞれの監査に基づく各省庁に対する勧...全文を見る
○渡辺(貢)委員 終わります。
10月04日第100回国会 衆議院 商工委員会 第1号
議事録を見る
○渡辺(貢)委員 八月ごろ中曽根内閣は、景気底入れだ、これから景気は順調に回復をする、こういうふうな宣言を出していたわけですけれども、ところがその宣言の出た後、たとえば労働力調査では、九月三十日の発表では百五十八万人の失業者、二・八%で戦後最高であるとか、あるいは総理府の家計調査...全文を見る
○渡辺(貢)委員 長官からかなり積極的な答弁もあったのですが、五十年代の初めごろと違った様相がかなり出ているわけです。それから、中小企業自身にしてみても、そういう振興政策の中で自分たち自身が参加してビジョンをつくっていく、そうして新しい商品なんかも開発するし、人材養成や後継者養成...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは、そういう点もすでに策定されておりますし、積極的な努力を求めたいと思います。  二番目に、特に中小企業の仕事の確保、官公需の問題でありますけれども、比較的中央官庁などは発注についての努力もされているわけですが、意外と公団や公庫の場合に、全体としては平均...全文を見る
○渡辺(貢)委員 ただ文書でこうあるべきだということだけではなくて、たとえば行管庁なんかでもいろいろ監査をやっている、こういう具体的な事例があるわけですね。ですから、そういうものが大いに行政に反映できるようにぜひしていただきたいと思うのです。  とにかく、国等の官公需総額が昭和...全文を見る
○渡辺(貢)委員 それでは、そういうことでひとつ努力をしていただきたいと思うのですが、時間がないので次に進みたいと思うのです。  ガソリンの価格の値上げが起きているのですね。九月一日ぐらいからずっと一斉に、リッター当たり二十円前後の値上げが行われているわけなんです。通産省やエネ...全文を見る
○渡辺(貢)委員 松尾部長、当事者で大変弁明も苦しいだろうと思うのですが、本来エネ庁長官がいるわけだったのですが、行革特の方に出ているというわけで、やはり大変苦しい弁明をしていらっしゃるのですが、いま言った元売の厭戦気分などというのは業界紙にも出ているわけなんですが、一般に事情を...全文を見る
○渡辺(貢)委員 時間がありませんから終わりますけれども、ぜひひとつ、これはかなり具体的な踏み込んだ発言の結果、たとえば元売りがこういうふうにやっている、だからということを引用しながら発言をされるということは、それを認めていくし、大体全体がこういうふうに並んでいくんだというふうに...全文を見る