綿貫民輔

わたぬきたみすけ



当選回数回

綿貫民輔の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第68回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○綿貫委員 私はちょうど一年前のこの決算委員会の席におきまして、公営ギャンブルの持っております特質、さらに弊害、これらの提起をいたしまして、特に中央競馬会にメスを加えることによりまして行政の姿勢を正し、国民の利益を守るという方向を示したのでございますが、以来約一年間、不況にもかか...全文を見る
○綿貫委員 それでは、あとから農林大臣もお見えになりますので、私は、この懇談会の結論を待って法改正までするのかどうかということを突っ込んでお話ししたいと思っておりますが、問題は、このような拡大現象は、自然に拡大するのだからしようがない、したがって、対症療法として場外馬券場ももっと...全文を見る
○綿貫委員 たいへん御丁寧な弁解がございました。私の調査では、メジロムサシの馬主の北野豊吉さんは、出走前に何度も、馬の状態がおかしいので、ファンの迷惑を考え、また馬がかわいそうだから、ひとつ出馬を取りやめさしてくれということを中西開催委員長に申し出ておられました。しかしこれが認め...全文を見る
○綿貫委員 あとから申し上げますけれども、地方競馬においても、獣医さんあるいは審判官、それらがぐるになって不正レースをやった例があるわけでございます。これは私は不正レースとは申し上げませんけれども、非常に強い権限を持っておる。あとからの告白を聞いてみましても、もしこれにさからうと...全文を見る
○綿貫委員 自然拡大ということで、競馬の過熱から絶えず予定を上回る収入があるから、多少こういうハプニングが起こって収入が減っても、そう大勢に影響はないじゃないかというような安易な考えもあるのじゃないかと私は思います。  いろいろと、国庫に対する納付金が減ったからということでござ...全文を見る
○綿貫委員 従来、競馬の開催地における公害問題については、昨年も申し上げましたけれども、市民を守るための警察官がレースの開催時に動員をされて、競馬のための警察官に変わっていく、これについてもいろいろ批判がございました。その口をぬぐうがために、競馬会としては警備をしてくれた警官にチ...全文を見る
○綿貫委員 ところで、この流感馬の問題の直接の原因は、その後の発表によりますと、十二月四日に発熱、原因はニュージーランドから輸入された馬がA2型のインフルエンザを持ち込んだというふうに発表されました。しかし、その後否定されております。また一説には、中央競馬会の馬事部長が買い付けた...全文を見る
○綿貫委員 現在の防疫体制では防ぎようがなかったというお話でございますけれども、あとから中央競馬会の予算、決算の内容の中でちょっと触れたいと思いますけれども、いろいろまだ予算的にこういう問題、もっと真剣に突っ込んでいいような問題にいままで力を注いでこられなかったのじゃないかという...全文を見る
○綿貫委員 最近ファンの中からも場外馬券場をふやせというような声が非常に高まっております。また、競馬会においても増設をしようというような動きもあります。しかし、これらの問題とも関連して、このトレセンの問題にいたしましても、対症療法として、まあこうなったからこうするのだというような...全文を見る
○綿貫委員 ちょっといまの理事長の御発言でひっかかるところがあります。十万もファンが来てしかたがないからもう解決してやるんだ、こういうような回答に私は聞こえたのです。しかし、昨年私はこの問題でずいぶん突っ込んでお話したはずであります。借地権の問題をめぐりましてこれは国税庁と農林省...全文を見る
○綿貫委員 それでは、次へ進みたいと思います。  私は、さきの決算委員会で、農林省の天下り人事について中央競馬会の役員構成を指摘いたしてまいりました。きょうはさらにここで突っ込んでながめてみたいと思うわけでありますが、最近三カ年の決算書を見ますと、昭和四十三年二千四百二十八億七...全文を見る
○綿貫委員 常任顧問とか常任参与、非常勤顧問とか非常勤参与、いろいろ名簿が参っておりますが、いろいろの歴代理事長さんもこの中にお入りになっています。清井さんもこの中に入るのじゃないかと私は想像いたしております。したがって、この六千万円の顧問、参与料というのは、競馬会は潤っておるか...全文を見る
○綿貫委員 中央競馬会につきましては以上いろいろと指摘を申し上げました。競馬ということについて実はいろいろと先ほどから正しい競馬ということを申し上げましたが、これが正しくない競馬ということで地方に飛び火をいたしております。それは昨年の石川県の金沢競馬、ここにおきまして、あと三日で...全文を見る
○綿貫委員 昨年も私は指摘いたしましたし、今回も申し上げたいと思うのでありますが、やはり監督官庁である農林省と競馬の関係者、こういうものの癒着が非常に大きな原因じゃないかと思います。先ほどの顧問とか相談役とかいろいろなものがございましたけれども、これらも、非常にていさいのいい言い...全文を見る
○綿貫委員 ただいまの局長の御答弁では、不起訴になったからまあこれから気をつけるというような御答弁でありますけれども、検事の話を聞きましても、行政官として当然社会的、行政的制裁が加えられるから、それ以上の深追いをしないということをはっきり言っておるわけであります。しかし十四人のほ...全文を見る
○綿貫委員 いろいろと役所内において、かばうとか、あるいは同僚意識、先輩意識というものがあると私は思います。しかし、こういう事実が一応明るみに出た以上は、公正なさばきがないと、今後の競馬というものの存廃論につながると思います。すでに監督課長は御栄転になっておりますし、いま問題にな...全文を見る
○綿貫委員 では委員長、せっかく私呼びました競輪と競艇の関係の方おりますので、その問題をちょっと触れさせていただきます。  今回、ギャンブル問題というものが非常に過熱すると同時に国民の間に定着してまいりましたので、これに対してたとえばギャンブル税を取るとかいろいろな問題が政治の...全文を見る
○綿貫委員 競輪も競艇も、私は事務的な答弁を聞くために申したのではないのでありまして、今後さらに大きな政治上の課題として抜本的に検討する時期にきておると私は思います。そのやり方あるいは運営のしかた、そういうものがあると思いますので、次回にまたそういう機会があれば重ねてお尋ねをする...全文を見る
○綿貫委員 赤城農林大臣に一つお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど来中央競馬、地方競馬の問題につきまして、いろいろと畜産局長あるいは中央競馬会の理事長さんなどの御意見を伺ったわけでございますが、今日の競馬というのは、畜産を目的にした競馬法に縛られて運営をしているわけでござい...全文を見る
○綿貫委員 競馬、競輪、競艇ということで、いわゆるギャンブルということで取り上げられておりますけれども、前々から私は指摘しておりますように、競輪、競艇におきましては、いろいろの交付金という形で社会福祉その他に具体的に交付をいたしまして、むしろ社会的にたいへん感謝をされておる面もあ...全文を見る
○綿貫委員 ぜひ前向きに御検討願うように強く要望いたしておきます。  終わります。
04月25日第68回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○綿貫委員 昭和四十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外三件、昭和四十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外二件の事後承諾を求める件について、私は、自由民主党を代表いたしまして、賛成の意を表したいと存じます。  申し上げ...全文を見る
○綿貫委員長代理 福田繁芳君。
○綿貫委員長代理 吉田賢一君。
○綿貫委員長代理 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時五十九分散会
05月11日第68回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○綿貫委員 私は、自民党を代表いたしまして、総括の質問を行なおうとするものでございます。  最初に、環境庁に公害の問題からお伺いいたしたいと存じます。  昨年の八月に当決算委員会では、私の出身県でございます富山県にイタイイタイ病の実態調査に参りました。この正月には、さらに引き...全文を見る
○綿貫委員 ただいま政務次官から御答弁がございましたが、どうか進んでリーダーシップをとるようにぜひやっていただきたいと思います。  第二番目に、最近通産省を中心に公害救済基金制度が検討中というふうに聞いておるのでございますが、国際的には、OECDを中心にPPP、つまり発生者負担...全文を見る
○綿貫委員 ところで、今国会に提案されております無過失賠償責任の問題ですが、環境庁の当初の原案よりもだいぶん変更され、因果関係の推定規定を取り除いたということから骨抜きになったという意見も出ておるのでありますが、現行の政府の原案で十分国民の要望にこたえられるかどうか、この点につい...全文を見る
○綿貫委員 ただいま裁判にまかせたほうがいいというような御意見でございましたけれども、イタイイタイ病の問題が大きな社会問題になっておりますが、この二審の判決も間近と思われております。しかし同じようなことで各地で公害裁判が続出して、大きな政治社会不安をかもし出しておるわけであります...全文を見る
○綿貫委員 公害の監視ということに関しまして十分ではないということが行政管理庁の勧告にあるわけでありますが、いかに法律や政令をつくりましても、実際に住民に接する面で技術者は不足し、測定器もなく、全くの有名無実。たびたび申し上げますが、私の県などは公害デパート県といわれておるだけに...全文を見る
○綿貫委員 ただいまの政務次官の積極的な御意見をぜひひとつ実現するように御努力願いたいと思います。  それでは、次に大蔵省にお伺いいたしたいと思います。  最近ひんぴんと起こっております金融機関の不正事件についてお尋ねいたしたいと思います。銀行や信用金庫、相互銀行等の金融機関...全文を見る
○綿貫委員 ただいまの御答弁で、いろいろな御意見がございますが、根本的に中小銀行の過当競争というようなことが背景になっておるのじゃないかというふうにも考えられるのであります。こういう面からも、将来銀行のいろいろの統廃合というようなことが望ましい姿ではないかと思うのでありますが、こ...全文を見る
○綿貫委員 いずれにいたしましても、銀行とか金庫とかいうものは、大体まじめな人が集まってまじめな業務をやっておるものだというような受け取り方をみなしておるわけでありますが、こういう不正事件がたくさんあるという実態を知るにつけまして、非常に不安な気持ちがいたすわけであります。これか...全文を見る
○綿貫委員 ただいまのストライキということがありましたが、これは先ほども申し上げましたように、二年前からずっと、ほとんど仕事をしていないのです。ストが職業みたいなことをやっているので、こんなばかな外郭団体があるのかと思うと、全く憤慨にたえないのでありまして、これに関しまして、丹羽...全文を見る
05月30日第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第29号
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○綿貫委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、今回提案されました風俗営業取締法の一部改正法案について質問をいたしたいと思いますが、この法案が提案をされております諸現象並びにこれが提案された理由をいろいろと考察いたしてみますに、現代の日本のもろもろの現象に対する行政の対応策という...全文を見る
○綿貫委員 私は、この日本的モーテル、つまりワンルーム・ワンガレージのモーテルについては、こそこそやろうというような、何か日本的な陰湿さを感ずるわけでございます。  そこで、現在の日本の風俗取り締まりという問題について、ポルノや文学の取り締まりの問題もございますが、さらに、今日...全文を見る
○綿貫委員 冒頭にも申し上げましたが、日本は自由主義ということを規定した憲法に守られて、法治国として成り立っておるわけでございますけれども、法律に書いてないことは何でもやってもいいということにもなりますし、逆に言いますと、法律で取り締まればそれができないということにもなるわけでご...全文を見る
○綿貫委員 風俗を阻害するというような世論が高まってこの立法に結びついたものだと私は思いますけれども、犯罪というものがやはりこの中から発生しておるといういろいろのデータもいただいておりますから、警察としては、こういうことがわかっておりながら、もしもそういう世論が起こらなければ立法...全文を見る
○綿貫委員 今度は角度を変えましてお尋ねしたいと思います。  私の地元の富山県の滑川市などでは、地方公共団体の条例によりまして自主的に規制しておるのでありますが、こうした公共団体の建築規制条例の実態と今度の法案の関連ということについてはどういうふうにお考えでしょうか。お伺いした...全文を見る
○綿貫委員 私は、何もそんなことを聞いておるんじゃないのでして、全国的にこういう自主的な条例をつくっておる。いろいろの内容を調べてみますと、ほとんどが環境保全に伴う旅館建築の規制ということでやっておるわけです。したがいまして、厚生省の旅館業法、それから建設省の都市計画法あるいは建...全文を見る
○綿貫委員 先ほどトルコぶろのお話がございましたが、最近ではレンタルームという、ソファーを備えて休憩に利用させるものや、家族ぶろといい、自動車で遠出をしてふろを浴びて帰るものできておるのでありますが、これは改正案の対象となりますか。
○綿貫委員 これは頭の中で考えたんじゃなしに、そういうものが現実にあるということですからお聞きしたわけであります。  ここで突っ込んで考えますと、旅館業法における許可と、この風俗営業法によるところの地域規制というものは、全く別個の規制だと思うのでありますが、条例に規制された地域...全文を見る
○綿貫委員 それは抵触しないのですか。全然別個ですけれどもね。旅館業法にいう許可をした場合に、地域規制というのはどういうようになるのですか。
○綿貫委員 この法案の最大の特徴は、廃止命令を持っていることだと思うのであります。わが国の法律におきましては、遡及効果、つまり、すでにあるものには適用がないのが普通でございますが、今回は一年間の期間を置いて廃止命令が出せるというきびしいものになっております。公安委員会が廃止命令を...全文を見る
○綿貫委員 今回の規制は車との関係ということに重点を置いてつくられておりますけれども、本来のモーテルの構造や設備のほかに、善良な風俗に反するものとして、室内のいろいろの施設があると思うのであります。ブルーフィルムや、あるいはテープ、あるいは回転ベッド、ローリングベッドなど、社会の...全文を見る
○綿貫委員 先ほども申し上げましたが、何か、ヘビのなま殺しというような感じがするわけであります。やはり先ほどの御答弁の中で、犯罪か風俗問題かと私が言いましたところが、風俗の問題がしいて言えば主力だというお話でございましたが、風俗ということを中心にして考えますと、いま言いましたよう...全文を見る
06月08日第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第33号
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○綿貫委員 今回消防法の改正が提案されておりますが、降矢長官は消防庁長官に就任されましてから、たとえば本年の予算編成の時期には、防災無線を、実施しようというような、非常に意欲的な取り組み方をされておりまして、私どもたいへん敬意を払っておるわけでございます。今回の防災規制の強化ある...全文を見る
○綿貫委員 いろいろとさらに具体的にあとから触れてみたいと思いますけれども、ちょうど一年前に、千葉市におきまして百貨店の火事がありまして、その問題を取り上げて消防小委員会でいろいろ討議をいたしました。そのときの議事録もございますが、その中で、永瀬予防課長が、予防査察の重要性という...全文を見る
○綿貫委員 この防火管理者なんですが、その事務というものが法的に非常に不明確であるために、有名無実と言えば言い過ぎかもしれませんけれども、そういう形になっているのじゃないかと思うのであります。各消防署におきましては、いろいろと指導するということで、防火管理資格講習会というようなも...全文を見る
○綿貫委員 この調査室の資料の中の新聞の論説の中にもございますけれども、日本の火災の発生件数は、諸外国に比べて人口割りでは低いけれども、死傷者というものが外国に比べると非常に多く、また、どんどん上昇ぎみだということが出ております。私は、日本人というのは災害とか火災に対しての感度が...全文を見る
○綿貫委員 いまの問題と関連をいたしまして、私の地元の消防署から一つの提案が来ております。最近、中小都市におきまして、特に小都市におきまして、病院などで、三階建て、四階建てというのがどんどんできております。ところが、消防署にははしご車の設備も何もない。そういうところでは屋外に避難...全文を見る
○綿貫委員 建築基準法との関連もあるでしょうから、ひとつぜひ前向きに取り組んでもらいたいと思います。  それから、今度の法改正で、福祉施設ということで、消防団員に対していろいろと優遇される前向きの制度を創設されていることはたいへんありがたいと思っておりますが、消防職員というもの...全文を見る
○綿貫委員 消防というのは自治大臣の管轄下にありまして、自治省と消防庁というのは兄弟みたいなものですけれども、ややもすると、自治省がしゅうとみたいになりまして、消防を自分のペースで引っぱっていこうというようなことでやられておるような感がするのでありますが、自治体の長の考え方、さじ...全文を見る
○綿貫委員 先ほどからいろいろと申し上げましたけれども、私は、消防はやはり自主性と指導性というものをもうちょっと強く持つような形にしなければならないと思います。たとえば、火災が起きましたときに、その否定はいろいろと警察がやるわけでありますが、消防自体の中にも否定をする強力な機関を...全文を見る
○綿貫委員 今後の火災の予防あるいはあと始末ということと関連をいたしまして、これは消防庁がもちろん主体になるべきでございますけれども、警察、あるいは先ほどの建築基準法の関連から建設省、またさらには自治省というところといろいろと関連がございますが、ひとつ強い消防をつくってもらいたい...全文を見る