舟山康江

ふなやまやすえ

選挙区(山形県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数2回

舟山康江の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江でございます。  本日は、畜産物等の価格安定等に関する件ということで委員会が開かれているわけでありますので、広く我が国の畜産を取り巻く現下の問題点などを中心に質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたし...全文を見る
○舟山康江君 続きまして、米国産牛肉の輸入問題についてお伺いしたいと思います。  昨年末の農林水産委員会でも議論ありましたけれども、その後の経過を含めてお答えいただきたいと思いますけれども、そのときのお答えにも日米両国の専門家による技術協議、この結果を受けていろいろ物事を進めて...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  続きまして、アメリカの飼料規制の実施状況について我が国はどのように評価しているかということをお聞きしたいんですけれども、牛の肉骨粉につきましては我が国では使用が全面的に禁止されております。一方、アメリカにつきましては、牛に対しては禁止され...全文を見る
○舟山康江君 そのような飼料規制、やはりきちんと我が国としても、輸入国としてしっかりとその強化を求めるだけではなく、しっかりとその監視をしていかなければいけないというふうに思っておりますけれども、そのような輸入先国の監視の一環として、このたび中国でのギョーザ問題を受けまして、この...全文を見る
○舟山康江君 輸入検疫体制の強化はもちろんだと思いますけれども、やはり私は何かが起きてからでは遅いんじゃないかというふうに思うんですね。今回もこういった重大な問題が起きたから派遣を検討するという形になっていますけれども、その前にやっぱりしっかりと、やはり私たちは今残念ながら輸入に...全文を見る
○舟山康江君 今、その輸入制限緩和について、先ほど申しましたとおりアメリカ側から執拗に何度も条件緩和を迫られているわけでありますけれども、直近の世論調査なんかを見ましても、国民の反対はまだまだ根強いんじゃないかというふうに思っております。加えて、つい最近、アメリカでへたり牛問題と...全文を見る
○舟山康江君 日米のこの話からちょっと話をEUとアメリカの話に移らせていただきたいと思いますけれども、EUではアメリカからの牛肉の輸入を禁止しております。  この理由といたしまして、アメリカでホルモン剤を使った牛の生産が行われているということでありまして、これに関しましては実は...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  私がなぜこのEUの問題をここで取り上げたかと申しますと、日本は何かにつけ科学的知見ということを持ち出して、まあこれは大事だと思いますよ、科学的知見は大事だと思いますけれども、時には、私は、EUのような判断、それこそWTOではリスク評価に基...全文を見る
○舟山康江君 私は、国際ルールをすべて壊せとか、そんなものを無視していいんだと言うつもりはありませんけれども、ただ、申し上げたいのは、時にはやはり、そういった決断というんでしょうか、そういった断固たる姿勢というのも必要なのじゃないのかなということを、是非、そこも踏まえて、これは政...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  その成長ホルモン、別名BST、BSTを使用している国からの我が国の乳製品はかなり入ってきているんでしょうか。その輸入状況をお聞かせください。
○舟山康江君 実はこれ、アメリカなどの研究の中には、発がんリスクを指摘されていたりとか、あとは実際にがんの発現率が高い、いろんな影響があるといった、そんな研究結果も出されているかに聞いておりますけれども、我が国として使用に伴う影響についての評価、そのようなものはされているでしょう...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  ちょっと、まずこのBSTに関しましては、遺伝子組換えによって開発された合成ホルモンだということもありまして、私はこのBSTに限らないと思うんですけれども、これからこういった技術の進展によって新しい様々なホルモンですとか化学物質などというの...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  ちょっと済みません、時間がなくなってしまったので、次、価格の低迷問題についてちょっと御質問させていただきたいというふうに思います。  飼料価格、私はやはり今のこの根本的な問題は、適切にこの飼料価格高騰などによる生産コストの上昇分が小売価...全文を見る
○舟山康江君 済みません。はい。  ありがとうございます。私もやはり、今大手量販店の価格形成主導権が高まっていること、過当競争が進んでいることが非常に、何というんですか、低価格路線に結び付いているというふうに思っております。  そして、食品の低価格路線というのは、短期的には安...全文を見る
○舟山康江君 国内生産の弱体化を招くだけじゃなくて、企業の倒産とかにも結び付いて、これは本当に良くないことだというふうに思いますので、是非その風潮を払拭するべく、皆さん挙げて是非、中小企業庁の皆さんも今日来ていただきましたけれども、是非そのようなことも一緒に考えていただければとい...全文を見る
02月27日第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○舟山康江君 民主党の舟山と申します。  実は、私は埼玉県で生まれまして、それで今山形県の小国町という本当に山の中に住んでおりまして、まさに都市の暮らしと地方の暮らしを両方経験する中で、まさしく今、お二人の参考人の方々から伺った話というのは本当にそのとおりだなというふうにいろい...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江でございます。  私の方から、まず食育に関して幾つか質問をさせていただきたいというふうに思っています。  先ほど大臣から御説明のありました予算の重点項目の中にも、この食育について触れられておりました。日本型食生活の普及と教...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  私も全く大臣と同じで、やはり食を通じて農業の現場を理解する、この日本の農業の重要性、農村の重要性をしっかりと子供のうちから分かってもらうという取組は非常に大事だというふうに思っています。  さて一方で、先般の中国製の冷凍ギョーザの中毒事...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  今、幾つかの問題点を挙げていただきましたけれども、やはりそういった溝というんでしょうか、なかなか、輸入食材に頼っている現状と、本来やはり国産をしっかりと、特に地産地消を含めて進めていかなきゃいけない、その思いの溝がありますけれども、そうい...全文を見る
○舟山康江君 やはり私も、日本型食生活の推進のためにも、まさしくお米、この日本の文化を守るためにも米飯給食の推進というのは大事だと思いますけれども、その支援があるという中でちょっと、非常に私疑問に思うのが、その米の回数を増やしたときの支援が、備蓄米からお米を出しているというところ...全文を見る
○舟山康江君 やはり教育の一環として、一概に比べるわけじゃありませんけれども、例えば教科書、教科書は無償で提供しているわけです、まさに教育のための道具ですから。だから食事も無償でというところまでは申しませんけれども、ただ、そういった教育の観点があるということで、是非教育を担当され...全文を見る
○舟山康江君 是非現場がきちんと動くように、笛を吹いてちゃんと下が動くようにしていただきたいというふうに思っています。  ちょっと時間がないんですけれども、またちょっと学校給食に戻りますけれども、事業系という位置付けじゃないために学校給食における残渣、食品残渣というのは恐らく、...全文を見る
○舟山康江君 国がすべて直轄してというのとは違いますけれども、例えば、農業に関しても、全部やはり農林水産省本体が農業政策を考え、いろんな事業を仕組んでやっているわけですよ。そういった意味で、この林業、森林に関しても林野庁、国が、林野庁がいろいろ、様々な民有林の管理に対する支援とか...全文を見る
○舟山康江君 全部国が直接支援をするという意味ではありませんが、いずれにしても、私はやっぱり国というこの組織、役所、官庁が責任を持って、まさにこれからますます森林の持つ役割というのは重要性を増していく、増すことはあれ減ることはないというふうに思っています。そんな意味で、しっかりと...全文を見る
04月02日第169回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第5号
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○舟山康江君 この地球温暖化問題というのはもう世界的な問題でありまして、特にエネルギー問題と化石燃料代替エネルギーの取組というのは世界的にも進んでいるというふうに思っています。その一方で、日本はなかなか化石燃料代替エネルギーの推進、導入が進んでいないというような現状があるというふ...全文を見る
○舟山康江君 お三人の方にお伺いしたいと思います。
○舟山康江君 ありがとうございました。是非、今出されたそういった問題について、この調査会においても課題提起などしていっていただきたいというふうに思っています。  以上です。
04月08日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○舟山参議院議員 お答えいたします。  この法律では、標準的な生産費が標準的な販売価格を構造的に上回っている作物であって、法の目的に合致したもの、つまりは、食料自給率向上や地域社会の維持発展に重要な役割を持つと思われるものを対象とするものでありまして、飼料作物につきましては、生...全文を見る
○舟山参議院議員 今大臣から説明いただきましたとおり、食料・農業・農村基本法第二十一条で、効率的かつ安定的な農業経営の育成、そしてそれが相当部分を担う農業構造を確立する、そこの部分は、そういう大きな目標は全く異議はありません。  しかし、この食料・農業・農村基本法の中では、さら...全文を見る
04月16日第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○舟山康江君 お二人の参考人、どうもありがとうございました。  民主党の舟山と申しますけれども、私から岩田参考人に質問をさせていただきたいというふうに思います。  お話の中で、お話というか、お話とこの資料の中で、固定貧困と結び付く要因の中で私が愕然といたしましたのは、子供の有...全文を見る
04月18日第169回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江です。  今日は、日米地位協定に基づく在日米軍駐留経費負担等について中心に質問をさせていただきたいと思います。  その前に、冒頭に、昨日、名古屋高裁におきまして、自衛隊のイラク派遣をめぐる訴訟において違憲じゃないかという判...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  小泉元総理大臣が、自衛隊が活動しているところが非戦闘地域だとか乱暴なことも言っておりましたけれども、いずれにしても、司法がそういった判断を下したということは、ある意味重く受け止めていただいて、御検討に値するんじゃないのかということを付け加...全文を見る
○舟山康江君 昭和五十三年にこの労務費の一部を負担することになったその背景には、確かにそういった客観的な状況の変化というものはあったというふうに思います。  しかし、このときに、当時の金丸防衛長官でしょうか、官房長官でしょうかが説明していたのは、まさに思いやりの気持ちがあっても...全文を見る
○舟山康江君 恐らくこれも昭和六十年のプラザ合意以降急速に円高が進みまして経費負担が非常にかさんだということで、あとは雇用というある程度長期を要する問題でもあるということから五年間暫定ということで決められたものだというふうに理解しています。  それが、まさに最近暫定という言葉が...全文を見る
○舟山康江君 今のお答えの中で韓国、ドイツという事例を出していただきましたけれども、いずれにいたしましても、基本的に全額、基地従業員の給与の、労務費のほぼ全額、上限を定めてはおりますけれども、全額を負担しているという事例は恐らく日本以外ないんじゃないかというふうに思っています。 ...全文を見る
○舟山康江君 今の御答弁の中にありましたけれども、米国内で、それこそ米国軍に勤務する人のためにどんな娯楽施設を造ろうが何を提供しようがそれは自由でありますし、それを否定するつもりはありません。この米軍基地内にどんなものを造っても私はいいと思います。ただ、その費用負担まで日本国が負...全文を見る
○舟山康江君 私もいろいろ調べてみましたところ、ほとんど家族用住宅の整備というのは行われているという事例は見付けられませんでした。  実は、これアメリカ国防総省の指令の中で、受入れ国による施設整備それからアメリカ国防予算の中でのその軍事建設費との区分につきましての規定があります...全文を見る
○舟山康江君 いずれにしても、これ支援の額などを見ても日本が突出しているわけであります。  先ほど来御答弁の中で、諸外国の事例というのは余り承知していないという前置きがありましたけれども、私はこれだけ、ちょっと先ほどお配りした表を見ていただきたいんですけれども、この各国負担費を...全文を見る
○舟山康江君 確かに、歴史的経緯とかその同盟関係、まさに様々な要因を反映して、国によってそれぞれ違った性格もあると思いますし、一概に比較できないというのは、私もその事情は十分分かります。しかし、それにしても他国の状況を検証してどうなのかという必要性は、これは、それがない、分からな...全文を見る
○舟山康江君 今の御答弁は、私は本質的な解決にはつながらないんじゃないかと思います。もちろん節約をする、それから経費の削減、まあ節約をしていくということも必要ないということは言いませんけれども、それこそ先ほど私も申しましたとおり、経費負担の在り方そのものをもっと抜本的に見直してい...全文を見る
○舟山康江君 いや、しかしこの中に移転経費の総額が決められておりまして、日本側の負担それからアメリカ側の負担のその割合も決められています。更に言えば、どういったものについて日本側が負担するのか、アメリカ側が負担するのか、そういったものも書かれているようでありますけれども、まさしく...全文を見る
○舟山康江君 まさに今御答弁いただいたとおり、日本が負担すべきかどうかというところもあると思うんです。場合によっては、もうこれは一切アメリカ側の責任で移転してもらおうということになるかもしれないということも含めてやはり議論をしていかなければいけないと思いますけれども、この中で日本...全文を見る
○舟山康江君 済みません、時間がないので指摘だけにとどめておきたいと思うんですけれども、九七年九月に合意されました日米防衛協力のための指針、いわゆるガイドラインの中で、日本に対する武力攻撃がなされた場合の基本的な考え方、指針が示されています。ここで日本とアメリカの役割及び自衛隊と...全文を見る
05月08日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○舟山参議院議員 御指摘のとおり、法案上には特に規定はございませんけれども、具体的な単価を決定する際には、標準的な生産費はどれをとるのか、販売価格はどれをとるのか、どう設定するのか、もう既に前回もお答えしておりますけれども、審議会という組織かどうかはともかくとしまして、専門家、有...全文を見る
○舟山参議院議員 構造改革の必要性や規模拡大につきましては、今までも何度も御答弁させていただきましたとおり、全く否定するものではありません。  ただ、名前は変わりましたけれども、今の品目横断との違いは何かというと、入り口段階で縛りをかけて、国が、この経営体を育成するんだ、こうい...全文を見る
○舟山参議院議員 我が国の農業、農村の現状は、高齢化、後継者難、集落の過疎化といった問題に直面して急激な構造変化に見舞われているということはもう御承知のとおりだというふうに思います。  このような中で、先ほども御答弁申し上げましたけれども、入り口段階で規模要件という高いハードル...全文を見る
05月12日第169回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江です。  本日は、農林水産省関係の決算につきまして主に二点質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず一点目ですけれども、農業災害補償制度につきまして質問をさせていただきます。  この制度は...全文を見る
○舟山康江君 ありがとうございます。  私は、この会計検査院の指摘の中で、もしかしたらこの特別剰余額の大きい組合とか連合会を抽出した検査なのかなと思ったんですけれども、今の数字を伺いますと、全組合、全連合会の合計の金額でいきましても剰余金が二千七百一億円。つまり、全体の収入の中...全文を見る
○舟山康江君 この剰余金ですけれども、剰余金を不足金てん補準備金それから特別積立金と二つに分けて積み立てています。  そのうち、不足金てん補準備金というのは、それこそ不測の事態に備えて、そのときに取り崩すといった、ほとんど共済金、保険金の支払に充てています。一方、特別積立金とい...全文を見る
○舟山康江君 今のお答えの中で、不足の補てんにも充てているというお答えがありましたけれども、手元のこの調査の資料を見ますと、ほとんど不足の補てんには取り崩していません。ほとんどこれ不足金てん補準備金の方だけで共済の支払、保険金の支払は間に合っていまして、この特別積立金の中から不足...全文を見る
○舟山康江君 是非そのような形で透明性を図って運用していただきたいと思いますし、元々共済、てん補を目的として農家が負担している掛金でありますし、さらには、その大体おおむね半額を国庫から支出して補助金として出ているというものでありますので、余り過大な剰余が発生して、特に特別積立金が...全文を見る
○舟山康江君 物価上昇率についてプラスになっている指標もあるということでしたけれども、いずれにしても、仮に一番高い一四%の物価上昇があったと、消費者物価が一三%ですか、それでプラスがあったにしても、これ二倍ですから、二倍ということは物価これ一三%でも二倍という根拠にはならないわけ...全文を見る
○舟山康江君 これ、普通の感覚からはちょっと考えられない算定だと思うんです。だって、例えば三十年前に百万円で建てた集会場があったとします。三十年たった今、恐らくその集会場の価値というのはほとんどもうないと思うんですね。つまり、減価償却していきますから一般の経済の考え方においてはも...全文を見る
○舟山康江君 それは農水省だけがやるというよりも、こういったものを変えるときにはそれこそ他省庁も一緒になって変えるというのは、それは当然だと思います。ただ、当初の昭和六十一年では残存価格で算定していたにもかかわらず、何か事業費が上がったことに伴って費用対効果の算定をあたかも高く見...全文を見る
○舟山康江君 はい、いいです。  いずれにしても、算定方式については恐らく一般の人はちょっとおかしいんじゃないという疑問を感じると思います。  次に、この国営諫早湾土地改良事業、土地改良事業です。ですから、直接的な農業に対する効果が大きいという前提でこの事業が行われていると思...全文を見る
○舟山康江君 ちょっと時間がないので、資料三を見ていただきたいんですけれども、これは農林水産省旧構造改善局計画部の解説の本の抜粋であります。この中で、農業外の効果が五〇%を超えるような事業についても土地改良事業として実施できるのかという設問に対して、それは考えられない、そうであれ...全文を見る
05月14日第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○舟山康江君 私は、ちょっと二点ほど感じたことを言わせていただきたいと思います。  今日本では格差ということが随分問題になっていますけれども、恐らくどの国においても、資本主義社会である以上、ある程度の格差はあるんだと思うんです。そんな中で、今日本で特徴的なのは、いろんなものがあ...全文を見る
05月20日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○舟山康江君 民主党の舟山康江です。大臣始め皆様よろしくお願いいたします。  バイオマスの利活用につきましては、温室効果ガスの排出抑制による地球温暖化の防止、また資源の有効利活用による循環型社会の形成又は地域の活性化や雇用につながるという意味で積極的に推進すべきものだというふう...全文を見る
○舟山康江君 そうしますと、今までの国の政策の基本方針というのは、例えば耕作放棄地の解消につきましても、できるだけその耕作放棄地についてはきちんと、いわゆる食用の作物を植えてもらう方向で政策誘導していたと思うんですけれども、今回は短期的なのか中長期的なのかは別にしても、その耕作放...全文を見る
○舟山康江君 このバイオエタノールの生産、いわゆる資源作物二百万から二百二十万キロリットルの資源作物を生産するのに必要な面積というのは大体二十万ヘクタールを想定しているというお答えでしたけれども、結局、結果としてこれで耕作放棄地の大多数が解消されるということかもしれませんけれども...全文を見る
○舟山康江君 どうもやはり私、そこが引っかかるところなんですけれども、今、日本がもう自給率も高くて本当にいろんなものが余っている状況であれば分かるんですけれども、やはり例えば小麦も大豆も、まあ米だけは過剰傾向でありますけれども、ほかの品目というのは基本的にその自給率が非常に低い状...全文を見る
○舟山康江君 今の御答弁の中で、生産調整の一形態としてこういった米も利用しているというようなお話でしたけれども、やはり私は、現場に行けば、皆さん、できれば米を作りたい、生産調整で麦を作れ、大豆を作れ、ほかのものを作れというよりも、やはりできれば米で何とか生産調整をしたいという思い...全文を見る
○舟山康江君 国が国の事業としてこういう方向の大規模実証プラント整備事業をするということは、やはりそういう方向に進もうとしている甘いメッセージ与えているんじゃないかと思うんですけれども、もう一つの観点でいいますと、先ほど高橋委員からも何度か御指摘がありましたけれども、やはり世界的...全文を見る
○舟山康江君 なかなか議論は平行線なんですけれども、いや、本当に、私はやはり米をエネルギー源として作ることが本当にどこできちんと歯止めが掛けられるのかなという懸念、やはりそこをきちんとしていかないといけないと思いますし、冒頭に紹介させていただきましたけれども、まさにサミットの場に...全文を見る
○舟山康江君 バイオマスタウン構想というのを進めておりますけれども、やはり北欧の事例を見ても、地域完結型のエネルギーの供給体制というのを組んでいるわけですよね。そう考えると、やはりこういったバイオマスタウン構想の中で、その地域で様々なバイオマス利用を進めていくというのは方向的には...全文を見る
○舟山康江君 一点だけ、指摘にとどめておきたいと思います。  先ほど高橋委員からもありましたけれども、生産とやはり供給方式、使って何ぼのもんだと思いますけれども、E3とETBE方式が二つある中で、国の実証事業はE3を基本的に推進していると。ただ一方で、石油連盟はETBEをという...全文を見る
○舟山康江君 以上です。
11月13日第170回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○舟山康江君 民主党の舟山康江です。  引き続き汚染米関係の質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、平成十九年一月二十九日に届けられました内部告発の手紙の件について少し確認させていただきたいと思います。  この内部告発の手紙の中に中国モチJH002、また、中国モ...全文を見る
○舟山康江君 ということは、ロット番号、認識していたロット番号ではないということで、知り得なかったということだと思いますけれども、ちょっと別の観点で。  平成十八年の六月二十八日のプレスリリースの中で、平成十七年度現在に在庫として所有しているMA米を全量検査していますよね。そし...全文を見る
○舟山康江君 それは、今はその数字が出ていますけれども、どの時点で販売先と販売数量を把握して、その販売の時点できちんと把握して、把握した上で販売したということでよろしいんでしょうか。
○舟山康江君 そうしますと、早い段階から三笠フーズには八百トン売却されていたということが分かっていたはずですよね。  そうなりますと、もう一枚、その数日後、二月二日にもう一枚の告発文書が出ています。この中では、五百トンから八百トンと数量も指定しているんですよね、告発文の中で。こ...全文を見る
○舟山康江君 やはりそうだと思うんです。だって、そもそも本当に付けるんであれば、いろんな項目全部検査して、それぞれどういう分析結果だったかというのが出なきゃおかしいのに、メタミドホスだけ特定して検査報告書を付けていると、これも非常におかしいわけですよ。三つの非常に極めておかしい証...全文を見る
○舟山康江君 本当にそのような御認識でこれからしっかり対応していただきたいと思いますけれども。  本省の、少なくとも部長なり局長まで上がっていなかったにしても課長までは上がっていたわけなんですよね、この段階で、最初の段階で。やはりその課長個人が悪いという、責めるつもりもありませ...全文を見る
○舟山康江君 そうしますと、国が直接その事故米穀を売った業者に対してはすべて立入検査をするという、契約に基づいて、法律ではないけれども、その契約に基づいて立入検査をしていたという、そういう位置付けでよろしいんでしょうか。
○舟山康江君 ほかの業者に対しても立入調査をしていたんでしょうか。
○舟山康江君 食糧法五十二条に検査の規定がありますけれども、これはなぜ五十二条に基づく検査というのができなかったのかなというふうに思うんですけれども。
○舟山康江君 ところで、食糧法の改正によりまして、米穀の、米の取扱業者が登録制から届出制に変わりました。その前は許可制でしたけれども、届出制だと。一定以上、二十精米トンですよね、一定以上の米を扱う販売業者だったりというのはきちんと届けなければいけないという規定があります。  実...全文を見る
○舟山康江君 そうしますと、食糧法五十二条で先ほど言われた検査権限について規定していますけれども、これに基づく検査というのは、その届出していない業者、そういった加工業者は含まれていないと今おっしゃったんですけれども、その業者も検査はできるわけですか。
○舟山康江君 ちょっと根本論をお聞きしたいんですけれども、そもそもこの食糧法の中の主要食糧というのは工業用のりの原料等となるこの事故米穀も含まれるんでしょうか。
○舟山康江君 法解釈上含まれるとおっしゃいましたけれども、多分、実態上はどこか別物として扱っていたのかなという気がしてならないんです。  例えば、通常のMA米を加工原材料用に売り渡す際には変形加工をしています。それはなぜかというと、横流しを防止するためにやはり一定の変形をすると...全文を見る
○舟山康江君 今の質問は、カドミウム米はもちろんなんですけれども、MA米についても着色を、MA米の加工原料用に売り渡す際の変形加工の中には着色も含まれているんでしょうか。
○舟山康江君 これ、私は、ここでいう変形加工という言葉の定義をもう一回しっかりと検証していただきたいと思いますけれども、先ほど申し上げましたその昭和四十九年の合板接着剤原料用米穀の取扱要領における変形加工というのは、粉砕プラス着色なんですよね。ですから、一般的に変形加工というのは...全文を見る
○舟山康江君 結局、やはり、何というんでしょうか、制度そのものの不備でこういう問題が生じたという側面もありますし、制度があるにもかかわらず、きちんと厳格にその制度を運用していなかったということがこういった大きな問題を引き起こしてしまったということにもつながっているんじゃないかと思...全文を見る
○舟山康江君 ちょっと時間がなくなってきましたので次に進みたいと思うんですが、米の流通経路についてお尋ねしたいと思います。  私も今回の三笠フーズの問題でこんなに流通体系が複雑なのかということを初めて正直知りました。農水省で作った資料、三笠ルートの仲介業者等どのぐらい経ているの...全文を見る
○舟山康江君 今回、工程表の中にも米流通制度検討という項目もありますけれども、やはり私は、この流通経路をもう一度再検討していく、見直していくということというのは非常に重要じゃないかというふうに思うんです。やはりまず、仲介業者が多ければ多いほど価格はおのずと上がっていきますし、生産...全文を見る
○舟山康江君 済みません。最後に、この汚染米を引き起こしたもとのこのミニマムアクセスについてお尋ねしたいと思います。  ミニマムアクセスのこの解釈につきましては、平成六年五月二十七日の衆議院予算委員会において政府統一見解というものを出しています。ここでは、一般的には輸入機会の提...全文を見る
○舟山康江君 そうしますと、結果的に、平成六年五月のときには、海外で不作等のそういった不測の事態のときには全量輸入しなくてもいいと、かなり限定的に書いていますけれども、今回、今のお答えですと、提供はしたけれども結果的に落札できなかったというのもこれに当たるということでいいんですか...全文を見る
○舟山康江君 私はやはり、今手元に参考としてお配りしたのが、これも改めてなんですけれども、今年の九月にジュネーブでWTOに関する議員会議がありました。日本から篠原孝衆議院議員を団長といたしまして三人の国会議員が行っていますけれども、このときにミニマムアクセスはどう解釈すればいいの...全文を見る
12月09日第170回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○舟山康江君 民主党の舟山康江でございます。  本日は、ただいま大臣から御報告いただきました事故米穀の不正規流通に関する点に関しまして幾つか質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、この事故米穀に関する質問に入ります前に、あしたから大臣...全文を見る
○舟山康江君 ただいまの大臣の御決意、非常に心強く思いました。  まさにおっしゃるとおり、本当に自由貿易がすべて正しいのか、特に農業の持つ特殊性、これは以前から言われていますけれども、そういったものに配慮してしっかりと日本の立場を主張いただきたいと思いますし、私はそれに加えまし...全文を見る
○舟山康江君 やはり今申し上げましたとおり、今回の事件のベースには、それ以前からあった一般の事故品、事故米穀の不正規流通、横流しという、その仕組みというんでしょうか、システムというのがベースにあったんではないかと思っているわけです。そういった意味で、そこも含めて検証しなければ私は...全文を見る
○舟山康江君 今後、これを防止するために新たな手だてを打つというのはもう当然のことなんですけれども、もう私はやはり、今まで、前回の御答弁でも可能性が極めて高かったんじゃないかというような御答弁でしたけれども、なかなか古い話になると書類が残っていない、その実態が分からない、だれがだ...全文を見る
○舟山康江君 ですから、これは本来、協議するべきだったというよりも、それをしなかったその問題の大きさについてもっとしっかりと認識いただいて、報告書にもう一度盛り込んでいただきたいということです。
○舟山康江君 じゃ、農水省にお聞きしますけれども、農水省の認識もこの程度なんでしょうか。私は本当にここ大きな問題だったと思います。協議すべきだったとかではなくて、やはり非常に大きな問題だと思っています。
○舟山康江君 いや、より適切だったというよりも、やっぱりしなきゃいけなかったわけですよね。そこの御認識をしっかりと持っていただかないと、やはり私は、こういった問題は、結局BSEの反省が生かされなかったのと同じように、幾らここでしっかりと反省しますと言っても直らない、繰り返しになっ...全文を見る
○舟山康江君 これは、ほかの方法についてはコスト面も含めて検討したんでしょうか。
○舟山康江君 結局、不正横流しが行われないようにするためにどうすればいいのかということだと思うんです。  私は、この食品衛生法十一条違反につきましては、やはり万が一のときに人体に対する影響がかなり懸念されるという意味で、ここについては廃棄ということも致し方ないのかなと思います。...全文を見る
○舟山康江君 悪い法の抜け道とか制度の抜け道を考えて何かしようとするところをやはりきちんと監視する、管理するというのもまた役所の仕事なわけですから、私はやはり、この使えるものをただ廃棄するというのは、まさにもったいない、本当にもったいないと思いますので、是非、本当に再考をいただき...全文を見る