古川俊治

ふるかわとしはる

選挙区(埼玉県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

古川俊治の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
議事録を見る
○古川俊治君 では、替わりまして、自由民主党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。  今日は午前中から大変厳しい雇用情勢について質疑が行われておりますけれども、大臣は所信の中で、失業者の安定雇用の実現を図るため、今後、雇用の受皿として期待できる介護分野等における職業訓練を...全文を見る
○古川俊治君 是非、この訓練の入口のところで、しっかり将来どうなるのかということを御説明の上でやっていただきたいと思っております。  今日また話題になっております女性の就業支援について私も一点だけ伺いたいことがあるんですけれども、先ほどから話題になっております昨年の十二月二十五...全文を見る
○古川俊治君 是非、就学後も続けられるのであれば是非そうしていただき、それが本当に現場のニーズなんでお願いしたいと思います。  ところで、大臣、この法案なんですけれども、実は提出予定になっていないんですね。提出検討中となっているようなんですけれども、現に現在もこのニーズ、ずっと...全文を見る
○古川俊治君 是非、本国会での提出を期待しておりますので、頑張っていただきたいと思います。  じゃ、一点だけ次。大臣所信の中で、六十五歳までの継続雇用の着実な推進、六十五歳以上の雇用の支援などにより、高齢者が幾つになっても安心して働ける社会の実現に向けた環境整備に取り組むと、こ...全文を見る
○古川俊治君 今の六十五歳の方あるいは七十歳の方、大変お元気ですよね。ですから、是非現実問題としてとらえて、少し検討を始めていただきたいと思います。  じゃちょっと、一つの問題だけですけれども、年金記録問題、ここに入らせていただきます。  年金記録問題、これ、いわゆる未統合の...全文を見る
○古川俊治君 もちろん合理的にできるその方法というのがまだあるわけですから、そこをとにかく努力するということはやらなきゃいけないんですね。  ただ、最後にどういう処理をするかということになっても、これが政府だけで決められる問題ではないと思いますから、広く選択肢を国民の側の皆さん...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  じゃ、ちょっと次の質問、時間があるので、関係で飛ばさせていただきます。  この長寿医療制度の年齢で区切るという方法なんですね。これはよく見直しの議論の的になっているんですね。七十五歳で区切るというのはおかしいということをよく言われるんで...全文を見る
○古川俊治君 今までの、まあ一年間ではありますけれども、もうほぼその一つのシステムが何となくやられているという状況も勘案しつつ、大臣の今おっしゃったのは、私もそちらの方が理念的にはいいと思うんですね。ですから、それをどういう本当に検討会で案が出せるのかどうか期待しておりますので、...全文を見る
○古川俊治君 なかなか大臣という立場だと発言がしにくいと思いますけれども、実は社会保障国民会議ですか、あちらの方でシミュレーション、これは大変優れたシミュレーションだと私は思っておりまして、医療プラス介護で現在の七・九%、対GDP比ですね、これから、彼らの真ん中のシナリオで、これ...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  確かに医療や介護への投資というのは雇用を生み出す効果、これが大きいことは事実間違いないと思うんですね。特に、この不足している介護従事者、これを雇用対策として行っているわけで、これは合理的だと思っています。  この社会保障関係費の総波及効...全文を見る
○古川俊治君 よろしくお願いします。  あとはちょっと細かい質問になりますので、お手洗いに行きたかったらここでお願いしたいと思います。  今後のこの遠隔医療技術の開発スケジュール、開発でお願いしたいんですね、研究というよりも開発のところ、これはどういうスケジュールになっている...全文を見る
○古川俊治君 残念ながら、これはまだまだ時間が掛かるという感じなんですよね。  この遠隔医療の推進方針に関する検討会の懇談会、この取りまとめにおきましても、必要性がある場合にはどこでも適切な遠隔医療を導入できるという社会的な選択肢を用意することが重要であると言っているんですね。...全文を見る
○古川俊治君 もう迅速にやっていただきたいというふうに思います。  もう一点なんですけれども、実際にはこの今問題としている医師と患者の間の遠隔医療、これ以外に医師が医師と医師の間、診療所と例えば専門病院との間というような形で、病理の画像ですとか普通のエックス線画像、こういったも...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  実際に今の診療報酬が付いている以外の部分でも、多分手術支援とかいろんなことがもう行えるようになっていますから、その点についても今の一番新しい技術というのをよくフォローして、その点について診療報酬についてお考えいただきたいというふうに思って...全文を見る
○古川俊治君 今医療における経営状況、大変厳しいというのはもう御存じのことだと思いますから、それは軽減というよりも全額を負担をしてくれて、そして医療経営に影響なくやるんなら多分賛成する者は多くなると思います。この点については十分な配慮をしていただきたいと思います。こういうことで医...全文を見る
○古川俊治君 国民が本当に求めている医療の質というのは今のお答えになられたのと大分そごがあると思うんですね。自分が今どこかに症状があって病院に行ったときに適切にそれが一番うまく治してもらえる、これがまさに国民の求めている医療の質でありまして、それが本当にレセプト化で出てくるとお考...全文を見る
○古川俊治君 これは医療現場にとっては、実際用途特許のないものが突然ジェネリック、後発品で、ジェネリックといいますけれども、流通してくるわけですね。医師の方はこれ全く薬事法関係ありませんから、いいものが来ればジェネリックに変えろって厚生労働省が言っているよと、じゃ変えなきゃいけな...全文を見る
○古川俊治君 これは、やっぱり医療側にそういった財務的なリスクを全部押し付けた上で勝手に認めるという話だから、とてもじゃないですけれども医療現場は混乱して絶対これは流通は起こると、これは容易にそれが考えられるんですね。また、そういうことがなると、必ず特許訴訟だって増えますよ。アメ...全文を見る
○古川俊治君 じゃ、余り時間がなくなってきましたんで、一点だけ最後に追加させていただきます。  知的財産立国、この方針における最大のライバルというのはやっぱりアメリカですね。それはもう間違いないわけで、我々トップにならなきゃいけないんで、やはり知的財産というのはトップじゃなきゃ...全文を見る
○古川俊治君 なるべく早くそれが実現するよう、とにかくトップにならなきゃいけない、アメリカと競争しているという意識を持ってやっていただきたいと思います。  これで質問を終わります。
04月27日第171回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
議事録を見る
○古川俊治君 時間も短いので、どんどん質問したいと思います。  まず、本日は公共事業の需要予測について伺います。  総務省が行いました公共事業の需要予測に関する調査、三十三か所のサンプル調査が行われておりますけれども、そのうち需要予測が実績値に対する割合、これを割り出しました...全文を見る
○古川俊治君 公共事業費につきましては、国民の皆さんも大変な無駄な投資が行われているんじゃないかということで、今これ非常に注目しているんですね。やっぱり政治の不信感を和らげるためにも、適正化を厳しくこれをチェックして、過大な需要予測が行われないようにしていただきたいと思います。 ...全文を見る
○古川俊治君 これ、民間のシンクタンクには、今、事業主体の方が高いというお答えをいただきましたけれども、民間のシンクタンクに委託する場合は、これ随意契約によっている場合が非常に多いんですね。  地下鉄についてちょっと申し上げますけれども、五件中の四件が実を言うとシンクタンクに随...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  これ、いかにずさんな随意契約が行われてきたかということのあかしだと思いますので、今後は厳しくチェックをしていっていただきたいと思います。  国土交通省に伺いますけれども、こういった需要予測については、シンクタンクに委託するのはいいとしま...全文を見る
○古川俊治君 それにしては、これだけのずれが生じるというのはかなりそれはずさんな第三者機関のチェックではないか、この点についてもこれからもう一回見直していただきたいと思います。  それじゃ、ちょっとローカルな話になって恐縮ですけれども、私の地元であります埼玉県、埼玉高速鉄道の延...全文を見る
○古川俊治君 利率を反映していないというのは、元々の投資評価の基本中の基本をやっていないということであって、これいかにずさんな処理かということがよく分かると思うんですね。  しかしながら、それはそれとしまして、七年間の工期なんで恐らく一を上回るBバイCが出ているんだろうと思うん...全文を見る
○古川俊治君 しかしながら、運賃を幾らにするか、これをもし上限を制限しないとすれば、理論的にはすべてビジネスが、すなわち民間がやっても成り立つというビジネスという論証なんですね、論理的に言って。ですけれども、実際はこの路線は費用が、すなわち運賃が高過ぎるということからほとんど需要...全文を見る
○古川俊治君 だから、その計算方法がおかしいんじゃないかと申し上げているんですね。  先ほど、ビジネスのスキームを考えているわけじゃないとおっしゃいましたけれども、これ後でよく論理的に考えていただければ、それがもし運賃を制限しないという前提であれば、民間ですべて成り立つという論...全文を見る
○古川俊治君 それでは、これは民間から投資を募ってこれからやらなきゃいけないわけですけれども、これについては民間が投資しても安全であると、投資は回収できるというふうにお考えなんでしょうか。
○古川俊治君 この運賃の問題がございまして、これを安くしていただくことが大変重要になってまいりまして、その分どうしても補助金を入れていただかないとこの鉄道の延伸問題というのは片付かないんですね。これを合理的な事業スキームに変えていかなきゃいけないと。重要な点として、国土交通省がも...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございました。  この延伸問題、実を言うと、私が小学校に入るころ、四十年前からずっと、これから私の地元、岩槻というんですけど、あそこに地下鉄が来るんだという話がずっと聞かされておりまして、いまだにできないんですね。とにかく、私も、あそこに延伸ができますと...全文を見る
05月08日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
議事録を見る
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治から質問をさせていただきます。  今日は医者ばかりが質問に立って、この後、小池議員もやられるようですけど、大変細かいことばかり申して恐縮なんですが、私のところへも、恐らく民主党の先生方のところも来ていると思いますけど、いろんな医者から...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、十九条一項には触れるというふうに承りましたけれども、その後段の場合なんですね。これは、医療機関におきましては、やはり入院患者さんへの感染の拡大の恐怖というか、の可能性ですね、危険性。それから、先ほどもちょっとありましたけれども、その機関における人員体制で...全文を見る
○古川俊治君 通常のA型インフルエンザであっても、これは既に、診療拒否とは違いますけれども、入院施設がないと、うちに入院されてもケアができないということで、その可能性が高い場合にはお断りするというのが果たして十九条一項に違反するのか。私の、今までの判例の流れですと、そういう場合は...全文を見る
○古川俊治君 医療機関の対応としては非常に難しい面があると。他科との、通常診療との対応ですね。診療体制を工夫してくれと言っていますけれども、これちょっとお聞きしたところによると、病棟を分けて接触しないようにするとか、そういう処置だと言いますけれども、すぐにはできないということを御...全文を見る
○古川俊治君 今まで、過去にパンデミックになったという人類の経験というのは非常に少ないわけですね。これはウイルスにはっきり言ってよります、どういうタイプのウイルス。ですから、過去がこうであった、それに基づいて指針を作っていくというのは非常にある意味でエビデンスとしては足りないんで...全文を見る
○古川俊治君 ガイドラインに沿って今指導しているというお話でございましたけれども、感染症予防法の三十八条八項によれば、第二種感染症指定医療機関がその指定を辞退しようとするときは、辞退の日の一年前までに都道府県知事にその旨を届けなければいけないと書いてあるんですね。  医療機関と...全文を見る
○古川俊治君 罰則が置かれるようでは困ってしまうんですけれども。  これは感染症早期にもそういう問題がありますし、さらに蔓延期になった場合に厚生労働省の方はすべての医療機関が診療を行うんだともう自分の方でつくっちゃっているんですね、話が。もちろん医療機関の方でも、これは国民の衛...全文を見る
○古川俊治君 蔓延期についてお願いします。蔓延期について。
○古川俊治君 蔓延期について前提として伺っているのであって、その数としては先ほど私が申し上げているので繰り返していただかなくていいんですけれども、まだ、要するにこれからカウントするというお話なんですよね、どうなんですか。蔓延期において、一般の病院も含めて二五%が罹患した場合に何床...全文を見る
○古川俊治君 できるだけというのではお答えにならないと思うんですね。具体的にそういうパンデミックでモデルを作ってあるのであれば、さらに医療機関に病床を算定してくれと言っているのであれば、国としてどの程度確保できているのか、この点は是非把握をしていただきたいというふうに思います。そ...全文を見る
○古川俊治君 世界的な動向をよく調べていただきたいと思います。  先ほど足立委員からもありましたけれども、Aソ連型、H1N1というA型香港、A型のインフルエンザウイルス、あるわけです。これに対するワクチンを接種した場合、今回の新型インフルエンザに対する効果についてどういう見解を...全文を見る
○古川俊治君 そうですね、既知のA型、Aソ連型を打っていてもA型インフルエンザが流行するという現象から見ても、やはりクロスリアクティビティーというのはそう高くはないというふうに思われるわけでございまして、それから考えると、やっぱりしっかりとした対象のワクチンを製造することが課題な...全文を見る
○古川俊治君 一つ申し上げたいのは、これはガイドラインが作られたのが鳥インフルエンザが問題になったときの話をずっとしているんですね。ところが、厚労省が今年、今度、四月二十九日にぼんと一個出してきまして、その中に、この青いやつのガイドラインが、計画作りというのが入っていまして、この...全文を見る
○古川俊治君 ですから、新型についてはプレパンデミックワクチンは存在しないということでよろしいですね。
○古川俊治君 だから、もう一つは考えられるのは、今のA型をどういうふうに打っていくかというのが一つ問題点として残ってくるのと、それからもう一個、パンデミックを作っていくわけですけれども、新しく製造すると、もう製造を開始すると今日、大臣が先ほど述べていらっしゃいますので製造を開始す...全文を見る
○古川俊治君 両方がどうなっているか、よく分からないところがまだありますけれども、恐らく通常のインフルエンザも流行するということもおそれとしては考えられるわけでございまして、その点についてしっかり対応していただきたいと、ワクチンなしではいられなくなっていますので、お願いしたいと思...全文を見る
○古川俊治君 うまくいったというのは結果であって、国内未発生だからそういうふうに見えるということはあると思うんですね。ただ、やはり、先ほども意見ありましたけれども、ちょっと過剰反応し過ぎかなというところは私も感じておりまして、危険になれば危険になるほど冷静な行動が求められるわけで...全文を見る
○古川俊治君 はい。
05月26日第171回国会 参議院 予算委員会 第25号
議事録を見る
○古川俊治君 続きまして、自民党の古川俊治から質問をさせていただきます。  本日は、補正予算の関連、医療それから科学技術問題を中心に、ただし、私はふだん予算委員会にいないものですから、昨年度の補正予算の審議から続いている共通した問題についても少し伺わせていただきたいと思っており...全文を見る
○古川俊治君 国債の発行の限界ということについては、国内でお金が回っているんだから国民の総金融資産額である千五百兆までは平気なんだという極論を言う方もいるんですけれども、現状でも、客観的に見ると明らかに異常、大臣の御認識が妥当だと思っております。ですので、しっかりと取り組んでいた...全文を見る
○古川俊治君 非常に多様な要素から決まってくるので、なかなか長期金利というのはコントロールが難しいというお話でした。  大臣おっしゃるように、確かにいろんな要素はあるんですけど、やはりこの国のリスクというものが大きくなった場合は市場というのは過剰に反応してくるんで、そのときは怖...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  これは一般的なシナリオなんですが、医療に対する選択と集中を行っているということで、我々医療界の方も改革をしていくという前提でございます。その上で、医療費は二〇二五年には今の対GDP比の一・五倍まで上げなければいけないと、こういう認識でござ...全文を見る
○古川俊治君 明快な御回答を本当にありがとうございます。  確かに医療、介護自体は消費でございますから、これらへの投資というものが総要素生産性の向上というものに寄与することはすごく少ないと思うんですね。ただ、現在の社会保障費の水準というのは余りに低過ぎる、適正な水準から見て。で...全文を見る
○古川俊治君 誠にありがとうございます。  その上で、じゃ一点だけ、もう一つ言わせていただきますけれども、実は今日の日経新聞で触れたんですが、財務大臣の諮問機関である財政制度審議会、ここが建議を出しまして、その中で、実を言うと、最近、医師の定員の割り付けの話なんですが、最近は精...全文を見る
○古川俊治君 私も安いよりは給料は高い方がうれしいので、よろしくお願いをしたいと思っています。  今、医師数の問題が出ましたので、ちょっと順番を変えてこの問題を取り上げたいと思っているんですね。舛添大臣、ちょっとお願いいたします。  今回の補正予算においても、地域における医療...全文を見る
○古川俊治君 では、一点だけ。  ただ、現状を続けていっても今のOECD平均満たされると。医師が多いということではギリシャやイタリアが一番多いんですけれども、あそこは必ずしも日本よりいい医療をやっているとは言えませんので、そういう御認識も、数がいりゃあいいという認識は、これはま...全文を見る
○古川俊治君 我々にしますと、やはりその選定というのが非常に透明性を持って本当に公平なのかということをいつも疑義が出まして不満が残ってしまうので、この辺について今回だけはよっぽどお考えいただきたいというように考えております。  実は、先日、ある報道で、米国のテキサス・インスツル...全文を見る
○古川俊治君 以上で質問を終わります。
06月01日第171回国会 参議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から御質問させていただきます。  本日、私は、平素、文部科学大臣あるいは文部科学省に対しまして質問の機会はないものですから、決算に関連して、あるいは一般的に私が今まで文部科学行政について疑問に思ってきた点について広くお聞きさせて...全文を見る
○古川俊治君 いろんな角度から学生を評価していただくことは非常に重要な点だと思うんですけれども、だからといって全く学力を評価しないということもおかしいと思うんですね。この点、しっかりやっていただきたいんですが、今のような御指導をしてきたことによって、実績はいかがなんでしょうか、ち...全文を見る
○古川俊治君 定員割れということは、やはり財務状態と直結するものですから、この両面から考えなければいけないんですけれども、平成十九年度の調査ですと、帰属収入で消費支出を賄えないという大学法人の数は全体の三四・五%を占めるに至っているんですね。三分の一以上がもう赤字になっていると。...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、そのうちの残りの八割はかなり問題であると。これからもまたキャッシュフローの赤字が続くともうやっていけませんので、この辺についてはよくよく御指導をお願いしたいというふうに考えます。  昨年末から、やはり金融危機というものが起こりまして大学の資産運用の問題...全文を見る
○古川俊治君 今回の事例を是非反省にして今後に生かしていただきたいと思うんですね。  今大臣がおっしゃった、一月の六日に出されました学校法人の資産運用についてという、意見と書かれていますけれども、大変抽象的な内容になっております。例えば、資産運用に係る限度額等の明確化に努めると...全文を見る
○古川俊治君 まだ取組は始まったばかりで、これからというところなんですね。そういったことをやられた後、今後も何か機会がございましたら、是非質問をさせていただきたいと思います。  続きまして、科学技術政策について伺いたいと思っております。  少子高齢化が進んでいく中で、やはり国...全文を見る
○古川俊治君 私も、以前研究費をいただいて研究したときがある。非常に疑問に思ったのは、全くその技術が、技術的にはすばらしいものが私もつくれたと思ったんですけれども、全く活用されないまま終わっちゃうんです、そのまま。そういった実は大学内できれいにできただけの研究というものが非常に多...全文を見る
○古川俊治君 審査委員を増やしていただいたというのと、あと評価を変えたというのは非常にいいことだと思います。今後もできるだけ透明性を持った、そして本当に公平に審査委員が選ばれると、実力を持った審査委員が選ばれるよう御配慮をいただきたいというふうに考えております。  時間の関係で...全文を見る
○古川俊治君 済みません。細かいことはいいんで、済みませんが、いつできるのかだけお願いします。
○古川俊治君 じゃ、もうそこまでまとまっているなら答申を待つだけという段階ですね。できるだけ早く向こうにも働きかけていただきたいと思っています。  今ちょっとお話がありましたけれども、今ES細胞から、では次の話題として人クローン胚を使った幹細胞の作成の問題をお伺いさせていただき...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、受精胚からやるということで、これはそうするといわゆる人の萌芽という問題は、倫理的な事情というのは平成十三年立法当時と余り変わらないはずなんですね。ところが、ここに来て何で突然、じゃ、これを解禁するんだということになるんでしょうか。  今、三前核胚という...全文を見る
○古川俊治君 私が申し上げたいのは、実を言うと最初から倫理的問題なんかないんですね、今ここで規制を緩和するということになりますと。ですから、無意味に今まで遅れてきたということを正直言って申し上げたいんですね。  各国の法制度、これ随分違いまして、基本的にドイツ、フランスでは禁止...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、人クローン胚の関係はまだ従前と同じという理解でよろしいわけですね。
○古川俊治君 それから、済みません、他党の先生方もいるんで、iPSというのは実は作るのに遺伝子やウイルスを使うものですから腫瘍化するおそれがあるんですね。是非この、人クローン胚を用いると、患者さんの細胞とその受精胚の核を取り替えればいいんです。そうすると、ウイルスや遺伝子を使わな...全文を見る
○古川俊治君 大体、エネルギーだけでいえば飽和脂肪酸を不飽和に置き換えるだけで十分なんですよ。ですから、十分に簡単に達成は可能でございます。  それから、カルシウムのことでいえば、今は低脂肪乳の方が強化してありますから、かえって成分無調整のものよりいいんですね。この点は十分御認...全文を見る
06月09日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
議事録を見る
○古川俊治君 では、続きまして自由民主党古川俊治の方から質問をさせていただきます。  年金財政の問題の大きな課題の一つとして出産率の水準という問題がございます。  先日の報道によれば、この今回の人口動態統計によって、いわゆるその合計特殊出生率が二〇〇八年度一・三七で、二〇〇七...全文を見る
○古川俊治君 うまくいっている地域がどういう構造になっているのか、この辺を分析して今後の対策に役立てていただきたいと思っております。  続いて、今回の結果につきましては、基本的には晩婚化を背景にして三十代の出産が増えたこと、そして二十代の出産が下げ止まりの傾向にあるということな...全文を見る
○古川俊治君 一回十五万円になったということで、何回まで補助が出るんでしょうか。
○古川俊治君 これ、そう何回もできる技術じゃないので、二回ぐらい出れば有り難いという気持ちがします。是非これによって出生率が伸びることを期待したいと思っています。  ただ、このように高齢の妊婦がだんだん増えてくるということになりますと、それだけいわゆるハイリスク、周産期にリスク...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、これ見ていただくと分かるんですけれども、十一万円を満たしているものというともう本当に三%ぐらいになってしまって、あとの自治体というのは国が期待したほどは助成は行っていないという現実が分かるんですが、厚生労働省の考えに反して自治体がこういうことを対応してい...全文を見る
○古川俊治君 ちゃんと助成ができているところからは余り意見を聞かないんですけれども、公費負担するはずだと聞いたところから、やってないじゃないかという意見をよく聞きますので、是非、やっていないところに対してはこれからも指導をしていただきたいと思っています。  今おっしゃったように...全文を見る
○古川俊治君 橋下知事の御意見も聞いてみたいとは思いますけれども、大臣おっしゃったように、確かに国民の健康ということになりますと、これはそこを目的として、是非、足下のことよりも、我々も真剣にそこを目指して考えているわけですから、是非この議論を地方の人たちにも分かっていただいて、是...全文を見る
○古川俊治君 税制改革、余り優劣を論じる、ある意味で税制改革を考えるときには、この三つの税は中立的であるというような考え方でいいと思うんですけれども、その場合に、実質GDPから見た場合は同等であっても、最終的な供給力、産業の、日本としての、提供サイドの側から考えた場合にはどういう...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、我々がこれから成長を考えていく、グローバル化の中、アジアのもう一つの市場としてこれから日本が発展していくという過程を考えると、法人税を上げていくよりはどちらかというと消費税を上げていった方がいいのではないかという見解だと思います。その点を確認させていただ...全文を見る
○古川俊治君 フィフティー・フィフティーがいいというのは、現状もそうであるし、何となく五〇対五〇だからいいということもあるんですけれども、根本的な保険のリスクに戻って、医療保険も年金も、これはもう元々が保険方式というのが原理ですので、その点からもう一度議論をしっかりすべきではない...全文を見る
○古川俊治君 私、今大臣がおっしゃったことは非常に同調できるんですね。ですから、ここでずっと世代間格差があるのは問題だと大臣が御発言されていったという点はちょっとまた違った意味もあるんだというふうにお伺いいたしました。  それで、大臣おっしゃったように、ほかにも若い人の支援の施...全文を見る
○古川俊治君 了解いたしました。分かりました。  それじゃ次に、基礎年金に対する国庫負担割合、これの問題についてちょっと触れたいと思います。  今回、国庫負担割合の負担の割合を二分の一まで引き上げるということにしてあるわけですけれども、これはもう、実は一九六一年、国民年金制度...全文を見る
○古川俊治君 済みません、短くお答えください。簡潔に。
○古川俊治君 大臣戻られましたので、じゃ次、質問お伺いしていきますけれども。  その二分の一、今大体の概説がありましたけど、これなぜ二分の一じゃなきゃいけないかというのに明確な根拠とか明確な哲学というのが別にあったわけじゃないんですね、幾つにするということにですね。  それで...全文を見る
○古川俊治君 現在百年といいましてもこれだけ、取りあえず先ほど議論に出ている中で経済前提なんかもかなり問題になっていますし、なかなかこのシステムで次、じゃ財政再建が本当に達せられない場合どうしたらいいかという問題も結局出てこざるを得ないんですね。ですから、この点について、この五年...全文を見る
○古川俊治君 現在危ないといろいろ聞きましたけれども、その為替の変動あるいは年金の準備ということも考えると、結局財投にもう一回頼るしかないと。そうすると、財投の積立金もそのときの金利の変動でどうなっているかよく分からないということになってきますと、結局国債をまた発行せざるを得ない...全文を見る
○古川俊治君 民間に委託した方が効率化されたという御報告だと思うんですけれども、そうすると、残りが行政がやっている方が悪かったのであれば、できるだけそういう傾向も見据えてそっちも民間委託した方がいいんじゃないかと思いますが、その点も御考慮いただきたいと思います。  それから、ち...全文を見る
○古川俊治君 非正規雇用者に対する適用拡大などでなくて、私が申し上げているのは、非適用事業所に対する適用拡大のことを申し上げているんですが、それはどうなんですか。
○古川俊治君 是非この提言を基に、積極的に前向きに進めていただきたいというように考えます。  じゃ、日本年金機構のことにつきまして大臣に一点だけ伺わせていただきます。  平成二十年の七月二十九日に閣議決定されました日本年金機構の当面の業務運営に関する基本計画、これによりますと...全文を見る
○古川俊治君 そこは、法律上どういう事案なのか、その中身を見てからの話になりまして、努力というよりもやり方によると思いますので、厚生労働省、その辺、是非誤解のないように進めていただきたいという気がいたします。  この年金の議論を聞いていると、先ほど石井さんも御指摘しましたけど、...全文を見る
○古川俊治君 厳しい御指摘もある、審議会行政については。これはだけどどこの行政法にも書いてありまして、私もいろんなところに、この審議会行政の在り方について随分批判的なんですね。ですから、ここ一般に見てやっぱり国会が主導権を握っていく、この辺が物すごく問題で、特にこの審議会の委員の...全文を見る
06月30日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
議事録を見る
○古川俊治君 一点ちょっと、先ほどの谷先生の御質問とも関連をするんですが、現行の臓器移植法の六条二項についてちょっと伺いたいんですが、「その身体から移植術に使用されるための臓器が摘出されることとなる者であって」の部分がこの度、A案では削除をされたという経緯があるわけですけれども、...全文を見る
○古川俊治君 現行では臓器摘出をしなかった人でも、法的脳死判定を二回やると、その時点で亡くなってしまうんですね。そうすると、臓器摘出しなくても脳死したことになっちゃうんで、それは先ほどの御説明からいうと六条二項と、ちょっと文理解釈とは違うんではないかということを申し上げているんで...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、現行のA案でも移植の目的を持って意思表示をするわけですので、そこのところは戻しても戻さなくても変わらないという理解でよろしいですね。
○古川俊治君 できれば、私は法律家の一人として意見を申し上げますと、この法案はぎりぎりのところで、四・五対五・五で通る、通すという法案ではなくて、やはり衆議院のときと同じように、少なくとも六対四、それ以上の差をもって安定した法適用、運用がなされるようにしたいというふうに考えており...全文を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  ちょっと脳死の問題から若干離れるんですが、藤原先生の本当の御専門は肝臓病でありますので、その観点からの、実は生体肝移植は既に年間四百、五百という例数が行われているわけですね。それで、一方でこの臓器提供の待機者、これは二百三十何人という今数...全文を見る
○古川俊治君 臨床現場では、本当のところ、どういうふうにその振り分けがされるのかというところです。
07月02日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
議事録を見る
○古川俊治君 最初に大久保参考人に伺います。  六月三十日にA案の提案理由説明というのを受けたんですね。そこで、「脳死が人の死であるのは、本案の場合も現行法と同じく臓器移植に関する場合だけに適用されるものであり、一般の医療現場で一律に脳死を人の死にするものではありません。」、私...全文を見る
○古川俊治君 分かりました。  延命治療の場合と、それから現在でも腎臓や角膜の移植というのは家族の同意で行われているという点を付言しておきます。
○古川俊治君 確認なんですが、篠崎委員、今、今の状況がいいというふうにおっしゃいましたね。今の何が。それをちょっと。
○古川俊治君 付言させていただくと、寺岡先生に一つ。現行A案でも実を言うと家族の意思によって生か死かが決まりますので、先生おっしゃった矛盾は直ってないんだというふうに思っております。
07月06日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
議事録を見る
○古川俊治君 まず、島崎先生、そして町野先生に伺いたいと思います。  島崎先生、本当にありがとうございます。  私も医師でございまして、外科医でございますが。  脳死は人の死である、医学的にそうであるということを十分私も承知しております。また、基本的には私は、A案がこのまま...全文を見る
○古川俊治君 A案が通った場合も、これはいろんな考え方があると思いますけれども、脳死についての一律な定義が必要であるという考え方から六条二項を削除したという意見もあるわけですね。  本来のことを言うと、戻しても、削除しても削除しなくても変わらないというのがこの法案の正式な理解な...全文を見る
○古川俊治君 足立議員からの先ほどの御提案、大変優れた御提案だと思いまして、私も委員会採決ができれば、必要な修正をとことん話し合ってできれば、時間的に許す限り、それが望ましいと思っています。  以上です。
07月07日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
議事録を見る
○古川俊治君 今の点、引き続き質問を行わせていただきたいと思うんですが、私は高原参考人とそれから米本先生にお聞きします。  高原先生、ありがとうございました。  先生今ドナーの家族のことをおっしゃいまして、抽象論としては理解できるんですが、実を申し上げますと、六条二項を戻すこ...全文を見る
○古川俊治君 続きまして、自由民主党の古川俊治の方から質問をさせていただきます。  私、最初にE案の提出者の先生方にお聞きをして、次にA案の提案者の先生方にお聞きをしたいというふうに考えております。  最初に、E案の提出の先生方にお聞きしたいんですけれども、この法律案の趣旨説...全文を見る
○古川俊治君 E案提出者の先生方がこれどのように認識されているかはいろいろな考え方があると思うんですが、私は少なくとも医療現場にいる先生からそのようなエビデンスを聞くことはできなかった。運用面だけの改善で十分な数がいく。多くの方々が、規制の問題を変える、そこがブレークスルーになる...全文を見る
○古川俊治君 小児の脳死判定の基準については、これは枠組みを決めるだけですので、A案あるいは基本的にA案を基本とする考え方もですね。ですから、その後の、私から先生、申し上げると、一年で終わるべきものではないですね。これ、小児の脳死判定基準というものは、今後もエビデンスが積み重ねら...全文を見る
○古川俊治君 時間の関係で、恐縮でございます。  では、続きまして、A案の先生方にお聞きしたいと思います。  私は外科医でございますし、医学的にはこれは脳死は人の死だと考えております。そして、今までも移植の現場、特に私はレシピエントサイド、ドナー側の医療機関になったこともあり...全文を見る
○古川俊治君 この議論が、私もいろんなところを、国会それから有識者、あるいはマスコミ、それから患者団体、医療の団体、そういうところを巻き込んで大きくなっていったこの背景に、レベルとして、考え方、ある意味で哲学的な議論と法律上の取扱いの議論、それと感情の議論が非常に込み合ってしまっ...全文を見る
○古川俊治君 はい、分かります。  言ってしまえば、そういった前提となる哲学というのは、ある意味で議論をしても私はメリットがないんだろうと思っております。その上で語らないと、そのようなもし前提とする哲学があれば、それは必ず臓器移植外の場合にその哲学を及ぼすことになりますから、法...全文を見る
○古川俊治君 了解です。  現場の混乱ということでいえば、これは六条二項を削除しても削除しなくても同じ運用がなされるはずですから、現場がこれは混乱しないはずなんですね。私は両方の哲学を少なくとも受け入れるような法案ということで、これをAの修正案、A案、共にお話をしていった方がこ...全文を見る
07月09日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
議事録を見る
○古川俊治君 ありがとうございます。  まず、私、ずっとこのところA案を、このところというか、ずっと私の信念としてA案を支持してまいりました。これは長い歴史がございますので、私は外科医の信念として、やはり移植を推進したい、それがA案への思いだった、私が立候補した大きな理由でも、...全文を見る
○古川俊治君 じゃ、その前にコメントをさせていただきます。ありがとうございます。  私、Aダッシュ案について、先ほどの私や足立先生の信念に対してどうお答えになるかというのは、このAダッシュ案というのは、実は移植以外の場面については何もお述べになっていないんだと。ですから、我々の...全文を見る
○古川俊治君 先ほどの小池先生の御意見に対しては、現行の三徴候の死の判定も、あれは確認行為ですね、やっていることは。その前に、少なくとも心臓と呼吸と瞳孔反射が停止していれば死と考えていいだろうという、そういう考え方の下に三徴候を確定しているんですね、確認を含めて。  同じように...全文を見る
11月19日第173回国会 参議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○古川俊治君 では、初めに自由民主党の古川俊治の方から質問をさせていただきます。  それでは、菅大臣にお願い申し上げます。  国家戦略室というのが機能を始めているというふうに伺っておりますが、まず、その法的な根拠について伺いたいと思います。お願いします。
○古川俊治君 今大臣がおっしゃった内閣法第十二条、それから第二十二条二項に内閣官房の所掌事務が決められておりまして、そこに内閣の重要政策に関する基本的な方針に関する企画及び立案並びに総合調整に関する事務、この規定に基づいているというふうに伺っておりますけれども、そもそも内閣法にお...全文を見る
○古川俊治君 そうすると、具体的に国家戦略室の機能として各府省に対してどういう影響を、どういう指導ができるんでしょうか。その点について明確にお答えいただきたい。
○古川俊治君 直接的な影響を持たない。  それで、そうすると、菅大臣、この……
○古川俊治君 指揮命令権を持たないけれども、影響についてはいかがですか。
○古川俊治君 法的な権限はないけれども、実質的、事実上の影響はあっても構わないという御発言として受け止めますが、そのとおりですか。
○古川俊治君 この国家戦略室というのは、話によると国家戦略局という別名をお考えだという話もありますけれども、法定をしていく、そういったことはお考えでしょうか。
○古川俊治君 それでは、現在のところこれを法定する必要性はないとお考えということでよろしいでしょうか。
○古川俊治君 総理大臣決定、九月十八日、先ほど言及されたものでございますけれども、国家戦略室は当分の間置くと書かれているんですが、この当分の間というのは何を意味するんでしょうか。
○古川俊治君 現在の内閣府設置法十九条一項一号に、内閣総理大臣の諮問に応じて経済全般の運営の基本方針、財政運営の基本、予算編成の基本方針その他の経済政策に関する重要事項について調査審議するのは経済財政諮問会議の所掌事務とされております。これは法定されております。ところが、既に経済...全文を見る
○古川俊治君 少し聞き捨てならない御発言があったので申し上げておきますけれども、先進国はどの国でも法治主義の前提を取っておりまして、法に基づく行政の執行というのは当然の原則であると、このことは御認識されていると思いますけれども、新しい政権へ替わっても法に基づく行政というのは必ず行...全文を見る
○古川俊治君 私は法律に基づく行政という観点からずっと御質問させていただきまして、事実上、今例えば経済財政諮問会議が行われなくなり、それが国家戦略室に変えられているという実態を菅大臣はお認めになりました。これは、しかしながら、今までの硬直したやり方が良くなかったからということでご...全文を見る
○古川俊治君 私もちょっと、憲法を基にもう一度、この行政組織の在り方、国会と内閣の関係について、後日この問題はもう一度、今日の御答弁を基に御質問をさせていただきたいと思います。  一応、民間議員の法的な位置付けについて申し上げておきます。  実は、国家戦略室というのがイギリス...全文を見る
○古川俊治君 いずれにしても、これは法に基づく行政ということからは法定することが私は望ましいと考えております。そのときに、もっといい組織の在り方、あるいは民間議員の権限あるいは法的位置付けの問題ももう一度明確化すべき、これが我々が先進諸国あるいは経済財政諮問会議等で起こりました事...全文を見る
○古川俊治君 今お答えいただきました内閣府設置法の四条二項というのは、中央再編時の整理によれば、社会経済情勢の変化などに応じて、内閣府が閣議において決定された基本方針に基づいて企画立案、総合調整を行うことができるとした規定であるというふうに解釈されているわけですけれども、この法律...全文を見る
○古川俊治君 法律のために行政がうまく執行できなくなっている、そういう御事情があるんであれば、当然これは法律を変えて、イの一番に変えていただいて、行政がうまく回るようにしていく、これは仙谷大臣もお考えだと思うんですが、これはした方がいいとお考えになりませんか。
○古川俊治君 やはり本来であれば法律を先に定めて、実際にこれを機能させた方がいいというお答えでございましたが、そのとおりでよろしいでしょうか。
○古川俊治君 憲法についても今御言及がありましたので、一応伺っておきたいんですが、国会法三十九条の規定との関係を伺っていきたいと思います。  行政刷新会議においては、七名の国会議員が現在評価員として事業仕分を行っていらっしゃると伺っておりますけれども、国会法三十九条本文、議員は...全文を見る
○古川俊治君 内閣府設置法に基づかない組織なんですか。もう一度お願いします。
○古川俊治君 ちょっと正確な理解が分からないんですが、それでは、政治家任意に行政刷新会議の意思決定にはかかわることができると。意思決定にかかわる、実質的にかかわっている人間なのに公務員ではないという解釈ですね。これは行政組織、内閣府設置法上の組織というふうに伺っておりますけれども...全文を見る
○古川俊治君 その事務局とワーキンググループの関係はどうなっているんでしょうか。会議とワーキンググループはどういう関係なんですか。
○古川俊治君 それはまさに内閣府のこの閣議決定に基づいているわけですよね。そうしたら、それは完全に内閣の組織ではないですか。
○古川俊治君 この点はもう一度私もしっかり調査をして、後日伺いたいと思いますけれども、少なくとも国会法三十九条の趣旨は、いたずらに行政府と立法府との紛淆があってはなりませんということを昭和二十一年の十二月十九日の提案理由において説明しているんですね。すなわち、行政の中立性、政治的...全文を見る
○古川俊治君 菅大臣に、じゃ、国家戦略室と行政刷新会議の関係も含めて今の点についてお答えをいただきたい。ちょっと次の質問がございますので、一分程度でお願いします。
○古川俊治君 菅大臣のお考えはお考えで結構ですけれども、憲法学には憲法学で長い歴史と学問的な積み重ねがございます。その点からいって、為政者に対して国民が与えた権限というのがまさに憲法でございまして、憲法を否定するということが為政者の方から発言されるのは国民に対する冒涜でございます...全文を見る
○古川俊治君 憲法には、内閣は国会に対して責任を負うというふうに書いてあるんですよ。そうです。これは、民主的な基盤を持った国会議員が内閣総理大臣を選ぶわけですから。その点においてこれは議院内閣制の基本でありまして、日本国憲法、これに書いてあるわけですね。そうです。それに対して、内...全文を見る
○古川俊治君 いずれにしても法に基づく執行、これを公正中立にやっていくのが行政府でございますから、その点については十分御認識いただきたいと思います。  福島大臣に伺いたいんですけれども、済みません、時間がなくて。  福島大臣、日常生活にある食品のリスクについて、科学的知見に基...全文を見る
○古川俊治君 最大限に福島大臣ならできると私は信じておりますので、是非お願いをしたいと思います。  終わります。
11月25日第173回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
議事録を見る
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治の方から御質問をさせていただきます。  三人の参考人の先生方、ありがとうございました。  我々が今、高負担・高福祉国家の国民は総じて国民幸福度が高い、これは諸外国、特に高負担・高福祉でやられている国の状況を学びまして、これを日本の参...全文を見る
○古川俊治君 一点だけ済みません。  じゃ、阿部参考人に、アメリカの民間の例えばNPOみたいな法人がこういった国民負担では足りないところについて活動していると思うんですけれども、それがどういう影響を及ぼしているかという点については何かございますか。もし知識があったら教えていただ...全文を見る