牧山ひろえ

まきやまひろえ

選挙区(神奈川県)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

牧山ひろえの2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第186回国会 参議院 災害対策特別委員会 第1号
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○牧山ひろえ君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
03月13日第186回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。  今日は、大変参考になるお話、またお時間、ありがとうございます。  現在の社会保障改革の流れは、昨年提出された国民会議の報告書がベースとなっているかと思います。この報告書では、基本的に、既存制度の手直しと、そして社会保障の給付カット、...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  例えば年金については、現与党は今の制度で安心だとおっしゃっているわけですが、今の年金制度で一〇〇%安心だと思っている国民はほとんどいないと思います。年金制度自体は残っていたとしても、現状の制度が前提ですと老後の生活は成り立たないレベルの...全文を見る
○牧山ひろえ君 私は、信頼の鍵として、まず目指すべき社会保障制度全般に関する国民的コンセンサスが成立していること、そしてそのコンセンサスが適正な国民的議論によって形成されること、これは手続面だと思いますが、これが重要なのではないかと考えております。  まず、中身の問題ですが、国...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  最後に、災害対策特別委員会の視察で最近私は南牧村という群馬県の地域に行ってきたんですね、雪が多く降って大変困った地域なんですが。そこは日本一高齢化が進んでいるところなんですが、財政措置は別として、こういった地域で誰が担い手になり得るのか...全文を見る
○牧山ひろえ君 大変参考になりました。どうもありがとうございました。
03月17日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、昨年の六月、私の選挙区で行われました、横浜市で開催されました第五回アフリカ開発会議、TICADⅤについてお伺いしたいと思います。  TICADは、日本政府が、国連、それから世界銀行などと共催するアフリ...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣がおっしゃるとおり、いろいろな努力が行われてきたと思いますけれども、まだまだ地域によって、たくさんの方々がお亡くなりですし、どんどんいろんな方々が御病気になって、また小さい子供たちもたくさん亡くなっておられます。ですから、引き続き改善に努めていただきたく存じま...全文を見る
○牧山ひろえ君 私も、前々回ですね、TICADⅣが始まる前に、私は外交防衛委員会やODA委員会で母子手帳の普及、これは母子手帳というのは日本発祥のものですので、是非母子手帳を普及していただきたい、それから、母子手帳がまだ普及できない地域においても、母子手帳という言葉をキーワードと...全文を見る
○牧山ひろえ君 御同意いただきましてありがとうございます。是非このTICADは日本外交の重要な柱として今後も重視していっていただきたいと思います。  このTICAD、アフリカの開発を議論するフォーラムの日本では先駆者だと思うんですね、このTICADというのは。最近では次々に同じ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  まだもう二つ提案がありまして、二番目に私が提案したいことは、国際会議とか国際フォーラム、これも重要なんですけれども、国際交流イベントも大変重要だと思います。  今回のTICADⅤにおいても、私の選挙区の横浜市の中では、アフリカ紹介コー...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  ODAは、その金額は下落し、そして大臣もおっしゃっていたとおり、為替で目減りもしています。用途についても、ここ近年では、ODAは成長重視、また投資重視の色彩が年々強くなってきていると思います。  例えば、この間、役所の方がお見えになっ...全文を見る
○牧山ひろえ君 もちろん、経済を発展させることについてお手伝いすることも重要で、そこでまたそういったことをすれば雇用を生み出すということにもつながるかと思います。でも、今現在、路上で本当に飢えている人たちに実際にそれがつながるかといったら、それはまた別の問題でして、なかなかその方...全文を見る
○牧山ひろえ君 では、いつ、今政府が秘密にしている内容が契約上確かに秘密にするべき内容だったと検証できるようになるんでしょうか。  現在のように、秘密保持義務の内容自体も秘密であり続けるとすれば、TPPに関する国会審議、批准の審議に際しても、不十分にしか情報提供がなされない状況...全文を見る
○牧山ひろえ君 交渉中に不用意に交渉内容が表に出れば、相手もありますことですし、相手国との信頼関係を損ない、まとまるものもまとまらなくなるんではないかという御心配があるんでしょうけれども、ですけれども、全く情報がなければ議論もできません。国会の議論もそうですし、何よりも大事な国民...全文を見る
○牧山ひろえ君 では、その上で、それらの記録はいつ、どのような形で公開されるのか明らかにしていただきたいんです。つまり、TPPに関する交渉の経過の検証は、誰が、いつ、どうやって行うんでしょうか。
○牧山ひろえ君 外交交渉は政府の権限ですけれども、その交渉が適切なものであったか、事後的に評価して検証するのは国民の権利であります。国会の責務でもあります。TPPに関する守秘義務契約の期限が終了して、情報公開法の五条ですとか国会法の百四条、これの例外に該当しなければ行政情報として...全文を見る
○牧山ひろえ君 そうはおっしゃっても、今までの政府のいろんな、この委員会だけではなくて、例えば特定秘密保護法に関しましても集団的自衛権に関しましても、国会の議論をやりたくないんじゃないか、皆さんに諮りたくないんではないかというふうに心配させるような節がたくさんありましたので、非常...全文を見る
○牧山ひろえ君 TPPは、経済だけにとどまらず、国民皆保険ですとか食の安全など、日本の国民生活そのものが大きく変わってしまう、そういった可能性がある非常に重要な協定だと思います。どのような結論になるにしても、国民の納得が得られるような、そして国民的議論を経たものでなければならない...全文を見る
03月20日第186回国会 参議院 本会議 第9号
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○牧山ひろえ君 私、牧山ひろえは、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました平成二十六年度予算三案に対し、反対の立場から討論を行います。  以下、本予算と、本予算を作成された安倍内閣の政治姿勢に反対する主な理由を申し述べます。  安倍内閣の根本的な政治姿勢を示すもの...全文を見る
03月26日第186回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、ここ数か月に生じました大きな災害で浮き彫りになった問題点について質問したいと思います。  気象庁による特別警報は、昨年の八月に運用が始まりました。その後、昨年九月の台風十八号に伴う集中豪雨が福井県と滋...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣は災害対策の御専門家だと思いますし、司令塔でいらっしゃるので、あらゆる警報ですとか注意報を正確に把握していらっしゃるかと思いますけれども、気象警報の分かりづらさというのは、私も以前、質問で取り上げましたけれども、伊豆大島の台風被害に関してですが、大雨注意報です...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  現在の特別警報は、大雨についてはこうですとか大雪についてはこうと定義を厳密に定めておりまして、正確かもしれないんですけれども、国民に危険度を伝えるという肝腎の機能を果たせていないと思うんですね。  とにかく専門用語だけではぴんときませ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  また、先ほど、多数の孤立集落の発生ですとか立ち往生する大量の車両ですとか、除雪作業中の事故、またカーポートの下敷きになった方々の事故ですとか、今回の豪雪災害で特徴的な点を五つほど挙げさせていただきました。  これら一つ一つの事例は、統...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  頻度が少ない災害であっても、一度起こってしまったらもはや想定外とは言えないと思いますので、是非ケースに合わせた丁寧な対策をお願いしたいと思います。  防災・減災のためには、国土強靱化という名の下の公共事業だけではなくて、先ほども述べま...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣がおっしゃるように、やはりいろんな方法で災害情報を伝達するというのは非常に重要となってくると思います。それから広範囲に、それから素早くですね。  私も前回の質問時にPHSのサービス提供会社にも緊急速報メールを提供するべきだと要請しましたけれども、株式会社ウィ...全文を見る
○牧山ひろえ君 はい。  ソフト面での対策も重視して、いかに限られた予算の中で賢く命を守っていくかというのが重要になってくると思います。  質問を終わらせていただきたいと思います。
03月27日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、本日の審議、採決の対象となっております在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、これに関して質問をいたしたいと思います。  今回、国際情勢の変化...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  各国の事情もあると思いますし、相場も各国によって違うと思いますけれども、是非とも、子供の教育についてもやはりリミットはありますので、そういった状況を鑑みて、是非理解が得られるようにお願いいたします。  研修費に限らず、在勤基本手当も含...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣のおっしゃる、視野を広げるとかそういったお考えもよく分かります。ゼネラリストとしてのキャリアアップというのも重要だと思うんですけれども、例えばフランス語を掘り下げて勉強した場合に、何もフランスばかりじゃなくて、ベルギーとかアフリカとかいろんな国で視野を広げるこ...全文を見る
○牧山ひろえ君 副大臣も繰り返し、できる限りの情報をというふうにおっしゃっているんですけれども、私が具体的にお願いしていることは、交渉妥結後の秘密保持契約の内容、本文等、公開を交渉参加国に働きかけていただけませんでしょうかと言っているんです。それに対するお答えをいただきたいと思い...全文を見る
○牧山ひろえ君 繰り返しになりますけれども、公開の働きかけに対しほかの参加国がどう反応したかということではなくて、日本として働きかけてくださいと言っているので、それだけなんですね。なので、できる限りの情報をというお約束が単なるリップサービスならば、取り消されたらいかがでしょうか。
○牧山ひろえ君 こちらの要望としては、秘密保持契約の内容もそうですけれども、それぞれの議会での承認審議に十分な情報、それから、TPPに関する交渉が適切なものであったか事後的に評価して検証するのに必要な情報、こういったことは是非交渉参加国に対し公開の働きかけをしていただき、そして、...全文を見る
○牧山ひろえ君 TPP交渉が結局妥結されても、国会での審議があると思ってそんなに心配されていない人も多いかもしれないです。  ですが、今までの国会審議の事例を見てみますと、例えばEPAですと衆参それぞれで三日間、WTOでも衆議院で十日間、参議院ですと僅か六日間しか審議せず本会議...全文を見る
○牧山ひろえ君 あらゆる面で国民生活に大きく影響してくるものになるかと思いますので、このぐらいの質問には個人的な見解だけでもお聞きしたかったと思います。  WTOに関しましてはもし同じぐらいの長さ、同じぐらいの期間ということであれば、私は短過ぎると思います。批准の国会審議におい...全文を見る
○牧山ひろえ君 私が伺ったのは、閣僚会合で焦点となっていたこと、そしてそれがなぜ、大筋合意に至らなかったことを説明していただきたかったんですが、やっぱりお答えしていただけなくて残念です。  衆議院予算委員会のTPPに関する集中審議で甘利大臣は、TPP交渉は七割、八割進んだと思う...全文を見る
○牧山ひろえ君 もし副大臣がおっしゃるとおり、二十一分野全体に対しての七割、八割だとすると、ハードルとも言える、みんなが心配している難航の部分はほぼ丸々残っているということではありませんか。
○牧山ひろえ君 多少の進捗があったとしても、最終的にまとまらなかったら、幾ら進捗しても意味がないと思うんです。  最終的に合意できるという見通しの根拠と、どういう形での妥結ができると見込んでいらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。
○牧山ひろえ君 残念ながら、今の御答弁ですとちょっと漠然とし過ぎて、見通しの根拠とは言えないと思うんですね。今春に妥結できなければ、アメリカの中間選挙が近づいて実質的な協議が難しくなると言われております。交渉難航の責任を日本が取らされないような、是非巧みな交渉をお願いしたいと思い...全文を見る
○牧山ひろえ君 ということは、日本が聖域を死守した場合、仲間外れにされて合意に取り残される危険はないということですか。すなわち、ほかの国々から日本孤立化戦術は成立しないということでよろしいでしょうか。
○牧山ひろえ君 では、交渉の妥結ということに関しまして、全ての国による全体合意、すなわち単一のルール、これと並行協議や事前協議によって取りまとめられた二国間合意、すなわち差異を認めるそれぞれのルール、これらの関係はどのようなものになるんでしょうか。TPPの着地点、目標地点として、...全文を見る
○牧山ひろえ君 済みません、いろいろ分からなかったので今日いろんなことを教えていただこうと思ったんですけど、ますます分からなくなってきました。  これ、交渉の中身じゃないんですね、私が伺っているのは。話合いをする前のルールについて聞いているんですよ。ですから、ルールが分かってい...全文を見る
○牧山ひろえ君 もし言葉が足りなかったらもう一回説明しますけれども、もしこのTPPの一括合意が失敗した場合、交渉に入る前の段階の事前協議ですとか並行協議で取りまとめた二国間合意、あるいは二十一分野中の合意に至ったと言われている項目の扱いは、交渉の前の段階ですから、この扱いはどうな...全文を見る
○牧山ひろえ君 最終的に一括合意が失敗した場合は当然無効になると思うんですけれども、もし無効になった場合は、今まで事前協議や並行協議での合意、TPPの最終合意に至らなかった場合は、自動車その他の部分で大分事前に譲歩しちゃった部分がありますので、全て無効になるということが確認できま...全文を見る
○牧山ひろえ君 TPAのお話もしたかったんですが、またの機会にさせていただきますけれども。  TPPは、経済だけにとどまらず、国民皆保険ですとか食の安全など、日本国民の生活、そして日本の国の形を変えてしまうほど重大な協定だと思います。どのような結論になるにしても、国民の納得が得...全文を見る
04月01日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  前回に引き続きまして、環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPについて今日もお伺いしたいと思います。  新聞報道によりますと、米通商代表部のフロマン通商代表は全ての輸入関税の撤廃という原則論を繰り返すばか...全文を見る
○牧山ひろえ君 ちょっと私の質問に答えていないような気がするんですけど。新聞報道やプレスリリースを見ていても、やはり今まではアメリカ交渉中心の交渉だったのが、ここに来て急にほかの国との交渉の比重が増してきているというのは、これは間違いないと思うんですね。交渉戦術に対する真摯な反省...全文を見る
○牧山ひろえ君 私は質問通告のときに内閣府に答えていただきたいと言いましたので、是非お答えいただきたいと思います。
○牧山ひろえ君 今の御答弁ですと、まず、アメリカ以外の国々に日本とアメリカが交渉しているところを見せて、それで皆さんにお示しするというか、交渉を見守るとおっしゃったのかしら、そういうふうにおっしゃっていましたけれども、でも、そもそも交渉できる相手じゃないのに交渉を見せるというか、...全文を見る
○牧山ひろえ君 交渉をリードするとか、交渉という言葉をよくお使いになりますけれども、そもそも交渉できないんですね。交渉できる環境整備を交渉相手に要請するのもやはり外交交渉の一部だと思うんです。  このTPAの問題を放置しますとどういうことになるかというと、京都議定書のようなこと...全文を見る
○牧山ひろえ君 ちょっと今のことに関してはまた後ほど触れたいと思いますけれども、佐々江賢一郎駐米大使が、今年の一月二十九日に、結局、TPAがないとTPPは最終的に完結しないと意見をおっしゃっているんですね。この意見にはベトナムとかマレーシアも同調しているわけです。  この両国を...全文を見る
○牧山ひろえ君 もしもこれが逆の立場だったら、アメリカは絶対日本に強硬な要求をしてくると思うんですよ。やっぱり言うべきことを言うのも交渉戦術の一つだと思います。  今後の交渉ですが、アメリカは中間選挙を控えて譲歩しづらい状況にあり、かつ、先ほど述べましたように、先方は交渉者が交...全文を見る
○牧山ひろえ君 西村副大臣、また外務大臣、お二人は先ほどから交渉、交渉とおっしゃっていますけれども、やはり実際には交渉できないんですね。だから、できないのが事実なんです。ですから、そういうふうに見えても、シンガポールに行かれて、そういうふうに交渉できるように見えたとおっしゃってい...全文を見る
○牧山ひろえ君 西村副大臣も責任者のお一人として、継続的かつ重大な国益を他国へのお土産などにしないように総理を抑えていただければと思います。  次に、TPP交渉妥結後の流れの確認をさせていただきます。  通常の条約と同様、TPPについてもこのような流れと理解してよろしいでしょ...全文を見る
○牧山ひろえ君 では、TPP妥結後、協定はいつ効力を発揮するのでしょうか。全ての国が批准したときか、あるいは二か国でも批准した場合には効力を発揮し始めるのでしょうか。
○牧山ひろえ君 先日もそうなんですけれども、私、いつも、中身というよりもルールのことをお聞きしているので、そのぐらいは国民に答えていただいてもいいんじゃないかなと思うんですけれども、やはり今日もお答えできないということで、国民の皆さんは残念がっていると思います。  合意後、参加...全文を見る
○牧山ひろえ君 ということは、いいとこ取りは認めないということですね。だとすると、TPP交渉におけるTPAの重要性がますます大きくなるということだと思います。  当然余り想定したくないことですけれども、TPPの一括合意がもし失敗した場合、今までに合意された二国間の事前協議ですと...全文を見る
○牧山ひろえ君 事前協議や並行交渉での譲歩した合意などは、今おっしゃっていたとおり、TPPが最終合意に至らなければ発効しないということですね。ということは、自動車ですとかそのほかの交渉で大分もう譲歩を重ねてきたので、多くの皆さんが今日の答弁を聞いて安心したかと思います。ありがとう...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  それぞれの状況に合わせてきめ細かく折衝できるEPAなども、是非引き続き積極的に推進していただければと思います。  TPPは、APECによるFTAAP、すなわちアジア太平洋自由貿易圏の構想へと続く道だと広く認識されています。ですが、そも...全文を見る
○牧山ひろえ君 アジア太平洋全体の経済連携はもちろん目指さなくてはいけないと思いますし、そういった方向に行くというのも私もいいと思いますが、ですが、今の御説明を聞いていますと、ちょっと具体性が不足しているように思います。具体的な戦略に基づいた着実な推進を是非お願いしたいと思います...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  この三月六日、TPP交渉参加を検討する韓国との事前協議が開かれています。韓国が交渉に参加すれば、日本と韓国の関税交渉はTPPに舞台が移ると思うんですね。交渉中の日中韓FTAへの熱意を韓国がそうすると失っちゃうんじゃないかなと心配します。...全文を見る
○牧山ひろえ君 続いて、食の安全についてですが、昨年の四月、参議院の農林水産委員会が可決したTPP協定参加交渉に関する決議の第二項目には、食の安全について触れています。この食の安全に関し、TPP交渉と並行して行われている日米協議で、昨年の十一月に日本は現在の遺伝子組換え食物の表示...全文を見る
○牧山ひろえ君 日本の経済成長のために、もちろん自由貿易の推進が重要であることは私も同意見なんですけれども、ですが、これらWTOやTPPが目指す自由貿易の推進よりも、環境問題や健康、食品の安全性など、命を守ることに関わる問題は優先されるべきと考えますが、どちらの方が重要だと思いま...全文を見る
○牧山ひろえ君 TPPは国民生活と日本の国益に重大な影響を与えることが想定され、国民の関心も非常に高いと思います。何度も申し上げていることですけれども、是非、一刻も早くTPP特別委員会を立ち上げ、国益を守るための議論の場を設定していただきたいと思います。  質問を終わります。
04月14日第186回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPに関してお伺いしたいと思います。  甘利TPP担当相とフロマン米通商代表部代表による閣僚会議が先週東京で行われております。その席で、フロマン代表がアメリカの自...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣、そういうふうにおっしゃっておりますけど、私の周りでは結構それ見た方が驚いて、大勢の方からそういうことを聞いておりますが、今まで日本の農産物関税をどこまで下げるかですとかどこまで譲るかというアメリカからの要求へのリアクションばかり話題になっていて、肝腎のアメリ...全文を見る
○牧山ひろえ君 その結果がこういうことですと、やっぱり大丈夫かなってほとんどの方が思ってしまうと思うんですが、先日の外交防衛委員会における質問の際にも申し上げたんですけれども、交渉の失敗や不手際について真摯に受け止めないようであれば、まずは交渉戦術のミスに対する分析と反省ができな...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣、そうおっしゃっても、結果を見るとやっぱり譲りっ放しというふうにしか見えないので、国会決議の原点を踏まえて、是非アメリカに対しては毅然と対応していただきたいと思います。甘利大臣もTPP交渉の責任者でいらっしゃいますので、継続的かつ重大な国益を他国へのお土産とす...全文を見る
○牧山ひろえ君 ちょっと今、私の質問した内容をもう一回申し上げると、どのような方針で切り分けを行っているかということをお聞きしたいんですけれども。
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  今回、オーストラリアとのEPAが合意され、牛肉などの関税交渉も決着しました。この成果はTPPの関税合意の一部ということになるわけでしょうか。
○牧山ひろえ君 このままですと、日本市場の牛肉価格競争においてアメリカは不利な立場に立たされると思うんですね。交渉当局としては、それを盾にアメリカ側の譲歩を引き出す狙いと思われます。しかし、今後、アメリカとの牛肉関税交渉において、仮にオーストラリアのケースによって相手方に有利な関...全文を見る
○牧山ひろえ君 大筋合意だとしても、オーストラリアとの合意を逸脱する合意となると信義の問題にもなってくるかと思います。基本的には、別の枠組みだとしても、同じ関税というものを扱っている以上、TPPの牛肉関税について日豪EPAのラインが妥当の限度かと思います。  EPAですとかTP...全文を見る
○牧山ひろえ君 私が副大臣にお話をしたときに、どちらかという答えではなくて、両方みたいなお話を聞いたんですね。それから、私の質問主意書に対しても、質問主意書の答弁書もやっぱりそういうことだったので、是非命の方を優先してもらいたいなと思っております。  続いて、ISD条項について...全文を見る
○牧山ひろえ君 はい。
○牧山ひろえ君 甘利大臣の御答弁を聞きますと、もう、そういうことですと、既にTPP交渉は最終盤に来ており、ISD条項が盛り込まれていると考えざるを得ません、特に今の御答弁を聞くと。  もちろん、ISD条項の有効性を認める方もいらっしゃいます。確かに、先進国と発展途上国の間で締結...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣がおっしゃるとおり、他国の心配というのはやっぱり特にアメリカとのISD条項締結が危険であると認識しているからだと思うんですね。  他国がこれほど懸念しているISDですから、オーストラリアなどと共同歩調を取って、TPPの中にはISDを含めず、日本にとって必要な...全文を見る
○牧山ひろえ君 でも、実際にオーストラリアなんかは懸念しているわけですから、そういった国々がなぜこんなにも心配しているのかということも考慮しなくてはいけないと思うんですね。  あと、日本は今回の交渉参加国とほとんどEPAなどの締結をしているか若しくはEPAなどのほかの経済協定を...全文を見る
○牧山ひろえ君 大変なことになってしまったら終わりなので、リスクを避ける柔軟な考え方も、先ほども申し上げましたとおり、検討していただければと思います。  続いて、国民皆保険についてお話をしたいと思います。  一九六一年に国民皆保険制度が施行されて五十年以上が経過しました。全て...全文を見る
○牧山ひろえ君 現在提案されている選択療養制度のように、有効な歯止めもなしに拡充するようですと、保険外診療が飛躍的に拡大し、実質的に混合診療の全面解禁に近い状況になるのではないかと心配しているわけです。すなわち、国民皆保険が形骸化するのではないかという懸念なんです。その辺りの歯止...全文を見る
○牧山ひろえ君 私は、それだけでは実質的に歯止めとは思えないんですね。そのような御答弁ですと、国民皆保険の堅持を、維持を願う人々は懸念を拭えないと思います。安全性、有効性が確認された医療であれば保険の対象にしていくという方向性が正しいのではないかと私は思います。  保険診療では...全文を見る
○牧山ひろえ君 引き続きの交渉努力を期待しております。  次に、防災について幾つか質問があったんですけれども、時間が来てしまいましたので、私の思いだけを聞いていただきたいと思うんですが、私は、防災・減災のための対策として、まずソフト面、ソフト面の対策を優先するということ、それか...全文を見る
04月21日第186回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  日本経済の国際競争力強化のため、そしてまたTPPやEPAなどの進展によってますます国際貿易が活性していくと見込まれることも踏まえ、日本の港湾のプレゼンスの向上が必須となってまいります。全国六十港を超えるコンテ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  おっしゃるとおり、今年の二月七日に港湾法の改正案が閣議決定され、国会に提出されました。これまでの港湾の運営は原則として地方自治体が担ってきました。一方で、港湾法改正案では、国際戦略港湾、すなわち京浜、阪神両港において、経営統合後の港湾運...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  国家を代表する玄関口とも言える京浜港と阪神港について、国際戦略港湾政策を着実に推進し、そして競争力を向上させるためには、やはり民間活力を生かしつつも、国家の責任ある関与が必須だと感じております。真に国家戦略としての港湾政策が必要だと思う...全文を見る
○牧山ひろえ君 震災の復興にしても、予算はあっても実行の方がなかなかという、そういった状況なんですね。特に、緊急の取組の必要性が高い港湾関係について、これについては、予算を付けるだけではなくて執行まで含め確実な取組を是非お願いしたいと思います。  港湾関連の予算は、平成十九年度...全文を見る
○牧山ひろえ君 港湾をめぐる国際競争は非常に熾烈な状況だということは御承知のとおりだと思います。是非、危機感を持ってスピーディーな取組を是非お願いしたいと思います。  日本再興戦略において、港湾政策を推進し、京浜港など国際コンテナ戦略港湾における大水深コンテナターミナルの整備に...全文を見る
○牧山ひろえ君 車をまず動かすということも非常に大事だと思いますけれども、やはり一位というふうにおっしゃった以上は、その一位を目指して頑張っていただきたいと思います。  時間となりましたので、終わらせていただきたいと思います。
04月22日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、本日の議題であります第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書、いわゆるグアム協定改正議定書について質問させて...全文を見る
○牧山ひろえ君 現行の協定では在沖縄海兵隊のグアム移転人数を要員約八千人及び家族約九千人としていたのが、改正議定書では要員九千人及びその家族というふうになっております。今回家族の人数が示されなかった理由についてお聞きしましたところ、政府は、現行協定では司令部要員のみが移転されるこ...全文を見る
○牧山ひろえ君 そうはおっしゃっても、家族の人数などは前回も見積もることができたわけですよね。何で今回だけ人数が見積もれないのか、すごく不思議に思うんですよ。やっぱり、予算の無駄遣いを省くためには必要額をちゃんと想定してシミュレーションする、不明点、ブラックボックスを少なくしてほ...全文を見る
○牧山ひろえ君 費用を出すだけではなくて、我が国の国益にとってどういったプラス面があるのか、しっかりと確認をし続けていただきたいなと思っております。  現行協定において約百二億七千万ドルとされたグアム移転経費が、改定議定書においては約八十六億ドルと、約十六億七千万ドル減っている...全文を見る
○牧山ひろえ君 この総額のうちの日本の負担というのは、上限が、今もおっしゃっていただいたように二十八億ドルとされております。そして、改正後の総額八十六億ドル、これは暫定的な見積りとされているんですね。もしもこの総額、この見積りが増加した場合、日本の費用負担が増えることも考えられる...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非そのようにお願いします。  日本負担は上限二十八億ドルとされていますが、これ上限ですから、そういうふうにされている以上、国民の負担を減らすためにもやはりコストを抑える努力をするべきだと思います。  我々が与党だったときに、主に公共事業とか仕分について頑張っ...全文を見る
○牧山ひろえ君 日本には割安なサービスがたくさんございますので、しっかりと相場を把握した上で的確な発注のアドバイスをしていただければと思います。  今まで申し上げましたように、この改正の執行につきましては、沖縄の負担を軽減しつつ、きめ細かく日本側の負担軽減、また追加負担の抑止も...全文を見る
○牧山ひろえ君 特に、日本にとって中国の加盟は国益上も非常に重要になってくると思います。当局は、今回の条約の意義について、通常兵器の規制に関する取組で日本の主導的役割を継続というふうにうたい上げていらっしゃいます。条約締結国の拡大についても、受け身ではなくて是非積極的に主導的な取...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  仲介というのは非常に大きな要素となりますので、私は、条約の趣旨からいって、もう少し業者ですとか取引量の把握の努力をされた方がよろしいんじゃないかと思います。非常に重要な、これからもっと重要な要素となってくると思いますので、是非その点、よ...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の御答弁からして分かったことは、今回規制の網が掛かるものは実はかなり限られた範囲だということが分かりました。  条約では、締約国に対して通常兵器の輸出入の実績を報告することを義務付けておりますが、どこまで具体的な内容を報告するかについては各締約国の判断に委ねら...全文を見る
○牧山ひろえ君 そもそも武器輸出の解禁、それから今回の武器貿易条約とは、方向としましては逆を向いているんではないかと思うんですね。  今回の武器貿易条約の採決について主導的な役割を発揮できたのも、戦後の日本がこれまで日本企業が製造した武器でほかの国の国民の命を奪ったことはなかっ...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣、本当にそれで皆さんが遵守するとお思いでしょうか。私は非常に弱いと思うんですね。実施主体となる国際的な、さっきもおっしゃっていた事務局、これについても最小限の組織と規定されているんです。本当にこの規定の精神が現実化するのか、その足腰の部分、非常に弱いという印象...全文を見る
○牧山ひろえ君 新たな開発目標が二〇一五年にMDGsに関しまして策定されることを挙げられておりますけれども、一見もっともらしく聞こえるんですけれども、私はその逆だと思うんですね。やはり、各国が目標を定めてそれに向かって走り出すというのが筋だと思うので、ODA大綱見直しの理由がポス...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  でも、申し訳ないんですけれども、余り説得力を感じないんですね。この後お伺いするODAの軍事解禁、これを行うためにこの時期にODA大綱の見直しを行うというのが本当のところではないかと思うんです。  さて、ODA大綱において、ODAの軍事...全文を見る
○牧山ひろえ君 ODAの軍事利用が認められれば、南シナ海で中国との領有権問題を抱えるフィリピンですとかベトナムで、ODAを使って港や空港を整備し、そして両国などの軍が使用できるようになるというもくろみがあるのではないかと私は推測するんですが、安倍政権は、武器輸出三原則を見直し、新...全文を見る
○牧山ひろえ君 現政権は積極的平和主義という言葉をよく使われるんですが、実際には、その名の下でODAさえも軍事目的に利用していいものとお考えになっているんじゃないかなという心配が拭えないんですね。憲法上の制約で軍事上のオプションを取らない、取るべきではない日本外交にとって、唯一と...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非そのようにお願いします。  終わります。
05月22日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、私の地元でございます厚木基地訴訟についてお伺いしたいと思います。  アメリカ軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地の騒音被害をめぐって、周辺の住民約七千人が国に夜間ですとか早朝の飛行差止めを求めておりま...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣の御答弁によりますと、平成二十五年一月に実際に厚木基地を訪れておられるということで、実際にどのぐらいの音がするかというのは私も実際に現場に行って何度も聞いていますけれども、では、大臣に、長年騒音の被害に遭われているこちらの地元住民の方々に今回の判決を受けての是...全文を見る
○牧山ひろえ君 今回の原告は、騒音が激しいとして国が住宅防音工事を助成する基準であるうるささの指数が七十五以上の地域に住んでいる方々なんです。国が控訴されるかは今後の判断になろうかとは思いますけれども、今回の判決をきっかけに、今現在、騒音で苦しんでおられる住民の皆さんへの影響を踏...全文を見る
○牧山ひろえ君 もしもこの報道が事実であった場合、日本政府が日本企業に不利な情報格差を是認しているとしたら大問題だと思います。守秘義務契約の内容はいずれ公開されます。その際に日本政府の対応を改めて検証させていただきたいと思います。  TPP参加には国会承認が必要で、そのときまで...全文を見る
○牧山ひろえ君 この発言が違反になるかどうかというのは、守秘義務契約の中身すら教えてもらっていないので、違反になるかどうかは私も分かりませんけれども、いずれにしても、以前から主張していますけれども、一刻も早く国会にTPP特別委員会を設置し、そしてTPPに関する国民的議論を行うとと...全文を見る
○牧山ひろえ君 次に、前回に引き続きまして、政府開発援助、いわゆるODAに関してお伺いしたいと思います。  現在、ODA大綱の見直し作業が進んでおります。このODA大綱にはODAの軍事目的での使用を禁じた規定というものがございます。安倍政権はこれを見直す方向で検討に入ったとの報...全文を見る
○牧山ひろえ君 私、非常に心配になりますのは、前回の御答弁の中でも繰り返し、軍事目的そのものへのODA利用は考えていないと三回ぐらいおっしゃっているんですね。今の御答弁の中でも二回、そのものにはというふうにおっしゃっていたんです。逆に言うと、軍事そのものではなくても軍事に関係する...全文を見る
○牧山ひろえ君 幅広いいろんな方々が有識者になっておられるということですけれども、結果見ると、やはり総理が思っているとおりのことを言ったり、あるいは大臣が思っていることを言ったり、そういったことがもうほとんどの方なので、それはバランスの取れた有識者とは言えないと思います。  自...全文を見る
○牧山ひろえ君 ODAは我が国にとって最も重要な外交手段だと思います。この重要なODAを舞台にした不透明なリベート提供が繰り返されないように、当局は実効性のある防止策の構築を急ぐ必要があると思います。これについての重点的なお取組を是非お願いして、私の質問を終わらせていただきたいと...全文を見る
05月29日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  今日は、集団的自衛権について、安保法制懇での議論や報告書について質問させていただきたいと思います。  世耕官房副長官は、前回の外交防衛委員会で安保法制懇の委員の人選についてこうおっしゃっています。人選は、基...全文を見る
○牧山ひろえ君 多くの世論調査を見てみても、反対派が半数以上を占めているわけですね。なのに、反対の意見を持つ人が一人も入っていない、これはやはりバランスが取れていない証拠だと思います。  また、安倍総理は、五月の十五日に記者会見で、人選に偏りがあるとの指摘に対しこう反論されてお...全文を見る
○牧山ひろえ君 非常に苦しい御答弁だったと思います。  人選のバランスの悪さが報告書の内容の質にも影響を与えているように思われます。今回の安保法制懇による報告の重要な柱が、九条に係る憲法解釈の変更だと思います。政府の確立した九条解釈はありますが、それ自体が検討の対象になっている...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  実際、当該報告書では大きな分量を取って九条解釈論を展開しているわけです。ですが、それにもかかわらず、憲法学会における憲法の学説の検討に全く触れていないんですね。これは、安保法制に関する懇談会の報告書としては非常に問題があると思います。い...全文を見る
○牧山ひろえ君 繰り返しますけれども、憲法解釈が大きな柱になっている報告書で、憲法学説に触れていない、検討の対象にさえしないのは、私は致命的な欠陥であると言わざるを得ないと思います。  この懇談会には、そもそも専門の法学者が少ないということも非常に問題だと思います。一応、ただ一...全文を見る
○牧山ひろえ君 そもそも憲法学説を取り上げなかった理由は、正面から憲法学説に取り組むと、政府が欲しいと思っている、必要としている報告を引き出すのは難しくなるからだと思うんですね。最初からそのために法学者の数を最小限にして、そしてかつ標準的な見解ではない少数派から恣意的な人選を行っ...全文を見る
○牧山ひろえ君 残念です。  一九五六年の十二月十八日に、日本は晴れて八十番目の加盟国として国連に加盟を果たしたんですね。御承知のように、同じ年の日ソ国交回復交渉の大きな眼目の一つが国連加盟の実現であって、この交渉の結果、日ソ共同宣言が調印されたという経緯がございます。旧ソ連に...全文を見る
○牧山ひろえ君 これだけ重要な文書について、誰の行為が原因で誰の責任でミスが生じたか明らかにされていないということが信じられないんですが。  今回の憲法解釈変更の問題は国連との絡みも多い問題です。そして、日本と国連との在り方そのものが問われる政治課題でもあります。その意味で、た...全文を見る
○牧山ひろえ君 やっぱりすごく短い間ですね。本当びっくりするぐらい短い。原案は会議直後に回収されたとも聞いております。その場配付、直後回収ではなかなか細部まで目を届かせるのが難しいかと思うんですね。  その際、閲覧された報告書原案と報告書完全案、すなわち最終版では大幅な修正はあ...全文を見る
○牧山ひろえ君 数か月にわたる法制懇内部での討論で、どの論点で最も大きな意見の対立、すなわち白熱した議論があったのか教えていただきたいと思います。
○牧山ひろえ君 ですが、同じく委員の佐瀬先生は熟議が尽くされなかったとおっしゃっているんですね。それに対して先生はいかがお考えでしょうか。
○牧山ひろえ君 無限に時間が必要というのとはまたちょっと違うと思うんですね。熟議がされたかどうかというのは十分に全部の文書を読んでという、そういう意味で言ったんです。  坂元先生ありがとうございました。もう以上で結構です。ありがとうございました。  次に、安保法制懇の審議の透...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の説明、多くの方が不満を持ったと思います。  そもそも安保法制懇の役割とは何だったのかなと思うんですね。安保法制懇が最後に公式会合を開いたのは二月四日で、三か月以上も前なんですね。政治情勢に配慮して、そして安倍政権の都合に合わせて、報告書の提出時期、タイミング...全文を見る
○牧山ひろえ君 ━━━━━━━━━━  報道ベースですが、政府関係者の一人はこう証言しています。報告書はいつでも提出できたが、政府側が止めていた、こう証言しているんですね。  法制懇の北岡座長代理も、二月の記者会見でこう認めています。提言を早く出したいが、引き延ばされている。...全文を見る
○牧山ひろえ君 この安保法制懇からの報告書を受け取った後、安倍総理は政府の基本的方向性を説明する記者会見を行っています。安倍首相は、米軍艦に不安げな表情を浮かべたお母さんとお子さんが乗っている姿を描いたパネルを示し、集団的自衛権を行使しないとお母さんや子供たちの命を守れないと強調...全文を見る
○牧山ひろえ君 米軍の当事者が言っているわけですから、私はリアリティーなんかないと思います。イメージ操作で国民の感情に訴える手法としか言えないと思うんですね。紛争に係る数多くの想定ケースから選び抜いた二ケースがこれなんですよ、リアリティーに欠ける事案。数多くの方がおっしゃっている...全文を見る
06月03日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  本日の審議対象であります刑事関係三条約のうち、まず、核物質防護条約についてお伺いしたいと思います。  今回、国内にある核物質や原子力施設に核物質防護の対象が拡大されましたけれども、それは平和目的利用の核物質...全文を見る
○牧山ひろえ君 次に、日・ブラジル受刑者移送条約についてお伺いしたいと思います。  外国での服役は、言葉の問題ですとか文化の違い、親族などとの面会の難しさなどから、受刑者にとって精神的な負担が大きく、十分な更生効果が上がりにくいとされているんですね。そのような考え方から、欧州評...全文を見る
○牧山ひろえ君 そうはおっしゃっても、やっぱり日本の刑務所は長らく過剰収容、すなわちパンクの状態にあるわけですね。現在は多少緩和されておりますけれども、コストの側面にも配慮した運用が必要だと考えております。  受刑者移送条約の対象国を増やすことなども併せてお取り組みのほど、お願...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の御説明ですと、九条の規範性に疑問を感じざるを得ないんですね。例えば、安保法制懇の報告書には、集団的自衛権の行使に当たって示される歯止め要件の一つとして、日本と密接な関係にある外国に対して武力攻撃が行われた場合と記載されています。この密接な関係にあるとはどの国を...全文を見る
○牧山ひろえ君 全然答えていないですね。  集団的自衛権は、自国は攻撃されていない場合でも他国が攻撃されたら一緒に戦争をするという、そういった権限です。仮に日本が集団的自衛権を発動するとすれば、その相手は日米安保条約を結んでいる米国以外にあり得ないはずだと思うんですね。歯止めと...全文を見る
○牧山ひろえ君 何か、御答弁を聞いていますと一致しないですね。  では、集団的自衛権、すなわち自国が攻撃されていないのに発動する自衛権と、相手から武力攻撃を受けたときに初めて行使される専守防衛との不一致、この矛盾についてはどのように解釈されるおつもりでしょうか。
○牧山ひろえ君 今の御答弁と、総理が、認める方向で研究をすると、方向性は示していつつ研究を進めるという何か逃げているような発言がこの間されたんですけれども、今防衛大臣がおっしゃっている専守防衛は維持するということと全く一致していないと思うんですが、このそごについて御説明いただきた...全文を見る
○牧山ひろえ君 今申し上げたばかりなんですけれども、総理がおっしゃっているのは、認める方向で研究を進めるという何かちょっと曖昧な言い方、逃げているんですけれども、でも、認める方向でと方向性を示しているわけですね。今防衛大臣がおっしゃっていることと全く矛盾しているので、おかしいなと...全文を見る
○牧山ひろえ君 今のお二方の御答弁を聞いていますと、すごく苦しいなと思うんですね。やっぱり一致させた方がいいと思います、発言を、政府の中で。  前回の外交防衛委員会で我が党の白委員が、歴代の法制局長官が何名も今の憲法解釈の変更への流れについて厳しい批判をしているということ、それ...全文を見る
○牧山ひろえ君 先日おっしゃっていたこととちょっと矛盾すると思います。  終わります。
06月10日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第22号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  まず、前回に引き続きまして、集団的自衛権について、安保法制懇での議論ですとか報告書について質問させていただきたいと思います。  このところの集団的自衛権の容認に向けての検討についてですが、総理や外相、また防...全文を見る
○牧山ひろえ君 会議の時間が短い、限られているということですけれども、その中で、九条がある国だということを踏まえての説明じゃないとやっぱりおかしいですよ。この間、部会で配られた総理のスピーチを拝見しました。私は九条という言葉を見なかったんですけれども、ちょっと今の説明とは、実態と...全文を見る
○牧山ひろえ君 私は、実態と全然違っていると思います。  今おっしゃっていることは、部会のこの間配られた長い総理のスピーチの中にも、日本でどういう議論が行われているかという説明はなされていないです。外交上の配慮から周辺諸国へ理解を求めるのではなく、国民への説得材料として外堀から...全文を見る
○牧山ひろえ君 繰り返し申し上げますが、戦後日本の平和国家としてのイメージこそがまさに日本外交の武器だったんです。安保法制懇の報告書に記載されていないこうした見解は、今後の政府の検討過程においてきちんと考慮されるんでしょうか。  集団的自衛権の問題を含め、憲法解釈や安全保障法制...全文を見る
○牧山ひろえ君 もし本当にそういうふうにお考えなんだったら、一刻も早く国会で正面から審議するべきだと思います。  安倍総理は、五月十五日の記者会見で、パネルを使って憲法解釈ですとか安全保障法制の見直しによる自衛隊の任務拡大の必要性を訴えておりました。いわゆる、先ほどもお話ありま...全文を見る
○牧山ひろえ君 一九九四年の一件のことを聞いているわけじゃなくて、現在のことを聞いているわけで、実際に、二十四件のうち二団体しか必要だというふうにお答えになっていないんですね。私の質問は、多数派ではどうですかという質問だったので、多数派ではないことは事実として分かっているわけです...全文を見る
○牧山ひろえ君 でしたら、NGOが本当に必要としているというふうに首相がおっしゃっているわけですから、本当にそうなのかどうか、NGOの方々を集めて公的な場で皆さんの意見を聞いたらどうでしょうか、公的な場で。そのときは、是非、お知り合いの方ではなくて、ちゃんと中立的な立場のNGOの...全文を見る
○牧山ひろえ君 現在でも自衛隊は人員不足なんですね。集団的自衛権の容認という、人員不足の現状をより悪化させる施策を研究しているというのに、その点については検討しないというのは私はおかしいと思います。  集団的自衛権の容認は自衛隊の任務拡大を意味し、また、任務拡大は人員の増加を当...全文を見る
○牧山ひろえ君 それぞれの事情でというふうに済まされる問題じゃないと思いますよ。入隊したときの今までの国の姿勢と全く違うわけですから、お考えになっていることは。ですから、やっぱり退職される方も出てくると思います。このような穴埋めについてはどうですかと聞いているわけです。  この...全文を見る
○牧山ひろえ君 先ほど申し上げましたように、日本の憲法は、その改正に当たり通常の法律の立法手続よりも厳格な手続を要するいわゆる硬性憲法なんです。その趣旨に鑑みますと、憲法の解釈変更基準とほかの法令一般の解釈変更基準とに相違はないとするのはやはり私はおかしいと思うんですね。違和感を...全文を見る
○牧山ひろえ君 ですが、三十年前はいつ核戦争が勃発するかと真剣に恐れられていた、そういった冷戦時代だったんですよね。国際情勢における危険度はむしろ今より私は高かったとも言えるかと思います。一国のみでは対応できないという同じ言葉で国際情勢を語っても、憲法解釈変更の必要性についての認...全文を見る
○牧山ひろえ君 学説というものはということですが、学説というのは、先ほど申し上げた論理的な追求の結果生み出されるものだと思うんです。その中で多数説以外の学説をあえて採用するというのは、私は、欲しい結論が先にあって、それに合わせた学説だからとしか思えないんですね。そのことを人は意図...全文を見る
○牧山ひろえ君 では、やはりまず集団的自衛権容認という政府・与党、与党側の必要性が先にあり、それに対応するために生み出された無理な口実ということになります。意図的、便宜的としか私は言いようがないと思います。  安保法制懇の報告書の問題点を指摘したいと思います。  憲法九条一項...全文を見る
○牧山ひろえ君 政府としてはこの当事者性の理論を採用しないと明言されましたが、そもそも、集団的自衛権の容認のような重要事項を憲法解釈の変更でやろうとすること自体が大きな問題だと思います。ましてや、このようなとんでもない結論を導き得る理論を更なる解釈改憲の理論的選択として将来的にも...全文を見る
09月29日第187回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号
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○委員長(牧山ひろえ君) この際、一言御挨拶を申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されました牧山ひろえでございます。  委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、何と...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は七名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に石井正弘君、大野泰正君、岡田直樹君、山下雄平君、足立信也君、難波奨二君及び長沢広明君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十分散会
10月22日第187回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○牧山ひろえ君 民主党の牧山ひろえです。  七月一日に行われました閣議決定に触れられた先生方が何人も今日はいらっしゃいました。それに関連して申し上げますと、以前、政府・与党におきまして憲法九十六条の改正論が議論の俎上に上がったことがあります。  日本国憲法は、通常の法律よりも...全文を見る
○牧山ひろえ君 先ほどの松沢先生のお話に関連してお話ししますと、私も若い人の投票率について大変心配をしており、「国民総政治家」という本を書いたことがあります。その中で、投票に行かない場合のペナルティーを科す国の事例ですとか、あるいは逆に投票に行った場合に御褒美がもらえる国の事例を...全文を見る
11月12日第187回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○牧山ひろえ君 多数党が民意を外れた暴走や横暴なやり方に走った場合のチェック機能として、参議院の有効性は引き続き存在すると思います。  衆参の役割分担を明確化することで停滞を解消することがいいと考えます。例えば、予算などの年単位で決める案件は衆議院に権限を重くする、あるいは、人...全文を見る
11月13日第187回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○牧山ひろえ君 民主党・新緑風会の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。法務委員会で初めて質問させていただきますが、よろしくお願いいたします。  本日の議題であります公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案、略してテロ資金提供処罰...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  我が国は、このFATF第三次対日相互審査において、テロ資金供与の犯罪化、また金融機関における顧客管理の点で、PC、すなわち一部履行、又はNC、すなわち不履行であったことから、FATFによるフォローアップの対象となっており、その改善状況な...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  このFATFの勧告を受けて、日本側でも努力を重ねてきています。政府の方でも、関係省庁連絡会議をつくって、その上で、顧客の管理等について、犯罪収益移転防止法などについて再三の法改正を行ってきております。にもかかわらず、平成二十六年六月二十...全文を見る
○牧山ひろえ君 日本が国際テロ対策において、いわゆるブラックリストとして挙げられている諸国と同列にされてしまうことについて納得する国民はまずいないと思いますが、警察庁作成の法案資料ですと、我が国はFATF勧告遵守の取組について最も遅れた国の一つと記載されております。  では、当...全文を見る
○牧山ひろえ君 私見では、対策をしていない、対策は不十分だというよりも、FATFに対する説明、説得、働きかけが不十分だという側面があるのではないかと推測してしまいます。  この間、FATFに対してはどのような報告や説明を行ってきたのか、お伺いしたいと思います。例えば、後ほど述べ...全文を見る
○牧山ひろえ君 FATFの勧告に盲従するのではなくて、FATFのメカニズムをより良く機能発揮させるという主体的な対応も必要になってくるかと思います。FATFの勧告が全て正しいとは限らないかと思います。政府のFATFとの交渉が十分に効果的に行われたかどうかという、より詳しい検証が必...全文を見る
○牧山ひろえ君 テロ企図者と一次協力者の摘発事例がないのは、テロ企図者などの主体が存在しなかったからなのか、あるいは行為である資金の提供がなかったからなのか、どちらなんでしょうか。また、今回の改正案のように、主体を間接的な部分、その他協力者などにまで拡大し、また客体として資金又は...全文を見る
○牧山ひろえ君 いずれにせよ、現行法でさえ適用事例が、摘発事例が一件もないような状況の中で、今回現行法を改正して処罰範囲を拡大する必要性、すなわち立法事実は本当にあるのでしょうか。改めて、本法律案によって現行法を改正する理由、またその必要性についてお伺いしたいと思います。
○牧山ひろえ君 今回の改正の立法事実について疑義が指摘されています。法務省も、当初は法律を改正しなくても共犯規定で対応できるのではないかということを考えられておられたと思います。  具体的には、六月十一日の衆議院法務委員会で、法務省林刑事局長はこう答弁されております。我が国とい...全文を見る
○牧山ひろえ君 改正案を見ますと、その他利益ですとか、その他の方法などの規定が頻出しており、犯罪構成要件としての明確性の要件に十分に対応できているとは思えないんですね。これでは処罰対象の無限定な拡大になってしまうんではないでしょうか。以下、具体的に検討してまいります。  これま...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  衆議院での審議では、規定に含まれていない情報なども利益に含むとのことでした。そういうことですと、その他利益には本当に様々なものが考えられ、その範囲は不明確であると言わざるを得ないと思うんですね。処罰の対象となる客体が広げられることで、い...全文を見る
○牧山ひろえ君 条文で具体的な内容を挙げてはいても、最後にそれらを包含するような幅を持った曖昧な要件が示される、この法律では「その他利益」というタームですが、このような構成要件を曖昧にする規定ぶりは特定秘密保護法の規定にも共通するかと思います。法を適用する側にとっては使い勝手がい...全文を見る
○牧山ひろえ君 海外事例に比較し非常に曖昧な構成要件の規定を見ますと、人権侵害の危険の抑制というよりも、どちらかというと規制強化や治安強化のツールとしての使い勝手の良さを重視されているのではと思ってしまいます。  次の質問に移ります。  改正後の第三条第一項では、現行法第二条...全文を見る
○牧山ひろえ君 改正後の第三条や第四条では、現行法の情を知ってという主観的要件と同じ意味を持つとされる、当該テロ行為を実行しようとする者に対して支援がなされることが要件として規定されています。ですので、文言の有無にかかわらず、改正後も主観的要件には変更はないとのことですが、情報を...全文を見る
○牧山ひろえ君 要件として曖昧という印象は否めないと思うんですね。  では、テロを企図している団体に所属はしているけど、資金の提供を受けたその人自身はテロを実施する意図はない、そういったケースはどうなんでしょうか。
○牧山ひろえ君 では、あくまで個人ベースで判断するということですね、所属団体ではなくて。
○牧山ひろえ君 では、第五条第一項、同条第二項における「公衆等脅迫目的の犯罪行為の実行のために利用されるものとして、」の意味は何なんでしょうか。第二条第一項、第三条第二項後段、同条第三項の規定における「実行のために利用する目的で、」、それから第三条第一項、同条第二項前段、第四条第...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。いずれにしてもかなり複雑な条文構成になっているかと思います。  今までの説明をお聞きする限り、捜査機関が、例えばある資金等の収集行為について、これは第三条第二項後段の一次協力者間の資金等の提供を受ける行為に当たる、これは第三条第三項の一次協...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  やはり、でも、懸念は残ります。  法律というのは、国民の行動の指針ともなりますので、一般の方々にも分かりやすい内容になっていなければならないかと思います。実は、世の中には素性があやふやな募金が数多く存在します。今回の改正について懸念を...全文を見る
○牧山ひろえ君 具体的に主観的な要件も加えて法制定をしようとしているので、処罰範囲は不明確にはならないというのが当局の主張かと思います。確かに、いずれの罪についても、公衆等脅迫目的の犯罪行為の実行を容易にする目的という目的規定ですとか、公衆等脅迫目的の犯罪行為の実行のために利用さ...全文を見る
○牧山ひろえ君 主観的な要件や自白に頼り過ぎない取調べ偏重の是正というのが現在進められている刑事司法手続改革の原点だったはずです。主観的要件で処罰範囲を適切な範囲に限定するということには限界があり、処罰対象が拡大するのではとの危惧は拭えません。  続きまして、秘密保護法と取調べ...全文を見る
○牧山ひろえ君 特定秘密保護法の関係で法廷に証拠が開示されないのも問題ですけれども、検察は、有罪を立証しようと考えると、場合によっては特定秘密の一部開示を行うこともあり得るわけです。そうなると、階議員も指摘していたとおり、政府は、犯罪行為の存在を立証する証拠、すなわち有罪方向の証...全文を見る
○牧山ひろえ君 訴訟の片方による証拠の恣意的な選別がまかり通るのが適正手続であるはずがありません。  では、本法違反事件は、法制審の答申の基準で取調べ可視化義務対象事件となりますでしょうか。
○牧山ひろえ君 今おっしゃったように、検察官独自捜査案件ならば義務の対象となるということは、言い換えれば、そうでないものは原則として義務の対象にならないということですよね。そうだとすれば、適正手続により大きな疑問符が付くわけです。当局の裁量に委ねるのではなく、テロ資金提供処罰法を...全文を見る
11月14日第187回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○委員長(牧山ひろえ君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、吉田忠智さん、宮沢洋一さん、岡田直樹さん及び礒崎陽輔さんが委員を辞任され、その補欠として小川勝也さん、磯崎仁彦さん、末松...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    ...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に末松信介さんを指名いたします。     ─────────────
○委員長(牧山ひろえ君) この際、高市総務大臣、二之湯総務副大臣及びあかま総務大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。高市総務大臣。
○委員長(牧山ひろえ君) 二之湯総務副大臣。
○委員長(牧山ひろえ君) あかま総務大臣政務官。
○委員長(牧山ひろえ君) 地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案を議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。高市総務大臣。
○委員長(牧山ひろえ君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十一分散会
11月17日第187回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○委員長(牧山ひろえ君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十四日、直嶋正行さん、三木亨さん、関口昌一さん及び渡辺猛之さんが委員を辞任され、その補欠として浜野喜史さん、礒崎陽輔さん、大沼み...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の審査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     ─────────────
○委員長(牧山ひろえ君) 地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(牧山ひろえ君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に賛成の方の起立を願います。...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時十一分散会
11月19日第187回国会 参議院 本会議 第9号
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○牧山ひろえ君 ただいま議題となりました法律案につきまして、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、全国多数の地方公共団体の議会の議員又は長の任期が平成二十七年三月から五月までの間に満了することとなる実情に鑑み、...全文を見る
12月24日第188回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号
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○委員長(牧山ひろえ君) この際、一言御挨拶を申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されました牧山ひろえでございます。  委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、何と...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は七名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に石井正弘さん、大野泰正さん、末松信介さん、山下雄平さん、足立信也さん、難波奨二さん及び長沢広明さんを指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十二分散会
12月26日第188回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○委員長(牧山ひろえ君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提...全文を見る
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(牧山ひろえ君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時五十一分散会