牧山ひろえ

まきやまひろえ

選挙区(神奈川県)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

牧山ひろえの2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第193回国会 参議院 本会議 第3号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  会派を代表して、政府四演説に対して質問をさせていただきたいと思います。  安倍政権のこれまでの歩みは、日本を取り戻すどころか、日本の良さをそぎ落としていくものでした。  唯一の被爆国として、日本ならではの世界への貢献の仕...全文を見る
03月23日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  今回は、政府提出の雇用保険法等の一部を改正する法律案について質問させていただきたいと思います。今回の雇用保険法改正案でも保育園に入園できなかったケースの対応に言及されていますけれども、法律案の質問に...全文を見る
○牧山ひろえ君 待機児童の問題が深刻化する中で、多くの場所では子供たちや親御さんたちが余り選択肢がないケースが、保育所を選んでいる場合じゃないケースが多いと思うんですけれども、そういった意味においても、やはり保育の質とサービスのレベルというのを本当に一定以上しなくてはいけないとい...全文を見る
○牧山ひろえ君 雇用保険制度というのは、その趣旨からして、やはり全ての働く人たちのセーフティーネットにならなくてはいけないんではないかと思うんですね。そういった意味でも、やっぱりこのグラフでも見てお分かりのように、この週所定労働時間二十時間の線引きについて、所定労働時間要件を週十...全文を見る
○牧山ひろえ君 技術的ないろいろな検討、課題はたくさんあると思うんですけれども、検討が推奨されてから七年以上たっていますので、是非前向きに検討をしていただきたいと思いますし、検討する期間というのも十分あったかと思いますので、よろしくお願いします。  また、諸外国、特にフランスと...全文を見る
○牧山ひろえ君 これまで厚生労働省は、男性の育児休業取得の促進に向けて、パパ・ママ育休プラスを始め制度の周知に取り組んでこられたというのは御承知のとおりですけれども、ですが、男性の取得率は僅か二・六五%にすぎないんですね。  ノルウェーの方を調べてみましたら、一九九三年のパパク...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  ノルウェーでは、合計特殊出生率が八〇年代は平均で一・六八%まで低下しましたけれども、導入後の二〇〇七年は一・九まで回復しているんですね。安倍内閣が目指す出生率一・八、この目標を本気で達成するためには、就業が出産や育児の妨げにならない環境...全文を見る
○牧山ひろえ君 育児休業制度の取得状況調査では、育児休業を取得しなかった理由として、職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だったという回答が一定数ございます。特に日本企業においては、この空気ですとか雰囲気が育児休業取得の大きな妨げになっている側面が大きいです。  この休みを取りづら...全文を見る
04月04日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  三月二十八日、働き方改革実行計画が取りまとめられました。まず、首相は、今年一月の施政方針演説で電通の高橋まつりさんの自殺に言及しました。二度と悲劇を繰り返さないとの強い決意で長時間労働の是正に取り組む、こういうふうに述べられ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  おっしゃるとおりで、やっぱり全ての働く人々が過重労働による死から保護されるべきだと思います。  今確認させていただきましたことに関し問題となりますのが、現在、限度基準告示の適用除外の件です。今回の実行計画では、お配りしました資料の一ペ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  ただ、適用除外業種のうち、特に自動車運転業務については多くの問題がございます。まず、休日労働の取扱い、この件に関しましては、一般則の年間上限七百二十時間では別枠とされているんですけれども、自動車運転の場合の九百六十時間では含まれているか...全文を見る
○牧山ひろえ君 休日労働が九百六十時間に含まれないという今お答えでしたけれども、休日労働が九百六十時間に含まれず、時間外労働と休日労働を拘束時間に置き換えた場合、現行の自動車運転の業務に対する労働時間等の規制である改善基準告示と何ら変わらない水準が続けられるということになるわけで...全文を見る
○牧山ひろえ君 やっぱり水準の九百六十時間を許容するというのは、本当に合理的な理由というのは今の御答弁では私は感じられなかったんですけれども、長時間労働が常態化し、過労死など労災の多い労働環境では、やはり若手のなり手が非常に少なくなるわけですね。ドライバーの平均年齢の上昇にもつな...全文を見る
○牧山ひろえ君 安倍総理は、二月一日の第六回働き方改革実現会議、この席で、誰に対して何時間の上限とするかを決めるに当たっては、脳や心臓疾患の労災認定基準、いわゆる過労死基準をクリアするといった健康の確保を図った上でというふうに言っておられるんですね。国として過労死基準を超える時間...全文を見る
○牧山ひろえ君 そうはおっしゃっても、安倍総理の発言の趣旨のとおり、過労死水準を根拠とした規制であります単月百時間、それから二か月から六か月平均八十時間、これを自動車運転業務についても適用するべきだと私は思います。  二〇一五年度の、また、心臓疾患で死亡して労災認定された九十六...全文を見る
○牧山ひろえ君 こういった対策が必要な状況にかかわらず、公立学校の教員は三六協定締結が実質的には剥奪されていますため、公立学校の教員は時間外労働上限規制の適用対象から外れている状態にあるわけですね。これはいわゆる給特法があるためです。  資料の三ページ目を御覧いただきたいんです...全文を見る
○牧山ひろえ君 私は、今おっしゃっていた理由では合理的だとは思えません。  ちなみに、私立学校又は国立大学の法人の教員は、時間外労働の上限規制適用対象になっているんですね。そもそも、公立、私立、国立大学の法人の教員の働き方、業務は、教育という大きなくくりの中の話でありまして、本...全文を見る
○牧山ひろえ君 同じ仕事をしても、公立、私立、国立大学法人という組織形態の違いだけで上限規制が働かないというのは私は矛盾しているのではないかなと思います。医師などとの長時間労働の状況の比較からいっても、私立学校や国立大学法人との比較からいっても、公立学校の教員に時間外労働の上限規...全文を見る
○牧山ひろえ君 現状では、残業代が発生しないために教員の労働時間を学校で管理また把握することすら余り行われていないんですね。まずは教員の勤務時間の現状について学校側そして文科省が正確に調査、把握するということ、そして、将来などと言わず、現在行われている働き方改革を実現する取組の中...全文を見る
04月13日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  参考人の皆様方には、本日、大変ためになるお話ありがとうございました。  先ほどお話にありましたように、我が国の障害者施策の特徴としまして、当事者の参画が重視されない、あるいは、意見を述べる場があっ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  今回の相模原市障害者支援施設における殺傷事件をきっかけとした精神保健福祉法の改正を始めとしました当局の取組の方向性は、共生社会の理念と逆行していると思います。障害者に対する偏見又は差別を助長するおそれがあるのではないかと懸念しております...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  最近の状況で具体的なマイナスが生じているということがよく分かりました。ありがとうございます。  今回の相模原障害者施設殺傷事件の再発防止として、それを立法事実として今回の精神保健福祉法の改正が提起されておりますが、しかし、五か月間に及...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。精神障害者に対する世間の偏見というのは根深いものがあるなというふうに今思いました。  ありがとうございました。
05月11日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。よろしくお願いいたします。  今回は政府提出の精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆる精神保健福祉法改正案について質問させていただきたいと思います。  本法案の概要を説明した四枚組資料につきまして...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣、やっぱりすごく無理があると思うんですね。答弁に矛盾があると思います。  四月十三日の参考人質疑において田村参考人は、平成二十五年の改正の三年後見直しが予定されており、事件がなくても法改正が必要であったとおっしゃいました。ただ、本法案では、厚生労働省が差し替...全文を見る
○牧山ひろえ君 実際のところ、今回の改正に障害者団体の皆さんは非常に強い懸念を持っているということは事実なんですね。当事者に強い不信感を生んでしまっている、このこと自体が政策的な失策ではないかと思うんです。    〔委員長退席、理事島村大君着席〕  これからの精神保健医療福祉...全文を見る
○牧山ひろえ君 平成二十五年度の前回改正以前から積み残している課題が多いということから、前回改正時と同じく三年以内の見直しが妥当だと私は考えます。附則の変更を御検討いただきたいと思いますし、またそれが難しいのであれば、五年以内との記載なので、やはり早い時期にこれらの課題についての...全文を見る
○牧山ひろえ君 障害者権利条約の要請もありますので、特に障害者施策については、精神障害者の参画をより拡大させる方向性を明確にかつ具体的に打つべきだと思いますし、そうしていただきたいと思います。  相模原殺傷事件の検証チームにも精神障害の当事者は委員には入っていないんですね。当事...全文を見る
○牧山ひろえ君 これだけ重要な法律について、その立法事実そのものに疑念を持たれるような状況をつくってしまったことに関して、大臣はもっと深刻に受け止めるべきだと私は思います。  今回の件だけではないんですけれども、特に政策の意思決定過程について、当局に、当事者参画をより実質的なも...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非努力していただきたいと思います。  前回の平成二十五年の改正では、衆参において附帯決議が付されています。その項目の中には、医療保護入院などの患者の退院後における地域生活への移行促進のため、相談対応、あるいは必要な情報提供、あるいはアウトリーチ支援等、その受皿...全文を見る
○牧山ひろえ君 地域移行促進策というならば、医療保護入院や任意入院を除外した措置入院の場合のみの制度設計になっているのはおかしいのではないかなと思うんですね。  主な精神障害者地域生活支援広域調整等事業として、平成二十七年度の実施状況、これによれば、四十七都道府県、それから二十...全文を見る
○牧山ひろえ君 四月十一日の質疑におきまして、石井委員が取り上げられたACTなどのアウトリーチ支援の取組につきまして、堀江障害保健福祉部長はこう言っています。ACTを含め多職種連携による包括的支援の取組は有用であると評価する、こういった旨の答弁をされました。  しかし、現状とし...全文を見る
○牧山ひろえ君 今年度の予算において、地域移行の促進への大きな予算措置はなかったです。必要な方に必要な支援が行き届くことがやはり重要だと思いますし、そういった福祉の底上げが遅れているのに措置解除後のフォローばかりを強調する、これでは説得力が乏しいんではないかなと思います。  措...全文を見る
○牧山ひろえ君 今おっしゃったとおり、やはり誰でもいいというわけではなくて、高い専門性が求められる業務だと思います。御答弁されたとおり、精神保健福祉士などの積極的な活用も視野に入れて制度設計を行うべきかと考えます。  しかしながら、中核的な役割を担う保健所では、その半数近くにお...全文を見る
○牧山ひろえ君 当局の説明では新しい制度のイメージが全く具体的に想像できません、今の説明では。  当局は、今までの参議院における審議で、入院期間が短いなどの場合には退院後速やかに計画を作成するため、計画作成の遅れを理由に措置入院期間が長くなることはないと説明しております。では、...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の御説明ではやはり具体性が見えないと思います。退院後支援計画の存在によって退院が必要以上に長引く、あるいは措置入院期間が不当に長期化する、こういった懸念は全く今の御説明では払拭されないと思います。  支援を受けなければならない義務は患者や家族にはないと、当局は...全文を見る
○牧山ひろえ君 建前論では何とでも言えますけれども、事実上の影響が全くないということは断言できないのではないかなと思うんですが、現状でも措置入院は一か月未満あるいは三か月未満の短期で終わる方が一般的だと思います。支援計画の存在が退院阻止要因になる危険は避けなければならないと思いま...全文を見る
○牧山ひろえ君 患者の治療を第一義とする精神保健福祉法の中で規定しなければならない御説明としては、今の御説明だと説得力は感じません。  これらは例示なので、そのほかの場合でも警察が参加する可能性があるとの御答弁でした。警察を個別ケース検討会議に参加させる場合には、保護を行ったり...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣、今例外というふうにおっしゃっていましたけれども、では、例外とは言いながら、事実上警察の関与に制約がないということにならないでしょうか。だとすると、援助関係者の合意、援助の関係者から参加を求められた場合という手続的な要件が唯一の歯止めとなるわけだと思います。 ...全文を見る
○牧山ひろえ君 では、警察の参画の判断が行われるのは個別ケース検討会議のメンバーが確定してからでしょうか。それとも、保健所等がメンバーを選定する段階になされることもあり得るんでしょうか。また、援助関係者の合意はどのような手続と形式でなされることが想定されているんでしょうか。
○牧山ひろえ君 個別ケース検討会議への警察の関与は、精神病患者を医療から遠ざけてしまうこともあり得る極めて影響の大きな論点だと思います。このような重要な点につきましても法律に規定されないというのはどういうことなのかなと思います。  前回委員会での審議で、本人が警察の参加を拒否し...全文を見る
○牧山ひろえ君 措置入院や緊急措置入院患者の移送に対応するために、保健所職員は二十四時間待機を余儀なくされ、疲弊しているという現場の声もございます。今回の法案の成否にかかわらず、保健所の人員体制につきましては検証を行っていただきたいと思います。  今回の措置で業務量の拡大が見込...全文を見る
○牧山ひろえ君 措置入院先病院におきましては、措置入院患者に退院後生活環境相談員を選任して、かつ、退院後支援ニーズアセスメントを行わなければならないと思います。このような新たな業務を行うことに対する評価はそれなりに必要ではないかと思うんですけれども、精神保健指定医制度の見直しにつ...全文を見る
○牧山ひろえ君 今回の改正は、法の根幹に関わる項目までガイドラインに規定するとしているのは、お配りした資料を御覧いただければ一目瞭然だと思います。これでは法律が精神障害者の人権を守る担保として機能しないと思うんですね。  また、そもそも精神科医療の役割は病状の改善など精神的健康...全文を見る
05月17日第193回国会 参議院 本会議 第23号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  まずは、この度、眞子内親王様の婚約の見通しが報じられた慶事につきまして、心からのお祝いを申し述べさせていただきます。  さて、これから会派を代表して、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案につ...全文を見る
05月18日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  今回は、昨日の本会議に引き続き、政府提出の地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案について御質問させていただければと思います。  まず、保険者機能の強化についてお伺いしたいんですけれども、地方分...全文を見る
○牧山ひろえ君 自立支援、重度化防止の目的のために厚労省が作成する適切な指標の名の下に一律に目標達成を目指すというのは、被保険者の権利を大きく損なう可能性があるのではないかと思うんですね。いかがでしょうか、地域性からくる差異は許容すべきだと思います。  本会議においても質問した...全文を見る
○牧山ひろえ君 やはり公平で適正な評価をするためには、客観的な指標による定量的な測定だけではなくて、質に着目した定性的なものも組み合わせる、そういったことをしなくてはいけないんではないかなと思います。  続きまして、地域包括支援センターに対する支援策についてお伺いしたいと思いま...全文を見る
○牧山ひろえ君 地域包括ケアシステムが現実的に機能するためには、やはり実際に介護の現場で働く人材はもちろんだと思いますけれども、市町村の担当職員の育成もやはり重要となってくると思います。  市町村の人員も削減されている中で様々な拠点の機能強化などを図ったとしても、そもそもマンパ...全文を見る
○牧山ひろえ君 なかなか強制は難しいにしても、制度趣旨にかなう方向への政策的な誘導はやはり重要だと思います。  先ほど申し上げましたように、一般病床が介護医療院に移行した場合、介護保険財政への影響が心配されます。移行の見通しと介護保険財政への影響額、これもお示しいただければと思...全文を見る
○牧山ひろえ君 分科会などで議論するですとか、今の御答弁ですと、やはり移行の規模も不明、それから介護保険財政上の影響も出せないということでは賛否の判断もできないのではないかと思うんですね。介護保険財政にどの程度の影響があるか、仮定を置いたり、複数のケースごとの試算という選択肢、も...全文を見る
○牧山ひろえ君 医療と生活を兼ね備えた組織というコンセプトが質の低下の理由付けとなってはいけないと思うんですね。利用者視点で不都合が出ない制度設計がやはり必要だと思います。  元々、介護療養型医療施設は平成二十三年度末で廃止されることとなっていました。ですが、移行が進まなかった...全文を見る
○牧山ひろえ君 今、大臣、いろいろとおっしゃってくださったんですけれども、私が聞いていることはちょっと違うんですね。  NPO法人日本障害者協議会の藤井会長は、この法案を評して、こそこそ法案と呼んでおります。厚労省のみで検討が加えられ、昨年の七月の段階で一方的な公表になったと当...全文を見る
○牧山ひろえ君 改正案では、地域包括ケアシステムの強化を目的としつつ、地域共生社会の実現という地域包括ケアシステムより更に上位の概念を創出しておりますし、高齢者に加えて障害児者、生活困窮者等に対する今後の包括的な支援体制を見据えた内容が盛り込まれております。これを見ますと、どう考...全文を見る
○牧山ひろえ君 やはり、思い付きではない、継続性と実効性を持った中身のある政策にしていくことが重要だと思います。  政府のニッポン一億総活躍プランで地域共生社会の実現が掲げられるより前に、私たち民進党は共生社会創造本部を立ち上げました。昨年四月には共生社会の実現に向けた最終取り...全文を見る
○牧山ひろえ君 また、一職員が全ての福祉課題に対応できるように兼用、兼務が進められれば、直接支援に関わる専門性が失われてしまうのではないかという懸念が指摘されています。共生型サービスと言うならば、各利用者の多様なニーズに対応する専門性と十分な人員体制の確保が前提ではないかと考えま...全文を見る
○牧山ひろえ君 町村部の策定率の低さは、地域福祉計画に関する事務負担の重さも関係している可能性がございます。原因を精査して、実効性のある対策を取っていただければと思います。  次に、利用者負担の見直しについてお伺いしたいと思います。  介護保険の利用者負担割合は、平成十二年の...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の御答弁では到底納得できる理由付けにはならないと思います。  三割負担を導入する前に、まず何よりも二割負担導入のときに介護サービス利用者に及ぼした影響について調査をすべきであることは本会議でも御提案を申し上げました。介護保険部会においては、先ほど指摘しましたと...全文を見る
○牧山ひろえ君 調査は、政策決定の前に行って、政策に反映しなければ意味がないと思うんですね。可及的速やかに、大臣が御答弁されたように、多角的分析が可能な立体的に実態を把握する努力、これを行っていただきたいと思います。  次に、介護納付金への総報酬割の導入についてお伺いいたしたい...全文を見る
○牧山ひろえ君 昨日の本会議でも申し上げたんですけれども、私は、総報酬割導入で浮いた国庫補助財源につきましては、社会保障の伸びの圧縮など、本来は税で賄うべきものに使うべきではなくて、介護人材確保ですとか、処遇改善などの介護サービスの充実や、負担増となる健保組合への支援、こういった...全文を見る
○牧山ひろえ君 後期高齢者支援金の場合は、同じく総報酬割の段階的拡大に対応して、拠出者負担軽減のために確保される補助金額も拡大されています。  まだまだちょっと質問があったんですけれども、もう時間となりましたので、これで終わりとさせていただきます。
05月25日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  前回に引き続きまして、政府提出の地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案、これにつきまして質問させていただきたいと思います。  まず、創設が定められています介護医療院についてお伺いしたいと思うん...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の大臣の御答弁だと、結構不明確な御答弁だなと思いました。  そもそも、今回の介護医療院の創設で今度こそ転換がうまくいくという見通しを大臣はお持ちなんでしょうか。その判断の根拠も併せてお尋ねしたいと思います。
○牧山ひろえ君 今大臣がおっしゃった、日常的な医学管理やみとり、ターミナルなどの機能と生活施設としての機能とを兼ね備えた介護施設、この必要性について私は否定するつもりはないんですが、平成十八年に介護療養病床の転換政策を開始した際に、当時は十二万床あった病床数が、平成二十七年段階で...全文を見る
○牧山ひろえ君 では、前回の質疑で、具体的な基準や報酬については、サービスの質や専門性を確保することに十分留意をして設定をされる必要について答弁されているんですけれども、サービスの質の低下を防ぎ、そして専門性が確保される、その一方で、施設基準や人員基準の引下げ、この矛盾したもの同...全文を見る
○牧山ひろえ君 やはり矛盾を感じますし、いまいちちょっと説得力を感じないです。  そもそも、今回の法案の大きな柱になっております地域共生社会は、障害者のための施策でもあるとのことです。また、つい先般まで審議をしておりました精神保健福祉法も、当局の説明によりますと、障害者のための...全文を見る
○牧山ひろえ君 最近、障害福祉サービス予算は増加傾向にありますことは確かですけれども、それでも日本の障害者関係の公的支出の対GDP比は、今大臣がおっしゃったとおり、OECD諸国の中でも低水準にとどまっているということは事実です。OECD諸国平均を目安に障害者施策に財政を投入するこ...全文を見る
○牧山ひろえ君 正直言って、今の御答弁、非常に分かりにくかったです。  事前に確認しておりますけれども、三割負担につきましては、案が提示されたという十一月二十五日、この日を除いては、報告書作成までに介護保険部会において一回も審議が行われていないんですね。負担増の一般論としてはと...全文を見る
○牧山ひろえ君 本当に三割導入が必要だとお思いならば、二割導入と同時に検討すればよかったんではないかなと思うんですね。後々三割導入の必要性に気付いたと言うならば、二割導入の影響がやはり判明してからやるべきだと思うんですね。御説明では、なぜこの時期でやらなければならないかという点に...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非しっかりした調査をお願いしたいと思います。  大臣は、二割負担の影響について、僅か半年という短期間を対象に、顕著な差は見られないとして三割負担の導入を正当化されていますが、より長期的、本格的な調査や、大臣がおっしゃるような多角的な分析で顕著な差が明確になった...全文を見る
○牧山ひろえ君 それじゃ駄目ですよ。それ、調査じゃないと思います。三十年八月の三割負担導入前に二割負担導入による顕著な影響が確認されても、今おっしゃるように再検討がなされないということであれば、柔軟性を欠くと思います。柔軟性を欠く硬直した対応としか言いようがないと思います。  ...全文を見る
○牧山ひろえ君 引上げが実現した場合であっても、所得の低い高齢者への支援策を国の責任できちんと充実していくことが必要ではないかと考えます。  時間となりましたので、質問を終わらせていただきたいと思います。
05月26日第193回国会 参議院 本会議 第26号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  私は、会派を代表して、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案に関して、反対の立場から討論をさせていただきます。  本法律案は、地域包括ケアシステムの強化のためという名目の下、介護保険法を中心に...全文を見る
06月01日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  本日は、同僚の川田議員に引き続きまして、政府提出の医療法等の一部を改正する法律案につきまして質問させていただきたいと思います。  まず、医療に関する広告規制についてお伺いしたいと思いますが、現行の医療法は医療機関の広告を診...全文を見る
○牧山ひろえ君 そうしますと、規制の例外につきましては、事前の許可ということではなくて事後の形でチェックを想定されるということですね。限定の例外につきましては、これまでのトラブルの事情を十分に分析そして考慮した上で、患者さんなどが適切に判断できる情報が提供されるものとなるように慎...全文を見る
○牧山ひろえ君 都道府県等には、現行の広告に加えて、医療機関のウエブサイトの不適切な表示への監視も、これも求められることになると思います。新たな規制の実効性を確保するためには、やはりその体制の充実、また強化が求められると思います。  平成二十九年度予算では、ウエブサイトの監視体...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。是非その方向でお願いしたいと思います。  現在の厚生労働省のホームページに各都道府県、保健所設置市及び特別区における医療に関する広告の窓口一覧が掲載されていますけれども、現状のことを言いますけれども、残念ながら、分かりやすい、見やすいと、今...全文を見る
○牧山ひろえ君 先ほど申し上げました健康情報のまとめサイトのケースにおきまして、今年の三月に公表された第三者委員会の報告書によりますと、薬機法、医療法、健康増進法に違反する可能性があるとされたものがそれぞれ確認されております。それから、専門的な知見を持つ者による内容確認がなされな...全文を見る
○牧山ひろえ君 SEOというのは、ある意味広告と同じような機能を果たしていると思うんですね。  ちょっと御参考までに、ある大学での研究では、大手の検索サイトの検索で上位に来た約二百五十のサイトのうち信頼できるサイトが一割しかなかったという調査結果もございますので、まずは問題意識...全文を見る
○牧山ひろえ君 無資格による施術がホームページの広告によって被害を拡大する危険性に着目しますと、取締りなどの強化も必要ではないかと考えます。また、正当な資格を有する柔道整復師、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師などのホームページを新たに規制強化する場合には、患者の選択に役立...全文を見る
○牧山ひろえ君 本措置には罰則が適用されることとなることから、異常に対応する病院などとなることを了承してもらえないと助産師は助産を行うことができなくなるんですね。そうした状況が生じないように、病院等にも積極的に受け入れるといった対応が求められますし、また政策的なバックアップも必要...全文を見る
○牧山ひろえ君 助産師や病院の負担が過重なものとならないように国としての支援をしっかりとやっていく必要があると思いますので、是非お願いします。おっしゃったような書面の工夫など手続面の簡素化も重要ですけれども、積極的に嘱託の引受けを行っている病院に対して財政上の評価なども、こういっ...全文を見る
○牧山ひろえ君 医療法人の非営利性の徹底という今回の方向性は正しいと思います。国民皆保険と医療の非営利性は日本国民の健康を支える車の両輪であり、しっかりと堅持すべきというのが私の意見です。  衆議院の厚生労働委員会におきまして、持分なし医療法人への移行が進まなければ、非営利性の...全文を見る
○牧山ひろえ君 厚生労働省には、今回の延長後も持分なし医療法人への自主的な移行が進まない場合には、その理由を分析して、必要に応じて制度の更なる見直しを検討することが求められると思いますので、是非お願いしたいと思います。  最後に、特定機能病院のガバナンス体制強化についてお伺いし...全文を見る
○牧山ひろえ君 特定機能病院のガバナンス改革が求められてきた経緯を踏まえれば、各特定機能病院においては、医療安全を確保する、それから、病院運営に指導力を発揮できる管理者としてふさわしい者を複数の候補者の中から選任することですとか、合議体での選考過程を公開することなども期待されると...全文を見る
○牧山ひろえ君 決定の適正性を担保するためにも、審議過程について内部への周知はしっかり行うように運用していただきたいと思います。  では、重要事項が合議体の決議に基づかなかったとき、合議体の決議に基づかない決定はどのような効果を持つのでしょうか。そして、制度趣旨に従って、なるべ...全文を見る
○牧山ひろえ君 運用面においてしっかりしたフォローアップが重要だと思います。  病院運営に関する合議体は、管理者並びに当該特定機能病院に勤務する医師、歯科医師、薬剤師及び看護師その他の者をもって構成するとされています。特定機能病院の運営に当たっては、各診療科の縦割りの弊害、管理...全文を見る
○牧山ひろえ君 本法案の措置は、安全で適切な医療が提供されるようにするために必要なものであると思いますけれども、ですが、内容の一括法案となっておりますので、やはり国会における審議の充実がなされにくいことを苦情だけ申し上げて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
06月07日第193回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえでございます。  参考人の皆様、本日は、大変ためになる御講演、ありがとうございました。  さて、二〇一五年の二月に改定されました開発協力大綱、これにおきまして、政府は、新たに国益の確保に貢献する、こういった表現も加えて、日本にとって...全文を見る
○牧山ひろえ君 我が国の外交政策、とりわけODAですけれども、ODAの政策は決して一国の利益のためであってはならないと思います。憲法前文に明記されているとおり、地球益の実現こそが真の国益にかなうものであり、岡田元外務大臣が提唱されておりました開かれた国益、これが重要であると私は考...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  私は、ODAに関しての政策決定過程をより国民の側に近づいていき、国民の選択に基づくODA、こういったことにしていくことが国民の理解と支持の拡大につながっていくのではないかと考えております。そのためには、やはり国会、そしてこのODA特別委...全文を見る
○牧山ひろえ君 どうもありがとうございます。  欧米の諸外国は国際的な影響力を持つNGOと連携してそれぞれの外交目的を実現している、そういった側面も私はいろんな方々とお会いし感じているんですけれども、日本もやはり国際的視野に立ってのNGOとの連携もより強化していくことも必要だと...全文を見る
06月08日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  本日は、前回の一般質疑に引き続きまして、働き方改革と医療、介護に関する人材サービスの問題について主に質疑を行わせていただきたいと思います。  医師、看護師、介護士等の資格職は法的な施設人員基準が定められています。診療報酬、...全文を見る
○牧山ひろえ君 大臣の御答弁によりますと、問題があるという認識は共有していただけたかと思います。  医療介護業界における人材紹介サービスに対する意識調査アンケートにおいても、八割近い事業所が人材紹介サービスに対して不満を感じながら、その一方で、全体の六割近い事業所が人材紹介サー...全文を見る
○牧山ひろえ君 いいサービスを選べるような環境整備は当然ながら行うべきだと思います。そのためにも、実効性を最大限確保するような運用を是非心掛けていただければと思います。  このような職業紹介全般を対象とした規制も重要だと思います。ですが、医療・介護人材には特殊性があります。 ...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  では、このような医療・介護職の特性に合わせた取扱い、規制も検討すべきと考えるんですが、大臣、いかがでしょうか。
○牧山ひろえ君 私は、先ほど申し述べたような特殊性から、医療・介護人材に関する人材サービスには一般とは異なる取扱い、規制が必要だと私は考えております。例えば、医療機関や介護施設の経営を圧迫しないように人材紹介サービスの手数料にある程度の上限規制を掛けるということ、また、医療・介護...全文を見る
○牧山ひろえ君 私が御提案しているのは、有料人材派遣あるいは紹介業者経由の医療や介護従事者に関する実態が把握できるための調査なんですね。医療や介護の事業者側の状況の把握、すなわち現場の声に耳を傾けるということが非常に重要になってくるかと思います。是非前向きに御検討いただければと思...全文を見る
○牧山ひろえ君 今の御答弁ですと、いろんなことをやっていらっしゃるというのは分かりますけれども、でも、残念ながら、これらに関しましてはまだまだ周知は不十分なので、まだまだ活用、拡大の余地も十分あるかと思いますので、更なる公的な支援の拡大が必要だと思いますので、よろしくお願いいたし...全文を見る
○牧山ひろえ君 残業の上限は、月四十五時間それから年間三百六十時間以内を原則とすることを国民に周知するのは当然だと思います。それを裏付ける制度的な仕掛けがやはり必要だと思います。  時間外労働の上限規制などに関する労使合意、この中でも、特別の事情によって特別条項を適用する場合で...全文を見る
○牧山ひろえ君 ありがとうございます。  現在の運用では、この臨時的な特別な事情ですとか繁忙期などといった特別条項の適用の条件は事実上ほとんど機能していないのが現状です。条件として緩過ぎるのではないかとよく言われております。このままでは、年六回まで、つまり二月に一回は上限ぎりぎ...全文を見る
○牧山ひろえ君 制度的な対応も含めて、少しずつでもいいので、長時間労働による健康被害や死亡が発生するリスクを減らしていくことが重要だと思いますので、是非、私の提案を取り上げていただいて、段階的に減らしていく、これを実行していただきたいと思います。  現行制度上、大臣告示等限度時...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非お願いしたいんですけれども、この五年という期間を単なる猶予と取らないでいただきたいんですね。あくまで一般則の適用を目標としていただきたいんです。一刻も早くそのレベルに近づけていくための暫定期間と捉えて不断のお取組を行っていくように是非お願いしたいと思います。 ...全文を見る
○牧山ひろえ君 本当は明確にお答えいただきたかったんですけれども、今の御回答ですと一括法案化への懸念が強くなるばかりです。  そもそも、過労死を起こさせないための残業時間の上限規制と、それから残業時間短縮のインセンティブを無効化する残業代ゼロ法案とは、目的や趣旨が正反対だと思い...全文を見る
06月13日第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  本日は、児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆる児童福祉法改正案について主に質疑を行わせていただきたいと思います。  まず、児童相談所における児童虐待相談対応に関する傾向としましては、児童...全文を見る
○牧山ひろえ君 効果的な対策ですとか解決のためには、やはり事実関係の正確な把握が重要となってくるかと思うんですね。そういった意味で、虐待件数の統一的な把握はやっぱり必要ではないかと思うんです。また、個別のケースの対応のための連携の必要性からいっても、児童相談所と市町村の間での同一...全文を見る
○牧山ひろえ君 障害などのある児童の割合の増加に合わせたやはり加配の増員もきめ細かく行う必要がありますし、障害児対応に関する高い専門性も求められてくると思うんですね。このグラフにもあるとおり、増加の目立つ発達障害など、いろいろな障害に関しましては早い時期からの療育が重要等の指摘が...全文を見る
○牧山ひろえ君 個別性の重視という方針が全ての養護施設で実施される必要があるかと思います。施設におけるLGBTの存在を例外と考えずに、いて当たり前という前提で研修の充実や対応の強化への政策誘導が必要ではないかと考えております。  続いて、保護者指導に対する司法関与についてお伺い...全文を見る
○牧山ひろえ君 申立てから審判が出されるまでの間、児童は自身の処分について見通しが付かない非常に不安定な状況に置かれます。勧告の下の指導措置については期限が定められますが、新たな保護者指導の仕組みが加わることも踏まえれば、保護者指導のために不必要な、審判が遅延しないように留意が必...全文を見る
○牧山ひろえ君 保護者指導の内容ですとか結果は、家庭裁判所の二十八条審判の判断材料となります。今まで行政が中心となって行われてきた保護者指導ですけれども、在宅での指導に司法が関与することとした効果を最大限発揮できるように工夫するべきだと思います。  次に、一時保護についてお伺い...全文を見る
○牧山ひろえ君 一時保護の長期化の根本的な解決策は、児童虐待の発生予防はもとより、一時保護が解除された後に家庭に戻れない児童の受皿となる里親ですとか施設等を増やすこと、それから、児童の一時保護中に家庭の養育環境の改善ですとか、一時保護の解除後に児童を受け入れる施設等の調整を迅速に...全文を見る
○牧山ひろえ君 家庭的な環境を拡大していくということは非常に重要だと思いますけれども、いずれにしても、この受皿の拡大というのはゆっくりし過ぎるペースなんですね。その根本的な原因として、そもそも日本は社会的養護に使う予算が国際的な比較からすると格段に少な過ぎるという指摘がございます...全文を見る
○牧山ひろえ君 去年の児童福祉法の改正ですとか特別養子縁組あっせん法の成立など、社会的養護をめぐる法整備は最近では徐々に進みつつあることは確かですが、そのような法制度を実効性あらしめるためにはやっぱりしっかりとした財政措置が必要だと思うんですね。所轄官庁である厚生労働省の奮起を是...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非、このグラフにもありますとおり、大きな地域差から貴重な教訓がいろんな形で読み取れるはずですので、是非それを活用して生かしていっていただければと思います。  一時保護の長期化や保護人員の増加に伴って、都市部で一時保護所の過密化は顕著だと思います。一時保護所の過...全文を見る
○牧山ひろえ君 一時保護所に収容されている児童というのは、虐待で傷ついて心のケアが必要な子供たちが多い、定員を超え、十分な対応ができない状況が生じているのはやはり大きな問題だと思うんですね。  本法案は、昨年の通常国会で民進党も賛成して成立させた改正児童福祉法の検討規定に基づく...全文を見る
12月06日第195回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。  参議院の合区に関する考え方を述べさせていただきたいと思います。  参議院の選挙制度における一票の格差を是正する方策として、平成二十七年の改正により合区が導入されています。これにつきましては、平成二十八年参議院選挙後の定数訴...全文を見る
12月07日第195回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。外交防衛委員会では久しぶりの質問になります。よろしくお願いいたします。  まず、五日の本委員会において、藤田幸久議員がトランプ米国大統領は米軍基地から入国した初めての米国大統領であると指摘したところ、河野大臣は嘉手納基地や岩国基...全文を見る
○牧山ひろえ君 是非正確な答弁をお心掛けいただきたいと思います。  河野大臣、もう少しお残りいただきたいと思います。  先ほど指摘しました米軍基地からの入国に先立ちまして、トランプ米大統領が日本に向かう途中のハワイで、十一月三日、大統領のツイッターのアカウントでリメンバー・パ...全文を見る
○牧山ひろえ君 日本政府にこのコメントを問題視する空気がないのが不思議に感じている方も大勢いらっしゃると思いますので。  河野大臣、もう大臣宛ての質問はございませんので、御退席いただいて結構でございます。
○牧山ひろえ君 では、本論に入りたいと思います。  本日は、防衛省給与法改正法案について主に質疑を行わせていただきたいと思います。  今回の改正には防衛大学校の学生に対する学生手当の改定などもその内容に含まれています。防衛大学校や防衛医科大学校の学生は、国費で学び、給与を受領...全文を見る
○牧山ひろえ君 防衛医大の場合、九年以内での退職のケースでは費用償還の対象となります。ですが、防衛大学校の場合、本給はもちろん賞与さえも償還の対象になっていないんですね。国民感情にも配慮して、任官辞退などが極力生じない運用をお願いしたいと思います。  次に、関連して、防衛省や自...全文を見る
○牧山ひろえ君 もちろん、社会情勢、状況というのは各国においていろいろ状況は違うと思うんですけれども、やはり積極的にやっていかないと永久に女性比率は上がらないと思うんですね。防衛関係においても、やはり女性の活躍の場を広げる意味で、ほかの国々の知恵や工夫を積極的に日本でも活用すべき...全文を見る
○牧山ひろえ君 今伺ったところによりますと、決して高くない水準とはいえ、やはり女性の中途退職率も男性並みを目指すべきだと考えております。是非、引き続き中途退職の理由は極力聴取していただいて、中途退職の減少に結び付けていただきたいとお願いしたいと思います。  女性自衛官が活躍する...全文を見る
○牧山ひろえ君 女性自衛官の活躍のためには、やはりしっかりした子育て支援の充実がどうしても必要になってくると思います。待機児童が少ない地域はニーズがないという御判断かもしれませんけれども、ある意味特殊な業務だと思いますので、やはりそれに対応した潜在的な保育ニーズもあるかと思うんで...全文を見る
○牧山ひろえ君 さすがに三年前よりは改善はしていますけれども、まだまだ低めだと思います。  結論としましては、今後の少子高齢化社会を踏まえた場合、自衛隊においても女性自衛官の更なる採用、登用の拡大に努めることが重要だと思いますので、是非女性も、共働きが少ないというふうに言われて...全文を見る
○牧山ひろえ君 在日米海軍司令部は、台風の影響で硫黄島で訓練ができず、厚木はすぐに実施する装備が整っているからと実施の理由を説明しています。だとすると、今回のように硫黄島の天候その他の事情によっては再び厚木飛行場でFCLPが実施される可能性があるということになります。厚木基地周辺...全文を見る