伊藤孝恵

いとうたかえ

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数1回

伊藤孝恵の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第198回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  本日、三人の御参考人の皆様、本当に示唆に富んだお話ありがとうございました。  先週、私、日中議員交流で中国に行ってまいりました。まさにその場でも、この文化、人的交流についても中国の議員の皆様と対話をしてきたんですけれども、...全文を見る
○伊藤孝恵君 その無難の壁ってどうやったら越えられるんでしょう。
○伊藤孝恵君 それでは、是非その御担当者、後ほど教えていただければと思います。  次に、渡邊参考人にお伺いしたいというふうに思います。  今、いろいろなお話の中で、文化の交流というのと政治的なそういう話というのは分けて考えるんだ、もし政治にいろいろな緊張感があった際も、文化の...全文を見る
○伊藤孝恵君 あらゆるレベルでやっぱりつながって、自分の感情、感じたことをちゃんと発する。こういったSNSの時代ですから、そういった基地局をいっぱいつくる。その一つとしてやっぱり文化、人的交流というのは非常に最も可能性があるものだというふうに感じました。  ありがとうございます...全文を見る
03月20日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。本日も質問の時間をいただき、ありがとうございます。  冒頭、現在衆議院で参考人質疑が行われております大学等における修学の支援に関する法律案について、大臣に伺います。  この法案が、学校教育法、国立大学法、私立学校法、独立行政法...全文を見る
○伊藤孝恵君 一体的に進めるから一括審議にしていいというものではなくて、内容をよく見ていただくと、全く違う内容のものであります。  著作権改正法、今、真山委員からも質問ありましたけれども、今国会への提出見送られたということなので、本委員会における会期中の審議時間、十分にございま...全文を見る
○伊藤孝恵君 ところで、大臣、こちらの条文、拝見しました。附則の第四条に、財源は増加する消費税の収入を活用してというふうに書いてあります。消費税のみの表記であります。例えば増税が先送りされた場合、この無償化法案も先送りされるという理解でよろしいですか。
○伊藤孝恵君 方針は分かりました。前提も知っています。  その上で、新しい判断といって見送りされた場合、この無償化法案はどうなるんですかというふうにお伺いしております。
○伊藤孝恵君 今大臣が棒読みされたのは附則の第一条、施行期日というところを読まれたんだというふうに思いますが、これ非常に書きぶりが分かりにくいんですけれども、つまり先送りできますということを書いております。確実にやるというこの法律の立て付けになっておりません。  大臣、例えば政...全文を見る
○伊藤孝恵君 じゃ、リーマン・ショック級の危機が来たら、この法案はどうなるんでしょうか。
○伊藤孝恵君 つまり、先送りするというふうに今大臣もおっしゃったと思うんですが、であれば、これ、なぜ日切れ扱いなんでしょうか。
○伊藤孝恵君 であれば、これ、日切れ扱いではなくて、消費税のいかんがしっかり決まってから、それから審議したらいかがですか。
○伊藤孝恵君 今、あたかも学生のためというようなことをおっしゃいましたけれども、消費税のいかんによってはなくなるんですよね。であれば、ちゃんとその動向を見極めてから法案を通す方がよっぽど学生のためだと思うんですが、いかがでしょうか。
○伊藤孝恵君 では、内容について二点確認させてください。  まず、資料一を御覧ください。新制度が導入されると現行制度から支援の後退が起こり得るのではないかという危惧を示した図であります。  例えば、一番上ですね、両親、子一人の例を御覧ください。現行、四百二十二万円まで全額免除...全文を見る
○伊藤孝恵君 今大臣の御答弁聞いておりますと、今各大学で中間所得層も対象となっている支援の制度というのが後退をするというふうに聞こえたんですが、そこは各々の大学の状況を見て後退しないように取り計らうというふうに理解した方がいいのか、それとも後退することもあり得るというふうに理解し...全文を見る
○伊藤孝恵君 それは困りますよ。だって、今支援を受けている方が後退する、受けられなくなるというんだったら、それは違うじゃないかという議論になりますし、もし、そこは大丈夫だ、今受けている方もちゃんと担保した上でこの法案を通したいんだといえば、そうですか、じゃ、応援しますというふうに...全文を見る
○伊藤孝恵君 今長々御答弁いただきましたけれども、やはり学校法人の理事会の権限というのもちゃんと担保した方がいいというような御提案です。  この理事長の選定及び解職というのの規定を置いていただくことについて検討いただけるか。それから、これ局長で構わないんですが、先ほどの、学校の...全文を見る
○伊藤孝恵君 子供の貧困対策に資する予算について質問をいたします。  資料四を御覧ください。今年度の予算中で実施する支援メニューの中に、家庭教育、家庭での学習習慣などの表記が目に付きました。  大臣に伺います。家庭での学習を重視させているのは、どのようなエビデンスに基づいた、...全文を見る
○伊藤孝恵君 子供の家庭での学習環境というのを調査しているんでしょうかというふうにお伺いしたら、それはないというふうに昨日言われました。  国は、一五年に施行した生活困窮者自立支援法に基づいて、貧困家庭の子供の勉強を支援する団体の事業費を補助しています。しかし、そもそも、外に勉...全文を見る
○伊藤孝恵君 私も、今の大臣の全てに共感いたします。  もう一方、資料五を御覧ください。これ、日本は子供が生まれない国というふうに書いてありますけれども、団塊世代、うちの父の世代というのは同級生が二百七十万人おりました。私、団塊ジュニア世代ですので二百十万人です。私、一九七五年...全文を見る
○伊藤孝恵君 おおむねというところが不思議で、やっぱりここちゃんと調査をしていないということが非常に問題だというふうに思います。調査をして、事実がないと対策は打てません。  我が国も取り組んでいるSDGsの中でもうたわれている人間の安全保障においては、誰がどこでどう取り残されて...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、行き届かせるというふうにおっしゃいましたけれども、その行き届かせる対象が今何人で、どこにいて、どんなことに困っているかが分かっていないんですというような問題提起をしております。これ非常に大事なところだと思いますので、子供の貧困対策大綱、平成二十六年に策定された...全文を見る
○伊藤孝恵君 どのくらい事例蓄積したら国が一括で認めていただけますか。
○伊藤孝恵君 物件数ないし期間を預けてくださらなければ、ずっと、せっかくいい仕組みが回り始めているのにそれを進めていけないではないかというふうに思います。  検討会、ちなみに、次いつあるんですか。そして、そこでどういった事例の蓄積があれば、どういった期間があれば、どういった声が...全文を見る
○伊藤孝恵君 よく研究してください。今、もう既にシングルマザーハウスでは、もう未就学児に限るとか、三年生までとか、小学生までとか、ちゃんと彼らは運用しています。そして、特に男の子は中学生になると男性になりますから、そういった方々と暮らしていけないとか、個室も欲しくなりますし、彼女...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうなんですよね。実際にそういった事例は入ってきていない。にもかかわらず、多くの市区町村がこの二重支給、支給漏れが発生するからという詭弁を述べているというところ、ここも大臣に知っていただいた上、改善を促していただきたいというふうに思います。  前回の質問で、これや...全文を見る
○伊藤孝恵君 その促していきたいというのは、具体的に書面などを出していただけるというような意味でしょうか。
○伊藤孝恵君 是非よろしくお願いいたします。  今、薄紫のランドセルが家に飾ってあって、本当にあふれんばかりの子供が楽しみに笑顔でおります。この笑顔が日本全国あまねくあるように御努力をお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
03月22日第198回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 根本厚労大臣に伺います。  政府が提出予定の児童虐待防止対策法案には足りない視点があります。虐待による死亡事例で最も多いのは何歳の子供ですか。
○伊藤孝恵君 そうなんです。ゼロ歳ゼロか月ゼロ日ゼロ時間、つまり産声を塞がれて亡くなる子供が一番多いんです。  政府として、現状、何か対策取れていますか。
○伊藤孝恵君 大臣、産声を塞がれて亡くなる子供、その母親に対して何か施策をできていますかと聞いています。果たしてそういう母親が窓口に相談に行くでしょうか。母子手帳を取りに行くでしょうか。
○伊藤孝恵君 それで防止できるんでしょうか。
○伊藤孝恵君 どうやって開くんですか。
○伊藤孝恵君 当事者が行政とつながることが難しい、この課題に対して何らか実効的な支援や選択肢の提供をしなければ亡くなる子供をゼロにはできないと思うんですが、いかがでしょうか。
○伊藤孝恵君 ようやく答弁いただけました。  赤ちゃんポストの検証報告書内で国に要請されている内密出産制度の検討状況について、大臣、教えてください。
○伊藤孝恵君 ドイツは、二〇〇〇年から赤ちゃんポストを開設する中で事例を、ちゃんと詳細を把握して、政府や国民を巻き込んで何年も議論した上でこの法制化をしています。母子の健康を守るためには、何としても医学的な介助される出産が必要との強い思いが立法化の推進力だったそうです。これまで既...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣は赤ちゃんポストの法的位置付けについてどうお考えですか。
○伊藤孝恵君 赤ちゃんポストが始まったときに厚労省はどういうような見解を示したか、大臣、御存じですか。
○伊藤孝恵君 厚労省は違法とは言えないというふうに見解を示しております。  赤ちゃんポストの位置付けは児童福祉法の改正と結び付けて今回議論すべきと考えますが、いかがでしょうか。
○伊藤孝恵君 大臣、これは大臣のお気持ちのことなので答えられると思います。  安倍総理は過去、赤ちゃんポストについて、匿名で子供を置いていけるものをつくるのがいいのか大変抵抗を感じると発言されています。大臣はいかがですか。
○伊藤孝恵君 大臣、今、出自を知る権利とおっしゃいましたけれども、私は出自を知る権利よりもはるかに生きる権利の方が重要だというふうに思います。苦渋の決断を最後に支えるのは、これで救われる命があるならという、そういった大臣の思いだと思います。  大臣、その胸に付けているオレンジバ...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうです。その不幸を根絶するために、大臣もそのオレンジバッジ、議員バッジの横に付けられていると思います。  赤ちゃんポストはもちろん根本解決ではありませんので、赤ちゃんポストがない社会がいいに決まっていると私も思います。しかし、それだからといって、国会が自分の家族...全文を見る
○伊藤孝恵君 正解は十五倍です。増える一方です。  大臣、内密出産制度を検討する上で最大の課題は何ですか。
○伊藤孝恵君 それは、その産声を塞がれて亡くなる子供たちをどうにかしたいと思うものよりも重要な課題ですか。
○伊藤孝恵君 どちらが大事ですかと伺っております。
○伊藤孝恵君 では、この内密出産制度について、大臣自ら率先して議論をしていただけるという理解でよろしいんでしょうか。
○伊藤孝恵君 いただきたいと思いますではないんです。大臣自らやっていただきたいんです。  オレンジリボンのバッジを付けている人の中でも大臣が一番それを推進できるお立場にあります。違いますか。
○伊藤孝恵君 子供の出自を知る権利ですとか母親の身元の匿名性、国を始め行政機関の理解や協力がなければ、これは推進していくことができません。  国として責任を持って議論をしていただく、そういうふうに、大臣のお気持ちをお聞きしたいというふうに思います。
○伊藤孝恵君 二月二十八日に厚労省が発表した二千九百三十六人の安否未確認のこの調査の進捗、いかがでしょうか。
○伊藤孝恵君 調査対象は。
○伊藤孝恵君 未就学児の割合はどのぐらいになりますか。
○伊藤孝恵君 そうなんです。SOSの声が上げにくい未就学児が大半です。  大臣、これ、出生届が出されていない場合とか住民票をそのままにして引っ越している場合など、所在確認というのするのは可能なんでしょうか。
○伊藤孝恵君 この中で外国をルーツとする子供たちというのは結構いたんでしょうか。
○伊藤孝恵君 今お伺いしましたのは、地元の自治体の方に聞くと、国から言われて所在確認に行ったけれども、ほとんど外国の方だったという話を聞きました。  柴山文科大臣、外国人の子供の不就学調査実績について、文科省の取組を教えてください。
○伊藤孝恵君 そうなんです。今大臣に触れていただきましたけれども、十二月六日のこの委員会で随分冷たい答弁をされましたので。  ただ、資料二を御覧ください。  にもかかわらず、これは、三月五日の新聞記事によると、就学不明児の初の全国実態調査に乗り出すと書いてあります。これ、事実...全文を見る
○伊藤孝恵君 これ、六から十四歳だけ、未就学児も併せてやっていただくことは可能ですか。
○伊藤孝恵君 ただ、兄弟姉妹もたくさんおりますので、こういった文科省の調査と、今厚労省の調査、未就学児が全体の八五%というデータもありましたけれども、それ、データ突合できますから、是非それぐらい必死にやっていただきたいなというふうに思います。  資料三は、私の地元愛知の記事なん...全文を見る
○伊藤孝恵君 さて、最後にハラスメント規制について伺います。  あらゆるハラスメント根絶が求められておりますが、今日は特に男女雇用機会均等法の改正で対策を強化するセクハラ、マタハラについて伺います。  資料四及び五を御覧ください。今までは主に社内を前提としていたところを、改正...全文を見る
○伊藤孝恵君 適切な協力じゃないんです。こういった制裁的な取引の中止が行われないようにする、そういった矢印が必要なんじゃないですかというふうにお伺いしています。
○伊藤孝恵君 契約解除は一定期間できないなどの規定がないと、実効性がないんじゃないでしょうか。
○伊藤孝恵君 フリーランスや就職活動を行う者は、今回の法改正で守れますか。
○伊藤孝恵君 大臣、これでいいんでしょうか。
○伊藤孝恵君 セクハラ防止対策措置が法定義務化されて十年以上たつにもかかわらず、いまだ根絶には程遠い現状です。  事業主に対する措置義務を超えた立法が必要なんじゃないかというふうに思うんですが、大臣、御所見をお聞かせください。
○伊藤孝恵君 六月にはILOが採択予定のハラスメント禁止条約の批准に向けて準備を我が国もしなければいけません。EUを始めとする諸外国は、既にセクハラという行為そのものを定義し、禁止し、処罰しています。  直接の禁止規定や罰則を将来的に設けることについての御所感を最後御答弁くださ...全文を見る
○伊藤孝恵君 終わります。
04月10日第198回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵でございます。大臣に質問の機会をいただき、ありがとうございます。  新しい時代の令和という元号の意味は、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味だそうです。そこで、今日は、文化をてこにした復興、事今日も多くの委員が課題を...全文を見る
○伊藤孝恵君 今、コミュニティー形成の活動を支援したり生きがいをつくるというようなお言葉出ましたけれども、言うはやすしですけど、これはやっぱり本当に難しいことだというふうに思います。  そして、国ができること、国しかできないこと、地域ができること、地域しかできないこと、いろいろ...全文を見る
○伊藤孝恵君 お手元に配付してございます資料一のところで、今大臣がおっしゃったような仕組みを、資金の流れというところ、向かって左下の図でございますけれども、今、復興庁からは交付金が県や市町村に、それから、又は予算の配分として各省庁から交付金の形で県、市町村に行っているという図でご...全文を見る
○伊藤孝恵君 WHOも、二〇〇五年に津波が来たとき、被災者の精神的健康の回復への支援として、心理社会的支援の有効性を表明しました。これ、レジリアンスモデルというそうですけれども、例えば立ち直る力、はね返す力に注目した支援の理論化や、日常生活に溶け込ませる支援の方法、そういったこと...全文を見る
○伊藤孝恵君 イギリスには孤独担当大臣というポストがございますけれども、復興大臣かつ孤独担当大臣、そういったことで是非前向きに取り組んでいただければというふうに思います。  今のお話をお伺いしていまして、やはり出ていきたくない人は出ていきたくないんですよね。だから、自分で出かけ...全文を見る
○伊藤孝恵君 是非、計画が計画に終わらないように、文化庁のリーダーシップをお願いしたいというふうに思います。  これやっぱり、古文書は大事だから、昔のもので貴重だから保存するというのみならず、こういった多数ある古文書の記録を調べてみると、恐らく、本当、過去何百年単位で社会に被害...全文を見る
○伊藤孝恵君 私もそう思います。  大臣おっしゃったように、やっぱり大きな災害に遭って、アイデンティティーが揺さぶられるというか、そういったものを、アイデンティティーをなくしてしまったのではなくて、それをアイデンティティーを再確認する、再度掘り出して誇るようなそういったような復...全文を見る
○伊藤孝恵君 この教育旅行では、震災復興ツーリズム等でも実施している農泊とか農業体験とか、そういった実際に暮らしている人たちのところに泊まるとか、そういったことは行われているんでしょうか。
○伊藤孝恵君 たくさん泊まっていただくということが目的というよりも、その風評被害とか時間を掛けた理解促進のために行っているということであれば、やっぱりそこで暮らしている人、暮らしそのものを見ていただく、そういったことも大事かと思います。  地域の方に聞くと、寺社に泊めたいと、お...全文を見る
04月15日第198回国会 参議院 決算委員会 第4号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  冒頭、文科大臣に伺います。  二十九年度決算検査報告書、会計検査院から指摘されておりますのは百四十二ページです。大臣も御覧になったかというふうに思うんですけれども、これ、高校生等奨学給付金制度の不備が指摘されております。 ...全文を見る
○伊藤孝恵君 しかしながら、大臣に教えていただいたのは、やっぱりそれって親の判こが要るんですよね。  今申し上げた、この相談してきてくれた青年というのは、決して低所得家庭の子でも一人親家庭の子でもなくて、いわゆる普通の御家庭に育っているんですが、大学に行くことを反対されていると...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣のおっしゃるとおりです。根絶というのをしていくために、やはりこの程度の法整備ではILOのセクハラ防止条約の批准は難しいんじゃないかなというふうにも思いますし、今御答弁にもありましたけれども、確かに閣法では、紛争調停委員会が出頭を求め、意見を聴くことができる対象を...全文を見る
○伊藤孝恵君 私も、働いている企業は、実は男性の育休が義務化されておりました。一年目、非常に文句があったんですね、義務って何だと。ただ、女性の管理職が確たる意思を持って義務化をしました。二年目どうなったかというと、文句がなくなったというか、コミュニケーションが、取る取らないがなく...全文を見る
○伊藤孝恵君 日本はILOの母体保護条約を批准しておりません。その第一条にはこう書いてあります。この条約の適用上、女性とは、いかなる差別もなく全ての女子をいい、乳児とは、いかなる差別もなく全ての乳児をいう。  今回の女性活躍推進法改正でも、法制化には結局踏み込んでいただけません...全文を見る
04月17日第198回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  三人の参考人の皆様、本当に貴重な御示唆、御提言をいただきましてありがとうございました。  私、お三方にお伺いしたいというふうに思います。  SDGsの目標というのがあります。SDGsの目標については二〇三〇年までにという...全文を見る
○伊藤孝恵君 国谷参考人の資料に、「SDGsを伝える言葉を求めて」という言葉がありました。非常に心に響きましたし、我々も、誰も置き去りにしない日本にするために政治は何をするべきか、しっかりと考えていきたいと思います。  ありがとうございます。
04月19日第198回国会 参議院 本会議 第13号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  私は、会派を代表し、ただいま議題となりました大学等における修学の支援に関する法律案について質問させていただきます。なお、答弁が不十分だった場合は再質問させていただくことをあらかじめ申し上げます。  質疑に入る前に、与党の横...全文を見る
04月23日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  本会議で再質問できなかった部分から伺います。  資料一を御覧ください。この法案の施行によって、国立大学の授業料減免制度が縮小、制度の後退が起こることが分かります。  例えば、両親と子供二人、この表の真ん中ですね、世帯年収...全文を見る
○伊藤孝恵君 ある大学とかさる大学とか関係がなくて、この大学において、モデルケースにおいて制度の後退が起こり得るということ、これ大臣も本会議の中の答弁で認めていらっしゃるんですね。新制度においては対象とならない学生等も生じ得るところという表現で肯定されております。  そもそも、...全文を見る
○伊藤孝恵君 済みません、今答弁聞いていてふと疑問に思ったんですけど、今大臣は、いや、少子化対策ではなくて貧困対策なんだという御答弁ですか。まず、その点確認させてください。
○伊藤孝恵君 今ちょっとよく分からなかったんですけど、この提案理由説明も、三行目に、少子化が進展しており、これに対処していくことというふうにおっしゃっています。だから、消費税財源を使って内閣府に予算を計上し、文科省が予算を執行するんですよね。これはだから、少子化対策というところで...全文を見る
○伊藤孝恵君 なので、少子化対策なんだったら、この資料一にお配りしております子供が一人、子供が二人、子供が三人というところで、どんどんこの世帯年収要件というのが勘案されるべきというふうに思うんですが、一人目と二人目は一緒、三人目は勘案されている、この違いは何なんでしょうかという質...全文を見る
○伊藤孝恵君 少子化対策という点で、福祉政策なのであれば個人要件というのは不要ではないかというふうに思います。個人要件を課す理由を教えてください。
○伊藤孝恵君 低所得層で育ちながら学ぶことを継続するということは、本当に考えるよりもいろいろな制約があるんだというふうに思います。いろいろバイトを掛け持ちをするですとか、いろいろな病気を持っている家族、そういった方々をケアしながら勉強をするんだというふうに思います。実際、日本学生...全文を見る
○伊藤孝恵君 今回、大臣、真に支援が必要なというふうに繰り返されますけれども、真に支援が必要なのは中所得世帯だって同じなわけですね。今、その奨学金の内訳を見てみれば、高等教育はマス化しています。多くの学生が利用するようになったこの奨学金は、過去の目的は育英という部分が大きかったか...全文を見る
○伊藤孝恵君 本会議で私も、各大学の主体的な取組を阻害することのないよう配慮する規定を盛り込むべきだというふうに大臣に申し上げたんですが、大臣は、各大学が新制度の支援措置に加えてどのような対応を行うかについては、各大学それぞれが検討、判断し、新しい基準を策定していくことになると考...全文を見る
○伊藤孝恵君 大学も文科省と密にコミュニケーションしたいと思いますよ。それは、つまり運営交付金はどうなるのかというのはやっぱり知りたいんですよね。大学が決める認定基準は、収入基準とか控除の考え方、世帯の定義等は大学が決めればいいと思います。しかしながら、やっぱり国のスタンスが決ま...全文を見る
○伊藤孝恵君 一概に比較することが困難というのはどういうことなのか、もうちょっと詳しく教えてほしいんです。  私、お見せできませんけれども、ここに、手に持っておりますのは、各大学全ての、こういった思想に基づきこういった減免をしていますというのを既に文科省は全部把握をしております...全文を見る
○伊藤孝恵君 具体的な調査を私は本会議で提案しております。適切な金額を算出するには、まず在校生の保護者の課税証明書を取り寄せます。そして世帯年収を確認します。新制度からはじき飛ばされる生徒を認定します。その上で手当てに必要な金額を算出して、文科省が概算要求に間に合わせればいいんで...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣から御答弁ください。必要な調査を迅速に実施して概算要求をしていくおつもりがあるのかないのか、明確に御答弁ください。
○伊藤孝恵君 大臣の方から日切れ扱いの件についておっしゃいましたので、やっぱりこの本法案って日切れ扱いにした理由、大臣は、高校生の早期の進路選択に資するよう、機関要件を満たす大学等のリストの公表、日本学生支援機構への奨学金の予約申込みなどの必要な準備行為を、法律の成立後、夏頃まで...全文を見る
○伊藤孝恵君 学生の立場、目線に立ってみると、リストが出ました、大学のリストは出ました、だけど、うちの親はどのくらい出せるんだろうか、私はどこだったら手が届くんだろうかというのを分かった上で希望しないといけません。そういったものが夏までに間に合うんでしょうかという質問をしている中...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、法案を通したいんですよね。であれば、大臣が配慮が必要かどうか検討を試みるとか検討するとかというレベルではなくて、配慮するんだと大臣が決めて、必要な調査や財政措置の仕方を検討すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○伊藤孝恵君 大学等とのコミュニケーションを図るって、ちょっとよく分かりません。  私が今求めているのは、この制度が後退が起こらないんだと、起こらないようにするんだと大臣が決めて、そのための財政措置、そのために必要な調査を迅速にするんだというのが必要だと私は思いますが、いかがで...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣が委員のお立場でしたら、この法案通してください、でもね、申し訳ないけど、中所得世帯に関しては制度の後退が起こり得ます、でも通してねと言われて、通せますか。
○伊藤孝恵君 夏までに措置を考えるというのでは、我々は賛成票又は反対を投じることができません。大臣のスタンス、大臣はどういうおつもりであるか、お聞かせください。
○伊藤孝恵君 ここにいるみんな、大臣と一緒の気持ちだと思いますよ。一生懸命勉強すればどこにだって行ける、何にだってなれるというふうに言えるための法整備をしたいというふうにみんな思っていると思います。そのために、制度の後退が起こらないようにお願いしたいんです。  また、これ、もし...全文を見る
○伊藤孝恵君 では、質問を変えます。  大臣は、学生に周知する上で、いつまでが増税するしないの判断のタイムリミットだと思われますか。
○伊藤孝恵君 準備してください、大いに準備してください。  しかしながら、附則の第一条に、増税が先送りされた場合はこの法案も先送りだとはっきり書いてあるんですよ。だから聞いているんです。  学生のための日切れ扱いなんですよね。学生のための日切れ扱いで、学生のことを一番に考えて...全文を見る
○伊藤孝恵君 しかしながら、学生のために一生懸命、じゃ、概算要求もした、この制度が後退が起こらないように大臣も頑張った、でも、消費税の増税が先送りされたら、これ、法案自体吹っ飛んでしまうんですよね。
○伊藤孝恵君 ですから、本会議でも御提案したとおりに、附則の第四条などに、消費税の後に等、などですね、を追加して消費税以外の財源も活用できるように一部修正をしてはどうですか、いかがですかというふうに御提案申し上げたら、大臣は、それは必要ないというふうにお答えになりました。  教...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣も、じゃ、これだけは守ってください。学生が学校を選んで、ここに入学するんだ、ここで頑張るんだと決めたのに、消費税増税が先送りされたからそこには行けなくなってしまった。家の中の財布をしげしげと眺めて、やっぱり無理だ、行けなくなってしまった、そういうふうな若い方々の...全文を見る
○伊藤孝恵君 ちなみに、この消費税の増税分は恒久財源として今後この政策に使われていくのか、教えてください。
○伊藤孝恵君 ここも聞きたかったんです。増税を見込んだ学費の便乗値上げに関して大臣に質問したところ、大学の学費は、基本的には各大学がそれぞれの教育研究環境を勘案しながら適切に定めるべきものと認識しております。そういった便乗値上げが起こらないように、制度の周知にしっかりと努めてまい...全文を見る
○伊藤孝恵君 やっぱり入学金とか授業料というのがそもそも高過ぎる、本当に高過ぎるというような指摘があります。こういった便乗値上げが起こらないように、ここに関しても手当てをしていただければというふうに思います。  最後の質問になりますが、この政策パッケージ全体を見ると、やっぱり突...全文を見る
○伊藤孝恵君 終わります。
04月25日第198回国会 参議院 内閣委員会、文教科学委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。連合審査会にて質問の機会をいただき、ありがとうございます。  我が家の次女も、おととし、保育園落ちました。そうやって言うと、だったら衆議院の議員会館の第二の地下にある認証保育園に入れたらいいじゃないかというふうに言われるんですけ...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、無償化によって事態の悪化というのはもう目に見えているわけです。  先ほど横浜市の例もありましたけれども、無償化で、大阪府の守口市では、二〇一七年四月からゼロ―五歳の保育料無償化を実施したところ、認定こども園の申込者数が前年比で四〇%増。そして、兵庫県明石市で...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣御存じかと思いますけれども、政令というのは内閣が制定する行政立法ですから、その改廃というのは内閣の限りでできます。だから、内閣が替わったり、内閣の中で政策が変わったりすれば、制度は自在に改廃できてしまうと。だから、恒久的なものとする、そうしたいのであれば、法文上...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、では、ゼロ―二歳は将来に向かって無償化するおつもりってあるんですか。そして、その場合は法文上にしっかり書き込むという御答弁ですか、今のは。
○伊藤孝恵君 全く答えてもらっておりませんが、時間がないので次行きます。  今年四月の待機児童数は前年と同水準であると報じられております。保育ニーズの増大に待機児童対策が追い付いていない状況は何ら変わっておりません。  二〇一七年六月に公表された待機児童解消のための子育て安心...全文を見る
○伊藤孝恵君 待ったなしの課題なんですよね。最優先課題なんですよね。必死さが足りないんじゃないでしょうか。  自治体と連携をして、ああいう公有地についても保育園が設置できるように、そういった情報提供も含めて、されたらいかがですかと提案しています。
○伊藤孝恵君 しかしながら、随分他人事のように答弁されますが。  世田谷区では、旧花見堂小学校跡地を保育園と児童館と障害者施設等として活用しているそうです。是非、国からの積極的な自治体への働きかけもよろしくお願いいたします。  資料二の一、二を御覧ください。  これは、社会...全文を見る
○伊藤孝恵君 是非調査してください。誰がどこでどんな理由で困っているのか可視化していただき、そこに対策をしていただければというふうに思います。  柴山大臣にも伺います。  外国をルーツとする子供たちの学びの場、例えばアメリカンプリスクールだとか朝鮮学校は無償化対象外というふう...全文を見る
○伊藤孝恵君 認可外保育施設については五年の猶予を設けて取りあえずどんなものでも受け入れてしまう、無償化してしまうのに、こういった先進的な幼児教育をやっているところについて排除するということについて疑義があるというような意見を述べさせていただきました。  そしてまた、今、柴山大...全文を見る
○伊藤孝恵君 公立幼稚園、保育園も是非守っていただければと思います。  最後に、一番重要な保育の質の確保について伺います。  母親が恐らく保育の現場にたった一つだけ願うとすれば、恐らく全員が生きて帰してというか、元気に帰ってきてほしいというふうに答えると思います。  根本大...全文を見る
○伊藤孝恵君 その特別監査というのはほとんど行われておりません。今、問題のある施設を把握する体制すら不十分だというような状況なんです。  そして、保育園の方たちも別に立入調査嫌だということはないと思います。みんな、もう何もやましいことなんてないんです。わざわざ膨大な調査に際して...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうなんです。だから、昨年五月にもう無償化すると決めているのに、まだ検討というのがおかしいんじゃないですかというふうに御指摘申し上げております。  根本大臣に引き続きお伺いいたします。  二〇一八年六月に、野党六党派により、保育士の給料を月額五万円引き上げる法案...全文を見る
○伊藤孝恵君 それはエビデンスでも何でもないです。  お父さんやお母さんに聞いてみてください。お金がただなのと子供が安全なののどっちがいいかといったら、みんな子供が安全なのを、お金掛かっても安全な方がいいと言うに決まっています。  そして、先進諸国というのは、幼児教育の無償化...全文を見る
05月09日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 ただいま議題となっております大学等における修学の支援に関する法律案に対し、国民民主党・新緑風会を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。  これより、その趣旨について御説明いたします。  政府は、本法律案に基づく支援措置を来年四月一日から行うとしております...全文を見る
○伊藤孝恵君 私は、ただいま可決されました大学等における修学の支援に関する法律案に対し、自由民主党・国民の声、立憲民主党・民友会・希望の会、国民民主党・新緑風会、公明党及び日本維新の会・希望の党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。    ...全文を見る
05月16日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。本日は、質問の機会をいただき、ありがとうございます。  本改正案の主な内容は、女性活躍推進について、もう一つはハラスメント対策についてであります。  平成元年の新語大賞はセクシュアルハラスメント、そして、平成最後の流行語はミー...全文を見る
○伊藤孝恵君 そういう女性を更にどう前に推し進めていくのか、そういったイメージを教えてください。
○伊藤孝恵君 そういう環境をつくるという上では、今その女性の就業率は七割に達しました。ただ、その五五%が非正規雇用というふうに言われております。働く母親というその割合も七割に達しておりますけれども、私を含め、両立に非常にみんな疲弊をしております。個人的には大臣が挙げてくださった女...全文を見る
○伊藤孝恵君 しっかり読んでいただいてありがとうございます。  であれば、大臣が最初に余りにもかなり視野の狭い女性を挙げられたので、そのスコープに入っていないのかなと思いましたけれども。じゃ、今日、一生懸命、シングルマザーだけれども仕事を掛け持ちしても一生懸命働いている、そんな...全文を見る
○伊藤孝恵君 その視点というのは、やっぱり課題はとても山積していて、今局長のおっしゃった答弁では余りにもまだまだ足りないというのは、もちろん御認識をいただいているかというふうに思います。極めて小幅であると思いますし、もっともっと推進していただかなければ、本当に消極的な見直しにとど...全文を見る
○伊藤孝恵君 いや、分析していると思いますよとおっしゃいましたけど、分析しているんでしょうかね。これ調査も、調査データもないですけれども、分析しているんでしょうか。  でも、大臣の思いは伝わりました。大臣は、何というんですか、今回は着手できなかったけれども、当然、男性育休を始め...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣もおっしゃったとおり、育休を取りたいという男性は確実にいらっしゃるんです。しかしというデータが、今日お配りしております資料四の四、五、六辺りを御覧ください。  こちらは、チェンジウェーブ代表取締役社長の佐々木裕子さんの講演資料の一部なんですけれども、四の四は、...全文を見る
○伊藤孝恵君 パタハラも入るということでした。  ちなみに、私の働いていた企業というのは男性の育休は義務化でした。一年目は、やはり男性から非常に文句が出て、我々の働く権利を奪うのかなんて言って文句も出たんですけれども、それは女性も一緒ですと一蹴して、男性育休を義務化するんだと決...全文を見る
○伊藤孝恵君 それ、大臣、次の質問の答弁書読まれちゃったかもしれませんが、そうなんです、女性活躍というのは男性の働き方と表裏一体。男性の働き方とか家事、育児への関与について大臣の所見を伺おうというふうに思ったんですが、御答弁いただきましたので、じゃ、資料だけ御紹介させていただきま...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうですね。アンコンシャスバイアスの説明ありがとうございました。  それをどうやって乗り越えていくか、そういったような議論をこれからもさせていただきたいというふうに思いますし、やはりこの女性活躍推進に必要なのは、今回、例えば情報公表項目を二項目以上に設定するという...全文を見る
○伊藤孝恵君 縦割り行政だから知りませんという力強い答弁でしたけれども、大臣は、女性活躍推進というのを推し進めていく、一番推し進めていけるお立場でいらっしゃいますので、ほかの省庁のことだから知りませんなんということをおっしゃらずに、それは初めて知ったと、課題だと、そういった時代に...全文を見る
05月22日第198回国会 参議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  厚生労働省の毎月勤労統計不正問題は、雇用保険等の過少給付という国民生活に直接の悪影響をもたらし、平成三十一年度当初予算案の閣議決定をやり直すという異例の事態に発展しました。保険の追加給付額は五百六十四億円、対象者は二千万人近...全文を見る
○伊藤孝恵君 もう一度申し上げます。  この統計不正問題について、一度閣議決定されたものをもう一度、この厚労省の一連の統計不正によって閣議決定をもう一度やり直すという事態にまで発展をいたしました。そういった部分について、閣議決定をやり直すというのについてどういうふうに受け止めて...全文を見る
○伊藤孝恵君 政府が予算案の閣議決定をやり直した例というのを聞いてまいりましたところ、財務省によると、一九九〇年度と二〇一〇年度の過去二回あるそうです。そして、ただ、政府の不正やミスに伴うやり直しというのは初めてで、これはまた極めて異例な事態だというふうにおっしゃっておりました。...全文を見る
○伊藤孝恵君 お役人の書いた答弁書を読まずに御自身のお言葉で誠実な答弁をいただき、ありがとうございました。  やっぱり、組織改革というのにも言及していただきましたけれども、事態を究明しなきゃいけない、にもかかわらず、今回、残念なことに、特別監察委員会の委員長というのは厚労省所管...全文を見る
○伊藤孝恵君 副大臣おっしゃるように、公正性というのがやはりポイントだったというふうに思います。  日本弁護士連合会の第三者委員会ガイドラインによると、利害関係を有する者は委員に就任することができないというふうにあります。この人選自体が調査の中立性を、まさにどうだったかというの...全文を見る
○伊藤孝恵君 ゆがんだ人選だったとは私も思いませんが、自分たちの指標とともに、物差しとともに、国民の皆様から見える物差しというのは、副大臣を始め、持っていただきたいなということでございます。  ただ、特別監察委員会の報告書の中には、厚労省の担当職員が、自分たちはやってはいけない...全文を見る
○伊藤孝恵君 おっしゃるように、総務省の行政評価局からも、問題の根底というのをやはり考えなきゃいけないと。一人一人、誰が悪かったんだ、どの悪者なんだというのではなくて、やはりおっしゃったようなガバナンスの課題というのも大きくあったというふうに書かれていますし、問題の根底は遵法意識...全文を見る
○伊藤孝恵君 総務省にも伺います。  総務省は統計行政の中核を担っており、統計委員会は公的統計の整備に関する司令塔というふうにされております。  これ、総務大臣に伺いたいというふうに思います。  司令塔であるからには、五十六の基幹統計、二百三十二の一般統計がそれぞれ何を試算...全文を見る
○伊藤孝恵君 これ、全体把握するって、総務省しかできないミッションだと思うんですね。是非、御検討いただければというふうに思います。  こちらは大臣に伺います。  今年一月、政府の一斉点検によって、国の五十六基幹統計のうち約四割の二十四統計について計三十四件の不適切な取扱いが判...全文を見る
○伊藤孝恵君 私、今お伺いしたのは、有効な対応策というのが例えば二年前に発見できていて、それを講じていたにもかかわらず今回のことが起こったのか、それとも二年前の反省を今回踏まえることができなかった、だから今回頑張るのか、どういうような御認識でいらっしゃるのか、大臣、もう一度御答弁...全文を見る
○伊藤孝恵君 何を改善すれば信頼に足り得る統計というのが維持管理できるか、そういったところが一番議論するポイントだというふうに思いますので、今般の事態について、統計の重要性に対する政府の認識不足のほか、統計調査等に従事する職員数が減少し続けていることや諸外国と比較して少ないこと、...全文を見る
○伊藤孝恵君 それでは、お手元に配付されております資料一を御覧ください。  これ、我が党の玉木代表の調査により発覚した、マイナンバー制度とハローワークをつなぐ中間サーバーに関する問題点を報じた新聞の記事であります。  厚生労働省がおよそ八十億円を掛けて整備をし、年間約十億円の...全文を見る
○伊藤孝恵君 五月二十日の衆議院の決算委員会における今の厚労省の答弁を聞いて、私、驚いたんですね。この三百八万件につきましては、システム上安定的に処理できる上限数でございまして、情報連携件数の目標として設定した数値ではないということから、利用率というような観点、先ほど〇・一%とい...全文を見る
○伊藤孝恵君 これ、おっしゃいますけれども、将来的に見込めないのならば、ミニマムスタートをするというのだってきっとあったと思うんですね。これ容量が大きくなればなるほど高額になりますから、そういった部分もちゃんとコスト感覚を持って。そして、今、〇・一って言いましたけれども、正確には...全文を見る
○伊藤孝恵君 今御答弁いただきましたように、最大ではおよそ想定の七・八%ですけれども、最小では〇・七%になります。そして、平均すると、七十二万五千七十二件ですので、およそ二・二%の利用率になっております。  厚労省の〇・〇八%というのは論外ですけれども、この総務省の二・二%もか...全文を見る
○伊藤孝恵君 政府参考人にお伺いいたします。  この自治体中間サーバーの落札率というのはお分かりになりますでしょうか。
○伊藤孝恵君 後ほど教えていただけますか。
○伊藤孝恵君 今、教えていただけるというので安心したんですけれども、これ実は国の出資がされていないことを理由に落札率は非公表というふうになっております。  おとといの衆議院決算行政監視委員会でも、厚労省の中間サーバーにおける入札の妥当性についての質疑がございました。百億円を超え...全文を見る
○伊藤孝恵君 そういった当初予想に比べて必ずしも高いと言えない状態だということを是非、マイナンバー担当大臣、御認識いただければというふうに思います。  そして、資料のこれ五になりますかね、御覧ください。  左下のグラフを見ていただくと、政府の情報システム関係予算は年々増加して...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうですね、PF運用も含めて今九十九システム動いておりますけれども、今、第一期をちゃんと精査した上で第二期を策定しているというふうに御答弁いただきました。そして、五〇%の削減を目指しているということですので、それがどうなったか、ちゃんと目標達成したのかどうか、しっか...全文を見る
○伊藤孝恵君 さて、大臣にお知らせしたくて、資料六を付けさせていただきました。本日、「困りごと 手続きの壁」とタイトルされた新聞記事を添付いたしました。この中で、一人親の当事者グループで支援活動を続けていらっしゃいます、しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長の赤石千衣子さんの記事を御...全文を見る
○伊藤孝恵君 前向きな御答弁、ありがとうございます。  こういったやっぱり離婚したときとか大切な人を亡くしたとき、必要だから役所に行くわけですけれども、そこで投げかけられる心ない言葉やたらい回しの対応はより心を傷つけます。逆に、そこで掛けられた温かい言葉や対応というのは傷ついた...全文を見る
05月28日第198回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  今日は、非常に残念な気持ちで質疑に臨んでおります。  私、白須賀政務官のことをよくよく存じ上げているわけではございませんけれども、いろんな例えば番組の収録なんかでお目に掛かると、緊張する私に声を掛けてくださったりですとか、...全文を見る
○伊藤孝恵君 秘書さんの事故のみならず、やはり在京当番の日だったにもかかわらずという前提がございます。そういった部分で、政務官は政治家の説明責任ということについてどういった御認識をお持ちですか。
○伊藤孝恵君 政務官は、そういった在京当番の日にちゃんとルールにのっとって政務活動をしていたという話、そして、秘書さんが接触事故を起こしたけれども自分は寝ていたという説明等々ございます。そういったものを一般の感覚で聞いてみると、非常に、本当にそうなのかなというところがたくさんござ...全文を見る
○伊藤孝恵君 この参議院文科委員会で過去五年、調べてみました。予定していた委員会を開けなかったこと、うち二回は政治家の政治資金問題や発言によるものでございました。直近は平成二十九年の四月、これは私、忘れもしませんけれども、今村復興大臣がパーティーで、東日本大震災はまだ東北だったか...全文を見る
○伊藤孝恵君 正確に申し上げます。東日本大震災をまだ東北だったからよかったというふうにパーティーで発言をされました。こういった大臣の下で法案審議を続けること、政務官ならおできになりますか。
○伊藤孝恵君 そういった大臣の下で法案審議、お続けになることってできますか。
○伊藤孝恵君 全く、では、お答えになりませんので、例えば政務官が野党のお立場であれば、在京当番をサボって、そして接触事故を起こした、当て逃げをした、しかしながら自分は寝ていて何も気付かなかったとおっしゃるその政務官の下で審議をお続けになることできますか。
○伊藤孝恵君 お答えにならないと、今後、この文科委員会、午後にも本来であれば法案の質疑が予定をされております。その政務官の一言一言というのが午後の質疑に影響してまいります。そういった御認識を持ってお答えいただきたいというふうに思いますし、委員長におかれましては、この政務官の下で質...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣にも伺いたいというふうに思います。  先週、五月二十一日、理事会に提出されました文部科学省からの文書には、文科省の在京当番の運用ルールに関する課題は認識していないが、他省庁の状況も参考にしながら、引き続き緊急事態対応について遺漏なきよう万全を期してまいりたいな...全文を見る
○伊藤孝恵君 他省庁の状況も参考にしながらと前回も、そして今回も御答弁されております。他省庁の運用ルールを取り寄せていたり、又は今時間的側面に着目してというふうにおっしゃっていましたけれども、一時間の規定の中で今回はルールを守ったという。しかしながら、各委員の指摘からは、じゃ、こ...全文を見る
○伊藤孝恵君 それは、全委員、紙でいただいておりますので、存じ上げております。私が今伺ったのは、そういったものをまたいつまでに変えていくのかというところ。今マスコミは、当然ながら他省庁のことも必死に調べていると同時に、民主党政権のときは、じゃ、どういう運用をしていたのかというのも...全文を見る
○伊藤孝恵君 さらに、秘書官の手控えもないというふうに言われました。手帳とか携帯のスケジューラーに至るまで確認されたのかどうか分かりませんけれども、そういったこの二〇一九年の時代に、データも含めて全部一週間で廃棄している、分からないということってあり得ると思いますか。
○伊藤孝恵君 今の御説明、全く分かりませんですし、破棄した、今も確認もできないというのは非常に考えづらいというふうに思うんですね。  いっぱいの人が大臣の日程、政務官の日程もそうですけれども、関わっています。そういった方たちが情報共有するに当たって、この時代に、例えばグーグルカ...全文を見る
○伊藤孝恵君 説明は分かりました。  この公文書管理の、今回の、では、課題についてお感じにならないか、それから、これを、じゃ、見直そうと思わないか、そこの点についてはいかがですか。
○伊藤孝恵君 是非見直してください。国民の信頼を失ってまで守ることってないんだというふうに思いますし、大臣にこれお願いです。  五月十五日にいただいた文部科学省の代理対応予定一覧というのは三月三十一日まででした。四月、五月、特にゴールデンウイーク中の当番について提出を求めますが...全文を見る
○伊藤孝恵君 是非確認をさせてください。  ちょっといろいろ聞きたいことあるんですが、警察庁に伺います。  事故の詳細を理事会提出を求めましたが、これがなされなかった理由を教えてください。政務官は被害は小さいというようなことを再三おっしゃるんですけれども、政務官の車は最高級の...全文を見る
○伊藤孝恵君 あわせて、文春報道があった日に、今、小川委員からも指摘ありましたけれども、担当が松戸警察署から千葉県警察本部に移るというのはどういった意味なんだろうというふうに思います。私も記者時代、府警担当のサツ担をしておりましたので、例えば、所轄で手に負えないから警察本部の方に...全文を見る
○伊藤孝恵君 過去の例は存じ上げないということだったので、是非調べてこの委員会に報告をしてください。  かつ、これ議員が事故を起こしたとかというのではないわけですよね。議員の秘書さんが当て逃げをした、そして報道ベースではありますけれども、これ送検もされないというような案件だとい...全文を見る
○伊藤孝恵君 事案の捜査に関わることではありませんよ。過去、こういった例で、所轄の担当だったものが本部の方にその報道が出るから移るというような案件について、過去例があったのか教えてくださいという普通のことを聞いています。  私、道路交通法違反教唆被告事件というので幾つか調べてみ...全文を見る
○伊藤孝恵君 お答えいただけないのであれば、次に白須賀政務官に伺います。  政務官、今回、一月十二日の予定、御提出いただきましたけれども、この記録残っているんだったら、ほかの日程、例えば新聞報道で在京当番をサボっていたとされるほかの日程も出せるのではないかというふうに思います。...全文を見る
○伊藤孝恵君 私が聞いたことに是非お答えいただければという思いですが、残り時間少ないので、これは是非御自身の言葉でお答えください。  今回、二月二十七日、接触事故を起こされた秘書さん出頭されたとのことですが、事情聴取を受けたって、普通に生活していればなかなかないことだというふう...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、これが政務であれ公務であれ、この政務官の下での法案の審議がなされる、そういった部分において、このエスカレーションルールでよろしいのでしょうか。どうぞ御所見お聞かせください。
○伊藤孝恵君 時間になりましたので、もちろん政治家の出処進退については御自身で判断されるものだと思っておりますけれども、野党は強くその説明責任を果たされる政務官の下での審議を求めている、そのことを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
06月03日第198回国会 参議院 決算委員会 第9号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵でございます。  冒頭、私からも、川崎の殺傷事件で犠牲となられた方々の御冥福を心の底からお祈り申し上げますとともに、けがをされた方々、特に子供たちの心の傷、体の傷、両方が早く癒えますように、そのための仕事を我々も一致団結してしていきた...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣のおっしゃるとおり、やはり長期的な視点というのも欠けていたというのは本当に同感であります。また、理由は一つではなくて、複合的な要因で非常に難しいというのも同じくするところでありますけれども、だからこそ大切なのは、今大臣がどういうふうに過去のものを総括されて、そし...全文を見る
○伊藤孝恵君 今、これは根本大臣、いやいや宮腰大臣というふうにそうやってお見合いをされていましたけれども、これが本当に残念だというか、やっぱり少子化対策費、それは全部宮腰大臣が見る、そしてその政策が確かなのか確かではないのか、そういった分析も含めてしっかり、安倍政権が取り組む一丁...全文を見る
○伊藤孝恵君 もうおっしゃるとおりです。一つ一つ取り除いていかなきゃいけないというふうに思います。  なので、是非、次回私が質問させていただいた際には、理由を全部述べられて、今おっしゃったような不妊治療だとか、お父さん帰ってこないだとか、育休単位の話だってあると思うんですね。そ...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうなんです。おっしゃるとおり、日本では婚姻内での出生にこだわる社会的文化というのがございます。なので、新生児に占める婚外子の割合というのは、二〇一六年のデータでも、大臣二%とおっしゃいましたけれども、たった二・三%なんですね。  スウェーデンやフランスなどでは、...全文を見る
○伊藤孝恵君 いろんな議論って、今どうなっているんでしょう。
○伊藤孝恵君 では、片山女性活躍担当大臣に伺います。  今普及率が僅か一〇%のマイナンバーカードの旧姓併記に関するシステム改修費、私だったら伊藤孝恵(旧姓小林)というふうに書く、この小林というものをマイナンバーカードに記すためだけのシステム改修費というのに、平成二十八年度第二次...全文を見る
○伊藤孝恵君 今、選択的夫婦別姓は宮腰大臣には逃げられてしまいましたけれども、例えば、その選択的夫婦別姓のための戸籍システムを改修しますというふうに言われたら、まあそのぐらいのシステム改修費掛かるでしょうねというふうに思うんですけれども、旧姓を併記するためだけのシステム改修費に二...全文を見る
○伊藤孝恵君 是非、総括、お願いいたします。  後ほどまたそこには触れさせていただきますけれども、資料二の一を御覧ください。  これ、共働き世帯数の推移というグラフであります。この青文字が共働き世帯の推移です。右肩上がりです。赤文字が片働き世帯、お父さんが外で働いてお母さんが...全文を見る
○伊藤孝恵君 義務というか、これ多分男性育休の権利化というか保障、保障化ということだというふうに思います。  日本生産性本部の二〇一七年統計では、男性新入社員の八割が育休を取得したいと回答している。それがこれから親になる世代の普通感覚なんだというふうに思います。国会の感覚もここ...全文を見る
○伊藤孝恵君 是非、現状認識の調査をしていただくとともに、内閣府は第四次男女共同参画基本計画を策定し、男性中心の労働慣行等を変革するとともに男性の育児参画を進める観点から、男性の育児休業の取得について令和二年までに取得率を一三%とする成果目標を設定しています。しかしながら、現状は...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、でも、資料二の六のように、「育児は仕事の役に立つ」という本から抜粋してきていますけれども、これ数字によってその効果、これはいいことなんだというのはエビデンスは導き出されているかというと、大臣のおっしゃるとおり、アンケート調査止まりなんですよね。もうちょっとしっ...全文を見る
○伊藤孝恵君 終わります。
06月05日第198回国会 参議院 本会議 第23号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  私は、会派を代表し、ただいま議題となりました法律案について質問させていただきます。  児童虐待を許さない、そう誰かが叫ぶたびに、私は一瞬痛みを感じます。自分だって、子育てをする中で、怒ったりいら立ったり、電車の中で大声で泣...全文を見る
06月10日第198回国会 参議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  私は、会派を代表し、平成二十九年度決算の是認に反対、平成二十九年度国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、国有財産無償貸付状況総計算書の是認に反対、内閣に対する警告決議及び措置要求決議案に賛成の立場から討論を行います。 ...全文を見る
06月13日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。本会議に続き質問の機会をいただき、ありがとうございます。  衆議院におきまして、与野党の先生方の御努力の下、この修正案が全会一致をもって整えられた、そのことは大変意義深いことであり、心からの敬意をささげるところであります。  ...全文を見る
○伊藤孝恵君 大変御尽力いただいたことよく分かったんですけれども、でも、やっぱり児童福祉司の増員について、なぜこの法案上、法文上明記することは許されなかったのかというところは本会議でもお伺いいたしました。児童福祉司の数を法制化して増やしていくことに異論はなかったように思うんですけ...全文を見る
○伊藤孝恵君 これも聞いておかなきゃいけないんです。中核市及び特別区における児童相談所の必置義務化についてです。  長年その必要性は指摘されているにもかかわらず、今回の修正案にも結果として盛り込まれておりません。どうして盛り込まないのかというふうに総理に伺ったところ、これは一律...全文を見る
○伊藤孝恵君 残された課題についても今触れていただきました。  そして、先ほどの答弁の中でも転居前後における措置解除の制限期間についても触れていただきましたけれども、これはやっぱり具体的に、例えば一か月とかというのは法定化できなかったのかというのは、私自身は思っております。 ...全文を見る
○伊藤孝恵君 今お伺いしていて、やっぱり課題は上げられているんですよね。課題は上げられているということは、それを一つ一つ消していけるはずです。そういった部分で、我々衆参両院、与野党を超えてこういった本改正にとどまらない取組というのを、傷ついた子供たち、それから失われた命に全員で誓...全文を見る
○伊藤孝恵君 今日これを伺ったのは、大臣はどっち派ですかと聞きたいわけではなくて、こういった方たちにもっと目を向けていただきたい、こういうことを知っていただきたいという意図で今日お話をしております。  一般社団法人日本多胎支援協会の理事である岐阜県立看護大学の服部教授は、裁判中...全文を見る
○伊藤孝恵君 長々とありがとうございました。  その自治体職員向けのパンフレット、保護者向けのリーフレット、まあ配りますよという文書を発出していただいたと思うんですが、もう一歩踏み込んでいただきたいというふうに思います。  例えば、東京都荒川区とか佐賀県というのはタクシー料金...全文を見る
○伊藤孝恵君 ただ、大臣、調査研究はしていただいているというふうにおっしゃいましたけれども、単胎と多胎家庭の児童虐待発生率の違いとかその理由というのは国は把握していないんです。そういうアプローチで調査はしていないんです。  ただ、大阪市立大学の横山教授によりますと、横山教授は、...全文を見る
○伊藤孝恵君 調査研究をしたにもかかわらず、その支援策が、じゃ、手薄ということは、そっちの方が問題だと思います。もししっかり調査をしてもう分かっているというのであれば、その支援策、具体的な支援策を考えていただきたいというふうに思います。  次に、児童虐待受刑者の仮釈放後のフォロ...全文を見る
○伊藤孝恵君 昨今は、保護司の高齢化、平均年齢は今六十五歳ぐらいだというふうなこと聞いておりますけれども、なり手不足の課題が顕在化しております。法務省も、二〇一六年時点で今後十年で半減することを認めていらっしゃいます。専門性を担保しろとかスペックを考慮してなんというのは到底言えな...全文を見る
○伊藤孝恵君 保護司を確保するには、抜本的なそういった改正も必要だと思うんです。是非、法人保護司、保護司法人、御検討いただきますようお願い申し上げ、質問を終わらせていただきます。
06月14日第198回国会 参議院 本会議 第26号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 国民民主党・新緑風会の伊藤孝恵です。  私は、会派を代表し、平成二十九年度決算の是認に反対、平成二十九年度国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、国有財産無償貸付状況総計算書の是認に反対、内閣に対する警告に賛成の立場から討論を行います。  長年、決算委員会で...全文を見る
10月04日第200回国会 参議院 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
11月07日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 おはようございます。  大臣、昨日は現役の高校生からこの今回の共通テストの中止を求める四万二千人のインターネット署名が文科省に届けられたそうですけれども、大臣、御覧になりましたでしょうか。
○伊藤孝恵君 受け止め、お聞かせください。
○伊藤孝恵君 おとといは、歴代の文科大臣などから学生らの声とは真逆の、失望感を与えることになった旨の自民党文科部会決議文を直接、学生とは違って直接、大臣受け取っていらっしゃいましたけれども、その受け止めも教えてください。
○伊藤孝恵君 大臣は今回の民間英語試験について、全体的に不備がある、抜本的に見直す必要があると記者会見で述べられていらっしゃいますけれども、数学又は特に国語ですね、記述問題、これに関しての導入の不備はないということで御認識でしょうか、教えてください。
○伊藤孝恵君 今大臣がおっしゃった甲乙関係で、今るる挙げられております例えば採点者というのをどう集めるか、それから採点の正確さ、公正さ、機密保持、それをどう担保していくか、また受験生の自己採点に係る課題、こういったものをどんなスケジュールで、どういう会議体で話し合われて改善してい...全文を見る
○伊藤孝恵君 チューンナップして、今チューンナップしている段階でそれらを導入するという、そこのところの危険性というのは大臣はお感じになっていないのか。それから、どんな会議体で話し合われて、それらがオープンかどうかお答えいただいていないので、もう一度お願いします。
○伊藤孝恵君 じゃ、それらをブラッシュアップしていくというか、改善していく過程に文科省はかんでいないということですか。
○伊藤孝恵君 その提供したもの、それから、その会議体というのがどんなスケジュールで、どういうメンバーで、どんなオープンかどうかというのを先ほどから聞いております。
○伊藤孝恵君 改善をしていく過程というのは、じゃ、文科省の一担当とそちらの入試センターの一担当の間で、担当間で行われて十分改善できるという御認識になるんでしょうか。
○伊藤孝恵君 こういった疑問の声が上がっておりますし、課題もどんどん知れば知るほど挙がってくる段階であります。こういったもの、この声、日増しに大きくなっていくと思うんですけれども、こちらについては撤回、白紙撤回はしないと言い切って、検討というのも再度検証しないということで大臣御認...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、万全を期すという言葉で信じることができません。確実に採点を、じゃ、誰がするんですか、どうやって集めるんですか、どんな人がどんな物差しでもって採点をしてくれるんですか。そういうところが明らかになっていないから、その課題を解決していく過程をオープンにしてほしいと今...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうやって渡されたものを棒読みしている時点で、また不安は広がるばかりです。  大臣、御自身の身の丈に合わせて勝負してもらえれば、テレビ番組の中でおっしゃった一言がこれほどまでに広がった理由、何だと思いますか。
○伊藤孝恵君 私は、多くの方が、大臣が、あんたがそれを言っちゃおしまいよって怒ったからだと思います。ただ、これは失言でも何でもなくて、本音ですよね、腹にないことは言葉になりませんから。身の丈でどうぞというのが大臣の体の中にある言葉なんだと思います。しかしながら、内心の自由は憲法に...全文を見る
○伊藤孝恵君 呼びかけただけで、なるべくしてこの状況になっていると思いますというふうに申し上げました。  具体的な対策をしなかったというのはなぜなんでしょうか。
○伊藤孝恵君 そのとおりです。あってはならないから、具体的な対策をしなければならなかったんじゃないでしょうか。それをしなかったのはなぜですかというふうにお伺いしています。
○伊藤孝恵君 説明したからいいとか悪いとかではなくて、これ本当に限られた財源というのがまさに子育て層というのに行かずにこういった園の利益になっているかもしれないと、こういう不透明な値上げができてしまうこの制度設計自体に問題があるんじゃないでしょうか。大臣、どう思われますか。
○伊藤孝恵君 おっしゃるように、幼稚園の方々、本当に頑張っていらっしゃいます。そういう方々に説明を求めてきたけど裏切られたというような感じの大臣御答弁されましたけれども、そうではなくて、そういったやっぱり制度設計をしてしまったというところに反省点を見出すべきだと思いますし、こうい...全文を見る
○伊藤孝恵君 これ、誰がというのは、一応一義的にはとお答えいただきましたけれども、どうやってとどの物差し、お答えいただいていないので、もう一度お願いします。
○伊藤孝恵君 結局、何をもって便乗とするかどうかの判断が非常に難しいんだというふうに思います。  便乗かどうかの見分けが付かない、さっきから大臣、質、質とおっしゃっていますけれども、この保育の質というものは一体何なのか、評価する物差しを持っていないから、元々持っていないのでふだ...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、項目に含まれているのは知っています。知っているので今アイデアを御披露しました。そういったものの中で、物差しを、質というのが何たるものかというのをしっかりと議論していただきたいというようなお願いをしたいというふうに思います。  諸外国では、あらかじめ保育園と幼...全文を見る
○伊藤孝恵君 どの記者会見でも、どの資料を見ても、今大臣がおっしゃった答弁と同じことが書いてあるのでよく存じていますけれども、そういった法令上の根拠というのも非常に曖昧であるにもかかわらずその答弁一辺倒で、なかなかなぜ外されたのかというのをお答えいただいておりません。  そして...全文を見る
○伊藤孝恵君 現在検討していただいているということですけれども、うちにも四歳と六歳おりますけれども、大臣、令和二年度の幼稚園やこども園、保育園の申込み、いつ締切りと言われて我々が書類を一生懸命出しているか、御存じですか。
○伊藤孝恵君 そうです。  例えばここ、千代田区ですけれども、締切りは十一月八日、あしたです。地域によっては、大体十月中旬から十一月末までにどの園を希望するか決めなければいけません。新年度からもし無償化していただけるのであれば、今教えてくださらないと、親は、選ぶ方は困るんですよ...全文を見る
○伊藤孝恵君 それ、自治体の窓口でなかなかそこまでの御案内してくれないんですよね。  それから、大臣、認可外への移行というふうにおっしゃいましたけれども、これ、本当にいろいろな壁があってなかなか難しいから、今でも幼稚園の類似施設というのがあると。  おっしゃったように、私も事...全文を見る
○伊藤孝恵君 今おっしゃっていただいたように、幼児教育類似施設の中には、障害を持っていたり、家庭環境だったり、なかなか普通の幼稚園では受け入れてもらえなかった子供たちというのがたくさんそこで育んでもらっているというような背景がございますので、是非そういった場所が無償化のあおりで経...全文を見る
○伊藤孝恵君 制度的に担保されていないのに、これらの、該当するのは八十八校ですけれども、それぞれが所在する自治体からは財政的支援を受けているんですよね。そういうことこそ幼児教育施設として認められているというふうに、そのあかしだというふうに思うんですけれども。  そして、今回の幼...全文を見る
○伊藤孝恵君 今後検討していただけるということですので、是非、こういった各種学校の現場、見に来ていただけないでしょうか。大臣、いかがですか。
○伊藤孝恵君 外国をルーツとする子供たちの学習権を保障することは国際人権規約上も子どもの権利条約上も疑いようのない権利ですので、是非、政治が教育機会を保障していく、そういったことに取り組んでいただければというふうに思います。  大臣は、所信の中で児童虐待防止についても言及されま...全文を見る
○伊藤孝恵君 学校の出欠とか、健康診断結果とか、給食の食べ方、衣類の汚れ、臭い、傷、あざ、何より顔をいつも見れて目を見れてというところ、そういったところは先生のアンテナを最も頼りにしているところですけれども、虐待が疑われる場合には別紙三のようなフォーマットに記入して通告しています...全文を見る
○伊藤孝恵君 システムというのは、まずこういったことをしたいという海図があって、それでベータ版からスタートしてトライ・アンド・エラーのデータを蓄積してアップデートしていくもので、まずこういったシステムをつくろうと、これだったら結愛ちゃんの命は救えたはずだと、そういうものをつくらな...全文を見る
11月19日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 おはようございます。  四人の参考人より貴重な御意見をいただきまして、また当事者である高校生の声をこの場にお届けいただきまして、本当にありがとうございました。  今、吉田参考人がおっしゃった、子供たちを迷子にしないでいただきたい、まさにその一言に尽きるんじゃない...全文を見る
○伊藤孝恵君 では次に、英語の民間試験についてもお伺いしたいと思います。  御案内のとおり、これらは延期をされております。中止ではなく延期というふうに言われております。これらは延期をしてマニュアルチェンジをすれば十分実施は可能というふうにお考えになるのか、それとも、これもまた一...全文を見る
○伊藤孝恵君 済みません、確認をさせてください。  萩原参考人は、このままではなかなか四技能は測れないんじゃないか、なので抜本的にもう一度考え直すべきではないかという御意見でよろしかったですか。
○伊藤孝恵君 吉田参考人にも確認させてください。  これは、そもそもこの試験というのは必要ないんではないかという御意見でよろしかったですか。
○伊藤孝恵君 ありがとうございました。  では、今、木村先生それから紅野先生から御指摘がありました、この政策決定過程についての質問をお二人にさせていただきたいと思います。  私、この問いにおける私の問題意識も全く同じところで、政策をつくる際には、各学校種の代表とか、それこそ問...全文を見る
○伊藤孝恵君 木村先生に更に今の陳述についてお伺いしたいんですが、今の入試試験でもその問うべき問いというのはできているというような認識でいてよろしいんでしょうか。
○伊藤孝恵君 現行です。
○伊藤孝恵君 私も実は文学部の国文学科出身でして、卒論は漱石文学における悪女考でした。漱石が描く、か細くて色白で声が小さくて、でも目的を次々に達成していくというその悪女っぷりを一生懸命羅列して立証しようとした二十歳の問いに対して、担当教授は笑わずに、じゃ、どうして、なぜそう読み解...全文を見る
11月20日第200回国会 参議院 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 昨今、AI技術を使って、古文書などを書かれた難解な、崩し字というんですか、解読する試みが学術界で広がっているそうです。これによって、これまで未解読だった膨大な歴史資料が容易に解読でき、これまで埋もれていた情報、例えば、過去の災害記述に基づく気候、環境の変化など、それ...全文を見る
○伊藤孝恵君 オークションサイトに出品しているのは古書店が多いんですけれども、それ自体は正規の取引でありまして、古文書の学術的価値を認識していらっしゃるので、高額の値段をわざと付けることで、その抑止力になっているという側面も実はございます。  今回の課題提起は、例えば旧家の御子...全文を見る
○伊藤孝恵君 なかなか、例えばお寺に収蔵されていて、自分のところの檀家さんにだけ見せるために置いてあるような文化財も多々ありまして、そういったものはなかなか指定の方に上がってこないんですよね。そういったものに関して、なかなか認定すること、その価値ということを認定すること自体が難し...全文を見る
○伊藤孝恵君 行政の手当て、是非よろしくお願いいたします。  次に、UDタクシーの乗車拒否問題について伺います。  国交省に伺う前に、まず衛藤大臣に伺いたいというふうに思います。  大臣は所信の中で、高齢者、障害者等の消費者被害防止について触れられた上で、誰一人取り残される...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣にしっかりとこれは消費者問題だというふうに言っていただきました。  そうなんです。これ、何か、とかく福祉の問題だとか、これは厚労省だ、国交省の問題だっていうんですけど、これは消費者庁も本当に当事者意識を持ってお調べいただき、そして御対応いただきたいというふうに...全文を見る
○伊藤孝恵君 政務官も是非調査結果、直接見ていただきたいんですけれども、随分と地域差もありますし、事業所の差もあります。そして、今触れていただきましたけれども、研修やっぱりすごい大事で、今度、東京都営バスは全乗務員が年四回そういった研修を受けるそうです。実車を使った複数回の研修実...全文を見る
○伊藤孝恵君 DPIの日本会議の方たちが昨日おっしゃっていたんですけど、今は普通に乗れる電車やバスに昔は乗れなかった、タクシーも同じではないかと思っている、自分たちも車椅子のまま乗れるのは福祉タクシーだけだと思っていたけれども、このパラリンピックを前に意識を変えていけるか否か、い...全文を見る
○伊藤孝恵君 これ、先ほど届出は任意だというふうにおっしゃっていました。そして、御答弁でも実効性を高めるのが重要というふうにおっしゃっていました。福島委員から再三、そうじゃないでしょうと、義務でしょうと、ちゃんと届出を義務化して、そしてこういったまだエビデンスのないものに関しては...全文を見る
○伊藤孝恵君 そう、まだ検査できないんですよね。  そして、令和元年九月十九日付けの厚労省大臣官房生活衛生・食品安全審議官決定によって、ゲノム編集技術応用食品、食品添加物も今回届出の対象となるとされております。  これも検査ではなくてオネストというか、届出をしてくださいという...全文を見る
○伊藤孝恵君 では、トウモロコシから例えば製造されたでん粉とか液糖とか、そういった加工物はどうでしょうか。これは届出対象だというふうに、食品ですから、思いますけれども、輸入されたものがゲノム編集を使ったトウモロコシから製造されたか否かの検査というのは今できないわけですけれども、こ...全文を見る
○伊藤孝恵君 では、高度に精製された糖アルコールはいかがでしょうか。これも、そもそもこれ、遺伝子はもう残っていないというふうに思うんですけれども、これも届出の対象ですか。
○伊藤孝恵君 これ、検査技術がないということは、検疫所で発見できないということだというふうに思います。  これ、例えば、先ほど福島委員の方からも、未届けで輸入、流通させないための策はあるんですかというのに対して、これはチェックをしていない、できないからないというようなお答えだっ...全文を見る
○伊藤孝恵君 でもそれ、結局自然ではないわけで、例えば四キロの子供が取り続けるのと私が取り続けるのではやっぱり影響が違うと思うんですね。日本はとかく大人の体で一回検査をして安全というお墨付きをすぐ出してしまいますけれども、子供の体と大人の体で継続的にちゃんとチェックをする、そうい...全文を見る
○伊藤孝恵君 未来において何か起こったとき、原因の究明も、追跡、回収も、被害拡大を防ぐこともできませんので、是非、トレーサビリティー制度について、いま一度御検討いただきたいと思います。  宮本政務官、ラスト一分で行けますか。  今、消費税が、世の中にある税率は一〇%と八%です...全文を見る
○伊藤孝恵君 終わります。     ─────────────
12月03日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 本日は質問の機会をいただき、ありがとうございます。  まず冒頭、大臣に改めてお伺いをいたします。  大臣、我が国の教職員の働き方で今何が一番問題になっていると思われますか。
○伊藤孝恵君 では、その長時間勤務、それはどうして起こっているのか、そのボトルネックは何だと思われますか。
○伊藤孝恵君 おっしゃるとおりです。  今回、この長時間勤務、そしてこの業務過多、何でもしょい込んでいるというふうに、しょい込んでいる状態というふうに、大臣、くしくもおっしゃいましたけれども、だとしたら、今回の一年単位の変形労働時間制を入れること、それ全く本質ではありません。ア...全文を見る
○伊藤孝恵君 今の御答弁、本当にそのとおりだと思うので、なぜそこから手を着けるのか、ちゃんと業務量自体を見直すというところになぜ最初に取り組んでくださらないのか、そういうような疑問がございます。  まず、確認させてください。  大臣は、学習指導要領、もう当然、文科大臣ですので...全文を見る
○伊藤孝恵君 そうやって必要だ必要だといって、どんどんどんどん大きく、そして厚くなっているのが学習指導要領なんです。それらを見直すおつもりがあるのかどうかというふうにお伺いしております。
○伊藤孝恵君 今大臣おっしゃいました指針ですか、これは。では、法的拘束力はないという御認識ですか。
○伊藤孝恵君 拘束力は有すということですね。
○伊藤孝恵君 これは、法的拘束力を有すけれども自由に変えていいというふうに先ほど大臣おっしゃいましたけれども、ここの整合性、どういうふうに把握すればよろしいですか。
○伊藤孝恵君 そういうふうにおっしゃっている方がおります。  この学習指導要領については、これは国が定める教育課程の大綱的な基準にすぎない、子供の状況に合わせて変えたり工夫したりは幾らでもできるはずだといって、例えばやらされ感いっぱいの宿題をやめたり、一夜漬け勝負で試験が終われ...全文を見る
○伊藤孝恵君 ただ、そういう学テとかそういった物差しを文科省が当てるので、我が町がそういった成績を出せなければもっとやっぱりやらなきゃいけない、もっと積まなきゃいけない、そういうような状態が実際起きているんですね。  私は、学テをやめた愛知県犬山市というところで育ちましたので、...全文を見る
○伊藤孝恵君 さて、先ほどアプローチは二つしかないと言った後者についてもお伺いしたいというふうに思います。  業務量自体を減らせないというのであれば、それを分担できるように人を増やす、そのことについては、先ほど大臣が、それは必要である、ちゅうちょなくやると、そういった肯定的な御...全文を見る
○伊藤孝恵君 私も両方必要だと思います。  しかしながら、財務省の意見とはこれ違うわけですね。財務省のホームページを見ると、教職員数と多忙の関係というレポートが上がっております。その中では、義務標準法により担任の教員は既に配置されている、外部人材の活用などほかの代替策によって今...全文を見る
○伊藤孝恵君 しかしながら、大臣、そういうふうな、間違ったメッセージを送るからとか、これ全部必要だからとか、ずっと言っているから、全然、私、イメージに落ちてきていないというふうに思うんですね。  資料の二の一及び二を御覧ください。  先週木曜日の参考人質疑で連合の相原事務局長...全文を見る
○伊藤孝恵君 文科省これ出してくれないと、自治体の方でいろいろな、これから法律が例えば通ったとしたら、どんどんどんどん落ちていくわけですよね、自治体の方に。法律、指針、条例、規則というふうに落ちていく中で、この一番肝とも言えるこの業務の棚卸し、そしてそれらを誰が担うかというのの指...全文を見る
○伊藤孝恵君 それ、今回、この役割分担の見直しというのは非常に肝です。これがちゃんと可視化されないと、このターゲットが分からないとシューティングしていけないじゃないですか、長時間労働是正していけないじゃないですか、どこをどうやって改善していくのか、具体的な策に落ちないじゃないです...全文を見る
○伊藤孝恵君 その通知拝見しましたけれども、そんなの中教審の十四カテゴリー、コピペしただけじゃないですか。具体的な文科省はどういうような意思を持って、どういうような業務を外にアウトソースするなり、そして、これが本来、大臣はいつも先生本来の仕事、先生本来の仕事と言いますけれども、先...全文を見る
○伊藤孝恵君 中教審の答申、もう一回読んでいただきたいですね。  学校、教師が担ってきた業務のうち、役割分担等について特に議論すべき代表的な業務については、法令上の位置付けや従事している割合、負担感、地方公共団体での実際の事例を踏まえつつ、これらの業務について、服務監督権者であ...全文を見る
○伊藤孝恵君 その御答弁じゃ、教師の働き方を今議論しているわけですね。長時間労働に苦しむ先生方のその情熱や健康を守りたいから、だから法改正をするわけですね。だけど、大臣の答弁からは、もちろん、法改正を目指している文科省からもモデル案が出てきていないんですけれども、大臣がイメージす...全文を見る
○伊藤孝恵君 義務かどうかを聞いているんじゃないんです。大臣はどう思われますかと聞いています。
○伊藤孝恵君 教員は生徒が行う校内清掃等には一緒に参加しなければなりませんか。
○伊藤孝恵君 教員は部活動の顧問等はしなければなりませんか。
○伊藤孝恵君 それぞれの学校の御判断にというのは、それぞれの人たちの働き方に責任を負わないと大臣が言っていることとイコールです。  大臣、特に衆参両院の議論の中で、部活についての議論、大変あったと思います。ここがその教員についても切り出しやすいというようなイメージを持っているか...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣は、部活動指導員とか外部人材の活用というふうに再三おっしゃっています。将来的には部活動を学校単位から地域単位の取組に変え、学校以外が担うことを積極的に進めるべきであるとの中教審の答申も支持していらっしゃるというふうに承知しております。  ならば、教えてください...全文を見る
○伊藤孝恵君 アスリートのセカンドキャリアに対してのこういったアイデア、私も賛同しております。  一流のアスリートに指導されるその技術や経験、人脈、考え方に触れるということは、子供たちにとって何にも得難いえにしというか、縁というか、体験だと思いますので、だからこそ、大臣の方針と...全文を見る
○伊藤孝恵君 議論を是非整理をしながら進めていただきたいなというふうに思います。  このアスリートの方々を学校の中に入っていただくというの、非常にいいことだと思いますけれども、一方で、体育の授業の目的というのを考えなければなりません。言わずもがなですけれども、学習とは、分からな...全文を見る
○伊藤孝恵君 では、そこも併せて御検討をお願いいたします。  もう一つ大臣にお聞きしたいのが、先週の金曜日の会見でしたか、大臣が、全国の小中学校の児童生徒にパソコン、タブレットを一人一台配備する方針で補正予算に計上できるよう準備と調整を進めているとおっしゃった件についてお伺いし...全文を見る
○伊藤孝恵君 ICT支援員の拡充も是非お願いしたくて、私の問題意識はこの管理の問題です。備品の管理は誰がやるの。今さらっと、これ学校の備品なのであれば先生方にというふうにさらっとおっしゃいましたけれども、またこれ先生方に業務を積むということですか。
○伊藤孝恵君 今、小学校の先生をやっていた斎藤先生が隣で、大変なんだよというふうにため息混じりにおっしゃいましたけれども、こういう後は現場にというような御答弁、本当にやめていただきたいと思うんですよね。そういうふうに現場に現場にと投げられて、新しいことを始めるたびに、その周辺業務...全文を見る
○伊藤孝恵君 そういう環境をつくっていきたい、是非お願いいたします。  さて、大臣とは教師にしかできない仕事の内容についても議論させていただきたいと思います。  この教員による指導対象というのは、もちろん障害の有無、それから国籍の、どこをルーツとしているか等は関係ないですよね...全文を見る
○伊藤孝恵君 本委員会には、横沢委員や舩後委員など、まさにインクルーシブ教育について深い思い入れがある議員が集っております。子供たちに、障害とともに生きる人や、国籍やルーツが違う人、その人たちと同じ教室の中で学び育つことの心震える体験や戸惑いも、また楽しさも感じてほしい、まさにこ...全文を見る
○伊藤孝恵君 かつてはそういうふうに分からなかったという子が分かったので、今は、じゃ、分離別学体制がしかれているというような、今の御答弁の意味でしょうか。
○伊藤孝恵君 よく聞くいつもの答弁ですね。  ここで疑問なんですけれども、資料四を御覧ください。  特別支援学校教諭免許状については、特別支援学校は保有、特別支援学級は保有が望ましい、通級と通常学級については規定なし、今年度から教職課程で発達障害の内容など一こま必修化している...全文を見る
○伊藤孝恵君 今お触れになった特別支援学校教諭免許状というのも、相当免許状主義の例外として、教育職員免許法附則第十六項において当分の間所持しなくてもいいこととされているそうです。専門性の高い教育を実施する学校でこの専門性の担保がない、なぜそのようなことになっているんでしょうか。
○伊藤孝恵君 私は、なぜですかというふうに聞いたんですけど、なぜと言われても回答はないわけですね。  私の友人の息子さんは、名古屋市千種区の小学校の特別支援学級に情緒障害児として入級しました。知的障害はなく、診断名は自閉症スペクトラムです。一年生のときは問題なく通学できていたん...全文を見る
○伊藤孝恵君 自治体間でむらがあって、隣の県だったらきちっとした療育がなされるけれども、ここのこの先生に当たってしまったから学校に行けなくなってしまったなんて、こんな悲しいことはありません。是非、これは自治体の問題ではなくて、国の問題として捉えていただきたく思います。  また、...全文を見る
○伊藤孝恵君 日本は来年の夏、国連障害者権利委員会から審査を受けます。現在の二列併記制度、いわゆる特別支援学校と小中学校などの分離別学体制である場合、二〇一六年にスペインが受けたのと同様の指摘を受ける可能性があります。障害者権利条約を批准している日本は今後どのようにインクルーシブ...全文を見る
○伊藤孝恵君 今日は、大臣にこの「すずちゃんののうみそ」というのを御紹介しようと思って持ってまいりました。(資料提示)これは、言葉を話せない自閉症スペクトラムのすずちゃんという女の子のママが書いた保育園のお友達と先生へのお礼のお手紙というのを書籍化したものです。  絵本の最後に...全文を見る
○伊藤孝恵君 こういった就学先決定の最終判断というのは、もちろん本人、それから保護者というところの意思決定が保障されるべきですが、今御答弁にあったように、結局は自治体の各教育委員会になっているというのが現状であります。  就学相談でどのような情報が提供され、どのような合意形成を...全文を見る
○伊藤孝恵君 中教審による最終答申では明記されています。  インクルーシブ教育やそれを実現される合理的配慮への言及がない、その理由を教えてください。
○伊藤孝恵君 交流じゃないんです、共に生きるんです。御検討ください。  終わります。
12月04日第200回国会 参議院 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 衛藤大臣に冒頭お伺いします。  今、衛藤大臣、ジャパンライフのこと、彼らのそういうことをしたのは嫌いだと、大嫌いだというふうに御自身の言葉で語られましたけれども、本委員会で調査すべきは、なぜこのように消費者被害が広がったのか、そこに桜を見る会のこの案内状が、招待状...全文を見る
○伊藤孝恵君 本当、そうです。ここまで広がる前にもっと早く行政指導できなかったのか、どうしてこういうことになったのか、もう検討する時期に来ていると大臣自らおっしゃいました。そして、消費者庁の幹部も、そうだそうだ、大臣の言うとおりだと言っていると言いました。  これ、是非審議をし...全文を見る
○伊藤孝恵君 私、今日、公益通報者保護法について大臣に聞きたいんです。これ、いつになったら改正案、国会に出てきますか。
○伊藤孝恵君 全く実効性がないんですよね。  二〇〇六年四月に施行されたこの法案ですけれども、保護法とうたっていながら、その実、全く公益通報者を守る立て付けになっておりません。多くの当事者、識者、消費者団体からも見直しを求める声が多々上がっております。  これ、附則二条には五...全文を見る
○伊藤孝恵君 私の質問は、検討を進めている中で何がボトルネックになって提出できないかを教えてくださいと聞いております。
○伊藤孝恵君 では、質問を変えます。  改正すべきポイントですけれども、本日は行政への二号通報やマスコミへの三号通報といういわゆる内部告発の方ではなくて、一号通報、つまり内部通報にのみ限って大臣に御所見を伺いたいと思います。  私も三つの会社で二十年間会社員をしておりましたけ...全文を見る
○伊藤孝恵君 違法な報復行為に対しては罰則規定を設けることも必要だと思いますが、これ入っていますか。
○伊藤孝恵君 では、検討していただけるというような御答弁でしたけれども、これ、罰則規定が設けられなかった場合、権利回復したい場合は裁判をするしかないということになるんでしょうか。
○伊藤孝恵君 済みません、民事訴訟を前提とした公益通報者保護法という意味ですか、今のは。
○伊藤孝恵君 そうすると、これ、公益通報者保護法ですよね、保護も何もされていないということじゃないですか。これ、私が、この保護をされていないけれども保護法という看板をしょっている法律というのを知っていたら、これ怖くて告発なんてできやしないというふうに思います。  これ、保護法で...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、聞いてください。この法律内で公益通報者になる、まず、この公益通報者と認定されるというのがすごく難しいんです。内部通報するんだったら、それが今後どんな刑事罰又は行政から勧告を受けるような行為であるかというのを予測して述べて、しかも証拠を残しておかないといけないん...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、これ無理じゃないですかというのに対して、そうですよね、無理ですよねと言っていただけると思っていたんですが。これ、本当に予言者でもない限り無理なんですよ。  そして、これ、内部通報によって会社に報復されたら、組織に属したまま民事提訴をして闘わなければ権利回復で...全文を見る
○伊藤孝恵君 だから、それ無理でしょう。だって、悪いことして、別に罰せられることをしているわけじゃないんです。会社の中を是正しようとして、不正を正すために内部通報した、その結果、報復人事を受けている。何でこっちが辞めなきゃいけないんですか。辞めずにこの権利回復をしようとしたときに...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣、なかなかお答えいただけないんですけれども、大臣にお伺いします。  この公益通報者保護法というのはどうして立法されたんでしょう。
○伊藤孝恵君 大臣にお答えいただきたいんですよね。  公益通報者を保護することが国民生活の安定や社会経済の健全な発展に資すると思うから立法をされたそうです。にもかかわらず、この法の立て付けが、正しいことをする人が守られない仕組みになっている。公益通報者保護法というふうに冠してい...全文を見る
○伊藤孝恵君 今、最終段階というふうにおっしゃいました。来年の通常国会には提出されるおつもりがあるという意味でしょうか。
○伊藤孝恵君 しかしながら、五年を目途に見直しをすると言っていて、もう十三年もたっているんですよね。  期限を明言できないというふうにおっしゃいましたけれども、来通常国会、是非目指していただきたいと思います。大臣、一言お願いします。
○伊藤孝恵君 経済界からは不利益取扱いに対する行政措置や通報対象事実の範囲の追加等に反対する旨、まあネガティブな意見というのが出ているというのも承知しております。しかしながら、それも全部含めて、この内閣府の消費者委員会、公益通報者保護専門調査会の中でもんで、そして、そこの中で修文...全文を見る
○伊藤孝恵君 大臣は、法制を来国会に出しますとか、こういった、消費者を守りますというふうに言える大臣なんですから、そういうお立場なんですよね。その大臣が、例えばジャパンライフの件にしても消費者の方に立っていないというふうに聞いた側が感じてしまう、感じさせてしまう、そういうのが非常...全文を見る
12月05日第200回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
議事録を見る
○伊藤孝恵君 高大接続改革に関して伺う前に、こちらも喫緊の課題なんです。外国人児童生徒の就学について、大臣の御所見をお聞かせください。  外国人労働者を五年で最大三十四万人受入れを想定するなどとした改正入管法が成立したのは、一年前の十二月八日の未明でございました。六日に開かれま...全文を見る
○伊藤孝恵君 子供がそういった学校に行けばというか、保育園なり幼稚園なりに行けば、親も関わるわけです。そういった外国をルーツとする一家そのものがこの地域の中でどうやって生きて、特に子供たちがそこで学んで、そして大きくなって働いて、納得して納税をしてくれる、そういった生活者というの...全文を見る
○伊藤孝恵君 心ある御答弁、ありがとうございました。  この態様が多様というのは、例えば、来ないからもう除籍にしてしまえというような教育委員会があったり、はたまた、来るかもしれないからそのままにして不登校というところにカウントするというような、そういった様々自治体ごとに違うとい...全文を見る
○伊藤孝恵君 今、就学義務が掛かっていないからというふうにおっしゃいました。まさに、この国で外国をルーツとする子供たちに就学義務は現在掛かっておりません。  そういったものをどうするかというのを含めて、これから議論するというおつもりはありますか。これ、大臣にお願いします。
○伊藤孝恵君 今、これを機会にというふうに言っていただきましたし、水岡理事の方からも、これで集中審議だというようなお話ありました。本当にこれについての集中審議必要だと思います。是非、委員長、御差配ください。
○伊藤孝恵君 しかしながら、外国をルーツとする子供たちの学習機会は保障されているんですかというふうに伺いましたら、これは保障されているんだということでした。それの立て付けとなる法律は、例えば、教育基本法の中にもあります、第十三条、児童の権利に関する条約の中にもあります、第二十八条...全文を見る
○伊藤孝恵君 ありがとうございます。  次に、外国人児童生徒が就学しても、当たり前なんですけど、生徒一人は一人ですから、その子にどれほど手厚いフォローが例えば要るからといって、それが加配教員配置などの普通交付金の算定根拠になっては今おりません。であれば、特別支援教育支援員のよう...全文を見る
○伊藤孝恵君 愛知淑徳大学の小島祥美准教授に伺った不就学をゼロにした岐阜県可児市の事例によると、全ての始まりは、まず市職員の職務分掌規程に外国人児童就学担当を明記するとともに、外国人児童の学習保障を市の事業として分掌化することだそうです。住民登録があったら、その担当者がきちっと、...全文を見る
○伊藤孝恵君 もちろん市町村の判断ではありますけれども、その市町村の取組が加速するような呼びかけを文科省からお願いしたいというふうに思います。大臣、お願いします。  さて、大学入学共通テストにおける国語、数学の記述式問題についても伺います。  十一月十九日、本委員会では高大接...全文を見る
○伊藤孝恵君 全国高等学校長協会や日本私立中学高等学校連合会など、与党推薦の参考人を含め四人全員が、必要性を感じない、重大な瑕疵がある、中止してゼロベースで考え直すべきと述べられました。  大臣、本当にこのまま実施されますか。
○伊藤孝恵君 学力評価研究機構、現状も社員が兼務していますから、ベネッセが確保すると強弁している七千七百三十五人の採点者、その質も含め、その質の担保も含めかなり絶望的だと思いますし、数学については、今大臣おっしゃった思考のプロセスなんて全然見られない記述式です。そして、少なくとも...全文を見る
○伊藤孝恵君 なので、後ほど正解が出てきたとき、そのときって採点やり直したんですか。
○伊藤孝恵君 そのときの採点者って何人だったんですか、全員で。
○伊藤孝恵君 マル、バツを付けた人の数は何人だったんですか。
○伊藤孝恵君 その数でやればできたのかもしれませんけど、今度は五十万人分を二十日間で、七千七百三十五人でやるというわけですよね。最後の一枚が、あっ、これやっぱり合っているわというふうな一枚だった場合に、四十九万九千九百九十九人分の採点をやり直す必要がありますよね。  私、業務請...全文を見る
○伊藤孝恵君 そう、全然教えてくれないんですよ。全然教えてくれないから、それができるかどうか、実現可能性が分からないんですよ。  これ、一枚幾らだったら、採点のやり直しが発生するたびにコストがかさむことになります。一日幾らだったとしても、納品期日を守るために採点者にかなり無理を...全文を見る
○伊藤孝恵君 これ、もし本当に記述式を断行するんだったら、まず五十万人分の採点を一通りやって、正答全部あぶり出して採点マニュアルを確定させる、そのマニュアルをもって二巡目の採点をする、それを二十日間でやるということになります。  この契約書はその見積りになっていますか、そのスケ...全文を見る
○伊藤孝恵君 いや、だから、秘密保持契約がその人数に対して効くと思っていますか。例えばSNSで、匿名アカウントにこういったものの出してはいけないはずの情報が出たら、その人特定できますか。特定する間、じゃ、採点は一時中断するんですか。こういったことが全然答えられていない、明確になっ...全文を見る
○伊藤孝恵君 終わります。