松沢成文

まつざわしげふみ

選挙区(神奈川県)選出
日本維新の会
当選回数2回

松沢成文の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第132回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。  私は、外務委員を拝命をいたしましてきょう初めて一般質問をさせていただくわけですが、どういうテーマを取り上げようか、いろいろ悩みましたけれども、やはり今一番火急であって日本に重要な外交課題であると思われます国連改革、それに対する日本の...全文を見る
○松沢委員 今るる具体的に伺いましたけれども、国連の変化と同時に、我が日本の国も五十年の間に大変大きな変化を遂げました。高度経済成長期を経て、今では世界第二位の経済大国になった。GNPも十数%を占めていますね。と同時に、例えば多国間の援助の金額的なものでは、ODA、もう世界一、二...全文を見る
○松沢委員 次に、国連の安保理改組と常任理事国入りの問題です。  鹿野委員の方からもありましたけれども、ちょっと次の議論に進めるために確認の意味でお聞かせをいただきたいのですけれども、昨年の九月二十七日、国連総会の一般討論演説ですか、河野大臣が「多くの国々の賛同を得て、安保理常...全文を見る
○松沢委員 そうしますと、先ほど鹿野委員も触れましたけれども、昨年六月の新しく連立与党ができた政権成立時に三党合意というのをやっております。そこで、「外交・安全保障・国連改革」の中に「常任理事国入りについては、わが国は背伸びをせず、国連改革の進展、アジア近隣諸国の推薦状況と国民的...全文を見る
○松沢委員 私、村山総理の演説の中ではなくて、三党合意の文言について、国民の理解、アジア諸国の推薦状況、それと国連改革の進展、これを踏まえて慎重に対処するということですから、これはあくまでもこの三つの条件を踏まえて慎重にやっていくというふうな表現ですね。  ところが、今外務省が...全文を見る
○松沢委員 私は、この件については積極的な賛成派でありますから、この突っ走っているというのは、私にとったはいい方向なのですね、外務省、それだけ積極的にやっていただきたいと思っている方ですから。  この問題はこれ以上詰めてもしょうがないので、それでは、具体的な安保理改組の問題につ...全文を見る
○松沢委員 そこで、P5を中心とする先進国と非同盟グループを中心とする途上国の間に大分、今説明でもありましたけれども、思惑の違いが表面化してきたように思うのですね。  そこで、日本のほかにも、途上国の方からインド、ブラジル、ナイジェリア、エジプトが演説の中では立候補を表明してい...全文を見る
○松沢委員 詳しく御説明いただきましたけれども、私なりに解釈すると、安保理の民主化あるいは地域バランスの確保のために、日本は、日独だけの常任理事国入りだけではなくて、途上国とも話し合って、必要であれば途上国も数カ国、そんなに多くはできませんが、日本と一緒に安保理に入っていこうとい...全文を見る
○松沢委員 次に、この安保理の持っている最大の権限、拒否権という存在がありますが、確かに拒否権を持てるということは、今までの制度ですと、一国でも反対すればそれが絶対通らないという大きな政治力でありますから、安保理に入るのであればこの拒否権を当然求めていくという姿勢で私はあるべきだ...全文を見る
○松沢委員 話を進めまして、日本が常任理事国になるには、当然安保理改組、国連憲章を改正しなければいけない、三分の二の賛成が必要ということですけれども、事務的ですが、現在国連の場で、あるいは二国間の話し合いの中で日本を支持している、日本の常任理事国入りに賛意を持っていただいている国...全文を見る
○松沢委員 大分ふえてきているようですけれども、ただ、絶対的な条件は、これはやはりP5、現常任理事国五カ国、これに支持をもらえなければ、拒否権を使われたらもう永遠に日本は入れないわけですね。  そこで、このP5諸国の日本の常任理事国入りの支持について、新聞等では、アメリカ、イギ...全文を見る
○松沢委員 この常任理事国入りのための、常任理事国になったらこういう義務があるではないかという議論も先ほどもありました。これは、でも、規定されたものというのは国連憲章の中にもないわけで、国連の加盟国であれば負う義務を、当然常任理事国も負うわけですね。ところが、規定された義務ではな...全文を見る
○松沢委員 この問題は大変議論が長くなってしまいますので、別の機会にします。  先ほど田中委員の方からも指摘が出ましたけれども、非常任理事国に対して、安保理改組の問題がかなり、二、三年はかかるだろうから、安保理の中にやはり入っておくということは大変重要なんで、非常任理事国につい...全文を見る
○松沢委員 確かに、そういう交渉の過程で、事前にそれが漏れると立場が難しくなってしまうというのはそれなりに理解はできるのですが、安保理改組あるいは日本の常任理事国入り問題について、慎重派の方は、国民的な議論がまだまだ盛り上がっていないというのを一つの大きな理由にされているのですね...全文を見る
○松沢委員 安保理改組の最後に、この安保理改組の問題が今後どういうスケジュールで展開されそうか、今外務省の把握している範囲で教えていただきたいことと、あと、それに対して日本の戦略、どういう方向でいきたいか、いま一度お聞かせください。
○松沢委員 国連の問題で、最近のアメリカの対応が随分、俗に言う新孤立主義のような形になってきて、国連に対する不満がかなりアメリカの政界の中でもあるようで、共和党がこの前の中間選挙で勝利をして、議会、上下両院抑えました。また、下院のギングリッチ議長あるいは上院の外交委員長のジェシー...全文を見る
○松沢委員 以上で質問を終わりますが、また国連改革に向けて、ぜひとも外務省の積極的な姿勢を望んでおきます。  以上です。
03月29日第132回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。  化学兵器の禁止条約についてですが、私もまず先般の地下鉄サリン事件の問題について質問をしたいと思います。  まず、こうした無差別テロのような極悪な事件が起きまして、犠牲者の方また被害者の方、お悔やみ並びにお見舞いを冒頭申し上げたいと...全文を見る
○松沢委員 次に、今このサリン事件との関連の疑惑を持たれているオウム真理教の問題について、少し関連で伺いたいと思うのですが、現在の法律、例えば毒物及び劇物取締法によっても、今回の家宅捜索で押収された猛毒物質の製造とか貯蔵については厚生省または都道府県への登録が必要である、取り扱い...全文を見る
○松沢委員 最後の、立入検査等の措置を認めるべきではないのかということに対しての考え方というのはいただけますか。
○松沢委員 今回の事件の当初に、このサリンが外国から持ち込まれたのではないかという観測があったわけなんです。今までのところそういった事実は確認されてないようですけれども、私はこの観測を聞いてやはりロシアの動向が非常に気にかかったのですね。なぜなら、ロシアの軍の規律の乱れだとか、あ...全文を見る
○松沢委員 次に、今回の事件で自衛隊の化学防護班、防護部隊というのでしょうか、大いに力を発揮して、まあ先般の阪神大震災の教訓がその意味では十分に生かされたと思うのですけれども、ただ、いつも自衛隊に頼るのであれば、同時多発的にこういう事件が起こった場合に限界があると思うのです。 ...全文を見る
○松沢委員 それともう一つは、今回多くの被害者の方が病院に運ばれたわけですけれども、初めてだったもので都内の病院にこうしたサリン等の毒物の被害者への治療法のノウハウがなかったわけで、前回の松本のサリン事件の経験をもとに、信州大学附属病院というんですか、ここからアドバイスがなされた...全文を見る
○松沢委員 今まで二、三の質問は、いずれもこうした毒物のテロに対する政府の危機管理能力、これをやはり高めていかなければいけないということで質問したのです。  先般の阪神大震災におけるああいう災害時に対する危機管理能力は、政府の方でも今十分に検討して対策を練っているわけですけれど...全文を見る
○松沢委員 ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  次に、今回の事件というのは、明らかに複数犯の存在があって、サリンの入手法等を考えると、一定の組織を持ったものの犯罪であるということはほぼ確実だと思うのですけれども、にもかかわらず捜査の容疑は、殺人犯、殺人罪ということで行わ...全文を見る
○松沢委員 この問題の最後に、去る二十一日にマカリー大統領補佐官が、今回の事件に対して在日米軍や医療専門家による技術支援の用意があるとした上で、日本政府と対応を協議中であるというふうに明らかにしています。阪神大震災のときには、海外からの支援に対して日本政府も手続上いろいろ問題があ...全文を見る
○松沢委員 あとの質問は、午後の時間に譲りたいと思います。
○松沢委員 次に、化学兵器禁止条約の中身について質問させていただきたいと思います。  こうした軍縮に向けての画期的な条約が締結に向けて進行中であるということは、大変意義深いことであると思います。私ども新進党としても全面的に推進に賛成をしていきたいと思っておりますが、幾つか中身に...全文を見る
○松沢委員 この技術事務局、化学兵器に対する専門的な知識を持った者で構成するのが一番望ましいということでしたけれども、我が国が軍縮の分野で人的な貢献をしていくというのも大変重要なことだと思います。我が国で化学兵器の分野で最も高い知識、見識を持っているのは、間違いなく自衛隊の中にい...全文を見る
○松沢委員 ぜひとも前向きに検討をお願いしたいと思います。  ここで、外務大臣に御見解をいただきたいのですが、我が国の国際貢献、人的貢献、それも軍縮という、我が国が憲法においても最も求めている軍縮に対しての人的貢献で自衛官の方に活躍をいただく、国際機関に出ていただくという方向性...全文を見る
○松沢委員 外務大臣からも前向きな御答弁をいただきまして、ぜひともその方向で検討をお願いしたいと思います。  次に、この条約では、化学兵器やその製造施設の保有について申告制をとっていますけれども、この条約が作成されたことによって、いわゆる化学兵器の保有疑惑国と言われる国の化学兵...全文を見る
○松沢委員 この条約が発効後、化学兵器の保有を認めている締約国は、保有する化学兵器及びその生産施設を申告して、十年以内に廃棄をすることが義務づけられているわけですけれども、化学兵器及び化学兵器の製造施設の保有国というのは、どのような手順で化学兵器及びその施設の廃棄を完了するのか、...全文を見る
○松沢委員 命御説明の中に、五年の延長が認められているというのがありましたけれども、これは具体的にどういう場合に認められるのか。また、五年以上の延長はないともおっしゃいましたけれども、五年間の延長で廃棄が完了しない場合にはどのような対応がなされるのか、この点についてもお聞かせいた...全文を見る
○松沢委員 今の御答弁にもありましたけれども、廃棄のための費用、これは保有国がすべて自己負担するということになっているんでしょうか。またこれは、化学兵器の廃棄にかなりの費用がかかると言われていますけれども、資金不足でできないというような国があるとしたら、それに対してはどのような対...全文を見る
○松沢委員 わかりました。  次に、この条約が作成されたことによって当該国は自国以外に放置した毒ガス等の化学兵器の処理義務も負うことになったわけですけれども、この毒ガス処理義務が自国以外に、海外の方もこの条約に規定されることになった経緯について、まず伺いたいと思います。
○松沢委員 他国への遺棄化学兵器については、旧日本軍が中国に残してきたものについての質疑等もありまして報道されておりますが、世界的に見て、遺棄化学兵器の廃棄義務を負う国、日本のように負う国というのはどれぐらいあるのでしょうか、現在。
○松沢委員 それでは、この中国の遺棄化学兵器の問題ですけれども、新聞報道等では中国が中国国内に残る毒ガス等は旧日本軍によって廃棄されたものであるというふうに言っていますけれども、中国国内に廃棄されていると言われている化学兵器はすべて旧日本軍が放置したものであるかどうか、私はちょっ...全文を見る
○松沢委員 もう少し詳しく、中国が遺棄化学兵器について、その場所とか量とか放置国について、放置国は日本だと言っているのですけれども、どのように確認されたか、また今回の調査で、旧日本軍が中国に廃棄したと言われている化学兵器、毒ガスの量とか場所とか廃棄の時期などについてどの程度確認で...全文を見る
○松沢委員 ちょっと突っ込んでお聞きしますけれども、例えば大戦の最後に入ってきたロシア軍の化学兵器がある、その中に含まれている可能性があるんじゃないか、あるいは旧日本軍への対抗上国民党軍等の所有していた化学兵器も含まれているんではないかという疑惑もあるやに聞いているのですが、その...全文を見る
○松沢委員 それでは、我が国の国内の方の調査で終戦時までに広島の化学兵器工場で三百五十万発ですかの化学兵器を生産したという記録が残っているそうですけれども、製造工程や貯蔵先の記録は不明というふうに聞いています。また、戦時中の我が国の化学兵器開発の実態についてはどのように把握をされ...全文を見る
○松沢委員 この化学兵器禁止条約発効後、我が国は中国に放置した化学兵器の廃棄計画書というのを提出することになると思うのですが、こうした遺棄化学兵器の廃棄の処理能力がこの日本にあるかどうかということをまずお聞きしたいと思います。  それと、中国で我が国のどういう機関がこの化学兵器...全文を見る
○松沢委員 最後に、大臣にちょっとお聞きしたいのですけれども、この中国にある遺棄化学兵器の処理問題については、今御答弁がありましたように、処理能力の面でも、あるいはだれがやるか、自衛隊は今の法律ではこういうことには出せないわけですから、こうした面でも非常に問題がある。また、その処...全文を見る
○松沢委員 以上で終わります。
04月14日第132回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○松沢委員 皆さんおはようございます。長官並びに関係者の皆様、朝早くから大変御苦労さまでございます。  それでは私は、新進党を代表して、悪臭防止法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。  まず、大局的な視点から長官に、今回の悪臭防止法改正の目的とその必要性につ...全文を見る
○松沢委員 今長官の御説明の中に、複合臭というか幾つもまざったにおいで、その一つ一つの物質の数値は規制内だけれどもまざったにおいだと臭くなる、こんなにおいというのも出てきた、また、生活関連の事業所、そういうところからのにおいも多くなってきて、以前とにおいに対する公害の様態が大分変...全文を見る
○松沢委員 ただいま嗅覚測定法、その技術的なものに対することが大きな理由の一つだという説明がありましたけれども、と同時に、先ほど長官が言われた第二の理由、環境の負荷の低減に対して国民が義務を負うというような環境基本法というのが一昨年でしたか、日本でもできて可決をされた。この中に、...全文を見る
○松沢委員 次に、この法規制対象悪臭物質、私、ちょっと難しい名前で全然内容はわからないのですけれども、今後こういう特定悪臭物質の追加予定というのはされているのか。  また、この表を見させていただくと、一号規制というのは全部これはされているわけですね。ところが、煙突だとか排水の二...全文を見る
○松沢委員 この法案の中に「測定の委託」というのがありまして、地方公共団体が独自で悪臭の測定をすることができない場合などには「総理府令で定めるものに委託することができる。」というふうになっていると思うのですけれども、どういう機関に委託する予定なのか。また、そういう機関は全国にいろ...全文を見る
○松沢委員 この悪臭防止法を推進するために、先ほどの国民の自発的行動を促すことも必要だと思うのですけれども、環境庁としては、現在そのための具体的な施策を何か検討しているのでしょうか。
○松沢委員 昨年八月の産経新聞に、子供たちににおいマップを、町の香りマップをつくらせるというようなことを環境庁が考えているという記事が載っておりましたけれども、こういうことを広く展開していくという方向を持っているのでしょうか。
○松沢委員 今出ましたクリーンアロマ推進計画、いいにおいをつくって悪いにおいを消していく、そういう町づくり運動をしていくわけですよね。  先ほどの小学生による香りマップづくりとか、あるいは街路樹ですか、香りのいい街路樹を植えたり、あるいは駅前に花を植えたりということをするという...全文を見る
○松沢委員 これは環境庁が何かプランをつくってやってもらうというよりも、自治体のプランを環境庁が補助等で支援をする、こういう方向ですね。
○松沢委員 次に、最近非常に問題になっている複合臭というものについてお聞きしたいのです。  個別の物質では濃度が基準を満たしていても、それがいろいろ合わさった形になると非常に臭いというものが複合臭というのだと思うのですけれども、その複合臭の現況というか実態についてもう少し詳しく...全文を見る
○松沢委員 そういう複合臭が多いので測定の方法を新たに導入しようというのが嗅覚測定法だと思うのです。私も御説明を受けましたけれども、においを、機械だけではなく人の嗅覚に頼って強さというか不快感をはかっていくという大変難しい作業だと思うのですけれども、率直に言ってこの信頼性について...全文を見る
○松沢委員 今回の嗅覚測定法の導入が規制対象事業所にどのような影響を及ぼすかちょっと伺いたいのですが、例えば従来の基準では問題とならなかったものが、今回の嗅覚測定法を用いることによって改善の必要がありと言われる場合も出てくると思うのですね。そういう場合、施設の改善等を行う必要が出...全文を見る
○松沢委員 方法としては人の鼻によってかいでいくけれども、それを指数として出すわけだからこれは客観基準であるということだと思うのですね。  そこで、よく言われるのは、ふだんは悪臭とは思えないいいにおいが毎日継続的に強烈にかがされることによって耐えられない。何か新聞では、ウナギの...全文を見る
○松沢委員 この嗅覚測定法の導入で各自治体は、先ほどおっしゃっていたように、オペレーターとかパネルとか、こういう人に協力してもらっていろいろやらなければいけませんね。この辺、人的、財政的にどの程度負担があるか、それを環境庁の方はどのように予測されていますでしょうか。
○松沢委員 今、マニュアルを作成したり、研修会をやったりということは環境庁としてもやっていくというお話がありましたけれども、そのコスト、財政的なお金の面、これについては何か支援をする予定はあるのですか。
○松沢委員 この嗅覚測定法の導入で小規模事業者、特に新たに規制対象になると思われるような業種はどんなものがあるか、それとまた、そういう業種に対する改善のための支援策というものを考えていらっしゃるのかどうか。
○松沢委員 以上で終わります。ありがとうございました。
06月07日第132回国会 衆議院 外務委員会 第19号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。  きょうは光栄にも一時間半という十分な時間をいただきましたので、国際情勢、各方面にわたって質問させていただきますので、大臣初め当局の皆さん、ぜひともよろしくお願いいたします。  私は、ゴールデンウイーク明けの五月九日から十四日まで、...全文を見る
○松沢委員 もう一点お聞きしたいのですけれども、その九十一名の職員の年齢別内訳というか、例えば二十代とか三十代で結構なんですが、どの辺の職員の方が多いのか、それはわかりますか。
○松沢委員 今ちょっと数字を出していただきましたけれども、日本の望ましい国連事務局での職員数というのは百九十四名でありますが、実際には今九十一名前後、これは横ばいという状況ですね。  今ランク別という指摘がありましたけれども、要するに、課長さん、局長さん、上に行くに従ってかなり...全文を見る
○松沢委員 今御答弁いただきました後段の部分なんですけれども、その原因の一つに、現在国連の日本人職員が置かれている環境というのが大変厳しい、特に昨今の急激な円高によって。この急激な円高で、基本給のほかに国内給与を支給されている日本人の派遣職員との間で格差がかなり広がっていて、プロ...全文を見る
○松沢委員 日本人の国連の正規職員がこういう状況の中で、もう一度言いますと、急激な円高でドルでもらう給与がどんどん目減りしていく、その上、派遣法等で日本から派遣される職員は現地の給与と日本からの給与ももらっている、こういう中での不平等感。  さらに、彼らはやはり日本人ですから、...全文を見る
○松沢委員 その国連の日本人職員の有志がこの問題について具体的な改善策を話し合いたいということで、国連日本人職員と日本の国連代表部による作業部会の設置というのを要望書では求めているのですが、今当局の方でも大臣の方でも、やはり問題はあろうという御答弁でしたけれども、もし問題があるの...全文を見る
○松沢委員 この問題で、先ほどおっしゃられましたように、国際機関の中立性があって、国連憲章の百条ですか、国連以外からお給料をもらってはいけないという規定があるということで、こういう国際機関の中に入ったわけですから、国際機関の取り決めには従っていかなければいけないと思いますね。した...全文を見る
○松沢委員 この問題、ちょっと最後の質問にしますけれども、先ほど話が出ました、ドイツもマルク高でかなり職員の皆さんの給与への影響が出ているということなんですが、私もちょっと時間がなくて調べられなかったのですが、ドイツが何か工夫をもって対応しているという話は聞いたことがあるのです。...全文を見る
○松沢委員 この問題については、私も行って現地の方々のお話を聞いていると、かなり厳しい状況であるな、もう日本の新聞も自分で買うのもお金が厳しい、みんなで回し読みするしかない、こういう工夫をしながら、厳しい中を頑張っていらっしやる。  確かに国連に入ったのは自分の意思だから、その...全文を見る
○松沢委員 今の状況を見ていますと、セルビア人勢力とボスニア政府軍の間に国連が入らなければいけないわけですが、そのセルビア人勢力のルール違反がかなりあるということで、セルビア人勢力対国際社会、国連という、間に入るべき国連、PKOの存在が完全に敵対関係に入りつつある。これは、かつて...全文を見る
○松沢委員 このボスニア問題について今度のサミットで必ず大きな議論になります。そこで、私はぜひとも河野大臣に日本の考え方というものをぶつけて発言をいただきたいと思うのです。ボスニアは、ユーゴは非常に遠い存在ですけれども、私は日本にとって、この問題に対していかに意見を言っていくかと...全文を見る
○松沢委員 いずれにしろ、サミットでの大臣の御健闘をお祈りいたします。  次に、昨今の新聞報道ですが、オーストラリアでのスパイ活動に関連してお伺いしたいと思うんです。  先月末、オーストラリアの有力新聞が相次いでオーストラリア政府の盗聴疑惑について報じたわけであります。一つは...全文を見る
○松沢委員 それでは、外務省はオーストラリア政府に対して、日本大使館が盗聴されたという方ですね、こういう新聞報道があったのですが、例えば、外務省はちゃんとオーストラリア政府に対して、新聞でこういう報道がされていたけれども、それは本当なのか、照会をしたというふうに新聞には載っていま...全文を見る
○松沢委員 そういう共同宣言がありながらこういう報道がなされるというのは、非常に私たちにとっても不信感をあおるわけなんですが、逆にオーストラリア政府に対して、事実関係を調査をしてそれを日本に、日本にというか国際社会に公表するよう、こういう逆に、言うべきことは言った方がいいのではな...全文を見る
○松沢委員 この一連のスパイ報道に関連してちょっとお伺いしたいのですけれども、冷戦時代というのは、米ソ間、東西間のスパイ合戦がかなり過激に行われていたというふうに私も思ってはおりますけれども、その冷戦が終わって、そういう東西間の例えは軍事情報等のスパイ合戦というのは大分少なくなっ...全文を見る
○松沢委員 ちょっと、その人の面で関連してお伺いしたいのですが、きのうおとといのニュースに、フィンランド大使に高原須美子先生を抜てきするというのが載っておりました。私は、以前から大使、公使、こうした人材に民間人をもっと登用するべき、やはり外務省の中でずっと育ってきた方だけではちょ...全文を見る
○松沢委員 ぜひともその方向でお願いしたいと思います。  次に、ちょっと東アジアの問題についてお伺いしたいと思うのですが、昨年の七月二十五日、バンコクのホテルで東アジア九カ国外相会議というのが開催されて、ASEAN六カ国と日本、中国、韓国の外務大臣が出席をしたという情報を得てお...全文を見る
○松沢委員 その会合では今後このような会合を将来的にも開催すると同意したと新聞報道されておりましたけれども、ことしも開催をされるのでしょうかというのが一点目です。  もう一点は、七月末から八月初めにかけてブルネイでASEAN外相会議と拡大外相会議が開催されるという予定だそうです...全文を見る
○松沢委員 ちょっと話が違いますけれども、昨年の十月に韓国の李長春さん、この方はAPEC大使だそうですが、この方が日中韓三国の対話、すなわち外相会談があるいは首脳会談の開催を提唱しました。中国外務省もこの件については前向きな関心を示しているということですけれども、日本はこの提案に...全文を見る
○松沢委員 これまで東アジアにおいては日本に対する戦争中の忌まわしい記憶というのが残っているわけで、今回の戦後決議の問題でもその点がありましたけれども、日本を含めた東アジアの国々の間の対話が非常に難しいというふうに言われてきたと思います。事実そうだったと思います。  ところが、...全文を見る
○松沢委員 これまで私は、この問題に対する質問で、あえてEAECという言葉は使わないで質問をさせていただいたのですね。それは数年前、マレーシアのマハティールさんが提唱して以来、EAEC構想というのが、その実態とか実像がどういうものなのかなかなか解明されないままに、さまざまな誤解あ...全文を見る
○松沢委員 このEAECに対しては、アメリカの当時のベーカー国務長官がかなり激しい反対論をふって、これは経済ブロックを新たにつくるものだとか、APECを疎外するとか、あるいはアジアからアメリカを排除するものだとか、こういうかなり激しい主張のもとに反対論をぶったわけなのですが、ただ...全文を見る
○松沢委員 なぜこういう質問をさせていただいたかといいますと、世界の平和や繁栄を目指して、今世界の中の地域のグルーピングというのは非常に多元的というか、重層的に工夫を凝らして各地域つくっていると思うのですね。  例えば、ヨーロッパの安全保障を考えると、アメリカも含めたNATOが...全文を見る
○松沢委員 最後に、中国の問題をちょっとお聞きしたいのですが、中国の核実験がNPT条約の議論の直後にあって、それに対して日本は無償援助を考え直すという、ある意味で中国に対する抗議の措置をとったわけですが、その直後にまたしても大陸間弾道ミサイルの発射実験があったということで、言い方...全文を見る
○松沢委員 この核実験の問題、恐らく来るべきサミットでも議論になるかと思うんですが、フランスもその実験の意思ありということで、このままでは禁止条約締結前に駆け込み実験が幾つも出てしまうという状況があると思うんですね。ぜひとも今度のサミットでこの核実験禁止の問題についても日本からも...全文を見る
10月20日第134回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。  質問も大分長くなりまして、大臣並びに委員長、お疲れだと思いますけれども、あと二人でございますから、ぜひとも御答弁、積極的によろしくお願いいたします。  私は、国連の改革、国連創設五十周年ということで、特別の総会も開かれるということ...全文を見る
○松沢委員 昨年、ことしと二年連続国連総会の一般演説の場で、ちょっと言葉じりを私も調べたのですが違いますけれども、非軍事の分野で「多くの国々の賛同を得て、安保理常任理事国として責任を果たす用意があることを表明いたします。」という言葉を使われているのです。これは、日本政府の代表、外...全文を見る
○松沢委員 そこで、これは政府の方針であり、私は、今度の国連総会の、五十周年の特別総会ですか、村山総理が二十二日でしょうか、演説をされるということでありますけれども、この二十二日に行われる国連創設五十周年記念総会の村山総理の演説の中で、この日本の政府の見解である安保常任理事国入り...全文を見る
○松沢委員 聞くところによりますと、安保理改革の問題については、安保理の拡大あるいは安保理の議論の透明性、あるいは運営の改善、こういうことに対しては言っていく。しかし、日本が安保理入りを目指すと明言をすることは、与党内の意見の不一致、あるいは総理の審議会ですか、何か、国連改革に関...全文を見る
○松沢委員 それじゃ、ちょっと角度を変えてみますけれども、日本が安保理入りを目指して積極的に活動していく、国連改革もみずから参加をして積極的に行っていく、これはもう二年連続して政府が、国連の一般演説の場で外務大臣が明言されていることであって、今度の国連総会、五十周年の特別総会とい...全文を見る
○松沢委員 私は、単に国連の安保常任理事国入りにがむしゃらに立候補して、それをアピールだけすればいいと言っているわけではなくて、この安保常任理事国入りを日本が表明して活動していくということは、やはり今後日本が世界の国際政治の中で、あるいは平和と安定の維持の中でどういう役割を果たす...全文を見る
○松沢委員 何度も言いますけれども、もう政府の方針として、細川さんのときから合わせると三年連続この方針は出されているわけでありまして、与党内にもいろいろ御意見があるのは私も聞いておりますけれども、ぜひともこの方針は、政府の方針である以上、今後とも国連外交の中で貫いていただきたいと...全文を見る
○松沢委員 先般、残念なことに、ユーゴの特別代表でありました明石康さんが辞職したわけでありますけれども、その明石さんもインタビューの中で、世界の動きを理解し、日本の考えを世界に伝える能力と努力がなければ、日本は思考の上で、孤児になっていく危険があるというふうにおっしゃっておりまし...全文を見る
○松沢委員 台湾以外の国は大体出して、台湾が今少しおくれているという答弁でありました。  そこで、先日、瀬木APEC担当大使が訪台して、台湾当局と事務折衝を行ってきたという新聞記事が載っておりましたが、その内容あるいはその成果はいかがなものであったでしょうか。
○松沢委員 先ほど東委員の話もありましたように、これは中国の立場、チャイニーズタイペイ、台湾の立場一両方を尊重すると大変難しいことになってくるわけでありますけれども、シアトル、ボゴールの両会議を踏襲するということですけれども、日本側が望む台湾代表、踏襲するということは経済閣僚であ...全文を見る
○松沢委員 これはちょっと確認なんですけれども、内容は明らかにできないということですが、台湾側はあくまでもやはり李登輝総統の出席を望んでいると、この前の瀬木担当大使との事務折衝でも、この事実というのは報道どおりなのでしょうか。
○松沢委員 そうしますと、過去のシアトル、ボゴール会議を踏襲すると、今まで出てきた人が蕭万長さんという経済担当の方ということですけれども、台湾側は、台湾の主張によれば、これはこの前の折衝ではなくて主張によれば、あくまでも李登輝総統を招いてほしいということを言っております。  そ...全文を見る
○松沢委員 十一月の中旬、十何日からですか、十六日からですか、APEC会議が開かれるわけですけれども、もう一カ月前を切っているわけでありまして、私はこれ以上この問題を先送りにするのは非常に台湾、中国両方にとって失礼になるかと思うのです。今交渉中あるいは相手国に投げかけているという...全文を見る
○松沢委員 以降の質問は水曜日に譲ります。どうもありがとうございました。
10月25日第134回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。先週に引き続き質問をさせていただきます。  まず、提案されておりますインマルサットに関する条約の改正の問題でありますけれども、インマルサットは、主に、大きな一千トン以上の船舶、特に外航船舶を中心として利用されているということでありますけ...全文を見る
○松沢委員 ただ、余り普及はされてないようですね。かなり高価でなかなか普及がされていないということなんですが、その辺は把握されていますか。     〔小杉委員長代理退席、田中(直)委員長     代理着席〕
○松沢委員 このインマルサットというのは、インテルサットのシステムがありますが、インテルサットと同様に、財政的には独立採算制をとっているということでありますけれども、その収支というのはどんなになっているのでしょうか。陸上及び航空分野において他の移動体衛星通信システムが実現された場...全文を見る
○松沢委員 もう一点、ちょっと電波障害についてお聞きしたいのですけれども、このインマルサットを初めとする人工衛星が無秩序に打ち上げられますと、同じ周波数を利用すれば互いに電波障害を起こしてしまって、通信や放送に支障を来すおそれが生じると思うのです。電波障害を避けるために何らかの形...全文を見る
○松沢委員 ありがとうございました。  ここで、ちょっと新たに情報が入ってきたので、日米地位協定の問題について確認をさせでいただきたいと思うのです。  昨日、河野外務大臣とアメリカのモンデール大使がお会いになられで、日米地位協定の見直しの話し合い、沖縄の県民にも配慮する形で今...全文を見る
○松沢委員 私のいただいた情報によりますと、日米間で、殺人とか強姦という凶悪な犯罪があった場合に被疑者の起訴前の拘禁の移転についてはいかなる要請に対しても好意的に行う、そしてアメリカは、日本が考慮されるべきと信ずるその他の特定の場合について同国が合同委員会においで提示することがあ...全文を見る
○松沢委員 今、最終的な詰めを行っているということですけれども、そうすると、ちょっと大臣に伺いたいのですが、この地位協定の運用見直しについては、モンデール大使と大臣は、日米合同委員会専門家委員会にゆだねて、そこで十分話し合ってほしい、そこで話し合って、今最終的な詰めをしていますが...全文を見る
○松沢委員 わかりました。これは結論が出て、その後の政府の方向としてまた委員会でも議論を詰めていきたいと思います。  次に、先週にも私質問をさせていただいて、ちょっとその続きをやりたいのですが、APECの台湾代表の参加問題。  先週私がお聞きしました中で、瀬木特別代表というの...全文を見る
○松沢委員 そこで、今度は、松永特別大使とお呼びしたらいいのでしょうか、その方がもう中国に行かれたかこれから出発するか私宅かじゃないのですが、その中で、今外務省当局が得ている情報では、李総統、徐立徳行政院副院長の出席見合わせという台湾側の回答を現状では得ていない、ここは確かでしょ...全文を見る
○松沢委員 確かに外交的な、難しい交渉事ですから、その情報を明かすというのはまた事をさらに難しくしてしまう可能性もあると思うのですけれども、私自身、この台湾の参加問題というのがAPECを成功させる一つの大きなかぎになっていることは事実だと思うのですね。そういう中で、私自身、議員と...全文を見る
○松沢委員 過日の福田元総理大臣の葬儀のときに、台湾側は李総統の代理としてこの呉伯雄総統府秘書長を出席させました。その件について中国政府から外務省の方にかなり強い抗議があったというふうにも聞いているのですが、この辺についてはいかがでしょうか。
○松沢委員 日本は台湾の出席者についてはこれまでのAPECの会議、ボゴール、シアトルを踏襲するという言い方をこれまで外務大臣初めこの委員会で何度もなされておりますけれども、中国側の主張は、あくまでも中国は一つであって中国の代表というのは江沢民さんであるということで、それ以外の台湾...全文を見る
○松沢委員 ちょっと視点を変えますけれども、今回のAPECの会議を大阪で開いて、APECの会議として行う、それの後に東京で日米首脳会談あるいは日中首脳会談も、今外務省は予定をされているのでしょうか。
○松沢委員 非公式の首脳会談として日中首脳会談もやっていく方向というふうに聞いているのですけれども、その件と、もしそれをやるとしたら、大阪でやるのか東京でやるのか、その辺については方向を詰めているのでしょうか。
○松沢委員 まだ詰まっていないということですけれども、私が危惧するのは、今回、今までのシアトル、ボゴールという会議ではなくて、中台両国に非常に関係の深い日本、大阪でAPECの会議をやるわけなんですね。そこで中国が、もし台湾の代表が、これは経済部長としての、経済閣僚としての江西坤さ...全文を見る
○松沢委員 わかりました。  まだ時間があるようですので、ちょっとテーマを変えたいと思います。  二〇〇二年のワールドカップの開催、日本招致の問題について、幾つか伺っていきたいと思います。  皆さん御承知のとおり、今日本と韓国が二〇〇二年サッカーワールドカップの立候補国とな...全文を見る
○松沢委員 今大臣に詳しくその経過を説明いただきまして、ありがとうございました。  この河野大臣の提案を受けでというか、一つの小さなきっかけになって、韓国側もそうであればということで検討したと思うのですね。この件は韓国の外務大臣から金泳三大統領に報告されて、今一応韓国政府はこの...全文を見る
○松沢委員 今の御説明ですと、韓国も正式決定して運動しているというよりは、両論あるという状況だと判断をしたいと思うのです。  そこで、大臣のお考えで結構なのですが、この日韓共同開催のメリットとデメリットを大臣なりに考えて、どんなふうに考えておられますか、お聞かせいただければ幸い...全文を見る
○松沢委員 それでは、もう少し端的に聞きますと、外務大臣は現在でも共同開催に賛成というふうにとらえでよろしいのでしょうか。
○松沢委員 今外務大臣のお話を伺ったのですけれども、私もこの点で非常に大きな危惧を持っているのは、河野外務大臣の発言をきっかけに日韓の間で共同開催のいろいろ意見が出てきた。ただ、この共同開催か単独開催かという方向について、やはり言い出しっぺと言っては失礼ですが、その提案者の一人で...全文を見る
○松沢委員 日本開催に向けての閣議了承を支持するということは、すなわち河野大臣としても日本開催に向けて今後とも努力をしていくというふうに理解させていただきます。  それで、これも私の推測の域で、非常にうがった見方で、誤りがあったら訂正をしていただきたいのですが、このワールドカッ...全文を見る
○松沢委員 外務大臣の日韓関係を思う気持ちというのは私も非常にわかります。ただ、この件については、外務大臣、日本サッカー協会初め招致委員会の皆さんが日本開催という方向で一生懸命頑張っておられて、今ある意味でいい方向に進んできておりますので、それをサポートするという意味で閣議了承、...全文を見る
○松沢委員 その方向は前から出ていることで、これは余り必要ない、この文言自体についてはですね。そういうことですけれども、今回の国連演説の中でさまざまな国が国連改革、当然ですけれども、一番それがメーンテーマです、取り上げております。その中で、安保理の拡大あるいは機能強化、民主的な運...全文を見る
○松沢委員 同じ形で同じ表現で入れなかったというよりも、その表現が入ってなかったんですよね。これ以上はもう時間ですのでやめますけれども、外務大臣、この安全保障常任理事国入りという問題は、いろいろ国の中でも意見もあるし議論もある、また与党の中でもいろいろな御意見があると思います。た...全文を見る
○松沢委員 長時間ありがとうございました。質問を終わります。
11月06日第134回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。  まず初めに、イスラエルのラビン首相がテロの犠牲になって亡くなられたということで、深く哀悼の意を表する次第でございます。  河野外務大臣がそのラビン首相の葬儀のためにイスラエルに赴いたということで、きょうは野坂官房長官が出席というこ...全文を見る
○松沢委員 会談の中の一つの焦点になりました米軍用地の強制使用の代理署名の問題は、大田知事の方はできないという回答であったということでありますが、そうなると、最後の手段として、総理、首相みずからがこれを行わなければいけない。しかし、これを行うプロセスというのはさまざまあるようであ...全文を見る
○松沢委員 それでは、本題であります新しい特別協定の問題に入りたいと思うのです。  基地問題が最近クローズアップをされているその一つの理由は、沖縄にかなりの基地が集中して、今回の事件にも象徴されますように、戦中戦後の沖縄が犠牲になってきたというところからだと思うのですけれども、...全文を見る
○松沢委員 それでは、この新特別協定に追加された訓練移転費に関連して伺いたいと思うのですけれども、この訓練移転費というのは、厚木基地、米海軍の厚木飛行場の米空軍艦載機の夜間連続離着陸訓練、俗称NLP訓練と言われているものですけれども、これを厚木の基地から硫黄島の方に移すための訓練...全文を見る
○松沢委員 この硫黄島へのNLPの訓練の移転なのですけれども、もう二年ほど前に硫黄島の施設が完成しまして、徐々にこのNLP訓練を移して実験的にやっていただいているわけであります。そこで、全面的な移転を目指して新しい特別協定でこれを規定していただくわけですけれども、来年度の予算に当...全文を見る
○松沢委員 これまでやった経験上、おおよそどれぐらいかかるのか。見積もりの予算額を細かく言う必要はないのですが、大体、三億ぐらいなのか、十億ぐらいなのか、二十億ぐらいなのか、これぐらいもわからないのですか。それじゃ予算を組めないと思うのですけれども。
○松沢委員 三億から四億程度かかる見込みということですね。  次に、この移転されるNLP訓練、ナイト・ランディンク・プラクティスという英語らしいのですけれども、このNLP訓練というのはどういう訓練をいうのか。その定義というか、日本側のNLP訓練はこういう訓練のことをいうのですと...全文を見る
○松沢委員 その定義のNLP訓練というのは、これまでアメリカ軍が厚木基地でやる場合に、これを一応事前通告していた、何日の夜やりますと。すごい轟音ですからね。これを周辺住民に周知をする。何日の夜ごろアメリカがやりますのでぜひとも、御勘弁をというのじゃないですけれども、周知をするわけ...全文を見る
○松沢委員 そういう方向でぜひともお願いをしたいと思うのです。  そこで、今の答弁にもありましたけれども、私ども地元自治体側は、こういうかなりの迷惑のかかる訓練ですから、できる限り一〇〇%、全面的に硫黄島に持っていってもらいたいということでありますが、今御指摘のありました天候の...全文を見る
○松沢委員 時間、経費、即応態勢、兵士の士気、この四つが多分今の答弁の中に挙がったと思うのですけれども、確かに時間はかなりかかると思うのですね、現地でやるよりも。ただ、もし日本の近海で有事があった場合を想定しても、帰ろうと思えばジェット機で二時間ぐらいで帰れる距離ではあるのですね...全文を見る
○松沢委員 それでは、ひとつ具体的な事例でちょっと当局の見解をいただきたいのですけれども、神奈川県には上瀬谷通信施設というのがあります。この上瀬谷通信施設というのは、いっどのような目的で米側に提供されたのかまずここをお聞かせください。
○松沢委員 私の方の資料では、多分、昭和二十七年の九月八日に、外務省の国際協力局長の通知によって、通信関係施設として米軍に提供されているということだと思います。  そこで、現在この上瀬谷通信施設というのは、もう通信施設の一番のメインの施設であるアンテナすら撤去されているのですね...全文を見る
○松沢委員 そこで、報道について御承知をいただいているのはいいのですけれども、現にこの施設の基地の看板が、もう通信施設から支援施設という形に書きかえられているのですね。基地の名称が書きかえられている、これは大きな問題だと思うのですが、普通、施設の名称変更というのは日米合同委員会で...全文を見る
○松沢委員 この施設に駐屯しているアメリカ軍の関係の部隊なんですけれども、ことしの六月には海軍保安群上瀬谷分遣隊、百五十人の部隊が廃止されているのですね。また同じ時期に、海兵隊上瀬谷分遣隊四十人、これは横須賀基地に移転しているのですね。そしてまた十月に、米海軍太平洋統合情報センタ...全文を見る
○松沢委員 まだ維持されている部隊もあるようでありますけれども、この上瀬谷通信施設については以前からこういうことが言われております。ぜひとも防衛庁なり防衛施設庁の方でしっかりとそこを把握されて、もしもう米軍に必要のない施設であるのであれば、日本側に返還いただくなり、これは日米合同...全文を見る
○松沢委員 アメリカの戦略の中で日本の在日米軍基地の中枢機能を持って極めて重要な役割という答弁であったと思いますけれども、数年前に、アメリカの前方展開を考えるときに、フィリピンのスビック、クラークの両方の基地が撤廃をされた、そしてまた、グアムも米軍の基地が縮小をされるというふうに...全文を見る
○松沢委員 そのような心配は余りないようでありますけれども、最初の話に戻りますが、日本とアメリカの間で新しい協議機関が設置されるということで、先ほど官房長官のお話では沖縄の基地問題を中心に議論を進めていくということでありました。私もそれは十分理解ができるわけでありますが、日本全土...全文を見る
12月07日第134回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号
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○松沢委員 新進党の松沢成文でございます。  今吉田委員の方から随分幅広く論を展開していただいたので、私はまた、この提案されている問題に少し戻ってやりたいと思います。  まず、最も基本的なことからお伺いをしたいのですが、この数年間議論されてきた政治改革、その政治改革の中で、選...全文を見る
○松沢委員 今御説明がありましたように、政党中心の選挙にしていこう、これが大きな命題だったんじゃないかと思います。  この政党中心の選挙にしていくという大きな方向があるのであれば、今回自書式に戻したわけですけれども、記号式の一つの、これまで決まっていた案といいますのは、個人の名...全文を見る
○松沢委員 まあ、そういう御答弁が来ると思いましたけれども。  それでは、このきょうの提案理由の説明の中に、名前を見つけるのが非常にたくさん出てしまうと難しい、こういう御説明がありました。提案理由の一にあったのですね。そうしますと、自書式であっても、投票用のブースに入りまして、...全文を見る
○松沢委員 提案理由の説明を見ますと、幾つか理由が書いてあって、一番先には、名前を見つけるのが、だらっと並んでいると面倒くさい、難しい、もう一つは、物理的に投票用紙の調製が難しい、あるいは三つ目に、開票作業に手間がかかる可能性があるのじゃないか、こういうことが書いてあったのですが...全文を見る
○松沢委員 一度国の最高機関であります国会の場で法制化された。これは、国民に対して国会議員は法律をつくった義務を負うわけですね。それが、一回もやられていない。時代の変化で大変に大きく変わったというならわかりますよ、やる前に。ただ、そういう理由もなく、一度国会議員が国会で決めた法律...全文を見る
○松沢委員 次に三分の二条項について関連質問をしたいと思うのですが、山崎現政調会長がこう言っているのです。公的助成の三分の二条項の撤廃に関連して、公的助成の歯どめがきかなくなる可能性がある、青天井では国民の負担がふえてしまう、規制そのものをなくすのはよくないと言っているのですわ。...全文を見る
○松沢委員 この改正案を協議される与党三党の話し合いの中で、自民党は、先ほど先生がおっしゃったように、ある程度の自助努力、結果的に歯どめになっているこういう部分は必要あるのじゃないかという立場が強かったように思うのですね。これに対して、社会党とさきがけはこれをどうにか撤廃してほし...全文を見る
○松沢委員 国民から税金をもらうのであるから一定の歯どめというものも必要でしょうと。また、政党は自助努力をしなきゃいけないと。今二先生のお話を聞いていますと、でもやはり苦しいからやめたいんだ、簡単に言えばこういうことに聞こえるのですけれども、どうですか。
○松沢委員 たしか政治改革の議論のときに、やはり政党というのは、三分の一ぐらいは党費みたいなもので集めたらいい、三分の一は個人も企業も含めて献金で集めよう、三分の一は国庫からいただいて助成金で、このバランスぐらいがいいのじゃないか、こういう議論があったと思うのですよね。であるなら...全文を見る
○松沢委員 もう一方で、やはり国民から見ると、青天井というのではないということでしたけれども、先ほど提案者の御説明では、議員の見識によってこの金額は逆にもらえるべきであって、規制をはめるのはよくないという意見がありました。そうであるのであれば、逆にこういう今までの決めた規制を今回...全文を見る
○松沢委員 自治大臣が戻られたので、ちょっとこの選挙に関連して一点だけ、大臣の見解を伺いたいのです。  今後の政治改革の中で、有権者に対する政治改革、必要だと思うのですね。また、投票率が低いという指摘も本委員会でもありました。それで、日本の選挙権を、今二十歳でありますけれども、...全文を見る
○松沢委員 ぜひとも、馬力のある大臣ということでありますので、こういう大きな問題にひとつ先鞭をつけていただきたい、このことをお願いいたしまして、質問を終わります。
○松沢委員 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました自由民主党・自由連合、日本社会党・護憲民主連合、新党さきがけの三党共同提案の政党助成法の一部を改正する法律案並びに公職選挙法の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論をいたします。  まず、冒頭に一言申し上げま...全文を見る