松沢成文

まつざわしげふみ

選挙区(神奈川県)選出
日本維新の会
当選回数2回

松沢成文の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月30日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
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○松沢委員 遠山大臣、初めまして。民主党の松沢成文と申します。  きょうは、一時間、時間をいただきましたので、じっくりとこの三法案に関連して教育改革について議論をさせていただきたいというふうに思います。  今も議論になっておりましたけれども、教育基本法の問題をまず取り上げたい...全文を見る
○松沢委員 議論を踏まえて判断するということだと思うのですが、それでは岸田副大臣、自由民主党の議員でもありますけれども、岸田副大臣は、教育基本法の見直しに賛成でしょうか、反対でしょうか。
○松沢委員 やはり自由民主党から出ていた町村前文部大臣は、先ほどもクオートがありましたけれども、改正というよりも新しい教育基本法をつくるようなつもりでという表現も使っている。あるいは、この教育改革に熱心に取り組んできた森前首相も、新しい時代に対応した抜本的な見直しが必要だ、こうお...全文を見る
○松沢委員 大臣の所信表明演説の中でこういうくだりがありました。教育基本法の見直しについては、教育改革国民会議の最終報告を踏まえ、中央教育審議会等で幅広く国民的な議論を行うというふうになっています。  それで、教育改革国民会議の報告にはこう書いているんですね。新しい時代にふさわ...全文を見る
○松沢委員 ちょっと今の答弁はわかりにくかったんですけれども、普通この文脈を判断すると、教育改革国民会議では、やはり新しい時代に向けての教育基本法が必要だ、要するに教育基本法の見直しをするので、その具体的なあり方を中教審にお願いしたいというふうに私は判断しちゃうんですね、こういう...全文を見る
○松沢委員 としますと、大変なことも予想されるんです。  総理の私的諮問機関である教育改革国民会議では、新しい教育基本法を模索すべきだ、要するに教育基本法の見直しに取り組むべきだという答申ですね。それを受けて文部省は、今度文部省にある中教審に新たに諮問するわけです。そこでは、見...全文を見る
○松沢委員 では、それは恐らく文部省の方針が変わったということと私は理解するんですね。  といいますのは、町村大臣のことしの所信演説の中に、新しい時代にふさわしい教育基本法の見直しについては、教育改革国民会議の最終答申を踏まえ、文部省内で検討を行った上で、中教審に諮問すると言っ...全文を見る
○松沢委員 総理の私的諮問機関として教育改革国民会議がある、そこで議論をしてもらって、教育基本法は見直すべきだという答申が出てきた。そして、それを受けて文部省では、もう一回やり直すということで文部省につくられている中教審に諮る、そこでまたもしかしたら違った結論が出るかもしれない。...全文を見る
○松沢委員 今の大臣の答弁ですと、まだ見直すかどうかは決まっていないんだ、こういうことですね。今後また中教審にかけて幅広く議論をしていただくというふうに判断をしたいと思います。  次に進みます。  学校教育法、社会教育法の改正の中に、社会奉仕体験活動、自然体験活動についての法...全文を見る
○松沢委員 今回の法案では「社会奉仕体験活動、自然体験活動」というふうになっているんですね。ただ、この社会奉仕体験活動というのは、言葉が、長いだけじゃなくて、非常にわかりづらくなっちゃっているんじゃないか。私自身は奉仕活動というのと社会体験活動というのは異なるものじゃないかという...全文を見る
○松沢委員 四月十一日に町村前文部大臣がこの件についても中央教育審議会に諮問しているのです。青少年の奉仕活動、体験活動の推進方策等について具体案をつくってくれと言っているのです。  ここも私は理解できないのです。私は、審議会に頼り過ぎる今の政治というのは問題があると先ほど言いま...全文を見る
○松沢委員 先に進みますけれども、文部科学省は、五月二十一日の産経新聞で、児童生徒の奉仕活動のあり方を探るための新規モデル事業をスタートさせたという記事が載っていました。これは全部説明すると大変なので、例えばどんな事業をどんな自治体でやっていくのでしょうか。これは御説明いただけま...全文を見る
○松沢委員 私もそれらの事業をちょっと見させていただきましたけれども、奉仕活動なのか社会体験活動なのかというのが非常にあいまいになってしまっているのですね。やはりこれは目的をはっきりしていかないと、子供たちにきちっとした意味での教育につながっていかないのではないかというふうに私は...全文を見る
○松沢委員 私は、奉仕活動というふうなところに重きを置くのであれば、やはりこの共同生活というのは大変重要な部分になってくると思うのです。ただ、これは、例えば、一挙に中学生全員でわあっと行っても、受け入れ先もありませんし、どんなふうにやっていくのか、あるいは、どういう地域団体、地域...全文を見る
○松沢委員 ちょっと今の答弁はわかりにくかったのですけれども、十八歳になったら青年が一定期間、半年や一年、こういうところできちっと奉仕をしなさいということを義務づけるのであれば、これは私は、憲法の問題にもかかわる問題だと思って、教育論だけではなく、もっと違った議論が必要だと思って...全文を見る
○松沢委員 執行機関であるのはわかるのですけれども、そうであれば、国の法律で、おおむねですけれども、その人数まで決めるのではなく、むしろ地方自治体に、その教育委員会の構成については全権をゆだねる、地方自治体で議論してどういう教育委員会をつくるか、人数や質においても。それを任せると...全文を見る
○松沢委員 次に、通学区域にかかわる規定削除についてお伺いをしたいのです。  学区の自由化というのは、学校選択の幅も広がって、方向としては私は間違ってはいない、賛成なんですけれども、その一番大きなマイナス面として、学校間格差が広がるんじゃないかというところがあると思うのですね。...全文を見る
○松沢委員 ここ数年、小学校、中学校レベルでも学区の弾力化が、さらに自由化までいっているんでしょうかね、進んできていて、例えば品川区は、もう二年目になっていますけれども、小学校で隣接学区の小学校も選択できるというふうに学区を少し弾力化したわけですね。中学校も、ことしから品川区は始...全文を見る
○松沢委員 昨日の本会議の質疑で、小泉総理の答弁の中に、学校間格差が生じないように配慮をするというふうな答弁があったんですけれども、これは法案になっている高校の方ですけれども、高校の方で学校間格差を生じないようにするため、広げないようにするためにどのような方策を講じていくのか、具...全文を見る
○松沢委員 最後に、大学の飛び入学の自由化についてお伺いをしたいと思うんですけれども、今回の法改正で文部省は、大学だけでなく短大、あるいは政令をつくって専修学校まで飛び入学制度を広げるということのように聞いております。それと、現行では数学と物理のみでありました。ところが、これをす...全文を見る
○松沢委員 私は、方向性はわかるのですが、なぜここまですべてに広げる必要があるのかという疑問があるのですね。  例えば、高度な専門性を育てていくというのであれば、四年制の大学や大学院までつながっている大学に早く行って専門的な道を歩んでいくというのはわかるのですけれども、短大にそ...全文を見る
○松沢委員 時間ですが、最後に一点。  飛び入学をするために高校をやめた方は、高校の学習の課程を修了していないので、中退という形になるんですね。日本は履歴書社会ですから、例えば履歴書なんかに高校中退ということになってしまうと、何かマイナスイメージにとられやすいと思うのですね。 ...全文を見る
○松沢委員 時間をオーバーしてしまいましたが、済みません、ありがとうございました。