丸川珠代

まるかわたまよ

選挙区(東京都)選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

丸川珠代の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○丸川珠代君 自由民主党・改革クラブの丸川珠代でございます。ちょっとせきが止まりませんで、お聞き苦しいところがございましたらお許しをいただきたいと存じます。  雇用保険法の一部を改正する法律案についてお伺いをしてまいります。  法律の改正部分附則第十五条には、「雇用保険の国庫...全文を見る
○丸川珠代君 なぜ来年度は国庫負担を本則の四分の一に戻せないのですか。
○丸川珠代君 平成二十二年度の本予算では認められないものが平成二十一年度の補正予算でなら帳じりを合わせて認められるというのはどういう理由ですか。
○丸川珠代君 結果的に残高の帳じりが合うように補正予算を組んだということですか。
○丸川珠代君 財政当局の方からは、平成二十二年度は認められないが、平成二十一年度の補正予算であればいいよということの理由の説明は何と言われたんですか。
○丸川珠代君 今大臣のお言葉の中に必要不可欠な予算という言葉がございましたが、先ほど石井議員からの質問にもございましたけれども、そもそも単年度の赤字を本則に戻す額以上の補正予算までを組んで解消しなければならないほど積立金が逼迫しているのかどうかという疑問がございます。  十月末...全文を見る
○丸川珠代君 大臣はよく、今おっしゃった失業給付の積立残高が四千六十四億円になった平成十四年、その近辺のころの例を引き合いに出されます。大臣は、第二次補正前でも四兆七千八百六十八億円あるこの積立残高が何年で干上がる可能性があるとお考えでしょうか。
○丸川珠代君 国庫負担というのは税金ですが、その税金が使われるに当たってどのような予測が立っているのかという説明を国会ではできないのですか。
○丸川珠代君 その最悪のシナリオというのは何%程度の失業率が今後何年間続いて、失業者数が何人ぐらいになるかというのを教えていただけませんか。
○丸川珠代君 最悪のケースを考えて備えをするということなんですが、その最悪のケースに政府が打ち出した年末の経済成長戦略というのはどの程度織り込まれているんでしょうか。
○丸川珠代君 昨年末に出された経済成長戦略というのは、リーマン・ショック以後一年以上たって出されているものでありますから、当然その影響を前提として、そこから回復するための成長戦略であると思いますが、その成長戦略を織り込んだ将来予測であるにもかかわらず、最悪のケース、失業者が増え続...全文を見る
○丸川珠代君 是非もちろんその努力は続けていただきたいと思いますが、一方で、やはりそうした年度末の経済成長戦略にもかかわらず、短期的には雇用が増えない、むしろ失業者が増えていく可能性もリスク管理の観点から私は考えていると、そういう可能性もあるんだということを国民にしっかりと説明を...全文を見る
○丸川珠代君 余計に積み増す三千五百億円分は国民の税金ですね。
○丸川珠代君 それでは、その三千五百億円の受益者はだれですか。
○丸川珠代君 済みません、今の答弁だとちょっと受益者が広過ぎると思うんですが。
○丸川珠代君 保険制度でありますのに、受益者は雇用保険の適用者ですね、一義的には。負担者は納税者です。受益者と負担者が異なりますが、この食い違いについて大臣はどのようにお考えになりますか。
○丸川珠代君 単年度の赤字分を保険料率で賄うのが本来の姿であろうかと思いますが、それを国庫負担を積み増して賄うということは税金で賄うということになります。つまり、雇用保険の枠外にある方たちにも失業給付の一部分を負担していただくということになります。  被雇用者で雇用保険の枠外に...全文を見る
○丸川珠代君 先ほどの石井議員に対する答弁の中で大臣は、スパウザ小田原に使われた分を国庫負担で取り戻すというような趣旨のことをおっしゃいましたが、結局それは納税者にまず無駄遣いで損した分をツケ回しをして、結局、納税者の負担を倍にしているだけではありませんか。
○丸川珠代君 雇用保険二事業の方は料率が上がることになっておりますけれども、来年度、こちらも収支が悪化しますが、なぜここに国庫負担を導入しないんですか。
○丸川珠代君 限られた財源であるのであれば、失業給付の方に三千五百億円積み増さないで、雇用保険二事業の方に三千五百億円、国庫から入れられたらいかがですか。
○丸川珠代君 済みません、来年度は、失業給付の積立金から四千四百億円を雇用保険二事業が借入れをすることになっておりますね。今年三千五百億円積み増ししても翌年には実質的な失業給付の原資が九百億円マイナスになりますが、三年後にも、いや、来年にも積立金が枯渇するかもしれないと、一方でリ...全文を見る
○丸川珠代君 今、いつ返してもらえるかということで少し御発言があったかと思うんですが、その貸出しによって少なくなってしまった原資九百億あるいは貸し出した四千四百億というのは、来年度にももし積立金の残高が逼迫すればすぐ返してもらえるものなんですか。
○丸川珠代君 そんなに積立残高が心配ならば、料率を法改正でもしてきっちりお上げになったらいかがですか。
○丸川珠代君 試算をいたしますと、もし三千五百億円積み増さなければ、今一千分の十二に弾力条項を使って下げておりますけれども、本則の一千分の十六になります。これでも高いですか。
○丸川珠代君 はい。失業給付に三千五百億円入れておいて四千四百億円、雇用事業二事業に回すというややこしい分かりにくいことをした上で料率を下げるというようなことをなさるので、分かりやすくした上で国庫負担を本当にどこに入れるべきかという議論を是非していただきたいと思います。  以上...全文を見る
○丸川珠代君 私は、自由民主党・改革クラブを代表いたしまして、ただいま議題となっております雇用保険法の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論を行います。  反対の第一の理由は、四兆円を超える積立金があるにもかかわらず、そもそもなぜ平成二十一年度に一般会計から三千五百億...全文を見る
02月10日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第1号
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○丸川珠代君 自由民主党の参議院議員の丸川珠代と申します。  今日は、三人の参考人の方、それぞれに本当に示唆に富んだ、かつ具体的なお話をしてくださって大変ありがとうございます。  せっかくここまで具体的なお話をしていただいているので、御質問もそれぞれ個別に少し具体的にお伺いを...全文を見る
02月17日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第2号
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○丸川珠代君 それでは、四人の参考人の方、本日はお忙しいところありがとうございます。特に、首長であられますお三人の方には、それぞれ地元のこともありながら今日はおいでをいただきまして、大変感謝を申し上げます。  質問を一気にやらせていただきたいんですが、まず、武田参考人と山内参考...全文を見る
02月24日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  私は東京都選出でございまして、今、西郷参考人がお持ちくださった地図を見て、あっ、あそこもそうなんだというような気持ちで拝見をさせていただきました。  屋外型拠点の量的な整備というのは本当に大賛成の意見でございまして、特に東京...全文を見る
○丸川珠代君 ありがとうございました。
03月08日第174回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○丸川珠代君 自由民主党、丸川珠代でございます。  自由民主党・改革クラブの一員といたしまして質問の機会をちょうだいしましたことに感謝を申し上げます。  福島大臣並びに先ほどから随分お疲れの様子の原口大臣、御参加いただきましてありがとうございます。  私は、民主党さんには実...全文を見る
○丸川珠代君 お金に色はありませんから、どこの無駄をどこに張り当てたとかいうことは幾らでも言いようがあるわけでございますが。  マニフェストには工程表がございますね。ここには毎年の所要額とそして四年間の総額が書かれております。そして、その次の無駄遣いの政策を書いてあるページには...全文を見る
○丸川珠代君 答えていません。
○丸川珠代君 時間がもったいないです。
○丸川珠代君 所要の額に見合いの無駄を四年間で出していくとおっしゃったかに伺いました。  ということは、毎年毎年所要の額に合わせての無駄は出てこない、その分は借金ですというわけですね。ということは、無駄をなくすなくすと言っていて、一方ではどんどん借金増やしていきますというマニフ...全文を見る
○丸川珠代君 マニフェストには、使う方の工程表はありますが、無駄を削る方の工程表がありません。今年既に無駄が出せなかったがゆえに、自民党が使った予算よりも一・七兆円出っ張っているわけです。来年以降は、ここの工程表によりますと十二・六兆円無駄を出さなければならない。その無駄をここの...全文を見る
○丸川珠代君 政権の座にあるのに、何で無駄をどうやって削っていくか、そのプロセスも説明できないんですか。  あなた、無駄の工程表がないんですね。政権の座にある今、無駄の工程表ないんですね。
○丸川珠代君 ということは、今政権が考えている無駄削減のプロセスは説明できない、つまりないということですね。
○丸川珠代君 今、政権が考えている無駄削減のプロセスはないということがはっきりいたしました。  予算の中身に戻ります。全くひどいばらまきの詰め合わせでありますが、特に米農家に対する売価とコストの差額の補てんモデル事業、いわゆる戸別所得補償事業、そして子ども手当、これは不公正そし...全文を見る
○丸川珠代君 通知とおっしゃいましたね。長妻大臣は、確かに衆議院の厚生労働委員会でも、法律が成立しましたらできる限りきちっと確認をしてもらえるように通知を出しますということをおっしゃいました。  今、各地の自治体でどのようにその確認が行われているか。例えば中国からおいでの方。最...全文を見る
○丸川珠代君 長妻大臣は、無駄を削れ削れとずっと言い続けてきた方でありながら、借金をすることには随分鈍感なんだなという気がいたします。この子ども手当、財源が見付からなかったら巨額の借金を生むことになりますよね。  理念が違うんですよ、児童手当と。児童手当と全然理念が違うし、国防...全文を見る
○丸川珠代君 大臣、具体的にどうするのか、どうしたらいいのかも分からないような通知をもらっても市区町村は困ると思いますよ。具体的にできもしないことを政府から指示されても困るんですよ。今のところは、現場は性善説でやるしかないような状況になっております。これは、是非国が一元的にちゃん...全文を見る
○丸川珠代君 議論ばかりやるんじゃなくて、必ず支援をやっていただきたいと思います。  どうもこの話を聞いていると、平成二十二年度から無理をして子ども手当をやらない方がいいんじゃないかと、そういう気がしてくるんですが、もう一つそういう事例を御説明したいと思います。  皆様のお手...全文を見る
○丸川珠代君 二十四年度になったら確かに地方の、住民税の方ですね、こちらの方も扶養控除廃止されますが、傾向は変わりませんよ。傾向は変わらないんですよ。三百万の世帯の方が九百万の世帯より優遇されていないんですよ。九百万の世帯の方が優遇される仕組みにこれなっているんですよ。どうしてな...全文を見る
○丸川珠代君 もう一度質問します。  なぜ年収三百万円の世帯より年収九百万円の世帯の方が優遇されているんでしょうか。
○丸川珠代君 今までの児童手当でこの扶養控除がある状況で生活をバランスさせているんですから、差額で考えるのは当然ですよ。差額で考えない方がおかしいですよ。それを思想でごまかして、結局、何ですか、年収三百万の世帯、子供一人で三歳未満だったら年間三十一万もらえますよって聞いていたら、...全文を見る
○丸川珠代君 大臣がそこまでおっしゃるなら、きちんとした試算表を出していただきたいと思います。完全に所得税と住民税の扶養控除が廃止されて、ネットで一体どのくらい手元に子ども手当が残るのかというのをちゃんと国民に示していただきたいと思います。
○丸川珠代君 残念ながら、差額という言い方でごまかされていますけれども、実質的に私たちの生活があなた方の政権になってどう変わるのかということが問題でありますから、その点を是非お示しをいただきたいと思います。全くもって、これを見る限り、国民の生活が第一と言っておられた民主党らしから...全文を見る
○丸川珠代君 ですから、そういう設計ミスがあるにもかかわらず、何で今年から無理やりやらなければいけないのかということなんですよ。行き当たりばったりでつくるから、一生懸命選挙に間に合わせたくてやるからこんなミスが起きるんじゃないんですか。児童手当の仕組みを残したのだって、参議院選挙...全文を見る
○丸川珠代君 暫定税率はやめないのに子ども手当はちゃんとやりますと、全く理屈が通っていなくてよく分かりません。  今、人口減少が止まるというようなお話がありました。それに意義があるというお話でございました。菅大臣もかつて答弁の中で、乗数効果云々よりも人口減少が止まることに意味が...全文を見る
○丸川珠代君 どうもこの子ども手当の目的というのがそのときそのときで姿を変えるので私よく分からないんですが、福島大臣、この子ども手当は少子化対策として効果があるんでしょうか。
○丸川珠代君 日本には人口将来推計というのがありまして、出生中位、死亡中位で、大体二一〇〇年に人口が四千七百七十万人になるというのがございます。というのがありますので、これはこの子ども手当によってどのくらいでブレーキが掛かるのかという、このプロセスを是非お示しいただきたいと思いま...全文を見る
○丸川珠代君 菅さんのアドバイザーに最近なられた方がいらっしゃいます。大阪大学教授の小野善康さんですが、大変いいことを三月六日の朝日新聞で言っておられました。子ども手当は一律に払うのでは少子化対策として効果がないと。やるなら低所得層三分の一に限っての給付だ、しかも実物で渡すのがい...全文を見る
○丸川珠代君 所得把握はもう児童手当でやっていますから、是非このアドバイザーの方の言うことをよくお聞きになって、もう一度、子ども手当が本当に所得制限なしでいいのかどうか、現物給付にそのお金回さなくていいのかどうか、よく考えていただきたいと思います。  私どもがこういうことを言い...全文を見る
○丸川珠代君 今、児童虐待の相談というのは年間四万件を超えております。しかし、その四万件の後ろ側には、表には出てきていないけれどもグレーゾーンになっている、つまり家庭内で虐待が起こっているかもしれないけれども表に出てきていない、そういう御家庭、たくさんあるんだと思います。あるいは...全文を見る
○丸川珠代君 地方もサービスは充実したいと思っておられると思いますよ。例えば虐待を防ぐために始まった乳児家庭全戸訪問事業、これは八四%でまだ一〇〇%に至っておりません。問題がある家庭に訪問をする養育支援訪問事業、これに至ってはまだ五五%でしかありません。これは、やりたいけどお金が...全文を見る
○丸川珠代君 来年は是非全額国費でやっていただきたいと思います。  以上でございます。
03月17日第174回国会 参議院 議院運営委員会 第9号
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○丸川珠代君 原恒雄さんにおかれましては、今日お忙しいところ、このようにおいでをいただきまして、ありがとうございます。  四年間人事官としてお務めになられて、民間との違いにいろいろなカルチャーショックや衝撃を受けられながらお仕事されてきたことだと思いますけれども、この度の政権は...全文を見る
○丸川珠代君 そのような大きな組織の変化、そしてまた今般もこの数年間ずっと公務員制度改革、政治主導ということが言われている中で、公務員の皆さんのモチベーションの持ち方というのが大きく変わってきているなという印象は恐らく多くの国民が持っているだろうと思います。  ますます今後国家...全文を見る
03月17日第174回国会 参議院 本会議 第9号
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○丸川珠代君 私は、自由民主党・改革クラブを代表して、ただいま議題となりました平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案に関しまして、厚生労働大臣並びに関係大臣に質問をいたします。  まず、この子ども手当法案は、衆議院の厚生労働委員会において、委員からの質問の最中にも...全文を見る
03月18日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。自由民主党・改革クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案に関しまして質問をいたします。  まず、この二十二年度に限った子ども手当の支給制度につきましては、在日外国人の海...全文を見る
○丸川珠代君 書類の統一化は是非やっていただきたいというふうに自治体の方もおっしゃっておりました。  ただ、書類を公的に出せる国はいいんですね。出せない国もたくさんあるわけです。例えば中国。昔は本籍地と住所地は一対のものでありました。ところが、人口の流動化が、移動が自由になりま...全文を見る
○丸川珠代君 そうすると、もし村おさの一筆、じゃ、ちょっと住所地があやふやだということになると、それははねられると。つまり、子ども手当を受ける資格がないというふうに、はねるということになりますか。
○丸川珠代君 そうすると、これは今は住所地の話でありましたが、今度は生活費の移動ですね、監護をしている、生計を同一にしているという、その証明書類の件に行きます。  これ、口座から口座へ送金をしていれば、これは記録が残っていると思います。ところが、私これある区で伺いましたらば、百...全文を見る
○丸川珠代君 どう考えても私はなかなか、自分が持っていきましたと、しかもそれが子どもたちの面倒を見ているということの証明というと、かなりこれ詳細に書類を詰めて、なおかつそれを持ってきてくださいということで、数々の書類を用意していただかなければならなくなると。申請する人はそれは用意...全文を見る
○丸川珠代君 もう地方自治体の皆さんも、寄附制度取り入れたことで既にいっぱいいっぱいになっておられますよ。これにまた、監護しています、生計同一ですの書類を一件について五枚も六枚も十枚もチェックをしなければならないと。これ大変な負担だと思いますよ。こういう負担を全部地方自治体に押し...全文を見る
○丸川珠代君 通達を出す、しっかりやってくださいと言うのは簡単なんですけれども、人手も要るし時間も要るし、結局、人手が掛かればお金も掛かるわけです。その分の支援はきっちりしていただかないと困ると思いますよ。  それから、この事務負担だけではない理由がほかにもあります。これ、居住...全文を見る
○丸川珠代君 この百三十六人というのは、一月二十六日に厚労省がお調べになった数字であります。三月十六日現在は、これが百六十三人になっております。一か月半、四十八日間で二十七人増えています。豊島区でも、どうやら厚労省の方が私が質問をした後ではお答えにならなかったようですが、私が質問...全文を見る
○丸川珠代君 今、児童養護施設に措置入所になっているお子さんには安心こども基金で手当てをされておりますね。同じように、日本人のお子さんで海外に留学されているお子さんには安心こども基金から手当てをなさればよいのではないかと私は思います。  それから、いろいろな制度についての調査が...全文を見る
○丸川珠代君 児童手当の部分は今の子ども手当の制度の中にも平成二十二年度は残っているわけですから、取りあえず児童手当をお支払いしておけばいいんじゃないですか、平成二十二年四月からも、制度の内容が詰まるまで。  それから、予定していたけれども入らなかったものがありますよね。暫定税...全文を見る
○丸川珠代君 ある項目はやって、ある項目はやらないという説明が日本国民に対してないんですね。マニフェストに書いてあることを全部やるんだと多分思っていたんですよ。そうしたら、あるものはやる、あるものはやらないという話になっているわけですよ。その理由を説明していただけませんか。
○丸川珠代君 今年税収が減ったので財源が足りないということをおっしゃっていますけれども、よしんば財源が足りませんでしたと、いっぱい無駄を出したつもりですけど足りませんでしたということにして、じゃ、なぜ子ども手当が暫定税率の廃止に優先されるのかと。その優先順位をどう決めたのかが分か...全文を見る
○丸川珠代君 つまり、大臣は、この子ども手当は少子化対策だから優先しましたと、そういうことをおっしゃっているんですか。
○丸川珠代君 私もこの日本の人口減少ということに対しては非常に大きな問題意識を持っておりまして、そこは大臣と共有をさせていただいていると思うんですが、このやり方が果たして少子化対策あるいは子育て支援としてふさわしいのかというところは非常に大きな問題があると思っております。その点に...全文を見る
○丸川珠代君 その国費の部分は、何を財源として賄われておりますか。と伺っているのは、児童手当の部分は、一部拡充されておりますけれども、別として、子ども手当として上乗せをしている部分というのは、今までにない政策でありますので、当然今までにない財源がそこにあるのであろうと予想しますけ...全文を見る
○丸川珠代君 ちなみに、税収源を上回って国債を発行しているわけですから、おかしいなと思うわけですけれども、無駄を財源として子ども手当をやっておられるというわけですね。  昨日、本会議で枝野大臣が、予算の組替えで無駄削減ができますと、四年間で九・一兆円ができますよという御答弁の中...全文を見る
○丸川珠代君 そうしますと、無駄削減は景気や税収減には左右されないということですね。
○丸川珠代君 どうも昨日の枝野大臣のお話の流れで行きますと、四年後に九・一兆円生み出すつもりだけど景気や税収減でどうなるか分からないというふうに聞こえましたので、そういうことはないということでありますね。  ということであれば、これ、枝野大臣は工程表が出せないのは景気や税収に影...全文を見る
○丸川珠代君 古川副大臣はおかしいと思いながら多分おっしゃっていると思うんですけれども、これ、無駄削減が目的ではない事業仕分とおっしゃるわけですよ。だけれども、完全に財源は全部無駄削減が財源だと言っているわけですよ。だから、財源でこれを、この政策をやりますといったら財源示さなきゃ...全文を見る
○丸川珠代君 ということは、事業仕分は無駄削減を目的にしておられると。無駄の削減をもって様々なマニフェストの実現の財源に充てるということは変わりないということですね。
○丸川珠代君 そうすると、無駄を省いていく、削減していく基準というものを、基本的には政策の目的にかなっているかどうかというところでありますよね。これ、政策の目的を変えて、いや、これはやっぱり無駄じゃありませんとか、これは無駄ですとか、ころころ変わるということはありませんよね。
○丸川珠代君 今から無駄削減の基準を考えますといって、中期財政フレームは夏前に決めるんですよね。本当に間に合うのかなということが正直な感想でございます。  要は、何でそんなにこの無駄の基準のことを聞いているかというと、これやっぱり政策の目的にかなっているかどうかということがその...全文を見る
○丸川珠代君 その現物給付のプランである子ども・子育てビジョンを平成二十六年度にやったとしても六千億円ほどしか増えないんですということを申し上げているんですね、私。同じ平成二十六年度、子ども手当の方はあと三兆円増えているんですと申し上げているんです。この差をどうやって埋めるんです...全文を見る
○丸川珠代君 ワーク・ライフ・バランスの方ももちろん充実させることを考えておられるんでしょうけれども、それ、政府の試算でいきますと、これ、ワーク・ライフ・バランスの充実をもしやったら現金給付があと二千億円一気に増えるわけですよね、二千億円増えるわけですよね。  問題は、もちろん...全文を見る
○丸川珠代君 そうすると、現物給付と現金給付のアンバランスは放置したままでいいと、そういうことですか。
○丸川珠代君 大臣は常々、GDP比でどれだけの支出をしておるかということでサービスの量を測っておられるようですが、どうしてここへ来て急に現金の多寡ではないという話になるんですか。GDP比で現物給付しているのと現金給付しているのを全部支出で見ているでしょうが。国の予算に対して見ても...全文を見る
○丸川珠代君 他国の先例があるにもかかわらず、あなたはドイツの轍を踏むというんですか、これだけのお金を使って、国民の税金を使って。他国の先例を見れば、現金給付を過大にすればモラルハザードが起きて出生率が上がらないという例があるにもかかわらず、それから何も学ばずに現金給付を過大に支...全文を見る
○丸川珠代君 GDP、日本は低くありませんから。ずっと低かったというのは、GDPに占める子育て支援の国家の支出が低かったということをおっしゃっているんですよね。  申し訳ないですけれども、現金をばらまいたからといって、子供を産みたいというような環境ができるとは限りませんよ。現物...全文を見る
○丸川珠代君 私どもも政権時代に子育て支援について割く財源が少なかった、実態として少なかったということはおっしゃるとおりだと思います。私たちは、残念ながら、ありもしない財源を示すことはできませんでしたし、ありもしない無駄を無駄がありますといって削ることもできませんでした。残念なが...全文を見る
○丸川珠代君 どうして具体的な試算がないんですか。
○丸川珠代君 済みません、大臣、大臣が今見ておられる資料は、この試算の数字には今言った質の向上は入っていないんですよ。一番下のところを見てください。「その他、上記試算に含まれない検討課題」というところに「施設整備補助の在り方、サービスの質の改善」ということが書かれております。これ...全文を見る
○丸川珠代君 大臣、これ都度都度だと予算取れないですよ、また。というのは、あと困るんですよ。これ人、要は子どもを育てる環境の中には人材もあるわけです。人材を育てるのには何年か計画じゃないといけないわけです。今幼児教育のこと、ここに何も入っていませんけれども、今幼児教育に対して意識...全文を見る
○丸川珠代君 幼保一元化というのは口で言うのは簡単ですが、実際に現場にそれをやってもらうというのは大変なことだというのは大臣もよくお分かりだと思います。しっかりと具体的な手順を示していただいて、それがどういうふうに現場の方に御納得をいただけるのかという議論を徹底的にやっていただき...全文を見る
○丸川珠代君 もう時間がありませんので、総務省の方、せっかくおいでいただいたのに、ごめんなさい。  地域主権戦略会議の話合いの中は多分まだ、子育ての国と地方の負担まで話し合うのはとても中期財政フレームまで間に合わないと思うんですね。国と地方の協議の場に関する法律案というのは今後...全文を見る
03月25日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  自由民主党・改革クラブを代表して質問させていただきます。  鳩山総理大臣、ようやく参議院での子ども手当の議論に御参加をいただきました。本会議にもおいでになりませんでしたのに委員会の場にわざわざおいでをいただくとは、ほぼ前代未...全文を見る
○丸川珠代君 政府・与党一体ですから、是非御指示をいただきたかったものだと思います。  さて、重大な欠陥がございます。この欠陥の最大のポイントは、一つには在日外国人の方の海外監護の子への支給についての問題であります。  日本人ではない、日本に住んでもいない外国人の子どもが給付...全文を見る
○丸川珠代君 長妻大臣がおっしゃったことは間違っております。今私が申し上げました修正は難民条約には抵触をいたしません。  それから、居住要件では、日本人の親を持つ日本人の子どもが海外にいる場合、これは支給ができませんね。ところが、今言った修正であれば、親が日本国籍を持って、日本...全文を見る
○丸川珠代君 鳩山総理大臣が今おっしゃったケース、どちらかの親が日本国内にいてどちらかの親が海外にいて、子どもを監護しているのが、生計がどちらにあるかというのがどちらかのパターンがあるというふうにおっしゃいましたが、今言った、第四条に次の一項を加える、つまり第一項の規定にかかわら...全文を見る
○丸川珠代君 重要な問題を抱えていて、かつ慎重な議論が必要だというのであれば、なぜその修正について議論する前に拙速にこの制度を施行しようと、実行しようとなさるんでしょうか。十分な議論が必要であるのであれば、なぜ衆議院でまず強行採決をしたのか。まあこれは国会の話ですからあなたには関...全文を見る
○丸川珠代君 今まで問題が起きなかった理由というのは、総理からすると微々たる額の差かもしれませんが、子ども手当というのはお一人様最高でも一万円だったわけです。年齢の制限もあり、所得の制限もあり、国家が投入する総額としては子ども手当は全く異なるものであった。これが一人最低でも一万三...全文を見る
○丸川珠代君 一人一人が受け取る額の差で御覧になるようでございますが、国家として掛ける総額が大きく違っていることは御認識されていらっしゃいますか。鳩山総理大臣。
○丸川珠代君 子ども手当は、満額の支給になりますと、児童手当のときに比べて国費の負担が四兆円大きくなります。あなた方がまだ見付けていない財源、あと二兆円、三兆円ほど必要になりますけれども、こうした大きな財政のインパクトがある制度を不正が認められるような状況で始めるつもりですか。鳩...全文を見る
○丸川珠代君 残念ながら、理解できません。将来に対する予測性のなさ、また、税金を払うことのみならず税金を使うことに対する鈍感さにはもはや絶望的ですらあります。  さて、鳩山総理大臣の息子さんのお子さんが一月に誕生されました。あなたにとってはお孫さんでありますが、このお孫さんは今...全文を見る
○丸川珠代君 制度としては、もし息子さん夫婦が子どもが中学校を卒業するまでに日本に帰ってこられますと、そこから子ども手当が支給されることになります。あなたのお孫さんは、おじいちゃまが大変たくさんのお金を持っていらっしゃって非常に恵まれた環境にあると思いますが、そういう恵まれた自分...全文を見る
○丸川珠代君 あなた自身がお母様から巨額の子ども手当をもらっていたにもかかわらず、御自身はお孫さんに手当てをしてあげようという気持ちもない、子どもの人生は子どもの人生だから勝手にしろというのは非常に冷たい話だなと思います。  そして、私たちの疑問は、なぜ満遍なくあなたのお孫さん...全文を見る
○丸川珠代君 残念ながら、総理は事実を御存じないのかもしれませんが、控除が廃止されて児童手当が廃止されたことによって、差引きで年収九百万、一千万の世帯が最も多くの実質的な手取りを得ることができ、かつ子どもが二人、小学生がいてという家庭でありますと、年収が中ほど、五百万、七百万、ち...全文を見る
03月26日第174回国会 参議院 本会議 第12号
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○丸川珠代君 私は、自由民主党・改革クラブを代表して、ただいま議題となりました平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案に反対の立場から討論いたします。  ちょうど九日前に参議院において子ども手当法案の審議が始まりました。その際、私が代表質問で指摘させていただいた問題...全文を見る
03月30日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  ただいま議題となりました雇用保険法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきます前に、一点だけ是非大臣に感想を伺いたいと存じます。  昨日、鳩山総理大臣が沖縄県普天間基地の移設問題について、政府の代替案の取りまとめ期...全文を見る
○丸川珠代君 この鳩山総理の言葉に最も翻弄され、また怒り、落胆されたのは沖縄県民の皆様だろうと思いますが、国民全体としても、もはや鳩山総理の言葉を信じていいのかどうか分からない、あるいはもう信じられないという状況に陥ってしまったのではないかと思います。長妻大臣におかれましては、我...全文を見る
○丸川珠代君 確認ですが、失業等給付の方には国庫のお金も入っておりますけれども、これも埋蔵金ではないという、ほかの用途に流用できるようなものではないというお考えでしょうか。
○丸川珠代君 この山田委員の発言のもう一つの点は、「失業が一番最高のときに備えたって、五千億も積み立てておくか、あるいは一兆円積み立てておけば十分過ぎるほど十分なんで、あとはいわゆる必要のない積み立て、」という部分についてはいかがでしょうか。
○丸川珠代君 そうしますと、想像の範囲でしかないんですが、長妻大臣は、この山田委員が一番最高のときに備えたって五千億も積み立てておくので十分だというふうにおっしゃった真意は何だと思われますか。
○丸川珠代君 四千億レベルに積立てがなってしまったときに年度途中で保険料率等を変えたことについて大臣が今ほどお触れになりましたが、実はこの平成二十年十一月十二日、山田委員も同じようにこの件について触れております。  ただ、その中身はちょっと違うようでございまして、私、議事録読み...全文を見る
○丸川珠代君 臨機応変に変えなければいけないほど今残高が少ないのかというと、決してそうではないように私は思います。  大臣のお手元に失業等給付の財政収支の試算というものはございますでしょうか。これは、厚生労働省が作った失業等給付のこの先平成二十六年度までの財政収支を試算したもの...全文を見る
○丸川珠代君 この試算についてちょっとお伺いいたしますが、この六千億円収支が悪化するケースというのは、失業給付の受給実人員が何人程度増加することを前提としておられるのでしょうか。
○丸川珠代君 この四十万人というのは、過去にこの程度、受給実人員が増えたことはあるのでしょうか。
○丸川珠代君 戦後の混乱期を除いて最も多かったのは、今昭和四十九年から五十一年の二十二万人程度というお話でございましたが、実は、まだ一年の通算にはなっておりませんけれども、平成二十一年の四月から平成二十二年の一月、この間、受給者実人員は二十八万人増えております。この二十八万人増え...全文を見る
○丸川珠代君 万全を期す三千五百億円であっても、そこから四千四百億円貸し出すと九百億円マイナスになるわけですが、なぜそれで万全を期すことになるんでしょうか。
○丸川珠代君 雇用調整助成金からの、安定資金の方からお金が返してもらえる状況になるというのは、まさに景気が回復して雇用調整助成金で雇用を維持しなくてもよくなってくる状況であるというふうに理解をいたしますが、そうなりますと、失業等給付の方も給付をする必要がなくなってくる状態というふ...全文を見る
○丸川珠代君 もう一点お伺いしたいんですが、雇用対策を去年の秋口からやっておられると思います。経済見通しでも失業率を改善すべく努力をした結果を反映しておられるんだと思うんですが、これだけ積立金残高がある中で、なぜ自分たちの雇用対策、雇用政策の効果を見てから投入するということをなさ...全文を見る
○丸川珠代君 もちろん雇用政策には取り組んでいただきたいと思うんですが、自分たちの雇用政策、つまり雇用をつくる事業の方の効果を待っていたのでは失業が増える一方あるいは雇用調整助成金がパンクする一方だという、そういう御判断なのでしょうか。
○丸川珠代君 三兆円という積立残高がある中で、雇用政策も自信を持って打ち出しておられるんだと思いますから、その効果が待てないほど積立金残高が少ないとは到底思えませんし、ましてや、そこから四千四百億円を雇用二事業に貸し出してしまえば、当然それが返ってくるまでそのお金は機動的には動か...全文を見る
○丸川珠代君 大臣も、先ほど私の同僚の質問に対しまして、前例がないから、あるいは納税者の理解が得られないからという御答弁でございました。  ただ、この雇用保険二事業に関して納税者の理解が得られない点というのはほかにもございまして、大臣がお取り組みになっておられましたスパウザ小田...全文を見る
○丸川珠代君 今おっしゃっていただいた中高年のトライアル雇用奨励金と、それから季節労働者の方はちょっとまだ予算が残っているのでよく分からないのですが、少なくともやっていただいている点もあるのも理解しながら、それでもまだ残っているものがあるのはどうしてなのかなと思って挙げさせていた...全文を見る
○丸川珠代君 今おっしゃった中には、今回の仕分の対象になりました職業能力機会に恵まれなかった者に対する実践的職業能力開発支援の実施という事業に対する言及がございませんで、これは廃止する云々ではなくて、これは特別会計に移すべきだという結論に達して、今、特別会計の中で事業をするという...全文を見る
○丸川珠代君 もう一点質問させていただいたかと思います。  この雇用二事業の方でやっている非常に基礎的な職業訓練であるところの職業能力機会に恵まれなかった者に対する実践的職業能力開発支援の実施と給付金付きの職業訓練、基金訓練との整合性というのをどのようにお考えでしょうか。
○丸川珠代君 ありがとうございます。是非、重複なく事業が行われますように、効果的な事業の在り方をお考えいただきたいと思います。  先ほど申し上げました職業訓練と、それから企業の職場においての人材育成の橋渡しという点で考えますと、今企業は人材育成する余裕がなくなってきている中でど...全文を見る
04月07日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第4号
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○丸川珠代君 済みません、座ったままで失礼いたします。  自由民主党の丸川珠代と申します。  今日は、お三方の参考人からそれぞれ非常に御自身の研究あるいは経験を通じて得られた知見を御披露いただきまして、誠にありがとうございます。  特に、沖藤参考人、それから赤石参考人それぞ...全文を見る
○丸川珠代君 ありがとうございます。
04月20日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  社会保障及び労働問題等に関する調査ということで、まず皆様のお手元にお配りをしております専門二十六業務派遣適正化プランというものについて御質問をさせていただきたいと思います。  二月の八日に厚生労働省は、専門二十六業務派遣適正...全文を見る
○丸川珠代君 それを調査とおっしゃるのは、今まで野党側にいて政府の態度を追及してこられた長妻大臣のおっしゃるべきことではないと思うんです。  それ以外に手段がないのかもしれませんが、これ何で労働局を特定されるようなことを人材派遣協会なり個別の企業が言いたがらないか。結局、後で仕...全文を見る
○丸川珠代君 役人の方がおっしゃったのではなくて、この業界団体の関係者の方、そしてもう一つ、先ほどデータを出してくれないという話をしたのは、ある労働者の派遣労働者の関係団体の方でございます。いずれも、その自分たちの存在さえ明かせないほど、この立入検査のありようについて非常に恐れて...全文を見る
○丸川珠代君 今の話、二点ございます。  まず、二月に通達を出して三月、四月に強化をやるというので、今まで明確になっていなかった基準が突然示されたわけですよね、これが私たちの解釈ですと。そういってもう三月には立入検査するというのが果たして合理的なのかどうか。派遣の期間というのが...全文を見る
○丸川珠代君 しかしながら、これ施行令の方では、専門的な能力を要するということに限られるということをちゃんと書き分けしてあるんですよ。  例えば、施行令の四条の八号業務、十二号業務、二十二号業務においては、高度の専門的な知識、技術又は経験を要するものとわざわざ書いてある。一方で...全文を見る
○丸川珠代君 今回のように、突然通達で政令を覆す、乗り越えていくというようなことをやった上に、一か月後にはもう調査ですよというようなことをすると、現場の予測不可能性というのが非常に高くなるんですね。今までどこにも書いていなかった解釈や政令にも書いていないことが、突然ルールですとい...全文を見る
○丸川珠代君 なぜそこまで分かっておられて会えないんですか。一番身近で時間がないということを聞いておられたのは山井さんじゃないんですか。  山井政務官はこうも言っておられますよ。  患者の方、原告の方には時間がないんですよ。もう、今日、明日、がんが発症するんじゃないか、もう余...全文を見る
○丸川珠代君 責任を持って発言できないときには会わないと長妻大臣はおっしゃいましたが、その対応ではいけないということをお二人ともおっしゃってこられたんじゃなかったんですか。そこに座った途端に言うことが百八十度変わるんですか。そうやってそれまでの政府に物を申されてきたんですよね。何...全文を見る
○丸川珠代君 山井政務官は政府の中でB型肝炎訴訟の和解に向けて自ら働きかけをしようと、そうお考えですか。
○丸川珠代君 そんな官僚答弁を聞きに原告の方来られたんじゃないと思いますよ。関係六大臣に会ってくれるように山井政務官から働きかけたらいかがですか。
○丸川珠代君 一つだけ教えてください。  どうして会えないんですか。
○丸川珠代君 野党時代におっしゃっていたことと全然違うので、私は本当に、そんなにそこにいることが山井さんを変えてしまうのかなと思って、本当に残念でなりません。まず、テーブルに着いて話を聞くべきだとおっしゃっていた当の本人であります。  何とかひとつ、一刻も早く会うべきだというこ...全文を見る
○丸川珠代君 今のところ、会う気はないということなんですか。
○丸川珠代君 たった今、一か月でも重篤な患者さんにとっては長いんだということを申し上げたはずですが、聞いておられませんでしたか。
○丸川珠代君 発言にはもちろん責任がなければ困りますけれども、まず会って被害者の思いを聞くべきだと自分自身が言ってきたのだから、まず、責任ある発言云々の前に被害者の声を聞くということから、直接会って話を聞くということから始められたらいかがですか。
○丸川珠代君 責任ある回答ができるまで会わないという姿勢自体が問題だと追及されてこられた当の本人が、そこに座ってそういうことをおっしゃるのは本当に残念でなりませんし、腹立たしくてしようがありません。そんなことなら、やれないことは言うべきじゃないと私は思いますし、その姿勢の一貫性は...全文を見る
○丸川珠代君 是非しっかりと後ろを向いて目線を合わせて申し訳ないという気持ちをお伝えいただきたい。何のためにここに来ているのか。官僚答弁を聞くために来ているんじゃないんですから、政治主導を期待しておられるんですから。有言実行を心からお願い申し上げたい、一刻も早く和解のテーブルに着...全文を見る
○丸川珠代君 確かに健保組合が支えている中小企業の皆様方の健康というのは、非常に私たち日本にとって大切なものであると私は思っております。  しかしながら、ちょっと順序がおかしいのではないか。今回、国庫補助率の、つまり国庫補助の割合を一三%から一六・四%に引き上げるのは、保険料の...全文を見る
○丸川珠代君 私は、それは一体、国の財源の方を向いているのか、それとも国民の生活の方を向いているのか、今この状況で何を優先すべきかというときにどちらを向いているかの問題ではないかと、そういうふうに思います。  御承知のように、協会けんぽの標準報酬月額が平成二十一年度に入ってかな...全文を見る
○丸川珠代君 何でぎりぎりの財政状況になるのかがよく分からないんですね。だって、二十兆円無駄があるとおっしゃっていて、マニフェストを見ましてもしっかりと無駄が出せますということをうたっておられるにもかかわらず、なぜ財政がぎりぎりになるのか。  しかも、保険料率も上がるわけですね...全文を見る
○丸川珠代君 ですから、この危機的な状況の中においても雇用を増やしたい、とりわけ正規社員の雇用を増やしたいと思っておるのであれば、雇用の七割を支えている中小企業の皆様に特段の配慮が必要ではないかということを申し上げているわけであります。  社会保険料というのは、年々、新しく人を...全文を見る
○丸川珠代君 それを二〇%まで、つまり一六・四%を二〇%まで増やしたとしても、子ども手当の二・四兆円に比べたら何てことない額じゃありませんか。私は、子ども手当をもらってお父さんが社会保険料が払えなくなるなんということが起きないようにしていただきたいと心からお願いを申し上げます。 ...全文を見る
04月21日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  まず冒頭、三年間、愛する、そんなことを言うとだんなさんに、済みません、怒られますけれども、すばらしい田名部会長の下で充実した議論をさせていただくことができまして、大変感謝を申し上げたいと思います。  私たちはコミュニティーの...全文を見る
05月11日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  法案の質問に入ります前に、大臣に一点お伺いしたいと思います。B型肝炎の和解勧告への対応についてでございます。  五月の十四日、もう三日後に、札幌地裁が国に和解協議に入るかどうかを示すよう促していた次回の期日がやってまいります...全文を見る
○丸川珠代君 確定的な結論ではなくても、和解の方針ということが、私も報道の世界におりましたので、一〇〇%ないことはこうした記事にはなりません。二か所から最低でも裏を取ってその方針が確認されたということでなければ報道にはなりませんので、恐らくその方向だったと思うんですが、そういうこ...全文を見る
○丸川珠代君 結論が出ていないというのは会わない理由にならないということは前にも申し上げたとおりであります。  それから、五月十四日が目前に迫っているのは、お二人があるいは政府がずっと引き延ばしをされているから、だから五月十四日が目前まで来ただけであって、これまでの野党時代のお...全文を見る
○丸川珠代君 九日の会議の中で、鳩山総理大臣はこの件については何とおっしゃっておられたんでしょうか。
○丸川珠代君 内閣一丸として取り組むのはもう当たり前の話だと思います。だって、これだけ肝炎訴訟のことでいろいろおっしゃっておられた長妻大臣、そして山井政務官が今そこにお座りになっているわけですから、是非政府の中を先導して和解協議がスムーズに進むようにお働きをいただきたいと思います...全文を見る
○丸川珠代君 済みません、和解のテーブルに着くか着かないかというのを示すというふうにおっしゃいましたけれども、もう三日後に迫っております。和解のテーブルに着かないということもあり得るんですか。
○丸川珠代君 まさかとは思いますけれども、あれだけ肝炎の被害者の皆様の思いにこたえるべきだということを訴えてこられた二人でありますし、もう御自身の質問の中でも、例えば国の責任についてであるとか、あるいは肝炎の対策基本法もできているのだからというようなことについてはもうるるお話があ...全文を見る
○丸川珠代君 この期に及んでまだそういう御答弁しかできないというのは本当に残念なことであります。大臣御自身の気持ちとして和解に向けて全力を尽くす思いであると、政府の中で自分自身が、山井政務官もそうでありますけれども、和解に向かって全力を尽くすつもりであるという、そのお気持ちだけで...全文を見る
○丸川珠代君 救済の範囲の問題についても、発症されている方、未発症の方、どこまで範囲をというのがありますけれども、できる限りこれは患者の皆様の思いをまず聞いて、原告の皆様の思いをまずしっかり聞いて、できるだけそれにこたえていく方法を、財源がないからできませんということだけは絶対に...全文を見る
○丸川珠代君 つまり、協会けんぽの保険料抑制ありきで財源を探した結果、保険者同士の助け合いという名のツケ回しをやったという御説明をいただいたんだと思いますけれども、経済が健全な状況で保険料収入が増えるトレンドにあるときにやるのならまだ理解はできる部分もなくはないんですが、この状況...全文を見る
○丸川珠代君 もちろん、保険料の上昇を抑えるのは、もうこれすぐにでもやらなければいけないことでありますけれども、どうして間に合うように無駄が出せなかったのかと。本当に、ほかにばらまくところがあるんだったらこういう国民皆保険を守るところにお金を使う、セーフティーネットを守るところに...全文を見る
○丸川珠代君 それはやっていただかなければ困る話なので。私は六百十億円の方の話を聞いているんですが、来年以降六百十億円、協会けんぽの保険料と前期高齢者への支援金の国庫補助率を今年は真水で六百十億円国が出して、六百十億円はこれツケ回しをして肩代わりをしてもらって何とか出しているけれ...全文を見る
○丸川珠代君 四千五百億円、その協会けんぽの四千五百億円の赤字を三年間で何とか解消しようという枠組み、解消しようということ自体はもちろんやっていただかなければ困りますけれども、この総報酬割の導入ということに関しては、正直言って、六百十億円国が無駄を削減して持ってくれば、あと六百十...全文を見る
○丸川珠代君 無駄を出す努力はもちろん続けていただかなければ困りますけれども、その削った無駄をどこに充てていくのかということも是非よく考えていただきたいと思います。  国民皆保険を守るという、これ午前中からも本当に多くの質問がございますけれども、いかに公費をこの先、割合を高くつ...全文を見る
○丸川珠代君 四月の十四日のこれは衆議院の厚生労働委員会で、大臣はこういう答弁をされているんですね。協会けんぽの財政再建のための特例措置の期間において、協会けんぽ及び健保組合等の財政状況、社会経済の情勢の推移等を勘案し、制度の安定的な運営が図られるよう適切な財政支援その他の所要の...全文を見る
○丸川珠代君 もう少し力強く言っていただけると有り難いんですけれども。  来年、再来年、やはり厳しい状況が続くのではないかという不安たくさん持っておられる組合健保の方いらっしゃると思います。その中で負担増を言われたわけでありますから、厳しいところにはしっかり支援をしていくんだと...全文を見る
○丸川珠代君 できれば支援を拡充していただきたいと思います。そのために財源を見付けて、そのために使っていただきたいと思います。  そして、総報酬割の導入によりまして確かに健保組合三分の二は負担増になって、三分の一は負担が軽くなるというのがありますが、これ、その組合健保の中を見ま...全文を見る
○丸川珠代君 ありがとうございます。  つまり、国保の財源の構成というのは、五〇対五〇で、公費の負担と保険料と五〇対五〇で賄いなさいということが今おっしゃっていただいたところに書いてあるわけでございますけれども、この五〇対五〇という構図は昭和五十九年以来変わっていない構図であり...全文を見る
○丸川珠代君 もしこれらの調整がなかったらどうなるかということを考えたときに、これ五〇%丸々もし住民の皆様から保険料で取ったらとても払えない保険料になるわけであります。それを抑制するために、こうした自治体間のバランスを取るであるとか、あるいはもっと言うと保険基盤安定制度、これがま...全文を見る
○丸川珠代君 私、東京都選出でありますので、おっしゃるとおり、調整交付金、自治体で手にしていないところというのは非常に多いんでありますね。なおかつ、この左側といいますか、保険料サイドにあります財政安定化支援事業の方も東京都の自治体はないということになります。そこで、保険料を抑制す...全文を見る
○丸川珠代君 財政力の弱い自治体を助けるためにというねらいであろうかと思うんですが、当然、ということは逆に負担が増える自治体も出てくるわけでありまして、広域化をすれば保険料が値上がりしてしまうという自治体が必ず出てきます。  広域化の計画の策定に当たっては市町村の意見を聴くこと...全文を見る
○丸川珠代君 一応聴くことということだろうと思うんですけれども、今この仕組みの中でどうですかというふうに自治体にお伺いをすると、市町村の意見がまとまらなければ都道府県としても広域化に踏み出しにくいだろうと。結局は、何がかぎになるかというと、保険料の上昇を抑制するためにどれだけの公...全文を見る
○丸川珠代君 今申し上げたように、広域化、これを成功させるかぎは公費の投入にあるということを多くの自治体が思っておられると思いますが、大臣にその御決意があるかどうかをもう一度お答えいただけますか。公費投入を拡大するという御決意があるかどうか。
○丸川珠代君 後期高齢者医療制度の廃止に伴う国民健康保険の財政負担増は国が支援しますということを書いてありまして、これが、広域化がここに入るのかどうかちょっと私はよく分からないんですけれども、国の支援ということがいずれにしても必要になることは間違いないわけでありますので、それを前...全文を見る
○丸川珠代君 負担というものを考えるときに是非、世代間の人口動態というものにもちゃんと着目をしていただきたいと思います。今の高齢者世代が一体どのくらいの人口で自分たちの先輩を支えてきたのか、そして後から来る世代はどのくらいの人口でその先輩方を支えなければならないのか。そういうとこ...全文を見る
○丸川珠代君 ただいま議題となりました医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  民主党を中心とする鳩山連立政権は、マニフェストにおいて後期高齢者医療制度の廃止を掲...全文を見る
06月01日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○丸川珠代君 おはようございます。自由民主党の丸川珠代でございます。  今日は、まず、子ども手当について確認をしたいことがございますので、質問をさせていただきます。  四月に兵庫県の尼崎市に住む韓国人の男性が、タイで養子縁組をしたと称する五百五十四人分の手当およそ八千六百万円...全文を見る
○丸川珠代君 尼崎市に問い合わせましたところ、厚生労働省のQアンドAというものを御覧になったと。そこに確かに母国で五十人の孤児と養子縁組を行った外国人にも子ども手当は支給されますかというQがありまして、答えには、母国で五十人の孤児と養子縁組を行った外国人については、支給要件を満た...全文を見る
○丸川珠代君 一人であっても連絡をしてくださいということなんですが、このQアンドAに五十人と書いてあったり、またあるいは、五人以上の場合はというような連絡もあったということで、何かこの人数がばらばらしているのがちょっとよく分からないんですが、何を根拠にこの五人とか五十人とかいう数...全文を見る
○丸川珠代君 済みません、そうすると、養子の場合というのは、今まで児童手当を受給していた人でも厚生労働省に問い合わせをしなければならないと、こういうことでしょうか。
○丸川珠代君 分かりました。  そういう問い合わせが多かったのでこの基準が今QアンドAに書かれているということなんですが、いずれにしても、一人でも養子の場合は厚生労働省に問い合わせをしなければいけないということだというんですが、これは、文書による判断基準というようなものが示され...全文を見る
○丸川珠代君 ということは、連絡をするというのは、判断基準に迷った場合ではなくて、届出として、厚生労働省として把握をしたいために連絡をしてくれと言っているんだというふうに今大臣はおっしゃったわけですが、実際のところ、恐らくそれぞれの窓口では、これをどう判断していいのかということが...全文を見る
○丸川珠代君 つまり、厳しいチェックというのは、一件一件国が確認をすると、そういうことでいいんですね。
○丸川珠代君 そうすると、先ほどの尼崎の件で、国の考え方をお伝えした結果、この尼崎市で五百五十四人分の子ども手当を申請しようとした方は、そもそも要件を備えていないので受付をしなかったということであります。  報道によりますと、この方は外国人の申請に必要な送金記録やあるいはタイ政...全文を見る
○丸川珠代君 そうすると、この尼崎市の場合は本物かどうか分からない、つまりこの書類を精査していないということなんですが、これ、厚生労働省が指示したから書類を見なかったのか、それとも尼崎市の窓口が書類を見ていなかったのか分かりませんが、仮に書類が正式なものであって、よく調べたところ...全文を見る
○丸川珠代君 済みません、書類は見ていないのにどうして生計同一じゃないとかそういうことが分かるのかという話をしているんですが、尼崎市の窓口は書類をチェックしていないということなんですね。どうなんでしょうか。
○丸川珠代君 そうすると、最終的に判断したのは自治体であるから、仮にこの人が実は全く生活レベルの違う暮らしぶりではあるけれども五百五十四人修道院で何とか面倒を見ていたということが分かった場合には、この受給権を奪ったのはその市町村の責任ということになるわけでしょうか。
○丸川珠代君 国によっては我々が想像も付かないような方法で、生活レベルも全く違う国で監護をしておられる方もたくさんおられますので、厚労省の恐らく日本で考えた場合はこうだろうという判断基準だけでは判断できないものもあるかと思います。  仮にこの方が自分は受給権を奪われたと言って裁...全文を見る
○丸川珠代君 これは、書類を精査していないわけでありますから、本当にそうかどうかというのは言い切れないところがあると思います。何よりも窓口でまずそれを確認しないというのは非常に大きなリスクを抱えることになりかねないと思いますが、今後も人数が多い場合は書類を確認しなくてもいいという...全文を見る
○丸川珠代君 少なくとも、書類をチェックする前からこれは該当しないということは非常にリスクをはらむ行為だと思います。というのは、法律の根拠として非常にあいまいなことしか書かれてない、具体的には厚生労働省からの書類によってそれが本当に生計同一であるかということを確認するまでは書類を...全文を見る
○丸川珠代君 今年度はというふうにおっしゃいましたが、今年度からやろうと思えばできたはずでありますね。  枝野幸男行政刷新担当大臣は、五月の九日にさいたま市の会合で、在日外国人に子ども手当が支給される点に関して、率直に言って対応を間違った、大変申し訳ないといった発言をされておら...全文を見る
○丸川珠代君 子ども手当の成立の議論のときにも私申し上げさせていただきましたけれども、子ども手当の第四条に次の項目を第三項としてお加えいただければこういうようなややこしい議論、確認というのは必要なかったと。つまり、子どもが日本国内に住所を有せずかつ日本国民でないときは当該子ども手...全文を見る
○丸川珠代君 財政的な制約というと具体的にどういうことになりますか。
○丸川珠代君 財政的な制約が借金であるならば、借金の額はどんどん増え続けているんですから、当然、子ども手当の額がそれに影響されるんであれば、子ども手当の額を増やそうという話にはならないんだと思うんですが。  ちょっとお手元にお配りした資料でカラー刷りのものを御覧をいただきたいと...全文を見る
○丸川珠代君 それと、子育て支援や家族への支援についてのGDP比の出費をもっと増やすためにまず子ども手当を増額したということなんですが、これは、二〇〇五年の岡田マニフェストから二〇〇七年の小沢マニフェストの中でプラス一万円というのは、ちなみにこれ、民主党内では、ゼロ歳から十五歳ま...全文を見る
○丸川珠代君 分かりました。  そうすると、今の二万六千円は小沢マニフェストから鳩山マニフェストまで維持されて、かつ今後も維持していくということなのか、それとも財政の状況によって支給額が変わるということなのか、この点はいかがでしょうか。
○丸川珠代君 そうすると、改めて伺いますが、二〇〇九年の鳩山マニフェストには、一年目は一万三千円、翌年からは二万六千円、現金で給付しますということが書かれていると。それを今回は議論によって、一万三千円は現金、残りは現金か現物か何で支給するかは分かりませんというふうに方針転換をする...全文を見る
○丸川珠代君 それを含めて検討するということは、もしかすると現金にならない可能性もあるということですね。わざわざマニフェストに一年目は一万三千円、翌年からは二万六千円と書いてあるにもかかわらず方針を転換するのであれば、その理由はきっちり国民に説明をしなければならないと思いますが、...全文を見る
○丸川珠代君 保育サービスを拡充すべきという意見が出てきているので現金一万三千円、残り分の幾らかを保育サービスに回そうという話になりつつあるというようなことをおっしゃいましたけれども、そもそも当初の大臣の御発言でございますと、現金は現金で満額二万六千円まで行くと、保育サービスは別...全文を見る
○丸川珠代君 結局、最初から私指摘させていただいておりましたけれども、五兆円満額というのは余りにもアンバランスですよねと、検討してくださいということを申し上げたところ、大臣が言い出す前にほかの人が言い出したと、こういうことだと思うんですね。  本当にまたこの残り一万三千円分の財...全文を見る
○丸川珠代君 お考えがあるというのは、非常に無責任な、国と地方を全くばらばらに切り離すような御意見だと思いますよ。なぜこういうことを自治体がせざるを得なくなったのか分かりませんか。  子ども手当はそもそも、国が独自にやりますと、国独自の財源でやりますと言ったにもかかわらず、地方...全文を見る
○丸川珠代君 予算の議論の中で取ってくるのなんて当たり前の話なんですよ。それを厚生労働大臣が責任を持ってやるという決意があるのかないのか。そして、こういうことが起きていることに対して反省をするべきだと思いますよ、私は。  実際にきめ細やかなこういう福祉に近い部分というのは、地方...全文を見る
○丸川珠代君 地方自治体にやれやれと言っても、これ独自の財源を取られてできるわけがないわけでありまして、後から国がその部分を応援しますと言ってもいったんは用意しなきゃいけないわけですから、支給する分を。その点よくお考えをいただきたいと思います。  とにかく、来年度、地方負担分は...全文を見る
○丸川珠代君 子ども手当と児童手当は違うとおっしゃった。その言葉をもし実行するのであれば、地方負担分は必ず来年は全部国が持っていただくようにお願いをしたいと思いますが、六月に中期財政フレームが組まれるというような、選挙前にはそれをお示しいただけるというようなお話でございました。こ...全文を見る
○丸川珠代君 申し上げておきますが、いいかげんな中期財政フレームを示したら、ただでさえ今国際的な信頼を失いつつある日本のソブリンリスクが本当にがたがたし始めます。いよいよ現実のものにならないとも限りませんので、そうした自覚を持った中期財政フレームをしっかりと打ち立てていただきたい...全文を見る
○丸川珠代君 通所サービスについての法制化というのは、私どもの中でもほぼ合意を見ているところではないかと思いますので、これについては国からも財源面を含めたしっかりとしたバックアップをお願いしたいと思います。  あわせて、二点お伺いしたいと思いますが、長妻大臣は医療的ケアに関して...全文を見る
○丸川珠代君 今、重症児の在宅ケアについて、医療的ケアのモデル事業について検討したいというようなことをおっしゃっていただいて、大変有り難いことでございます。  こうした超重症児あるいは準超重症児を抱えながら何とか暮らしている一人親家庭という、本当にもう大変な状況で暮らしておりま...全文を見る
○丸川珠代君 具体的に是非お願いをしたいと思います。  ありがとうございました。     ─────────────
10月28日第176回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  財政金融委員会では初めて質問をさせていただきますが、私はこの前には厚生労働委員会に所属をしておりました。そのときから取り組んでいる課題について、引き続き財政金融委員会でも質問をさせていただきたいと思います。いわゆるB型肝炎訴訟...全文を見る
○丸川珠代君 もちろん野田大臣からおっしゃったかおっしゃってないかではなくて、質問に答えたという形であれ、増税という形で何らかがという質問に対して、あり得ると思います、国民負担というのはそういうことだと思いますとおっしゃって、国民負担イコール増税であるというふうに結び付けておっし...全文を見る
○丸川珠代君 国会での議論というふうにおっしゃいますけれども、国会の議論は、総額があるいはどういう補償がなされるかということは裁判で決まってからの話でございまして、まずこれは裁判のプロセスの中で国とそれから原告の皆さんがどういう納得を進めていくかということの後に来るものでございま...全文を見る
○丸川珠代君 では、野田大臣御自身は細川厚生労働大臣から何かこの件についてお話聞かれていますか。
○丸川珠代君 先週金曜日の厚生労働委員会で我が党の田村議員が、野田大臣や櫻井副大臣のこういう問題発言について細川大臣から反省するように言っていただきたいと申し上げましたところ、細川厚生労働大臣は、田村委員の言うことはもっともだと、原告の皆さんも税という話が出てくると本当に気分を悪...全文を見る
○丸川珠代君 聞こえません。
○丸川珠代君 では、その細川大臣の指摘を聞いて、ちゃんと反省をしておられますでしょうか。
○丸川珠代君 言葉遣いはということは、御自身がその会見において、増税とこの負担を結び付けたことについては別に反省はしていないと、こういうことですか。
○丸川珠代君 まさにその金額も決まっていないうちからそのお話をされていて、しかもこの試算の数字がどのくらい確実なものかを野田大臣はお分かりにならないでこういうことをおっしゃっているんじゃないかと思うんですね。  少なくとも、まず裁判の和解金額の協議をしている最中に、国民の皆さん...全文を見る
○丸川珠代君 ある程度の数字にもなっていない試算だということを今これから御説明いただきますけれども、まず、和解協議が調ってから国民に理解を求めるならまだしも、あなた方が謝罪をしていない、つまり政府が謝罪をしていないうちから、国民に説明をしていない、なぜこういうことになったのか説明...全文を見る
○丸川珠代君 それでは、岡本大臣政務官、いいかげんな数字ではないと思いますという野田大臣の御答弁でしたが、この国が原告に示した試算について、その補償や助成ごとの対象者数あるいは患者数についての実数のデータというのはございますでしょうか。
○丸川珠代君 是非、その補償金額全体を考えるときには、実態の調査をきっちりやってからやっていただきたいというふうに強くお願いを申し上げたいと思います。  今聞いていただきましたように、まず、患者調査と言っていますけど、別に全数調査しているわけではありませんと。  これ、例えば...全文を見る
○丸川珠代君 議論をするのであれば、少なくとも、きっちりとその議論の前提に何があるのかということを国が説明をなさるべきだと思いますし、その説明は全く十分ではないと思います。  少なくともこの段階で、つまり、こういうまだ推計に推計を掛け合わせたような試算の段階で、その総額を国民に...全文を見る
○丸川珠代君 国民の理解をいただくのは当然ですが、国民の理解をいただく順番、前提が違うということを私は申し上げております。  患者さんおいでになっておりますけれども、野田大臣がそういうお立場であるならば、なおのこと御理解をいただきたいと強く思っておられると思いますので、そのこと...全文を見る
○丸川珠代君 今、監視をするということは必ずしも行動に結び付くものではないと、それは状況の判断によるんでしょうけれども。  例えば、この声明の中の、今の話というのは、準備通貨を持つ国々を含む先進国は、為替レートの過度の変動や無秩序な動きを監視するというこの声明の中の一文のことを...全文を見る
○丸川珠代君 お答えはできないとしても、ドルがどんどんこの後ドル安が続いていくだろうという想定を恐らくしておられると思うので、何らかのお考えはあってしかるべきかなというふうに思っております。  いろいろな選択肢もある中に介入も含まれるというようなニュアンスでおっしゃったんですけ...全文を見る
○丸川珠代君 今まさにお伺いしようと思っていたのはそこなんですけれども、つまり、通貨安競争に日本は参戦していないんだということですよね。つまり、そういうことに私たちは少なくとも、攻撃は受けたかもしれないけれども、とにかくそれを自分たちから積極的に攻撃を掛けていったようなスタンスで...全文を見る
○丸川珠代君 日本は、今アメリカがデフレのリスクがということを言っていますけれども、それは、デフレのリスクが無視できない大きさになっているがまだデフレではないというふうにアメリカは言っていて、先進国の中で日本だけがもう十年近くデフレの状況が続いているという、これは非常に特異な立場...全文を見る
○丸川珠代君 断固たる措置は何のためにやるんでしょうか。
○丸川珠代君 過度な変動を抑制するのは、どういう目的のためですか。
○丸川珠代君 ということは、今円高に振れていますけれども、これはファンダメンタルズに沿っている動きと見ているか、見ていないと思っておられるのか、それはどうなんでしょうか。
○丸川珠代君 その九月十五日までの件について、お手元の資料でずっと時系列で並べさせていただいたんですけれども、これを見る限り、八月の二十七日に八十五円を割って、ようやく断固たる措置をとるといいながら、現実にとったのは九月の半ばであったと。この間の動きを見ていると、どんどんどんどん...全文を見る
○丸川珠代君 御自身の口から出てなくても、記者から聞かれて何か返事をしていれば、それは言ったことにほかなりませんので……
○丸川珠代君 よろしくお願いいたします。  以上、ありがとうございました。
11月18日第176回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代でございます。  まず、ここまでの本日の予算委員会の議論の中で、仙谷官房長官から我が国の自衛隊に対して、暴力装置というとんでもない表現が出てきました。国の根幹である国防に命を懸けて取り組み、また日本の国際貢献に汗をかいているこの自衛隊の方々にと...全文を見る
○丸川珠代君 ややではないと思いますが、総理大臣の御認識を改めて伺いますけれども、暴力装置という言葉、これは謝って済む問題だと思っておられますか。
○丸川珠代君 申し訳ないが、この暴力装置という言葉は我々の平和憲法を否定するものですよ。シビリアンコントロールを否定する言葉ですよ。謝って済むと思っているんですか。(発言する者あり)
○丸川珠代君 総理大臣です。
○丸川珠代君 自衛隊の最高指揮官として、今のような暴力装置というような発言に、あれだけの、ただ形だけ謝っただけで本当に隊員の士気が維持できると思いますか。命を懸けて国を守っている人たちにこれで納得がしてもらえると思っているんですか、あなた、最高指揮官として。
○丸川珠代君 ということは、後で仙谷さんに総理大臣が注意をなさるということでございますね。  その注意とは別に、内閣総理大臣として、自衛隊の最高指揮官として、こういう発言が御自身の閣内から出たことに対して謝罪をすべきではありませんか、国民に対して、そして自衛隊の皆さんに対して。
○丸川珠代君 防衛大臣はこうした発言が閣内から出たことについてどういうお考えですか。
○丸川珠代君 私は、こういうシビリアンコントロールであるとか平和憲法というものを否定する発言が閣内から出た、その発言者は問責に値することは当然でありますけれども、総理大臣御自身で罷免をすべきだと思いますが、総理大臣、いかがですか。
○丸川珠代君 先ほどから与党の民主党の理事の方がいろいろと声を上げておられるんですが、暴力装置ということについて私が触れましたときに、本質を言っているじゃないかという川上理事から御発言がありましたけれども、こういう暴力装置は本質的な指摘だというような民主党の理事の御発言は民主党全...全文を見る
○丸川珠代君 菅総理大臣に。菅総理大臣にお願いします。
○丸川珠代君 菅総理大臣にお願いします。
○丸川珠代君 武力と暴力は同じものですか。  総理大臣にお願いします。総理大臣にお願いします。
○丸川珠代君 暴力は暴れる力と書きます。コントロールが利かない力のことを暴力と言いますが、もし自衛隊に暴力装置という言葉を使うのであれば、自衛隊はコントロールが利かない力だということになります。  シビリアンコントロールが利いていないということを指してもし暴力装置ということにつ...全文を見る
○丸川珠代君 菅総理大臣。(発言する者あり)
○丸川珠代君 菅総理大臣。
○丸川珠代君 理解できないことが理解できないですね、私は、申し訳ないけれども。  申し訳ないけれども、私は、こういう暴力装置という言葉が言の葉に上ること自体、本当に謝罪では済まない問題だと思いますので、今後仙谷大臣の問責を求めていきたいと思います。  次の質問に移ります。 ...全文を見る
○丸川珠代君 示唆を受けたのが事実かどうかということを聞いているんですが。
○丸川珠代君 じゃ、示唆は受けてなかったんですね。
○丸川珠代君 誤解だったとおっしゃっていましたけれども、何をどう誤解されたんでしょうか。
○丸川珠代君 つまり、蓮舫大臣、示唆はなかったということですね。
○丸川珠代君 つまり、十月十四日の蓮舫大臣の答弁は虚偽答弁だったということが分かりました。  うそだともしこれが分からなければ、事務局の人の首が飛んでいたかもしれない事件でございます。弱い立場の人間に責任をなすりつけた虚偽答弁、これ私は、大臣としての資質の前に蓮舫大臣の人間性を...全文を見る
○丸川珠代君 また新しい決まり文句が出てきてしまいましたけれども、私どもは、柳田大臣の今後の言動にもしっかり注意をしながらどういう責任があるのかというところを見てまいりたいと思います。  さて、午前中の議論の中でもございましたけれども、自衛隊の入間基地の航空祭で自衛隊を支援する...全文を見る
○丸川珠代君 それでは、併せてお伺いしたいのですけれども、自衛隊が主催するイベントで民間人の発言を耳にすること、これが六十一条の言うこれらの行為に関与しという関与に当たるのかどうか、教えていただけますか。
○丸川珠代君 それでは、法制局にお伺いしますが、自衛隊が主催するイベントで隊員が民間人の発言を耳にすることは、自衛隊法の六十一条にあるこれらの行為に関与しの関与に当たるのでしょうか。
○丸川珠代君 ということは、防衛大臣、この六十一条及び自衛隊法施行令八十七条に規定するということが根拠になっている十一月十日の通達は、これは自衛隊の隊員が寄附金や利益を求め、若しくは受領しという、そういう行為に関する政治行為のことを指しておっしゃっているんですかね。
○丸川珠代君 防衛大臣です。
○丸川珠代君 第六十一条の主語は、隊員はでございます。隊員は、政令で定める政治的行為をしてはならない。そして、第八十七条の今当該の部分ですね、第十一項、集会その他多数の人に接し得る場所で又は拡声器、ラジオその他の手段を利用して、公に政治的目的を有する意見を述べること、これは隊員が...全文を見る
○丸川珠代君 北澤防衛大臣です。
○丸川珠代君 北澤防衛大臣にお伺いしますが、第六十一条、これ、自衛隊法第六十一条は、主語は隊員はで、隊員は政令で定める政治的行為はしてはならないと書いてあります。で、その政令の中には、例えば集会やあるいは拡声器、ラジオその他の手段を利用して隊員が政治的目的を有する意見を述べること...全文を見る
○丸川珠代君 内閣法制局にお伺いしたいんですが、この十一月十日の通達に関して、自衛隊法第六十一条との関係についてどのようなお考えをお持ちになるか、お伺いしたいのですが。
○丸川珠代君 それは隊員が利用することについてですね。
○丸川珠代君 政治的目的かどうかというところも実は議論があるところだと私は思っておりまして、(発言する者あり)今、そういうふうに決め付ける民主党理事からの発言もございましたけれども、私、この発言をされました入間の航友会の会長さん、この方は太平洋戦争を御自身が参戦されて、今病院の院...全文を見る
○丸川珠代君 今回の建物の利用は政治的目的ではなくて地域と自衛隊の交流という目的でございましたが、そうした使用でもやはりこの自衛隊法第六十一条に伴う施行令第八十七条の十二号に触れるというふうに思われますか。
○丸川珠代君 委員長、法制局の見解を是非これきちんとまとめていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○丸川珠代君 さて、航友会は、これ、特定政党や政権ではなくて自衛隊そのものを応援する友好団体でございます。実際にこの航友会の会員の方というのは、自分たちでお金を持ち出しで基地やそれから地域との交流、あるいは自衛隊活動を支援する、自衛隊の一番の理解者と言ってもいい民間人の方々でござ...全文を見る
○丸川珠代君 自衛隊の方たちにとってこんなに納得のいかない通達はないと思いますよ。権力で法をねじ曲げるようなこんな通達を出すような防衛大臣があなたの内閣におられるんですよ。もし身近に、それこそ府中の皆さん身近に触れておられるんだったら、申し訳ないの一言でも言ったらどうですか。もう...全文を見る
○丸川珠代君 だれから聞いたのかという質問に答えていらっしゃいませんが。
○丸川珠代君 この十一月三日、入間航空祭で……(発言する者あり)
○丸川珠代君 当日、民主党の国会議員が入間の基地司令を、この航友会の会長の発言の後、基地司令を激しく問い詰めている様子が目撃をされております。この激しく問い詰めていたのは、先ほど世耕議員の質問の中でも登場した松崎議員でございます。  まさか今日の産経新聞の記事が本当ではないと思...全文を見る
○丸川珠代君 事実関係は確認していただけますか、大臣。
○丸川珠代君 それでは、納涼祭の件については調べていないということですね。
○丸川珠代君 それでは、今朝……
○丸川珠代君 この新聞記事、松崎議員の七月の納涼祭での件は今朝新聞に出たものです。大臣は、これは大問題だと思ってすぐ調べていただくべきだと思いますが、大臣、調べていただけますか。
○丸川珠代君 部下が胸ぐらをつかまれた、こういうことは新聞記事に書いてあるんです。ちゃんと調査しますか、北澤大臣。
○丸川珠代君 委員長、調査報告を後で求めます。
○丸川珠代君 今日は安住防衛副大臣にもおいでいただいておりますけれども、安住副大臣にお伺いします。  この入間基地での納涼祭の出来事、あるいは十一月三日、航空祭での民間人の発言について、松崎議員から何かお聞きになっていらっしゃいませんか。
○丸川珠代君 全く接触していない、こういうことでいいですね。
○丸川珠代君 済みません、まず二つ問題がありまして、一つは、防衛副大臣が自身の隊員が政治家に胸ぐらをわしづかみにされるような事件が載っている記事を読んでいないというのがまずびっくりするようなことで、危機管理上の問題だと思いますね。それからもう一点、会っていないと言いながらさっき会...全文を見る
○丸川珠代君 安住副大臣にお伺いしますが、この十一月三日の入間の民間人の発言については、いつ、だれからお聞きになりましたか。
○丸川珠代君 ということは、決して松崎議員とこの件について電話やあるいは面会をして話をしたことはない、あるいはだれかからの依頼を通じて話したことはない、こういうことでよろしいですね。
○丸川珠代君 では、大臣にお伺いしますが、この文書課長がだれからこの件を聞いたかというのはお聞きになりましたか。北澤防衛大臣。
○丸川珠代君 隊司令がなぜそういう行為をしたのかというところも確認していただけますでしょうか。  私が聞いた話ですが、実際に目撃した人からそれを聞いたんですが、松崎議員が隊司令に激しく詰め寄っている様子を私目撃したというふうに直接伺っておりますので、どうして隊司令がそのような行...全文を見る
○丸川珠代君 それも含めて事実関係をしっかり確認したいと思います。  ここに政治介入は決してあってはならないわけでありまして、隊司令を参考人で要求したいと思いますが、いかがでしょうか。
○丸川珠代君 とにかくこの件で政治介入というのは決してあってはならないわけで、これ事務次官通達で出されていますけれども、現実にもし政治家が政治家に話をして、政治家同士で相談をして、こういう半ば権力による圧力とも取られかねないような通達をやってその責任を役人に押し付けたのだとしたら...全文を見る
○丸川珠代君 確かに自衛隊は最高指揮官であるあなたの命令で指揮命令系統に従って動くかもしれませんが、シビリアンコントロールというのがなぜ維持されるか。それは、その指揮命令系統プラスアルファ、隊員が政治の目的に納得をし、そして人間としての心でもって、しっかりとした士気を持ってその能...全文を見る
○丸川珠代君 蓮舫大臣、省を整理する、つまり環境省と経済産業省の間で整理するということだけではなくて、実際にこの住宅用太陽光パネルの設置補助、予算を二〇%圧縮しなさいということをおっしゃいましたよね、結論付けられましたよね。この太陽光パネルについては、二〇〇九年からの導入量に比べ...全文を見る
○丸川珠代君 私の質問は、太陽光パネルの設置を支援することによって、自然エネルギーですね、再生可能エネルギーの導入に関して六月に閣議決定されまして、エネルギー基本計画、これに従って二〇〇九年からの導入量を二〇二〇年に十倍にするという目標、これは今の経済産業省の目標ですねとお伺いし...全文を見る
○丸川珠代君 内閣が目標としているこの太陽光発電の導入でございますけれども、これ非常におかしなことに、閣議決定までしている基本計画に沿ったものを仕分をして二〇%圧縮していると。内閣の方針に反するものを仕分の項目に挙げておられるわけでございます。これ、蓮舫大臣、どうしてなんでしょう...全文を見る
○丸川珠代君 コストを削っても目標が達成できなかったらそれは内閣の意思に沿わなかったということになるわけでございまして、二〇〇九年に二百八十万キロワットの、これは太陽光パネルの導入量ですけれども、これ、二〇二〇年、あと十年以内に二千八百万キロワット、これ十倍にするんですよ。これが...全文を見る
○丸川珠代君 蓮舫大臣に伺います。
○丸川珠代君 今、目標は設定していないんですとおっしゃったんですけれども、大畠大臣、そうなんですか。
○丸川珠代君 じゃ、太陽光発電のパネル、住宅用のパネルですね、これに伴う太陽光発電の導入量、これは目標があるということで理解しましたが、これどんどん安くなっているわけですよね。どんどん安くなっているものを、安くなるんだったら後で導入しようと普通思うわけですよ。これをなるべく早く設...全文を見る
○丸川珠代君 非常に示唆に富んだ、そして非常にたくさんの問題を含んだ御答弁をいただきました。  もうお一方お伺いをしたいと思います。  小泉俊明国土交通政務官、おいでいただいていると思いますけれども、今度は民主党の政務官でいらっしゃいますけれども、政務官は、政府と仕分の行政刷...全文を見る
○丸川珠代君 今、小泉政務官からも御指摘がございましたように、政府の意思、政府が観光立国を掲げているにもかかわらず、一方で再仕分の標的にする。全くもって国民には理解ができないのです。一体どうしたいのか。  例えば、ジョブ・カード。ジョブ・カードだって、新成長戦略で二〇二〇年まで...全文を見る
○丸川珠代君 ジョブ・カードは廃止するんですか、評価結果では廃止という結論になっていましたが。
○丸川珠代君 見直しと廃止は違います。結論は廃止ですが、見直しですか、廃止ですか。どっちですか。
○丸川珠代君 この新成長戦略に書かれたジョブ・カード、二〇二〇年までに三百万人にまで増やすというのは今あるジョブ・カードのことだと思いますが、違いますか、総理大臣。
○丸川珠代君 ということは、ジョブ・カードは廃止ではなくて見直しだと、こういうことですね。  もう時間がないので是非これは申し上げておきたいんですけれども、今回のキャリア形成助成金、ジョブ・カードに関連する訓練のための助成金、これが廃止ということになりました。実は、この雇用型訓...全文を見る
○丸川珠代君 この仕分結果をどうやって責任を持って政治が判断するかが問われておりますので、しっかりやっていただきたいと思います。  以上でございます。
11月22日第176回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○丸川珠代君 宮沢委員に続いて関連質問をさせていただきます自由民主党の丸川珠代でございます。  先週木曜日、十一月十八日、この予算委員会の質問に立たせていただきました。次々と閣僚から謝罪が飛び出すという異常事態になりました。法務大臣が労組のパーティーで自らの仕事をなめ切った発言...全文を見る
○丸川珠代君 もう一度伺いますが、柳田さんに法務大臣を続けてほしかったと思っているのか、それとも辞めてもらいたかったと思っているのか、どちらですか。
○丸川珠代君 じゃ、何のために今朝、柳田法務大臣を官邸にお呼びになったんですか。(発言する者あり)
○丸川珠代君 昨日の夜、柳田大臣は続投宣言を堂々とテレビカメラの前でやっていらっしゃったんですよ。続けてほしいと思うのであれば、別に今朝、官邸にわざわざ呼ぶ必要はないんじゃないですか。
○丸川珠代君 菅総理大臣。
○丸川珠代君 もし辞めてほしくなければ慰留をすればよかったんだと思うんですが。柳田大臣は会見で、総理から補正予算を通すことに柳田大臣の不用意な発言が障害となっていると言われて、自分でも不用意な発言が障害となっていると思ったので素直に辞めると申し上げたと、こうおっしゃっているわけで...全文を見る
○丸川珠代君 今のは全くのすり替えです。補正予算を通すことに柳田大臣の不用意な発言が障害となっているということを柳田大臣をわざわざ官邸に呼んで面と向かっておっしゃって、言葉の外で、言外で、あなたがいるから補正予算が通せない、辞めてくれませんかということを伝えたに等しいわけですよ。...全文を見る
○丸川珠代君 質問に答えてない。何で罷免しなかった。
○丸川珠代君 なぜ柳田大臣を罷免しなかったんですか、菅総理大臣。
○丸川珠代君 結局、罷免させるという、あなた自身が責任を持って、この人には資格がないといって首を切る責任が取れなくて部下に詰め腹を切らせた、そういうことじゃないですか。辞表を持ってきたんですか、朝、官邸来るとき。彼自身、辞める気なかったんでしょう。それを官邸に呼び付けて、あなたが...全文を見る
○丸川珠代君 逃げ菅の本領発揮ですね。あなたには任命責任というものがあります。資質の欠けた人を任命した責任は総理大臣にあります。専門用語を解説してもらわないと分からない、任命されてびっくりするような、自分自身がなぜ任命されるかも分からないような、そういう法務に対してほとんど知識が...全文を見る
○丸川珠代君 先週、十一月十八日の予算委員会で柳田さんは、指揮権を発動すべき外交問題において発動すべき立場にあることを理解しておられなかったわけです。それゆえ、重要な外交案件であるこの尖閣事件において、この問題を一地検が処理することにブレーキを掛けられなかったわけですよ。柳田前大...全文を見る
○丸川珠代君 柳田さんは、指揮権を発動すべき外交問題において発動すべき立場にあることを理解していないということが先週木曜日の予算委員会ではっきりいたしました。理解していなかったがゆえに、指揮権を発動すべき重要な外交案件、つまりこの前の尖閣事件について一地検が処理をする、この事件を...全文を見る
○丸川珠代君 もはや詭弁を弄しているというよりも、総理大臣御自身が指揮権ということを理解されていないじゃないかということがよく分かりました。申し訳ないけれども、菅総理大臣自身が総理大臣の職責に値しないんだろうと思います。こんなど素人を任命して国民と国会を愚弄した総理大臣の任命責任...全文を見る
○丸川珠代君 任命したばかりかどうかは関係ないんですよ。任命に値する人かどうかということが問題なんです。値しない人だから、一度任命してしまったのですぐ首になさったらどうですか、総理大臣の責任においてと聞いているんですよ。答えてください、菅総理大臣。
○丸川珠代君 柳田さんが問題がないと言ったのと同じことでありまして、やっぱり問題はないけれども予算を通したいから辞めさせた、しかも本来であれば罷免すべきところを詰め腹切らせて辞任させたという、本当になすりつけた汚いやり方だなと思えて仕方がありません。  しかし、この柳田大臣が辞...全文を見る
○丸川珠代君 全く仙谷長官がこれまで引き起こした問題について自覚がないようですね。菅総理大臣は、仙谷官房長官の発言について謝らざるを得ない立場にあったわけですよ。そういう人をまた今度は法務大臣、検察の上に立たせるというわけです。  この方は、午前中、佐藤正久委員の暴力装置発言に...全文を見る
○丸川珠代君 国民は今朝の議論を見ておりましたし、正直申し上げてこれからも私どもはあなたの任命責任を問うていかざるを得ない状況にあります。是非、この後よくお考えになって、本当にこれが適切な人事であったのかどうか、この任命は正しかったのかどうかを御検討いただきたいと思います。  ...全文を見る
○丸川珠代君 仕分の対象になったものが必ず補正予算に出てこないようにと言ったので、この予算に対する承認は撤回をしていただきたいと思います。(発言する者あり)
○丸川珠代君 蓮舫大臣。
○丸川珠代君 補正予算の中身にかつて仕分の対象になったものあるいは今回仕分の対象になったものが必ず出てこないようにチェックをすると言ったのに、実際には補正予算の中に仕分の対象になったものが入っている。これではイタチごっこあるいはマッチポンプですから、この予算に対する承認を取り消す...全文を見る
○丸川珠代君 次の機会にまた聞かさせていただきます。
11月26日第176回国会 両院 平成二十二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会 第1号
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○丸川珠代君 早い成立を望むのであれば、そもそも補正予算を早く出すべきだったと思いますし、基金を戻すにしても、例えば緊急人材育成の支援事業に対する基金は、ハローワークに一回登録をしておけば、その後ハローワークに行かなくてもただで訓練が受けられるという非常にルーズなお金の使い方にな...全文を見る