伊波洋一

いはよういち

選挙区(沖縄県)選出
沖縄の風
当選回数1回

伊波洋一の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第1号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、御三名の参考人の皆さん、いろいろお話聞かせていただきありがとうございます。  最初に、山田参考人にお伺いします。  最初のペーパーの方に、今、五島市、旧玉之浦町のこの中国漁船団の大量侵入という項目がありますが、昨年、私も外交...全文を見る
○伊波洋一君 しかも、この場合は通報してやっているということで、いろいろ具体的な何か事件があったかということについては、それはなかった旨聞いておるんですが、やはり、本来ならば、台風等のそういうことにおいて日中が協力できる関係を維持することは日中にとってはいいことなのではないかと思...全文を見る
○伊波洋一君 昨年の説明はそういう趣旨の説明ではありませんでしたのでお伺いいたしました、現地でのですね。  それからあと一つ。マラッカでの中国の船の通過量の多さというのは、日本と比べるとはるかに多いということが分かります。真珠の首飾り自体が、そういう意味ではシーレーンの安全確保...全文を見る
○伊波洋一君 今政府は中国をいわゆる脅威の国として位置付けていないんですね、公式には。今、何といいますかね、要するに、脅威のあるような、そういう趣旨の御発言だったと思いますが、具体的に中国がこの地域、いわゆる海洋地域で、何らかの脅威をそれぞれの国において具体的に起こしているという...全文を見る
○伊波洋一君 一九九五年の中国のGDPは日本の四分の一でした。二〇一五年のGDPはその十一倍になりまして、日本の二倍以上になりました。今からも成長していきます、中国はですね。  そういう中国が責任を負わずに、私たち日本、要するに、同じように二〇一五年も四兆ドル台なんですね。つま...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  次に、川崎参考人にお伺いします。  核兵器禁止条約に対して日本が反対をしているといいますか、賛成しなかったことについて、これまで日本を、非核、被爆国としてやはり日本の提起をいろいろ受けてきた国々からかなりのいろんな意見がありますが、日...全文を見る
○伊波洋一君 長崎原爆資料館に行きますと分かりますが、非核地帯というのが世界で広がっています。南半球は既にそうなって、ASEANもそこに来ていて、そういう中で、先ほどの提案である日本やあるいは朝鮮半島、モンゴルなどへの非核地帯の提起が今行われているわけですけれども、やはり、今の世...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  あと一点だけ、川口参考人に聞きたいと思います。  サイバーセキュリティーの問題ですけれども、今やビッグデータというものの取扱いが大きなテーマになっていますが、中国などで、やはりデータそのものの存在を自国の中に置くというような取組が始まろ...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  時間ですので終わります。
02月14日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。私は沖縄県選出です。  まず最初に江守先生にお伺いしたいんですけれども、先ほどのお話の中で気候変動対策、いわゆる脱CO2ということについて、アンケートについてまず聞こうと思ったんですけれども、なぜ世界ではこれだけ質を高めるものであるかという...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄では電力が、原子力がないわけで、原油、石油から石炭に行って、そして今は天然ガスに移っていこうとしているわけですけれども、基本的に、天然ガス発電そのものは一応当面容認されるんでしょうか。
○伊波洋一君 沖縄では、ほかに海流発電といいますか潮流発電といいますか、それも研究されているようですけれども、今指摘された風力や太陽光発電、地熱発電に加えて水素燃料の問題というのは、それは有望なんでしょうか。
○伊波洋一君 沖縄からこちらに来るときいつも飛行機に乗るわけですが、大阪とかあちこち行く。私たちは空の上から日本列島をいつも見ているんですけれども、実に人間が、日本人が住んでいるところは、場所は小さいところにあって、ほとんどが緑の資源、森なんですね。  森の資源を使うことは要す...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  じゃ、次に金子参考人にお伺いしますけれども、漂着ごみの問題なんですね。漂着ごみって、沖縄も島々ですからかつて廃油ボールいっぱい来ましたけれども、今はほとんどなくなりましたが、今来ている漂着ごみを行政が含めて全部除去する仕組みをつくるにはど...全文を見る
○伊波洋一君 私も一市長しておりましたので、ビーチクリーンとか割とよくいろんな運動をやったんですけど、やはり所管が県であったりいろいろあったり違いますので、でも、それぐらいの額だったら、その何倍かを使えばきれいにできるのだったら是非やってほしいなと思って、頑張っていただきたいと思...全文を見る
○伊波洋一君 もう時間ありませんけど、最後に。  私も東日本大震災を見て一番驚いたのは、家がぷかぷか浮いていることだったんですね。沖縄の家は浮くことはないんです、全部コンクリートでできていて、下に基盤もきっちりあって、ほとんどが。ですから、そういう意味では、やはり今言われている...全文を見る
○伊波洋一君 海外派遣議員団の報告、どうもありがとうございました。先ほど来、多くの皆さんの質疑があって、より中身は理解させていただきました。  先ほど、酒井団長の報告の中にも、NAFTAの見直しの結果によっては、自動車産業を中心に同国の一千百社以上が進出している日本企業の戦略が...全文を見る
○伊波洋一君 この北米自由貿易協定、もちろんアメリカも当事者ですけど、ほかにも幾つも当事者国があって、先ほど委員から若干質疑等がありましたが、アメリカの拒否権でこれが壊れるということはあり得るんでしょうか。そういうことはあり得るような交渉なのでしょうか。それとも、この再交渉という...全文を見る
○伊波洋一君 時間もありませんから、北朝鮮問題についてちょっとお伺いします。  鯰参事官にお伺いしますが、今報告をいただいて、いろいろ状況が報告されましたが、現時点では、今南北の対話が始まろうとしているというふうにも見えます。そういう中に、米国自身がそれに対して条件を付けずに話...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。終わります。
02月21日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、三名の参考人の皆様から貴重な分析をいただきまして、ありがとうございました。ロシア、インド、ASEANという、本当に我が国にとっては大変重要な国々に対するいろんな知見を教えていただきまして、ありがとうございます。  インドについ...全文を見る
○伊波洋一君 インドはやがて日本を追い抜くだろうと言われていますね、実際、経済統計ではですね。そういう意味では、これから中国とインドがアジアの主要な大きな大国になっていくんでしょうが、やはり現実には、でも、先ほどお話あるように、インドの若いIT技術者が日本の経済発展にも貢献をして...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  次に、熊岡参考人にお伺いしたいんですが、資料で福田ドクトリンと二〇一三年の対ASEAN外交五原則を提示いただきまして、やはりこの間の違いといいますか、これによって若干、ODAも含めて日本の外交姿勢というものがASEAN諸国において違って...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  それと、今、先ほどの福永参考人からのインドの状況や、あるいは熊岡参考人からのカンボジアや、あるいはタイ、あるいは報道されているフィリピンのドゥテルテ大統領の内政の問題を含めて、決して私たちが考えるような落ち着いた国ではないなというのは実...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。終わります。
03月20日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  最初に、普天間飛行場の五年以内の運用停止について伺います。  三月一日に普天間基地の運用停止を求める日めくりカウントダウン行動が行われ、私も参加しました。安倍政権が沖縄県民に約束した運用停止期限は来年二月十八日です。安倍政権は沖縄県民...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま防衛大臣がお答えになったことは、昨年予算委員会で安倍総理が赤嶺委員に対して答えたことと同じでございます。  それは、やはり危険性除去は極めて重要だという課題、そしてまた、できることは何でもやるということですが、しかし、危険性除去というまさに危険な状況、その...全文を見る
○伊波洋一君 普天間飛行場の全面返還というのは一九九六年のSACO合意で五年ないし七年以内、少なくとも二〇〇三年までには返還をするという合意でした。その後のさらに二〇〇四年の合意は、二〇一四年までに返還をするという合意です。さらに、今、二〇二二年あるいはそれ以降。一体、三十年も掛...全文を見る
○伊波洋一君 ここにありますように、普天間飛行場というのは市街地のど真ん中にあるんですね。宜野湾市は全域が市街化区域です。そういう中にあって、みんなが見ています、飛行機がどこを、ヘリがどこを飛んでいるか。いわゆる雲の影響とか云々ではないんですよ。基本的にルール違反をしているわけで...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣の答弁では、私が書いたところは必ずしも正確じゃないからそれを認めるわけにはいかないと言っていますが、じゃ、その正確な地図を皆さんの方で書いていただけますか。
○伊波洋一君 防衛大臣、私は、これは、場所というのは地図の上の場所なんです。皆さんがこれの精度がおかしいという話は別の話ですよ、精度は。この下にあるんです、小学校というのは、地図の上でですね。ほかの場所、ちゃんと書かれています、どの施設名。それを、ここにあるよということをどうぞ確...全文を見る
○伊波洋一君 納得できませんね。  これについては、やはり私は、防衛省に、ならば皆さんが示す地図をきちんと出してください。ほかのところはあるんです。学校だけ書くのが嫌なんですか。それとも、いずれにしろ、私はこれを、今問題になっているのはまさに小中高の上を飛んでいることに問題があ...全文を見る
○伊波洋一君 時間がなくなりましたので、あとまた残りは継続して取り組みますが、しかし、このように、防衛省は一体誰を守ろうとしているのか。米軍を守ろうとし、どうして日本の国民を守ろうとしないのか、宜野湾の市民を守ろうとしないのか、子供たちを守ろうとしないのか。こういう態度こそ今の沖...全文を見る
03月23日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  前回求めた普天間飛行場の回転翼機の飛行状況調査の飛行航跡集約図への小中高校の位置の図示については、困難であると答弁でした。  本日配付した資料の一ページは、グーグルマップで示す小中高の表示のある航空写真です。学校マークは、所在地に住所...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  普天間第二小学校に対しては、沖縄防衛局は、今年一月から三人の監視員と四個のカメラを設置して、上空を米軍機が飛行しないよう監視を始めました。その結果、一月十八日午後一時二十五分頃、普天間所属のUH1Yヘリ一機、AH1Z攻撃ヘリ二機の計三機が...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣、現在、普天間第二小学校だけに監視員とカメラが設置されています。航跡調査では場周経路合意の違反を取り締まれないということでこのような監視体制を取るのであれば、普天間第二小以外の全ての教育施設や福祉施設、公的施設にも同様の監視体制を取るべきではありませんか。な...全文を見る
○伊波洋一君 十二月七日に米軍ヘリの部品が落下した緑ケ丘保育園では、父母会が呼びかけた署名が三月十日時点で十三万四千二百五十六筆に達しました。二月二十二日には、政府にも十二万六千七百九筆分が父母会が上京をして届けました。署名の要望項目は、事故の原因究明及び再発防止、二、原因究明ま...全文を見る
○伊波洋一君 両大臣に申し上げたいんですけれども、大事なのは、日米合意を守れば緑ケ丘保育園の上空や普天間第二小学校の上空は飛ばないんです。それは二〇〇七年の八月の日米合意なんです。その日米合意を守るということ、これが基本だと思います。  そして、前回の委員会で防衛大臣は、重要な...全文を見る
○伊波洋一君 私は、今外務大臣がお答えになったようなそういう認識こそがまさに今の沖縄基地問題の根源にあると思います。  皆さん、お手元の資料、一月三日の琉球新報の記事がありますが、そもそも、米国政府自身が沖縄返還に伴って占領下の遺物であるこのような合同委員会の構成を直そうとした...全文を見る
03月29日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  在外公館の改正法案ですが、NATOに政府代表部を新設することは、安倍政権下で強行された安保法制における憲法九条違反の海外での武力行使、海外派兵に関する連絡調整につながるものでもあり、沖縄の風として反対いたします。  二〇一六年九月十四...全文を見る
○伊波洋一君 日米2プラス2で合意した環境原則に関する共同発表では、日本国政府及び米国政府は、環境保護の重要性を認識し、在日米軍による環境保護の取組は日本環境管理基準、JEGSによって行われると確認し、JEGSは下位の規則として自然資源・文化資源統合管理計画を規定しています。 ...全文を見る
○伊波洋一君 外務大臣、今の答弁でございますが、先ほどからの質問について、取り組まれていると考えている、というような認識なんですけれども、日本政府の立場は。外務大臣、外務省や防衛省として、要するに2プラス2合意を実施をさせていく責任、これを認識しているのでしょうか。そこについて、...全文を見る
○伊波洋一君 しっかりやっているはずでございます、と。私、この間いろいろ議論しながらそのことを確認をしてきましたけれども、しっかりはやっていないんですね。基本的に何がやられているのかすら分からない、こういう状況です。  そういう意味では、私は、やはり2プラス2合意でしっかり環境...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま答弁ありましたように、環境分科委員会は、一九七六年七月八日に開催された日米安全保障協議会委員会第十六回会合において、両政府が今後とも環境保全のため最善を尽くすことの必要性につき意見の一致を見たことを受けて合同委員会の下に設置されたということです。環境分科委員...全文を見る
○伊波洋一君 このように、日米合同委員会あるいは環境分科会などで何が行われているかというのは一切公表されないんですね。本当にやってきた実績があるのかどうか、それは我々は知ることができない。そしてまた、今申し上げた米軍のインストラクションでは、どのように在日米軍全体の中からこの合同...全文を見る
○伊波洋一君 それでは、今ちょっと提示しますけど、これのことですよね。(資料提示)
○伊波洋一君 私がこういうことをなぜ指摘するのかというと、皆さんお手元の資料にある在日米軍海兵隊、在日海兵隊のいわゆる環境に関する統合管理計画、この中にアセスの反映が基本的にされていない、二〇〇七年アセスの反映がされていないということを指摘したいからです。  この資料の後ろの方...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省の反論についてはいずれまた反論しますけれども、前委員会でも確認をしたとおり、合同委員会は在日米軍司令部が米国政府を代表して協議する機関であり、米軍の論理が優先されます。米軍がJEGS等を遵守しているかを確認する機関が、米軍自身では有効なチェックは働きません。 ...全文を見る
○伊波洋一君 是非それを抜本的に考え直していただきたいと思います。  何しろ在日米軍というのは、我が国最大のいわゆる事業体なんですね。その事業体が占めている面積は膨大です、空域などを含めればですね。それに対して有効な規制の仕方はあるんですね、JEGSを含めて。ですから、それを日...全文を見る
04月05日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  明らかになったイラク日報の隠蔽、「日米の「動的防衛協力」について」という説明資料の改ざんについては、極めて悪質な民主主義と国会に対する背信行為です。実力組織を束ねるシビリアンコントロールの機能不全でもあり、稲田前大臣、小野寺大臣の責任は...全文を見る
○伊波洋一君 安倍政権の下で、財務省の公文書の書換え、改ざんを含め、のり弁とやゆされる墨塗り資料が国会に多く提出されています。防衛省においても、白抜き、切り抜きが常態化しており、本来の資料提供や公文書の情報公開を逸脱しています。  そのような観点も含めて、北部訓練場ヘリパッド移...全文を見る
○伊波洋一君 このあらましの冊子について、いつ、誰が、米側の誰に対して提供したのでしょうか。
○伊波洋一君 二〇一六年九月以降、私は当委員会で、米軍北部訓練場ヘリパッド建設の問題、特に自主アセスについてずっと議論をしてきました。しかし、〇六年頃このあらましの冊子を米側に提供したという情報は今回初めて出てきた話です。しかも、私の方で自然資源・文化資源統合管理計画を検討、指摘...全文を見る
○伊波洋一君 皆さんのお手元に資料を届けてございますが、このあらましの八ページ、ヘリコプター着陸帯移設の事業実施区域の選定過程には、N1、N4、G、H地区が選ばれている流れが示されています。  お手元の資料のように、まず最初に、「事業実施区域選定の基本方針」として、「ヤンバルの...全文を見る
○伊波洋一君 この調整や協議の際に、在日米軍がJEGSによって希少種の保護、個体保護だけではなくて生息域そのものの保護も義務付けられているということが日米双方にきちんと認識されていたのかどうか、伺います。
○伊波洋一君 この五地区七か所の候補地については、いわゆる過年度調査では、動植物の種類、種数、それから希少な動植物の種数、やんばる固有の種数とともに、G地区には多くの希少種が生息し、選定の基本方針である「ノグチゲラなどの特に注目すべき種の重要な生息地の保全に最大限配慮を行う」とい...全文を見る
○伊波洋一君 どのような資料が環境省に提出されていたかを、資料提供をお願いしたいと思います。委員長、取扱いをお願いします。
○伊波洋一君 自主アセスが資料提供されていたのであれば、希少種の分布域であるとか、あるいは動物の行動範囲、とりわけ鳥類の飛行範囲など、黒塗りされていない元の資料が、提供していたのでしょうか。
○伊波洋一君 環境省の絶滅危惧種のセクション、具体的には自然環境局野生生物課など、絶滅危惧種保護の観点から、この環境省の環境分科委員会の代表である水・大気環境局に資料が共有されていますか。
○伊波洋一君 私が参議院に来るまで、環境省は、米軍基地内は日本の法令が適用されていないということを平気で答弁をしていました。米軍で、基地内で行われていることに対して、環境省としては何もできないんだということを平気で答弁をしていました。しかし、そうじゃないんですね。実際は日米できち...全文を見る
04月10日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  お手元の配付資料のように、二〇一八年四月九日の沖縄タイムスで、名護市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校の校舎等が米軍飛行場設置基準で定める約五十五メートルという、辺野古新基地の周辺に設定される制限表面、建造物の高さ制限に抵触しているという...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣、米軍飛行場設置基準を守らないとすれば、辺野古新基地飛行場の安全基準はどのように担保されるのですか。
○伊波洋一君 米軍側が適用除外するということは、米軍にとって必要な飛行場ならばそうするでしょう。しかし、ここで問うているのは、日本政府として、この辺野古新基地が本当に安全な飛行場であることをどのように日本政府として地域住民や国民に対して担保するのかと聞いているんです。
○伊波洋一君 米側に安全上の配慮を求めるというのはもう聞き飽きたぐらい何度も言われているんですね。しかし、それにもかかわらず、普天間第二小学校に窓枠が落ちたり、あるいは保育園に部品が落ちたりします。そしてまた、定められた飛行経路を飛行していないというのは常態なんですね。それを、今...全文を見る
○伊波洋一君 資料の二枚目に普天間飛行場のマスタープランに係る資料がございます。  政府は、米軍飛行場設置基準に違反し、特に一番危険なクリアゾーン内に普天間第二小学校や児童館、地区公民館が存在し、約三千六百名の市民が居住している危険な状況を一九九六年の全面返還合意からこれまで二...全文を見る
○伊波洋一君 前回、地方協力局長は、米側には平成十七年十月に自主アセスのあらましを英訳した資料を渡したと答弁されていますが、どのような資料だったのか、具体的なアセスの調査結果、特に米軍が要望した候補地が希少生物種の生息域であることが伝わっていたのか明らかではありません。  JE...全文を見る
○伊波洋一君 米軍が要望した候補地が米軍にとって運用が許されない希少種の生息域であることを米軍が認識していない疑いがあります。  自主アセスの移設箇所検討経緯の表では、米軍調整前の候補地について、N4については「地区全体としてみればヤンバル特有の種が多く、多様性に富んでいる」と...全文を見る
○伊波洋一君 基本方針は、ヤンバルの自然保護の観点から保全、保護すべき区域については極力新たな施設建設は避ける、あと一つは、ノグチゲラなど特に注目すべき種の重要な生息地の保全に最大限配慮を行う、この二つです。  前回、前委員会でも示したN1、N4、G、H地区の希少生息図には数々...全文を見る
○伊波洋一君 いや、米軍には生息地を保護しなさいと義務が付けられている。その義務を現地米軍は全く責任を放棄してこれを選択したというのがこの問題なんですね。  そこで、環境省にお伺いしますが、自然環境局野生生物課では絶滅危惧種保護の観点から自主アセスの検討をしましたか。また、それ...全文を見る
○伊波洋一君 野生生物課においてアセスを検討した際に、在日米軍のJEGSによって、希少種の個体保護だけでなく生息域そのものの保護が義務付けられているということが明確に意識されていましたか。
○伊波洋一君 絶滅危惧種保護の観点から、重要な生息域が改変、破壊されようとしているとは考えませんでしたか。
○伊波洋一君 検討の結果、環境省の検討の結果を省内の他部局、他省庁に伝えましたか。
○伊波洋一君 事務レベルの助言について提供できますか、資料として。  委員長に求めましょう、提供を求めたいと思います。
○伊波洋一君 工事の期間中は三月から六月まで営巣期間だということで、機械も止まります。でも、今はもう提供されていますから、米軍は訓練し放題です。  環境省、種の保存法上の絶滅危惧種に指定されたノグチゲラの繁殖、営巣期間は米軍の訓練停止を求めるべきではありませんか。
○伊波洋一君 アセスは、ヘリコプターに関して行われました。しかし、実際に運用しているのはオスプレイです。格段に違います。そういう意味では、引き続きこの問題は追及をしてまいりますけれども、環境省はこのアセスというものが実際は実態とは違うということをもう一度考え直す必要があることを提...全文を見る
04月11日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第4号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  三名の参考人の貴重な御意見、ありがとうございました。  大庭参考人のお話で、一九六七年に発足したASEANが、冷戦の反共連合として発足したASEANが冷戦後のリベラルの時代に、中国やベトナム、豪州を含めて、アジアの多国間国際関係の中心...全文を見る
○伊波洋一君 今、日本の政府はASEANシフトといいますか、中国からも、ASEANのこれから発展しようとしているラオス含めて、企業自体がそこへ行こうとしている面もあると思います、ほかの国々も含めてですね。  ところが、日本は常に先ほど申し上げた日米同盟というものが頭の中にもある...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  石戸参考人にお伺いしますが、石戸参考人は中国の一帯一路を評価されているようにも思いました。一帯一路では、貿易費用や効率化という観点からアジアに大きな影響を与えるのではないかというような指摘だと思いますが、やはり今後、中国が力を入れて取り...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  最後に、増山参考人にお伺いしますが、御意見の中に、政権選択のない我が国は国民の間にフラストレーションがたまっているというような御指摘がありました。国際的なそれぞれの国々において、日本と比べてどの程度政権選択がない、まあ我々はよく知っては...全文を見る
○伊波洋一君 どうも貴重な御意見ありがとうございました。  終わります。
04月12日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  米空軍CV22オスプレイ五機が横浜に陸揚げされ、四月五日、横田基地に飛来しました。防衛省の説明によれば、オスプレイは米空軍第三五三特殊作戦群の隷下の新たな飛行隊として、今年の夏頃、横田基地に正式に配備されるとのことです。  第三五三特...全文を見る
○伊波洋一君 政府は日頃から沖縄の負担を軽減すると言いますが、現実にはF16の配備やパラシュート降下訓練など、県民の生活は脅かされ続けています。CV22の訓練が沖縄で行われれば、沖縄の基地負担はますます重くなりかねません。  先ほど申し上げた環境レビューでは、四十七ページに、そ...全文を見る
○伊波洋一君 大臣が答弁をされましたけれども、残念ながら沖縄の現実はそういう答えには合致しておりません。日米合意はほとんど守られていません。こういう国会の場で、あるいは委員会の場で答弁はされますけれども、皆さんは米軍に対してそれを守らせる仕組みがない、権限がないわけですね。そうい...全文を見る
○伊波洋一君 環境省、是非そうしてください。  それで、十日の委員会中に、防衛省から、二〇〇六年二月の北部訓練場ヘリコプター着陸帯移設事業「環境影響評価図書案のあらまし」の英訳版、アウトライン・オブ・エンバイロンメンタル・アセスメントを提出いただきました。  〇五年十月に米軍...全文を見る
○伊波洋一君 現在、JEGSの遵守状況をチェックしているのは地方協力局施設管理課ということですが、間違いありませんか。この役割分担はいつからでしょうか。
○伊波洋一君 先ほど申し上げたこのあらまし以前に、米軍側には、当初候補地と追加候補地を併せた米軍調整前候補地の具体的な環境調査のデータは伝えられていましたか。どのような資料をもって、いつ、誰に伝えたのでしょうか。
○伊波洋一君 あらまし以降、事業実施区域の環境調査データあるいは自主アセスそのもののデータが伝えられていましたか。どのような資料をもって、いつ、誰に伝えたのでしょうか。
○伊波洋一君 防衛省が実施をした平成二十八年七月の環境影響評価検討図書を米軍やあるいは環境省など他省庁に渡したでしょうか。そして、それはいつ渡したのか、また、希少種の分布であるとか動物の行動範囲など、あるいは鳥類の行動範囲など、墨塗りしていないものを渡したでしょうか。お答えくださ...全文を見る
○伊波洋一君 今申し上げているのは、こういう、皆さんお手元に資料出している生息地の資料です。これいっぱいあるんですけれども、まず、これが渡っていないだろうということが二〇一二年のオスプレイレビューを読めば分かります。  ノグチゲラという項目があって、ノグチゲラは「一九九〇年代前...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄の風を代表して、防衛省設置法の改正案に反対の立場から討論を行います。  本改正案は、サイバー攻撃対処等に係る自衛官定数の変更、予備自衛官等に対する雇用企業協力確保給付金制度の新設を内容とするものです。  この度の自衛隊イラク派遣日報の隠蔽、「日米の「動的防衛...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  前回に続き、米軍北部訓練場オスプレイパッドの建設について伺います。  この間の質疑で外務省、防衛省、環境省が三省とも、日本政府として在日米軍に対し、日米の環境原則に関する共同発表、日本環境管理基準、JEGSを遵守させる義務を負うという...全文を見る
○伊波洋一君 全般的に存在するという趣旨で説明していますけれども、米国のオスプレイ環境レビューでは、およそ全体で、一九九〇年代前半ですけれども、百四十六から五百八十四羽であるという。その中で、今回の資料は、そこに三十四の個体を確認をし、そして様々な資料でも、二百十五の、その巣跡を...全文を見る
○伊波洋一君 じゃ、一六年四月以前に最後に環境省指定種の情報を提供したのはいつですか。
○伊波洋一君 お手元の資料にありますように、八十九種から始まって、二〇一五年百三十種、二〇一五年十二月には百三十四種、二〇一六年には百七十五種、二〇一七年一月には二百八種、現在二百六十種です。このようなことが通知がされたのか、されていないかも分からず、そしてまたそれが反映されてい...全文を見る
○伊波洋一君 適切に反映されているのだったら、こういう質問しません。百七十五種という時点で、半分近くの八十八種しかないから問うているんです。  一六年四月以降、環境省指定種の情報提供について、いつ、どのような情報を、米軍の誰に対して情報提供したんですか。
○伊波洋一君 米側との信頼関係じゃなくて、国民との信頼関係を大事にしてほしいと思います。  二〇一八年二月までに二百六十種が環境省の指定を受けています。JEGSは二年ごとに更新することが環境原則に関する共同発表で確認されており、今年はJEGSが更新される年に当たります。  二...全文を見る
○伊波洋一君 環境原則に関する共同発表は、二〇〇〇年九月の2プラス2合意です。そういう意味では、そもそも防衛大臣や外務大臣が米側と一緒に発表したものですから、これは環境省の責任というよりは、むしろ日本政府全体、外務省や防衛省がきちんとやっていかなければなりません。  二〇一五年...全文を見る
○伊波洋一君 お答えを差し控えただけでは実態が分かりません。十三章の絶滅危惧種リストが適切に環境省指定種を掲載すべく、環境補足協定に基づいて早急に協議を要請すべきではありませんか。
○伊波洋一君 外務省や環境省、大臣、様々にこの環境補足協定のことを進展しているというふうにずっと言っていますけれども、実態がこうです。今の話のように、ここにちゃんと書かれているのにもかかわらず、やっていない。  外務大臣にお伺いしますけど、外務省として、この環境補足協定に沿って...全文を見る
○伊波洋一君 二〇一二年四月のMV22の普天間飛行場配備及び日本での運用に関する環境レビュー最終版では、ノグチゲラについて、「この種は、最低でも林齢三十年以上で、直径が八インチ以上の木々がある広葉常緑樹林を好む。基本的に、既に枯れた、あるいは枯れかけの大きなシイの木に空洞を作り、...全文を見る
○伊波洋一君 米側の資料はノグチゲラに対する言及がありません。先ほど申し上げたヤンバルクイナやカラスバト、カラスバトは保護種ではありませんが、もし巣が発見されたら、そのヘリパッドでですね、三十日間は運用停止しなさい、そして、ひなが飛び立つまで、それを確認するまで、そこを使ってはい...全文を見る
○伊波洋一君 そのことを伝えることを要望して、ここの、今日の回は終わります。
04月18日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第5号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、宇宙、国際テロ、人道支援についての御専門の三参考人の貴重な御意見をありがとうございます。  最初に、鈴木参考人にお伺いしますが、私たちは衛星中継だとかインターネットとか、衛星等については日常的に使っているわけですけれども、その...全文を見る
○伊波洋一君 アメリカは、ミサイル防衛などを含めて、ある意味で衛星の配置や様々中ロに対してはかなり優位な状況でいる。何かまた、今、日本もそういうふうに補完的な衛星を打ち上げるということが行われていて、そういう意味では、やはり中ロが防衛の面でそこに向かいつつあるといいますか、対抗す...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  もう時間がありませんから、また次は忍足参考人にお伺いしますが、国連世界食糧計画、WFPで三十五年も現場での取組をされてこられたことに本当に感謝いたしたいと思います。  お話の中で、JICA、国際機関、ODA、あるいは日本のNGOのお話が...全文を見る
○伊波洋一君 ヨーロッパでオックスファムとかいろんな様々なNGO団体がそもそも民間の金も集めて活動されているというふうに聞いているんですけれども、先ほど来のお話で日本のNGOの民間からの拠出が少ないという御指摘がありましたね。その違いについてはどんな感じで認識していますか。
○伊波洋一君 ありがとうございます。  最後に、安部川参考人にお伺いします。  九〇年代、アメリカでは連邦ビル爆破事件などが起こり、それはアメリカ内のミリシアと言われている武装組織の反連邦運動の一つですけれども、それ以来、エックス線、レントゲン検査が入口で行われますね、連邦ビ...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  終わります。
04月19日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題のマラケシュ条約もシップリサイクル条約も、まさにグローバルスタンダードを条約にしたものであり、異存ありません。  米軍北部訓練場オスプレイパッド移設問題について伺います。  この間、議論をしております日本環境管理基準、JEGSも...全文を見る
○伊波洋一君 外務大臣、ありがとうございます。  同じく防衛省としても、やはりその責務は大きいと思います。何しろ、防衛省はこの米軍施設を維持し、管理をする責務を負っています。まさに直接に担当しているのが防衛省だと思います。  防衛省としても、関係者や自治体に説明や通知をしても...全文を見る
○伊波洋一君 資料は、皆さんお手元に出してある資料、防衛省からも回答がありますが、そもそもコンサルがこのJEGSを認識しているのならば、希少種の生息地であることがアセスで分かった時点で、ここはヘリパッドを造るべき場所でないということは明らかであります。そもそもそこに造る必要はなか...全文を見る
○伊波洋一君 前回もそうでしたけれども、公表を差し控えるということを連発するだけでは、日本政府として国民の信頼を裏切ることになります。是非実績としてそれを実現をしていただきたい、そのことを強く求めます。  環境補足協定第三条三に基づいて、米側が日本の国内法令を正確に理解している...全文を見る
○伊波洋一君 外務、防衛、環境の担当者の皆さんからは、適宜関係省庁と連携して取り組んでいるとの説明がされています。要請、協議がなされていれば、JEGSの絶滅危惧種のリストに環境省指定種が反映されていないわけがありません。  前回、河野大臣からは、希少種、希少野生動物について関心...全文を見る
○伊波洋一君 是非そのことを実行していただきたいと思います。  これまで、米軍基地といえば、何だか日本の国内法に優先しているような認識が日本政府にあふれています。しかし、現実には米軍基地の中にも日本の国内法は適用されております。そしてまた、日米の合意は、先ほどの環境原則の共同発...全文を見る
○伊波洋一君 米軍にJEGSの遵守を求め、環境補足協定で協議を定めても、日本政府側にある責任がなければまさに絵に描いた餅でしかありません。是非、今、先ほどの河野大臣のイニシアチブで、米軍に環境保護と安全確保の取組を遵守させる、日本政府側の体制を確立していただくようお願いいたします...全文を見る
○伊波洋一君 N4については詳しくまた調べてみますけれども、ただ、日本側の調査は、そのモニタリングで、そこは、元のところはいたという。でも、アメリカは違うんですね。そこにひながいれば、巣があれば三十日止めなさいと。ひながいれば、そのひなが巣立ちをするまでここは使ってはいけませんよ...全文を見る
05月09日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第6号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  参考人の皆さんの御意見に共通していたのは、多極的な視点、アジアの視点を持った国際経済、外交の構想が求められているということだったと思います。日本の国際貿易においても、中国、ASEAN諸国、インドを含めた東アジアの比重が大きく、将来的には...全文を見る
05月15日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  今日は五月十五日、四十六年前の今日、一九四五年の沖縄戦の後、二十七年間米軍に占領されて、強制的に土地が取り上げられ、米軍基地の島にされてきた沖縄が日本に復帰しました。しかし、県民が願った米軍基地の全面返還ではなく、核抜き本土並みと日米政...全文を見る
○伊波洋一君 配付した資料の二枚目は、当日の動画から画面をキャプチャーしたものですが、五月二日、午前九時十分頃、K4護岸とオイルフェンスの間の水面にウミガメが顔を出しており、ちょうど奥にあるのが海保の警備艇も視野に入っていることは客観的に明らかです。現場に居合わせた抗議船の乗員も...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄県選出国会議員のうりずんの会では、警備船に関して、五月二日に沖縄防衛局に対して申入れを行いました。辺野古新基地建設に伴う海上警備では、これまで四年間で百四億円も支出されていますが、ライジングサンセキュリティーサービス社は警備の人数を水増しして、合計二十六億四千万...全文を見る
○伊波洋一君 K4護岸の工事区域、オイルフェンスの内側でウミガメが発見されたことは非常に重大です。  平成二十五年十二月二十七日の前仲井眞知事の埋立承認には、別紙の事項に留意されたいと明記され、留意事項が付いています。公有水面埋立法では、民間の事業者に対して埋立条件が付される代...全文を見る
○伊波洋一君 オイルフェンスの内側でウミガメが確認された場合は、防衛省としてはどのような対応を取るのですか。
○伊波洋一君 実施状況について、県及び市町村に報告した事例はありますか。
○伊波洋一君 じゃ、その工事中のことではないわけですか。留意事項については、今答弁のように、重要な海生生物であるウミガメを確認しても船のスピードを下げて衝突を回避するだけということのようですが、この報道されたウミガメは二十分近く工事現場の海域を回遊していたと言われています。四月か...全文を見る
○伊波洋一君 皆さんはそのウミガメを発見していないと。百四億円も金を掛けながら、その監視等をやっていながら、今年に入って一回も見ていないと。でも、そこで抗議をしている市民は度々見ていると。そういうこのギャップ。  あたかも皆さんの対策というのは、環境に対する対策というのは節穴じ...全文を見る
○伊波洋一君 去る四月十九日、環境監視等委員会の副委員長を含む三名が四月十日付けで辞任したことが報道されました。辞任理由はどのようなものですか。副委員長だった方は、二〇一五年に辞任の意向を表明した際にも、環境保全という意味で審議してくれるんだったらいいんですけど、そういった審議で...全文を見る
○伊波洋一君 今回の留意事項について、これは公有水面埋立法の、まあ要するに許可してはいけない条件、第四条一項二号、「其ノ埋立ガ環境保全及災害防止ニ付十分配慮セラレタルモノナルコト」と、つまり、十分に環境保全が対策されていないという場合は、それは許可はしてはいけないと、埋立て、免許...全文を見る
○伊波洋一君 先ほど申し上げたように、百四億円も掛けて、四年間で百四億円も掛けて警備船を配置している。あるいは監視船もそうでしょうか、でも見付け切れない。でも、それに更に二十六億四千万円も水増し請求をされたという話ですよね。こんなこと片一方あって、肝腎の保全をするという皆さんの一...全文を見る
○伊波洋一君 最後の質問ですが、少なくとも今年はJEGSの改定が予定されています。少なくとも今年中には関係者、関係自治体に対して日本政府の認識も含めて情報提供をする必要があるのでないかと考えますが、防衛大臣、いかがでしょうか。
○伊波洋一君 まとめますが、これまで行っていたとおりとは言えないでしょう、行っていないんですから。  是非、日本政府として、環境原則に関する共同発表、JEGSに基づいて米軍に環境保護を取り組ませる責務を負っていることをきちんと関係者、自治体に伝える努力をしていただくよう求め、質...全文を見る
05月17日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  議題のBEPS防止条約等は、公正な国際課税ルールを整備するために必要な措置であると考えます。  去る五月三日、世界自然遺産登録を目指していた奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島について、国連教育科学文化機関、ユネスコの諮問機関である...全文を見る
○伊波洋一君 北部訓練場返還地の追加と世界遺産推薦の見通しはどのようなものでしょうか。また、返還地について、防衛省が支障除去措置を行っていますが、地元紙は取り残された米軍ごみ等についても報じています。環境省の責任において、独自に汚染状況や自然環境の調査を行うべきではないでしょうか...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣、今の答弁では、環境省としては防衛省がしっかりやっているものというふうに理解をしておりますが、そのことを担保する責任は防衛省にあるということでよろしいでしょうか。
○伊波洋一君 私が今お聞きしたのは、返還された北部訓練場のことです、四千ヘクタールのですね。その中における汚染やあるいは支障除去を、もし不十分な面があれば当然防衛省としてやるということでよろしいでしょうか。
○伊波洋一君 通告はしてありませんので、今防衛大臣が述べた支障除去措置の結果報告、これについて防衛省からの資料の提供を求めます。
○伊波洋一君 このやんばるの豊かな自然には、国の特別天然記念物に指定された、絶滅危惧種にも指定されておりますノグチゲラ等が生息しております。IUCNのレッドリストにおいて、絶滅の主要な脅威として米海兵隊北部訓練場の六つの新たなヘリパッドの建設が記されております。  ノグチゲラに...全文を見る
○伊波洋一君 IUCNは、これまで、二〇〇〇年十月及び二〇〇四年十一月にIUCN総会において、やんばるの適切な環境保全対策を求めた勧告を採択しています。  特に、二〇〇四年十一月勧告では、日本政府に対して、ジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナの保護区を設置して、保全に関する行動...全文を見る
○伊波洋一君 IUCNは、二〇一六年、島嶼生態系への外来種の侵入経路管理の強化を勧告しています。  五月十五日には、新たに建設された北部訓練場ヘリパッドG地区においてカラスノエンドウを含む五種の外来植物が確認されたと報道されました。特に要注意外来生物に指定されている二種も含まれ...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省はいろんなことを適切にやるかもしれないけれども、先ほどから指摘しているように、決して十分ではないという。  しかし、外来生物の問題というのはそもそも環境省の問題ではありませんか。皆さんとしての対応の方針はないんですか。
○伊波洋一君 世界自然遺産登録に関するIUCNの基準では、推薦地域の周辺に緩衝地帯を設定する必要があると理解していますが、具体的に北部訓練場内での緩衝地帯の設定や土地利用規制について米軍と協議は行ってきましたか。
○伊波洋一君 IUCNの勧告レポートでは、二〇一六年十二月七日に日米両政府が米軍北部訓練場に関し基本的な共同合意、コラボレーションアグリーメントを締結したと記載されています。  具体的にどのような内容でしょうか。文書を資料で提供していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
○伊波洋一君 やんばるの自然を守るという観点から、北部訓練場の区域内にきちんと日本政府の管理権を及ぼしていこうという環境省の取組は評価したいと思います。  日本政府は、これまで、北部訓練場は米軍の管理権の下にあって日本の国内法が及ばないと逃げてきました。しかし、実際は、直径四セ...全文を見る
○伊波洋一君 北部訓練場を緩衝地帯に設定する協定締結に向けて、改めて米軍と協議すべきではありませんか。
○伊波洋一君 今回は北部訓練場跡地、返還地が世界自然遺産になっていくわけですから、そのときにはまさに接しているのが北部訓練場になってしまうという、こういう現実があります。ここら辺については今後とも検討願いたいと思います。  統合管理計画では、北部訓練場内の世界遺産や国指定の史跡...全文を見る
○伊波洋一君 残っている北部訓練場の区域内は、世界自然遺産に相当する豊かな自然を保っています。二〇一七年一月の世界遺産登録の推薦書の中では、登録価値証明の中で、五つのジャンルで、部類でその種が示されておりますが、陸生哺乳類と鳥類、両生類でも、北部訓練場の方が申請している北部地区よ...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。是非そのようにしていただきたいと思います。
05月24日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  安倍政権が沖縄県民の反対を押し切って強行する米軍辺野古新基地建設工事に関する公有水面埋立承認書には、県知事による埋立承認の条件として留意事項が付されています。工事においては環境保全対策が重視され、留意事項の第二項は、「ジュゴン、ウミガメ...全文を見る
○伊波洋一君 分かりました。  防衛省は、毎日三隻の監視船を現場に展開して監視を実施しています。この監視について、環境保全図書では、工事実施時間帯に監視船を出し、船上からの目視調査、ジュゴンと併せて実施と記載されています。  海上保安庁は、安全確保を目的とした見張りでウミガメ...全文を見る
○伊波洋一君 五月二日だけでなく、今年に入って一度も目撃をしていないということが明らかになっています。  監視船はどのような体制で監視していますか。また、どのような方が乗っていますか。海生生物に対する知識、専門性は十分でしょうか。防衛省として監視船の乗員にどのような指導をしてい...全文を見る
○伊波洋一君 先ほど冒頭申し上げましたように、留意事項の第二項、「ジュゴン、ウミガメ等海生生物の保護対策の実施について万全を期すこと。」という条件が付いています。  そこで、防衛大臣に伺いますが、今、先ほど指摘がありますように、海上保安庁の職員は見た、カヌーやあるいは抗議船の方...全文を見る
○伊波洋一君 海保も目撃しているとおり、制限水域にウミガメが生息していることはほぼ確実です。早急に事業者である防衛省としても今後の対策を見直して保護に万全を尽くすべきだと考えますが、再度伺います。いかがでしょうか。
○伊波洋一君 ジュゴンやウミガメについては引き続き取り上げていきますが、次、海草類の生育範囲拡大について伺います。  二〇〇四年七月十三日の質問主意書、内閣参質一五九の第三三号では、ジュゴンの生態等に関する知見を収集し、生息条件の整備並びに個体数の維持及び回復を図るための措置を...全文を見る
○伊波洋一君 護岸の建設によって、既に藻場は消失、減少しています。海草藻場が破壊されれば、仮に将来新たな海草藻場が造成されたとしても、その間タイムラグでジュゴンは餌を取ることができなくなります。  平成二十九年十二月五日の第十回環境監視等委員会でも、委員から、大規模な建設をすれ...全文を見る
○伊波洋一君 検討だけやっているんですよね。まだ実現可能な実施方法も明らかにされていなくて、しかし工事はどんどん進んでいる。やがて七月には、あるいは八月には土砂を入れようという状況にまで来ていると報じられています。しかし、その最大限の藻場を消失させながら、どのようにしてジュゴンの...全文を見る
○伊波洋一君 本委員会は、今年の二月に委員会派遣で、大浦湾入口の辺野古の対岸のホテルから辺野古と大浦湾を視察をしました。その際に、沖縄防衛局は、ジュゴンは嘉陽沖で確認をしており、この大浦湾や辺野古ではいませんよということを、私が、何度もそこにいるよ、そこ入っているよと言っても、そ...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省は、あたかもこのように、今はもうジュゴンはいないんだと、元々嘉陽沖にしかいないんだというふうなことの、皆さん手元の資料もそうなっています。しかし、自然保護協会は、決してそうじゃないということをもう一つの資料で明らかにしています。  そのことを含めて、引き続き...全文を見る
05月29日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄の基地負担の解消と日本の平和のためにも、六月の米朝会談が実現し、朝鮮半島の平和が生まれることを心から願っています。  質問に入ります。  米海兵隊辺野古新基地建設に関する埋立工事について、防衛局は、K4護岸とN3、N5中仕切り護...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣のただいまの答弁は納得いきませんけれども、これまで分厚く出した様々な説明書、これを御破算にするようなものであります。それについて引き続き質疑をしていきます。  沖縄県の赤土等流出防止条例では、第九条一項で、国が千平方メートル以上の一団の土地について事業行為...全文を見る
○伊波洋一君 しっかり守っていただくようお願いをします。  環境保全図書では、「施設等の存在に伴う海草藻場の減少に対して、ジュゴンへの影響を最大限に低減するために、改変区域周辺の海草藻場の被度が低い状態の箇所や代替施設の設置により形成される静穏域を主に対象として、海草類の移植(...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの答弁では、施設等の存在という状況ではないと。それならば、その保全措置を講ずるというふうに書いた海草類の移植あるいはその種苗など、このような生育基盤の改善というのは施設完成後をめどに行うということを想定しているんでしょうか。
○伊波洋一君 しっかり答えていただきたいと思います。  少なくとも、防衛省としては、この施設等の存在というのは完成のことであって、いわゆる海草類等の移植の実現というものは完成後を想定しているというふうに理解してよろしいでしょうか。
○伊波洋一君 言っていることが十分分からないですね。  ですから、施設等の存在というのは完成のことをいうのならば、いわゆるその改変による海草藻場の減少に対する対応というものは、念頭に置いているのは、その後の、完成が求められているというふうに理解しているわけですね。少なくともそれ...全文を見る
○伊波洋一君 分かりました。施設等の存在は完成のことであるということはそういうことだというふうに分かりました。  ジュゴンへの影響の低減が海草藻場の保全措置の趣旨、目的です。米太平洋軍は、辺野古新基地ができたとしても二〇二五年以降であるとしています。飛行場及び飛行場施設が存在し...全文を見る
○伊波洋一君 前委員会でも答弁いただきましたけれども、いずれにしろ、防衛省としてはこの建設、完成までこれを行えばいいんだというふうな理解であるということを承知いたしました。  二〇一四年五月から七月の三か月で、日本自然保護協会は、シュワブ大浦湾、美謝川河口付近で百十本のジュゴン...全文を見る
○伊波洋一君 これは、位置的に、まさにK9護岸の建設によってアプローチできなくなっている海域です。海草藻場の保全措置についてどう考えてきたのでしょうか。
○伊波洋一君 小野寺防衛大臣は、二〇一四年二月二十日の衆議院予算委員会で、ジュゴンが回遊する場合はあっても、これは辺野古大浦湾のことですけれども、主たる生息域は太平洋側、キャンプ・シュワブ沖ではないと答弁されています。  しかし、答弁していただいたとおり、その年の七月までに、六...全文を見る
○伊波洋一君 まさに、それは工事の影響ではないでしょうか。  資料にあるとおり、ジュゴンの個体Cについて、二〇一五年六月以降は確認が途絶えています。環境保全図書では、工事の実施後は「ジュゴンのその生息範囲に変化がみられないかを監視し、変化がみられた場合は工事との関連性を検討し、...全文を見る
○伊波洋一君 育って親離れして行方不明なのだろうという結論は、科学的な分析とは程遠いものです。  辺野古新基地が沖縄において文化的重要性を持つジュゴンを消滅させる可能性があるとして、米国家歴史保存法に違反するとして提起されているいわゆるジュゴン訴訟では、米軍は、辺野古の海草藻場...全文を見る
○伊波洋一君 専門家の皆さんいますけれども、しかしもう辞任もしているんですよね、どうしようもないと言って。  そこで、沖縄防衛局のアセスはほとんど価値を持っていないという報告書、これは現在、ジュゴン裁判が行われておりまして、昨年十二月二十八日に提供されたわけですけれども、これ国...全文を見る
○伊波洋一君 国防総省の委託した調査に関連する海洋哺乳類の専門家の電子メールも提出されています。  普天間代替施設の全体的影響を評価することは可能ではないと。なぜならば、詳細な研究調査がまだ行われていない、沖縄におけるジュゴンの個体群の総数や現状、普天間代替施設の海域を使用する...全文を見る
○伊波洋一君 分かりました。  価値というものがいかなるものかということをしっかり認識していく必要があると思います。  来週また続きをさせていただきます。ありがとうございました。
06月05日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  TPP11は、以前のTPPと同じく、グローバル企業の利益追求のために国内産業を犠牲にするものです。TPP11について、安倍政権は国民の声に耳を傾ける姿勢を欠いています。  安倍政権が沖縄県民の反対を踏みにじって強行する辺野古新基地建設...全文を見る
○伊波洋一君 辺野古埋立てでは、七十八ヘクタールの最大の海草藻場が失われると言われています。通常の埋立工事では藻場に影響を与えないように計画するのですが、辺野古の工事は藻場そのものを埋め立てるものです。皆さんの資料のような状況で分かります。  外周護岸の完成、接続や土砂投入の前...全文を見る
○伊波洋一君 資料を皆様に、みんなに配ってあります資料、これは上空からの写真ですけれども、まさにここが海草藻場なんですね。海草藻場が今囲われています。  ただいまの答弁は、そこはそのまま埋め立ててしまうというようなニュアンスですが、海草藻場の移植という以上、埋めてしまってからで...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの答弁について、環境保全図書には、先ほど述べたように、施設等の存在に伴うと書いてある、伴うとの前提で、海草藻場の減少に対して移植を行うとされ、今の回答は、防衛省は完成後に移植を行うと。しかし、完成したらもうなくなっちゃっていますね、この海草は。一体この海草は...全文を見る
○伊波洋一君 環境アセスの一番のポイントは何かというと、広大な海草藻場をどのように保全するかということです。細かく書かれています。工事の最中もネットを掛けるのも、これも海草藻場への影響を与えない、含めてです。  しかし、ただいまの話は、海草藻場の、その二つ、工事中というのと、そ...全文を見る
○伊波洋一君 ではお伺いしますけれども、今護岸で囲もうとしています。やがて閉じます。ここに土砂を入れたときに、この藻場はそのまま生育環境は変わらないんですか。つまり、皆さんが予定している次の土砂の段階で、ここにある藻場というのはそのままそこに存在し続けるんですか。ここでいう生育環...全文を見る
○伊波洋一君 じゃ、今、確認された場合というのは、土を入れたら当然駄目になっちゃいますね。ここを閉じたら当然藻場は死んでしまいますね。それが確認ですか。
○伊波洋一君 じゃ、周辺というのにはこの中にある藻場は入らないということですか。明確に答えてください。
○伊波洋一君 いや、答えてください。この今締め切ろうとしている中は入らないのですかと聞いているんです。
○伊波洋一君 そもそも、その藻場を移植するということも書いてある。で、場所も、今日は今資料示していませんけれども、その間の空白の区域、この空白の区域、それから二か所、それから施設ができた後の大浦湾側、この三か所が指定されて大きなエリアが確保されている。しかし、肝腎の藻場があるとこ...全文を見る
○伊波洋一君 とにかく、今のような状況で外周護岸の接続とか土砂の投入というのはあり得ないです。もっときちんと整理をしてください。環境保全というのは何かということを、皆さんがアセスに書いたことは何だったのかということをきちんと整理して取り組んでいただきたいと思います。  また引き...全文を見る
○伊波洋一君 もう少数ということですが、前回五月二十九日の委員会で、大臣は、二〇一五年六月二十四日のヘリ監視調査以降確認できなかったジュゴンの個体Cについて聞き取りを行った専門家から、親離れして離れていったのではないかとの見解を受け取っていると答弁されました。  この説明は、到...全文を見る
○伊波洋一君 時間も来ましたが、引き続き行いますけれども、ジュゴンCについての環境監視委員会等での議論も継続をしています。そのほかも含めて、やはり今問題になっているのは……
○伊波洋一君 はい。  とにかく、次回に向けてまた質問いたします。  終わります。
06月12日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、第四代の沖縄県知事となった後、本院の議員も務めた大田昌秀先生の一周忌に当たります。改めて御冥福をお祈りします。  大田先生は、一九七二年の沖縄返還から二十年以上放置されていた沖縄の基地負担について、一九九五年九月に起こった米海...全文を見る
○伊波洋一君 私は今、完成後の話じゃなくて工事の話をしています。その工事において、保全図書のどのセクションにおいて海草藻場の保全なしの埋立てが容認されているのですか。
○伊波洋一君 皆さんのお手元に資料を提示してございます。埋め立てられようとしている藻場、それからこの藻場の存在、そして藻場の移植先である場所の提示、これも全て環境保全図書にある。  最後、四枚目のこの保全図書の記載です。ここにこう書いてあります。工事の実施、この工事の実施におい...全文を見る
○伊波洋一君 普通の常識を考える方だったら、この海を埋め立てて護岸を締め切って土砂を投入すれば、ここにある藻場は消滅するということはごく普通のことです。  そこを今のように、そこの文書の中には影響がある場合と言っていますけれども、当然影響があるんですよ。それぐらいは予測しながら...全文を見る
○伊波洋一君 今の写真を拡大したものですけれども、当然このエリアに土砂を入れれば、これは生き殺しされるわけ、埋め殺しされるわけです。その影響を与えるどころか、まさに藻場を埋め殺ししましょうという話なんですが、それができるということを、そうやるということをどこに書いてあるんですかと...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの防衛省の答弁は理解できないです。もっとしっかりと、理解できるような報告をしていただけませんか。どのように記載されているのか、こういうことが記載されているからそれは移植なしに埋め立てることができるんだということをきちんと分かるように説明してくれませんか。 ...全文を見る
○伊波洋一君 辺野古地先を埋め立てるのであれば、被度の高い現存する海草藻場を移植するか、百歩譲って、他の場所に実際海草藻場をつくって定着して育っているのを確認して初めて埋立てに着手するというのが本来の環境保全措置ではないでしょうか。護岸の接続、土砂投入の前に海草藻場の移植を実施す...全文を見る
○伊波洋一君 工事の実施と施設の存在という機械的な区分で環境措置を取り組まなくてもよいというのは、事業者の詭弁、へ理屈です。ましてや、「工事の実施」の中に移植が書かれているんです。アセスには、「施設等の存在」は、「飛行場及びその施設の存在」とは書いてありましたが、飛行場の完成とま...全文を見る
○伊波洋一君 しかし、先ほど示したように、皆さんの資料に書いてあるように、工事の実施において、今答弁もされましたね、「周辺海域の海草藻場の生育分布状況が明らかに低下してきた場合には、必要に応じて、専門家等の指導・助言を得て、」海草類の移植などを行う。ちゃんと書いてあるじゃないです...全文を見る
○伊波洋一君 ジュゴンだけの関心じゃないんですよね、藻場そのものがこれは守るべき問題なので。  それで、「施設等の存在」と「飛行場及びその施設の存在」という用語が並んで記載されているのを見ましたが、「施設等の存在」がイコール「飛行場及びその施設の存在」だとは書いていません。まし...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省の論理では、辺野古地先の広大な海草藻場が少なくとも五年以上あるいはもっと失われたままになってしまいます。アセスは、いや、保全図書では、それによって環境に影響がないと書いているのでしょうか。お答えください。
○伊波洋一君 いや、その数年間、それは、アセスの、そもそもその代償措置だとか緩和措置というものがまさに防衛省は数年間それを放棄するという話なんですよ。そういうことが許されていることがどこに書かれていますか。
○伊波洋一君 埋めてしまえば、海草藻場の生育分布状況が明らかに低下するのは当然じゃないですか。なぜその埋める前に移植することをしないんですか。
○伊波洋一君 それは防衛省の勝手な解釈じゃないですか。普通、周辺海域といえば、この今工事をやっている周辺の海、これつながっていますから、それを普通指すのが当然でしょう。そういうのが自然の考えですよね。その海があれば、機械があり、それが船が動いたり魚が動いたり、いろいろしています。...全文を見る
○伊波洋一君 いや、それは防衛省の勝手な解釈ですよ。それならば、防衛省の周辺海域という定義はどこに書かれているんですか。どこで防衛省が今言っているようなことが周辺海域なんだということが書かれているんですか。
○伊波洋一君 現に、その今埋め立てようとするところにあるサンゴ、希少なサンゴは保全するじゃないですか。工事しているときに、そのとき周辺の海域というのは当然それでやっていますよ。藻場について保全するというのは基本的な考えでしょう。  そういう意味で、例えば五月二十八日の第十五回環...全文を見る
○伊波洋一君 当然、工事中の海草藻場の損傷について議論しておいて、工事はこのように一部ですよね、一部です、このように。でも、ここの中にはまさに藻場が全部あるんですが、最大の藻場ですから、そのことを議論しない。  沖縄県、質疑は本当は次の委員会でもやりますけれども、この中の資料に...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄の風を代表して、TPP11に反対の討論を行います。  TPP11は、元のTPP同様に、あらゆる関税と非関税障壁をなくすことを目的としており、グローバル企業の利益追求のために国内産業と国民の暮らしを犠牲にするものです。確かにTPP11ではISDS条項の一部規定を...全文を見る
06月13日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  まずもって、提案者の各位の御尽力には敬意を表します。  今回の手話、字幕を参議院選挙区選挙の政見放送に取り入れることには賛成です。全ての候補者に持込みビデオを認める立場で質問いたします。  従来、良識の府たる参議院においては、選挙運...全文を見る
○伊波洋一君 本法案における政見放送について、政党所属候補者等が持込みビデオ方式を利用できる一方、無所属候補は従来どおりスタジオ録画方式に限られます。さきの二〇一六年参議院選挙でも、全候補者二百七十八名中、政党所属等の候補が百八十一名、無所属が九十七名です。三分の一の無所属候補に...全文を見る
○伊波洋一君 持込みビデオとスタジオにはかなりの差が出ると思いますが、今、その品位という、政見放送における品位の保持ということを理由に約三分の一の無所属候補の権利を制限をするということであるわけですが、一体その品位を欠くビデオの出現率をどの程度想定して、このような制限を加えようと...全文を見る
○伊波洋一君 その出現率は想定はされていないということでありますのでこれ以上お聞きしませんけれども、しかし、三分の一の無所属の候補者を制限するだけの理由になるかどうかということは極めて疑問であります。  二〇一七年衆議院選の持込みビデオにおいて、手話、字幕の挿入は、全三百七本中...全文を見る
○伊波洋一君 質問終わりますけれども、やはり全ての候補者にとって同等な権利がある、行使できるような選挙制度であるべきだということを申し上げて、終わりたいと思います。  ありがとうございました。
○伊波洋一君 沖縄の風を代表して、参議院選挙区選挙における政見放送について、候補者の範囲を限定せず持込みビデオ方式を導入する修正案に賛成、政党所属候補に持込みビデオ方式を認め無所属候補にはスタジオ録画方式のみを認める原案に反対の討論を行います。  まずもって、提案者各位の御尽力...全文を見る
06月19日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  昨日の大阪北部地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  学校ブロック塀の倒壊で亡くなった女児小学生を含め、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。  前回に引き続き、辺野古新基地建設事業における海草藻場の移植についてお聞...全文を見る
○伊波洋一君 全く納得できません。結局、周辺海域の定義については特に手掛かりになるような記載は保全図書にはないというのが事実です。周辺海域は代替施設周辺海域とは書き分けられていることも分かるように、両者は別の概念ではないですか。  防衛省によれば、保全図書には数百か所の周辺海域...全文を見る
○伊波洋一君 皆様のお手元に、中城湾港の手植え移植の藻場の評価が入っております。その一ページと最終ページにただいまのような評価がございます。  泡瀬干潟の埋立てについては、少なくとも、埋立工事前、土砂投入の前に埋立予定地の海草藻場を移植する、移し植え替える保全措置が取り組まれま...全文を見る
○伊波洋一君 今の答弁ありますのは、皆さんの資料にありますこの評価書、有識者の評価書に基づく、色が青いものが全部書き加えられています。つまり、私たち、私が議論してきているこの移植問題というのは、まさに泡瀬における実際の移植ということを踏まえて、そのことを含めてこれをやるべきだと、...全文を見る
○伊波洋一君 今の答弁はおかしいですよ。まず、先ほどのこの提言の中には、移植というのが一つある、消失面積に相当する移植。それで、それと併せて、もう影響を与えるものへの拡大、そしてまた、新たな造成。  で、現実の場合に、先日の委員会でも示しましたように、施設ができてからできる静穏...全文を見る
○伊波洋一君 最終報告には、先ほども申し上げましたけれども、埋立てにより消失する海草藻場の代償措置として云々とあって、海草類の移植や生育基盤の環境改善をできる限り実施することとし、今後、専門家の指導、助言を得つつ実施に向けた検討を行う、と。そして、移植手法の検討に当たっては、中城...全文を見る
○伊波洋一君 補正書だけではないんです。  皆さんが承認を受けたときに、留意事項が付いています。その留意事項で何と書いてあるんですか。承認を受けた際には、工事中の環境保全等について詳細検討して県と協議を行うこと、そして環境監視等委員会から助言を受けること、これが付けられておりま...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  是非、皆さんがそれだけ環境監視等委員会まで無視をするのならば、決してこれはこの本来の承認を受けた埋立てではない、こういうふうに断言をして、終わりたいと思います。
06月28日第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  モントリオール議定書については、地球温暖化対策であり、賛成いたします。  辺野古新基地建設工事について伺います。  六月十二日の歴史的な米朝首脳会談という朝鮮半島緊張緩和へのニュースの中、沖縄防衛局は沖縄県に、辺野古新基地建設に向け...全文を見る
○伊波洋一君 できる限り環境への影響を少なくするということだったと思いますが、環境庁告示第八十七号には、「計画段階配慮事項の範囲は、別表に掲げる環境要素の区分及び影響要因の区分に従うものとする。」と規定されており、配付資料のように、別表では、工事と存在・供用が影響要因の区分とされ...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  環境影響評価書において、特定の環境要素の保全対策が工事の実施、存在・供用という項目で整理されている場合でも、ただいまの答弁のように、環境保全に万全を期すという観点から、存在・供用に書いてある保全対策を工事の実施中に実施することもあり得るの...全文を見る
○伊波洋一君 環境省の答弁のように、あくまでも影響要因の区分は保全対策の実施時期のタイミングを規定したものではないということです。  そこで、防衛省にお聞きします。  辺野古地先の埋立予定地内の海草藻場を土砂投入に先立って移植すべきではないかと考えますが、いかがですか。
○伊波洋一君 大臣、前回委員会でも同じような答弁をしております。でも、言っていることが具体的には分からないんですね。皆さんは、八月十七日に土砂を投入することを県に通知をいたしました。ただいまの答弁は、この土砂投入は移植なしに行うということの答弁としていいんですか、そうじゃないんで...全文を見る
○伊波洋一君 大臣、聞きたいのは、皆さんが八月十七日から土砂投入を行うという前に、そこの埋められるエリアを、今、藻場なんですね、そこを移植するのかどうか、そのことをお聞きしています。土砂を投入する前に移植をするのかどうか、そのことだけお答えください。
○伊波洋一君 今の答弁では答えになっていません。あの答えは結局何を言っているか分からないんですよ、検討しますと。でも、刻々と時間は来ます、もう準備もしています、発注もしています。しかし、実際のことは言っていないんですね。ちゃんと言ってくださいよ。
○伊波洋一君 先ほど環境省の答弁もありました。環境保全図書の在り方というのは皆さんのが理解はできないんですね。  ですから、ここで聞きたいのは、八月十七日から土砂を投入するということを通知しているけれども、その前にそこは移植するんですかどうかということを聞いているわけです。です...全文を見る
○伊波洋一君 もう一度聞きますが、有識者研究会は平成二十四年十二月十一日の最終報告で、補正後の評価書の「工事の実施」と「施設等の存在及び供用」の項目に海草藻場の移植を書き加えています。特に、「施設等の存在及び供用」の項目には、中城湾港では、機械化移植による試験施工の移植後の海草類...全文を見る
○伊波洋一君 有識者研究会が、評価書には海草藻場などの積極的な保全策が提案されていないと指摘し、消失面積に相当する海草藻場を移植等によって代償されることが望ましいと最終報告書に書いて、海草藻場の移植を提言したんです。そして、その上で今の評価書は補正をされている。工事の実施における...全文を見る
○伊波洋一君 こんな身勝手な判断、身勝手な解釈、そして環境省の本来のアセスにももとるようなそんなやり方で、あのような一番広大な藻場を埋め立てていくというのはおかしいと思います。  現地時間六月二十八日、あしたですけれども、サンフランシスコ連邦地裁で米国ジュゴン訴訟の審理が行われ...全文を見る
○伊波洋一君 報告に対してどのような判断だったんでしょうか。
○伊波洋一君 時間になりましたが、基本的に防衛省は大きな誤りをしています。皆さんは環境保全図書に書きながらそれを実施していない、そのまま本当にできるはずはありません。このようなことが許されていたら、環境省など存在する理由がなくなってしまいますよ。皆さん、ちゃんと約束を守ってくださ...全文を見る
07月09日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  この度の西日本豪雨でお亡くなりになられた皆様の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に対し心からお見舞いを申し上げます。  今回、自民、公明、国民民主、維新、立憲・希望の各党から法案を御提起いただいたことには率直に敬意を表します。...全文を見る
○伊波洋一君 今回、公明あるいは維新から御提案のあった法案では、全国を十一ブロックに分割した大選挙区制となっています。確かに、衆議院の比例代表制の十一ブロック割りと同じであり、国民、有権者には理解しやすいという面はあると思います。  しかし、前述の沖縄の歴史的、文化的な背景、そ...全文を見る
○伊波洋一君 これまでの質疑にもありましたが、参議院選挙制度改革については、参議院改革協議会の下、選挙制度に関する専門委員会を設け、平成二十九年五月十二日から三十年四月二十七日までの間、十七回にわたり協議を行ってまいりました。  自民党案は、こうした十七回にわたる専門委員会での...全文を見る
○伊波洋一君 是非実効ある取組にしていただきたいと思います。  同じく自民党発議者に質問いたしますが、計十七回の選挙専門委員会の協議を経て、五月七日に専門委員会から改革協へ宛てて報告書が提出されています。この合計十七回の選挙専門委員会の協議の重みについてどのようにお考えか、お聞...全文を見る
○伊波洋一君 今重みを受け止めているとおっしゃいますけれども、しかし、その重みを全く無にするのが今回の提案ではないかなと思っておりまして、その件については本当に残念です。  選挙制度は議員の存立基盤であり、自らの身分を左右する問題を当事者自身が制度設計すること自体そもそも無理な...全文を見る
○伊波洋一君 この専門委員会において、自民党は四月十三日付けで参議院選挙制度の改革についての考え方と題する報告書を提出しています。この参議院制度の改革についての考え方と今回の自民案の整合性について、自民発議者としてどのようにお考えか、認識を伺います。
○伊波洋一君 今回の自民案について、マスコミ各紙も非常に厳しく批判しています。新聞の社説のタイトルだけを見ても、小手先にすぎない自民党案、読売新聞、国民の理解が得られるのか、産経新聞、裏口入学枠は認められぬ、毎日新聞、御都合主義が目に余る、東京新聞、自民案は露骨な党略だ、朝日新聞...全文を見る
○伊波洋一君 さきに触れた自民党の参議院制度改革についての考え方には、平成三十一年に行われる参議院選挙に向けた抜本的な見直しとの文言が明記されています。  この自民党案はこういう抜本的な見直しに相当するのか、発議者の御認識を伺います。
○伊波洋一君 今回の自民案における埼玉県選挙区の増員については、既に述べた観点から賛同できます。しかし、比例区の増あるいは特定の設置は賛成できません。  これまで歴代の政権は、ともすれば増税や社会保険料の引上げなど国民負担の際に、スローガンとして身を切る改革と称して、公務員の総...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  時間が参りましたのであれですが、今回の特定枠の選考についての透明性が大きく損なわれるのではないかと思います。
○伊波洋一君 いずれにしろ、十七回にわたる検討を積み重ねてきた選挙専門委員会の議論を踏まえて、今回の自民案は手続が承服し難いことを強調したいと思います。沖縄の風としては、他党の御提出の五法案も含めて、改めて選挙専門委、改革協において提案し、全会派の合意形成に努めるべきことを強調し...全文を見る
07月11日第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  質問に先立って、西日本豪雨、平成三十年七月豪雨において犠牲になられた皆様の御冥福をお祈りするとともに、被災された住民の皆様に心からお見舞い申し上げます。  沖縄の風としては、一票の較差のために定数が増えることについてもやむを得ない措置...全文を見る
○伊波洋一君 昨日の委員会でも、自民発議者は民意の多様化を踏まえ、二〇〇一年の参議院選挙から導入されている現行の非拘束名簿式比例代表制に拘束名簿式を組み合わせることにメリットがあると主張されています。非拘束名簿式を維持しつつ、補完的に拘束名簿式の特定枠を一部導入することで、これま...全文を見る
○伊波洋一君 今の説明では十分な説明にならないんじゃないでしょうか。これはやはり政党の意図でやるんだということを今申し上げているわけですね。それが国民に対してどれだけの透明性を勝ち得るかということをお聞きしているんですけれども、そういう仕組み等についてやはりそのことは考えておられ...全文を見る
○伊波洋一君 どういう人であるかということと同時に、特定枠をなぜ設けるのかということですよね。特定枠というのは、いわゆる政党が、皆さん先ほど答弁のように政党が決めるのだと言っている。しかし、それが今回のいわゆる、あえて非拘束式の中で拘束名簿として位置付ける意義というものは十分にや...全文を見る
○伊波洋一君 拘束名簿に特定枠で掲載される候補者がどのように国政上有為の人材であるのか、どのようにその候補者を選考されたかを名簿を提出する政党は国民に対して説明しなきゃなりません。このような中で、特に選考過程を透明化する必要があると考えますが、それに対する見解と、どのような方策を...全文を見る
○伊波洋一君 例えば、透明化するために政党内で予備選などを実施することも考えられますし、その際、政党の予備選には選挙期間中に報道機関に要請される報道の公平原則は適用されませんので、しかし、特定の政党の予備選が特に大きく報道されることになれば、選挙報道の公平にも反し、有権者の判断を...全文を見る
○伊波洋一君 二〇〇一年の七月の参議院選挙から現在の非拘束名簿式の比例代表制が導入されているわけでございますが、拘束名簿式比例代表制で、自民、比例、先ほど申し上げたように、上位に登載されて当選した議員が、党費を企業が立て替えたという大型闇献金事件が起こって、そういったことを契機と...全文を見る
○伊波洋一君 私は、特定枠の導入は求められていないと思います。本来、抜本改革は、そうではない、その選挙区の民意が生きる選挙になり、私たちは一人区、一人一区ですね、要するにそういうこと、奇数区も含めて提案をいたしました。いろんな考え方があると思います。もう一度やはり全会派が参加する...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄の風を代表して、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会委員長石井浩郎委員長に対する不信任動議に賛成をする立場から討論を行います。  冒頭、昨日、五野党一会派の代表が総理官邸を訪れ、政府は国会を一時休止しても災害対応を最優先に取り組むべきと求めたところ、菅...全文を見る
11月20日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  両大臣が所信で述べた沖縄の基地負担軽減についてお伺いします。  安倍政権は、二〇一四年二月十八日の普天間飛行場負担軽減推進会議において、普天間基地の五年以内の運用停止と、政府としてできることは全て行うを沖縄県に対し約束しました。これま...全文を見る
○伊波洋一君 いかにも何かやっているかのように言っておりますけれども、普天間飛行場の周辺では全く状況は変わっていません。そういう中で、やはりこの危険性を除去する、あるいは今求められている運用停止というものが本当にいかに必要なものであるかということをこれから質疑をさせていただきます...全文を見る
○伊波洋一君 五年近く前に運用停止ということを約束し、そして、できることは何でもやるという、全て行うということをおっしゃった政府が、今の時点でこれから認識を共有するという話では解決にはなっていないと思うんです。  それでは、この安倍総理が沖縄県知事に約束した普天間基地の五年以内...全文を見る
○伊波洋一君 随時の機会と言うけど、実際には、もう何年か前に首脳会談で述べたということを記者会見等で明らかにして以来、具体的には話をしていないんじゃないですか。
○伊波洋一君 安倍政権、総理の言う政府としてできることは全て行うとは、具体的にはどのような取組なんでしょうか、あるいはこれまでやってきたことの中でですね。
○伊波洋一君 政府がやっていることが普天間基地周辺の住民に跳ね返ってこないんですよね。そこに住んでいらっしゃる市民にとっては、毎年毎年危険性は増えている、苦情は増えてくる。先日の報道でも、深夜の十二時以降まで飛行機が飛び交うと、こういうことが日常的に報じられているわけです。つまり...全文を見る
○伊波洋一君 それでは、米国政府はどのような点を危険だと評価していると日本政府としては理解しているでしょうか。
○伊波洋一君 ただいまの話、辺野古の問題あるいは岩国の問題ですけれども、具体的にはいつ実現できるか分からない辺野古移設をもって危険性除去ということになれば、返還合意からもう既に二十二年、これから更に十年あるいは三十年も、具体的にはこの普天間飛行場の危険性そのものには触らないで、こ...全文を見る
○伊波洋一君 一九九六年に二〇〇三年までの返還と合意されたこの普天間飛行場、もう今までに二十二年たって、あと十年も掛かる、あるいはひょっとしたらもっと掛かる。つまり、危険性の除去には何の、その辺野古移設というものは、効果がないんですよ。効果がない中で様々なことが起きております。 ...全文を見る
○伊波洋一君 そう言っているということは、米軍が言っているということは、答えれば終わりじゃないんですよ、七百六回も結局飛んでいるわけですからね。日本政府がそう言っているにもかかわらず、なぜ飛ぶのかと。  それから、二〇〇四年のヘリ墜落以降に合意された場周経路というのが、黄色と青...全文を見る
11月22日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省給与法案については、他の給与法と横並びであり、異論はありません。特に、近年頻発する自然災害での自衛隊員の真摯な対応に敬意を表します。  先日の質疑に引き続き、普天間の五年以内運用停止と危険性除去について伺います。  この間の会...全文を見る
○伊波洋一君 危険性について直感的に理解をされているということは今の答弁で分かりますが、その危険性についての定義とか判断の基準というものがあるのでしょうか、それともそれは今ないのでしょうか。
○伊波洋一君 この場合、普天間の場合は飛行場として運用されているわけでございまして、先日私が述べたように、米軍基地については、日米地位協定第三条に基づく、日米地位協定に伴う航空特例法により、航空法の滑走路端安全区域などが適用除外されています。  一方で、普天間は、米国外の軍事飛...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省として、普天間の危険性の定義、判断基準、国内外の安全基準に違反しているという認識の有無を答えてください。  委員長、これは理事会でのお取り計らいをお願いします。
○伊波洋一君 政府は、空中給油機、緊急時着陸、オスプレイの運用などの機能移転や訓練移転などを挙げて、普天間の危険性除去や負担軽減に取り組んでいると言っています。  ところが、配付資料、この資料でございますが、安倍政権成立後、総理が沖縄にやれることは全てやると約束した二〇一四年以...全文を見る
○伊波洋一君 岩屋大臣には、宜野湾市に寄せられた騒音苦情の最新の部分でも、まあ今年の分が三百件以上ありますけれども、直接目を通してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
○伊波洋一君 ありがとうございます。  政府の取組は、普天間の離発着回数、騒音、苦情の件数など、実際の数値として効果が現れているでしょうか。
○伊波洋一君 政府の言う危険性除去や負担軽減の取組は、周辺住民の負担感、実感には応えていません。その間も機能移転や訓練移転に多額な税金が使われているにもかかわらずです。  岩国に移転したKC130空中給油機の代わりに、普天間では、嘉手納のジェットエンジンより大きいKC135空中...全文を見る
○伊波洋一君 全部調査をしていると、二十四時間目視で調査をしていると先日伺いました。でも、それで何も変わっていないんだったら、一体どういうことなんですか。つまり、苦情も聞いていると。でも、結果的に、ジェット戦闘機がオスプレイが移っているときには飛んでくる、そういうことになりますと...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄には沖縄大使がおります。そういう意味では、河野大臣にお伺いしますけれども、やはり沖縄大使も一緒に米軍に対してはしっかり申入れをする、そういうことで、今の全く変化のない、ますますひどくなっている普天間周辺の危険性やその苦情に対して外務省としても対応していただきたい...全文を見る
○伊波洋一君 両大臣からこれからの取組については答弁いただきましたので、是非、今までのようでない対応、それを強く求めたいと思います。  さて、普天間第二小学校のことを次お話ししたいと思いますけれども、時間がありませんので、次の質疑にもつないでいきたいと思いますが、今、普天間第二...全文を見る
11月27日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  先日に引き続き、普天間飛行場の五年以内運用停止と危険性除去について伺います。  十一月二十二日の委員会で、普天間飛行場へのジェットエンジンのKC135空中給油機や戦闘機などの外来機の飛来が騒音などによる周辺住民の基地被害を悪化させてい...全文を見る
○伊波洋一君 離着陸状況の調査目的は米軍機の飛行実態の把握ということですが、五回の訓練移転期間中の離着陸回数に変化があったとは思えません。一七年二月、十二月など、必ずしも訓練移転の離着陸回数の減につながっていません。むしろ増加しています。  訓練移転期間中に普天間飛行場における...全文を見る
○伊波洋一君 これが防衛省からいただいた普天間飛行場における航空機の離着陸状況ですけれども、例えば今年の二月、三月も移転しているんですけれども、その間この、私がオレンジで囲んだんですが、外来機が十種類も来ているわけですよ。その飛行回数は百五十七回です、離着陸回数はですね。ですから...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省としては、二年ほど前からしかこの実態、確認をしていないということですよね。  実際は、でも、一九九六年に合意された、夜十時、夜間十時以降の飛行については最小限にするということの合意はもう二十二年以上前に行われているわけです。にもかかわらず、この五年間という、...全文を見る
○伊波洋一君 委員の皆様にも御理解いただけたと思いますが、普天間飛行場に係る負担軽減措置を政策目的として行われた県外への訓練移転は、客観的な離着陸回数や騒音状況でも、主観的な苦情の件数、内容でも、全く負担軽減の効果が出ていません。  政策効果を有しない事業に平成二十八年度で確定...全文を見る
○伊波洋一君 改めて、負担軽減策としての訓練移転の目的が日本政府と海兵隊を始め米側と共有されているのか疑問です。いかがでしょうか。
○伊波洋一君 負担軽減目的の移転にはなっていないんじゃないでしょうか。私も見ましたけれども、共同訓練なんですね。そもそも沖縄には自衛隊との共同訓練する場所はありません。つまり、共同訓練をやるということで必然的に本土に行くんです。ですから、あえてそれを負担軽減といって行っているとこ...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  今申し上げましたように、日本の国民の被害をそのまま放置するような今の流れでは、日米安保条約というのは、もう私たちを、日本を置き去りにしてしまうものになりかねないです。ですから、もっとしっかりと国民の声を聞けるような、そういう取組をしてもらわないといけない...全文を見る
11月29日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  日中社会保障協定は、先月の安倍総理の訪中において早期発効を約束しており、私どもも賛成です。  日中首脳会談において、競争から協調へ、隣国としてお互いに脅威にならない、自由で公正な貿易を発展させていくとの三つの原則を確認しました。  ...全文を見る
○伊波洋一君 事務・事業の性格から見て、国の機関である沖縄防衛局による公有水面埋立ては明らかに行政不服審査法七条二項の固有の資格に当たります。  国と一般私人による埋立承認と免許の法的性格の相違を反映して、免許の場合のみ多くの手続が存在します。特に、免許の場合のみ、法二十二条に...全文を見る
○伊波洋一君 審査請求ができる云々の話じゃなくて、固有の資格については、これは公有水面埋立法を所管している国土交通省が判断しなきゃいけないわけですよ。  ですから、従来の解釈では、公有水面埋立てにおける国に対する承認と一般私人に対する免許では法的性格は全く異なっており、撤回を介...全文を見る
○伊波洋一君 長々とした答弁、何の意味もありません。  環境省の解釈と相違する防衛省の見解をなぜ維持できるのか、訂正しないのかについて説明を求めます。これは前例のない、今審議中の、審議手続中の行政不服審査請求、あるいは既に国交大臣による決定がなされた執行停止においても中心的な論...全文を見る
○伊波洋一君 見解を整理して、明らかにしていただきたい。  委員長、理事会においてお取り計らいをお願いしたいと思います。
12月04日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省沖縄防衛局は、辺野古新基地建設の埋立工事を早期に強行し、県民投票の前に県民の諦めムードを醸成するために、名護市安和にある民間の琉球セメントの安和桟橋を使用して埋立て用土砂の海上搬送を狙っています。私は、十二月一日、この琉球セメント...全文を見る
○伊波洋一君 いや、これはやはり何らかの形があるのではないか。十二月二日の琉球新報においては、既に県警や海上保安庁、民間の警備会社と警備体制を協議していると報道されています。  本来、これは沖縄防衛局に関連する仕事ですよね。だから、沖縄防衛局は警備要請や協議に全く関与していない...全文を見る
○伊波洋一君 また後で質問しますけれども、沖縄県、玉城デニー知事は昨日の会見で、沖縄防衛局が違法な埋立工事を強行し、琉球セメントが公共用財産使用の許可権者である沖縄県にも事前説明もなく、工事完了届も出さず、赤土等防止条例に基づく届出もないまま桟橋が使用されたことは甚だ遺憾と厳しく...全文を見る
○伊波洋一君 先ほど申し上げた工事設置終了許可等は届けているかどうか、それが県が言うとおりであるかどうかということは確認していますか。
○伊波洋一君 このように、ほとんど何も設置をしていない状況の中でありながら、昨日は防衛大臣は、基本的に手続は正当に行われているというふうな発言もされておりました。そのことも後でただしますけれども、違法行為を助長するような沖縄防衛局の行為は法治国家としては許される限度をはるかに超え...全文を見る
○伊波洋一君 事業を進めさせていただきたいということですが、それよりは、事業を進めるどころか、まず中断をすべきだと思います。さらに、今その事実確認もないまま、防衛大臣、先ほど申し上げたように、事業者が適切に手続を取っていると承知していると、このように昨日の記者会見でも述べておりま...全文を見る
○伊波洋一君 そもそも、これは沖縄県としても撤回をしてございます。その撤回について、今その執行停止があるという段階であって、県としては当然その取組は認められないという立場でございますけれども、私もそのような立場です。  しかし、一隻分は出されています。昨日は、もう午後三時ぐらい...全文を見る
○伊波洋一君 いや、事業を続けさせるわけにはいかないですよ。どうしてかというと、まず一つは、この業者が届け出たその堆積といういわゆるものは、要するに石材だというふうになっているんだけれども、実際に調べてみたら岩ズリであったと。つまり、これは赤土防止条例に基づいて事前に届けなきゃい...全文を見る
○伊波洋一君 いや、岩ズリと石材とは違うんですよ。それから、骨材というのは、先ほど申し上げたように、岩ズリなどは含んでいないんですよ。そこも含めて、やはりきちんと対応してもらわなきゃいけないだろうと、このように思います。  昨日の答弁でもそうですけれども、やはり今回、防衛省が本...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省沖縄防衛局として責任の所在を明確するためにも、防衛局と埋立業者、琉球セメントとの間で時系列に沿ってどのような協議や会合が行われたのか、業務委託などの契約の内容を含めて、防衛省として国会に調査して報告すべきです。  委員長、お取り計らいをお願いいたします。
○伊波洋一君 また続きは次回に質疑いたします。
12月05日第197回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  統一地方選挙の法案について伺います。  去る九月三十日、沖縄県知事選挙が行われ、辺野古新基地建設反対を訴えた玉城デニー氏がこれまでの最多得票を得て対立候補に八万票以上の大差を付けて圧勝し、県知事に就任しました。この県知事選挙の投票率は...全文を見る
○伊波洋一君 是非、投票率の向上に向けては取り組んでいただきたいと思います。  沖縄においては、米軍施政権下では、米国の高等弁務官が琉球政府の行政主席を任命し、住民の参政権は否定されてきました。これに対し、沖縄住民自ら直接選挙で住民のリーダーを選びたいという要求は根強く、自治権...全文を見る
○伊波洋一君 是非、若い人たちにやはり政治への参加を求める取組は重要だと思いますので、お願いしたいと思います。  統一地方選挙の投票向上のためには、参政権の意義をやはりしっかりやっていくことが大変大事だということは、今の答弁でも明らかになったと思います。地方自治は最も身近な参政...全文を見る
○伊波洋一君 しかし、その協議が行われた直後に埋立てを行うということを行い、そしてさらに、その埋立てのために民間の桟橋が使われ、その手続においても瑕疵があったということで今止まっておりますけれども、こういう政府の立場はやはり沖縄県民にとっては大変な怒りの原因となっております。 ...全文を見る
○伊波洋一君 先ほどの山下委員からの質疑でも明らかにされましたように、行政不服審査法、これ資料にもございますけれども、この二条は、確かにこの処分についての審査請求、行政庁の処分に不服がある者は、第四条及び第五条二項に定めるところにより、審査請求をすることができると、このように書か...全文を見る
○伊波洋一君 国交省は何と言っているかというと、行政不服審査法に基づいてと言っているんですよ。行政不服審査法に基づいてと言うけど、そこを解釈するのは総務省なんです。ですが、要するに、総務省としては、この固有の資格は個々の法律の担当省だと言う。これは合っています。しかし、その七条二...全文を見る
○伊波洋一君 まとめますけれども、実はこれは一般論じゃないんです。公有水面埋立法という、要するに免許と承認の違い。まさに、国においてもアセスなどをしっかりやってやらなきゃならないという、そういう手続の中で起こっていること。それと、前回大臣にはいろいろ要請もしましたけれども……
○伊波洋一君 はい。  このようなことは今までないんです。もし、今、今回このようなことを認めたら、これが第一例になるということを指摘して、終わりたいと思います。
12月06日第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  提案されております日欧EPAについては、農業を始め食の安全、地域社会や人々の暮らしを揺るがしかねず、問題があり、賛成できません。  先日に引き続き、国が沖縄県民の民意を無視して強行する辺野古新基地建設、民間の琉球セメントの安和桟橋から...全文を見る
○伊波洋一君 三日に琉球セメントがガット船に積み込んだ埋立て土砂は、防衛省の認識では岩ズリに当たるということで間違いないですね。
○伊波洋一君 琉球セメントは、安和桟橋について、大気汚染防止法上の一般粉じん発生施設の設置申請を沖縄県に提出しています。ベルトコンベヤーの設置申請においては石材と石炭を運ぶことになっているはずですが、岩ズリは石材とは異なるものではないでしょうか、認識を伺います。
○伊波洋一君 では、そのような石材としての定義があるということで理解していいんですね。
○伊波洋一君 配付資料の環境保全図書では、砕石生産に伴い生ずる岩ズリを購入するとされております。環境保全図書六の七の百三十一では「岩ズリの細粒分含有率は概ね一〇%前後」と書かれており、これを前提に工事に伴う水の濁りの発生を予測しています。  そこで質問しますが、「細粒分含有率は...全文を見る
○伊波洋一君 今回のシュワブ埋立工事の特記仕様書では、埋立材を黒石岩ズリ(沖縄県産)三十六万一千百立米とされております。  三日に積み込まれた土砂、あるいは昨日から積み込まれている土砂は、環境保全図書や今回の工事特記仕様書の岩ズリと言えますか。
○伊波洋一君 環境保全図書に定義され、防衛省が説明している岩ズリと、今、安和桟橋から搬出されている埋立土砂とは、外から見ても明らかに組成が異なります。  大気汚染防止法上の一般粉じん発生施設に関する監督は、県の自治事務であり、県の責任で判断されることになりますが、一般的には、土...全文を見る
○伊波洋一君 特記仕様書には、岩ズリ及び海砂については事前に粒度に関する試験の成績、そしてまた産地を明示した書類を提出し、品質管理については搬入前に採取場所ごとに一回行うと、こういうふうに言っているんですね。  ところが、ここに、いわゆる琉球セメントの鉱山から出てくるトラックは...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣に伺います。  説明はこう言っていますけれども、これはあくまで言葉なんですね。さらに、現場は見ていない。これは確認をしました。どうしてかというと、この岩ズリは辺野古の岸壁渡しなんですよ。岸壁渡しだからこの過程は確認する必要ないんだと。岸壁に来て初めてこれを...全文を見る
○伊波洋一君 いや、判断はできていないんですよ。私は確認しました。今も見てはいないでしょう。その報告を受けているだけの話なんですよ。  で、一回だけ検査をすることになっているんです、一回だけ検査をすることに。でも、トラックの上は、違うトラックがずっと来るじゃないですか、やはり確...全文を見る
○伊波洋一君 おかしいですよ。だから、現実にこういう土砂の半分が積み込まれたわけですよ、一隻目にはね。さらに、今はトラックでやっている。実際にはトラックごとに、トラックに載っているものそのものが違うんですよ。  この二番目の写真見てください。これ、赤い。だから、実際のところ、ち...全文を見る
○伊波洋一君 いや、納得できませんね。  実際のところ、皆さんはただペーパーでやった。誰も見ていない。沖縄防衛局も見ていない。皆さんの職員も見ていない。現実には、テレビではいつもこんなものかとみんな思うからそうなんですよ。こんなものじゃないんですよ、今皆さんが契約している岩ズリ...全文を見る
○伊波洋一君 まとめますけれども、今のように、これ何も確認をしていないんです。だけど、これは莫大な予算の掛かる事業ですから、是非この埋め立てているその素材について、当該土砂百立米ごとに成分分析結果を委員会に提出させていただくようお取り計らいをお願いします。
○伊波洋一君 本当に言いますよ。
○伊波洋一君 とにかく見ないといけません。  これで、以上です。