伊波洋一

いはよういち

選挙区(沖縄県)選出
沖縄の風
当選回数1回

伊波洋一の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第197回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  今回の新たな外国人材の受入れについては、昨年二月、安倍総理が検討を指示、六月に骨太の方針としての方向付け、十一月二日に閣議決定という異例の早さで進められました。日本社会の将来を大きく変える法改正であるにもかかわらず、国会において十分な議...全文を見る
○伊波洋一君 十回開催されたうち半分しか公開されておらず、しかもそれが要旨にとどまるということは、検討過程の透明性の観点から問題であると考えます。  十二月六日の参議院法務委員会で糸数議員がPTの検証過程の公開状況を質問したところ、当時の入管局長は速やかにホームページで公開をす...全文を見る
○伊波洋一君 私も検討会議の議事要旨を目を通しましたが、第二回では、受入れ側における低賃金、長時間労働等の労働関係法令違反への対応、失踪技能実習生に係る聴取票等の項目が示されたと。出席者からは、労働関係法令違反に限らず人権侵害的な事例を広く視野に入れるべきなどの意見が述べられ、問...全文を見る
○伊波洋一君 これまで、技能実習制度は国連人権機関や米国国務省などから人権侵害や人身売買であるとして厳しく批判されてきました。技能実習という名目で、実際には労働者として導入している外国人労働者の権利の保護が不十分なままになっているからにほかなりません。本日の委員会でも、新規に増え...全文を見る
○伊波洋一君 私が先ほど引用したのは、現在掲げられている、今御指摘の六月の文書ですので、やはりそこはしっかり受け止めていきたいと思います。  最後に、この技能実習生について、労働者であること、したがって労働関係法令が適用されているということを確認をして、この件に関する質問を終わ...全文を見る
○伊波洋一君 附帯決議について伺います。  参議院法務委員会では、改正入管法に対する附帯決議が付されました。附帯決議の九項目めには、外国人が不当な差別を受けることなく我が国社会で共生と書かれています。  非常に大切な文言だと思いますが、差別を防止するために国はどのような具体的...全文を見る
○伊波洋一君 国連の人種差別撤廃委員会からは、日本における差別禁止についての包括的な法の不在を繰り返し指摘されています。今回の入管法改正を受けて、外国人支援団体からもそのような声が聞こえてきます。  外国人との共生を進めるに当たっては差別の禁止に関する法律の策定は不可欠だと言え...全文を見る
○伊波洋一君 国連等からも具体的に何度も繰り返し指摘されているのは、やはり包括的な差別禁止法というのがあると日本の人権意識というのが、国としての人権意識がしっかりやはりそれを示すことができますので、引き続き沖縄の風としてはこれからも求めてまいりたいと思います。  総合的対応策に...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄の場合、労働局に外国人相談窓口が設けられていないことが報道されております。自治体にワンストップ型の相談窓口に当たるようなものがないとも伺っています。  今後、具体的にどういった計画でワンストップ型の窓口、相談窓口を設置される予定でしょうか。特に沖縄県について、...全文を見る
○伊波洋一君 先ほど来の質問の中でもこの件について交付金措置があるということでございますけども、法務省としてどのように沖縄県なりあるいは自治体なりを支援していく考えでしょうか。
○伊波洋一君 実際、運用されることになれば、それぞれのところでいろんな問題が起こってくるわけですから、是非しっかりと責任を果たしていただきたいと思います。  総合的対応策に関連して、もう一つの質問です。  基本的な考え方では、法務省の司令塔的機能の下という中から、法務省の総合...全文を見る
○伊波洋一君 それでは、法務省が司令塔的機能を引き続き果たすということは、共生政策の実行もまた法務省の責任において行うということでよろしいのでしょうか。
○伊波洋一君 総合的対応策には百二十六もの施策が書かれていますが、それらがきちんと実施されているかの確認は誰がどのように行うのでしょうか。
○伊波洋一君 四月施行となればこれは待ったなしの取組ということになると思いますけれども、これは、法務省としては、具体的なスケジュール感とか、そういったことも含めてきちんと今準備をしているということでいいのでしょうか。どうですか。
○伊波洋一君 権限の委任について伺います。  改正後、入管法六十九条二、権限の委任に関して質問します。  入管法に定められている法務大臣の権限のうち、何が入管庁長官に委任され、何が地方入管局長に委任されるのか、入管法改正案では明らかにされていませんでした。法令で定めるとしか書...全文を見る
○伊波洋一君 それで、検討はいつ頃には終了し、どのように報告されるのでしょうか。
○伊波洋一君 次に、入管行政における適正手続について伺います。  外国人の出入国、難民の認定又は帰化に関する処分及び行政指導は、行政手続法から適用除外とされています。今後、より多くの外国人を日本に受け入れようとしていく中、在留資格の変更や取消し、時には収容所からの仮放免申請とい...全文を見る
○伊波洋一君 今回、新たな法令は、要するに、日本の国の一つの産業や様々なところのニーズに合わせて外国人を迎え入れて、そしてそこにやはり協力をいただくという、そういう意味での取組であろうかなとも思います。それにおいて、従前の制度の悪かったところをきちんと直していかなきゃいけない。 ...全文を見る
○伊波洋一君 どうもありがとうございました。  外国人にも分かりやすく、広く知られるようにしていただきたいと思います。  ありがとうございました。
03月12日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  昨年九月、九万二千八百四十八筆の県民署名で沖縄県に直接請求され、十月三十一日に沖縄県議会で制定された辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票条例に基づき、二月二十四日に辺野古埋立ての賛否を問う県民投票が実施されました。  ...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄県民の県民投票、投票したそれぞれは、無条件にということで一致しているわけではなくて、これまでずっと辺野古新基地建設には反対をしてきたということです。そういう意味で、玉城デニー知事もそうであります。  三月一日、沖縄県、玉城デニー知事は、安倍総理に会って、県民投...全文を見る
○伊波洋一君 この間、防衛省は、羽田D滑走路の地盤沈下量は供用開始から百年間に六十九センチと、あたかも地盤沈下は大きな問題ではないかのごとく答弁されています。  しかし、今ありますように、関西空港では一九八七年の埋立開始から今日までにおよそ十三メートル、そして九四年の開港からで...全文を見る
○伊波洋一君 防衛大臣に伺います。  昨年までに大浦湾の圧密沈下について説明を受けたことがあるでしょうか。そしてまた、今年になって同様な説明を受けたことがあるでしょうか。お答えください。
○伊波洋一君 今朝、米軍基地等の議員懇がありまして、担当者から回答を求めましたけれども、関空の沈下について知りませんでした。つまり、関空がどの程度沈下しているかということを承知していない。さらに、今回の要するに軟弱地盤の存在によって、改めて制度設計をしなきゃいけないということも明...全文を見る
○伊波洋一君 先ほども、関空は百三万本の砂ぐいを打ったにもかかわらず十三メートル沈下した、これが事実です。  担当者、国交省、お聞きします。飛行場ごとに違うんだということです。そのことは是非御理解いただきたいと思います。  そこで、委員長に、この今話題になっております地盤に係...全文を見る
○伊波洋一君 安倍首相は、予算委員会で、安倍政権によって凍結解除され、九千人の海兵隊がまさに移設されるということが進んでいくと発言されました。事実関係として本当にそうでしょうか。  安倍政権は、米国政権との信頼関係は本当にあるのでしょうか。安倍首相が登場するまでどうだったでしょ...全文を見る
03月19日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  二月二十四日の県民投票を受けて、三月十六日、沖縄では、土砂投入を許さない、ジュゴン、サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める三・一六県民大会が開催され、一万人が参加をしました。  安倍首相は、辺野古新基地建設について、二〇一二年の2...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの資料は配付の資料の一番最後の方にございますので、見ていただきたいと思います。  少なくとも二〇一七年三月に石材を投入する以前の時点で一旦作業を中止し、沖縄県と真摯に話し合うべきでした。今からでも工事の強行を一旦停止し、考え直すべきではないでしょうか。
○伊波洋一君 冒頭、その辺野古以外の解決策をなくしたのが安倍政権だということを申し上げました。  前委員会でもお話をしましたけれども、これについては次の、あしたの委員会でまた話をしたいと思います。少なくとも解決策にはならないんだと、そして別の解決策はあるのだということはいずれ示...全文を見る
○伊波洋一君 お手元配付の資料の二ページ以降にただいまの報告書があります。これは平成三十一年一月に出されていますが、今申し上げましたように、これはもう九年も前の資料で、これもそのときの予測値です。もう実測は出ているんです。実測は出ているにもかかわらず、そこの資料に提示してございま...全文を見る
○伊波洋一君 一体幾らのお金を掛けてこの工事が行われていますか。皆さん、これは別の省庁の問題だから答えるわけにはいかないと言っていますが、答え切れないわけでしょう、答え切れないから答えないわけでしょう。  大臣にお伺いしますが、どうして、辺野古、大浦湾では二十年で四十センチしか...全文を見る
○伊波洋一君 私たちも、事務所で担当者からいろいろ聞いております、計算をした結果と。それで、皆さんが先日開示をしたこの検討結果、報告書、この中に書いてあるわけです。  そして同時に、先ほども申し上げたように、羽田も六十九センチしか百年間で沈下しませんよと書いてあるわけです。その...全文を見る
○伊波洋一君 大臣、飛行機が一つだけ降りるだけでは沈むわけではないんですね。結局、ここは、九十メートルの、四十メートル近くの軟弱地盤と深さの三十メートル埋める土地、あるいは五十メートルぐらいの軟弱地盤と四十メートル埋める土地。この重さが、圧密沈下といって粘土層だから結局は経年で沈...全文を見る
○伊波洋一君 事務方に聞きますけど、ケーソン護岸の不均等な沈下が問題です。配付資料のように、専門家は七十メートル以下を地盤改良しないC1護岸を懸念しています。ケーソン護岸は沈下しないと断言できるのですか。
○伊波洋一君 ただいまの答弁は報告書ですよね、報告書を述べているだけにすぎないです。  安倍総理は、一月三十一日の衆議院本会議で、大浦湾側の埋立ての地盤改良のために沖縄県に設計概要の変更申請をすると表明しました。しかし、この間の安倍政権の対応は、県民投票の結果を真摯に受け止める...全文を見る
○伊波洋一君 時間が来ましたが、次回も話します。実際、漂流はしないです、解決しなきゃならないから。アメリカにとってこれは解決しなきゃならないから。辺野古があるから固定化されているんですよ。そのことをしっかり理解していただくように次に質問をつないでいきたいと思います。
03月22日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  防衛予算に関連して質疑いたします。  防衛省の来年度予算では、普天間移設事業に七百七億円が計上されています。防衛省は、この辺野古新基地建設工事に係る工事費用について、三千五百億円以上としか答えていませんが、沖縄県は二兆六千五百億円と試...全文を見る
○伊波洋一君 国民から預かった税金の使い方としては、いまだに確定していない中で工事は進んでいるわけですから、とてもおかしいと言わざるを得ません。  ただいま防衛大臣の答弁で、沖縄県に設計の概要の変更をすることはもうしっかりそのとおりだということをお認めになりました。  政府は...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまはあたかもこの軟弱地盤問題は関係ないかのような答弁でございますが、しかし、先ほど防衛大臣は、そのことはしっかりお認めになりました。つまり、今のところどういう詳細なことになるかまだ決定もしていないと。当然、決定していなければ工事はできないわけでありまして、まず...全文を見る
○伊波洋一君 そうすると、今度新たに行われる地盤改良というものにおよそ三年八か月も要するということになりますと、三年八か月というのは、いわゆる単純にやはり足されていくということは、どう見てもそのとおりではありませんか。
○伊波洋一君 どんな工夫をしても、県が指摘しているように単純に五年は遅れると、こういうことになるということではありませんか。
○伊波洋一君 海の中で幾つものことができるわけではないと思います。  大浦湾側では、さらに、活断層の存在も明らかになりました。防衛省が文献として重視し、審査請求の証拠としても引用している「名護・やんばるの地質」の著者である東北大学の遅沢壮一先生も、辺野古断層の調査等により得た知...全文を見る
○伊波洋一君 しかし、専門家からは多くの指摘が行われているということはしっかり留意しなきゃいけないでしょう。  沖縄県は、施設の建設自体に反対しています。さらに、不安定な軟弱地盤の上に軍事施設が建設されることで、完成後の基地機能として成り立つのかという疑問もあります。米国も基地...全文を見る
○伊波洋一君 米国に報告するのは当然じゃないでしょうか。というのは、そもそもこの施設は米軍が使うための施設です。  防衛省は、三月二十五日にも辺野古側K4護岸内側の②の区域に新たな土砂を投入することを県に通知しています。しかし、この区域は辺野古地先の最大級の海草藻場であり、生物...全文を見る
○伊波洋一君 いや、ここで質問しているのは、承認、設計変更の承認、設計の概要の変更の承認がない限り大浦湾側の工事はできないということはお認めいただけますね。
○伊波洋一君 だとすれば、現在も埋立土砂の投入が続けられている区域二の一や、防衛局が新たに三月二十五日以降土砂を投入すると県に通知した区域二についても工事を止めるべきではありませんか。
○伊波洋一君 今の沖縄防衛局のやっていることは、私には、以前大きく問題になった耐震偽装で建築確認を得たマンションを、耐震偽装発覚後も建築し続けることにほかならないように思います。  配付資料三、三月十五日付けで沖縄県が提出した意見書の最初の部分にも書かれてありますけれども、「審...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  今、実は辺野古側は別個の工事じゃないんですよ。辺野古側も大浦湾側も一緒なんですよ、飛行場を造るという工事。  それで、今申し上げましたように、二年も隠して工事をずっと続ける、着工する前から分かっていた。そのことを指摘して、今日の質疑は終わりたいと思いま...全文を見る
03月27日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  私は、沖縄の風を代表して、防衛調達特別措置法改定案に反対の立場から討論を行います。  防衛調達特別措置法は、まとめ買いした高額武器代金の支払期限を、財政法が定める五年間から最長十年間に引き延ばすものです。今回の改定は、この特措法の期限...全文を見る
03月28日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  在外公館の改正法案については特に異議はありません。  二月二十四日の県民投票で埋立て反対の意見が得票総数の七割を超え、玉城デニー知事が三月一日と十九日の二度にわたり安倍総理に面会して工事の中止を要請したにもかかわらず、三月二十五日、沖...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの報告書は資料の一枚目にあります。  大臣、最近まで防衛省担当者は沈下は生じないと言っていたのです。今回、防衛省が、沖縄県の辺野古埋立承認撤回に対して、行政不服審査請求で国土交通省に承認撤回の執行を停止させて土砂投入を強行するために、県が指摘した軟弱地盤に...全文を見る
○伊波洋一君 埋立申請の際にも沈下は生じないと言い、そして、私、三月になっても沈下は生じませんと言われながら説明を受けてきたわけでございますが、しかし、出されておる資料は、まさにこの資料は、三・三メートルは沈下をする、あるいは三・五メートル以上最終的には沈下をする。しかし、沈下し...全文を見る
○伊波洋一君 いや、実際は何も書いてないんですよ。書いてないのに、なぜ様々な工事を同時に進行させて工期を短くできると断言するのですか。そのことを私は聞いているんです。つまり、できると書いてないのにできるかのように言っている、それではやはり間違った答弁になると思うんですが、いかがで...全文を見る
○伊波洋一君 専門家が不可能と指摘する軟弱地盤の改良工事について、コンサルに作成させた報告書の記載には、丸ごと依拠する形で、地盤改良可能と結論しながら、一方で、今指摘をしてきた、同時に、工期を短くできるという趣旨は全く書かれていないんです。ですから、そういったことはやはり間違った...全文を見る
○伊波洋一君 終わります。
04月16日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  沖縄で在沖海兵隊所属の海軍兵による日本人女性殺害事件が起きました。海兵隊などの在日米軍を沖縄に集中させていることで繰り返し米軍人等の事件が起きており、強く抗議するとともに、海兵隊の早期撤退を求めます。  安倍政権は、普天間の...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの答弁のように、沖縄にただ海兵隊がいるということだけではなくて、今や沖縄ではなくてグアムやハワイあるいはオーストラリアに分散をされるということが抑止力の強化であるということが確認されました。  今日は、海兵隊の実態の中から、在沖海兵隊の抑止力論について考え...全文を見る
○伊波洋一君 四月二日の衆議院安全保障委員会で、海外に百日以上展開しているのは抑止力に穴が空いているのではないかとの指摘に対して、岩屋防衛大臣は、海兵隊が沖縄に本拠地を置いているということが抑止力を構成していると答弁されています。  大臣、本拠地とはどういう定義でしょうか。
○伊波洋一君 先ほど答弁していただいたグアム移転等について、本来ならば二〇一四年までには移っているはずでありました。その移るときに、今おっしゃるⅢMEFも含めて全部移っていくわけでありまして、その後合意された二〇一二年の合意は、いわゆる31MEUは残っている、しかし、ほかの実動部...全文を見る
○伊波洋一君 具体的なグアム移転等については、次回で議論したいと思います。  私が海兵隊のホームページなどを改めて検討した結果、在沖海兵隊の31MEUは、配付資料のとおり、二〇一七年、一八年の春、秋ともに定期的なパトロール、レギュラリー・スケジュールド・パトロールと称して東南ア...全文を見る
○伊波洋一君 資料にありますように、沖縄の海兵隊の活動は主に海外です。で、この31MEUは、スマトラ島沖地震などを受けて、近年、人道支援、災害救援、いわゆるHA/DRを軍事・外交戦略上極めて重視しており、我が国に対しても東日本大震災や熊本地震において救援活動を展開しました。  ...全文を見る
○伊波洋一君 即応性、機動性が発揮されるレディーの状態であることや、あるいは現在の海兵隊の移動手段、例えば航続距離の長いオスプレイなどを配備した現状では、海外、東南アジアあるいはグアムに海兵隊が展開していても、米国にその意思があれば海兵隊を日本に、抑止力として機能することも十分可...全文を見る
○伊波洋一君 次回もあります。グアム移転について、詳細を議論したいと思います。  いずれにしろ、今の状況におきまして、このように皆さん、資料を提供しておりますように、海兵隊は日本のところで活動しているんじゃなくて、海外のそれぞれの同盟関係を強化するのに使われている。そういう意味...全文を見る
04月17日第198回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、北岡参考人にお伺いいたします。  パリ協定の脱炭素化の構築について、成長産業、成長戦略にもつながるイノベーションを重視していることが分かりました。  その方向ではないんです...全文を見る
○伊波洋一君 済みません、趣旨は、国内の取組としてという意味で質問させていただきました。つまり、日本がこれだけ森林の国であるわけだけれども、この森が今放置されているように思われるので、その森が自然資源として、いわゆるあれは炭素を吸収して成長しますので、そのことを今御検討されたこと...全文を見る
○伊波洋一君 済みません。済みませんでした。
○伊波洋一君 次には、国谷参考人にお伺いします。  私、「クローズアップ現代」、最初からずっと見ておりまして、今日、このように質問ができること、それからお話聞けたことを大変うれしく思います。  私は、日本も、SDGsについてお伺いするんですけれども、やはり大きな問題を抱えてい...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。  次に、浅岡参考人にお伺いします。  先ほど来のお話で、日本の石炭火力の新設が世界の潮流から外れているという御指摘が特にあったと思っております。その意味で、そのことについてのいま一度のお話と、それから、今申し上げている日本における代替資...全文を見る
○伊波洋一君 どうもありがとうございました。三名の皆さん、ありがとうございました。  これで終わります。
○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  文化、人的交流などソフトパワーを活用した信頼醸成の取組の課題について意見を申し上げます。  日本国内には、アジア太平洋地域の近隣諸国である中国、韓国について、ソフトパワーを欠いているとの根強い批判があります。それでは、翻って我が国自身...全文を見る
04月18日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省設置法一部改正案は、自衛隊と米軍のより一層の一体化を図るものであり、再考を求めたいと思います。  前回のおさらいですが、在沖海兵隊がグアムやオーストラリア、ハワイや米本土に展開することが抑止力の強化につながるというのが...全文を見る
○伊波洋一君 さて、二〇一二年の日米合意に基づいて、二〇一二年度価格で総額八十六億ドル掛かる米軍のグアム移転計画に日本側は約三十一億ドル、百十二円換算で三千四百七十二億円の費用負担が決定しており、配付資料三枚目のとおり、これまで、六〇%に当たる二千八十五億円を既に支出しています。...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま答弁のとおり、沖縄から海兵隊が国外に出ることによって、より抑止力が強化されるという認識であるということを確認できました。  グアム移転の環境アセスには、配付資料三枚目以下のとおり、米軍がグアムに移転すべき理由、沖縄から移転する部隊構成や規模、移転先での訓練...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま防衛大臣の答弁のように、これ、出している資料の一ページ目でございますが、二〇一〇年のファイナルの評価書において、既にもう実戦部隊が中心に配置されていると、当初からそうなんですね。そういうことが実際は行われていた。まあ、これをずっと政府は否定してきているわけで...全文を見る
○伊波洋一君 グアム・アセスは公表されています。日本政府もグアム整備に既に二千億円以上も支出しています。納税者に対する説明責任もあります。大臣も是非このアセスの詳細について一度お読みになって、グアムで普天間の第三六海兵航空団のオスプレイを全て受け入れる計画になっていることを是非、...全文を見る
○伊波洋一君 実際には、グアムを中心にオーストラリア、タイ、マレーシア、フィリピン、そして日本にもこの31MEUが構成するMAGTFが展開することになると思われますが、海上で31MEUが展開していることが機動性、即応性を維持することであるというのが米軍と防衛省の理解であるというこ...全文を見る
○伊波洋一君 抑止力は嘉手納でも十分じゃないですか。  防衛、外務両大臣は、週末、日米の2プラス2で訪米されます。これまで委員会で私が訴えてきたことが事実かどうか、是非確認をしていただきたいと思いますし、両大臣には海兵隊のグアム移転の実態をちゃんと把握していただき、沖縄の負担軽...全文を見る
○伊波洋一君 是非、両大臣の責任で、基地負担の軽減を実現をしていただきたいと思います。  軟弱地盤や……
○伊波洋一君 沖縄の民意などを考慮すれば、普天間基地の完成は不可能であるか、あるいは気が遠くなるほど時間が掛かる。率直に言って、いつまでも辺野古新基地建設にこだわるのでは米国のためにも、それは沖縄のためにもなりません。そのことを申し上げて、終わりたいと思います。
04月23日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  私は、沖縄の風を代表し、防衛省設置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  法案は、自衛官定数の変更により、サイバー防衛隊及び情報本部のサイバー攻撃対処態勢や電磁波領域における統合運用を強化し、早期警戒機等による警...全文を見る
04月24日第198回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  今回の公選法改正案には、離島等に関する確実かつ迅速な開票のためには離島等の投票所において引き続き開票事務を行うことができるようにする改正が入っています。  沖縄県では、選挙の際に度々台風の直撃に見舞われてきました。特に離島で...全文を見る
○伊波洋一君 人口の少ない離島において開票作業が行われるとなると、あってはならないことですが、誰が誰に投票したのかという投票傾向が特定され、集落の人間関係がうまくいかなくなったりするようなおそれもないとは言えないと思います。  人口の少ない離島における投票の秘密を守るために何ら...全文を見る
○伊波洋一君 離島での開票に係る公選法の改正は、国政選挙と地方選挙に共通のものです。離島での開票が国政選挙であれば、開票事務に関する追加費用は国費で負担することになると思われます。地方選挙の場合には誰が負担することになるのでしょうか。自治体が負担する場合は、特別交付税措置など何ら...全文を見る
○伊波洋一君 多くの離島を抱える沖縄県市町村は、そもそも財政基盤も不安定です。選挙の際の追加費用も、規模は限られていると思いますが、当該自治体にとっては大きな負担になります。是非前向きに検討していただくようお願いします。  二〇一七年十月の台風二十一号、二十二号の際も、南大東島...全文を見る
○伊波洋一君 実情についてはお話、今答弁ありましたが、そういう情報格差の是正に向けてはどのように取り組んでいくんでしょうか。
○伊波洋一君 ありがとうございます。  指摘した離島市町村以外にも、沖縄本島内の大宜味村や東村、あるいは今帰仁村では光ファイバーの整備が不十分のようです。是非一日も早く整備する必要がありますが、やはりこの沖縄県全体の光ファイバー整備については早期に取り組んでいただきたいと思いま...全文を見る
○伊波洋一君 その選挙法の離島に係る問題に関連して、過疎地域自立促進特別措置法に基づく沖縄県内の例でいいますと、過疎市町村は一市四町十三村の十八団体です。県下四十一市町村の四三・九%を占めています。このうち、十五市町村が離島及び一部離島です。本来的には、沖縄県は本島を含めて全県が...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  人口減少の流れが加速する中、都市への集中が進み、地方の過疎対策はますます必要です。離島を抱える沖縄にとっても過疎地域自立促進特別措置法の継続は必要だと考えます。  総務大臣にお伺いしますけれども、このような過疎地域の対策や、あるいは沖縄...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  今後とも、離島振興を含めて、総務省、内閣府が連携して取り組んでいただきますようお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月25日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  普天間基地の移転は沖縄県内に限定する必要はなく、辺野古新基地建設も必要がないことは、抑止力や米海兵隊の実態などからも明らかです。  鳩山政権が、県外、国外移転を検討した際、外務省は、総理大臣に、「「六十五海里」は、回転翼航空...全文を見る
○伊波洋一君 配付の二枚目の資料については、二〇一〇年当時、防衛省の資料です。  ここにも県外移設が適切でない理由として、「海兵隊のヘリ部隊は、支援する地上戦闘部隊の近傍に所在する必要があり、一定の距離以上に離れると運用に支障を来す。」と書かれています。  この資料の考えは現...全文を見る
○伊波洋一君 実際に、ヘリ部隊と陸上部隊が近傍に所在しなければならないという基準は御存じでしょうか。また、普天間所属のヘリ部隊と陸上部隊が合同で訓練を行っているとする実態を把握していますか。
○伊波洋一君 ただいま質問したのは、そういう基準があるかということについての理解ですけれども、基準というのがあるということで理解しているんでしょうか。
○伊波洋一君 この実態についてですけれども、ヘリ部隊と陸上部隊が沖縄で合同で訓練を行っているとする実態を御存じですか。
○伊波洋一君 果たして北部訓練場でこんな訓練していますかね。  今年二月には、自衛隊の水陸機動団は、アイアン・フィスト二〇一九で、わざわざカリフォルニア州のペンドルトン基地に行ってMAGTFの訓練を行っています。以前、沖縄でも金武町、金武のブルー・ビーチで海兵隊の上陸演習などが...全文を見る
○伊波洋一君 第四海兵連隊は、二〇一二年の日米2プラス2共同発表で、沖縄からグアムに移転する部隊と明記されました。そうすると、グアム移転以降は、沖縄に駐留する海兵隊ヘリ部隊の近傍に所在する陸上部隊は存在しなくなります。  そこで、ヘリは陸上部隊とセットするというあやふやな条件を...全文を見る
○伊波洋一君 お手元に配付している資料の四枚目です、これでございますけれども、いわゆる31MEUにおける陸上部隊等の配備のイメージですけれども、六か月、六か月、六か月という形でいわゆる編成、そして訓練をして、洋上への配備なんですが、その後ろの方に、例えばここに、次の方は、その具体...全文を見る
○伊波洋一君 第四海兵連隊はグアムに移転することが公表されており、将来はグアムやハワイから沖縄に海兵隊の陸上部隊がUDPで来ることになります。  UDPの部隊は、防衛省の資料のとおり、練度維持のための訓練を沖縄で行っており、洋上に展開する段階で初めて即応能力になります。つまり、...全文を見る
○伊波洋一君 これらについては、防衛省述べたとおり、国民の多額の税金を支出しています。当然、少なくとも、日本政府は、もう既に二千億円以上の資金を提供したグアム移転事業について、工事仕様書などの契約書類を防衛省で入手していると理解しています。  せめて、二つのアンダーセン空軍基地...全文を見る
○伊波洋一君 これまで述べた米海兵隊の抑止力の実態、海兵隊の現在の活動実態、グアム整備の実態を考えれば、普天間の部隊を移転するために辺野古新基地建設は必要ない。さらに、本来、訓練の移転を前提に造っている今の演習場、まさにグアムやテニアンの演習場、日本のお金、およそ三千四百億も掛け...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  日本とカナダ軍隊、日本とフランス軍隊との物品役務の相互提供協定に反対の討論を行います。  日加、日仏ACSAは、軍事作戦のための物品、役務を相互に提供することを定めるものです。これらは、国連PKOや国際緊急援助活動を想定していると説明...全文を見る
05月09日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  質問に入る前に、先ほどの浅田均委員の憲法九十二条の御指摘については、まさに沖縄が抱えている問題であります。  いわゆる基地問題については、国に解決能力がない状態が続いています。なぜならば、米軍基地や地位協定があたかも憲法にも...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま米側の予算でといいますけれども、基盤事業というのを日本政府は日本の予算で行っているわけです。その基盤の上に、ジャングルを開けて、その基盤の上にその施設が乗るわけでありますから、まさに、施設は米軍予算で造るけれども、その基盤整備には日本の政府が、お金が使われて...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま問い合わせたとありますが、あれは私がここの委員会で協議事項にして、それを問い合わせるということを指摘したので問い合わせたと思いますね。正式なものであるというわけではないかと思います。  これも、確認したとおり、在沖海兵隊のグアム移転に関しては、日本政府とし...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省のグアム移転に関するホームページ、「日本側資金提供事業の入札・契約情報について」は、これ資料お手元に置いてありますけれども、米国ホームページにリンクが貼られており、これをたどっていくと、米国連邦調達情報発信システム、フェデラル・ビジネス・オポチュニティーズのペ...全文を見る
○伊波洋一君 明確なお答えがいただけません。  このノースランプ地区フェーズ1、フェーズ2の調達関連の仕様書に示されている、沖縄からグアムに移転する海兵隊航空戦闘部隊が普天間に現在所属する航空戦闘部隊でないということなのであれば、これらの両者の関係が防衛省としてどのように理解し...全文を見る
○伊波洋一君 委員長、ありがとうございます。  防衛省ホームページからリンクでたどれる米側の資料を見ただけでも、普天間所属の航空部隊がグアムに移転するという資料、根拠が出てきます。在沖海兵隊のグアム移転は日米安保条約の事前協議の対象ではないので、米軍の運用次第で普天間所属航空部...全文を見る
05月14日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  議題となっています二承認案については、必要な改正であり、異論はありません。  前回、ジョイント・グアム・プログラム・オフィスや米海軍の資料の施設図面、あるいは、防衛省のグアム移転情報からのリンクされた米国フェデラル・ビジネス...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま答弁のように、実際には、二〇一〇年にアンダーセン空軍基地のノースランプ地区における工事についてはそのまま確定をしているということであります。そういうことを含めて、今日、この質問をしていきたいと思います。  それに対して、平成二十九年に第三六海兵航空群が行く...全文を見る
○伊波洋一君 当時、ポトクニー氏は米国国防総省を代表して議会で証言をしています。これは、現在のトランプ政権への移行に向けての質疑の中でありますね、最初の議会。  四軍の一つである海兵隊、あるいは太平洋軍の下にある在日米軍からの回答とは重みが違います。特に、米国防総省のしかるべき...全文を見る
○伊波洋一君 このように、辺野古新基地に関わる様々な前提的な事実の問題においての問合せ等で、本当に明確にはなっていないということを強く指摘をしておきたいと思います。  今年二〇一九年、先月のことですね、四月九日、調達担当のロバート・マクマホン国防次官補は、米連邦議会上院歳出委員...全文を見る
○伊波洋一君 従来から、そもそもグアム移転協定の中で議論されていることも含めて、これまでも委員会でも明らかにしてまいりましたが、今、日本政府は三千四百億円のお金を支出してこのグアムに施設を造り、テニアン島に演習場を造っているわけです。これは、まさにそういうことを、海兵隊の部隊が、...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  私は二〇一〇年まで宜野湾市長をしておりましたので、その当時から、グアム移転協定、様々な資料を基に普天間の移転先としてはグアムであると、それでグアムがそういう施設を造っている、現実にそうなっております。こうした中で、工事費用も工事期間も分からないような新基...全文を見る
05月16日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本承認案については異議はありません。  昨日は五・一五でした。一九七二年五月十五日の日本復帰から四十七年になります。復帰後、沖縄は社会基盤の整備が進み、今日、三百万人以上の外国人観光客を含め、約一千万人の観光入域者を迎える国...全文を見る
○伊波洋一君 辺野古の軍民共用、共同使用の提案もあったということは、現計画が滑走路が短いこともあり、海兵隊にとっては本音では辺野古新基地は必要ないということを示すものではないでしょうか。  二〇一六年四月十二日に、基地担当のピーター・ポトクニー国防次官補代理は、アンダーセンのノ...全文を見る
○伊波洋一君 ある意味でそれは常駐されるということで理解しているということなのでしょうね。そういう意味では、この航空部隊は一体どこから来るのか。  沖縄から海兵隊がグアムに移転するからこそ、この基盤整備が日本の予算で行われるということでございます。そうでないということならば、防...全文を見る
○伊波洋一君 しかし、実際には日本政府が資金提供をして基盤整備を実施し、それを基盤にしてアンダーセン・ノースランプ地区に海兵隊戦闘部隊のホームが整備されます。常駐する海兵隊航空戦闘部隊が沖縄の負担軽減や普天間からの移転に関係のないものであれば、グアムの米軍基地整備に日本政府が総額...全文を見る
○伊波洋一君 前委員会でも、平成二十九年に防衛省から在日米軍に問い合わせた結果、第三六海兵航空群は辺野古に移転すると言われたと答弁をしています。マクマホン国防次官補は、国防総省を代表して米国連邦議会で証言しています。  国防総省と在日米軍では発言の重みが違います。どちらが公的な...全文を見る
○伊波洋一君 ただいま、まだ未定だということでお答えですが、普天間所属部隊が将来アンダーセン・ノースランプをホームにするのであれば辺野古の新基地建設は必要ではありません。マクマホン国防次官補の証言は極めて重要です。  委員長、国防次官補が証言したアンダーセン・ノースランプをホー...全文を見る
○伊波洋一君 まとめますけれども、実態は、ニコルソン提案にもあるように、米国にとってグアムのアンダーセン・ノースランプが海兵隊航空戦闘部隊のホームであり、本来の意味での普天間代替施設です。辺野古新基地建設は必要ありません。工事の停止と再検討を求めて、質問を終わります。
05月20日第198回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、国道の維持管理行政の在り方について質疑をいたします。  宜野湾市の国道三三〇号線、安里—宜野湾バイパスの嘉数バス停では、これまで、火木土は地元住民、月水金は地元の企業が清掃、除草、花壇の水やりなどを行い、国道を管理す...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの国交大臣の答弁についてはこれから質疑でいろいろと明らかにいたしますが、まず、道路管理瑕疵に起因する想定される事故の賠償について、現在、基本的にはどのようになっているかを明らかにしていただきたいと思います。
○伊波洋一君 先ほどの大臣の答弁でございますけれども、私も、この担当者等からの説明を受けております。  そもそも、不特定の人が入るような場所はそれなりに安全にしているということであります。ただ、こののり面とかについては、そこがそもそも美化作業の場所でございますし、その中で、日常...全文を見る
○伊波洋一君 Aさんが所属するB団体は、二〇一三年六月二十六日、道路美化活動実施団体として南部国道事務所に届けています。それは、当然、その国道事務所からの指導に基づいて、そういうことを通してやるようにということだと思います。  しかし、既に二〇一〇年以降、ボランティア保険の保険...全文を見る
○伊波洋一君 なぜ沖縄だけにこのボランティア・サポートと実施団体の二つの制度があるんでしょうか、お答えください。
○伊波洋一君 いや、それをやりたいという趣旨でつくったんじゃないんですよ。これは二十年前からやっていたんですね。やっていたけど、こういう制度の下で届けなきゃいけませんよということを指導したのが南部国道事務所ですね。  では、なぜ全国にはないんですか。全国はボランティア・サポート...全文を見る
○伊波洋一君 果たしてそうでしょうか。  次の資料には沖縄県の資料がございます。沖縄県はとてもこういう住民活動を積極的にしております。この資料、地図に調べてあるのは、これ中部地区だけです。北部も南部も宮古、八重もあります。本当に何百という団体がこの活動をしております。それは、活...全文を見る
○伊波洋一君 ボランティア・サポートでは、保険料はその団体が払うんです。そして請求をして、ちゃんとそのとおり支払うことになっています。それから、備品も購入できるんですね、もろもろの。  それをやっている、それは全国はそうなっているわけですよ。それ一本で動いているのに、沖縄県は、...全文を見る
○伊波洋一君 先ほど言ったポケットパーク、実は、この公園はバイパスが上がっていくところの間にありまして、資料を見れば分かるんですけれども、全体の美化をこの住民団体がやっております。当然、傾斜地もあります。いろんなことがあって、その中で起こった事故なんですね。  私は、やはりこれ...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  いや、これはお気の毒では済まされません。  そもそも、ボランティア、二〇一七年の時点では、保険掛けている人いますかと、掛けていませんという話でした。今は掛けているかもしれません。私は、やはり国の今のありようそのものが大きな問題だと思います。それを早急に...全文を見る
05月28日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本承認案については特段異論ありません。  辺野古新基地建設工事について伺います。  これまでも、井上哲士委員ほかの先生方がこの問題を取り上げています。三月に公表された検討結果報告書では、地盤改良の深度は、現有作業船の能力等...全文を見る
○伊波洋一君 これまでB27地点に関しては、岩屋大臣を始め防衛省は、水深七十メートルより深いところの土層は非常に固い粘土層に分類されることが確認されている、と繰り返してきました。  ところが、検討結果報告書十六ページには、Avf―c層とAvf―c2層の地層境界は、C1護岸周辺で...全文を見る
○伊波洋一君 実際は、皆さん、三枚目の資料ですね、この資料ですけれども、必ずしも提出された資料、報告された資料にはAvf―c層とc2層の差は、境界はほとんど明示的には示されておりません。このグラフを通して、こういう違いがあるからそこに差があるんだということが示されているだけにすぎ...全文を見る
○伊波洋一君 作業船による地盤改良の最大深度が七十メートルまでだから、七十メートルより深い土層は非常に固いと繰り返してきたのではないですか。やはり、これまでの答弁は七十メートルというふうに言っています。これは撤回して修正すべきではありませんか。
○伊波洋一君 今の答弁は、何か、軟弱地盤の話は、これ軟弱地盤は、B27のところでは九十メートルまで軟弱地盤なんです。軟弱地盤なんだけれども、その途中で非常に固い層になっているということが、今お手元の資料のこのグラフで、試験をしてそうしているんだということがこれまでの説明の根拠なん...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省は、同じ土層だから強度の傾向も同じはずと言っていますが、論理が逆で、実測した数値から同様の特性、傾向を持つ同じ土層と推論できると仮定しているにすぎません。B27の地点の強度の推論は、論理としては成り立っていないのであります。  同時に、先ほど答弁があったこの...全文を見る
○伊波洋一君 いや、なぜ地盤改良をせざるを得ないのか、これは軟弱地盤だからなんですね。軟弱地盤だから、地盤改良しなければこの構造物は安全ではないということから、五年を掛けてこれだけの新たな地盤改良をすることになったんです。そして、その範囲についての議論の中で、やはりAvf―c層と...全文を見る
○伊波洋一君 従来から、B27地点は何かほかのところをやっているので分かっていると。でも、まさにこの報告書はB27地点を、B27地点というのはC1護岸そのものなんですね。その付近は七十四メートルまでなんですよ、Avf―c層がですね。  ですから、そういう意味では、これまでコスト...全文を見る
○伊波洋一君 今私は、どれだけのコスト掛かるのかと聞いたんですけれども、お答えになりませんでした。それはおいておきましょう。  しかし、今問題になっているのは軟弱地盤なんです。軟弱地盤、この軟弱地盤というのは普通の軟弱地盤じゃない。下の九十メートルのところに植物層が埋まっている...全文を見る
○伊波洋一君 そういう意味では、防衛大臣にお伺いします、大浦湾の埋立ては今のままで本当にいいんですか。つまり、本来地盤改良をするべき場所が四メートルも残ります。漫画でもバナナの皮でつるっと滑りますけれども、四メートルの厚みで改良されないエリアが出ている、地盤崩れの原因になる可能性...全文を見る
○伊波洋一君 いや、こういう答弁ではですね……
○伊波洋一君 これだけの工事をやる責任を持っている大臣のお答えにはならないと思います。  やはり調査するべきですよ。ボーリング調査をして、本当の、明らかにこの現場を確認をした上で実施設計をやるべきだと思います。  以上です。
06月03日第198回国会 参議院 議院運営委員会 第23号
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○委員以外の議員(伊波洋一君) ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  本日は、委員外議員として発言をお許しいただきましたこと、委員、理事各位の御尽力に感謝いたします。  歳費削減問題については、二〇一八年七月十一日の倫選特で、自民、公明の与党により、党利党略による合区候補者救...全文を見る
○委員以外の議員(伊波洋一君) ありがとうございました。  沖縄の風としても、両院の歳費に格差を付けることには反対です。  今、与党が極めて拙速な形で歳費削減問題の結論を得ようとしていることは、参院選直前に選挙目当てに定数六増法を強行成立させた与党の責任を曖昧にしようとしてい...全文を見る
○委員以外の議員(伊波洋一君) 昨年七月に強行採決で定数六増案を成立させた自公の与党こそが、歳費増の国民負担の軽減に責任を負うべきです。改定案が成立し、自主返納が可能となった後は、全員、全議員が一律に七万七千円という水準にこだわらずに、与党の議員が率先してより多額の返納をすること...全文を見る
○委員以外の議員(伊波洋一君) 強制的な参院歳費の削減により両院に格差を設けるのは憲法に反すると考えられるため、やむを得ない政治的な選択肢として国民民主党が提案したのが自主返納案です。これを受け止めた自公案は、当初の義務的な削減案よりは、より望ましいものになっていると思います。し...全文を見る
○委員以外の議員(伊波洋一君) 定数六増案の与党案、与党対応は、参議院の与党というよりは、衆参の与党の国対が主導していたように見られました。であるならば、今回の自公案においても衆参で自主返納できるようにすべきだったのではないでしょうか。なぜ法案では衆議院において自主返納を可能とす...全文を見る
○委員以外の議員(伊波洋一君) ただいまの答弁聞いても、参議院では合憲であるならば、当然衆議院でも合憲であろうと思います。  そういう意味では、本来、私たちの、私、沖縄の風としての立場は、これは国会全体としての問題であって個別参議院の問題ではないと、この経費云々の、歳費の問題に...全文を見る
06月13日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  三人の参考人の皆さん、本日はありがとうございます。  まず、岩崎参考人にお伺いしたいと思います。  さきのインタビューで、大国と大国の小競り合い程度は考えられるが、本格的な米中の衝突はかなり起こり難いと考えられると答えています。私も...全文を見る
○伊波洋一君 私、三年ほど前に参議院出まして外交防衛委員会に所属しておるんですけど、これまで何度も同様の議論をさせてもらっています。自衛隊の海上自衛隊幹部学校の戦略研究会のコラムや、あるいはまたその論文集などにありますように、もう二〇一二年頃から、要するに今のまさに南西諸島で起こ...全文を見る
○伊波洋一君 そこで、佐藤先生にお伺いしますけれども、問題点として最後に指摘をしている、いわゆる同盟国や友好国が地域紛争、いわゆるプロキシーウオーを戦うよう組み込まれているということを日本としてどう受け止めるかというのが今問題だと先ほど指摘されました。先生としては、佐藤参考人とし...全文を見る
○伊波洋一君 先ほどのお話の中では、その次に、いわゆる核兵器問題などを含めて国際条約の在り方、どういうふうに向き合うか。残念ながら、我が国は今、アメリカの言うとおりに核戦略でも国連でもそのような対応をしていますよね。  つまり、でも、今お話しになっている核戦略のエスカレーション...全文を見る
○伊波洋一君 最後に、柳澤参考人に伺います。  日本の成長が止まって三十年。世界のGDPシェアでも、二〇〇〇年には一四%を占めた日本が二〇一八年には約三分の一の六%です。一方、中国は二〇〇〇年の四%から四倍の一六%になり、日本の貿易相手国のシェアとしても、米国が二〇〇〇年に二五...全文を見る
○伊波洋一君 最後に、今、大綱を見ましても、二十七兆を二十五兆円分使うとか、いろいろ大変厳しい状況の中で時代がどんどん変化している。しかし、もう二十年以上、辺野古問題というのはずっと解決できずにいるんですね、今ね。今でも毎日のように沖縄の人たちが抗議したり、またいろいろと。  ...全文を見る
○伊波洋一君 どうも、本日はありがとうございました。
06月18日第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  防衛大綱で言う普天間移設、すなわち辺野古新基地建設工事についてお聞きします。  三月に公表された平成三十一年一月付けの地盤に係る設計・施工の検討結果報告書では、軟弱地盤Avf―c層の中に新たなAvf―c2層という土層が発見さ...全文を見る
○伊波洋一君 検討結果報告書では、配付資料二枚目の方にございますが、この土のサンプルの強度をグラフの散布図に落とし込んで、これに傾向線を引き、Avf―c層とAvf―c2層の強度が異なるという結論を導いています。二つの傾向線の近似式は傾きはほぼ一緒、同じですけれども、切片の数値が大...全文を見る
○伊波洋一君 決定係数R2乗値を調べないということは、全く不自然なあり得ない対応です。Avf―c層からAvf―c2層を分けるなら決定係数が高まらないといけないのに、逆に決定係数が大変低くなっています。結果として、Avf―c層の強度が水増しされているのです。  総合的判断というこ...全文を見る
○伊波洋一君 設計変更しない前、これまでもらっている埋立承認ですけれども、仲井眞知事の承認をした現行の埋立計画では、公有水面埋立法の求める災害防止への配慮の基準を満たさないということが明らかになりました。その上で、地盤改良ができない水深七十メートル以下をAvf―c2層としたのが検...全文を見る
○伊波洋一君 いや、Avf―c2層の存在は、主に力学的特性や物理的特性に準じて判断をしているのではないですか。目視的な判断ではないんじゃないんですか。それをお答えください。
○伊波洋一君 衆議院での議論の中では、この目視的な黒い灰色の色調というのは、B27地点では七十七メートルで分かれているんですね。そういう意味では、いろんな意味で何もほとんど検証されないまま全体が動いているということはまず指摘しておきたいと思います。  防衛省は、例えばC1護岸の...全文を見る
○伊波洋一君 そういう報告は受けているとは聞いておりますけれども、しかし、このデータの生データや過程についてはもらっているわけではないということもまた聞いております。ですから、報告書には、Avf―c2層の存在やC1護岸を含めた安定性照査結果など、埋立てが可能であるという結論しか書...全文を見る
○伊波洋一君 七十メートルまでしか地盤改良できない現実を前に、元々存在しなかったAvf―c2層が都合よく新たに発見されたとしか思えません。Avf―c2層の科学的根拠がしっかりと検証されるべきです。  大浦湾側の埋立ては、配付した資料、3Dマップ、最後の三枚目からの資料ですけれど...全文を見る
○伊波洋一君 斜度について計算しないでこういう崖地においてこういう護岸を造って、それで本当に円弧すべりの安定性を確保できるとか安全性を確保できると言えるんですか。
○伊波洋一君 計算式に合わせて計算をしたことは間違っていないかもしれません。しかし、今予定している大浦湾のあの形状はどこにもない形状なんです。普通の関西空港や羽田D滑走路のように海の上の水平な地層の上ではないんです。幾つも、もう皆さんも知っているように、曲がりくねったところ、さら...全文を見る
○伊波洋一君 先ほどから、これまでの答弁もそうなんです、ずっと報告書に書かれていることをオウム返しで言っているだけ。  しかし、現実には、今申し上げたように、極めて困難な現場がある。こういうところに護岸を造ろうとしているわけです。それを調べないでいいはずはないんです。最下層には...全文を見る
○伊波洋一君 C1護岸は一体何メートル沈下するか、その沈下予測をしていますか。逆に、どのように対処するのかもお聞きしたいと思います。
○伊波洋一君 最後に、はい、防衛大臣に申し上げたいと思います。  今議論をして分かりますように、調べるべきことたくさんあるのに調べていないんです。だから、調べていないことはきちんと調べて、本当の安全を確保してからこの工事は着手をしていただきたい。まさに今の問題はほとんどのことが...全文を見る
11月07日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  質問に入る前に、突然の首里城火災につきまして、政府並びに国会関係者を含め国民の皆様に御心配をいただき、また早期再建に向けての御支援も始まっていることに心から感謝申し上げます。  琉球国四百五十年を象徴する首里城は、さきの沖縄戦で焼失し...全文を見る
○伊波洋一君 河野大臣、今の御答弁は、私はやはり宮古島住民を置き去りにするものだと思います。  この保良地区の皆さん、百名余り集まったのは、その説明会で今回行われる弾薬庫の説明をしっかり聞こうと、そういうことで集まった、初めてのこれだけの人数です。その人数の皆さんがこの説明会の...全文を見る
○伊波洋一君 今年四月には、三月の開所では造らないと言った弾薬庫、そしてまた、入れないと言った弾薬を秘密裏に入れてあったということをマスコミに暴露されて、そして岩屋防衛大臣が謝罪をする事態になる。数々のこの間の取組は、大きな信頼を自ら壊しているんですよ。  次の質問もそうなんで...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄のウタキというのは、特に宮古島は農地改良が進んでおりますので、ウタキ地区というのは農地改良の間に、緑であります。普通、小山であったり、あるいは広い、平たいけれども緑地区であります。ここのウタキというのは、基本的にはこのゴルフ場の中にあるぽつんとした山です。これは...全文を見る
○伊波洋一君 委員長、今防衛省が回答した経緯ですね、何を根拠にウタキの保全範囲を決定したか、具体的な資料の提供を是非求めていただくよう、お取り計らいをお願いしたいと思います。
○伊波洋一君 先ほど申し上げたように、実際に七千三百とずっと言い続けてきたんですよ。で、私たちが昨日、いや、皆さんが赤土防止条例で出しているのは四千五百平米の保全だと、なっているよと、それで初めて四千五百ということで今の答弁になっているわけですけれども。  やはり、本当に七千三...全文を見る
○伊波洋一君 お手元資料の、先ほどの住民との説明会の議事録のところなんですけれども、地域の皆さんはこう言っているんですね。この範囲内に、拝所の下に井戸があったと記憶すると、工事の際はその井戸の場所を確認し、重機などで壊さないようにしてもらいたいと。それで防衛省は、工事着手前に確認...全文を見る
○伊波洋一君 防衛局が事前にやった現況調査、現況調査そのものはこの話の後に出てくるんですね。その中に、我如古さんという拝む方が出ております。実はこの近くに住んでいらっしゃる方で、その御本人も自分のところで拝所を持っている。ここもよく拝みに来る。その人が要するに壊されていると言った...全文を見る
○伊波洋一君 事務方の答弁はどうだったのかというのは、私は聞いていても分からなかったんですね。いわゆる調べてやったんだと言っているアリバイなのか、あるいはこれから調べると言っているのか。  どうぞ最後に、やるのかやらないのか。これ、すぐそばなんですよね、およそ何メートルもないと...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  最後に、やるつもりなのかやらないつもりなのか、お答えください。
11月12日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  前回に引き続き、陸自ミサイル部隊の宮古島駐屯地への配備について伺います。  宮古島駐屯地の敷地内には、地域の重要な信仰の場所であるウタキと拝所が存在しています。このカーンミウタキは、千代田カントリークラブの当時は一万四百平方...全文を見る
○伊波洋一君 防衛省は、今答弁では、地域の方々とも話し合いと言っておりますけれども、しかし、この地域の方々との話合いというのは公ではありません。この取扱いについても皆さんは明らかにしてこられなかった。  その際に皆さんが提示したのは、皆さんが二千三百平方メートルを提示して、これ...全文を見る
○伊波洋一君 今、地元の方々と話し合ってきたと言いますけど、実際話し合っていないじゃないですか。後でも質疑しますけれども。  このウタキを残すことについての話合いをした方々と、その後、それが例えば井戸が見付からなかったとか云々ということについて、話もしていないじゃないですか。つ...全文を見る
○伊波洋一君 このウタキには自由に拝みをする人が訪れていたそうですが、現在、拝みをする人もなかなかウタキに入れていただけない状態であると聞いております。  防衛省はどのように考えていますでしょうか。また、従来どおり自由にウタキに入れるようにすべきと考えますが、いかがですか。
○伊波洋一君 資料にも提示してございます平成二十八年八月十五日の地元の一部の方々との話合いの記録がございますけれども、その中に、ここへ訪れるのは地域の住民だけではなくて、島外の者も不定期に来ますよ、拝みに来ますということが書いてあって、それで、その拝みも可能なように配慮したいとい...全文を見る
○伊波洋一君 そもそも、このウタキ、本来は自由に入れるように別のオープンな入口を造るべきだったと思うんですよ。秘密裏に、造らないと言っていた弾薬庫、広大な土で覆った弾薬庫を内部で造っておきながら、こういう住民の大切な信仰の対象であるウタキを大きく削っていく、まさに一万平米からいえ...全文を見る
○伊波洋一君 宮古のカー、井戸は、本土にあるような石造りの円筒に蓋があるような人工的なものばかりではなく、泉や沼、洞窟のようなものもございます。仮にこのような特殊な地形があった場合、業者が着工前に写真で現場を記録することもありますし、工事打合せ簿という文書が作成され、発注者と協議...全文を見る
○伊波洋一君 前回の資料でも示したとおり、平成二十八年八月十四日に、「拝所の下の方に井戸があったと記憶している。」、この「工事の際は、その井戸の場所を確認し、重機などで壊さないようにしてほしい。」との住民の要望について、防衛省は、「工事着手前に確認するとともに配慮する。」と約束し...全文を見る
○伊波洋一君 最初に話し合った方々には伝えていないんですよね、見付からなかったことは。つまり、あると言っている、そしてこの皆さんが、調査した方々にもあったという記憶があると言っている。でも、それも探そうとしなかった。つまり、あるのに探さなかったんですよね。
○伊波洋一君 私はそのことを指摘して、終わりたいと思います。
11月14日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  防衛省給与法案については、他の給与法案同様に異論はありません。  先日からお聞きしている宮古島への自衛隊、陸自ミサイル部隊の配備は、いわゆる南西シフトの一環です。二〇一〇年十二月から二〇一三年十二月まで防衛力の実効性向上のた...全文を見る
○伊波洋一君 お手元に資料を配付してございますが、概案には、別紙第四として石垣島の防衛について作戦研究が記載されています。そこには、「残存率が三〇%になるまで戦闘を実施」とあります。  お聞きします。残存率三〇%、言い換えれば損耗率七〇%まで戦闘を継続するというのは、自衛隊のO...全文を見る
○伊波洋一君 軍事の常識では、それ以上の損耗が発生すると自後組織的な戦闘が困難になる損耗率と定義される限界損耗率はおよそ二〇%から三〇%と言われております。損耗率七〇%というのは、およそ近代以降の軍事組織が経験してきた合理的な基準を大きく上回るものです。仮定の数字とはいえ、自衛隊...全文を見る
○伊波洋一君 ただ、現実には、離島奪還訓練、現在も、今日も行われているわけでございますけれども、そのようなことが行われております。  石垣島には現在約五万人が居住しています。短期間に五万人が島から安全に避難するなど非現実的です。このような戦闘が島で行われれば、島民の四人に一人が...全文を見る
○伊波洋一君 やはり私は、何よりも尖閣問題は尖閣問題の範囲の中でやはりしっかり交渉を進め、そして解決を進めてもらいたいと思います。それはやはり外交の力であろうと思います。軍事力による解決を私たちが求めてはならないし、そういうことがあっては私たち沖縄に住む住民の命は保証できないと思...全文を見る
11月21日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  日米貿易協定案について伺います。  協定案について、安倍首相は、両国の国民に利益をもたらすウイン・ウインの合意だと発言しています。しかし、日本に約七十二億ドル、七千八百億円分の米国産農産物の関税を撤廃、削減させ市場を開放させ...全文を見る
○伊波洋一君 次に、日本政府は今年度、在日米軍駐留経費の一部、千九百七十四億円を思いやり予算として支出しています。思いやり予算のほかに日本が負担する在日米軍駐留経費の全体像について、防衛省、金額をお答えください。
○伊波洋一君 このように、六千億近くの税金が在日米軍駐留経費として使われておるわけですけれども、十一月十五日のフォーリン・ポリシー・マガジンによれば、トランプ大統領は、二一年三月末の日米特別協定更新の期限を前に、日本が負担をしている思いやり予算約二十億ドルを八十億ドルに、四倍に増...全文を見る
○伊波洋一君 米韓では五倍へと要求されて、これを韓国が拒否をしたということが報じられております。  同様な時期に日本に立ち寄った関係者が日本に四倍を求めたというのはあり得べきことかなと、このように思います。是非、そういうことについては、しっかりと国会にも伝えていただきたいと思い...全文を見る
○伊波洋一君 いわゆるそのTPP11のセーフガード発動基準数量、これは政府としては国民への約束だと思いますが、これを超えることはないということはお約束できるんでしょうか。
○伊波洋一君 いや、見通しの話じゃなくて、その年度年度においてセーフガードの発動基準数値が維持されているわけですね。それが増えることがあってはならないと、アメリカの分が足されてもですね、そういうことはお約束できるんでしょうか。
○伊波洋一君 是非そのことは約束してもらいたいと思います。  沖縄県の農業産出額は、二〇一七年、二百二十八億円が肉用牛で、サトウキビが百六十八億円となっております。日米貿易協定の結果、安価な輸入牛肉や豚肉が国内市場に流通することは県内の畜産農家にとっても大きな打撃となります。 ...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄県内では、このような競争環境の激化も見据えて、国内市場だけでなく、地理的な優位性を生かして海外、特にアジア市場に参入すべく、食肉の輸出に向けた取組を強化してまいりました。そのために、沖縄県内において、食肉施設のHACCPの認証を含め、輸出先国の食品安全基準に見合...全文を見る
○伊波洋一君 今政府は、農畜産物輸出拡大施設整備事業などを通して、HACCP等の輸出対応施設や、あるいはまた貯蔵施設など含めて様々な施策を取り組んでいます。沖縄においては、やはり本土復帰が遅かったこともあって、なかなか整備が十分ではございません。そういう中で、やはり一番近いアジア...全文を見る
○伊波洋一君 農林水産物の食品輸出の二〇一九年の目標は一兆円ですが、二〇一八年の輸出先上位の十か国中八か国がアジアです。特に中国は、香港を含めれば三千四百五十三億円です。  既に報じられているように、BSEでストップしている中国への日本産牛肉輸出が来年にも再開されるのではないか...全文を見る
○伊波洋一君 確かに、制限されている県もありますけれども、ほかの県からは輸出が可能です。香港が二千百十五億円という、沖縄最大輸出国なんですね。そういう意味では、合わせれば、先ほど申し上げたように、今三千四百五十三億。人口を考えますと大変大きな市場だと思います。そういう中で、やはり...全文を見る
○伊波洋一君 沖縄は対中国関係の接点でもございます。尖閣もありますが、是非、外交の力で平和的に解決していただいて、完全な軌道に戻っているという御認識の茂木大臣の下で、日中関係、本当にしっかりしたものにさせていただくことをお願いして、終わりたいと思います。  ありがとうございます...全文を見る
11月25日第200回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  田村委員の質問にもあるように、総理主催の桜を見る会で、各省庁が推薦する功労者など本来の招待者をはるかに超えて、総理千人、副総理や官房長官、副官房長官千人、自民党六千人の推薦で八千人が参加していたということが明らかになりました。...全文を見る
○伊波洋一君 ワーキングプアの定義は持っていないということですが、やっぱり働いている方々の実際の賃金条件というのはしっかり理解することが大変大事だと思います。  ワーキングプア対策のメニューとして最優先に挙げられるのが最低賃金の改革です。現在、五百万人が最低賃金水準そのプラス四...全文を見る
○伊波洋一君 今年の厚生労働省資料によると、我が国の最低賃金は欧米諸国に比して低いと指摘されています。欧米は既に時給千円をはるかに超えております。このような中で、総理も時給千円と言いますけれども、全国加重平均です。今年は九百一円で、十七県が七百円台です。東京と神奈川は千円以上にな...全文を見る
○伊波洋一君 今、ただいま答弁ありましたように、この官製ワーキングプアに対する対策の一つとして、地方自治体において来年の四月から会計年度任用職員制度が開始されます。しかし、一部自治体では、臨時・非常勤の職員に期末手当を支給する代わりに月例給を下げたり、月例給を下げるために勤務時間...全文を見る
○伊波洋一君 地方自治体は月給制の給料なんですけれども、国家公務員はこの間まで、平成二十二年までですね、日々雇用だったわけです。その平成二十二年十月に期間業務職員制度等が新設されて、その待遇が改善されました。  内閣府にお伺いしますけれども、どのような制度でしょうか。また、この...全文を見る
○伊波洋一君 ただいまの答弁のように、国は国家公務員については日々雇用から期間任用になりました。その予算の範囲と言いますけれども、予算を措置するのが国じゃないですか。そもそも、それぞれの仕組みの中で必要とされる給与がこれだけだということは明らかになるわけです。その措置をするのは当...全文を見る
○伊波洋一君 いまだに地財計画での必要な財源は確定されておりません。是非、早めに必要なものをきちんと地方から出してもらい、そしてそのことを担保するということを言って、そしてきちんと財政を担保する、それがやはり責任だと思いますので、よろしくお願いいたします。
11月26日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  前委員会で、私は、沖縄から中国への牛肉等の輸出のための環境整備について取り上げました。  昨日のNHKニュースは、十一月二十五日午後、茂木大臣と中国の王毅外相は東京都内で会談し、日中両政府が日本産牛肉の輸出に必要な安全性に関...全文を見る
○伊波洋一君 是非、中国という巨大なマーケット、これを攻めることも大変大事だと思いますので、質問させていただきました。  沖縄の言葉でウージと呼ばれるサトウキビは、沖縄県全体の農家数の約七割、耕地面積の約五割、農業産出額の約二割を占める基幹作物です。北海道のてん菜、奄美、沖縄の...全文を見る
○伊波洋一君 サトウキビ農業と製糖業は一体のものですが、沖縄の特に離島では畜産業とともに製糖業が地域経済、社会を支えています。  製糖業は、大きく分けて分蜜糖工場と含蜜糖工場に分類されます。分蜜糖とは、ミネラルなどを含む糖蜜を遠心分離機などで結晶と分離して作る蔗糖だけを精製した...全文を見る
○伊波洋一君 私は沖縄の風会派の高良鉄美議員とともに、今年九月と十月、宮古島や伊良部島、多良間島、久米島、石垣島の各製糖工場を訪ねて、働く方々やあるいは経営者、管理者の方々とも話し合ってまいりました。施設も見させていただきましたが、含蜜糖工場は見事に、新たに新設されている多良間工...全文を見る
○伊波洋一君 日米貿易協定の本文第四条では、安全保障上の措置を例外とする条文が設けられています。特に、(b)項には、協定のいかなる規定も安全保障上の措置をとることを妨げないと明記されています。  協定の精神なるものと本文協定、効力の上ではいずれが優先するのでしょうか。
○伊波洋一君 いろいろ説明を聞いておりますと、貿易協定の方はより厳密に書いているので協定の方が効力があると、共同声明は政治声明であるというような説明もあったりします。  そういう意味で、どちらも有効だということでいいんでしょうか。
○伊波洋一君 百歩譲って、協定の精神なるものと協定本文が多少異なるとしても、協定の精神が協定本文に明記された内容と矛盾したり、ましてや協定本文の明文規定より優越した効力を有するわけではないということだと思うんですけれども、協定本文では安全保障上の措置を除外しています。  仮に、...全文を見る
○伊波洋一君 協定として文字にしたものをお互いにサインをしているわけです。その精神などという曖昧なもので追加関税措置を止められるわけが果たしてあるのでしょうか。自動車に対する追加関税措置は、トランプ政権の手持ちカードとして温存されているというふうに思っても不思議ではないと思います...全文を見る
○伊波洋一君 若干、時間が少しありますので、二点ほど追加で質問させてください。  一番大きな疑問が、二つあるんですね。一つは、今回の協定に基づくいわゆる効果の問題ですね。これは、一つは、農産物の関税の問題は明確に決定をしている。それで、一方、自動車部品に対する日本側からの輸出に...全文を見る
○伊波洋一君 やはり分からないのは、この均衡点に達するということ自体も合意はされているとは必ずしも見えていないところにこの協定の問題点があるのではないかと思います。いつまでに協議をする、いつまでに合意をするということがないわけです。  一方、アメリカ側は、いろんな意味では、この...全文を見る
○伊波洋一君 終わります。
11月28日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  中川参考人、鈴木参考人、内田参考人、本日、本当にありがとうございました。  時間が限られておりますので、全員には質問できないと思いますけれども、まず鈴木参考人にお伺いしたいと思います。  特に、今、先ほどの食の安全の問題でもあります...全文を見る
○伊波洋一君 指摘されております食料自給率やそういうものの今の危機的な状況に対して、我が国としては国内の農業、いわゆる割と健康志向の中では自国産の麦やそういったものを使うという志向は強いと思うんですけれども、現実的に我が国が自給に向けてやはり努力するということはできない環境にある...全文を見る
○伊波洋一君 種子法の廃止に伴って、全国でいわゆる、最終的にはグリホサートなどにも関係してくるんですけれども、いわゆる国内の地場の作物が危ないという認識がとても強くなっていますね。  そういう辺りも含めて、私たち、もちろん世界的なこういう国と国との貿易協定というのはいろんな事情...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございます。  残りの時間で、先ほど中川参考人、それから内田参考人からは、今回の貿易協定の最大の日本政府の成果は、通商拡大法二百三十二条の関税追加措置というものが行われなかったこと、これを行わせないことを担保したというふうに評価しているというふうな形だっ...全文を見る
○伊波洋一君 ありがとうございました。
11月28日第200回国会 参議院 外交防衛委員会、農林水産委員会、経済産業委員会連合審査会 第1号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  日米貿易協定についてお聞きします。  今回の日米貿易協定は、本来の交渉はギブ・アンド・テークでなければなりませんが、結果として、農産品はTPP並みあるいはそれ以上に譲り、自動車は先延ばしされてしまいました。  協定の米側の...全文を見る
○伊波洋一君 今後交渉するということが、それが実現するということや、あるいは期限を確定することにつながることは必ずしも確信できないことであります。つまり、つながらないことが明白であります。  では、具体的に、何を根拠にこの附属書の文言で自動車関税撤廃を勝ち取ったと言えるのでしょ...全文を見る
○伊波洋一君 文字どおり解釈すれば、日本車の関税撤廃については、今後の交渉次第としか書かれていません。  日本側の義務を定めた附属書である附属書Ⅰには、アメリカ合衆国は、将来の交渉のためにおいて、農産物に関する特恵的な待遇を追求すると明記されています。これについても、この間の委...全文を見る
○伊波洋一君 最終的に撤廃云々と書いてあっても、同時に、追加的な二五%関税という文言も暗に示されて、そういう交渉の場であったということも事実であります。  政府は、附属書の自動車関税について、主観的な願望を読み込んで、日本に都合よく解釈し、附属書Ⅰの米国農産物の特恵的待遇につい...全文を見る
○伊波洋一君 自動車関税について、当事者の意向は書き込まれず客観的な表現になっている一方、農産物の特恵待遇については米国の意向が明確に表現されています。どちらの条文が強い意味を持っているかは、このことからも明らかではないでしょうか。  両方とも同じ附属書に明記されているのに、ど...全文を見る
○伊波洋一君 時間になりましたが、一方、二五%の追加関税というような、もう交渉にもなっていないようなことがこの妥結を評価する大きなファクターとして議論されていることについては、やはりそういう交渉ではいけないんじゃないかということを申し上げて、終わりたいと思います。
12月03日第200回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  日米デジタル貿易協定では、第十八条でプラットフォーマー企業を民事責任から守る条項が規定されています。ユーザーがネット上にアップロードした情報がフェイクやヘイト、名誉毀損などの内容であっても、これを媒介したプロバイダーやプラット...全文を見る
○伊波洋一君 プラットフォーマーに一定の責任を求める日本のプロバイダー責任制限法とプラットフォーマーを免責する米国の通信品位法第二百三十条では全く異なります。協定の条文を行政取決めである交換公文で上書きするような手法は、法の優劣関係からも適切とは言えないと思います。  GAFA...全文を見る
○伊波洋一君 今まさにウクライナ・ゲートを理由に米国議会による弾劾手続が進む中で、トランプ大統領は来年の大統領選挙に向け、一期目の成果を洗い出している段階です。  第一段階のこの日米貿易協定に対する世論の評価がいま一つであった場合には、更に目玉となるような第二弾の交渉を行ってい...全文を見る
○伊波洋一君 十一月二十日には連邦議会下院歳入委員会の通商小委員会で公聴会が開かれ、第二弾の交渉では、米や一部乳製品、通貨安誘導を封じる規定などを扱うよう求める意見が出されました。  大臣、日本政府として、米や一部乳製品などの農業分野、通貨安誘導を封じる規定など、第二弾交渉の項...全文を見る
○伊波洋一君 是非、今の答弁はしっかり約束にしていただきたいと思います。  日本政府は否定していますが、米国内でも日本国内でも、本協定は、おおむね八五%以上の実質上全ての貿易自由化のみを例外とするとして許容するガットとWTOのルールに反するとの批判があります。そのため、トランプ...全文を見る
○伊波洋一君 現在審議している協定案は、牛は取られて車は取れずと言われているとおり、米国産の牛肉や豚肉などの農産物についてはTPPと同水準までの関税を撤廃して日本への参入を認め、自動車については更に協議するというものです。  日本の農業を自動車関税の交渉材料にして差し出すこと自...全文を見る
○伊波洋一君 私は、やはり日米貿易は、米国が農産物を売ろうとする限り、日本の自給率を低く下げてしまう、日本の農産業を潰してしまう、そういう大きな原因になっていると思います。  機械あるいは自動車を輸出せんがために、私たちの国自体の存在を本当に危うくするような、食料の安全性や、そ...全文を見る
○伊波洋一君 はい。  取引するような政策はやはり変えていく、そのことが求められているのではないでしょうか。  以上です。
○伊波洋一君 沖縄の風の伊波洋一です。  日米貿易協定、デジタル貿易協定の両案に反対の立場から討論いたします。  そもそも安倍政権は、うそつかない、TPP断固反対、ぶれないと公約して政権に復帰した後、TPPに参加し、米国をTPPに復帰させると言いながら、押し切られて日米交渉を...全文を見る