宮沢洋一
みやざわよういち
選挙区(広島県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数2回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月10日 | 第177回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 質問に入る前に、ちょっと一言与謝野大臣に申し上げたいと思っております。 私は、こうやって与謝野大臣と対峙しながら質問をすることになった、ある意味で大変戸惑いを感じる、大変複雑な気持ちでおります。私自身、議員になって衆議院九年や...全文を見る |
○宮沢洋一君 大変残念であります。恐らく、菅総理、そこに座られていますけれども、与謝野大臣がバッジがなくても、バッジがなくても手伝ってくれるという話をされたら恐らく登用されたんだろうと思うんですが、総理、いかがですか。 | ||
○宮沢洋一君 時間もありますので、質問通告はしていなくて、先ほどの議論を聞いてちょっと質問を幾つかさせていただきますが。 先ほど民主党の議員の方の質問に対して、与謝野大臣が大変私はすばらしいことをおっしゃったと思うんです。いわゆる附則百四条の読み方につきまして、要するに、経済...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 当然、先ほど総理、大変与謝野大臣の識見を評価されて登用されたとおっしゃったわけですから、この百四条の読み方、総理も同じでいいわけですね。 | ||
○宮沢洋一君 それでは、ともかく、早ければ二十三年度中に法制上の措置を講ずるという法律をともかく守ることが一番、できるかどうかは与野党の協議とおっしゃったわけですけれども、そういうことで進められているという御答弁だったと思うんです。 一方で、自民党は少なくとも、参議院選挙の公...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 もちろん、結論を六月に出されるということですけれども、今の御答弁聞いていますと、少なくとも五%は自分たちもやってもいいと、こういうことですか。 | ||
○宮沢洋一君 中身の話、また総理がしゃべると何をおっしゃっているか、正直言うとテレビ見られても何も分からないと思います。 与謝野大臣は、明らかにこの附則百四条に縛られていると、二十三年度中に法制上の措置をするということに法律上縛られているんだと。もちろん、できないということは...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 総理の形容詞で、基本的にはとか一つの方向付けとか、何かこうすっきりしないところがありますけれども、少なくともこの附則百四条に菅内閣は当然縛られているということを今総理がおっしゃったと思います。しっかりやっていただかなきゃいけないと思います。 次に、先ほどの世耕議...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 すると、私も法学部の学生で法律学んだときに、不利益処分の遡及適用はできないと実は学んだんです。細川大臣は弁護士でいらっしゃいますから、その部分、本当にできると思われているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 私は大臣は人権派の弁護士というふうに伺っていますけれども、不利益処分の遡及適用をする法律が憲法違反じゃなく本当にできると思われているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それはもう大臣よくお分かりのように、法律で書くことはできますけれども、法律で書いても憲法違反だと言われるわけですよね。本当に大丈夫ですか。 | ||
○宮沢洋一君 正直、今、長官も弁護士さんですけれども、恐らくお二人とも、どちらかというと人権派ということでやられた弁護士さんの口から可能だということが出てくる。私自身でいえばこれはお願いベースで返してもらう以外ないんだろうと本当は思っていますけれども、まあお二人が憲法違反にもなら...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 党がやっているから政府は知らない、こういうお話なわけですね。(発言する者あり)そうです、与党と政府が一体。まさにそのはざまにいるのは玄葉大臣でしょう。党の政調会長やられている、党と政府のはざまにいらっしゃる。両方見ておられるわけですね。 まず、一年間しかやらない...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 ということは、政調会長って政策づくりの責任者でしょう。与党がやっていることは間違いだと言うんですか。今の案がベストなんでしょう。今の案がベストだったらば、じゃ、今与党がやろうとしていることはベストでないことをやろうとしている、こういうことですか。 | ||
○宮沢洋一君 きっちりした紙の形で正式に自民党に持ってきているんですよ。六か月、今のつなぎ。それで、我々に今、元々の法案を審議しろと、こう言うんですか。 | ||
○宮沢洋一君 正直、子ども手当という大事な部分で、政府は知らない、与党が勝手にやっている、しかし与党として正式に動かれていることは確かでありまして、当然のことながら、今予算のまさに参議院の審議、渦中に入ったところ、修正の用意はもうしているとは言えないかもしれないけど、大臣、修正の...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 じゃ、つなぎ法案が出されたら予算の修正されるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 仮定の話とおっしゃってもかなり現実味のある仮定で、党の責任者として玄葉大臣はそうおっしゃったわけですから、当然、仮定の話といっても極めて近未来に起こるということを考えなきゃいけない。子ども手当法案が、つなぎ法案が出たらば予算の修正案出されるんですかどうか聞いているん...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 つなぎ法案を出されるということは、少なくとも予定どおりの歳出はないということですから、その分修正されるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 今相当混乱されているようなので、この話は取りあえずここでやめまして、年金一元化について話をさせていただきます。 この一昨年の総選挙のマニフェスト見ていまして、社会保障のところ、いろいろ細かい話はありますけれども、主な柱というのは、先ほどの高齢者医療制度を除きます...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私は昨日、玄葉大臣には中間整理について質問しますと申し上げておきました。したがって、しっかり読んでいただいたと思いますが、この中間整理の中に年金の一元化という言葉は一言も出ていない。一言も出ていない。党として年金の一元化について真面目に議論しているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 菅総理が議長になって与謝野大臣が議長代理で社会保障改革に関する集中検討会議、もう二月五日から始まっているわけであります。それの第一回目で説明されたのはこの中間整理ですよ。民主党の中ではこういう議論をされていますと、こういう説明が事務方からあって議論をされているんです...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 びっくりする話なんです。配付された資料は公表されていますから全部読みました。そのときの議論も読みました。枝野長官も発言されている。また、前仙谷官房長官、今は責任者ですか、発言されていますが、どなたも年金の一元化のイの字も言わない。資料の中に年金の一元化について一切触...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 捨てたわけではないとおっしゃるんですが、マニフェストに書いてあるのは、一元化を含めて二十四年度中に制度設計して二十五年度に法律出して成立させると書いてある。このスケジュールの中で捨てたわけじゃないんですか、どちらなんですか。いや、与謝野大臣。 | ||
○宮沢洋一君 明らかに二十五年度中に一元化の法律を成立させるということは無理だと、こうおっしゃったわけですよ。マニフェストに書いてあることはできないとおっしゃっているわけです。玄葉さんが答えればできるとおっしゃるんですか、答えてください。 | ||
○宮沢洋一君 いろいろおっしゃいますけれども、もう現実を直視するとそういうことなんですよ。しかし、浮世離れしたことがマニフェストに書いてあるわけです。一元化の法案を二十五年度中に成立させるって書いてあるんだから、来年度中に制度設計して。そんな浮世離れしたマニフェストは早くやめた方...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 与謝野大臣、玄葉大臣は、この問題大変長く掛かる、いろんな問題があると正直におっしゃっているわけですが、総理はふにゃふにゃ言っているんですが、総理、二十五年度中にできるんですね、これ、法案の成立まで。 | ||
○宮沢洋一君 ともかく、できるかできないか、マニフェストを撤回するのかしないのか。それは、一元化の目標、するかどうかはいいんですよ。二十五年度中にやるという部分がなきゃ駄目なんだからやめたらいいって言っているの。両大臣がそれに近いことをおっしゃっているわけですよ。 じゃ、ちょ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 一元化何のためにって、まあ正直に言うと姿形が美しい、一元化というまあ大変響きはいいわけですよ。国民もだまされているわけです。それは響きが良くて、それは与謝野大臣がまあ一元化は最終的に悪いことじゃないとおっしゃるのはそのとおりでしょう。 しかし、しかしですよ、この...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 まあ正直、一元化というものがこれほどすばらしいものだ、もう人生が変わる、皆さんの年金生活が変わるというものであればそれはそうなんですが、そのイメージだけで、中身はともかく、これから払う人たちは大変ですよ。フリーターの人、母子家庭の人たちから収入に応じて保険料を新たに...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 質問通告しておいたんですが、要するに、六年前、三%消費税とおっしゃったのが今四%に上がっているんです、四%に。 で、これは本当に正直な議論を与謝野大臣、せっかくそこに入られているんですからしなきゃいけないと思いますのは、社会保険方式でも税方式でもいろんなメリット...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 もう時間参りましたので、本当に与謝野大臣にもう少しちゃんと答弁していただければよかった。途中でまあいろんな勘違い答弁等々あったので、時間を食ってしまいました。 与謝野大臣、ともかく今の財政の状況大変です、大変です。与謝野大臣は、トロイのまさに木馬に乗ってトロイの...全文を見る | ||
03月25日 | 第177回国会 参議院 内閣委員会 第2号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 宮沢洋一でございます。 まず、質疑に入る前に、今回の大震災でお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りするとともに、大変被害に遭われた方多数いらっしゃるわけでございますが、お見舞いを申し上げます。 それでは、今日、与謝野大臣、また玄葉大臣、お忙しい中来ていただき...全文を見る |
○宮沢洋一君 玄葉大臣も、まさに国家戦略担当ということで、こういう中長期の話については政権の中の責任者でいらっしゃるわけですけれども、お考えを少し伺わせていただきます。 | ||
○宮沢洋一君 両大臣から同趣旨の、私と同じようなお考えであるということを承って、大変安心をしたわけでございます。 自民党では、政府の中では復興庁云々というようなことが一部記事になってきておりますけれども、自民党では、復興という言葉も大事ですが、復興再生ということを基本のキーワ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 まさに国の責任というのは恐らく大変大きなものであると思います。 玄葉大臣はまさに被災地の福島県が御出身であるわけで、本当に当事者でいらっしゃるわけですけれども、恐らく今後いろんな作業を進めるときに、じゃ国は金だけ出せばいいのかというと、恐らく人も、それなりのまた...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 阪神・淡路のときには、神戸であり兵庫という比較的豊かな自治体であったということに加えて、バブルの間もなくのころで地方も国も財政的にはそれなりに余裕があったとき。一方で、今回は、まさに与謝野大臣が大変今頭をいろいろ絞っておられるような財政状況の中で起こってきた。しかし...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私は、マニフェストをやるのかやらないのかという議論はもういいかげんにやめた方がいいと思っておりまして、あのマニフェストが良かったか悪かったかは別に置いておいても、少なくとも民主党がマニフェストを検討されていた前提といいますか条件といいますか、それは全て今回の大震災で...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 ありがとうございました。 一方で、エネルギーの問題になりますと、かなり恐らく当面の話というのが随分あるわけでありまして、もう今日の新聞でしょうか、LNGの火力発電所をどう建設するかといったようなことが東電内部で検討されているというようなことが書いてありますけれど...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 相当早く対応しなければいけない話、今エネルギーの話だけ申し上げましたけれども、恐らく、その復旧を当然優先させるにしても、相当もう考えておかなきゃいけないいろんな計画があると思いますので、我々、野党で遠くから見ているだけではありますけれども、是非いろいろ考えていただき...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 予算委員会での質問の流れというのは、実はこの話があって、そして年金の最低保障年金絡みで社会保険方式と税方式という議論がある。自民党は社会保険方式ということを言い、民主党は税方式ということを御主張されているわけであります。そのときの与謝野大臣の御答弁の中で、どちらがど...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 税と社会保険方式は、私はそこまで与謝野大臣ほど完全に割り切って考えられていないんでございますが、時間もそろそろ参りましたので、続きはまた次回やらせていただくということで、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
03月31日 | 第177回国会 参議院 内閣委員会 第3号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 内閣府設置法の改正について、三十分時間をいただいておりますので、質問をさせていただきます。 この法律自体は、まあ大した法律じゃないと言ってはあれですけれども、設置法の改正でございますが、一方で、その本質的なところはいわゆる一括...全文を見る |
○宮沢洋一君 全体の数字ではなくて、この五千百億強の交付金に補助金を変えることによって幾ら削減できているのかという質問であります。 | ||
○宮沢洋一君 五千億で三百二十七億円といいますと、一〇パー…… | ||
○宮沢洋一君 六%、そんなものですね。六%。 一方で、先ほど〇・七兆円とおっしゃったのは、恐らくこの庁費等、施設費、補助金等というところで六・一兆円削減するといったところが〇・七兆円しか出ていないということだろうと思いますけれども、六・一兆円というのは、当然のことながら庁費が...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 大変正直にお答えいただいたわけでありますが、一方で片山大臣は、少し意地悪な見方をさせていただきますと、民主党がこういうマニフェストを掲げて政権を取った、そういう政権に大臣として入られるということを受けられたわけでありますが、この点について、まさに補助金等を交付金にす...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 補助金との違いみたいな話に次させていただきますけれども、先ほども申し上げましたように、三点目の理由として中途半端な制度だと申し上げたわけですけれども、本来であれば、新しい交付金の制度をつくるということになれば、もう一度各省に戻して補助金の制度で実行していくということ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 まだ完成形ではないという話、まあそのとおりだろうと思う一方で、やはりこの制度というのは民主党の衆議院段階のマニフェストとしてはかなり大きな柱の一つ、それ以来もう一年半以上がたっている。大臣はなられて間もないわけでありますけれども、一年なり一年半という期間は相当長い期...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そうしますと、鳥取県には幾ら行く、私の地元の広島県には幾ら行く、こういう額が新規であれば総額四百四十億円程度配られるわけですが、その中で例えば社会資本整備にこの客観指標の考え方でいうと配分額三百四十二億円程度となっておりますけれども、これはゼロかもしれないし、四百四...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私も、どういう経緯でこの内閣府の客観的指標の考え方が出たか、衆議院の予算委員会でいろいろやられた末だということは聞いておりますけれども、その社会資本整備に三百四十二億円程度というような金額が書いてあるのが今の御説明からすると不思議でならないわけです。どの県も自由に選...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 よく分かりましたが、ただ一方で、配分の基準がこういうことであって、社会資本整備の関係で三百四十二億円程度をそういう指標で配分する、しかし結果的には何に使ってもいいと、こういうことで理解をいたしました。 一方で、この客観的な水準といいましても、例えば道路がしっかり...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それで、こういう基準で配られるということですけれども、当然のことながら、三月十一日をもって日本という国は大きく変わってしまったわけであります。そして、当然のことながら、この客観的指標の中には被災地に対する配慮というのは一切入っていないわけであります。私は、これから本...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私の問題意識とやっぱり少しずれがおありでありまして、例えば平時の話だとしても、少なくとも被災されていない地域についていえば、これまでよりははるかに少ない配分でなければ私はおかしいと思っているんです、一点は。それから、恐らく、今回の大震災、津波のある意味では復興再生と...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 財政に対する恐らく考え方が、私の方が相当厳しく見ているんだろうと思っております。この震災の前ですら日本の国債が暴落する可能性というのは決してゼロではない、短期間に数%金利が上がるといったようなことが起きかねないという危機感からいろいろ私ども政策提言を行ってきておりま...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 時間も迫ってまいりましたので最後の質問にさせていただきますけれども、いろいろ地方公共団体の方と話しておりますと、二つの心配をされていたわけです。 一つは、まさに交付金化ということで予算の総額が落ちてしまう、地方に来るお金を減らされてしまうという点。これは今回の場...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 大臣のお話ですと平時の制度ということでありますけれども、間違いなく我々は今戦時下にありまして、戦時下における平時のときの制度というものも当然いろいろ制約が出てくる、それはいろんな対応を変えていかなければいけないものだと思っておりまして、是非とも、平時なときの平時の制...全文を見る | ||
04月19日 | 第177回国会 参議院 内閣委員会 第5号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 法案のちょっと質疑に入る前に、震災関係になるんですが、蓮舫大臣が節電担当をされているということで、少し電力の状況について伺いたいと思っております。 今回の震災の結果、東京電力管内、もう既に計画停電とかいろいろな問題が生じていま...全文を見る |
○宮沢洋一君 そういう答弁をしたり、国民向けにそういうことをいろいろ言っているから、本当に先の見通しが立たないんです。少なくとも、私もいろんな専門家に聞きました。東電管内で恐らく一千万キロワット前後の不足というのが、どんなに短くても三年間は続くと。 というのは、新たに、じゃ発...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 もう少し正直に話した方がいいと思いますよ。増強といったって、今百万キロワット分あるのが、三十万キロワットのうち十万キロワットしか中電の分、中部電力は使えていない。それが三万キロワット増えるとかいうだけでしょう。ガスタービンといったって、これ小さなやつですよ。一千万キ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 一夏ならいろんな我慢で済みますけれども、二夏、三夏ということになりますと、相当生活を変えていかなきゃいけないということも考えなきゃいけないんだと思うんですね。 恐らく夏の間、東京電力管内からいろんな意味の企業活動といいますか生産活動はなるべく落とさない方がいいと...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 夏は四月の末でいいんですよ。五月の連休なんですよ。もう目の前にあって、私の知り合いの企業なんかは、もう随分前に私がそういう提案していますから随分変えてきていますけれども、まだ間に合う部分があるんでしょう、一週間、十日ありますから。それは早急にやっていただかなきゃいけ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それでは、法案の方の質疑に入らせていただきます。 法案の質疑というのは少し条文を読まなきゃいけないんで、少し勉強をさせていただきました。 まず、大きな話からさせていただきますけれども、このいわゆるPFI法というのは議員立法で作られて、その後二回改正、これ全部...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 議員立法から閣法に変わって、もちろん運営権等々という大きな改正が行われているわけですけれども、ああやっぱりなと思いましたのが二点、この二点とも今までの江崎先生、山谷先生、御指摘ありましたけれども、ともかく閣法になった途端に天下り的な規定が入ってくる。また、閣法になっ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 担当大臣なんですから、例えばその職員の派遣、この条文を規定したからといって新たな何らかができるようなことになるわけではないわけです。大臣の権限といいますか政治主導で、こんなの要らないとおっしゃらなかったんですか。 | ||
○宮沢洋一君 水道事業をおっしゃいましたけれども、水道事業をPFIでやることは別にこの改正の前でも当然できていたわけですよね。それからまた、民に行ってお手伝いするなんということも十分できていたわけですね。わざわざ何で書いたんですか。 | ||
○宮沢洋一君 出向しちゃいけないとか、そういうことを申し上げているわけでは全然ないんです。今までの法律でも現役出向の関連の法制が幾らでもあってできるわけです。それをわざわざ、行きなさい行きなさい、ともかく民に官から行きなさいよという条文を、ある意味では意味のない条文です、これ。意...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 言っている言っているじゃらちが明かないので。 じゃ、民間金融機関からすると、抵当権があると、抵当権どう行使するかという問題も含めて、どうして融資しやすくなるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 抵当権をですから売るということができると、こういうことですね。 しかし一方で、抵当権を実行して運営権を売るということが、競売に掛けるなりができるということなわけですが、一方で、その譲渡については、譲渡先について、これはその所有者、政府であり地方公共団体がうんと言...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 正直、その抵当権を行使する云々ということは、恐らく大した意味ではないんじゃないかと私は思うんです。民間から聞いている聞いているというお答えだけで、じゃどうしてということになるとなかなか分かりにくいんですけれども、恐らく、私は、抵当権が付いたということよりは、これが物...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 余り金融に詳しくない事務方で恐らく作っているからこういう御説明になるんだと思うんですけれども、しっかりやはりその償却可能だというところを説明してもらわないと、私は三十分ぐらい考えて、これは意味がないわなと。決して暇じゃないんですけど、いろいろ考えてみたんですけれども...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 当然、管制というようなものは除かれているわけですね。維持管理とかいっても、大阪空港って、伊丹空港って七十人しかいないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 コンセッション方式、PFIで、これもうまくいけばの話でしょうけれども、新たな会社が、突然、ある日突然というか、前の日まで今までの方式で、その日から新たな運営方式に変わっていくと、こういうことになるわけですね。 | ||
○宮沢洋一君 いろんなコンセッション方式と言われていますけれども、正直このスキームを見ると、伊丹に持っている国有地、国有財産を出して関空の赤字をどう埋めていくかと、こういう話で知恵を出されたんだろうと思います。これ自体私は否定するものではないんですけれども、まず、先ほど本田局長か...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 SPCというものを皆さん想定されているわけですけれども、SPCというのは、要するに税法でいろいろ法人税が掛からないようにするといったようなことを目的につくられたものだと考えていいわけですよね。要するに、出資者であり投資家がそのSPCの投資の成果について、SPC段階で...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そうすると、そのSPC自体が運営するんですか、しないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 そうすると、運営権を持った会社があって、ある意味じゃその後ろにしっかりとしたお金を集めてくるSPCがいるというイメージが正しいんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それで、先ほどの話にまた戻りますけれども、高く売れることを目標にするんですか、それとも雇用の継続を目標にするんですか。 | ||
○宮沢洋一君 そこ、大変難しいというか矛盾した仕事をしなければいけないわけですね。官がやっているといろいろ無駄がある、高く付く、ですから民で運営してもらうということになると、人件費というのは民間の企業経営でいえば、当然削減の対象の一番ターゲットになるところ、ですから、ある意味で今...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 外国だから、外国企業だから問題が多いというわけでは恐らくなくて、国内の企業であっても、ある意味では国の方針と違う形の運営がなされる場合もあるかもしれない。また、外国の企業ですと、しがらみが少ないといった意味でそういう傾向が多くなるのかもしれませんが、そういうものにつ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 国土交通大臣がちゃんと目を光らせるぞと、そういう意味でありますね。 | ||
○宮沢洋一君 結構でございます。 それでは、副大臣、もうこれで質問を終わりましたんで、御退席結構でございます。 | ||
○宮沢洋一君 蓮舫大臣に伺いますが、今、利用料金の話がございました。空港であれば、着陸料といったものについて言えば上限を設けるというようなことで担保をするということなわけです。例えばプールであれば、プールの利用料といったものについては当然その最初の契約段階でしっかりとした上限がで...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 利用料金については、いろんな規制が掛かっていることは法律を読んでよく分かっております。今、ある意味じゃ孫請みたいな話の話をさせていただいたわけですが、正直、できないことはないかもしれませんが、かなり難しい点はあるんだろうと思います。 なので、しっかり運用していた...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 今の例でいいますともう少し仕組みは恐らく複雑でありまして、その運営権を落札した管理者は恐らくかなり安い料金で委託に出して、そこに利益が出るような形をつくるわけです。そこはなかなか恐らく今の契約ではチェックし切れない部分が出てくるということ。 問題は、先ほど言った...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そういう答弁を聞きたくなくて、政治家の生の声で伺いたかったんで大臣と申し上げたんですけれども、お答えされたくなさそうでございますから、もう結構でございます。 大変細かい話、お伺いさせていただきます。 条文でいいますと二条の一項の、新しく五号というものが入りま...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らく大臣の解釈は間違っていまして、後でその関連施設を含むと書いてありますから、ここに書いてある「船舶、航空機等の輸送施設」というのは船舶そのもの、航空機そのものが書いてある。後でどうだというのは等のところですから、等をどこに付けるかだけの話であって、要は船舶を何で...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 「船舶、航空機等の輸送施設」、そこまでには明確にはその関連する運行に必要な施設は入っていなくて、括弧書きでわざわざ入れていますから、今の説明をされる必要はないんです。 それで、人工衛星に施設を付けていないのに、何で船舶、航空機、前例があるのは分かりました、しかし...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 余り納得的じゃなくて、ともかく法律というのも日本語ですから、分かりやすくすると同時にもちろん正確さも必要かもしれない。しかし、妙な言葉は使わない方がいいと思うんですよね。今のお話だけでも人工衛星と航空機がどこが違うかよく分からないんです。航空機は施設と書けて人工衛星...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 輸送なら施設で観測なら施設じゃないと言われても、これはなかなか分からないというか、余り正確な表現ではないような気がいたしますが、これ以上申し上げませんが、飛行機、航空機で、今回、じゃ、PFI事業の対象になるといったケースはどんなケースを考えられているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それじゃ、最後の質問に入らせていただきます。 これも条文の話ですけれども、二条の二号、四号ですが、特定事業の定義があり、また公共施設等運営事業の定義があるわけですが、公共施設等運営事業、今回の運営権設定の対象から特定事業にある建設、製造、改修というものを抜いてあ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 いや、質問の趣旨がちょっと違っていまして、要するに、何でまさに建設のところを除いたのかという質問でありますが、何でそういう質問をしたかといいますと、造って運営するということだって十分あるのに定義のところで外しているのはなぜかと、こういう意味なんです。 | ||
○宮沢洋一君 いや、法律に書いてあることはよく分かっているんです、そう書いてあるのは。何で造って運営するところまでやらないのかという質問なんです。 | ||
○宮沢洋一君 恐らく、今の答弁ですと、じゃ維持管理は何で入るんだみたいな話が出てくるわけです。維持管理、建て替え以外の大規模な改修、通常言う改修は維持管理に入るわけですけれども、そういうものは当然入ってくるわけですね。全部壊さないで大規模修繕をするといったものは恐らく入ってくるわ...全文を見る | ||
06月16日 | 第177回国会 参議院 内閣委員会 第9号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 おはようございます。 久しぶりの内閣委員会の一般質疑でございます。官房長官、また与謝野大臣、中野大臣、大変それぞれお忙しい中でございますが、国会における審議というのも大変重要な場でございまして、是非とも内閣委員会、国会がいつまで続くかありますけれども、波静かなら...全文を見る |
○宮沢洋一君 今後の日本の成長であり、また、恐らく日本の雇用ということを考えたときに、産業用の電力料金というものについては相当気を遣っていかなければいけないと私自身は思っておりますし、大臣も同じお考えをお話しされたんだろうというふうに思います。 一方で、ちょっと外れるような話...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 ピーク時の一五%のカット自体は、まさにきめ細かな配慮をしていけばそれほど難しい話では恐らくないんだろうと思っておりますが、一方で、質問したかったことは、関西電力が先週、震災後初めて起債を予定しておりました。続いて九電等々という流れがあったわけですけれども、残念ながら...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 時間もありませんので、官房長官に質問をさせていただきます。 官房長官の発言というのはやはり大変重くて、市場に大変大きな影響がある。残念ながら、担当大臣の海江田大臣が発言しても市場は余り反応をしないんですけれども、枝野長官が発言されると、これは実は大きく反応するわ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 先ほど与謝野大臣がおっしゃったように、一般担保という大変強力なある意味では担保が付いている東電債であるにもかかわらず、一方で、補償スキームの大枠を決定したという、ある意味ではマーケットが安心していたときにもかかわらず、実はそういう状況が五月の十三日以降起こってきてし...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 結局、民間の融資に係る債権放棄といったことに触れられた結果、一般担保が付いているはずの社債にまで実は影響が出てきたというのが、恐らくこれが一か月ちょっとの流れだろうと思うんですね。 私は、法律自体は昨日ですか、閣議決定をされたわけですけれども、法律は法律で審議を...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 今の御発言は、法案の中身になるかもしれないんですけれども、要するに、東電が今後、賠償はちょっと横に置いておいても、先ほど申し上げましたように、債券の借換えのための資金需要、また新たな火力発電所等を造るための資金需要というものがあって、これについて政府が直接か間接に保...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 可能かどうかというのは、要するに、先ほどの話に戻って、債権放棄がなければなかなか可能でなくなるといった意味合いがあるんでしょうか。 | ||
○宮沢洋一君 五月十三日にどうおっしゃったか、もう横に置いておいてくださってよくて、要するに、債権放棄を求めたいと思っているのかどうかということだけお答えください。 | ||
○宮沢洋一君 最終的には民間の御判断と言いながら、民間の判断次第では国の関与が変わってくるということをおっしゃっているということでよろしいんですか。 | ||
○宮沢洋一君 今回の法案についてはいずれ審議をすることになるわけですけれども、法案の中に民間の金融機関の債権放棄に係る規定というのはあるんでしょうか。 | ||
○宮沢洋一君 そうすると、政府案どおりに成立したとしたときに、民間金融機関に債権放棄を求める場というのはあるんでしょうか。それはもう東電任せで自分の知ったことじゃないと、こういうことですか。 | ||
○宮沢洋一君 そういうことであれば、私は、これだけ大きな金融に衝撃を与え乱高下する、投機家だけがもうかるような状況をつくり出すよりは、やはりこういう中で、自分としては債権放棄についてはもう触れないと明言することによってかなり社債市場も実は落ち着いてまいります。いかがですか。 | ||
○宮沢洋一君 そこが大事なところで、私も全く同じ考えで、法的整理等々をした場合に賠償債権といったものがどこに消えてしまうかという問題があって、一方で、東電自体は地域独占を今後続けるかどうかは別にしても、大変大きな公的な役割を果たしているところですから、東電がなくなっても第二東電を...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 なかなかおっしゃっていただけないわけですけれども、今お話しになった、税金も上げないというか、税金を引き上げたりしない、税金で見ない、電力料金も上げない、こういうことを言っているから、実はみんな、そんなことできるわけないじゃないかと、こういう話になるわけですね。 ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 いろいろコストカット、東電が出しているようですけれども、あんなこと本当にできるのかなと。正直言うと、あれは相当な下請いじめをしないとできないコストカットだろうと実は思っておりまして、本当にそれは民主党、与党の方はそれでいいのかなと実は思っているところがありますけれど...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そうすると、結果としては冷静、冷徹な与謝野大臣が議論で負けたと、こういうことになるわけですか。 | ||
○宮沢洋一君 時間も迫ってまいりますので、中野大臣に質問させていただきます。 公務員制度改革の担当ということでありまして、この辺、二点ほど伺いたいんですけれども、これ質問通告はしていない話でありますが、実はこの国家公務員基本法の改正のときには大幅な議員修正をいたしまして、松井...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 大臣の理解はちょっと違っているんです。この条文の主語は「政府は、」なんです。最終的に国会が決めるわけですが、政府は全体像を国民に示し、その理解の下にと、こう書いてあって、政府の義務が書いてあるわけですけれども、最終的に国会がどう判断するかは別問題でありまして、政府と...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 この件はまた法案のときにゆっくりやらせていただきますけれども、この条文自体は、まあ正直に言えば出さなくていい理由を書いてある法律でありまして、これをクリアして出されてきたわけですから、それをどうやってクリアしたかということはきっちりと法案のときに審議させていただきま...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 質問を終わらせていただきますが、全く無縁ではないということはそう密接でもないということだろうと思いまして、給与法だけ先にということもあり得るというような趣旨の御答弁があったのかなと感じながら、質問を終わらせていただきます。 | ||
06月21日 | 第177回国会 参議院 内閣委員会 第10号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢でございます。 今日は初めて、片山大臣、私の大学の同級生でありますけれども、一時間しっかりと議論をできる時間をいただきました。 特区法案に入る前に、こういう大切な時間をいただいたわけでございますので、少し公務員給与について片山大臣に質問をさせてい...全文を見る |
○宮沢洋一君 経緯はよく分かるんですけれども、法律的に言って、協約締結権がない状況で大臣が、まさに交渉と公務労協には書いてありますけれども、交渉するというのは、ある意味で私は法律違反じゃないかと思っているんです。そして、合意に達したということは、協約締結権がないにもかかわらず、あ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 大臣も私も法学部なわけですけれども、今のお話を伺っていますと、協約締結権が法律上認められていないのであるから協約締結ではないと、こうおっしゃったように聞こえたわけですけれども、恐らくそれは違うんだろうなと。事実上の私は合意ということは協約締結をしたに等しい、法律的に...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 別に交渉の経緯を伺ったわけではなくて、全労連と交渉をされて、今後、将来的にこの組合と給与の引下げの交渉をして納得してもらえるような感触はあったかということを伺っているんです。 | ||
○宮沢洋一君 そうしますと、今回、全労連と話合いが付かなかったのはどういう理由で付かなかったんですか。 | ||
○宮沢洋一君 片山大臣のお人柄で随分向こうも、軟化をもうちょっとしてくれればよかったのかもしれません。 一方で、この公務労協と交渉をされているときに、公務労協の幹部というのはほとんど自治労とか日教組の方、地方の公務員がほとんどなわけですけれども、地方の組合出身の方と国家公務員...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 この公務労協の情報を見ていますと、やはり一番気にしているのは、地方公務員にこの国家公務員の給与引下げが波及しないかということがどうも一番関心事項のようでありまして、そういう中で大臣はいろいろ約束したと書いてあるわけですね。これまでの話合いで地方公務員についてその影響...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 人事委員会までおっしゃったわけですが、その前提で地方公務員法という法律が当然あるわけで、大臣もよく御存じだと思いますけれども、二十四条に、「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならな...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それでは、少なくとも組合側の方は、片山総務大臣は次のとおり回答したという中に、地方自治に基づき労使で真摯に話し合って決めるという給与決定原則に従うべきと考えている。その前段は、地方公務員に同様の削減を求めるつもりはないと、こうあるわけですけれども、労使で真摯に話し合...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 給与決定原則なんという、まあ原則と書いてあるものですから、今の大臣の答弁のようなことであれば、恐らくこれが間違っていたんだろうというふうに思います。 今、地方公務員の給与の話になっているわけでありますけれども、この中で大臣の提案ということで書いてありますのは、我...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 分かっていてお答えいただいていないわけですけれども、個別の自治体の話を聞いているわけではないんです。個別の自治体の給与の総計が地財計画に載っているのであればそういう話があるかもしれませんけれども、地方財政計画自体でいえば、ある意味じゃ目の子で決めているような話があっ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 地方財政についてある意味で半分国が援助をしているような状況下で、当然、大震災以降大変厳しい財政事情になっているという中で、私はやはり、有権者、国民の声としても、国家公務員が下がるのであれば地方公務員も当然下がるということは恐らく大きな声だろうと思っております。その点...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それだけのコストアップ要因でありますが、先週枝野官房長官にも質問させていただいたところでありますけれども、なかなかその辺、恐らくこれからいろんなものを賄っていくことというのは税金と料金しかないはずですけれども、料金がどう上がるかということについては政府は今のところ口...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 今副大臣がお話しになったような状況がこの三月から生まれている。この法律が提案されているときとはまたかなり状況が違ってきている。そういう中で、最初にこの程度で大丈夫かという質問になるわけですけれども、相当私は、数を絞るとか集中してやっていかなければ、今のような電力料金...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 松下副大臣、もう経産省関係終わりましたので、どうぞ御退席を。 | ||
○宮沢洋一君 今、いわゆる上書きというんでしょうか、義務付け・枠付けを条例で外すという話が大臣から出たわけでありますけれども、当初、法律についても条例で上書きができるというか、変えられるといったようなことが随分検討されていたようでございますけれども、この法律には盛り込まれていませ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 ある意味で、大臣が結論として持たれたことは法律的には当たり前の話でありまして、憲法で、国会が唯一の立法機関であるということ、また地方公共団体のいろんな運営に関する事項は法律でこれを定めるとか、また条例についても法律の範囲内で制定できるとか憲法自身に書いてあるわけであ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 判断の話ですからこれ以上申し上げてもしようがないのかもしれませんけれども、政令といえどもやはり法律に基づいて作られた政令でありまして、行政に委ねられている部分があることは間違いないわけでありますけれども、やはり四十一条の立法機関の立法の中に法律しか本当に入っていない...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らくいろいろ詰めていってもそれ以上議論は進まないんだろうと思いますけれども、私は、やはり憲法の四十一条で国の唯一の立法機関と規定してあることは大変重いと思っておりまして、今回はいろんな工夫はどうもされているところは分かるんですけれども、やはり一般に報道されるように...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 一方で、国税については優遇措置が書いてあるわけでありますけれども、地方税については一切触れられていないというのが法律であり税法なわけですが、恐らく国税で手当てしたことによって玉突きのように地方税が減税になるという部分があるはずだと思いますが、それはどの辺になるんでし...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 企業の側からいうと、所得に影響する特別償却及び所得控除は地方税も減税になってくるということをしっかりと企業には説明しておいていただきたいと思います。 一方で、地方が、これは恐らく地域活性化の方が大きいんだろうと思いますけれども、本気度を測って、ともかくやる気があ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 一方で、これ固定資産税というのは大変分かりやすくて、市町村は固定資産税という道具があるわけですけれども、都道府県の場合は余りその法人税絡み以外しかそういった意味で優遇する、本気度を示す税というのはないような気がしますが、地方の法人税をある程度減税するところは本気度が...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 次に、これ九条に絡むんですけれども、九条に国際競争力強化の方針というものを総理大臣が指定する場合には決めると、こう書いてあるわけであります。国際競争力強化ということは、先ほどから申し上げていますように、今の日本にとっては大変大事なことであります。 国際競争力を強...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私が質問している意味は、まあ、例は挙げてはいけないのかもしれませんけれども、簡単に言えば、サムスンの研究所が出てきて、そこでその地域の雇用には貢献するけれども、そこで恩典を受けて開発したいろんなものがシャープにはマイナスになると、こういうことが起こったときにどうする...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それは、雇用だけではなくて、我が国企業の、特区に関係しないそれ以外の企業の競争力とも比較考量をすると、こういう意味ですか。 | ||
○宮沢洋一君 私も質問しながら、大変難しい質問をしているなと思っているんですが、若干、そこまでやったら政府としては踏み込み過ぎじゃないかなと思いながら質問したんですけれども、余り表で話す話ではないかもしれませんが、しっかりとやっていただきたいと思っております。 それでは、恐ら...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らく昨年の暮れであれば五つでよかったのかもしれませんが、この震災後ということになると、私は正直、五つではとても多いような気がいたします。スーパー中枢港湾といって三つも指定したのが恐らく港湾行政の大きな間違いであったのと同じように、五つは少し大き過ぎるのかなというこ...全文を見る | ||
07月14日 | 第177回国会 参議院 内閣委員会 第12号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 今日は細野大臣にじっくり議論をさせていただきたいと思います。 たしか細野大臣と私は、衆議院一緒の当選、二〇〇〇年の当選で、外務委員会だったと思いますが一緒に委員をしておりましたときに、時の田中眞紀子外務大臣がいろいろ問題を起こ...全文を見る |
○宮沢洋一君 法律的にその指示権というものがあるわけですけれども、法治国家というのはそこまで単純じゃなくて、権限があったら何でもできるということではありません。権限についてそれなりの行使、公的権力を行使することについても、例えば税務調査なんかが一番、査察なんというのが分かりやすい...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 指示する権限があるということはよく分かっているんです。 一方で、私企業であり私有財産に公権力がずかずかと入っていくということは通常許されない、法律的根拠がなければ。許される唯一の場合は、東電が来てくださいと言わない限りはあり得ないはずなんですが、そこの権限は何だ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 いや、指示権が、その東京電力が求めるじゃなくて、要するに東京電力の中に入っていくという行為です。そこで会社の人間にある意味では指示を出すという行為、しかもそれは指示権に基づくものではないわけです。指示権という権限があるけれども、それは指示する権限であって、その私有財...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らくこれからこの事故の経緯の検証の過程でいろいろ出てきて、法律的に問題があったのかなかったのかということ、それを見ながら恐らくもう一回、まあ菅内閣が続いていればの話ですけれども、質問させていただくことになろうかと思います。 次に、植松委員の質問にもありましたけ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 漏れた水もそうですし、恐らく、原発の収束ですから、廃炉に至るまでは大変いろいろこれから問題もあるし、ある意味ではお金も掛かってくる。一義的には当然これは東電の責任で行うべきものだと思いますし、そうなってくると、例えば東電の監督ということになりますと、これは一義的には...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そうしますと、東電の経営といいますか、今後の東電の姿そのものに恐らく深くかかわってくるぐらいの巨大な費用が掛かるわけですけれども、一義的には経産大臣が監督官庁としてどう考えていくかということもあるし、一方で、今の細野大臣のお話ですと、国費が別途投入されるということも...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 一次補正で付いている額というのは、正直今後の額から比べれば二桁、三桁違う額だろうと思います。そういう観点から、細野大臣がおっしゃった、恐らく国が相当関与しなければいけないと私自身も思っておりまして、その点をしっかりやっていただきたいと思っております。 担当の中で...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 昨日その法律いただきまして見てびっくりしましたのは、一条の目的の最初に書いてあるのは、「この法律は、原子力による発電が我が国の電気の安定供給に欠くことのできないものであることにかんがみ、」と、こういう最初の目的でありまして、所信でもおっしゃったように、例えば保安院に...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 いや、そういうことを申し上げているのではなくて、これ自体まさに原子力発電というものは大変大事であるという趣旨で作られた法律なわけです。 一方で、細野大臣の業務というのは再発防止であり、恐らく原子力政策を見直すという政策を担当される方がこの法律の担当であることはお...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 原子力委員会と原子力安全委員会の話は恐らくおっしゃるとおりだろうと思います。 それで、ストレステストの話に移らせていただきます。 植松委員からもかなり詳しい質問があったので省かせていただきますけれども、まず、ストレステストというのがこの分野にあるというのは私...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それほど前から御存じであり、重要性を御存じであったとすると、私自身非常に不思議でしようがないのは浜岡原発の件なんです。浜岡原発を、ストレステスト云々という話が一切なくて、地震の発生確率が八十数%、八七%ですか、というようなことで、急遽停止要請、行政指導ですよね、をさ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 大臣はストレステストについてしばらく前からお詳しいわけですから、補佐官として、そういうことをする前にストレステストってあるんだというアドバイスはされなかったんですか。 | ||
○宮沢洋一君 浜岡原発というのは、そんなに一日を争う緊急な話なんですか。 | ||
○宮沢洋一君 大臣としてはどう考えられています。 | ||
○宮沢洋一君 浜岡原発に対しては、今回のストレステストは行うんですか。 | ||
○宮沢洋一君 そうすると、二次評価として行うということでいいわけですね。 福島第二原発はどうですか。 | ||
○宮沢洋一君 ストレステストというのは客観基準でという話ですから、再稼働するかしないかということとは分けていいんだろうと。そうすると、県民感情というものもこのストレステストの条件になると、こういうふうに考えていいわけですか。 | ||
○宮沢洋一君 国民の理解が得られないとか住民の理解が得られないということは、この内閣、政権はよくおっしゃるんです。しかし一方で、やはり我々は法治国家ですから法律に基づいてしっかりやっていくということが大事で、結論をどうするかというのは政治的判断があると思いますけれども、やはりプロ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 いや、ストレステスト云々ということではなくて、そこに至る経緯、要は、言い出したことがどうも違っていて、関係閣僚と総理と違っていて、それで統一見解を出さざるを得ないというような、ある意味ではそこだけで何日か浪費しているというようなことについて恐らくおっしゃったんだろう...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 この問題、これ以上追及いたしませんが、恐らく、経団連の会長も心配されていますし、また経済界であり、それなりに零細企業を含めて企業の経営者が最も心配していることは電力の安定供給だろうと思います。そして、安定供給というのは、どうも総理は量だけ確保すればいいと思われている...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 東京電力がある意味では先行してと言ってはなんですけれども、問題が顕在化しているわけですけれども、東京電力の電気料金は、消費者行政も担当されているということで伺いますけれども、電気料金は今後どのくらい上がるとお考えですか。 | ||
○宮沢洋一君 これはもう御担当ではなくて今衆議院で審議されています賠償スキームですけれども、あれは少なくとも政府の説明ですと、東京電力は売上げに対して恐らく四%程度の税引き前利益が生ずるということを前提として組み立てられているわけであります。ただ、そのときの電力料金の水準といった...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らく、政府の中で全体像をどれだけ把握しながらやられているか私もよく分からないんですけれども、徹底したコストの削減を前提とした上で四%の利益が出る、それを賠償スキームの方に回すということが一つあって、それ以外の部分というのは、要はコストの上昇分、いろいろ要るものとい...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 質問はこれで終わらせていただきますけれども、昨日の菅総理の記者会見、私は拝見をしておりませんでしたけれども、新聞等々で読んで、デジャブといいますか、白日夢といいますか、まただなというのが正直な思いでありました。鳩山総理のときの普天間、そして菅総理の脱原発、どちらもと...全文を見る | ||
11月15日 | 第179回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 時間もありませんので早速質問に入らせていただきますが、まず、これ、通告をしていない質問を最初にやらせていただきます。 今朝の新聞を読んでおりますと、拉致問題担当副大臣の件で処分が行われたということが書かれておりましたけれども、...全文を見る |
○宮沢洋一君 何か処分が行われたんですか。どのような処分ですか。 | ||
○宮沢洋一君 張本人である発言した総理に対する処分は何もないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それじゃ、総理自身の発言自体は全くの瑕疵がないとおっしゃっているわけですね。 | ||
○宮沢洋一君 過去は全て正しかったとおっしゃったんですね。 | ||
○宮沢洋一君 それでは、法制局長官の代わりにたしか枝野大臣が法令をここで答弁されるということですので、枝野大臣、国家行政組織法第十六条第二項にはどう書いてありますか。 | ||
○宮沢洋一君 法制局長官であれば、かばんから必ず六法が出て、国家行政組織法は必ず入っていますから答弁されるはずであります。 | ||
○宮沢洋一君 第三項には何と書いてありますか。 | ||
○宮沢洋一君 松原さんは国交副大臣です。 前田国交大臣、あなたは拉致問題を担当されていますか。 | ||
○宮沢洋一君 そうすると、松原副大臣に命令を出すのは国交大臣しかいないわけですけれども、あなたが担当していないことの命令は出せますか。 | ||
○宮沢洋一君 官房長官はどんな権限をお持ちですか。 | ||
○宮沢洋一君 さっぱり意味がよく分からないんですが、法律に基づいて、今おっしゃったこと、もう一回法令上で解釈を教えてください。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、山岡大臣に伺います。 山岡大臣は拉致担当大臣でありますが、松原副大臣に何らかを命ずる権限をお持ちですか。 | ||
○宮沢洋一君 要するに、松原副大臣に命じられるのは前田大臣だけど、拉致担当の大臣は松原副大臣に何も言えない、また前田大臣も言う権限がない、こういうことをやったわけですよ。 総理、我が国は法治国家ですよね。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、枝野大臣、出られたので、政府は法律に基づかないことができるんですね。 | ||
○宮沢洋一君 午前中の最後は、法律に基づかないことが政府、内閣にできるのかできないのかと、こういうことで枝野大臣の答弁いただいたわけですが、私は基本的に、我々は法治国家でありまして、法律の範囲内で当然行政を進めるのが政府の役割だろうというふうに思っております。そして、その中で閣議...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 九月六日の閣議で総理は、恐らくこの紙を読み上げられたんだろうと思います、拉致問題については松原仁国土交通副大臣に、山岡大臣の補佐、間飛ばしまして、それぞれ国会対応を含めお願いすることといたしますと、こうおっしゃっています。閣議の場で紙を読み上げてすることの重さという...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 国会に迷惑掛けたということ以上に、閣議の場で、あなたが任命した閣僚に対して最後はお願いすることといたしますと言っても、これはある意味で命令ですよね。これに背く人はいないんでしょう。いかがですか。 | ||
○宮沢洋一君 今のお話ちょっと違っていまして、国土交通大臣が言えばいいんじゃないんです。国土交通大臣がお認めになったように、拉致問題の権限がないんです。ない人が言っていいんですか。 | ||
○宮沢洋一君 拉致問題との関係が薄いとおっしゃいましたけれども、要するに海上保安庁を持っているだけなんですよ。今の拉致問題というのは海上保安庁の話ではないんです。したがって、今の拉致問題担当じゃないとおっしゃったように、全く関係ない人が言うことできないんです。それ、お分かりになり...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 今までのずっと質疑で、これ法律違反だと思っているんです。法律違反なんですよ。官房長官は法律違反じゃないと思っているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それじゃ、もう一度聞きますけれども、国交大臣が指示したらそれでよかったんですか。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、国交大臣が海保の件だけ指示すればそれで拉致担当になったわけですか。 | ||
○宮沢洋一君 官房長官、海保に対する権限だけで拉致担当ができるとお思いなんですか。 | ||
○宮沢洋一君 官房長官、はっきりと法律違反だと言ってください。(発言する者あり) | ||
○宮沢洋一君 法制局を出さなくした理由もよく分かるような、本当に法制局がそんなことを言ったのかなと思いますけれども、明らかに、自然に読んでいくと国交大臣しか松原副大臣に指示できない、国交大臣には拉致問題の権限がほとんどない、そういう中で本当に法律違反じゃないと言えるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 私もこの問題ばっかりやっているわけにいかないんですけれども、総理、いかがですか。これ、本当に法律に基づいてやっている法治国家の話だと思われますか。 最初の話に戻りますけれども、やはりこれ、発言した総理の責任というのは大変重いんです。処分する人が上にいないからとい...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 よくお分かりじゃないようですけれども、経産大臣は知財に対して権限があるんですよ、本部長じゃないにしても。だから指示できるんです。国交大臣は海保の件以外にないんですよ、海上保安庁以外に。だから指示できないんです。お分かりになります。 | ||
○宮沢洋一君 それじゃ、この問題はこの程度にしますけれども、ともかく、いろんなことを民主党政権見ていますと、法治国家とは思われないことがたくさんある。一度決めた予算をその年度の中で仕分するとかね、蓮舫大臣。そういうようなことが本当にあって、法律を守るということをしっかり内閣で徹底...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 まさにそうです。 具体的な話としては、要するに復興部分を除いて、いわゆる基礎的財政収支対象経費なるものを二十四年度以降六年度まで七十一兆円、今年度と同じにする。そして、復興債を除く国債発行額を約四十四兆円以内にとどめると、こういう二点でよろしいですね。 | ||
○宮沢洋一君 閣議決定されたこと、閣議報告ではないわけでございますから、当然これはきっちりと、今年のもうすぐ予定される予算編成過程でお守りになりますね、七十一兆円と四十四兆円。 | ||
○宮沢洋一君 財務大臣、何か財務大臣らしくない答弁ですね。できるだけとか、閣議決定しているんですよ。 総理、絶対お守りになりますね。 | ||
○宮沢洋一君 総理がそうおっしゃっているんですから、財務大臣、できなかったら腹切りますね、お辞めになりますね。 | ||
○宮沢洋一君 八月に決めたときだって税収なんか分かっていないんですよ。何で閣議決定できたんですか。 | ||
○宮沢洋一君 何で、税収なんか見通しなんか分かりゃしないのに、八月時点で分からないのに何で決められたかと言っているんです。 | ||
○宮沢洋一君 総理は守るとおっしゃったんですよ。あなたは守らないんですか。どっちなんですか。 | ||
○宮沢洋一君 だから、全力を尽くしてできなかったらお辞めになりますねと申し上げて、絶対できるんだったら辞めると言えるでしょう。職を賭しているんでしょう、あなた。 | ||
○宮沢洋一君 閣議決定にそう書いてあるのを今総理は守るとおっしゃったんですよ。 | ||
○宮沢洋一君 総理は、七十一兆のいわゆる対象経費と四十四兆程度という額を守ると、こうおっしゃったんですよ。財務大臣は守らないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 何にしても、八月に閣議決定してあることを十一月の今になって守れないかもしれないなんて言う財務大臣は首ですよ。本当に守れないと思っているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 ともかく成し遂げようという意欲は一つも感じられないじゃないですか。できるんですか、できないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 八月に決定されたときの大臣として、総理は七十一兆円と四十四兆円の、国債発行額四十四兆円程度はこの予算編成で守られるんですか、守られないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 結果には責任持てないということですか。 | ||
○宮沢洋一君 四十四兆程度ですから、それは千億、二千億増えたって、程度ですよ。四十五兆になることもあるということですか。 | ||
○宮沢洋一君 四十四兆程度と、四十五じゃないんですね、四十四程度と書いてあるやつ、四十五になることもあるということですかという質問です。 | ||
○宮沢洋一君 当然様々なことはあるわけですが、しかしもう十一月ですよ、半ばですよ。八月よりよっぽど分かってきているわけですよ。それでも約四十四兆、まあ四十四・四兆以下四十三・六兆以上ということかもしれませんが、これ守れると言わないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 大体、消費税の増税を国民にお願いするとか、いろいろ言っているわけですよね。その大前提の中期フレーム、しかも来年度の予算で絶対その枠の中に収まると言えない財務大臣なんて要らないんじゃないですか。どうですか。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、総理、こんな財務大臣で、守ると言わない財務大臣、十一月になっても、この中期フレームどおり二十四年度の予算組めるかどうか分からないという財務大臣で本当にいいんですか。適材適所なんですか。 | ||
○宮沢洋一君 懸命に努力すると言ったって、今どきそんな腰が引けたようなことを言われても困るんですよ。 四十五兆を超えることはないですね、じゃ、総理大臣。 | ||
○宮沢洋一君 財務大臣が、自民党政権時代はシーリングと言っていましたけれども、シーリングを守らないなんて言った財務大臣は一人もいませんよ、十一月段階で。それでもその程度しか言えないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 本当にだらしない財務大臣を適材適所ということで任命されたなと、総理、思いますよ。あなたが作られたことを今の段階になって、七十一兆の歳出枠、四十四兆の国債、守ると言えないんですからね。職を賭すと言えないんですから。 この関連で次の質問に入ります。 これ、三枚紙...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 単に読み上げられただけなんですけれども、要するに財源を活用して年金財政に繰り入れるというのはどういう意味ですか。 | ||
○宮沢洋一君 それじゃ、とにかく閣議決定もされてないこの税と社会保障の一体改革に書いてあるような税制を担保として、しかも上げる前に衆議院選挙をやるとおっしゃっている。だから、どうなるか分からない。それを担保にして国債を出すと、こう書いてあるということですか。それでいいんですか、安...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 厚労大臣の言ったことでいいのかということです。 | ||
○宮沢洋一君 どうするか決まっていないって、可能性があるものは幾つあるんですか。そうたくさんないでしょう。 | ||
○宮沢洋一君 切るという話で、蓮舫大臣、突然飛んで悪いんですが、仕分で二・五兆円出せますか。 | ||
○宮沢洋一君 これは、厚労大臣はつなぎの国債を発行するとおっしゃったわけですが、財務大臣は歳出カットもあるとおっしゃった。そのどっちかでやるんですね。 | ||
○宮沢洋一君 厚労大臣がそう答えたから。 | ||
○宮沢洋一君 要するに、厚労大臣はつなぎ国債だと言い、あなたは歳出カットだと言ったわけで、それ以外の方法はないのかと聞いたんです。 | ||
○宮沢洋一君 それでは、先ほどの注の後段の部分、二十四年度以降の歳出の大枠には、税制抜本改革により確保される財源を活用して年金財政に繰り入れる年金差額分が含まれていると書いてあることの意味を、厚労大臣、教えてください。 | ||
○宮沢洋一君 厚労大臣、私の質問、どういう質問だと思って答えられたんですか。 | ||
○宮沢洋一君 私は、この後段の意味は何ですかと聞いたんです。意味を詳しく説明してください、分かりやすく。 | ||
○宮沢洋一君 そうなるとどうなるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 七十一兆が変わるんですか、どうなんですか、歳出の大枠は。 | ||
○宮沢洋一君 いや、私は、厚労大臣、担当で、昨日もこれよく勉強しておいてくださいと申し上げたんで、ちゃんとお分かりだと思うんです。 財務大臣、ちょっと教えてあげたらどうですか、後段。 | ||
○宮沢洋一君 いや、この意味が分かるんなら説明してくださいよ。分からないなら分からないって言ってください。 | ||
○宮沢洋一君 時間を止めていただけますか。 | ||
○宮沢洋一君 違う、違う。その後段の方。 | ||
○宮沢洋一君 大枠には年金差額分が含まれていると書いてあるんですよ。それはどういう意味かと聞いているんです。分からないんなら分からないと言ってください。 | ||
○宮沢洋一君 そんな話じゃないですよ。もうちょっと複雑に書いてあるじゃないですか。 | ||
○宮沢洋一君 私が配った資料を読み上げて答弁するのはやめてください。 要するに、だって、びっくりしましたよ、財務大臣も厚労大臣も知らないんだ、これ。 要するに、年金財源を将来の消費税収を活用してと書いてあるわけでしょう。これは要するに、これを担保としてつなぎ国債を出すこと...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そうすると、年金が大変大事だと言いながら、年金特会に全く入れない、年金の資金の、要するに積立金食い潰してやることで、厚労大臣、いいんですね。 | ||
○宮沢洋一君 混同して答弁していただきたくないんです。つなぎ国債をするというのは、年金特会は空にならないんですよ、ちゃんとお金が入るんです。しかし、そうしないで空にするというのは、一般会計から何にも入れないということです。それでもいいんですかと聞いているんです。 | ||
○宮沢洋一君 厚労大臣は空にしないとおっしゃっている。そのとおりいくとすると、国債を出さなきゃいけないんですよ、二・五兆円。四十四兆の枠に収まりますか。 | ||
○宮沢洋一君 財務省は空にしたいんですよ。 ですから、さっき大臣も、厚労大臣もお分かりにならなかった。歳出の大枠に年金差額分が含まれているというのは、空にしたときだって七十一兆は出さないよと。空にした分は七十一兆から引いて、そういう歳出だから、空にしたから、二・五兆、ほかのも...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 担当大臣として決められた総理、空にするつもりですか。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、空にするともしないともおっしゃらない、どっちでもいいんですか。 | ||
○宮沢洋一君 例えば、空にするという話になりますと、古川大臣、ちょっと聞いておいていただきたいんですが、その五%上げたやつ、税と社会保障の一体改革、使い道が書いてありますよね。しかし、空にすると、毎年二・五兆円分、五年間だったら十二兆五千億が来て、それもちゃんとその中で賄えるんで...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 質問に答えていただきたいんですよ。 要するに、五%上げて、その使い道がいろいろもっともらしく書いてあるじゃないですか。その中で、もちろん、注か何かに、今回のやつが、二・五兆円がずれ込んでいくやつも、ずれ込んできたら入れると書いてあるんですが、配分には入っていない...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 計算に入っていると。恐らく入っていないんです、これは、これだけ大きな額では。 ともかく、総理、財務大臣、しっかりしていただかなきゃ困ります。財政再建派でしょう、お二人とも。それが四十四兆、約四十四兆守れない、七十一兆は守るかもしれない。四十四兆守れないなんて言っ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 来年度、二十四年度からのことしか聞いてない。二十四年度のことしか聞いてないんだから。 | ||
○宮沢洋一君 頼りない財務大臣だなと思います。 それでは、少し、私も復興に関する特命委員会、自民党の責任者でございますので、復興について少しお話を伺います。 平野大臣でいいんだろうと思いますが、五年間の集中復興期間の復旧復興の事業費、国と地方の公費合わせて十九兆円と出され...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 もう少し細かく、これは財務大臣の方ですかね、十九兆の内訳、教えてください。 | ||
○宮沢洋一君 十九兆ですよ。来年度予算。 | ||
○宮沢洋一君 十九兆。 | ||
○宮沢洋一君 これ、事前通告してありますから。 | ||
○宮沢洋一君 復興に向けての中に、例えば中小企業金融を中心にあのリーマン・ショックのことを考えて二・五兆ぐらいの金融対策も入っていますよね。 | ||
○宮沢洋一君 そこまでは入っているんですが、円高対策等の経済対策とか省エネとかエコ対策といったものはこの積算に入っていますか。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、入っていないにもかかわらず、三次補正に復興関係費用として載っけて復興債の対象経費としたのはどうしてですか。 | ||
○宮沢洋一君 なぜ復興債の対象経費なんですか。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、一般の国債じゃ駄目なんですか。 | ||
○宮沢洋一君 一般の国債じゃ駄目なのかって聞いたんですから。 | ||
○宮沢洋一君 一般の国債じゃ駄目なんですかって聞いているんですよ。別の国債じゃ駄目なの。 | ||
○宮沢洋一君 一般の国債じゃいけない理由を言ってください。 | ||
○宮沢洋一君 要するに、十九兆に入ってないとおっしゃったでしょう。入ってないんでしょう。それ、何で復興対象事業なんですか。 | ||
○宮沢洋一君 中小企業対策とおっしゃるけれども、これはリーマン・ショックのときの金融対策ですよ。さっきおっしゃったように、円高対策、経済対策、省エネ、何も入ってないんだよ。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、被災地だけに限られているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 じゃ、例えば日本で、円高で国外に行かないようにいろいろ補助金、枝野さんのところに付いているんですが、あれはサプライチェーンに関係するところだけなんですか。 | ||
○宮沢洋一君 平野大臣、十九兆の積算にこんなものは入ってないわけですよ。しかし、各省に、役所によっては、この十九兆の説明、五年間で十九兆、既に六兆使っているから残り十三兆、今回九兆使っているから残り四兆、あと四兆円ですと言って回っている方いるわけです、結構。各省、そう思っているわ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 当然、大臣ですから閣議で予算に賛成、署名されたわけですけれども、そうじゃないんですよ。今のお話だと、もうめちゃくちゃな円高対策が入っている一方で、一方で、それは安住大臣の、まあどこまで見ているか分かりませんけれども、どう考えたって二十四年度のシーリング逃れみたいな、...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 全く理解できません。要するに、復興債の対象経費というのは細かに決まっていないんです、法律上は。このため、何でもいいから安住さんはどんどん入れちゃっているんだから。本当に宮城県は困りますよ、これ、ほかの地域に使われて。財務大臣、しっかり見てもらえますか、これから。 | ||
○宮沢洋一君 復興の基本方針、基本計画というのは政府が勝手に作られたんですが、実は十九兆円の根拠には入っていないものがたくさん入っているんですよ。しっかりやってもらわなきゃ困ります。 もう時間なくなってまいりましたので、少し個別の予算、たくさん聞こうと思ったんですけれども、厚...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 今、茨城県について触れられましたけれども、これは第三次補正の対象ではないですね。三県だけですね。何で三県に限られて茨城県入っていないんですか。 | ||
○宮沢洋一君 茨城県は津波の被害がなかったんですか。 | ||
○宮沢洋一君 茨城県北部は、相当、今民間の医療機関からお金足りないという話がたくさん来ています。それでも広げなかったわけですが、これ、三県に限ったのは何で決まっているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 法律とか、何かそういうもので決まっているんですか。何で決めてあるのか。法律で決まっているんですか。 | ||
○宮沢洋一君 中身においても茨城県が北部入っていない、非常に不思議ですけれども、何で決まっていると、法律で規定されているとか、どういうことで三県に限定されているのかということを質問しています。 | ||
○宮沢洋一君 決めた根拠を何度も聞いているんですよ。答えが返ってこないんです。 | ||
○宮沢洋一君 補助要綱というのはどういうものですか、法律的に。 | ||
○宮沢洋一君 それは法律に基づくものですか、基づかないものですか。 | ||
○宮沢洋一君 何という法律ですか。 | ||
○宮沢洋一君 法律に基づいていることは間違いないんですね、それじゃ。(発言する者あり) | ||
○宮沢洋一君 どんな法律なんですか、その基づく法律って。 | ||
○宮沢洋一君 会計法に基づく補助金の支出要綱なんですか。そんなものがあるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 会計法に基づいて支出するのは当たり前なんですけれども、補助金の支出要綱は決まるんですか、それで。 | ||
○宮沢洋一君 厚労大臣は全く分かられていないようなんですが、要するに、今から決めるなら茨城県を含めることも可能なんでしょう。 | ||
○宮沢洋一君 予算書に三県に限ると書いてあるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 要するに、今から何でもできることなんですよ。今から何でもできることなんです。 時間もなくなったので、いろいろ聞こうと思っていたんですが、税と社会保障の一体改革も随分質問を用意していたんですが、なかなか時間がないので一点だけ。 高齢者の支給開始年齢の開始の引上...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 もうちょっと御理解していただきたいのは、これ、要するに既裁定者の年金下げる方法なわけですよね。何%になったら発動されるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 そうすると、例えば一・五%物価が上がったときには年金はどういうふうになるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 恐らく、もうちょっと細かく伺うといろんなことをお分かりでないということが出てくるんだろうと思いますが、今日はもう時間でございます。 私が大学入ったときの総長は加藤一郎先生でありました。大変私も法学部でございますから尊敬しておりましたが。大臣、もうちょっと勉強して...全文を見る | ||
12月05日 | 第179回国会 参議院 行政監視委員会 第1号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 本日は、川端総務大臣、また江利川人事院総裁に御出席いただいておりますが、お二人は給与法をめぐって相当激しくやり合っておられたわけですが、今日は給与法の話はいたしませんので。また、松下大臣は、大変経産省忙しかったと、ちょっといろいろ...全文を見る |
○宮沢洋一君 単純に計算して、その一週間十二・一というのは年に直すとどのぐらいになるんですか。逆に、超過勤務時間を週に直しても結構なんですけれども。 | ||
○宮沢洋一君 人事院はたしか平成二十二年に勧告時報告というのを出されておって、その中に今おっしゃったようなこと、「本府省においては、正規の勤務時間終了後、職員が超過勤務命令を受けずに相当時間にわたって在庁している実態が見受けられる」と、こういう指摘をされているわけであります。 ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 松下副大臣に少し伺いたいんですが、経産省、今年の三月十一日の発災以降大変お忙しくなったわけですね。原子力保安院もあれば資源エネルギー庁もある。 残業時間といいますか、在庁時間でいいんでしょうけれども、どの程度増えたのか。恐らく何日も泊まり込んだ方も随分いらっしゃ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らく一人頭にしても大変な時間の超勤、これは超勤ですから恐らく超勤手当が払われた時間でもこれだけということだろうと思います。 三月十一日は昨年度でありまして、三月分の超勤手当が支払われるのは今年に入って四月ですので、三月十一日以降、相当増えた超過勤務というのが、...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 幾らぐらい流用されたんですか。 | ||
○宮沢洋一君 ですから、年度末足りなくなった場合には流用という方法があって、それを活用されたと、こういうことでございますか。──結構です。 当然、江利川総裁もそういう経験をされたし、私も役所のときにしましたし、恐らく松下副大臣も役所時代は経験されたと思いますけれども、本当に忙...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 今の二百六十何時間という時間ですけれども、恐らくそれは在庁時間であって、超過勤務手当が出る超過勤務の時間ではないですよね。 | ||
○宮沢洋一君 資エ庁ですと約二倍に残業時間が増えた、これは残業、超過勤務時間が増えたということですから、恐らく去年まで五十時間ぐらい出ていたものが百時間出たというような話。逆に言えば、二百六十八時間との差、百との間の百六十何時間というのは、実は恐らく残業代は、超過勤務手当は払われ...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 どこが管理されているのかよく分からなかったんですけれども、当然残るべきところは何も命令を出さないというようなこともおっしゃったし、そうすると、当然でない業務だけ命令を出している。本当に事前に命令を出しているような実態があるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それでは伺いますけれども、残業命令という書式というものは、さっき文書というようなこともおっしゃったけど、書式といったものは標準形式があるんですか。 | ||
○宮沢洋一君 それを事前に出すということが基本的に決まったことなんですか。 | ||
○宮沢洋一君 その判こをつくのはどなたなんですか。 | ||
○宮沢洋一君 判こを押して、それを本人に渡すわけですか。 | ||
○宮沢洋一君 余り細かく詰めてもしようがないわけですけれども。 そこで、大臣に伺いたいんですが、大体話の流れはお分かりになったと思いますけれども、私はやはり、まさに一般の職員の勤務時間、休暇等に関する法律というのが総務省所管であって、その第十三条二項がいわゆる超過勤務の根拠規...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 恐らく、かなり試行錯誤が要る話だろうと思います。おっしゃるように難しいところが随分ある。 ただ、やはり残業、超過勤務をなくす一番いい方法は、管理職がこれをコストだと思わないといかぬ。我々も役所のころに定時退庁日とかいうの、ありました。そんなもの守られるわけがなく...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 後ろの席にいる若い方が少ししかめっ面して聞いていましたけれども、恐らくこれもう構造的な問題なんです。サービス残業といいますか、中身が薄い残業があることも事実ですから、ともかく総務大臣にお願いして、それなりの基準を早く作っていただいて。その裏腹で、もう年度末に人件費等...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私は、何も今の超過勤務命令等がないような状況でやれと申し上げているわけではなくて、やはりしっかりとした制度として確立したときに、その裏打ちとして、やはり命じた管理職がいるわけで、その人の評価も当然、その仕事をそれだけやらせておいて結果が出ているかどうか必要になってき...全文を見る | ||
12月08日 | 第179回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号 議事録を見る | ○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。 本日は、復興庁の設置法案、私は発災直後から自民党の復興に関する特命委員会の座長ということでかかわってまいりました、その立場から質問をさせていただきます。 今回は設置法の審議でございますけれども、その前にその基となる基本法、復興...全文を見る |
○宮沢洋一君 私は正直言って十点もないような法案だったと思っているんです。もう落第点もいいところと。完全に赤点ですよ。 復興基本法の方の話に少し戻らせていただきますけれども、復興基本法、私は実は発災直後もう一週間もたたないところで当時の石破政調会長に呼ばれて、復興基本法という...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 修正協議というのも、正直言いまして、我々野党の修正協議者が民主党の方と交渉するというよりは、嫌がる役所のしりをたたいて実はまとめたものが今回の修正案なわけですけれども、平野大臣、元々の政府案、基本法にある施策の実施と言えるものは何が入っていたんですか。 | ||
○宮沢洋一君 政府の当初案では、よく読むと、まさに復興庁が持っている権限、実施権限というのは実は五十億しかないんですよ、本当は。まさに平野大臣のポケットマネーみたいなものですけれども、調整費という何でも使えるお金五十億、これだけです。 交付金、おっしゃった特区に関係して一兆五...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 そうなんですよ。交付金も恐らく来年度はない、ゼロに近いような額だろうと私も想像しています。 ともかく、この政府案というのは、いみじくも大臣もおっしゃいましたけれども、つかさつかさというか各省に仕事してもらうというふうになっている。逆に言えば、これ役所が、ともかく...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 私は復興庁設置法作るに当たってどういう政治主導、指示をされたかという質問をしたんですが、まあそれは結構でございます。 元々の政府案ですと、まさに今も大臣おっしゃったんですけれども、例えば復興のための道路を造るというときに、復興庁にも少し顔を出すかもしれないけれど...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それでは、同じ四条第二項の三号に関して質問いたしますが、イのところに、まず復興に関する事業のうち政令で定める事業に必要な予算を一括して要求し、確保することと、こう書かれているわけでありまして、中身は実は政令に委任されておりますが、復興に関する予算はほぼ全て政令で書き...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 ロの方には、イはこれ予算を一括して要求し確保することでありますけれども、ロの方では公共事業その他の政令で定める事業の実施に関する計画を定めることということで、いわゆる公共事業とか学校などの施設費系については箇所付けという作業が予算の場合あって、予算の額が決まっても場...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 テレビを見られている方は随分細かい質問をしているなと思われるかもしれませんが、実は政令で定めるということは行政府にお任せするということでありまして、時々役所の組織というのはずるをしまして、大体全部定めると説明しながら実は余り定まっていなかったりするものですから、やは...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 それでは、次の質問に入らせていただきます。 実は、復興本部ができてもう既に五か月以上たつわけですけれども、実は私、一つ大変不満を持っていることがございます。それは、基本方針が政府で七月末ですか、定められた、また今回三次補正予算が出てきた。それぞれ復旧を中心として...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 少子高齢化の進展等々といっても、私は、二十一世紀半ばの日本のあるべき姿という、正直言って夢を政権に語っていただきたかった。日本が三十年後、四十年後、どうやって生きていくのか、こういうことなら生きていけるんだというものをやはり少し示していただいて、それをやはり東北で実...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 ですから、そこが残念なんですよ。町づくりしか見えてこないんですよ、大臣のお話聞いていると。要するに町と町との関係、また幾つかの大きな地域、市町村含めた、地域と地域の関係、また県境を越えた関係、そういうものをやはりしっかりと復興庁としてやっていくということは私は大変大...全文を見る | ||
○宮沢洋一君 総理に是非大局的な御判断をお願いをいたしまして、質問を終わらせていただきます。 |