宮沢洋一

みやざわよういち

選挙区(広島県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数2回

宮沢洋一の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第180回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。やっと質問時間が回ってまいりました。  昨年の秋、第三次補正予算、予算委員会で質問をさせていただきましたが、引き続き、今日は為替円高の問題、また社会保障と税の一体改革について質問をさせていただきます。  まず、為替から最初に質問をさ...全文を見る
○宮沢洋一君 円高、七十円台半ばからは少し円安に来たわけでありますけれども、総理に伺いますが、今の為替の状況、ドルだけではなくてユーロ、ウォン等々含めて円高と思われていますか。
○宮沢洋一君 おっしゃるとおりだと思います。  日本の産業、特に物づくり、その中でも特に組立て型と言われております車とか家電とか、大変厳しい状況です。ライバルはドイツであり、また韓国であり中国でありという中で大変厳しい状況。特に、私の地元広島県ではエルピーダメモリという会社が最...全文を見る
○宮沢洋一君 実体経済と今おっしゃったわけですけれども、正直言って今の相場というのは、なかなか昔のようにファンダメンタルズで動くという状況では恐らくないと思います。ただ一方で、実体経済から離れた動きにはということをよく大臣はおっしゃるんですけれども、今の実体経済でいうと円はもっと...全文を見る
○宮沢洋一君 じゃ、実体経済をどういうふうに考えられていますか。
○宮沢洋一君 要するに、相対的な実体経済の関係をどう判断されているかという質問をしているわけです。ヨーロッパと日本、韓国と日本、アメリカと日本。どう判断されています。
○宮沢洋一君 恐らく、実体経済というものにこだわっていては今の為替は恐らく私は議論できないんだろうと思っています。特に今、ウォン、おっしゃいましたけれども、ウォンというのはかなり政府によってコントロールされている通貨ですよね、財務大臣。
○宮沢洋一君 そういう通貨を持った国の企業と日本の企業が競争して会社更生法適用に追い込まれるというような事態、どう考えられます。
○宮沢洋一君 余りお答えになっていないわけですけれども、今IMFレポートというお話されました。  例えば、最近伸びてきているBRICS、ブラジル、ロシア、インド、中国又は南アフリカ。これらはIMFによってどういう認定、自由なフリーフロートがされている国と認定されていますか。
○宮沢洋一君 例えば、シンガポールのように何となく資本主義の権化のようなイメージの国の通貨も、これはバスケットをつくっていて外からはさっぱり分からない。それでよろしいですか。
○宮沢洋一君 最近非常に伸びてきて、これから十年、二十年、大変大きくなると言われているそれらの国が、どの国も要するに化粧しているんですね、為替について。それで我々は闘わなきゃいけない。  例えば今の状況で、アメリカという国は今の変動相場制、大変メリットがあると思いますけれども、...全文を見る
○宮沢洋一君 例えば、ドイツ、フランス、大変経済の状況はいいけれども、ある意味ではギリシャやまたイタリーのおかげでと言っていいのかどうか、大変通貨が安くて輸出力が伸びてきている。大変メリットがあると思われませんか。
○宮沢洋一君 総理にちょっと伺いたいんですが、今お分かりになったように、成長著しい経済は全ての国が実は通貨をコントロールしている。そして一方で、アメリカは今の通貨制度大変都合がいい。ドイツも都合がいい。しかし、我々だけ都合が悪いんです、これ。まさに片手縛られてボクシングしているよ...全文を見る
○宮沢洋一君 恐らく、アメリカは大変嫌がる話。世界的にそう簡単に結論の出る話ではありませんが、やはりもう少ししっかりとした議論を国際会議で提起するとともに、財務大臣、断固たる対応をすると言って、常に介入をほのめかしながらやらないわけですけれども、たしかIMFのフリーフロート、その...全文を見る
○宮沢洋一君 IMFの許される範囲でもっと戦略的に私は介入をすべきだと思います。また、恐らくこの制度、フロート制が導入されたときに比べて、いわゆる資本の移動というものが大変なスピード、大きさ、自由度が増している。これについても、やはり相当これから考えていかなきゃいけないという認識...全文を見る
○宮沢洋一君 一方で大変残念なのは、野田財務大臣の当時、安住財務大臣、本当に海外へ行っていないんですよね。恐らく国際会議以外で主要国に行って主要通貨国の当局と国際会議以外でわざわざ行って話したことあります、野田財務大臣当時に。
○宮沢洋一君 主要通貨国、主要通貨国です。
○宮沢洋一君 リーマン・ショック以降、為替の問題というのは大変世界が動き始めている。そして、何より大事なのは、首脳間といいますか、当局間の意思の疎通、私は本当に残念なんです。  私自身、この問題、問題意識を持ったのは二年ぐらい前からですから、もしも私が安住大臣のところにいれば、...全文を見る
○宮沢洋一君 それでは話題を変えまして、国民年金の国庫負担二分の一の引上げに移らせていただきます。  この点については、昨年の秋に安住大臣と随分議論をさせていただきました。  まず、議論に入る前に、我々自民党の考え方を説明させていただきますと、私どもはこの二分の一の国庫負担、...全文を見る
○宮沢洋一君 やるとおっしゃって、二・六兆全部出さなくても、五百億、千億、五千億、財務大臣が頑張ればできるでしょう。例えば生活保護なんか何で切り込まなかったんですか。    〔理事川上義博君退席、委員長着席〕
○宮沢洋一君 生活保護を、それ役所の人にだまされちゃ駄目なんです。義務的経費だから制度を変えなきゃ減らせないということはあり得ないんです。運用を厳しくすれば減るんです。どうですか。
○宮沢洋一君 厚労大臣に伺いますが、交付国債というのは、恐らくテレビ見られている方も非常になじみのない分かりにくいものでありますが、交付国債というのはどんなものなんですか、またどのような法律で決まっているものなんですか。
○宮沢洋一君 そうなんです、交付国債というのはちゃんとした国債じゃないんですよ。財政法に何か書いてあるようなものじゃない。たまたま国民年金法に今回、政府は国債を交付すると書いたから交付国債と言っているだけ、それだけですよね、大臣。
○宮沢洋一君 いや、厚労大臣。
○宮沢洋一君 要するに、財政法という国の基本的な法律には書いてない。この今回提出する法律で規定する全く新しい国債ということでよろしいわけですね。
○宮沢洋一君 全然質問にお答えになっていないんですが、財政法で交付国債という定義はあるんですか。
○宮沢洋一君 交付国債、交付国債となじみのあるようにおっしゃっているけれども、要するに交付国債という定義はないんです。厚労大臣、よろしいですか、それで。
○宮沢洋一君 今度は安住大臣にお尋ねします。  我々はつなぎ国債で手当てしろと、こう言っていますが、安住大臣は交付国債にされた。この違いはどこにあるんですか、中身の、本質的な違いは。
○宮沢洋一君 国債になればはるかに国民に、つなぎ国債の方が国民の目に分かりやすいと思われませんか。
○宮沢洋一君 違うのは、要するに、年金の積立金が違うんですよ。要するに、つなぎ国債でやれば年金の積立金は毀損されません、そのままです。しかし、交付国債にした途端に年金の積立金は流用される、流用される。そうじゃないですか。
○宮沢洋一君 財政規律上は正直に出せと民主党もおっしゃっていたんでしょう。正直じゃないんじゃないですか。
○宮沢洋一君 これ、厚生年金特会でも、年金特会の、特会法に積立金からの受入れについてはどう書いてあるか知っていますか、特会法、特会予算の中で。
○宮沢洋一君 今の、要するに交付国債に絡む積立金からの受入れについては特会の予算書上どう書かれていますかという質問です。
○宮沢洋一君 いや、だから、どう書いてあるかということです。
○宮沢洋一君 だって、積立金を取り崩して受け入れるんでしょう。だから、どう書いてあるかという質問です。
○宮沢洋一君 いやいや、予算書。
○宮沢洋一君 予算書に載っているんですよ。要するに、国庫負担差額相当額、積立金より受入れというので二兆幾ら載っているんです。まさに積立金の流用なんです。そうだと思いませんか。
○宮沢洋一君 流用かどうかを聞いている。
○宮沢洋一君 取崩しと。じゃ、その流用というのは、もう詰めませんが、少なくとも総理、民主党のマニフェストには年金保険料の流用はさせませんって書いてあるんですよ、マニフェストに。これ、どう思われます。
○宮沢洋一君 保証書を積んであるからって、それを積立金だなんて言うんですか。
○宮沢洋一君 BS上どうだとかいう話じゃないんですよ。積んであるのは保証書だけでしょう。保証書だけでしょう。それ、流用でしょう。
○宮沢洋一君 信用あるなしなんて聞いてないんですよ。現金じゃないんだから、ちゃんと財源のあるものじゃないものでしょう、かすみみたいなものを積んでいるだけでしょう。流用に決まっているじゃないですか。
○宮沢洋一君 話題を変えますけれども、昨年夏に決められた中期財政フレーム、国債発行額約四十四兆等々というのは守られたんですか。
○宮沢洋一君 それじゃ、公債の定義と国債の定義、財政法と国債整理基金特会ありますけれども、説明してください。
○宮沢洋一君 交付国債は公債なんですか、どうですか。
○宮沢洋一君 要するに、財政法上、国債整理基金特会上でいうと国債の定義は広いんですよね。交付国債も入る、公債には交付国債は入らない、それでよろしいわけですね。
○宮沢洋一君 要するに、中期フレームでは四十四兆の国債と書いてある。当然、交付国債も入るわけですよね。それでよろしいわけですね。
○宮沢洋一君 要するにイカサマなんですよ、イカサマ。要するに、中期フレームを守ると言いたいがために交付国債なんという妙なものを持ち出してきて、国民の目に分からないようにした上で、しかも上手の手から水が漏れて、公債と中期フレームに書いていなかったから四十四兆の枠はオーバーしちゃって...全文を見る
○宮沢洋一君 ともかく、誤解を生まないように表現には注意するのが政府の役割ですから、今後しっかり注意していただきたい。要するに、守っていないんです。  余りこのことばかりやっても時間があれなんで、次、消費税の話をさせていただきます。  先ほど山本委員の質問に対して、一六年度ま...全文を見る
○宮沢洋一君 そうしますと、あの大綱なるものを読んでみますと、五年をめどに改革をすると、こう書いてあるわけですね。そうすると、例えばその附則百四条、我々のところで作ったのと同じように五年後ですから、二〇一七年度までに法律上の措置をするというようなことを書くつもりはありますか。
○宮沢洋一君 そうすると、一七年度という言葉は入りますか。
○宮沢洋一君 二〇一七年度。
○宮沢洋一君 要するに、報道も山本委員の質問も二〇一六と言ったからなかなかおっしゃったんですが、この大綱を読むと五年間って書いてありますよね。そうすると、ちょうど二〇一七年度なわけですね、二〇一七年度末までに法的な措置を講ずるということを、百四条と同じような表現をすると似たような...全文を見る
○宮沢洋一君 今後五年をめどということは、二〇一七年度末が最終と理解してよろしいですか。
○宮沢洋一君 ともかく今月の二月十……(発言する者あり)まあ、ちょっと……。  要するに、今月の二月十七日付けの大綱で今後と書いてあるスタートが二月十七日じゃないんですね。それだけ確認してください。
○宮沢洋一君 私は、中身がおかしいと申し上げているわけではないんです。自民党は、参議院選挙、消費税五%上げて一〇パーにする、当面五%としております。当面というのは、五上げて一〇にしただけじゃ足りないだろうと思っているから当面としてあるわけでありますが、当然そういうことをしっかり書...全文を見る
○宮沢洋一君 今議論のあったその五年を目途に、めどにという部分は不退転の決意でやっていただけますか。
○宮沢洋一君 それでは、少し話題を変えさせていただきます。  消費税につきまして、ちょうど前回の衆議院選挙のときにある新聞が、四年間の任期中に消費税の税率引上げを決めることに賛成ですか、反対ですかというアンケートをしております。  厚労大臣、反対と答えられておるんですね。四年...全文を見る
○宮沢洋一君 経済の状況とか高齢化とおっしゃいましたけれども、三年前ですね、二年半前と今と経済がどう変わったんですか。高齢化がどう変わったんですか。
○宮沢洋一君 高齢化の状況は変わっていません。一方で、経済の状況は今おっしゃったように悪くなっている。経済の状況が悪くなったら消費税の増税が必要だと思われたんですか。
○宮沢洋一君 じゃ、前回の衆議院選挙のときは何で反対とおっしゃったんですか。
○宮沢洋一君 厚労大臣ばかり責めてもかわいそうで、安住大臣も反対と書かれたんですよ。  安住大臣は、いつ消費税を上げなきゃいけない、どうして上げなきゃいけないと思われましたか。
○宮沢洋一君 毎日新聞のアンケートは、四年間の任期中に消費税の税率引上げを決めることに賛成ですか反対ですかというのに反対と書かれたんですが、それは誰か、秘書か何かがやって間違えたんですか。
○宮沢洋一君 無駄の削減で消費税上げなくて済むと思っていたんですか、思っていなかったんですか。
○宮沢洋一君 はい。あと二十五秒ということで、安住大臣、それでは、要は、本当は賛成なんだけれども反対とうそをついてしまった、票が欲しかった、そういうことで理解していいんですか、それとも秘書の間違いなんですか。
○宮沢洋一君 まず、総理に伺います。  総理も任期中に消費税の税率引上げを決めることには反対というアンケートを答えられている、これは前回の選挙のとき。これは、そのときは、そうは思っていなかったけれどもその選挙のためにうそをつかれたのか、それとも、その後どういうことがあって、どの...全文を見る
○宮沢洋一君 それじゃ、いつ消費税を引き上げなければいけないと思われましたか。
○宮沢洋一君 八月末に選挙があったわけですが、恐らく民主党政権は、十月、十一月、三か月後、四か月後には恐らく消費税を引き上げるという方針を決められているんですね。  というのは、二十一年度の附則百四条がありました。二十二年度の所得税法改正のときに、本来のマニフェストであれば百四...全文を見る
○宮沢洋一君 それじゃ、なぜその時点、二十二年度改正を決める時点で百四条は削除されなかったんですか。
○宮沢洋一君 じゃ、抜本改革をする、消費税を引き上げるということもあり得るということを決めたと、こういうことですか。
○宮沢洋一君 それでは、社会保障と税の一体改革に移らせていただきますが、岡田副総理、社会保障と税はなぜ一体で改革をしなければいけないんですか。
○宮沢洋一君 一体でなければいけないけれども、何か法律が随分社会保障関係は遅くなるという話がありますけれども、それでも我々に別々に審議をしろと、こういうことを要請されるわけですか。
○宮沢洋一君 最大の歳出であるから歳入と一緒にということをおっしゃったわけですが、その最大の歳出の全容がほとんど分からないままに歳入だけ先に審議しろと、こういうことは普通はおっしゃらないと思いますが、どうですか。
○宮沢洋一君 それでは、ちょっとフリップを出していただいて。(資料提示)  法案の提出予定がいろいろあるわけでありますけれども、厚労大臣、短時間労働者の関係とまた被用者年金一元化の関係の法律は、どういう今検討状況で、いつごろ出てまいりますか。
○宮沢洋一君 短時間労働者の方は、共済の話をされましたけれども、職域加算、我々、五年ほど前に案を出したときには残念ながら結論が出せなかった部分ですが、五年たったわけですから、当然その部分、結論を出されて国会に提出されますね。
○宮沢洋一君 ということは、現行の職域加算が当分続くと、こういうことでよろしいわけですか。
○宮沢洋一君 厚労大臣、税とそれほど違わないということは、じゃ、この二法案は四月半ばには出るということは確約できますか。
○宮沢洋一君 一方で、年金一元化の法案は来年中に国会に提出と、こうなっていますですね。  厚労大臣に伺いたいんですけれども、この被用者年金の一元化、また短時間労働者の問題、年金一元化法案を出せば全て包含されているという認識でいいですか。
○宮沢洋一君 時間が限られているのでしっかり答弁してください。  中身の話をしています。一元化法案の中身の中に被用者年金の部分も短時間労働者の部分も当然入るはずですね、一元化ですから。それでいいかということです。
○宮沢洋一君 来年出す、要するに全体の法律のパーツを一部分を切り出して今年審議してくれ、こういうことをおっしゃっていると考えていいんですか。
○宮沢洋一君 被用者でも短時間でも実施時期なんか決まってないでしょう。  短時間労働者の実施時期、いつからやるんですか。
○宮沢洋一君 だったら、その、何ですか、マイナンバーなんか施行されているんじゃないですか。
○宮沢洋一君 来年提出される一元化法案の施行はいつからなんですか。
○宮沢洋一君 じゃ、前後するかも分からないんでしょう、今の話全部聞きますと。それにもかかわらず、来年新車を発売すると決めているわけですよ。その新車の、じゃ新しくできたエンジンとハンドルだけ今年買ってくださいなんて言ったって、買うばかはいないじゃないですか、消費者は。そう思いません...全文を見る
○宮沢洋一君 一元化については、昨年六月の成案では中長期の課題だったんですよ。要するに、未来のコンセプトカー。だったらば、来年こういうものが出るからというんで今年審議したっていいんでしょう。しかし、もう来年出すと決めているんだから、もう新車発売すると発表しちゃっているんだから、そ...全文を見る
○宮沢洋一君 すぐ四十年でごまかしちゃいけないんです。だって、二十時間、三十時間の話だって、すぐもらえるわけじゃないでしょう、これ、もらう方でいえば。ただ、制度はもう施行もその年から始まるんですよ。そのときに、要するに昨年の六月であれば、中長期の課題にしていたから、来年からやるパ...全文を見る
○宮沢洋一君 だからこそ、中長期のコンセプトカーに戻せと言っているんですよ。  もう少し具体的に入りますけれども、昨年の初めに社会保障改革に関する集中検討会議が政府の中で行われました。この中で、この一元化の具体的な仕組みといったものは議論されましたか。
○宮沢洋一君 一元化についてどういう議論が行われたか、事実だけ教えてください。
○宮沢洋一君 うそ言っちゃいけません。  最後に紙で盛り込まれたことは確かですが、議論はほとんど行われていないはずです。どんな議論が、誰からどういう議論が出たか言ってください。
○宮沢洋一君 集中検討会議の一番最初に政府が配付して説明した概要に関する資料集があります。この中に一元化についての記述はありますか。
○宮沢洋一君 全く議論されていません。  要するに、成案、六月の成案の時点では、要は政府と党で、この一元化は中長期の課題としてお蔵に一回入れておこうと、こう決められたんですよ。正しい決断だと思うんです。ところが、この大綱、その前の素案ですか、復活しちゃったんですね、来年提出って...全文を見る
○宮沢洋一君 相当時間掛けてどういう議論を、いつからどういう議論をされたんですか、どの場で。
○宮沢洋一君 ともかく、一月から五月まで委員の間では議論されていないんです。  菅内閣ではお蔵入りさせたのを野田内閣になって来年提出と決めたわけですから、これは総理の判断か、はっきりさせてください。総理に聞いています、総理の判断か。
○宮沢洋一君 菅内閣では中長期課題にしていたのを、法案提出、来年すると決めたのはあなたの内閣だから、あなたが責任者として決めたということでいいんですね。
○宮沢洋一君 じゃ、どうして六月には決めていなかったものを来年中というふうにされたんですか。その理由を教えてください。
○宮沢洋一君 じゃ、党の意見を受けて変えられた。政府はそれでいいんですね、野田総理。
○宮沢洋一君 その結果、未来のコンセプトカーが来年発売されることになっちゃったんです。それで部分部分を今年審議しろと言ったってできるわけないでしょう。旗を下ろされたらどうですか、今度は総理の責任で。
○宮沢洋一君 ともかく来年国会に提出するんでしょう、間違いなく。それだけ言ってください。
○宮沢洋一君 それがある限り、今年の審議はできないんですよ。  元々、あなたたちは六月の段階でともかくお蔵入りさせていた、中長期の課題にしていた。それは、中長期の課題はいいと思いますよ、我々はそういう議論をしていけばいい。しかし、それが来年出すというのが旗印が立っている限りは、...全文を見る
○宮沢洋一君 それは、例えば三十時間を二十時間に引き下げるという問題だって、来年になったら二十時間がゼロになるかもしれない、そんなので真面目に三十時間、二十時間に引き下げるという法案を審議しろというんですか。来年はだって一元化でしょう。
○宮沢洋一君 あなた、本当に年金制度を分かっているんですか、岡田さん。もうちょっと分かっているのかと思った。だって、それ三十時間が二十時間になったら、もらえるのは将来だけど、その施行されたその日から、二十時間の人は保険料払うんでしょう。
○宮沢洋一君 じゃ、四十年間じゃないじゃないですか。もう一度答弁してください。
○宮沢洋一君 総理、総理答えてください。  ともかく、来年出すとさっきもおっしゃった。もう全体出すんですよ、短時間も何もなしに、一元化も全部入って、被用者年金一元化も。そういうものを来年まとめて出してくるとおっしゃっているから、そのパーツは今年審議してくれと言ったってできるわけ...全文を見る
○宮沢洋一君 じゃ、これで終わらせていただきます。
03月28日第180回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。  私は、自民党の今、厚生労働部会長をやっておりますし、また自民党の税調のインナーのお世話役をやっておりますので、今日は社会保障と税の一体改革について、先日の予算委員会の総括質問に続きまして質問をさせていただきます。時間も若干限られて...全文を見る
○宮沢洋一君 官房長官に伺いますけれども、党の了解が得られなくても閣議決定をするということはあるんですか。
○宮沢洋一君 そうしますと、先ほどの副総理の御答弁は、了解が得られたかどうかまだはっきりはしていないというような御答弁だったと思いますけれども、今日の夕方の三役会議で了解が得られた場合に閣議決定がされると、この夕方の了解が前提だと、こういうことでよろしいんですか。
○宮沢洋一君 そうしますと、これ、政府の方ですので御答弁しにくいのかもしれませんが、民主党の場合はその三役会議で党として了解したかどうかということが決まるということなんですか。
○宮沢洋一君 そうすると、その執行部の判断が最終判断なんですか。
○宮沢洋一君 そうすると、最終的判断は執行部だと、こういうふうに今おっしゃったんだろうと思います。  この問題は本当に、成案の段階があり、素案の段階があり、大綱があり、党で決定したのかどうか、当初は閣議報告、次は閣議決定と、こう来ているわけで、非常に外にいる者としてはなかなか本...全文を見る
○宮沢洋一君 条件でないということは私はいいことだろうと思っておりますが、一方で、そういう数字が示されたということは、この数字は、例えば三%上げて八%にする、更に二%上げて一〇%にするという判断をするときにはどういう意味合いがある数字なんですか。全く意味合いがない数字なんですか、...全文を見る
○宮沢洋一君 いずれにしても、恐らく来週の予算委員会の集中審議ではまた私質問に立つ予定でございますので、その辺でしっかりと議論させていただきます。  それでは、参議院の総括質疑のときの質問の続きのようなことになりますし、少し重なる部分もございますけれども。  社会保障と税の一...全文を見る
○宮沢洋一君 したがって、今年出される予定の法律というのは、来年出される一元化法案、来年出されると書いてある一元化法案のかなり大きなパーツになるわけであります。  そこのところで、前回、予算委員会で質問させていただいたわけですが、要するに、元々であればこの年金全体の一元化という...全文を見る
○宮沢洋一君 時間が掛かる云々とかいろいろおっしゃるわけでありますけれども、これは御承知のとおり、私どもが被用者年金の一元化の法律を出したときには、自分たちは年金一元化という大きな課題に向かって進むのであって、被用者年金一元化だけの切離し審議には応じられないと、こういうことが経緯...全文を見る
○宮沢洋一君 これについて官房長官、どうお感じでございますか。
○宮沢洋一君 ともかく、すぐに実現するものではないけれども来年法案を提出するんだという立場は堅持されるというのは、これはどう考えても、恐らく副総理も答弁しながら、合理的な方、理論家でいらっしゃいますから、相当無理なことをおっしゃっていると思いながら答弁されていると思いますけれども...全文を見る
○宮沢洋一君 与野党協議をやろう、やろうとしていたのは私どもが政権党だったときだけだったわけでありますが、これ以上この話をここでしてもしようがないと思いますので、少し話題を変えさせていただきます。  年金の一元化の中の所得比例年金についてもそうですし、また消費税の中で給付付き税...全文を見る
○宮沢洋一君 今回提案されているマイナンバー制度、この法律でどのぐらい今よりは良くなるかという質問です。具体的に答えてください。
○宮沢洋一君 要するに自営業者の所得について、じゃ、どういう法定調書があるんですか。
○宮沢洋一君 いやいや、通告してありますよ。マイナンバー制度で……
○宮沢洋一君 自営業者の事業所得に関する法定調書はありますか。
○宮沢洋一君 それは給与として支払われた部分だと思います。  したがって、要するに、このマイナンバー制度を導入したからといって自営業者の事業所得についての把握はほとんど改善しない。ということで、岡田副総理、どうですか、そう思われませんか。
○宮沢洋一君 所得のまさに税務調査でどう把握するか等々という質問は一切してないんです。私は、民主党のマニフェストにもそう書いてあるし、どうも国会のいろんな答弁を聞いていると、このマイナンバーを入れることによって所得把握がかなりレベルが上がるというようなイメージを振りまいているよう...全文を見る
○宮沢洋一君 それは当たり前で、脱税がどの程度あるか分かっていればそれは取ればいいわけですから当たり前の答弁なわけですが、自営業、所得税について、所得税についての実際に調査を行う率、実調率というのはどの程度ですか。
○宮沢洋一君 要するに、百人に一人プラスアルファぐらいしか実は調査できていないというのが現状であります。  一方で、地方税、地方住民税について聞きますけれども、地方住民税の場合は、たしか法定調書の部分が大変広い、だから給与所得についてほぼ全部把握できる、また年金についても把握し...全文を見る
○宮沢洋一君 要するに、申告さえすれば言い値の世界なんです、これ、言い値の世界。たしか、私、しばらく前、国会の議論を聞いておりまして、岡田副総理が、例えば市町村の国民健康保険、国保については所得割といったものがあってある程度把握していると、こういう議論をされていたと思いますけれど...全文を見る
○宮沢洋一君 実際問題、その自営業者の事業所得というのは、国税においては資料が幾つかありますから、ほぼ言い値とは言いませんけれども、かなり穴が大きくなっている。地方においても同じようにほぼ申告どおりで処理されているという中で、恐らく不公平感をそのマイナンバーで解消することを含めて...全文を見る
○宮沢洋一君 そういう答弁であれば、私は当然、担当は岡田副総理であることはよく知っているわけですから、副総理に聞くんです。  国税を持つ立場として、これについてのメリット、デメリットは何だという質問です。
○宮沢洋一君 安易な考え方を持たないんであれば、何がいいことがあるんですか。
○宮沢洋一君 これ以上もう質問はいたしませんけれども、この問題は随分前からいろいろ話題に上っている課題でありますから、当然のことながら財務省においてメリット、デメリットはしっかり検討されているはずでありますので、よく勉強しておいてください。  岡田副総理、歳入庁が創設されると自...全文を見る
○宮沢洋一君 社会保険料についてはそういう見方があり得るんだろうと私も思いますが、一方で、税収が、特に自営業等々、今一番抜けている部分、捕捉ができていないと思われている部分の税収が歳入庁をつくると上がるというのは、どういう理屈から上がるんですか。そういう見方を持たれているんですか...全文を見る
○宮沢洋一君 じゃ、そういうことをおっしゃっている方はどういう理由でおっしゃっているかは御存じないんですか。
○宮沢洋一君 副総理はそれほどそれに熱心ではないようですからそれ以上申し上げませんが、社会保険庁でたしかその徴収実務をやっている方は二千人、国税の組織が五万六千か七千という中で、恐らく、歳入庁をつくったからといって、その後、課税の公平感が出てくるということは恐らくほとんどないもの...全文を見る
○宮沢洋一君 私どもは、給付付き税額控除云々と民主党、政府の案にありますけれども、自民党自体としてはまだ方針は決めておりませんが、方向性としては軽減税率といったことを参議院のマニフェストでは示させていただいています。というのは、給付付き税額控除も軽減税率も両方ともいろんな問題があ...全文を見る
○宮沢洋一君 被用者といった意味では全く違いがないわけです。これまでは国民年金と厚生年金に分かれていたからそれはそれでよかったわけですけれども、今度は五人以上の、零細企業でも五人以上、また中小企業、大企業に雇われた人は同じ被用者でありながらその半分は雇主負担、一方で自営業者の場合...全文を見る
○宮沢洋一君 一つの論点というか、かなり大事な論点だと思います。その部分、雇主が全部払えということになったときに、シャッター通りがもう本当に全部なくなってしまうような話でありますから、その辺の詰めなんということを考えないで来年に法律が提出できるとはとても思われないわけであります。...全文を見る
○宮沢洋一君 もう、いろいろ更に質問したい点ありますけれども、時間になりましたので、これらの点を含めてまた来週いろいろ質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
04月04日第180回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。  参議院の予算委員会、最初、三月十二日に引き続いて、総理以下に質疑をさせていただきます。  今日は、社会保障と税の一体改革について質問をし、そしてその後、AIJ問題について質問させていただきますが、その前に、官房長官お越しでありま...全文を見る
○宮沢洋一君 副大臣の辞任、私もどういうことで手続が行われるか分からないんですが、持ち回り閣議で了承すれば辞任できるんですか。
○宮沢洋一君 陛下の臨時代行に、突然といいますか、仕事をお願いをされたわけですが、宮内庁、陛下の方にはいつそれをお願いされました。
○宮沢洋一君 先週の金曜日に辞表を出されて、そして、ともかく質問通告があったからといってばたばた慌てて夜六時、七時、普通であれば陛下の方に御連絡する時間ではないと思いますけれども、そういう時間に慌ててやられたわけですね。何で昨日やらなきゃいけなかったんですか。
○宮沢洋一君 月、火と申しますが、間に土日も入っていたわけであります。慰留をされたとおっしゃいますが、副大臣が辞めるという辞表を持ってくるのは大変重い決意だと思います。どういう理由で具体的に辞めてもらっては困ると思われたんですか。
○宮沢洋一君 ともかく、野田内閣のある意味じゃ本質だろうと思うんです。要するに、大変重要な時期ですね、今。そういう中で、大事な役職を果たしている副大臣の辞表を先週の金曜日から何日あるんですか、五日間放置して、突然夜になって、国会の質問で答えなきゃいけないということが分かった途端に...全文を見る
○宮沢洋一君 政治に土日はないんです。内閣に土日はないんです。じゃ土日、官房長官は何をやられていました。
○宮沢洋一君 どこにいたかと伺ったんじゃないんです。土日に何で副大臣と会わなかったのかという質問です。そんなに忙しかったんですか。
○宮沢洋一君 ちゃんとした危機管理があれば、土日に長官は時間があったわけだから、そういう辞表を出した副大臣を呼んで意見を聞く、ちゃんと調整する、そして、しっかりそのまま留任していただいて政治を続けていくのか、辞めていただくのか、判断するのが当たり前じゃないですか。そのような官房長...全文を見る
○宮沢洋一君 更に申し上げますが、昨日の夜、そういう連絡を受けたものですから、当然内閣の要である官房長官にこの委員会、急遽でありますけれども出席していただきたいと申し上げました。結果的には来ていただきましたけれども、その前には記者会見の時間と重なるから出れないというような話もあっ...全文を見る
○宮沢洋一君 ともかく、前の日の夜遅くに副大臣を辞めさせるという決断をするというような異常な事態でありますから、国会に出るのは当たり前と思って、与党の理事に迷惑を掛けることがないようにしていただきたいと思っております。  それでは、少し本格的な質問に入らせていただきますけれども...全文を見る
○宮沢洋一君 次に、この一月に素案というものがまとめられました。これは閣議決定をされている、また民主党、また国民新党を含めて了承を得たということでよろしいんですか。今度は総理に伺います。
○宮沢洋一君 それでは、成案のときにあったものと、素案、大綱で少し変わったところがございます。  例えば、今問題になっております年金の一元化につきましては、中長期的な課題と位置付けられた成案段階から、素案になりますと来年提出というふうに変わってきた。また、いろいろな、例えば年金...全文を見る
○宮沢洋一君 民主党という党は、一回決まったことを半年たてば覆せると思っている党で、思ってよろしいですね。代表としての総理に聞きます。
○宮沢洋一君 岡田副総理は党の方の役職はないはずでございますので、党首としての総理に伺います。
○宮沢洋一君 そうしますと、その支給開始年齢の引上げ、年金について、六月の段階では、いつとは書いてありませんけれども、やると書いてありますが、今回やらなくしたのはどうしてなんですか。総理。
○宮沢洋一君 そうすると、昨年六月の成案段階では、よく議論もしない、よく勉強もしないまま支給開始年齢を上げると決めてしまったということでよろしいんですか、総理。
○宮沢洋一君 検討するということの右側のスケジュールの、たしか工程表の方には、工程表の中にたしか入っていたと思います。もう一度よく読んでいただいたらいいと思います。  それで、今のように、ともかく民主党という党がどういうことを了承したかということが我々野党から見ますとよく分から...全文を見る
○宮沢洋一君 そうしたら、当然のことながら、政調会長はそうおっしゃっているようですけれども、党議拘束が掛かっているという判断でよろしいわけですね、総理。
○宮沢洋一君 だとしたら、ともかく税制の抜本改革を決めるのが反対だと言った副大臣、金曜日に辞表を出したときに何ですぐ辞めさせなかったんですか、党議拘束掛かっているのに。
○宮沢洋一君 国民はみんな知っているんです、消費税引上げに反対だから辞められたということを。総理はそれ知らなかったんですか。
○宮沢洋一君 党議拘束が掛かっている話で、いろいろ発言されていることは我々の耳にも入ってきているわけです。当然、官房長官なり総理がそういう発言をする副大臣を呼び付けて、二度とそういう発言をするなということを言うのが内閣ですよ。それをやられましたか。
○宮沢洋一君 いやいや、事後に意思の確認じゃなくて、いろいろやられているのはテレビ見てりゃ分かるんだからね。もう不退転の決意でやる法律なんでしょう。だったら、当然閣内の、大臣は何も発言されていなかったと思いますけれども、副大臣を呼び付けて、ともかくそんなことをやるなと、やるんだっ...全文を見る
○宮沢洋一君 金曜日の時点で閣議決定をされて党議拘束が掛かっている。話がすとんとこない副大臣は首ですよ。それができない内閣が不退転の決意で税制改革に臨むと言われても、我々、本当にこの人たちと相談していいのか、協議していいのかと思うのは当たり前ですよ。  今日は、いろいろ報道され...全文を見る
○宮沢洋一君 いつ消費税の引上げが必要だと思われましたか。
○宮沢洋一君 そうすると、党内議論というのは最近の話だったので、最近決断された。しかも、党内議論というのはかなり反対の声が多かった中で、しっかり筋を通さなきゃいけない、こういう決意を固められたということでよろしいですね。
○宮沢洋一君 内閣府の中塚副大臣も来られていると思いますけれども、今の奥村副大臣と同じに、消費税の引上げは賛成でいらっしゃいますね。
○宮沢洋一君 ですから、ますますおかしくなるのは、政府の一員として当然なんですよ。それを何で先週の金曜日からほったらかしにしていたのか。これはある意味で、副大臣、それぞれの役割、重い副大臣であります。この間の国政の停滞、内閣の業務の停滞というのは大きいと思います。総理の責任、大変...全文を見る
○宮沢洋一君 慎重と言いますけれども、とにかく土日をほったらかしにしておいたわけです。我々の政権であれば当然、金曜日中なり土曜日中に片は付いています。大変残念な政権だと思っております。  少し中身について質問させていただきますが、総理に伺います。  三月十二日の質問で、いわゆ...全文を見る
○宮沢洋一君 大綱を踏まえて法律作るとおっしゃっているんですよ。大綱に書いてあることがもうきれいに何にもない。代表として、総理として、どう思われているんですか、責任感じませんか。
○宮沢洋一君 要するに、大綱に書いてあること、しかも、総理としてはそれを踏まえしっかりと法案としてまとめていきますとこの場で答弁されたことができなかったことの責任は何だと申し上げているんです。
○宮沢洋一君 ちゃんと答えるようにしてください。質問に全く答えていません。(発言する者あり)
○宮沢洋一君 三回目ですけれども、この質問。  要するに、その大綱に書いてあることを、記載しておりますので、しっかり法案としてまとめていきたいと、ここで決意を語られた。大綱に書いてあるわけです。決意も語られた。しかし、大綱、法律の大綱のはずですよ。今度、法律見てみたら、その部分...全文を見る
○宮沢洋一君 あなたにとっては、その法律の大綱、閣議決定までしたものというのはそのぐらいの意味しかないんですか。
○宮沢洋一君 ともかく、あなたはおっしゃったことはできなかった。しかも、閣議決定までした大綱に書いてあること、大綱の方が大ざっぱですから、法案の方が詳しくなる、これは当たり前な話ですけれども、大綱に書いてあることがすっぽり抜けているなんてことは考えられないことですよ。その法律の作...全文を見る
○宮沢洋一君 前提にはなっていない。したがって、経済状況全般を総合的に判断するというこれまでの流れと大きく離れたものではないという認識でよろしいですか。
○宮沢洋一君 安住大臣は、二月二十二日の衆議院の予算委員会、我が党の田村委員が、仮に現在の経済状況下と同じような状況でも消費税引上げを実施するというふうに理解していいんですかという質問に対して、仮定の話でございますけれども、今の経済状況であれば私は引上げは可能であると思いますと、...全文を見る
○宮沢洋一君 今の財務大臣の答弁聞かれて、総理、どう思われますか。
○宮沢洋一君 大事なところですから、しっかり。財務大臣の答弁をどう思いますかという質問ですよ、今。  財務大臣はどうおっしゃったかというと、三%、二%なるものは二項の引上げを停止する等々の条件ではないと、それが実現していることが、ということに同意をされて、そして、今の経済状況、...全文を見る
○宮沢洋一君 それでは伺いますが、大綱に書いてあった景気条項と今回の法案はどこが違うんですか。違わないんですか、違うんですか。もちろん文章が違うのは分かっているんで、中身、本質的なところで。総理。
○宮沢洋一君 総理の答弁、何かだんだん長くなって意味がなくなってきたような気がしてしようがないんです。  要するに、大綱のときの景気条項の書き方と今回の法律は、中身においては数字がちょっと入ったけれども基本的な部分は変わらないという答弁を恐らくされたと思います。大綱段階で、少な...全文を見る
○宮沢洋一君 要するに、私は、野田総理の答弁は聞いていてよく分からないんです、何をおっしゃっているか。安住大臣の答弁は非常によく分かるんです。したがって、テレビ聞かれている方も恐らくそうなんです。  したがって、安住大臣の答弁を是とするか否とするか、それだけ聞きたいんです。
○宮沢洋一君 聞いていないんです。
○宮沢洋一君 じゃ、是とおっしゃったということで質問を続けさせていただきます。  時間の方が大変気になってきたので、少しAIJの問題に入らせていただきます。  自見大臣、来られています。AIJについて、ケイマンの方のファンドで運用をしていたわけでありますが、そこが大穴空いてい...全文を見る
○宮沢洋一君 何というところですか。
○宮沢洋一君 そのきちっとした監査法人が恐らくきちっとした監査をしたんだと思いますけれども、これは何か法律に基づいて行われた監査ですか。
○宮沢洋一君 いや、私はケイマン法に基づいてやったと聞いておりますんですが、違いますか。
○宮沢洋一君 そうなんです。ケイマンという国でも、いいかげんな国のように答弁されましたが、一応法律があって、ケイマン法という法律で監査が義務付けられている、それでしっかりした監査が行われている。  この監査を日本で受け取ったのは、アイティーエム証券というところに、そこにしっかり...全文を見る
○宮沢洋一君 日本国内にきっちりとした監査報告が来ているんです。そして、実はそこから先に基本的に行っていない、信託銀行にも行っていない、年金基金にも当然行っていない。  たしか年金基金が、一つぐらいその監査報告を求めたところがあると聞いておりますけれども、事実ですか。
○宮沢洋一君 それで、たしかそれは偽りの、要するに偽物の監査報告書をどこかで作って見せたというふうに聞いております。  もうこれ以上聞いてもなかなかすぐ答弁出てこないと思いますので続けさせていただきますが、要するに、ケイマンというような国においてもしっかりとした法律に基づいて監...全文を見る
○宮沢洋一君 監査報告書なんです、問題は。そのAIJなるものがどういう説明を年金基金にしたかということじゃなくて、監査報告書をしっかり、本物を投資家が得られるようなシステムをつくるということを自見大臣にはやっていただきたいんですけど、どうも今の答弁を聞いていますと、なかなか心もと...全文を見る
○宮沢洋一君 倒産してしまったら不能ということは、具体的にはどうなるんですか。
○宮沢洋一君 年金がもらえない。しかし、積立不足といえども、あるお金はどこに行くんですか。
○宮沢洋一君 積立不足のその資金が厚年本体、厚生年金に引き取られると、こういうことでいいんですか。そうじゃないんじゃないですか。
○宮沢洋一君 だから、想定外のことは想定していませんという答弁じゃ困るんです。今の法律でどうなるかという質問なんです。どこに行くんですか、そのお金は。
○宮沢洋一君 大臣、何にも分かっておられないんですよ。支払は厚年本体だけど、その残った金がどこに行くかって法律的に何も決まっていないんです。そして、恐らく年金の問題はここが本質ですから、これまでずっと一か月、二か月携わってきたのなら、もう少しこの辺を勉強していただかないとできない...全文を見る
04月05日第180回国会 両院 平成二十四年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一です。  参議院の自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会を代表して、意見を申し述べさせていただきます。  まず、第一点は、表面上の国債発行額を抑えるために年金交付国債を発行していることであります。  政府は、当初、基礎年金国庫負担二分の一の維持...全文を見る
07月18日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第3号
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○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。参議院自民党のトップバッターで質問をさせていただきます。  私は、自民党ではいわゆるシャドーキャビネットの厚生労働大臣、また党の税制調査会のお世話役をやっておりますが、今回の三党協議には参議院議員として唯一参加をさせていただきました。...全文を見る
○宮沢洋一君 これは質問通告しておりませんですが、古本議員が提案者としていらっしゃいます。ちょうど税の協議、本当に一週間強、一緒にやってまいりました。恐らく今の状況、大変じくじたるものがおありだと思いますけれども、一言御感想をお願いします。
○宮沢洋一君 我々、本当に必死にこの合意をつくり上げたんです。そして、その後の動きを見ていますと、どう見てもトップである、リーダーである総理の動きというものが余りにも毅然としていない。それは公認するだしないだという話もありました。また昨日も突然三人お辞めになる。これからもう一人も...全文を見る
○宮沢洋一君 当然やっていただかなければなりません。  しかし、昨日ですか、異なことをちょっと、話が入ってまいりましたが、総理がロンドン・オリンピックの開会式に行くとか行かないとかいうような話があるとか。私は、土日といえども、全力を挙げてこの内閣を懸けた課題に立ち向かっていただ...全文を見る
○宮沢洋一君 あなたにとっては、総理、その政治生命を懸けるという社会保障と税の一体改革と東京オリンピックの招致というのが同じレベルなんですね。
○宮沢洋一君 だったら、この問題に全力を懸けると。ともかく一人の造反もないということの確証ができるまでは国を離れない、これだけ言ってください。
○宮沢洋一君 委員会のめどが立つまではオリンピックの開会式に出席されないと明言できますね。
○宮沢洋一君 国会審議と申し上げたわけではありません。造反が出ないように土日もしっかり仕事をしてほしいということを申し上げたんです。恐らくこれは後でまた林芳正議員の方からきっちりと質問をさせていただきます。  それでは、次の質問に移ります。(資料提示)  久しぶりに民主党のこ...全文を見る
○宮沢洋一君 今おっしゃったことはさっぱり、恐らくテレビ見られている国民の方は全然分からないですよ。  ここに明らかに内閣の下に政策決定一元化と書いてある。今回の話だって、内閣の下に、まさに総理がリーダーシップを取って内閣が政策を決めたらばそれで決まるんでしょう。それが民主党政...全文を見る
○宮沢洋一君 政府として意思決定するのはいいんですが、その政府の意思決定が党にも及ぶというのが書いてあるんですよ、一元化というのは。そういうことになっていないんでしょう。  もうこれ以上言ったって四の五の四の五のおっしゃるだけだけれども、国民の皆さんに申し上げたい。一丁目一番地...全文を見る
○宮沢洋一君 政府部内で相当議論をしているんです。そして、当然、その次の年の二十三年度改正でもいじっていません。それは当たり前で、その直後に与謝野さんを仲間に入れるというようなことをやっている政権でありますから、当然そういう流れで来ている。そういう中で、鳩山さんから言われているこ...全文を見る
○宮沢洋一君 ともかく、切ないとかそういうことをおっしゃっているから鳩山元総理に足下見られているんですよ。もっと毅然たる対応をしていただきたい。  これから少し法案の中身に入らせていただきます。  お手元に社会保障改革推進法、お持ちいただくようにお願いしましたのであると思いま...全文を見る
○宮沢洋一君 守るということと、守るために相当にやはり給付について効率化を図っていかなきゃいけない、見直しを図っていかなきゃいけない、そういう認識については、総理、どうですか。
○宮沢洋一君 その結果、先ほど申し上げましたように、この三党協議、社会保障の分野については、年金の一元化がどうなるとか、また後期高齢者医療制度がどうなるとかいうところに大変注目を浴びたし、また民主党さんも大変こだわった部分があったわけですけれども、私は正直言って、年金の一元化なん...全文を見る
○宮沢洋一君 三党合わせて、まさに民主党さんもその重点化、効率化、適正化、負担の増大を抑制ということに力を合わせてやっていきたいということになるわけですが、小宮山大臣、そういうことでよろしいですね。短く答弁。
○宮沢洋一君 それでは、自民党の提案者にちょっと確認をしたいんですけれども、後期高齢者医療制度につきましては後ほど質問しますので、それは別にいたしまして、医療、介護については、ここに書いてある推進法の基本的な方針を踏まえながら、具体的な改革の方向が国民会議で議論され、その結果に基...全文を見る
○宮沢洋一君 したがって、重点化、効率化、適正化というような大きな方向が書いてあるこの方針に従って国民会議で当然議論され、その具体的な中身が決まってくる。そして、それをそのときの政権が法案として国会に提出する。  最後に、総理にそれでいいという答弁をしていただければ結構です。
○宮沢洋一君 それでは、一元化とか後期高齢者医療制度の問題に入らせていただきます。  これまでの三党合意ができた後の総理の答弁を伺っておりますと、年金の一元化、また後期高齢者医療制度の廃止という民主党の御主張については、国民会議で民主党の主張として出して、その場で議論をすると、...全文を見る
○宮沢洋一君 可能性ということは、可能性がないかもしれないと思われているんですか。
○宮沢洋一君 長妻議員も今の総理の答弁でよろしいわけですか。
○宮沢洋一君 それで、おっしゃったことがよく分からないので、いずれにしても国民会議で議論をする可能性があるというか議論をしたいということをおっしゃったんだと思いますが、二〇一〇、菅総理のときのマニフェストには、後期高齢者医療制度は廃止し、二〇一三年度から新しい高齢者医療制度をスタ...全文を見る
○宮沢洋一君 要するに、通常国会に法案を出すということは断念されたということでいいですねということを総理に伺ったんです。
○宮沢洋一君 これ、今みたいな答えをされたら質問できなくなりますよ。  いいですか。民主党の提案者がやって、民主党の提案者が言って、そして審議しているものを、成立の前提の議論ができないと言ったら、これまでの議論は何ですか。取り消してください。
○宮沢洋一君 何か訳の分からないことをおっしゃるんですが、これ副総理の答弁じゃ分からないので、総理答弁してください。  要するに、端的にお願いします、国民会議で議論をする可能性があるということを前提にすれば、この通常国会、九月八日までの会期の中で後期高齢者の廃止の法案が国会に提...全文を見る
○宮沢洋一君 法案が通れば閣議決定が消える、なくなる、ある意味で断念するということ。そうはっきり早く岡田副総理に答えていただければ、法案が成立した後のことには答えられないなんていうことを与党が提案者になりながら言うというのは言語道断であります。  それで、実はこの医療のところに...全文を見る
○宮沢洋一君 という感覚に立ちますと、これは小宮山大臣に伺いたいんですけれども、何で後期高齢者医療制度を廃止しなきゃいけないんですか。
○宮沢洋一君 改革会議が何言ったとかいう話じゃないんです。今の後期高齢者医療制度、現行の医療制度のどこが問題だから廃止しなきゃいけないのかということに端的に答えてください。
○宮沢洋一君 何か廃止と言って振り上げていられる割には、改善とかなんとかって言葉が並ぶんですね。  ともかく、マニフェストに掲げちゃったから今年の二月の大綱で書いちゃったというような話が、もう実際には、さっき申し上げたように、今年の通常国会で提案することは不可能なんです、我々三...全文を見る
○宮沢洋一君 それでは、この国民年金法四条の三に基づいて平成二十一年の年金の財政検証の結果というものが発表されていますが、年金局長ですか、概要だけ説明してください。
○宮沢洋一君 今後のことは当たり前なんです。法律に、五年以内に常に財政検証をしていくわけですから、また五年以内の検証でしっかり検証していかなきゃいけないということであるわけですが。  そこで、長妻議員に伺いたいんですけれども、この財政の現況及び見通し等を踏まえというのは三党協議...全文を見る
○宮沢洋一君 ともかく、端的に認識しているかしていないかという答えについて、何答えたか、委員長、お分かりになりました、今の、何答えられたか。委員長、しっかり質問に的確に答えるように指示をしていただきたいと思います。  認識していたのかしていなかったのかということ、まさか知らなか...全文を見る
○宮沢洋一君 ついでに鴨下議員に伺いますけれども、二条の三号、基本的考え方ですね、医療、介護に加えて年金においても、年金においては社会保険制度を基本としと、こういうことが書いてありまして、国民会議において行う議論はこれを踏まえつつ行わなければいけない。ということは、最低保障年金は...全文を見る
○宮沢洋一君 更に鴨下議員に伺いたいんですけれども、どちらにしても最終的には三党でこの国民会議の前に議論をして結論を得ると、こういう網も当然かぶっているわけですね。
○宮沢洋一君 私は長妻議員にも実は質問をしたかったんですけれども、長妻議員に質問しますと私の持ち時間が全部なくなっちゃうんです。なくなっちゃうんです。ですから、質問できないんですよ。  それで、今の話をもう少し総括しますと、年金の財政の現況及び見通しというのは、二十一年検証が最...全文を見る
○宮沢洋一君 まあ負け犬の遠ぼえとは申し上げませんけれども、現実的には断念されたということであります。  それで、ちょっとこの法律のある意味じゃスケジュール感のようなことを質問させていただきますが、実はこの法律には必要な法制上の措置を施行後一年以内に講ずるということで、これは施...全文を見る
○宮沢洋一君 ともかく、今日初めてお知りになったのかもしれませんが、そういう仕組みの法律を共同提案しているということをしっかりと頭に入れた上で政治的な決断をしていただきたいと思っております。  それでは、時間も限られてまいりましたので、最後に税法の方について質問をさせていただき...全文を見る
○宮沢洋一君 それじゃ最後に、今の御説明を聞いて、しっかりやるという決意表明を財務大臣及び総理からしていただいて、質問を終わらせていただきます。
○宮沢洋一君 終わらせていただきます。
07月27日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号
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○宮沢洋一君 自民党の宮沢洋一でございます。  先週に引き続きまして、総理、また関係閣僚を中心に質問をさせていただきます。  まず、質問に入る前に、実は私、この委員会朝から出席しまして、その閣僚席、答弁席見ていまして、若干違和感を持っております。と申しますのは、総理、ちゃんと...全文を見る
○宮沢洋一君 何かマスコミに総理はクールビズが余り似合わないという提言を受けられたとかいう話もありましたが、今日は丸一日テレビの中継です、国会中継。余りそう外国人の方と会う日程もないと思いますので、こういうときはやはりしっかりとクールビズ、また省エネ、節電というものを国民の理解を...全文を見る
○宮沢洋一君 いや、林議員の質問にはきめ細やかな対応をしていきたいと答えられているわけです。しかも、テレビで公言されている議員がいるわけです。そして、今の話では党に任せてと人ごとのようにおっしゃったけれども、御本人はやるつもりないんですか。
○宮沢洋一君 希望や願望を言われても実は困るんです。  今日の、今日というか、日本時間あしたの朝、ロンドン・オリンピックの開会式がある。総理はかなり未練がおありだったようですが、まあ諦められた。それは、別段我々はロンドンに行かせたくないと言って申し上げたんじゃないんです。総理が...全文を見る
○宮沢洋一君 それだけの強い決意がおありなわけですから、何か造反が出たような場合にはそれなりの責任を取られる覚悟はございますね。
○宮沢洋一君 肝心なところになるとまた今度願望に戻っちゃったんですよね。やるんですね。
○宮沢洋一君 ですから、果たせなかったらどうだという質問をしたわけですが、なかなかここでは御答弁難しいんでしょう。  ともかく、お一人お一人の議員に、まあ携帯電話もありますし、先ほど言いましたように、官邸、また官邸の外で内々会うということもできるでしょう。率先してともかく努力を...全文を見る
○宮沢洋一君 それでは、このスケジュールの中にどこをこじ開ければ解散・総選挙のタイミングが入りますか。(発言する者あり)
○宮沢洋一君 いや、私はこの九月、十月しか選挙の時期ないと思うんです、真っ当な政治であれば。じゃ、真っ当な政治でなければこじ開けられるのかなと思って、どこがこじ開けられるかと伺ったんですが、もう一度御答弁願います。
○宮沢洋一君 今、総理、大変大事なことをおっしゃったんです。やると決めればやるんだとおっしゃいますが、この時期以外は、恐らく予算編成が大変遅れるとか、国会の審議が止まるとか、また、政治生命を懸けられるこの社会保障と税の一体改革の特に社会保障の改革が止まるとか、そういうことが必ず起...全文を見る
○宮沢洋一君 過去の事例とおっしゃいましたけれども、我々は、要するに三党が本当に党として大変な決断をしてこの社会保障制度改革に合意をしたわけです。そして、推進法というものを出したわけです。これを実行しようとしているわけです。また、経済の状況、デフレを始めとして大変厳しい、そういう...全文を見る
○宮沢洋一君 私が質問したのは、どういう検討が行われているかとかいうことではなくて、厚労大臣が本当に自分の気持ちとしてこの後期高齢者医療制度を廃止しなければいけないと思っているかどうかという質問なんです。もう一度お答えください。
○宮沢洋一君 今、見直しというのは廃止という意味で使われたんだろうと思いますが、少し、その何とか会議の紙を持っておりますので、この中身、質問させていただきますが、被用者本人の給付と保険料ということで、七十五歳以上の被用者の方が要は被用者保険に入るということをおっしゃっているわけで...全文を見る
○宮沢洋一君 要するに、七十五歳以上でまだ働くことができている、給料をもらっていられるという大変恵まれた方たちだけが傷病手当を受けられるようにするということをやろうということですね、これ。
○宮沢洋一君 それは小宮山大臣が是非ともやりたいことの一つのようであります。  また、被扶養者、要するに息子さんがサラリーマンをやっている、そういう方の被扶養者になっていた方は被用者保険に入っていたわけですが、今現在は外れているわけです。私は、先ほどと同じように、一般の高齢者の...全文を見る
○宮沢洋一君 だから、この二つのことは、その前の制度の中で既得権化した話を戻すということであります一方で、相対的には恵まれた高齢者の優遇措置を継続するということなんです。  じゃ、その後書いてあります高齢者の保険料の増加というところで、高齢者の保険料の伸びが現役世代の保険料の伸...全文を見る
○宮沢洋一君 じゃ、岡田副総理、ちょっと今のやり取り聞かれたと思いますけれども、今まで全体のこの一体改革の流れの中で、全世代対応型という言葉がよく出てまいりました。この医療について、高齢者医療については、民主党の案のようにしますと、高齢者の負担を抑えて、その分を働く層の負担に持っ...全文を見る
○宮沢洋一君 何か全体で、全世代対応型目指しているから小さいことには目をつぶると、こうおっしゃったわけですね、今。恐らく答弁としては。  五つほど問題点があります。今三つやったんですけれども、五つ目というのは、患者負担の上限は同じ世帯でも加入する制度ごとに適用されると、こういう...全文を見る
○宮沢洋一君 あと、残る最後の問題点というのは、七十五歳到達でこれまでの保険制度からは分離・区分、保険証も別という、この制度そのものが別の制度になっているから駄目だと書いてあるわけですから余り意味がない話でありまして、その後期高齢者医療制度を、もう一度最初の質問に戻りますけれども...全文を見る
○宮沢洋一君 いや、私は細かい点と言ったわけではなくて、五つあるうちの二つの問題点というのは、恵まれていた高齢者が既得権を持っていた、それがなくなったというのを、その既得権を恵まれた人に戻してやるということを本気でやるのかということを申し上げて、私は大変問題があると思っております...全文を見る
○宮沢洋一君 三党協議の後はもう余り心配されなくていいんです。もうできないんです、これは。その前に何かやられていたか。要するに、できもしないこと、そしてまた、正直言って問題点の方が多いことばかりをマニフェストに掲げたからといって、旗を降ろさずに、まあ関係者の合意を経てということは...全文を見る
○宮沢洋一君 総理の恐らく今見直しというのは廃止という意味で使われたと思いますけれども、小宮山大臣がいろいろおっしゃっていましたけれども、総理なりに廃止する意義というものはどこにあるんですか。
○宮沢洋一君 今のお話聞きますと、要するに、高齢者医療制度というものを廃止して、高齢者の医療、まあその先はまたいろいろ書いてありますけれども、高齢者の医療を都道府県単位にするということは、総理としてどうしてもやりたいことなわけですね。
○宮沢洋一君 いやいや、今後の努力は要らないんです、ですから、さっきから申し上げましたように。これはもう消えている話ですから。党として旗を掲げていくのは、それは構いません。しかし、三党協議というものを通じて、政府としての成案ができる道はふさがれているわけでありますから、総理がもう...全文を見る
○宮沢洋一君 政府の方では行われていないけれども党の方では行われていると、こういうことですね。  それで、まず所得比例年金について伺いますけれども、これは、あらゆる方を対象に、所得のある方からはその所得の一五%を保険料として徴収すると、こういう制度なわけです。したがって、例えば...全文を見る
○宮沢洋一君 これは、テレビ見られている方、この問題よく分かっておいていただきたいんですけれども、二百万の方で年の保険料が三十万です。百五十万の方でいうと二十二万五千円。年収百五十万の方から保険料として、この法律が施行された途端に二十二万五千円を毎年払っていただく、そういうことが...全文を見る
○宮沢洋一君 例えば二百万という数字は、たしか今年の二月ぐらいの衆議院の予算委員会等々でいろいろ議論になっていましたけれども、いわゆる長妻さんがデラックス版と言ったような、将来、消費税がどうだとかいうときに四通りぐらい最低保障をどうするかみたいなことで検討をされて、そして二百万と...全文を見る
○宮沢洋一君 いやいや、政府の、政府にだけ言っているんだから。
○宮沢洋一君 ちょっと今の最後の部分が気に掛かったんですが、党で十分議論したものが政府に上がってくるとおっしゃいましたが、それは国民会議の間違いじゃないんですか。
○宮沢洋一君 今までの議論聞いてくださってお分かりになると思うんですけれども、もちろん将来、四十年後にもらえる年金の額というのにはかなり違いは出てくるんでしょう。しかし、目の前にお金があるかないかという状況は変わりがない中で、年収百五十万の方に二十二万五千円、二百万の方に三十万円...全文を見る
○宮沢洋一君 まあ大変冷たい御答弁でありました。  最低保障年金に少し移らせていただきます。  最低保障年金につきましては、今年の初めの国会では、将来の消費税率上げがどの程度必要か、先日の林議員の質問にもありました、長妻答弁者がデラックス版だとかほかのやつもあるとか、いろいろ...全文を見る
○宮沢洋一君 いやいや、まだ質問になっていないんです。これから質問しますから。  四つの選択肢を示されたわけですけれども、その後、どれにするか決められましたか。それだけです。決めてなければ決めてないって言ってください。
○宮沢洋一君 要するに、昨年の春時点から、まあ長妻さんがまた答えると四の五の言うからあれですが、要は思考停止というか検討されてないんだろうと思うんですね、これ、具体策といっても。  正直言って、これは前、岡田副総理に質問したかどうか分かりませんけれども、年金の制度であり、また法...全文を見る
○宮沢洋一君 じゃ、党の方でそういう年金の改正についての案をまとめられている。となると、これは総理に伺いますけれども、当然、今回の推進法の基本的考え方の中にこういう社会保障については消費税を財源にすると、こういうことが書いてあるわけですが、この法律が通ったということを前提にすれば...全文を見る
○宮沢洋一君 最低保障年金を導入するということは、消費税でその分を、まあ税方式の延長みたいなところもあったわけですから、当然、消費税を上げるという方向は示されるわけですね。
○宮沢洋一君 ですから、民主党として再度の消費税上げを党として決めて提案されると、こういうことですね、お示しになる。
○宮沢洋一君 恐らく今のは、岡田副総理が少し、ある意味では民主党が検討する前提、試算の前提に使ったことに頭がこだわり過ぎていられるんだと思うんです。  単純に言えば、要するに新しい、まあ実現したとしまして、この最低保障年金の制度、年金一元化の制度というのが動き始める。動き始めて...全文を見る
○宮沢洋一君 税が必要だということを更に申し上げて、要するに、この年金の一元化というのは、結局無年金者はなくならないんです。  そして、先ほどから申し上げて、いろいろなところに出てきますけれども、マイナンバーを導入したとしても、所得の把握というもの、特に自営業の方については不完...全文を見る
○宮沢洋一君 いや、そういう質問をしているわけではなくて、来年の八月中ぐらいまでには時の政府が新しい法律を出さなきゃいけない。民主党的に言えば、その法律というものが、来年中に一元化の法律を国会に出すというわけですから、国民会議の結論を得て一元化の法律が出るということが一番いいんで...全文を見る
○宮沢洋一君 私どもは、前回の質疑等々でも申し上げましたけれども、この推進法の考え方と御党の主張されている一元化というのは考え方が相入れないものだということを思っています。一歩譲ったとしても、今のプロセスでいえば、自民党、公明党、民主党で協議する中で、自民党と、恐らく公明党も一元...全文を見る
○宮沢洋一君 国民会議までも到達しないということだけ申し上げて、この点は終わらせていただきます。  それでは、中期財政フレームについて、安住大臣中心に質問させていただきます。  これが昨年の八月十二日に決まった中期財政フレーム。(資料提示)二十四年度の国債の発行額等々というよ...全文を見る
○宮沢洋一君 今回の一体改革関連法案の関係で、交付国債については、私どもの、こんなまやかし、国民の目を欺くようなものはやめろという主張を受け入れてくださって交付国債は断念されたわけです。しかし、これに今後どう対応していくかということを検討されなければいけない。  今日の新聞にも...全文を見る
○宮沢洋一君 中期フレームをこれからつくられるに当たって、今後の交付国債に代わるものがどういう形になるかということが決まらなければこのフレームはできないですよね。それはそれでよろしいですね。
○宮沢洋一君 もう時間も余りなくなってきたので申し上げますが、やはりこの取扱いが決まらなければこの中期フレームというものはできないはずであります。そして、厳密に言えば、中期フレームがなければ、シーリングという作業、いわゆる組替え基準、皆さんの答えで基礎的財政収支対象経費というこの...全文を見る
○宮沢洋一君 フレーム関係でもう一点。  これは十八条の二項、私が書いた条文と関係するわけですけれども、やはり今まで財政が不如意の中で、本当に必要な成長戦略、成長戦略というのは絵にかいただけではできません。それなりの呼び水的な財政出動というものを相当額しなければできないわけであ...全文を見る
○宮沢洋一君 終わります。     ─────────────