森ゆうこ

もりゆうこ

選挙区(新潟県)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

森ゆうこの2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第171回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○森ゆうこ君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の森ゆうこでございます。  本日は締めくくり総括質疑ということで、明快な御答弁をまずもってお願いを申し上げたいと思います。  まず、定額給付金について総理に伺います。  総理、二兆円の定額給付金、やめてもらえま...全文を見る
○森ゆうこ君 明快な御答弁だったわけですけれども、相変わらず世論調査でも定額給付金に対する批判は大きい。そして、私も様々行く場所で二兆円もったいない、こんな使い方があるんじゃないか、いろんな皆様から政策提言をいただきます。  この定額給付金、総理は本当に自信を持って国民に示すこ...全文を見る
○森ゆうこ君 まず、政策目的として消費喚起による景気対策を今のようにうたうのであれば、総理が自ら率先して受け取り、使途を明らかにして国民の消費を牽引すべきではないですか。総理、どうされますか。
○森ゆうこ君 台湾では十一月に発表した消費券の発行を速やかに実行し、馬総統がいち早く消費に回し、国民にも消費を呼びかけています。それでは、一方、我が国はどうでしょうか。総理はたらればの質問には答えられないと言い、重要閣僚である与謝野大臣は内心の問題に踏み込むなと全く訳の分からない...全文を見る
○森ゆうこ君 何を言っているか分からない。定額給付金について消費喚起だということであれば、内閣の一員として率先して自分が受け取るのか受け取らないのかはっきりさせ、そして受け取った暁にはこういうふうに使うと、鳩山総務大臣のように明言されるべきじゃないんですか。それが政府の説明責任と...全文を見る
○森ゆうこ君 連立政権を組む公明党の幹部も、総理は受け取るということを明言すべきだというふうにおっしゃっています。なぜ、受け取る、自分たちで自信のある政策なんじゃないんですか。率先して受け取ることを表明し、消費を牽引すべきではないんですか。総理、いかがですか。
○森ゆうこ君 締めくくり総括質疑ですよ。定額給付金、これだけ反対がある。総理大臣としてきちんと国民に説明をして理解を求めようとなぜなさらないんでしょうか。  それで、次の質問に移りますが、結局、経済効果は何%なのでしょうか。内閣府の試算によれば定額給付金によりGDPの押し上げ効...全文を見る
○森ゆうこ君 四割が新たに消費に回るという前提にしているわけですけれども、その根拠は何なんでしょうか。
○森ゆうこ君 それが根拠なんですか。
○森ゆうこ君 そういう不確かな、ほとんどずさんなと言ったらいいでしょうか、そういう見積りの、勘ですか、そういう下に二兆円もの大きなお金を使う。もったいない、そう思いませんか。総理、お答えください。
○森ゆうこ君 先週二十三日に、当委員会として足立区役所に視察に参りました。  総務大臣に伺います。せっかくネットカフェ難民に給付するというふうに総務大臣は御答弁されましたけれども、担当者はネットカフェ難民などには二重払いや犯罪の温床となる危険性が高いので出さないというふうに明言...全文を見る
○森ゆうこ君 現場ではそういうことなんですよ。  それで、足立区の皆さんは、景気対策が八割で、生活対策としては役に立たないと、一回こっきり一万二千円のお金では生活支援にならないと、別途福祉的政策が必要だというふうに答えておられました。  このことについてはどのように思われます...全文を見る
○森ゆうこ君 足立区の人たちです。区役所の担当者。
○森ゆうこ君 足立区は定額給付金の合計が九十九億円というふうに試算をしております。大門議員が区長に、仮に百億円フリーハンドで国から交付されたら何に使いますかと聞いたところ、たらればの話には答えられないというようなことではなくて、即座に回答されて、子供たちの生き抜く力を育てるために...全文を見る
○森ゆうこ君 後ほどそのいろんな基金の問題についてもお話をさせていただきたいと思いますが、振り込め詐欺や虚偽申請等、いろんなものが懸念されます。足立区の担当者からもそのような話がございました。  問題があった場合の責任の所在について、総務大臣に伺います。
○森ゆうこ君 じゃ、国家公安委員長、万全ですか、対策は。
○森ゆうこ君 幾ら対策を講じても被害に遭う方は出るわけで、仮に、総務大臣に伺いますが、混乱する国民が振り込め詐欺の被害に遭った場合、先ほど自治体の注意義務云々ということがございましたけれども、これは国が補償をするんでしょうか。その点をもう一度はっきりさせていただきたい。
○森ゆうこ君 それでは、被害に遭った住民と自治体の間にいろんな訴訟などが起きたりしますよね。そういう場合には全部自治体が責任を負わなければいけないんでしょうか。
○森ゆうこ君 じゃ、その不服申立てや訴訟が起こされた場合に、自治体が責任を負わなければいけないんですか。それは具体的な何とかじゃなくて、今この定額給付金を成立させようとしていらっしゃるんでしょう。答えてください。
○森ゆうこ君 いや、堂々巡りなんですが、じゃ、だれが責任を持ってくれるんですか。国がきちんと補償をしてくれるのか、はっきり言ってください。損害が起きた場合にはどうされるんですか。
○森ゆうこ君 いろんな懸念があるから、そのことについて質問しているわけです。(発言する者あり)民主党ならどうするんだという何かやじが飛びましたけど、民主党ならそもそもこんなばかげた政策はやりませんよ、何言っているんですか。  よく分からないことは様々ある。事務負担や責任を地方に...全文を見る
○森ゆうこ君 麻生政権では、自民党政権では、自治事務というのはそういう定義なんですか。
○森ゆうこ君 定額給付金には反対ですが、もし仮にこれがやられるとすれば、まさしく国の責任において、国民全員にひとしく配るわけですから、国の責任において行うべきというふうに私は考えます。  次の問題に移りたいと思います。  お配りになった資料も皆さんから見ていただきたい。麻生総...全文を見る
○森ゆうこ君 先週の二十三日に提出されました税制改正法案の附則第百四条では、「平成二十三年度までに必要な法制上の措置を講ずる」とした上で、「施行期日等を法制上定めるに当たっては、景気回復過程の状況、国際経済の動向等を見極め、」「不断に行政改革を推進すること及び歳出の無駄の排除を徹...全文を見る
○森ゆうこ君 なぜ消費税なんでしょうか。ほかの税制についてはなぜ触れなかったんでしょうか。
○森ゆうこ君 増税を打ち出しているのは消費税ではないですか。
○森ゆうこ君 それでは伺いますが、前提条件という、先ほどいろいろおっしゃいましたけれども、どのような経済指標であればその消費税引上げの前提条件が満たされたとするのか、具体的に明らかにすべきであると考えますが、それについてはいかがでしょうか。
○森ゆうこ君 全く説得力がないと思いますけれども、税率の上げ幅というのも明示されないんでしょうか。先ほどの質問なんですが、私ちょっと聞き逃したのでもう一回答えていただけますか。  来年の通常国会に税率の上げ幅を明示した法案を出すんでしょうか。
○森ゆうこ君 税率も前提条件も具体的な数字が示されない。それでは、なぜ三年後に消費税の引上げをお願いしたい、なぜ三年後と、これだけが具体的な数字なんでしょうか。総理、お答えいただけますか。
○森ゆうこ君 今のことについての詳しい質問はちょっと後にして、答えになっていないんですけれども、なぜ三年後と、これだけが具体的な数字なんですか。総理、総理の言葉ですよ、この資料にもございますが、昨年の十月三十日、三年後に消費税の引上げをお願いしたい、このように明言されております。...全文を見る
○森ゆうこ君 だから、全治三年というか、三年後に増税したいとした理由、根拠は、御自分が日本経済は全治三年というふうに言い切ったから、それが理由なんですか。
○森ゆうこ君 精神は分かりましたけれども、総理は明確に三年後に消費税の引上げをお願いしたいと、ここまではっきり言っているわけです。  総理、それでよろしいんですか。
○森ゆうこ君 だから、その三年後というのは何を根拠にしていらっしゃるんですか。  総理、お答えください。経営者としての勘なんでしょうか。じゃ、何の根拠があっておっしゃっているのか。もし経営者の勘であるならば役に立ちませんよ。それは、ノーベル経済学者クルーグマン、ムカデのジョーク...全文を見る
○森ゆうこ君 世界の損失が二京円とも言われている中で、景気の動向もよく分からないのになぜ三年後に増税と言うのか、私には意味が分かりません。百年に一度の経済危機ではないんでしょうか。今までのその景気循環、それが何の役に立つんでしょうか。  各国ともあらゆる政策を総動員してこの危機...全文を見る
○森ゆうこ君 今、自分で自分の答弁が矛盾していると思われませんか。分からないんでしょう、世界の状況が。だから、何の根拠があって三年でとおっしゃっているんですか。全く矛盾していますよ。
○森ゆうこ君 先ほど、財務大臣に伺いたいんですけれども、社会保障のためというふうにおっしゃいましたけれども、それでは、消費税を増税する場合、社会保障目的税化をされるということで方針は決まっているんでしょうか。
○森ゆうこ君 財政赤字を埋めるために使わないという保証はありますか。たらればの話ですけれども。
○森ゆうこ君 社会保障目的税化するという方向だということで受け取りますが。  小沢代表の話をされましたけれども、全く違いますよ。いわゆる前提が違います。肥大化するその行財政をしっかりと改革して、しかも所得税を含む税制を抜本的に改革して、その上での話ですから、一緒にしないでいただ...全文を見る
○森ゆうこ君 総務大臣、そうはおっしゃいますけれども、いわゆる官僚の天下り、特にわたりを認める政令でさえもすぐに撤回できない麻生総理、麻生内閣。そういう麻生内閣では行財政改革本当にできるんだろうか。国民は信用していませんよ。総理、わたりの政令を今すぐ撤回するお考えはありますか。
○森ゆうこ君 ありがとうございます。  やっぱりできないんでしょうね。今の話ではだれも納得しないと思いますよ。  それで、もう一度確認するんですけれども、社会保障目的税化するというふうにはっきり言えますか、大臣、消費税は。消費税は社会保障目的税化するのか、そこを明言していただ...全文を見る
○森ゆうこ君 それで、舛添大臣に伺いたいんですけれども、今、社会保障というお話がありました。  ところで、後期高齢者医療制度の抜本改革はいつ行うんでしょうか。
○森ゆうこ君 やるんなら早くやるという方向性を示していただきたいと思います。  消費税の話をいつまでもしていてもしようがないので、次に移りたいと思います。  派遣労働者を始めとする非正規労働者の大量離職、新規学卒者の内定取消しなどが生じまして、さらに最近では正社員の削減を発表...全文を見る
○森ゆうこ君 果たして十分と言えるのでしょうか。後でもう一度お答えいただきたいと思いますが。  今ほどお話のありましたふるさと雇用再生特別交付金について伺います。  私も地方議員、二年間だけしていたことがあります。都道府県に基金を創設し求職者等の安定的な雇用機会の創出を図ると...全文を見る
○森ゆうこ君 フリーハンドで地方に渡すべきではないんでしょうか。  平成十一年度に少子化対策臨時特例交付金というのがありました。あのとき、私は人口一万人の町の町会議員をしておりました。最終的な自治体で、いろいろ政府の方から注文を付けられて結局下りてきたお金は子供一人当たり千三百...全文を見る
○森ゆうこ君 いや、本当にそうなのかどうか、現場にもう一度確認をしてみたいと思います。  それで、派遣労働についてお聞きしたいと思いますが、そもそも景気が悪化した場合、派遣等、非正規労働者が実質的に雇用の調整弁となってしまう事態を厚生労働省始め政府は認識していなかったのでしょう...全文を見る
○森ゆうこ君 実施していれば年末のあの派遣村のような騒ぎにはならなかったんだと思います。想定内のことだったんですよ。想定外ではなくて想定内のことだったと思いますし、それから、今百年に一度のこの景気の悪化で派遣切りが行われているというふうにおっしゃいますが、便乗派遣切り、二〇〇九年...全文を見る
○森ゆうこ君 厚生労働省の担当者に聞きましたけれども、しっかりやりますと言うだけで具体的な案は示されませんでした。  それで、平成十九年の雇用保険法の改正で、スパウザ小田原を始めとする、それから私のしごと館もありましたね、雇用福祉事業が廃止をされました。それまでに政府は壮大な保...全文を見る
○森ゆうこ君 私は、割合が少ないのではないかなというふうに思います。本来であれば、企業の経営戦略として、これから中長期的に見れば労働人口は減っていくわけです、特に若年者の労働人口は減っていくわけですから、きちんと企業は雇用をして、そして教育をしていかなければいけない。だけどそれだ...全文を見る
○森ゆうこ君 新聞報道によりますと、金融機関以外にも政府が民間の企業に公的資金を注入するというふうに聞いております。そもそも企業が若者の雇用を切る、それから非正規労働者をどんどん切っていくという背景には、いわゆるグローバルスタンダードということで、これが投機の対象に、企業そのもの...全文を見る
○森ゆうこ君 例えば時価会計とか減損会計とか見直すべき点は幾らでもあると思うんです。  それで、少し早く私やめさせていただきたいので最後の質問をさせていただきますが、定額給付金どうしてもおやりになるんでしょうか。その一方で、母子加算は廃止するんですか。最後の資料に付けてございま...全文を見る
○森ゆうこ君 もう質問はいたしません。  二兆円をばらまく一方で母子加算は削減する、全く理解のできない政策。そういうことはもうやめていただきたい。そのことを強く申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。
03月05日第171回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○森ゆうこ君 民主党・新緑風会・国民新・日本の森ゆうこです。  まず、世界的経済金融危機と我が国の経済政策の対応について、麻生総理及び与謝野大臣にお伺いをいたしたいと思います。  一九九〇年代後半からつい先ほどまでのおよそ十年間にわたって世界経済は拡大を続けてきました。その先...全文を見る
○森ゆうこ君 そのクレジットをしっかりしなきゃいけない、それからケインズ的な政策を取らなきゃいけない、そういう認識は皆さんにある。でも、どの程度の危機の深刻さなのか、この危機感がどの程度お持ちなのか、それによって本当に必要な政策を十分打つことができるのか、これが重要だと思うんです...全文を見る
○森ゆうこ君 総理は金融機関の部分だけを強調しておられるから皆さんに誤解を与えるんですよ。金融機関は確かに総理のおっしゃるとおりなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。まだ実体、本当の意味でのどれだけの損害が出ているかは本当は確定していないんですよ。だから、総理がおっしゃる...全文を見る
○森ゆうこ君 ある意味、これまでの自公政権、総理はぬれぎぬという言葉をお使いになりましたが、あれは郵政民営化の話だけではなくて、実は麻生総理の本音は、小泉構造改革、それはもう小泉さんのせいで、今こういうふうな状況になっているのはぬれぎぬだ、自分のせいにしないでくれと、そういうこと...全文を見る
○森ゆうこ君 あえてきつく数字等要求はいたしません。今の大臣の答弁から、非常にゆゆしい事態、非常に厳しいGDPの下落率を予測されているというふうに私は受け止めさせていただきました。それぐらいの危機感が総理から伝わってくればいいのではないかなというふうに思うんですけれども。  政...全文を見る
○森ゆうこ君 見通しをもう一回訂正されるということですね。
○森ゆうこ君 前例にとらわれずに早急に見直し、新たな経済見通しを立てるべきです。正しい認識がなければ正しい政策はできません。今お認めになったように、もう役に立たないんですよ、前の見通しは。  それで、舛添大臣、私、この経済の問題でちょっと大臣にお聞きするつもりはなかったんですけ...全文を見る
○森ゆうこ君 過去最大の雇用対策というふうに舛添さんは度々おっしゃるんですが、その過去最大の雇用対策というのは、現在の失業率に対して過去最大というふうに言っているわけで、きちんとした現状認識に基づいておやりになるべきだ。  そして、先ほど平田委員の質問に答えられまして、失業給付...全文を見る
○森ゆうこ君 それが問題なんですね。責任もきちんと明らかにしていただきたいというふうに思います。  それで、その今の総理の御発言なんですけれども、米国の、ドルの信認維持、基軸通貨ドルの信認維持で合意したと報道されておりますけれども、総理に伺いたいんですが、基軸通貨ドルの信認維持...全文を見る
○森ゆうこ君 信認維持は。  各報道機関の報道によりますと、これは日本が米国債の引受けを通じてドルの基軸通貨体制の堅持に貢献するということを意味する暗黙の要請と理解されていますけれども、そのとおりでしょうか。
○森ゆうこ君 だから、ドルの信認維持で合意したんでしょう。具体的に何をされるおつもりなんですか。
○森ゆうこ君 このパネルを御覧いただきたいと思います。皆様の元にはお手元に資料がございます。  一体、米国財務省証券、つまり、先ほども申し上げましたが、いろんな手法を使ってどんどんアメリカの国債を日本を始めいろんな国が買っていたわけですね。二〇〇四年を御覧いただきたいと思います...全文を見る
○森ゆうこ君 これは仄聞ですけれども、中国は、この間クリントン国務長官が中国を訪問したときに、元建てなら買うよと、米国債、元建てにしてほしいというふうな要求をしたという話を伺いました。仄聞です、あくまでも。  対等なパートナーシップ、これがこれからの日本とアメリカとの関係だと思...全文を見る
○森ゆうこ君 ゴールドマン・サックスの試算によりますと、米国が一連の景気対策で必要になる国債発行額は二兆五千億ドル、日本円にすると約二百三十兆円、そういう達する、そういうものに見通しております。でも、外為特会が保有する外貨資産は約百兆円で、うち外貨証券八十五兆円なんですけれども、...全文を見る
○森ゆうこ君 全く見解が違います。手品じゃありませんよ。本当の意味でのきちんとした無駄の削減をやったんですか。本当に国の会計を透明にしているんですか。先ほども指摘があったばかりじゃないですか。(発言する者あり)これから具体的に言いますよ。やじ飛ばさないでください。  それで、認...全文を見る
○森ゆうこ君 結局、これまでの政策が間違ってきた。そしてそれを、何というんでしょうか、裏で支えてきた論理、これが破綻をした。市場原理万能主義は否定をされた、失敗だった。そして、今新たな必要な規制強化に入っている。  そういう状況の中で、これまで間違ったことを言ってきた経済学者は...全文を見る
○森ゆうこ君 是非、この過去の見立てが当たっている、そういう経済学者の意見を聞いて正しい政策をしていただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきたいと思います。子供たちの教育を受ける機会の確保について伺います。  これだけの経済の状況です。会社が倒産する、そして解雇さ...全文を見る
○森ゆうこ君 なぜ調査をきちんとしないんですか。六月になってから分かったんでは遅いんじゃないんですか。先ほどの与謝野大臣の話を聞いてなかったんですか。これだけ経済の状況、厳しく御認識をされている、私はそう思いましたよ。何でやらないんですか。  自己責任、私立大学ですから自己責任...全文を見る
○森ゆうこ君 危機感が足りないんですよ。  それで、高校の授業料の滞納について伺います。  これはもう高校も、先ほどの経済の影響を受けて大変困っている学生さんたちがたくさんおられます。私立高校の授業料の滞納については、十二月末時点で約二・五万人、九か月で三倍になったということ...全文を見る
○森ゆうこ君 これも調査していないんですよ、全然。何で調査しないんですか。どういうふうになっているのか。これは三位一体の改革に伴って政府から地方に移管されましたけれども、この間総務大臣は三位一体の改革はある意味間違った部分があるというふうに素直にお認めになりました。大変財政状況が...全文を見る
○森ゆうこ君 なぜ減額するんですか。今、理由説明になりました。要するに、返還金が見込まれるから減額したと。それは返還金はあるのかもしれません。ですけれども、今、百年に一度の危機じゃないんですか。これからそういう要望が増えるかもしれない。予算をこういうところに充実すべきではないんで...全文を見る
○森ゆうこ君 ホームページに発表されております資料を見ますと、平成十九年度の役員報酬等の支給状況でございますが、理事長及びC理事の前職は独立行政法人等の退職者、そしてD理事は退職公務員でその後独立行政法人等の退職者でございます。つまり、これはいわゆるわたりではありませんか。そして...全文を見る
○森ゆうこ君 いやいや、公表されているデータですよ。通告してあります。具体的にこの数字を聞きますから答えてくださいと丁寧に通告しました、この問題については。ほかの問題については何々についてとしか言っておりませんけれども、この問題についてはやりましたよ。ふざけないでください。
○森ゆうこ君 何言ってるんですか。通告しましたよ。
○森ゆうこ君 税金の無駄遣い、そして今時間の無駄遣いですよ。何やっているんですか。百年に一度の危機じゃないんですか。困っている人たちがたくさんいるんですよ。何やっているんですか。しっかり仕事してください。  五十四分までが放映時間ですので、会計検査院、手短にお答えいただきたいと...全文を見る
○森ゆうこ君 税金の無駄遣いはやめてください。民主党が言っていることは魔法でも何でもありません。こういう点を一つ一つ、さっき具体的にとおっしゃったから、具体的にやっていますよ。具体的に一つ一つ精査をして、本当に税金の無駄遣いをやめさせて、一番今困っている国民にしっかりと支援をして...全文を見る
○森ゆうこ君 終わりです。
○森ゆうこ君 最初からそう答えてください。  たった三年で四百万も退職金をもらう。約四百万ですよ、三百九十九万ということは。そういうことでいいのか。無駄遣いを本当に削減して、今本当に困っていらっしゃる、うちも大学生二人います。学費の負担、教育費の負担、私大で平均、下宿やアパート...全文を見る
○森ゆうこ君 つまり、私は、政府の役割の一番大きなものの一つの中に、所得の再分配ということがあると思います。つまり、普通の就労所得では非常に少ない所得である、もちろん結果の平等ということはなかなか実現はできませんが、それでも憲法に保障された人間らしい生活を送れるように所得の再分配...全文を見る
○森ゆうこ君 問題意識は共通である。つまり、今の御答弁で、やはりあってはならないことなんです、税を払う、それから、本当に所得の低い方は税も払わないかもしれませんが、その分社会保障の負担と給付によっていい生活に引き上げていく。逆転しているなんていうことはあってはいけないことなんです...全文を見る
○森ゆうこ君 だから、それをやればいいじゃないですか。今、社会保障の負担と給付のところが重要だとおっしゃいました。  じゃ、舛添大臣に伺います。  家族給付は特に再分配効果が高いと言われております。つまり、今税制の面で与謝野大臣がおっしゃいました、社会保障の負担と給付の関係が...全文を見る
○森ゆうこ君 今の問題については一つ一つ反論できますよ。反論できますが、それは、そのために時間を使うよりも、既に問題があるということについてはお認めになっているわけですから、それを解消する方策、そしてそれが実効性あるように、そういう予算を組むべきではないんでしょうか。  小渕大...全文を見る
○森ゆうこ君 第二子を秋にも御出産というふうに伺いました。心からお喜びを申し上げたいと思いますし、大変激務の中、大変だと思いますけれども、どうぞお体を大切にされて母子共に健やかにあられることを本当に心からお祈り申し上げたいと思います。  先輩面して言うのもなんなんですが、子供た...全文を見る
○森ゆうこ君 平成十九年十二月に子どもと家族を応援する日本重点施策という大変すばらしいものが発表されました。このとおりにやればいいじゃないかと私は思うんですよ。ここに児童・家族関連社会支出額、これが平成十九年度の推計で約四兆三千三百億円と、対GDP比〇・八三%。欧州諸国では二から...全文を見る
○森ゆうこ君 だから、それは二次補正予算でしょう。この平成二十一年度予算は、生活防衛のための大胆な実行予算と書いてあるじゃないですか。  舛添大臣、どうなんですか。
○森ゆうこ君 具体的じゃありませんね。  さっきOECDの調査結果について舛添大臣は文句を言いましたけれども、そもそも日本には政府による公式の貧困基準が存在しないんです。だから政府は自ら逆機能を助長するような政策判断のミスを犯したんじゃないですか。  OECDのこの数字がいろ...全文を見る
○森ゆうこ君 全く支援になってないんです。特に母子世帯の貧困が大変なんです。でも、自立支援だとおっしゃっております。  資料を皆様の元にお渡ししました、何枚か。舛添大臣に伺いたいんですが、もっと働けというんでしょうか。母子世帯の就労率は何割ですか。そして、そのうちの何割の方が非...全文を見る
○森ゆうこ君 いや、御指摘あればじゃなくて、平成二十一年度予算では、母子世帯への支援策は就労促進対策だけです。ハローワークと福祉事務所等との連携による就労支援の実施十二億円、地域における母子家庭の就業・自立支援二十七億円の合計五十億円だけなんです。そういう支援じゃ駄目なんですよ。...全文を見る
○森ゆうこ君 そういういろんな手厚い支援がしっかりと実効性があるものであれば、こういう逆機能なんていうのは生まれないわけですよ。  それで、百年に一度の経済危機なんじゃないんですか。こういう状況のときに、真っ先に不安定な就労、そういうところが切られているんでしょう。真っ先にこう...全文を見る
○森ゆうこ君 今日は、こういう経済状況の中で特に真っ先にしわ寄せの来る様々な方たちの問題について取り上げておりますが、中でも障害者の皆さん、障害者権利条約について外務大臣に伺いたいと思います。  二〇〇七年九月に高村外相が署名をいたしまして昨年五月に発効いたしました障害者の権利...全文を見る
○森ゆうこ君 当初伺っておりました提出の予定を延期されたというふうに理解をいたしました。  仮訳文について公開をし、意見交換をさせていただきたいと存じます。そして、障害者基本法の改正だけでは不十分でございます。基本法以外の関係国内法令の改正、整備についても、改正の目鼻が付いてか...全文を見る
○森ゆうこ君 じゃ、続きまして、拉致問題について伺いたいというふうに思います。  総理は、オバマ大統領とお会いになって拉致問題についてお話し合いになられたというふうに伺っておりますけれども、オバマ大統領の拉致問題に対する認識はどうだったでしょうか。
○森ゆうこ君 外務大臣に伺いたいんですけれども、大韓航空機爆破事件の実行犯金賢姫元死刑囚と田口八重子さんの家族との面会について進んでいるというふうに伺っておりますが、この件につきましては、経緯と、そしてその後の進捗状況を御説明いただきたいと思います。
○森ゆうこ君 あらゆる情報、そしてあらゆる手段を用いてこの解決を早く進めなければならないと思いますが。  総理、総理はオバマ大統領に対して、北朝鮮問題についてどのような方針を、そしてどのような協力を求めたのか。また、総理の拉致問題解決に向けての今後の対処方針、そして決意をお聞か...全文を見る
○森ゆうこ君 政権が替わって、アメリカですね、政権も替わって、そして韓国も政権が替わって、連携して進める、そういう環境が私は前よりは整ってきたと思うんです。これを利用してしっかりと早期の解決を図るべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。
○森ゆうこ君 一刻も早く被害者を救出する、そのために我々は政権交代を早くさせていただきたいんですが、今、総理が麻生総理である以上、まずは全力を尽くしていただきたい、そのように思います。  最後に、タクシーの問題について伺いたいと思います。  もう説明するまでもありません。もう...全文を見る
○森ゆうこ君 その減車が進むように、それが実効あるようにきちんとしたインセンティブを付けるべきと考えますが、いかがですか。
○森ゆうこ君 是非そのようにお願いいたします。  舛添大臣にも、このタクシードライバーの大変劣悪な労働環境について改善のため、いま一歩踏み込んだ、これまでよりも踏み込んだ対策を講じていただきたいと存じますが、いかがでしょうか。
○森ゆうこ君 これまでの対策は全く効果が出ておりません。真剣に考えて対策を講じていただきたい。  最後になりますが、先ほどは政治と宗教についての集中審議が求められました。私の方からも集中審議を求めたいと思います。一つ、金融と経済について。そして二番目、雇用及び社会保障について。...全文を見る
03月27日第171回国会 参議院 本会議 第13号
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○森ゆうこ君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表して、ただいま議題となりました平成二十一年度予算三案に対し、反対の立場から討論をいたします。  麻生総理は、我々の経済状況は他国に比べたら傷は浅いと二月九日の衆議院予算委員会で大見えを切りましたが、この発言を聞いて、私は総...全文を見る
○森ゆうこ君(続) こうした政策を推し進めて全く恥じようとしなかったのが小泉・竹中路線であり、その政策を踏襲してきた安倍、福田、そして麻生内閣の本質であります。  私が本予算に反対する最大の理由は、このように構造改革の名の下にずたずたにされた社会保障のセーフティーネットの再構築...全文を見る
○森ゆうこ君(続) 政治資金の出所について違法性がすべて存在しないことを証明しろと言われても、それはまさしく悪魔の証明であり、ほとんど不可能であります。  政権交代を目前にして我々民主党は今、最大の試練に直面しています。どんなに厳しくつらい試練であろうとも、これを乗り越え、人々...全文を見る
○森ゆうこ君(続) 救うために、政権交代によって国民のための真の議会制民主主義を実現しなければなりません。その代表は小沢一郎代表しかいないと、私は固く信じております。  小沢代表を支え最後まで戦うことをお誓い申し上げ、私の反対討論を終わります。(拍手)
04月27日第171回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○森ゆうこ君 民主党・新緑風会・国民新・日本の森ゆうこでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、先般の北朝鮮のミサイル発射問題に関連して、この問題だけが非常に大きく取り上げられ、拉致問題が置き去りにされるのではないか、このような懸念を持っております。  改めて、...全文を見る
○森ゆうこ君 この件については外務大臣に伺おうと思ったんですが、本日は時間も短縮されておりますので、次に移りたいと思います。  今ほど六者会合のお話も出ました。次回の六者会合はいつになるのか分かりませんけれども、六者会合があるのであれば、ミサイル問題だけではなく、拉致問題を議題...全文を見る
○森ゆうこ君 そのような御答弁は何度もお聞きしております。  韓国の政権も替わり、アメリカも政権が替わったわけですし、先日、クリントン長官も、これは朝日新聞の二月十七日付けの夕刊でございますけれども、拉致問題を六者協議の一部とし、米側としても六者協議の中で提起する考えを示したと...全文を見る
○森ゆうこ君 我が国が拉致問題を取り上げるのは当然のことでございます。それを、この拉致問題を正式な議題として六者会合に据えるということは全く違う意味がある、そういうことを申し上げているので、一考をお願いしたいと思います。  次に移ります。  韓国との連携を更に深めるべきではな...全文を見る
○森ゆうこ君 飯塚家と金賢姫元死刑囚の会談が成功したことは本当に評価できると思います。  ただ残念ながら、先ほど外務大臣も報告で述べられましたように、飯塚さんが局長に預けられた手紙が五年間放置されていた。この件に関して、飯塚さん御本人は責任は問わない、その中身も金賢姫元死刑囚と...全文を見る
○森ゆうこ君 送金の報告義務の引下げについて否定はいたしません。しかし、なぜ輸出の全面禁止など他の措置をとらなかったのでしょうか。
○森ゆうこ君 様々報道にも、例えば日本だけ突出するというふうに見られるのを避けるためというふうな指摘もございますが、私は、日本は突出すべきだと思うんですね。我が国の問題じゃないですか。日本が一番危機にさらされている。そして、拉致問題もある。これは全く主権侵害であり、重大な人権侵害...全文を見る
○森ゆうこ君 私はそのような建前論をお聞きしたいのではありません。日本製の部品が含まれていた。例えばモーター、いろんなものに使えるモーターであっても、それを転用すればミサイルに使える。いろんなものが北朝鮮に持ち込まれて、そしてそれがミサイルの開発に使われていた。これはもう以前から...全文を見る
○森ゆうこ君 当然、何でもやっていただくのは当たり前のことなんですが、四月二十三日の産経新聞「正論」に東京基督教大学西岡力教授が、ミサイル技術の対北流出を断てという記事を寄せられております。今日はお配りしておりませんけれども。つまり、日本から様々なミサイルのための部品が持っていか...全文を見る
○森ゆうこ君 それでは、専門家が指摘されておりますミサイル技術、そして軍事技術を持つ又は知る在日朝鮮人の出入国の状況及び活動状況についてお答えをいただきたいと思います。
○森ゆうこ君 警察庁とも情報を交換していろいろ対策をされていると思いますが、警察庁のお考えはどうですか。
○森ゆうこ君 専門家から度々、このミサイル技術、軍事技術を持つ又は知る在日朝鮮人の出入国が、北朝鮮がミサイルを発射する前後に集中して過去行われている。それから、在日本科学技術協会、科協です、私もこの委員会でかつて質問したことがございますが、薬事法違反で警察が踏み込んだときにいろい...全文を見る
○森ゆうこ君 もう時間ですので、質問はこれくらいにさせていただきたいと思いますが、専門家がこのようなことを度々指摘され、さらにはその証左として、本日皆様にお配りしたような証言もあるわけでございます。  隣に山本一太議員がいらっしゃいますけれども、自民党ももっとしっかりとした、特...全文を見る
05月08日第171回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○森ゆうこ君 民主党の森ゆうこでございます。  本日は、お二人の参考人の先生、大変貴重なお話をありがとうございました。  まず、川戸参考人に伺いたいと思います。  この消費者庁の議論、参議院の方に参りまして、いろんな先生方から大変有意義なすばらしい議論が展開されているんです...全文を見る
○森ゆうこ君 それで、先ほどのまた午前中の話で申し訳ないんですが、そういう中で賢い消費者、きちんとクリティカルシンキングという、そういういろんな多様、多角的に物事を考えられて、そして自己決定ができる、そういう能力のある人間を育てるべきであると。そして、賢い消費者が正しい情報に基づ...全文を見る
○森ゆうこ君 ギョーザ事件のときに、実はTBSから取材を受けまして、取材されたテープは没になったんですけれども、取材した側の意図は、要するに法整備が足りないんじゃないかというふうな意図で取材に来られたようだったんですが、私がそのときに、もう食品衛生法はできるだけの改正はBSEのと...全文を見る
○森ゆうこ君 ありがとうございます。  樋口参考人、ありがとうございました。長野県の条例作りにかかわられたということで、この一月から施行をされているということですが、具体的にこの条例が制定された以降、その結果何か得られるもの、具体的にもし御報告していただけることがございましたら...全文を見る
○森ゆうこ君 まだまだ質問したいことはたくさんあるんですけれども、時間になりましたので終わらせていただきたいと思います。  両先生方から御指摘がございましたように、これはまず現場でしっかりと機能するということが何よりも大切だなということを改めて痛感をいたしました。どうもありがと...全文を見る
05月29日第171回国会 参議院 予算委員会 第27号
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○森ゆうこ君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の森ゆうこでございます。  私も、予算委員会理事、次席理事を拝命いたしまして、まさか二回目の締めくくり総括をさせていただくとは夢にも思いませんでした。三段ロケットで絶対大丈夫と言っていたのに、恥ずかしげもなく四段ロ...全文を見る
○森ゆうこ君 もちろん意図は理解できないのは確かなんですが、それを政府としてどのように分析をしていらっしゃるのか。そのことについて、いろんな様々な専門家からも指摘がございますので、そういうことについて政府の分析をお聞きしたいのでございます。
○森ゆうこ君 持っていらっしゃるそういうものをきちんと提示していただかないと議論にならないんですよ。  米国のこの件に関する認識と、そしてこの核の危機の拡大の防止について伺いたいと思います。  もとより、日本は唯一の被爆国として、核の縮小に向けて世界に向けてリーダーシップを取...全文を見る
○森ゆうこ君 要するに、その核の傘の抑止力を明言したということではっきり御答弁をいただいたというふうに思います。  先ほども申し上げました、日本は唯一の被爆国として核の縮小に向けてリーダーシップを取らなければいけない。しかし一方で、特に中国、ロシア両国に対して、きちんと北朝鮮に...全文を見る
○森ゆうこ君 そうです。
○森ゆうこ君 そして、世界に目を転じたときに、ヨーロッパ諸国は、日本が北朝鮮の核とミサイルを脅威と感じているのと同じ感覚で、イランの核とミサイルに対して脅威を抱いております。  一方で、各種のオープンになっているソースの情報を見れば、北朝鮮とイランはミサイル技術について協力関係...全文を見る
○森ゆうこ君 昨日のこの予算委員会で、山本一太議員の質問に対して、総理は日本の独自制裁強化の方向性を示されたというふうに私は認識しております。  その日本独自の制裁について、効果がないかのような発言をする方もありますが、私はそうではないというふうに思います。日本として、一番脅威...全文を見る
○森ゆうこ君 もう一度危機を見直して対応を検討し直すべきであるというふうに申し加えたいと思います。  続きまして、新型インフルエンザ対策について伺います。  昨日も集中質疑がございました。木村もりよさんから非常に勇気のある御提言があったというふうに、私はそういうふうに思ってお...全文を見る
○森ゆうこ君 既に危機が提示されているわけですから、きちんとこの補正予算で計上すべきであるというふうに重ねて申し上げたいというふうに思います。  そのワクチンの製造について確認しておきたいんですが、そのスケジュールについてなかなか提示がございません。とうとうこの予算委員会、本日...全文を見る
○森ゆうこ君 季節性インフルエンザの流行時期から逆算しますと、そろそろ具体的な方針が固まっていないと困ると思うんですね。  もう一度お答えいただきたいと思いますが、その上で一つ確認しておきたいのは、新型インフルエンザのパンデミックワクチンは何人分を製造、備蓄し、それからだれから...全文を見る
○森ゆうこ君 いや、しないといけないじゃなくて、早く決めていただかないと困るんですけれども。そのことを我々はここで議論をしたかったんです。何の具体的なお答えもないので本当に困ってしまうんですが。  そもそも、この予防接種行政についてちょっと確認しておきたいと思うんですが、日本の...全文を見る
○森ゆうこ君 つまり、この予防接種法第一条では、予防接種の、今おっしゃったような疾病の蔓延を防ぐため、そしてもう一つ、これが車の両輪と言われております、予防接種による健康被害の迅速な救済を図ることを目的とする、これが私は今日は一つ確認をさせていただきたいというふうに思っているんで...全文を見る
○森ゆうこ君 今の御答弁は、幅広く救済するのがこの趣旨であるというふうに理解をいたしました。  しかし、実際にはそのようになっていないということで、今私は、地元新潟県の胎内市の方から御相談を受けております。  市内の男児がMRワクチンの予防接種後、小児麻痺などを発症したんです...全文を見る
○森ゆうこ君 正確に引用していただいても、この意味の、因果関係を否認した理由とすれば非常に理解に苦しむというふうに私は思います。広くとにかく救済をすることが目的であるというふうに大臣が明言していただいたことを評価をさせていただいて、きちんとそのようにされるように是非御指示をいただ...全文を見る
○森ゆうこ君 お言葉ですが、私のやじは与党の先生方からもポイントを、的を得たいいやじを飛ばしているというふうに評価もいただいておりますので、申し付けたいと思います。  国民の健康を守るための予算としては、今回の新型インフルエンザ対策の予算は不十分でございます。昨日もそういう御指...全文を見る
○森ゆうこ君 いや、だから予算を組み替えてもっとしっかりやるべきだと申し上げているんです。鳥インフルエンザもある可能性も高いんです。だから昨日からそういうふうに御提案を申し上げているのでございますけれども、この危機についての認識が甘いのかなというふうに思わざるを得ません。  そ...全文を見る
○森ゆうこ君 そうではないことはこの予算委員会の中で度々指摘をされてきました。  それで、経済政策の政府の試算どおりに約二%のGDP押し上げ効果があるのか、私は大変疑問でございます。仮に、二%、約十兆円の経済効果があるとしても、国費十五・四兆円、事業費五十六・八兆円を投入した結...全文を見る
○森ゆうこ君 深刻な中小企業の現状は度々指摘をされているところでございますけれども、雇用調整助成金制度が昨年末から見直されておりますが、特に中小企業に対しては、周知、広報を十分行い、制度の活用を促す必要があるのではないかと考えます。  また、雇用維持や雇用創出を目指す助成制度を...全文を見る
○森ゆうこ君 政府の対策が十分であれば、厳しい財政状況の中、独自に上乗せをする自治体というのはそんなに生まれないと思うんですけれども、不十分だということじゃないんでしょうか。  あわせて、総務大臣に伺いたいんですが、雇用対策基金事業というのがございますが、地方から、例えば事業を...全文を見る
○森ゆうこ君 景気の回復には私は勤労者の可処分所得の上昇が欠かせないというふうに思いますが、どうもそのような政策が今回の補正予算には余り見当たりません。賃金の上昇を図る方策とか、それからしっかりと減税をしていくということが、どちらも余り取られていないのではないかと思いますが、与謝...全文を見る
○森ゆうこ君 きちんと使われるかどうか分からないところに多額の基金をつくるよりも、直接やはり所得を増やす、可処分所得を増やす方がずっと効果があるのではないかというふうに思います。  それで、最低賃金について伺いたいんですが、この最低賃金という労働者の生活を支えるためのセーフティ...全文を見る
○森ゆうこ君 今大臣が御指摘になりましたこの円卓会議で、最低賃金については、最も低位の水準との均衡を勘案して、これを当面五年間程度で引き上げることを目指し、政労使が一体となって取り組むというふうにここにはっきりと書かれてあるわけでございます。  そういう意味で、大変厳しい経済状...全文を見る
○森ゆうこ君 民主党としては、可処分所得をきちんと上げるということが最大の景気対策だというふうに思っておりますが、なかなか自公政権ではうまくいかないということなんだと思います。  次に、この二十一年度補正予算までの国債発行残高は幾らになると見込まれていらっしゃいますか。特に、赤...全文を見る
○森ゆうこ君 国債の増発による長期金利の上昇から利払い費の増も懸念されます。また、大塚委員から先日、わざわざこの基金を造成するために新たに一千億近くの追加の利払い費の発生も指摘をされました。  将来、このツケをどのような形で国民に負担させるお考えなのか、今後の構想を具体的にお聞...全文を見る
○森ゆうこ君 借金する場合には返済計画を明らかにしながら行うのが一般国民の常識だと思います。  この予算委員会で、六月じゃなくてこの予算委員会であらかじめお示しをいただいて、そして議論をするべきではないですか。
○森ゆうこ君 だから、そういうことをやはりこの予算委員会で議論すべきではないかというふうに言っているわけです。  それで、余りずっとやっていても仕方がないので、ちょっと厚労省分割について確認しておきたいんですが、総理大臣、厚労省分割は断念したのでしょうか。
○森ゆうこ君 与謝野大臣、総理からこの件に関してどのような御指示があったのでしょうか。
○森ゆうこ君 何をどのように整理をして、いつまでに結論を出せというような明確な御指示があったのでしょうか。
○森ゆうこ君 考え方を整理しろということなんでしょうか。つまり、総理には特別な考え方はなかったと。
○森ゆうこ君 総理、それでよろしいんですか。
○森ゆうこ君 でも、特に幼保一元化について今が決断の時期だというふうに強調されたというふうにお聞きしているんですけれども、これは違うんですか。
○森ゆうこ君 一国の総理の一言というのは重いんですね。こだわりがなかったんだったら言わなければよかったのにと思います。  それで、もう一つ、総理の御発言について、一昨日の国家基本政策委員会のいわゆる党首討論におきまして私は看過できない発言がございましたので、確認をさせていただき...全文を見る
○森ゆうこ君 同じく私も議事録を持っておりますけれども、少なくとも後援会には企業、団体からの寄附は禁止になったわけですから、そういった意味では、それを犯された方がそこにいらっしゃるわけでって、これが断定じゃなくて何が断定なんですか。
○森ゆうこ君 これは総理の御発言ですが、本人が正しいと思ったという話ですけれども、本人が正しいと思ったことであっても、少なくとも間違った場合は逮捕されるということは十分にある、それは国策捜査ということには当たらないのではないか。これもおかしいですよ。どう思いますか。これ正しかった...全文を見る
○森ゆうこ君 片道方式なんで言いたくないんですけど。  本人が正しいと思ったというお話ですけれども、本人が正しいと思ったことであっても、少なくとも間違った場合は逮捕される。そうなんですか。
○森ゆうこ君 法務大臣、刑法三十八条第一項には何と書いてありますか。
○森ゆうこ君 それでは、法務大臣として、その条項に基づいて、先ほどの総理の御発言をどのように判断されますか。
○森ゆうこ君 犯意が存在することが刑事処罰の大原則なんじゃないんですか。(発言する者あり)犯意が存在することが刑事処罰の大原則であるのではないでしょうかと申し上げたんです。犯意。
○森ゆうこ君 とにかく、総理、総理の御発言、私は許すことはできません。総理の資質を改めて疑いたい、疑念を呈したいというふうに思います。  最後、基金について伺っていきたいというふうに思います。  この四十六基金、大変なお金です。これは景気対策を隠れみのにした行政の肥大化への疑...全文を見る
○森ゆうこ君 天下り団体等々については、これまでも税金の無駄遣いの温床になっているという指摘がございまして、昨日も読売新聞で、この中央職業能力協会の天下り二法人に又貸しをしていた、四千万円の不正請求、こういうことも報道をされておりますので、会計検査院においでいただいておりますが、...全文を見る
○森ゆうこ君 もう少し中身を言ってください。
○森ゆうこ君 金額もきちんと言っていただきたいと思いますが。
○森ゆうこ君 この協会は独自の訓練講座を企画したことがない、再委託をしているわけですよね。こういうところに基金を預けていいんでしょうか。大臣にお願いします。
○森ゆうこ君 別に私、会計検査院の能力を疑うわけではないんですが、すべて明らかになっているものだけではないと思うんですね。  これだけ巨額の不正の請求が指摘されているところが、幾らの基金を今度積み増すんですか。
○森ゆうこ君 民主党は基金にするとは言っておりません。もう全然使い方が違います。  続きまして、独立行政法人農畜産業振興機構についても様々な問題点が指摘されておりますが、今度は一回できちんとお答えいただきたいと思いますが。会計検査院。
○森ゆうこ君 この農畜産業振興機構は過去に多額の補助金をプールしている点が指摘されておりますが、この点についていかがでしょうか。
○森ゆうこ君 私、特に局長に答弁していただかなくてもいいと思ったんですけれども、そちらから局長でというふうに言われたので。前回御報告していただいた方の方がきちんと明確にいろんな点で答弁していただいたんですが。  昨日、これ、それぞれについて通告してございますが、独立行政法人農畜...全文を見る
○森ゆうこ君 私も特にけんかをしようと思っているわけじゃないんですよ。私を怒らせないでもらえませんか。  なぜこういうところに、なぜこういうところにわざわざいったん基金を造成しなければいけないんですか、農水大臣。
○森ゆうこ君 いや、そのすごく複雑な事務があること自体が問題じゃないですか。  石破さん、ついでですから、農水省の持っている基金は百以上あるとこの間、郡司委員から指摘がありました。それで、そのときに石破さんは私と目で会話したんですよね、こんなにあっていいのかと、こんなにあってい...全文を見る
○森ゆうこ君 もう時間がなくなってきたのでエコポイントについて確認しておきたいんですが、ポイントは何に使えるか今後決定するということなんですが、何に使えるか分からないポイントをもらっても困るんじゃないでしょうか。また、本来であれば、この点を明示した上でこの予算委員会の審議を行うべ...全文を見る
○森ゆうこ君 事務経費はどうなっているのでございましたでしょうか。この間質問があったかのような気もするんですけれども、もう一度確認いたしたいと思います、今のエコポイントについて。
○森ゆうこ君 これ、将来の消費先食いの反動をどう考えるかということが非常に重要だと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
○森ゆうこ君 これだけ無駄遣い、そして更なる無駄遣いが指摘をされているわけですけれども、一方で本当に必要な年金、介護、医療、子育て支援、教育にお金がきちんと予算が組まれていないという指摘は他の同僚委員からもさんざんしてきたところですけれども。  文部科学大臣に伺いますが、私がお...全文を見る
○森ゆうこ君 パーセントで言わないでください。未来ある若者が経済的な理由で学業を断念しているんですよ。あってはならないんですよ。  総理、最後に、総理のこういうことをもっときちんとやっていくという方針、示していただきたい。補正予算にはそういう視点がないということは指摘をさせてい...全文を見る
○森ゆうこ君 年金、介護、医療、子育て支援、教育、こういったものにしっかりと本当に大切な国民の皆様の税金を使っていく、これこそが重要である、そのためには民主党政権を樹立するしかない、このことを最後に申し上げまして、私の質疑とさせていただきます。  ありがとうございました。
05月29日第171回国会 両院 平成二十一年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会 第1号
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○森ゆうこ君 参議院の議決の趣旨説明を行います。  参議院側が平成二十一年度一般会計補正予算外二件を賛成少数で否決した趣旨を申し上げます。  否決の第一の理由は、予算の単年度主義の趣旨に反し、四十六もの基金を通じて多年度にわたって支出を行おうとしている点であります。  我が...全文を見る
07月02日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○森ゆうこ君 民主党の森ゆうこでございます。  本日は、参考人の先生方には大変貴重なお話をありがとうございました。  私の方は、まず本当に本人の意思表示がなくても臓器を提供していいのかどうか、そのことについて各先生のお考えをお聞きいたしたいと思います。  特に、救急の現場で...全文を見る
○森ゆうこ君 いいんですか。更問してもいいんですけれども、でも、ほかの先生方のもあるので、また後で時間があったら。
○森ゆうこ君 民主党の森ゆうこでございます。  先生方、大変ありがとうございます。特に柳田先生のお話は、実は参議院の先生方、いろいろなこの問題に関してお話をさせていただくときに、先ほど先生が論点整理をされました問題点について非常に参議院の先生方が深く考えていらっしゃいまして、先...全文を見る
○森ゆうこ君 痛みを取るための麻酔薬は使われたことがないというお話ですが、しかしその本当に痛みを取るためじゃないのかどうかの証明はないわけで、一方で血圧のコントロール等のためにも麻酔剤が使われるということが誤解を招くようであるならば麻酔剤はもう使わないというふうに、福嶌先生ですか...全文を見る
07月06日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○森ゆうこ君 どうもありがとうございます。  民主党の森ゆうこでございます。  本人の同意を本当に外していいのかどうかという点について何人かの先生に伺いたいと思うんですが。  まず、町野先生に伺いたいんですが、先日も同僚委員からオプトインとオプトアウトについて言及がございま...全文を見る
○森ゆうこ君 今の御説明を聞いても、なぜ我々は臓器提供の意思を示していなくても既に死後の臓器提供へと自己決定している存在だというふうに言い切ることができるのか、その辺の論理が私にはなかなか理解できないという、それは社会的にそういうことが広く容認されていて初めてということなのではな...全文を見る
07月07日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○森ゆうこ君 時間がないので端的に伺いたいと思います。  まず、森岡参考人なんですけれども、ピッツバーグ方式、先ほど披瀝されましたけれども、私もこの大統領の生命倫理評議会の死の決定をめぐる論争、これについてのレポートをある文献で読みまして、大変これはみんなが知るべきことだなとい...全文を見る
○森ゆうこ君 古川委員にお答えをしたいと思います。  まず、現行法の考え方を我々は成人に関しては維持をするということでございます。先ほど南野先生からもお話がございましたが、現行法というのは、南野先生の先ほどのお言葉をお借りすれば、良識の府たる参議院の英知の結集であった、その上に...全文を見る
○森ゆうこ君 一年後に必ずこの答申を出していただく、そのような法律になっております。我々はこのように法制化をして子どもの脳死臨調を設置するわけですから、その結論については尊重をさせていただく、これは国会に報告をされます。その上で、国会として、立法府として、もちろん先ほど小池議員の...全文を見る
07月09日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○森ゆうこ君 やはりこのA案、一律に脳死は人の死ということになりますと、それは様々な誤解を招いてくる、そのことが既に現れている、大変な混乱を生んでいるんだというふうに思います。  そのほかのことについて答えてもいいんですか。
○森ゆうこ君 それでは、先ほどもA案提出者の方から本会議の趣旨説明について修正する旨の御答弁がございました。つまり、事実を、きちんと皆さんが真実を知っていただいて、そして情報がきっちりと皆さんの中で共有されていて、それでもなおかつ専門家の間でも大変いろんな意見の相違があるわけです...全文を見る
○森ゆうこ君 民主党の森ゆうこでございます。  二十分しか時間がありませんが、もう絞りに絞ったんですが、十六問通告してありますので、よろしくお願いいたします。  その前に、通告した質問の前に、今の亀井先生のこの資料について一点確認させてください。A案はWHOが推奨する臓器移植...全文を見る
○森ゆうこ君 要するに、WHOに提出してWHOから推奨しますという回答をもらったんですか。
○森ゆうこ君 そう書くべきだと思います。誤解を与えます。抗議を申し上げたいと思います。  通告した質問に移ります。  提供しない意思を担保するためにはどのような仕組みを考えているのか。同じくこのペーパーには、権利が担保されている、つまり拒否の権利が担保されているというふうにこ...全文を見る
○森ゆうこ君 肝心な質問に答えていないんです。済みません、肝心な質問に答えてください。  家族が独自の承諾権を持つものではない、このことは非常に重要なことなんですよ。そのことについて明快な御答弁をお願いいたします。
○森ゆうこ君 今、明快な御答弁がいただけなかったことは非常に重大なことだと私は考えております。  法律は確かにオプトインという形になっているんですが、その御答弁によって実はオプトアウトになっているんですよ。分からないですか。これ、分かっていらっしゃらないようなので、これ説明する...全文を見る
○森ゆうこ君 明確なシステム上のこの権利が担保されているというお答えではなかったわけですね、今のは。その担保されていると、ここに、チラシまで書いてあるんですから、具体的にそういう方策が示されるものかと思っておりました。  次に行きたいと思います。一つ飛ばさせていただきます。 ...全文を見る
○森ゆうこ君 本人の直近のいろんな気持ちを聞いているのは、実は親ではなくて、知人、友人の場合がありますので、でも、だれでも言えるのかなという気もしてまいりました、逆に。  それで、仮に、臓器提供を待っている場合や相続を待つ利害関係がある場合、これは法務省に伺いますが、提供する旨...全文を見る
○森ゆうこ君 なぜこのような質問をしているかと申しますと、もう一つのA案、あるいは修正案も全く一緒ですが、大きな問題点として、親族に対する優先提供、この規定があるわけですね。これがあると、結局、本人の生前の書面の提供、意思表明がなくても家族の同意だけでできる、しかも親族に対する優...全文を見る
○森ゆうこ君 本人意思不明の場合には家族、遺族が重要な意思決定をすることになるわけですが、この家族、遺族との用語においてはいわゆる事実上の配偶者、事実婚、この配偶者についてはどのように位置付けられるのでしょうか。事実上の配偶者が拒否している、しかし一方では戸籍上の配偶者は承諾して...全文を見る
○森ゆうこ君 まあ、社会的な通念に照らして個々の事例で考えるべきものであるという答弁を先ほどもなさいましたけれども、それはいつ、どのように、だれが決定をするのかというのがいま一つあいまいで分からないということを指摘させていただいた上で、次の質問に移りますが。  承諾する家族と位...全文を見る
○森ゆうこ君 非常にやはりそこら辺があいまいだというふうに思います。  この脳死判定や臓器提供を決断する家族の範囲等は相続関係との重要な権利や義務にかかわる事項であり、それは他の同僚委員からもかねてより指摘されてまいりましたが、本来は法律の明文で規制する必要がある法律事項なので...全文を見る
○森ゆうこ君 もう時間がないので質問はいたしませんが、私は、もちろん脳死は人の死ということが大前提ということもまだ国民の合意を得られていないので、これは拙速に過ぎると思います。  あわせて、最大の問題点、これは修正案も変わりませんが、本人の明確な意思表示がなくても、家族がそんた...全文を見る
○森ゆうこ君 先日も櫻井委員の質問に私は御答弁させていただいたかと思いますが、まずこのE案の法案、五十二人の賛同をいただいて、子どもの脳死臨調設置法案を出させていただきました。一番こだわったのは、予算関連法案にすることです。予算関連法案にするためには、参議院では発議者とは別に二十...全文を見る
○森ゆうこ君 先ほどの足立委員の御指摘に、御質問じゃなくて御指摘に対してお答えをしたいと思います。  死体解剖保存法では本人の生前の意思がなくても死体を提供できるのに、なぜ臓器移植法では本人の意思表示が必要なのだというふうな、おかしいんじゃないかというお話でしたけれども、死体解...全文を見る
○森ゆうこ君 今の質問に関連してもう一回確認したいんですが、WHOが推奨するということは、来年のいわゆる大騒ぎになっているWHOのガイドライン、勧告、その案に基づいてそれをすべて満たすという内容になっているというふうに考えていらっしゃるということですか。要するに、WHOの来年の勧...全文を見る
○森ゆうこ君 ガイドラインについては、そのこと以上に実は一番問題にされているのは、生体間の移植についてきちんと法制化しなさい、規制をしなさいということではなかったかと思います。先日来、参考人の方からも、脳死下の臓器提供の条件が国際基準じゃないとA案の方たちは言われてきたわけですが...全文を見る
○森ゆうこ君 谷議員にお聞きをしたいんですが、子供の脳死臨調のようなものを検討するかのごとくなっているんですね、これ修正案は。しかし、根本的に考え方が決定的に違うんですよ。  我々は、やはりそれぞれの大人も今は個人の自己決定権が尊重された、現行法はそうなっています。まずはリビン...全文を見る
○森ゆうこ君 まとめて聞いた方がいいですか。  それで、谷委員は、難病の皆さん、障害者の皆さん、この政策の民主党のリーダーとして頑張ってこられまして、昨日も当委員会で、このA案が可決された場合に、いわゆる意思決定、自分の意思を外に出すことがなかなか難しい、あるいはその過程におい...全文を見る