柳田稔

やなぎだみのる

選挙区(広島県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

柳田稔の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月17日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○柳田稔君 長官に主にお伺いしたいと思うんですけれども、この報告の中で、「今回の事案を深刻かつ重大な事態と受け止め、」というふうに長官はおっしゃっておりますので、それをもとにしてお伺いしたいと思うんです。  多分、防衛庁に全幅の信頼を置いて今回の事態を解明しょうと。全幅の信頼を...全文を見る
○柳田稔君 それですべてですか。
○柳田稔君 では、今おっしゃったところ、それ以外もあるんですけれども、そこから報告は今回受けられましたか。どういう内容の家宅捜査とか、事情聴取を受けたとか、そういうことは長官みずからその担当に出向いていくかお呼びしてかどちらでもいいんですが、お聞きになったことはありますか。
○柳田稔君 今回、官房長も事情聴取を受けられましたですね。その官房長がお隣に座っていらっしゃいますけれども、お話は、報告はお聞きになりましたか。
○柳田稔君 では、捜査に影響のない範囲で報告を受けた内容というのはどういうことですか。どういう概要ですか。
○柳田稔君 今、長官は捜査に影響ない範囲で聞いたとおっしゃったんですよ。それで、その内容を教えてくれと言ったら、いや、これは捜査に影響するからお話しできませんというのはちょっと理屈が合わないんですけれども、どうでしょうか。
○柳田稔君 では、聞き方を変えます。今回、調査委員長をかえられましたですね、官房長から事務次官に。理由は何ですか。
○柳田稔君 事情聴取を受けた、それでかえると。どういう事情聴取を受けたか、内容を知らない限りはかえるということは理屈上合いませんよね。全般的に聞かれたかもしれないし、防衛庁の構成なり一般論を聞かれたかもしれない。そういう中身もわからずに委員長をかえる、事情聴取を受けただけでかえる...全文を見る
○柳田稔君 そうしたら、最初から事務次官にされたらいいじゃないですか。なぜ官房長にされたんですか。
○柳田稔君 また別な角度で聞きますけれども、長官に就任されてからまだ二月たっていませんよね。ただし、この二月間にいろんな出来事が起きましたですね。大変御苦労が多かったと思うんですが、今回のこの背任事件でも長官在任中に幾つかの事実が出ましたね、新聞報道でも。長官は「今回の事案を深刻...全文を見る
○柳田稔君 ということは、長官は事務次官と官房長からの報告のみということですか。
○柳田稔君 先ほどもおっしゃっていましたけれども、お聞きになっているのは長官なんですかそれとも別の方なんですか。
○柳田稔君 そうですね。ということは、だれかがお聞きになって、その人がまた報告書をまとめて、それを長官に報告に行くわけですね。とすると、その話を聞いてまとめる人は今回の一連の事件に、近い遠いにかかわらず関係した人も入っている、先ほどもおっしゃいましたからね、そういう人たちが話を聞...全文を見る
○柳田稔君 もう時間なのでやめなきゃならないのですけれども、先頭に立ってとか、事案を深刻かつ重大な事態と受けとめとおっしゃる以上は、長官、私は言葉どおりやってほしいなと。  我々は、今防衛庁が組織的にやってしまったんではないかと。それ以外の方というと長官しかいらっしゃらないので...全文を見る
09月29日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○柳田稔君 条約について質疑をする前に、ちょっと防衛庁長官にお尋ねしたいと思うんです。  きょう部屋の方に防衛庁発令ということで官房長を免ずるという発令が届きました。ほか何名か更迭されたようでありますけれども、こういう方々の任命権者というか、責任者は一体だれなんでしょうか。
○柳田稔君 藤島官房長を更迭した理由をお聞かせください。
○柳田稔君 何か落ち度があって更迭されたんですか。
○柳田稔君 職務の支障というのは、じゃ具体的にどういうものが考えられたんですか。
○柳田稔君 質問の趣旨は、支障とは一体何なんですかと聞いているんです。かえなきゃならなかった支障というのは一体何なんでしょうかと。
○柳田稔君 事情聴取を受けたから職務に支障を来すために更迭をしたということですか。
○柳田稔君 決断されたことはよくわかっているんです、発令がもう出ましたので。その理由がわからないんです。  支障があると先ほど長官おっしゃいましたよね。職務に支障があるからかえましたとおっしゃった。その支障というのを我々がわかるように具体的に教えてもらいたいんです。
○柳田稔君 職務に支障がないように人事を行った。  とすると、藤島官房長が官房長であり続けるということは官房長の職務を果たせない。そういう理由がなければ更迭する理由にはなりませんよね。私はこれが普通の常識だと思うんです。とすると、支障が何かあるからこそ更迭したんだと、これも常識...全文を見る
○柳田稔君 長官がおっしゃることを聞いていまして、理解できないんですよ。  人事を異動する、それも官房長の人事をかえたということは防衛庁の大事にとっては大変重要なことですよ。今の説明でもその理由がよくわかりません。もっとわかるように説明していただきたい。
○柳田稔君 よくわからないんですけれども。  事情聴取というのは何か罪を犯した可能性のある人に対してだけ行うのか、それとも検察が、どういう仕組みなのか、どういう状況なのかわかっている方においでいただいて説明していただくか、いろいろあろうかと思うんですね。  もし、善意的に見て...全文を見る
○柳田稔君 理解をしたいんですよ。今回の条約についても防衛庁には一生懸命頑張ってもらわないといけないんです。その頑張ってもらわなきゃいけない防衛庁がわけのわからぬ人事をされたのでは、理解しろと言われても、これは困るんですよ、私たちとしては。  きょう、支障がないように更迭をした...全文を見る
○柳田稔君 長官が防衛庁長官になられて二カ月ですか、藤島さんが官房長されているわけですよ。最初からこの事件というのはいろいろあったわけですよ、長官が長官になるときに。そのときにもいろいろなことを多分お聞きになったと思うんですよ。そのときは、信じます、頑張ってやってほしいと。しかし...全文を見る
○柳田稔君 私の持ち時間も余りないんで、指定職、石附さん、これも更迭ですね。さらに田中技官、指定職、これも更迭というふうに発令には書いてあるんですけれども、これはどういう理由ですか。
○柳田稔君 この二名、これも同じなんですけれども、何か支障がないとこういう大事かえませんよ、普通の世界では。普通の社会ではこういうことしませんよ。何かがあったからこそこういう人事をされたんでしょう。その理由は一体何なんでしょうか。わかるように説明してください。
○柳田稔君 言葉じりをつかまえるつもりはないんですが、一日も停滞してはいけない、これは当然のことです。じゃ、この両者が副本部長の職にあったらば停滞するんですか。
○柳田稔君 もう時間なんでやめますけれども、長官の御答弁は何としても理解がしがたい。ですから、また改めて当委員会を開いてしっかりと究明をさせていただきたいと委員長にお願いさせていただきます。  以上です。
10月08日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第8号
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○柳田稔君 おはようございます。  この給与等に関する法律の質問をする前に、先ほど長官の方からお話がありましたとおり、十月十四日までに中間報告をお出しするとはっきりと明言していただきました。今日まで、九月いっぱいとかきのうまでとかいうお話が何回かあったわけですけれども、今度はし...全文を見る
○柳田稔君 最近の新聞は、金融再生の問題と今回の防衛庁の一連の事件、この二つが大きな目玉になっています。あれを防衛庁の職員が、制服組も含めてですけれども、見ると、だんだん意識が萎縮するというか、士気が低下するというか、そういうことにも今なっているんではないかなと、そう思うんですけ...全文を見る
○柳田稔君 先ほどは国会の日程のことも言いましたし、今隊員の士気のことも申し上げましたけれども、そんな余裕のある状況ではないというのも長官はおわかりだと思います。  ですから、カメのようにというよりは、しっかりやらなくちゃいけないし、もう時間がそうないんですよという認識を持って...全文を見る
○柳田稔君 そしてもう一つ、今回の事件にも関連するかと思うんですけれども、五十五歳で定年ですね。そうすると、五十五歳で定年というと子供が大学に行く、そんな時期にも当たるので、定年問題についても一回考えてみる必要があるのかな、そう思ったりもしているんですけれども、長官、どのように考...全文を見る
○柳田稔君 しっかりやってもらいたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
10月15日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第9号
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○柳田稔君 ほとんど中心的に長官に質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  長官、この委員会で、当時の会期末は七日でした、出すとおっしゃいましたけれども、なぜきのうまでおくれたのか、まずその理由をお聞かせください。
○柳田稔君 できるだけ早くとかそういう非常に抽象的な言葉が多いのでありますけれども、長官、今、日本が置かれた状況というのをどれほど認識されているのか、私は疑わしいと思って聞いていたんです。  額賀長官になられた後に戦後初めてミサイルが日本の上空を飛んだんですよ。そういう危機的状...全文を見る
○柳田稔君 御答弁、お言葉を聞いていますと、我々も考えは一緒なんですけれども、ただそれにしても、今防衛庁内部で起きておるこの背任事件についての処理の仕方が余りにも遅過ぎる。最初に聞いていましたら、長官は九月末までに出したいということを記者会見で言われた。そして、当委員会でも、十月...全文を見る
○柳田稔君 じゃ、具体的に聞きますけれども、このままいきますとガイドラインが国会を通過するのは来年の五月になりますね。それで日米関係というのは保たれるんですか、長官。
○柳田稔君 長官は評論家でもなければ新聞記者でもないんです。やらなきゃならない立場なんです。私が聞いているのは、来年の五月にガイドラインが国会を通過してもいいんですか、そんな状況でと。  あのミサイルが飛んできたときに、日本に来た情報は大分おくれました。そんな中にあってガイドラ...全文を見る
○柳田稔君 理解もしていますし、やるつもりでもあるんです。  ただ、今回の背任事件の一連の防衛庁内部の調査についても、長官がおっしゃったことが三回延びたわけですね、公の場とか記者会見とか全部含めて。九月末、十月七日、そして当委員会が強い意思で防衛庁に出しなさいと言ったから初めて...全文を見る
○柳田稔君 記者会見でおっしゃいましたね。
○柳田稔君 前回もそうでしたけれども、長官に質問しますといつも平行線なんで、長官、本当に来年の五月か六月のガイドラインの国会通過でいいんですか。  日米関係から考えて、そしてミサイルが飛んできて、これは戦後初めて飛んできたんですから、何回も飛んできたことではないんですよ。危機的...全文を見る
○柳田稔君 長官、努力をしたということであれば、今日までの結果が出ていないといけませんよね。中間報告をできるだけ早く出して、内部として体制を立て直すということを早くやらなきゃなりませんよね。一部の人が集まって、いや私個人としては九月三十日までですとおっしゃった。長官は個人であると...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○柳田稔君 今回の日韓の新漁業協定、大変努力されたことに対しまして私も評価をしたいと思います。そういう経過についてとかいろんな話は聞いているわけでありますけれども、きょう初めて国会の場で審議するわけですから、基本的なことを少し聞かせてもらいたいと思うんです。  まず、暫定漁業水...全文を見る
○柳田稔君 国連海洋法条約ですか、その条約と照らし合わせた場合、今回の水域の範囲の決定というのはどういうふうな評価をすればよろしいんでしょうか。
○柳田稔君 今回の日本政府の頑張りは私も評価しているんですけれども、もっと元気よく我々はこういうことを主張してここまでやったんだと言っていただければありがたかったんでありますけれども、大変厳しい協議の結果こういうことになったのだろうと思うんです。  問題は、これからの海洋生物の...全文を見る
○柳田稔君 これは外務省に聞くのも違うのかもしれませんけれども、今局長がお答えになりました答弁で果たして資源が守られるのかなという疑問がわくわけです。そのために多分日韓漁業共同委員会なるものをつくってこれから詰めようというふうに思うのでありますけれども、その漁業共同委員会のテーマ...全文を見る
○柳田稔君 ともに他国というか、日本の船には韓国の人が、韓国の船には日本の人が乗って監視するというのは非常に我々としてもしてほしいな、そういう思いがあるので、そういう方向で進めていただきたいし、それ以外にもいろいろと取り締まり体制というのはあるはずなので、徹底した取り締まりができ...全文を見る
○柳田稔君 共同委員会でこれからいろいろなことを話をされますね。今言われたのはその中の一つだと思うんですが、それ以外にもいろいろとあると思うんです。共同委員会でいろんな協議事項とか合意したとか、そういうのをできればしっかり文章にして国会にも我々にも教えてほしいし、こういうことにな...全文を見る
○柳田稔君 それと同時に、政府の責任、要するに日本政府、韓国政府、もう少しはっきりできないものかなという気がするんです。  つまり、相手にお願いするわけですよね。例えば日本からいいますと、韓国の漁船が違法な状況ですよと、それを我が政府が韓国に伝えて、それで取り締まりをするという...全文を見る
○柳田稔君 もっと自信を持って答えてほしいんですけれども、本当に政府の責任というものをもっと明確化してもらった方が漁民が安心するのじゃないかなと思いますので、強く要望してほしいと思います。できるだけそれがはっきりしたものになるように御努力を願いたいと思います。  次に、竹島問題...全文を見る
○柳田稔君 警備隊というのは、いろんな国の言葉があるんでしょうけれども、普通言う軍隊なんですか。
○柳田稔君 それは日本で言う何に当たるんでしょうか。
○柳田稔君 ということは、韓国政府が占拠しているというふうに理解してもよろしいわけですね。
○柳田稔君 それに対する対処の仕方なんですが、先ほど大臣は粘り強く話し合いをしていくというふうにおっしゃいました。それが今の日本政府の考えなんでしょうけれども、この不法占拠、我々は不法と言いますけれども、占拠に対する解決方法が幾つかあると思うんです。  一番強いやり方は、日本の...全文を見る
○柳田稔君 それは今政府の立場でわかったんですけれども、方法です、方法。いろんな方法があると思うんです。できない方法もあるでしょうけれども、いろんな方法があると思うんですが、どういう方法が今あるのか。私が今考えたのは、国際社会に訴えるというのが普通あると思うんです、領土問題ですか...全文を見る
○柳田稔君 国際社会に訴えることに対して、韓国政府が拒否をするというその理由は一体どこにあるんですか。
○柳田稔君 領土問題というのは大変難しそうなんですけれども、先日、この委員会視察で北方領土へ行きまして、先ほど報告がありましたけれども、北方領土についてもそれなりの方向性が出てきてくれたのかなと。我々が思う方向、我々の思いからいくとまだまだだなと思うんですけれども、北方領土と比べ...全文を見る
○柳田稔君 日本政府というのは、領土問題に関して質問するとすごくトーンが落ちちゃうので困ったなと思ったりもしているんですけれども、私は北方領土も竹島も尖閣列島も日本の領土だと、そのスタンスをしっかり持っていただいて、相手国に対してもそれを強く言うと同時に、国際社会にももっともっと...全文を見る