柳田稔
やなぎだみのる
選挙区(広島県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月18日 | 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号 議事録を見る | ○柳田稔君 今、日本の平和にとって一番脅威になっているのが北朝鮮なんですけれども、まず都甲大使にお伺いしたいのは、北朝鮮とロシアは国境を接していますので、まずロシアと北朝鮮の関係は今どうなっているのか。それから、北朝鮮のミサイル開発、核兵器の開発、どういう見方をされていらっしゃる...全文を見る |
02月25日 | 第145回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○柳田稔君 まず冒頭に、法務大臣に質問させていただきたいと思います。 ことしの初めでしたか、法務大臣の憲法改正論議もマスコミで見ましたし、また関係する会社の何かごたごた騒ぎというのも先日質問がありましたけれども、さっき小泉議員と外務大臣の憲法論議が盛んに行われましたけれども、...全文を見る |
○柳田稔君 情報公開法とかいろんな法案が出ていますけれども、私は、憲法に知る権利とか環境権とか、もう入れるべきではないのかなという立場なんですけれどもね。 法務大臣、今大変まともな御答弁でしたけれども、マスコミの新聞を見る限りはなかなかだなと思ったりもしたんですよ。そこに座っ...全文を見る | ||
○柳田稔君 では、本題に入りたいと思いますが、昨年八月、北朝鮮からミサイルが飛んでまいりました。衛星ではなかったのかというお話もあるようですけれども、私はミサイルだと思っていますので、まずこのミサイルについていろいろと質問させていただきたいと思います。 まず、総理にお伺いいた...全文を見る | ||
○柳田稔君 幸いにして海に着弾したので遺憾の意を表明するだけで済んだのかもしれませんが、もしあの海域に日本船籍の漁船、そして日本人が乗っている漁船に被弾したと、漁船ですと乗組員が数名ですか、または商船ですと二けたの人、二十名前後の人が乗っているはずなんですが、これに被弾したと。そ...全文を見る | ||
○柳田稔君 航空機は聞かなかったんですけれども、総理は答えてくれたんですが、航空機、大きな飛行機ですと五百人以上乗っていますよね。これにもし命中したら一瞬にして全員亡くなります。そのとき、もし、それを仮定するわけですけれども、日本の飛行機ですよ、これが北朝鮮のミサイルによって被弾...全文を見る | ||
○柳田稔君 今、船とか飛行機と言ったのは、間違って当たった可能性があるということもあるのでわざと先に聞いたんですが、今、長官言われましたよね、本土の話も。 では、今度は北朝鮮から発射されたミサイルというのはこれははっきりするわけですからね。今度は衛星も打ち上げようといって予算...全文を見る | ||
○柳田稔君 ミサイルが日本の本土に落ちた、それも密集地に落ちて大量の死者が出た、それが誤っているかどうか確認をする、それが自民党政府の姿勢なんですか。そういう状況においても、確認をしてから、連絡をしてから、情報を集めてから、発表をしてから対応を決めると。災害じゃないんですよ、これ...全文を見る | ||
○柳田稔君 なぜこういう話を先にしたかといいますと、今回出ています新日米防衛協力のための指針、これは日本有事と裏腹だと私は思うんですよ。 さっきいろいろ議論を聞いていますと、国内向けの答弁は聞きますよ、私も。ただ、これは北朝鮮にとって関係ない話ですからね、言っておきますけれど...全文を見る | ||
○柳田稔君 有事だとなったときに日本が対応できる法律はないですよね、ないと言った方がいいですよね、ありませんよね。 総理、これは仮定論議なんですけれども、有事の際の法律が日本にない、でもミサイルが飛んでくる可能性はあるんですね。ここで法律通しちゃって朝鮮半島で何か起きたと。日...全文を見る | ||
○柳田稔君 言葉は悪いですけれども、言いわけは結構です。若干法整備ができていませんじゃなくて、ほとんどないと言ってください、現実としてないんですから。ない中で総理に決断をしろと言う方がまずおかしいんで、私はそう思うんですよ。だから、総理が答弁できないのは当たり前かなと思ったりもし...全文を見る | ||
○柳田稔君 次に、北朝鮮の政治状況はいかがでしょうか、外務大臣。 | ||
○柳田稔君 核兵器はあるかもしれない、生物兵器はもう保有している、化学兵器も保有している、ミサイルは実戦配備されている、そして体制は何をするかわからない。ところが、日本はいざとなったとき法制が一切ない。簡単に言うと、たくさんの死者が出てもただ見ているだけというのが現状じゃないのか...全文を見る | ||
○柳田稔君 北朝鮮による日本人の拉致事件というのが多発していましたけれども、これは多分北朝鮮のそういった部隊の人が日本に来て連れていったんじゃないかな、そう思うのが普通常識だと思うんです。この認識についてはちょっと飛ばしますけれども、多分国内に相当入っているんじゃないかなと思うん...全文を見る | ||
○柳田稔君 なぜ飛ばして特殊部隊、工作員へ行ったかといいますと、ミサイルが飛んでくる可能性はもう既にあると皆さんに認識してほしいわけですよ。この工作員も既にもう日本に潜伏していますよ、これはいつ何どきでも活動を始めますよ、この危機意識だけはみんなに持ってもらいたいなと思って質問さ...全文を見る | ||
○柳田稔君 そのことは後で質問する予定だったんですけれども、質問する前に答えていただきました。 私が質問したのは、工作員を日本に入れないように今でもしなくちゃならないんじゃないですかと、そうですよね。その入らせないために、海は海上保安庁になるんでしょう、海上保安庁はどういう対...全文を見る | ||
○柳田稔君 この北朝鮮の工作員というのは、多分このガイドラインの法案審議とも相まっていろんな動きをしてくるのかなという予想も立たないわけではありませんよね。ですから、警察としても、また海上保安庁としても、従来以上に相当力を入れてこの工作員対策をすべきではないかと思っていますので、...全文を見る | ||
○柳田稔君 次に、未確認と言いませんけれども、国籍不明機の飛来ということにちょっと移りたいと思うのですけれども、北朝鮮の空軍の能力といいますか戦闘能力といいますか、もう一つは、日本まで飛んできて爆弾を落とせる能力があるのか、そういうのも含めてちょっと今の北朝鮮の空軍の能力について...全文を見る | ||
○柳田稔君 日本へはどうですか、能力的に。 | ||
○柳田稔君 二十三年前の話なんですけれども、ミグ戦闘機が函館空港におりましたよね。あれからもう、さっき言いましたように二十三年もたっているわけですから、スクランブル体制、その後の処理というのは相当進んでいるとは思うんですけれども、二十三年前のミグ戦闘機が来た当時、防衛庁はどんな対...全文を見る | ||
○柳田稔君 当時のレーダーの性能とかいろんなことを考えるとしようがないのかなという面もあるんでしょうけれども、あれから二十三年たちましたし、今ではイージス艦も日本は持っていますから。もし現在、国籍不明機が日本領空を侵犯したといったときはどういう対応を今自衛隊ではとられますか。 | ||
○柳田稔君 そういう性能を自衛隊はお持ちになったと。そういう中で、国籍不明機が日本領空を侵犯したというのがわかった場合、レーダーに映りますものね。私も三沢基地へ行かせてもらいましたけれども、そのときに画面に出るんですよね、全部が。この飛行機はどこどこの飛行機、何便とか、これは国籍...全文を見る | ||
○柳田稔君 長官は先に先に答弁をしてくれるので戸惑いもあるんですけれども。 見つけたらスクランブルをかけるんですよね、当然として。今だったら一機ですか、二機ですか、スクランブルをかけるのは。不明機が一機飛んできたというのはわかりますよね。そのときにスクランブルは一機飛ぶんです...全文を見る | ||
○柳田稔君 警告されますよね。警告を聞かずにまだ日本の上空に向かって飛び続けた場合どうされますか。 | ||
○柳田稔君 それは相手がいい人の場合かもしれませんけれども。 誘導も聞かない、警告も聞かないと。目的があって飛んでいるはずですから。そういう場合だったらどうされるんですか。 | ||
○柳田稔君 ちょっと細かいことを聞くんですけれども、今、正当防衛だったら反撃は許されるとおっしゃいましたよね。でも、今の戦闘機というのはジェット機で、武器はミサイルを持っていますね。とすると、向こうがボタンを押したらこっちは落ちるんですよ、ボタンを押す前に。だから、正当防衛じゃな...全文を見る | ||
○柳田稔君 大変苦しい答弁だなと思って聞いたんですけれども、向こうがミサイル撃っちゃうともう一秒かそこらで当たっちゃうわけでしょう、こっちに、ドンって。そうすると、もう終わりですよね。外れることはまずめったにないしね、最近のミサイルは。だから、そうなると、正当防衛というのは言葉で...全文を見る | ||
○柳田稔君 飛行機の場合そうなのかなと思いつつも理解に苦しむんですけれども。 ちょっと飛ばしたものに、昨年の十二月に北朝鮮の潜水艇が対馬沖で撃沈されましたね。これは武装してきたんだろうなと思うんですけれども、韓国軍の艦艇によって撃沈されたと。これも幸いにして日本領海の外だった...全文を見る | ||
○柳田稔君 事前通告したものを大分飛ばしてから質問したので申しわけありませんでした。 要するに、今、運輸大臣がおっしゃったように、全部踏んでそれでも聞かないし、どうしようもないといって向こうが攻撃したときにどうされるのかなというのをただ聞きたかっただけなんですが、ただもうちょ...全文を見る | ||
03月08日 | 第145回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○柳田稔君 おはようございます。 きょうは冒頭、法務大臣に再度質問しようと思ったんですけれども、この予算委員会が始まる前にテレビで報道がありました。法務大臣が総理に対して辞意をお伝えした、官邸に向かったという報道が流れたのでありますけれども、事実関係はいかがでございましょうか...全文を見る |
○柳田稔君 その辞意の理由というのはどういうふうになっておるんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 当委員会で、数たくさんありますけれども、いろいろ御指摘された、それが理由でおやめになるのではなくて、国会の運営上支障を来すということでおやめになるというのが理由だと総理はおっしゃいましたけれども、この辞表に総理としてはどう対応されるのか。受理されるのか、それとも慰留に...全文を見る | ||
○柳田稔君 法務大臣の件はこれぐらいにしまして、本来の集中審議の内容に移りたいと思います。 私、この二十世紀後半の最大の出来事としてユーロの誕生というのがあるかと思うんですが、総理もヨーロッパを訪問されましたし、大蔵大臣もG7に出席をされた、いろんなことがおわかりになっている...全文を見る | ||
○柳田稔君 総理がおっしゃるとおり、基軸通貨が二つできるのではないかと。先日、当予算委員会でも、公聴会でユーロについていろいろ発言がありました。余りユーロが基軸通貨として強くなり過ぎるとアメリカのドルが暴落をする可能性もなきにしもあらずと。日本として大変な額をアメリカに債権として...全文を見る | ||
○柳田稔君 プラザ合意以来、日本の経済というのは何かドルに振り回された。特に製造業なんかも、物をつくることが基本なのに、何か為替の方にだけ目いっぱい頭がそっちへ行っちゃって大変な状況になったのかなという感じも私は持っていますので、大蔵大臣がおっしゃったような方向で一生懸命やってい...全文を見る | ||
○柳田稔君 簡単に言うと、集団的自衛権の行使は認めていないと。 世界に先進国はたくさんありますけれども、二つ権利があるはずですし、また行使できると思うんですけれども、世界の先進国の状況はどうでございましょうか。 | ||
○柳田稔君 集団的自衛権ですよ。今個別的…… | ||
○柳田稔君 世界の先進国は集団的自衛権も行使できるんですね。ほかの国ができて、なぜ日本が行使できないのか。その理由、またどこが違うんでしょうか、ほかの国と。 | ||
○柳田稔君 私は、後々言おうかと思ったんですが、日本国も個別的自衛権は有し、そして行使ができる、これは当たり前のことなんですけれども、集団的自衛権も有し、そして行使できる、ただし憲法の許容内で制限を受けるとした方が世界の各国と同じではないのかな、そう思っているんです。 戦後五...全文を見る | ||
○柳田稔君 外務大臣がおっしゃるとおりだと思います。 大国同士の冷戦のときは、日本独自でやったって、これは焼け石に水と言ったら怒られますけれども、その程度のものかなと私自身は思っていたのですが、今日、状況が変わってくると、やはり日本独自として他国の脅威に対して備えないといけな...全文を見る | ||
○柳田稔君 湾岸戦争のとき。 私の認識では、ドイツは憲法があります。それで、その下に国を守るための基本法というのがあります。その基本法を見ますと、ドイツ軍が行動できるのはNATOの域内という限定がありました。ところが、湾岸戦争が起きて、それではドイツとしての安全と平和が保たれ...全文を見る | ||
○柳田稔君 憲法にかわる基本法をいじったんですね。後で聞いてください、帰ってからでも結構ですから。 要するに、憲法にかわるぐらいの大きな基本法を議論して、NATOの域外に出した。しかし、NATOの域内でしか活動できなかったのをNATOの域外に出したというのは大変な決断ですよ、...全文を見る | ||
○柳田稔君 国内のことは、ドイツもいろんなことをやられて、いろんな行動をとられると思うんですけれども、私が基本的に言いたいのは、日本国内の議論と世界の議論と大分かけ離れているんじゃないかな、そういう思いがあるのでこのドイツを持ち出したのであります。 日本政府としても、この湾岸...全文を見る | ||
○柳田稔君 それが世界の常識だと思うんですよ、私は。ドイツが中でいろんな議論をすることは、これは当然ですよね。自国の憲法を持っていて、自分たちの国は何をできるか、それは当たり前の話なんです。だけれども、その前提として、集団的自衛権は行使できるというのがあるんです。 ちょっとこ...全文を見る | ||
○柳田稔君 午前中は、世界の各国と比べて日本はちょっと異常ではありませんか、ちょっと違うんじゃありませんか、戦後の生い立ちを考えたときに、ドイツはいろんなことを変えてきたし、また行動してきた、そういう意味では日本も今の現状に合った国になるべきではないでしょうかという質問をさせても...全文を見る | ||
○柳田稔君 国連にとってPKOというのはどういう解釈になっているのか。このPKOの法案を国会に提出する直前に、私は以前衆議院議員をやっていまして、そのときに衆議院の派遣ということで国連、ドイツ、スウェーデン、カナダへ調査に行ったんです。いろんなその国々の方々と話をする中で、やはり...全文を見る | ||
○柳田稔君 このことは余り深くするつもりはないんですけれども、要するにPKOというのは、いろんな国々と一緒になって、軍人も派遣をして平和を守ろう、維持しようということですね。だから、そういう意味で僕は広いというふうに使ったんですけれども、余り限定されるんだったらそれはそれとして。...全文を見る | ||
○柳田稔君 言葉が物すごく難しくなってきたんですけれども、集団的自衛権というのは、さっき大臣説明されましたけれども、それは特に湾岸戦争に当てはめて言うと合うんじゃないのかなと思うんですよ。イラクがクウェートを攻めたわけですね。そうすると、国連の仲間からいうと、自分たちの仲間の国が...全文を見る | ||
○柳田稔君 クウェートがある国と条約を結んだという意味ではなくて、世界で考えたときに、国連に加盟しておるある国が他国から攻撃を受けた、よって国連の中においてこれはおかしなことだと。これは警察の行動じゃなくて、実際にみんなが寄ってたかって相手と戦争したわけでしょう。とすると、決議が...全文を見る | ||
○柳田稔君 午前中に湾岸戦争時のドイツのいろんな動きについてちょっとお話ししてもらいましたけれども、ドイツがあの作戦をとった理由は、ドイツにとっての集団的自衛権の行使ではなかったんでしょうか。そういう意味合いで、ドイツはいろいろと内部で議論をして、結果としてNATOの域外にも出ら...全文を見る | ||
○柳田稔君 大臣、実力行使したんですよ。NATOの域外のトルコに空軍を送ったんです。というのは実力行使なんですよ。鉄砲を撃つ撃たないではなくて、配備をしたということは行使をしたんですよ。私はそれが普通だと思うんです。 それから、ドイツは、集団的自衛権の行使というのはNATOの...全文を見る | ||
○柳田稔君 配備すれば僕はもう武力行使に当たると思うんです。力を使ったか使わないか、またそれは同じことだと僕は思っているんです。 ただ、今おっしゃいましたけれども、あの当時に相当ドイツの国内で議論されましたね。その内容については先ほど説明されましたでしょう。それは、その議論の...全文を見る | ||
○柳田稔君 だから、その当時の大きなテーマの一つとして、ドイツの集団的自衛権の行使の変更について相当ドイツの中で議論されたんではないんですかと聞いているんですが。 | ||
○柳田稔君 要するに、ドイツは集団的自衛権の行使の変更で相当国内で議論されたんですよ。今も答弁されましたでしょう。集団的自衛権の行使ということで相当国内で議論があったんですね、もう一回聞きますけれども。 | ||
○柳田稔君 私が言いたいのは、議論を戻しますと、多国籍軍というのは集団的自衛権の行使に当たるのではないですかというのが私の考えなんです。としたときに、大臣は違うとおっしゃるから、でもドイツでその集団的自衛権についてあのときにさんざん議論をしたんですよと。とすると、ほかの先進国にお...全文を見る | ||
○柳田稔君 集団的安全保障の措置の一環として湾岸の決議をされたとおっしゃいましたね。それは各国にとってどういう権利がもとなのか。個別的自衛権がもとになってそういうことが成り立ったのか、それとも各国の集団的自衛権の行使という権利があるということをもとにしてその決議が成り立ったのか、...全文を見る | ||
○柳田稔君 だから、集団的な安全保障なんでしょう、国連では。国連ではそうおっしゃるわけでしょう。その措置の一環として湾岸戦争多国籍軍が編成されたとおっしゃったわけでしょう。だから、その集団的安全保障を形づくる各国の権限がないといけませんよね。国連に加盟する各国の何かの権限をもとに...全文を見る | ||
○柳田稔君 水かけ論になるんですけれども、要するに各国は何か持っていないとそれをできないわけでしょう。加盟する各国も何かがないとできないじゃないか。としたときに、各国は何を持っているかというと、個別的自衛権じゃない、根拠は。集団的自衛権の行使というのを各国が持っているからこそ成り...全文を見る | ||
○柳田稔君 要するに、自衛権は認めますということですね。個別的自衛権はあります、それは当然だと。 その次に、国際的な問題として、各国の権利を見たら集団的自衛権の行使しかないじゃないかと私は思うんです。そこをもとにしない限り多国籍軍の編成なんてできないじゃないかと。もしそれがな...全文を見る | ||
○柳田稔君 そのとおりなんです。 また一般論でお聞きするんですけれども、日本だと思っても結構なんですが、例えばある国で集団的自衛権の行使はしませんとはっきり決めている国が常任理事国または安保理になられて、この事案は集団的自衛権を行使しないといけないという状況になった場合、否決...全文を見る | ||
○柳田稔君 いいんですよ、それで。いいんです。だけれども、集団的自衛権の行使とかいう話題の決議になった場合、そういう決議のとき、地域紛争が大分起きていますね。それに対して国連も何か対処しないといけない。その決議をしようといったときに、日本がもし常任理事国だったらば、これは集団的自...全文を見る | ||
○柳田稔君 またこれも政府委員に聞いた方がいいかもしれませんけれども、常任理事国がそんな理屈通りますか。 | ||
○柳田稔君 安保理になりますよね。そこで国是の代表選手として出ている人が集団的自衛権の行使というのは認められませんね、どんな考えを持っていたとしても。我が国はできませんけれどもあなたはどうぞ勝手におやりくださいという言い方ができるとおっしゃるけれども、安保理の議決はどういう手続で...全文を見る | ||
○柳田稔君 もう時間がなくなったのでやめなきゃなりませんけれども、いろいろ海外の人と議論したときに非常に意見が合わないんですよ、実は。だから、私は、集団的自衛権も有し行使できるとした方がいろんなときに話がスムーズじゃないかな、ただしその行使に当たっては憲法の枠内で制限されるとした...全文を見る | ||
03月12日 | 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第4号 議事録を見る | ○柳田稔君 おはようございます。 きょうの私の質問は、先日の予算委員会の集中審議の続きをやらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 先日の集中審議を聞いておりまして、何か不思議なことを外務省初め日本政府はやり始めているのかなという気がいたしました。特に...全文を見る |
○柳田稔君 そうなんですね。だから、僕が予算委員会で言ったのは、集団的自衛権を日本国も有する、そして行使できる、ただし行使については憲法の制約を受けます、こう言った方が一番素直じゃないのかなと。 アメリカは集団的自衛権を行使できます、そして実際にやります、それが日米安全保障条...全文を見る | ||
○柳田稔君 行使できないというのとできるというのは違いはよくわかりますよね。だから、できるというのとできないというのとはっきり明らかに違いはわかる。できるけれども日本としては憲法の制約があるからここまではやります、ここはできませんと言って、はっきり方針を決めた方がいろんな面ですっ...全文を見る | ||
○柳田稔君 それで、一つの課題として多国籍軍があるんです。先日の集中審議で、多国籍軍というのは国連の集団安全保障だと外務大臣は答弁されましたですね。 そこで思うんですけれども、それは国連としては集団安全保障だとおっしゃるけれども、例えば多国籍軍に参加する国ですね、参加する国に...全文を見る | ||
○柳田稔君 そうしますと、集団的自衛権は行使できない、これは政府はそう考えていると。国連の言う集団安全保障には参加できるということになるんですか。 | ||
○柳田稔君 そうしたならば、国連が言う集団安全保障には参加できることとできないことがあると。では、できることは一体何ですか。 | ||
○柳田稔君 今までの政府のやり方は、物事が起きた、これはできると。そのたびそのたびに判断するんですね。例えば湾岸戦争があったときの掃海艇がそうなんですけれども、あれも大分議論になりました。先ほどの質問の中で大変なお金を出したのに世界からは非難されたという話がありました。 ちょ...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回のガイドラインについても、細かい話は抜きにして、基本的にこのガイドラインというのは従来の日本政府が国民に示してきた範囲を少し超えているのではないかと。これは田先生がまたいつかやられるかと思うんですけれども。 私は、内容が悪いと言っているんじゃないんです。ただ、...全文を見る | ||
○柳田稔君 それじゃ、もう一回。 外務大臣が、憲法の解釈でできることとできないことがあるとおっしゃいましたね。そうしたならば、その解釈をはっきり言ってほしいと。これはできてこれはできない、その線をはっきり引くのだったら引いてみてください、そういうお考えがあるのだったら。具体的...全文を見る | ||
○柳田稔君 武力行使に一体化する、しない。ちょっと細かい議論になってしまいましたけれども、武力行使と一体化する、しないという線引きがまた難しいんですね、これは。だから、線は引けないんですよ、はっきり言うと。 例えば、朝鮮半島の有事があったときに、安全な地域ですから自衛隊が活動...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回の周辺事態確保法案、これは僕は思うんです、新しいことを出してきたなと。だけれども、必要だから我々も前向きに考えようとは思うんですけれども、従来の感覚からいくと新しいことを出してきたなと僕は思うんです。 さっき言いましたように、PKOにしろ掃海艇にしろ、安全だと...全文を見る | ||
○柳田稔君 周辺事態という事態が起きたときに対応する法案ですよね。だから、これはある地域に紛争が起きている、戦争でもいいですけれども、何か起きているときに使う法案ですね。これは間違いない、そう法律に書いてあるんですから。 例えば、具体的に言うと問題あるのかもしれません、北朝鮮...全文を見る | ||
○柳田稔君 では、掃海艇を派遣しましたね。その理由は何だったんですか。 | ||
○柳田稔君 そして、派遣したわけですね。だから大臣が先ほど答弁した内容と同じなんです。 だけれども、状況はまるっきり違うということを認識してほしいわけです。掃海艇の場合は陸上に多国籍軍がいた、結果的にはまた攻撃しましたから。とはいっても、あのときは我々はそこは平和だと思った。...全文を見る | ||
○柳田稔君 内容的には哲学的な意味も含まれているんですけれども、その孫子の兵法には書いてあるんですよ、補給路を討てと。補給するところをたたけとちゃんと書いてあるんです。それと、敵の強いところはたたくな、弱いところをたたけと書いてあるんですよ、勝つ方法として。そうすると、米軍に向か...全文を見る | ||
○柳田稔君 周辺事態で政府がやっていることを私自身は評価しようと思っているんです。ただ、政府がおっしゃっていたことは、先日の田先生の質問に対する答弁を聞いていますと、自衛隊を日本の領海外に出さないというのが政府の基本的な方針だと。PKOとかああいうのは僕はちょっと違うんじゃないか...全文を見る | ||
○柳田稔君 要するに、日本の領海から一歩も出ません、我が国は自分たちで守りますという道だってあるわけです。その道と今回の周辺事態でアメリカと協力しながらと、どっちがいいかといえばアメリカと協力しながらといった方が国益は守れるだろうと。だから、私は中身については評価しているんです。...全文を見る | ||
○柳田稔君 次に譲りたいと思うんですけれども、最後にちょっと質問させてもらいたいことがあるんです。 日本国内の米軍基地がありますね。ここが北朝鮮からミサイル攻撃を受けた場合、日本政府はどうされるんですか。これはあくまでも米軍が攻撃を受けたわけですから。どうされますか。 | ||
○柳田稔君 攻撃した国が、我々は日本を攻撃したわけじゃない、米軍の基地をたたいただけだと主張したらどうしますか。 特に、テポドンが飛んできたときに、あれはミサイルではなくて衛星でしたと言われたら態度を変えましたね。だから、我々は日本を攻めたわけじゃない、攻撃したわけじゃない、...全文を見る | ||
○柳田稔君 次に譲ります。また機会をとらえていろいろ議論したいと思いますので、よろしくお願いします。 | ||
03月23日 | 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号 議事録を見る | ○柳田稔君 まず、昨日、総理が地元に帰られて記者会見をされた、その内容が新聞に載っておりまして、けさ見ましてちょっとびっくりしたのであります。北朝鮮によるテポドンの発射はあり得ないと認識しておりますという発言をされたということでありますけれども、まずこの事実関係を外務省はどういう...全文を見る |
○柳田稔君 テポドンの再発射はあり得ないというふうに総理がおっしゃったということであれば、今の米朝協議、それと先日も総理が韓国に行かれて話をした結果、脅威は遠のいた、そういうふうに受け取れるんですが、そう受け取ってはだめなんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 核開発については、KEDOを初め日本も含めていろいろと協議をして進めているわけです。そして、その協議にのっていなかったのはミサイルの開発でした。そのミサイルの発射についても、もうあり得ないと認識していますと。それが近々あり得ないとどういう違いがあるんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 ちょっと質問を変えますけれども、近々というのはどういう根拠をもとにしておっしゃったんですか。 | ||
○柳田稔君 ということは、あしたでも準備を始めれば発射の可能性ありという意味で近々を使われたわけですか。 | ||
○柳田稔君 日本語の意味の理解の仕方をいろいろ議論しても始まらないんですけれども、この新聞を読んだ限りでは、あり得ないと認識しておりますというお言葉を聞くと、ああ北朝鮮も大分落ちついたんだな、米朝協議もほぼ見通しが立ったし、それなりの方向性が出たのかなと、非常に安心感を私自身は持...全文を見る | ||
○柳田稔君 そういうメッセージを送ることは非常にいいことだと思います。 できればじゃなくて、有事なんかない方がいいわけですから、できるだけ対話によって平和裏に北朝鮮に方向転換していただくという方向を模索するのは一番いいことだし、そうすべきだろうと思うんですけれども、もう一方備...全文を見る | ||
○柳田稔君 何か理解できるようなできないような感じですけれども、まだまだ危機はあるんだよという認識を持っているという意識でよろしいということですか。 | ||
○柳田稔君 それで、余り触れたくないと思ったんですけれども触れなきゃならないと思ったのが、実は台湾の海峡問題なんです。 といいますのは、予算委員会の総括のとき、私が質疑したのは日本の国内の有事体制です。法整備、これはほとんど進んでいない、そして湾岸の警備体制もほとんどできてい...全文を見る | ||
○柳田稔君 検討は十分して、できるだけ早く体制を整えてほしいと思うんです。だから、現段階では法的には不十分だという認識を私は持っているんですけれども、それでよろしいでしょうか。 | ||
○柳田稔君 それで、台湾問題なんですが、この問題に対して日本政府は終始一貫した姿勢を通していますけれども、その姿勢、どういうふうな姿勢であって、今もそのとおりだというんだったらそう答弁してほしいんですけれども、台湾問題についてはどういう姿勢をお持ちなんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 それで、これは台湾と中国の中で対話によって平和裏に終結すればそれにこしたことはないんですが、もし万が一のことが起きたときに、これは中国の中における内乱だと、そういう位置づけでよろしいんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 もしなんですけれども、内乱というか武力の行使が行われたときに、これは中国国内の内戦だと、内乱という言葉でなければ内戦だと。だから、日本としては関与しませんという姿勢は守り通すということでしょうか。 | ||
○柳田稔君 ちょっとわき道にそれますけれども、今回の周辺事態安全確保法案ですか、これは架空の法案じゃないんですか。架空の事態に対する法案を国会で議論してくれといって出しているんじゃないんですか。ということは、我々は架空の法案に対して議論する必要はないと、質問する必要もないし、それ...全文を見る | ||
○柳田稔君 要するに、周辺事態安全確保法案というのは、日本の平和と安全を脅かす事態が起きたときに対応する法案ですね。これは違うんですか。 | ||
○柳田稔君 では、どこにその事態があるんですか、今現在。 | ||
○柳田稔君 長官、そのとおりなんです。今後起こり得る可能性があるかもしれない、それに対応するために法案を出されたわけですね。我々架空の論議をしているわけですね。あるかもしれない、今後起こり得る可能性があるからそれに備えましょう、その法案を審議しようということではないんですか。 | ||
○柳田稔君 ですから、周辺事態という事態を考えたときに、今考え得るところの地域とすると二カ所あるかなと。北朝鮮については先ほど聞きましたけれども、まだ危機があると、そういう認識だったら私もいいだろうと。 しかし問題は、台湾海峡の問題が出てきたときに、さあ一体日本政府はどういう...全文を見る | ||
○柳田稔君 なぜ台湾を持ち出してきたかといいますと、これは国内問題であるという方針は変わっていないというわけですから、中国の国内問題である、こういう認識は政府はお持ちなんでしょう。 | ||
○柳田稔君 国内問題であると。そして、もしそこで内戦が起きたとき、これもまた国内問題であると。その認識と同じじゃないかなと思うんですけれども、場合によって、不幸にして内戦が起きたときでも、それは中国の国内問題である、日本政府が干渉することではないとはっきり言えないんですか。 | ||
○柳田稔君 日本政府がどう考えているかというのをはっきりしてもらわないと困るんですよ。いかに内戦が起きようがこれはあくまでも中国の国内問題です、日本政府は干渉しませんと。 その位置づけはどうなんですかと聞くと、はっきり答えられない。基本的にはというお言葉を使って、例外がある場...全文を見る | ||
○柳田稔君 では、質問の角度を変えてみたいと思うんですが、今回の周辺事態安全確保法案、中国政府にどういう説明をされておるんですか。 | ||
○柳田稔君 そういう説明をされながら、先ほどの答弁を聞いていますと、基本的には基本的にはと、例外がありますよと、そういうふうに聞き取れるんですね、私には。 私は思うんです、中国政府に対してしっかり説明すればいいんじゃないのかと。台湾問題は中国の国内問題です、できれば平和的に解...全文を見る | ||
○柳田稔君 時間がなくなりましたから、最後に一言言います。 周辺事態を認定するときに政府は地域を認定しないんですか。ここは周辺事態法適用だと、この事態は適用だといったときに、政府は地域を認定せずに事態を認めて基本計画をおつくりになるんですか。 | ||
○柳田稔君 これは、周辺事態だと政府が認定されるわけでしょう。そのときにある地域を確定しませんか、しなければならないんじゃないんですか。もし地域を確定しなければ、後方地域というのは何ですかとなりますよ、今度は。 だから、私が言いたいのは、地域の概念がないとかそういう話じゃない...全文を見る | ||
04月26日 | 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○柳田稔君 私は、委員長に井上吉夫君を推薦することの動議を提出いたします。 |
05月11日 | 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○柳田稔君 私は、民主党の柳田稔でございます。 きょうは参議院においてガイドライン審議の二日目と。先ほどから与党さんの言うことを聞いていますと、衆議院ではもう九十時間も議論した、参議院でもきのうも議論した、もういいじゃないかというような意思が伝わってきておりますけれども、参議...全文を見る |
○柳田稔君 新聞の報道を見ますと、日本の経済が、企業が変わりつつあるときだからこうして失業率がふえるのはある面いたし方がないといったような発言をしたというふうに新聞記事に載っておったのでありますけれども、その辺はいかがでございましょうか。 | ||
○柳田稔君 今、手元に平成七年から今日までの日本の完全失業者数及び完全失業率、そして会社都合でやめさせられた、俗に言います非自発的離職者数、さらには世帯主、そういうグラフをつくりました。(図表掲示) 平成七年というのは、総理も御存じのとおり橋本総理が誕生した年です。そして、小...全文を見る | ||
○柳田稔君 私は前にサラリーマンをしていまして、円高・構造不況というのが訪れました、今からもう十数年前になりますが。私はそのときに会社をやめて政治の道に入ったんですけれども、私だけがやめたんではなくて会社の多くの仲間も同じようにやめていったんです。そして、再就職ができるかというと...全文を見る | ||
○柳田稔君 この三月という時期は、小渕総理が緊急経済対策だといって十五カ月予算を組んだ。そして三月なんです。史上最悪。さらに悪くなると言っていますよ、皆さん。悲惨な人がもっとふえる。ことし三月の予算委員会において政府は何と答弁されたか。GDPが五百兆ぐらいで経済成長率が約〇・五%...全文を見る | ||
○柳田稔君 この内容の主要なテーマというのが、やはり安保理決議を求めていこうということなんだろうなと思うんです。ところが、その緊急外相会議が終わった直後にNATO軍が中国大使館を誤爆した、その事件が起きました。大変な影響が出ております。きのう、ニュースを見ていますと、中国の国家主...全文を見る | ||
○柳田稔君 国連決議にもいろんな内容があると思います。 それでは、ちょっと具体的に絞って聞いてみたいと思うのでありますけれども、NATO軍はそれでも空爆は続けますと。今でもやっています。この空爆については国連はお墨つきを与えておりませんですね。その中で空爆をさらに続行すると。...全文を見る | ||
○柳田稔君 コソボに対する空爆が起きたときに、日本政府は理解するとおっしゃいましたですね。状況が大分進んできました。誤爆も大分起きたし、最悪の中国大使館の誤爆も起きた。状況が大分変わってきた。 今の状況を見たときに、空爆続行に対して日本政府は今でも理解をしているのか、それとも...全文を見る | ||
○柳田稔君 空爆が開始されたとき、日本政府は理解をすると。私はそれなりにやむを得ないのかなという気はいたしておりました。 しかし、繰り返しますように、中国政府の代表である大使館が空爆を受けたわけです、誤爆とはいえども。受けたという状況を考えて、今、外務大臣が今でも理解をすると...全文を見る | ||
○柳田稔君 誤爆を支持するなんてだれも考えていません。それは大きな間違いです、だれが考えても。要するに、空爆続行を日本政府は理解をする、中国はすぐにでももうやめなさいとさらに鮮明にしています。その違いがあるんではないですかということを言いたいんです。日本国内にいると、先ほど外務大...全文を見る | ||
○柳田稔君 そのとおりだと思います。普遍的安全保障をどうするか。今後、戦争が起きないように国連が中心となっていかに世界の平和をつくっていくか、普遍的な安全保障。何かどこかで紛争があると、それに対して強制的な力をもって鎮圧をして平和を維持していこうと、そういうのが国連軍だと私も認識...全文を見る | ||
○柳田稔君 私もそう思います。ですから、これは正規の国連軍ではない、どちらかというと、国連のお墨つきをもらった武力行使ということを考えれば、ある意味では多国籍軍に近いのかなと、そう思ったりもしているんですが、まあそれはそれとして。 要するに、朝鮮半島に正規ではないけれども国連...全文を見る | ||
○柳田稔君 停戦の合意があった、そこに日本船舶の航行の安全の確保のために送ったと。そうすると、これはPKOですか。ピースキーピング・オペレーション、その一環になるんですか。 | ||
○柳田稔君 そうすると、自国の船舶を守るためには日本の自衛隊は出動できる、その先例が掃海艇であったという認識をさせてもらってよろしいでしょうか。 | ||
○柳田稔君 ちょっとここでまた突っ込んで聞いてみたいんですけれども、じゃ、自衛隊が保有している出せる船舶、それは限度があるんですか。 | ||
○柳田稔君 ありがとうございました。 これは今すぐ追及するつもりはありません。後のガイドラインの実質の審議のときに聞いてみようと思ってちょっと参考までに聞いたのであります。 次にPKOです。国連平和維持活動。これは国連憲章にはっきりとは書いてありませんけれども、世界の平和...全文を見る | ||
○柳田稔君 大変簡単明瞭で、そのとおりだと思います。要するに、当事者間の停戦の合意がなければ日本は参加できない。そうですね。 これから外れるのはちょっと嫌なんですけれども、今回のガイドラインは、ある地域で有事になっている、日本に対して非常な危険な状態だ、その後方支援ができる、...全文を見る | ||
○柳田稔君 そうなんです。多分日本だけだろうと思うんです。そうすると、いや、日本は憲法があるから、だから我々としては行使できない、保有はするけれども行使できない、そういう理屈を政府は述べておりますけれども、このガイドラインというのは外に出るんですからね、先ほども申しましたように。...全文を見る | ||
○柳田稔君 では、聞きますけれども、集団的自衛権ですよ。いろいろ参加します、ただ、我が国は武力行使できない、でも武力行使以外は何でも参加しますといった条件ですね。わかりますか。我が国は武力行使以外は何でも参加します、いろんなことに参加します、後方支援もやります、人命救助もやります...全文を見る | ||
○柳田稔君 国内の議論をしようと思っているんじゃないんです。世界各国がそういう考えでいるんです。その中で、日本の領海を出て日本の自衛隊初め民間が出ていくわけですから、そうすると、日本の常識が通じるのは領海までですよ、常識的に考えて。その外に出たら世界の常識と話をしないといけない。...全文を見る | ||
○柳田稔君 では、聞き方を変えます。 日本政府がおっしゃるように、前方と後方ですね、前方と後方と分けていらっしゃるんでしょう。それを分けて議論をしているというよりも、国防として分けて考えている国がありますか、では。アメリカは分けて考えているんですか。前線と後方といって分けて作...全文を見る | ||
○柳田稔君 軍事行動をするときに、前線があります、そして後方で支援するわけでしょう、兵たんという言葉で。この前線と後方の兵たんを分けて作戦行動を立てる国がありますかと聞いたんです。アメリカはそうなんですか。イギリスもそうなんですか。フランスはどうですか。ドイツはどうですか。みんな...全文を見る | ||
○柳田稔君 日本の中の解釈を聞いているんじゃないんですよ。 高村外務大臣は、外務政務次官を長くやられて、外務大臣をやられて、大変長い経験がありますよね。いろんな国にも行かれたと思う。その海外の常識からいって、前線と兵たん、ロジスティックス、これを別々なものだと言って作戦を立て...全文を見る | ||
○柳田稔君 防衛庁長官、今回のガイドライン、計画立てないんですか、計画を。立てるんでしょう、基本計画を。基本計画を立てるんですよ、ガイドラインは。その前線としてアメリカ軍の行動があるんでしょう。その行動に対して日本はサポート、後方支援するための計画を立てて実施するんですよ。計画を...全文を見る | ||
○柳田稔君 戦争が起きたからといって作戦を練って戦争用に実行するというのは、それはあるかもしれないが、僕は聞いたことがない。その前からいろんな計画するはずですよ、作戦というのは、戦争じゃなくたって。結果として戦争になるのが普通なんでしょう。いろんな作戦を立てながら、戦争にならない...全文を見る | ||
○柳田稔君 午前中に引き続きまして審議をさせていただきます。 午前中は、日本の言う集団的自衛権、それと海外の言う集団的自衛権、大分意味が違いますよという話で終わったんですけれども、議論を続けさせていただきたいと思います。(図表掲示) この表に基づいて、集団的自衛権の行使な...全文を見る | ||
○柳田稔君 つまり、有事ではありませんから平時だと。平時というと、治安出動であり、海上警備であり、領空侵犯、PKOもありますけれども、そういうことは我々は今日まで考えて実践したこともありました。今回のガイドラインというのは、その今までにあったものと全然違ったものをやろう、自衛隊を...全文を見る | ||
○柳田稔君 この表はコピーにしてもう渡してありますので、皆さんよく御存じだと思うんです。 要するに、自衛隊が行ってきた活動、有事ではないというんですから防衛出動でもないわけですね。では、平時というと治安出動かどうかというと、それも違いますとおっしゃる。世界の軍隊の動きから見た...全文を見る | ||
○柳田稔君 簡単明瞭に答えてもらいたいんですけれども、要するに世界の軍隊が活動する例を私は示しました。これには入りませんよということですね。そして、自衛隊が今日まで活動してきた内容、これとも違いますよとおっしゃるんですね。つまり、新しい考えを持ってこの新しいガイドラインの活動を決...全文を見る | ||
○柳田稔君 そうなんです。初めて導入する考えですね、これは。過去に、戦後五十数年たちましたけれども、今日まで平時において日本が考えてきたこと、概念、そしてとってきた行動とは全然違うことをこのガイドラインで決めようと。世界から見ると、世界の常識から考えてもちょっと違う、これは日本国...全文を見る | ||
○柳田稔君 難しい答弁を聞いてもしようがありません。つまり、アメリカの国防の基本方針に書いてあるんですよ。国家主権と領土や国民の保護、アメリカ本土に対する核・生物・化学兵器による攻撃やテロの脅威の予防と抑止と書いてある。実際に行われた箇所についても今答弁がありました。スーダンやア...全文を見る | ||
○柳田稔君 政府は、周辺事態というのはその事柄の内容なんですとおっしゃっていますね、ずっと答弁で。その事態がどうかが周辺事態として認定するかどうかといって答弁をずっとされているんです。だから私は、ひとつ私が考えられる中で、あってもおかしくないなというものを想定したんです。そういう...全文を見る | ||
○柳田稔君 周辺というのはどこかと聞くと、それじゃない、事態だと言う。では、こういった事態はどうなんだと言うと、答えられないと言う。一方では新しい概念を持ち込んで国防のためにやるんですとおっしゃる。 とすると、聞く方、質問する私もそうですが、テレビを見て聞いている国民の皆様も...全文を見る | ||
○柳田稔君 またこれを押し問答していてもしようがありませんから、次に行きます。 今、私が言いました北朝鮮にそういう攻撃をするということは、日本本土から爆撃機が飛ぶということは自明の理なんですけれども、もしこういうアメリカの方から事前協議の対象とするということが起きたとき、これ...全文を見る | ||
○柳田稔君 湾岸戦争がありましたね。あのときに日本から空母なり戦闘機なり弾薬なりを大量に持っていきました。あのときは事前協議の対象になったんですか。 | ||
○柳田稔君 日本の基地から出動したという事実は外務大臣も御存じですね、日本から行ったというのは。それは新聞を見れば何々の空母と書いてあるわけですから、どこを基地にしているかというのはみんな知っているわけです。要するに、日本から行ったとしか考えられないんですよ。それで、そのときは事...全文を見る | ||
○柳田稔君 国民の多くも、湾岸戦争のときに米軍がどういう行動をしたかというのは新聞、テレビを通じて知っているんですよ。日本から出ていって、そして湾岸戦争の作戦に参加したと。同じことで、日本から移動していって、ある国の爆撃をしました。そしたら日本は事前協議の対象になりません、それは...全文を見る | ||
○柳田稔君 民間の商船もそこに行きますね。民間の商船は何の武器も持っていません。例えば具体的に聞きます。北朝鮮の潜水艦が行動できる範囲というのがあります。この潜水艦を見つけるのは大変ですよね。これは出てきては攻撃するわけです。日本はそれに対して自衛隊を派遣して撃沈するような法案で...全文を見る | ||
○柳田稔君 その総合的な判断の基準を具体的に聞いただけなんです。潜水艦が動き回って攻撃できる距離というのはある程度はっきりしているわけでしょう。だから、それはこの安全な地域に入るんですか入らないんですかとただ具体的に聞いただけなんです。それはわかりません、それは見てみないとわかり...全文を見る | ||
○柳田稔君 もう時間があと四分です。 私は、孫子の兵法というのを時々読むんです。その中にいろんなことが書いてあります。敵の守らないところを攻めると書いているところもある。わかりますか。敵がいた、強いところを攻撃するのはやめておこう、弱いところを攻撃しなさいと孫子の兵法に書いて...全文を見る | ||
○柳田稔君 私は中国の毛沢東閣下のお言葉も説明したんですけれども、それも古い昔の話だとおっしゃりたいんですか。 北朝鮮という国とは言いません。その地域というのは危ない。危ない国は弱い、今のところ弱い。弱い国は何をしでかすかわからない。そのことを十分考えて対処しないといけないん...全文を見る | ||
○柳田稔君 私は戦争とは言っていない。そういう作戦があるんだよと。そうすると安全な地域というのはないじゃないかということを言っているんです。(拍手) | ||
05月13日 | 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○柳田稔君 おはようございます。 きょうは、参考人の皆様、大変ありがとうございます。私は、民主党を代表して質問させていただきたいと思います。 まず、森本先生にいろいろ教えていただきたいのでありますが、私もこの政治の道に入ってから大分森本先生には御指導いただいておりますので...全文を見る |
○柳田稔君 周辺事態というのを政府が六つぐらい例示されております。その中に、周辺で有事という場合も想定されていますよね、有事がもしあった場合とかございましたね、一つ。それをもとにして、日本の平和と安全を脅かす、だからそれは周辺事態と認定して自衛隊が行動できるように、輸送ですけれど...全文を見る | ||
○柳田稔君 もう一つ、前線と、俗に言う兵たん、日本の政府の考えはよくこれを区別するんですね。 〔委員長退席、理事竹山裕君着席〕 前線と後方支援は違うと区別されて考えるんですけれども、世界の軍隊の常識で、こんなに前線と後方の支援、兵たん、区別している国というのは、言葉をか...全文を見る | ||
○柳田稔君 こればかりやっていますと一日かかりますので、そろそろ話題を変えないといけないんですが、もう一回聞きますけれども、作戦行動としては一緒ですよね。地域は別として、作戦行動としては一体であると。 ある地域で紛争が起きたときに、米軍とともに行動している日本、兵たん活動なん...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回、この法案の第一条の「目的」を修正いたしました。内容は先ほど先生がお触れになったとおりなんですが、政府も修正した三会派も、これは一つの例示だとおっしゃっているんですね。その内容は「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」と書いてあるん...全文を見る | ||
○柳田稔君 黄信号に赤信号…… | ||
○柳田稔君 自由党の提案者が実はそう答えたんですよ、黄だけれども赤ですという事態も入っていますと。だから、赤だったらこれは日本有事ですからこの概念と離れるんですけれども、黄ということは、これはいいんですよね。でも、黄だけれども赤かもしれないという事態も考えていますと言うから、あれ...全文を見る | ||
○柳田稔君 事態が変遷していきますので、歯どめの措置として、もしかしたら今の計画では足りないから計画を再度構築すべきというのを国会が指示してもいいんではないか。または、ちょっとこのままではおかしくなるよ、有事に至るよ、もうそろそろやめなさい、もうやめましょうよということを国会が判...全文を見る | ||
○柳田稔君 ぜひとも実現するように頑張ります。こちらの皆さんも多分オーケーをしてくれると思いますので。今、金城参考人がおっしゃったことはよく御理解をしていただけると思います。 森参考人に全然質問できませんで済みませんでした。 これからもいろんな審議をしないといけないのであ...全文を見る | ||
05月21日 | 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○柳田稔君 民主党・新緑風会の柳田でございます。 きょうは、主に船舶検査について御質問をさせていただきたいと思います。 衆議院段階で、民主党も今回のガイドライン関連法案に対して八項目の修正を用意して、いろいろと理事会の場で協議に当たりました。最後の段階で、委員会から外れた...全文を見る |
○柳田稔君 外務大臣、今はベターだとおっしゃいましたけれども、以前はベストだと思って出した、船舶検査も含めて本法案は我々としてはベストだと思って出したというふうにずっと答弁されたんですが、今はベターと言われたので、若干トーンダウンされたのかなという感じは持ちましたけれども。 ...全文を見る | ||
○柳田稔君 そこで、修正の提案者の三党の皆様にお尋ねしたいのでありますけれども、私どもが提出した修正、自民党さんの場合は政府・与党ですから、当然この原案がベストだと思って出されたと思うのであります。本委員会もいつの日か採決しなければならないときが来ると思うのでありますけれども、私...全文を見る | ||
○柳田稔君 三党間でおやりになるのは自由でありますけれども、私が聞いておりますのは、政府原案を我々は提案しているんです、削除された部分を、としますとこの内容については自民党としては賛成せざるを得ないのではないかと、それがベストだといって国会に提出したわけでありますから。我々はそれ...全文を見る | ||
○柳田稔君 ですから経過を話したんですよ。皆様が修正協議に入ったのはここ一月にもならないかの間なんです。ところが、橋本総理がアメリカに行かれていろんな話をしながら積み上げてこられて法案として出されて、そしてこれが修正になるまで自民党さんは関与されていた。その年月は一月ではない。何...全文を見る | ||
○柳田稔君 そのとおり、大野先生がおっしゃるとおりなんですよ、幅広い政党の賛成を得て成立させたいと。ですから私最初に申し上げましたでしょう、我々も内部でいろいろ協議したけれども、衆議院の修正についても我々は尊重している、ただし足りなかったと。それはどこかというと、削除してはいけな...全文を見る | ||
○柳田稔君 大野先生、御答弁でありますけれども、我々は衆議院の修正段階のときこれを出しているんですよ。公明党さんも出しておられた。我々も出していたんです。出していて協議していたんですから、さっき言った衆議院段階で出していなかったというお言葉は間違いでありますので。 さっきの答...全文を見る | ||
○柳田稔君 今の答弁を委員長もお聞きになったと思うんですけれども、私は、政局とか国対的な話は結構でございますと。政策的に、政策ですよ、言っておきますけれども、これのどこが悪いのか具体的に──いえ、自由党さんは後で聞きますから、僕は自民党に聞いているんです。自民党さんがどうお考えに...全文を見る | ||
○柳田稔君 大野先生、今御答弁していただきましたけれども、政策的にはこれでいい、これが自民党の立場です、政策的にはこれで結構でありますと。そして、もう一つおっしゃいましたね、幅広い賛成を得たいと。だから、我々申していることじゃないですか。これを入れてくれれば賛成しますよと、我々民...全文を見る | ||
○柳田稔君 大野先生、私が先輩にいろいろ言うのは、ちょっと若造が失礼かもしれませんけれども、過去に幾つもありましたよね、衆議院で法案ができてきた、参議院でそれを修正して、またそれを衆議院に戻して可決する、その方法も過去にもあるし、また当たり前の話なんです、これ。 だから、ここ...全文を見る | ||
○柳田稔君 この協議は参議院でも大分やってもらっているんです。そうしたらば、各党のお話は、党としてとおっしゃるんですよ、党としてと。わかりますか。皆さん、いろんな政党に入られまして、その政党で縛られている面があるわけです。 そして、この修正案については間違いだとは思わない、正...全文を見る | ||
○柳田稔君 この中身については賛成だとおっしゃるんだったらば、衆議院の皆様が、同じ政党の仲間が参議院にいらっしゃるわけで、この中身については賛成なんだから賛成してくださいという御意見を参議院の同じ政党の皆さんにしてください。まだ採決されていませんので、これから終盤を迎えて採決しま...全文を見る | ||
○柳田稔君 そうなんです。だから外務大臣、これをのめるように外務大臣が所属しております政党の皆さんを説得してください。これは、政府原案と全然違わないんです、一緒なんです。政府の言うのと一緒。それを入れてくれれば我々は賛成すると言っているわけです。外務大臣と多分同じ意見ですから、政...全文を見る | ||
○柳田稔君 まだ採決までもう少し時間がありますから、各党努力をしていただいて賛成していただければありがたいなと思うのであります。 ただ、残念ながらこれがだめだということになれば、我々も衆議院と同じように反対せざるを得ないという状況になります。 先ほど来から話を聞いておりま...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回の修正の中に一つの例示として入りましたあの文章がありました。あの文章を考えたときに、よくこの委員会で言われたのですが、青信号と赤信号、その間に黄色信号があります。この黄色信号があの例示だったというお話をされました。西村先生の弁をかりると、黄かもしれないけれども赤か...全文を見る | ||
05月24日 | 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号 議事録を見る | ○柳田稔君 私は、周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律案に対し、民主党・新緑風会を代表いたしまして修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 ...全文を見る |
06月08日 | 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第15号 議事録を見る | ○柳田稔君 現在、ユーゴ、コソボの問題についてG8が行われているという報道がありますけれども、なぜ外務大臣ここに座っていらっしゃるんですか。 |
○柳田稔君 今、大臣の御答弁では到底私自身は納得できないと思うんです。このコソボ問題も含めてですけれども、サミットが行われるわけです、この週末ですか。このサミットの内容について外相が集まっていろんな協議をなさるわけでしょう。そして、月半ばにサミットがある。そのことを念頭に置いたと...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回のコソボに関係している国は八つのうちの六つですよね。密接に関係していますね。そして、自分たちの国益があるからこのコソボ問題については相当真剣に取り組んでいる。その解決策をどうするかということで緊急に外相会議を招集した。出席しなかったのは日本だけだ。問題がこのコソボ...全文を見る | ||
○柳田稔君 過去キャンセルになったとかそういう話があったとしても、今回の緊急のG8というのは相当大きな意味を持つG8だろう。そして、近く、もう今月にも行われるサミットのその大きなテーマを幾つか考えたときにも、日本の国益を思うのであれば、私は何をさておいても行くべきではなかったのか...全文を見る | ||
○柳田稔君 相談も一回もないわけですからね、どうだろうかと。きょうの委員会でも自民党サイドからどうだろうかと、政務次官で対応できないか、政府委員で対応できないか、そういう話も一回もなかったわけですよ。きょうの朝、新聞を見たら行われているし、内容を見ると、後のサミットも考えると相当...全文を見る | ||
○柳田稔君 昔は大臣行けなかったんですよね、国会開会中は。それが行けるようになったじゃないですか。この週末の外相会議だって、以前だったら、昔だったら大臣行けなかったんですよ。行けるようになったじゃないですか。今回、相談ないんですよ、与党からも、自民党から、一切ない。外務省からもな...全文を見る | ||
○柳田稔君 またコソボなんですけれども、この週末のG8を含めサミット、どちらにしてもコソボの和平案の内容について相当議論になると思うんです。その中で、多分日本としても決断しなきゃならないことが幾つかあるかと思うんですが、私が思う大きなテーマを二つだけまず先に質問させてもらおうと思...全文を見る | ||
○柳田稔君 局長のおっしゃることもよくわかるんですけれども、逆にどういう条件が整うとどういうことができるのか、その辺は既にいろんなことをお考えになっていらっしゃるんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 例えば、国連決議ができた、そしてこの国連決議のもとで、日本に対しても文民か自衛官かわかりませんけれども協力の要請が来る、そういった場合は日本政府としては派遣の意思を示すのかどうなのか、あくまでも国連決議というのがあればということなんですが。 | ||
○柳田稔君 ちょっと質問の角度を変えますけれども、例えばG8とかサミットの中でこういった文民も含む治安部隊について派遣できるように国連決議をしようと言ったら、日本も賛成するわけですね、今までの答弁を聞いていますと。とすると、日本もそれに参加という話も出ますね。そのとき日本としては...全文を見る | ||
○柳田稔君 もう一つ私が重点的に考えているのが、これは正しいかどうかわかりません、新聞の情報なので。「紛争地域での経済発展のための包括的なアプローチ」という文言が載っているんです、経済発展のための包括的なアプローチと。多分、その紛争地域の経済復興のために各国は努力しようという内容...全文を見る | ||
○柳田稔君 そういう考えでいいかと思うんですけれども、私はこういうときによく思い出すのが湾岸戦争なんです。人的な貢献ができなかったら金を出せと、またぞろ多額のお金だけ出すのかなと。答弁がありましたように、国内の法整備ということもあります。ありますが、いろんなことを考え合わせながら...全文を見る | ||
○柳田稔君 ユーゴの極端な例とおっしゃいましたけれども、アフリカでも似たようなことがたくさんありましたね、アフリカ大陸でも。もっとひどいかもしれません、アフリカ大陸の方が。 としたときに、今回の僕の反省としては、国連の安全保障理事国の二つの大国の対応が非常に難しかったですよね...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回のユーゴの問題で、北欧のそれほど大きくない国が動いて仲介の労をとって、いい方向に導きましたね。また今、米中関係にしろ、非常に難しくなっていますでしょう。とすると、NATOの各国が話をするよりは、日本が前面に出て、今後のそういった民族浄化とか民族弾圧とかがあった場合...全文を見る | ||
○柳田稔君 ということは、これは支持をするというふうに理解してよろしいのでしょうか。 | ||
○柳田稔君 わかるように話をしてほしいのですが、要するにこの判決について支持するということですか、それとももう一回考え直せということなんですか。 | ||
○柳田稔君 時間がなくなりましたから終わりますけれども、これからもいろんな問題が起きるんでしょうけれども、私は外務省には頑張ってもらいたいと考える一人ですから、それだけ申し上げて終わります。 | ||
06月25日 | 第145回国会 参議院 本会議 第30号 議事録を見る | ○柳田稔君 私は、民主党を代表して、ただいま報告のありました先進国首脳会議並びに関連する重要施策について、総理及び関係大臣に質問いたします。 今回のケルン・サミットにおいて、世界経済の持続的成長や雇用創出に取り組む決意を八カ国首脳が表明したことは意義深いことであり、また、懸案...全文を見る |
07月27日 | 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第19号 議事録を見る | ○柳田稔君 おはようございます。 今、依田先生の方から訓練について一般的な御質問がありましたけれども、私は一つだけ聞きたいと思うんです。 最近、テレビや新聞を見ていますと、ゲリラに対する訓練が行われているという報道がよくされておるのが目につくのでありますけれども、このゲリ...全文を見る |
○柳田稔君 その訓練は過去から大分やられているとは思うんですけれども、最近とみにその訓練を、強くといいますか頻繁にというか、訓練の内容も厳しい内容になっているとか、そういった変化があるんですか。 | ||
○柳田稔君 私は、大変必要なことだと思っておりますので質問させてもらっているんです。今、長官おっしゃいましたように、市街地の戦闘訓練、それに対してはある特定の国とか想定していないという答弁でありましたけれども、今の日本を取り巻く状況を見たときに、特定の国を考えざるを得ないという気...全文を見る | ||
○柳田稔君 先ほど二百人規模とおっしゃいましたよね、長官。それでどれぐらいの対応ができるのかということもあるのであります。そして、訓練をしていただいてそういった非常事態に備える、重要なことだと思うんです。 ちょっと角度を変えて質問させてもらいますが、不幸にして日本の領土の中で...全文を見る | ||
○柳田稔君 私は、個人的にはもっとふやしていくべきではないのかなという考えを持っています。 そして、今度また別の角度なんですが、実際そういうゲリラ活動が行われたときに一番最初に対応するところは、防衛庁ではなくて警察なんだと思うんです。その警察と防衛庁の連絡、連携といいますか、...全文を見る | ||
○柳田稔君 早急にすべきだと私は思うんです。というのは、ミサイル実験が八月にもと言われていますから、とすると今月中にはほぼ警察との連携はでき上がりましたと、八月にいかなる場合が起きようとも対応できますという状況まではつくり上げておく必要があるのかな、そう思います。できるだけ早く綿...全文を見る | ||
○柳田稔君 長官にお伺いしたいんですけれども、八月のミサイル実験というのは、一つの大きな区切りという言葉はよくありませんけれども、やはり一つの大きな問題ですね、これは。 行われるか行われないかわかりませんけれども、北朝鮮側は実験すると言っているわけですから、それは時期は明確で...全文を見る | ||
○柳田稔君 去年の八月でした、ミサイルが飛んできたのは。あのときに日本の自衛隊は、あれはミサイルだとはっきりおっしゃいました、長官もこの場所で。ところが、アメリカはあれは衛星だと言いました。あのときは衛星だと言ったんですよ、アメリカは。ところが、一年もたっていないうちにアメリカも...全文を見る | ||
○柳田稔君 時間になりましたからやめますけれども、相当防衛庁も情報を集めていらっしゃると思いますので、ちゃんとした対応といいますか、しっかりしたことをやっておいてもらいたいということを最後に申し上げて、質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
07月30日 | 第145回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号 議事録を見る | ○柳田稔君 おはようございます。 民主党・新緑風会の柳田でございます。 質問に先立ちまして、このたびの集中豪雨でお亡くなりになりました方々、並びに遺族の方々に対しまして心から哀悼の意を表したいと思います。また、被災に遭われた皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。 ま...全文を見る |
○柳田稔君 事前通告から離れて質問していますので、担当の局長がいないのはしようがないかと思うんです。 その被災に遭った人に話を聞くと、これがまず大変なんだそうです。要するに、自分の住んでいるところから外に出ていって、体育館かどこかに寝泊まりする、いい場合でも親戚のうちでしょう...全文を見る | ||
○柳田稔君 さすが関谷大臣、いいお答えをいただきましてありがとうございました。よろしくお願いしたいと思います。 それともう一つ。先ほど、担当の省庁が違うので、要するに農水省とか省庁が違うので対応が大変難しかったというお話があったんですが、現地の人はどちらにしても県と市に言うし...全文を見る | ||
○柳田稔君 我々も検討はすべきだし、できるだけ早く答えを出していただきたいと思うんですが、いつぐらいまでに答えを出す予定なんでしょうか。 | ||
○柳田稔君 関谷先生にそう言われるともう一回やってほしいなという気になるんですが、私は総理ではありませんので、指名権がございませんから残念でありますけれども、できるだけ早くやっていただきたいという気持ちなんです。 去年は鹿児島県の出水でしたか、多くの人が亡くなられたり、毎年水...全文を見る | ||
○柳田稔君 よろしくお願いしたいと思います。 それで、その小さい町にたくさん住んでいて、灰ケ峰と僕らは言っていますけれども、灰ケ峰の裏の団地に皆さん住居をかえられていったんです。灰ケ峰の裏の高台にある団地を焼山と僕らは呼んでいるんですけれども、そこに今三万何千人か住んでいるん...全文を見る |