柳田稔
やなぎだみのる
選挙区(広島県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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05月17日 | 第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号 議事録を見る | ○柳田稔君 おはようございます。 今日は基本的なことを最初お伺いをさせていただいて両大臣のお考えを教えていただければと、そう思って質問させていただきます。 まず最初に、日本は独立国家なのかなと、時々そういう思いがいたします。その理由は、独立国家の要件というのはいろいろある...全文を見る |
○柳田稔君 歴史的な経過、そういうことがあって米軍が日本にいると、今までいたと。まあ、麻生外務大臣の話をちょっと今繰り返しているんですけれどもね。その後、米ソの和解というか、ベルリンの壁が崩れて、それから世界の状況は一変しました。 その後、じゃ日本はどういうふうに米軍を考えて...全文を見る | ||
○柳田稔君 議論をするつもりは余りありませんので、いろいろ教えていただければと思うんですが。 では、ちょっと別な角度で、今の総理は戦後レジームからの脱却という言葉をよくお使いになりますよね。米軍の日本にある歴史的な理由というのはよく分かります。しかし、もう六十年たったんですよ...全文を見る | ||
○柳田稔君 核を保有している国が近くに三つあると、そのとおりですね。ただし、そのうちの二つは大国ですよね。日本がどれだけ頑張ったって対等に軍事力を整えられるということは到底考えられません。その国とどうのこうのするというふうにしますと、日米安全保障の枠を大幅に超えないとできないんじ...全文を見る | ||
○柳田稔君 ミサイルがある、ミサイルに核兵器ももしかしたら載っているかもしれない、それに対して日本は攻撃力は持ってないんで、その補完を米軍にしてもらっていると、そういうふうに聞こえたんですけれども。 ちなみに、もしミサイルが撃たれた場合、発射された場合、防げるんですかね、ミサ...全文を見る | ||
○柳田稔君 ミサイルを防ぐんでしたら地上の部隊というのは要らないんですよね。例えば、今回沖縄に行きましたけれども、普天間を見ました。ヘリコプターの基地ですよね。ヘリコプターが幾らあったからといってミサイルに対応できるわけではないんですよね、実は。今大臣おっしゃられたように、ミサイ...全文を見る | ||
○柳田稔君 なぜこういうことを思ったかといいますと、先ほどの派遣の報告がありました。普天間を見に行きました。大変静かなんですよ。なぜかと聞いたら、ほとんどのヘリコプター始め部隊がイラクに行っておりますので、今ここにいません、だから静かなんですとおっしゃっていました。 もう一つ...全文を見る | ||
○柳田稔君 ミサイルは一つの例だと大臣おっしゃいましたけれども、それ以外の問題があるから米軍がいるんだとおっしゃったんで普天間の状況をちょっと話させてもらったんです。 だから、ミサイルに対応する、核兵器に対応する、それはヘリコプターだろうとほかの戦闘機だろうと対応能力ほとんど...全文を見る | ||
○柳田稔君 要は、なぜ他国の軍隊が、ここまで強い軍隊が日本にいるんだと、必要なんだということを考えたときに、ミサイルとか核兵器とか大量破壊兵器とかその他のこととかいろいろ考えた。それにつけても本当に必要なのかなと実は思ったものでいろいろ尋ねさせてもらったんですが。 ちなみに、...全文を見る | ||
○柳田稔君 最初の質問にまた戻るんですけれども、独立国であるんだったらその国の責任においてやればいいわけですよね、それは、基本的に。ただ、日本の選択は歴史から考えたときにいろんなことがあったんで米軍の力を頼ってますと、だから経済発展しましたというのもよく分かるんですが、これから先...全文を見る | ||
○柳田稔君 私は、日本に軍事力は要らないとは言ってないんです。必要だという立場で、どこまでやるかは独立国家として考えて実行していったらどうですかと、それがベースじゃありませんかと。それは、過去は戦争以降いろんなことがありましたから、過去については分からぬでもありません。だけれども...全文を見る | ||
○柳田稔君 日米安全保障の担保と言っちゃ言葉はちょっと変かもしれませんけれども、維持するためには米軍が日本にいる必要があるんだと、何かそういうふうに聞こえちゃったんです、私は。 そうすると、じゃ日本以外の国を見たときに、例えばヨーロッパですよね、米ソが大変なときには米軍はいま...全文を見る | ||
○柳田稔君 今回の法案の中身見ますと、グアム移転に対して三十年ですかね、五十年掛けて返してもらうと。ほう、三十年先、五十年先までも今と同じような考えを持ってやっているのかなと、違うんじゃないのかなと。どう変化するか分かりませんよ、極東地域が。どう変化するかも分かりませんけれども、...全文を見る | ||
○柳田稔君 日米関係が強固であればそれも抑止力になるんですよね、当然の話ですけれども。それの中で、日本にいる、駐留する米軍が抑止力に利いているとおっしゃるんで、じゃどれぐらいの米軍がいれば、麻生外務大臣、力も必要だとおっしゃいましたけれども、どれぐらいの米軍の力があれば抑止力とし...全文を見る | ||
○柳田稔君 私の質問は、日本に駐留する米軍は抑止力があると、だからいるんだという御答弁だったんです。軍隊というのは量ですからね、力ですからね、あくまでも。力がないと軍隊じゃないわけだから。その力は、量は答えられないとおっしゃいましたけど、量なんです、全部。 だから、日本にいる...全文を見る | ||
○柳田稔君 あくまでも相手もおりますし、自力の能力もありますよね、先ほど麻生大臣もおっしゃってくれましたけど、技術改良していくわけですから、どんどんどんどん変わってくるわけですよ、我が方も。変わらないとまたおかしいですからね。 そうしたときに、一体抑止力をどこまで考えるのか。...全文を見る | ||
○柳田稔君 繰り返しますけど、僕、非武装中立なんて一回も唱えたことありません。自衛隊は要るんだという立場なんです。 ちょっと気になるところがあった。どんな事態にも対応できる状況をつくっておかないといけないと今、久間大臣がおっしゃられましたけど、どんな事態にも対応できるといった...全文を見る | ||
○柳田稔君 だから、抑止力はどれぐらい考えていらっしゃるんですかと聞いたんですよ。 今、日本の自衛隊の能力って、大臣、掌握されていますよね、ちゃんと。分かっていますよね。当然、在日米軍の能力もある程度御理解されているんですよね。その上に立って、米軍の抑止力というのはまだ必要だ...全文を見る | ||
○柳田稔君 私の持ち時間もだんだん終わりに近づいてきたんですが、いろいろ今日はお話を伺っていまして、大変難しい質問をさせてもらって申し訳なかったと思うんですけれども。 ただ、現実をちゃんと理解されて掌握して将来に備えないといけないというのは当たり前のことなんで、そのときにさあ...全文を見る | ||
05月22日 | 第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号 議事録を見る | ○柳田稔君 民主党の柳田です。 民主党・新緑風会を代表し、在日米軍再編特措法案に反対の立場から討論を行います。 日米安保条約を基礎とする日米間の緊密な連携は重要ですが、一方で、世界じゅうに展開する米軍の行動に批判が寄せられている今日、改めて日本の重要な国益を確保していく上...全文を見る |
06月20日 | 第166回国会 参議院 本会議 第38号 議事録を見る | ○柳田稔君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました外交防衛委員長田浦直君に対する解任決議案について、提案の趣旨を御説明いたします。 まず、決議案の案文を朗読いたします。 本院は、外交防衛委員長田浦直君を委員長の職より解任する。 右決議する。 ...全文を見る |
12月04日 | 第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号 議事録を見る | ○柳田稔君 民主党・新緑風会・日本の柳田でございます。 この臨時国会、九月十日に始まりました。もう三か月ぐらいですか、たちました。総理にまずお伺いしたいんですけれども、この臨時国会の最重要テーマは一体何だとお考えでございますか。 |
○柳田稔君 今日までの政府なり与党の自民党の発言を聞いていますと、この臨時国会の唯一の最重要テーマはこの新法だと、そういうふうにおっしゃっておられます。 ただ、今総理の答弁を聞きますと、国民の目線でと、そういうことを私は所信で申し上げたと。そこで、今国民の皆様はどういう生活実...全文を見る | ||
○柳田稔君 参議院選挙が行われたのは七月二十九日でした。今日は十二月四日です。臨時国会が開かれて三か月以上過ぎました。選挙の反省をされたと、しなければならないことも分かっていると。 ではお聞きしますけれども、この三か月間以上の臨時国会で、政府は国民生活にかかわる大きな法案とい...全文を見る | ||
○柳田稔君 今総理がお答えになった法案の内容は、参議院選挙の結果を受けて、我々民主党がこの参議院に議員立法として提出をしました。それに対して与党の方も、あっ、これではいけないということで議員立法で法案をお出しになった。結果として何本か成立しましたけど、その中身は、参議院選挙の前に...全文を見る | ||
○柳田稔君 国民は、今の生活を考えたときに、もう待てないんですよ。何かやってほしいと、現実的にやってほしいというのが今の思いだと私は思っているんです。ですから、参議院選挙終わってもう四か月ですよ。何かできたのかというのが多分多くの国民の私は思いだと思うんです。まずそのことを私はこ...全文を見る | ||
○柳田稔君 不思議なことなんですけれども、先週の水曜日に初めてですよ、この参議院で新しい新法が審議になったんです。ね、不思議だと思いません、何で僕、先週の水曜日にやっと参議院で審議なんだと。その原因は一体どこにあるんだろうか。私は、すべての責任は自公にあると思います、政府にあると...全文を見る | ||
○柳田稔君 いや、総理のこの新法に懸ける思いは先ほどの質問でもよく分かりました。何をおいても新法だという思いからすると、どうにか仕上げてほしいと、そういう思いは分かるんです。 しかし、参議院選挙は七月二十九日に終わりました。この臨時国会は九月十日に始まったんです、約三か月前に...全文を見る | ||
○柳田稔君 時間がもったいないんで再度言うのは嫌なんですけれども、衆議院を通過して参議院に送られた日が十一月十三日なんです、総理。我々参議院が、何か民主党が抵抗して審議がここまで遅れたとよく言われていますけれども、ほとんどの期間は与党の責任でしょう。 ちなみに申し上げますけれ...全文を見る | ||
○柳田稔君 我々が出した法案を審議しましょうと我々は申し上げているんです。ところが、それは駄目だといって、国会の用語で言いますとつるしていたのは、まだ審議に入れないよと言っていたのは自公なんです。つるしていたのは自公なんです。我々は審議をしてくれと頼んだ。しかし、それがどんどんど...全文を見る | ||
○柳田稔君 日本に対する影響です。 | ||
○柳田稔君 それは今の政府が感じていることですね、信用の失墜、喪失。 じゃ、聞きますけど、イラク、大量破壊兵器を持っている、拡散する、それを阻止しなくちゃならない。参加しろ、参加しましょう。あれは二〇〇三年でしたよね、最初は。二〇〇三年当初から参加をしていない国があるんです。...全文を見る | ||
○柳田稔君 撤退したり参加しなかったりすると信用が失墜するとおっしゃったから。国連決議があって各国が参加したイラクに参加しなかったドイツ、フランス、ああ、世界から孤立しているのか、経済的な大打撃を受けて大変になっているのか。決してそんなことはないじゃないですか。 今回のインド...全文を見る | ||
○柳田稔君 いや、総理ですよ。 | ||
○柳田稔君 そうなんです。日本は日本ができることをすればいいんです。できないことまでしろと海外は言わないんです。できることをする、当たり前なんです。 ちなみに、質問の順番を変えるようになりますけれども、私は平成二年にこの国会に来ました。湾岸戦争がありました。そして、いろんな経...全文を見る | ||
○柳田稔君 総理、総理の考えるシビリアンコントロールというのは一体何かと聞いたのが私の質問だったんです。前の内閣の外務大臣と防衛大臣、お名前言いませんけれども、前の内閣のお二人の考えるシビリアンコントロールは一体何なんですかと聞きました。そうしたら、こういう答えでした。予算を審議...全文を見る | ||
○柳田稔君 政治の優先、そのとおりです。具体的には何ですか。 | ||
○柳田稔君 何年か前でしたか、ちょっと忘れましたけれども、周辺事態法の法案の審議だったか、ちょっと忘れたんですけれども、当時、野中官房長官、同じ質問をさせてもらいました。今の内閣が考えるシビリアンコントロールとは一体何なんですかと質問させてもらいました。こうお答えになりました、国...全文を見る | ||
○柳田稔君 国会の承認がシビリアンコントロールだと。同時に、言葉を換えますと、我々国会が責任を持つということなんです。これがシビリアンコントロールだと私は考えていますし、当時の野中官房長官はそうお答えになりました。今の内閣はそういう考えはないということですか。 | ||
○柳田稔君 国会は衆議院と参議院があるんです、御存じのとおり。法案の可決というのは、もう既にテレビや新聞でいろいろ報道されていますから、六十日ルールとか三分の二のどうのこうのおっしゃる、というのはもう多分分かっていると思います、国民も。 ところが、承認は一院だけでは決められな...全文を見る | ||
○柳田稔君 いえ、法案、説明したとおりじゃないですか。承認事項ないんです。いいです。総理です。結構です。いつから変えたのか聞いているんです。 | ||
○柳田稔君 法律案と国会の承認、これはよく分かっていただけましたよね、違いは。法律は、それは参議院がもし否決した場合でも、衆議院が三分の二か又は六十日ルールを使ってやれば成立します。それはそれで結構なんです。それを私は否定するものでも何にもないんです。ただ、シビリアンコントロール...全文を見る | ||
○柳田稔君 国会承認、私が以前この場所で議論したことと今の政府のやり方は変わったんだということはよく分かりました。私はあくまでも言います。衆参の承認を得て国会が責任を持って自衛隊を海外に送り出す、私はこれがシビリアンコントロールだと思っていましたけれども、政府もそう考えていると思...全文を見る | ||
○柳田稔君 インド洋に給油艦を送ることは我々は反対です。それに対して政府は給油艦をもう一回送ってほしいと、送らせてほしいとおっしゃっているわけでしょう。それに対しては我々は駄目だと言っているんです。何がおかしいんですか。官房長官の発言は相当おかしなことをおっしゃいますけれども、イ...全文を見る | ||
○柳田稔君 ですから、さっきも申し上げましたでしょう。この法案は給油、給水以外に何があるんですか。ほかに何もないわけですよね。ですね。だから、その法案に対する対案は行かなくてよろしいというのが我々の対案ですよ。ただし、何か復興支援に協力する手だてはないかということで我々議論はして...全文を見る |