山口那津男

やまぐちなつお

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山口那津男の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第123回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○山口(那)委員 私の方からは、防衛費の削減と、それから現下問題となっておりますカンボジアの関係についてお尋ねをしたいと思います。  まず初めに、防衛費の関係ですが、既に御承知のようにポスト冷戦のもとで軍縮の傾向というものが世界の一般的な流れとなっておりまして、もはや動かしがた...全文を見る
○山口(那)委員 この点については、とりわけ核兵器を持たない我が国としては、通常兵器のみで防衛力を整備しているわけでありますから、この通常兵器の推移というものについてとりわけ注目をすべきであろうと思うのですが、各国の防衛費等の構造からいって、この通常兵器についての動きを分析すると...全文を見る
○山口(那)委員 ぜひそういう観点からも御研究をお願いしたいと思います。  ところで、我が国は中期防衛力整備計画を持っておるわけでありますが、これが単年度の個々の予算とは異なりまして、五年の期間のお金の面と、それから人的、物的、総合力としての防衛力、これを数量で計画を決めている...全文を見る
○山口(那)委員 この計画は行政内部での取り決めでありますけれども、端的に伺います。これは金額の面でもあるいは数量の面でもこれを超えてはいけないという拘束力を持つものですか。
○山口(那)委員 さて、この防衛費、予算というのは極めて特殊な内容を持つものだと思います。平成三年及び四年度のいわば新規に契約できる部分の内訳を見ますと、これが人件糧食費以外に物件費というものがありますが、物件費の中でも後年度負担によって拘束されているいわゆる歳出化経費を除いたい...全文を見る
○山口(那)委員 そういう金額でありますから、例えばこれを防衛関係費全体の中での比率を見れば、平成三年ではわずか〇・七五%、そして四年度では〇・七%にしかすぎません。しかも、この正面装備のこれだけの金額も実際には通信関係のものとかが多くて、いわゆる兵器については極めてまた金額が限...全文を見る
○山口(那)委員 そして昨年契約ベースで削ったもののその中身、単なる金額だけではなくて物も特定されていたわけであります。例えば飛行機をどれくらいあるいは船をどれぐらい削る、こういう物も特定されたわけでありますが、契約ベースで物を削るということは、すなわちその買い物を先送りしたとい...全文を見る
○山口(那)委員 したがいまして今の御答弁ですと、歳出として、二十二兆七千五百というのも歳出の総額を決めているわけですから、そこから一千億円削られる、つまり歳出として削られたということは明確になったわけであります。そうしますと、去年は契約ベースで削ったわけでありますが、ことし歳出...全文を見る
○山口(那)委員 この二見議員の質問に対して新聞報道では、一千億を超えてさらに下方修正する、こういうふうに報道されました。ですから、そういう意味なのかどうかということを伺っておるわけであります。もう一度、念のため。
○山口(那)委員 確かに総額が上限として決められておる、そしてそれを見直すというからには下方修正されるに決まっているわけですね。ですから、それを単にオウム返しに言ったのでは何の意味もない。一千億削減ということを明言した後にそういうことをおっしゃったわけでありますから、プラスアルフ...全文を見る
○山口(那)委員 ところで、中期防全体で過去二カ年度の防衛費削減の位置づけがどうなるかということを考える場合に、中期防の金額というのは平成二年度の価格で示されているわけですね。ですから、各年度の価格との調整をしなければなりません。  そこで、この平成三年度及び平成四年度の正面に...全文を見る
○山口(那)委員 そうしますと、今の数字を前提にして中期防全体での正面の調達額、これを歳出ベースと契約ベースで分けて考える必要があるだろうと思います。歳出ベースではこれが五兆一千億円と言われております。また契約ベースでは五兆円、こういうふうに言われております。しかしその中身は、似...全文を見る
○山口(那)委員 今おっしゃられた数字はいずれも平成二年度価格でおっしゃられているわけでありますが、そうしますと、正面契約ベース総額五兆円ということですから、平成三年度及び四年度の平成二年度価格に置きかえた契約ベースの総額を見てみますと、先ほどおっしゃったように平成三年が八千九百...全文を見る
○山口(那)委員 先の予算がまだ編成されてない、概算要求すらしてないという段階ですから、なかなか明言しにくいという事情はあるのかもしれませんが、今承っておく、こういう御発言がありましたので、承っだということは長官の頭の中に入ったということでありましょうから、私なりにその入ったとい...全文を見る
○山口(那)委員 さて、先のことはなかなかわかりにくいわけでありますが、過去がいろいろと教えてくれるわけでありまして、例えば今中期防で各装備の達成率といいますか調達の状況を見ますと、陸海空それぞれ典型的な、代表的な装備というものがあるわけですね。陸でいえば戦車、これが二カ年度合わ...全文を見る
○山口(那)委員 そこで、歳出カットの額が明らかにされつつあるわけですが、やっぱり最終的には何を削るかという物の側面でもこれが特定をされていかなければならないだろうと思います。その作業を明らかにしていただきたいわけでありますが、まあ今鋭意検討中というところだろうと思います。  ...全文を見る
○山口(那)委員 私は委員会の所属がずっと安全保障特別委員会、そして引き続き安全保障の常任委員会に属しておるわけでありますが、残念ながら、今回の中期防計画が策定をされまして、その国会への報告はあったものの、これの中身に立ち入った十分な議論というのは国会の諸般の関係上。やっておりま...全文を見る
○山口(那)委員 PKOもさることながら、二国間でできることはほかにもたくさんあるだろうと思います。例えば農業支援、医療支援、さらに留学生あるいは文化財、アンコールワット等の文化財の保護等々、ぜひ具体的な支援を実行していただきたい、このようにお願い申し上げまして、質問を終わります...全文を見る
03月11日第123回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第2号
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○山口(那)委員 明石代表には本当に大変なお仕事をお引き受けなされまして、心からおめでとうございますと申し上げます。と同時に、困難な作業が待ち構えているわけでありまして、大変に御苦労さまでございますとも申し上げておきたいと思います。  さて、私は、おととしでしたか、国連に赴いた...全文を見る
○山口(那)委員 これからのUNTACの展開に当たって、カンボジアの行政機構の育成とかあるいは連続性をどう確保していくかということも考えなければいけないことだろうと思うのです。今現在UNAMICが展開しておりますが、プノンペンあるいはシエムリアップ、バッタンバンというような主要都...全文を見る
○山口(那)委員 大変な活動に挑まれる明石さんの御決意に深甚の敬意を表したいと思います。と同時に、大成功に終わりますように、恐らく大方の委員の皆様は超党派でできる限りの御協力をして差し上げよう、こういう気持ちでやぶさかではないだろうと思います。どうか大成功をお祈りして、私の質問を...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○山口(那)分科員 私からは、私の選挙区が東京十区というところでありまして、足立区、葛飾区、江戸川区であります。現在の居住地は葛飾区内であります。それから、私の人生の半分は幼少期を茨城県で過ごしまして、そういう意味では、東京の東側の開発というものが西と比べれば相対的に非常におくれ...全文を見る
○山口(那)分科員 この常磐新線の分岐点となります北千住の駅は、既成の常磐線、営団地下鉄の千代田線あるいは日比谷線そしてまた東武鉄道等、さまざまな鉄道の合流点になっております。ここにさらに常磐新線が加わるわけでありますが、この北千住の混雑というのは相当なものになるであろうと予想さ...全文を見る
○山口(那)分科員 例えば、七号線が先行しているわけでありますが、住民の素朴な感情からすれば七号の次は八号であろう、そしていずれ十一号であろうと。ところが、七号はかなり力を入れて進行しておるものの、八号については認可すら得られていない、こういうことが一つございます。それから十三号...全文を見る
○山口(那)分科員 ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。  さて次に、舎人新線についてでありますが、これは路線はほぼ確定しているかと思うのでありますが、工事のめどが実際には立っておらない。また、事業主体もどうなっておるのか定かではないということでありますが、主として東京...全文を見る
○山口(那)分科員 舎人新線は、たしか平成十一年の開業を目指しておられるわけですね。ですから、これも今の進捗状況ですと目標達成は大変困難であろうかと思うわけでありますが、その点について、これは交通のシステムが既存のものとは違う、それから路線も比較的短いという意味で、この完成の見通...全文を見る
○山口(那)分科員 この点も鋭意進めていただきたいと思います。  さて、最近の新聞報道によりますと、私鉄の各社、これが用地の取得難から新たな路線をセットするのは困難である、しかし輸送力はアップしなければならないということで、既存の路線の地下に直下型の地下新線といいますか、新しい...全文を見る
○山口(那)分科員 この点について技術的にはさほど障害がないかのようなお話でしたが、例えば、所有権を持っている地下に直接つくるのであれば権利上の問題は一見生じないかのようでありますが、やはり地下にもさまざまな利用権が錯綜しておるというのが都心の現状だろうと思うのですね。その意味で...全文を見る
○山口(那)分科員 そうしますと、西武新宿線のこの工事については総事業費が一千六百億円ぐらいである、こういうふうに報道されております。さっきお話に出ました営団地下鉄の七号線、これは工事費が相当膨大になるんじゃないかと思うのです。例えば西武新宿線とこの営団七号線を比較しました場合に...全文を見る
○山口(那)分科員 その西武で計画しているのも地下ですから、地下を掘るという意味では地下鉄と別段違いはないわけでありまして、おっしゃったように、駅の施設をつくるとかその点の差が大きく出るもの、それから地下の権利を新たに設定、取得するための経費、こういうものの違いが出てくるのだろう...全文を見る
○山口(那)分科員 そこで、各路線の優先順位を考えるに当たっていろいろな観点が必要であることは御指摘のとおりでありますが、これも総合的な配慮でありますから、必ずしも営業係数がどうか、採算がとれるかどうかという観点ばかりではなくて、やはりコストとの関係で、早く完成ができるかどうかと...全文を見る
○山口(那)分科員 私は、この問題については、実は平成二年の質疑に当たっても同様のことを伺ったわけでありますが、当時でありましても松戸あるいは北千住において余りの混雑のために若干の事故もありました。それらを踏まえて、当時の大野運輸大臣でありましたか、ぜひともその混雑の状況を一度視...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○山口(那)分科員 まず初めに、国家公務員の上級職採用試験において合格して採用された職員について、大蔵省の関係でいいますといわゆる本省採用と国税庁採用という二つの採用ルートがあるかのように言われておりますが、最近の報道によりますと、同じ学歴、東大法学部卒業でありながら待遇に格差が...全文を見る
○山口(那)分科員 この点につきまして、訴えの個別的な内容ばかりでなく一般的にも、私が個人的に承知しておる国税庁に採用された東大法学部出身の職員あるいは元職員の方々からもそういうお話は幾度となく私は聞いているわけであります。ですから、あえて実態を資料として明らかにせよとまでは言い...全文を見る
○山口(那)分科員 今述べられた廃止の理由については私も十分納得できるわけでありまして、当然のことだと思うのです。しかし、それはさっきも指摘したように立法当初からもうわかっていること、それをなぜあえて立法したのかということで、その立法趣旨の合理性というのは果たしてあったのかどうか...全文を見る
○山口(那)分科員 一般の団体法的な立法ができるかどうかということは、またそれはそれで問題でありますが、やはり税制上この法人化によるメリットを享受できていた者がこれでできなくなるという結果でありますから、この点についての税制上の何らかの代替措置、特別措置ということも私は検討すべき...全文を見る
○山口(那)分科員 一般的なことはわかりました。  そこで、これがみなし法人課税廃止にかわる青色申告事業者に対する代替的な、何といいますか、メリットを与える制度であるというか、そういう趣旨も含まれておるのかどうか。  それから、青色申告会等からは、以前から勤労所得分を控除せよ...全文を見る
○山口(那)分科員 いずれにしましても、今述べられた理由であるとすれば、この青色申告者への移行を促進する、そして記帳を一般化するという趣旨からすれば、三十五万円という額が果たしてそういうえさになるのかどうかという点では額が実は私は少な過ぎるのではないか、このように考えます。いずれ...全文を見る
○山口(那)分科員 今の御指摘は、さまざまな家賃控除制度不採用の理由と相まってそれなりに私は理解はできるわけであります。しかし、それが必ずしも説得力を十分持っているかという点についてはいささか疑問がありまして、例えば高額所得者ほど有利になるではないかということですが、これは例えば...全文を見る
○山口(那)分科員 基礎控除について先ほど御指摘がありました。それは一般論としてはわかりますが、これは一律の話でありまして、相対的な大都市居住者の高負担ということに対する答えにはならない。税制上救済には限度がある、こういう御指摘だということで承っておきます。  いずれにしまして...全文を見る
03月26日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○山口(那)委員 私の方からは、暴力団新法の実施の状況あるいは今後の問題点並びにカンボジアで今問題となっておりますUNTACへの文民警察の派遣についての問題点等をお伺いいたしたいと思います。  昨年の新法成立に当たっての御議論、また今回での御議論で真剣な御討議がなされたものと思...全文を見る
○山口(那)委員 今三つの団体を挙げられましたが、これはいわゆるこの新法の三条に基づく指定なんでしょうか、それとも四条に基づく指定なんでしょうか、いずれも兼ねるものなんでしょうか。
○山口(那)委員 この指定の法律上の要件に該当する団体、暴力団あるいはその連合体というのは、今挙げられた名前以外のものも多数あるのではないかと私は思われるわけであります。それを、要件に当てはまる限りは今後順次ごとごとく指定をされていかれるおつもりなのかどうか、その点についてお伺い...全文を見る
○山口(那)委員 いわゆる山口組を例にとりますれば、広域暴力団といわれているわけでありますが、先ほど三条に基づく指定をされるというお話でありました。しかし、これらの傘下の何々組あるいは何々暴力団といわれるものはいっぱいあるわけでありまして、これが四条に基づいて山口組が指定される、...全文を見る
○山口(那)委員 それに対して、世上報道では、暴力団側がデモを行ったりとか、あるいはこの法律に対する問題点を指摘するキャンペーンを張ったりとか、いろいろな行動に出ているやに伺っておりますが、警察庁として、現時点までの暴力団側の対応の実態について御認識をお述べいただきたいと思います...全文を見る
○山口(那)委員 株式会社にしたからといって、そういう法的な形式が変わったからといって直ちに指定の要件から免れるというものではないだろうと思うのですが、ただ、これがいたずらに拡大解釈されるようなことが行われては、また正当な業務というものが侵されるという可能性もあるわけであります。...全文を見る
○山口(那)委員 ぜひこの実態を慎重に見きわめた上で、人権上の配慮をとりつつもなお果断な措置をお願いしたいと思います。  さてそこで、本法によりますと、暴力的要求行為をなした場合に、直接それが処罰されるのではなくて、必要な措置を命ずる、つまり十一条でそういう措置を命ずることにな...全文を見る
○山口(那)委員 この十三条はあくまで十一条の規定によって命令をした場合に働いてくるわけですね。ところが、その暴力的要求行為に対して抵抗している間は時間的余裕がありますから、それで命令をなして、これこれをしてはいかぬ、こうやれるわけでございますが、一回的に要求をして直ちに金銭が授...全文を見る
○山口(那)委員 きょうは時間がありませんので、後ほどまた論点をクリアにいたしまして御議論したいと思います。  さて、このほどカンボジアのプノンペン政府のフン・セン首相が来日をいたした折に、文民警察を派遣してほしい、こういう要請があったかに報道されております。この点について、現...全文を見る
○山口(那)委員 法的にはそうだろうと思いますが、その法的整備が仮にできたとして、実際に警察官を派遣するというその事実上の準備の状況といいますか、それは整う可能性があるんでしょうか。
○山口(那)委員 現行の警察法上、派遣は法律上不可能である、こういうお話でした。  さてそこで、外務省にも念のため伺いますが、外務省では既に、地方公務員である選挙の関係の職員を外務省の職員に身分がえをして派遣をする、こういう実績が過去あろうと思います。これの法的根拠というのは外...全文を見る
○山口(那)委員 そうしますと、設置法に基づいても警察法に基づいても派遣はできない、あるいは非常に困難である、こういう御答弁ですので、現行法上やはり限界があるんだろうと思います。したがいまして、このカンボジアに対する国際協力が必要だとすれば、ぜひともPKOの法案の成立が待ち望まれ...全文を見る
○山口(那)委員 以上で終わります。
○山口(那)委員 私の方からは、これまでの労働時間の短縮についての経過を若干初めにお聞きしたいと思います。  まず、四週五休から四週六休の実施がなされてきたわけでありますが、その四週六休について、最初は閉庁方式をとらないで実施しただろうと思います。後に閉庁方式を取り入れた。そし...全文を見る
○山口(那)委員 労働時間短縮そのものは大いに進めなければならないわけでありますが、常識的に、非常に大きな観点から申し上げれば、労働時間が減るわけですから、行政サービスのトータルは低下をするおそれが濃いわけであります。これを低下させないようにいろいろ工夫しなければならないわけであ...全文を見る
○山口(那)委員 例えば、私ごとで恐縮ですが、ウイークデーの昼間なんというのはとても役所に行っている余裕がないわけでありますね。これは、代理人がいればいいんですけれども、独身の方なんというのも非常に多いだろうと思います。したがいまして、これから生活が多様化するに従って、例えば夜間...全文を見る
○山口(那)委員 これまで四週六休の体制でさえも完全な一〇〇%にはなっておらないわけでありますが、今度の新しい制度のもとでも、これが速やかに実施されてほしいと思うわけてありますけれども、やはりいろいろな制約要因があって、これがどの程度になるか予断を許さないという面があるだろうと思...全文を見る
○山口(那)委員 形が整っていったとしても、その形に外れるような労働の形態というのがあってはいけないわけですね。例えば、民間においてはサービス残業の実態というものが非常に問題視されております。公務員の勤務の体制の中でも、超過勤務時間というのが相当数あるだろうと思うのです。それが手...全文を見る
○山口(那)委員 最後に、大臣にちょっとお伺いいたしますけれども、労働時間を少なくするに当たって、大原則としては職員の数をふやさない、あるいは特別な予算がふえることがあってはならないということは当然だとは思うのですが、ただ、それを進めるに当たって機械化の促進が進むとすれば、それに...全文を見る
○山口(那)委員 では、終わります。
04月14日第123回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○山口(那)委員 私は、当委員会が常任委員会となりまして初めての質疑でありますのでみずからも真剣な議論を展開したいと思っておりますし、また関係の皆様にはぜひ誠実かつ充実した議論をお願いしたいと思います。  さてまず初めに、アメリカ合衆国はことしの二月二十五日、一九九三年度の国防...全文を見る
○山口(那)委員 今の長官の御認識に対して幾つかのポイントがあろうかと思います。まず戦略の四つの柱といいますか、戦略核抑止力を維持するという点、それから米軍の前方展開兵力を維持するということ、それから緊急展開兵力も必要であるということ、それからアメリカの戦力全体の復元能力を確保し...全文を見る
○山口(那)委員 次のポイントといたしまして朝鮮半島の見方でありますが、国防報告では、朝鮮半島は南北朝鮮間の合意にもかかわらずアジアで紛争が発生する可能性の最も強い場所である、こういう認識を示しておるわけでありますが、このアメリカ側の認識に対して長官としてどのように評価をされるか...全文を見る
○山口(那)委員 今触れられた北朝鮮の核開発と弾道ミサイルの拡散の問題といいますか、その点も能力を高めていくのではないか、これに対する具体的な懸念を長官としてもお持ちである、こういう御趣旨で伺ってよろしいでしょうか。
○山口(那)委員 なお国防報告では、弾道ミサイルといいますか長射程のミサイルの開発が第三世界等にも拡散をしていく、九〇年代半ばにはかなり広がる可能性がある、それにまつわる危険度も高まる、こういう認識が示されておると思うわけでありますが、北朝鮮以外に、現在、保有国以外の地域あるいは...全文を見る
○山口(那)委員 そうした拡散の危険、危機に対応してアメリカ側は従来言われたSDI構想を大幅に変更、縮小いたしまして、いわゆるGPALS、これはグローバル・プロテクション・アゲインスト・リミテッド・ストライクス、それの頭文字をとったものだろうと思いますが、限定的ミサイル攻撃防御シ...全文を見る
○山口(那)委員 アメリカの指摘では、これは同盟国を守ることをも射程に置いているわけであります。我が国もその同盟国の一つでありまして大いに関心を持つべきところだろうと思いますが、この政策決定に対して事前に日本側の意見を求められたとか、あるいはこの政策立案に対して日本側が何らかの関...全文を見る
○山口(那)委員 先ほど弾道ミサイルあるいは長射程ミサイルについての具体的な拡散の懸念について余り足かな御認識を伺えなかったように承知しています。そういう前提で、このアメリカのシステムについて日本もいわばそのシステムの中に組み込まれ得るという内容だろうと思うのですが、このシステム...全文を見る
○山口(那)委員 このシステムについては、いわば限定的な攻撃に対して核を使ってこれを迎撃するものではないというふうに言われているようであります。ですから核抑止戦略そのものではないのだろうと思いますが、このシステムはアメリカ側が基本的な四つの柱として出した部分のどれに該当するものだ...全文を見る
○山口(那)委員 そこで、このシステムが実際に開発されて配備をされるような時代が来たとした場合に、日米安全保障条約に基づいて例えば在日米軍基地のいずれかに配備されるとかいう要請も出てくるかもしれません。その可能性が抽象的にはあるとお考えでしょうか。
○山口(那)委員 もちろん具体的にはそこまで話はいっていないわけでありますが、ただ巷間報道されるところ、あるいは国会図書館の資料等によりまして概略言われるところは、これはいわば空間で迎撃する、空間でといいますか宇宙で撃ち落とすというのと地上からミサイルを発射して撃ち落とす。つまり...全文を見る
○山口(那)委員 防衛庁長官も同様の認識でしょうか。
○山口(那)委員 今いみじくも言われたように日本では既にパトリオットが配備され、またホークも新規更新中ということでありますから、これらが迎撃用の地上発射ミサイルとして使われるということはもう既に指摘をされておるところでありますから、日本もそのシステムの中にいずれは組み込まれる可能...全文を見る
○山口(那)委員 ところで、報道によりますとこのGPALSの研究開発に対して日本の民間企業が米国防省から受注をして既に仕事をしている、こういう報道もあるわけであります。日本の民間企業のかかわりについて防衛庁としてはどのように御認識されているでしょうか。
○山口(那)委員 今御指摘のあった西太平洋地域ミサイル防衛構想研究というものはこのGPALSにも応用可能な基礎的な研究の一つではないかと思うわけでありますが、全く関係のないものと思われますか、それとも否定はし切れないという御認識でしょうか、どうですか。
○山口(那)委員 これも報道のベースでありますが、日本の超高速コンピューター技術あるいはミサイル誘導のためのセンサーの技術等をアメリカ側が期待をしておる、こういう報道もあるわけであります。日本のこういう企業の活動というものがアメリカ側のいわゆる新しいGPALSという武器技術の開発...全文を見る
○山口(那)委員 先ほど指摘のありました西太平洋地域のミサイル防衛構想研究というようなもの、あの場合に交換公文の手続に従って何かなされたということはあるのですか。
○山口(那)委員 日本にはその交換公文に基づく手続のほかに、武器輸出三原則というのがあります。この武器輸出三原則は武器といういわば物体といいますか有体物といいますか、こういうものの移転を規制しているものだろうと思うのです。一方で技術供与に関する交換公文は、目に見えない技術あるいは...全文を見る
○山口(那)委員 今の御答弁はいわば技術、テクノロジーの移転について一定の手続を踏む、こういう御説明だったと思うのですが、念のために伺いますけれども、この手続は国家間、つまり国対国での移転のみならず民間対民間あるいは民間対国家との移転、いずれの移転についても対象となる、こういうふ...全文を見る
○山口(那)委員 そうだとすれば、例えばコンピューターの技術あるいはミサイル誘導のためのセンサー技術、これが移転をするような場合には必ずこの交換公文に基づく手続を踏まなければならない、こういうことになろうかと思います、その場合にどういう判断でこれの手続を踏むのか、どういうことがこ...全文を見る
○山口(那)委員 先ほどから御答弁を伺っていると、何が武器技術であるかという点が必ずしもはっきりしないということなんです。やはり技術というのは情報の一つの形だろうと思うのです。ですからその点をもっと明確にしなければいけないのじゃないかと私は思うのです。武器輸出三原則の「武器」につ...全文を見る
○山口(那)委員 我が国で製造されるものについては武器輸出三原則、具体的には法律の別表等に基づいて明記されているわけですけれども、外国でつくる武器について日本の技術を出そうというわけですからその定義が必ずしも当てはまるかどうか、これは言えないと思うのです。ですから武器技術供与、つ...全文を見る
○山口(那)委員 確かにこの拡散をいかに防止するかというのが人類の共通の課題だろうと思いますし、我が国は輸出三原則でこの精神を高らかに宣言しているわけでありますから、その点についておさおさ怠りなく基準あるいは規制というものを及ぼさなければならないだろうと思うのです。特に汎用がある...全文を見る
○山口(那)委員 今一年程度かかるという御指摘でありましたが、このほど来日された中国の江沢民氏から天皇陛下の訪中の要請等もあったようであります。この話が仮に一年以内に具体化した場合に専用機を使うというようなお考えもございますでしょうか。
○山口(那)委員 それではそのほかの偉い方々、内閣総理大臣あるいは外国の賓客等、それらについて一年以内に具体的な要請が出てきた場合に、運航を前倒しするといいますか早目にするというようなことも柔軟に考えられるのでしょうか。
○山口(那)委員 私は、この海外の邦人の輸送に関する今回の新しい改正案については何ら質問はしておらないわけでありますけれども、今の御答弁ですので内容を踏まえて今後の審議に生かさせていただきたい、このように思います。  さて、昨年末にソ連が崩壊をいたしまして極東に展開する旧ソ連軍...全文を見る
○山口(那)委員 従来、ベトナムと極東との往来というのが飛行機あるいは船によって行われていたと思うのですが、今カムラン湾の状況についての御説明がありました。ベトナムヘ向かう軍用機の往来というのがかつてあったわけでありますが、この点は今どうなっているのでしょうか。それから、まだ若干...全文を見る
○山口(那)委員 現在インド洋に展開しているソ連の艦艇というのはあるのでしょうか、あれば量も教えていただきたいと思います。     〔委員長退席、大島委員長代理着席〕
○山口(那)委員 そうすると、ベトナムあるいはインド洋にかつて展開をしていた艦艇というのは極東へ全部おさまっている、こういうふうに理解してよろしいのでしょうか。
○山口(那)委員 それでは最後に、極東のソ連の潜水艦の行動について。潜水艦は見えにくいわけでありますが、潜水艦に限っては行動力がさほど落ちてはいないという報道も一部あったのですが、この点についてはどのように認識されているのでしょうか。
○山口(那)委員 それでは私の質問をこれで終わります。
05月12日第123回国会 衆議院 地方行政委員会 第8号
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○山口(那)委員 私からは、何点か今回の問題の点について、各論的なテーマについてお伺いをいたしたいと思います。  まず初めに、都市の基盤整備ということについて大臣にお伺いをいたします。  御承知のように、我が国は昭和三十年代、四十年代、急激な都市化がなされました。例えば国勢調...全文を見る
○山口(那)委員 具体的に平成四年度の地財計画で、この都市の生活環境整備という面、産業優先か生活優先がと問われれば、私はもちろん、これからは生活基盤の整備、厚生水準のアップということに努力をしなければならないと考えておるものでありますが、この平成四年度の地財計画の中で、この都市生...全文を見る
○山口(那)委員 先ほど大臣から、特に都市基盤の中では交通網についての対策がおくれておる、こういう御指摘がございましたけれども、私も全く同感でありまして、都市における道路の整備というのはもう限界に来ているわけでありまして、慢性的な渋滞が運送あるいは燃料消費についての非効率を招いて...全文を見る
○山口(那)委員 これから一極集中をどう打破するかというのが重要な課題でありますが、既に計画がなされておるものに対して財政的な問題がネックになっておる。そこを打開するためのもう一歩の強力な施策というものが必要であるということは論をまたないところだろうと思います。ぜひ御努力をお願い...全文を見る
○山口(那)委員 続いて、先ほど生活基盤の整備のところで、電線類の地中化について言及がありましたけれども、これもこれからの公共事業の中心的な課題の一つだろうと思います。この電線地中化による都市づくりのメリットというのは非常に高いと思うんですね。景観の面からいっても、空間の利用ある...全文を見る
○山口(那)委員 今の御説明のように、かなり手だても広がりましたし、おぜん立てができつつあると思うんですが、全国で一遍に展開するわけにもいきませんので、おのずから優先順位というのがあろうかと思います。それもいわばメリットの高いところ、効率のいいところから順にやっていくということは...全文を見る
○山口(那)委員 時間もありませんので、次に、高齢者の福祉についてお伺いをいたしていきます。  福祉十か年戦略、ゴールドプランができまして年次ごとに実施をされておるわけでありますが、平成四年度における地方の負担額、財政措置が具体的にどうなっておるのか、概要を御説明いただきたいと...全文を見る
○山口(那)委員 そこで高齢者の福祉について具体的にお伺いいたしますが、我が公明党の東京都本部で、ことしの二月から三月にかけまして、六十五歳以上の高齢者を抱える家族に対して、介護の実態調査というのをやりました。有効回収票が千三百九で全部面接調査によって行ったわけであります。  ...全文を見る
○山口(那)委員 今御指摘がありましたように、特に都市部での整備が著しくおくれているということが明らかであります。その原因は一にかかってやはり用地の取得難ということにあるわけでありまして、これに対するさまざまな工夫あるいは措置が必要だろうと思うのです。それにつきまして、用地ばかり...全文を見る
○山口(那)委員 特別養護老人ホームと並んで、老人保健施設という治療と居住とあわせた機能を持つ施設がありますが、これの整備がまた大都市では著しくおくれておる。例えば東京都で言えば、現在はたった一カ所しかございません。しかしこの十か年戦略で言うと、特別養護老人ホームの方は二十四万床...全文を見る
○山口(那)委員 施設の整備と並んで大事なのがマンパワーの確保ということでありますが、ホームヘルパーと看護婦さんが中心になろうかと思います。特に在宅に携わるホームヘルパーの方、十万という目標ですが、これも進捗率は決してよくないだろうと思うんです。やはり処遇の改善というものを強く進...全文を見る
○山口(那)委員 きょう五月十二日はナイチンゲールの誕生日でありまして、看護の日ということでPRのための一つの手段となっているわけであります。自治省では、公立の看護大学の整備の財源措置を充実しようという計画をお持ちでありますが、これが実施された場合に、平成五年度以降この公立の看護...全文を見る
○山口(那)委員 さて、地方自治体の独自の福祉施策というものをどんどん進める必要があるわけでありますが、その一環として地域福祉基金というものが設定されております。本年度で二年度目に当たるわけでありますが、この基金の地方団体の評判がどうなのか、それから、不交付団体においてどの程度自...全文を見る
○山口(那)委員 かなり評判もいいようですし、どんどん積み立てが進んでいるようでありますから、これは本年度では昨年の倍の金額を財源措置したかと思います。そこで、来年度以降もこの積極的な積み立てに、ぜひ施策を練ってほしいと思います。  さて次に、時間もありませんので、文化財の保存...全文を見る
○山口(那)委員 この法案でやっている事業というのは、もう現在各自治体では、自治体といいますか各地域では自発的にいろいろ実施をしておるところでありまして、自治体もそれなりの援助をしておるということだろうと思います。その中で、地方債について特別な配慮を行う、こういう制度もあるようで...全文を見る
○山口(那)委員 なお一層の御健闘をお祈りいたします。  これで終わります。
○山口(那)委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する討論を行うものであります。  討論に当たり、昨年度に引き続き適用された特例減額措置について一言申し上げます。  昨年度の五千億円の減額措置に引き続き、本年度...全文を見る
05月22日第123回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○山口(那)委員 春田委員の質問に関連をいたしまして、私の方からは政教分離等の原則との関係について御質問をさせていただきます。  本法律は、地域伝統芸能等をいわゆる地域おこしのために活用しようという趣旨でありますから、その趣旨自体は大いに望ましいことでありまして、私も賛同をいた...全文を見る
○山口(那)委員 先ほど同僚議員の質問に対する答弁の中で、いわゆる津地鎮祭に対する最高裁の判決の中の目的効果説というのが引用されておったようでありますが、これは司法府の判断でありながら行政府も原則としてこの基準に沿っていくという、こういう御判断だろうと思います。  さて、その上...全文を見る
○山口(那)委員 必ずしも明確な回答ではありませんが、この最高裁の基準が一般的になっておるということでありますから、この当てはめとしてそれぞれの宗教性のあるものについての具体的な判断、例えば目的がどうなのかあるいはその効果が、いわゆる特定の宗教に対する援助、助長等の効果があるのか...全文を見る
○山口(那)委員 今のお答えですと、大部分は民俗文化財と重なるものである、そして現に文化財保護法等で指定を受けておる、こういうものが大部分であるとすれば、既に法律上のいわゆるフィルターにもうかけられたものが本法の対象となっていくわけでありますから、その点ではさほど問題がないのかも...全文を見る
○山口(那)委員 宗教性が薄いとか濃いとか、あるいは強いとか弱いとかというのは非常にあいまいな基準でありますから、もっと具体的な、明確な基準がなければ正しい選別はできないはずであります。その点で、今の御答弁ではまだ物足りないところがあるように思います。むしろ、先ほど引用されておっ...全文を見る
○山口(那)委員 さて、先ほどの定義でもあらわれておりましたが、民俗文化財の中で、国または地方公共団体のレベルで指定の対象となり得るものというのはある程度特別な価値のあるものであろうと思いますから、民俗文化財であってもすべてが指定され得るというものではないわけですね。  しかし...全文を見る
○山口(那)委員 今、るるお話がありましたが、先ほど申し上げられた津地鎮祭の判決の基準、それとの関係についてはどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○山口(那)委員 今、文化財あるいはそれに準ずるものとお話しになりましたが、準ずるものというのを今のように御理解されますと、結局はその地域伝統芸能等の対象になるものすべてというふうになろうかと思うのです。何ら絞りにはなっていないように思うわけでありますけれども、その準ずるものの範...全文を見る
○山口(那)委員 ちょっと話がそれてしまったのですが、本来の質問に戻しますと、地鎮祭の判決の中では、目的効果のその効果というところ、ここの判断が私は非常に重要だと思っておるわけであります。例えば主宰者がどうかとか、特定の宗教儀式にのっとっているかどうかという外形的、形式的な基準だ...全文を見る
○山口(那)委員 そこで、本法の四条二項五号、ここで「地域伝統芸能等のうち文化財であるものの保存に関する事項」という規定がありますが、この面では地域伝統芸能と文化財保護の対象とが重なる部分、つまり、既に文化財の指定を受けておって、そして地域伝統芸能としても活用する、こういうものが...全文を見る
○山口(那)委員 例えば、神社仏閣の施設の中で非常に信仰と強い関係を持った行事が行われる、そして、同じその場所で今度はもっと芸能的な、一般の人にも公開され得るような展開がなされる、こういう行事があったとします。それが連続して同じ場所で行われているということで、この点はなかなか微妙...全文を見る
○山口(那)委員 以上、るる述べてまいりましたけれども、この宗教にかかわる部分というのは非常に微妙な、内心にかかわる重要な、憲法上の権利に裏づけられたものでもありますので、ぜひとも慎重な運用をしていただき、かつまた、本法の趣旨が十分に生かされますようにぜひ運用の適正を図られたいと...全文を見る
○山口(那)委員 先ほど政府委員から、小さく産んで大きく育てるという御答弁もあったようでありますが、ぜひとも今の大臣の御趣旨を踏まえて大きなステップにしていただきたい、このようにお願い申し上げて、私の質問を終わります。
06月10日第123回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号
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○山口(那)委員 御答弁に立たれる皆様には、連日にわたり長時間のところ大変御苦労さまでございます。改めて敬意を申し上げます。  私の方からは何点か簡潔に御質問したいと思いますが、まず、この凍結を含めた再修正の案については、何ゆえ凍結をしたのか、この点を国民の皆様によく御理解をい...全文を見る
○山口(那)委員 同様の質問について念のため峯山参議院議員に伺います。  質問を繰り返しますが、なぜ凍結をして削除をしなかったのか、こういうことであります。国民の皆様にあるいは近隣の諸外国の皆様にどういうことを期待してこのような法的手段をとったのか、この点についてもう一度御答弁...全文を見る
○山口(那)委員 今の御答弁を伺っておりまして、結局、凍結を含むこの参議院の修正によって結果的に広い国民のコンセンサスが得られた、その凍結された部分については、これから時間をかけてこの実施の状況を見ていただいて、そして国民に理解を促しながらまた議論を重ねていく。また、御丁寧に、三...全文を見る
○山口(那)委員 そこで、凍結されない業務につきましても、武器の携行がどういうふうになるかということは、これは関心のあるところでございます。そこでまず、法解釈上、この理論的な可能性についてどうお考えになるでしょうか。
○山口(那)委員 一般論はわかりましたけれども、このPKOの実際の歴史あるいは実態から見て、PKF本体を含めた参加の場合と、それから後方支援に限った参加の場合で、武器の携行の有無あるいはその武器の範囲、これについて実際異なる結果が出てくるのでしょうか、この点について御答弁いただき...全文を見る
○山口(那)委員 カンボジアのUNTACにつきましては、この後方支援任務にどのような武器の携行が実際に実施されているか、あるいは近い将来予定をされているか、これを具体的に説明していただきたいと思います。
○山口(那)委員 我が国のつくる実施要領とコマンドの関係がいろいろと議論されておりますけれども、国連の司令官が実際に我が国の実施要領と異なるコマンドを出したらどうか、こういう想定で議論をされる方がおられるわけでありますが、実際にそのような想定があり得るのか、現場であり得るのか、こ...全文を見る
○山口(那)委員 実際の実施に当たって、我が国から参加する人たちが国連の司令官との関係において、五原則の枠内で行動できるように国連側あるいは司令官に対して徹底されるのかどうか。この点は十分なされるだろうとは思いますが、念のためこの点について、どのような調整あるいは徹底が図られるか...全文を見る
○山口(那)委員 この再修正案に対して、PKF本体と後方支援が果たして明確に区別できるかどうかという点の議論がなされておりますけれども、これは具体的にどう区別するかということを言っていただいた方がわかりやすいと思うのですが、このカンボジアのUNTACの例において、我が国がこの法案...全文を見る
○山口(那)委員 ところで、UNTACがもう現在既に展開をしておりまして、全部で四十四カ国、現在参加をしているというふうに伺っておりますが、アジア、オセアニアも含めまして、これらの地域から現在参加している国あるいは近い将来参加を予定している国がどこかを列挙していただきたいと思いま...全文を見る
○山口(那)委員 オセアニアについても説明していただきたいと思います。
○山口(那)委員 今のお話ですと、パキスタンから東側のアジアの主だった国々はほとんど参加をしている。例えばベトナムですと、これは政治的事情からむしろ参加しない方がいいということになるんだろうと思います。そして、その中で日本だけが、これまでの関与してきた実績から見ると、参加していな...全文を見る
○山口(那)委員 アジアの近隣、我が国の近隣の諸国については、日本のこの自衛隊の海外派遣に対してはかなりセンシティブになっているだろうということは報道されているわけでありますが、しかし、事PKOの参加に限ってはまた別個の政策的側面があるだろうと私は思うわけですね。また、一部報道に...全文を見る
○山口(那)委員 ところで、オーストリアという国は、これは永世中立国として有名ではありますが、かねてからこのPKO活動には常連として多数の参加経験があります。今回UNTACにもこのオーストリアは参加している、このように承知しておりますが、この国が国際法上みずからに中立義務を課す、...全文を見る
○山口(那)委員 オーストリア、スイスという永世中立国がこのPKOの参加に積極的である、そしてまた、政治的に中立政策をとる国々もかねてから積極的に参加をしてきた。これはまさにノーベル平和賞を受けたということと相まって、非常に平和的な任務であり、また人道的な側面も含む、こういう活動...全文を見る
○山口(那)委員 今の説明のとおりだとすれば、専ら後方支援につくPKOの参加であれば、これは与野党ともに意見の対立はないという結果だろうと思います。したがいまして、どのような任務に携わるかということが、これが憲法上の問題であり、また国民の関心なんでありまして、自衛隊か否かとかある...全文を見る
○山口(那)委員 それでは防衛庁長官にちょっと伺いますが、自衛隊員に対するこのPKO法案の趣旨あるいは制度の詳しい説明というのはまだ実際にはなされておらないだろうと思いますが、この段階で、さまざまな国内の議論がある状況で、不安を現実に抱く隊員の方々あるいはその御家族の方々は多かろ...全文を見る
○山口(那)委員 今後の活動、法案の成立後実際の活動のことを考えますと、隊員の処遇についてもまだ現場ではいろいろな不安もあろうかと思います。特に自衛隊から参加される隊員に対しましては、過去そのほかの、例えば消防ですとか警察ですとか、そういう方々が国際緊急援助隊等に参加をした場合の...全文を見る
○山口(那)委員 先ほど来質問にも出ておったかと思いますが、凍結される任務の範囲につきまして、PKF本体というのは法案にほぼ明記されておるわけであります付れども、これと一体性のあるといいますか密接な関係のある業務についても凍結の範囲になる、こういう政党間の合意があるようであります...全文を見る
○山口(那)委員 詳細な答弁で大体わかりました。  そこで、事前の国会承認手続というのが設けられたわけでありますけれども、これは衆参両院で、つまり各院で七日以内に議決するよう努めなければならない、つまり合計で十四日以内にということになるのでしょうか、このような手続規定をとること...全文を見る
○山口(那)委員 この事前の国会承認の規定が入ったわけでありますが、なお前回衆議院での修正で、二年ごとの承認という修正がございました。さらに政府原案の中では実施計画の決定あるいは変更ごとの国会報告、こういう制度、これはそのまま原案どおり生きているわけですね。それぞれの制度とこのシ...全文を見る
○山口(那)委員 念のため峯山議員に伺いますが、国会の報告とこの事前の国会承認の手続との連続性といいますか関係、これについて御答弁いただきたいと思います。
○山口(那)委員 この事前の国会承認の制度の部分は、また別な面からいえば凍結の対象にもなっているわけでありまして、これからの議論を重ねて見直しの際の十分な議論を期待したい、このように申し上げまして、私の質問を終わります。
11月26日第125回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
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○山口(那)委員 時間が限られておりますので、簡潔に質問してまいりたいと思います。  まず初めに、今回の交付税法の改正案についてお伺いをいたします。  今回の法案では、国税の減額補正に伴いまして、交付税の財源が約一兆六千億円弱減額されるということになっております。したがいまし...全文を見る
○山口(那)委員 先ほどの五十九年度の覚書におきましては、原則として借り入れはしない、特例措置として一般会計からやりくりをして行う、こういう立て方というかルールをつくったわけですね。しかしながら、この特例措置では大幅な金額の借り入れ是正というのは当然望めないわけでありまして、今回...全文を見る
○山口(那)委員 原則としてやらない、そして特別な場合には特例措置をとる、こういう組み立てですね。二つしか手段が与えられてないわけであります。しかし、大幅な歳入欠陥が出た場合には、やはり特例措置はもうおのずから限界があるというわけですから、またこの原則を破って借り入れに頼らざるを...全文を見る
○山口(那)委員 今原則としてやらないとたびたびおっしゃられていますけれども、やはり多額にわたって歳入欠損があった場合には、もう借り入れせざるを得ないわけですよ。とすると、原則としてやらないとうたってみたところで原則の意味がないと私は思うわけですね。  自治省のお考えによれば、...全文を見る
○山口(那)委員 今の御答弁を伺っていると、建前は崩せないものの、柔軟な選択肢が幾つかあることは、これは悪いことではないという本音が見えているような気がしてなりません。  ところで、今年度の当初予算においては交付税の特例減額というのは八千五百億円という多額にわたって行っているわ...全文を見る
○山口(那)委員 赤字国債が発行されないから仕方がなく借り入れをせざるを得なかったというのは後から考えた理屈でありまして、そもそもは年度当初で特例減額をしておきながら、それは要するに、国でもう財源が足りないということはほぼ予測されているわけであります。しかも、税収の見込みからすれ...全文を見る
○山口(那)委員 さすがに大臣、広い、包容力のあるお考えをお持ちだということですが、結局、弾力的な措置はあるにこしたことはない、こういうお考えなのだろうと私なりに推測いたします。  さてそこで、平成四年度の話はそういうことだとして、来年度、平成五年度の地方財政の見通しをどう考え...全文を見る
○山口(那)委員 おおむね良好かつ高い評価を得ているのだろうというふうに伺いました。したがいまして、来年度におきましても引き続きこの積み増しが必要でもありますし、努力をしていただきたいと思うわけでありますが、一方で、依然として景気の見通しは楽観できませんし、税収も厳しい状況にある...全文を見る
○山口(那)委員 次に、地域づくりの各施策についてお伺いいたします。  昭和六十三年度以来、ふるさと創生一億円等の措置によりまして、一貫して地域づくりを積極的に進めてこられたと思います。今年度でその事業が一段落をする、こういうふうに伺っておりますが、これまでのこの一連の施策の評...全文を見る
○山口(那)委員 ぜひとも来年度以降もこれを継続、発展させていただきたい。やはりいっときの自治意識の啓発にとどまらず、持続的に展開していくということが大事だろうと思いますので、ぜひともお願いしたいと思います。  さて最後に、固定資産税の評価がえが平成六年度に予想されておりますの...全文を見る
○山口(那)委員 それでは、ぎりぎりですが、最後の質問をしたいと思います。  当委員会の平成四年三月十日の附帯決議によりまして、「居住用家屋等に対する負担軽減措置を講ずる」、こういう決議があるわけですね。従来、家屋については評価額がほぼ一定で、古くなっても下がる、減額するという...全文を見る
○山口(那)委員 ぜひ積極的な措置をお願いしたいと思います。  これで終わります。