山口那津男

やまぐちなつお

選挙区(東京都)選出
公明党
当選回数4回

山口那津男の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月27日第131回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○山口(那)委員 総理には、御多忙のところお越しいただきまして、ありがとうございます。短い時間ではありますが、ひとつ充実した議論をしてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。  そこで、まず初めに伺いますが、ザイールに自衛隊の部隊を派遣をいたしております。現...全文を見る
○山口(那)委員 次に伺いますが、総理は、就任直後の記者会見で、自衛隊の最高指揮監督権があるかどうか、こういう記者団の質問に対して、そういう指揮監督権がない、これは多分誤りでおっしゃったんだと思いますが、しかしそういう発言をされたようであります。  しかし、こうした言動はやはり...全文を見る
○山口(那)委員 そこで、自衛隊、かつて違憲という主張をされておって、最近合憲という御主張に変わられ、社会党という政党自体もこの方針を確認をしている、こういうふうに承知しております。  しかし、つい一年前は、社会党の月刊誌でも違憲という論調が張られておりましたし、また昨年の十月...全文を見る
○山口(那)委員 今総理がおっしゃったその経過とか内外情勢の変化のプロセスというのは、私もよく理解できますよ。そして、合憲に変わったその結論も、私は支持いたしますよ。しかし依然として、なぜ違憲だったのが合憲になったのか、この自衛隊の実態等を見てこれはどういう憲法的論拠で合憲とする...全文を見る
○山口(那)委員 憲法の前文はあくまで基本原理、基本理念でありまして、それに基づいて、そして具体的な条文をどう解釈をして、そして違憲という結論を導くか、こういうのが論理の筋立てなんですよ。端的に言いますれば、自衛隊が合憲か違憲かというのは、やはり憲法九条の解釈にかかるわけでありま...全文を見る
○山口(那)委員 総理、いかがですか。
○山口(那)委員 わかりやすく言いますと、物差しとそれをはかる対象と二つあるわけですよ。そして、憲法というのは物差しに当たるわけですね。自衛隊の実態等は、これはその物差しではかる対象なんです。総理がおっしゃっているのは、対象の変化を言っているのか物差しの変化を言っているのか、はっ...全文を見る
○山口(那)委員 全く私の質問に答えていらっしゃらない。到底納得できない話ですよ。答弁がないのと同じです。私は、その物差しというのは何ですか、社会党の憲法の理念とか解釈とかというそういう物差しが何ですかということを伺っているのに、何ら答えらしい答えが出てこない。これじゃ質問できま...全文を見る
○山口(那)委員 情勢の変化というのは、物差しに当てはめるその対象の変化のことをいっているのですよ、総理。混同しているんじゃないんですか。だから、総理の物差しというのは何なのかということ、憲法の規範、理念というのは何なのかということを全然今答弁されてないじゃないですか。理念に基づ...全文を見る
○山口(那)委員 社会党は、かつて長沼裁判に対する見解として、党の中央本部で、正しい憲法解釈をしている、こう評価をいたしました。この長沼判決では、自衛隊は戦力に当たる、憲法九条の戦力に当たる、こういう結論で違憲判断をしたわけですね。社会党は、これが正しい憲法解釈である、こういうふ...全文を見る
○山口(那)委員 社会党の憲法判断の結論の違いというものは党内の手続で三分の一以上の反対がありながら、この合憲という結論を是認したわけですね、今度の党大会で。しかし、普通、憲法改正あるいはその憲法の規範を変えるためには、改正の手続では、総議員の三分の二以上の賛成、こういう重い手続...全文を見る
○山口(那)委員 いまだに総理の合憲の理論的な根拠、憲法解釈の規範の理解の仕方というのは全く説得力を欠き、納得がいきません。  それはそれとして、時間が限られておりますので、北朝鮮の問題に移ります。  先ごろ米朝合意がなされたわけでありますが、この合意のなされる前に、外務大臣...全文を見る
○山口(那)委員 総理は、この合意で核疑惑が完全に払拭される、こういう御認識をお持ちでしょうか。
○山口(那)委員 誠実に履行させるためには、これは合意の当事者ではない日本は、支援をどういう枠組みでやっていくかというところとの兼ね合いだろうと思うのですね。これをぜひ慎重にやっていただきたいとは思うのですが、そこで、日朝国交正常化交渉というのが今後行われなければならないと思うの...全文を見る
○山口(那)委員 終わります。(拍手)
11月16日第131回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○山口(那)委員 公明党の山口那津男でございます。改革を代表して質問をさせていただきます。  まず初めに、改革としては、本委員会において大臣の所信をお伺いいたしまして政策的な議論をしたい、こう希望しておったのですが、その機会がございませんので、所信にかわるという意味で大臣の御所...全文を見る
○山口(那)委員 今の御所見をお伺いいたしまして、私どもとしてもさまざまな角度から検討し、議論をしてまいりたい、こう思います。  さて、今お伺いしたような高邁な御所見、これを実現していく上でも大臣の政治姿勢というものが注目されると思います。  そこで、先日の衆議院の予算委員会...全文を見る
○山口(那)委員 今、あるという御答弁だったと思います。この時期はいつごろでしょうか。
○山口(那)委員 税理士に手続等はお任せしたとしても、これはやはり御自身の所得、しかも相当多額な所得が推測されますが、これについての最終決断というのはやはり御本人がなされるわけですから、時期について定かでないというはずはないと私は常識的に思うわけですね。数年前というようなことでは...全文を見る
○山口(那)委員 衆議院の予算委員会での質問は、たしか株の取引について、この点で大臣が国税の調査の件をお話しされているわけであります。今のお話ですと、それと関係あるのかどうか定かではありません。この衆議院で問われたのは、昭和六十二年、三年ごろのお話だったと思います。その時期のこと...全文を見る
○山口(那)委員 修正申告の時期と、それからその修正の対象となった所得の帰属が何年分か、これは別の問題であります。先ほど大臣がおっしゃった、この借入金の利息相当分、これについて、修正申告したのは何年分の所得で、そしてどれぐらいの借入金に対する利息の話なのか、この点についてお伺いし...全文を見る
○山口(那)委員 それでは、せっかくの大臣のお話ですから、税理士の方に問い合わせていただいて調べていただきたい、報告していただきたいと思います。  それで、大臣の御答弁ですと、数年前に修正申告をしたと先ほど伺ったように思います。そして、その修正申告はさらに二、三年前にさかのぼっ...全文を見る
○山口(那)委員 私が質問いたしましたのは、予算委員会で聞かれたことに対する大臣の答弁として、税務調査を受けて、指導を受けて、自分はきちっと処置をした、こういう御答弁でしたから、それがどういうことについての処置なのかということをお尋ねしたわけでありまして、それに対して大臣は、その...全文を見る
○山口(那)委員 この点、これ以上聞きませんけれども、最後にちょっと一点だけ。この借りた御友人はお一人ですよね、複数ですか。ちょっと。
○山口(那)委員 大臣は自民党の交通部会長、それから運輸政務次官等を歴任されて大臣に就任されたわけですね。そういう意味では運輸行政に精通する、こういうことを自認されておられると思うのですが、午前中も指摘ありましたが、ある雑誌のインタビューで、私が運輸大臣になった以上、私が運輸省そ...全文を見る
○山口(那)委員 我々の調査によりますと、この東京佐川急便からコスモポリタン、これは衆議院予算委員会でも問題になった会社でありますが、この池田社長側に合計で三十億円の融資がなされている、こういう資料がございます。そこで、この内容は、昭和六十二年十一月ごろ、雅叙園観光を通じてコスモ...全文を見る
○山口(那)委員 この融資がなされた当時というのは、コスモポリタンは資金繰りが相当悪化してきておりまして、融資先を探してもなかなか容易に融資が得られない、こういう状況でありました。そして、それまで、それ以前は渡邉廣康社長と池田氏というのは面識がない。さらに、東京佐川あるいはコスモ...全文を見る
○山口(那)委員 念のために伺いますが、コスモの池田社長どこの件でお会いになったことはありませんか。ほかの件でお会いになったことがあるというのは先日御答弁がありました。この件ではいかがでしょうか。
○山口(那)委員 それではあえて伺いますが、昭和六十二年十一月から十二月ごろ、つまり最初の十億円の融資がなされたころでありますが、コスモポリタンの池田氏から大臣が金銭を受領した、交付を受けたということはございませんか。
○山口(那)委員 大臣の御答弁を聞いておりまして、答弁は予想されましたので、こういう聞き方をしました。  そこで、さっきもちょっとお触れになりましたが、日本テレビが平成四年にこういう報道をしたことがあります。ちょっとニュースの内容を早口で読み上げます。   次は、東京佐川急便...全文を見る
○山口(那)委員 告訴というのは、取り下げというお話ですから民事訴訟だろうと思いますが、これを取り下げたというお話でした。しかし、大臣としては自分の身に覚えのない疑惑をかけられた報道をされたわけです。これは大勢の国民が見ているわけですね。そういう疑惑を訴訟を起こして取り下げてしま...全文を見る
○山口(那)委員 しかし、いやしくもこういう報道で大臣に疑惑がかけられたわけでありますから、これをほうっておけば大臣の政治生命にもかかわることだと私は思うわけですね。  そこで、これを取り下げるということになりますと、これは弁明の機会が十分にあらわれないわけですから、大臣として...全文を見る
○山口(那)委員 まことに、こういう報道に対して取り下げで終わってしまう、和解にしなかったということの説明というのは十分な説明がなかったように私は思います。  さて、それはそれとして、渡邉社長と親しいある国会議員から私はこういうことを聞いたことがあるのですね。これは聞いたまま述...全文を見る
○山口(那)委員 この件については、他の関連とも事情がございますので、予算委員会で草川委員が大臣に対して資料要求をしていますね、これに対する回答というのはまだないと思います。この回答をぜひしていただきたいと思うのですが、これとあわせてこの件について予算委員会で今後対応していきたい...全文を見る
○山口(那)委員 私が勝手につくり上げて質問しているわけではありませんで、報道あるいはその他の資料に基づいて私は事実を申し上げてお聞きしているわけであります。  さてそこで、事実無根だと大臣はおっしゃられるわけでありますが、これは写真週刊誌のフライデーというものにも、何か五千万...全文を見る
○山口(那)委員 これも事実として申し上げますが、先ほどの日本テレビの報道のときは、たしか平成四年二月二十日の報道、それに対して二月二十八日に民事訴訟を起こされた、こういう報道がまた別にありました。わずか一週間のうちに民事訴訟を起こされているわけですね。本件の場合ですと、もう一カ...全文を見る
○山口(那)委員 きっちりとした処置をしなければ法的手段、措置をとる、これは民事訴訟ないし刑事告訴に訴える、こういう趣旨ですか。念のため、簡潔に答弁してください。
○山口(那)委員 この元側近と言われる人は、証人喚問にも応じる用意がある、こういうふうに報道されているんですね。もし、この証言者が証人に出る、こうおっしゃった場合には、大臣としては、それを受けて立つといいますか、あるいはこの討論の場で対決するといいますか、そういうお考えもあるんで...全文を見る
○山口(那)委員 私は公表されている事実に基づいて聞いているわけでありまして、私自身が大臣を非難、中傷しているなんということは、全くそういう質問はしておりません。  そこで、この証言者に対して大臣が、ちょっと結論がよく聞き取れなかったのですが、証人にもし出るとした場合に、大臣は...全文を見る
○山口(那)委員 院で……(発言する者あり)
○山口(那)委員 これは国会の判断でありますから、それはそれとして別の機会に譲りたいと思いますが、ただ大臣としては、こうした大臣のおっしゃるように根も葉もない疑惑であるとするならば、弁明をする手続の設けられたそういう国会の場もあるわけでありますから、その点については大臣なりにもっ...全文を見る
○山口(那)委員 次の質問に移りますが、衆参の予算委員会で、大臣の株、大臣名義の株の取引、これについての相当な質問がなされました。その答弁の中に、大臣はある十数名の依頼を受けて、取りまとめて池田氏と交渉して株を売り渡した、こういう話をされているわけでありますけれども、これについて...全文を見る
○山口(那)委員 それで、御答弁を詳細に見ますと、これはタクマ株の処理というのと、それからシロキ工業あるいはオーミケンシの株の処理というのは、状況が全然違うように思われるわけですね。タクマ株の方は、市場の最高値よりも高い値段で処理がされている。ところが、シロキ工業株等は、これは暴...全文を見る
○山口(那)委員 裁判所がどうのこうのとおっしゃいましたが、裁判所はこんな解決にかかわるはずがないでしょう。  大臣、大臣の答弁だと、弁護士を立ててやった、こういうお話でしたね、この多数の人の処理について。しかし、弁護士はこんな多人数の、お互いに利害が反するようなことについて、...全文を見る
○山口(那)委員 このシロキ工業株の処理については、管財人からあなたのところへ問い合わせが行ったんではないかと思いますが、これで幾ら返してくれなんという要求はなかったんじゃないですか。売買をしたのであればその内容を照会する、こういう調査の依頼が来たんじゃないですか。それに対して、...全文を見る
○山口(那)委員 いやしくも大臣の名義で、しかも大臣名義の口座を使って、そしてこれだけの多額のお金が動いているわけです。株が動いているわけです。それで、大臣が、その多人数の権利、利益にかかわることをそんなにいいかげんな処理するんですか。普通だったらもっと、後で絶対トラブルが起きな...全文を見る
○山口(那)委員 時間が参りましたけれども、大臣のお話を聞いていると、ますます感覚が麻痺しているんじゃないか、こう思わざるを得ませんよ。個人対個人であろうが、証券会社対個人であろうが、証券取引法でこの仕手戦というのは禁止されている行為ですよ。それを個人であるからといって同じような...全文を見る