山口那津男
やまぐちなつお
選挙区(東京都)選出
公明党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月02日 | 第132回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○山口(那)委員 新進党の山口那津男でございます。 連日の議論が続いておるところでございますけれども、私は、きょうは阪神大震災についてのさまざまな国の制度の欠陥あるいは運用方法の不十分さ、そういうものを指摘しながら、今後二度と同じような過ちは繰り返さないように、そしてまた、他...全文を見る |
○山口(那)委員 各情報が陸幕、海幕に届いていく、そこから先、長官あるいは官邸への伝達というのはなかったのですか。 | ||
○山口(那)委員 自衛隊サイドから、あるいは防衛庁を通じてでも、この情報が災害担当官庁である国土庁等に伝えられたのはいつですか。 | ||
○山口(那)委員 写真を機上から相当撮っているはずなんです。ビデオも撮ったかもしれません。これを防衛庁中央あるいは幕僚監部等に送る方法は、手段は持っておるのでしょうか。 | ||
○山口(那)委員 結局、せっかく初期に空中から貴重な情報を撮りながらこれが災害対策に十分に生かされない、また中央に情報が速やかに伝達されないというのが実情でありまして、これは自衛隊、防衛庁サイドと他の機関との連携というものがうまくとれていないということの一つの現実であります。 ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 それぞれの要請がかなり間隔を置いてばらばらになされているということなんですね、実際に。この要請の方法というのは文書が原則でありますけれども、口頭等でもいいということであって、電話その他でもいいことになっていますから、これは簡易な方法でやれたのだろうと思いますが、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 それから、海上自衛隊については、十七日の午前九時四十分に呉港を「ゆら」という輸送艦が出港しております。また、九時五十分には同じく護衛艦の「とかち」が呉港を出発しているわけであります。それからさらに、同日の十四時には「みうら」「さつま」等の輸送艦が横須賀を出港して...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の答弁、ちょっとわかりにくかったのですが、いわゆる八十三条いずれかに基づく災害派遣ではないという趣旨ですか。 横須賀から出ているのは、これは所属が違うわけですね。呉であれば、これは阪神基地隊は自分の管内ということでありますけれども、横須賀はそうじゃないわけ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 そうしますと、この海上自衛隊への要請前の活動というのは、いわゆる近傍派遣でもないし自主的な派遣でもなくて、これはその準備のための行動である、あるいは自衛隊内の通常の、他の部隊の支援のための活動である、こういうことで伺ってよろしいでしょうか。 | ||
○山口(那)委員 次に、航空自衛隊の行動ですが、これにつきましては、十七日当日、十七時三十八分、午後五時三十八分に警視庁等のレスキュー隊をC1二機あるいはC130三機等で運ぶということが行われておりますし、またそれに先立って十四時十二分には、C130によって陸上自衛隊の災害派遣資...全文を見る | ||
○山口(那)委員 そうしますと、整理しますと、要請前のさまざまな各自衛隊の行動は、伊丹の駅へ陸上自衛隊が派遣されたのが近傍派遣に当たる、それ以外は災害派遣ではないということになって、要請後初めて災害派遣として出て行った、要請に基づく派遣として出て行った、こういうふうに理解してよろ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今確認的にいろいろお伺いしたのは、自衛隊としては、やはり要請という手続を慎重にとらえて、その要請が出たら直ちに実質的な災害派遣活動ができるように、事前の準備は早目早目に整えていったけれども、しかし自主的な派遣ということにはしないで、あくまで要請という手続をきちん...全文を見る | ||
○山口(那)委員 そうしますと、近傍派遣はそういう権限等について一定の制約がある。それから活動の地理的な範囲といいますか領域についてもある程度の制約があるというふうに考えられますので、本格的な今回のような震災に対する活動を展開するためには近傍派遣ではもちろん限界があったのではない...全文を見る | ||
○山口(那)委員 それから、要請が陸海空それぞれになされているわけでありますが、これは各、別になされなければ、例えば陸に要請が来た場合には海空は動けないということになるのか、それとも要請の中身によって、その要請を受け取ったところは仮に陸上自衛隊であったとしても、空も海もその要請の...全文を見る | ||
○山口(那)委員 最初の陸上自衛隊に要請があったときの要請の内容について、さっき余り足かな答弁ではなかったように思うのですが、ここでは、陸上自衛隊にのみ、あるいは姫路駐屯地にのみ出てくださいという要請があったのですか。 一応、要請の場合にはどの程度の規模とか何をとかという目的...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今までその制度の内容をいろいろと吟味してまいりましたけれども、今要請の内容がかなり包括的なものであったということでありますから、実際の救援活動の効果を上げるためには、もうこの時点で陸海空含めて派遣の要請があったというふうに理解をして全体的な派遣の態勢をとれなかっ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 中部方面隊から連絡員が自治体側に赴いて要請を促した、かなりもうこれは早い段階で要請を促しているんじゃないんですか。にもかかわらず、自治体側としてその段取りがとれなくて、実際のその体制をしくのはもう十七日の夕方近くになってしまったと、このように記者会見で長官お述べ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 朝雲という新聞があるんですが、これの報道によりますと、玉沢長官は、十八日の記者会見で、これまで神戸市は防災訓練を自衛隊抜きで実施してきたことを挙げて、大臣のお言葉としてですよ、市当局が自衛隊の災害派遣活動について知識がなく、我が方の師団の幕僚が行って話し合いの末...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今、自主派遣の運用の基準をもっと客観的な、機械的なものにできないかというふうに尋ねたわけですが、余り明快な答弁はなかったようでありますけれども、また後で聞きます。 それで、この自衛隊を含めた防災の訓練、共同訓練というものが、現時点で全国の自治体で実際どう行わ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 具体的な自治体の名前は結構ですけれども、数字を示してください。全国の自治体の数で、自衛隊参加のないところ。 | ||
○山口(那)委員 いずれにしても、全国的にまだ加えてやっていないというところが複数以上あるわけですから、この点はやはり今後の反省点の一つだと思うんですね。この共同訓練というのは、防災の日だけ一日やればいいというものではないと思いますね。しかも、自衛隊が参加しているとはいっても、こ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今までも制度がありながら全然生かされていない、絵にかいたもちになっている、ただペーパーで計画を立てました、資料をつけました、こういう実態だったんでしょう。しかも、共同訓練に参加しているといったって、簡単な、実効性の上がらないような訓練じゃしょうがないんですよ。で...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今官房長官から、FEMAの例も挙げながら詳細にお答えいただきましたけれども、政府が自前でそういう情報を収集、組織、機材を整えるということ以外に、今私が聞いたのは、NHKのような指定公共機関に当たるものからの情報入手、情報提供がなされないのかというところなんですね...全文を見る | ||
○山口(那)委員 これは公共の報道機関でありますから、その情報の扱いは慎重にしなければいけないのが大原則だと思いますよ。しかし、政府の情報を国民に送るという使い方だけではなくて、これはやはり国も財政的にかかわりのある公共機関でありますから、ここから得た情報が政府の方に入ってくると...全文を見る | ||
○山口(那)委員 自治体は財政的な限界というのもありますから、これが広域にわたる災害の場合の情報の収集、伝達ということについては、私は国の機関である自衛隊の方がふさわしいだろうということでさっき申し上げたわけですね。そしてまた、自衛隊のとった情報というのが自治体へも還元され、さら...全文を見る | ||
○山口(那)委員 自治体の持っている消防・防災のヘリコプターというのは、全国でも三十五機しかないのですね。決して多い数字ではないと私は思います。しかも個々の自治体から見れば、東京が六機持っている以外はせいぜい一機か二機なんですね。ですから、定期点検ですとか故障の修理とかいうことも...全文を見る | ||
○山口(那)委員 ぜひ提案を生かして制度化していただきたいと思います。 そこで、この震災に対する火災がなかなか初期消火できなかった、それで被害が拡大してしまったという残念な事態があったわけですが、この消火活動にヘリを使えなかったのかどうかと、一般市民の常識的な判断があるわけで...全文を見る | ||
○山口(那)委員 東京で実施されている防災訓練の折には、ヘリから水を落とすというのが必ず出てくるのですね。ですから、あれを見ている人は、ああ、こうやって建物の火災も消せるんだなと思いやすいものなんです。 ところが、今の御答弁ですと、これはもう一般的にかなり困難である、技術的に...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の消防の仕組みですと、これは自治体が中心に機材を整備するということなんですね。ですから、自治体の財政力等を考えますと、こういう飛行艇を保有して維持管理するというのはなかなか、用途も限られてくるでしょうし、財政面でも厳しいだろうと思うのですね。 ですから、こ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 水がどこに落ちるかというのは、これは教育訓練、技術レベルの問題でありまして、体制としてそういう考え方が効率的であり、かつ妥当性もあるのじゃないかと私は申し上げているわけで、ぜひこれは研究していただきたいと思うのですね。地震担当大臣、いかがですか。 | ||
○山口(那)委員 ぜひ生かしていただきたいと思います。 さて、ヘリはいろいろな用途に使えるわけでありますけれども、今回、現地のヘリのおりられる場所というのがなかなか十分に確保できなかったのではないかというふうに思うのですね。自衛隊は大中小いろいろなタイプのヘリを大量に持ってお...全文を見る | ||
○山口(那)委員 東京あたりでも地域の防災計画等を見ますと、このヘリポートというのが、大体学校の校庭が指定されていることが多いのですね。ところが、ここにおりられるヘリというのは、現状では小型のヘリだけなんですね。しかも、今回の阪神の震災等を見ますと、そういう学校の校庭が避難場所と...全文を見る | ||
○山口(那)委員 まあ、机上の計画は余り機能しなかったというのが大事な反省点だろうと思いますので、これはまた再検討していただきたいと思います。 さてそこで、国際緊急援助隊という組織がありますね。これは海外の災害のときに緊急に対応する、こういう制度でありますけれども、いろいろな...全文を見る | ||
○山口(那)委員 警察、消防の場合は、特に国際緊急援助隊として派遣するということをしなくとも、そのために準備されていた要員が本来の出動として十分効果を上げているということだろうと思うのですね。 自衛隊の場合も、医療チームやら給水チームやらいろいろなチームを常日ごろ整えておるだ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 その待機態勢を日ごろとっていることを解除して、そしてその機能、人材を生かす、こういうことで具体的に対応したのは大変結構だと思うのです。 さてそこで、民間のお医者さんや看護婦さんの方々が五百名近く登録をしていらっしゃると思うのですね。こういう方々は、これは緊急...全文を見る | ||
○山口(那)委員 敬意を表したついでに、これは短時間で組織化して海外へ送り出すということができるわけですから、これをぜひ、国内で使っちゃいけないなんということはないわけでして、その志高いところ、それからまた即応性のあるところをもっと十分に生かすためには、やはり制度としてしっかりさ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 ぜひ早急にお願いしたいと思います。 そこで、きのうも質問があったかと思うんですが、在日米軍からいろいろな援助の申し出があったやに聞いておるわけでありますけれども、これが最も近い外国の組織的なチームでありますから、ここからもし援助の申し出があれば、これはむざむ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 これは、今回は具体的な向こうの申し出という形にはなっていなかったかもしれませんけれども、しかし、何も武装して出動するとかという話ではありませんから、海上自衛隊とともにこういう協力活動をするというのは、これは双方にとって決して悪いことではないだろうと思うんですね。...全文を見る | ||
○山口(那)委員 条約二条がこのような状況を想定してつくったとは私も思わないわけですね、外務大臣のおっしゃるとおりであります。 しかし、その規定の趣旨とか精神とかということは、こういうことも広く含むものだろうと思って私はお伺いしておるのでありますが、念のため総理にも、日米安保...全文を見る | ||
○山口(那)委員 非常に前向きなお答えで、私は意を強くしたわけでありますけれども。 ところで、今回の阪神の大震災、これを他山の石として、他の地域においても一層の防災対策に努めなければいけないことは当然であります。とりわけ南関東とか東海地方というのは、より震災の可能性が高いとこ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 文部大臣も選挙区は東京でありますから、これには重大な関心がおありであろう、こう思うわけですけれども、活断層に起因する災害が起きるかどうかは別にして、この南関東地域についての震災対策というのは非常に重要な課題だろうと思います。 かねてから、地震の予知ということ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 残念な答えでがっかりしているのでありますけれども、技術的な向上というのは今後も考えなければいけないところであります。 それで、地震予知連は、この大規模地震対策特別措置法ですか、これで対策強化地域をつくるというのは法定されている制度でありますけれども、それ以外...全文を見る | ||
○山口(那)委員 そうすると、何のために観測強化地域と特定観測地域なるものを設けたのか、よくわからないんですね。これに入っているのと入ってないので国民にとってどういう違いがあるのか、よくわからないんですよ。どういうことなんですかね。これは学者さんの単なる分類項目ですか。 | ||
○山口(那)委員 そうしますと、この二つの指定の地域のカテゴリーというのは、余り実際上の対策とかあるいは観測データが国民にとって意味を持つとかということにはならないように私には聞こえるわけですね。しかも、今回の地震は特定観測地域というところで起きているわけですね。 ですから、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 なぜ私がこういうことを申し上げているかというと、これは阪神の震災が起きてからの、以後の話になりますけれども、実は事前にいろんな予兆があったとか、現に去年幾つかの地震があの地域で起きているということもあるわけですね。それから、学者さんが指摘していることを踏まえて、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 おおむね参加はしているのですが、神奈川県ですか、神奈川県はやってないんでしょう。(野中国務大臣「出ている」と呼ぶ)出ているのですか。そうすると、共同訓練をやってないところはない。(野中国務大臣「全部やっています」と呼ぶ)全部やっている。ということであればよろしい...全文を見る | ||
○山口(那)委員 総理にお伺いしたいのですが、今回の阪神の初期の活動、応急対策活動を見ますと、まず、交通規制が早いうちにしかれなかったことによって大混乱を来して、緊急自動車が現場に近づけなかった、あるいは自衛隊もなかなか現場に到着てきなかった、こういうことがあるわけですね。 ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 余り考えたくないことですけれども、二点だけちょっと申し上げます。 さっきの南関東地域の自衛隊の災害派遣計画、これは東部方面隊というこの地域の方面隊のみならず、いろんな応援体制、増援体制も含めて計画されているわけですね。しかし、大災害が一カ所で起きると断言する...全文を見る | ||
○山口(那)委員 もう一点、考えたくないことでありますけれども、今回の阪神の震災を見ますと、これは兵庫県や神戸市の自治体の当局者も被災者になっているわけですね。けがをされた人もいますし、家族が犠牲になられた方もいらっしゃる。大変不幸なことであります。これが南関東地域に来た場合に、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 ある国によりましては危機管理の一つの方法として、例えば大臣が一堂に全員が会するということは避ける、必ず何名がは外しておく、こういうことまでやっている国があるという話もあるわけですね。 それから、今の国土庁長官のお答えですと、立川がバックアップの拠点になるとい...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今すぐ答えは出ないと思いますけれども、いずれ答えを聞きますからね、ぜひきちんと検討していただきたいと思います。 それと、南関東地域、特に東京、横浜、千葉という東京の湾岸の話でありますが、既存のいろんな輸送のインフラ、高速道路、鉄道、空港、港湾と、いろんなもの...全文を見る | ||
○山口(那)委員 建設大臣、いかがでしょうか。特に首都高速道路について。 | ||
○山口(那)委員 南関東を中心に質疑をしましたけれども、これはまあ一例でありますから、ぜひ全国的に見直しというものを進めていただきたいと思うのですね。 それで、話は変わりますけれども、ことしの三月に国連が社会開発サミットというものを計画をしております。これはコペンハーゲンで開...全文を見る | ||
○山口(那)委員 経済社会理事会の関係で行うこれは極めて重要な行事なわけですね。各国の首脳、これは先進国の首脳も含めて多数参加する予定だというふうに伺っておりますけれども、かって環境サミットに総理大臣が国会状況で参加できなかったということもありますので、ここは国際社会の期待の強い...全文を見る | ||
○山口(那)委員 ぜひ党利党略は度外視して、積極的に対応していただきたい、こう思います。 以上で終わります。 | ||
02月03日 | 第132回国会 衆議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○山口国務大臣 お答えいたします。 今、閣僚が各省庁においてリーダーシップを発揮して全力を挙げて詰めの作業をいただいております。中間報告というようなことは考えておりません。 二月十日に各省庁における最終的な考え方を総務庁に報告をいただく、もちろん、災害がございまして、その...全文を見る |
02月06日 | 第132回国会 衆議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○山口国務大臣 お答えいたします。 村山総理のしばしば行われました指示を踏まえまして、昨年の十二月二十五日行政改革大綱及び地方分権大綱を決定をいたしました。その中で、委員引用されましたように、特殊法人の整理合理化、そして地方分権、特に地方分権につきましては、今国会に地方分権推...全文を見る |
○山口国務大臣 お答えいたします。 今、二月十日を前にいたしまして、各省庁では各閣僚が先頭に立ちまして懸命に努力をいただいている次第であります。特にどの大臣がどうこうということではなくて、村山内閣といたしまして一体となって、村山総理の指示のもとに各省庁が全力を挙げて努力をして...全文を見る | ||
○山口国務大臣 お答えいたします。 先日も当委員会におきまして御同様な御指摘がございました。確かに省庁、大部分の省庁が今全力を挙げて震災対策に取り組んでおります。また、九十二ございます特殊法人、多くの特殊法人がこれまた震災対策に懸命に取り組んでおりますことは、石井委員もよく御...全文を見る | ||
○山口国務大臣 お答えいたします。 最終報告をいただきます。また、与党の皆さんとすれば、それぞれ党内において御議論があって党内として手続をおとりになるだろうと思います。政府といたしましては、御指摘のございますように、閣議においてこれを決定をするということになるわけでございます...全文を見る | ||
○山口国務大臣 特殊法人、御案内のように九十二ございます。このうちJR関係を除きますと八十の特殊法人ということになります。私どもといたしましては、この八十の特殊法人すべてについて事業及び組織、これについて厳しく見直すことを求めている次第であります。したがいまして、八十の特殊法人す...全文を見る | ||
02月20日 | 第132回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号 議事録を見る | ○山口(那)分科員 大臣には、長時間の質疑で大変お疲れであると思いますけれども、本日の質問は私が最後でありますから、いましばらくお願いしたいと思います。 さてそこで、私は帝都高速度交通営団につきましてまずお伺いしたいと思います。 昭和六十年の運輸政策審議会の答申におきまし...全文を見る |
○山口(那)分科員 そこで、十一号線ですが、現在押上までつくる予定で予算化もされつつある、こう思いますけれども、今五年ぐらいで十一号線は完成するというお話でした。これは念のため伺いますけれども、五年で完成するというのは押上までの間を言うのでしょうか、それともそこから先のことを含む...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 そこで、今回の行政改革の素案によりますと、この七号、十一号が、計画中のものが完成したときに特殊会社に移行する、こういうわけでありますから、十一号線について言えば、押上まで完成したところで特殊会社に移る、こういうことになるわけですね。 さてそこで、この特殊会...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 大臣の力強い御決意を伺ってひとまず安心したわけでありますけれども、しかし、五年後に特殊会社化しますと、今営団のシステムによっては、投資財源というのはほかの会社のシステムと比べれば確保しやすいという状況だろうと思うのですね、これが特殊会社化する、あるいは概成後完...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 今の大臣のお話は、主として民営化した後の資金の調達、とりわけ株の市場においての調達ということを中心にお話しいただいたように聞こえたわけです。 しかし、特殊会社化されてから民営化まで約五年ぐらいを予定するということになりますか、概成が今のペースでいけば十年と...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 さてそこで、八号線、十一号線というのは、計画によりますと荒川を渡って葛飾区あるいは千葉県松戸の方面へ行くことになっておるわけですね。私はこの地域、かねてから東京メソポタミアと、こういうふうに呼んでおりまして、メソポタミア、これは原義は川の間の地方、こういう意味...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 ぜひ公共投資の配分の中でこの地下鉄の重要性ということに思いをいたしていただきたい、こう思います。 さてそこで、今大臣のお話にも出ましたけれども、地下鉄の耐震性について今回いろいろな反省点がおありになっただろうと思います。従来建物についてはある程度明確な耐震...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 これが余り世間には周知されてなくて、新聞やテレビ等の報道で、基準があいまいである、あるいはなきに等しいかのような報道ぶりがなされておりますので、ぜひこの際これを国民にわかるような形で周知させる手段を考えていただきたいと思うのです。 さてそこで、今回の地震で...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 今回被災した神戸市内の地下鉄というのは、それほど古い路線ではございません。ところが、東京の場合は、これは戦前につくられたような路線も含めましてかなり時代の隔たりがありまして、それぞれこの建築の耐震性の考慮の仕方というものは大分差があるのではないかと思うわけです...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 大分先の見通しまで語っていただいてありがたいと思うわけでありますけれども、調査の結果がいつ出るか、そしてそれに基づく対策はどういうものが可能か、さらにまたそのためのお金がどれくらいかかるか、これはにわかに判断し切れないとは思います。しかし、およそのめど、例えば...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 ぜひ御努力に期待をしたいと思います。 さて次に、この東京、これは言うまでもなく大都市で、都心を中心に放射線状に鉄道路線あるいはその他輸送インフラが整えられてきているが、環状型のものが割合少ないわけですね。放射路線を整備すれば、必ずそれぞれの地域に商業あるい...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 今の運輸政策審議会は、昭和六十年に答申が出たものですが、この答申というのは、およそ十五年ぐらいの期間を考慮してそれぞれの計画を組むということになっているんだろうと思うのですね。そうしますと、西暦二〇〇〇年が今の計画の終期ということになるわけですから、次の運輸政...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 東京は、都心から見て西の方、東の方と大別しますと、どちらかというと、西側に人口が集中しており、また交通手段もそちらに集中している傾向があります。西高東低という配置になっているわけですね。 そこで、エイトライナー、メトロセブンなどというものを考えますときに、...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 最後に公明党とおっしゃいましたけれども、現在公明党は存在いたしませんけれども、趣旨は踏まえて御期待に沿いたいと思います。 きょうの予算委員は、いずれも東京の東側の御出身でありまして、私と同感の議員の先生方だろうと思います。ぜひ大臣の御活躍を期待したいと思い...全文を見る | ||
02月21日 | 第132回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号 議事録を見る | ○山口(那)分科員 大臣にはお疲れのところ御苦労さまでございます。私の方からは、去る二月二日の総括質疑でるる質問いたしましたことに関連をいたしまして、さらにこの問題点について質問させていただきたいと思います。 まず初めに、飛行艇を用いた空中消火体制の整備ということについてであ...全文を見る |
○山口(那)分科員 都市防災のシステムに欠陥があるのではないかと私は認識しておるわけで、大臣は、都市防災の問題だとおっしゃるだけで、それが現状のままで対応できるというお考えですか。 | ||
○山口(那)分科員 確かに大臣がおっしゃるように、今回の震災のような事態に対して現状は欠陥がある、それを是正するためには都市の防災体制、これは地上からの消防能力の強化ということで対応すべきである、これも一つの選択肢だろうとは思います。しかし、まあこれも予算の関係あるいは量的な関係...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 消防庁、いらっしゃっていますか。念のために伺います。 過去、昭和四十九年度から五十三年度まで実験をして、これはたしか二種の飛行艇を使って空中消火の実験をされたというふうに伺っておりますが、この結果を踏まえて結局導入に至らなかったということでありますが、この...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 さて、この当時の実験からもう二十年近くたっているわけでありまして、その後、機種も相当能力が向上いたしておりますし、さっき八・四トンの平均取水量という話でしたが、自治大臣の先日の答弁によりますと別な機種を用いて六トンという数字も出ておりますが、これを仮にUS1の...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 大臣の御答弁は、それはそれでよく趣旨もわかりますけれども、しかし大臣の御答弁をいろいろと伺っておりますと、要請主義のもとで、要請がないからできなかった、当方は関係ない、あるいはこの消防の面でも、これは自治省がやるべきことだから当方は関係ない。こういう防衛庁の所...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 仮に空中消火体制を整えるとしても、それに投入するお金、予算というものがあります。これを違う手段、例えばさっき大臣もおっしゃられましたように、防火水槽を整える、あるいは車両を整備する、あるいは市街地に延焼防止のための空間を十分とるとか、そういうところに使った場合...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 今大臣からは実際の情報収集の状況等について御答弁があったと理解しますけれども、しかし、情報収集が十分かどうかというようなこと、あるいは要請が自治体としてできる状況にあるかどうかということ、これは運用上の問題でありまして、法制度の問題ではないと私は思います。 ...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 要請を前提にして、また自主的な判断も非常に厳格な制約のもとに解釈運用されるということになりますと、結局先ほど言いましたように、要請という手続的なものがない限り、これを柔軟に解釈運用したとしても、やはり出るに出られずという状況が相変わらず存在するわけですね。この...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 運用面の改善点すら現状ではおぼつかないわけでありますから、まずそれをやるべきだ、こういう主張はよくわかりますけれども、しかし、仮に情報体制あるいは訓練体制がある程度整ったとしても、なおこの制度のすき間というのは存在するのではないか、私はこう思いますが、これは指...全文を見る | ||
○山口(那)分科員 ぜひ縦割りの壁を乗り越えて、効果ある制度、そして運用の体制というものを整えていただきたいと思います。 時間が参りましたので、これで終わります。 | ||
03月17日 | 第132回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号 議事録を見る | ○山口(那)委員 新進党の山口那津男でございます。 新進党は、今回の被災地であります阪神・淡路地域について現地をさまざま調査をしてまいりました。また、各種団体からもヒアリング等を行ってまいりました。そこであらわれてきたさまざまな意見、要望等について、きょうは災害対策基本法の法...全文を見る |
○山口(那)委員 その際、検討すべき項目は幾つか考えられると思うのですが、この基本法に定めのない事柄で大事なことは、一つは、当該地域以外の遠隔地からもさまざまなボランティア団体、ボランティアが参加したということです。ですから、全国あるいは国際的にまたがるボランティア組織というもの...全文を見る | ||
○山口(那)委員 いずれにしても、支援措置をとる場合にも、自発性を生かしながら、かつ行政目的に沿ったようにこれが生かされるということを考えますと、やはり法的な位置づけというのはある程度明確にしないとこの支援措置も具体化されにくいという側面があるだろうと思いますので、まずは個々の官...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の答弁でわかりますように、情報提供を阻害する、してはならない、こういう規定はもちろんありません。しかし、積極的に提供しなさい、こういう規定もないわけですね。法的には障害がないというだけにとどまっております。ですから、今の御答弁のように部分的に提供なされたという...全文を見る | ||
○山口(那)委員 次に、現地で声の強かった点でこういうことがあります。 民間の倒壊家屋、これは全壊も半壊もいろいろあるでしょう。こういう破損した施設に対する対応で、所有権がいずれも民間にある場合に、二次災害のおそれが出てきている。こういう場合に、民間の所有者にこれを撤去しなさ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 しかしなおかつ、半壊だったものが全壊して近隣に被害を与える、こういう可能性は現実にあるわけですね。 それから、住宅に限りません。例えばこういう写真があるのですが、これは住宅そのものは壊れていない、ですから撤去の対象にはならない。しかし、基礎の擁壁が崩れておる...全文を見る | ||
○山口(那)委員 この点について、例えば、今は倒壊した家屋の瓦れき処理については公的な費用が出ることになっておりますけれども、土台の擁壁とかそういったものについても財政的な支援というものが今は不十分だろうと思うのですね。この点については、今回の震災の対策としてできる限りのことをし...全文を見る | ||
○山口(那)委員 これは、特に民間の所有である場合には応急的な財政措置といっても限度があると思うのですね。やはりそのもとになる法制度というものが完備していなければできないことだろうと思います。早急に御検討いただきたいと思います。 次に、広域の防災組織が必要であるということも現...全文を見る | ||
○山口(那)委員 市町村の防災会議には自衛隊が現状ではほとんど参加をしていないだろうと思いますね。しかし、防災会議には、十六条五項で、十五条五項に準じて条例で組織を定めることができる、こうなっていますから、できないことはないわけですね。しかし現状では参加してない、これが実態であり...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今回の場合、神戸市は全くそういう交流がないわけですよ。しかも、自衛隊で防災地誌というものを神戸市に提供しておりながら、それをいつ受け取ったかも認識していないというのが実態ですよ。政令市ですよ。ですから、これは消防庁においてあるいは自治省においてもっと積極的に指導...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の答弁を聞いていますと、基本法の七十六条は、緊急物資の輸送の必要性が確認されてからその必要に応じて規制措置を考えていくんだ、こういうような御答弁ですから、突発時に救護、救援のための交通規制をしくということに迅速に対応する規定にはなってないというようなお答えに聞...全文を見る | ||
○山口(那)委員 時間ですから終わりますが、最後に委員長に一言。答弁は求めません。 この災害対策特別委員会で、国土庁あるいは地震担当大臣以外の大臣を呼んで本格的な議論をしたことがこれまで一回でもあったでしょうか。私は、委員長の強力なリーダーシップで、国会の対応としてもっと充実...全文を見る | ||
○山口(那)委員 ありがとうございました。 | ||
04月11日 | 第132回国会 衆議院 予算委員会 第25号 議事録を見る | ○山口(那)委員 新進党の山口那津男でございます。草川委員の質問に関連をいたしまして、私の方から何点かお伺いさせていただきます。 証人は、いわゆるイ・アイ・イ社あるいはそのグループのリストラの最高責任者ということで長銀から派遣になったということでございますが、そのリストラの計...全文を見る |
○山口(那)委員 ここには第一次リストラとは明示されていないわけですね。まあ一般的な当初のリストラ計画、こう理解していいんだろうと思います。 それで、第二次リストラという言葉が出てくるんですが、この一次から二次に変わったいきさつ、そして二次のリストラの計画の内容というものがお...全文を見る | ||
○山口(那)委員 念のため伺いますが、先ほどの証言によりますと、そのリストラの前提としてイ・アイ・イ社グループの資金繰りはもちろんのこと、これは杉田さんを中心に把握をしたということだろうと思いますが、それと東京協和信用組合については日暮さんを通じて資金繰りについてはすっかり把握を...全文を見る | ||
○山口(那)委員 第二次リストラについての内容あるいはその期間について明示した文書をつくって、これを他の債権者あるいは金融機関等にお渡ししたことありますか。 | ||
○山口(那)委員 その第二次リストラの期間、念のため始期と終期をはっきり言ってください。 | ||
○山口(那)委員 第一次のリストラ計画では、いわゆる継続・開発の物件とそれから整理をする物件と二つに分けて始まったわけですね。第二次リストラでも基本的にはここの方針は変わっていないということになりますね。よろしいですか。 | ||
○山口(那)委員 この第一次リストラの願い書の資料によりますと、継続・開発部門の中にハワイのリゾートが指摘されております。この表によりますと、フェフェランチということでホテルとゴルフ場の計画、プロジェクトだったようでありますが、この関連でロイヤル・オアフ・リゾートというゴルフ場開...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の御証言に基づいてそのロイヤル・オアフ・リゾートというゴルフ場会社に、私の調査したところでは長銀がイ社グループを通じて融資をする、これを継続的に順次融資をしていく、こういう契約がなされていたようでありますが、この点は御存じですか。 | ||
○山口(那)委員 このロイヤル・オアフ・リゾートについての資金提供の契約については、今御存じないというお話でしたが、この会社に対して長銀が融資の契約をしておって、一九九三年の三月に、このゴルフ場開発会社が、ロイヤル・オアフ・リゾートが会員権の販売によって別な資金の調達を図っていた...全文を見る | ||
○山口(那)委員 それでは、今おっしゃられた案件は報道によりますとロイヤル・オアフ・リゾート、こういう指摘がなされているんですが、証人の発言ですとロイヤルクニアというお話ですので、名前はともかく、日本リースが融資をしているという話は確かなようであります。 そして、この件だとい...全文を見る | ||
○山口(那)委員 証人が反訴を受ける立場にあるんでしょうかね、法律的に。 | ||
○山口(那)委員 これ、報道によりますと、イ・アイ・イ社の関連会社などが出資してゴルフ場開発のための現地法人をつくった、それが日本リースの関連会社からお金を借りていたという前提になっております。 そうしますと、これに対する資金の提供を、例えば会員権販売を中止させるということに...全文を見る | ||
○山口(那)委員 証人がイ社、イ・アイ・イ社の債権全般を管理していたというお立場からすれば、このゴルフ場の開発会社が九三年の三月の時点で会員権販売の停止、つまり債権のいわば回収の過程に入るというのは、あなたとしては阻止すべき立場にあるのではないでしょうか。あるいは、少なくとも高橋...全文を見る | ||
○山口(那)委員 あなたは先ほど、イ・アイ・イ・グループあるいは東京協和信組の資金繰り等については一切すっかり承知をしていた、こういうお話でしたね。ですから、この関連でもほぼ内容を把握されていたのではないかと思うのですが、ここは忘れるのですか。 | ||
○山口(那)委員 どうも、あなたがリストラとは特に関係ないと言われているのが、報道の筋、話の筋とは食い違っておりまして、不明確なんですね。私がこの報道の内容から察するところでは、リストラの一環として、あなたが債権者あるいはイ・アイ・イ社の社長である高橋さんに十分内容を承知させた上...全文を見る | ||
○山口(那)委員 一応時間が参りましたので、これで終わります。 | ||
10月13日 | 第134回国会 衆議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○山口那津男君 私は、新進党・民主会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成七年度一般会計第二次補正予算案外二案に対しまして、反対の立場から討論を行います。(拍手) 昭和恐慌の再来さえ懸念される我が国にとって今必要なことは、十分な財政の出動を行い、緊急の景気対策とあ...全文を見る |
10月13日 | 第134回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○山口(那)委員 新進党・民主会議の山口那津男でございます。山田委員の質問に関連して、これから質問させていただきます。 今回の予算委員会で、同僚委員の質問の中で、宗教法人法の改正のいわば入り口である審議会のあり方について相当な疑義が申し立てられておりますけれども、この審議会の...全文を見る |
○山口(那)委員 そうしますと、この一般の審議会の内容をつぶさに検討いたしますと、これは例えば政策の建議とかあるいは法律の制定や改正等について制度改正を行う、こういうものの審議会がいわゆる一般的な審議会の大部分であるようであります。 さて、その意味でもう一度念のため総務庁に伺...全文を見る | ||
○山口(那)委員 そうしますと、この一般の審議会に当たらない、つまり行政処分等を行う審議会、これらの審議会に、このたびのいわゆる会長の人選ですとか審議の透明化ですとか、こういうルールを当てはめないことにした実質的な理由というのはどういうことなんでしょうか。具体的にお聞かせいただき...全文を見る | ||
○山口(那)委員 総務庁はかねてから、この審議会のあり方等も含めて、行政改革あるいは行政手続の整備の一環としてさまざまなガイドラインや決定を行ってきているところであります。 それで、昨年の六月二十四日に「審議会等ガイドライン策定のための関係省庁連絡会議申合せ」ということで、表...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の御答弁でおわかりのように、昨年の六月のガイドライン、これを基本的に踏襲する形で、現在の与党でも十分議論をしていただいた形で今回の九月二十九日の閣議決定に至った、こういうお話なんですね。 そうしますと、宗教法人審議会は、法定された審議事項についてはなるほど...全文を見る | ||
○山口(那)委員 図らずも同じ日にやった、しかもこの閣議決定が審議会の報告に先立って行われたということでありますが、総理大臣、どうぞ私の質問に答えてください。 | ||
○山口(那)委員 総理は私の質問をよく聞いていらっしゃらなかったようですね。今までの答弁の中で、法改正は一般的なルール、審議会のルールを当てはめるものだ、そういうふうに答弁しているじゃありませんか。しかも今回の宗教法人審議会も、まさに法改正をすべきか否か、改正するとすればどういう...全文を見る | ||
○山口(那)委員 総理、ちょっと答えてください。閣議というのはあなたが、閣議決定というのはあなたが主宰して決めたことなんですよ。答えてください。 | ||
○山口(那)委員 百九十にも上る審議会がほとんど制度改正や政策提言を行う審議会なんですよ。ここには当然その関係者が委員に加わって議論しているのですよ。だから、今の宗教法人法だって関係者が加わって議論するなんて当たり前の話で、関係者がいるから議事録を公開できないなんと言うんだったら...全文を見る | ||
○山口(那)委員 個別の団体のことをやっているんじゃありません。この審議会の委員は、日本宗教連盟に加入する神道系の人、仏教系の人、それからキリスト教系の人、それから新宗教系の人、それぞれの団体から推薦を受けて委員が選ばれているんじゃありませんか。ですから、個別の宗教団体の利害じゃ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 いや、いいです。質問を続けます。大臣、いいですよ、結構ですよ。 | ||
○山口(那)委員 これは、一任をしたというのは、反対意見が盛られる、慎重意見が盛られるから異議を唱えなかったと委員が言っているのですよ。しかし、殊さら反対意見や慎重意見に言及しない報告書というのは、虚偽と言わざるを得ないじゃないですか。 それに、政治的な思惑絡みというのは、こ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 これだけ真っ向から対立しているのですから、議事録と対比させなければ全然審議を進められませんよ。こんなもので質問しろと。委員長、あなた、私の立場だったら、それぐらいのことわかるでしょう。もっと誠意を持って対応してください。 | ||
○山口(那)委員 私の質問は続けられませんので、残り時間を留保したいと思います。出してください。 | ||
11月06日 | 第134回国会 衆議院 宗教法人に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○山口(那)委員 今、鳩山委員から種々質問があったところでありますけれども、総理が、この宗教法人法の改正はオウム対策ではないと断言する、こう言われたわけですね。今ちょっと答弁が変わりまして、若干の影響はあるかのようなお話もあったようでありますけれども、しかしこの宗教法人法の改正を...全文を見る |
○山口(那)委員 まだ未解決の分野があって、警察の皆さんは大変努力されている、これは敬意を表するところであります。 ですから、このオウムの事件についての総括というものはまだ終わっていない。これからもっとやらなければいけない。そして、テロ対策あるいは犯罪組織に対する対応というも...全文を見る | ||
○山口(那)委員 この宗教法人法改正については、審議会のあり方について種々これまで国会でも議論がありました。これは、審議会の委員というのは文部大臣が任命をされるわけですよね。そして、議論の結果、報告というものが一応出たにもかかわらず、その後に、この委員のほぼ半分に当たる七名の委員...全文を見る | ||
○山口(那)委員 総理が審議会の内容について報告を受けていることと、それから審議会の委員がその後に異論、反論を述べていることと食い違っているわけですよ。今の総理の御答弁だと、結局は、審議会の委員のそういう異論、反論について耳をかす気はありません、こうお答えになっているのと同じこと...全文を見る | ||
○山口(那)委員 総理は知らなかったからお答えにならなかった。これは別に知らなくてもいいことなんですよ。答えは今法制局長官がおっしゃったことです。 それで、平成四年版のものには憲法編につづられているわけであります。憲法編のところにつづられている。つまり、戦前の暗い歴史の反省に...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の憲法の制定議会に当たる第九十回の帝国議会、ここにおいて文部大臣が、なぜ宗教団体法を廃止したかということについて述べております。ちょっとそのくだりを引用させていただきますけれども、当時の田中耕太郎文部大臣、「宗教団体法ガ宗教ニ対スル監督、取締ト云フヤウナ精神ニ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 島村文部大臣は、ことしの文芸春秋の七月号の論文におきまして、この宗教法人制度について、今の宗教法人法について、指導監督という言葉はたくさん出されておられるわけですね。これはよもや、その宗教団体法に言うところの指導監督とは違うという意味だろうと思いますが、その点、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 確かに、大臣がおっしゃるように適切でない表現だったわけですね。 さてそこで、今回の改正案は、現行法の八十一条で解散の命令、何か公共の福祉を著しく害した、大事件を起こして社会に迷惑をかけた、こういう場合は解散を裁判所に請求できる、こういう規定があります。そうい...全文を見る | ||
○山口(那)委員 考えられないと今御答弁になりました。つまり、犯罪行為の場合がほとんどなんですよ、あり得るとしても。仮に大きな脱税をしたとしても、これは犯罪として告発されますので刑事事件になるわけですね。ですから、これが刑事事件、犯罪以外でこの一号という理由つまり著しく公共の福祉...全文を見る | ||
○山口(那)委員 納得の得られる答弁ではありません。 それで、与謝野委員の質問の中で、この質問権等を行使する場合、宗教法人審議会の意見を聞く、こういう規定に触れまして、もし審議会が、だめだ、質問権を行使しちゃだめだ、こう言った場合どうなるのですかという質問に対して、文部省のお...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今回の改正案の審議会の議論の中で、後に異論がたくさん出まして、それを無視して強行して改正案を進めているわけですから、審議会に対する信頼というのが、委員の中からも、また国民の皆さんからも大きく傷ついている、揺らいでいるわけですよ。ですから、こういう制度を幾ら審議会...全文を見る | ||
○山口(那)委員 一概に答えるのは困難だ、極めてあいまいな答弁ですが、しかし本当に、信仰の対象やその活動内容を個人に対して、ある目的があれば許される場合があると考えているんですか。もう一度御答弁ください。明確に言ってください。 | ||
○山口(那)委員 なぜ私がこういう質問をしたかといいますと、宗教法人というのはそういう信仰の自由を持った個人の集まりなんです。ですから、宗教法人に対して、団体に対してそういう宗教活動や信仰の対象の報告を求める、強制的に聞くということも、これも個人の信仰の自由と同様の考え方はとれる...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今の答弁は到底納得できませんよ。本尊というか信仰の対象を知るために報告させるのではないから何を書いてあってもいいんだ、それが、当然情報が役所に入ってきてしまってもいいんだなんという、そんな答弁ではおかしいでしょう。必然的に信仰の対象や宗教活動というのがこの書類に...全文を見る | ||
○山口(那)委員 閲覧請求権について伺います。 この閲覧請求権というのが果たして他の公益法人に認められているかというと、これはほとんど規定をされておりません。つまり、宗教法人法において突如として改正案に出てきたわけですね。そういう意味で、基本的人権にかかわることでありますから...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今のように、会社法においては、総会屋を防ぐためのさまざまな手だてというのは講じられているわけですね。特に、株主であっても一株じゃだめなのです。百分の三という明確な基準によって、しかもある程度の量を持っていないと、これは請求権がないということなのですね。これだけ工...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今御報告ありましたように、私も弁護士をかつてやっておりました。その仕事の中でも、やはりいろいろな制度はありながら、それをかいくぐっていろいろな事件を起こすという人は必ずいるわけです。相当な苦労をいたしました。今もそういう事例があるわけですね。 そうすると、こ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 大臣は、私の質問に対して全く自分の考えてお答えになろうとせずに、審議会のせいにしているようなそんな答弁をしていますね。そうじゃないのですよ。 この閲覧請求権を認めることによっていろいろなトラブルの発生、宗教法人がそれに巻き込まれる、そういうことに対する対応と...全文を見る | ||
11月09日 | 第134回国会 衆議院 宗教法人に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○山口(那)委員 先日の総括質疑に続きまして、私の方からきょうまた質問を続けさせていただきます。 先ごろ、江藤総務長官の記者懇談会における発言が韓国の東亜日報紙に報道されまして、植民地時代、日本が韓国に対しよいこともした、こういう趣旨の発言が報道をされ、韓国側は大変な強い反発...全文を見る |
○山口(那)委員 未来志向で両国の関係を良好なものにしていこう、こういう努力が積み重ねられてきたにもかかわらず、こちらの方から、日本側から冷や水を浴びせるようなことを三度も重ねているわけです、短期間に。そしてまた、近くAPECで首脳会談も行われる予定と伺っておりますが、この時期に...全文を見る | ||
○山口(那)委員 このまま来週の日韓の会談を迎えたのでは、到底気持ちのいい対話などできるはずがありません。ぜひとも断固たる措置をとっていただきたいと思います。 外務大臣におかれては、参議院での質疑もあるようですから、どうぞ御退席ください。 さて、次に江藤長官、韓国の東亜日...全文を見る | ||
○山口(那)委員 きのうの見解では総務庁長官は、発言はなかったことにする、取り消す、こういう旨を述べているようでありますが、そのとおり間違いないですか。 | ||
○山口(那)委員 私の質問に全然お答えになっていないんですよ。取り消した事実があるかどうか、こう聞いているんです。 この間の記者懇談会の発言ときのうの発言は別物だ、こう言っているんです。だから、前言はどうなったんですか。取り消したんですか。それだけで結構です。 | ||
○山口(那)委員 あれはなかったことにしてと言うんですね。なかったことにする対象というのは何なんですか。何をなかったことにするんですか。 | ||
○山口(那)委員 今の大臣の発言は、開き直りも甚だしいですよ。何が全体ですか。あなたがきちんと、発言したことをなかったことにする、こうおっしゃったんでしょう。何をなかったことにするんですか。あなたの発言したことが問題になっているんですよ。きちんと答えなさい。 | ||
○山口(那)委員 あなたとマスコミの信頼関係なんということを聞いてないんですよ。韓国で報道され、日本の新聞も報道しているんですよ。そしてあなたは、それはなかったことにしてほしいと言っているんですよ。だから、この報道されたことが、あなたがなかったことにしてほしいということと一致して...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今おおむね変わってないなんて言って、それは、きのうおっしゃったことと前に記者懇でおっしゃったことが大筋変わっていない、そういう意味ですか。(江藤国務大臣「そうです」と呼ぶ)今、そうです、こういうお答えでしたね。発言した内容は変わっていないということですか。 ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 先ほど、きのうの記者会見の発言とそれから記者懇談会で発言したことはおおむね一致している、こうおっしゃったんです。それで大臣席からも、はい、そのとおりです、こうおっしゃったんですよ。 官房長官、江藤長官の記者懇談会における発言、それは東亜日報とそれから毎日新聞...全文を見る | ||
○山口(那)委員 官房長官、ちょっと前にいてください。 念のため伺いますが、官房長官も、韓国のあるいは朝鮮半島の植民地支配に対して、日本はよいこともしたんだ、こういう御認識をお持ちですか。 | ||
○山口(那)委員 それはわかりました。今は官房長官の認識を問うたのです。江藤長官が発言したように、朝鮮半島の植民地支配のもとで日本はよいこともしたんだ、るるいろいろやったんだ、こういう御認識を持っているのですか。 | ||
○山口(那)委員 今伺ったのは、侵略だとか謝罪だとかということじゃないのですよ。よいこともした、こういう認識を官房長官もお持ちなんですか、江藤長官の発言のように同じような認識をお持ちなんですかと。 確かに、植民地支配をして、謝罪すべき内容がある、こういう認識をお持ちなのはよく...全文を見る | ||
○山口(那)委員 官房長官の明確な認識がよくわからないのですが、今、総務庁長官の発言内容について、これは認識不足だ、こういう御発言をされたわけですね。認識不足のまま放置しておくのですか。また、総理のその見解、これは政府として統一した方針を持っておるわけですね。それはもうとっくの昔...全文を見る | ||
○山口(那)委員 官房長官、この発言を繰り返したのは、村山総理を除いては全部自民党出身の閣僚なんです。連立政権というのは運営がなかなか難しい。そういう中で、たびたび自民党出身の閣僚がこういう発言を繰り返している。それを、村山内閣として主体性を持ってこれを決断しなければいけない、こ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 八月にそういうことを決めてから三たびそういう発言を繰り返しているのですよ。(発言する者あり)ですから、今そうやって厳守するようになんということだけを口頭で言っただけじゃ、また改めませんよ。我々はそれが信頼できないから、もっときちんとした対応をしてください、こうお...全文を見る | ||
○山口(那)委員 委員長、ひとつ今後の運営について、この議場であのような暴言を吐くことを許さないでください。きちんと整序してください。そうでなければ、質問できませんよ。それを委員長に申し上げておきます。 さて……(発言する者あり) | ||
○山口(那)委員 では、委員長にもう一度申し上げますよ。質問者が質問中に、表へ出るなどという大声を張り上げるようなそういう委員の発言は厳に慎んでもらいたい。委員長からそのことについて厳しい注意を促してもらいたい。(発言する者あり) | ||
○山口(那)委員 この委員会の運営について厳しく議論していただきたいと思います。 さて、そこで島村大臣にお伺いしますが、大臣就任時において記者会見で、一々謝罪していくというやり方がいいのかどうかとかあるいは戦争について、これを侵略とか侵略でないとかいうのは考え方の問題だからね...全文を見る | ||
○山口(那)委員 これは撤回をした、こういうことで間違いないのですね。 | ||
○山口(那)委員 しかし、撤回した発言というのは、大臣の日ごろの考え方を率直にお述べになったものではないのですか。それとも、自分の考えとは違ったことをそのとき述べてしまったのですか。いかがですか。 | ||
○山口(那)委員 公式の場で述べたとおりというのは、記者会見で述べたことが自分の考えを述べたことだ、日ごろの考えを述べたことだ、そういうことですか。 | ||
○山口(那)委員 はっきりと聞き取れなかったのですが、大臣は文部大臣という立場ですから、歴史の教育あるいは人格の教育等に最高の責任のある立場なのです。そういう方が就任直後の記者会見でこういう誤解を招くような発言をするということは、これは内外に大きな影響を与えたわけですよ。だから、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 官房長官、今島村大臣もこうやって撤回をするということをはっきり申されたようですよ。総務長官も先ほどの発言のとおりですよ。ですから、今後二度とこういうことを繰り返してはいけない。そして、来週にも行われる日韓の会談で信頼を回復するためにそれまでどういう対処をするのか...全文を見る | ||
○山口(那)委員 短期間で具体的な対応をとらなければ信頼を回復できない、こう私は思います。今の発言では具体的な内容は何ら示されていません。 | ||
○山口(那)委員 厳正に対処して、ぜひともいち早い信頼回復を期待したいと思います。 さて、宗教法人法の内容に移りますけれども、書類の提出義務について、この財務関係の書類は備えつけることが従来から義務づけられておりました。しかし、これが提出されるということは根本的に意味の違うこ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 私はそういうことを聞いたんじゃないのですよ、長官。提出目的が今長官のおっしゃったような目的であれば、信仰の対象や宗教活動の内容に関する情報を国側がつかんでしまうことも憲法上許されるのかということですよ。それは許されないんじゃないかと私は思うわけですね。 今信...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今長官がおっしゃったのは、財産目録のことを盛んにおっしゃっているんですね。財産の状況、これは貸借対照表でも同様ですがね、財産の状況を示す財産目録だけの話じゃないんですよ。収支計算書の支出の項目あるいは収入の項目に、宗教上の収入とかあるいは宗教活動に関する支出とか...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今、収支計算書の支出の項目について、個々具体なものではない、概括的なものだ、こういう趣旨のことをお述べになりましたが、大きな株式会社でこういう収支計算書をつくればそういう概括的なっくり方をするかもしれません。それは、会計原則によってもそういうものが確立しておると...全文を見る | ||
○山口(那)委員 長官の今の発言は、それは言っている意味はわかりますよ。だけれども、今私が聞いているのは、宗教法人の実態というのはさまざま、千差万別なんです。しかも、この宗教法人の収支計算書や貸借対照表のつくり方というのは、これは一様ではないんです。基準や慣行は全く確立してないし...全文を見る | ||
○山口(那)委員 先ほどから同じ答弁を繰り返されていまして、概括的に書くんだということを前提におっしゃっているんです。私が聞いているのは、個々具体のこと、あるいはかなり細かい、それに近いような詳細な活動内容の支出等を記載する、そういう場合は憲法違反の疑いがあるんじゃないんですかと...全文を見る | ||
○山口(那)委員 さっきから同じ質問をして、同じ答えしかないんですよ。答えがないんです。 もう一度答弁されますか。答えますか。概括的な記載なんということを前提に答えないでくださいよ。 | ||
○山口(那)委員 この改正案、法文には、そんな概括的に書けたとか個々具体のことは書かなくていいだとかそんなことは全然決まってないんですよ。決まってないんです。だから、長官は、概括的に書いてあれば私はそういうものと理解しますということを前提にお答えになっているんです。だから、私から...全文を見る | ||
○山口(那)委員 いずれにしても、この点についていまだに明確な答弁を得られません。全くわかりません、その限界的なことについて、私は。 委員長、これは大事な問題なんですよ。信仰の対象や活動内容について、今長官もお認めになったように、記載の基準というのは何ら法定されていないんです...全文を見る | ||
○山口(那)委員 不明確であるということを申し上げた上で、次の質問に移ります。 この提出された情報に基づいて宗教法人の運営を是正するというような権限は、これはないわけですね。そうすると、何のために提出させるのかという趣旨が明確じゃありません。適正な運営に資するとかという、こう...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今抽象的な言葉を使いましたけれども、要するにこの情報を、絶えずいわば管理する、見張る、目を届かせて、そしてこの七十九条から八十一条に定められた諸権限、取り消しですとかあるいは解散命令の請求ですとか事業の停止命令ですとかこういう権限を発揮するためにこの情報を使うん...全文を見る | ||
○山口(那)委員 私が聞いたことについての明確なお答えはなかったようですけれども、宗教法人側が、その信仰の対象や宗教活動の内容にわたること、これを提出するのは信教の自由に反する、こう理解してその部分の記載をしなかった、そして他の書類を提出した、そういう場合には、この提出義務違反と...全文を見る | ||
○山口(那)委員 この様式を文部省が定めて、そのとおりのものを出していただかなければならない、こういうことになると、これはぎりぎりの問題が生じてくるように思います。 それで次に、行政情報公開条例というのが多くの自治体で既に締結されております用地方自治体も所轄庁になることは明白...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今のその御答弁でしたけれども、所轄庁が得た情報について、これは信教の自由との関係で公開が制限される、こういう憲法上の限界というものも存在するのですか。法制局長官、いかがですか。 | ||
○山口(那)委員 先ほど、提出書類に信仰の対象や宗教活動の内容が必然的に盛り込まれる、こういうことを随分私聞いたわけでありますけれども、そういう情報が所轄庁側に入ってくれば、この情報公開条例との関係で、これが秘密に当たるかどうかとかそういう判断とは別にして、信教の自由との関係から...全文を見る | ||
○山口(那)委員 これは国政調査権と守秘義務との関係でこの委員会でも議論になったところですけれども、この立法権の国政調査権と守秘義務によって守る両方の公益を比較する、こういう議論がありましたけれども、この情報公開制度は、行政がみずから民主主義諸制度との関係の中でどこまで情報を公開...全文を見る | ||
○山口(那)委員 全然質問にお答えになっていませんね。では、大臣としてはお答えにならない、答えられない、こういうことですか。小野次長、どうですか。 | ||
○山口(那)委員 この書類提出義務によって宗教法人側は、今までは備えつけて済んだものが、必ず作成、提出をしなければならないわけですから、その負担というものは当然生じてくるわけであります。もちろん、これを受ける行政側も事務量の増大ということが考えられるわけでありまして、文部省として...全文を見る | ||
○山口(那)委員 今大臣から、余計なことですがという発言がありましたけれども、これ、法案の審議を求めているのは政府・与党側なんですよ。国会で審議してくれと要求しているのはあなた方なんですよ。しかし、今大臣がおっしゃった国際会議とかというのは、任意団体が主催する、そういう行事に大臣...全文を見る | ||
○山口(那)委員 気にさわるとかなんとか主観的なことを言っているのじゃないのですよ。これは大事な質疑、それは答弁によってもその時間というのはいろいろ移動するわけです。ですから、そういうことについて軽々しく発言してほしくない、これをきちんと申し上げておきたいと思います。 さて、...全文を見る | ||
○山口(那)委員 文部省は、数百ふえる見込みで五人も増員をやっているわけですよ。ですから、現に数千もあるそういう法人を管理する、そして事務量がその前提のもとで増大する、これは大量の人が必要になると言わざるを得なくなりますよ。かといって、それほど積極的にチェックするわけじゃないなん...全文を見る | ||
○山口(那)委員 法務省に伺いますけれども、参議院の十月十九日の法務委員会において原田政府委員は、委員が、こういう宗教法人の閲覧請求権の制度の設定によってトラブルが起きる可能性がある、これに対する対応が必要ではないか、こういう間いに対して、その趣旨の意味は大変よくわかりました、こ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 法務省としてこの宗教法人法の改正について事前に法令協議を受けた、これはきのうでしたか十月初旬に受けたという趣旨の答弁をされていたと思うのですね。この協議の中で、この件についてどのような協議というか、検討をされましたですか。 | ||
○山口(那)委員 語尾がよく聞き取れなかったのですが、警察庁として、これらのトラブル、予想されるトラブルについて法令協議を受けたんだろうと思いますが、いつ受けたかよく私も答弁を伺っておりません。いつごろ受けて、このような懸念に対して、さっき国家公安委員長も重大な懸念を持っている趣...全文を見る | ||
○山口(那)委員 協議の具体的な内容については答弁できないということですが、この点についての対処の方法について、文部省として、こういうトラブルの発生について前回大臣に質問したときは、審議会で慎重に審議願った結果ですから云々という全く答弁になってない内容だったわけですね。この点につ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 そんな観念的、形式的なことを聞いているんじゃないんですよ。それはもう答弁で出ていることであります。しかし、そういう判断があるからこそ、不当な目的を持っている者はいろいろ近づいてくる可能性があるわけですよ。しかし、その不当な目的というのは宗教法人の側からは見えない...全文を見る | ||
○山口(那)委員 より閲覧請求を認める必要性の高い会社においてすら、そういう者を排除するためにいろいろな規定を設けているんですよ。しかし、この宗教法人法においては、そういう必要性が低いにもかかわらず、何らのそういう手当てがなされていない。しかも、今のように抽象的なお話ばかりで、そ...全文を見る | ||
○山口(那)委員 あなたの答弁は、裁判のシステムを全然理解してないですよ。その訴える適格があるかどうかという判断と、そうじゃなくて、その内容が宗教事項にわたる判断を経なければ法的判断は下せないという、そういう判断とは別のことなんですよ。それについて今のお答えでは到底納得できません...全文を見る | ||
○山口(那)委員 私は、裁判所で判断したことについて答弁を求めているとかということじゃないのですよ。司法審査になじまない場合があるだろう、そういう場合には立法をすること自体もう控えるべきだ、こういうことを言いたいわけです。それに対するお答えが得られないようであります。 しかし...全文を見る |