山口那津男

やまぐちなつお

選挙区(東京都)選出
公明党
当選回数4回

山口那津男の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第154回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  公述人の皆さんには、貴重な、実際的な現場からの御意見を賜りまして、ありがとうございました。それぞれにお尋ねをしてまいりたいと思います。  まず、池上公述人に伺いますけれども、住民投票の意義について、これは合併の問題に絡むこと...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。  山本公述人にお伺いいたします。  広域連合についての否定的な見解をお述べになりましたけれども、この広域的な事務処理の必要性、ニーズが仮にあるとお考えであれば、その事務処理のためにはどのような在り方が望ましいというふうに考えていらっし...全文を見る
○山口那津男君 山本公述人にもう一つ伺いますけれども、ごみの処理で広域処理をしたところが民間にその処理を預けまして、そして別な自治体にその一般廃棄物が捨て置かれて、そして置かれていかれた自治体は困っていると、こういう事件があるわけですけれども、こういった問題の処理について御感想が...全文を見る
○山口那津男君 松井公述人に伺います。  外国人の地方参政権、これについては国会議員の一部には根強い反対論もあるわけですけれども、地方自治の実態から見て、この必要性について再度どのようにお考えになるか、お述べいただきたいと思います。
○山口那津男君 一言ずつ伺いますけれども、司法権は国が独占をしているわけであります。しかし、実際には簡易裁判所が統合されたり、あるいは弁護士や法律実務家が都市部に偏在している、こういう実情があります。  そこでこの自治体にも、こういう裁判権には限りませんけれども、ある程度の紛争...全文を見る
○山口那津男君 以上です。
03月13日第154回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、外務大臣にお伺いしたいと思います。  昨日、東京地方裁判所におきまして、元外務省職員松尾克俊氏に対する有罪実刑判決が下りました。この中で、判決文の中で裁判長からこういう指摘がなされております。外務省や内閣官房で十...全文を見る
○山口那津男君 今の判決の中で、残念ながら内閣官房に対しても指摘があったわけであります。官房長官として、この点に対する御認識を伺いたいと思います。
○山口那津男君 次に、地雷除去支援の対策についてお伺いしたいと思います。  先日、衆議院でもこの点について同僚議員からの質疑が行われました。外務省の関係予算としてこの地雷除去支援を広く見た場合に、平成十三年度予算でどのような使われ方がしているでしょうか。この点についてまず御説明...全文を見る
○山口那津男君 その予算の中で研究支援無償資金として五億円の予算を確保しているだろうと思います。これが地雷除去支援のためにどのように使われたか、あるいは使われようとしているか、教えていただきたいと思います。
○山口那津男君 十三年度でこの研究支援無償資金、これは地雷除去支援のために使える予定だったにもかかわらず、現実にはそこには使われずに終わってしまう。もう間もなく年度終了するわけですね。せっかくのお金がありながら、これが有効に使えなかったということは残念なことだろうと思います。 ...全文を見る
○山口那津男君 外務省として連携を考えていくというのは大いに望ましいことだろうと思います。  また一方で、このロボットの研究開発という側面をとらえれば、外務省の先ほど言った研究支援無償資金、こういうものは国内の研究開発にはなかなか使えないわけですね。こういった点をストレートに予...全文を見る
○山口那津男君 次に、不審船対策について伺いたいと思います。  昨年末に起こった不審船について、これは前回の能登半島沖の事件を教訓にいたしまして、海上保安庁と防衛庁で共同対処マニュアルというのを作成いたしました。これは両機関の合意という形で作られているわけであります。しかしなが...全文を見る
○山口那津男君 次に、海上保安庁長官に伺いますが、先日、沈没地点から水中カメラを入れまして調査を行われたと思います。今後、この調査の結果を踏まえて、沈没船を引き揚げるべきなのかどうか。私は、真相、事実の解明という意味で、あらゆる手段を尽くすべきであると考えます。しかし一方で、この...全文を見る
○山口那津男君 今の海上保安庁長官の考え方に対して、政府内では、当初は外交的配慮を重視して引揚げをすべきでないという意見も見られたように思います。今現在としてはこの方針は政府の統一した考え方だと私は理解をしておりますが、官房長官として、その点を確認をいたしたいと思います。
○山口那津男君 官房長官におかれましては次の御予定がおありでしょうから、退席されて結構です。  次に、売り掛け債権担保融資保証制度、これは中小企業庁が作られた経済産業省所管の制度であります。これについて伺いたいと思いますが、なかなか作った割には思うように利用が進まない、こういう...全文を見る
○山口那津男君 信用保証協会が実際の保証先になるわけですが、事務取扱要領というのを細かく定めております。これは、関係者で協議して統一の要領を決めたと、こう伺っておりますが、これが余りにもしゃくし定規、形式的に運用されている嫌いがあるように思われます。  私は、この担保に取る債権...全文を見る
○山口那津男君 私は、この制度の利用について、二月の中旬ごろから具体的な事案についてちょっと相談を受けたことがありました。それで、売り掛け先が官公庁あるいは自治体に対するものであった場合に、まずその機関がこの制度の存在自体を知らないというのが第一段階です。これは調べていただいてす...全文を見る
○山口那津男君 この債権譲渡の対抗要件、三種類ありまして、承諾、第三債務者の承諾、あるいは譲渡の通知、あるいは留保、これは債権譲渡の登記制度を利用する方法でありますが。  細かくて恐縮ですけれども、この三種類どれを使うかによってやっぱり有利不利があるわけです。私は、この承諾を用...全文を見る
○山口那津男君 是非、利用改善のために努力いただきたいと思うんですね。  しかしまた、そのいろんなメリットがありながら、これが実施される自治体というのは二十八府県に限られておりまして、全国ネットではありません。ですから、ここに、中小企業庁のこの制度の利用価値もあるわけでありまし...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  外務大臣には御答弁お疲れでしょうから、一呼吸置いていただきたいと思います。  まず、防衛庁長官にお伺いいたします。  いわゆる有事法制について、政府としてはいわゆる自衛隊法七十六条防衛出動、あるいは七十七条待機命令等、これら防衛出...全文を見る
○山口那津男君 そこで、武力攻撃への対応に関する法制はひとまずおくといたしまして、いわゆる大規模テロが起きた場合にどのように対応するかということについてお伺いしたいと思います。  昨年成立いたしましたいわゆるテロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画が今実施をされていると思...全文を見る
○山口那津男君 現在行われている対応措置というのは、基本計画によりますと本年の五月十九日で派遣期間が終了すると、こういうふうに決められているはずであります。  しかし、その後どうするかということについて、仮に継続するとすれば、切れ目なく活動するためには後継部隊というのがこの五月...全文を見る
○山口那津男君 現時点では結論を出すに至っていないということだろうと思います。  一方で、インド洋北部といいますかアラビア海北部海域では、アメリカ、イギリスのほかにドイツ、フランス、イタリア、オーストラリアの海軍が展開中と言われております。このアメリカやイギリスがイラクを攻撃す...全文を見る
○山口那津男君 先ごろ、アフガン国内においてはいわゆるアナコンダ作戦というものが終結をしたと言われているわけですね。したがいまして、このアフガン国内のテロ集団に対する国連決議に基づく措置というのは、日に日に言わば実施する理由というのが弱くなりつつあるだろうと思います。  したが...全文を見る
○山口那津男君 この対応措置、我が国の取っている対応措置というのは、正に引き際といいますか終結のめど、これを見極めるのが重要なポイントでありまして、慎重な判断をお願いしたいと思います。  さて、次に、今国会ではテロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約が審議される予定とな...全文を見る
○山口那津男君 その条約に対応する国内法として、法務省は、公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案、これを用意していると思います。  そこで、副大臣にお伺いしますが、条約でいうところの、今、外務大臣が述べられたテロリズムの内容と、この国内法で言うところの...全文を見る
○山口那津男君 今国会で審議が予定されている法案は、その資金の提供を処罰する法律でありまして、この公衆等の脅迫目的の犯罪行為そのものを処罰する法律ではありません。  そこで、別の国内法でこの「公衆等脅迫目的の犯罪行為」を個別法で網羅的に犯罪構成要件化既にされているのかどうか、こ...全文を見る
○山口那津男君 そうだとしますと、その犯罪化された法体系が既にあるということでありますから、この「公衆等脅迫目的の犯罪行為」が国家ではない主体によって実行された場合、大規模かつ組織的に行われた場合、例を挙げれば、過去の地下鉄サリン事件のようなものを私は想定するわけですが、これに対...全文を見る
○山口那津男君 そうだとしますと、この大規模テロ、いわゆる大規模テロについては、今、国内法のいわば構成要件化、そしてそれを処罰する法整備は既にでき上がっているということでありますから、それをいかに運用するかということがこれからの課題だろうと思います。  副大臣におかれましては、...全文を見る
○山口那津男君 警察当局の訓練などの模様は報道されることがあるんですが、今、防衛庁長官がお述べになったような防衛庁としての対応、これを交えた、防衛庁独自ないしは関係省庁併せて合同のそういう訓練というのはなされているんですか。
○山口那津男君 今、警護出動としてやることはできないと、こういうお答えだったように思うんですが、そうだとすると、防衛庁の法定された任務として、これらワールドカップに予測されるような様々な危機に対してきちんと対処できる根拠がないんじゃないですか。
○山口那津男君 そうしますと、今の長官のお答えから、必ずしも万全ではない部分があるように私は受け止めました。今後なお、必要な検討を行っていただきたいと思います。  さて次に、武装不審船への対応について伺いたいと思います。  昨年末、九州南西海域で発生した武装不審船に対して、仮...全文を見る
○山口那津男君 今おっしゃった十二・七ミリ銃ですか、これは自動照準装置は付いているんですか。
○山口那津男君 今回、海上保安庁が威嚇のための船体射撃を実施したのは、従来であれば、言わば手動で機銃を操作するというところから、必ずしもねらったところに当たらない可能性があるということで、波の高い海域において対象の船をなかなか銃撃しにくかったと。空へ撃つとか海中へ撃つとか、こうい...全文を見る
○山口那津男君 その七十六ミリという口径が妥当なものかどうかについては私もよく承知しませんけれども、海上保安庁の艦船は、船艇は大体二十ミリから三十五ミリ程度と、こう伺っておりますので、その倍以上の口径を持つということが、果たして実際に使える装備というふうになるのかどうか疑問なしと...全文を見る
○山口那津男君 海上保安庁はどう考えますか。
○山口那津男君 自衛隊法での海上警備行動、これを発令する前に、共同対処マニュアルによりますと、海上保安庁からの求めに応じ可能な協力を実施すると、こういう規定があるわけです。ところが、自衛隊法には、自衛隊法あるいはそれに関する政令においては、この海上警備行動を海上保安庁長官が要請を...全文を見る
○山口那津男君 私は、海上保安庁長官が要請をしたからといって、それを必ずしも受けて海上警備行動を発令しなければならないとは限らないと思うんですね。実際に第一義的に海上保安庁が任務を行う場合に、やはり海上保安庁側から海上警備行動、自分たちの手に負えない場合にその発令を求めるというこ...全文を見る
○山口那津男君 法的な要件とする必要性はないかもしれませんけれども、要請できるということは決めてもいいように私は思うわけでありますが、なお検討いただきたいと思います。  さて、排他的経済水域、いわゆるEEZと言われる水域で、今回の不審船事案では、漁業法違反の疑いがあるということ...全文を見る
○山口那津男君 今おっしゃられたような、排他的経済水域の性質からすると、今後その点について新たな、新規立法で法整備を行うということも国際法上からは妥当ではないように伺ったわけでありますが、そのように理解してよろしいですか。
○山口那津男君 排他的経済水域においていわゆる危害射撃、つまり人に危害を与えても許されるという危害射撃、これは昨年の臨時国会で領海の中において認める法律を作ったところであります。  しかし、この排他的経済水域においては、先ほどおっしゃられた保護法益とのバランス上、このいわゆる危...全文を見る
○山口那津男君 今回の事件に対して、日本が先に武力を行使したと、つまり威嚇のための船体射撃を行ったことを日本が先制的に武力を行使したと、こういう非難をする声があるわけであります。しかし、私は、国際社会に対してこの威嚇のための船体射撃も適法であったということをきちんと説明する必要が...全文を見る
○山口那津男君 海上保安庁においては、先日の予算委員会で長官からお答えありましたので、今の外務大臣と同旨のお答えであったというふうに理解いたします。  さて、次に、地雷除去支援についてお伺いいたします。  地雷、対人地雷の撤去、除去については、これがどこに埋まっているかという...全文を見る
○山口那津男君 是非、文部科学省にはこの日本の優れた学術研究の素材を生かして実用化に結び付けていただきたいと思います。  さて、次に経済産業省に伺いますけれども、今文部科学省のおっしゃったような基礎的な技術を応用して、言わば産業技術と結び付けて地雷を除去するとか処理するという技...全文を見る
○山口那津男君 今、現地においてこれを検証する、研究するという発言もありました。  ところで、この日本で開発した装置や機材、これを外国の現地に持っていこうとすると、一方で武器輸出三原則、これとの関係が問題になるだろうと思います。  これまでの開発された資機材について、この武器...全文を見る
○山口那津男君 防衛庁長官に伺います。  防衛庁としてはこの地雷除去そのものを国際貢献の仕事としては今のところ考えていないと思いますけれども、防衛庁が地雷を除去する能力というのは、あくまで部隊が有効に移動できるため、その限りでの除去活動だと私は思うんですが、しかし、また一方で、...全文を見る
○山口那津男君 外務大臣に伺います。  先般の予算委員会で、今年度この地雷除去支援活動全般を企画するための企画官というポストを設けると、こういう御答弁がございました。私は、国内で開発された様々な技術や機材を現地で応用する、つまり、外国でこれを使いこなすためには、やっぱり外務省の...全文を見る
○山口那津男君 これで終わります。
03月28日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  このたびの在外公館の名称等に関する法律の改正によりまして、アフガニスタンに勤務する外務公務員の在勤基本手当等が改定することとなりましたことは誠に喜ばしいことだと思います。しかし、その勤務すべきカブールの公館が、従来のものはその...全文を見る
○山口那津男君 先日、アフガニスタン北部で地震が発生をいたしました。これに対する人道的な見地から、これまでの支援の枠組みとは別に新たな緊急支援措置を取るべきであると考えますが、大臣、いかがでしょうか。
○山口那津男君 国連ではこのアフガニスタンの従来の支援グループを改編いたしまして、国連アフガニスタン支援派遣団というものを新たに決定するやに聞いております。略称UNAMA、ウナマと言うようでありますが、この国連決議の概要と日本の参加の姿勢についてお伺いしたいと思います。
○山口那津男君 ちょっと古い話で恐縮なんですが、平成二年の六月十一日、衆議院の安全保障特別委員会におきまして私が次のような質問をいたしました。  当時のソ連の労働組合機関紙において、極東のソビエツカヤガバニ湾で老朽化した原子力潜水艦を解体し湾内に廃棄すると、こういう計画が報道さ...全文を見る
○山口那津男君 そこで、その後の取組の中で、一九九三年と一九九九年に日本は日ロの放射性廃棄物の処理についての機関を作って、そこに資金を供与していると思います。その結果として、低レベル液体放射性廃棄物処理施設、通称「すずらん」と言っているようでありますが、これがようやく去年の秋に引...全文を見る
○山口那津男君 この一九九三年と九九年合わせて、この日ロ核兵器廃棄協力委員会には我が国からは二百億円余りのお金が提供されているわけでありますが、今お答えのあった「すずらん」のプロジェクトに対しては約四十二億円しか使われておりません。そして、残ったものをどこに使うかということで、例...全文を見る
○山口那津男君 この問題を放置しておけば、海流あるいは偏西風等、気象条件等によって我が国の漁業やその他に多大な悪影響を及ぼす可能性があるわけであります。軍事技術の点について我が国は必ずしも得意ではないとしても、低レベルの液体放射性廃棄物の処理、これについてはむしろ世界で一流の処理...全文を見る
○山口那津男君 次に、日本人拉致問題に関しまして、最近、赤十字を通じての会談が行われる見通しとなったようであります。この進展の方向を踏まえて、是非、実際の疑惑解明につなげていただきたいと思うわけでありますが、この点についての大臣の見通しを伺いたいと思います。
○山口那津男君 在外被爆者の問題というのがかねてあるわけでありますが、このたび日朝で閣僚級の協議が行われるスケジュールができたというふうに伺っております。まず、これについての厚生労働省の御見解を伺いたいと思います。
○山口那津男君 この日朝の閣僚級での協議の場ができるということは非常に貴重な機会でありまして、在外被爆者の問題ももちろんでありますけれども、この機会をとらえて、拉致問題の解決等にも努力をすべきであると思うわけであります。  これは内閣の中で様々な意見もあろうかと思いますけれども...全文を見る
○山口那津男君 次に、レバノンで昨日からアラブ首脳会議が開催をされていると聞いております。この会議の中で、サウジアラビアのアブドラ皇太子から包括的な和平案の提案が正式にあったと聞いておりますが、この提案に対して、アメリカあるいはパレスチナ自治政府等は支持をする意見を表明しているよ...全文を見る
○山口那津男君 最後に、外務大臣に伺いますが、昨日、パレスチナ自治政府のクレイ議長、アブ・アラというお名前で呼ぶこともあるそうでありますが、来日をいたしておりまして、このパレスチナ自治政府の事実上のナンバーツーと言われる方であります。この和平提案の行方、それと当面の言わば暴力ざた...全文を見る
○山口那津男君 終わります。     ─────────────
03月29日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  まず初めに、ペイオフについてお尋ねをいたします。総務省審議官、いらっしゃいますか。  ペイオフの解禁に向けて地方公共団体の公金、これ公金といえども現行制度を使ってリスクを最小限にすると、こういう自己責任を貫くことになったと思うわけで...全文を見る
○山口那津男君 いよいよペイオフ解禁のスタート台に立つわけでありますけれども、信金、信組を始め、破綻処理あるいは統合等を基本的に終えた、あるいは間もなく終えるということだろうと思います。  現時点で直ちに破綻に陥るような銀行はないと、金融機関はないという意味での、一種の健全宣言...全文を見る
○山口那津男君 次に、不良債権処理について伺いたいと思います。  三月末までに各行は相当額を処理することにしているはずでありますが、これがどれくらいの見込みになるか、これは大手行とそれから金融機関全体と分けて御説明いただきたいと思います。
○山口那津男君 そうだとすれば、この処理への取組というのが十分でないだろうという指摘もあるわけでありますけれども、これまでの数字は明らかにできないものの、今まで特別検査等をやってきた過程において、この金融機関の取組がどのようなものと評価しているか、それについてお答えいただきたいと...全文を見る
○山口那津男君 総務省の審議官、どうぞ御退席いただいて結構でございます。  今、特別検査をやっている最中でありますけれども、この効果がかなり出てきているんではないかというふうに思われます。  そこで、この特別検査の結果、いずれ公表するという総理の姿勢もあるかと思いますが、この...全文を見る
○山口那津男君 最終的な結果の公表は今おっしゃったとおりでありますけれども、この検査を進めるプロセスで、ある程度この検査から導き出されるような効果があったのではないかと私は思っているわけでありますけれども、この点について何らかの効果があったと御認識でしょうか。
○山口那津男君 政府が発表したデフレ対策の中で空売り規制ということがうたわれたわけでありますけれども、この空売り、株の空売り規制の効果がある程度現れて株価に反映していると思います。しかしまた、三月末の決算期にその株価が上昇、ある程度上昇したことによって含み損がかなり圧縮できるだろ...全文を見る
○山口那津男君 次に、株式取得機構についてお尋ねいたします。  この制度がスタートしたわけでありますけれども、実際にはどれぐらい銀行側から取得が行われているのか、そしてまた、今後どの程度のことが見込まれるのか、この点についてお答えいただきたいと思います。
○山口那津男君 そこで、この買取りのできる銘柄については、トリプルBマイナス以上とか、あるいは八%の売却時の拠出金などの条件が付いているわけであります。  そこで、使い勝手が悪いのではないかと、こういう指摘もなされるところであります。あるいは、与党の一部には、生保の株式や一般事...全文を見る
○山口那津男君 RCCの機能強化について伺いたいと思います。  時価買取りができるという制度改正をしたわけでありますけれども、以前の制度と比べてこのRCCの株取得が期待どおり進んでいるのかどうか。数字は結構ですので、この実績についてどう評価されるか、お答えいただきたいと思います...全文を見る
○山口那津男君 RCCの内部には、簿価の買取りあるいは実質簿価による買取りをできるようにするべきであると、こういう考え方もあるようではありますけれども、金融庁はこの簿価とかあるいは実質簿価による買取りというものについてはどうお考えですか。
○山口那津男君 先ほど指摘した政府のデフレ対策、これは大臣のお答えですと、従前からやってきたことを表明したものにすぎないと、こういうお話でありましたけれども、その中でRCCの組織、人材面での体制を強化すべきであると、こういう指摘もなされているところであります。具体的にどこをどうい...全文を見る
○山口那津男君 抵当証券について伺いたいと思います。  この抵当証券に関して、大和都市管財事件など、トラブルが相次いできたわけであります。多くの被害者、また被害金額が出ているという観点から、これがなぜそうやって繰り返されて出るのか、この辺の原因についてどのように見ていらっしゃる...全文を見る
○山口那津男君 今、一部改善をなしたということでありましたけれども、こういう事件の処理に当たった現場の財務局の担当者からも、制度上の不備があるのではないかと、これを金融庁に現場の声を上げていきたい、こういった声まで聞かれたところであります。  そこで、いわゆる消費者の側に立って...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
04月09日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  初めに、モントリオール議定書の関係についてお伺いいたします。  フロン等の規制物質に対して、現在、生産規制と併せて非締約国との輸出入の貿易規制が行われていると承知しております。しかし、この貿易規制の対象になるのは未使用の物質のみであ...全文を見る
○山口那津男君 今回、貿易ライセンス制度を作る内容になっているわけでありますけれども、すべての規制物質について輸出入の際に、この使用、未使用かあるいは使用済みかという規制物質の使用区分について把握して管理することによって不正な輸出入を防止しようという制度だと思います。  現在、...全文を見る
○山口那津男君 具体的な例で申し上げますと、最近、カーエアコンに使うフロンの密輸が問題になっております。これは新聞等でも報道されているわけでありますけれども、昨年ごろから旧式のカーエアコンがガス交換の時期を迎えているために、フロンの中でもCFCでありますけれども、これの需要がある...全文を見る
○山口那津男君 一つは、この規制について、生産規制という入口で規制を行うということが必要でありまして、これは当然のことであります。そのほかにまた出口での規制も重要だと思います。この出口の規制については、フロンの回収破壊について昨年、フロン回収破壊法というのが制定をされました。しか...全文を見る
○山口那津男君 次に、POPs条約についてお伺いいたします。  シロアリの駆除剤のクロルデンについては、材木中に残留しているものが結構多いだろうと思うんです。これがどう分解していくかとか毒性が弱められていくかのメカニズムは私はよく承知しておりません。しかし、このクロルデン入りの...全文を見る
○山口那津男君 他の農薬の処理等も併せて、国民の懸念を払拭するように是非しっかりした対策を立てていただきたいと思います。  以上で終わります。
○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  まず、日朝関係についてお伺いしたいと思います。  先般の当委員会の質問におきまして、坂口厚生労働大臣がシンガポールにおいて北朝鮮の保健大臣と在外被爆者の関係について会談をするという予定について質問をさせていただきました。ここで日本人...全文を見る
○山口那津男君 次に、不審船問題についてお尋ねいたします。  先日の三月十三日、予算委員会におきまして私が質問したことに対し、海上保安庁長官は、潜水士による調査を実施する予定であるという御答弁をされました。水中カメラによる調査は行ったわけでありますが、これではなお足りないものが...全文を見る
○山口那津男君 一方、この不審船の問題については、中国の排他的経済水域であると日本側は考えているわけでありまして、この中国側に対する情報伝達等の配慮というのは当然必要だろうと思います。  この点に関しまして、先日、李鵬全国人民代表大会常務委員長が訪日された折に、外務大臣も李鵬氏...全文を見る
○山口那津男君 今おっしゃられたような認識の一致を基にして、これからの作業について中国側に可能な限り情報を伝達すべきであろうと思うわけであります。その際、少なくとも中国側の言わば主権的権利、環境あるいは漁業資源あるいは鉱物資源等に対する利益を侵害しないと、あるいはそれに十分な考慮...全文を見る
○山口那津男君 そこで、実際の作業をするに当たりましては、この沈没場所が中国側の漁場、公的な漁場であるということと、それからまた国際、公海でありますから、言わば国際航路が付近にあるということもあろうかと思います。そうしたところで作業するに当たっては、その漁船やあるいは航海するその...全文を見る
○山口那津男君 海上保安庁は、その海上あるいは上空からのそういう作業はできるわけでありますけれども、一方でこの海の中を潜水艦が航行するということも考えられないではありません。あるいは、その船を調査するに当たって爆発物と遭遇すると、こういうこともないとは言えないわけでありまして、海...全文を見る
○山口那津男君 海上保安庁長官に伺いますが、この潜水士調査で、先ほどどのようなことを調べるかということをお伺いしたわけでありますが、私はそれだけでこの捜査の目的等を遂げることはできないんじゃないかと思うわけであります。したがいまして、その潜水士調査の結果を踏まえて、更に引揚げによ...全文を見る
○山口那津男君 このEEZについてどのようなかかわり方をするかということは、まだまだ様々な課題を持っているだろうと思います。したがって、これからこの関係国、沿岸国の言わば国際的な情報交換、そしてまた共同して行動すべきこと等々、そういう機会を広げていくべきであると、こう考えるわけで...全文を見る
○山口那津男君 地雷除去支援について、最後に外務大臣にお伺いしたいと思います。  公明党としては、この地雷除去支援の小委員会を作りまして、これまで探査ロボットの開発の研究の現場とか、あるいは地雷除去をするための処理の機械、具体的にはショベルカーの先にロータリーカッターを取り付け...全文を見る
04月10日第154回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  憲法四十三条は、両議院が選挙された、両院が選挙された議員で構成されるということを決めておりまして、国民主権の下におきまして、この選挙というのは基盤的な制度になるわけであります。また一方で、憲法十五条で国民の選挙権、これを基本的人権の一...全文を見る
04月11日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  前回九日の質問で御答弁をいただく時間を作れませんでしたので、地雷除去支援についてもう一度御質問させていただきます。  まず、外務大臣にお伺いいたします。公明党では、地雷除去支援に対する小委員会を作りまして、これまで様々な調査をしてま...全文を見る
○山口那津男君 防衛庁長官に伺いますが、この地雷処理機あるいは探知ロボット等を開発するに当たって、爆発物である地雷との関連、耐久性とか実際の効果とか、これを検証する必要がありまして、是非、防衛庁として演習場あるいは技術者等を活用していただきまして協力をできるようなそういう道を開い...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
04月16日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  まず初めに、法務省の入管局長にお伺いいたします。  我が国で刑の執行を終了した外国人はすべて国外退去、その後すべて国外退去ということになるのでしょうか。捕まえてみたら密入国だったとかあるいはオーバーステイであったとかという、在留資格...全文を見る
○山口那津男君 密入国やオーバーステイの罪そのものだけで逮捕されたんであれば、これはもう直ちに退去させられると思うんです。刑の執行を終わった者であっても、今お答えのように、かなりの部分は退去という結果になるわけであります。  そうしますと、いずれ退去になるのであれば、わざわざ日...全文を見る
○山口那津男君 受入れ国、いわゆる執行国、ここで刑を継続してやるといういわゆる継続主義を取る国と、それからまた、その国なりの考え方に従って刑を転換して行う、執行する、こういう転換主義を取る国と、それぞれあると思います。また、いずれかを選択できるという国もあるだろうと思います。 ...全文を見る
○山口那津男君 法務省の矯正局長にお伺いしますが、その説明があった転換主義を取る国において、制度の枠組みは今御説明のとおりだったと思います。しかし、運用を実際にするに当たって、個別の案件について処罰や量刑の趣旨が果たして損なわれるようなことがないのかどうか、この点について、送出移...全文を見る
○山口那津男君 いわゆる政治犯あるいは思想的確信犯などの場合には、国家の体制を揺るがす、あるいは法体系そのものを認めない、様々な考え方を持っているわけでありまして、こういう受刑者に対しては、送り出しをするにしても、また受け入れて執行するにしても、非常に慎重な考慮が必要ではないかと...全文を見る
○山口那津男君 仮に、我が国への受入れ執行を希望していると、それで本人が希望しかつ送り出し国も同意しているという場合、我が国の判断として、国内に同調者がいて日本で受刑した場合に様々な連携を取っていろんな悪影響を及ぼすおそれがある、こういうことも考えられ得ると思うんですね。そうした...全文を見る
○山口那津男君 本条約の未締結国で我が国における受刑者がかなり多い国、先ほども指摘されておりました中国、ブラジル、韓国等、こういう国々に今後、本条約の趣旨を実現するためにどのように取り組んでいかれるおつもりかということを外務大臣にお尋ねしたいと思うんです。  それで、法務委員会...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
04月18日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。質問は同僚委員に譲りまして、私は五つの点について意見を述べたいと思います。  まず一つは、国民の生命、身体を守るのは第一義の責務であるということであります。  先ほど参考人の横田御夫妻、そしてまた有本御夫妻のお話を聞くにつけ、全く落ち度...全文を見る
04月23日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、防衛庁長官にお伺いいたします。  先週末、韓国を訪問されまして、首脳と会談をされたと思います。その際に、武力攻撃事態対処法制の整備についても当方から御説明をしたかと思うわけでありますが、それに対する韓国側の首相あ...全文を見る
○山口那津男君 この件につきましては、近隣諸国の理解を求めるためにこれからも十分な説明の努力を尽くしていただきたいと思います。  韓国だけではなくて、中国にもいずれこの件について防衛庁長官として御理解を求めるために説明する用意はありますか。
○山口那津男君 今回の改正の課題であります防衛二法について若干伺います。  第四師団、西部方面の支援部隊あるいは第五施設団等の改編、これは主に減員ということでありますが、これらはコンパクト化等の大綱の方針に沿って行われるものだと理解はしておりますけれども、このたび武力攻撃事態法...全文を見る
○山口那津男君 即応予備自衛官について順次整備が行われているところでありますけれども、目標に対してまだ半分強の整備現状だと思います。これは各部隊ごとに整備が行われてきていると、こう承知いたしております。  今後のこの予備自衛官の導入といいますか整備についてどのように行っていく方...全文を見る
○山口那津男君 防衛計画の大綱に定められた諸方針というのは、このたびの武力攻撃事態対処法の整備に伴って内容を改編するお考えがあるかどうか、この点について、私は、少なくとも基本的な検討をすべきであると、こう考えておりますけれども、防衛庁のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○山口那津男君 このたび、情報保全隊が改編されることになったと思います。  この情報保全隊の任務については必ずしも国民に分かりやすい状況にはなっておらないと思うわけであります。秘密保全の在り方等について、これが従来の調査隊の時代と今回の保全隊の組織化によりましてどう変わってくる...全文を見る
○山口那津男君 いずれまたチャンスがありましたら、もっと詳細に御質問したいと思います。  続いて、サイバーテロ対策について御質問いたします。情報システムが混乱した場合、国民生活や社会経済活動に重大な影響を及ぼすということが懸念されているわけであります。いわゆるサイバーテロについ...全文を見る
○山口那津男君 このたび、みずほ銀行のシステム障害によりましてかなりの混乱を起こしていると、こう思っております。これがサイバーテロとは思っておりませんけれども、仮にこれらのシステム障害がサイバー攻撃によって起こったとした場合に政府の対策の対象となるのでしょうか。
○山口那津男君 今のお答えですと、やはり特に民間のシステム障害起こしたような場合ですと、やっぱりかなり重要なものに対して政府が対応するということになろうかと思います。しかし、また民間は様々なシステムを持っておりまして、その対象に漏れるシステムということもあると思います。しかし、そ...全文を見る
○山口那津男君 サイバーテロないしは情報セキュリティー対策について、防衛庁としては今年度予算も相当要求していると思います。この予算の使い方を含めて、今後どう対応していかれるか、お答えいただきたいと思います。
○山口那津男君 同様に、外務省としてどのように取り組んでいかれるか、お答えいただきたいと思います。
○山口那津男君 このサイバーテロに対する取組は、外務省、防衛庁のみならず、総務省あるいは経済産業省、あるいは文部科学省あるいは法務省等々、警察庁も入るでしょう、各省庁それぞれ広範な取組をしていると思います。しかし、それを統合して国としてどう進めるかという視点も重要でありまして、内...全文を見る
○山口那津男君 このサイバー攻撃に対しては、まず防御する、セキュリティーを確保すると、これが最重要課題だと思います。しかしまた、それだけでいいのかどうか。例えば、海外から意図的に攻撃するというような行為に対しては、やはりその本を断つということも含めて対抗手段というか、その方法とい...全文を見る
○山口那津男君 じゃ、このサイバー攻撃を犯罪として取り締まることができるかどうか、これについて警察庁にお伺いいたします。
○山口那津男君 外務省に伺いますが、欧州評議会でサイバー犯罪条約というのが作られたと思います。日本も署名はしていると思いますが、今後の批准の姿勢について伺いたいと思います。
○山口那津男君 サイバーテロを含めたハイテク犯罪に関する法整備を法務省としてどのように進めているか、簡潔にお答えいただきたいと思います。
○山口那津男君 先ほどの条約に対応する国内法整備、これは法務省としても行っているし、また、先ほど警察庁としても、現行法では十分でないところがあると、こういうお答えだったと思います。これについての国内法整備について、内閣官房として、いわば所管の中心としてこれらの整備の体系的な推進を...全文を見る
○山口那津男君 最後に、国際刑事裁判所について伺います。  これは、まだ我が国は署名も批准もしていないと思います。これについては、国内法の整備等が行われていないという前提もあろうかと思うわけであります。  そこで、ジュネーブ四条約あるいはそれに対する追加議定書等、これらで人道...全文を見る
○山口那津男君 大臣、署名だけでも私は、今回、有事法制の整備の方針が決まったわけですから、速やかに行うべきであると考えますが、いかがですか、大臣。
○山口那津男君 終わります。
04月26日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  今日は参考人の皆様には貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。始めにお三方に一問ずつ質問を並べます。  まず、宮内参考人ですが、この変える会の結論に対して実施状況をモニタリングするということは非常に大切なことだろうと思い...全文を見る
05月15日第154回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  このたび、公述人の皆様には貴重な御意見を開陳していただきまして本当にありがとうございます。私からは、それぞれの公述人の御意見に対して御質問をしてまいりたいと思います。  初めに、柳公述人にお伺いいたします。  我が国が在日...全文を見る
○山口那津男君 次に、横田公述人にお伺いいたします。  お時間の関係で御主張をすべて開陳できなかったかもしれません。レジュメによりますと、憲法九条に関する言及もされたかったようであります。  この点に関しまして伺いたいんですが、正当防衛の権利という言い方があります。これは日本...全文を見る
○山口那津男君 次に、杉井公述人にお伺いいたします。かつて同業であった者として、公述人の様々な実践的な努力には深く敬意を表するものであります。  DV法、児童虐待防止法、もっと早く制定されるべきであった、同感でありますけれども、なおこれが制定後もやはり改善、改正すべき点が多々あ...全文を見る
○山口那津男君 もう一点、杉井公述人にお伺いしますが、国の責務として国民の生命、財産を守るというのは当然のことだろうと思います。犯罪から守るのが治安に関する法律体系であり、また災害から守るのが災害対策に関する法体系であると思います。  一方で、武力の攻撃を受ける、こういう事態が...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。  最後に、辻公述人に伺いますが……
○山口那津男君 はい。保険税の関係で、憲法の求める最小限の保障というのはどのようなものか、時間の関係で簡潔にお答えできればと思います。
○山口那津男君 終わります。
05月15日第154回国会 参議院 本会議 第23号
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○山口那津男君 私は公明党を代表して、去る五月八日、中国瀋陽の日本総領事館において発生した事件について、以下のとおり質問をいたします。  本件の解決に求められるべきことは、事態を直視した冷静な解決の姿勢であります。  折から、日中国交回復三十周年の佳節に当たり、日中友好の歴史...全文を見る
05月28日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  初めに、外務大臣にお伺いしたいと思います。  読売新聞五月二十二日付け朝刊の四面の記事によりますと、外務省の村田良平顧問は、五月二十一日、自民党本部において、同党の国家戦略本部の会合で次のように発言したと報道されております。...全文を見る
○山口那津男君 外務省の顧問というお立場、これについては、外務省の組織規則の六十三条によりまして、外務省の顧問は、外務省の所掌事務のうち重要な施策に参画すると、こう規定されております。外務大臣が任命権者でありまして、若干の報酬も支払われている、そういう組織的に位置付けられた方であ...全文を見る
○山口那津男君 これは顧問として、外務省のその組織的な立場の顧問として講演を依頼されているわけでありますから、個人的な発言とお断りになったかどうかそれはよく分かりませんが、もっと誤解を与えないような発言をすべきであると考えます。  そしてまた、このような報道が、あたかも顧問とし...全文を見る
○山口那津男君 一方で、この緊急な事態が発生した場合に、警備に当たる中国側が領事館の同意を得る必要があると仮に判断した場合に、本件のように、同意権者である総領事は総領事館には不在であったと、大連に向かう途中であったということでありました。一応、管内にはいるということでありまして、...全文を見る
○山口那津男君 そうだとすると、一九九八年に東京の中国大使館で起きた、日本警察官が中国大使館の公館に立ち入ったという事件がありました。この件については、中国側の明示的な同意はなかったわけであります。このことが、今御答弁になったことと対比して、不可侵権の侵害に当たらない、日本側の不...全文を見る
○山口那津男君 このいずれの事例も、明示的な同意はないということなんです。しかし、片方では問題化されず、片方では問題として主張しているわけですね。  ですから私は、明示的な同意がない場合にも、やはり国際法の理解の上で許される場合と許されない、許される場合、許されない場合があるん...全文を見る
○山口那津男君 一般に、国内法では同意があれば違法ではないと、こういう事件の場合に、やっぱり黙示とか追認とかあるいは緊急性の客観的な要件でこれを合法化するとか、そういう理解の仕方があるわけですね。私は、国際法の舞台でもそういうことはあってしかるべきだと思います。問題は混乱をさせな...全文を見る
05月29日第154回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○山口那津男君 両参考人におかれましては、貴重な御意見を賜りまして、大変ありがとうございました。  公明党の山口那津男でございます。  初めに、共通の御質問をいたしますので、中島先生、百地先生の順でお答えいただきたいと思います。  人権と公共の福祉の関係につきまして、個人や...全文を見る
○山口那津男君 次に、中島先生にお尋ねいたします。  公共の福祉というのは人権を制約する原理として援用されることもあるわけでありますけれども、一方で、あらゆる人権を見た場合に、公共の福祉以外に何か制約付ける考え方というのがあるのかどうかという点に関しまして、最近、訴権の濫用、裁...全文を見る
○山口那津男君 百地先生にお尋ねいたします。  先生は、永住外国人の参政権は認めるべきではないというお考え方のようであります。  一方で、これに対する反論も有力に主張されているわけでありますけれども、その反論の理由の一つとして、永住権というのは一般の外国人と異なって正に国が与...全文を見る
○山口那津男君 続いてまた百地先生にお尋ねいたしますが、戦前、明治憲法下で兵役の義務というのがありました。先ほど、先生のお話の中でも国を守る義務というものは認められてしかるべきだと、こういうお話もあったかと思います。一方で、国を守る義務を認める当然の帰結として徴兵制とか皆兵制とか...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。  これで終わります。
06月06日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。初めに、防衛庁長官にお伺いいたします。  当委員会の冒頭、政府報告として、テロ特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更並びに実施要項の変更について御報告をいただきました。この点は、特に基本計画の内容については、防衛庁・自衛隊の...全文を見る
○山口那津男君 情報公開制度と個人情報ファイルの関係が取りざたされておりまして、こういう問題が起きるのは極めて残念なことだと思っております。  そこで、この制度の趣旨等について、まず総務省に御質問したいと思います。  情報公開請求に際して、公開していいかどうかを判断するに当た...全文を見る
○山口那津男君 そうであるとすれば、現行法であります行政機関の保有する電算処理に係る個人情報保護法の四条一項によって個人情報ファイルの保有が許される場合というのは限定されているわけですね。情報公開法というのは、この今言った現行法の後に成立した法律であります。  ですから、情報公...全文を見る
○山口那津男君 この現行法では、電算処理に関する個人情報ファイルの保有について規定しているわけですね。ですから、紙などのマニュアル情報で保有していたとすれば、これは現行法には触れないということになるわけでありまして、これはある種の欠陥だと私は思います。  そこで、今審議されよう...全文を見る
○山口那津男君 今、総務省からお答えのあったことを前提にいたしますと、防衛庁が既に調査して公表している内容に従ったとしても、海幕の元三佐、あるいは内局、陸幕、空幕等の作成した個人情報ファイル、これはLANに載せられているものでありますが、いずれも必要のない、あるいは記載してはいけ...全文を見る
○山口那津男君 今のお答えだとすれば、自衛隊・防衛庁の内部においても、この守秘義務違反に当たる可能性は排除されないということになろうかと思います。その場合に、いわゆる制裁で懲戒処分と守秘義務違反、守秘義務違反については自衛隊法の百十八条で刑罰も科されることになるわけでありますが、...全文を見る
○山口那津男君 総務省に伺いますが、個人情報保護法案、今審議中のものでありますけれども、これにおいては、民間で個人情報を目的外で提供した場合には刑罰による制裁の科される可能性ということで担保されているわけですね。改正案においては、個人情報保護の改正案ですが、これにおいては懲戒処分...全文を見る
○山口那津男君 防衛庁長官に伺いますが、情報公開の仕事の場においては個人情報の管理というのは極めて限定され、制約されていると思いますが、また一方で、防衛庁の有する情報、これを保全する職務を行う部署におきましては、私は、特定の案件について個人の情報を収集したり、またそれを資料化した...全文を見る
○山口那津男君 そうしますと、情報保全と情報公開、これは目的が全く異なるものでありまして、情報の管理の在り方も全く違う、こう峻別して考えなければならないと思います。それをいささか混同した議論があるのは残念なことであります。  そこで、防衛庁内では、自衛隊も含めてこの峻別というこ...全文を見る
○山口那津男君 今回の問題が国民に不安や疑念を与えているということは紛れもない事実であります。したがいまして、これからのことを考えますと、防衛庁の調査の結果が二転三転するのではなくて、もう最終的な調査結果、これをいち早く発表して、それに基づく処分ということもけじめを付けてもらいた...全文を見る
○山口那津男君 念のため外務省にお伺いしますが、現行法に違反するような形での個人情報リスト、これを保有しているようなことはないでしょうね。
○山口那津男君 総務省に申し上げたいと思います。  情報の収集を任務とする場合と、この情報公開における必要最小限の情報にとどめると、こういうことが混同されている嫌いがありますので、私は、総務省が全省庁にわたってこの個人情報ファイルの存否、あるいはその適法か否か、これについて調査...全文を見る
○山口那津男君 官房長官、お疲れのところ済みません。御質問させていただきます。  非核三原則をめぐる発言について質問が相次いでおりますけれども、そもそも非核三原則というのは衆議院における国会決議が一つの根拠になっているわけであります。それに先立って、原子力基本法に基づく平和利用...全文を見る
○山口那津男君 丁寧に教えてさし上げるというお気持ちであれば、この決議の経過等も含めて是非補足していただきたいと思います。  終わります。
07月02日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第22号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、防衛庁のリスト問題の調査報告書についてお伺いをいたしたいと思います。  この調査報告書は、詳細な調査をいたしまして、かなり内容の濃いものになっていると私は評価をいたしております。それに基づいて処分もなされておりま...全文を見る
○山口那津男君 長官、伺いますが、事実の認定のところでは、リストの作成の中止や配付資料の回収について特段指示をしなかったと認定していますね。事後的に黙認したと書いてありますね。引継ぎを受けたんだと。だけど、これ、そういう違法に作成されたリスト、これを存在を知った場合には、この作成...全文を見る
○山口那津男君 何条に基づいてやめさせなきゃいけないんですか。
○山口那津男君 精神ってどこに書いてあるんですか。現行法の四条でしょう。一項二項両方見たら、なぜ不適切かと評価されるかといったらこの四条があるからでしょう。違うんですか。
○山口那津男君 違法に作成されたファイルの保管が許されるなんということはおかしいんですよ。保管がそのまま放置されたら、それがいつ外部に出るか分からないじゃないですか。だから、それも禁止させなきゃいけないでしょう。そう思いませんか。違法に作成されたファイル、作成されていることが分か...全文を見る
○山口那津男君 それでは、「不適切」という表現を使ってありますが、これはやっぱり法に触れるからいけないことなんですよ。違法性が強いか弱いかという言い方はあるかもしれません。だから、法に一応触れるんです。違法性は、処罰する、あるいは処分するに足りるほどの強さではないと、こういう認定...全文を見る
○山口那津男君 可罰的違法性には達しないというお考えで分かりました。  さて、次に、今度は情報公開室の職員が調査部門の職員に情報を提供したということは認定されております。これは、現行法の十二条違反、みだりに外部に漏らしてはならないという条項に違反すると、こういう認定でありまして...全文を見る
○山口那津男君 外務大臣にお伺いいたします。  昨日、国際刑事裁判所、いわゆるICCの設立条約が発効いたしました。このことは、国際法上、個人の戦争犯罪や人道に対する罪などの刑事責任が問われる道が開かれたことでありまして、国際人道法領域の発展の一つとして私は画期的な意義があると、...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
07月05日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  先般、報告いただいたものによりますと、昨年度下半期で信金、信組の数多くの破綻が処理されているという結果だったと思います。明年のペイオフ解禁を控えて、例えば預金シフトが起きているかどうかなど、信金、信組の経営基盤を弱めるような現...全文を見る
○山口那津男君 明年のペイオフを凍結すべきであるという主張が時折見られるわけでありますが、こういう主張が出てくる背景として、政治的思惑絡みのものは別にしまして、金融業務の実態を見てそういう主張が出てくるかどうか、この点の背景についてどうお考えになっていらっしゃるか。  そして、...全文を見る
○山口那津男君 最近、アメリカでワールドコムあるいはエンロン等の破綻が起きまして、これの粉飾決算の疑い等、事件化している部分もあるわけですね。これにかかわった監査法人等が、知っていて粉飾をしたとすればこれは犯罪でありますけれども、知らずにそういうことを見逃していたとすれば、これは...全文を見る
○山口那津男君 今、御指摘いただいた公認会計士協会の実務指針というのはあくまで協会の自主的なルールでありまして、これを法律で何らかの義務付けや罰則を付けるということでないと思います。仮にこういうルールを新しく作り上げたとしましても、会計監査人の立場である公認会計士は、こういう拘束...全文を見る
○山口那津男君 公認会計士、会計の専門家としての監査をする立場と、またそういう業務の執行の適正を監査する業務監査の立場とはやっぱり地位が違う、立場が違うと思うんですね。ですから、公認会計士協会で何か議論して指針を作ったら、それで監査人として、法律上の監査人としての義務がすべて特定...全文を見る
○山口那津男君 私は、十分な対抗ができるかどうか、極めて疑わしいと思っております。それが実際に現実に行われていたとすればアメリカでそんな大きな破綻事件なんか起きないはずでありますし、またやっぱり監査法人といえども企業側と契約をして言わば依存しているという関係もありますし、また監査...全文を見る
○山口那津男君 不動産担保融資が主流であった我が国において、こういう債権を担保にする、特に売り掛け債権を担保にする融資制度が進むということは、また新たな道を開くことになって好ましいことだと私は思います。ただ、まだまだ利用の仕方に対する様々な懸念や障害がありまして、乗り越えるべき課...全文を見る
○山口那津男君 これまで我が国では証券取引法などで銀行と証券の業務が分離をされてきたわけでありますけれども、最近、大臣の諮問機関といいますか私的懇話会、日本型金融システムと行政の将来ビジョン懇話会というところで報告書がまとめられることになったと伺っております。その中で、日本の行政...全文を見る
○山口那津男君 そうした議論を受けて、具体的に銀行の店舗において銀証の分離厳格化、これを若干緩和していこうと、こういう具体的な措置を取るお考えがありますでしょうか。その場合に、どの辺が限界になるというふうにお考えでしょうか。具体論でちょっとお述べいただきたいと思います。
○山口那津男君 最後に、同様の銀行の役割、預金に偏っていた業務というものが証券との境目を緩めると、こういう指摘があるわけですけれども、同時に、郵便貯金によって集められた資金が政府系金融機関を通じて出ていると、こういう部分も銀行に対する批判と同様にこの懇話会の報告書では指摘をされて...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
07月09日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第24号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、先日起きました北朝鮮と韓国との艦艇銃撃戦について関連することをお聞きしたいと思います。  去る七月七日に韓国国防省は、この交戦が北朝鮮側が綿密に計画した先制奇襲攻撃であると、こういう認識を示しているようであります...全文を見る
○山口那津男君 この事態を受けて、防衛庁長官にお伺いしますが、我が国の周辺事態法あるいは今審議されております武力攻撃事態法、この特に武力攻撃事態法の場合は予測する事態とかおそれ事態とかいう規定もあるわけでありますが、こういった事態に該当する可能性があるのかどうかをお伺いしたいと思...全文を見る
○山口那津男君 結論は今のようでよろしいと思いますけれども、しかしまた、韓国国防省の分析によれば、NLLという国際的に表明された境界線を計画的に突破してきた奇襲攻撃と、こう認識しているわけでありますから、我が国における領海あるいはEEZ、こういうラインを意図的、計画的に突破をする...全文を見る
○山口那津男君 お立場は理解いたしますけれども、今の答弁からすると、情報は持っているけれども公表できないと、こういうふうに私は受け止めておきます。  さてそこで、武装不審船の引揚げについて中国側が補償を要求していると報道されているわけでありまして、また引揚げに当たっての合意にも...全文を見る
○山口那津男君 国内でもこういう一種の漁業等に関する補償は問題になるわけでありますが、その日本側の行為が適法であったかどうかとは別にして、いわゆる漁業資源で得べかりし利益が得られなかったとか、あるいは積極的な行為によって油漏れ等による損害が生じたとか、こういう様々な損失、損害が考...全文を見る
○山口那津男君 それでは、次の質問に移ります。  前回の質問で、戦争犯罪などによる被害者の賠償請求権について御質問いたしました。そのときのお答えで原則的なことは理解できたわけであります。今日は少し個々の点についても具体的にお聞きしたいと思います。  まず、ハーグの陸戦法規慣例...全文を見る
○山口那津男君 それに対して国際刑事裁判所規程の七十五条では、被害者への又は被害者についての賠償という文言を用いておりまして、初めてここで被害者個人に着目する賠償規定が登場したことになると思います。この七十五条第一項で、裁判所は賠償に関する原則を定めなければならないと、こう書いて...全文を見る
○山口那津男君 言わば、刑事事件について判決を下すべき裁判所においてこの民事的な賠償についても一定の原則を定めなければならないと、ここまで規定を置いたということは、これは国際法上大きな前進だと思うんですね。同時に、じゃ別な裁判所、別な国際司法裁判所のようなところでこの民事の賠償に...全文を見る
○山口那津男君 前回の御答弁ですと、この国際刑事裁判所の規程によりましても個人が直接国際刑事裁判所に訴訟を提起できるということではないと、こういうお答えでありました。しかし、七十五条の第一項の方には、要請を受けて又は例外的な場合には自らの発議、つまり裁判所の自らの発議によって原則...全文を見る
○山口那津男君 私も、いわゆる賠償請求訴訟ができるという厳密な意味での手続規定を書いたものではないと、こう理解しますけれども、しかし一項では要請を受けて裁判所が定めると、こう書いてあるんですね。この要請できる者はだれかといえば、これは被害者も含まれているんではないんですか。──後...全文を見る
○山口那津男君 この規程は、ある意味で実務がスタートしたわけではありませんので、ようやく発効した段階でありますので、この点についても実際的な実務の在り方というものはこれから確立されていくのかもしれません。  しかし、今の議論の中で私は、被害者個人が加害者の所属する国に対して賠償...全文を見る
○山口那津男君 今の御答弁では規定をしていないという話でしたから、少なくともこの条文で国家に対する請求が否定されているということではないんだろうと思います。  この個人対個人あるいは国対国の賠償請求の余地はあるということでありますが、しかし実際問題として、じゃ被害者が国対国ある...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
07月16日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第26号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  参考人の皆様には、大所高所からの御議論をいただいて、本当に心から敬意を表したいと思います。  絞ってお聞きしたいと思います。まず、藤原参考人に伺いますが、ODAその他の援助につきまして、私は案件をどう選ぶかというその妥当性の問題点と...全文を見る
○山口那津男君 宮内会長にお伺いいたします。  今の藤原参考人の御意見を基にして、私自身、自分なりの考えというのは持っておりますけれども、この変える会がフォローアップもしていくというお話ですので、私も是非準会員に加えていただいて、ある案件を私は提供しますので、それを徹底的に全部...全文を見る
07月17日第154回国会 参議院 憲法調査会 第9号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  両参考人におかれましては、貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございます。  私も弁護士の出身でありまして、今日、様々お聞かせいただいた御意見については極めて共感するところが多いわけであります。  そこで、まず限られた時間...全文を見る
○山口那津男君 次に、岡部参考人に伺います。  人権擁護委員会の活動の歴史を振り返ってみますと、やはりその時代時代の焦点といいますか、活動の焦点というのを決めてやっていらっしゃると思います。これから、少し先の話になるかもしれませんけれども、私の考えるところをちょっとお話ししたい...全文を見る
○山口那津男君 岡部参考人です。
○山口那津男君 この点について、国際法の運動を起こそうという機運はまだ未熟であると思います。また、このローマ規程七十五条には、信託基金を国が出して、それをもって被害者個人の賠償、救済に充てると、こういう私案も、私案といいますかこういう考え方も出ているわけですね。是非、日弁連がこう...全文を見る
○山口那津男君 また一方で、この論議の中で、現在、政府、また私どもも同様の考えでありますが、いわゆる集団的自衛権を行使するということは日本国憲法上禁止をされていると、こういう考え方を取っております。この点について日弁連としてどのようなお考えでしょうか。村越参考人に伺います。
○山口那津男君 次に、人権救済活動を進めていくに当たって、その基盤を整備していくということは非常に重要なことだと思います。先ほど江田委員からも御指摘ありましたけれども、民事法律扶助、この法律を数年前私ども推進しまして、予算も従来と比べれば大幅に増やしたわけですね。これはこれでいい...全文を見る
○山口那津男君 最後に、村越参考人に伺います。  難民認定手続におきまして、不認定の手続、現に処分を受けた者が不服申立てをする場合に、現行では、外国人から見れば一般の入国審査をする人の傍らで同じような人がまた不服審査の手続をしていると、非常に不公正で透明性がないと、こういう感を...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。  終わります。
07月18日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第27号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  まず、大臣にお伺いしたいと思います。  外交の最も有力な手段になっているのはODAだと思います。これについて勉強してまいりますと、非常に問題点が多々あるなと思います。そして、これの改革の提言もなされているわけでありますが、しかしこれ...全文を見る
○山口那津男君 一方で、ODAばかりでなくて国全体としてみれば国際金融や貿易、これも一つの大きな手段であります。したがいまして、ここで金融を扱う財務省、あるいは貿易を扱う経済産業省、そしてODAを扱う外務省、このバランスということも一方で考えなければならないところであります。 ...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
07月19日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。今日は、ペイオフの関係について幾つか質問させていただきたいと思います。  本年四月から一部解禁になりまして、流動性預金以外の預金について様々な自治体がその公金の運用等について工夫をし始めたところであります。そして、来年四月からはい...全文を見る
○山口那津男君 今お述べになられたような自治体のそれぞれの工夫、そして努力というものが行われているわけでありますが、そうした中で、地方税などの収納金といいますか、地域住民から自治体に納められてくる様々なお金があるわけであります。これについては、収納代理金融機関等を通じて自治体が指...全文を見る
○山口那津男君 金融担当大臣にお伺いしますが、今のような問題に対して、やはり地方自治体の預金というのは、公金預金というのはある種の公益性を持っているお金だろうと思います。また、納付から収納に至るまで、そういう手続的な現状の制約というものもあろうかと思います。  この点についてい...全文を見る
○山口那津男君 今、大臣のその前提なる考え方は当然のことだろうと思います。  その上で、私は国に対する納付手続においても同様の問題があろうかと思うわけであります。納税者が言わば収納、歳入代理機関に納付する、また、これが国庫に納まるまでの間に破綻が生じる、こういうことも考えられる...全文を見る
○山口那津男君 万が一破綻をした場合に、それが結果として国庫に歳入として納まるのかどうかという点について、財務省にお伺いしたいと思います。
○山口那津男君 先ほど、大臣の方からは、公金の穴が空いた部分を公金をもって償うというのはもうトートロジーで、こんなことは意味がないとおっしゃいました。正にそのとおりだと思います。  国においてはその点は当てはまるわけですが、ただ、主体としましては国と自治体というのは別であります...全文を見る
07月19日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第8号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  今日は、三宅島の災害対策について御質問させていただきます。  この災害の最大の特徴は、被災して避難している期間が非常に長期化しているということが第一点であります。それから二点目は、離島から避難を余儀なくされて、遠隔の地に散り...全文を見る
○山口那津男君 離島から避難してきてこちらで再就職できない、高齢化した方も多い、また島に資産が残っていたとしてもこれを現実にお金にはならないということで、生活に困窮する方が増えていらっしゃるわけです。そしてまた、多少の蓄えがある、あるいは支援金をいただいたとしても、今度はいずれ帰...全文を見る
○山口那津男君 そのぎりぎりの努力をしていただくことは当然といたしまして、その上で、実際には生活保護を受給できる要件があったとしても、島民の皆さんはそれを受給することを潔しとしない、申請をためらっていらっしゃる、そういう、歯を食いしばって頑張ると、こういうお気持ちもあるわけですね...全文を見る
○山口那津男君 今、積極的に検討していただけるというお話でした。  しかし、実際には、避難してからもう二年近くたつわけですね。その間に一時的に仕事に就けた方もいらっしゃるわけですね。こういう方からすると、果たして自分が離職者のこういう制度を利用できるだろうか、心配されている方も...全文を見る
○山口那津男君 こうして国の制度というものを作り上げる、適用するということは大事なことでありますけれども、また一方で、自治体の役割、特に東京都の役割も必要だろうと思います。この一つの制度を適用するに当たって、国の役目とそれから自治体、東京都の役目、これを一種の役割分担して十全たる...全文を見る
○山口那津男君 是非御努力いただきたいと思います。  また、この避難生活を支えるという面と、それから、いよいよ帰島が視野に入ってくるわけであります。しかし、帰島するに当たっては様々な困難な点も指摘されるわけであります。  先日、げんき農場というところに視察に行かせていただきま...全文を見る
○山口那津男君 今いろいろ御説明あった様々な制度でありますが、既にもう給付を受けてしまった、そしてこの避難生活の中でそれをもう費消してしまう、あるいは底をつきつつあると、こういう現状もあるだろうと思います。  問題なのはやっぱり、これから帰島する時期、いつになるかまだ分かりませ...全文を見る
○山口那津男君 これで質問を終わりますけれども、最後に、クリーンハウスで今現在作業をしている方々がいらっしゃいます。しかし、困難な条件の中で健康を損ねるという方もいらっしゃると聞いております。健康診断、健康管理も含めて、これからの帰島へ向けての着々たる準備、これを是非お願い申し上...全文を見る
07月23日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第28号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず、昨日報告されました変える会の最終報告に関連いたしまして何点かお伺いしたいと思います。  私は、常々NGOの持っている力というものをもっともっと日本の外交に生かすべきであると、こう考えてまいりました。外務大臣もこのNGO...全文を見る
○山口那津男君 今、NGOの支援についても言及がありましたけれども、このNGOの活躍を効果的に進めるためには、その支援の在り方として、例えば人件費とか一般管理費、こういうものにも使途を柔軟に認めていく、一定の基準は必要でありますけれども、そういうことまで考えていかないと私はうまく...全文を見る
○山口那津男君 最近、シニアボランティア、シルバー世代の方々の活躍というのが目立ってきているわけでありまして、この外務省の制度の中でも希望者が増えてきていると、こういうふうに承知しております。この十分な人材活用するためには、往復の交通費ばかりではなくて、例えば現地における医療サー...全文を見る
○山口那津男君 そのようなきめの細かいサービスの提供について、よく周知をすると、その上でいい人材の参加を募ると、こういうところで工夫をしていただきたいと思います。  また、これらに関連をいたしまして、そういう国際的にボランティア活動をする人々、これは何もシニアに限りません、青年...全文を見る
○山口那津男君 是非、意欲的なボランティア活動に結び付くように努力していただきたいと思います。  次に、北方四島の支援に関して、鈴木宗男議員の不正な介入が疑われているということで、今捜査中の事件もあるわけであります。この全体のプロセスを見て、一体どこに問題があったと大臣は見てい...全文を見る
○山口那津男君 私も外務省から提供された資料をつぶさに読みました。ここからうかがい知れることは、すべての過程がある目的のために仕組まれている、こういう印象であります。  例えば、逮捕された外務省職員の一人が、この案件は鈴木先生の案件だと、こう言っていたということも言われておりま...全文を見る
○山口那津男君 国後島へのディーゼル発電の支援の具体的な話の中で、当初、平成十年の時点でPCIという、パシフィック・コンサルタンツ・インターナショナル、ここが調査をしたときには増強の必要はないという報告をいったんしているわけですね。  ところが、平成十二年の二月になりましてから...全文を見る
○山口那津男君 捜査中の事件だということでありますが、園部氏の調査報告によれば、鈴木氏の介入の事実は確認できなかったと、こういうことになっておりますが、司法当局の捜査の過程の中で違った事実、つまり介入ということが裏付けられるとすれば、これは重大なことだろうと思います。  いずれ...全文を見る
○山口那津男君 この点で、外部監査あるいは抜き打ち監査を大臣は提唱しておられます。そして、変える会の報告では、無償透明小委員会の設置を提言していらっしゃいます。この委員会の委員として、金融、開発経済、法律、会計等の専門家五人程度と、こう書かれているわけでありますが、私はこのコンサ...全文を見る
○山口那津男君 次に、円借款の決定プロセスの中では、従来、外務省の経済協力局と財務省、経済産業省の担当局で協議をするというのが慣例化してきたと思います。これはなぜこういう協議が必要かということの理由があると思うんですが、関係する利害を調整する、バランスを取るということが一つの目的...全文を見る
○山口那津男君 是非、今、大臣のおっしゃった構想の実現へ向けて御努力いただきたいと思います。  続いて、地雷除去支援について伺います。  文部科学省は、平成十四年度の予算の中では、この研究開発について予算を要求しなかったと思います。しかし、実際にはロボット技術を使って、地雷の...全文を見る
○山口那津男君 経済産業省に伺いますが、これまでは武器輸出三原則のチェックという働きが主だったと思いますが、私は、現実に地雷除去の機械というのが、実用機が既に海外へ行っておりますので、むしろこういう産業技術の研究開発支援というところ、ここをもっと強化すべきであると思います。これま...全文を見る
○山口那津男君 外務大臣、申し上げますが、要望です。この地雷除去支援について、これまでカンボジアでやったり、あるいはアフガンやベトナムでもやろうとしているということを伺っておりますけれども、是非相手国の立場をよく配慮してこの除去支援という目的が遂げられるように、さらにまたこれは危...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。終わります。
11月05日第155回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  各大臣におかれましては、長時間にわたってさぞお疲れのことと存じますが、私が最後の質問者でありますので、もうしばらくよろしくお願いしたいと思います。  まず最初に、鴻池防災担当大臣にお伺いいたします。  現在もなお被災状態が...全文を見る
○山口那津男君 この三宅村は、農林水産業及び観光業等に依存してきたところでありますけれども、元々は決して財政力の強いところではありません。なおかつ、二年間も手を加えていないわけでありますから、言わば島へ帰るに当たってもその生活基盤というものはもうほとんど破壊されているに等しいわけ...全文を見る
○山口那津男君 さきの通常国会におきましても、衆議院の災害対策特別委員会、あるいは参議院の同委員会におきまして、この三宅復興あるいは支援に対する特別な決議も行われているところであります。島へ帰るまでの間はもちろん、それから、帰島のときを迎えるに当たって、その後の課題ももちろん、是...全文を見る
○山口那津男君 鴻池大臣には御退席いただいて結構でございます。  続きまして、防犯対策について国家公安委員長にお伺いいたします。  近年、都市部を中心に施錠、これは住宅のみならず、事務所等も含むわけです、それから車両にもかかわってくるわけです、こういう施錠を外して窃盗に至る、...全文を見る
○山口那津男君 特に、大臣も法律実務家としてお仕事をされた経験がおありですからよく御存じかと思いますが、例えば裁判の強制執行の場面においてはこの錠前師というのはもう必要不可欠な仕事なわけですね。ですから、もう社会のシステムの中に組み込まれている仕事であるとも言えるわけであります。...全文を見る
○山口那津男君 今やデフレギャップはGDPの三、四%にも及ぶと、これは内閣府の資料でもそういうことがうかがえるわけであります。さらに、今般、不良債権処理を加速化しようというわけでありますから、常識的にはこのデフレギャップは更に拡大するのではないかと恐れております。  その点の御...全文を見る
○山口那津男君 税制あるいは規制緩和等によりまして直接に需要が生まれるわけではありませんで、需要を引き出す間接的な効果は幾分期待できるかもしれません。しかし、やっぱりこの需要を政府が直接作り出すということも大きな選択肢の一つだろうと思っております。  その上で、今月、今年度の税...全文を見る
○山口那津男君 竹中大臣には、どうぞ御退席いただいて結構でございます。  次に、東京大気汚染公害訴訟の判決が先ごろ出ましたけれども、これについてお伺いをしたいと思います。  この裁判では、警察庁も被告、国の中の一部門として訴えられているわけですね。しかし、この判決の結果、直接...全文を見る
○山口那津男君 次に、環境省にお伺いいたします。  この判決では、いわゆる公害健康被害補償予防法に基づく認定を受けた方が、この認定が昭和六十三年で打ち切られておりまして、徐々にその人数は減ってきているわけですね。しかし、なおその後もぜんそく等の被害を受けたと主張して訴えている人...全文を見る
○山口那津男君 官房長官にこの点についてお伺いしますが、私は、かつて名古屋から所沢まで自衛隊の航空機で飛行したことがございます。高度、それほど高くないんですね。二、三千メートルだと思います。東海道沿線を上空から見ますと、ちょうど凸レンズのように東海道沿線がもう黒く煙っているわけで...全文を見る
○山口那津男君 今、明確な因果関係がないかのようにおっしゃいましたけれども、私は、その基礎となるデータ等については、もっと局地的な調査等を繰り返して詳細な調査が必要だと思っております。また改めて、私は実証的に質問させていただきたいと思っております。  それから、私が葛飾区から青...全文を見る
○山口那津男君 次に、日朝国交正常化交渉について伺います。  このほど、クアラルンプールで会談が持たれたわけでありますけれども、この点についてどのように評価をし、今後どう取り組んでいかれるか、これを伺いたいと思うんですね。  報告受けているところでは、今回の会談によって、安全...全文を見る
○山口那津男君 国家公安委員長に伺いますが、この拉致問題、今でこそ一部が明るみに出たわけでありますけれども、しかし、拉致被害者の方々からは、政府も、我々国会、議会関係者も積極的に取り組んでこなかった、こういう非難、批判があるわけでありまして、我々は率直にこれを受け止めなければなら...全文を見る
○山口那津男君 今御指摘のありました昭和五十五年の和泉照雄議員の参議院の質問、ここでも言わば三つのアベック失踪事件とそれから一件の未遂事件、これが質問の対象になり、この点の関心を警察庁として示したということでしたね。  その三つのアベック失踪事件というのは、今で言うところのいわ...全文を見る
○山口那津男君 次に、テロ対策特措法についてちょっと官房長官にお尋ねいたします。  現在の基本計画における派遣期間というのは十一月の十九日で満了する予定となっております。しかし、当初の立法時と状況は変化してきておりますし、また我が国の様々な支援活動というものはどういう効果を上げ...全文を見る
○山口那津男君 次に、武力攻撃事態法制、これは前国会では衆議院で質疑が行われた段階にとどまりました。そして、参議院の外交防衛委員会でこの法制を、扱いについてまだ法律として個別の整備分野が明らかになっていないところ、例えば国民保護の法制ですとか、あるいは国際人道法に関する分野ですと...全文を見る
○山口那津男君 以上で終わります。
11月13日第155回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  質問が前者と若干重複する点があるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。  まず初めに、戸波参考人にお伺いいたします。  憲法の基本認識についてお述べいただきましたので、この点についてお聞きしますが、憲法の改正論の...全文を見る
○山口那津男君 次に、同じく戸波先生伺いますが、違憲審査の基準について、先ほど二重の基準とか積極目的、消極目的の区別とかについての評価を求められておりましたけれども、また一方で、この経済的自由に対する規制の強弱をもっと先生御自身のお考えで基準化するとすれば、どのような御主張になら...全文を見る
○山口那津男君 また、先生、憲法改正については柔軟な護憲論、改正を頭から否定するものではないと、こういうお考えの下で環境権についてもお触れになっていらっしゃいます。さらにまた、社会保障以外の価値という意味での環境ということも御使用されておられます。  この環境権というものを仮に...全文を見る
○山口那津男君 次に、西谷参考人にお伺いいたします。  政府が、社会権あるいは労働権について、政策の指針としてこれを生かしていくということは当然としましても、当事者間でこれらの規範が実現されていくということは私は望ましいことだろうと思います。そうした意味で、社会の現状を考えたと...全文を見る
○山口那津男君 二十八条は労働基本権を規定しているわけでありますけれども、しかしまた今の社会状況の中で必ずしも労働組合の組織率が高まっている状況ではないと思います。また、既存の組合がその活動を通じて様々な要求をスムーズに実現しているということでもないと思います。むしろ、一般の働く...全文を見る
○山口那津男君 私は、今、労働組合は、政策提言機能という意味では一定の役割を果たしていると思います。  そうした中で、日本の言わば法律の次元での制度が十分でないのか、基本権という憲法上の権利としては当然必要であるけれども、その具体的な法制度の面で機能を低下させているというふうに...全文を見る
○山口那津男君 戸波先生にもう一度お伺いいたします。  先生のレジュメの中には、「政治の意図しない「憲法に基づく経済・社会生活」の実現」というふうに書かれていらっしゃいます。確かに、政治が明確に意識せずとも憲法的な価値が結果として実現してきているという側面はあったと思います。し...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。
11月26日第155回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  国民生活センターに関する質問に先立ちまして、内閣府に置かれております北朝鮮の拉致被害者支援室というのがございます。この支援の在り方について今新たな立法をしようということも検討されておるようでありますが、これらの点について幾つか...全文を見る
○山口那津男君 与党の検討はともかくも、これからの検討課題から漏れそうなこの一時金の支給についても、かつて三宅島から避難を余儀なくされた人々の当面の避難先での基盤を作るためにいろいろ制度を工夫しながら一時金を出したと、こういう例もございます。是非これに倣って、拉致という言わば自分...全文を見る
○山口那津男君 今、私が申し上げましたことは、必ずしも年金という制度にはまってこない考え方かもしれません。ですから、こういう配慮をすべきだということを私は是非とも申し上げたいわけでありますが、年金とはまた別な観点からこれを検討する余地もあろうかと思うんです。この点について、内閣府...全文を見る
○山口那津男君 難しいからこそ別な観点からの検討が必要だと、それはやっぱりそれぞれの省庁の所管にとらわれないで、内閣府という大きな視点から、広い視点から検討を要する問題だということを指摘しまして、是非お考えいただきたいと思います。  次に、日朝国交正常化交渉につきまして、先般田...全文を見る
○山口那津男君 警察庁に伺いますが、現在判明している拉致被害者は十件十五名に上るわけでありますが、これ以外に、これらの方々以外に拉致の疑いのある事案が数十件に上ると、こういう主張もございます。  そういう中で、警察庁はこれらの疑惑についてどのように取り組んでいかれるか、また現に...全文を見る
○山口那津男君 今のお答えを前提にいたしますと、この十件十五名及びその家族以外にも、将来、拉致の被害者と認定され得る人がいる可能性ありと私は判断をいたします。  そうしました場合に、現在のこの支援の在り方というものが、数が増えることあるいは様々な状況があり得ることが予想される中...全文を見る
○山口那津男君 また、拉致とは別に、帰還事業によって北朝鮮に赴いたいわゆる日本人妻あるいは日本人夫あるいはその子供たち、こういった人々がおります。また、そういう日本との関係は別にしても、いわゆる脱北者と言われる人たちが日本に難民として入国を希望するということも出てくるかもしれませ...全文を見る
○山口那津男君 是非、検討課題として念頭に置いていただきたいと思います。  次に、この被害者の支援について、現実に日本で生活をしていくためには、まずやっぱり職業を得るということが優先課題だと思います。しかし、一般の就職支援とは異なりまして、この拉致されていた方々は、二十三年以上...全文を見る
○山口那津男君 また、将来、この滞在者の御家族、特に子供さんが日本に来られた場合のことを考えますと、こういう子供さんは、日本語はもちろん、義務教育課程の情報すら得られていないわけでありまして、これを授けることがやっぱり憲法の趣旨に沿うものであろうと思います。しかも、これを通常の年...全文を見る
○山口那津男君 続いて、国民生活センターに関連してお伺いをいたします。  今回の独立行政法人化に伴いまして、国民生活センターの業務というものが新たな見直しを目指しているわけであります。そして、内閣府のこれまでの消費者行政の在り方と、それから自治体の行政の在り方、これらを総合しま...全文を見る
○山口那津男君 この消費者センターあるいは国民生活センターに持ち込まれる相談件数は非常に増える傾向にあります。しかも、その八割が契約に関するトラブルであるとも言われるわけであります。私も弁護士業務を長らくやってまいりましたが、やはり現実に相談を受けるのはこういう契約に関するトラブ...全文を見る
○山口那津男君 そういう教育の内容についても時代の進展に従って是非検討を続けて、それを反映していただきたい、このように要望します。  続いて、トラブル解決を当事者でできないことも多いわけでありまして、一つは司法的な手続を通じて解決するという道もあるわけですが、これはコストあるい...全文を見る
○山口那津男君 また、最近、公益通報者保護制度というものが検討されている、こう伺っております。消費者団体の中にもこういった情報を提供できる人を保護すべきだ、促すべきである、こういう主張がかなり強いわけであります。これらの制度化について今どのようにお考えでしょうか。
○山口那津男君 国民生活センターはこれまで様々な分野で非課税措置を受けてまいりました。これが独立行政法人化することでその要請というのは変わるものではないと私は考えます。引き続いてこのような非課税措置を存続させる必要があると思っておるわけでありますが、財務省としてはこの点についてい...全文を見る
○山口那津男君 時間が参りましたので、終わります。
11月28日第155回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  本法案は、全国的な規制の緩和を部分的に行いまして、そしてそれぞれの自治体が意欲的に、自主的に創造する様々な計画を推進、実施しようと、こういう壮大な試みであります。私は、これを是非とも所期の目的が達成されるように、円滑に実施され...全文を見る
○山口那津男君 なぜ今これをお聞きしたかといいますと、後ほど出てきますが、この実施状況を調べたりして評価をするという、そして次の施策に反映する、こういう行為が出てくるわけでありまして、この目的というところがぼけていたのではその評価も適切にできないと思うからであります。  さてそ...全文を見る
○山口那津男君 続いて、本法の法律事項の中にも様々な政省令への委任部分があります。また、本法に書かれてはおりませんけれども、現に行われている政省令による規制、これをまた政省令によって緩和するという部分もございます。こういった政省令が整備されなければ申請はできないわけですね。ですか...全文を見る
○山口那津男君 計画の申請及びそれに基づく認定というのは四月一日以降できることになっているわけでありますが、四月一日というのは火曜日になります。ウイークデーであります。この四月一日からきっちり申請を受け付けることができると、こう考えてよろしいですか。念のため伺います。
○山口那津男君 その申請に基づいて、五条の一項で、受理した日から三月以内にこの認定をすべきことと、それに係る処分をするということになっております。これも三か月以内でありますから、早いにこしたことはないと。そしてまた、この制度のスタートの時点でありますから、内外ともに注目も集まって...全文を見る
○山口那津男君 四条の七項にノーアクションレターの制度が規定されております。これも四月一日以降に適用される、施行されるということになるわけであります。しかしまた、この規定の中には、申請に当たって回答を求める、解釈についての回答を求めることができると、こうあるわけですね。  先ほ...全文を見る
○山口那津男君 このノーアクションレターの制度は関係行政機関の長に対してなされるものでありますが、基本方針に出てくるような基準に適合するか否かということについても、やはり準備段階でいろいろと問い合わせなければならないこともあるだろうと思います。こういうものについても推進本部にこれ...全文を見る
○山口那津男君 事実上やっていただくのはもちろんよろしいわけでありますけれども、やはりこれも手続の一環だろうと思います。わざわざノーアクションレターの制度をこういうふうに法文に書き込んだということもありますし、また先ほど大臣の御答弁、同僚委員の質問に対する御答弁の中で、この回答は...全文を見る
○山口那津男君 次に、先ほど同僚委員からも質問がありましたが、規制の特例措置の適用に当たって関係行政機関の長が同意をするという制度があるわけであります。同意のところを見ますと、四条の九項ですね、九項のところ、同意を得るに当たって法令に関するものは第四章に規定したこと、それから政令...全文を見る
○山口那津男君 今御答弁されたことが原則だろうとは思うんですが、しかしまた五条の二項には、「同意又は不同意」、つまり不同意ということが法律上予定されているわけですね。  先ほども不同意の具体例についての質問がありました。これは教育問題に限らず、こういう不同意ということが法律に書...全文を見る
○山口那津男君 公告縦覧があるかないかというようなことはすぐ分かることでありまして、問題は、もっと違う場合に不同意の実例が起こり得るかというところでありまして、それは政省令の決め方にも懸かってくるし計画の出し方にも懸かってくるだろうと思うんですね。  全く裁量の余地が、ゼロにし...全文を見る
○山口那津男君 恐らくは、規制を緩和する、その代替の措置をいろいろと定めなさい、実施しなさいと、こういうことも出てくるのではないかと思います。例えば教育の問題でいえば、外国語授業を小中の教育課程で取り入れるとすれば、一方で国語能力が担保されないというおそれもあるわけですね。ですか...全文を見る
○山口那津男君 さてそこで、実際に認定をして実施をされた後どうなっていくかということについて御質問したいと思います。  七条一項、二項等で、実施の状況あるいは特例措置の適用の状況等について、報告を求めた上で必要な措置を取ったり、場合によっては取消しをしたりというようなことが書か...全文を見る
○山口那津男君 この規定の仕方、報告を本部の側から求めることができると、こういうふうに書いてあるわけですね。それで、国会の質疑の中でも、この報告については必ずしも定期的なものを予想はしていませんと、こういうお答えになっております。  そうすると、この報告を求めるべきか否かという...全文を見る
○山口那津男君 その報告に基づいて改善措置を求めることができるようになっております。  この措置、具体的にどうするかということについてなんですが、これも言わば地方自治の本旨からすれば、自治体にあれをするな、これをやれというような具体的な行為、具体的な事業の禁止やあるいは命令、義...全文を見る
○山口那津男君 この報告及びそれに基づく必要な措置というのは、内閣総理大臣もできますし、また関係行政機関の長もできるということになっているわけでありますが、その結果としての取消しというのはこれは総理しかできないことになるわけですね。  そうすると、この取消しは言わば計画の全部又...全文を見る
○山口那津男君 一方で、関係行政機関の長の定期的調査という規定があります。これは三十六条に規定されているわけであります。この定期的な調査についてはいつ行うかという意味で、この定期的というのをどの程度に理解するかということになるわけですが、これ法律に明記もされていませんし、明確な御...全文を見る
○山口那津男君 この調査の結果どうするかというところが必ずしも明確ではありません。関係行政機関の長は、調査をしてそれを本部に報告する、また一方で必要な措置を取ることもできると、こういうふうに書かれております。そしてまた、評価制度というものを考えなければならないということも大臣の御...全文を見る
○山口那津男君 この定期的調査に基づく報告と、先ほどの七条にあります報告に基づく取消し等あるいは必要な措置を取るということとは関係があるんでしょうか、ないんでしょうか。
○山口那津男君 この評価に当たって、私は、是非とも、これを国民注視の中でやるわけでありますし、地方自治体やあるいは民間の実施主体の自主性を尊重するという面もあります。したがいまして、この評価を一方的に内閣の下の本部で行うということだけではなくて、それがあってもいいわけでありますけ...全文を見る
○山口那津男君 是非第三者の目を入れるというところも取り入れた評価方法を確立していただきたいと思います。  そこで、評価あるいは調査に当たってその対象は何かということを再確認させていただきたいと思います。これは冒頭に、本法の目的とは何かと、大臣の方からおよそ三つのことが大事だと...全文を見る
○山口那津男君 それでは、法律の文言には評価に当たって適正に行われているかどうかと、こういうことなんですが、単に効果を発揮しているかどうかじゃなくて、適正なというような文言も使われている部分があります。ここは実に難しいところだと思うんですね。この評価の基準といいますか、これが効果...全文を見る
○山口那津男君 特に、経済的な効果の部分についてはある程度数値化できる部分もあると思いますが、そのような手法を取り入れるお考えはおありですか。
○山口那津男君 そういう評価の結果としてこの規制の特例措置を場合によっては廃止したりすることもあるでしょうし、変更するということもあり得ますし、またこれを全国レベルに広げるということもあるだろうと思います。  そういう結果を見た場合に、これを特区の場合に限ってみれば、これは計画...全文を見る
○山口那津男君 また、関係行政機関の長が全国一律に規制の緩和を及ぼそうと、こういう判断、あるいは規制の特例を廃止しようと、こういう関係行政機関の長の必要な措置を取る、この判断に本部はどのようにかかわっていくのでしょうか。
○山口那津男君 ここも内閣総理大臣のリーダーシップが非常に求められるところだろうと思いますので、この点についての在り方についても十分な御議論をこれからも期待したいと思います。  次に、本来この法律というのは、言わば事前の規制、事前のチェック制度である規制、これを緩めて、言わば入...全文を見る
○山口那津男君 そこで、事後的なチェックによる是正もこの制度では用意されているわけでありますから、なるべく事前の様々な規制、これは緩和されたとはいえ全面解禁というわけではないと思います。  また、いろいろ許可要件を設けてそこに条件をいろいろと付ける、こういう制度も見受けられるよ...全文を見る
○山口那津男君 しかし、先ほど同僚委員の質問にもありましたあの不同意の部分について、関係行政機関側とそれからまた内閣総理大臣側とでは考え方のそごがあるようにも見受けられます。したがって、この点については是非、基の基本方針を作る側においてなるべく裁量の余地を排除するような、そういう...全文を見る
○山口那津男君 三年間で十社の進出、これは非常に喜ばしいことだろうと思います、多いか少ないかの評価は別にいたしまして。  この税制の軽減措置を取ったということは、単に国内での競争力を付けるということだけではなくて、やはり沖縄の地の利を考えたときにはアジア諸国の同様の制度との競争...全文を見る
○山口那津男君 今申し上げました提案というのは、四つの自治体、しかも都道府県と政令市が絡んでいるものなわけですね。  本法における計画の主体というものは、これは複数共同で出すということも認められておりますから一応形式的にはオーケーということになるわけでしょうけれども、しかしまた...全文を見る
○山口那津男君 そのような法の趣旨であるにもかかわらず、東京湾岸経済特区のようなものが提案されてくるということは、私は、こういう広域で税財政措置も加えたダイナミックな特区の設定というものをやはり地方は期待している、あるいは事業者も期待していると、そういうことの表れだと思うんです。...全文を見る
○山口那津男君 是非、自発的な調査も含めて、今後検討いただきたいと思います。  これで終わります。
12月03日第155回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  前回に引き続いて、この法案の今日は具体的な特区構想の中身についてもお尋ねをしたいと思っております。  この特区の言わば事業の運営主体といいますか経営主体といいますか、これについて様々な議論が行われてまいりました。その中で、株...全文を見る
○山口那津男君 今四つほど理由をお述べになりましたけれども、まず最初のその公共性といいますか、教育の公の性質ということを強調されました。しかし、教育基本法で言うところの公教育というのは、教育の中身、教える中身とか、こういうことについてはあり得たとしても、その経営の在り方ということ...全文を見る
○山口那津男君 憲法には教育の権利とか義務とかという保障があります。ですから、これは国民が求める教育について機会均等を図る、そして言わば国民としてミニマムな教育を受ける機会を保障するということは絶対に必要だろうと思います。  そういう意味での公の性質というのは理解しやすいかと思...全文を見る
○山口那津男君 今のようなお話ですと、例えば株式会社だって一定の資本金の規模とかそういう条件を付けることだって可能だろうと思いますね。ですから、株式会社だったら小規模になる可能性があって安定を損なう、これもまた論拠のない言い分だと思います。  それから、利潤追求してもうけを配当...全文を見る
○山口那津男君 一方で、学校法人にはなっておりませんけれども、例えば外国語学校、日本語学校というようなものもちまたにはあるわけですね。ここには株式会社立のものもあるわけであります。これは言わば学校法人の形態でそういうサービスが提供し切れていないところから発生している、こういう面も...全文を見る
○山口那津男君 続いて、医療法人、医療のサービスについても伺いたいと思います。厚生労働省に伺います。  この医療サービスの提供の在り方についても、今の教育サービスの在り方と同様の問題があります。公共性とかあるいは経営の安定性とかということも、多分規制の論拠としてあり得るんだろう...全文を見る
○山口那津男君 今お答えのあったように、現実には特別な弊害、問題というのは起きていない、株式会社という主体の中で立派に経営されているという御認識だろうと思います。  現実に私もこの株式会社立の病院には幾つかかかわったことがありまして、本当に一般の病院と異ならない、むしろそれ以上...全文を見る
○山口那津男君 これも先ほどの教育サービスに関するお答えと似ている部分もあるわけでありますが、株式会社だから過剰診療のおそれがあるとか、あるいは給与水準が下がるとかとおっしゃいましたけれども、今の法人だってそういうことは現に行われている部分もあるじゃありませんか。赤字の病院なんと...全文を見る
○山口那津男君 だったら株式会社立のものにもそういう仕組みをかぶせたらいいじゃありませんか。株式会社だから必ずそうなる、だから駄目だ、こういうのは全く説得力がありませんと私は思います。  それで、私は一つの例を挙げたいと思うんですが、六十二の病院のある中にちょっと具体的な名前を...全文を見る
○山口那津男君 来年十五年の一月十五日まで第二次の提案受付というのがあります。これはその後の法改正あるいは政省令の改正を当然排除しないといいますか、前提にしたものだろうと思います。  そこで、この法律がもう既にそのころにはでき上がっているとも思いますので、是非とも私は、様々な意...全文を見る
12月10日第155回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  今回の特区の規制緩和の特例措置について当委員会で一番問題になりましたのは、教育や医療の分野で株式会社の参入を認めるべきか否かという点であります。  私は、この参入を殊更排除する必要はないと、このように考えております。御答弁を...全文を見る
○山口那津男君 次に、このたびアメリカのアーミテージ国務副長官が来日をされました。関係閣僚と総理も含めていろいろ会談をされたようであります。ここで、イラクの状況に対して、万一の場合の対応の準備を進めている、こういう発言があったと伝えられているわけですね。これは武力行使も選択肢にな...全文を見る
○山口那津男君 また、関係大臣との間で、そういう場合に、我が国として、憲法の範囲内で新たな立法措置、あるいは難民の支援、あるいは給油範囲の拡大、そしてまた周辺国の支援等について検討するやの伝えられ方もあるわけでありますが、これらの場合も、事が起こってから検討するではかつての愚を繰...全文を見る
○山口那津男君 先ごろ、政府はイージス艦の派遣を決定されたわけであります。これに対してアーミテージ副長官は賛意を表し、高く評価したと、こう伝えられているわけであります。ここで米側から感謝の意が伝えられるということは、やはり米国の国益にかなうところがある、ひいては国際社会の利益にか...全文を見る
○山口那津男君 国内の自衛隊員の活動に好ましい影響を及ぼすと、これはこれで理解できるわけでありますが、それだけだったら何もアメリカの副長官が謝意を表するということまで至らないだろうと思うんですね。やはりアメリカにとって、あるいは国際社会にとってこれだけ利益があるということが背景に...全文を見る
○山口那津男君 そういう理由だけだったら私どもは反対をしないわけでありまして、十分な説明にはなっていないと。もう少し説得的な説明を加えるべきだということをお伝えしまして、私の質問を終わります。
12月12日第155回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  今日は、両参考人には貴重な御意見を賜りまして本当にありがとうございます。  私がこの問題に初めて個人として接したのは一九六〇年代でありまして、従軍カメラマンの撮った写真が軍の検閲によって不許可になっていたものが数多くありまし...全文を見る
○山口那津男君 戦後の国際法の発達について両参考人からも言及をいただきました。国際刑事裁判所というのが批准、発効されまして、今後進んでいくことになります。我が国がこれを批准していないのは誠に残念でありますけれども、この刑事裁判所規程の中で、七十五条というのがありまして、一項におき...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。