山口那津男

やまぐちなつお

選挙区(東京都)選出
公明党
当選回数4回

山口那津男の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第164回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、学校の耐震化の具体的な促進策についてお伺いしたいと思います。  学校の耐震化の進捗率はいまだ道半ばでありまして、東京や静岡では一〇〇%達成した自治体もあるようでありますが、全国においては相当な格差があることも事実...全文を見る
○山口那津男君 是非、両大臣の決意を実現していただきたいと思います。  次に、事業の仕分について伺います。  昨年末閣議決定をいたしました行政改革の重要方針に、国の行政機関の事業が要るか要らないか、まただれに担わせるべきか、これらを仕分をするという趣旨が盛り込まれました。先般...全文を見る
○山口那津男君 その法律を作る際に、単なる見直しをするとか精査をするとか、従来使われてきた言葉、意味にとらわれないで、やはりその仕分をするというのは、分類する、明確に分けると、こういう趣旨でありますから、その意が伝わるようなその言葉遣い、これは法律用語も含めてでありますけれども、...全文を見る
○山口那津男君 この公務員の削減については、単に定員を管理するという視点ではなくて、やはり公務員の携わる仕事、業務、これを一つ一つ見直し、仕分をして、その量を減らして、結果として公務員の数を減らすと、こういう認識に基づいているわけでありますから、やっぱりその業務、仕事、これを仕分...全文を見る
○山口那津男君 そういう認識に基づいて実際に防衛施設庁を解体すると御発言されているわけです。  防衛施設庁は防衛庁と違った特殊な沿革もあるわけでありまして、これを解体して再発を防止するというのは言うべくして容易なことではありません。防衛庁長官が防衛庁の組織の中だけで改革をし切れ...全文を見る
○山口那津男君 その決意を受けて我々も応援しますけれども、国民の応援を得られるように是非頑張っていただきたいと思います。  さて、この対応策として、刑罰その他の制裁を強化するとか、あるいは人事交流を活発にするとか、いろんな対策が検討できると、こう思いますけれども、しかしやっぱり...全文を見る
○山口那津男君 正に今国会は行政改革が大きなテーマになる国会でありますから、絶好の機会だろうと思います。その意味で、また改めて総理に御質問させていただく機会も持ちますが、是非今の御答弁に沿って大きな検討をしていただきたいと思います。  さて、次に政府調達の在り方について御質問い...全文を見る
○山口那津男君 そこで、防衛装備品は特殊な面もあります。例えば、予算の上では、取得は後年度負担を伴いますし、維持管理は単年度でやっておると。また、随意契約によるものが八割を占めていると。さらにまた、国内の防衛産業基盤を維持するという政策も取られていると。こういう特殊な面がある中で...全文を見る
○山口那津男君 行政評価法が施行されて三年たちました。この政策評価の手法として事前評価、事後評価、だんだん有効になってきているわけでありますが、このライフサイクル管理に当たってもこの事前、事後の評価、政策評価というものを生かしていただきたいと思います。  そこで総理に伺いますが...全文を見る
○山口那津男君 最後に総理に伺いますが、イラクは年末、昨年末に選挙を行いまして、政治プロセスが今後展開する、あるいは治安状況がどう推移するかも見守りながら今後の政策選択を考えなければならないと思います。  折から、ブッシュ大統領も一般教書演説でそれなりの見方を示したところであり...全文を見る
○山口那津男君 是非、その判断のタイミングというものを見失わないようにお願いをしたいと思います。  これで私の質問を終わります。
02月22日第164回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  公明党からは、このたびの派遣には参加者がおりませんでした。ただいま団長の御報告及び派遣議員の発言等をお聞きいたしまして、何点か感想を述べたいと思います。  まず、歴史と伝統ある民主主義国家の経験、またEUのような新しい試みに...全文を見る
02月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  私からは、高邁な議論というよりも、市井のおじさん、おばさんの観点で分かりやすく質問もいたしますし、また御答弁もお願いしたいと、こう思います。  まず、お聞きしたいことは、量的緩和解除が取りざたされる中で、様々な素朴な疑問とい...全文を見る
○山口那津男君 量的緩和解除の条件としてその物価がプラスに転じる、そして安定的に推移するということを掲げていらっしゃるわけでありますが、しかしまたその要因を分析した場合には原油高の影響もかなりあると思われます。灯油、ガソリンなどの値上げも続いているという状況にある中で、そうした意...全文を見る
○山口那津男君 今の御認識は我々も共有するわけでありますけれども、しかしながら、その景気回復とは言いながら、地方あるいは中小企業ではその実感がなかなかつかみ切れていない。これは景気の回復の中心ともいうべき東京でも、実際、中小企業者の声というのはなかなか厳しいものがあるわけでありま...全文を見る
○山口那津男君 前回、展望レポート、昨年の秋に出されたもので量的緩和政策の在り方について一定の条件といいますか、基準といいますか、そういうものもお示しになり、またその後の政策のプロセスというものも大まかにお示しいただいた。言わば規範というか基準をお示しいただいたと我々は思っており...全文を見る
○山口那津男君 先ほども同僚委員からの質疑があったところでありますけれども、この量的緩和の解除ないしはその枠組みの修正という方針、これが具体的に今後どう実施されていくのかということで先ほども御答弁があったところであります。  そこで、その中身について、所要の当座預金残高というの...全文を見る
○山口那津男君 今おっしゃられたプロセスをたどっていくといたしますと、先ほど総裁からも、この量的緩和の政策に市場が慣れていると、長い間慣れているということもおっしゃられていました。そういたしますと、やはり一定の期間というのは必要になるわけでありまして、それがどれくらいかというのは...全文を見る
○山口那津男君 量的緩和政策の解除後の政策の透明性を高めるというのは実に大事な課題だろうと思います。そういう手段の一つとして道しるべが必要だと、こういうふうにおっしゃられる方も日銀政策委員の中にはいるわけですね。  この道しるべなるものについて、具体的にどのように考え得るか。そ...全文を見る
○山口那津男君 先ほど、インフレターゲットを取る国々、政策として取る国々もあると、しかしそれは物価を抑制するという意味で使われていることが多いと、こういうお話でもありました。そのインフレターゲット政策を取る国々では一定の消費者物価の水準というものを持っているわけでありますが、総裁...全文を見る
○山口那津男君 最後に、アメリカの連銀、連邦準備理事会の議長がグリーンスパンさんからバーナンキさんに替わるという局面でありますけれども、このグリーンスパンさんの金融政策運営について、総裁として、思い出といいますか、学ぶ点があるとすればどういう点か、またバーナンキさんに対してのその...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
03月13日第164回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めにいわゆる官製談合防止法、これは平成十五年一月から施行されて既に三年間たつわけでありますが、その間、現行法を運用する立場から、公正取引委員会として、その立法目的がどれぐらい達成されたと考えていらっしゃるか、あるいはその...全文を見る
○山口那津男君 今お挙げになりました岩見沢市、新潟市、そして旧日本道路公団、これらについて改善措置を要求したということでありますが、対応してとられた改善措置、これをどのように評価をしていらっしゃるか。場合によっては公取として意見を述べることもできるという制度になっているわけであり...全文を見る
○山口那津男君 官製談合事件の場合は、今の改善措置要求が取られた場合には、受けた省庁側として損害賠償責任の有無についていろいろと調査をする義務が法定されているわけであります。  さて、具体的な事件で日本道路公団の橋梁談合事件あるいは成田空港公団事件、これらを監督する立場で国土交...全文を見る
○山口那津男君 防衛施設庁の談合事件について、これは防衛庁として、公務員の、関わった職員の損害賠償責任の有無等について調査をして公表する用意があるかどうか、これについてお考えをお述べいただきたいと思います。
○山口那津男君 今御答弁がそれぞれありましたように、いわゆる橋梁談合事件については独禁法が適用されまして、公取が当初から入っている、改善措置要求もなされるということでありますから、いずれ損害賠償責任の有無等の内容は調査の義務もあるし、またその結果についてはしかるべき公表もあり得る...全文を見る
○山口那津男君 問題なのは、この改善措置要求がなされなければ損害賠償責任の有無について調査も公表も法律制度上担保されていないということであります。一方、刑事摘発をきっかけにして自主的に再発防止策を検討し発表するということは当然のことであろうと思いますが、それが行われそうだからとい...全文を見る
○山口那津男君 ところで、この入札談合につきましては、入札に参加する人は違約金規定、違約金条項が契約にもあらかじめ設けられているというケースが多いわけであります。先ほど御指摘のあった日本道路公団の橋梁談合事件についてもこの違約金支払義務を課しているところであります。しかし、この事...全文を見る
○山口那津男君 道路公団の関係は具体的な事件でありますのでなかなか言及しにくい面もあろうかと思いますが、一般論として、違約金規定を設けた契約において官製談合がなされた場合に、違約金の支払義務とそれにかかわった職員の損害賠償責任との関係がどうなるかということをお尋ねしているわけであ...全文を見る
○山口那津男君 違約金条項があれば損害賠償の予定というのはおっしゃったとおりでありますけれども、この官製談合が行われた場合には、その違約金条項があらかじめあることが分かっていながら、その職員が関与をしてこれをともに談合してやっているというわけでありますから、言わば違約金支払義務を...全文を見る
○山口那津男君 この関係、法的な関係というのは政府としてきちんとした見解を示していただきたいと思います。文書で示していただきたいと思いますので、理事会で協議していただきたいと思います。
○山口那津男君 次に、その官製談合に関与した民間業者に対しては損害賠償請求がなされることになっているわけでありますが、一方で、この談合によって生じた利益、移転した利益というのは不当利得だと、こういう考え方もありまして、不当利得返還請求がなされる場合も具体的にあるわけですね。  ...全文を見る
○山口那津男君 官製談合が行われた場合に、いわゆる違約金条項がなかった場合、これは関係業者と職員いずれにも損害賠償責任が生じる場合があるわけでありますが、その場合のその両者の関係、これはともに不法行為を行ったんではないかと思われるわけでありますが、この法律関係についてお答えいただ...全文を見る
○山口那津男君 防衛施設庁談合事件について、防衛施設庁が職員約三千人余りにアンケート調査を行ったということが最近公表されました。これによりますと、官製談合防止法の内容とか、あるいは職員に損害賠償責任があり得るという認識は極めて低いと、四割の人がこれをほとんど知らないと、こういう結...全文を見る
○山口那津男君 近年、官製談合事件で公務員や公団等の職員に対する刑事事件の摘発が行われているわけでありますが、これには現行法、刑法その他を適用して行われているわけでありますが、幾つかの類型があるようなふうに思えるわけであります。これを事例を挙げてひとつ説明をしていただきたいと思い...全文を見る
○山口那津男君 それらの類型、これは民間も関与をしている部分があるわけでありますが、実際の処罰としては、職員の方の責任が重いとして公判請求をなし、民間に対しては略式で罰金で済ましていると、こういう事件があるのではないかと思うわけであります。そういう場合には、やはり違法性が具体的に...全文を見る
○山口那津男君 今お述べになった現行法を適用しての刑事摘発というものは、これは関与した公務員に対しては、正犯としてといいますか、刑法に直接当たるという起訴の仕方もありますし、あるいは民間がやったことに対する共犯として処罰したと、こういう事例もあるわけであります。  いずれにして...全文を見る
○山口那津男君 この官製談合事件は、その動機の主たるものとして天下り先確保ということが背景にあると、こう言われているわけでありますが、例えば成田空港公団事件で検察側の冒頭陳述ではこの点をどのように御指摘しているでしょうか。
○山口那津男君 今の御指摘の一審判決におきましてもその同様の指摘がなされておりまして、天下り先を確保するための配慮がなされたとか、あるいは談合を職務行為の一環として行っていたとか、あるいは公団内部の反復継続した行いの一部にすぎないでありますとか、そういう組織的構造性というものを明...全文を見る
○山口那津男君 是非この職員の皆さんが明確な基準の下に仕事ができるように、そして再就職を迫るようであれば、やっぱりその再就職先について心配事が募らないように明確な対応を望みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  さて次に、障害者手帳のカード化についてちょっと伺いたいと...全文を見る
○山口那津男君 一方で、身障者手帳の場合、紙で作ることになっているんですが、まあ汚れたり破れたりとか、あるいは大きくて携帯しにくいと、こういう不便を語る声もあるわけですね。で、運転免許証や健康保険証のようなカードにしてほしいと、こういう要望も受けるところでありますが、諸外国でこの...全文を見る
○山口那津男君 私は聾唖者のある会合に行きまして、韓国の聾唖者のカードというのを見してもらいました。顔写真があって、いろんな記載があるわけでありますけど、非常にハンディーで便利であると、こういう話でありました。  是非この利用の実態をお調べいただいて、この交付事務そのものは国の...全文を見る
○山口那津男君 追加の記載が必要のない、そういう利用者もいるということで、その実態に即した対応を是非お願いしたいと思います。  次に、ODAの改革と地雷除去支援活動についてお伺いしたいと思います。  この地雷除去については、我が国の技術を応用して、その機材の開発あるいは探知機...全文を見る
○山口那津男君 今大臣からるる御答弁がありましたように、この地雷除去の現場だけを見ますと、機械は初期費用がたくさん掛かると、お金が掛かって導入しにくいと、むしろ雇用の場をつくり出して、多少安全や効率は犠牲になってもその方がいいんだと、こういう現地の考え方というのはいまだにあるわけ...全文を見る
○山口那津男君 イラクの復興支援活動について伺いたいと思います。  イラクの治安情勢というものは、全体のイラクの状況の中で特にサマワの周辺がどうなるかという認識がこれからの判断に非常に重要だと思いますが、防衛庁長官として現時点でどう認識されていらっしゃいますか。
○山口那津男君 正にお触れになった政治プロセスの進展、これからの見通しというのが重要なポイントになろうかと思うわけでありますが、一方で、先ごろオーストラリアの外務大臣が現地を訪れまして、報じられているところによれば、その治安維持活動を明年まで継続する可能性もありとか、あるいは仮に...全文を見る
○山口那津男君 最後に官房長官に伺いますが、このサマワの陸上自衛隊の復興支援活動、これは一応形式的には継続して行うということにはなっているわけでありますが、非常に大きな成果を上げて、そろそろ卒業の時期が来ているんだろうと私は思います。その上で関係者は、撤収のタイミングあるいはその...全文を見る
○山口那津男君 条件についても詳細な御答弁をいただきました。  しかし、今、第九次の復興支援群が現地に赴いているわけでありますが、派遣期間というのがそれぞれありますので、例えばこの五月辺りですと交代の時期を迎えるわけですね。第十次の支援群を派遣するのか、だとすれば、今、方面ごと...全文を見る
03月16日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  大臣を始め皆さんには大変お疲れのところを申し訳ございません。私が最後でありますから、御協力をいただきながら皆さんの期待にこたえたいと思います。  まず初めに、昨日、確定申告の期間を終了したわけでありますけれども、近年、電子申...全文を見る
○山口那津男君 今の御答弁のように、着実に利用は進んできていると、その効用も多面的に認められるということでありますから、是非その利用を促進するように、その利便性を図る御努力をお願いしたいと思うのでありますが、ただ一方で、納税者の側から見た場合に幾つかの問題点もいろいろ言われている...全文を見る
○山口那津男君 細かい点で、御答弁は結構ですけれども、例えば年末調整をやった場合に税額の納付超過額が生ずる場合があるわけですが、これを翌月以降納付額に充当したり、あるいは源泉徴収税の還付請求をする、いずれか選べるという制度があるわけですね。その場合も、一年間納付した領収書のコピー...全文を見る
○山口那津男君 次に、先行減税というのを行いまして、法人税の関係で研究開発税制でありますとかあるいはIT投資促進税制でありますとか、幾つかの制度を行ったわけであります。その後、景気の回復が今行われつつ、進行しつつあるわけでありますけれども、果たしてこの取られた法人税の諸制度という...全文を見る
○山口那津男君 この点は、歳入歳出一体改革を考えていく中で、経済成長率とその自然増収に占める要因といいますか、これを分析する上で非常に大事なことだろうと思います。是非、実証的に税制と自然増収あるいは経済成長との関係は証明できるような、そういう見方というものもこれからよく検討してい...全文を見る
○山口那津男君 バブル崩壊後、不景気が長らく続いたわけでありますけれども、しかし、最近、その回復傾向が顕著になってきているわけであります。日銀の量的緩和政策が解除されたということもその一つの表れでありましょうし、それから、その不景気の期間中、いわゆるセーフティーネットの様々な制度...全文を見る
○山口那津男君 好ましい傾向だと思いますが、いずれにしても、そうした今御指摘されたことは企業活動に関連する部分のセーフティーネットのものでありまして、そこから漏れてしまう、違うセーフティーネットに頼る必要がある、そういう部分をこれからどう対応すべきかということが課題だろうと思って...全文を見る
○山口那津男君 総務省の家計調査、最近の調査によりますと、実質収入が七か月連続で前年同月比マイナスとなっていると、こういう結果になっているわけですね。  住宅ローンを組んでいる家計から見ますと、この金利が上昇する、また税制面で増税傾向があるというようなことになりますと、この家計...全文を見る
○山口那津男君 昨年のボーナスの動向でありますとか昨日の大手企業の春闘の結果とか見てみますと、サラリーマンの所得の状況というのは改善しつつあると我々は実感するわけでありますね。  ところで、総務省、この家計調査統計というものが、今、日銀総裁のお述べになったような認識とちょっと溝...全文を見る
○山口那津男君 そういう前提があるわけでありますけど、是非世の中の幅広い所得層を反映するような統計の取り方というものも検討していただければなと、こう思います。  さて、そこで、日銀の政策委員の水野氏が先日大津市で講演を行いまして、ここで中立金利というものを御指摘されております。...全文を見る
○山口那津男君 また、水野委員は、アメリカのバーナンキFRB議長は金融引締めを持続する可能性が高いと、こういう発言もされていらっしゃるわけであります。アメリカは二〇〇四年から利上げを小刻みに十四回ほどやってきているわけですね。今もなお景気拡大の局面にあると、こうも言われているわけ...全文を見る
○山口那津男君 最後に伺いますが、これまでの議事要旨によりますと、委員の中には望ましい物価上昇率という言葉を使って意見を述べられる方もいらっしゃったようであります。今回の決定によりますと、中長期的な物価安定の理解という言葉を使われまして、ゼロから二%の消費者物価指数という数字を出...全文を見る
○山口那津男君 これで終わります。ありがとうございました。
04月19日第164回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  論点について、私ども公明党の考えを述べさせていただきたいと思います。この各論点に対する公明党の意見は別の機会に譲りたいと思います。  まず掲げましたのは、総論的な事項として、国政選挙と同時実施することを念頭に置くか否かという...全文を見る
04月20日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  このたびの国有財産法改正案につきまして、近年、地震の災害あるいは耐震偽装事件等が起きまして、国民の関心は非常に高いものがあると思います。これに対応して、本年も、税制改正あるいは財政面からの給付制度等を取りまして耐震化促進策を設...全文を見る
○山口那津男君 国土交通省としては一般庁舎を管理する立場であるわけでありますが、それ以外にも防衛施設とか刑務所、あるいは特別会計で造られる施設等々もあるわけであります。これらの中にも耐震化を施すべき対象というのはあり得るだろうと思いますので、是非、財務当局としても、この耐震化促進...全文を見る
○山口那津男君 今お話のあったとおり、緊急対応の必要がありとされた六棟、これについては、言わば優先順位を高めるための一つの分類であるというにすぎないわけでありまして、緊急対応を要しないからといってほっておいていいということにはなりません。まして、国土交通省が中心になりまして国全体...全文を見る
○山口那津男君 今御答弁ありましたように、今現在の時点ではそのライフサイクルコストを正確に算定する仕組みというのはでき上がってはいないということであります。  しかし、昨年の閣議決定等にもありますように、今後の庁舎等の効率的な管理運営を考えた場合には、取得、所有の形式がいいのか...全文を見る
○山口那津男君 このライフサイクルコストに着目した選択というのは、施設面だけではありませんで、例えば防衛装備品、これらについても今年は法改正をして、この防衛装備品のライフサイクルコストを管理して調達を考えようと、こういう考え方が既に取り入れられようとしているわけですね。これはその...全文を見る
○山口那津男君 結果の検証も含めて、是非この点も推進を図っていただきたいと思います。  さて次に、公会計制度についてお伺いしたいと思います。  国有財産を管理するに当たっては、この公会計、これは民間の企業会計に倣って財務諸表等を整備していこうと、こういう発想でありまして、民間...全文を見る
○山口那津男君 自治体の代表の一つであります東京都、ここで先進的な取組がなされております。もちろん、今大臣のお述べになった国の取組というもの、膨大な作業を積み重ねて順次御努力をした大変な成果だと思われるわけでありますが、東京都の資料によりますと、この現金主義のこれまでのやり方につ...全文を見る
○山口那津男君 大臣がおっしゃられたように、そのコストも掛かるわけですね。国がやろうとすれば膨大なコストになるだろうと思います。東京都でもそのシステム作成に当たってそういう議論がありまして、東京都のシステム確立には約二十四億円のコストが掛かると。しかし、その後、その結果を活用する...全文を見る
○山口那津男君 そこで、この財務書類を作ったわけでありますが、これが行政改革のツールとして有効に機能するかどうかというのは、なお作りっ放しではならないわけであります。  まず、その作ったものが正確であるかどうか。これは、もちろん作成部門がそれぞれ所与の正確なデータに基づいてそれ...全文を見る
○山口那津男君 この点については、民間からは独立性のある公正な第三者機関を新たに設けるべきであると、こういう提言をするところもあるくらいでありまして、やはりこの正確性チェックの仕組みというのは、国民の納得を得られるような形で是非整備をしていただきたいと思います。  次に、財務書...全文を見る
○山口那津男君 この財務書類を整備するその有用性として、一つは国全体のマクロ的な視点でこれを分析していくという点もありますが、それぞれの行政機関がそれぞれの事業を行うに当たってその事業のコストがどうなっているかというものを分析するようなミクロ的な分析というものも有用だろうと思いま...全文を見る
○山口那津男君 今、副大臣からも触れられた点でありますが、その予算と決算の対応関係が分かるように工夫をするという取組が行われているわけですね。これは是非やり遂げていただきたいと思うわけでありますが。  本来であれば、この予算とその執行のプロセスとそして決算というものがすべて追跡...全文を見る
○山口那津男君 東京都はその問題、難点にぶち当たったわけですね。そこで、そのリアルタイムといいますか、執行過程も通じて、最終的には決算のところですべて財務諸表がそろうようなシステムというものをつくったわけであります。そして、その基礎がありますから、事業ごとに財務諸表を割り出すこと...全文を見る
○山口那津男君 是非それを進めていただきたいと思います。  そして、最後に伺いますけれども、国のそうした取組と比較して先ほどから東京都の例を引き合いに出してまいりましたけれども、やはり同時に自治体もこういった仕組みを整えていく必要があるだろうと思います。総務省としてはそういう自...全文を見る
○山口那津男君 今、国会では一方で行政改革の議論をしているわけでありますが、今御議論さしていただきましたこの公会計制度の整備とその活用、これはその行政改革の言わば基礎的なツール、道具として極めて重要なものだろうと思いますので、今後とも大臣におかれましては、これらの整備方、大いに御...全文を見る
04月26日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  行政改革という言葉は言い古された言葉でもありまして、このたび小泉政権として取り組む姿勢というものが改めて問われているわけであります。来月から議論が集約されていく歳出歳入一体改革、この言わば布石というか大前提としてこの行政改革の...全文を見る
○山口那津男君 総理から事業仕分の重要性というものを御指摘をいただきました。その前提として、中馬大臣、先ほど私がお聞きしましたその人口千人当たりの公的部門における職員数の国際比較、あるいはOECDの一般政府における対GDP比の人件費の比率の国際比較、こういうものを数字を分かりやす...全文を見る
○山口那津男君 今お答えありましたように、国際社会で比較しても、主要先進国と比べて日本はかなり効率のいい比較的簡素な体制で今もうやっているわけですね。しかし、それでもなお行政改革はやらなければならない課題なんだということを是非ここで我々が理解をしなきゃならないと思うんです。  ...全文を見る
○山口那津男君 ゼロ歳代は今の五十代の六割しかいないんですよ。ということは、これから増えようがありませんから、あと五十年たつともう世の中に五十歳代は六割以下と、目減りもありますから六割以下になってしまうわけですね。ですから、これで今と同じような公務員の数で同じような仕事をずっとや...全文を見る
○山口那津男君 今お聞きになったとおり、一番高い出生率と推定できる高位推計を取ってみてもこれから生まれてくる人たちは今よりも年々減っていくと、こういう予測なんですよ。ですから、よほど思い切った少子化対策を取って、それによって出生数が増えるということがなければこの趨勢は変えられませ...全文を見る
○山口那津男君 今総理の示したような厳しい決断を迫られるわけであります。もう国は借金を目一杯しちゃっているわけです。ですから、借金をこれ以上続けて維持していくということはできない相談です。かといって、じゃ税をもっとたくさんいただくかというと、これもまた厳しい選択でありまして、もう...全文を見る
○山口那津男君 総論、各論ともに事業仕分の趣旨は法案に入ったわけですね。しかし、じゃ実際にどういうふうにやるか、この事業仕分のやり方のポイントは二つあります。その一つは、やっぱり国民に見えるようにその議論の過程をオープンにするということです。それから、その仕事に携わる国の政府関係...全文を見る
○山口那津男君 その趣旨を取り入れて一応の仕組みをつくられようと努力されていることは評価したいと思いますが、実際の具体的な中身、これはやっぱり不断に検証していかなければならないと思います。  まず、特別会計について伺いたいんですが、これは従来、予算委員会等で議論されるのは一般会...全文を見る
○山口那津男君 この特別会計、今回は法案が出ているわけではありません。来年、法案を出すということになっているわけですね。今大臣がおっしゃいましたように、その積立金、剰余金の活用ということと、それから個々の特別会計を仕分をして整理統合していくという中で、個々の仕事も事業仕分をして廃...全文を見る
○山口那津男君 特別会計で行っているある事業を独立行政法人に移したからといって、国が全体としてやる仕事は必ず減る、人が減るということではありません。ですから、やっぱりやっている仕事そのもの、事業そのものを見て、これが本当に必要なものか、あるいは必要であるとしても、それが他の仕事と...全文を見る
○山口那津男君 長い歴史があるという中でそういう決断だったわけでありますが、長い歴史といえば北海道開発、これもまた様々な歴史があるところでありまして、総理からも言及があったところでありますけれども、このやっている仕事についても、例えば直轄業務を包括的に民間に委託するでありますとか...全文を見る
○山口那津男君 北海道開発の特性があることもまた事実であります。しかし、これはやっぱりその所管である国土交通大臣がまず決断をして、それが妥当かどうかをお示しして最終判断を仰がなきゃならないはずでありますので、是非、その仕分の結果を自ら御決断いただきたいと思います。  さて、ハロ...全文を見る
○山口那津男君 次に、自衛隊のことについてちょっと防衛庁長官に伺いたいと思います。  この防衛問題については大綱を昨年作りまして、ここでもいろいろな議論がありました。例えば教育関係、給食関係、整備関係等々、これは全部自衛隊あるいは官の側で行わなくてもいいのではないかと、それを見...全文を見る
○山口那津男君 今までは防衛庁本庁と施設庁はあたかも別々な役所のように組織運営されてきたわけですね。しかし、これが解体して統合されるとなれば、今まで別にやってきた、例えば給与を計算するだとか一般的な管理部門というのは共通化されるわけでありますから、ここだけ見たって圧縮できるはずで...全文を見る
○山口那津男君 地方自治の理念の下で実績が上がるように、是非、総務大臣、頑張っていただきたいと思います。  次に、市場化テストについてお伺いしたいと思いますが、この点も重要方針の中では事業仕分の趣旨を盛り込むということで書かれたわけでありますけれども、実際のでき上がった法案の中...全文を見る
○山口那津男君 財務書類について、今、決算書、予算書の連携、そしてそれに政策評価書をもっと活用する、その政策評価の中にコスト情報が入っていないんですね。ですから、財務書類のレベルアップを図ると同時に、そこでのコスト情報を政策評価にも反映させて、そして予算、決算の適正性を高めると、...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
05月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。私に与えられた時間四十分で、まず基本的な今回の法改正の問題点について何点か質問させていただきたいと思います。  まず、公認会計士ないし監査法人をめぐるトラブルについて、昨日の本会議でも御指摘があったところでありますが、これは最近、...全文を見る
○山口那津男君 この公認会計士制度、他の制度と比較するということも大事だろうと思うんです。例えば会社法制の中には、利害関係が相反する場合には幾つかの制度が工夫をされております。また、弁護士の制度におきましても、利害反する場合、双方代理の禁止あるいは様々な制度が置かれているわけであ...全文を見る
○山口那津男君 是非、積極的な検討をお願いしたいと思います。  次に伺いますが、今回の法案には政令に委任している部分というのが数多く見られるわけであります。これは機動的な対応をする、あるいは技術的な側面も多いということから、ある程度当然のことだろうとは思うわけでありますが、しか...全文を見る
○山口那津男君 正にその授権の範囲、事項が何なのかという議論、これから議論が展開されていくと思いますが、是非明確な御答弁をお願いしたいと思います。  次に、この金融商品取引に関する規制を強化したわけでありますが、それと同時に、それらの規制を金融商品取引のみならず、例えば商品取引...全文を見る
○山口那津男君 商品先物取引をめぐるトラブルというのは昔から数多くあったわけでありますけれども、このトラブルというのは最近減っているという認識でしょうか。まず、その御認識を伺いたいと思います。
○山口那津男君 日弁連の消費者問題委員会はこの問題に強い関心を持っておりまして、商品先物取引等における不招請勧誘を禁止すべきであると、こういう主張をかねて持っているわけですね。改正法はこれに対して、商品先物取引に対して、例えば不招請勧誘禁止をする政令で指定するようなことができるよ...全文を見る
○山口那津男君 私が伺ったのは、政令で、例えばさっきの店頭何とか金融商品ありましたね、これは不招請勧誘を禁止する対象として規定しているわけですね、あるいはこれからするんでしょうかね。その政令指定を、商品先物取引をその不招請勧誘禁止の対象として政令で定めることができるんですかと、こ...全文を見る
○山口那津男君 結局、政令で指定できないんでしょう。どうなんですか。明確に言ってくださいよ。今お答弁なされた方、できるんですか。
○山口那津男君 できるかできないかを聞いているんですよ。金融庁、どうなんですか。政令で指定できるの。
○山口那津男君 そうしますと、同等の利用者保護の制度をつくると、こう言いながら、この不招請勧誘については、金融商品取引については政令で指定できる道はあるものの、この商品先物取引は指定できないわけでしょう。また、現に指定する気もないわけですね。さあ、それでいいのかどうかということで...全文を見る
○山口那津男君 現行法でトラブルが果たして防げるのかどうかと、このたびの改正も含めてですね、これは大いに疑問があるところであります。  そこで、もう一点、商品先物取引において損失補てん禁止、これは他の、もちろん金融商品取引について禁止されているわけで、かつて証券の取引において問...全文を見る
○山口那津男君 本来、自己責任に帰すべき損失といいますか、損を被ったという苦情、これに対応して不公平な取扱いをしてはならないという損失補てん禁止の基本的な考え方は成り立つだろうと思いますが、しかし一方で、何らかの不法行為あるいは業法を違反した行為によって損害を与えたという場合は、...全文を見る
○山口那津男君 そうだとすると、利用者、トラブルに巻き込まれた利用者からすれば、安くて早くて有利に解決できる、そういうところに相談できる仕組みというのをやはりきちんと広報もし、そういうものを啓蒙する必要があるだろうと思うんですね。同時に、そういう弊害を起こしそうなその業者側の在り...全文を見る
○山口那津男君 今回、一定の法的手当てをしたわけでありますが、最終的には損害賠償責任を強化するということで規定も置かれたところであります。立証責任の転換はもとより、説明の対象や範囲についても一定の拡充をして手当てをしたということはあるわけでありますが、しかし、ここで説明義務、適合...全文を見る
○山口那津男君 今御答弁にありましたように、やっぱり適合性原則遵守を期待しにくい、そういう取引だというところなんですね。  そうしますと、商品先物取引に戻りますが、判決は、この数多くの判決は、商品先物取引は複雑困難で危険を伴う、一般投資家はそれを理解しにくいと、こういう指摘が多...全文を見る
○山口那津男君 今までの過去のトラブルの事例をよく分析してください。全然理解なんかされてませんよ。無知な人をだまし、陥れ、そういう事件ばっかりですよ。  ところで、この業法に合ったそういう業者と、また、業法に合っている業者を装って詐欺的な取引をしている、こっちもあるわけですね。...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
06月02日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第19号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  三人の参考人の方々には貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。  まず初めに、山崎参考人にお伺いしたいと思います。  この不招請勧誘の禁止というのが今回法律に規定されたわけでありますが、政令で特定した一部のも...全文を見る
○山口那津男君 国民生活センターや弁護士会やあるいは協会の相談件数四千件とか数百件という話でありますが。  実は、警察庁も資産形成事犯ということで取締りを行っておりまして、昨年の十一月に摘発された事件がありますが、これは一法人で九名の逮捕者が出ました。これは、商品先物取引に関す...全文を見る
○山口那津男君 次に、坂井参考人に伺いたいと思います。  業界としていろいろな努力を重ねているということは大変よく分かりました。そこで伺うわけでありますが、先ほど来、年間十一万件余りの取引があって七万人余りが出入りをするというお話でありましたが、そういたしますと、言わばプロとし...全文を見る
○山口那津男君 そうしますと、三千人から四千人のレベルの人が恒常的な取引者であるということだろうと伺いました。  七万人の方がやめられていくと……
○山口那津男君 そうだろうと思って聞いたわけでありますが、じゃ、十一万から七万の差額が恒常的な取引をしている人と、こういう認識で、三万人から四万人ということですね。  それで、七万人の方がやめられていくということですが、これはなぜやめられていくと御認識でしょうか。
○山口那津男君 そういたしますと、三万人から四万人が恒常的な取引で、七万人の方は何らかの損失を被ってやめていくと。こうなりますと、このやめた七万人の方は、再勧誘したって当然取引するはずがありませんわね。つまり、こういう方々に対しては、再勧誘の禁止というのはやっても意味がないという...全文を見る
○山口那津男君 そうだとすると、七万人の方を毎年不招請勧誘しないと市場に取り込めない。しかし、せっかく努力して取り込んだのに、七万人近くの人がまた何らかの損を被ってやめていくと。これはやっぱり健全な市場として成り立たないということを数字の上で今、坂井参考人が証明されているというこ...全文を見る
○山口那津男君 役所の説明でありますと、商品の現物取引に伴うリスクをヘッジするために商品先物取引があるという一方で、投資商品として先物取引があると、こういう説明なされるわけですね。しかし、この七万人もの不招請勧誘で加入される方々というのは、現物取引やそのリスクをヘッジするために加...全文を見る
○山口那津男君 私は、今度の改正法によっても商品先物取引分野についての効果はほとんどないと、こう認識をいたしております。  しかし、今、参考人が努力をして期待すると、こうおっしゃられるのであれば、もし今後、ここ数年のうちに激減すると、つまり十年前や二十年前の水準以下にこの苦情や...全文を見る
○山口那津男君 次に吉川参考人にお伺いしたいと思います。  私、今ここに資料として、大阪高等裁判所、平成十六年八月三十一日の判決、事件番号でいいますと平成十六年(ネ)第八百十四号損害賠償請求控訴事件という判決書を持っているんですが、裁判所の認定した事実及び判断の中にいろいろ専門...全文を見る
○山口那津男君 それはもう当然のことかもしれません。  しかし、いやしくも金融のかかわるお仕事で高度な専門知識をお持ちの吉川参考人でさえこの両建てと、商品先物取引の両建てと、言葉を聞いてもよく意味がお分かりにならないわけですね。ましてそういう金融商品分野に全く経験、知識のない人...全文を見る
○山口那津男君 それが正直な感想かと。私も同感であります。  これ一見して、こういう説明をされても、イメージがぼやっと分かっても、実際の取引に自分の自主的な主体的な判断で選択をするということはかなり難しいだろうなと、こう思うわけでありまして、この商品先物取引については非常に規制...全文を見る
06月06日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。自民党、公明党、与党会派を代表して、御質問をさせていただきたいと思います。  先ほど来指摘されておりますコンプライアンス、これが企業活動の前提であることは当然でありますが、銀行の責任は単に法令に違反しなければよいということにとどま...全文を見る
○山口那津男君 金融庁が去る四月二十七日に発出した業務改善命令の中で、今回の事態の要因として、経営管理態勢、内部管理態勢及び法令遵守態勢などにつき、取引等の適切性の確保の観点から問題が認められるという点を指摘しております。また、先日の西川参考人のお答えの中でも、特にそのコンプライ...全文を見る
○山口那津男君 本来、貸手の立場で中小企業に対しては優越的地位を持っていらっしゃるわけでありますから、中小企業の側からすれば、物を言いたくてもなかなか言えないと。モニタリング制度を整えて、どうぞ何でもおっしゃってくださいと、こう言っても、またその言ったことがいろんな形で跳ね返って...全文を見る
○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  本委員会で質疑をやってまいりましたけれども、与党、野党問わず、商品先物取引の在り方について質問が集中してまいりました。私は、この機会に、今後の在り方について自民党の国会対策委員会の方でも相当な御心配をされまして、いろいろな御指...全文を見る
○山口那津男君 農業品については、農産品については今のような農水省の対応だということになります。では、工業品について、経済産業省、同様でありましょうか。
○山口那津男君 そうした対応措置をとられることには期待をしたいと思いますけれども、しかしこの実態、先ほど指摘しましたように、七万人が一年間に入ってきて、そして、この間の発言によれば、損をした結果、七万人が退出していくということであります。継続している人は三万人、四万人にすぎない。...全文を見る
○山口那津男君 同じく、農水副大臣にトラブルが減るという結果ではなくて、もう激減して解消すると、こういう結果が出なければ私は駄目だと思うんですね。是非、農水副大臣の御決意を伺いたいと思います。
○山口那津男君 この不招請勧誘の禁止をめぐる様々な論議を与謝野大臣、お聞きになられていらっしゃって、これは金融商品全般に通ずる課題にも関係をしていると思われます。そうした論議をお聞きになられて、その所感をお聞かせいただきたいと思います。
○山口那津男君 今それぞれ御答弁いただいた今後の見通しを是非、我々は検証してまいりたいと思います。また、全国の関係する方々が注目をされていらっしゃると思います。是非とも実効ある対応をお願いしたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。
06月13日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、村上ファンド事件を教訓としてどのようなことが考えられるかについて何点か御質問したいと思います。私は、ごく普通の一般投資家、特に今、貯蓄から投資へと叫ばれる中で、自分も投資をやってみようかとせき立てられるような思いを...全文を見る
○山口那津男君 私は事実関係聞いているわけじゃないんですよね。だから、今のお答えは何も答えていないに等しいんでありますが、時間がありませんのでこれ以上はお聞きしませんけれども、今私が聞こうとしたことは、証券取引法の百五十七条の一号の解釈をどうするかということ、あるいは追徴とか没収...全文を見る
○山口那津男君 次に、村上ファンド、当初は経営者に緊張感をもたらすとか、経営に改善努力を促すとか、そういうプラス面も語られたわけでありまして、これは今なお妥当する面も持っていると私は思います。  しかしながら、これを契機にして、今度は経営者側が様々な防衛策を講じたわけであります...全文を見る
○山口那津男君 このライブドアに始まる、そして村上ファンドにつながる、こういう一連の事件を通して、これは、貯蓄から投資へという流れというものを一般の市民、一般の投資家から見て、本当にそういう流れが時代の趨勢であって自らも参加していいんだと、参加すべきなんだと、こういうふうにつなが...全文を見る
○山口那津男君 特に、村上ファンド事件の場合は、企業の言わば経営資源そのものの情報のやり取りではなくて、むしろ投資する側の関係者の間のやり取りをもって生じている事件ということになりますので、この点については、やっぱり情報のギャップのあり過ぎる一般投資家としては非常に怖い側面がある...全文を見る
○山口那津男君 同じくG8財務大臣会議で主要なテーマになったと言われておりますのは、原油高と不均衡拡大のリスク、これにどう対応するかということでありまして、我が国の財政運営についても注文が付いたというような報道もあるわけでありますが、この会議を通して財務大臣としてどのような御認識...全文を見る
○山口那津男君 最後に日銀総裁に伺いますが、株価あるいは消費者物価指数等、最近の動向、これがゼロ金利解除の判断に今後どのように影響していくかと。当初描いておられたシナリオと若干違う動きにもなるのかなと、こういう観測もあるわけでありますが、どのように御認識されるでしょうか。
○山口那津男君 終わります。ありがとうございました。
06月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第1号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  日銀総裁の村上ファンドに対する出資及びそれを総裁就任後も継続していたという行為に対して様々な角度から議論がなされておりますが、私は大きく三つの視点があると思います。  一つは、その過去の行ってきた行為に対して、総裁が当事者と...全文を見る
○山口那津男君 閣僚に対しても非常に厳しいルールがこれまで作られてまいりました。  谷垣大臣にお伺いいたしますが、大臣は今財務大臣でありますが、金融担当大臣も経験されたことがあられますし、またかつて防衛政務次官もやられたことがあると、そういう中で、政務次官あるいは大臣に課せられ...全文を見る
○山口那津男君 今、大臣がお述べになった認識というのは私も全く同感であります。  その上で、今もお述べになられましたが、財務大臣あるいは金融担当大臣のお立場になられると、これは株式あるいは金融関係その他経済情報一般、そういった市場に関するものも経済関係に関するものも、非常にそう...全文を見る
○山口那津男君 今、大臣がお述べになったその違いというものが実際立場上あるわけでありますが、しかし、大臣、副大臣、大臣政務官、あるいは昔の政務次官ですね、これらの地位にある人にはひとしく先ほどの規範というものが適用されるわけですね。そのお立場と日銀総裁のお立場を比べた場合に、この...全文を見る
○山口那津男君 村上ファンドに出資を直接制限するような規定というのはなかったとは思いますけれども、しかし世の中には一般的なルールというのは既に働いておりまして、例えば李下に冠を正さずとか、瓜田にくつを脱がずとか、あるいはノブレス・オブリージュというような言葉も特別な地位にある人が...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
11月02日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  今日は、去る十月三十一日に発表、公表されました展望リポートに示された基本的見解に関しまして、基礎的な質問を何点かお伺いしたいと思います。同僚議員の質問と重複する点もあろうかと思いますが、お許しいただきながらお答え願いたいと思い...全文を見る
○山口那津男君 海外経済全体として見た場合に、地域的な広がりを伴って拡大を続けると、こういう見方でありますけれども、具体的に、例えば中国やASEAN諸国など東アジアの地域全体の拡大ということもありましょうし、それらが日本の外需となって現れるということもありましょう。この関係をどう...全文を見る
○山口那津男君 一方で、海外経済のリスク要因も幾つか指摘をされているところでありますが、これが基本シナリオに反して予想外に減速をした場合どうなるかということで、この点の我が国への影響については、我が国の企業全体としては、いわゆる三つの過剰等も解消してきているということから景気全体...全文を見る
○山口那津男君 企業部門は強め、家計部門はやや弱いと、こういう御指摘でもあります。その企業部門は強めで好調が続くとした上で、高水準の収益、売上高利益率を維持すると、こういうことでありますが、大企業についてはある程度そうなるだろうなというのは我々予測できるわけでありますが、我が国経...全文を見る
○山口那津男君 中小企業に対して非常に心強いお言葉をいただいたわけでありますが、我々がちまたでいろんな人の声を聞くと、商店街に行っても、あるいは中小企業の会合に行きましても、報道等で伝えられる好調というのは我々のところには及んでいないという声が非常に多いわけですね。ですから、やっ...全文を見る
○山口那津男君 雇用者数は着実な増加をすると、こういうふうに見ていらっしゃるわけでありますが、一方で、九月の統計を見ますと、完全失業率はやや悪化をしていると。また、就業者数、これも一年五か月ぶりに減少をしているという数字が出ているわけですね。これらの数字というのは一時的あるいは表...全文を見る
○山口那津男君 厚生労働省に伺いますが、いわゆるこの失業については、需要が不足しているから失業が増えると、こういう見方、オーソドックスな見方があると思いますが、一方で均衡失業率ということを言う人がいるわけですね。これは、需要不足が解消されても雇用のミスマッチというのは常に存在する...全文を見る
○山口那津男君 今、雇用のミスマッチの解消という話出たんですが、これは厚生労働大臣もそれに努めるということを強くおっしゃっているようであります。しかし、言うべくしてこれは簡単ではないと思うんですね。特に、若年者でもう学校を出た既卒者のところ、二十代後半から三十代前半の辺りを見ます...全文を見る
○山口那津男君 既に実施しているトライアル雇用とか、あるいはジョブカフェを活用するとか、もうあらゆる施策を動員してきめ細かに対応してこの解消に努めていただきたいと思います。  さてそこで、総務省の九月の家計調査によりますと、一世帯当たりの消費支出は前年同月比六%減、これは大幅な...全文を見る
○山口那津男君 この家計支出というのは、今御指摘のようになかなか厳しい状況が続いているわけですね。  内閣府に伺いますけれども、今のこの支出動向、消費動向というものを、要因をどう分析して今後の見通しがどうなるかというところ、これから半年ぐらいの程度の見通しについてどう見ていらっ...全文を見る
○山口那津男君 今おっしゃった最後の所得の動向については今後注意する必要があると、これはもうちょっと分かりやすく教えていただきたいと思います。
○山口那津男君 伸びが鈍化していくと、こういう御指摘でありましたね。  さて、じゃもう一点、今度財務省にちょっと伺いますが、先般、地方財務局長会議で全国的な景気回復傾向を確認をしたということでありまして、一部には拡大傾向も出ていると、こういうことであったようであります。これが今...全文を見る
○山口那津男君 もう一度内閣府に伺いますが、内閣府で取っている指標というものに景気動向指数の先行指数というのがあるわけですね。これは九月分についてはもう間もなく発表の時期だというふうに伺っておりますが、過去三か月を比べてみると、これが五〇を割っているという動きもあるようであります...全文を見る
○山口那津男君 突然の御質問でありますけれども、内閣府で景気動向指数の先行指数というものを発表しているわけであります。過去二か月はこれが五〇を割っているというふうに報道されているわけですね。九月分についてももう間もなく発表される予定と。これは同じく五〇を割るであろうと、そう言われ...全文を見る
○山口那津男君 今総務省あるいは厚生労働省、財務省、そして内閣府等からいろいろな見方を御披瀝いただいたところでありますが、展望リポートに戻りますけれども、ここで家計部門へ波及するということを言っておられるわけですが、これは四月の展望でも言及されていたわけですね。これ、企業部門と家...全文を見る
○山口那津男君 この賃金上昇の要因を労働需給の逼迫というところだけではなくて、やっぱりこの企業の所得の分配というところも公正にやるべきだという視点も本当は必要だろうと思うんですね。年末の賞与あるいは来年の春闘、そしてまた新しい人の採用等々、タイミングがいろいろありますので、働く人...全文を見る
○山口那津男君 現在の金融環境の下では、企業の設備投資というのはかなり積極的であって過熱するリスクも潜んでいると、こういうことだろうと思いますが、その場合に財政政策の点で法人課税の在り方とこの金融政策の在り方、これの調整とか役割分担というのがどうあるべきなのかということをちょっと...全文を見る
○山口那津男君 確かに、ピンポイントで政策的な法人課税を考えるということは共存し得る、金融政策と共存し得ることだろうと思いますが、一方で、日銀の方に、その景気過熱を心配して金融政策で調整しようという場合と、この法人課税がどうあるべきか、その点についての基本的なお考えをお示しいただ...全文を見る
○山口那津男君 最後になりますが、二つの柱で点検をするとおっしゃっているわけでありますが、リスクの面を点検をしていった場合に、下振れした最悪のシナリオといいますか、下振れした場合に物価下落と景気悪化の悪循環に転化するリスクは小さいと、こういうふうにおっしゃっております。デフレスパ...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
12月07日第165回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  私は、このたびのいわゆる官製談合防止法改正案の与党案の作成に対して責任ある立場でかかわった者の一人として御質問させていただきたいと思います。  私はさきに、本年の三月十三日に本院の予算委員会においてこの点に関する質問をさせて...全文を見る
○山口那津男君 今のお答えは一般的な法律関係をお述べいただいたものでありますが、今回のこの与党案におきましては、この損害賠償の責任の有無について、また賠償額等、それらの結果についてこれを公表するという新たな制度を設けました。  これをなぜ私たちが強調するかと申し上げますと、この...全文を見る
○山口那津男君 今の橋梁談合事件につきましては、公務員の側はまだ争いが続いているようでありますけれども、民間の業者についてはもう結論が出ているだろうと思います。  それに対して会社側としては損害賠償請求を業者に行っているのではありませんか。それに対して業者側はどういう反応をして...全文を見る
○山口那津男君 その違約金について請求している件について、請求された側はこれを払ったんですか、払おうとしているんですか、それともどうなんですか。ここを教えてください。
○山口那津男君 なかなかお答えにならないので、大臣の会見で大臣がどう述べられているかということを申し上げたいと思います。  その未払のところについては、発注者であった道路公団幹部もいわゆる官製談合として関与した事案ではないのかと、そういうものについて契約に基づく違約金を求めるの...全文を見る
○山口那津男君 なお、申し添えておきますけれども、この事件でかかわった官の側は背任罪も適用されているわけですね。で、背任罪は損害額の認定を起訴状においてはしているわけであります、判決の結論がどうなるかはまだ分かりませんけれども。そして、この損害額の認定によってはやはり民との関係で...全文を見る
○山口那津男君 この事件は既に刑が確定しているわけですね。そして、この事案の場合には違約金特約条項というのを入れてなかったんですね。それで、この契約をしたのは二〇〇三年の十一月あるいは十二月という時期なんですが、この年の六月に国土交通省はその談合防止策として契約額の一〇%を違約金...全文を見る
○山口那津男君 会計検査院は、契約総額七億六千六百万円の一〇%を目安に損害賠償請求などを検討するようにということでこの会社の方に求めたのではありませんか。どうですか。
○山口那津男君 それを先にちゃんと言わなきゃ駄目ですよ。その指摘を受けてこれこれこう検討しておりますということをちゃんと言わなきゃ駄目ですよ。で、いつまでにその調査を終えて金額を確定して、それを公表するんですか。
○山口那津男君 それでは、なお申し上げますが、調査して何を調べるんですか。損害の実額を出せるんですか。出せない場合があるから裁判の事例等では損害額を認定することが行われているんでしょう。で、契約総額の何%と、さっきお答えあったでしょう、最近の裁判例では五%から一〇%の例が多いと、...全文を見る
○山口那津男君 国土交通大臣は九月十二日の会見で、橋梁談合事件に関してでありますが、違約金特約条項導入以前の工事、これは特約条項を入れるべきなのに入れなかったという場合と同様に考えていいと思いますが、それについては、司法当局等により談合の認定が行われたものについて、特約条項はあり...全文を見る
○山口那津男君 その結果を早く公表していただきたいと思います。  さて次に、防衛施設庁、こちらも談合事件があったわけでありますが、既に現職であった人の二名については刑が確定しているわけですね。OBの人についてはいまだ争われていると思いますが、現職だった人については刑が確定してい...全文を見る
○山口那津男君 では是非、きちっと対応する、つまり公表しますというふうに受け止めてよろしいですか。念のため、一言。
○山口那津男君 この損害賠償については、先ほど一般論として、違約金特約条項があったとしても実損額がそれを上回る場合があり得ると、こういうお話でした。それから、違約金特約がない場合であっても損害賠償請求はなし得ると、こういうことでありました。これらをきちんとやっていくこと、そしてそ...全文を見る
○山口那津男君 この刑事的な面、民事的な面での抑止力を強めるということを是非現場の職員に徹底を図っていただいて、今後二度と再発をしないように努力をしていただきたいということを申し添えまして、私の質問を終わります。
12月07日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  本日は、参考人の皆様には貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。順次お伺いしたいと思います。  まず、石井参考人にお伺いいたします。  この多重債務者問題というのが一種の病理現象であると、これをそうとらえた上...全文を見る
○山口那津男君 今、その業界の対応力というか生き残れるかどうかというお話がありましたけれども、傘下の業界といっても業務の形態というのは多様だろうと思います。それから、お客さんの層というのも多種多様だろうと思います。それらがおしなべてこの生き残りは不可能だと、困難であると、こういう...全文を見る
○山口那津男君 その皆さんの業界が自然発生的に銀行に担えない分野を担ってきたと、こういう歴史的な認識もお示しいただいたわけでありますが、今回の法改正によりまして、法律によりまして皆さんの業界が壊滅的な打撃を受けるとした場合に、その借りている利用者の皆さんが、銀行がそういう新たな供...全文を見る
○山口那津男君 一方で、多重債務者問題を引き起こした要因として、やみ金あるいは悪徳業者の存在ということを指摘されました。この悪徳業者あるいはやみ金の取締りの実態、あるいはこれらの取締りに対するこれからの期待、こういうことについてどうお考えでしょうか。
○山口那津男君 次に、木下参考人に伺いたいと思います。  この法律のできた後に対応するために、七百人近くの希望退職を募るということでありましたけれども、同様に大手の同業者の方々は同じような対応を迫られるというふうにお考えでありましょうか。
○山口那津男君 売上げが減っていくということは容易に予想されるわけでありますから、金利も低いわけでありますから、これは多かれ少なかれそういう対応は迫られるだろうと思います。  続いて、石井参考人にまた戻りますけれども、壊滅的な打撃を受けると、中小の業者さんが多いだろうと思うんで...全文を見る
○山口那津男君 平野参考人に伺いたいと思いますが、一つは、その貸金業のところの供給が壊滅的になるといった場合に、銀行がその供給先として今まで期待にこたえることはなかったと、こういうふうに石井参考人は言われたわけでありますが、銀行としてこれからそういう供給源として対応できるかできな...全文を見る
○山口那津男君 現状では、その個人信用分野については経験も人材も乏しいんだろうと思いますけれども、しかしこれからその健全な育成を銀行として目指していくというのであれば、既に木下参考人の所属する業界あるいは石井参考人の所属する業界、これらで経験のある人たちを言わば銀行が雇用の受皿と...全文を見る
○山口那津男君 大手銀行は、その貸金業の資金の供給元としてこれまで存在していた面があったかと思いますが、そうした面で信用収縮あるいは貸出し量の減というものが起きてくるかもしれません。その辺をどう認識されているか、そしてその場合に、新たな運用の在り方といいますか、投資の在り方といい...全文を見る
○山口那津男君 終わります。
12月12日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  私は元々弁護士をやっておりました。昭和五十七年の登録でありますが、当時からこのサラ金の問題等、いや応なく事件処理に携わらざるを得なかったという経験を持っているわけでありますが、今回、この法案を審議するに当たって、いわゆる多重債...全文を見る
○山口那津男君 続いて参考人は、この貸金業界による資金供給というのは激減をすることになると、資金需要に対応する銀行等の適切な資金供給は期待し得ないんだと、そう述べていらっしゃるわけですね。  今、そもそもの貸金業界のこの改正案の影響について認識が違うわけでありますから、この主張...全文を見る
○山口那津男君 健全な資金供給の期待はもちろんでありますが、期待どおりいくかどうかというところが懸念でありまして、参考人は、この資金需要が現実にある限り、それに応じる適切な供給がなされなければ、不適切な供給、すなわちやみ金融がはびこるであろうと、こういう懸念も示しているわけですね...全文を見る
○山口那津男君 金融庁はやみ金融の実態をどのようにつかんでいらっしゃるか。まあ、やみだから、なかなか実態を正確につかむということは難しい面があろうかと思いますけれども、その実態、具体的にどう掌握されているか。参考人の意見の中には、東京の神田駅周辺にはその種の業者、あるいは正規の登...全文を見る
○山口那津男君 このやみ金対策については法改正が先般行われまして平成十五年から施行されていると承知しておりますが、この施行後、取締りの成果というものがどのように上がってきているのか、また、この取締りに対して何らかの限界があるとか、そういう実感をお持ちなのかどうか、この辺についての...全文を見る
○山口那津男君 一定の成果を上げているというのは事実だろうと思いますけれども、警察庁からいただいた資料によれば、この検挙事案というものを大分類しますと、無登録、高金利、いずれもかぶるもの、あるいは無登録事犯、あるいは高金利だけの事犯、その他と分類しているわけですね。ですから、無登...全文を見る
○山口那津男君 私は、この今回の法改正の言わば効果の成否というものは、様々な規制を加えたことと相まって、このやみ金を抑え切れるかどうかというところに懸かっていると思います。  私が弁護士登録して間もないころ、出資法等の改正が行われまして、事件がいっとき激減したということがありま...全文を見る
○山口那津男君 業界の参考人から、その点明確な懸念というものが示されているわけでありますから、楽観は許されないと私も思います。是非しっかりやっていただきたいと思います。  次に、サラ金問題、貸金の問題と並んで社会問題化している分野にクレジット契約の分野がございます。これは割賦販...全文を見る
○山口那津男君 今私がお聞きしたのは、販売業者が購入者の支払能力をきちんとチェックしていないということをクレジット会社が見逃していると、こういう問題でありました。また一方では、販売業者が悪質な販売活動をしていると、そういうことに対してクレジット会社が信用を与えてしまっていると、こ...全文を見る
○山口那津男君 私の経験からして、そのサラ金問題と並んで、もう昭和五十年代からこのクレジットの問題というのは今と同じような問題が生じておりました。そして、件数はいたずらに増えていると、対応策、適切な対応策が取られないまんまに来ていると。一体何を検討しているんですかと言いたいくらい...全文を見る
○山口那津男君 我が国ではこのカウンセリングの分野というのはまだ十分に発達をしていない面もあろうかと思いますので、その運用を通じて経験を重ねた上で、是非制度化の道も検討していただきたいと思います。  最後になりますが、内閣府に、消費者教育というのが極めて重要だと私は思うわけであ...全文を見る
○山口那津男君 今お答えもありました。そして、公聴会等でもその具体的な実践が紹介されるということもありました。そのいろんな現場で取り組んでいるということを、今内閣府で検討されている体系化の作業でしっかりと位置付けた上で、それぞれの担当するものを言わば有機的に、ネットワーク的に結び...全文を見る