山口那津男

やまぐちなつお

選挙区(東京都)選出
公明党
当選回数4回

山口那津男の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第166回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  補正予算の審議をするに当たりまして、野党の皆さんが欠席をされているのは誠に残念であります。特に、この補正予算は災害対策関係予算を始めとして国民生活に緊急を要する内容が多々含まれているわけでありまして、本来、衆議院、参議院の今回...全文を見る
○山口那津男君 この自治体の中には、進捗が遅れているところで度々大きな地震の被災に見舞われた県もあるわけであります。私は茨城県の生まれ育ちでありますけれども、茨城県も決して芳しい進捗率ではありません。したがいまして、これらを公表することによって住民の意識を高め、かつ行政機関の運営...全文を見る
○山口那津男君 昨年来の論議の中で、この自治体が耐震改修促進計画というものを今年度中に作ると、これは都道府県レベルであります。いずれ市町村レベルでも作るということになっているわけでありますが、ちなみに、東京都におきましては最近その計画の素案が示されておりますが、その中で、学校施設...全文を見る
○山口那津男君 次に、障害者自立支援に関してお尋ねをいたします。  今回の補正予算及び平成十九年度予算で、障害者自立支援法を円滑に施行するための特別対策が盛り込まれているわけであります。その柱が三つありまして、一つは利用者負担の軽減、もう一つは事業者への激変緩和措置、そして三つ...全文を見る
○山口那津男君 是非見直しに当たってきめ細かくやっていただきたいと思います。  さて次に、地域の活性化、地域再生について総理にお伺いしたいと思います。  新経済成長戦略の下、地域再生、地域活性化のために様々な施策が盛り込まれているわけであります。中小企業の支援策もあれば、ある...全文を見る
○山口那津男君 是非その心意気で頑張っていただきたいと思うわけであります。そして、自治体の中には関心の強いところとそうでもないところとやっぱり差があるわけでありまして、その弱いところ、少ないところ、そこを特に促すようなこともお考えいただきたいと思います。  次に、大都市地域にお...全文を見る
○山口那津男君 大臣からも言及がありましたが、東京大気汚染訴訟の控訴審で今和解の試みがなされていると言われておるわけであります。私が平成十四年に質問したときも、地裁の判決で敗訴判決、国が受けた直後でありました。  私は、この控訴審の和解協議の中で、東京都は和解に応じる、つまり治...全文を見る
○山口那津男君 何か今の御答弁ですと環境省だけの判断では応じ切れないような含みを感じましたけれども、私は、だからこそ、平成十四年のときは福田官房長官に総合的な視野からの、国として、政府としての解決策の努力をお願いをしたわけであります。是非総理もこの点をお含みおきいただいて、御努力...全文を見る
○山口那津男君 この東アジアの国々の国益の共通するところについて、是非強力に推進を図っていただきたいと思います。  また、続いて総理に伺いますが、先般、中国が人工衛星破壊実験を行ったと。これに関して、我が党の草川議員から本会議で質問等がなされたところであります。  ところで、...全文を見る
○山口那津男君 厚生労働大臣に伺いますが、高額療養費の自己負担限度額が設定されているわけでありますけれども、ここで多数該当、高額療養費を何度も何度も使うという方いらっしゃるわけでありますが、その場合に、同一保険者の場合は四回目から軽減されるという制度がつくられているわけであります...全文を見る
○山口那津男君 時間が参っておりますけれども、次の渡辺孝男議員がドクターヘリについて質問するわけでありますが、くくりといたしまして、東京都が救急ヘリを今年度用意することにいたしております。  この東京都の特色は、他県では消防機関は市町村単位であるため、東京消防庁のようにヘリを数...全文を見る
03月09日第166回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、イラク情勢についてお伺いをいたしたいと思います。  このイラク特別措置法を作って、四年間の時限立法ということでこれまでやってまいりました。そしてその間、陸上自衛隊がサマワで人道復興支援活動に従事し、今その陸上自衛...全文を見る
○山口那津男君 派遣された各国の部隊の参加国数あるいはその人員というのはさほど大きな変化がないということだったろうと思います。  それでは、国連の諸機関、いろんな機関があると思いますが、そこの活動の状況というのは変化があるのかないのかというのはお分かりですか。
○山口那津男君 そうしますと、国連においても、また人道復興支援活動等に参加する各国の状況についても、今大きな変化なく現場で頑張っていると、こういう状況だろうと思います。  そこで、日本の航空自衛隊は多国籍軍の人や物、あるいはもう一つ、国連の要員を運ぶ、こういう仕事もしているとい...全文を見る
○山口那津男君 昨年新しい国連事務総長が誕生いたしました。北東アジア出身では初めての事務総長ということでありまして、お隣の韓国の御出身であります。我が国と国連との関係というのは極めてこれまで重要な関係を結んできたわけでありまして、安保理での我が国の位置付けというものも今重要な課題...全文を見る
○山口那津男君 是非近いうちの会見を実現していただきたいと思います。  次に、人間の安全保障という視点から幾つか御質問をしたいと思っております。  先般、同僚の澤雄二議員から新型インフルエンザ対策について強化をすべきであると、こういう御質問をして、総理のリーダーシップの下で今...全文を見る
○山口那津男君 この新型インフルエンザは国境を越えて侵入してくるという意味で、水際での防御、防衛というのが非常に重要だと思います。同時に、これは我が国からまたそういうものが外へ出ていくというようなこともあってはならないことだろうと思いますので、これは国際社会の中で緊密な連携の下に...全文を見る
○山口那津男君 昨年、外務大臣にニカラグアの例を出していろいろと教えていただいたわけでありますけれども、大事なことは、多段階、今までは地雷除去だけ、あるいは農業開発だけ、その他のインフラ整備と別々にやっていたわけですね。しかし、今大事なことは、例えば難民として村を離れた人たちが、...全文を見る
○山口那津男君 このODAで今大臣のおっしゃったような支援といろんな、様々な支援が競合するような場合も出てきますので、是非、この平和構築の言わば柱となるべき施策だと思いますので、これに優先度を与えて実施をしていただきたいと思います。  さて、総理に伺いますけれども、三月六日にイ...全文を見る
○山口那津男君 総理、これは何だかお分かりでしょうか。(資料提示)これはクラスター爆弾の子爆弾であります。これはアフガニスタンでUNMACAという国連機関の代表からいただいたものでありますけれども、アフガニスタンに投下されたクラスター爆弾、これはこういう子爆弾を多数詰め込んだ大き...全文を見る
○山口那津男君 ありがとうございました。
10月16日第168回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  先ほどの石井一委員の質問の中に上納金とか、よく意味の分からない、法律的な定義のない、そういう言葉を乱用した質問がありました。このような質問は厳に慎んでいただきたい。閣僚に対して、政府に対して答弁を求める、政府の委員が答えられる...全文を見る
○山口那津男君 そのとおりでありまして、その原則を踏まえて質疑に行かしていただきたいと思います。  まず、総理に、通告はしていませんが、政治姿勢について一言お伺いしたいと思います。  このような民意を受けての国会の状況になりました。与党と、衆議院と参議院でいわゆるねじれの現象...全文を見る
○山口那津男君 今度の国会の重要な論点でありますテロに対してどう新しい制度をつくっていくかという点について幾つか御質問させていただきたいと思います。  現行のテロ特措法というのは、これは九・一一の翌日に決議されました安保理決議一三六八というものに基づいて、それを受けてこの法律が...全文を見る
○山口那津男君 それらの国々は明確に国連決議一三六八を受けて行動を起こしているということでありまして、我が国の作ったテロ特措法もそういう趣旨でこの国連決議に基づく活動であるということを認識した上で法律を作っているというふうに我々は考えます。  その上で、昨日、防衛大臣の御答弁で...全文を見る
○山口那津男君 官房長官に伺いますが、今個々の活動について明確な御説明がありました。しかし、それぞれの活動がばらばらにやられているわけではないんですね。  これは、同じ広い意味で大きな目的に立ってやっていることだろうと思います。テロの防止、抑止ということもあるでしょう。また、そ...全文を見る
○山口那津男君 今御説明があったとおり、現行法のテロ特措法を作るときはISAFもなかったんですね。しかし、その後できて、今官房長官あるいは防衛大臣から御説明のあったとおりでありまして、様々な活動がお互いの連携を取りながら大きな目的に向かって活動をしている。そういう陸上の活動を海で...全文を見る
○山口那津男君 今のお答えだとしますと、時限法で期間を決める、期限を決めるということは、その期間、活動の安定性を保障するということはもちろんあるんですが、むしろ延長をしていくことを前提にしまして国会がどうこのチェックをするかと、そっちの機能というものが非常に大きいんだろうと思うん...全文を見る
○山口那津男君 このテロに対応する様々な活動のうちテロの温床をなくすという意味で、民生支援といいますか、あるいは開発援助といいますか、これをアフガン国内にしっかりとやっていくということが非常に重要な課題だろうと思います。再三の答弁で、何億ドル出したとか、そういうお金のことは随分語...全文を見る
○山口那津男君 残念ながら、アフガニスタンは退去を勧告される、そういう地域になっているわけですね。ですから、いかに民生支援が大事だということが分かっていても、やはり治安が安定しなければそれを推進していくことができない現状にあるということであります。ですから、その辺をよく見ながら、...全文を見る
○山口那津男君 次に、地域活性化についてお伺いしたいと思いますが、税源が大都市に偏在をしているとよく指摘をされるわけですね。確かに大都市、特に東京は例えば法人二税など他県と比べますと突出して一人当たりの税収は多いと、こういうデータもあります。しかし、また一方で、地方交付税あるいは...全文を見る
○山口那津男君 東京大気汚染訴訟というのがありました。八月に高裁で和解が成立したわけでありますけれども、これは画期的な和解だろうと思います。単に金銭的な請求をするというだけではなくて、医療費の助成制度を東京都が主導する、それに民間も協力をするという解決がなされました。また、道路政...全文を見る
○山口那津男君 最後になりますが、厚生労働大臣、肝炎について薬害訴訟が提起されているわけですね。これは五つの地裁で判決が出まして、国は四つの地裁で何らかの責任を負う結果となりました。  今後、これ、ばらばらな判決の判断の内容でありますが、これをいつまで訴訟をやっていれば、なかな...全文を見る
11月08日第168回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○山口那津男君 私は、公明党を代表して、被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案に対しまして賛成の討論をいたします。  現行の被災者生活再建支援法は、その使い勝手の悪さ、支給要件の複雑さ等々が指摘され、その結果として居住関係経費の支給率が三割に満たないという状況にあります。 ...全文を見る
11月15日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  参考人におかれましてはお疲れのことと存じますけれども、私に与えられた時間は十五分でありますので、適切にお答えいただきたいと思います。  まず初めに、参考人は、山田洋行に入社されて社長さんになられるまで、社内での経歴はどのよう...全文を見る
○山口那津男君 平成八年から管理部長とおっしゃられました。で、大阪支店長に移転されたのは、正確に言うといつごろですか。
○山口那津男君 管理部長というのはどのようなお仕事をやる立場でしょうか。
○山口那津男君 それ以前は財務部長代理ですか、財務部にもいらっしゃったということでありますが、財務部と管理部の仕事の違いを分かるように、財務のお仕事をちょっと説明してください。
○山口那津男君 現在、社長さんになられまして、会社の管理あるいは財務あるいは営業、人事等々すべてを統括するお立場になられたというふうに思うわけでありますが、今現在、他に代表権を持っている役員はいらっしゃいますか。
○山口那津男君 社長さんとの役割の分担はどのようにされているんでしょうか。
○山口那津男君 宮崎元専務は昨年の六月ごろ退職されたと言われておりますけれども、その後、山田洋行との間でいろいろとトラブルが起きて係争にも至ったと、こう伺っておりますけれども、そのようなトラブルが分かって、発覚して、裁判を起こすに至ったのはいつごろからなのでしょうか。
○山口那津男君 宮崎専務が在社中、代表権をお持ちだったと思うんですが、その役割分担は、社長さんの持っている代表権との役割分担はどのようになっていたんでしょうか。
○山口那津男君 この防衛装備品の受注の営業面あるいはお金の問題で裏金をつくっているとかあるいは接待を行っているとか、そのようなことについて宮崎専務以外の会社の代表者、社長さんあるいはその他の役員はこの実情を御存じなかったんですか。
○山口那津男君 今、社長さんになられて、その当時のことをいろいろお調べになっていると思いますが、その宮崎さんの行いについて当時の役員は承知していなかったと御認識ですか。
○山口那津男君 CXのエンジンについて山田洋行が受注をしていたわけでありますけれども、本年の一月三十日から二月一日まで、この機材や配管、配線等をチェックする実務的な会議が行われたと、こう言われております。その際、当時は山田洋行が代理権をお持ちでありましたから、担当者が出席されてい...全文を見る
○山口那津男君 報告を受けて、どのように対応されましたか。
○山口那津男君 その結果、防衛省からは何か御返事がありましたか。
○山口那津男君 山田洋行からそのミライズの関係者の出席について、これはおかしいのではないかと防衛省に申し入れられたわけですね。その点について防衛省からはきちんとした説明がなかったんですか。
○山口那津男君 私がお伺いしておりますのは、そのミライズが出席をしているというのは事前に聞いていらっしゃらなかった、そして実際に出席したというのはおかしい、で、担当者から防衛庁、防衛省にそれはおかしいのではないかと申し入れるように御指示をされた、その結果、防衛省からは何らかの説明...全文を見る
○山口那津男君 では、いまだに何の説明もないというふうに私は受け止めさせていただきます。  それで、別なことをお伺いしますけれども、平成十四年、十三年から十四年にかけて、いわゆる先ほどから問題になっておりますヘリや哨戒機に付けるチャフ発出装置というものの水増し請求があった、過大...全文を見る
○山口那津男君 営業の活動の結果というのは報告を受けるべき立場にあられると思うんですね。  この契約変更がなされた後、実は平成十四年の十一月ごろから別なこのチャフに関連する取引が随意契約で行われております。この平成十四年度の契約変更に係るもの以外のこのチャフにかかわる契約、この...全文を見る
○山口那津男君 最後に伺いますが、アメリカの法人の御勤務の経験もあるということでありますが、このアメリカの子会社の経理の状況、経営の状況等について、会社としては十分な管理が行き届いていなかったんでしょうか、それとも十分管理していたという御認識でしょうか、それを伺いたいと思います。
○山口那津男君 ありがとうございました。終わります。
12月11日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  今日はまず、官房長官が御不在でありますので、そのほかの閣僚の皆さんに順次御質問をさせていただきたいと思います。  先般の予算委員会で私は、テロの抑止、防止というもののためには、一つはインド洋での給水・給油活動等を通じてこの海...全文を見る
○山口那津男君 アフガニスタンの復興については、安全を確保しつつ、可能な限りあらゆる手だてを講じて我が国として努力をすべきであります。是非とも大臣には御努力いただきたいと思います。  さて、今日はこれから自衛隊の活動、とりわけ海外での活動に対する文民統制についての考え方、これを...全文を見る
○山口那津男君 我が国における制服と内局との関係性、これは歴史的な経過もあります。是非、白紙的な議論は期待したいところでありますが、また従来の議論や経過というものも十分踏まえて、それぞれのその時代の機能といいますか、これも踏まえて御議論いただきたいと思います。  さて、次に内閣...全文を見る
○山口那津男君 ということで、法律という意思決定の形式以外のところ、国会承認等については、個々の承認の対象との関係で立法府にどういう手続を取るか、衆議院の優越を認めるかどうか、これを国会にゆだねていると、こういう考え方だという御説明であったわけであります。  さて、官房長官が来...全文を見る
○山口那津男君 はい、お願いします。
○山口那津男君 さてそこで、例えばPKO協力法という別な法律があります。そのほかにも自衛隊の海外での活動を定めた法律が幾つかあるわけでありますが、それらの法律には国会承認が盛られている、例えばPKOの本体業務については国会の事前承認を原則とすると、こういう規定があるわけであります...全文を見る
○山口那津男君 それぞれの趣旨によるということでありますが、それでは、PKO協力法の本体業務に国会承認を入れた理由はどういうことなんでしょうか。
○山口那津男君 そこを深掘りしたいと思いますけれども、まず次の質問に参ります。  旧テロ特措法は国会で修正がなされました。で、国会の事後承認を入れたわけであります。この事後承認を修正で入れた理由は何なんでしょうか。
○山口那津男君 そうです。
○山口那津男君 その国会の議論のどういうところを酌み取ってこの事後承認を入れたと御理解していますか。
○山口那津男君 それでは、当時、民主党は事前承認にすべきであると、こういう御主張をされたと承知しておりますが、なぜ事前承認ではなくて事後承認になったんでしょうか。政府参考人で結構ですので、御答弁いただきたいと思います。
○山口那津男君 これは政府の側からなかなか答弁しにくいのかもしれませんが、当時の議論を振り返りますと、私も議論に参加をしておりました。その当時、修正提案者の考え方というのは、一つは、国民の理解と支持を仰ぐために国会の承認を入れたということであります。それともう一つは、自衛隊の対応...全文を見る
○山口那津男君 当時の国会承認の対象の記録を見ますと、法律に掲げてある三つの活動、協力支援活動、捜索救助活動、被災民支援活動、これらの活動の実施について承認を求めているわけであります。  中でも、協力支援活動というのは給油や給水を含むわけでありますが、これらの活動の地域について...全文を見る
○山口那津男君 今のお答えにありましたように、基本計画は政府に裁量権を与えて幅広い活動、措置を規定できるようになっているわけでありますが、その中から自衛隊の行う対応措置を抜き出してそれに対して国会が承認を与える、これが文民統制の趣旨にかなった承認の在り方であるということだろうと思...全文を見る
○山口那津男君 今お答えがありましたけれども、この特別な措置というのは、旧法を作った当時の小泉総理の答弁にもありましたように、目的が達せられれば廃止されるべきものという、このたびの事態に限っての措置であるということも一つの大事な要素だろうと思っております。  さてそこで、このた...全文を見る
○山口那津男君 今のお答えがありましたとおり、今回の法案は、これまで旧特措法に基づいて行ってきた活動のうち実際に実施された活動、つまり給油、給水をインド洋、ペルシャ湾を含むインド洋の沿岸で行うと、この活動に限定をしているわけであります。  これまでのPKO協力法にしてもその他の...全文を見る
○山口那津男君 この国会報告というのは、行政府に立法府に対する報告を命ずるというものであります。しかし、この国会報告を受けて国会がそれに対応する質疑あるいは議論をするかどうかというのは、必ずしも国会報告の規定だけでは保障されないわけであります。  現実に、PKO協力法については...全文を見る
○山口那津男君 最後になりますが、文民統制の立法技術的な手法としては、今まで述べましたとおり、恒久法か時限法かという決め方、あるいは一般法か特別措置法かという決め方、さらに国会承認、国会報告、あるいは法律目的を明確にする、あるいは国際協調性を確保する、さらに活動内容を特定、限定を...全文を見る
○山口那津男君 終わります。ありがとうございました。
12月13日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  まず初めに、通告はしておりませんけれども、総理大臣に基本的なことをお伺いしたいと思います。  今回の防衛省の不祥事、これは、そのよって来る要因というのは、私は大きく三つあると思います。一つは、その防衛省の組織や制度の不十分な...全文を見る
○山口那津男君 是非頑張っていただきたいと思います。  それで、このたびの不祥事といいますのは、山田洋行という輸入商社をめぐる問題であります。この防衛装備品、多種多様あるわけでありますが、今回の焦点はこの輸入に係るところであります。そして、どうやって輸入しているかというと大きく...全文を見る
○山口那津男君 今おっしゃられたように、確かに防衛省では取って代わることのできない能力を輸入商社が果たしているという部分があるわけですね。それは否定できないとしても、しかしまた安易な商社への依存体質というものが今回の不祥事を招いているということもあるわけであります。  そういっ...全文を見る
○山口那津男君 私は、公務員組織である防衛省が今言ったような能力を養っていくということについては限界があると思っております。もっと民間的な手法を取り入れるということで、コストの抑制を図るということはしっかりやらなければいけないと思います。  民間企業だって、唯一、競争性のない品...全文を見る
○山口那津男君 先ほど同僚委員の質問にもありましたけれども、この防衛装備品の調達、特に輸入の場合は輸入商社の見積価格に一定の手数料を乗せてそれを全体の価格としていると、こういう基本的な構造でありますが、その元々の見積りが本当に正確であったか、妥当であったかどうか、ここをチェックす...全文を見る
○山口那津男君 競争性のない部品といいますか製品といいますか、これを調達するのは何も防衛省だけの問題ではないはずであります。  例えば海上保安庁、あるいは警察もあるかもしれません、あるいは宇宙ロケットの開発をするようなJAXAという機関もあるかもしれません。そういうそれぞれの機...全文を見る
○山口那津男君 海上保安庁の場合はある程度選ぶものに幅があるということかもしれませんが、いろいろ努力をされているということであります。  じゃ次に、JAXAの場合はかなり限定された特殊なものを調達せざるを得ない面があると思いますが、この点で輸入品の透明性、公正性をどう確保されて...全文を見る
○山口那津男君 次に、警察庁としてもそのような、まれかもしれませんけれども、競争性のないものを輸入するということもあるかもしれませんが、いかがですか。
○山口那津男君 今例として伺ったわけでありますが、幸いなことに、その今伺ったところでは不祥事なるものは出ておりません。しかし、課題は共通だと、防衛省のものと共通だと、こう思います。  ですから、それぞれの調達の透明性、公正性の在り方については、これ政府全体として適正な方向性とい...全文を見る
○山口那津男君 今のFMSの特徴というのは、日米相互援助協定というものに基づいて援助という形でなされているわけですね。しかし、実際には政府同士で買物するわけですから、一般の契約と違う部分があるわけですね。例えば、納期が遅れた、精算が速やかに行われない、これは契約からしたら損害賠償...全文を見る
○山口那津男君 ライフサイクルコストという言葉があるわけですが、これは最近努力してきている部分であります。そして、中期防衛力整備計画というのを定め、そして年度年度の予算で歳出額を決定しているわけでありますが、このライフサイクルコストというのを検討した上で調達を図るという場合には、...全文を見る
○山口那津男君 冒頭、総理から、信を打ち立てるためには人事の面での改革も必要であると、こういう趣旨のお話があったと思います。私は、守屋前次官が今問題になっておりますが、退職した後、これ問題になったんですね。その意味で、これにかかわった人たちの人事上のけじめというのはまだ付けられて...全文を見る
12月20日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  まず、外務大臣にお伺いいたします。  先日、十八日に国連の安保理でイラクの駐留軍のマンデートについて一年間延長するという決議が採択されたと言われております。この決議の中で、我が国の航空自衛隊が支援活動、支援業務を行っているわけであり...全文を見る
○山口那津男君 念のため官房長官に伺いますが、そのような一七九〇の決議について、我が国のイラク特措法との関係でどのように位置付けられるのでしょうか。我が国の特措法の活動の根拠になり得ると思うわけでありますが、それをどう位置付けるのでしょうか。
○山口那津男君 外務大臣に伺いますが、先般来日したデ・ホープ・スケッフェルNATO事務総長は外務大臣と会談されたと思いますが、その会談の中で、NATO諸国も参加するインド洋における海上阻止行動に対する我が国の補給活動及び陸上におけるアフガニスタンの復興支援にかかわる我が国の役割に...全文を見る
○山口那津男君 ISAFの主力はNATOであるわけですが、そのNATOがアフガニスタンの復興とテロとの戦いに今後どのように取り組んでいくか。これについては、近日、NATO諸国の外務大臣会議等々でいろんな意思確認がなされたと、こう聞いているところでございますが、外務大臣としては、そ...全文を見る
○山口那津男君 アフガニスタンにおけるNATOの文民代表部というのがあるわけですが、そこへの連絡調整員としてカブール日本大使館の館員一名を指名したと言われておりますが、このたび連絡調整員を指名した理由は何なのか、またどういう業務を行わせることにするのか、その点についての具体的な御...全文を見る
○山口那津男君 国際社会の平和と安定のために、国際社会の理解を得ながら共通の目的を持って我が国とNATOとの協力関係を進めていくということは重要なことであると考えます。NATOも冷戦後その役割を大きく変化させてきており、域外での活動も増えていると認識いたしております。  この我...全文を見る
○山口那津男君 NATOは、二〇〇五年にパキスタンで大きな地震災害が発生したときも支援活動を行っているわけであります。もちろん我が国も自衛隊がこの救援活動に参加したところでありまして、このような世界における災害の緊急救援活動、これらについても連携協力を図る可能性はあると思います。...全文を見る
○山口那津男君 その話とは別にいたしまして、私は、将来的には、このアフガニスタンの国土を考えたときに、それぞれの地方、地域との相互のアクセスというのが非常に限られているわけですね。道路の状況等も良くありませんし、まして航空路は発達いたしておりません。  そういう中で、我が国は、...全文を見る
○山口那津男君 再発防止に対して徹底した検証をお願いしたいと思います。  さて、国土交通省に伺いますが、公共工事、これについてコスト削減を図ろうと、限られた予算の中でコストを削減することによって一定の事業量を確保しようと、こういう努力というものが長い間なされてきていると思います...全文を見る
○山口那津男君 今、公共工事について国土交通省の努力の概要というものが示されたわけでありますが、この公共工事と防衛装備品を単純に比較することはできないとは思います。しかし、見方を変えますと、国産で防衛装備品を調達しているということは、日本の産業基盤あるいは技術基盤、防衛に関するそ...全文を見る
○山口那津男君 そのコスト縮減努力の中には先ほどお話ししました工数の水増し請求、こういうものを徹底排除すると、こういうことも含めてのことだろうと思いますので、是非、今行われている努力を更に強化いたしまして、結果を国民にお示しいただきたいということを望みたいと思います。  私は、...全文を見る
12月25日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○山口那津男君 公明党の山口那津男です。  必ずしも専門家ではありませんので素人的な御質問になろうかと思いますが、お許しいただきたいと思います。  まず、随意契約がかなりの件数を占め、また金額的には更に大きな割合を占めているわけですね。これが、この御説明の資料によりますと、五...全文を見る
○山口那津男君 企業のコストダウン努力が報われるような契約方式が望ましいというのは、当然のことだろうと思います。しかしまた、この中途確定条項付契約を取り入れていこうとする場合に、当初から過大な見積りを設定する傾向になりはしないかと。これを防ぐためにどうやるか、また透明性を確保する...全文を見る
○山口那津男君 過大な見積りというのは基本的に発生しないようになっていると、それは実績やあるいは厳重な監査があるからだと、こういうお話でありました。  そうあるべきでありますけれども、かつて工数の水増しによる過大請求という事案が多発したんですね。これは、それが果たして氷山の一角...全文を見る
○山口那津男君 国産で防衛装備品を造り出すということは、技術基盤あるいは生産基盤を維持発展させるという意味で重要な政策であろうと思います。  ただ一方で、にわかに調達できないものを輸入するということもありまして、輸入と国産の一覧表、区分の表も例示してあるわけですが、こうした中で...全文を見る
○山口那津男君 武器輸出三原則が仮にないとした場合に、この装備品の国際共同開発あるいは生産というものを考えていくことは合理性があると思っております。  その場合に、一定の地域とか国とかにこれを輸出、輸入するということには大きな懸念があるわけでありますが、しかし、開発や管理の主体...全文を見る
○山口那津男君 最後になりますが、FMS契約、この点を技術的な面から縮減していく、一般輸入に切り替えていく、あるいは国産、ライセンス生産に替えていくと、こういうことはもっと可能性があるとお思いでしょうか。
○山口那津男君 終わります。