山下芳生

やましたよしき

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

山下芳生の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第136回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○山下芳生君 宇都宮参考人に質問をいたします。  国のレベルのオンブズマン制度導入に当たって立法オンブズマン制度とするか、行政オンブズマン制度とするかの選択は大きな検討課題の一つと参考人は問題提起をされて、結論として立法オンブズマンの方が適していると述べられました。書かれた論文...全文を見る
○山下芳生君 非常に大事な御意見だと思うんですね。これは単に理論上の問題にとどまらず、実態から見てもやはり立法オンブズマン(有)度の方が適していると言わなければならないというふうに思うんです。  かつて田中金脈事件の一つであった信濃川河川敷問題で、事件の真相究明に当たって当の建...全文を見る
02月22日第136回国会 参議院 商工委員会 第3号
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○山下芳生君 まず、新聞の拡販に伴う景品表示法違反問題で公正取引委員会に質問します。  先日、公正取引委員会の近畿事務所に対して、兵庫県相生地区及び滋賀県大津地区で起こっている新聞の拡販に伴う悪質な景品表示法違反の事件について関連する業者などから申告があり、その是正を求められて...全文を見る
○山下芳生君 私は、両地区の正常化推進のための具体策の骨子を見せてもらいましたが、その内容は率直に言って従来から言い古されてきたことだというふうに思うわけです。これまで業界が公取に約束をしながら守ってこなかったことばかりになっております。  私は、改めて公正取引委員会の姿勢を正...全文を見る
○山下芳生君 私は、ここに「朝日人」という朝日新聞の社内誌のコピーを持ってまいりました。  これを見ると、滋賀県の大津地区における違反事件がどうして起こったのかというのがよくわかります。  朝日新聞本社の販売部の担当者が「滋賀県十万部達成へ向けて この一年の足どり報告」という...全文を見る
○山下芳生君 何回も繰り返し行われていることですから、毅然とした対処を重ねて要望しておきたというふうに思います。  次に、通産省に質問をいたします。  大臣は、所信表明演説の中で、二十一世紀に向けた我が国経済社会の展望を切り開く施策の一つに輸入促進地域、FAZ地域の整備を挙げ...全文を見る
○山下芳生君 莫大な支援を受けている施設なんですね。ところが、WTCの経営状況がよくありません。七階から四十五階までは賃貸オフィスフロアとなっておりますが、開業以来テナントの入居率は約五〇%だというふうに聞いています。それから、初年度の決算では五十五億円の赤字を出す見込みだそうで...全文を見る
○山下芳生君 地元の住民の皆さん、国民の皆さんは、この目的が達成されているという評価は全くしておりません。実際、大半がテナントが入居していない実態をよく御存じなんです。しかも、住民にその破綻のツケが回されているということが重大だと私は思います。  大阪市は、昨年、このWTCの破...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月01日第136回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○山下芳生君 阪神・淡路大震災から一年が経過いたしました。いまだに仮設住宅では孤独死が後を絶たずに、もう五十人を超えております。にもかかわらず、昨年の末で医療費の免除措置が打ち切られ、あるいは仮設を出た後、恒久住宅に入るめどがない方もたくさんいらっしゃる。私は、今こそ憲法二十五条...全文を見る
○山下芳生君 今お答えにあったとおり、これまで河川堤防は地震力を考慮していなかったということです。  今回の震災の教訓を生かすために、今後地震力も考慮しようということで今建設省は検討されていると。  建設省が学識経験者に意見を聞くということで河川構造物地震対策技術検討委員会と...全文を見る
○山下芳生君 震度七の話。
○山下芳生君 結局震度七は想定しないということだと思うんですけれども、私はこれは本当にそれで阪神大震災の教訓を生かすことになるのかというふうに率直に思うわけですね。今回の阪神・淡路大震災、兵庫県南部地震の地震力というのは特別に大きかったということではないというのが専門家の皆さんの...全文を見る
○山下芳生君 百八十万人という非常に大きな方々が浸水の被害を受けるという想定もあり得るわけですよね。ですから、震度七ということを想定するということをなかなかおっしゃらない。いろんな理由を挙げられましたけれども、私はそれで本当に震災の教訓を生かしたことになるのかということを本当に真...全文を見る
○山下芳生君 そういう立場にお立ちでしたら、震度七というふうに大臣おっしゃった、しかし建設省はその河川の堤防についてはそれを想定していないわけですから、ここにギャップがあるわけです。本当に教訓を生かすという立場に立って、今検討中ですから、まだ中間報告ですから、ぜひこの問題を受けと...全文を見る
03月12日第136回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○山下芳生君 私は、まず冒頭、本日の委員会の開会についての我が党の立場を述べておきたいと思います。  今、国会は予算の審議がストップしているという不正常な事態にあります。こうした事態は、三月一日、衆議院の予算委員会理事会及び議院運営委員会理事会で、与党が一方的に採決を前提とした...全文を見る
○山下芳生君 私は、本当に認識がそれでは不十分だというふうに思います。  大臣は熊谷組とフジタについては言及なされましたけれども、大口貸出先からの、資金提供の三社の中には第一コーポレーションも入っているんです。この第一コーポレーションという不動産会社は、大蔵省の資料によりますと...全文を見る
○山下芳生君 胸が痛みながら、いただけるものはいただきたいというのは、ちょっとこれ理解しがたいと私は思います。
○山下芳生君 現時点でそういうことが、住専から融資を受けたにもかかわらず不良債権化しているということが大蔵省の資料で明らかになっている企業ですから、これは大臣御自身が胸が痛む、少しはとおっしゃいましたけれども、その痛んだ胸に手を当てて対処を考えるべきではないかというふうに私は思い...全文を見る
○山下芳生君 第九回。
○山下芳生君 土曜日。
○山下芳生君 そこのところをはっきりと記憶を呼び起こしていただきたいんですよ。  私たちの調査に対して、同じくこの十八名の中に名前が載っておられる大島理森議員、これ事務所に確認いたしましたら、事務所は確かに参加していると。先輩議員を通じて話があった後、さくら銀行から招待状が届い...全文を見る
○山下芳生君 これは、はっきりさせていただきたいんですよ。  時期は九二年九月五日の午前ですよ。もうはっきりしているわけですから、大臣の当時のスケジュールがどうだったかということを調べればすぐわかると思うんですね。  これは今住専の問題で非常に大事な問題ですから、大臣の政治姿...全文を見る
○山下芳生君 平成ですね。
○山下芳生君 今すぐわかるでしょう。
○山下芳生君 ええ。
○山下芳生君 それでは質問、保留します。
○山下芳生君 そうしたら、それは後のお楽しみでとっておきたいと思いますけれども。  いずれにしても、行ったか行かないかというのは、それはどちらかでしょうけれども、九二年の九月といいますとこれは非常に重大な時期なんですよ。大蔵省の住専七社への第一次立入調査というのがちょうど直前に...全文を見る
○山下芳生君 本当に率直に知らなかったと、住専の経営状況をですね。それから、七夕会がさくら銀行の主催だということも認識していなかったと。広く浅くおつき合いしているとそうなるのかもしれませんけれども、そういう中で、いわば今国民に対して大変重大な負担を負わそうとしている住専の問題が既...全文を見る
○山下芳生君 そういうことをおっしゃる前に、本当に母体行や大口融資先との関係を正さなければ私は国民の理解は得られないということを指摘しておきたいと思います。  もう時間が残り少なくなってまいりましたけれども、あと一つのテーマについてお聞きしたいというふうに思います。  昨年二...全文を見る
○山下芳生君 ところが、通産省はその調査を開始して調査をした結果、昨年十一月十五日にセーフガード措置は発動しないということを決定されました。一度は先ほどお述べになったように被害の疑いがあるということを認識されて調査を開始しながら、結果的に発動しないというふうになったその根拠は何で...全文を見る
○山下芳生君 確かに直近の一年間をとったら減少もしくは落ちついているということですが、その前の発動の要請があった九二年から九四年までを見ますと、これは明らかに輸入はどんどん急増しているわけですね。そして、例えば綿糸四十番手クラスでいいますと、九二年度、これは調査対象期間の初年度で...全文を見る
○山下芳生君 私、これはなぜそんなことにするのかと。そういうことになわますと、ずっと三年間ふえたけれども一年間横ばい、そうすると発動できない。それからさらにまたずっとふえ続けてきて、発動要請したけれども、最後の直近の一年間横ばいということをずっと繰り返しても、これは輸入規制できな...全文を見る
○山下芳生君 乱用されることによる心配よりも、認められた権利として日本の繊維産業が非常に重大な影響をもう何年も前から受けているわけですから、乱用による心配をする前に権利を発動すべきだということを私申し上げて質問を終わります。
03月15日第136回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○山下芳生君 私は、まず冒頭、本日の委員会の開会について我が党の立場を述べておきたいと思います。  今、国会は予算審議ストップという不正常な事態にあります。こうした事態は、三月一日、衆議院予算委員会理事会、議院運営委員会理事会で与党が一方的に採決を前提とした日程を決めたことに原...全文を見る
○山下芳生君 今でも変わらない信条だと確認をいたしました。  そこで、特に、この中で大臣が述べておられる「人間としての誇りをもって、ごくあたりまえの生活をすること」、「人間が清潔な人間らしい生活を営めるよう」と述べている点についてお伺いしたいんです。  私は、今述べられている...全文を見る
○山下芳生君 大臣が信条で述べられている「人間らしい生活」を営む上でも重要な要素だというふうに私も理解をいたします。  そこで、その住居を確保するために今被災地で被災者がどんな自助努力を強いられているのかということを、やはり私この場でしっかりと認識する必要があると思うんです。き...全文を見る
○山下芳生君 まだ検討中でございまして、実際はそういう措置はされておりません。ですから、この紹介したマンションでは、住民の方々はこの抵当権を抹消するための資金を一生懸命用意されています。そのためにもう東奔西走されているんですね。  例えば、私どもの聞き取りでは、再建組合の副理事...全文を見る
○山下芳生君 私、これはぜひ急ぐ必要があると思うんですね。  同時に、現在はこの仕組みがございませんので、やはり実際問題いつまでも手をつけないわけにはいきませんから、先ほど紹介したこの宝塚ロジュマンではこういう解決策をとっておられます。  マンションの管理組合として住民自身で...全文を見る
○山下芳生君 本当にこれから国会の審議が、私たちも正常化に向けて努力いたしますが、住専の処理の問題、大いに審議されると思います、引き続き。そのとき、やっぱり国民がどういう目で見ているのかということは本当に特に震災復興を担当する大臣として。こうおつしゃつているんです、「われわれ素人...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ実態を踏まえてやっていただきたいと思います。  最後に、今のは小学校、中学校の問題でしたけれども、次に私立の学校の助成についてお伺いしたいと思います。  平成七年度は被災生徒学生などへの授業料の減免措置を行いました。この措置のおかげで、本当にたくさんの生徒学...全文を見る
○山下芳生君 打ち切るということなんですけれども、奨学金で、育英会で対応するという御答弁ですが、これは実態は、これまでやられていた育英会の奨学金の震災の枠を、昨年は四十億の枠があった、それを今度来年度は三十億にしようというお話だというふうに私は聞きました。これは奨学金ですから返さ...全文を見る
○山下芳生君 残念ながら、地元被災自治体でも公立の学校に対する免除の措置はもうことしの三月で終わるということも言われております。ですから、自治体に期待するんじゃなくて、やはり私は、被災地の本当に復興の未来を担う青年学生たちのこういう状況をそのまま放置して、本当に復興に未来はあるの...全文を見る
03月28日第136回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○山下芳生君 まず、高圧ガス取締法の改正について聞きます。  大臣は提案理由で「現在、行政庁等が実施している完成検査、保安検査等について、高度な保安体制を有する事業者がみずから行うこと等を認めること」を改正点の第一に挙げました。私もそう思います。果たして自主検査で保安が確保でき...全文を見る
○山下芳生君 これまでにです。
○山下芳生君 七十五事業所です。  通産省は、コンビ則に基づく七十五の事業所に認定された、その自主検査の認定を取り消す場合の基準を持っております。「(1)死者一名以上の事故が発生した場合 (2)重傷者二名以上の事故が発生した場合 (3)負傷者六名以上の事故が発生した場合」などで...全文を見る
○山下芳生君 認定の取り消しになった重大事故が五、それからそれ以外の事故が二十二ということでした。つまり、認定事業所七十五あったうち二十七の事業所が事故を起こしている、三割以上ですね。通産大臣が検査方法、検査設備、検査員等の状況を判断して自主検査を行うことが適切であると認めたはず...全文を見る
○山下芳生君 今、コンビナートにおける事故が多いのは自主検査をやっているからだとは思わないとおっしゃいました。これは重大ですよ。認定事業者を認める上で審査項目というのを通産省は決めていらっしゃいます。その中には、単に検査のやり方だけではなくて、事故対策それから防災体制、協力会社に...全文を見る
○山下芳生君 私は事実に基づいて質問をしているんです。そういう形でインセンティブを付与している、現在コンビ則に基づく事業所が残念ながら事故率が一般事業所に比べて二百倍になっている、この数字は事実ですよ。ですから、果たしてそういうことをしっかり踏まえて今度の法改正が提案されているの...全文を見る
○山下芳生君 既に今回の法改正を先取り的に実施しているコンビナート規則四十条四項の詳しい中身についてよくわからないという大臣の御答弁、その程度の認識で今回の法改正がやられているということは……
○山下芳生君 コンビナートの実態ですね。
○山下芳生君 結構です。  ですから、そのことをしっかり関連を認識した上で法改正に当たるのが当然なんですね。そういうことで今御答弁があったから、私は本当に検討を真剣にするべきだということを申し上げておきたいと思います。  次に、LPガス法の改正案についてお聞きします。  今...全文を見る
○山下芳生君 最後に、石炭鉱害賠償法について聞きます。  このままでいきますと二〇〇一年には石炭鉱害関係法は期限切れになりますが、その後も浅所陥没等の鉱害発生が予想されます。この復旧についてもきちっと対応できるようになっているでしょうか。
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、高圧ガス取締法及び液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  まず、高圧ガス取締法の一部改正に関してですが、反対理由の第一は、法の目的に民間事業者による高圧ガスの保安に関す...全文を見る
04月11日第136回国会 参議院 商工委員会 第7号
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○山下芳生君 まず、円滑化法廃止法案について聞きます。  廃止される予定の円滑化法の成果を簡潔に聞かせてください。
○山下芳生君 新日鉄という企業があります。円滑化法の承認を受けた企業ですが、この新日鉄の事業適用計画はどういう内容でしょうか。
○山下芳生君 新日鉄は、円滑化法の施行期間、つまり一九八七年から九六年と同じ期間に三度にわたって中期経営計画を実施しています。この中期経営計画と承認された事業適用計画は一体どういう関係なのか、説明をお願いします。
○山下芳生君 今、第一次の中期経営計画と事業適用計画が対応しているということをお認めになりました。  そこで、この一次から三次にわたる中期経営計画の中身なんですが、中身には合理化計画も入っておりまして、第一次では製鉄事業の労働者が一万九千人削減をされております。直接、事業計画、...全文を見る
○山下芳生君 今、自然退職や出向などで円滑にとおっしゃいましたけれども、その計画の中で設備処理に伴って削減される人数というのは出ているんでしょうか。
○山下芳生君 私、今円滑にという言葉がありましたけれども、新日鉄の労働者がどういう状況に置かれているのか、やはりもっと責任を持ってリアルに見る必要があるというふうに思います。  例えば八幡では当初四万五千人いた従業員が今では一万人を切る状況になっております。さらに、その残った労...全文を見る
○山下芳生君 この法律の制定時、本委員会における政府の答弁でも、私たちの市川正一前議員がこれまでの法律と比べてみて雇用の確保という点で心配があるということを聞きました。そのときの答弁で、「むしろ私どもといたしましては、気持ちの上では産構法、特安法以上に雇用の問題については配慮し、...全文を見る
○山下芳生君 労働者が犠牲になっている一方で、合理化の最大の理由とされてきた赤字がなぜ生まれたのか。  例えば新日鉄は一九八七年からの第一次中期経営計画の中で複合経営を打ち出しています。中身は、会社の言い分ですが、鉄以外の成長分野への迅速かつ積極的な事業展開によって業容の拡大を...全文を見る
○山下芳生君 一々チェックということじゃございませんで、実際の経営が破綻している企業に対して、労働者が間違いなく削減されるであろう設備の処理をやろうとしたときに、片一方の赤字を大きく生み出した経営者の責任もしっかり考えて指導すべきではないかということであります。次に行きます。 ...全文を見る
○山下芳生君 有効求人倍率を調べますと、北九州市は今〇・三四ですね。全国平均は〇・六四程度ですから、まだやっぱり半分ぐらいということで開きがあるわけですから、そういう意味では、スペースワールドをつくっててこ入れもされているということですが、やはり全体として地域の経済が活性化される...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ、その期待が実るように御尽力をいただきたいと思います。  次に、商標法改正案について聞きます。  まず、商標権の存続期間の更新登録についてですが、実体審査を廃止する問題ですけれども、今回の改正で不使用商標をチェックするために一九七五年の改正で追加された現行法...全文を見る
○山下芳生君 先ほどもありましたけれども、工業所有権審議会の答申の中で、更新手続とリンクした形での使用チェックや出願時の業務記載の義務づけが禁止されることについては、この点は不使用商標の累積を悪化させる方向に働くおそれがあるというふうに指摘をされています。そういう指摘もあるわけで...全文を見る
○山下芳生君 この付与後異議の制度はマドリッド・プロトコルヘの加入を視野に置いた改正でもあると思います。そうなりますと、加入しようとすれば十八カ月以内に審査結果が示される必要がある。ところが、我が国の現状は二十八カ月程度かかっているということでありますが、その原因として、やはり審...全文を見る
○山下芳生君 審査の質の面と、それから迅速に行う上での体制、量の面ですね、あわせて整えていくということをぜひ要望しておきたいと思います。  最後に、関連もするんですけれども、一出願多区分制あるいは多件一通方式の問題ですが、確かに出願人にとってはこれも便利になることだと思います。...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
04月25日第136回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○山下芳生君 日本共産党の山下でございます。三橋参考人にお伺いします。  送っていただいた論文の中で失業の問題について言及がありました。「現在、日本が直面している産業構造の転換は、戦後五十年の歴史の中でも、最も犠牲を伴う転換になるだろう。」「政府の積極的な対策が必要である。」と...全文を見る
○山下芳生君 具体的に失業の問題で言いますと、例えば日経連の永野前会長などは、日本の今のGNPはアメリカ並みの生産性で生産すれば四千万人の就業者で生産できるという計算もある、現在、日本では六千万人の人間が働いているから二千万人が余剰になるという単純計算も成り立つ、あるいは製造業が...全文を見る
○山下芳生君 次に、お二人の参考人にお伺いします。  かってソニーの盛田会長は論文を書かれて、これは有名な論文ですけれども、経営の上で十分余業人が配慮してこなかった面がないかどうか真剣に考えるべきときだと、幾つか具体的に考えるポイントを挙げられています。労働時間をもう少し豊かさ...全文を見る
○山下芳生君 最後に、今規制緩和というのが時代の流れのように言われておりますが、私、もちろん理に合わない規制は見直す必要があると思うんです。例えば、余りにも経済効率の面だけが優先されて、国民の生活の安全を守る面等の規制がそういう流れの中で押し流されていくという危惧を持っております...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。
○山下芳生君 大西先生にまずお伺いします。  アメリカの都市では住宅に隣接して野生生物のサンクチュアリーを建設するのが流れになっている、非常に感銘してお話を聞いたんです。実は私も大阪の大東市というところに住んでおりまして、水郷や水路、運河が昔からあった町なんですが、つい最近まで...全文を見る
○山下芳生君 次に、両先生にお伺いします。  社会資本整備の方法としまして第三セクター方式というのがあると思います。例えば大阪の関西国際空港も第一種の国際空港ですから、本来国が責任を持って設置、運営するということになってはいるんですが、第三セクター方式でやられて、株式会社で今経...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。
04月26日第136回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○山下芳生君 日本共産党の山下でございます。運輸委員会での質問は初めてですので、どうぞよろしくお願いいたします。  私、大阪選出ですので、関西国際空港の問題は地元の有権者の皆さんの大変大きな関心事であります。そこで、まず関空法の改正法案について聞きたいと思います。  今回の法...全文を見る
○山下芳生君 関空会社が開港間もなくこういう大きな事業をみずから担うのは困難だということだと思うんですが、もともと一期事業が終わって関西国際空港が開港されたら間もなく二期工事に着手しなければ、これは航空需要から足らなくなつちゃうということは当初からわかっていたんじゃないですか。わ...全文を見る
○山下芳生君 航空需要の急激な伸びというのは何も関空だけじゃないと思うんですね、全国の、日本全体の航空需要が伸びているわけですから。その中で、なぜ関空だけが上下主体分離方式となるのか。これはやっぱり航空需要が差し迫っているという説明からだけではなかなか理解できない面があるんじゃな...全文を見る
○山下芳生君 つまり、無利子融資の割合を変えないというのを一期で踏襲してきた。二期については、全体の有利子の部分が膨れることによって利用者の負担が重くなり過ぎる場合もあり得るので、それを固定的に考えることはしないと。つまり、無利子の割合が場合によってはふえることもあり得るというこ...全文を見る
○山下芳生君 有利子ですか。
○山下芳生君 仮に無利子の割合が固定された場合、その無利子を国と地元が二対一の割合で負担する、このスキーム、割合は変えませんか。
○山下芳生君 これは今の段階でコメントは差し控えるということですが、結局ふえることもあり得ると、否定はされませんでした。そうなりますと、私は、総事業費が膨らめば無利子融資の額が膨らむことも大いにあり得る、そうなれば必然的に地元の負担の額も膨らむこともあり得る、そういうスキームにな...全文を見る
○山下芳生君 今回の二期事業に当たって、予想を上回る沈下はないと言えますか。
○山下芳生君 私も増加をしてほしいと思っているんじゃございません。あり得るということをやっぱり想定しなければならない。  今の沈下の予想について、「新空港レビュー」の二月号に関西国際空港の竹内良夫前社長が講演をされている記事が載っております。それによりますと、「地盤沈下を正確に...全文を見る
○山下芳生君 それから、一期の工事の場合物価の上昇というのも途中で加味をされました。建設開始三年後に物価上昇を見込んで総事業費が六百七十六億円膨らんでおります。今回もこういうことはあり得るんじゃないですか。
○山下芳生君 そうなるとまた負担がふえる。  しかも私、この地元負担の持ち方、これが一期と二期で大きく変わっているということが今回のスキームの一つの大きなポイントだと思うんです。一期では、地元負担は地方自治体と民間が半分ずつ負担をしました。つまり、当初五百三十四億円ずつ出し合っ...全文を見る
○山下芳生君 経過はともかく、結果的にはそうなっているということであります。  それで、こういうやり方に対して先ほどの竹内前社長が危惧をされています。「上下二つに分ける考え方は、」「よほどしっかりした責任体制でつくっていかなければ失敗しかねない」、上下分離方式に必要な責任体制と...全文を見る
○山下芳生君 今そういうふうに口頭で大丈夫だと言われますけれども、実際一期の事業でどんなことが起こっているのかということを見れば、本当にそれを真に受けるというのが非常にできない状況があるんです。  例えば一期工事の段階で埋め立て用の土砂の価格、これは大阪府が関空会社に販売する土...全文を見る
○山下芳生君 私は、一期の事業の総括を踏まえて、株式会社方式による国際空港の建設、運営ということについての全面的な見直しこそ今必要だというふうに思います。  次に、航空法の改正について質問します。  航空機は空中を飛行するだけに極めて高度な安全性が要求されます。にもかかわらず...全文を見る
○山下芳生君 外国や国内の民間事業者の能力を活用、そういう事業者の技術が向上しているということはこれは結構なことだと思います。ただ、だからといって安全検査に怠りがあってはならないというふうに思うんですね。その最大の教訓がやはり日航ジャンボ機の墜落事故だと。一九八五年八月、御巣鷹山...全文を見る
○山下芳生君 結局ボーイング社が修理ミスを行った、その後日航は修理後の検査をしたけれども修理ミスを発見できなかった、これ事実ですよ。結局、その後も日航は飛行時間三千時間ごとにC整備を六回実施するということまでやりながら、それでも見つからなかったわけです、修理ミスが。これはボーイン...全文を見る
○山下芳生君 しかし、先ほどの中でも、決まった手順で修理をしたはずのボーイング社が結局決まった手順でしていなかったというんじゃないんですか。
○山下芳生君 いずれにいたしましても、こういう流れ、背景に何があるか、やはり運輸省も経済的効果ということをこの間の見直しの際に言っておりますし、今回の見直しの動機の一つとしてそれも挙げられております。つまり、航空機の使用者としては国の検査に要する費用とか期間が削減されることになり...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表し、関西国際空港株式会社法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、国際・国内輸送で大きな役割を果たしている国際空港は、公共性、安全性の確保を第一義的にすべきであり、本来国が管理運営すべきであるにもかかわらず、関...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表し、航空法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、航空機は高度の安全性が求められており、その安全の根幹をなす航空機検査制度を民間事業者への移管や輸出国の証明でも可能にすることは安全規制を大きく緩和することになる...全文を見る
05月07日第136回国会 参議院 商工委員会 第8号
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○山下芳生君 昨年、電気事業法が改正されまして、発電部門への新規参入が認められました。これは電気料金の内外価格差の解消を目的とした規制緩和でしたが、本年度の電力の施設計画を見ますと、この新たに規定された卸供給による電源は今後十年間の見通しを見ても約二百六十万キロワット程度にとどま...全文を見る
○山下芳生君 電気事業につきましては、一九七七年七月四日の通産省の省議決定、「発電所の立地に関する環境影響調査及び環境審査の強化について」で環境審査を一段と強化するということをうたっております。この省議決定は、昨年の十月十九日の資源エネルギー庁の通達で新たに規定をされました卸供給...全文を見る
○山下芳生君 いろいろな公害対策の対象になっているということですが、そういう意味でいいますと、十五万キロワット以上の発電施設についてもそういういろんな公害対策の対象になっているわけですから、それをもってして十五万キロワット未満の施設の対象を外すという理由には私はならないと思うんで...全文を見る
○山下芳生君 私、今度の問題で、発電能力の規模といういわば量的側面からだけではなくて、質的な側面からも見る必要があるというふうに考えます。といいますのは、実は興亜石油も和歌山石油も石油精製の廃棄物である残渣、残りかすを燃料とした発電を計画しているんです。今までこの残渣を燃料とした...全文を見る
○山下芳生君 そのとおりにないんですね。この残渣には硫黄分や窒素分あるいは重金属などさまざまな有害物が濃縮して存在しております。ですから、これは環境に対しても非常に大きな負担になるわけです。しかも、この卸供給事業の発電所がこれから建設される場所は既に開発が進んだ、例えば臨海部など...全文を見る
○山下芳生君 建前はそうなっておりましても、実際に前例のない残渣を燃料とする発電によってどの程度の大気に対する、環境に対する負荷が与えられるのかという点、またそれに対していろいろな法制度のもとで公害対策を義務づけられてはおりますけれども、果たしてそれがクリアできるのかどうか、この...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ強力な指導をよろしくお願いいたします。  最後に、関西電力は御坊第二火力発電所を建設しようとしております。ここで使用する燃料にこれまた環境負荷の大きいオリマルジョンを予定しております。オリマルジョンを燃料にした大規模な発電所はこれは世界でも初めてだと思いますが...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
05月15日第136回国会 参議院 商工委員会 第10号
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○山下芳生君 日本共産党の山下です。  まず、石川参考人にお尋ねします。  アウトサイダー問題ですが、通産省の資料によりますと、平成七年度の消費者相談案件における業界団体非加入業者、アウトサイダーの割合は、電話勧誘販売においては企業名がわかっているうち九九・四%、ほとんどすべ...全文を見る
○山下芳生君 それで、どのぐらいのアウトサイダーがそういうことを通じて入ってこられるんでしょうか。
○山下芳生君 どうもありがとうございました。  続いて、齋藤参考人にお尋ねします。  クーリングオフの始期についてですが、石川参考人の御意見ですと、利用者には悪い人がいる、電話で契約をして商品を受け取ったまま書面を返送しない、こういう場合は業者に不利になるという御意見だったと...全文を見る
○山下芳生君 田中参考人にお伺いします。  電話勧誘販売の相談者の典型というのは、参考人も御指摘あったとおり二十歳代、これが半分、それから男性が約七割の給与生活者ということで、比較的社会人になって日の浅い会社員が典型的な被害者像ということですが、こういうことになっている背景ある...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
05月16日第136回国会 参議院 商工委員会 第11号
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○山下芳生君 今回の訪問販売法の改正は、急増する電話勧誘販売や連鎖販売取引による消費者被害の防止と救済、これを進める点で大変重要な意義を持っていると思います。  そこで、私はこの法改正を真に消費者利益の保護を図るものとするために、幾つかの問題点について質問をいたします。  ま...全文を見る
○山下芳生君 予想どおりの答弁でしたけれども、確かに地方自治体で独自に条例に基づいて行政措置をとっております。私、その数字も聞きました。九四年度、条例に基づく行政措置の実施は、報告徴収が二十七件、立入検査十二件、指示九十六件、計百三十五件となっております。これが全国の地方自治体の...全文を見る
○山下芳生君 体制の強化の問題は、今度新たに規制の対象となります電話勧誘販売業界の実態からも、私、強く求められているというふうに思うんです。  通産省の資料によりますと、九五年度電話勧誘販売に関する消費者相談案件のうち、業界団体非加入業者、いわゆるアウトサイダーの占める割合が九...全文を見る
○山下芳生君 昨日のその参考人質疑で、通信販売協会副会長の石川博康氏から、今おっしゃられた毎年全国九カ所でアウトサイダー説明会をやるなどの協会としての自主的努力をされているということを紹介していただきました。その氏の実践的な体験を通じて得た結論が、悪いやつほどよく逃げるということ...全文を見る
○山下芳生君 具体的な問題もよくつかんでいただきたいと思います。  次に、日弁連からも指摘されております電話勧誘販売におけるクーリングオフの起算日について質問をいたします。   これは先ほどからも議論があったところですが、電話勧誘の特質からして、クーリングオフの起算日は、消費...全文を見る
○山下芳生君 今の御説明は、やっぱりじっくりと聞きますと、いずれも契約に関する消費者の積極的な行為が前提になっているんじゃないかなというふうに私は思うわけです。つまり、消費者の側が契約したつもりになっているのに書面を送らなかったためにいつまでも商品が来ない、これは商品が欲しい、契...全文を見る
○山下芳生君 あくまでも、悪質業者の利益を間違っても保護するんじゃなくて、消費者の利益を保護するような立場で法の運用を厳正に行っていただきたいし、問題が生じましたら、これは直ちに改善するということも行っていただきたいということを要望いたしまして、終わります。
05月23日第136回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号
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○山下芳生君 憲法上の問題を整理するために、改めまして両参考人に聞きたいと思います。  国会にオンブズマンを置いた場合、憲法上疑義が生じるのは、その議会オンブズマンがどのような活動を行いどのような権限を与えられた場合に憲法上疑義が生じるとお考えなのか、できれば憲法の条文もお示し...全文を見る
○山下芳生君 次に、既存の制度との関係でお尋ねをします。  新たにオンブズマン制度を創設しなくても、既存の制度で解決できるのではないかという議論もあると思うんです。私も、今ある制度の運用の改善だとか強化、これは確かに非常に大切なことだと考えます。国会に限ってみても、例えば証人喚...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。終わります。
○山下芳生君 両参考人にお伺いします。  オンブズマンを国会の附属機関として設置することは憲法上問題はないと。ただ、国会議員以外の者がそのメンバーに任命された場合は憲法上疑義が生じるということですが、国会議員以外のメンバーがオンブズマンとしてどのような活動や権限を与えられた場合...全文を見る
○山下芳生君 次にへ先ほど武見委員からも問題提起されましたけれども、オンブズマン制度を導入する背景、どこからその要求が来ているのかと、これは非常に重要な問題だというふうに思います。両参考人は住専問題や薬害エイズの問題をお挙げになっておりますし、午前中の参考人からはゼネコン汚職のこ...全文を見る
○山下芳生君 どうもありがとうございました。終わります。
05月31日第136回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第4号
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○山下芳生君 初めに、私たち日本共産党は、オンブズマン制度の創設については基本的に賛成であります。一九七九年にはこの件での法案大綱も発表をしております。しかし、もう既に二十年近くたっているわけですので、それをそのまま当てはめるというのは、これはいささか無理があるということも承知し...全文を見る
○山下芳生君 私も、議論の全体の流れは、オンブズマン制度を設置することに賛成か反対かという点での意見はいろいろ分かれると思いますが、今の行政に対する国民の不信あるいは政治不信、これはこのままではだめだという点では皆さん認識は一致しているんじゃないかなというふうに思うわけです。 ...全文を見る
06月05日第136回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○山下芳生君 私は、今回の法律案に基づく特別措置が真に被害者の権利利益を守るものとなるよう願う立場から、阪神・淡路大震災における被災者の置かれた現状に照らして質問をしたいと思います。  法律案では、災害に起因する民事に関する紛争について、民事調停法による調停の申し立てをする場合...全文を見る
○山下芳生君 調停のうち臨時処理法関係の数字をとっておられないということですが、これはぜひ資料がありましたら後で教えていただきたいと思います。  調停はわからないが、直接裁判になったもの、借地非訟という事態になった事件については五十七件だという報告がありました。  兵庫県の発...全文を見る
○山下芳生君 被災地の現実が、これまでの法体系では自力で復興することがなかなか難しくなっているという新たな問題を提起されているわけですから、これまでのやり方がどうあれ、真剣にこの問題に対応することが私は大事だというふうに思います。  次に、そういう形で調停数は少ないんですが、調...全文を見る
○山下芳生君 大阪の借地借家人組合というのがございまして、神戸、大阪地域でも活動をされております。そこから大阪地方裁判所管内の各裁判所等に、調停人の選任について公正中立にという要望書を出されました。その内容を見ますと、今お答えのあった、配慮をされているということなんですが、今から...全文を見る
○山下芳生君 よろしくお願いいたします。  次に、こういう自力再建がなかなか難しい場合、やはりどうしても低家賃の公営住宅の大量建設ということが大事かと思います。  どのぐらいの公営住宅が被災地に必要なのかということで、この間兵庫県が実施をした仮設入居者の皆さんへの全戸アンケー...全文を見る
○山下芳生君 いや、もう既にアンケートの結果で二万五千四百一要望が出ている。それで一万八千しかない。もう検討するまでもなく、これ、ふやさなければだめなんじゃないですか。
○山下芳生君 収入基準も、これは仮設のアンケートはとっておりますね。それを見ますと、家族全員の総収入は、百万円未満の方が二九・三%、二百万円未満の方が二三・一%、三百万円未満の方が一七・二%、全体の中で三百万円未満の世帯が七割程度を占めている。他方、五百万円以上の収入を有する世帯...全文を見る
○山下芳生君 現行の公営住宅法に基づく入居基準に照ちしても、大半の方がやはり公営住宅に合致するわけですから、それでそういう方々がもう既に一万八千戸では足らない数、仮設住宅のアンケートだけでもあるわけですから、その仮設以外の方を含めますともっとこれは膨れるわけですから、精査して検討...全文を見る
○山下芳生君 神戸新聞が震災五百日の特集で、「暮らしの灯 よみがえれ」ということで、「立ち上がる復興住宅」という特集を組まれました。カラーの非常によくわかる資料です。これを見ますと、「災害復興公営住宅の建設計画状況」というのが各区ごとに県営、市営で示されておりますが、やっぱり一万...全文を見る
○山下芳生君 最後にお聞きしますけれども、用地を確保したというその用地、これは各自治体がもう購入済みとして確保したというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○山下芳生君 この用地の確保については、自治体は大変大きな負担を財政的に強いられます。これから恐らくこの公営住宅の当初の計画では足らなくなるであろうと私どもは思っておりますけれども、そうしますとますますたくさんの用地が必要になる。改めて用地取得費用に対する国の助成もやるべきじゃな...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
06月06日第136回国会 参議院 商工委員会 第13号
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○山下芳生君 独禁法の改正については、持ち株会社解禁をめぐっていろいろな経過がありますが、今回の改正案そのものの内容は基本的に公正取引委員会の機能を強化するという方向にあると思いますので、賛成するものであります。その上に立って若干の問題点についてただしたいと思います。  一つは...全文を見る
○山下芳生君 次に、最近の中小企業分野で起こっている問題について質問をしたいと思います。  先日、中小企業家同友会全国協議会あるいは全国商工団体連合会から要望、要求を聞かせていただきました。下請取引の適正化、公正取引の確保が共通した要求でありました。  以下、聞かせていただい...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ丁寧かつ厳正な対応をしていただきたいと思います。  次に、いわゆる価格破壊で問題になっております家電量販店の問題です。  栃木県宇都宮市のコジマという大生家電量販店チェーンの例ですが、先着十名に限って扇風機を一円で販売し、そのお客にはお車代として千円をキャッ...全文を見る
○山下芳生君 もう一つ、現在中小企業には団体法などに基づいてカルテル規制の適用除外が認められておりますが、規制緩和の動きの中で新しい事業がなかなか認められない、あるいは現在認められているものも見直されることになっていることから、中小企業者の中で不安感が広がっております。中小企業が...全文を見る
○山下芳生君 最後に、今回の法改正によって近畿地方事務所に中国事務所及び四国事務所を統合することになり、現在の中・四国事務所はそれぞれ支所に格下げとなります。  この機構改革には二つの心配点があると思います。一つは、中・四国事務所にあった決裁権限が近畿事務所に移り、行政事務の処...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
11月19日第138回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、泉井石油事件について伺います。  大臣は先ほど冷静に推移を見守る、あるいは特別に調査を依頼はしていないと答弁されましたけれども、私はこれでは国民は到底納得できないというふうに思います。  今回の事件というのは、泉井石油商会の...全文を見る
○山下芳生君 事の重大性をもっと真剣に受けとめる必要があると思うんですね。  平成八年度、通産省の一般会計予算の額は九千百八十八億円です。そのうち石特会計繰入額が五千二百三十九億円です。つまり全体の五七・〇二%が石油を中心としたエネルギー予算になっているんです。  今その部分...全文を見る
○山下芳生君 庁内の官僚の大きな部分、特にトップの部分から疑惑の目が持たれているわけですから、これを正すのは大臣しかいない。それをあいまいにするわけにはいかないと思うのです。私は、引き続きこの問題を追及いたしますし、行革を掲げる政権の重要閣僚の一人としてどういう行動をとるのか国民...全文を見る
○山下芳生君 ところが、今、大臣がおつしゃつた重要な役割を担っている商店街の現状が大変深刻です。先ほどの政府の方からの答弁にもありましたけれども、全国の小売店の総数、九四年度で百四十九万九千、三年前と比べて十万店、六・六%減少しております。これは一九五二年調査開始以来最も大きな減...全文を見る
○山下芳生君 私、この間、京都の西新道商店街というところを訪ねました。非常に衝撃的だったんですが、今も大臣の認識のとおり、全国の商店街は非常に空き店舗がふえたり大きな問題に直面しておりますが、この西新道の商店街は少し事情が違っておりまして、例えば商店街としては全国で初めてのICカ...全文を見る
○山下芳生君 ぜひそういう立場で、全国から大変強い要望が出ておりますので、今の答弁を踏まえて事に当たっていただきたいというふうに思います。  以上です。
12月12日第139回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○山下芳生君 浅野先生に御質問いたします。  先生は、守秘義務を理由として国政調査権の行使を拒むことができると考えることは、憲法第六十二条において国会に国政調査権を認めたこと自体を無意味たらしめるとお述べになって、私はその理由として、国会において国政調査権を行使して秘密の開披を...全文を見る
○山下芳生君 辻先生にお伺いをいたします。  請願専門の常任委員会の設置という案もあるようですけれども、それに対して先生は現在の各常任委員会で審査すべきだという御意見をお述べになりましたけれども、その御主張の理由を御説明いただけますでしょうか。
○山下芳生君 もう一つ辻先生にお伺いしますけれども、ずっと直接担当されてきて、二十五年来、四半世紀にわたって請願の扱いについて改革が検討されてきた、全会派一致して答申も出してきたということがあったにもかかわらず、なぜ実際請願の改革ができなかったのか、どこが障害になっているのか。先...全文を見る
12月17日第139回国会 参議院 商工委員会 第1号
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○山下芳生君 日本共産党の山下です。  私は、去る十一月十九日の参議院の決算委員会で泉井石油事件について質問をいたしております。この事件は、泉井氏が石油製品の業転取引を装って手に入れた常識外れの資金、利益をもとに通産省の官僚やあるいは石油公団の幹部を長期に広範にわたって接待をし...全文を見る
○山下芳生君 今回の調査で国民が期待をしたことというのは、泉井氏と通産官僚が何回会って食事をしたのか、あるいは何回一緒にゴルフをしたのかということを知りたいということではないと思うんです。やはり通産行政が不透明な資金によってゆがめられたんじゃないか、そのことを知りたいんだというふ...全文を見る
○山下芳生君 結局、正確な実態を把握してない、えたいの知れない会社や人物であっても、飲ませてあげようとかゴルフを一緒にしようと言われたら通産官僚はのこのについていくのかということになるんです。決してそうじゃないはずなんです。そんなことはない。  この間の衆議院の委員会質疑の中で...全文を見る
○山下芳生君 確認しますけれども、牧野さん以外の方は今回の調査の対象になっていないと思いますが、間違いありませんね。
○山下芳生君 なぜ、綱紀の観点からだとOBが調査の対象にならないんですか。
○山下芳生君 私は、その綱紀という言葉の意味を狭く解釈し過ぎてはならないというふうに思うんです。  広辞苑で改めて調べてみました。綱紀とは「国家を治める根本の原則。国家の大法。また、一般に規律。」と書いてあります。ですから、かなり幅があるというふうに思うんです。念のためにその字...全文を見る
○山下芳生君 ですから、あえて対象としなかったということでは、国民はこれは納得できないじゃないかということを私は問題提起しているわけです。なかなか徹底した調査をやるということをお認めにならないんです。私は、その背景に大臣御自身に関する問題もあるというふうに思います。
○山下芳生君 お尋ねしますけれども、大臣は石油業界から政治献金を受け取っておられますか。
○山下芳生君 私は調べました。  九月十三日付の官報に平成七年度分の政治資金の報告が載っております。その中に新世紀会という団体があって、資金管理団体の届け出をした者の氏名、佐藤信二となっておりますね。あなたじゃないですか。
○山下芳生君 私は、石油業界から献金がないのかと聞いたんです。ですから、石油鉱業連盟もれっきとした石油業界の団体ですよ。それはお認めになりますね。
○山下芳生君 お認めになりましたけれども、確かにこの七年度分の報告書の中に石油鉱業連盟から五十万円献金が行われております。  この石油鉱業連盟というのはどういう連盟かといいますと、いろんな石油開発株式会社が加盟をしております。その中には、私はそのパンフレットを持ってまいりました...全文を見る
○山下芳生君 そうおっしゃいますけれども、この構図を見ますと、業者と行政が天下りという形で結ばれている。業界から政界、佐藤大臣に献金が送られていると。ですから、これはやっぱりここのところを断ち切らなければ、今の厚生省汚職の問題もそうですけれども、きちっと国民の立場に立った行政、監...全文を見る
○山下芳生君 終わります。