山下芳生

やましたよしき

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

山下芳生の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第140回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○山下芳生君 最初に加藤さんから提起のあった既存の制度を改革するやり方と、それから新たな制度をつくるやり方、前回のフリートーキングのときもいろいろありました。  私は、対立させるんじゃなくて、どちらもやるという方向で最後まで努力することが大事ではないかなと思うんです。もちろん、...全文を見る
02月20日第140回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○山下芳生君 大臣は、所信表明で今後の通商産業政策の推進に当たって四つの課題をお挙げになって、その一つとして環境と共生する経済社会の構築を掲げられました。私は、環境には地球環境もそれから足元の地域環境も含まれると理解をしております。  そこで、お尋ねをいたしますが、本年一月二十...全文を見る
○山下芳生君 要望をいただいたというだけだったと思うんですが、私先日、我が党の辻第一衆議院議員と一緒に現地に調査を行いました。住民の皆さんとも懇談をしてまいりましたけれども、その現地は非常に閑静な住宅街でして、周囲を山林、原野、田畑に囲まれて、吉野連山が望める大変環境のよいところ...全文を見る
○山下芳生君 それはもちろん十分承知しております。相互理解という言葉が入っております。  ところが、ついこの間、一月二十二日の早朝、三時か四時だったそうですけれども、この確認のされた約束を踏みにじって関西電力は抜き打ち的に調査工事に着手をいたしました。住民の抗議も無視をして、大...全文を見る
○山下芳生君 ぜひお願いしたいと思います。  現在一千戸、約四千人の方が住まわれております。それから将来二千四百戸、一万人の団地になる予定になっておりますので、こういう方々の安心静穏な住環境、これをやはりしっかりと保障していくということも公益企業としては大事な観点であると思いま...全文を見る
○山下芳生君 今、現状がどうなっているかということで少し認識を深めていただく上で御紹介したいんですけれども、資料として二枚目に、これは出典を記すことができずに申しわけなかったんですが、二枚目の資料は紀伊民報という和歌山の地元紙に出た広告なんですね。紀州田辺梅干協同組合が出されたも...全文を見る
○山下芳生君 それも十分わかっております。しかし、その上でいろいろ農家の方々は自分なりにほかの要因も調べてみたけれども、確かに環境基準にはもちろんクリアしておりますけれども、こういう被害がふえているということで今農家の方々が改めて御坊火力発電所に対して疑念を強めているんです。 ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
02月26日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○山下芳生君 先ほど大臣から生活再建、住宅再建について委員会の場で大いに議論しょうという提起がありました。大事なことだと思います。  そこで、被災者に対して政府が言い続けてきた、日本は私有財産制の国だから個人の生活再建は個人の責任だという論理について大臣の認識を問いたいと思いま...全文を見る
○山下芳生君 FEMAの対応の根拠法であります。アメリカの災害救助法の第五千百七十八条にはこう書いてあります。「大統領は、不運にも大災害に遭った個人又は家族に対し、」「災害関係の必要支出又は深刻な需要を満たし得ない場合、当該支出又は当該需要を満たすための補助を与える目的をもって、...全文を見る
○山下芳生君 それでは利用できない人がたくさんいるということで議論があり、検討するということだったんですけれども、今の答弁はこの間の答弁と全く同じですね。  そのときに一つ、貸し付けがあるということと同時に生活保護法もあるということが言われましたけれども、私はそれを理由にしては...全文を見る
○山下芳生君 御承知のとおり、雲仙や奥尻の災害では、義援金やあるいは公的資金による住宅再建資金の援助が約一千万円程度なされました。それに対して、阪神・淡路では数十万円程度しかなされていません。そこで、雲仙、奥尻災害と阪神・淡路大震災の被災地域の住宅の再建率を比較してみました。それ...全文を見る
○山下芳生君 これは実際、個々の持ち家の被災者についてアンケートした数字ですから間違っているはずがないんですね。ですから、これはもつと謙虚に受けとめていただく必要があるというふうに思います。やっぱり格差があるんですよ。  無回答の方も、読売新聞の調査では、もうあきらめたとか、そ...全文を見る
○山下芳生君 先輩の遺志を受け継ぐというお言葉がありました。佐藤さんは、「人類が安全で明るい健康的な生活をすることこそ、この世に生を受けた者の最低保障であるとしたならば、もはや、自然災害対策は、政策以前の政策でなければなるまい。つまり、つきつめると個人災害と国家の責任は厄介な問題...全文を見る
03月14日第140回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○山下芳生君 日本共産党の山下です。  今国民の多くが感じているのは、九兆円もの国民負担増となる予算案をこのまま無傷で通してしまっていいのかということだと思います。そこで、負担増の中心である消費税の増税問題について、総理に質問をいたします。  一九八四年十一月にアメリカの財務...全文を見る
○山下芳生君 その逆進性が、三%の税率が五%になったらどうなるのかという試算をしていますか。
○山下芳生君 私は具体的に試算をしてみました。資料にグラフと計算表をお配りしております。  税率三%の現在、年収三百万円世帯の消費税負担率は一・八六%であります。これに対して年収一千万円世帯の負担率は一・四二%。その差〇・四四が逆進性を示す数字ですが、現在でもはっきりそれがあら...全文を見る
○山下芳生君 私が聞いているのは、消費税そのものが持つ本質的欠陥について、今それをそれとして総理に聞いているんです。三%が五%になったら逆進性が拡大されるというこの問題について、総理、お認めになりますね。
○山下芳生君 これは大事な問題ですのでぜひ総理に御答弁いただきたいんですが、今消費税だけを区別してみるのは正確ではないという御答弁がありました。  私は、例えば平成六年度の税制改革全体を見ても、大蔵省の試算はそれで相殺されるという結果を示しておりますが、その試算をよく見ますと、...全文を見る
○山下芳生君 否定をしなかったということであります。  次に、貧困レベル以下の人々に対する絶対的負担の問題、所得税のかからない人たちに対する過重な負担の問題について伺います。  アメリカ財務省の報告は、これは深刻な問題だと述べています。なぜなら、こうした人々から最低生活の維持...全文を見る
○山下芳生君 アメリカが州税を導入していることは私も承知しております。ですから、そういう問題と区別してきょう消費税の問題についてぜひ議論をしたいということなんです。  どれぐらいの人たちが絶対的負担になるのかという規模について今具体的な数字はお挙げになりませんでしたけれども、そ...全文を見る
○山下芳生君 そういう配慮をされているのは私も知っております。しかし、どんな配慮をしようともそういう人たちの消費税負担そのものをなくすことはできないじゃないか、私はそのことを改めて確認し、税率が引き上げられることによってそのことが拡大されるということを今問題にすべきではないかとい...全文を見る
○山下芳生君 ほかの業種はどうですか。
○山下芳生君 平成二年以降の調査の結果はどうなっていますか。
○山下芳生君 結局、長期不況に入って中小企業の営業、経営がこれからどん底に向かおうというときに、もう消費税の転嫁の調査の必要がないと判断していること自体が私は大問題だというふうに思うんです。中小企業が消費税を転嫁するのがいかに大変か、困難か、これはリアルに見る必要があると思うんで...全文を見る
○山下芳生君 私もその指導文書は見ました。しかし、結局、何かあったら中小企業庁などに言ってきてねという文書ですよ。しかし、言おうと思っても、言ったら、親企業にそのことが判明したら商取引を打ち切られるというような危険もあるわけですね。それを冒してまでも一体どれだけの中小企業者が訴え...全文を見る
○山下芳生君 転嫁の問題について、そうはならないということも、これまた否定はされませんでした。転嫁できなかったら自分でかぶらぬとあかんということになるわけです。しかし、長期不況の中で、中小企業の経営が大変な中でかぶり切れずに滞納になってしまうということもあり得る。事実、消費税の滞...全文を見る
○山下芳生君 主なもので。
○山下芳生君 はっきりもう少しわかるようにしたいので、その年度ごとの中で滞納額の増加額構成比というのがありますけれども、その一番大きな税目は何ですか。
○山下芳生君 その消費税の滞納額が五%に税率が上がることでさらにふえるんじゃありませんか。
○山下芳生君 私は、国税庁は消費税の滞納の増加をちゃんと予想している、そして手を打っているというふうに思います。  文書を入手いたしました。昨年の十二月二十四日付で信用保証協会会長や知事、市町村長あてに大阪国税局から送付された「消費税の納税証明書に関する協力依頼について」という...全文を見る
○山下芳生君 私は、預かり金というお話がありましたけれども、預かっていないということが問題なんですね。預かれないんです、転嫁できなかったら。預かっていないんだけれども預かったとみなされて、これは納税を強いられる。しかし、今の大変な経営状況の中で納税できない人もこれまたふえてくるん...全文を見る
○山下芳生君 そうじゃなくて、仕入れ税額控除の適用要件の変更です。
○山下芳生君 これは重大な変更なんです。これまでは帳簿の記載が不十分であっても請求書が保存してあればカバーできる、仕入れ税額控除が認められるということでしたが、「帳簿及び請求書等」の保存に変更になる。しかも、帳簿の定義、請求書等の定義が大変厳しい。消費税法に基づくこの二つの定義、...全文を見る
○山下芳生君 今聞いたとおり、今の四つの項目を取引のたびに全部帳簿に記入しなければならなくなるわけです。これは、現在の中小事業者の実態を全く無視したやり方だと言わなければならない。もし帳簿に不備があったら仕入れ税額控除が認められなくなるんです。それが否認されたら、売上額に丸々消費...全文を見る
○山下芳生君 結局、法律のとおり中小事業者に記載を求めると無理がある、だから今おっしゃったように執行の段階で配慮するということですけれども、それは大変な負担がかかるということをお認めになっているということであります。ですから、それはきちっと、そんなことで税額控除が否認されるような...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月17日第140回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○山下芳生君 我が党は、規制緩和について一律に反対するものではありません。しかし、今回の法律案は、それぞれ生まれも育ちも違う十六本の法律を一括して改廃するものであります。その中には、国民生活の安全に関する法律の改定も含まれております。これらを単なる手続の改定と同列に扱うやり方は、...全文を見る
○山下芳生君 私は、規制緩和に一律に絶対反対という立場もこれは正しくないと思いますが、逆に規制緩和万能というのもまた正しくはないんじゃないかと思っております。先ほど平田委員からもありましたように、場合によっては強化しなければならない規制もあるというふうに私も理解をしております。 ...全文を見る
○山下芳生君 港湾の問題だけではなくて、大型の卸電気事業者についてもこれから対応すべきだということが理由だとお述べになったわけですが、私は、やっぱり延長しなければならない最大の理由の一つが地元住民や関係者との合意に時間がかかっているからだという、これは事前の説明の段階では私そう聞...全文を見る
○山下芳生君 まず前提として住民の合意を得る努力をやるべしという点では、私も認識は一致していると思います。  そこで、住民の合意を求めるという問題に関連して、去る二月二十日、本委員会で取り上げました関西電力御坊火力発電所と梅の被害について引き続き御質問をさせていただきます。 ...全文を見る
○山下芳生君 関電からそういう報告を聞いたということだったと思うんですが、私は、通産省は関電から聞くだけでいいのかなという気もしているんですね。といいますのは、通産省自身が定めた省議アセスの信頼性が今問われているということでもあるからだと思います。  そこで、私は先月の質問のと...全文を見る
○山下芳生君 大気の問題は今、前回に続いてやったわけですが、もう一つ御坊第二火力発電所については海洋汚染の問題も心配されております。計画されている第二火力発電所の燃料であるオリマルジョンについて聞きます。  オリマルジョンは、オリノコタール七〇%に約三〇%の水と〇・五%の界面活...全文を見る
○山下芳生君 きょう運輸省にも来ていただいておりますので、今答弁のあった海上災害防止センターにおける実験の内容を説明いただけますか。
○山下芳生君 大体、言っていることが論理矛盾なんですよ。実験の結果をまだ検討しているところだと、そう言いながら、一方で万全を期していると言うのはいかがなものか。  私は、関電が委託した実験というのはどんなものかという資料をいただきました。三菱重工業、これは長崎で研究しているそう...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、民間活動に係る規制の改善及び行政事務の合理化のための通商産業省関係法律の一部を改正する等の法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、国民の安全を守る保安規制と単なる事務手続的な規制とを同列に置いて緩和をしようというものであります...全文を見る
03月19日第140回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○山下芳生君 工業標準化の歴史というのは、さかのぼりますと明治時代まで行きます。しかし、やはり我が国の工業の近代化に大きく貢献をしたのは戦後間もなく制定された本法だというふうに思います。  今回の法改正で、その認定事業が民間機関でもできるようになるということですが、ぜひ認定の公...全文を見る
○山下芳生君 JISの表示をしている工場は品質管理が行き届いている、製品の品質保証にもつながるわけで、その中小企業の信頼性をアピールするのに非常に効果があるというふうに思います。ですから、数%程度に今とどまっているわけですが、もっと認定工場が普及されるために政府が積極的に支援をす...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ積極的な支援とそれから宣伝をお願いしたいというふうに思います。  次に、国際化の問題ですが、昨年の末に閣議決定をされました「経済構造の変革と創造のためのプログラム」では、「標準化制度の改革」という部分で、「我が国の市場及び事業環境を国際的に開かれたもの」にする...全文を見る
○山下芳生君 主体的な対応というお言葉がありました。本当に大事だと思うんですね。我が国のJISと国際規格との整合性の問題では、WTOのTBT協定附属書3のF項の中にあるただし書きでこうあります。「当該国際規格又はその関連部分が不充分な保護の水準、気候上の又は地理的な基本的要因、基...全文を見る
○山下芳生君 自主性の発揮の具体的な度合いを少し突っ込んでお聞きしたいと思うんですが、ISO、国際標準化機構やIEC、国際電気標準会議にはTC、技術専門委員会やSC、技術分科会があります。それぞれTCやSCが今どのぐらい数として設置されており、またどの程度開催されているのか。少し...全文を見る
○山下芳生君 そのTCやSCへの我が国の参加状況と、それから特に幹事国となっているのがどの程度か教えていただけますか。
○山下芳生君 TCやSCのまずメンバーになるのは、これは前提ですけれども、やはり幹事国になるかならないかが、国際規格にJISをどれだけ認めさせるのかという点でいいますと非常に大きな役割を担ってくるというふうに思います。その点では、約一千あるそれぞれのTC、SCの中で四十一しかまだ...全文を見る
○山下芳生君 やはりまだ差があると思うんですね。  私は、その国の規格というものはその国の産業技術の発展の歴史を反映したもの、あるいはもっといいますと国民の文化、生活のあり方を反映したものでもあると思うんで、したがって、何でも国際水準に合わせていくということでよしとはできないと...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月27日第140回国会 参議院 商工委員会 第7号
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○山下芳生君 我が国の基幹産業を支えてきた物づくりの基盤的技術の高度化を支援し、その存続や発展を図ることは、我が国経済全体の健全な発展にとっても必要だというふうに思います。実際、これまで大田区やあるいは東大阪市に見られる中小零細企業を組織したネットワークによって電子・電気部品から...全文を見る
○山下芳生君 その点は認識は一致しているというふうに思います。  ところが、今基盤的技術の産業集積が大変落ち込んでいるというのも一致しているところですが、参考までに東大阪が数字的にどうなっているかということを申し上げたいと思うんです。  東大阪というのは、工業統計で見ますと金...全文を見る
○山下芳生君 その周知徹底とあわせまして、そういう施策があるのはわかった。しかし、自分の企業が使えるかどうか、あるいはどうすればそれを活用することができるだろうかというのが、次の段階で大事なことだと思います。  そういう面での中小零細企業に対するアドバイス的な面、お考えがありま...全文を見る
○山下芳生君 それから、申請の手続なんですけれども、これがどうも複雑で中小企業は対応できないという声をこれまでの施策についてはよく耳にしました。  申請の手続という点で、できるだけ中小企業に対応できやすいような配慮をされるべきだと思いますが、この点はいかがでしょうか。
○山下芳生君 申請があった際に審査されるわけですけれども、審査の姿勢といいますか、構えなんですけれども、選別する、ふるい落とすための審査ではなくて、やはりこの法の目的に照らせば、できるだけ基盤的技術を高度化しようという意欲のあらわれでございますので、その意欲をよく受けとめていただ...全文を見る
○山下芳生君 実際の資金の提供として利用されているのは中小企業金融公庫でありますとか国民金融公庫だと思いますが、この窓口での対応が、先ほどのお話にもありましたけれども、非常に厳しくなっているという現実がございます。もう民間の金融機関と変わらないという話もよく聞きます。  ですか...全文を見る
○山下芳生君 担保、連帯保証人については。
○山下芳生君 次に、少し具体的な事例についてお聞きしたいと思うんです。  まず、異業種間交流についてですが、これは全国でそういう努力がさまざまな形で行われております。  東大阪でも、私が聞いた幾つかのそういう努力の中に、ヒットの会という名称をおつけになって、金型業者などが中心...全文を見る
○山下芳生君 次に、各種支援機関、これも大事だというふうに思っております。  実は、この東大阪地域にもともとありました大阪府立産業技術総合研究所の東大阪本所というものが、昨年の四月一日にこの研究所が和泉市に統合移転されるのに伴って閉鎖されたんです。しかし、地元の商工会議所や大阪...全文を見る
○山下芳生君 今少し細かく一つ一つお伺いしましたけれども、やはり実際に中小企業の皆さんに活用されて、そしてこの法律が基盤的技術産業集積の活性化に文字どおり役に立つという点で非常に大事だと思いましたので、確認をさせていただきました。  最後に、新法によって支援をする制度というのは...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 まず、消費税問題について伺います。  私は、先日の予算委員会で税率五%への引き上げは景気回復の足取りが重い中小企業にとってさらに足かせを課すことになるということを指摘し、転嫁の問題を取り上げました。中小企業にとって、消費税は転嫁が命です。転嫁できなかったら自分でか...全文を見る
○山下芳生君 売上額の規模の資料というのは今わからないんですか。
○山下芳生君 もう少し詳しくまた資料を見せていただきたいと思うんですが、やはり規模によってかなり転嫁のぐあいが違うというふうに思うんです。  それが五%になったらどうなるのかということについて、予算委員会でも紹介したんですが、国民金融公庫の全国小企業動向調査がデータを出しており...全文を見る
○山下芳生君 ぜひその調査は厳密にしていただきたい。単に転嫁できているかどうかだけじゃなくて、価格がきちっと見合う形になっているか、これも調査しなければ実態を正確に把握されたとは言えないと思います。よろしくお願いしたいと思います。  次に、中小小売商業対策について伺いたいと思い...全文を見る
○山下芳生君 いずれにしても大事な役割をこれからも担い得るのが商店街だと思います。  その商店街が魅力ある、消費者にとっても魅力ある活性化ということについて、私いろいろ聞きますと、やはり商店街振興組合の事務局の体制が非常にかぎになっているんじゃないかということを実感いたします。...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ実態をよくつかんでいただいて、要望は強いので、新たな施策も含めて推進していただきたいと思います。  もう一つ、そういうソフトの面とやはりハードの面、これは従前から支援をやられておりますけれども、なかなかこのハードの面での支援が十分効果を発揮し得てないというふう...全文を見る
○山下芳生君 平島氏の申告というのは、御承知のとおりに詳細な資料に裏づけられたものであります。申告は取り下げられましたけれども、事実まで消えてしまうということはないと思うんです。今情報収集はされているということでしたので、独禁法四十五条四項にも、「公正取引委員会は、この法律の規定...全文を見る
04月04日第140回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○山下芳生君 試案をまとめられた会長や事務局の皆さんの努力に敬意を表したいと思います。私も、この試案の発表を国民の期待にこたえて国会が行政に対する監視機能を強める契機としたいというふうに思っております。その立場から、試案に対する私の率直な意見を述べさせていただきます。  結論か...全文を見る
○山下芳生君 一言だけ。  私が問題提起させていただいたのは常任委員会方式がなぜいいのかということで、私は何も第二種と第一種の違いを問うということではありませんので。常任委員会方式がなぜいいのかをぜひお聞かせいただきたいなということでありました。
○山下芳生君 議論が常任委員会でどうだということで、まず一歩というお話にだんだんなってきつつあるところなんですが、私は、先ほど渡辺先生から御指摘のあった、それが本当に十分国民の期待にこたえ得るものかどうかというのは、単に第二種常任委員会をつくればそうなるという問題ではなくて、その...全文を見る
○山下芳生君 結構でございます。
04月10日第140回国会 参議院 商工委員会 第9号
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○山下芳生君 私たち日本共産党は、新エネルギーの利用促進については既に二十年以上前から主張してきたことでありまして、その点ではこの法案は一歩前進であると評価をしております。ただ、その内容が極めて不十分ではないかというふうに思うわけです。    〔委員長退席、理事吉村剛太郎君着席...全文を見る
○山下芳生君 何とか達成したい、加速度的にということをおっしゃいますが、私は、やはり根拠のない非常に甘い見通しというふうにこれは批判されても仕方がないんではないかというふうに思うわけです。    〔理事吉村剛太郎君退席、委員長着席〕  長期見通しによれば、今おっしゃったとおり...全文を見る
○山下芳生君 太陽光発電システムについては予算措置で前年度の三倍になっているということは承知しておりますが、しかし私は、一般家庭で導入すべき新エネルギーというのを太陽光発電に限定する理由はないというふうに思うんですね。風力発電であるとか水力発電等も一般家庭で使用し得る小型の設備や...全文を見る
○山下芳生君 ぜひ、できるだけ広い対象で運用していただきたいと思います。  次に支援措置の内容なんですが、この法による支援措置、メニューを見ますと、一つはNEDOによる債務保証、もう一つが中小企業者への若干の金融支援ということになっておりまして、極めて限られたものだというふうに...全文を見る
○山下芳生君 どうもそのねらいどおりに新エネのシェアというのが引き上がるかどうか本当に不安なんですが、また後でこの点は触れたいと思います。  次に、法案に関連して聞きたいと思うんですが、提案理由で佐藤通産大臣は、エネルギーをめぐる経済的社会的環境に変化が見られているとお述べにな...全文を見る
○山下芳生君 あっさり困難ということなんですが、そもそも一九九〇年の気候変動に関する政府間パネル、IPCCの報告では、地球温暖化を防ぐためには温室効果ガスの大気中の濃度を安定化する必要があり、そのためには人間活動に起因するCO2排出量の六〇%以上を直ちに削減することが必要であると...全文を見る
○山下芳生君 電気事業者の対策をぜひ強化していただきたいと思うんですが、さらにエネルギー多消費産業における効率化も取り組むべき重要な問題だというふうに思います。  鉄鋼、化学、紙・パルプ、セメントなどの産業分野におけるエネルギー消費原単位を見ますと、石油危機後減少されてきたわけ...全文を見る
○山下芳生君 ところで、省エネ法に基づくエネルギー管理指定工場における判断基準の遵守の状況はどうなっているでしょうか。
○山下芳生君 もう今の議論を聞いていて明らかですけれども、産業界における省エネの努力というのが、いろんな要因はあるとはいえ、やはり低下している、軽視されてきているというふうにしっかり認識をして指導を強めていただきたいというように思います。  最後に大臣に、地球環境問題が深刻化す...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
04月22日第140回国会 参議院 商工委員会 第11号
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○山下芳生君 私どもは、今回の法案は創業期の中小企業の資金調達を促進する可能性を含んでいるというふうに考えるものでありまして、法案そのものには賛成です。    〔委員長退席、理事沓掛哲男君着席〕  ただ、この法案の目玉であるエンゼル税制についていえば、この制度に過大な期待を寄...全文を見る
○山下芳生君 結局、現在何人いるかというのはわからないということでして、非常に頼りないと私は思うんですね。  これはなぜそういうことを言うかと申しますと、創業期の中小企業の資金需要の大きさと比べて、現在このエンゼル、数はわからないけれども恐らく何人かいらっしゃるエンゼルの数が圧...全文を見る
○山下芳生君 今、具体的な方々のイメージをお言いになりましたけれども、法律の趣旨、それから通産省の説明によりますと、やはりエンゼルとして期待をするのは一千二百兆円の個人資産ですね。この中から幾らかそういうふうに回ってくればというのを全体とすれば想定されていると思うんですね。私は、...全文を見る
○山下芳生君 非常にそういう意味では、環境の悪い中で出発せざるを得ないというのもリアルに見る必要があると思うんです。  それから、今回のエンゼル税制で付与されるインセンティブですけれども、これは三年間キャピタルゲインとロスを相殺できるということなんですが、通産省の説明を聞きます...全文を見る
○山下芳生君 そうなりますと、相当資産のある方、余裕のある方じゃないとなかなかできませんね。持っている資産をあるいは資金を全部ベンチャーに対する投資として、エンゼルとして使っちゃうと、これは倒れてしまうという方が多いわけですから、よほどの余裕がある方じゃないとなかなか手出しできな...全文を見る
○山下芳生君 少しでもというふうに理解をいたしました。  それで、私はいわばそういう当てのないエンゼルに過大に期待を寄せるだけではなくて、寄せたらあかぬというわけじゃないんです、これはこういう可能性があるわけですから、それだけではなくて、やはり既に制度として確立されている中小企...全文を見る
○山下芳生君 大体いつもの答弁という感じなんですが、きょうは具体的にロードックという、一枚ということでアメリカは既にそういうことをやり始めたということを御紹介したわけですから、それと比べてなぜ書面の数が減らないのかということを深く分析もしていただきたいというふうに思います。  ...全文を見る
○山下芳生君 大体そういうことでありまして、私が印象的な文言として目にとまったのは、こうあるんですね。地域と運命共同体的な関係にある金融機関と言える、それから収益性、効率性をある程度犠牲にしても地域住民等のニーズに応ずる性格を有する金融機関と。  ですから、収益第一じゃなくて、...全文を見る
○山下芳生君 語尾が余り聞き取れにくかったんですが、ぜひ地域の金融機関の役割、中小企業を所管する大臣として認識をしていただきたいというふうに思います。  最後に、アメリカの例をいろんなところで今回の法案についてお引きになるんですが、私もう一つ、アメリカのことを参考にするならぜひ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
05月09日第140回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号
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○山下芳生君 繰り返しになりますけれども、私は、国会が国民の期待する行政監視機能を発揮するためには、国会の附属機関として行政監視院、オンブズマンを設置するのが最もふさわしいという考えであります。また、その点では憲法上の問題もクリアできるというふうに考えています。第二種常任委員会で...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 商工委員会 第13号
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○山下芳生君 私からも、まず発電所アセスについて、環境影響評価法、アセス法本体と電気事業法を改正した新しい法との両建てにする理由をまずお伺いしたいと思います。なぜ発電所アセスについて両建てにするんですか。
○山下芳生君 七七年の省議決定によるアセスのスキームを踏襲するんだという御説明なんですけれども、これは何遍聞いてもなぜ省議アセスのスキームを踏襲するのかということがよくわからない。国民に対して私は説得力、それだけではないと思うんですね。つまり、省議アセススキームを踏襲する、アセス...全文を見る
○山下芳生君 つまり、アセス法本体のみでやつちゃうと、これまで省議アセスでやってきた部分が全部踏襲されない場合もある。ですから、あえてアセス本体でやるということに甘んじず、より厳しい道を歩むといいますか、これまでの道を踏襲するということで理解してよろしいんですか。
○山下芳生君 何遍聞いても、今までやってきたことをやるんだと。しかし一方、新しいアセス法が統一的なわかりやすい透明なものが必要だという答申に基づいて打ち立てられようとしている。しかし、それとはもう一つ、電気事業法の改正という法律をつくって法改正をやって、発電所アセスについてはその...全文を見る
○山下芳生君 どうも聞き方が悪かったようです。どちらが強いのかというふうに聞くと答えられにくいようですので、では大臣にちょっと聞きますけれども、少なくともアセス法本体で実施するよりも後退するようなことは通産省としてはあり得ない。それはどうでしょうか。
○山下芳生君 そうしますと、私、今大臣の決意を聞きまして、通産省はこれまでの環境問題に対する対応について心を入れかえたのかなという気が率直にするんです。  といいますのは、これまで多くの国民が通産省に対して抱いているイメージというのは、やはり環境問題については非常に消極的な省だ...全文を見る
○山下芳生君 なるほど、時代おくれじゃなくて先取りする省だというふうに大臣はおっしゃっている。  そこで、その御決意が本物かどうか、今回の改正法案に基づいて少しお聞きしたいと思うんですが、私はアセス法本体とそれから電気事業法の改正案を比べてみてどこが違うのかなというふうに見てま...全文を見る
○山下芳生君 その点もとおっしゃいましたから、ほかにもあるということの御主張なんでしょうが、私はいろいろほかにもある部分を見ましても、しかしいろんなところも結局国が主体的に関与してくるという、そういう骨格の中でいろいろほかに付随して強められているというか、手続が加えられているとい...全文を見る
○山下芳生君 もう少し突っ込んで具体的にお聞きしますけれども、そういう電源立地という観点をもちろん踏まえて、つまり総合的に見ていくということになると思うんですね。ですから、私はその際、通産省がどんな判断をするのかというのがやはりこれは非常に大事な決定的な要因になっていく、そういう...全文を見る
○山下芳生君 そうじゃなくて、本体、本法の方では直接知事が事業者に意見を言えるけれども、電気事業法の改正に基づくとそれができなくなる、これは間違いないですね。  しかし、今おっしゃったように、通産大臣、通産省が事業者に意見を述べる際に都道府県知事から出された意見も添付して出すと...全文を見る
○山下芳生君 ですから、本体でいけばストレートにいくけれども、そうなっていないというのもこれは事実ですから、法律に基づけばですね。それは私は、通産省が発電所の立地については他者に物を言わせない、アンタッチャブルだという一つのやり方ではないかと。ちゃんと知事が直接意見を表明できるよ...全文を見る
○山下芳生君 設備容量で区分するということを政令でも踏襲するということだと思うんですが、同時に設備容量が小さくても環境に与える影響が大きい場合もあると思うんです。それから、設備容量が小さいものがたくさん集まっちゃうと、これはまた環境に対する大きな影響が出る、あるいは新たにつくる設...全文を見る
○山下芳生君 次に、アセスの対象になる発電所についてもう少し具体的に聞きたいんですけれども、発電所の目的や形態によってアセスの対象となるのかならないのかという問題ですけれども、例えば電気事業用か自家用か、あるいは公営の発電所なのかそうじゃないのか、あるいはIPP用か余剰電力販売用...全文を見る
○山下芳生君 具体的な問題で確認なんですけれども、私の地元の大阪で、これ一回質問でも取り上げたことがあるんですが、興亜石油という企業の大阪製油所が高度化計画というものを今推進しております。その中で、自家発電の設備を計画前の一万五千キロワットから十六万四千キロワットに増強して、その...全文を見る
○山下芳生君 十四万九千ですから、十万よりは上回っておりますけれども、ぜひそういう問題も、新たな法制度がもし施行される段になりましたら、十五万をぎりぎり下回って省議アセスくぐりみたいなことが随分広がっておりますので、そんなことは許さないということをやってこそ世論に先駆けた通産省だ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
06月03日第140回国会 参議院 商工委員会 第15号
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○山下芳生君 これまで、我が国の独占禁止法で持ち株会社を禁止してきたのはなぜか。  公正取引委員会の独禁法第四章改正問題研究会が一昨年の十二月二十七日に出した中間報告の中に、これまで禁止してきた三つの理由がまとめられてありました。第一は、財閥の復活の防止などの沿革的理由、第二は...全文を見る
○山下芳生君 委員長が今おっしゃったとおり、私もそういう時点では財閥解体と持ち株会社の禁止というのは平和、反ファシズムという点でも非常に意義のあった措置だというふうに思うんですね。同時に、当時、戦前の財閥というのはいわば社会的権力として政治的、経済的、社会的な支配力を持っておった...全文を見る
○山下芳生君 私は、持ち株会社の本質というのは、最小限の出資によって最大限の支配を獲得することが可能であるという点にあるというふうに思います。  これは学界でもそういう論というのは述べられておりまして、持ち株会社による支配の基本形態というのは持ち株会社たる親会社Aが子会社Bの発...全文を見る
○山下芳生君 論理的にそれは可能だということはお認めになったと思います。  それから第三の理由ですが、「市場の開放性・透明性の確保」、ここで中間報告は「我が国では企業による株式所有が広くみられ、海外から、株式持合い等が参入障壁・投資障壁として指摘されているという状況にある。」、...全文を見る
○山下芳生君 私は、海外から見た日本の市場のありようというものに非常に厳しい目が注がれているというふうに思っております。これはもうるる議論されたところですが、昨今の野村、第一勧銀の問題あるいは大手ゼネコンによる談合組織が存在していたのではないかとされる問題等、やはり外国から見て日...全文を見る
○山下芳生君 私は、本質的に持ち株会社というのは事業支配力の過度集中となるというふうに、本質的にそう理解しておりまして、これはやはり全面禁止しなければそのおそれを排除できないというふうに考えています。  しかし、今回、今委員長の説明によりますと、過剰規制になっている場合を除く、...全文を見る
○山下芳生君 わかりにくい用語を使うことを避けるということですが、しかし、これは判断基準ですから、わかりにくい用語ではあっても読んだ者がきちっとわかるように、表現のわかりやすさはともかく、例えば数的な基準というものを示す必要はあるんじゃないかと思うんです。先ほどの幾つかのやりとり...全文を見る
○山下芳生君 よくわからないですね。政令で書けばいいじゃないか、九条の二についても政令でまず改正をして、今回それに合わせるということなんですから。なぜ政令で書かないのですか。
○山下芳生君 極めて大事な問題にもかかわらず、そういうふうに法律でも政令でもなくてガイドラインにゆだねるというのは大問題だと私は思うんです。しかも、提案されている法案では、ガイドラインに基づいて三類型に合致したとしても、それだけで事業支配力の過度集中とみなすわけではないと。  ...全文を見る
○山下芳生君 つまり、一番大事な問題が法律でも書かれない、政令でも書かれない、ガイドラインで書くと言いながらどんなふうに書くかまだ検討中だと言うんですから、これは本当に重大だと思うんです。  そこで、聞きますけれども、単純な疑問なんですが、もしこれから皆さんが整備されるガイドラ...全文を見る
○山下芳生君 ですから、公取が調査して過度集中だと判断した場合の排除の勧告や審決、それを出して従わなかった場合に、これは法律では懲役を含む罰則を適用できるということになっておりますが、その際の判断の基準がやっぱりガイドラインになるわけでしょう、過度集中かどうかという。  そうな...全文を見る
○山下芳生君 今からどういう基準をつくるのかということで、今法案の審査をやっているときに、それがどういうことをやってはならないのか、やってもいいのかということが法律ではわからない、裁判になったら裁判官が判断するということでは、これは私、それでいいんだろうかということを率直に思いま...全文を見る
06月05日第140回国会 参議院 商工委員会 第16号
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○山下芳生君 日本共産党の山下です。  舟田参考人にお伺いいたします。  持ち株会社を通じて事業支配力の過度の集中による弊害が生じた場合には、個別にその弊害を除去すれば足りるのではないかとする弊害規制論について御意見を伺いたいと思います。  とりわけ、先生の論文にある持ち株...全文を見る
○山下芳生君 もう一つ、先生の論文の中に、持ち株会社という集中形態それ自体が日本の競争秩序にとって問題であると考えると、この点についてもお願いします。
○山下芳生君 続けて舟田参考人に伺いたいんですが、実効性を持って機能するか甚だ疑問と、改正案の九条五項が。今のお答えの中にかなり含まれているのかとは思いますが、私はこの条文を読んでもどういう形態、規模の持ち株会社が禁止されるのかよくわからない。そもそもそういうことをわかるように線...全文を見る
○山下芳生君 次に、内田参考人に御質問いたします。  国際競争力を維持、強化するために持ち株会社の解禁が必要だという御主張ですが、先ごろ出そろった大手企業の九七年一二月期決算を見ますと、雇用情勢の悪化やあるいは先ほど伊藤参考人がおっしゃったように中小企業分野での高水準の倒産がず...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。終わります。
06月10日第140回国会 参議院 商工委員会 第17号
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○山下芳生君 原始独禁法の解説書として、当時の司法省民事局第一課長の石井良三さんがお書きになった「独占禁止法」という本があります。    〔委員長退席、理事沓掛哲男君着席〕 昭和二十二年に発行された本で、私も国会図書館でお借りして読ませていただいて大変勉強になりました。  ...全文を見る
○山下芳生君 一条を全部お読みになっていただきましたので、次に私が聞こうと思っていたんですが紹介だけにとどめます。  続けて、この石井さんの本は、  さて、独占禁止法は如何なる方法で右の目的を達成しようとするものであらうか。同法第一条は、この点に関しても明確な回答を与えている...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございます。  念のためにこれも紹介しておきますが、「商事法務」という雑誌の九五年五月五日号に、公正取引委員会事務局経済部企業課長の舟橋和幸さんが「独占禁止法における持株会社規制」という論文をお書きになって、その中に「持株会社の反競争性」ということを述べ...全文を見る
○山下芳生君 今の御説明は、持ち株会社に限らず、事業支配力の過度集中の一般的な御説明だったやに思うんですが、これまで持ち株会社を禁止するという理由に使われてきた事業支配力の過度の集中という概念のわかりやすい御説明をいただけますでしょうか、一般論じゃなくて。
○山下芳生君 どういう場合であろうと同じという御説明なんですが、今回持ち株会社を解禁するという際に、事業支配力の過度の集中に至らない持ち株会社を解禁するという理由が付せられています。ですから、私はこの事業支配力の過度集中という概念が今回の法改正の非常に大事なポイントだというふうに...全文を見る
○山下芳生君 今御説明を伺っておりまして、まだまだわかりにくいんですが、しかし、おっしゃることはやはり量的な問題を一つの物差しにされているように私には聞こえるんですね。  先ほど紹介した石井さんの本の中には持ち株会社の設立禁止について説明をされた部分がありまして、少し長いですけ...全文を見る
○山下芳生君 もう少しわかりやすく答えていただくためにまた聞くんですが、つまり今回の検討の中に量的な問題だけではなくて支配資本節約機能というものが持ち株会社の本質としてあると、その点について検討されたんですか。
○山下芳生君 四章研を使って御説明されたんですが、私は四章研の評価自身が原始独禁法の当時の立場と変わってきているというふうに理解しております。  ですから、今御説明のあった中で、「経済力集中の手段となりやすい」というくだりを引用されたんですが、なりやすいということの認識からでは...全文を見る
○山下芳生君 私が聞きたいのは、そういう十条が変わっている説明じゃないんですね。そこに原始独禁法の十条とそして当時の九条、持ち株会社の禁止と、それから金融業以外の事業会社が他社の株式を保有してはならないという説明、両方に支配資本の節約機能があるから、それが事業支配の過度集中に当た...全文を見る
○山下芳生君 もう結論だけ言っていただいたらいいんですが、第一グループには恐らくならないであろうと、総資産の関係で。第三グループはどうですか。現状のトヨタですよ、それはどうですか。
○山下芳生君 きのう質問通告してあるんですから、資料はすぐ手に入るはずですよ。どうですか、それはならないんじゃないですか。
○山下芳生君 もう少しきちっと答えを準備していただきたい。しかし、なるということはお認めにならなかったわけですから、トヨタグループが丸々持ち株会社化になっても九条五項で禁止するということは今言えないわけですよ。  それから最後にもう一つ、第三類型は相当数の主要な事業分野で各事業...全文を見る
○山下芳生君 今のやりとりでわかったように、トヨタといえばGMやフォードに次ぐ世界第三位の自動車メーカーですよ。国内のシェアは軽自動車を除いて三八・二%です。このトヨタが今でも系列支配が非常に強いということでいろんな問題が下請や労働者の中で起こっておりますが、さらにこれが丸々持ち...全文を見る
○山下芳生君 官房長官に、まず独禁法の存在意義についてお伺いをしたいと思います。  独禁法の第一条は、公正かつ自由な競争を促進することによって国民経済の民主的で健全な発達を促進するとその目的を明記しております。ただ、もう御承知のとおり、資本主義経済においては自由競争というのは一...全文を見る
○山下芳生君 次に、規制緩和と独禁法の関係について、これも官房長官にできればお答えいただきたいと思うんですが、私は、規制緩和を推進される皆さんの御意見を聞きますと、その目的というのは競争の促進にある、規制緩和は競争を促進するために行うんだというふうに理解をしております。  そう...全文を見る
○山下芳生君 国際的な競争でいいますと、私は単に持ち株会社が諸外国で禁止されていないかどうかということだけで判断するのはいささか狭過ぎるんではないかという意見を持っておりますが、きょうはもう時間がありませんが、その点について長官、どうですか。
○山下芳生君 ほかにも諸外国にあって日本にない競争政策というものがありますので、そういうことを総合的に判断しなければならないということを私は申し上げたいわけです。  最後に、公取の研究会のあり方について少し伺いたいと思います。  御承知のとおり、持ち株会社の禁止制度のあり方に...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対理由の第一は、公正取引委員会みずからが掲げてきた持ち株会社禁止の理由が今日においても何ら解消されるものではないからであります。  ...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、電気事業法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  統一的な環境アセスメント法の制定を求める国民の世論を反映して、環境庁から提出された環境影響評価法が成立し、懸案であった発電所のアセスメントも規制対象に含まれることになりま...全文を見る
06月12日第140回国会 参議院 商工委員会 第18号
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○山下芳生君 本法案は、規制緩和を推進する一環として独占禁止法の適用除外制度の見直しを進めようとするものであります。この適用除外制度については、石井良三著「独占禁止法」の中に、「小規模事業者は、相互に団結して一事業単位を形成することによって、はじめて資本主義経済の下における独立の...全文を見る
○山下芳生君 公正取引委員会に聞きます。  今後、さらに適用除外制度の見直しをする際には、関係諸団体の意見をよく聞いて、その合意のもとに進める必要があると思いますが、いかがですか。
○山下芳生君 次に、新聞の拡販問題について伺います。  私は、昨年二月二十二日の本委員会で新聞の拡販に伴う景表法違反の問題で公正取引委員会の毅然とした対応を求め、公正取引委員会も、新聞公正取引協議会に改善の実効が上がるよう強く指導すると答弁をされました。具体的にどんな指導をされ...全文を見る
○山下芳生君 昨年の質問後、現地の協議会に指導したと、ところがその後も残念ながら事例が生じているというお答えだったと思うんですが、私も手元に昨年の質問以降、兵庫県相生地区で提出された申告書の写しを持っております。おっしゃるとおり、事態は全く改善されておりません。  昨年の二月二...全文を見る
○山下芳生君 自主規制がもう機能していないということを事実が証明しているんですよ。にもかかわらず、いつまでも公正取引協議会の自主的な取り組みに任せるということを繰り返して、市場の番人としての役割を果たしていけるのかと、公正取引委員会として、という私は問題提起をしているんです。 ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
08月29日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○山下芳生君 初めに、北海道第二日糸トンネル岩盤崩落事故について質問をします。  現在、人的被害は確認されておりませんが、私は、政府は今回の事故を深刻に受けとめる必要があると思っております。建設省は昨年二月の豊浜トンネル事故の後、トンネル坑口部等の緊急点検を全国の道路管理者に指...全文を見る
○山下芳生君 そういうことに基づいてやった対策が実際の危険度とは乖離していたということが今事実で突きつけられているわけですから、私は、やはりここは仮にも安全神話をつくって振りまくようなことにならないように真剣な事故検討を求めておきたいというふうに思います。  次に、土砂災害問題...全文を見る
○山下芳生君 私は、財政状況厳しい中だからこそ公共事業の質的転換が必要だと思います。ゼネコン、大企業奉仕の産業基盤整備優先を抜本的に見直して、災害から国民の生命、財産を守るための防災事業の比重を高めるなら公共事業の総額をふやさずとも防災対策事業のテンポを引き上げることはできる、こ...全文を見る
○山下芳生君 次に、避難体制の問題について伺います。  出水市の災害でも的確な避難勧告により住民の犠牲を防ぐという点で大きな問題点を残しました。  私どもの党でも独自に調査を行いまして、そのとき自治公民館の館長さんからお話を伺ったんですが、館長さんの証言では、災害が発生する前...全文を見る
○山下芳生君 最後に、大臣に、前段で申し上げました防災事業のおくれを克服する決意、それから避難の体制を住民参加で実効あるものにする生きた指導という点での所見をいただきたいと思います。
○山下芳生君 終わります。
10月15日第141回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○山下芳生君 泉井事件について質問をいたします。  この事件は、三菱石油などから泉井被告に六十四億円もの資金が流れ、うち約二十億円が政官界にばらまかれたとされる国政上の重大問題、事件であります。  泉井被告は、去る九月八日、記者会見を行い、山崎拓自民党政調会長を通じて、故渡辺...全文を見る
○山下芳生君 山崎氏は、泉井氏からの献金について、法にのっとって適正に処理しているなどと述べておられましたけれども、今の答弁でも重大な疑惑があることが明らかになりました。  きょうは、これらの疑惑の中で、九五年の資金提供に限って質問をいたします。  泉井被告は記者会見で、九五...全文を見る
○山下芳生君 それでは、九五年参議院選挙で山崎氏が選対責任者となっていた合馬敬候補者の選挙運動収支報告書の中に泉井純一または泉井石油商会からの一千万円の借入金の記載がありますか。また、合馬敬候補の政治団体である合馬後援会についてはどうでしょうか。
○山下芳生君 山崎氏が言うように選挙の資金として一千万円を借りたというのであれば、その借入金というのは、山崎氏の政治団体か合馬候補の選挙事務所か合馬候補の政治団体か、いずれかで処理されていなければならないはずであります。ところが、いずれの場合も報告書に借入金の記載が一切されていな...全文を見る
○山下芳生君 法務省にお伺いします。  九五年の泉井氏から山崎氏への一千万円のこの二つの法違反に関する件について、現在も時効になっていないと思いますが、いかがですか。
○山下芳生君 一般論としてです。
○山下芳生君 つまり自治省の報告でも、一千万円選挙の資金として借りたと言っているはずなのにその記載がどの報告書にもないわけですね。九五年分については今時効でもないわけですよ。  法務大臣にお尋ねしますけれども、これは九五年の資金提供について時効になっていないわけですから、しかも...全文を見る
○山下芳生君 これだけ国民の重大な疑惑に関して、記載がない、法に照らせばこれは違法だということが非常に濃厚な事実に基づいて私は追及しているんです。それを捜査ができない、差し控えるというのは、私は国民世論にはなかなか、答えた答弁ではないというふうに思います。  総理に伺います。 ...全文を見る
11月06日第141回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○山下芳生君 コンビニエンスストア、フランチャイズチェーンの問題について質問します。  コンビニは今や消費者にとって非常に身近な存在であります。また、流通業界全体が不況で苦しんでいる中で、店舗数、売上高をともに伸ばしていることもよく知られております。その多くはフ一ランチャイズチ...全文を見る
○山下芳生君 おっしゃるとおりだと私も思うんです。本部と加盟店がいわば共存共栄するシステム、これが本来のフランチャイズシステムだと思います。ところが、加盟店、コンビニ店主の実態を聞きますと、大変な事態が進行しております。  例えば、朝早くから夜遅くまで一年三百六十五日店主はお店...全文を見る
○山下芳生君 具体的な形態は千差万別だが、大体一般的にはこういうシステムがとられているということであります。  そこで大事なのは、やはりこういうシステムの中で利益を上げようと思ったら、売り上げがどれだけ上がるのか、これによってかなり利益というのは違ってまいります。ですから、本部...全文を見る
○山下芳生君 今、そういう事実があればとおっしゃったんですが、私は今これは個々の問題として対処する時期ではないのではないかと思っているわけです。こうした事例が最近広がっているということをやはり所管官庁として認識いただきたいと思うんです。  それにはちゃんとした背景がある。今こう...全文を見る
○山下芳生君 御感想は。
○山下芳生君 そういう実態。
○山下芳生君 公取に伺います。  公取は既に八三年、あるべき姿としてガイドラインをつくったわけですけれども、それが残念ながらつくったにもかかわらず、今情勢の変化もあってこういう事態が横行しているというふうに私は認識しております。  改めて、このコンビニのフランチャイズ契約につ...全文を見る
○山下芳生君 最後に、労働省にお伺いします。  こういうコンビニに労働者が退職して転職する際の入り口になるのが、例えばリクルートが主催した転職フェア、この高橋さんの場合はそうでした。ですから、そういう労働省が管轄をすべき転職フェアなどで、本来新しい働き口に希望を持って進んでいけ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 愛知県や通産省が提案している愛知万博構想では、環境をテーマにした博覧会であるにもかかわらず、海上の森という貴重な里山を含む瀬戸市南東部が主会場とされ、自然環境破壊として重大問題となっており、根強い反対運動が起こっております。  我が党は、海上の森を会場から外し環境...全文を見る
○山下芳生君 では、具体的に一つ一つ聞きます。  まず環境問題ですが、この海上の森は、シデコブシ、オオタカ、ギフチョウなどの動植物の危急種やハチクマなど希少種などが生息する里山です。また、開催予定地には百五十七カ所の遺跡も存在をしております。ここに会場を設定することは、こうした...全文を見る
○山下芳生君 専門家集団である日本自然保護協会は、その意見書の中で、「海上の森のような」「落葉広葉二次林は、とくに人間環境の面からその重要性が広く認識されています。」と。全国的にこういう落葉広葉二次林の多くが消滅しつつある、非常に貴重なんだという御意見です。これは専門家の意見です...全文を見る
○山下芳生君 これから努力してみるということですから、これは極めて地元にとっては大変なことが待ち受けているというふうに私は思います。  次に、住民合意という点について伺います。  中日新聞が報道しているんですけれども、七月八日付です。これは万博が愛知にBIEで決まった後ですけ...全文を見る
○山下芳生君 どういうふうに決めたか聞いているんです。
○山下芳生君 私、その協会のメンバーの名簿をいただきました。会長、副会長、常任理事合わせて二十三名いらっしゃいます。その中で、経団連会長の豊田章一郎さんが会長になっているのを初め、二十三名の三役中十四名が財界人、財界の代表の方々です。過半数ですよ。この万博構想に批判的な立場の方は...全文を見る
○山下芳生君 気持ちはそうなんですけれども、構造上それがそうならない構造がどんどんできていっている。そこにこの法律で国が財政的な支援をするということになると、環境問題や地元財政負担の問題での懸念が表明されている現構想がそのまま加速推進される契機になるということは、私は、今の答弁の...全文を見る
○山下芳生君 内外から心より歓迎される万博として開催されるためには、計画の抜本的な見直し、これが必要だということを感想として述べて、質問を終わります。
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、平成十七年に開催される国際博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  愛知県や通産省が提案している愛知万博の構想は、環境をテーマにした博覧会であるにもかかわらず、海上の森という貴重な里山を含...全文を見る
11月13日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○山下芳生君 先月下旬に起きた世界同時株安は、日本経済の不況の深刻さを鮮明にいたしました。他国の株価が持ち直した中で、低落傾向が続いているのは日本だけであります。七日には二年四カ月ぶりに一万六千円台を割り込んで、国民の不安を一層駆り立てております。  そこで、大蔵大臣にお伺いを...全文を見る
○山下芳生君 今、大臣は一つの要素とお言いになりましたが、私それは少し甘い見方だというふうに思うわけです。  いろんな要素がありますけれども、今度の景気が深刻になっている主な要因は個人消費の低迷だと。実際、四−六期の個人消費は前期に比べて年率で二〇%落ち込んでおります。  大...全文を見る
○山下芳生君 個人消費という主役が落ち込んでいることに異論はないと大臣もお認めになりました。そうであるなら、景気対策、内需拡大のためにはその主役である個人消費を直接暖める政策が今何よりも必要だと思うんです。ところが、財政構造改革法案が想定している改革を見ますと、歳出削減ばかりで、...全文を見る
○山下芳生君 私は、主役である個人消費を暖める要素はあるのかないのか聞いたんですけれども、行革や経済構造改革が結果としてとお言いになりましたけれども、今の個人消費の落ち込みというのはそこまで待てないほど深刻に落ち込んでいる。その落ち込んだ個人消費を、結果としてじゃなくて、直接暖め...全文を見る
○山下芳生君 結局、条文のどこにあるかは答えられません。  私は、法案のどこを見ても個人消費を暖める要因はないと。あるのは、大臣がおっしゃった不透明、不安感を、国民の消費購買力をより増長させる社会保障や教育費などの国民生活に直結する予算を三年間向こう連続で削減するわけですから、...全文を見る
○山下芳生君 私、全体の中でも特に中低収入層の消費支出が落ち込んでいることをお認めになるのか聞きましたが、なかなかお答えになりませんでした。しかし、これは事実ですから認めざるを得ないと思います、数字で出ておりますから。政府の統計ですから。  この点で、私、問題提起したいのは、財...全文を見る
○山下芳生君 個人消費について。
○山下芳生君 今の答弁聞いてもだれも霧が晴れそうにないと私は思います。  個人消費にどんな影響を与えるのか、この点でもう一つ指摘したいのは、保健医療分野の負担増というのは高収入層と比べて低収入層により重くあらわれるということであります。  配付した資料の二枚目をごらんになって...全文を見る
○山下芳生君 いや、政府自身ですよ。
○山下芳生君 政府の資料からつくったんですよ。
○山下芳生君 検討は大いにしていただきたいんですが、私もこれが全部一々〇・一ポイントまで正確だということを認めろと言っているんじゃないんです。不況のときには医療費負担の逆進性がよりあらわれる、拡大されるという傾向が政府の資料からこのグラフにはあらわれているということなんです。これ...全文を見る
○山下芳生君 傾向は否定するものではないとお認めになりましたし、それからこれは月ごとじゃなくて年度ごと、五年間の変化をあらわしたものですからかなりロングスパンなんですね。もうこれはいいです。個人消費問題、冷え込むおそれがないかと私は聞きましたけれども、とうとう否定されませんでした...全文を見る
○山下芳生君 やっぱり額を抑えたままいかざるを得ないと。なかなか苦しい御答弁だったというふうに私は思います。  そこで、中小企業問題でもう一点聞きたいんですが、今都市銀行を中心に、中小企業に対するなりふり構わない債権の取り立てや貸し渋りが急増しております。中小公庫の調査でも、銀...全文を見る
○山下芳生君 私も今御答弁の中にありました中小企業信用保証制度の果たす役割がますます大きくなっていると思います。  そこで、問題になるのが法案が示す補助金一律削減の対象となっている信用保証協会基金への補助金のカットであります。中小企業信用保証制度というのは、中小企業が市中銀行か...全文を見る
○山下芳生君 二十七億円が概算要求で減っておりますということを指摘して、この法案が個人消費と中小企業に対するさらなる一層の冷や水を浴びせることになる、廃案にすべきだということを申し上げて、質問を終わります。(拍手)
11月18日第141回国会 参議院 商工委員会 第6号
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○山下芳生君 私もまず、十九世紀の前半、ロバート・オーエンによって提唱され、今日の我が国の協同組合法にも受け継がれております協同組合の原理原則に照らして、本改正案について考えてみたいと思います。  私は、協同組合というのは、一人は万人のために万人は一人のためにというのが原理であ...全文を見る
○山下芳生君 先ほどの答弁にも細かく説明があったというふうに聞きましたので、ここのところは非常に大事な問題として私も提起をしたいと思います。  二つ目に、新分野進出についてですが、協同組合関係者の中からは、組合が行っていない事業分野に組合員が進出することについて支援活動を組合が...全文を見る
○山下芳生君 以上二点を前提として確認した上で、次に移りたいと思うんですが、私は既存の組合の現在の組合活動が組合員のニーズにちゃんとこたえ切れているのかどうかということもやはり考えてみる必要があるのではないかと思っております。  この点では、協同組合の共同事業の問題点について商...全文を見る
○山下芳生君 大臣、御感想を。
○山下芳生君 ぜひよろしくお願いいたします。  ただ、出展に際して出展料が高いとか、今最初に御紹介したのは振興協会ですけれども、それは区画料二万円なんですが、例えば日刊工業新聞社主催のテクノピアは一区画三十万円。出展すれば非常に引き合いもあるんだけれども、結構出展料が高いという...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
11月27日第141回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○山下芳生君 日銀特融について松下総裁にお伺いします。  山一に対して既に八千億円の特融がなされたと報道されておりますが、なぜ八千億円必要なのか、その額の根拠は何でしょうか。
○山下芳生君 そのつなぎのために八千億円最初導入したということですけれども、そのつなぎの内訳をぜひ明らかにしていただきたい。山一から提出された資金繰り表というのがあると思います。その資金繰り表にどういうつなぎの融資が必要なのかということがあると思うんですが、それはいかがですか。
○山下芳生君 まだこれから膨れるであろう、しかし当面だと。しかし、当面なぜ必要なのかということを明らかにしていただきたいと思うんですが、なかなかお言いになりませんので聞きますけれども、山一が顧客などから現金のまま、たまたまだそうですけれども、預かっていたお金が約一千四十二億円、九...全文を見る
○山下芳生君 もう少し突っ込んで中身について聞きたいんですが、そのつなぎのために必要な融資の内訳の一つに富士銀行など出資銀行からの借入金も入っているんでしょうか。先ほど、午前中の参考人からの答弁で、富士銀行の頭取は、山一本社に二十五億円、関連会社八百九十億円、合計九百十五億円貸し...全文を見る
○山下芳生君 通常ですからそれも入るという御答弁ですが、私、これは重大だと思うんです。  一九六五年の山一問題のときには日銀は、百年史を見ますと、「本行は基本的には主力三行が責任を持つべきもの」だと、山一証券の資金繰り問題についてこう主張されているんです。今そういう立場からえら...全文を見る
○山下芳生君 六五年の山一問題のときから姿勢は後退していると言わざるを得ません。  この日銀特融ですけれども、返済されるというふうに先ほどから繰り返し御答弁ですが、返済されると判断をした根拠を聞きたいんです。  融資をした二十五日、この同じ日に大蔵省と証券監視委員会が山一に対...全文を見る
○山下芳生君 山一の簿外債務も、先週の末、連休前は二千億円と証券局長がおっしゃった。連休明けたら大蔵大臣は二千六百億円と膨れ上がった。きのうの監視委員会の調査によって、新たに二百五十億円の一任勘定による損失が生まれているということも明らかになった。やっぱり現在でも山一の経営実態と...全文を見る
12月04日第141回国会 参議院 商工委員会 第8号
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○山下芳生君 そもそも現行の工場立地法の制定の目的、もっと言いますと考え方は何かといいますと、私は突き詰めれば企業の社会的な責任ということだと思うんです。これは今でも私は企業の社会的な責任というのはやはりしっかりと守っていただくべきものだというふうに思いますが、これは今でも変わっ...全文を見る
○山下芳生君 中小企業に関して特段の配慮が要るというのは私も同じなんです。しかし、それは行政などが必要な支援をするということでクリアすべきであって、環境の規制を中小企業に対してまけてやろうというのは私は邪道ではないかというように思うんです。  それで、今、大臣、しかし社会的責任...全文を見る
○山下芳生君 私は、地域の実情に合わせて規制を行うということはこれは一つの考え方だと思うんです。しかし、そのこととこの緑地比率を全体として下げるということを混同してしまってはまずいと思うわけです。  それで、例えば昨年通産省が公表されている規制緩和要望事項及びその検討状況という...全文を見る
○山下芳生君 なかなかちょっとかみ合わないんですけれども。  私は、やはり都市の緑をもっと引き上げるのが日本の都市生活環境にとっては大事だ。それに、工場も社会的存在として責任がある。この法案がそれに一体プラスに作用するのかマイナスになってしまうのかということなんですが、今の御答...全文を見る
○山下芳生君 そういう期待する面もあるけれども、削減される私は危険性もある。これ、やってみなきやわからぬという面が多いんです。  それから、もう一つお伺いしますけれども、今自治体が条例などによって独自の緑地比率の規制をやっているところがあります。二〇%以上の緑地比率を定めている...全文を見る
○山下芳生君 時間ですので終わります。     —————————————
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、工場立地法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対理由の第一は、この法案が、企業が国を選ぶ時代、立地競争力の向上などという財界・大企業の規制緩和要求を直接受け入れた新たな産業立地政策を前提としたものであり、企業の社会...全文を見る