山下芳生

やましたよしき

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

山下芳生の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第151回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私は、一国の総理の出処進退という問題は国民にとって大変重い問題だというふうに思います。総理は、一昨日の自民党五役への表明は総裁選の前倒しも検討をと言っただけだ、こう説明をされています。しかも、きょうの答弁では総裁選に出てくれという声が...全文を見る
○山下芳生君 そう言っていますよ。
○山下芳生君 いやいや、そう言っていました。
○山下芳生君 結局、お薦めの声があれば考えるということを午前中おっしゃっていたんですよね。だったら、何も変わらないということなんですよ。何で総裁選の前倒しをわざわざ党の五役に総理が表明しなければならないのかよくわからない、何遍説明を聞いてもですね。  しかし、これは国民は、マス...全文を見る
○山下芳生君 公明党、与党の代表が、辞意表明だと、こうおっしゃっていることについて、あなたからの電話を聞いてそう言ったと言っているんですからね。  一体どんな電話をしたんですか、では。
○山下芳生君 これは大変重要な発言なんです。連立与党の代表が、事実上、総理が辞意表明をしたと。きのうの公明新聞にもちゃんと書いてありますよ、一面大見出しで。これは、じゃ総理は辞意表明はしていないとおっしゃるんだったら、あなた、神崎さんに連絡をして、私の連絡は辞意表明じゃありません...全文を見る
○山下芳生君 私は、これは本当に重大な問題だと思うんですね。国会では、国会の私たち野党の質問に対して辞意表明などはしていないと、こう言いながら、一方で、連立与党の代表が事実上の辞意だと受けとめる、新聞にもそう書いてある、それを訂正もしない、これは一体どういうことかということなんで...全文を見る
○山下芳生君 これは大変な批判が起こっているということを私は指摘したいと思います。  今、この与党と政府による使い分けに対して国民から大きな批判の声が出ております。  私どもの党本部にこういう御意見がありました。  十日夜から十一日朝のテレビ、ラジオ、新聞の報道では、森首相...全文を見る
○山下芳生君 もみ殻という表現は私が言ったんじゃないんです。この間逮捕された村上正邦前参議院議員がおっしゃったんですよ。そのことを指摘しておきます。  私の聞いたことについて総理はお答えになっていない。事実上辞意表明をされたという受けとめは世界じゅう駆け回っているんですよ。それ...全文を見る
○山下芳生君 それは、そういう受けとめは本当に事の重大性をわかっていないと思いますよ。  私、世界じゅうでどんな報道がこの問題でされているか、いろいろ資料を集めました。例えばイギリスのフィナンシャル・タイムズ、こう言っております。一面の見出しは、日本の首相退陣決意で後継者選び。...全文を見る
○山下芳生君 あなたがこの場でどう言い繕っても、世界は辞意表明と受け取っているんですよ。この事実が重要なんです。そんな首相と儀礼的に会うことは会ったとしても、やっぱり真剣に今後の世界や日本のことを議論するわけないと私は思います。  最後にもう一つだけ、ドイツの南ドイツ新聞を紹介...全文を見る
○山下芳生君 求めてませんよ。
○山下芳生君 私は、委員長の今の指名については一言抗議をしておきます。私は全然聞いておりませんからね。  それから、総理が先ほど我が党に対して事実ではないこともお言いになりましたから、私たちは三年に一回ちゃんと党大会を開いて、地方党組織からちゃんと代議員を選出して、党大会で中央...全文を見る
○山下芳生君 私は本当に気楽な方だと思いましたよ。この間の不況で国民の暮らしは極めて困難をきわめているのに、国民の生活水準を下げることなくとはよくも言えたものだと思います。  私は、あなた方が景気対策優先と言ってきたこの三年で日本の経済と財政、国民の暮らしがどうなったのかをパネ...全文を見る
○山下芳生君 今いろいろおっしゃいましたけれども、悪い話ばかりじゃない、いい話もあるというけれども、国民生活でいい話はないんですよ。  企業の収益は確かに上がっています。しかし、経済企画庁の白書を見ても、企業収益の向上が所得の向上、消費の向上に結びつかない、そういうことを分析し...全文を見る
03月27日第151回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○山下芳生君 景気、経済の問題について質問をします。  今、国民の暮らしは、所得も消費も減り、失業や倒産も過去最悪であります。今、日本経済は私は放置することのできない深刻な新たな事態に直面をしているというふうに思うんですが、とりわけGDPの六割を占める個人消費、家計消費がこの八...全文を見る
○山下芳生君 私、宮澤財務大臣がことし一月にある会合で講演をされた記録というものを見せていただきました。一年前にも同じ場所で講演をされているようですが、こうおっしゃっています。  国民経済全体の回復過程におきまして、企業設備あるいは企業利益というものは回復しつつあることは疑いな...全文を見る
○山下芳生君 そういう答えで私は安心を半分したんですが。  実は、先週の当委員会の議論の中で、梶原委員の方から、消費がなかなか伸びない、なぜだろうということで、ちょっと聞き方が違かったかもしれませんが、大臣の方から、今、国民の皆さんが買うものがだんだんなくなってきたんじゃないか...全文を見る
○山下芳生君 そこはもうはっきりしていると思うんですね。新しい欲しい商品がないから消費が伸びないということについては、実は日銀のアンケートにもそういう項目がありまして、そう答えた方はわずか一〇%あるかないかですね、老後の不安、雇用の不安は五割、六割になるのに対して。やはり決定的な...全文を見る
○山下芳生君 私も金融機関がいつまでも不良債権をずっと抱えたままでいいとは思っておりません。かつての住専のように乱脈経営、乱脈な投機的な経営で破綻に陥った企業の不良債権を、これは金融機関が自己責任、自己負担の原則できちんと処理するというのは大事なことだと思っております。ただ、その...全文を見る
○山下芳生君 非常に間接的に触れているわけですよ。金融のところには不良債権ないんです。株価とそれから金利のことしか書いておりません。ですから、去年の十二月までは政府の日本経済の現況の認識としては不良債権問題が緊急の課題という認識どころか、この問題については一切触れてもなかったとい...全文を見る
○山下芳生君 私も時系列でちょっと振り返ってみたいと思うんですが、ミニ経済白書の前に、去年の七月には経済白書が出されております。  この中には、この時点では不良債権問題、触れられております。ただ、こういう記述があるわけですね。読み上げますと、「大手行に関しては①累積で四十五兆円...全文を見る
○山下芳生君 もう一つ時系列で振り返ってみる必要があると思うのは、ことしの通常国会の冒頭の政府四演説であります。  全部、私、見直してみましたけれども、宮澤財務大臣もそれから経済演説も不良債権問題には触れておりません。総理の演説の中に不良債権問題に触れた部分がありまして、こう言...全文を見る
○山下芳生君 問題意識を持っているだけでは国民にはわからないということだと思いますね。  それで、にわかにここに来て不良債権が問題だ問題だとなって、国民は今戸惑っていると思うんですよ。何となくそうかなと思わされつつあるんじゃないかと。  そこで、私、改めてちょっと基本的な問題...全文を見る
○山下芳生君 そういう内容を定義しているということであります。  続いて金融庁に伺いますが、バブル崩壊後の我が国の金融機関の不良債権とその処理の推移について、わかるように御説明いただけますか。
○山下芳生君 ありがとうございました。  今言われた報告は、私は、お手元に配付した資料、一枚目のグラフにしてみました。バブル崩壊後、毎年毎年数兆円から十兆円以上不良債権が処理をされた、その累計はこの九年間で六十八兆円に上っているということであります。  ところが、中にはある時...全文を見る
○山下芳生君 素直にお認めになったんですけれども、私もそのとおりだと思いますよ。  不良債権という、先ほど定義を聞きましたけれども、その実態というのは、やはり生きて活動している企業が大半であります。私の地元でも、まじめに働いて、まじめに営業しているんだけれども、この不況の中で苦...全文を見る
○山下芳生君 私は、この十年間の不良債権の推移が、やはり単に不良債権ができた後それを処理するというだけでは根本解決にならないということをもうこのグラフ見ただけでわかるわけですよ。もう六十八兆円、当初数兆円しかなかった不良債権の何倍もの額を処理したのにまだ三十兆あるということですか...全文を見る
○山下芳生君 もう時間がありませんので少しはしょりますけれども、そういうことが政府が認定した形でリストラをやられるとなると、しかも今度は借金棒引きにお墨つきを与えるということですから、何が何でも再建計画を完遂させるということになろうかと思います。これまでもリストラ計画の中には、大...全文を見る
○山下芳生君 解雇は確かに当たり前なんですよ。解雇を伴うような計画を政府が認めたらえらいことですからね。これは、私もいただいた計画書の中に書いてあることなんです。計画が何年間か推移したらこうなるというふうに書いてあるんですよ。だから、全部どこかよその企業に出向されるんじゃありませ...全文を見る
○山下芳生君 貸出金額というと、我々の調査でも、これは朝日新聞の調査では六割から七割ですね。それから、帝国データバンクでは六九%が中小企業向け貸し出しということになっております。ですから、恐らく類推すれば不良債権の中の割合もそれぐらい、あるいはやはり経営がしんどいという点ではもっ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
04月10日第151回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
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○山下芳生君 続いて質問をいたします。  前回、九二年の法改正以降も伝統的工芸品産業は低迷を続けております。このままでは産業の存立自体が危ぶまれるようなかつてない苦境に立ち至っていると経済産業省自身が述べているように、本腰を入れて伝統的工芸品産業の振興に取り組まなければならない...全文を見る
○山下芳生君 私は、今述べられたことを否定するつもりはありません。ただ、現状のかつてない苦境というものを打開しようと思ったらこれは容易ではないと思うんですね。私もいろんな産地の方からお話を伺いました。異口同音に、どう需要を、売り上げを伸ばすかが根本問題だとおっしゃられまして、その...全文を見る
○山下芳生君 残念ながら、それぞれやっぱりまだまだ取り組みの規模が非常に小さいと思うんですね。  伝統的工芸品産業振興協会では、やっぱり宣伝には莫大な予算が必要になるために、新聞に情報を送って、いわば宣伝をして取材をお願いしようだとか、ニュースにしてもらおうと、お金をかけないP...全文を見る
○山下芳生君 教育分野の取り組みというのは非常に重要で、これは喜ばれると思います。ただ、小さな産地にとっては人手がかかるんですね、学校に実演指導に行ったら。仕事の手がとまるわけです、一方では。ですから、今年度からの新規事業ですけれども、過重な負担と逆にならないように十分伝統工芸士...全文を見る
○山下芳生君 口で言うだけではなくて、何らかのさらに突っ込んだ支援が必要ではないかということですから、また引き続き取り組んでいきたいと思います。  後継者問題について聞きます。  伝統的工芸品産業であります堺の打ち刃物というのがございます。その方にお話を伺いました。後継者はい...全文を見る
○山下芳生君 先ほどの奨励金は自転車振興会の補助金が原資だったそうなんですけれども、何でこれがなくなったのか聞いたら、自転車からの上がりが少なくなったからだと。そんな上がりに頼らなければならないような制度だけじゃなくて、やはりきちっと、本当にやる気があっても生活できるんだろうかと...全文を見る
○山下芳生君 時間が参りました。  消費者の願いでもあるというお言葉でしたけれども、やはり今消費者が輸入品なのか国産品なのかを見分ける表示がなかなかないんですね。原産国表示というのは私ども要求しておりますが、WTO上なかなか難しいという政府の御答弁です。  ですから、今仏壇の...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 経済産業委員会 第8号
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○山下芳生君 まず、今回の法改正の直接的な目的はダイオキシンなど極微量物質を正確に測定するためであると理解しておりますが、もう少し大きな目的というふうにとらえますと、そういう法改正によってダイオキシンなど有害物質から国民の生命や健康をしっかり守る、そのことに資するための法改正であ...全文を見る
○山下芳生君 そこで、国民の生命、健康ということについて直接具体的な問題が生じておりますので、少し取り上げさせていただきます。  阪神高速道路公団が大阪市此花区における正蓮寺川の左岸埋立工事を始めようといたしまして、環境基準を超える濃度のPCBに汚染されたヘドロが大量に発見をさ...全文を見る
○山下芳生君 ダイオキシン類の汚染状況について報告いただけますか。
○山下芳生君 そういう汚染状況がわかったわけですが、その汚染ヘドロをどのように処理しながら、実はここ、高速道路を通そうという計画なんですけれども、工事を進めようとしているのか、その工法について具体的なイメージ図を資料の下の方に示しておりますけれども、これはもともと川なんですが、全...全文を見る
○山下芳生君 本件の処理ではないがと、こうおっしゃいましたけれども、これは本件のことを聞いているんですが、それはいかがですか。
○山下芳生君 本件の指針に基づいて、恐らく大阪府さんもこういう工法を、処理方法をとったのであろうというふうに思われますが、今報告があったとおりこの指針の中の対象物として挙げられているのは水銀あるいはPCBであります。ダイオキシンの底質処理もこの方法でやっていいんでしょうか。
○山下芳生君 ちょっと答弁が矛盾しているんですよね。まだ知見がないと、ダイオキシンを含む底質の処理方法については。したがって、基準がないという御答弁なんですよ。今これ知見を集積して基準をつくろうとされている、まだ経過段階なんですね。したがって、にもかかわらず最後の御答弁は、本件に...全文を見る
○山下芳生君 基準がまだないのに私はそういうことを了とするというのは、国民の安全に対する責任ある態度とは思えないんです。これ知見がまだ確定されてないわけですからね。これ検討するんでしょう、これから。にもかかわらず、ここはもう既にダイオキシンを含む底質汚泥がこういう従来のPCBの基...全文を見る
○山下芳生君 ないんですよ。ないならないとお答えくれますか。
○山下芳生君 ないんですよね、経験として。しかも、住宅密集地の中でやられようとしているわけです。これ本当に住民の皆さんの不安は当然なんですが、三万七千立方メートルものPCB汚染ヘドロを一たん引き出すわけですよね。今は川底の中に比較的安定的な形で沈殿している、それを高速道路をつくる...全文を見る
○山下芳生君 それは何で基準がないかというと知見がないからだと説明されているのに、方法について問題ないと言うのはこれは無責任ですよ。私はそう感じます。  それで、住民の方々はやはり非常に不安をお感じでして、署名運動、署名も広がっておりまして、これまともにまだ住民の皆さんに説明が...全文を見る
○山下芳生君 説明のやり方も町会長さんや議員さんに説明するだけじゃなくて、関係住民全体へ公開の説明をする必要がある。すべての方々にこれ直接健康にかかわる問題ですから、それをお約束いただけますか。
○山下芳生君 しっかり検討いただきたいと思います。必ず実施をしなければこれは大変な問題になります、前例がないことですから。  次に、そもそも大阪府や阪神公団がこれを廃棄したわけじゃありません。だれが捨てたのかという問題がやはり生じてまいります。御承知のとおり、PCBというのは一...全文を見る
○山下芳生君 アメリカには、一九八〇年にスーパーファンド法というものがつくられました。これは、原因者負担が原則ではありますけれども、原因者が不明の場合、汚染物のもともとのメーカーである石油化学業界から拠出金を出すことによってこういうものを処理しようという仕掛けであります。その後、...全文を見る
○山下芳生君 あと残りわずかなんですけれども、もう一つ具体的な別の事例について質問したいと思います。  企業責任がまさに大臣おっしゃるように問われているわけですが、大阪の高石市にあります三井化学大阪工場が、排水処理設備を無許可で改造し、有害性物質ホルムアルデヒドを含む汚水を十四...全文を見る
○山下芳生君 えらいあっさりと終わったんですけれども、中身は大変深刻なんです。  具体的に言いますと、この処理施設というのは活性汚泥処理設備ということなんですが、微生物によって尿素などを分解して排出できるようにするということなんですが、この三井化学大阪工場では当初の計画が途中で...全文を見る
○山下芳生君 大臣のそのお気持ちというのは当然だと思います。  私、もう一つ憤っていただかなければならないことを紹介しなければなりません。  私、この告発された方に直接お会いいたしました。そうすると、三井化学に対する大阪府やあるいは高石市の立入検査の際、これは事前になぜかその...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
05月29日第151回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。環境委員会では初めての質問ですので、どうぞよろしくお願いいたします。  言うまでもなく、大気汚染、温暖化への対策というのは国際的な課題になっております。自動車の排ガスについても各国でさまざまな取り組みが進められております。  そこで、ま...全文を見る
○山下芳生君 対策をずっと経過を追って説明いただいたんですが、その効果がどうだったのかということは少し報告の中から抜けていたような気がします。  一九七八年、政府はNOxの環境基準をそれまでの二倍ないし三倍に緩和いたしました。そのときには五年後の達成を約束されたわけです。しかし...全文を見る
○山下芳生君 残念、遺憾だということなんですけれども、環境基本法には、環境基準とは、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準とあります。憲法には、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利がすべての国民にあると明記されております。ある意味では、そういうこと...全文を見る
○山下芳生君 ですから、行政が測定している約百二十カ所の大体百倍の地点でこの測定がされたということになります。  まず大臣に、この具体的な結果をどう見るかは後でまた伺いたいんですが、こういう七千人もの市民が参加をして、自分たち自身そして次の世代のために住みよい環境を残したいとい...全文を見る
○山下芳生君 大変意味のあることだという御答弁ですが、私もこの一つ一つの簡易測定の結果を常設の毎日、年三百六十五日はかっている基準値と単純に比較することは無理があるだろうというふうに思っております。やはりこれをどう使うのかというのは当然制約があるものだと理解しておりますが、ただ、...全文を見る
○山下芳生君 これは天候等も大臣は心配されておりますけれども、専門家の方々の協力もいただいて、確かに四回目は風が強く雨が降った日に当たりまして非常に値が低く出ております。しかし、一回目と五回目の天候条件等を比べてみますと比較的近い状況でありますし、一般測定局等の行政の測定のデータ...全文を見る
○山下芳生君 各県別の状況、大阪の状況についてどうなっているか、御報告いただけますか。
○山下芳生君 今、大阪府全体の報告をいただきました。  お手元の資料①は、大阪市の市内の小学校の男子、女子のぜんそくの疾病率の表とグラフであります。左側の表を見ていただいたら、調査している経年でずっとぜんそくの児童の疾病率が高くなっております、これは男女ともでありますが。  ...全文を見る
○山下芳生君 私、ぜんそくの子供たちを持つお母さん方にいろいろ声を聞いたんですけれども、本当にぜんそくの子供さんたちは大変です。昼間は元気でも夜から朝にかけて突然発作が起こる、そして発作が起こったら呼吸困難になって非常に苦しまれて、救急車で救急病院に駆け込むということになる場合も...全文を見る
○山下芳生君 それは私も聞きましたけれども、環境省の今現在での一つの調査の結論だというふうに伺っております。  しかし、実際に大阪府、大阪市で子供たちのぜんそく患者が急増している。これは全国と比べてふえ方が非常に大きいわけです。率も高い、四倍ですから。そのことと大阪の大気汚染の...全文を見る
○山下芳生君 必要な調査研究は進めるということですが、私はそんなことでいいんだろうかといいますか、そういう悠長なことではいかぬのではないか、こう思っているわけです。  全国的にそうだという環境省の調査は私も見ております。しかし、実際に大阪では四倍、全国よりも出ている。そして、大...全文を見る
○山下芳生君 各省によっても取り組み方に私は聞きますと差があるように感じたわけですが、結局は削減目標を達成できなかったわけで、それはなぜなのかということをしっかり踏まえることが大事だと思います。  一つは、私は、事業者がこの指針を守ることが義務づけられていない、罰則や監視のシス...全文を見る
○山下芳生君 具体的な私が感じる問題を一つだけ紹介したいんですけれども、これまでの排出抑制指針でも、例えば運輸業に対する指針を見ますと、「行き過ぎた多頻度少量輸送、ジャスト・イン・タイムサービス等の見直し、改善」ということが言われております。これは本当に大事なことだと思うんですが...全文を見る
○山下芳生君 やはり親企業に対する指導というのは本当に大事だと思いますので、ここは環境という面からも経済産業省もしっかりと指導いただきたいと思います。  それから、最後に、私たちは事業所ごとの総量規制というものも必要ではないかという考えを持っておるんですが、少なくともそういう今...全文を見る
○山下芳生君 終わります。