山下芳生

やましたよしき

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

山下芳生の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第180回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今回の法案には賛成できません。理由は討論で述べたいと思います。  今日は、国家公務員の賃金を平均七・八%引き下げる法案について、総務大臣と議論をしたいと思います。  まず、労働基本権についての基本認識について議論したいと思うんです...全文を見る
○山下芳生君 もうちょっと大臣の言葉で語っていただければと思うんですが、なぜこれが労働者にとって重要なのか。  労働運動を長いこと経験、指導されてきた川端大臣として、私は幾つか文献も紹介しましたけれども、やっぱり労働者は労働力を売って生活するしかないわけで、それを圧倒的多数の数...全文を見る
○山下芳生君 もう大臣の御答弁のとおりだと思いますね。  憲法二十五条の生存権、二十六条の教育を受ける権利と並んで二十八条の労働基本権が憲法にも明記されているわけで、やっぱり労働基本権というのは労働者が人間として人間らしく生きるためにこれは必要不可欠な権利だと思います。  そ...全文を見る
○山下芳生君 職務の公共性を理由にして公務員の争議行為に一定の制約が加えられることはあり得るとしても、一律に禁止することは許されないと思います。今そういうことで政府としては法案を出しているということだと思うんですが。  次に、基本的人権である労働基本権は、いかなる代償措置をもっ...全文を見る
○山下芳生君 代償措置であるということと、それを尊重するということが御答弁でありました。  そこで、既に提出されている国家公務員給与臨時特例法案について聞くわけですが、この法案は人事院勧告と無関係に公務員給与を七・八%平均削減するとしています。しかも、剥奪された公務員の労働基本...全文を見る
○山下芳生君 極めて異例だと言うんですが、これ異例という扱いじゃないですね。毎年の人勧を無視して、三年連続七・八%引き下げるということです。異例なことを一回でなく三回もやるのに、これ異例なんということは言い訳にならないと思いますね。  それから、財政が大変だという話がありました...全文を見る
○山下芳生君 もう全然理由にならないですよ。  今、判例出されましたけれども、全農林五十七年最高裁判決ですけれども、このときは人事院勧告を踏まえて、引き上げるという勧告を踏まえたけれども、財政状況が悪化したので引き上げられないということに対して争いになったんですね。しかも、これ...全文を見る
○山下芳生君 全く同じことの繰り返しですけれども、労働基本権を制約したまま幾ら話合いしたって、これは対等な立場の話合いにならないわけです。労働協約締結権もないまま、話合いを担保することだってできないわけですね。  本当にこれだけの、七・八%、人勧の三十四倍の引下げをやる必要があ...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、東日本大震災に対処するための平成二十三年度分の地方交付税の総額の特例等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、国税増収等によって増額となった地方交付税四千六百八億円を来年度の地方交付税総額に繰り越す...全文を見る
02月08日第180回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  東日本大震災から間もなく一年、被災者の生活再建はなお大きく立ち遅れております。政府として、従来の枠にとらわれることなく、やれることは全てやる姿勢がいよいよ求められていると思いますが、総理の認識を伺います。
○山下芳生君 そこで、緊急課題である仮設住宅の防寒対策について質問します。  先週、宮城県の仮設住宅団地四か所を訪ねました。ちょうど厳しい寒波に見舞われていたときで、どこでも水道管の凍結が大問題となっておりました。中には凍結して今日で五日目ですという方もありました。  厚生労...全文を見る
○山下芳生君 配付した写真の一枚目は、凍結した水道管を解かす作業の様子であります。ヒーターで仮設の床下に温風を送り込んで水道管を温めているわけですが、この作業、一軒当たり四時間掛かる場合もあると聞きました。  地元の水道業者でつくる石巻広域管工事協同組合の専務からお話を伺いまし...全文を見る
○山下芳生君 凍結解除など防寒対策を迅速に実施するためには、仮設住宅を施工したプレハブメーカーだけでは手が足らないということになっています。だから、自治体は地元の業者にも対応を要請しております。ところが、業者からは、これでもうけようとは思わないけれども、せめて実費程度は出してほし...全文を見る
○山下芳生君 次に、お風呂の追いだき機能について聞きます。  総理も、先月、岩手県大船渡市の仮設住宅を視察された際に入居者から追いだき機能について要望を受け、気持ちは分かる、気になる宿題だと答えたと報道されております。  総理、どのような気持ちがお分かりになったんでしょうか。
○山下芳生君 厚労大臣。
○山下芳生君 今後の災害から検討というのはとんでもないと思いますよ。今仮設で凍えている五万世帯の被災者を見捨てることは私は許されないと思います。仮設で越す冬は一年で終わるとは限りません。阪神では五年、新潟中越では三年掛かったんですね。  写真の二枚目を見ていただくと、これ自分で...全文を見る
○山下芳生君 これ、打ち切るというのは、本当に仮設で暮らす人たちの気持ちが分かっていないと思いますよ。  写真三枚目。中には、建設現場で使うのりや塗料を温める電熱器をお風呂の湯舟に入れて追いだき機能の代わりに使っている方もいました。これ、触れると危ないので、ざるをこうやって自分...全文を見る
○山下芳生君 引き続き検討ということなんで、真剣にこれ検討してほしいと。私がメーカーに電話しただけで、頑張ったらできると言うんですからね。こういうこと一つ一つが被災者を励ます温かいメッセージになるんだと。逆に言うと、こんなこともできないで被災者に血の通った政治はできないと、そのこ...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第四次補正予算二案に反対の討論を行います。  補正予算案の二重ローン対策、高齢者医療などへの助成は当然必要な経費です。しかし、本補正予算案には次のような重大な問題があります。  第一に、政府は南スーダンに陸上自衛隊施設部隊...全文を見る
02月28日第180回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  国家公務員の労働基本権が制約されたままで、議員立法によって一方的に人事院勧告を大幅に上回る公務員の賃金引下げが強行されようとしております。しかも、提案者の方々は当事者である労働組合の代表から全く意見も聞かれておりません。  そこで、...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。現場の第一線で頑張っておられる国家公務員の皆さんは、今回の道理のない賃金引下げに対して怒りを感じ、怒りに満ちあふれているということだったと思います。  次に、国家公務員の労働基本権を制約したままでその代償措置である人事院勧告制度を無視して一...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。  当事者の今述べられた声を、私ども立法府としてしっかり受け止める必要があると思っております。また、憲法にかかわるような重大な問題が今この場で提起されていると認識をいたしました。ありがとうございました。  次に、提案者に質問をいたします。...全文を見る
○山下芳生君 早い時期にという表明でしたけれども、二月十七日の国家公務員給与等の取扱いについてとされるいわゆる三党合意で、今おっしゃられた国家公務員制度改革四法案については、審議入りと合意形成に向けて環境整備を行うと、こういう文言になっております。審議入りと合意形成に向けて環境整...全文を見る
○山下芳生君 極めて客観的といいますか、全く一刻も早くという決意が感じられない御答弁だったと思います。要するに、労働基本権をいつ回復されるのかというめどもないまま、今回は労働基本権の制約の代償措置である人事院勧告を無視して給与の大幅引下げだけをやろうという法案になっているというこ...全文を見る
○山下芳生君 二点答弁がありました。  一つは、五十七年の人事院勧告凍結闘争事件の判決でありますけれども、この判決は、もう繰り返しになりますけれども、人事院勧告を尊重するということ、それから、極めて異例の措置であるということで憲法違反に当たらないという、私、その判断自身、問題あ...全文を見る
○山下芳生君 それは、政府もそうやって言ってきたんですよ。政府は、そういう立場を労使交渉で何回も、まあ合意した組合と合意しなかった組合ありますけど、何回も何回もそれは協議してきたんですね。それは使用者たる責任をそういう意味では果たされようとしてきたわけですよ。  その政府が法案...全文を見る
○山下芳生君 それは違いますよ、政府と国会は違うんですから。それを踏まえる資格があるのかと。憲法にかかわる問題は、勝手に踏まえる資格はないと思いますよ。国会議員なら、立法府なら何をやっても許されるということでありません、我々には憲法擁護義務があるんですから。国権の最高機関たればこ...全文を見る
○山下芳生君 全く無責任な答弁と言わざるを得ません。四回、六回労使交渉してきて、まあ合意には至らなかったけれども政府の責任で出した法案がたなざらしになったまま、今こういう状況になっているわけですね。  私、川端大臣、繰り返し当委員会でも自律的労使関係を目指すんだと、こうおっしゃ...全文を見る
○山下芳生君 自律的労使関係に逆行するような形になっていると思いませんか。それ聞いているんです。
○山下芳生君 とんでもない認識ですよ。これを自律的労使関係と逆行するとは思っていないんだったら、これは大変な認識だと。これはまた引き続きやりたいと思いますけど、本当の意味での自律的労使関係、労働基本権完全回復に向けて、私は、こういうことを是認するようでは、それに対する決意が問われ...全文を見る
○山下芳生君 とんでもない答弁ですよ。これ、GDPを二兆三千億円減らすという試算出ているんです、はっきりと。これが影響少ないとよくぞ言えたものだと、この景気が長期低迷しているときにですね。税収だってこれだけ減るんですよ、四千二百億円。よくそんなことをもう平気でしらっと言えるものだ...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、民主党、自民党、公明党、三党提出による一般職の国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律案に対する反対討論を行います。  本法案は、労働基本権制約の代償措置である人事院勧告制度を無視して、公務員労働者に給与の大幅削減を一方的に押し付...全文を見る
03月05日第180回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○山下芳生君 岩田先生と小黒先生にお伺いします。  岩田先生の資料六ページで、要するに増税してもGDPが増えなければ税収は増えないんだと、逆に言うとGDPが増えれば増収になるんだと。これは九六年、消費税を三%から五%に上げる前と現在の税収を国と地方を合わせますと逆に減っていると...全文を見る
03月13日第180回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、憲法と日本の民主主義の根幹にかかわる問題について質問します。  初めに総理に伺います。憲法十九条には「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」とあります。この条項は戦前の深い反省の上に立って明記された大変重いものだと...全文を見る
○山下芳生君 総理も重要だとお認めになりました。  そこで、具体的な問題に入ります。先月、大阪市において全職員三万数千人を対象に労使関係に関する職員のアンケート調査なるものが実施されました。このアンケート調査に対して、日本弁護士連合会、大阪弁護士会などから、憲法十九条が保障する...全文を見る
○山下芳生君 私、これは一地方の問題ではないと思うんですね。国会が見過ごすわけにいかない民主主義の根幹にかかわる重大な問題だと思っております。  これが大阪市のアンケート調査そのものですけれども、(資料提示)ここには、あなたは組合活動に参加したことがありますかとか、あなたは特定...全文を見る
○山下芳生君 労働委員会とはどういう組織ですか。
○山下芳生君 つまり、使用者としてやってはならない行い、不当労働行為があったかどうかを審査するのが労働委員会であります。  では、大阪府労働委員会の勧告書は大阪市のアンケート調査にどんな問題があると指摘していますか。
○山下芳生君 今紹介された勧告書の一部をパネルにいたしました。  ここにある支配介入とは何か、憲法との関係も含めて説明してください。
○山下芳生君 要するに、このアンケート調査は、憲法二十八条が保障する労働者が労働組合をつくったり加入したりすることへの不当な干渉に当たるおそれがあるということであります。しかも、このアンケート調査が続けられ回答内容が誰かに見られてしまったり集計されたりしたら、もはや救済の意味がな...全文を見る
○山下芳生君 パネルの下の部分に当たります。要するに、こういう調査を委託し業務命令を出したのは大阪市長なんだから、大阪市長の責任でアンケート調査を止めるよう勧告したということであります。責任は大阪市長にあるということなんですね。ここがポイントです。一般の民間の誰かが任意でやってい...全文を見る
○山下芳生君 今あったとおり、公務員の政治活動の規制は限定的なんですよ。それ以外は自由にできるんです。街頭演説を聞くことは規制されておりません。自由です。野田総理の街頭演説を公務員は聞いちゃ駄目だなんということにはなっていないんですね。それから、街頭演説を聞いたこと、あるいは聞か...全文を見る
○山下芳生君 首長が憲法や法令に抵触する職務命令を出せないということは確認いたしました。ですから、憲法が保障する思想、良心の自由を踏みにじる思想調査など、誰であってもやることは絶対に許されないんです。  加えて、この思想、良心の自由には、言いたくないことは言わない自由、いわゆる...全文を見る
○山下芳生君 個別の問題として私は逃げちゃ駄目だと思うんですね。これは日本の民主主義の根幹にかかわる問題であります。総理として、憲法十九条に照らして、この大阪市のようなやり方が許される、何も問題ないと考えるのか、もう一度はっきりお答えください。(発言する者あり)
○山下芳生君 許される、問題ないということですか。
○山下芳生君 こんな問題に全く物が言えないというのは極めて情けないんですが、しかし、何度聞いても総理も、大阪市の調査が憲法十九条に照らして許されるとか問題ないということは言えませんでした。当たり前だと思います。  今の憲法の下で、民主主義の日本で、こういう思想調査を行い、空恐ろ...全文を見る
03月19日第180回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  三人の参考人の皆様、ありがとうございました。  せっかく五代の内閣の下で官房副長官を務められた古川貞二郎さんがお見えですので、行政改革一般論を聞くのは大変もったいないと感じております。私からは、それぞれの内閣のときに実施した、あるい...全文を見る
○山下芳生君 兵庫県の基金は確かに造成されたんですが、その基金から支出するやり方でやっても、個人の財産に補填するということは認められないということで、当時は阪神・淡路の被災者の方々は住宅再建には一円も出ないままずっと今日に至っております。それで、結局そうなっちゃったんですが、です...全文を見る
○山下芳生君 ただ、官邸が当時そういう判断をされたんですが、その後、いろんな世の中の進歩、それから世論の高揚で今実現できることになったんですね。ですから、官邸の判断を世の中が、社会が乗り越えて進歩することもあるというのは大変大事な教訓ではないかと思いますが、その点、いかがですか。
○山下芳生君 次に、橋本内閣のときですが、一九九七年四月、消費税を三%から五%に引き上げられました。当時、私、橋本総理に直接、一九九七年三月の予算委員会で、今そういうことをやっていいんでしょうかということを質問させていただきましたが、強行されたわけであります。  このときに、景...全文を見る
○山下芳生君 実は、もう御存じのとおりですけれども、当時の景気状況というのは、バブル崩壊後、上向き始めていたわけですね。それを、消費税増税を中心とする九兆円の負担増で家計消費が非常に冷え込みました。可処分所得の総務省の調査によりますと、一九九〇年、五百二十九万円だったのが、九七年...全文を見る
○山下芳生君 はい。  それでは、あと、小渕内閣、森内閣、小泉内閣と聞きたかったんですが、小泉さんのときに、やっぱり構造改革で、これはもう今の日本の社会に貧困と格差をもう劇的に広げたと。若者の二人に一人が正社員になれずに、結婚できずに少子化に拍車が掛かっていると。年収二百万円以...全文を見る
03月22日第180回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、日本郵政グループの非正規雇用社員の正社員化について聞きます。  二〇一〇年三月十八日、ちょうど二年前の当委員会におきまして、当時の亀井静香郵政担当大臣が次のような御答弁をされております。二〇一〇年度から三ないし四年掛けて十万人...全文を見る
○山下芳生君 今、御報告がありました。ちょっと数字がいっぱい並んで分かりにくかった面がありますので整理して紹介しますと、二〇一〇年度の試験では、受けた方、応募した方のうち六割が不合格に残念ながらなりました。それから、四月末ごろ結果が出る二〇一一年度の時給制契約社員の一次試験の合格...全文を見る
○山下芳生君 認識は私一緒だと聞きながら思いました。  もう一つ、逆に非正規雇用から正社員になった労働者の声を紹介したいと思います。  北海道の労働者。今まで以上にお客様に喜んでいただきたい、あなたに頼んだら安心だわ、そんな一言がもらえるような社員になりたい、一番うれしいのは...全文を見る
○山下芳生君 認識は非常に一致するんですが、実態が残念ながらそうなっていないということを、試験の実態が、問題提起しているんですね。  しかし、私は、日本郵政の十万人正社員化というこの大方針は、正社員となる当事者にとって雇用が安定化するというだけにとどまらない二つの大きな意義があ...全文を見る
○山下芳生君 思いが伝わってきましたので、是非、日本郵政の正社員登用試験がそういうように実際に変わるように、是非リーダーシップを発揮していただきたいと思います。  次に、水道事業と大規模災害について質問をいたします。  厚生労働省の東日本大震災水道施設被害等現地調査団報告書、...全文を見る
○山下芳生君 まだ低いんですね、半分も満たされてないということですから。  日本水道協会の報告書によりますと、水道施設というのは水道が急速に普及した昭和三十年代後半から四十年代にかけて整備されたものが多いと言われております。建設後四十年以上経過した施設は浄水施設の約三割、それか...全文を見る
○山下芳生君 是非しっかりと拡充を進める必要があると思いますので、奮闘していただきたいと思います。  それから、奮闘したとしても、やはりこれだけの水道管ですから、耐震化には一定の時間が掛かると思うんですよね。その間にも大規模災害が発生する可能性は否めません。したがって、迅速に復...全文を見る
○山下芳生君 機械とともに技能の継承が大事だという御答弁でしたけれども、ところが、名古屋市の水道局を見ましても原則退職者不補充ということに今なっているようで、技術の継承が危惧されております。全国的に見ましても、公営企業の水道部門でやはり原則退職者不補充など人員削減が行われる、ある...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月22日第180回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。お三方、ありがとうございました。  まず、大嶋公述人に質問したいと思います。本を買いたいと思いました。  二点質問したいと思うんですけれども、不本意な非正規社員という表現に共感をいたしました。これまで若者の雇用問題に取り組んできた一人と...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。  もう一つ大嶋公述人に聞きます。  非正規社員の拡大は労働生産性を抑制するという御指摘でした。これは漠然と私も感じていたことを整理していただいた気がしたんですが、海外の実証研究で明らかとなったとのことでしたけれども、その実証研究の内容も...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。  次に、土居公述人、藤井公述人に同じ質問をしたいと思います。  私は、一九九七年、消費税が三%から五%に引き上げられた結果、やはりその増税分と、それからその他医療費の自己負担の増額などで九兆円負担増と言われておりますけれども、その結果、...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。  終わります。
03月23日第180回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  一月十八日、当委員会で桜島と霧島山・新燃岳の火山噴火災害の視察を行いまして、私も一緒に行かせていただきました。  私自身、鹿児島県には何度も訪問をさせていただいたことがあるんですが、桜島に渡ったのは今回が初めてでありました。桜島から...全文を見る
○山下芳生君 ところが、全国の火山防災体制はなかなか思うように進んでいないなと思っております。  そこで、ちょっと数字で結構ですが、日本にある活火山百十のうち、火山噴火予知連絡会によって監視・観測体制の充実の必要があるとされている活火山は四十七火山ありますけれども、その四十七火...全文を見る
○山下芳生君 大事なことだと思います。  私、その際、何で進まないのかといろいろ聞きますと、最大の問題として、自治体に人手が足らない、火山対策になかなか手が回らない実情があるということがあると思うんですね。政府のアンケートによりましても、各市町村の防災担当職員数は一人か二人のと...全文を見る
○山下芳生君 それ、大事だと思うんですよね。火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣東大名誉教授が、マグニチュード九の大地震の後では火山噴火の危険性が高まる、歴史上、世界では大震災の後に火山が爆発していると、最近もNHKで報道されていましたけれども、今がまさにそういうことなので、やっぱり...全文を見る
○山下芳生君 今の話で、もう検証も含めてやっていただいているので、私は非常に大事だと思うんですね。これまで発電用ダムというのは治水には関係ないんだと、流れてきたものを流しているだけであって何の責任もないという態度だったのを、そうはいったってもっとできることあるだろうということで、...全文を見る
○山下芳生君 最後に、この和歌山県新宮市で、何回も行っているんですけれども、聞いた話を踏まえて一点提案させていただきたいと思うんですが、新宮川水系の本流、熊野川の右岸、和歌山県新宮市相筋地区の堤防損壊と浸水被害についていろいろ意見を聞いて、現地を見てまいりました。  この相筋地...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月26日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、小宮山厚生労働大臣に質問をいたします。  二月八日、予算委員会で私は、東日本大震災の仮設住宅にお風呂の追いだき機能を追加すべきだと質問をいたしました。野田総理は当初、対応困難という姿勢でしたけれども、私の方から仮設入居者の状...全文を見る
○山下芳生君 やる方向で検討しているということでよろしいですか。
○山下芳生君 じゃ、平野担当大臣、私は、阪神・淡路大震災、五年仮設解消まで掛かったと、冬は何回もやってきますから、これはもう是非前向きに検討する必要があると思いますが、どうですか。
○山下芳生君 このぐらいの課題は絶対乗り越えなければならないと思っていますので、是非乗り越えていただきたいと。我々も引き続きいろんな方策があれば提案していきたいと思っております。  厚生労働大臣、ありがとうございます。もしよろしければ御退席いただいて結構です。
○山下芳生君 それでは次に、平野復興担当大臣に伺います。  東京電力福島第一原発の事故による放射線の被害から子供たちを守るために、私は、大人とは、大人とはというか大人以上の特別の対策が必要だと思いますけれども、平野大臣の認識、伺いたいと思います。
○山下芳生君 政府のいろんな文書でも、放射線の影響が成人より大きい子供という表現が出てまいりますので、やはりここはしっかりと大人以上の対策が必要なんだと思うんです。  そこで、細野原発事故担当大臣に伺いますが、福島県における子供たち、十八歳以下と妊婦の健康調査の内容、それから実...全文を見る
○山下芳生君 福島県民健康管理によりますと、全県民に対して基本調査、これは行動記録をアンケートで把握するということでして、それから子供さん、十八歳以下の方々には甲状腺調査というものがやられているということなんですが、加えて私、紹介したいのは、南相馬市では昨年の七月から全ての小学校...全文を見る
○山下芳生君 甲状腺の調査も非常に大事なんですが、これは、甲状腺が腫れているかどうかというのはエコーで調べるわけですから、内部被曝というのはそのもっともとになる、その後そういうことになるかもしれないということを先に調べるということにつながりますので、したがって、南相馬市はそういう...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月27日第180回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私からも、今日は、国の出先機関の原則廃止の問題について議論をさせていただきたいと思っております。  川端総務大臣が政府におけるこの問題の責任者というふうに承知しておりますけれども、まず基本的な問題ですけれども、国の出先機関の原則廃止...全文を見る
○山下芳生君 今丁寧に説明がありまして、要するに、移譲の形は都道府県単位ではなくてブロック単位で検討する、それから、全国一律に一斉に用意ドンじゃなくて手挙げたところからということで、今、九州と関西が手を挙げて、三つの出先機関、当面は経済産業局、地方整備局、地方環境事務所を提示され...全文を見る
○山下芳生君 丸ごと移管する、機能の維持、機能の毀損がないようにということでしたが、本当にそれができるのかということが今問われていると思います。できないんじゃないかということが危惧されているんですね。  さっき大臣触れられましたけれども、地方を守る会の総会、あるいはもう何回も年...全文を見る
○山下芳生君 私も、一切地方に移譲するべきでないという立場に立っているんじゃないんですよ。しかし、やっぱり、移譲して国民の命、安全を守る機能が低下する分野があるんじゃないかと。一つ一つ検証しないと、丸ごと移譲するんだという、手を挙げたところにはということで、果たしてその国の責務が...全文を見る
○山下芳生君 丁寧にやっていきたいというのは、ここはもう本当に丁寧にやる必要があると思っております。乗り越えてこれがなくなっちゃったら大変なことだと思っております。  次に、出先機関の移譲に伴って、地方には、人材や資産だけではなくて負債も移譲され得ることがあるんじゃないかという...全文を見る
○山下芳生君 そういうことが地方でやられているんですね。同じことが国の出先機関を地方に移譲する際にも起こるのではないかということを考える必要があると思うんですね。  二〇一〇年五月に国土交通省が地方整備局の見直しに当たっての基本的な考え方という文書を示しておりますが、その中に、...全文を見る
○山下芳生君 余りまだ検討されていないんですよ。人とか資産は渡すということになるんだけれども、その負債までどのような形で地方に行くことになるのかというのはまだ検討されていないんです。  しかし、自公政権時代、政府は、第七回道州制ビジョン懇専門委員会、二〇〇九年七月二十八日ですが...全文を見る
○山下芳生君 建設国債の残高というのは、二百四十九兆円、国民一人当たりにしますと約百九十四万五千円。例えば、関西広域連合の人口で割りますと、二千八十九万人ですから、単純に掛けますと四十一兆円ですね。これをぼんと関西にツケ回しされる可能性もないことはないということですから、いずれに...全文を見る
03月27日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  昨日に引き続き、放射線からの子供の保護対策について聞きたいと思います。  大変心が痛むんですが、屋外での活動が制限され外遊びが減ったことにより、福島の子供たちの発育に変化が生じているとの報告があります。郡山市の小児科医、菊池医師によ...全文を見る
○山下芳生君 是非調査をしっかりやって、それに基づく対策を取ってほしいんですが、既にできることはやる必要があると思うんですね。それは、屋外で遊べない代わりの屋内遊び場、代替施設の設置であります。  福島県は、四月から、市町村が屋内遊び場を整備する際、遊具費用を補助する制度、一か...全文を見る
○山下芳生君 ちょっとずれた感じがあるんですけどね。  お母さんの思いですね、線量が低いから大丈夫だと、外で遊んでいいよと言われたって、それはそうはいかないわけですよ。もう触ったらあかんところがいっぱいあって伸び伸びと遊べない、この区域はオーケーですよと言われるだけでは伸び伸び...全文を見る
○山下芳生君 基金の活用で今県が補助制度をつくっているんですが、これは遊具に対する補助なんですね。市の担当者に聞きますのは、やっぱり場所の確保に一番お金が掛かるというんですよ。市が借りる場合年間六百万、もっとしっかりした物件だと二千四百万、この場所の確保は市町村の負担になりまして...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月28日第180回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  言うまでもなく地方交付税制度というのは、財源保障機能と財源調整機能を持っております。私は、地方財政が逼迫している下で、自治体間の格差を是正し、地方財政を充実させる上で、この地方交付税制度が持っている二つの機能の拡充がいよいよ重要になっ...全文を見る
○山下芳生君 御存じのとおり、地方交付税の原資である国税五税の交付税率分では、交付税総額が賄い切れずに、一九九六年から十七年間も財源不足が続いております。この財源不足額について、二〇〇〇年度までは地方交付税特別会計で借り入れておりました。それが二〇〇一年度からは国と地方で折半とい...全文を見る
○山下芳生君 非常に膨らんできているわけですが、とりわけ直近の四年間の発行額は連続して高いものとなっております。地方財政法第五条で原則禁じている赤字地方債を例外規定を設けて臨時財政対策債としてこれほど大規模に、また長期にわたって続けることは適切ではないと私は考えます。そもそも交付...全文を見る
○山下芳生君 そこで、この地方の財源不足に関する地方交付税法六条の考え方を改めて振り返ってみたいと思うんですが、そこでは、まず第一に、地方財政対策を講じる前に、通常の例により算出される歳入歳出におけるギャップ、財源不足額があり、第二に、その額が、法定率分で計算した普通交付税の額の...全文を見る
○山下芳生君 そこで、じゃどういう手があるのかということなんですが、民主党政権として消費税の一〇%への増税計画で地方にどれだけの収入が増えると試算しているんでしょうか。
○山下芳生君 消費税の増税によって地方財政全体にどのような影響があると総務大臣、見ておられますか。
○山下芳生君 一定の財源不足は解消するということでしたが、私、ここからちょっと大臣と突っ込んだ議論をしてみたいんですが、私は、消費税の増税が地方の税収を増やす面ばかり強調することはミスリードになるんじゃないかと、こう思っております。消費税の増税で消費が落ち込んで景気が悪化すれば、...全文を見る
○山下芳生君 いろいろ法人税等も減税をやったというのもあるんだとおっしゃいましたけど、逆に言いますと、地方への税源移譲というのもやっているんですよ、いろんな形で。税源移譲をやっても、やっぱり税収全体は消費税増税前と今を比べたら減っているんですね、消費税は増えているけれども。  ...全文を見る
○山下芳生君 消費税増税によって一層、私は景気が低迷して地方税収も落ち込んで、地方財政の運営も一層困難になる危険性が高いと思います。消費税増税ではなくて、社会保障の段階的な拡充、そして国民の所得を何より増やして、経済を内需主導で安定したものにすることこそ国と地方の税収を増やす一番...全文を見る
03月28日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、保育所の給食の放射線検査について質問します。  政府は、来月四月から小中学校給食の放射線測定を行う自治体への財政支援を決めました。申請があれば福島県以外の自治体も支援する方向だと承知をしております。  しかし、保育所の方はど...全文を見る
○山下芳生君 一歩前進だというふうに思いますが、是非これは、もう漏れがあってはならないわけですから、平均値で測るんではなくて、全ての子供たちに心配がないように、これは大人の責任でやるべきだと思いますので、今回の答弁を一つのステップにして、私たち力を合わせて子供の内部被曝の不安解消...全文を見る
○山下芳生君 今の答弁を聞きましても、私はこの修正部分で法案に魂が入ったと、そう思っております。  そこで、それを踏まえて、引き続き修正案提案者の皆様に質問します。  修正された法案第二十六条、健康管理調査の実施、及び第六十八条、住民の健康を守るための基金に係る財政上の措置の...全文を見る
○山下芳生君 関連してですが、私、現在行われている健康調査について、その検査内容の充実あるいは検査体制の拡充、これを求める声が非常に強いと承知しております。例えば、ホール・ボディー・カウンターの増設でありますとか、それを扱う専門家の確保などでありますが、特に子供たちの安全、安心を...全文を見る
○山下芳生君 今の答弁、重要だと思うんですね。  それを踏まえて、復興担当大臣、いかがですか。
○山下芳生君 続きまして、法案第五十三条の修正部分、農林水産業の復興及び再生のための施策において、地域資源を活用した取組の推進ということが追加されました。これ、どのような思いが込められているのか、具体的にどのような施策の実現が求められているのか、修正案の提案者に伺いたいと思います...全文を見る
○山下芳生君 大変思いが伝わってまいりました。  私も昨年末、福島市、伊達市、伊達市の農村地域も訪ねさせていただきまして、もう田んぼが汚染されているということですけれども、農家の方中心になって非常にメッシュの細かい、自分で放射能の値を測定されて地図を作っておられました。いかにし...全文を見る
○山下芳生君 次に、法案第六十九条、復興大臣による適切かつ迅速な勧告、これが追加をされました。その目的、問題意識を伺いたいと思います。
○山下芳生君 最後に、復興大臣に伺いたいと思います。  今お話るるありましたように、福島の再生は原子力政策を推進してきた国の責任で行うべきだと、これが立法府の意思であります。その要は復興担当大臣にあるというのも立法府の意思であります。したがって適切かつ迅速な勧告ということが入っ...全文を見る
○山下芳生君 非常に大事なやり取りがあったと思います。この趣旨を生かして、この特措法が成立した暁には、本当に福島の再生に向けて、行政府も立法府も一体になって、国会議員一体になってやるべきことをやれるように私どもも頑張りたい、その決意を申し上げて、時間ありますけど、終わります。
03月29日第180回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、総理と、消費税の増税が地方にどんな影響を与えるのか議論をしたいと思います。  政府の案では、消費税五%の増税分のうち一・五四%を地方分とし、その額は四・一兆円となるとされております。しかし、消費税の増税で地方の税収が増える面...全文を見る
○山下芳生君 消費税の増税が景気悪化の引き金を引いた、これはお認めになりますか。
○山下芳生君 総合的に判断するということなんですが、消費税増税が景気にマイナスの影響を与えるというか、与えたということを否定することは私、誰にもできないと思うんですね。  例えば、住宅着工件数という数字があります。消費税増税前は年間百四十万ないし百五十万戸で推移をしておりました...全文を見る
○山下芳生君 住宅も含め、景気を冷え込ませる要因にならないということはさすがに言えませんでした。そういうことも可能性として総理は認めらたんですが、それが地方の税収にマイナス要因となって作用するということもこれ事実です。  それから、消費税の増税が地方に与える影響は税収だけではあ...全文を見る
○山下芳生君 いろいろ理由はあるでしょうけれども、そのうちの一つ大きな要因として、消費税の増税で景気が悪化して国保の財政が大変大きな、他の不況時にも例を見ないほど収納率が二年連続して〇・五を超えて落ち込んだ。これ、消費税の影響を否定できないでしょう。
○山下芳生君 否定されませんでした。あるんですよ。非常に大きな要因としてあったと思います。  ここに、大阪の堺市のホームページから国への要望というのが出ているんですが、国保は、若い方に比べて医療費の高い高齢の方や低所得の方の加入割合が高く、構造的に弱い財政基盤にあります。これに...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律案並びに地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  初めに、地方税法等改正案についてであります。  本法案には、特定外貿埠頭の施設の固定資産税等に対す...全文を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今回のNHK予算は経営計画に基づく受信料一〇%還元を盛り込んだ予算であります。地上放送契約、一か月当たり七十円、口座自動引き落としやクレジットの場合は百二十円の料金値下げを始めるということになるわけですが、そのために二〇一三年度は四十...全文を見る
○山下芳生君 これから十分ウオッチしていきたいと思っております。  數土NHK経営委員長に伺います。  私は、政府からも、それから営利企業からも独立をした公共放送ならではの放送内容の充実こそ視聴者が求める還元策であると思っております。中でも、視聴者・国民の立場に立って権力を監...全文を見る
○山下芳生君 大変高い決意を聞くことができたと思います。政府から独立していると、政府と切り離して国民の立場からNHKをチェックするというのが経営委員会の大きな役目ですので、そのところをしっかりと果たしていただきたいと思います。  その点、私は、番組内容にそういう決意が表れること...全文を見る
○山下芳生君 大変厳格な御答弁だったと思います。  番組の評価というとそうなるので、私が尋ねたのは、そうした番組を作っている職員、スタッフがNHKにはいるということについての経営委員長の御感想、あればということです。
○山下芳生君 なかなか厳格な御答弁であります。  やはり、番組作るのはそういうスタッフや職員の皆さんですので、そのノウハウをしっかり生かしていく、継承していくということも国民は期待しているというふうに思っております。  続いて、こうした番組作りによって得ている国民の信頼を失い...全文を見る
○山下芳生君 まだ事実かどうか確認できていないんですか。
○山下芳生君 Aさんは免除に該当する世帯だったという事実は確認したんですか。
○山下芳生君 Aさんに同意をいただいて具体的なお名前も紹介しますので確認していただければと思いますが、間違いなく非課税世帯であり、障害者手帳一級、お持ちの方ですよ。  実は、こういう文書が送られたのはAさんだけじゃないんです。三月初め、岡山市役所や福祉事務所の窓口には障害者の方...全文を見る
○山下芳生君 私、本当に、間違ったこと、あってはならないことをやったという自覚があるのかと。何か客観的な論評をしているようにしか聞こえないんですよ。冗談じゃないですよ、これは。これは権利、人権にかかわる問題ですよ、受信料を免除されるべき人がされていなかった人が三百件あったかもしれ...全文を見る
○山下芳生君 まだ心の痛みが伝わってこないですね。こんなことでいいのかと、私、これ引き続き厳しくチェックしていきたいと思います。  もう時間が参りましたので、川端大臣に感想をいただこうと思いましたけれども、これ総務省がこういうやり方を奨励していますから、総務省もしっかりとチェッ...全文を見る
04月05日第180回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  直近の毎日新聞の世論調査では、消費税増税反対が六〇%、賛成が三七%となっております。ほかの世論調査もよく似た傾向で、日を追うごとに反対が増えております。  総理は、消費税増税に反対する国民が多いのはなぜだとお考えですか。
○山下芳生君 説明すればするほど反対が増えているというのが今の実態だと思いますね。  私は、国民の中で消費税増税の反対が多いのは生活が苦しくなっているからだと思います。  資料に政府の生活意識調査をお配りしておりますけれども、この調査でも、生活が苦しいという国民が、一九九七年...全文を見る
○山下芳生君 総理、いかがですか。
○山下芳生君 国民の生活がこれほど苦しくなっているときに増税していいのかというのは、もっと真剣に私は検討する必要があると思いますよ。それを検討しないから国民から懸け離れたことになるわけで。  私、もう一つ国民の意識から懸け離れているという点で、三月二十九日の総務委員会で私が、一...全文を見る
○山下芳生君 社会保障の不安がなくなればという前提がありました。それは、実態はどうかということが大事だと思いますね。政府がやろうとしている政策でそれがどうなるのか。  パネルと資料をお配りしておりますけれども、(資料提示)消費税増税に加えて、社会保障の負担増と給付減がこれから全...全文を見る
○山下芳生君 将来にツケを回しちゃならないと言いますけど、これ、将来の社会保障が良くなる展望全くないじゃないですか。年金だって、全然、最低保障年金、四十年間以上掛からないともらえない仕組みじゃないですか、民主党政権は。今襲いかかってくるのは負担増と給付減なんですよ。これで何で消費...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度総予算三案に反対の討論を行います。  第一に、野田内閣は、社会保障・税の一体改革と称して消費税一〇%への大増税法案を成立させようとしています。これは、国民生活に深刻な打撃を与え、経済も財政も破壊するものであります。これを前提...全文を見る
04月19日第180回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。法案には賛成です。  今日は、消防職員の労働基本権問題について川端大臣と議論させていただきたいと思います。  二〇〇九年十一月二十七日の当委員会で当時の原口大臣と、消防職員の労働基本権問題、特に団結権の回復の問題について議論をさせていた...全文を見る
○山下芳生君 付与することを基本的な方向としつつ検討しているということですが、私は、その検討に当たって、消防職員の労働基本権についてそもそもどう考えるのかということが非常に大事だと思っております。  もう言うまでもなく、憲法は民間労働者であれ公務員であれ労働基本権を保障すべきだ...全文を見る
○山下芳生君 非常に大事な見解が示されたんだというふうに思っております。これを、多くの国民の皆さんにこういう内容を知らせることが私は大事だと思います。  それからもう一つ、団結権付与について検討する上で、懸念とは反対に、私は、団結権の付与が全体の奉仕者あるいは生命、財産を守る消...全文を見る
○山下芳生君 そういうことも国民の皆さんに広く周知する必要がこの消防職員の団結権、労働基本権回復についてはやはり大事だろうというふうに思いますので、そういう点でも御配慮いただきたいと思っております。  それから次に、今、川端大臣からも出た、消防職員の団結権のあり方に関する検討会...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
04月23日第180回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私からも道州制についてお三方に、時間が限られておりますので、簡潔にお答えいただければ有り難いと思います。  私は、道州制は究極の地方切捨てになるのではないかというふうに思っております。なぜなら、基礎自治体の更なる大合併を前提とせざる...全文を見る
○山下芳生君 二回目ですけれども、先ほどもう一問、是非とも堺屋参考人に聞きたかったんです。  実は、堺屋さんが経済企画庁長官のときに、もう十数年前ですけれども、私、何回か質問をさせていただいております。今日は再びこうやって質問することができて光栄です。  堺屋さんは橋下徹大阪...全文を見る
○山下芳生君 また引き続き注目をしていきたいと思います。また機会があれば聞かせていただきます。  ありがとうございました。
04月24日第180回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  郵政産業労働組合の廣岡元穂中央執行委員長に伺いたいと思います。  郵産労が出しておられるこの郵政民営化抜本見直しに対する意見書Ⅲを拝見いたしますと、東日本大震災の被災地における郵政事業について調査をされたとあります。先ほど少し言及さ...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。  公的機関としての強みと、それから民営・分社化によってその強みに障害がもたらされているということが被災地での活動を通じて浮き彫りになってきたという御発言だったと思います。  もう一度、廣岡参考人に伺いますが、政府は郵政の株式を処分して震...全文を見る
○山下芳生君 もう一問、廣岡参考人に伺います。  日本郵政グループは、現在、日本で最大の非正規雇用労働者を擁する企業となっております。非正規雇用労働者は、しかしながら郵政の基幹業務を支え、誇りを持って働いておられます。私も当事者から直接何度も意見を聞いておりますけれども、労働条...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございます。  続いて、筒井参考人に伺いたいと思います。  先ほど、かんぽ生命が二分の一以下であっても、政府の出資があることは私どもには脅威でありますと、こうおっしゃっておられました。この脅威とは一体どういうことか、なぜ脅威なのか、何が脅威なのか、もう...全文を見る
○山下芳生君 この脅威という言葉を聞いておりまして、私は、生命保険会社の経営サイドから見た脅威というのはよく分かるんですが、しかし、利用者の側から見ると、今おっしゃられた脅威というのは、逆に言うと、安心であり信頼であるんじゃないかと思うわけですね。やはり国民にとってこの安心感とい...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、自見大臣に質問をいたします。  郵政民営化の要求というのは、私は元々、日米の大手金融機関から出てきたものだと思っております。三百兆円を超える郵便貯金と簡易保険、国民の金融資産を日米の民間金融機関に明け渡せと迫ったのが郵政民営化...全文を見る
○山下芳生君 全部読んでいただきました。  要するに、郵政民営化によって二つのことが行われた、分社化と、それから金融二社の株式の全部を処分すること。それによっていろんな懸念が生じているからこれを見直すんだというのが元々自見さんたちが出された法案の内容なんですね。  ところが、...全文を見る
○山下芳生君 提案者の意思は分かりました。ただ、法律上、郵便局ではなくなるということになっちゃうわけで、そうなると、法律上、全国あまねく置局の義務から外れちゃうということもまたこれは事実なんですね。  そこで、もう一つ提案者に伺いますが、私は、直営の郵便局がない過疎地を中心に今...全文を見る
○山下芳生君 後で大臣に政府としてどうするかについては聞きたいと思いますが、その前に川端大臣に簡易局の役割について認識を伺いたいんです。  私、何年か前に和歌山県旧花園村の中に一か所だけあった簡易局を訪ねたことがあるんです。この旧花園村というのは、非常に山の上の方にありまして、...全文を見る
○山下芳生君 そこで、どのぐらい役割を過疎地において果たしておられるのかと、簡易局がですね。ちょっと数字を日本郵政に聞きますが、簡易郵便局は現在全国で四千六十九局あると承知しております。そのうち約八割、三千四百二十九局が保険募集を行っていないと、三つとも全部やっているわけじゃない...全文を見る
○山下芳生君 今あったように、過疎地にある簡易局千九百四十五局のうち九割は保険募集を行っていないということになりまして、しかし郵便や貯金はほとんどやっているわけですね。  ところが、今度の法案では、法律上、三事業をやっていないということで郵便局の定義から外れていくわけですが、総...全文を見る
○山下芳生君 法律上外れることになると。外しちゃ、実態的に外したら僕は駄目だと思うんですけどね。  そこで、現行の省令、郵便局の設置基準にはこうあります。「会社は、過疎地については、法の施行の際現に存する郵便局ネットワークの水準を維持することを旨として」と、こうあるんですね。郵...全文を見る
○山下芳生君 今明確に御答弁ありましたので、法律上、形式上外れるからといって外れてもいいみたいなことにならないように、それはきっちり省令で担保していただきたいと思います。  残りの時間で金融のユニバーサルサービスについて質問をします。  民主党の提案者の方に伺いますが、法案は...全文を見る
○山下芳生君 私は、長年一緒にやってきたゆうちょとかんぽが手を引いたのに、別の金融機関が私がやりますよというところが果たして現れるのかと、そう思いますね。  それで、ちょっともう一つ別の角度から聞きますが、現在、金融二社から郵便局会社への業務委託料というのは、ゆうちょが約六千三...全文を見る
○山下芳生君 そういうことなんですよね。もし金融二社から委託がなくなったら、これは郵便事業の事業が立ち行かなくなると、これはもう明らかだと思うんですよ。  そこで、私は、全国の郵便局ネットワークを維持し金融のユニバーサルサービスを確保するためには、金融二社の継続的な業務委託の担...全文を見る
04月26日第180回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  前回の続きで、金融のユニバーサルサービスの確保が担保できるのかについて質問したいと思います。  おととい、提案者の山花議員の答弁では、業務委託を行うことができるのはゆうちょ、かんぽだけではないと、他社からの委託もあり得るということで...全文を見る
○山下芳生君 複数あるいは店舗ごとということも想定され得るということでした。そうなりますと、全国一括ではない、一社ではないということになりますと、私は、都市部では委託をする銀行や保険会社が現れるかもしれないけれども、しかしながら、地方、特に過疎地では現れる可能性かなり低いんじゃな...全文を見る
○山下芳生君 理解できないですね。どうなるんですか。都市部だったら手を挙げるという銀行が出てきても、過疎地は出てこなかった場合、都市部だけには売りませんと断るんですか。
○山下芳生君 理論的な話だけじゃなくて、実態どうなのかというのを少し聞きたいと思うんですが、日本郵政に聞きますけれども、アフラックなどの第三分野の保険は今千局に委託をされておりますけれども、どういう地域で取り扱われていますか。
○山下芳生君 今ありましたように、もう少し詳しく言いますと、大体人口が十万ないし二十万以上の都市部で委託されているわけですね、扱っているわけですよ。これは何でかというと、取扱いが見込まれる地域、人的体制が整っているところ、それからニーズがあるところ、それから商品供給会社がちゃんと...全文を見る
○山下芳生君 全く説得力が私にはないと思います。それは、民間の金融機関にとって地方に出るときは、そのメリットがあれば出るでしょう。だけど、ユニバーサルサービスとして出るんじゃないですよ、ユニバーサルサービスの義務はないんだから。やっぱり今のゆうちょ、かんぽ、そして郵便、これにユニ...全文を見る
○山下芳生君 今説明あったように、手元の資料に表にして配っておりますけれども、そういうことになっているわけですね。世界的にも郵政事業の経営形態は国や公社等で六六%やっている。それから、株式会社であっても、そのうち七九%が国が全株式を持って国の意思が貫徹できるようになっているわけで...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、郵政民営化法改正案に対する反対討論を行います。  法案は、金融のユニバーサルサービスを義務付けるとしていますが、それを担保する仕組みになっていないからであります。  法案が金融のユニバーサルサービスの義務付けをしているのは、日本郵政持...全文を見る
06月13日第180回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  閣議決定された社会保障・税一体改革大綱では、後期高齢者医療制度は廃止に向かうとされております。しかし、民主、自民、公明による修正協議ではそこが問題となっているんですね。  そこで、総理、総理は後期高齢者医療制度を悪い制度だと思ってい...全文を見る
○山下芳生君 この制度が始まった二〇〇八年、総理は自身のホームページで次のように述べておりました。(資料提示)  古希七十歳と喜寿七十七歳という人生において大変喜ばしい節目の間に、後期七十五歳以上という七十四歳以下の国民との間を非人間的に分断する制度設計が割り込んできました。四...全文を見る
○山下芳生君 ここにあるように、後期高齢者医療制度は七十四歳以下の国民との間を非人間的に分断する制度だと、横暴に社会保障を切り捨てた象徴的な事例だと、こう言って国民の支持を得て民主党は政権に就いたんですよ。  総理、今でも同じ認識ですか。
○山下芳生君 当時そういう思いがあったということですけど、総理は後期高齢者医療制度の問題点を三点にわたって具体的に指摘をされていました。このパネルの中段に抜粋してあります。  まず第一は、受け取る年金は消えているかもしれないのに、支払う健康保険料はしっかり満額天引きされるという...全文を見る
○山下芳生君 たくさんの方がそうなっているんですね。  しかも、それだけじゃありません。保険料が払えずに差押えを受けた高齢者もいるんですね。厚労大臣、差押えの推移を報告してください。
○山下芳生君 高齢者に重い保険を課す、その上、保険料を払い切れないからと、これ、病気になりがちな、みんな七十五歳以上の方ですからね、そういう高齢者から正規の保険証を取り上げ、しかも差押えまでやる、これは余りにも冷酷なやり方だと言わなければなりません。これ、差し押さえられた金額、全...全文を見る
○山下芳生君 本当に無慈悲な答えだと思いますよ。実態分かっているのかと。  東京では、年金月六万円、八十三歳の方の預金口座が年金が振り込まれた途端に差し押さえられたんですよね。これ生きる糧を奪うものですよ。総理、これはあなたの政権の下でこれが起こって広がっているんですよね。責任...全文を見る
○山下芳生君 総理、どうですか。
○山下芳生君 無責任ですよ。調査もしないで、あるかもしれないと。私はさっき紹介したような事例を聞いていますよ。年金月六万円しかない方の振り込まれた年金の預金口座をその場で押さえているんですよ。そんなことがこれだけ増えているんですよ。責任感じないのか。  もう一つ、総理は第三の問...全文を見る
○山下芳生君 月額にしたら小さいかもしれませんけれども、二年間で六%もこれは上がっているんですよ、このデフレのときに。しかも、これで終わりじゃありませんね。厚労大臣、保険料の将来見通しについて報告してください。
○山下芳生君 今の数字を厚労省の別の資料でパネルにいたしました。こうなるんですよね。  保険料は天井知らずに上がっていくんですね。二〇二五年には今の五割増しになるんですよ。これではますます払えない人が増える、保険証が取り上げられて差押えが増える。  これ、ずっと見てきたように...全文を見る
○山下芳生君 このブログの最後に、私たちは後期高齢者医療制度の廃止を目指します。「野田よしひこ」と書いてありますよ。このときと事情が変わったと言いますけれども、この制度の根幹は全然変わってないですよ。変わったのはあなたの姿勢じゃないですか。  総理、廃止しないんですか。廃止を目...全文を見る
○山下芳生君 幾ら聞いても廃止するとは言えない。何でかと。これ、自民党、公明党と談合して消費税増税法案を通すためですね。そのために、この悪い後期高齢者医療制度を廃止することを棚上げするということですよ。  結局、あなたが政治生命を懸けるという社会保障・税一体改革というのは、消費...全文を見る
06月14日第180回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、木庭理事、寺田委員、そして理事会の皆様方のお許しを得て、少し順番を早めにさせていただいたことに感謝を申し上げます。  郵政事業は、長年、地域に根差した事業として住民の信頼を得、その信頼の下に発展をしてきました。郵便、貯金、簡...全文を見る
○山下芳生君 三事業一体というのが非常に大事だという御認識だったと思いますが、現在の金融二社の郵便局株式会社への業務委託料というのは、ゆうちょが約六千三百億円、それから保険が約四千億円、合わせて一兆円ですね。この金融二社からの委託料がなくなれば日本郵便株式会社の経営は成り立たない...全文を見る
○山下芳生君 そこがまず大事だということが非常に大事だと私は理解をいたしました。  ところで、今、主濱委員の御質問ともダブりますけれども、米国は日本政府が出資する日本郵政の子会社であるゆうちょ銀行、かんぽ生命について、暗黙の政府保証があり民間と公平な競争が確保されていないなどと...全文を見る
○山下芳生君 私は、各国の国内政策はその国の国民が決めるものであって、外国に一々言われる筋合いはない、内政干渉だと、そう思っております。ですから、その立場にしっかり立ち切らないと、今大臣が国内を守りつつとおっしゃったけれども、守るためには毅然としてそういう圧力に対抗しなきゃ守れま...全文を見る
○山下芳生君 闘う上で、二国間交渉これまで、闘うということになったのかもしれませんが、どんどん負けてきたと私は思っていますけれども、しかし、このTPP交渉はこれまでの二国間交渉とはレベルの違う、次元の違う交渉の舞台になるんじゃないかと、そう思っております。  もう御存じのとおり...全文を見る
○山下芳生君 国益を懸けて闘うという立場に本当に立つんだったら、郵政という国民共有の財産を守るという立場に立つんだったら、私はこのTPPに入っていっちゃ駄目だ、入ったらどうなるかというのがもうはっきり見えてきていると、そう問題提起をしているわけですね。  アメリカでは、日本のT...全文を見る
○山下芳生君 もう時間も来ておりますので、最後に、やはりアメリカの様式を世界のルールにするというようなことをTPPをてこに持ち込ませたら駄目だと私は言いたいわけですね。  世界的にも、郵政事業の経営形態というのは国や公社などが六六%ですね。株式会社であっても、七九%が全株式を国...全文を見る
06月14日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  参議院の与野党全会派の草案提案者の皆様に心より敬意を表したいと思います。  この法案は、福島を始めとする子どもたちを放射線被害から守りたいという全国のお母さん、お父さんたちの声と、そして被災地の皆さんの運動が政治を動かしてできたもの...全文を見る
○山下芳生君 次に、第十三条第三項の趣旨について確認をしたいと思います。  私は、医療費の減免の対象を広く取るためにネガティブリスト方式にしたものだと理解しておりますが、いかがでしょうか。
○山下芳生君 次に、この法案ができることによって、現在実施されております福島県での十八歳以下の子どもの医療費無償化の助成がどうなるのかということについて質問したいと思います。  私は、この法ができたことによって、福島県の子ども医療費助成制度の内容、つまり免除するという内容が後退...全文を見る
○山下芳生君 もう時間が参りましたので、是非力を合わせて、いいものができただけで終わらずに実現させていくように、またその内容が進歩していくように引き続き皆さんと一緒に頑張りたいと思っております。  どうもありがとうございました。
06月15日第180回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  五月の竜巻、突風によってお亡くなりになられた方々、御遺族の皆様に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。  私からも、まず、被災者生活再建支援法の適用問題について質問したいと思いますが、もう何回...全文を見る
○山下芳生君 是非生かしていただきたいと思います。  次に、これも大臣触れられましたけれども、災害救助法による住宅の応急修理なんですが、資力要件が残っているんだというお話がありました。これも一部残っておりまして、これは障害になっております。  この救助法は、しかしながら支援法...全文を見る
○山下芳生君 最後の一言は要らないと思いますよ。竜巻で屋根が飛んじゃったところを私たち見に行きましたけれども、これ屋根飛んだら五十二万円で直りませんよ、これは。これは見直す必要があるということは一言申し上げておきたいと思います。  それで、次に、昨年の台風十二号災害、紀伊半島大...全文を見る
○山下芳生君 今お答えにあったとおりなんですが、熊野川水系というのは一級河川なんですが、しかしながら国が管理する直轄区間は河口から僅か五キロメートルしかないんですね。えらい短いんですよ、大きな川なのに。あとは全部各県の責任で大量の土砂を除去しなければならないということになっており...全文を見る
○山下芳生君 今の、大臣に聞く前に国交省に聞くべきでした。どうですか。
○山下芳生君 もう一度、最後、大臣にちょっと今の御答弁も踏まえて確認したいんですが、今答弁あったんですけれども、復旧については支援したいと。ただ、河川の土砂の堆積というのは復旧に当たるかどうかというところで、まず、いろいろもめているようですよ。ですから、今、三県からは、これはもう...全文を見る
○山下芳生君 えっ。
○山下芳生君 分かりました。  時間どおり終わります。
06月19日第180回国会 参議院 総務委員会 第14号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  法案は賛成です。  今日は、生活保護の問題について、大臣の認識を伺いたいと思います。  私どものところにある女性から一通のメールが届きました。少し長いですが、紹介します。  私は、○○県にて生活保護で生活させていただいております...全文を見る
○山下芳生君 この間、生活保護問題対策全国会議の皆さんが生活保護緊急相談ダイヤルを実施されました。あるいは、全国生活と健康を守る会連合会の方々が利用者やソーシャルワーカーの方から私たちの声を聞いてくださいという声の集約を行いました。  私、その一部見せていただきましたけれども、...全文を見る
○山下芳生君 そのとおりだということでありますが、もう言うまでもなく、生活保護というのは憲法二十五条にしっかりと規定された生存権を保障するための制度であります。ですから、最後のセーフティーネットと言われる制度でありますので、不正受給があってはならないのはもちろんですが、真に必要と...全文を見る
○山下芳生君 やっぱり、こういう実践の中から真の利用者への支援とはどうあるべきかということが確立されている、理論化されていると。これ非常に大事な財産として全国に普及する必要があると思うんですが、その続き、ちょっともう簡潔に紹介しますけど、七ページからですね。「三、共に動く支援 利...全文を見る
○山下芳生君 本当、私もすばらしい内容だと思いました。こういうヒューマニズムと専門性を兼ね備えたケースワーカーの活動、あるいは福祉事務所の組織的支援が地域の中で根付いていくことが私たちの社会が真に豊かな社会となる一つの要素であるというふうに思った次第です。大臣もうなずいておられま...全文を見る
○山下芳生君 いろいろな報道がされておりますけれども、やはり問題を前向きに解決していくためにはケースワーカーの数と経験を、経験が本当に蓄積されていないんですよ。こんなに大量に、標準一人担当八十になっていますけれども、私、大阪なんかで聞きますともう百六十とか、そういうふうになってい...全文を見る
06月20日第180回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  阪神・淡路大震災の救援、復旧復興活動では、コミュニティーの維持、再生が非常に重要であることが教訓の一つとされました。阪神・淡路では、避難所から仮設住宅、仮設から復興公営住宅と被災者が移動をするたびにコミュニティーがばらばらにされてしま...全文を見る
○山下芳生君 そこで次に、阪神・淡路大震災の際に、被災者の恒久住宅を確保するための一つの手段として、復興公営住宅の建設とともに、民間のアパートやマンションの建設費を支援して丸ごとそれを借り上げたり、それからURや民間の既存の住宅を借り上げたりして公営住宅として提供する借り上げ復興...全文を見る
○山下芳生君 私、これは兵庫県や神戸市の問題ではないと思っております。なぜなら、災害公営住宅というのは借り上げの場合も含めて国の制度だからです。国のこれは国費も使って国の政策で行われたものでありまして、だから、これは国の制度なんだと、この確認が一点。  それからもう一つは、兵庫...全文を見る
○山下芳生君 今説明があったように、これ二十年来たからもう出ていってくださいよというだけではないわけですね。別に道はあるということです。  今、公営住宅の実施主体は地方自治体ということがもちろん説明あったわけですが、当然そうなんですけれども、制度としては、国の制度として国費も出...全文を見る
○山下芳生君 入居者に複数の選択肢が示されているというのはどういうことですか。私のちょっと理解とは違うんですが。
○山下芳生君 おっしゃるとおり、もう移ってもいいよと、別の公営住宅に行きますよと行った方もいるんですね。  しかし、行けない方、さっき紹介したような、もう八十歳、九十歳になられた、あるいは視覚障害、全盲の方、こういう方は行けないですよね。そういう方にも今残念ながらとられているの...全文を見る
○山下芳生君 確認していただきたいんですが、今ないんです。さっき国交省の説明がありましたけれども、制度としてはあるんですが、神戸市と兵庫県の選択肢の中にはないんです。それで大変苦しんでいるんです。  私は、これ兵庫県、神戸市で起こっている借り上げ復興住宅からの事実上の追い出し問...全文を見る
○山下芳生君 もう一つ、入居者の方とともに、この借り上げ住宅を提供された民間賃貸マンションのオーナーの方、この方々からもいろいろ声が出ています。これを一つ紹介します。  震災当時、市の要請にこたえて自分の土地にマンションを建て、市に提供しました。建設費約二億円。バリアフリーなど...全文を見る
○山下芳生君 調整して、聞いていただいて、チェックしていただいて、こういう追い出しが、もうあの震災をくぐり抜けた方が二十年たって高齢になって希望しないのに出ていかなあかんということは、これはやっぱりないようにする、それが国の役割だと思いますが、そういう点でイニシアを発揮していただ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
07月27日第180回国会 参議院 災害対策特別委員会 第9号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  初めに、委員各位の御配慮で質問の順番を変更していただいたことに感謝を申し上げます。  私からも、今回の災害で亡くなられた方々に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  当委員会...全文を見る
○山下芳生君 重大なこととして受け止めておられると、そして原因をしっかり検証して対応していきたいということだと思います。  私、その際、直轄管理の箇所が決壊した直接の原因を検証することも大事ですけれども、同時に、背景をしっかり調査することも大事だと思うんですね。  例えば、こ...全文を見る
○山下芳生君 私どもが調査に行ったときにも、河川で、直轄の箇所だったと思いますけれども、国交省の九州地方整備局の皆さんがいろいろ不眠不休で当たっておられました。テックフォースが各自治体に派遣されているということは、自治体にとっては、私も台風十二号災害のときに非常に心強いという声も...全文を見る
○山下芳生君 私どもに聞こえてきている声も紹介したいと思うんですが、七月三日の豪雨で川があふれて大きな被害となった、今御紹介のあった大分県中津市山国川にある国交省管理の耶馬溪ダムの放流についてですが、中津市の耶馬溪町宮ノ馬場に住む方の話なんですけれども、三日の朝にダムの下流にある...全文を見る
○山下芳生君 私はやはり情報の提供、情報伝達が大事だと思うんですね。中津市の担当者の方との懇談で出された意見なんですけれども、雨の状況、それからダム放流の状況、下流への影響などについて、情報伝達、情報共有の方法について改善が必要だという要望でした。この点での見直しも必要ではないか...全文を見る
○山下芳生君 それと、ダムだけに頼る治水対策には無理があると思います。我が党の現地調査では、自治体や林野関係の方々との意見交換の際に、今回の水害、土砂災害に関連して、杉の植林を行っている人工林の間伐が遅れているという問題が指摘をされております。これ、山の保水力を高める対策が必要だ...全文を見る
○山下芳生君 そこで、中川大臣に聞きたいと思います。  昨年の台風十二号による紀伊半島大水害の際にも、奈良県、三重県、和歌山県を流れる新宮川流域で同じようにダム放流の在り方が問題となりました。ただ、その後、このダムの管理者と流域自治体との情報共有、情報伝達の方法を見直す必要があ...全文を見る
○山下芳生君 次に、農業被害への対応について伺います。  今回の被災地は、いずれも米どころ、それから特産品をたくさん出荷してきた農業地帯であります。我々が行ったときも、水田が石や泥で埋まってしまった地域、あるいは畑が濁流で流されていた地域など、もう甚大な被害がありました。田植し...全文を見る
○山下芳生君 もうこれお答え要りませんけれども、今あった査定前着工なんですけどね、現地から聞こえてくる声として、国が被害を審査して農地復旧費の国庫負担割合を決めるので、この査定が終わるまで田畑や用水路の泥出しや流木の撤去は手が付けられないとか、国の査定が終わるのは数か月掛かるから...全文を見る
○山下芳生君 最後に、中川大臣に伺います。  市町村が主体で行う災害復旧事業で、全部じゃないんですけれども、市町村によっては条例を作って、農家から地元負担を求めているところもあると聞いております。国の制度としては農家からの負担が条件とはなっておりません、いろんな災害復旧制度につ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。ありがとうございました。
07月27日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  消費税増税法案が衆議院を通過した直後、政府は凍結されていた整備新幹線の着工にゴーサインを出しました。率直に言って驚きました。これは三兆円も掛かる大事業なんですね。一体どこにそんなお金があるのかと。財政が大変だからと国民に消費税増税をお...全文を見る
○山下芳生君 自民党の提案者に伺います。  七月十八日、当委員会で自民党の宮沢洋一委員が質問に立たれました。三党協議の当事者のお一人で、この修正で追加された条文を書かれた本人であります。宮沢委員は条文について次のように説明をされました。財政の機動的対応が可能になる中でと書いてあ...全文を見る
○山下芳生君 ちょっと私、図にしてみました。要するに、消費税増税分はこれは社会保障に充てるということですが、それによってこれまで社会保障に使っていたお金にゆとりが出てくる。宮沢委員の説明では、楽な部分が出てくる、だから公共事業などに重点的に配分しようということであります。これが修...全文を見る
○山下芳生君 いやいや、これ総理に、もう時間がない、総理に、総理に聞いています。
○山下芳生君 私、野田さん、野田毅さんの方に確認したいんですけれども、私は、宮沢委員が言われたことを素直に理解すると、これまで社会保障に充てていた部分に消費税が充てられるんだから、これはゆとりができると、楽になる部分が出ますと。これをいろいろ、野田毅議員がおっしゃっていたように、...全文を見る
○山下芳生君 じゃ、次に進みたいと思いますけれども、現に自民党の皆さんは国土強靱化基本法案を出されております。今後十年間で二百兆円の投資をすると。それから、公明党も防災・減災ニューディール推進基本法案の骨子を発表されました。こちらは十年で百兆円規模の投資であります。国土強靱化も防...全文を見る
○山下芳生君 いやいや、プロパガンダじゃないんですよ。さっきは認めたじゃないですか、それ。こういうゆとりができるからいろいろな政策を推進しようじゃないかということをおっしゃったから、私は十年間で二百兆円の公共事業の中にもそういうゆとりが使われるんじゃないですかと。これ、一切、じゃ...全文を見る
○山下芳生君 いや、悪くない……
○山下芳生君 よく分からないですね。十年で二百兆は増やさないんだと、そんなことないでしょう。  もう一度総理に聞きます。  消費税増税は全額社会保障に充てると言うけれども、これは公共事業に使われるということになっているんじゃないかということですが、私、もう既に様々な動きが始ま...全文を見る
○山下芳生君 そう言いますけど、このゆとりというのは、野田さんも余裕という言葉を答弁されているんですよ。それで、消費税増税でできたこのゆとりは全部借金を減らすことに充てるんだ、ほかに使わないんだということは法律のどこにも書いていないですよ。逆に、ここにはっきり書いてある、機動的対...全文を見る
○山下芳生君 まず富裕層と大企業から、そして国民の所得を増やして経済を立て直す別な道を国民の皆さんと進むということを申し上げて、質問を終わります。
08月02日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今年に入って全国で餓死、孤立死が続いております。公的扶助の研究をされている花園大学の吉永純教授が報道された主なものをまとめただけでも、例えば、一月、釧路市、八十四歳の夫と七十二歳の妻。札幌市白石区、四十二歳の姉、病死と四十歳の障害を持...全文を見る
○山下芳生君 私は、これらの事件の中には生活保護で助けられる人もいたと考えられると思います。残念ながら、最後のセーフティーネット、これが機能していなかったということであります。憲法二十五条は、一項で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とし、二項では「...全文を見る
○山下芳生君 全ての国民に健康で文化的な生活を保障する国の責務を具体化したのが生活保護制度ということであります。ところが、現実には制度の利用が必要なのに利用できていない、残念ながら亡くなる、餓死する、そういう方がある、少なくない。政府としてどのように対策をするんですか、簡潔にお答...全文を見る
○山下芳生君 必要な人には支援するということですが、政府の生活支援戦略、それから三党提案の社会保障制度改革推進法案にある生活保護制度の見直しの内容を見ますと、必要な人がますます支援を受けられなくなるのではないかと危惧される項目が並んでおります。  例えば、政府の生活支援戦略中間...全文を見る
○山下芳生君 札幌市からの報告だけでは不十分だと思いますね、実際、結果として亡くなっているんですから。申請の意思がなかったと言いますけれども、さっき紹介したように、懸命なる求職活動ということを言われているわけですね。自分では保護の資格が、条件満たしていないと思ったわけですよ。そう...全文を見る
○山下芳生君 調査したということですが、私、その調査をしたことを踏まえた厚生労働省のこのペーパー見ました。こうあるんですね。札幌市に、改善状況を報告してくださいと、福祉事務所の面接相談においては、相談者の困窮状況に応じて適切に対応するよう改めて徹底するとともに、申請書を交付した相...全文を見る
○山下芳生君 白石だけではないんですね。  二〇〇七年、北九州市小倉北区で起きたいわゆるおにぎり事件、生活保護を打ち切られた元タクシー運転手、五十二歳の男性が餓死されました。二〇〇五年十月ごろ、病気のために就労できなくなって失職し、水道、ガスを止められ、二〇〇六年に生活保護申請...全文を見る
○山下芳生君 働ける人かどうかを見分けるのは、ケースワーカーの方々に話を伺いますと非常に難しいと言うんですね。そして、健康な人であっても、例えば五十歳代になると幾らハローワークに行っても仕事がない、あるいは母子家庭、父子家庭は子供さんが小さいというだけで断られると、そういうことが...全文を見る
○山下芳生君 これ共倒れになる、信頼関係を壊すと、こういう声が出ております。  これに対して大臣は扶養できない理由を義務化させると。ますますこれでは申請できなくなるんじゃないかという声が出ていますが、大臣、いかがですか。
○山下芳生君 終わります。
08月20日第180回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、兵庫県立こども病院の移転問題について質問をいたします。  同病院は、一九七〇年、全国二番目にできた小児専門病院であります。先日、私も現地を視察させていただきましたが、循環器病棟では、人工呼吸器を付けた小さな子供がベッドの上に...全文を見る
○山下芳生君 県立病院の移転に県の医療関係団体がこぞって反対する、こんなこと、私、聞いたことありません。  医師会などが反対するのはなぜか。最大の理由は、災害など緊急時に最も機能を発揮しなければならない高度医療機関を災害に弱い人工島に移転することにあります。余りにもリスクが大き...全文を見る
○山下芳生君 県は対策を取ると言っているんですけれども、医師会の先生方が言うのは、対策を取らなければ駄目なリスクの高い場所に何でわざわざ移転するのかと、こういう批判なんですよ。そのポートアイランドにこども病院を移転させたらどんなリスクが予測されるか。  兵庫県産科婦人科学会会長...全文を見る
○山下芳生君 対応をしなければならないようなところに移転しなかったらいいじゃないかと、今あるところ高台なんですからということなんですよね。川島龍一兵庫県医師会会長は、子供たちを最後のとりでに運べなくなると、私、直接聞きましたよ。  それから、家族と患者の声も紹介したいと思います...全文を見る
○山下芳生君 今報告があったとおりですね。東日本大震災では、実際に津波被害によって沿岸部の拠点病院が軒並み機能しませんでした。それに対して、高台に位置していた日赤病院が非常に役割を果たしたと、石巻が典型だと思いますが。その教訓を踏まえて、浸水の危険性の低い場所に立地するような配置...全文を見る
○山下芳生君 兵庫県神戸市も南海トラフ巨大地震に備える必要がある地域であります。  兵庫県は、想定する津波高を二倍に引き上げて浸水する区域をシミュレーションいたしました。三月にその結果を発表いたしました。資料五枚目に浸水想定区域を図示してあります。ピンクと青い部分が浸水するであ...全文を見る
○山下芳生君 私、目配りでは足らないと思うんですね。医師会始め地元の医療関係団体がこぞって反対している計画を強行したら、これ安心、安全な地域医療構築に新たな障害をつくることにもなりかねない。  それから、県立こども病院のポートアイランドへの移転を含む兵庫県地域医療再生計画が作ら...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
08月27日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  復興庁の資料によりますと、現在、福島県の避難者数は十六万二千人、そのうち県外の避難者数は六万一千人、依然として原発事故の被害というのは深刻であります。    〔委員長退席、理事岡崎トミ子君着席〕  まず、平野復興担当大臣に原発事故...全文を見る
○山下芳生君 基本的にはそのような考え方だということでした。  私は、元の場所で元どおりに暮らしていただけるようにする、それから、それがかなわない方はそれがかなうまでの間、新しい場所で元のような生活ができるようにする、それがどの程度の長期になるのかということもあるでしょうけれど...全文を見る
○山下芳生君 大事なことです。帰りたいんだけれども帰れない、あるいはもう子供さんの関係などで別の場所で新たな生活をスタートさせたいという方もいらっしゃいます。枝野さんに確認します。そういう方も元のような生活をきちんと保障していくことが私は大事だと思うんですが、これはいかがですか。
○山下芳生君 そこで、政府は、東電福島第一原発事故の避難指示区域を年間被曝線量に応じて帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域の三つの区域に再編するとしております。その上に立って経産省は土地、建物などの財物賠償の基準を示されました。  枝野大臣、財物賠償の基準の基本的考...全文を見る
○山下芳生君 経産省の、今、基本の基本を説明いただいた財物賠償基準、そして、それを基にした東電の財物賠償基準について、実際、被害者の方々がどう受け止めているか。  八月二十三日、福島県双葉町から新潟県柏崎市に避難している被害者を対象に経産省と東電は初めて財物賠償基準の説明会を開...全文を見る
○山下芳生君 最低基準だと言うんですけど、これまでの東電の賠償を見ておりますと、大体、紛争審査会の基準が決められたら、それを超えることないわけですよね。もうこれ以上出せませんと、国が決めた基準ですからということで、これで被害者の皆さんは物すごい怒っているわけですよ。今回も、出た基...全文を見る
○山下芳生君 その損害賠償なんだということがやっぱり被害者の方は納得されていないんですよ。Sさんこう言いましたよ、好きで避難しているんじゃないんだと、瑕疵もないんだと、これでは納得できるはずがないと言うんですね。それはそうですよ。元住んでいたところがどんなに中山間地で山の中といっ...全文を見る
○山下芳生君 ということは、賠償以外に、今おっしゃられた、私が紹介したSさんならSさんの、元の町に戻りたいけれども戻れるまでの間、あるいはそれがかなわないかもしれないから新しい場所で同じような生活をしたい、そのために必要なおうちや家財を手に入れたい。賠償でもし足らないんだったら、...全文を見る
○山下芳生君 このSさんは何人かの方と一緒に避難されているわけですね。こう言っていましたよ。一緒に避難している人は全員言っていると、これでは話にならないと、この賠償では戻れない方は新たなところで同じような生活を営むことはできないと、全員言っているというんですね。今、残念ながら、そ...全文を見る
○山下芳生君 こちらも繰り返しになりますけれども、被害者には全く瑕疵ないんですよ。元いたところで元どおりの生活ができるようにするのは当たり前なんですよ。それができなかったら新しいところで元のような生活を保障するのは当たり前なんですよ。  賠償の考え方ではできないと言うんだったら...全文を見る
○山下芳生君 これまでの枠ではとらえられないような事故を起こしちゃったんですから新しい枠をつくらないと駄目ですよ、そのことを申し上げたいと思います。  最後に、時間の許す限り、中間貯蔵施設について質問します。  国は、八月十九日、福島県知事及び双葉郡の町村長との協議の場で、中...全文を見る
○山下芳生君 強権的なことをする立場にはないということだと思いますが。  そこで、細野環境大臣に伺いたいと思います。  こういう新聞報道がありました。他町に比べて候補地が多過ぎる、納得できない、会津若松市に避難する大熊町の行政区長塚本英一さん七十一歳、新聞で候補地の大半が町内...全文を見る
○山下芳生君 先ほど小熊さんの質問に対する答弁の中で細野大臣が、地元から呼ばれれば何度でも行って、いかに安全かということをお話ししたいという趣旨のことを言われたんですよ。私は、安全を説明する前に、いかに地元の方々が苦しい思いをされているか、もう本当に、ふるさとに戻りたいと思っても...全文を見る
08月28日第180回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、大都市地域における特別区設置法案について質問します。  今、大都市問題について様々な議論がされております。私たちは、指定都市など規模が大きな自治体では、その各行政区を自治的な機能を持つ機構にするなど、地域の自治機能の回復と強化...全文を見る
○山下芳生君 そこで、大都市制度の在り方については、政令都市市長会の特別自治市構想など、様々な提案がなされております。また、第三十次地方制度調査会でも、新しい大都市制度について審議が行われております。そうした中で、こういう様々な大都市制度の在り方について十分議論を尽くすこともなく...全文を見る
○山下芳生君 いろんな案があるんだけれども、その中で今回は政令市を解体してと、特別区ということなんですが、それを言っているのは大阪府と大阪市しかないんですね。先ほどの質問者の答弁に対しては、それが昨年十一月の大阪におけるダブル選挙の民意として表れたんだと、それにこたえる受皿なんだ...全文を見る
○山下芳生君 一番大きな選挙という中で、ばらばらにしないでほしい、ばらばらにしませんということがやり取りされた後、ばらばらにするための法案があたかも民意を土台にしているかのようにして出されようとしているということに私は違和感を感じます。  そこで、東京二十三特別区の場合、長らく...全文を見る
○山下芳生君 一般論で言うとそうなんですけど、実際、東京都の場合どうなっているかといいますと、東京都と二十三区の財政調整では、消防や上下水道など広域的な事務を実施するために特別区の地方税収の四五%が都に行き、特別区に配分されるのが五五%というふうになっております。  現在、大阪...全文を見る
○山下芳生君 今あったように、現在直接大阪市に交付されている交付税が府に一括交付されることになるわけですね。これは私、地方分権の流れに逆行することになるんじゃないかと、そう思います。府と特別区の間での財政調整はもちろんなされますけれども、特別区の裁量に委ねられる財源は減らされると...全文を見る
○山下芳生君 もちろん住民投票が手続上定められようとしておりますので、大阪は私も地元ですから、そういう危惧については大いに大阪の中で議論したいと思いますが、そういう危惧がある手法をいろいろ提案されている大都市制度について、今回それに限って出したのはなぜかと。先ほど寺田委員から、勢...全文を見る
○山下芳生君 今各地で政務調査費の公開が行われております。八月六日、東京都の政務調査費の領収書の公開が行われました。新聞各紙は、自己物件にも事務所賃料、子供だましとか、政調費疑問の支出、雑誌購読、議連参加費、領収書黒塗りもとか、疑問符付く支出も、新年会はしご、人件費は黒塗りなどな...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法改正案、大都市地域における特別区設置法案に対する反対討論を行います。  まず、地方自治法の一部を改正する法律案についてであります。  専決処分についての見直し、条例公布義務の明確化、議長による臨時会の招集権付与などは、この間...全文を見る
08月29日第180回国会 参議院 本会議 第25号
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○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、野田内閣総理大臣に対する問責決議案に賛成の討論を行います。  日本共産党が野田総理問責決議案に賛成する最大の理由は、自民党政治を変えてほしいという政権交代に託された国民の願いを、三代にわたる民主党政権がことごとく裏切ったからであります。...全文を見る
11月16日第181回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  民主党幹事長代行でもあった樽床総務大臣に聞きます。  あなた方は今年の二月、国家公務員の労働基本権を奪ったまま一方的にその給与を七・八%引き下げました。これは二重の憲法違反だと私は批判をいたしました。その上に、今度は国家公務員の退職...全文を見る
○山下芳生君 ごまかしちゃ駄目ですよ。労働組合と十分な話合いをやり、合意と納得を得られたのかと聞いているんです。そのほかの人と話合いしたかどうか聞いていません。
○山下芳生君 どこの労働組合と合意したんですか。
○山下芳生君 そうなんですよ。納得、合意できない、されない労働組合もあるわけですね。多くの職員がそこに入っておりますよ。  私は、公務員というのは全体の奉仕者であるとともに労働者だと、これ忘れちゃいけないと思うんですね。労働者の権利を羽毛のように軽く考える、そういうやり方ですよ...全文を見る
○山下芳生君 結果として官が身を切るということになるとお認めになりました。だったら、自ら政治家が身を切るべきじゃないかと、政党助成金やめればいいじゃないかと。これ時間ないですから、政党交付金、廃止するのかしないのか。これ、政党間でどうのこうのじゃないですよ、樽床大臣の見解聞いてい...全文を見る
○山下芳生君 じゃ、廃止する気はないということですね。
○山下芳生君 逃げているんですよ、それは。これだけ……(発言する者あり)じゃ、どうぞ。
○山下芳生君 もうやめましょう、じゃ。もう時間が来ましたので。  私は、自分たちはぬくぬくと国民の税金からつかみ金の助成を受け取りながら、国民の全体の奉仕者として全国でも被災地でも懸命に働いている公務員の退職手当を削るというのはとんでもないと思いますよ。  私は、そういうあな...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家公務員退職手当法等の改正案及び地方公務員共済組合法等の改正案について、いずれも反対の討論を行います。  討論に先立ち、国家公務員の退職金を四百万円以上も引き下げるなど極めて重大な内容を持つ法案を、解散を決めた後に、まともな審議時間も...全文を見る