山下芳生
やましたよしき
比例代表選出
日本共産党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月26日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第1号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今回の交付税法改正案は、津波被災者の自力再建を支援する内容を含むものであって、私どもとしても賛成であります。今日は、地方公務員の給与削減について質問したいと思います。 二月十二日、安倍総理は、経済三団体のトップと会談をし、賃上げの...全文を見る |
○山下芳生君 デフレ脱却には賃上げが必要だという認識で総理は民間経済三団体に賃上げを要請されたと、総務大臣もそのことはお認めになりました。ところが新藤大臣は、一月二十八日、地方公務員の給与削減を要請する通知を出されました。首相が民間の賃上げを経済団体に要請しながら、一方で総務大臣...全文を見る | ||
○山下芳生君 財政再建、日本再建というようにおっしゃられましたけど、財政再建になりませんよ、景気が悪くなったら。これはもう消費税増税したって、景気が悪くなって、他の税収がどおんと落ちて、結局十数兆円税収は減っているわけですからね。やっぱりデフレから脱却してこそ日本の財政も地方の財...全文を見る | ||
○山下芳生君 試算もしていないのに、及ばないということは言えないですよ。 それから、地方に見合いで回すと。防災・減災等のことだと思いますが、しかし、それは結局は、地方債一〇〇%充当、元利償還の際に交付税措置されると。これは、地方の負担は二割、三割あるわけですからね。丸々それが...全文を見る | ||
○山下芳生君 いや、そんなことないですよ。民間準拠ですからね、六百万人の賃金に影響するわけですよ、これは。 この私も総務大臣の手紙読みましたけど、読んでも意味分からないです、これは。とにかく日本再生としか書いていない。日本再生のために一番必要なのはデフレから脱却することですよ...全文を見る | ||
○山下芳生君 時間参りましたので。 地方六団体が強制だと自分で言っているんですよ。デフレ不況からの脱却に逆行し、地方自治を破壊する地方公務員の給与削減は中止すべきだということを求めて、終わります。 | ||
03月06日 | 第183回国会 参議院 本会議 第10号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。 東日本大震災から間もなく二年となります。しかし、復旧・復興、とりわけ住宅再建の遅れは深刻です。親戚宅に身を寄せていたが、二年もたち、これ以上は肩身が狭い、狭い仮設住宅に二世帯で同居しているが、もう限界、世帯ごとに入...全文を見る |
03月25日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、非婚の母に寡婦控除をみなし適用する問題について質問します。 資料一枚目を御覧ください。 今年の一月十一日に、日弁連から新藤総務大臣に対してこの問題で要望書が提出をされました。申立人申立てに係る人権救済申立て事件につき調...全文を見る |
○山下芳生君 まだ検討されていないということなんですけれども、是非これはしっかりと受け止めていただきたいんですね。 そこで、資料二枚目を御覧ください。 実態はどうなっているかということを見てみたいと思うんですが、ここに母子世帯の寡婦控除の有無による負担の比較を二つの具体例...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう少し現実を直視していただきたいんですね。こういう実態があると。 不合理だと思いませんかというふうに私は聞いたんですよ。同じ母子世帯なのに婚姻歴があるかないかでこんなに格差が生まれているということ自体が不合理と思われませんかという、これ質問なんですよ。 | ||
○山下芳生君 じゃ、もうちょっと聞きましょう。 日弁連の調査報告書というのが付いているんですね。大臣のところにも行っております。それは、子供への影響についても考察をされておりまして、こうあります。 人間形成の重要な時期である子供時代を貧困のうちに過ごすことは、成長、発達に...全文を見る | ||
○山下芳生君 その支援の中身がみなし適用だということになっているんですよ、日弁連の主張は。 私は、既に政令市ではこれやっているんですね。岡山市、千葉市、札幌市では、非婚の母に寡婦控除のみなし適用を実施し、それに見合った保育料の減免やっております。最近、琉球新報を見ますと、宜野...全文を見る | ||
○山下芳生君 そういう状況を私はもう一歩進める必要があると思っているんですね。 こういう、日弁連が初めてこれはもう人権侵害だとまで認定しているわけですよね。その際に、僕は財務省が何もしなくていいとは言っていませんよ。根本的には、財務省が所得税法の改正で根本的な解決すべきだと日...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わります。 | ||
03月26日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第4号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、地方自治体の臨時・非常勤職員の問題について質問します。 三月六日、参議院本会議で私は総理に、今や全労働者に占める非正規雇用の割合は三割を超え、日本社会にとって放置できない深刻な事態をもたらしています、こうした働かせ方が日本...全文を見る |
○山下芳生君 そもそも、これ、総務省が統計をほとんど取っていないというのが問題なんですが、しかし、それでも、地方自治体で働く非正規雇用の職員は、二〇〇五年から二〇〇八年、三年間で四万人余り増えて約五十万人に上っているということであります。 しかし、これは実際はもっと多いと思い...全文を見る | ||
○山下芳生君 二〇一二年は何人でしょうか。 | ||
○山下芳生君 ですから、正規の職員数は、二〇〇五年、三百四万人から、二〇一二年、二百七十六万人、七年間で約二十七万人も減っているわけですね。要するに、正規職員が二十七万人減って非正規職員が二十四万人増えているというのがこの間の実態です。 総務大臣に伺いますけれども、この状況と...全文を見る | ||
○山下芳生君 何かもう組織において実態に見合った対応がされているという御答弁ですけれども、私、それは余りにも実態を見なさ過ぎだと思いますよ。 正規が減って非正規が増えてきたという中で何が起こっているかというと、これまで正規がやっていた仕事が非正規の方々によって担われていると、...全文を見る | ||
○山下芳生君 これ、自治体が判断したんじゃないんですよ、自治体が勝手にやったんじゃないんですよ。政府が交付税を削減して自治体リストラを押し付ける集中改革プラン、定数を削減することを押し付けてきた中でこういうことが起こっているんですからね。これは自治体が勝手にやったんじゃないですよ...全文を見る | ||
○山下芳生君 ないということなんですよね。 ところが、実態は大体三割ぐらいの方がそういう空白期間を置かれているという答えをされていますから、そういうことは法律上必要ないんだということを、これ大臣、是非自治体に周知徹底していただきたい。いかがですか。 | ||
○山下芳生君 把握できていないんですか。 | ||
○山下芳生君 こんなことを把握も今していないというのはもう大問題ですよ。これ、勝手に自治体がやっているんじゃないんだから。国のそういう定数削減の下でやむを得ずそういう実態がつくられているんですよ。にもかかわらず、さらにまた空白期間ということで臨時、非常勤の方が大変苦しい目をされて...全文を見る | ||
○山下芳生君 引き続きこれはウオッチしていきたいと思いますが、いつまでもこんなこと時間を掛けている場合じゃないです。私がこの質問をしたの五年前ですよ。もう全然変わっていない。 〔理事山本順三君退席、委員長着席〕 次に、専門性のある臨時非常勤職員の処遇について伺います。...全文を見る | ||
○山下芳生君 大臣に聞きたいんですけど、この三点目なんですよ。「専門性を要する消費生活相談員の雇止めを抑止し、適切に処遇するためのより柔軟な専門職任用制度の在り方について、」と。具体的にこの下の方に例示されています。「例えば、「任期の定めのない短時間勤務職員制度」の導入等。」と、...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう時間が参りましたので質問はしませんが、もう一枚資料として配付しているのは、別の、全国家庭相談員連絡協議会、これも、臨時、非常勤として今担われている家庭児童相談員の方々の処遇が、やっぱり経験が蓄積されるのが必要なんだけれども、雇い止めになっていると、処遇改善してほ...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方税法改正案及び地方交付税法等改正案に対する反対討論を行います。 まず、地方税法改正案についてです。 東日本大震災からの復興支援として、津波被災区域における固定資産税や都市計画税の課税免除等の一年間延長や延滞金の引下げなどは当然...全文を見る | ||
03月27日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第5号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 昨年の五月、數土文夫前NHK経営委員長が、東京電力の社外取締役を経営委員長のまま兼職しようとしたところ、国民視聴者から大きな批判を受けて、結局、経営委員長も経営委員も辞任することとなりました。批判の中心は、NHKの経営トップである経営...全文を見る |
○山下芳生君 私の意見は差し控えるでは済まないんですよ。公共放送の使命、報道の姿勢が問われる問題なんですよ、これは。 言論・報道機関であるべきNHKの最高議決機関のトップが、未曽有の被害を与え続けている福島第一原発事故の直接の原因者であり、賠償問題、再稼働問題、電力供給や電気...全文を見る | ||
○山下芳生君 答えになっていないですよ。 浜田新経営委員長は、NHKの経営トップが、取材対象あるいは権力の監視、国民からちゃんと監視されなければならない、その代表者として、公共放送機関として、公共放送として東電をしっかり見てほしいと視聴者は思っているんですよ。その経営のトップ...全文を見る | ||
○山下芳生君 大変残念な答弁ですね、これは。 それで、私も、NHKの番組、ここで何度も評価してまいりましたよ。例えば、ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」、これは、原発事故から放出された放射性物質が、目に見えないけれども、どれぐらい拡散しているのかということを科学...全文を見る | ||
○山下芳生君 成果主義、活力の問題は後でやりますけど、私が問いたいのは、基本賃金一〇%引き下げるということになっているんですね、結果として。それで、在京民放各社、大手新聞社と比較して、決してNHKの賃金は高くないということ。それから、私、資料をいただいて、やっぱりこれは特殊な状況...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう一つ、地域職員制度の新設というものがありますが、これは地域職員制度の項目を見ますと、地域水準を意識した給与としますとあるんですが、これは端的に聞きますけれども、これは賃下げするということですか。 | ||
○山下芳生君 結局、採用の段階で全国職員と地域職員に分けて、これは給与などの処遇に格差を設けるということになりかねないと。同じNHKの放送業務を担っているにもかかわらず、意識の差が生まれる、地域性の高い放送番組や業務を軽んじる、そういう意識が生まれてしまうんじゃないかという心配を...全文を見る | ||
04月26日 | 第183回国会 参議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 アベノミクスによる急激な円安が、国民の暮らしと産業の様々な分野に深刻な影響を与えております。 三月二十二日、全国漁業協同組合連合会、全漁連が臨時総会を開きました。資料をお配りしておりますけれども、「政権交代後に強力に推進されている...全文を見る |
○山下芳生君 実は五年前、二〇〇八年にも燃油の高騰がありまして、このときも全国一斉休漁がされました。そのとき、私、タチウオの水揚げ日本一の和歌山県箕島町漁協を訪ねまして、嶋田栄人組合長と話をさせていただきました。誰よりも早く漁場に駆け付けたくさんの魚を捕る、こういう漁業者にとって...全文を見る | ||
○山下芳生君 二〇〇八年、急騰の後、一旦がくんとこう下がって、二〇〇九年、今言ったように一キロリットル当たり六万円。それがずっと上がってきて、二〇一三年、九万七千円。四年間で三万七千円上がったわけであります。 西村内閣府副大臣に来ていただいておりますけれども、燃油対策などにも...全文を見る | ||
○山下芳生君 キロリットルにすると六万円なんですね。 一昨日、私も、カニとホタルイカの水揚げ日本一、兵庫県浜坂町漁協の川越一男組合長に電話で尋ねましたら、やはり、たとえ一キロリットル当たり八千円でも真綿で首を絞められるようだと。あっ、八万円でもですね。六万円から七万円なら何と...全文を見る | ||
○山下芳生君 林大臣、大事な数字なんですね。現在の燃油価格は一キロリットル当たり九万七千円です。今おっしゃった、補填されるのは一万四千円です。これ、引きましても八万三千円なんですね。これ、限度と言われる六万円から相当開きがありますから。ですから、この制度は確かに一定の役割を果たし...全文を見る | ||
○山下芳生君 特別な対応、これ急ぐ必要があるんですね。漁業者に聞きますと、来年度予算じゃ間に合わない、直ちにやってほしいと。 それから、今の制度ではもうベースが上がっていますから、新たな別枠でやる必要がある。これはいかがですか。 | ||
○山下芳生君 原因は国がつくっているということを自覚する必要がありますね、アベノミクスによる円安で燃油が高騰しているんですから。 私、箕島漁協の組合長にこんな話聞きました。うちは後継者が多いんだと、組合員の二五%は二十代、三十代、ここから辞めていくと言うんですよ。まだ転職がで...全文を見る | ||
○山下芳生君 しっかりと早急にということでしたので、これ、事は漁業関係者だけの問題ではありませんね。世界的に魚介類の需要が増大し、輸入に頼ることができない時代となりつつあるときに、日本農業の存亡の危機にこれは無策な政府ということになったら、日本人の食料と食文化に無策な政府というこ...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わります。 | ||
05月09日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第7号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、地方衛生研究所の地方独立行政法人化について質問したいと思います。 二〇〇九年、新型インフルエンザが大阪でも流行したときに、大阪府立公衆衛生研究所が新型インフルの陽性を確認いたしました。これは、公衛研がふだんから高い検査技術...全文を見る |
○山下芳生君 非常に重要な役割を担っております。 資料に大阪府立公衆衛生研究所の業務の内容を配っておりますけれども、非常に多岐にわたる業務をこなしておられます。 ところが、大阪府と大阪市は、この大阪府立公衆衛生研究所と大阪市立環境科学研究所を統合した上で地方独立行政法人に...全文を見る | ||
○山下芳生君 そういう理由からなんですね。 新藤総務大臣、現在、全国四十七都道府県とそれから指定都市などを合わせて七十九の地方衛生研究所が設置されております。この中で地方独立行政法人にした研究所はありますか。 | ||
○山下芳生君 ないんですね。 厚生労働省は、昨年七月、地方衛生研究所の機能強化について健康局長通知を出しております。その中で、地方衛生研究所を設置する自治体に対してどのような役割を求めているでしょうか。 | ||
○山下芳生君 今ありましたように、現在、国民は、鳥インフルエンザウイルス感染症、マダニ媒介感染症、それから風疹の大流行など、新旧入り交じった感染症の脅威にさらされております。こうした下で、健康危機管理ネットワークの一翼を担っている大阪府立公衆衛生研究所を独法化して、効率化が追求さ...全文を見る | ||
○山下芳生君 これまでも独法化というのは検討されてきているんですね。私手元に、これは平成十八年度厚生省の委託研究で、「地方衛生研究所のあり方および機能強化に関する研究」というのが出ております。大阪府立衛生研究所の所長さん、東京都の所長さん、国立感染症研究所のセンター長、あるいは各...全文を見る | ||
○山下芳生君 一言。 これは非常に全国的な問題でありますから、地方が決めることだからということでは済まない。許認可の権限は総務大臣ですが、関係の法令と照らし合わせて認可することになっていますから。これはもう、公衆衛生がちゃんと維持されるかどうか、これが一番の物差しでなければな...全文を見る | ||
05月14日 | 第183回国会 参議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 ブラック企業について質問します。 かつては暴力団のフロント企業という意味で使われたブラック企業という言葉ですが、今は違います。新卒の若者を正社員として大量に採用し、過大な業務を与え、長時間労働やパワーハラスメントなどで短期間のうち...全文を見る |
○山下芳生君 今やブラック企業は社会問題になりつつあります。就職活動中の学生はもちろん、その親たちも子供の就職先がブラック企業ではないかと不安を抱くようになっています。ですから、これ早急な対策が必要だと思うんですね。 ブラック企業と言われている企業で、若者たちはどんな働かされ...全文を見る | ||
○山下芳生君 大事な御答弁だったと思います。 ブラック企業と言われる企業で働いていた元社員の若者に是非実態を聞かせてほしいと連絡を取りますと、その多くは是非聞いてくださいと、こう言うんです。しかし、実際、当日になると、体調が悪くて家から出られません、こうなる人が多いんですね。...全文を見る | ||
○山下芳生君 是非早急に検討いただきたいと思います。 若者を大量に採用した上で使える者だけを選別して、残りは自己都合退職に追い込む、僅か数年間で体力を消耗し尽くし退職していくことを織り込んで労務管理を行う、あたかも摩耗した部品を交換するように新しい若者に取り替える、こういうや...全文を見る | ||
○山下芳生君 労使双方のニーズという言葉がありましたけど、とんでもないですよ。多くの非正規で働く若者は、正社員になりたくてもなれないから今派遣や期間社員で働いているんですよ。 自民党政権の労働の規制緩和によってどうなったか。一九九〇年五十万人だった派遣労働者が二〇〇八年には四...全文を見る | ||
○山下芳生君 全く考えていないとおっしゃいますけど、安倍内閣の下で産業競争力会議や規制改革会議に参加している委員の皆さんが、これ資料として出しているんですよ。そこにこういうメニューがずらっとあるんですよ。それはどうなるかというと、解雇自由であり、残業代ゼロ、長時間労働野放し、非正...全文を見る | ||
05月16日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第8号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、学童保育の設置運営基準について質問したいと思います。 学童保育というのは、共働き、一人親家庭の小学生の放課後などの生活と遊びの場を保障し、それを通して親が働き続けることを保障する、なくてはならないものであります。厚労省の調...全文を見る |
○山下芳生君 そういう重要な役割を果たしている学童なんですが、長い間、法律上の根拠も基準もありませんでした。全国の保護者などの粘り強い運動で、ようやく一九九七年に放課後児童健全育成事業として児童福祉法に法制化され、法的根拠を持つようになりました。 その後、設置運営基準を求める...全文を見る | ||
○山下芳生君 様々な調査を十分配慮してという御答弁でしたので、資料に様々な調査は載せております。 一枚目に表がありますけれども、従うべき基準とされている指導員の配置基準を見ますと、現在の厚労省のガイドラインはこの中身がないんですね、ありません。現在のガイドラインは集団の規模、...全文を見る | ||
○山下芳生君 二枚目に、厚労省のガイドラインの抜粋として、指導員の役割について載せてあります。 非常に多岐にわたって、しかも深いこれは仕事が求められていると思います。子供の人権の尊重と子供の個人差への配慮ですとか、遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うことですとか、児童虐...全文を見る | ||
○山下芳生君 ただ、現状は、その指導員の実態どうなっているかといいますと、指導員の経験年数は一年目から三年目までの人が四四・八%、つまり半数近くが三年で辞めてしまうんですね。子供たちや親にとってみれば、六年間の間に先生が何人も替わってしまう。これは子供の安定した生活のためにも良い...全文を見る | ||
○山下芳生君 済みません、あともう一問だけで終わります。 市町村が実施主体ですけれども、本当に今副大臣がおっしゃったように、国民のニーズにこたえる基準を作って職員を配置しようと思いましたら、やっぱり財政的な裏付けがなければできません。これは市町村だけではできません。やはりこれ...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わります。 | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案に反対の討論を行います。 本法案は、一昨年成立した第一次、第二次一括法に引き続き、義務付け・枠付けの見直し、地方自治体への権限移譲を進めるものであり...全文を見る | ||
05月21日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第9号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 地方公共団体情報システム機構法案は番号法案と一体のものであります。衆議院の審議では、政府の答弁でも、成り済ましなどの犯罪を完全に防ぐことはできないことが明らかになりました。そこで、番号法案の第七条二項には、漏えい等により不正に使用され...全文を見る |
○山下芳生君 そこで、番号法案では、個人番号を利用する機関というのは、今大臣がおっしゃった情報ネットワークシステムを利用する行政機関だけには限りません。 政府は、個人番号関係事務実施者、すなわち実際に共通番号を扱う団体や企業数は百五十万を超えると、特に多いのが企業がその雇用す...全文を見る | ||
○山下芳生君 結局、これ個人がやらなあかんということなんですよ。いっぱいありますよ、そういう相手が。本当にそれできるんだろうかと。しかも、だから、それ一気に変わるという保証がないわけですよ、個人が言わなければならない。 それから、この番号法案の附則第六条では、三年をめどにして...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう一つ角度を変えて聞きたいんですけれども、共通番号だと本人の確認がしやすくなると。これは、便利であると同時に、逆にこれがリスクになるという面があると思うんですよね。 すなわち、個人番号が漏れた場合、その漏れた個人番号が検索キーになって、流出した個人情報の名寄せ...全文を見る | ||
○山下芳生君 事後のペナルティーということでいいのかなというふうに私は思うんですね。 最近韓国で起きた事例ですけれども、これは四月八日、朝鮮日報です。韓国のサイバー世界は北朝鮮ハッカーの手のひらの上にあると言ってよいほど完全に露出した状態にあった。違法に流出した一億四千万件に...全文を見る | ||
05月23日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第10号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方公共団体情報システム機構法案に対する反対討論を行います。 本法案は、現在、住基ネットワークを管理運営している財団法人地方自治情報センターを衣替えして地方公共団体情報システム機構を設置するものであります。この機構は、住民基本台帳番号...全文を見る |
05月29日 | 第183回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。先月、四月十三日に発生した兵庫県淡路島を震源とする地震被害について質問したいと思います。 最大震度六弱を観測し、淡路市、洲本市、南あわじ市の淡路島三市を中心に多数の被害が生じております。地震当日から、我が党市議団、地元党組織も救援活動や...全文を見る |
○山下芳生君 震災から一か月たってその淡路島がどうなっているか。五月十三日付け神戸新聞の見出しですが、「淡路島地震一カ月 増え続ける「一部損壊」」、こうあります。十三日付け読売新聞、淡路島住宅再建遠く、生活元どおりへのめどなし二三%、十一日付けの朝日新聞、「淡路島復旧、住宅悩み ...全文を見る | ||
○山下芳生君 ローンとか貸付けということもあったんですが、先ほど紹介したように、高齢化で所得が非常に少ない方ですから、もう今更ローンは借りられないという声も随分聞きました。 そこで、災害救助法の適用について質問しますが、災害救助法は何か一定規模以上の全壊、半壊の被害世帯がない...全文を見る | ||
○山下芳生君 今御説明あったように、かつては厚生労働大臣と協議が必要だったんですが、今は都道府県知事の判断で適用が可能というふうになっております。適用されれば、災害救助法にある救助メニュー、全壊、半壊世帯には住宅応急修理ですとか借家を仮設住宅として提供したりすることもできるわけで...全文を見る | ||
○山下芳生君 丁寧な被害認定は非常に大事ですよね。一次調査というのはもう外見から見ると、スピーディーさが要求されるという、災害時においてはですね、そういう面も、仕方がない面もあると思いますが、それで納得できなければ二次調査、三次調査と。中に入って被災者の皆さんの声をよく聞いて丁寧...全文を見る | ||
○山下芳生君 役所に聞くとそういう答えに多分なるんだと思いますが、私は被災者に聞きましたので、これで相当もう二次調査の依頼を諦めたという方が出ていますので、この写真を見て。これは大臣、もう一度善処を、被害者の声も含めて聞いていただいて、ちゃんと丁寧にやられていたらいいんですよ、し...全文を見る | ||
○山下芳生君 じゃ、また現場でどうなっているかは引き続き私も聞いていきたいと思います。 最後に、ため池、農地被害の支援について聞きます。 淡路島には大小二万三千の農業用ため池があります。このうち一部は堤防の亀裂や漏水など被害が報告されておりますが、ちょうど田植の時期を控え...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わります。 | ||
05月30日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第12号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 私からも消防救急無線のデジタル化について質問します。 これまで十年以上デジタル化を呼びかけてきたにもかかわらず、全国七百七十消防本部中、整備済みあるいは着手済みは半分にも届いておりません。期限まであと三年。デジタル化整備には一から...全文を見る |
○山下芳生君 取り上げるんじゃなくて失効ということなんですけれども、まあ、なくなっちゃうわけですよね。 消防救急無線の高度化というのは、必ずしも現場から急いでやってほしいと出されたものではありません。電波の周波数を節約するために国の施策で進められているものですから、これはアナ...全文を見る | ||
○山下芳生君 自主的判断で市町村が行うべきものだということですが、もう一遍、念のために確認しますが、市町村が広域化を行わなかったとしても、そのことにより不利益な扱いを受けることとなるものではないと、こういう理解でよろしいですね。 | ||
○山下芳生君 戦後、日本国憲法の下で我が国の消防は、戦前の国家消防から市町村による自治体消防を原則とすることと変わりました。地域住民に最も身近な市町村が市民の生命、財産、安心と安全を守る、国と都道府県の役割は、そうした自治体消防の活動と消防力の強化を支援していくことにあると考えま...全文を見る | ||
○山下芳生君 今、御説明ありましたかね。私は、消防力の整備指針を見ますと、例えば五万人規模の自治体の場合、四台の消防ポンプ自動車の保有が必要になる、三十万人以上では十四台必要になると。ですから、五万人規模の自治体が六つで三十万人規模の地域では六掛ける四台で二十四台の消防自動車が必...全文を見る | ||
○山下芳生君 基本的に広域化を要件としないということであります。 ところが、奈良県では、議長会の研修会などにおいて、消防広域化協議会の事務局から消防救急無線のデジタル化と消防の広域化は同一次元と考えているとの説明がされて、混乱が生じております。ある市の消防指令課長さんは、これ...全文を見る | ||
○山下芳生君 基本は別物であって、市町村の自主的判断だということですね。市町村が両方やろうと思えばやれるんだということですけれども、国がそういうことを推奨しようとしている意向は分かりましたけど、市町村がやっぱり自分のところでそれで安全、安心が確保できるのかどうかをまず判断するとい...全文を見る | ||
05月31日 | 第183回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 私たちは、復興対策の在り方として、阪神・淡路でも中越でも、また東日本でも、またその他の災害においても、被災者一人一人の生活の再建、地域コミュニティーの再建が基本に据えられなければならない、こう述べてまいりました。そして、生活の再建とは...全文を見る |
○山下芳生君 大事な理念だと思います。 もう一つ基本理念として伺いたいんですが、私は、地域の被災地の復興計画の策定に当たっては、上からの押し付けであってはならない、国やあるいは県が上から計画はこうあるべきだと押し付けてはならないと思っているんですが、これも阪神・淡路等の経験を...全文を見る | ||
○山下芳生君 これまた非常に重要な理念だと思うんですが、その重要性を反面教師的に確認するために、私は阪神・淡路大震災後の神戸市長田区の再開発の事例を一つ紹介したいと思います。これは、上からの復興ではまずいという残念な事例なんですが。 私、何回も長田区の再開発地区歩いているんで...全文を見る | ||
○山下芳生君 一回、大臣、ここ行かれたことありますか、古屋大臣。 | ||
○山下芳生君 見てこられたということを踏まえての御発言としては、ペーパーを読まれたという感じがしたんですがね。 行くたびに、私は、こういうやり方は、商店主の方、特にもうシャッター通りになっているし、やめられないという方がたくさんいらっしゃるし、こんなでっかいビルが要ったのかと...全文を見る | ||
○山下芳生君 兵庫県の未償還の率でいいますと、件数で二〇・二%ですね。神戸市だと二二・八%という数字をいただいております。五人に一人は、もう十八年たっていますけれども、まだ返し切れていないわけですね。しかし、返さなければならない状況にこの方々はあるんですよ。 どういう方がそう...全文を見る | ||
○山下芳生君 こういうふうに、無利子あるいは保証人なし、それからもう資力がない方、あるいはそれに近い方は償還免除なんですよ。これは、大事な特例だと思いますが。しかし、阪神の方は十八年たっていても、もうほとんどの方は資力がないに等しい、にもかかわらず死ぬまで払い続けなければならない...全文を見る | ||
○山下芳生君 私も、そう簡単に結論が出せる話でないとは思うんです。思うんですけれども、十八年たってこういう状況があるというのは、この制度が持っている、私は、東日本ではもうこれ特例で救われるわけですけれども、そうなっていないわけですね。 市町村に返還しますけれども、その三分の二...全文を見る | ||
○山下芳生君 公平性というんだったら、阪神・淡路大震災の被災者には個人補償、生活再建支援金もなかった、これこそ不公平だということを申し上げて、終わります。 | ||
06月07日 | 第183回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 四人の参考人の皆様から、未曽有の大規模災害の現場に身を置かれた、あるいは今も置かれている立場から、大変重要な御意見を伺うことができました。一言一言胸に迫ってくるものがありました。ありがとうございました。 まず、磯辺参考人に伺います...全文を見る |
○山下芳生君 ありがとうございます。 私も、阪神・淡路大震災の年に初当選させていただいて、被災者の皆さんと一緒に、生活再建に対する公的支援をどう実現するか、立法府に身を置く者の一人としてかなり当時の政府の立場と板挟みになって苦悶いたしましたけれども、やはり被災者の皆さんの運動...全文を見る | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。 続きまして、室崎先生に伺いたいと思います。 私は、室崎先生も被災者の立場に立って支援の内容を前進させるために闘った学者の代表格だと思っております。そこで、先生、先ほどの意見陳述で、今度の法改正を評価しつつも、残された課題がまだあると...全文を見る | ||
○山下芳生君 やはり阪神・淡路と東日本の大きな違いは、住宅再建だけでは済まないという、生業支援がどうしても、漁業ですとか農業、林業とのかかわりで住宅がセットにならないと、家だけでは何ともならないというのはおっしゃるとおりだと思っております。 それと、その上で、私、阪神・淡路以...全文を見る | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。 石巻の亀山市長に伺います。 市長も、現在最大の課題は住宅再建だというふうにおっしゃいました。それで、一万二千世帯、二万九千人が仮設住宅になおお暮らしだと。この方々が今からどう仮設から出ようとされているのか。先ほどちょっと土地の買上げ...全文を見る | ||
○山下芳生君 大体、公営住宅の建設のめどというのは付いているんでしょうか。 | ||
○山下芳生君 時間が参りました。 ありがとうございました。 | ||
06月12日 | 第183回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 先日、南海トラフ巨大地震津波で大きな被害が予想される和歌山県の津波対策について、和歌山県和歌山市、海南市に調査に行ってまいりました。特に感じたのは、避難訓練、防災訓練の重要性の再認識です。例えば、海南市長さんは、市民の二〇%が訓練に参...全文を見る |
○山下芳生君 和歌山の聞き取りでも、高齢者、障害者の存在を事前に把握することとともに、どうやってそういう方々の逃げる手だてを取るか、これが一番の課題となっていました。 今回の改正案では、こうした災害時に避難する際手助けが要る避難行動要支援者の名簿作成やその活用、個人情報の取扱...全文を見る | ||
○山下芳生君 今ありましたように、六十五歳以上の死亡が全体の六割、障害者の死亡率は全体の約二倍ということです。大臣、この数字をどう受け止めて、どう対応されるでしょうか。 | ||
○山下芳生君 要援護者の皆さんを支援するためには、私、地域力が必要だと思うんですね。要援護者の方を迅速に避難していただくためには、手助けする方が必ず必要です。比較的若くて元気な方がやはり地域の中にたくさんいることがその地域力の一つの要だと思うんですが、行政のマンパワーはもちろんで...全文を見る | ||
○山下芳生君 繰り返しになりますが、その対策をやる上でも、マンパワーといいますか、元気な比較的若い方がいないと駄目です。その点では、僕はすごく痛感するんですけど、今大企業が地域の工場を勝手に閉鎖して海外に出ていっちゃうということだとか、TPPだってこれ農業に対しては非常に大きな打...全文を見る | ||
○山下芳生君 撤退ルールという言葉がありました。ここに載っているんですけれども、それ読んで、これ本当にこれでいいかなと思ったのは、支援者は全力で助けようとするが、助けられない可能性もあることを理解してもらうことが望ましいと。これは非常に残酷というか、しかし、助ける側まで一緒に流さ...全文を見る | ||
○山下芳生君 その教訓もまとめて生かしていただきたいということを要望して、終わります。 | ||
06月13日 | 第183回国会 参議院 総務委員会 第14号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、労働基本権について大臣の基本的な認識を伺います。 日本国憲法二十八条で保障された労働基本権は、労働者が人間に値する生活を実現するための基本的人権の一つであると私は考えます。そして、憲法二十八条の勤労者には公務員労働者が含まれ...全文を見る |
○山下芳生君 私も全体の奉仕者たる性格を踏まえる必要はあると思いますが、御存じのとおり、歴史的経緯を見るならば、公務員の労働基本権は占領時に強権的に奪われたと、これを回復することがまずもって民主主義の復権にほかならないと思っております。 その上で、昨年二月二十八日、民主、自民...全文を見る | ||
○山下芳生君 今ありましたように、臨時特例措置による七・八%の引下げの結果、民間との比較で月二万八千六百十円も下回ってしまっております。この実態は、明らかに総理や副総理が民間給与の引上げの要請をしたことと逆行し矛盾するものでありますが、大臣、この臨時特例措置は早急に元に戻す必要が...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、こんな法律を通した諸党の責任は重大だと思っております。 それから、被災地を始め、国家公務員、地方公務員も含めて、国民、住民のために献身的に仕事をされております。にもかかわらず、国の財政難と東日本大震災の復興財源に充てるという筋違いの理由で、また、国民に消費...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、まず国家公務員の生活の実態、この声に耳を傾けるべきだと思います。 続けます。四十代、五十代。 四十二歳男性。基本的に月給だけでは生活が困難であるため期末手当から補填することが当たり前になっており、苦しい家計は今月だけのことではありません、給与削減が増税...全文を見る | ||
○山下芳生君 今のアベノミクスが実体経済に効果を及ぼすかどうか、及ぼさないんじゃないかという世論調査の結果、そちらの方が多くなっております。その矢がないからです、国民の所得を増やすですね。この国家公務員の給与削減も、残念ながら経済を浮揚させることと逆行するわけです。 時間がも...全文を見る | ||
○山下芳生君 出る矢があれば協力しましょう。しかし、経済を成長させることに逆行する内容しかないと。これから労働の規制緩和も、公務員だけじゃないですよ、非正規を増大し、長時間労働を野放しにし、そしてそういう非正規を増やす等々があるわけですよ。だから、その矢を打てば打つほど私は景気が...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対理由の第一は、本法案は五十歳代後半層の昇給を更に抑制するものであるからです。総人件費削減政策の下で、この間、五十歳代後半層の給与削減が繰り返されてきまし...全文を見る | ||
11月05日 | 第185回国会 参議院 内閣委員会 第2号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、深刻化する非正規雇用の問題について、菅官房長官に質問します。 日本では、この二十年間に正社員が五百万人減り、非正規雇用が一千万人増えました。国税庁の調査では、正社員の年収は四百六十八万円、非正規は百六十八万円となっておりまし...全文を見る |
○山下芳生君 総理も官房長官も非正規から正規に道が開かれていることが大事だという点では共通の認識をお持ちだということが確認されました。 そこで、具体的な実態を紹介したいと思います。二〇〇八年のリーマン・ショック後の派遣切りで、仕事を失った労働者が数十万人の規模で生まれました。...全文を見る | ||
○山下芳生君 キャリアアップとおっしゃいましたけど、キャリアアップどころじゃないんですね。もうキャリアアップしたいと思っている方が三年前に雇い止めされる、そういう状況が大量に一律に生まれているということなんですね。 Aさんは、自分を雇い止めしようとしているのに会社はどんどん募...全文を見る | ||
○山下芳生君 じゃ、厚生労働省に少し具体的な問題を聞きますが、私は、契約更新を繰り返している場合、一方的な雇い止めは無効となるのではないかと思いますが、いかがですか。 | ||
○山下芳生君 いすゞでは、Aさん始め期間社員の多くは十回も反復更新をされているわけですから、これは当然雇い止めは無効であって、期間の定めのない雇用とみなされるべきだと私は思います。 ところが、いすゞは、先ほど官房長官もおっしゃいましたけれども、労働者に十五項目にわたる内容の契...全文を見る | ||
○山下芳生君 総合的に勘案すればさっき言ったようなことがあるわけですから、私はいすゞの期間社員の雇い止めは無効だと思います。 いすゞでは、ずっと働き続けたいと願うこのAさんに対して、これまでは業務量などを判断して契約更新することがあるとしてきた契約書を、次の更新は行わないとい...全文を見る | ||
○山下芳生君 ないんです。ないんだけども、いろんな企業がみんな判で押したように二年十一か月で雇い止めする上限はというふうになっておるんですね。 何でそうなっているのかと。これは期間社員を雇用の調整弁にするため、それだけしかないと思いますね。景気が悪くなったときに切れなくなるか...全文を見る | ||
○山下芳生君 前半の答弁は大変良かったんですが、その結論が違うんですよ。私が言ったのは、労働者だけではなくて企業にとっても日本経済にとってもこれはマイナスの影響を与えているじゃないかと。そう感じると官房長官はおっしゃったんだったら、これ放置してはならないと思うんですよ。 一つ...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、今こうやって国会の場で有期雇用労働者の実態を聞かせていただいた上で問題提起しているんですよ。だから、政労使の会議で有識者に議論してもらうんじゃなくて、参加する政府の代表、官房長官がこの国会の議論を踏まえて先ほど感じていただいたことをやはり問題提起しなかったら、...全文を見る | ||
○山下芳生君 その中に今の二年十一か月問題も含めて検討すると、提起するということでいいですか。 | ||
○山下芳生君 非常に大事な問題ですから、更にいろいろ視野を広げて、私たちも更に調査もして問題提起させていただきますが、これは放置できない問題だという立場から提起をさせていただきました。 次に、新藤大臣に来ていただいております。国家戦略特区について質問をいたします。 先日の...全文を見る | ||
○山下芳生君 そこで、具体的に雇用の問題ですけれども、特区のワーキンググループでは、解雇要件、手続を契約書面で明確化すれば裁判規範とするように制度化させるなどが議論されてきました。例えば、労働者が遅刻したら解雇ということを書面で明確にしていれば解雇できるということを裁判判例として...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう時間なので一言だけ。 そうおっしゃるんですけど、官房長官が昨日、講演された中で、有期雇用契約の無期雇用に切り替えられる期限を、五年にこの間なったばっかりですが、これを十年にする方向で進めていると講演されておりますが、これは非正規から正規の道をより長いものにし...全文を見る | ||
11月21日 | 第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 お三方、ありがとうございます。 西山参考人にまずお聞きしたいと思いますが、先ほど、NSCが発足すればアメリカは日本に対して協力を引き出すための情報を出すようになるだろうと、こういう趣旨のことをお話しされました。 私は、もう既に...全文を見る |
○山下芳生君 もう一問、西山参考人に伺いますが、私は、戦後、二度と戦争はしないと決めた憲法があるにもかかわらず、日米安保体制の下で戦争する国づくりにずっと進んできていると、こう認識をしております。その中で、日本政府は一貫して、先ほどお話があった核持込みあるいは沖縄返還についての日...全文を見る | ||
○山下芳生君 続いて、春原参考人に質問したいと思います。 アメリカの要人にいろいろ直接取材をされていると承知しておりますが、米側は日本側の情報保全についてどのように見ているのかと。先ほど、ペルー大使館人質事件の際のことを、これは具体的な確証、証拠があってのことではないがという...全文を見る | ||
○山下芳生君 今、春原参考人から、アメリカの情報保全委員会でしたっけ。 | ||
○山下芳生君 特別委員会ですか。 私、最近ある本を少し読ませていただいたら、恐らくその委員会のことが出ていて、その委員会がイラク戦争のときに、その委員にしかイラク戦争を開戦する際に必要な情報が開示されなかった。その委員がその情報に接しようと思うとある部屋に議員だけが行って、秘...全文を見る | ||
○山下芳生君 最後に、落合参考人に伺います。 参考人は弁護士であり東京地検公安部の経験もお持ちなので、ちょっと今日のテーマとは違いますが、秘密保護法案について私からも聞かせていただきたいと思います。 昨日のやり取りでも、この特定秘密保護法案は一般の国民には関係がないんだと...全文を見る | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。終わります。 | ||
11月22日 | 第185回国会 参議院 本会議 第9号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家戦略特別区域法案について質問します。 政府は、国家戦略特区について、新たな規制緩和を全国で展開するための突破口と位置付けています。しかし、これまでの規制緩和によって私たちの社会が一体どうなったのか、しっかり検証する必要があるのでは...全文を見る |
11月26日 | 第185回国会 参議院 内閣委員会 第3号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。質問をいたします。 まず新藤大臣に。国家戦略諮問会議はどのような権限を持ちどのようなメンバーで構成されるのか、また民間有識者の構成比はどうなるのか、お答えください。 |
○山下芳生君 今あったように、非常に重要な中身を決めるのが諮問会議であります。その諮問会議の人事に関して先ほど甘利大臣から陳謝があったような事態が起こったんですが、分かっている人には分かるけれども分からない方には全く分からないので、少し記事について紹介をさせていただきます。 ...全文を見る | ||
○山下芳生君 これは慶應義塾大学での講演の中身ですから、これについての陳謝だったということだと思いますが、私は、参議院における法案審議のまだ前にそういうことを言っちゃったというのは、もちろん国会を軽視するものであって、これは陳謝に値すると思いますが、それだけで済まない問題がある。...全文を見る | ||
○山下芳生君 重大なのは、検討されている中に竹中さんがいるんだということを述べたということですよ。検討されているんですよ。 そんな、この方を検討する対象にしていいのかというのを私は問題提起したわけですが、これについてはお答えなかった。どうですか。 | ||
○山下芳生君 竹中さんが大臣のときに規制緩和を小泉・竹中路線としてやった結果、非正規が非常に増えたということが一つの事実なんですね。そういうことをもう一度繰り返すことでいいのかと。 私、十一月十日にNHKの日曜討論に甘利大臣がお出になっていまして、いろいろ意見の違う点もありま...全文を見る | ||
○山下芳生君 いいところだけつまみ食いしちゃ駄目なんですよ。全体として失われた二十年の中心部分をつくっちゃっているわけですからね、小泉・竹中路線で。 それから、製造業のことを言いましたけど、日本の製造業の賃金がもう先進国の中でもずば抜けてというか、唯一下がっちゃっているんです...全文を見る | ||
○山下芳生君 週刊ポストと、これは中日新聞ですね。 | ||
○山下芳生君 選ばないとは言えないわけですよね。 それで、私、とんがっているかどうか聞いているんじゃないんですよ。とんがっている人かどうかはどうでもいいんです。そうじゃなくて、規制緩和によって莫大な利益を上げる直接の業界、人材派遣業界の会長ですよ。そういう方を、その規制緩和を...全文を見る | ||
○山下芳生君 じゃ、確認ですが、労政審を経れば、竹中さんのような直接利益を得ることになるであろう人材派遣会社の会長であっても国家戦略特区諮問会議の議員にしても構わないというのが甘利大臣の認識ですか。 | ||
○山下芳生君 もう時間が来ましたのでやめますけれども、企業が世界で一番活躍しやすい国をつくる、それから日本の産業競争力を強化すると、非常に大きなきれいな話ですが、実態はもうもろ自分の企業がもうけられるチャンスを広げたいというメンバーで構成しようとしている大問題だということを指摘し...全文を見る | ||
12月03日 | 第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 お三方、ありがとうございました。 まず、日比野参考人に伺います。 これまで、核持込み密約あるいは沖縄返還密約など、日米安保をめぐって国の在り方にかかわる重要な問題が政府によって長い間国民に秘密にされてきました。今もこの状態は継...全文を見る |
○山下芳生君 続いて、日比野参考人に伺いますが、先ほど、法案二十二条で報道、取材の自由について配慮しなければならないと書かれたので、政府はこれで報道、取材が過剰に規制されることはないと言うが、日比野参考人は、私にはそうは思えないと、こう述べられました。 この点を更に詳しく伺い...全文を見る | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。 続いて、江藤参考人に伺います。 まず、少しちょっと大きな視点で、この法案は国民主権あるいは基本的人権始め日本国憲法の根本原則を踏みにじるものではないかと私は考えるんですが、この点での江藤参考人の御意見、伺いたいと思います。 | ||
○山下芳生君 続いて、江藤参考人に伺います。 特定秘密を取り扱う公務員あるいは民間人に対する適性評価について、政府は本人が同意しているから人権侵害に当たらないというふうに述べておりますけれども、この点、いかがでしょうか。 | ||
○山下芳生君 続けて、江藤参考人に伺います。 同じく適性評価についてですが、昨日、政府は、行政機関からの照会を受けた病院には過去の通院歴などを回答する法的義務があると見解を示しました。これでは医師と患者の信頼関係が成り立たないなど様々な問題が発生すると思いますが、この点につい...全文を見る | ||
○山下芳生君 そういう常識的な判断が通用するのかなと思っていたら、昨日の答弁はそうではない、法的義務があるんだと、安全保障に資するかどうかにかかわる問題だというふうに言われますと、そういう常識の判断が作用しない危険性があるということを私は感じた次第ですが、その点、いかがでしょうか...全文を見る | ||
○山下芳生君 続いて、江藤参考人に伺います。 秘密の指定期間が六十年に延長されたわけですが、しかも、過去の秘密にはこれは遡及されないということであります。また、六十年の例外もあるということでありまして、これでは永久秘密になるのではないかと危惧があるんですが、この点の御見解はい...全文を見る | ||
○山下芳生君 ちょっと日比野参考人にも、これにかかわって、先ほどの核密約、沖縄返還密約などを果敢に取材されたジャーナリストの方はたくさんいらっしゃいますが、そういう方々が、その取材対象者である例えば元外務次官などに接触する際に、どうしてもその外務次官の方も、現役のときには秘密を秘...全文を見る | ||
○山下芳生君 再び江藤参考人に伺いますが、秘密の範囲が恣意的に拡大されるとの批判に対し、第三者機関をつくってチェックするということが今言われているんです、検討されようとしておりますが、この点についていかがでしょうか。 | ||
○山下芳生君 最後に、江藤参考人に、法案が国会で審議され始めてからまだ一か月もたっておりません。これだけの短期間にこれだけ反対世論が高まってきていることについて、御意見を伺いたいと思います。 | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。 | ||
12月05日 | 第185回国会 参議院 本会議 第12号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、内閣委員長水岡俊一君解任決議案に断固反対する討論を行います。 反対理由の第一は、政府の提出した法律案を始め、付託された案件を慎重に審議することは委員会の最も重要な使命であり、その点で水岡委員長には一点の瑕疵もないからであります。 ...全文を見る |
12月06日 | 第185回国会 参議院 内閣委員会 第4号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 ちょっと通告とは順番が違うかもしれませんが、質問をさせていただきます。 まず、この戦略特区法案では、特区会議の下に雇用相談センターなどを置いて、雇用のガイドラインを作成するなどとしております。 私は、この法律を潜脱するような、...全文を見る |
○山下芳生君 そういうことなんですね。企業の直接雇用されている労働者だけではなくて、派遣労働者も特定秘密を扱うことが起こり得る場合は適性評価の対象になっております。 そこで質問しますが、派遣先でかかわっている業務が特定秘密を扱うこととなった場合に、その派遣労働者も適性評価の対...全文を見る | ||
○山下芳生君 じゃ、厚労省に確認しますけれども、適性評価に派遣労働者が同意しなかった、あるいは適性評価を受けたけれども適性だという評価がなされなかったことを理由にして派遣契約を解除することは違法だという理解でいいですか。 | ||
○山下芳生君 今おっしゃった派遣契約というのは、例えば防衛省と派遣先企業のことなのか、それとも派遣労働者と派遣元の契約のことをいっているのか、どちらですか。 | ||
○山下芳生君 それでは、今答弁にあった派遣先の都合による解約なのか、それとも派遣労働者の能力の問題なのか、それはどこで判断するんですか。 | ||
○山下芳生君 現在、派遣労働者が派遣先で労働している場合、その派遣先企業に対し特定秘密が提供され得る場合もあるわけです、これから。その場合に、現在派遣先で働いている派遣労働者に対して適性評価が行われることになります。 その結果、不適格だというふうになった場合、先ほどの答弁では...全文を見る | ||
○山下芳生君 二点確認します。 なぜ派遣先の責任ではないんですか。 | ||
○山下芳生君 じゃ、労働者の責任ですか。 | ||
○山下芳生君 質問に答えておりません。労働者の責任になるのかと聞いております。 | ||
○山下芳生君 派遣先企業は責任はないと今判断できるのに、なぜ労働者の責任ではないと言えないんですか。おかしいじゃないですか。これまでずっと働いていた労働者が、派遣先とその派遣先の契約先が行政庁あるいは防衛省になって、そこが特定秘密の提供を受ける、あるいはその業務を委託する、そうい...全文を見る | ||
○山下芳生君 その派遣労働者が適性評価に合格しなかった、様々な理由と言いますが、労働者の責任だということになってしまうわけですよ、客観的には。そして、その派遣先で雇用契約が、雇用契約というか、そこで仕事をすることはできなくなる。その労働者の雇用の安定はどうなるんですか。 | ||
○山下芳生君 そんなことが実効性があるわけがないというのがこれまでの実際の結論じゃないですか。リーマン・ショックのときに派遣契約は打ち切られました。八割の労働者がそのまま解雇され、職も住まいも失ったんですよ。そんなもの紙に書いているからといって、派遣労働者が次の就職先、雇用、労働...全文を見る | ||
○山下芳生君 今の答えは、確認しますけど、派遣先で適性評価を受けるんですか。 | ||
○山下芳生君 派遣法では、派遣先は派遣労働者の特定は禁止されているんです、事前面接も禁止されているんです。派遣される前に派遣労働者が適性評価のために、これ、適性評価を行うのは関係省庁の長ですから、防衛省の場合は防衛相、これは防衛大臣ができるわけありませんから防衛省の職員が面談をす...全文を見る | ||
○山下芳生君 重大な答弁ですよ。労働者の雇用の安定、それから労働者を物のように扱ってはならないという今の事前面接禁止をこの特定秘密保護法ができれば守らなくていいという、そういう答弁ですね、今のは。重大だ。もう一遍確認します。 | ||
○山下芳生君 要するに、実際は事前面接をやったのに等しい、そういう効果が生まれるんですよ。そうじゃないと、その派遣先、つまり防衛省の特定秘密を扱う仕事はできないわけですから。 そうすると、これまで働いていた派遣先の労働者がその事前面接を理由にしてやっぱり契約解除ということ、あ...全文を見る | ||
○山下芳生君 何遍聞いても可能性ありなんですが、もう一つ聞きます。 適性調査をする場合、今の特定秘密保護法では、派遣労働者の同僚、上司への聞き取りということがやられることになります。この場合は、派遣先の同僚なのか、派遣元の同僚なのか、どちらになるんですか。 | ||
○山下芳生君 かなり広く聞き取り調査が行われるということですが、その派遣先あるいは派遣元で聞き取り調査をするのは誰ですか。 | ||
○山下芳生君 防衛省と契約している場合は防衛省の職員ということですか。 | ||
○山下芳生君 派遣法二十四条には、個人情報保護法に基づいて、思想、信条、出身地、社会的身分の個人情報を収集してはならないと派遣法二十四条に明定しております。適性調査はこの点からも派遣法違反ということになるんじゃないですか。 | ||
○山下芳生君 では、派遣法二十四条をじゅうりんする特定秘密保護法案だけれども、厚生労働行政の担当者としては容認するということですか。 | ||
○山下芳生君 これ、もう本当にこの面からも派遣労働者は保護されないんですよ。非常に重要な、重大な内容が含まれている。この委員会の所管ではないですけど、こういうものはもっともっとこういう面からも慎重に検討がなされなければならないという感想を持ちました。 別の質問に移ります。 ...全文を見る | ||
○山下芳生君 済みません、もう一度。ちょっと聞き漏らしてしまいました、関係大臣は。 | ||
○山下芳生君 諮問会議ですよ。 諮問会議には関係大臣は入っていないですよ。 | ||
○山下芳生君 戦略特区担当大臣はもう元々入っているんですよ。要するに、行政の規制を所管する大臣がそもそも新藤大臣のこの最初のコンセプトの素案段階には入っているんですよ、ここに。それが外されているんです。何でですかと。 | ||
○山下芳生君 外れた理由はいろいろあるかもしれませんが、一つの大きな要因に、私は、竹中平蔵さんが入れるべきじゃないという趣旨のことを発言されているんですよ。否定されていますけれども、客観的にはそういう事実がここにあるわけですね。 外すどころか、特区諮問会議の下、関係大臣に対す...全文を見る | ||
○山下芳生君 ちゃんと四月十七日の竹中平蔵さんの、立地競争力の強化に向けて、アベノミクス戦略特区の推進というペーパーの中に今私が言った趣旨が入っているんですよ。新藤さんが知らなかったというのはそうかもしれませんけれども、だから大臣は知らなかったんでしょうけれども、こういうことがや...全文を見る | ||
○山下芳生君 いやいや、答えていないじゃないですか。こういうことをやった法案がほかにあるんですかと言っているんです。 | ||
○山下芳生君 これはたまたまそこの部分に入っているだけなんですよ。労働関係の法令じゃないんですよ。そこでこういうことまで義務付ける、方向付けするというのは初めてなんですよ。 私が何を言いたいかといいますと、雇用と労働という人間にとって生きていくもう基本的条件の問題について、こ...全文を見る | ||
○山下芳生君 経過を見たいと思いますが、もしこのとおりのことやったら大変なことになるということですので、こういうことがあってはならないということで注視していきたいと思います。 終わります。 | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家戦略特区法案に反対の討論を行います。 法案の内容に入る前に、委員会審議のルールを真っ向から否定した与党の委員会運営について一言申し上げたい。 国家戦略特区法案は、安倍内閣の重要法案とされているにもかかわらず、民主的ルールの下で...全文を見る | ||
12月07日 | 第185回国会 参議院 本会議 第14号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、国家戦略特区法案に反対の討論を行います。 法案の内容に入る前に、法案審議の民主的ルールを真っ向から否定した与党による本院と内閣委員会の運営について一言申し上げたい。 国家戦略特区法案は、安倍内閣の重要法案とされているにもかかわらず...全文を見る |