山下芳生
やましたよしき
比例代表選出
日本共産党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月31日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第1号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今回の法案は、政府の税収見込みの失敗のツケを地方に割り振るものであって、賛成できません。 今日は、内閣法制局長官にも出席してもらって、情報公開について質問します。 集団的自衛権の行使を容認した二〇一四年七月一日の閣議決定に関連...全文を見る |
○山下芳生君 内閣法制局長官、答申をどう受け止め、どう対応しましたか。 | ||
○山下芳生君 これが一転して開示された文書でありまして、(資料提示)答申書では、次長了の国会答弁資料集十二問、それから次長了前の国会答弁資料集十一問、合わせて全二十三問の国会答弁資料集とされております。 内閣法制局は当初、この文書を行政文書に該当しないとして開示しなかったわけ...全文を見る | ||
○山下芳生君 要するに、この文書は内閣法制局の職員が職務上作成し、組織的に利用されたものであって、行政文書として作成、利用されていたということは明らかだということであります。 もっとも、この文書が行政文書に該当しないとした内閣法制局は、審査会に対し異なる認識を示しています。答...全文を見る | ||
○山下芳生君 今の審査会の判断の根底には、私は法の目的、理念があると思います。 資料配付しておりますけれども、行政機関の保有する情報公開法一条には、国民主権の理念にのっとり、政府の諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とするとあります。公文書管理法一条には...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、この法の目的、理念に照らして、内閣法制局の認識あるいは文書取扱いの実情には大きな問題があると言わざるを得ません。 そこで、法制局長官に具体的に聞きますが、この私が示した全二十三問の国会答弁資料案、これ以外にも、先ほど言った二点、同様の認識で不開示あるいは廃...全文を見る | ||
○山下芳生君 法制局が審査会に提案した補充理由説明書にはこうありますよ。実際の運用としても、長官の了承を得た最終版が行政文書として保管されており、その作成過程において作成された原案、修正指示があった場合の修正前のものや不採用、没となったものは、速やかに廃棄すべきものとして取り合っ...全文を見る | ||
○山下芳生君 たくさん廃棄されているということです。 更に聞きます。 この国会答弁資料案以外の文書、たくさんあると思いますが、これについても、長官の了解を得た段階で行政文書として成立する、長官が了承する以前の文書については行政文書としての性格も失うという認識で取り扱ってい...全文を見る | ||
○山下芳生君 委員長に一つお願いしたいと思いますが、国会答弁資料案以外の文書の法制局における取扱いについて、その規定が分かるような文書等を委員会に提出するよう要求します。 | ||
○山下芳生君 ここで、公文書管理法を所管する内閣府に聞きます。 一般論として、行政機関の長の了承を得た段階で行政文書として成立する、長が了承する以前の文書については不採用となった瞬間に組織共有性を失い行政文書としての性格も失うという認識、あるいはその認識に基づく取扱い、これは...全文を見る | ||
○山下芳生君 法の目的に照らして十分全うすると。つまり、国民に説明することができるかどうかですよ。で、この答弁資料案二十三問については、そうなっていないから出すべきだという審査会が答申を出して、ちゃんと答申されたわけですね。しかし、先ほど長官は、いまだに国会答弁資料案についてはそ...全文を見る | ||
○山下芳生君 ということは、国会答弁資料案の長官の了がないものは公文書とは扱わないと、これからも続けるということですか。 | ||
○山下芳生君 もう時間なので終わりますけれども、私は法の理念が全く理解されていないと思いますよ。この答弁資料案は途中で採用にならなかったものです、横畠長官の答弁としては。しかし、なぜ採用にならなかったのか、その過程に横畠長官が国会で正式に答弁するに至る政府の考え方、法制局の意思の...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表し、地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 国税収入の減額補正によって地方交付税総額に不足分が生まれるために、一般会計から補填をすることは当然です。しかし、その方法が問題です。 法案は、不...全文を見る | ||
03月09日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 私からも、三月五日、訓練に向かった長野県の消防防災ヘリが墜落し、乗っていた九名の方がお亡くなりになったことに対して心からお悔やみを申し上げます。 お昼のニュースで告別式の模様が流されておりましたが、人命救助活動に当たってきた尊い命...全文を見る |
○山下芳生君 私は、調査がやや遅かったんじゃないかという実感を持っております。消防での暴力、いじめ、パワハラ、セクハラはしょっちゅう報道されております。 今ちょっとお触れになった、三月三日に福岡県糸島市消防本部で起こった事例をもう少し具体的に紹介します。消防本部の職員十三人が...全文を見る | ||
○山下芳生君 厚生労働省のパンフレットによりますと、職場のパワハラ、六類型挙げておりまして、身体的暴力はもちろんですが、言葉による精神的攻撃、それから無視するなど人間関係からの切離し、業務上明らかに不要な要求で無理で過大な要求をすること、また逆に仕事を与えないなど過小な要求、さら...全文を見る | ||
○山下芳生君 調査はしていないんですね、これまでは。今回調査初めてだと思うんですが、私も、今紹介あったアンケートの案を見せていただきました。アンケートは、女性消防職員二割に対するセクハラ・マタハラ調査、それから年代別に抽出して行うパワハラ調査とともに、全ての消防本部に行う調査とい...全文を見る | ||
○山下芳生君 是非それは私は調べた方がいいと思いますよ。 資料配付しておりますけれども、地方公務員災害補償基金の過労死等公務災害補償状況というデータがあります。これ三年前から、二〇一三年から取り始めた統計なんですが、そこから精神疾患による公務災害事案をピックアップしてみました...全文を見る | ||
○山下芳生君 私も、これ全部がパワハラの影響だとは言いません。しかしながら、消防職員のこのメンタル、精神疾患の多さは、これはやはり消防職場のいじめ、パワハラの実態と無関係でもないというふうに考えるわけであります。 いじめ、パワハラがあってはならないと言うのなら、私は背景や原因...全文を見る | ||
○山下芳生君 団結権の付与が全てパワハラを解決することになるとは私も申し上げておりません。しかし、こういう深刻ないじめ、特に上司だとかトップからいじめがあったときに職員がばらばらな状況、団結することが認められないような状況でどうやってこれを告発し解決していくのかということは、これ...全文を見る | ||
○山下芳生君 実態調査を踏まえて検討して対策を取るというのは当然なんですが、その際、今消防職員自身に団結権を認められておりませんけれども、広く公務員の職場で労働組合は活動しておりまして、当然ながら消防職員の実態もいろいろ聞かれているわけですね。その労働組合の皆さんから、このパワハ...全文を見る | ||
○山下芳生君 大臣、もう労働組合でずっと毎年提起されているわけですね、この問題は。いろいろ経験を蓄積されておりますから、団結権付与の直接課題にならないかもしれませんが、パワハラをなくすという点でいうと、そういう皆さんの知見、問題意識もしっかりと私は参考にされることは絶対必要だと思...全文を見る | ||
○山下芳生君 是非そういう機会をつくっていただきたいと思います。 そもそも、消防職員の団結権は憲法二十八条で全ての労働者に保障されている労働基本権の一部であり、基本的人権です、繰り返しますが。それから、国際的にもILOから、公務員の労働基本権の回復、消防、刑事施設職員への団結...全文を見る | ||
03月10日 | 第193回国会 参議院 本会議 第8号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 地方財政計画及び地方税法、地方交付税法改定案について質問します。 地方自治に関わって、まずお聞きします。 安倍政権は、二月六日、沖縄県名護市辺野古で米軍新基地建設の工事を再開し、大浦湾のちゅら海に連日、巨大なコンクリートブロッ...全文を見る |
03月13日 | 第193回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 三月十日、学校法人森友学園の籠池泰典理事長が、大阪府豊中市で開設しようとしていた小学校の設置許可申請を取り下げ、理事長辞任の意向を表明しました。しかし、これで幕引きとすることは許されません。 国有地の異常な値引き、鴻池祥肇議員事務...全文を見る |
○山下芳生君 委員会では、野党はそろって籠池氏の国会招致を要求しております。招致に抵抗しているのは自民党と公明党ですね。総理が自民党総裁として国会招致に協力すべしと判断すれば、すぐにでも実現いたします。 総理、判断すべきじゃありませんか。 | ||
○山下芳生君 逃げちゃ駄目だと思うんですね。国有財産ですね、国有財産というのは国民の流した汗の結晶ですよ。それが食い物にされたのではないかという大疑惑ですから、これはもう政治の責任で解明するのが当たり前であって、今日の新聞でも七五%の国民が政府の説明に納得していないと出ていますね...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、何も国有地の取引に総理夫妻が関わっていたなどということは一切申し上げておりません。道義的な責任があるんじゃないかということを提案しているんですね。一国の総理、首相の言動というのは重みがありますよ。行政のトップなんですから、いろいろな影響は大きいですよ。 私...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、あえて退園された園児の御親族の手紙を紹介しました。安倍晋三夫人の名前がなければ入園はしなかった。心を痛めませんか、総理。 | ||
○山下芳生君 私は、これはごく一部の声ではないと思うんですよ。今、籠池さんのいろんなやり方、もう強引なやり方、みんな知っているじゃありませんか。総理夫人の顔写真とコメントが載ったパンフレットが小学校の案内に載っているじゃありませんか。そういうものを見てこういうことになった人が出て...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、撤収は当然だと思うんですが、その理由に治安悪化を全く触れない、そういう姿勢でいいのかと思います。 最近の国連機密文書が南スーダンの情勢についてこう言っております。各地で治安が悪化し続け、長引く紛争と暴力の影響が市民にとって壊滅的な規模に達していると。それか...全文を見る | ||
○山下芳生君 私の質問に全然答えられませんでしたので、もう一度言います。 政府は、昨年の九月頃から南スーダンPKOの今後の在り方について検討を行ってきたと言われていますが、どういうことを検討されてきたんですか。 | ||
○山下芳生君 昨年の九月から政府が南スーダンPKOについて閣議で決めたこと、三つあります。一つは、昨年の十月二十五日、南スーダンPKO部隊の五か月間もの派遣継続であります。二つは、同じく昨年十一月十五日、南スーダンPKO部隊に駆け付け警護の新任務を付与したことです。そして三つは、...全文を見る | ||
○山下芳生君 政府は、昨年九月以降の国会論戦でも、今後の在り方を検討していますなんということは一言も言っていないですよ。派遣期間をその間延長して、新任務を付与して、南スーダンの現地の危険な実態はずっと隠蔽し続けてきた、日報も出さずにですよ、戦闘を衝突と言い換えてですよ。ですから、...全文を見る | ||
○山下芳生君 次に、沖縄に配備されているオスプレイについて質問したいと思います。 昨年十二月十三日午後九時半頃、沖縄県名護市安部区の海岸に米海兵隊の輸送機オスプレイが墜落いたしました。このパネルは墜落したオスプレイの写真です。機体が大破してばらばらになっています。(資料提示)...全文を見る | ||
○山下芳生君 この名護市安部区のオスプレイの墜落事故についてトランプさんに何も言わなかったのか、言ったのか、お答えください。 | ||
○山下芳生君 結局、言ったとは言えないんですね。私は、そういう姿勢でいいのかと思いますよ。 日本で海兵隊のオスプレイが墜落事故を起こしたのは今回が初めてなんですよ。沖縄では、ついに恐れていたことが起こったという声が噴き出しております。ところが、米側において事故原因について調査...全文を見る | ||
○山下芳生君 災害支援を私否定しませんけど、それが主要な任務じゃないですよ。 MV22の普天間飛行場配備及び日本での運用に関する環境レビュー、いわゆる環境レビューでは、MV22、オスプレイのことですけど、中隊の主要機能の一つは、橋頭堡や中間輸送を要さずに、艦船から離陸し、迅速...全文を見る | ||
○山下芳生君 今答弁にあったように、元々オスプレイは、既存のヘリコプターよりもより速く、より遠くまで飛ぶことができます。途中でこの空中給油をすることでその距離がますます延びるわけですね、最大三千七百キロメートルと。そうなりますと日本から大きく離れるわけであります。 オスプレイ...全文を見る | ||
○山下芳生君 大臣、どうですか。こういうチェックリストに記されたような大変危険な、空中給油にはカタストロフィーと言われるような結末が書かれているんです。こういう危険性を持っているという、そういう航空機だということをお認めになりますか。 | ||
○山下芳生君 私は、このチェックリストにギロチンとか壊滅的だとか破滅的と、そういうことについて認識がありますかと聞いているんですよ。 | ||
○山下芳生君 大臣に聞いています。大臣、答弁ください。 | ||
○山下芳生君 航空機にはみんなチェックリストがあるんですよ。オスプレイにチェックリストがあるかないか、承知していないんですか。 | ||
○山下芳生君 専門家を派遣して安全性確認して安全宣言していると言うけれども、その専門家の方、これ見ていないんじゃないですか。これだけ深刻な事故の危険性があるというふうに指摘しているのに、これ全然知らないんじゃないですか。それでよくも安全宣言できたものだと思いますよ。 私は、こ...全文を見る | ||
○山下芳生君 安全を確認した確認したと言いますけどね、全部アメリカから聞いた話なんですよ。 この事故は、米側が勝手にフライトレコーダー持っていく、非常線張る、名護市の市長さえ近づけなかったんですよ。海上保安庁さえ協力することもできなかったんですよ。全部アメリカから聞いて、しか...全文を見る | ||
○山下芳生君 防衛大臣、どうですか。これ認めるんですか、こんな訓練。 | ||
○山下芳生君 認めるということですね、これ。これが最大限配慮して飛んでいるオスプレイですか。冗談じゃないですよ。私は、こういう曖昧な態度、ちゃんと住民から声聞いて最大限配慮を求めていると、全然変わっていないじゃないですか。配慮されていないじゃないですか。そういう態度を続けているか...全文を見る | ||
○山下芳生君 具体的な内容を承知しないで、よく合意できましたね。ひどいですよ。防衛省は、全然、この低空飛行訓練、空中給油訓練、どこでやるかは今言わないんですけどね。これ絶対やりますよ。 だって、オスプレイというのは、さっきも言いましたように、遠方の敵地に、他国まで侵入して兵士...全文を見る | ||
○山下芳生君 答えていないですよ。オスプレイ、横田にいつまでに何機配備されるんですか。 | ||
○山下芳生君 今年の後半から横田に三機配備されるんですね。 MV22とCV22の違いは何でしょうか。 | ||
○山下芳生君 いや、違うところを聞いているんですよ。 | ||
○山下芳生君 もうこちらで言いますけどね、CV22にはMV22にない地形追随装置が配備されている、夜間飛行能力が強化されている、電子妨害機能がある、レーダー探知機能などがあると、防衛省のパンフレットにそう書いてあります。それから、輸送する米軍の部隊はアジア太平洋地域に所属する米軍...全文を見る | ||
○山下芳生君 今読み上げた後に、運用上の安全性を確保するためにその高度を下回る飛行をせざるを得ないこともあるとちゃんと書いているんですよ。そこまで読まないと駄目だよ。 CVの環境レビューでは、ですから、低空飛行訓練、夜行訓練が行われると。訓練マニュアルでは、高度六十メートル程...全文を見る | ||
○山下芳生君 だから、必要だというふうに防衛省も認識しているということですが、じゃ、CV22を横田に配備して、そういう必要な訓練どこでやるんですか。これは大臣でしょう。 | ||
○山下芳生君 いろんなところでやるんですよ。 じゃ、横田飛行場周辺とは一体どこですか。東京は入るのは分かるんですけど、神奈川、埼玉入りますか。 | ||
○山下芳生君 もうこの後半から、今年の後半からやってきて飛ぶというのに、まだどの辺か分からないというんですか。 それでは、ホテル地区はどんな地域か、どのぐらいの自治体がこの地域に含まれるのか、お答えください。 | ||
○山下芳生君 これが横田基地周辺であろうと思われる地域と、それからこの網を掛けているところがホテル地区であります。ホテル地区というのは、群馬県ほぼ全域の上空二十五市町村、長野県の長野市、上田市、佐久市など十七市町村、栃木県の日光市、佐野市、福島県檜枝岐村に広がっております。この空...全文を見る | ||
○山下芳生君 このホテル地区というのは、都市部もあれば自然豊かな地域もありますよ。野生生物への影響が心配されておりますが、私、このCV22の環境レビュー見て驚きました。こう書いてあるんです。鳥類は飛行場周辺における巣作りをやめる可能性が高く、他の場所に巣を作るだろうと。鳥類いなく...全文を見る | ||
○山下芳生君 オスプレイの一大出撃拠点となる辺野古の米軍新基地を建設強行する。国民の命と安全よりも、沖縄県民の総意よりも、日米安保、軍事同盟を優先させる政治に未来はありません。必ずや本土と沖縄の連帯で…… | ||
○山下芳生君 政治の根本的転換が図られるであろうことを申し上げて、質問を終わります。 | ||
03月22日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第5号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 この間、安保法制、戦争法案をめぐる国会想定問答について、内閣法制局長官が公開すべき文書を不開示とした問題が起こりました。また、南スーダンPKOに派遣されている陸自の部隊の日報について、防衛省が廃棄したとして開示しなかったのに、後から実...全文を見る |
○山下芳生君 法の適切な運用ということですが、私、とりわけ防衛省の問題、深刻だと思うんですね。情報公開法の趣旨からしても、これは看過し難いと思います。現に存在する文書について、廃棄したとして不開示にしたわけですね。廃棄されていなかったわけですから、これ、情報の隠蔽ですよ。 大...全文を見る | ||
○山下芳生君 そういう甘い認識でいいのかなと思いますよ。まず一旦はあるのに廃棄したとして不開示にした、この事実は非常に重たいんです。そこにどんな意味があるか、これからおいおい見てみたいと思うんですが、まず事実関係、整理します。 昨年の九月三十日に、ジャーナリストの布施さんとい...全文を見る | ||
○山下芳生君 今副大臣から御答弁であったその南スーダン派遣施設隊等全般活動計画の通達を資料一と二に付けております。ここに中央即応司令団から南スーダン派遣施設隊長に対してこういう活動をしなさいよという指示があって、資料二枚目のその一番上に様々な報告を求められているんですが、日々報告...全文を見る | ||
○山下芳生君 最初あるのを分かっているのに探さなかったということが重大問題なんですよ。 それから、ちょっと変えますけど、私、一月二十五日、防衛省国会連絡室を通じて南スーダン日報問題についての説明を求めました。一月二十五日であります。事務所に来ていただけたのは、統幕の参事官付の...全文を見る | ||
○山下芳生君 一月二十五日の時点で、私は、陸上自衛隊の中に南スーダン派遣部隊からの日報が存在するというある物的な根拠を手にしておりました。したがって、その一月二十五日、説明に来られた方に、日報はあるはずだと、提出されたいということを求めたんですが、統幕参事官付の職員は、作成元も報...全文を見る | ||
○山下芳生君 それだけじゃないんですよ。私、言ったでしょう。私はちゃんと持っているんですよ。陸上自衛隊の南スーダン施設隊第八次要員に係る教訓要報というものが出されておりますね。その中に、これ日報そのものが入っているんですよ。だから、私は一月二十五日の時点でこれ知っていましたから、...全文を見る | ||
○山下芳生君 これ、一月二十五日、重大なんですよ。十二月十六日に大臣が日報の探索を再度指示しました。十二月二十六日に統幕内に日報があったことが分かったわけです。そうすると、一月二十五日の時点で、統幕参事官であるあなたが日報の存在知らないはずないんですね。そうすると、一月二十五日、...全文を見る | ||
○山下芳生君 時間が参りましたので昼からやりますけれども、冗談じゃないですよ。私があるはずだ、出せと言ったときに、ないと言って答えたのを、真摯に受け止めますじゃないんですよ、虚偽の説明をしているんですよ。そんなことが通用するんだったら、国会でまともな審議できないですよ。 午後...全文を見る | ||
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。午前の続きをやりたいと思います。 まず、総務大臣に、情報公開について、開示、不開示決定の権限は機関の長、つまり、総務省に関わるものは高市大臣が、防衛省に関わるものは稲田大臣が持っているということですが、大臣、なぜそうなっているんでしょう...全文を見る | ||
○山下芳生君 その責任者は行政機関の長なんですね。 そこで、昨年九月三十日、ジャーナリストの布施さんから開示請求のあった南スーダンPKOに関わる日報について、十二月二日の不開示決定がどのような経過でなされたのかについて少し見ていきたいと思います。 午後、追加でお配りした資...全文を見る | ||
○山下芳生君 あなただということですが、実際に昨年の十一月二十八日に大臣官房から統幕に対して意見の照会が行われて、統幕参事官付として意見なしと回答したと、稲田大臣が三月六日参議院予算委員会、我が党井上哲士議員に対して答弁をしております。 吉田参事官、意見なしと回答したこと、間...全文を見る | ||
○山下芳生君 あなたの名前でここに関係課室とあるわけですから、直接あなたがやったかどうかじゃなくて、あなたが責任持って意見なしというふうに答えたわけですよ。 じゃ、知らなかったわけじゃないでしょう、そういう回答をしたこと。 | ||
○山下芳生君 そこで、私はこの時点で、つまり昨年の十一月二十八日の時点で、あなたは統幕の中に日報が存在することを知っていたはずだと思います。 同じく三月六日のやり取りですけれども、稲田大臣、こう言っております。統合幕僚監部では南スーダン派遣施設隊の日々の活動の概要についての資...全文を見る | ||
○山下芳生君 日報も使って作られているということを御存じですね。 | ||
○山下芳生君 この報告書を作るに当たって日報が使われていたということは御存じですね。 | ||
○山下芳生君 入っていたと認識していたということであります。 当たり前なんですよ。現地の活動報告を毎日大臣に報告しようと思ったら、現地からどういう情報が来るか、日報を通じてどういう状態なのかということを知らなければ活動報告を毎日作ることができるはずないんですね。統幕は現にダウ...全文を見る | ||
○山下芳生君 そんなこと通用しないですよ。参事官は部署であってあなたじゃないと言うんだけど、その部署の責任者はあなたでしょう。そのあなたが知らないわけないじゃないですか。毎日大臣に報告する活動概要を、日報をダウンロードあるいは閲覧しながら作っていたんですよ。その中に日報も含まれて...全文を見る | ||
○山下芳生君 そういうことなんです。九月三十日の開示請求から十二月二日の不開示決定まで六十日あるわけですね。 この六十日間に何が起こったかということなんですが、十月二十五日の閣議で南スーダンPKO部隊の五か月間の派遣継続、延長が決定されました。それから、十一月十五日の閣議で南...全文を見る | ||
○山下芳生君 だって、十二月二日に不開示決定しているんですよ。あなたがそれに了解しているわけですよ。そのとき、あなたの部署に日報があったということは、あなたもそれを使って部下が活動概要を作っていたということを知っていたわけですから、あるのを知っているわけですよ。 それを出さな...全文を見る | ||
○山下芳生君 破棄なんかされていなかったじゃないですか。陸自にもあったという報道があるじゃないですか。 だから、これは非常に重大な問題だと思っております。憲法に関わる重大な問題で、国民に情報が隠されたということでありますから、委員長に二つお願いをいたします。 まず、統合幕...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう防衛省の関係者の皆さん、御退席いただいて結構です。終わりました。 | ||
○山下芳生君 それでは、残りの時間で法案の審査を行いたいと思います。 トップランナー方式と称して、既に二〇一六年度から、学校用務員など十六業務の単位費用が削減されております。総務省に伺いますが、予定していた図書館や博物館、公民館や児童館の管理の指定管理者制度の導入については断...全文を見る | ||
○山下芳生君 政府がこれから進めようとしている窓口業務の民間委託化、具体的にどのような窓口業務で民間委託を進めようとされているんでしょうか。 | ||
○山下芳生君 地方税に関してはどのような業務を挙げているでしょうか。 | ||
○山下芳生君 私は、十年ほど前から市場化テストと称して税務関連の業務の民間委託化を進めている大阪府の実態を聞いてまいりました。大阪府では、例えば自動車税に関する問合せ業務、これ三百万台ぐらい大阪府には自動車が所有されているわけですが、これに対する問合せ業務をコールセンターをつくっ...全文を見る | ||
○山下芳生君 職員の管理の下でという言葉がありましたけど、この大阪府の自動車税のコールセンターは元々府税事務所でやっていたことなんですけど、もう別の民間のビルの中にそのコールセンター一室をつくりまして、職員も誰もいないところにこういう情報だけがどんどんどんどん流れるということがあ...全文を見る | ||
○山下芳生君 私が今言ったことは事実ですので、そういうことが起こっているということを、これから窓口業務の民間委託ということを政府としてトップランナー方式の中に採用するかどうかというときに、よくこれは考える必要がある問題として提起をしておきたいと思います。 それから、この窓口の...全文を見る | ||
○山下芳生君 今の答えは、何か一つの業務でも民間委託すればその市が全体として窓口業務の民間委託しているというふうにカウントした数字でありまして、かなり水増しされております。 資料四枚目に、資料の最後に、これはみずほ総合研究所が、窓口委託が考えられているそれぞれの業務ごとに、一...全文を見る | ||
03月27日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第6号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方税法改定案及び地方交付税法等の改定案に対する反対討論を行います。 冒頭、この委員会の所管である情報公開法、それと車の両輪である公文書管理に関わって、質疑の中でも紹介した私に対する防衛官僚による虚偽説明は、国会質疑が成り立たなくなる...全文を見る |
03月30日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第7号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 法案を取りまとめられた衆議院の提案者の皆さんに敬意を表したいと思います。 私は、過疎地域の役場職員、そして住民の皆さんの取組について、私自身がいろいろ歩いて感じていることについて紹介して、提案者の皆さんの御認識を伺いたいと思います...全文を見る |
○山下芳生君 ありがとうございます。 それぞれお一人お一人皆さん思いをお持ちだと思いますが、今、黄川田議員からお答えあったとおり、地域に住みながら地方公務員として住民と一緒になってその地域をどう守るのかということを一生懸命知恵を出されている、そういう方がいてこそ地域がずっと維...全文を見る | ||
○山下芳生君 今御答弁あったとおり、生まれ育ったふるさと、長く暮らしてきた地域を守りたい、これは私は自治の原点、源泉だというふうに思います。ですから、効率化という一つの物差しだけで地方の政策を考えることは正しくないということを痛感しております。 最後、いろいろな努力あるんです...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わります。 | ||
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 退任した籾井前NHK会長は、就任会見で政府が右と言うことを左と言うわけにはいかないと発言したり、原発報道については政府の公式発表をベースに伝えることを続けてほしいと指示したりするなど、公共放送であるNHKの在り方を理解していない言動を...全文を見る | ||
○山下芳生君 憲法まで触れていただきました。 上田NHK新会長にも同じ質問をしたいと思います。 公共放送と政府の関係はどうあるべきか。私は、この放送法一条、これが大切な基準になると考えますが、会長、いかがでしょうか。 | ||
○山下芳生君 籾井前会長の言動が話題となったときに、問題となったときに、イギリスの公共放送であるBBCの元会長、グレッグ・ダイク氏のインタビューが毎日新聞に掲載されました。パネルにいたしましたけれども、ダイク元会長はこう述べております。公共放送にとって重要なのは政治家を監視するこ...全文を見る | ||
○山下芳生君 自律というのはいいんですけれども、私がこのBBCのダイク元会長で問いたいのは、公共放送の役割は権力の監視とはっきりうたっていることであります。この権力の監視が役割だという認識、会長おありですか。 | ||
○山下芳生君 まあ役割の一つだということでありましたけれども。 この放送法一条にある健全な民主主義の発達に資する、健全な民主主義の発達というのは、権力の監視なくしてはあり得ません。権力の監視がなくなったらこれはもう独裁政治になりますから、放送が権力を監視してこそ民主主義の発達...全文を見る | ||
○山下芳生君 設問とちょっと違うお答えだったんですけれども。 角度を変えて聞きますけれども、私は、こういう番組は、政府が右と言うことを左と言うわけにはいかないとか、原発報道は公式発表をベースに伝えてほしいという方針の下ではこんな番組はできないと思うんです。いかがですか。 | ||
○山下芳生君 前会長のことにはなかなか言及されないんですけれども、要するにそういうことだと思いますよ。 憲法との関係については先ほども高市大臣から答えがありましたので、石原経営委員会委員長に聞きます。 戦後、郵政省電波監理局長として放送法の制定に関わった荘宏さんという方が...全文を見る | ||
○山下芳生君 要するに、先ほど高市大臣がおっしゃったように、戦前は政府が直接いろいろ指示していたんですね。それじゃ駄目だと、今から言いますけれども。その戦前の反省の上に立って、国が直接介入できないように、国民を代表する経営委員会がNHKを管理監督すると、そのために経営委員会はある...全文を見る | ||
○山下芳生君 戦前の反省、教訓を踏まえてということを聞いたんですが、まあ、もういいでしょう。 さらに、NHKはそこを深刻に受け止めなければならないということを紹介したいと思います。このパネルは、一九四二年、昭和十七年一月一日、日本放送協会会長小森七郎が、聴取者の皆様へと題する...全文を見る | ||
○山下芳生君 言葉はシンプルでしたけど、私は、その歴史を踏まえという言葉の中に新会長の思いが込められていたというふうに受け止めました。 私は、NHKで働く人はこの歴史の教訓を忘れることなく、放送の自主自律、政府からの独立を他の放送事業者以上に揺るがず貫くことが必要だと思ってお...全文を見る | ||
04月11日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第8号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 自治体で働く非正規雇用の職員、臨時・非常勤職員が急増し、十年ほど前から官製ワーキングプアとして社会問題になっております。総務省も在り方研究会で対応を検討し、この度、法改定を予定されております。 そこで、今日は、自治体で働く臨時・非...全文を見る |
○山下芳生君 今あったように、自治体で働く非正規雇用の職員の皆さんは十年余りで約二十万人近く増えたわけであります。 では、正規職員はどうか。総務省、地方自治体の常勤職員数の推移、報告してください。 | ||
○山下芳生君 今あったように、正規職員は二十年余りで五十万人以上減りました。うち三十万人はこの十年余りに減っております。要するに、この十年で自治体で働く正規職員が三十万人減って、代わりに非正規雇用の職員が二十万人増えたということになるわけです。 地方自治体の臨時・非常勤職員は...全文を見る | ||
○山下芳生君 地方行政の重要な担い手という御答弁でした。 もう少し実態を紹介したいんですが、この公立病院の滅菌業務はかつて正規職員がやっていた業務であります。今正規職員はゼロで、滅菌業務に十八年当たってきた嘱託職員の方がアルバイトの職員を指導しながらやっております。それから、...全文を見る | ||
○山下芳生君 質問に答えておられないんです。 もう一回聞きます。紹介したように、事実認識を問うているんですけれども、今や、自治体の臨時・非常勤職員が担っている仕事の多くが補助的、臨時的業務ではなくて基幹的、恒常的業務になっていると。かつて正規職員がやっていた業務が今多くの臨時...全文を見る | ||
○山下芳生君 聞いたことに端的にお答えいただきたいと思うんですが、今や臨時・非常勤職員が補助的、臨時的業務ではなくて基幹的、恒常的業務を多くの方が担っていると、その指摘は事実だということはお認めになりました。私、この事実認識がなければ自治体の臨時・非常勤問題の解決、正しい解決でき...全文を見る | ||
○山下芳生君 ところが、この非正規の雇用の職員の賃金、待遇は、正規職員と比べて大きな格差があります。 これは、先ほど御答弁がありましたので、大体時間給で千円前後ですね。時給千円だとフルタイムで働いても年収二百万円以下のワーキングプアであります。学童保育支援員の方は、やりがいは...全文を見る | ||
○山下芳生君 処遇の是正とおっしゃったんですが、私は格差、差別があっていいのかということをもう率直に問うているんですが。正規職員と全く同じ仕事をしている非正規職員もおります。それは保育の職場だと思います。 先ほど、全国の公立保育所で働く非正規保育士の割合が四三%という御答弁が...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう少し、じゃ保育の実態を紹介したいと思いますが、公立保育所の臨時・非常勤保育士は繰り返し継続して任用されている場合が多いです。 総務省に伺いますが、十年以上同一人を繰り返し任用している事例のある団体、何割ありますか。 | ||
○山下芳生君 実に四割以上の自治体が十年以上同じ人を非正規保育士として雇っているということなんですよ。要するに、これは正規保育士がいなくなる中で、もうずっと非正規の保育士に頼らざるを得ないと。だから、担任もするし、保育日誌も作るし、保護者対応もするんですね。 もう一度聞きます...全文を見る | ||
○山下芳生君 あるんじゃなかろうかって、そんな無責任なことを言っちゃ駄目ですよ。自治体ではそんなことになっていないということを私、今、実際保育の現場の紹介をして示しているわけですね。 それから、自治体で働く非正規雇用職員の七四%は女性ですから、自治体で非正規、正規の格差を容認...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わりますが、仕事の中身が同じなら権利もお金もみんな同じでなければならない、これは人間の平等からいって当たり前のことだと思いますが、それが残念ながらずっと放置されている。今度の法改正がそれに資するのかどうか、次回ただしたいと思います。 終わります。 | ||
04月13日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第9号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今回の地方公務員法改定案の審査に当たっては、当事者である地方自治体で働く臨時・非常勤職員の皆さんの声を是非とも聞く必要があると考えまして、理事会で提案したところ、委員長、各会派の御理解を得て、本日、日本自治体労働組合総連合、自治労連の...全文を見る |
○山下芳生君 次に、今回の地方公務員法改定案について、臨時・非常勤職員の立場からどのような問題点があると小川さんお考えでしょうか。 | ||
○山下芳生君 小川さん、ありがとうございました。地方自治体で働く臨時・非常勤職員の皆さんの実態と思い、そして皆さんの御覧になった法案の問題点、よく分かりました。法案審議に生かしていきたいと思います。 それでは、法案について政府に質問をいたします。 会計年度任用職員という新...全文を見る | ||
○山下芳生君 常勤職員としても可能だと、各自治体の判断だということであります。 次に、法案では会計年度任用職員をフルタイムとパートタイムに分けることとしております。パートタイムには期末手当は支給できるが退職手当など他の手当は支給できないと説明を受けました。これは非常に大きな差...全文を見る | ||
○山下芳生君 具体的に聞きます。 ある自治体では、臨時・非常勤職員の勤務時間を常勤職員よりも十五分間短くしております。朝十五分遅く出勤する、あるいは夕方十五分早く退出するということになっております。当事者の方に聞きましたけれども、職場で後ろめたい気分になるのでほかの職員と同じ...全文を見る | ||
○山下芳生君 まあ助言で直ったらいいんですけどね。私、この十五分の短縮には全く合理性ないと思いますよ。単に正規職員と差別するために十五分あえて短くしているだけですから。このままだとこれは大変な待遇改悪になるおそれがあるということを指摘しておきたいと思います。 それから、会計年...全文を見る | ||
○山下芳生君 丁寧に御答弁あったんですけれども、再度任用されたら、その最初の一月は条件付採用ということになります。採用されるたびにお試し期間が付くんですね。非常にこれも評判が悪いです。だって、十年、二十年と同じ仕事に繰り返し継続して任用されている臨時、非常勤の職員の方に何でお試し...全文を見る | ||
○山下芳生君 今回の制度改正によって変わるものではないという御答弁でしたが、ということですので、提案一つしたいと思うんですが、民間の有期労働契約については、厚生労働省が示した基準でこうあります。契約締結時に使用者が労働者に対し契約を更新しない場合の判断の基準を明示しなければならな...全文を見る | ||
○山下芳生君 ちゃんと答弁なかったですね。再度任用しない場合の条件について明示しておくべきだと、民間ではそうやっているからやるべきだと言ったんですが、はっきりした答えはありません。私は、そのぐらいやらないと、この評判の悪い会計年度任用職員で募集しても、これはなかなか人は来ないと思...全文を見る | ||
○山下芳生君 肩書にはとらわれないということでした。 例えば、一年目の保育士さんにはなかなか任せられないことであっても、二年目、三年目の経験を積んだ方だったら任せられるということはクラス担任以外にもたくさんあるんですよね。そういうことをちゃんと評価して昇給することは自治体の判...全文を見る | ||
○山下芳生君 ということであります。 ある市の対応、ちょっと紹介します。この市は早々と、全ての臨時・非常勤職員を、法改定後、会計年度任用職員にすると、もう全部会計年度任用にするとしております。しかも、期末手当の支給が可能になるが、総支給ベースで検討するとされております。要する...全文を見る | ||
○山下芳生君 高市大臣、幾ら手当をオンしようと思っても、財政措置がなければできない。なければこういうふうに同じ枠の中であちこちやり取りするだけに終わってしまう危険性もありますので、法改定に伴う財政措置、どうしても必要じゃないですか。 | ||
○山下芳生君 最後に、学校教員における非正規雇用問題について文部科学省に聞きます。 全国の地方自治体に六十五万人いる臨時・非常勤職員のうち、九万三千人ほどが教員、臨時的任用の教師の方あるいは非常勤講師の方となっております。小学校一年は三十五人、二年生以上は四十人など、クラス編...全文を見る | ||
○山下芳生君 学校職場であれ自治体職場であれ、やはり恒常的な仕事については正規職員が担うようにすべきだ、これが原則であるということを申し上げて、時間が参りましたので質問を終わります。 | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。 本法案は、地方自治体における特別職非常勤及び臨時的任用の実態が地方公務員法の規定と乖離しているとして、臨時、非常勤の任用要件を厳格化し、増大した臨時・非...全文を見る | ||
04月25日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第11号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 法案に先立って、日本郵政の巨額損失問題について質問をいたします。 日本郵政が六千二百億円もの巨額を投じて買収したオーストラリアの物流企業トール社の業績不振で、数千億円に上る巨額の損失を計上すると報道されております。日本郵政は、本日...全文を見る |
○山下芳生君 日本郵政の経営判断だということだと思うんですが、しかし、日本郵政の監督官庁は総務省であります。加えて、民営化、当時もされていたとはいえ、一〇〇%政府が株式を保有しておりました。監督官庁としても一〇〇%株主としても、政府そして総務大臣には重い責任があると思います。 ...全文を見る | ||
○山下芳生君 今、会見のことが紹介されましたので、私もその会見を議事録を読みました。二〇一五年の二月十八日に日本郵政がトール社の買収を発表しているんですね。買収は、その後数か月掛けてトール社の全株式を取得する予定でありました。この二月十八日の発表された二日後に高市総務大臣は記者会...全文を見る | ||
○山下芳生君 それでは、法案の質疑に入ります。 法案の航空機の無線設備に関する検査制度の見直しについて聞きます。 航空機にはたくさんの無線設備が搭載されておりますが、まず、どのようなものがあるのか、紹介してください。 | ||
○山下芳生君 いずれも航空機の安全運航にとって不可欠な機器でありまして、こういう機器が正常に機能しなければ大変なことになります。 人命にも関わることになると思いますが、実際に航空機の無線設備の不具合が原因で乗員乗客が死亡した事故はありますか。 | ||
○山下芳生君 電波高度計の不具合が理由で墜落事故で死んじゃったということでありますが、じゃ、日本は大丈夫かということなんですが、資料一に、お配りしてありますけれども、これは総務省の航空機に搭載する無線局の検査の在り方に関する検討会が無線設備の不具合により発生したトラブルの例を国土...全文を見る | ||
○山下芳生君 私、説明受けたんですが、航空会社の自主点検、整備にPDCAサイクルを取り入れるんだということなんですが、その新たなスキームで本当にトラブルや不具合を減らすことができるのか。これからその具体的な基準を決めるということなんで、じゃ、その検査の方法とか、検査の頻度とか体制...全文を見る | ||
○山下芳生君 だから、これから検討なんですよね。 具体的に聞きますけれども、年一回の定期検査、これどうなるんですか、やめるんですか。 | ||
○山下芳生君 ベンチチェックというのはどうなりますか。ベンチチェックというのは、積んで飛んでいるとき、フライトチェックじゃなくて、航空機が着陸して機器を降ろしてチェックする検査ですが、これ定期検査のときにはこれまで全部やっていましたけれども、このベンチチェックどうなるんですか、や...全文を見る | ||
○山下芳生君 結局、これから決めるということなんですよ。どうなるか分からない。定期検査が年一回やられていたときよりも良くなるのか悪くなるのか、私は今の段階で判断できない、白紙だと言わなければなりません。何も決まっていないんですからね。これではトラブルや不具合を減らせるのかどうかは...全文を見る | ||
○山下芳生君 予防的整備、PDCAサイクルというんですが、私、それがうまく回ることを前提に今お答えになっていると思いますけれども、必ずしもそういくとは限らないということを指摘しなければなりません。 二〇〇四年の日本航空のMD87型機、これが、義務付けられた左主脚部の点検をしな...全文を見る | ||
○山下芳生君 事故が起こってからでは遅いんですね、命に関わるわけですから。ですから、さっき言ったような民間会社における手抜きがなぜ起こるのかといいますと、やはり背景に利益至上主義があると思います。今回の航空機の無線機器の検査制度の見直しの出発点も、航空機会社、とりわけ格安航空会社...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、電波法及び電気通信事業法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 航空機の無線設備等の検査制度に創設される総務大臣による認定制度は、航空機に搭載される無線機レーダー、衝突防止レーダー、電波高度計等の安全性チェックを航空会社に...全文を見る | ||
05月11日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第12号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 四月二十五日、日本郵政は、六千二百億円を投じて買収したオーストラリアの物流企業トール社の業績不振によって、二〇一七年度三月期決算において約四千億円に上る巨額損失を計上すると発表いたしました。日本郵政の責任は重大だと言わなければなりませ...全文を見る |
○山下芳生君 先ほどから、結果として見通しが甘かったと、そういうふうに聞こえるんですが、私それは違うと思うんですよ。トール社が業績悪化する懸念は日本郵政が買収を発表したときから既に指摘されておりました。 当時、二〇一五年二月十八日、日本郵政の西室社長が買収を発表した会見でも記...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、結果としてとは言えないですね。ちゃんとそのことを見通すべきだったと言わざるを得ないと思います。 それから、単にトール社だけではなくて、専門家、研究者からも、国際物流市場は既に当時で、DHL、UPS、フェデックスなどのドイツやアメリカの企業によって分割されて...全文を見る | ||
○山下芳生君 私の聞いた説明とちょっと違うんですね。 二〇一五年十二月の株式上場に向けて日本郵政グループの中で資本再分配をやった、資本増強を行ったわけですね。日本郵政が一〇〇%保有するゆうちょ銀行の株式の自社買いをやったと、そこで得た一兆三千億円のうち六千億円を日本郵便の資本...全文を見る | ||
○山下芳生君 前提としたものではなくても、お金に色は付いていませんから、それ自身が買収にも充てられたというのは日本郵政から私説明聞いたんですよ、執行役の方から。それで、いずれにしても、このゆうちょ銀行の自社株買いによって日本郵政が得た資金も増資という形で今度の買収には回されている...全文を見る | ||
○山下芳生君 買収発表当時、西室社長は、国家の基本的に私どもがお預かりした財産を毀損しない、それを元に成長していける、そういう基盤をつくるのが私どもの一番大事な部分というふうにおっしゃっていました。甘い見通しによって国民からお預かりした財産を毀損した、これ、私は一般の株式会社のM...全文を見る | ||
○山下芳生君 今の後半は、四千億円の穴を空けてしまったけれども穴をどう埋めるかという決意であって、穴を空けたこと自体の私は責任が重大だと言わなければなりません。 今回の巨額損失計上によって、郵政で働く労働者にも負担が押し付けられるのではないかとの不安が職場で広がっております。...全文を見る | ||
○山下芳生君 次に、今回の巨額損失計上と郵政民営化の関係について問いたいと思います。 長門社長、そもそもなぜ日本郵便会社が国際物流事業に乗り出す必要があったんでしょうか。 | ||
○山下芳生君 私、本業を忘れちゃ駄目だと思うんですよ。郵便のユニバーサルサービス、これを国民にあまねく提供するというのが日本郵便の一番の事業なんですね。別に国際的に物流に手を出してくれと国民は思っていないんですよ、それは。 そこで、もう時間がなくなってきたので。西室社長も買収...全文を見る | ||
○山下芳生君 これ、郵政公社時代までは国際物流に手を出すことはできませんでした。そういうことになっておりました、できないようにですね。それが、この郵政民営化によって国際物流に手を出すことができるようになった。また、出さなければユニバーサルサービスが維持できないという要因もあったで...全文を見る | ||
○山下芳生君 そういう認識でいいのかと率直に思いました。 長門社長、先ほど、負のレガシーを打ち切り、攻めの経営のスタートラインに立つんだと、会見でもこう述べておられますが、率直に言いまして、そんな保証どこにあるんだろうと。 西室社長が買収発表当時の会見で、私ども日本郵便と...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう時間も参りましたので締めますけれども、二万四千の郵便局のネットワークを最も生かせる多角経営は私は貯金と保険だと思いますよ、郵便局のネットワークを生かしてね。それをばらばらにして、ユニバーサルサービスに今からチャレンジするんだ、世界に乗り出すんだといったって、失敗...全文を見る | ||
05月16日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第13号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、個人情報保護と顔認証システムについて質問をいたします。それがマイナンバー制度やJ―LISとも関わってくるというふうに認識しているからであります。 まず、個人情報保護委員会に聞きますが、顔認証システムとはどういうものか、分か...全文を見る |
○山下芳生君 昨年九月十五日に、日本弁護士連合会が顔認証システムに対する法的規制に関する意見書をまとめて政府関係機関に提出をいたしました。 この意見書は、顔認証システムの実用化が急速に進んでいると述べておりまして、例えば、あるテーマパークでは、年間パスポート取得者は、自らの顔...全文を見る | ||
○山下芳生君 本来、建前はそのようになっているはずなんですが、日弁連の意見書は、顔認証システムは、膨大な監視カメラ画像から特定の個人を識別することを可能にする検索機能を有しており、これは、人々の行動さえ監視可能とするものであり、更なるプライバシー侵害性をはらんでいると述べておりま...全文を見る | ||
○山下芳生君 マイナンバーカードには個人番号、氏名、性別、年齢、住所などの個人情報が印刷されておりますが、このマイナンバーカードは希望する人のみの発行となっておりまして、希望者が申請するもので強制ではありません。 そこで伺いますが、申請書に記述する項目、添付するものは何でしょ...全文を見る | ||
○山下芳生君 マイナンバーカードの申請は市町村窓口で受け付けられて、委託先のJ―LISでマイナンバーカードが作成され、でき上がったカードはまた市区町村に送られて、窓口で本人確認や暗証番号の設定を行い、交付となると聞いております。 申請者がマイナンバーカードを受け取った後、この...全文を見る | ||
○山下芳生君 J―LISに十五年間保管されるということですが、その保管の態様なんですけれども、顔写真、氏名、年齢、性別、住所などの情報は紙ベースで保管されるのか、電子データで保管されるのか、いずれでしょうか。 | ||
○山下芳生君 J―LISに聞きます。 これまでに、マイナンバーカード申請情報について、警察から情報提供の依頼を受けたことがありますか。あるとすれば、どう対応されましたでしょうか。 | ||
○山下芳生君 依頼はあったと、格段の事情がある場合に限って提出するということでしたが、もう少し詳しく聞きたいと思います。 どのような内容の情報提供依頼だったのか、それからまた、その依頼は強制捜査である令状によるもの、あるいは任意捜査である捜査関係事項照会書によるもの、それぞれ...全文を見る | ||
○山下芳生君 適切に対応ということは、提供した場合もあるという認識でいいんでしょうか。 | ||
○山下芳生君 顔写真データ付きで提出したことが一件あるということでありました。 今日は警察庁にも来てもらっております。 先ほど紹介した日弁連の意見書によりますと、警察庁は二〇一四年より、あらかじめ作成した顔認証データベースと顔認証・照合ソフトウエアをノート型パソコンに組み...全文を見る | ||
○山下芳生君 この日弁連の意見書によりますと、今警察庁の方からお話があった可搬型顔画像検出照合装置なるものの運用方法がこう書いてあります。一、あらかじめ、組織犯罪の前科者等の顔認証データを登録したデータベースを作成しておく。二、犯行現場及び周辺から、監視カメラの画像を収集する。三...全文を見る | ||
○山下芳生君 必要の範囲内で顔写真データも含めた個人情報の提供を求めることはあるということでありましたし、先ほどJ―LISの方からは一件提供したこともあるということでありました。 そこで、もうこれ以上今日はやるつもりはなかったんですが、時間が余っているので少し突っ込んでやりた...全文を見る | ||
○山下芳生君 今のはカードの不正使用の場合だったということを明らかにされましたけれども、これは共謀罪という新たな犯罪が構成されようとしているわけですが、それがされた場合にはこれまでの捜査の内容が変わってくると思われます。 警察庁に伺いますが、これはまだ、我々は作ることに大反対...全文を見る | ||
○山下芳生君 テロ等準備罪と称する共謀罪、これはもう思想、良心の自由を踏みにじる憲法違反の立法だと思いますが、それができた場合に、大変恐ろしい、犯罪の実行前にいろいろな情報が集められて犯罪者がつくられていく危険性があるということを申し上げて、終わります。 | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方公共団体情報システム機構法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。 法案提出のきっかけとなったマイナンバーカード発行業務におけるトラブルは、そもそも機構が発注した五社コンソーシアムによるシステム構築上のミスが重なったも...全文を見る | ||
05月30日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第15号 議事録を見る | ○山下芳生君 四人の参考人の先生方、ありがとうございました。 共産党の山下芳生です。 最初に、先ほど森参考人から、この議会の議決による債権放棄について、首長からもそれから議会からもそういう提案が出るとは思われないと、もしそんなことをすれば次の選挙で落ちるんだという御意見が...全文を見る |
○山下芳生君 続いて、もう一問、阿部参考人にしたいんですけれども。 先ほどの陳述の中で、その市長側は安心だということに続けて、住民側はどうせ権利放棄されると思うと住民訴訟を提起する意欲が減退しますと、これ非常に重要な御指摘だと思っておりますが、この辺りもう少しお聞かせいただけ...全文を見る | ||
○山下芳生君 中山参考人に質問したいと思います。 先ほど、過大な人口減少予測、必要以上のコンパクト化、市民生活の破壊なんかと、そういうことが悪循環になるということを指摘されておりましたけれども、非常に新鮮な問題提起として聞かせていただきました。先生が悪循環だとお感じになってい...全文を見る | ||
○山下芳生君 続いて中山参考人に伺いますが、そういうやり方に対して、先生は最後のところで、地域資源を生かした地域経済の活性化が大事であって、その際、市民、事業者、行政など様々な主体の連携が重要となりますと、その要に座るのが行政なんだというふうにおっしゃいましたけれども、なぜ要が行...全文を見る | ||
○山下芳生君 森参考人に伺います。 先ほどのお話の中で、二キロ圏内に、歩いて行けるところに職員が四人いて、フェース・ツー・フェースで市民に対応されていると。非常にこれすばらしいなと思ったんですけれども、これは基本的ですけど、職員さんがそういう二キロ圏内にいるところがあるという...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう一問、森参考人に伺いますが、そのフェース・ツー・フェースというのが非常に大事だと思うんですが、先ほど中山参考人から、独立行政法人化を窓口業務でも可能にしようというのが今度の法改正の一つの趣旨なんですが、そうしますと、フェース・ツー・フェースで様々な要求が住民から...全文を見る | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。終わります。 | ||
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、住民訴訟に関する部分について質問します。 憲法は、公選制の地方議会及び首長を設置しており、地方自治行政においては間接民主制が原則であります。しかし、間接民主制による自治体運営が住民の意思に反して代表者の恣意、専断、独断によっ...全文を見る | ||
○山下芳生君 実際、これまで住民監査請求、住民訴訟は、例えば政務調査費、政務活動費の不正使用、あるいは高過ぎる随意契約、談合による自治体の損害などの財務会計上の不当・違法行為の防止、矯正に重要な役割を担ってきました。 そこで聞きたいんですが、第三十一次地方制度調査会、昨年三月...全文を見る | ||
○山下芳生君 先ほど、神戸大学名誉教授の阿部参考人は、慎重な判断が求められることになるというのは分かるけれども、悪いやつはおるんだということで、それでもこの議決が不正にやられる危険性は拭えないとおっしゃって、もう大変なこれは後退だ、大改悪だという趣旨の御発言をされておりました。 ...全文を見る | ||
○山下芳生君 何遍も紹介して恐縮ですけれども、阿部泰隆神戸大学名誉教授はこう言っているんですよ。現行制度では、住民訴訟には障害物が多過ぎ、これを代理するのはもうくたびれ、正義のため、法治国家のためといっても無理だと感じている。現行制度でももういろんな手続があってくたびれちゃって、...全文を見る | ||
○山下芳生君 時間がないのでこの議論はしませんが、行き過ぎた人口予測を押し付けているのは政府だという指摘もあったことを紹介しておきたいと思います。 では、法案の中身について質問したいと思います。 地方独立行政法人法第二条では、地方独立行政法人とは、住民の生活、地域社会及び...全文を見る | ||
○山下芳生君 まあ形はそうなっているんですけど、これまでは窓口関連業務は委託できるものの中に入っていなかったんです。それを今回の法改正で委託できるものの中に、地方自治体が判断すれば委託できるというふうにしたのは、そう判断したのは政府、総務省ですから。すなわち、委託してもいい、自治...全文を見る | ||
○山下芳生君 コンシェルジュを置けばいいんだというふうに聞こえましたけれども、何でそんなものを一々置かなければならないのか。職員がちゃんと聞けばいいということですよ。 先ほど江崎さんから紹介ありましたけれども、午前中に参考人として来られた富山市長森雅志参考人、市長が、歩いて行...全文を見る | ||
○山下芳生君 時間が来ましたのでまとめますけれども、私は、さっきのコンシェルジュと聞いて驚いたんですよ。私が聞いた自治体で働く皆さんの声、それぞれの課でローテーションを組んでみんなで窓口対応するようにしているというんですよ。これ、数か月の新人もベテランの職員も、住民にいろいろ聞か...全文を見る | ||
06月01日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第16号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 前回に続いて、自治体のいわゆる窓口業務を地方独立行政法人に委託できるようにする問題について質問します。 法案は、委託できる窓口業務の範囲を申請等の受理、処分、処理に関する事務であって、定型的なもののうち別表に掲げるものとしておりま...全文を見る |
○山下芳生君 僅か二%しかないということなんですね。なぜかと。私は、母子保健法に基づく自治体の業務というのは窓口業務だけを切り出すことができない業務だからだと、そう思います。 関東のある自治体で母子保健の業務を担っている職員の方に話を聞きました。この自治体では、健康推進課母子...全文を見る | ||
○山下芳生君 ありがとうございました。本当そう思うんですね。 私は、この職場の皆さんから聞いた、妊娠届の受理はお母さんになる人と自治体の担当者の初めての出会いの場ですという言葉に大変印象を持ちました。母子一人一人に対する愛情のある、そして切れ目のない支援の出発点が窓口での妊娠...全文を見る | ||
○山下芳生君 個別の優良事例、あったら教えてほしいんです。民間委託した母子保健の窓口で、私が言ったような、委託していない、職員があるいは保健師が直接窓口で妊娠届の受理の段階からさっき言ったようなサポートをしている、そういうことを民間委託した自治体でやれているところありますか。 | ||
○山下芳生君 調べてもないと思いますよ、私。どうしたらそんなことができるか、あったら具体的に教えてほしいんですけど、今ないということでした。 このさっき私が紹介した自治体では、妊婦さんが窓口に来るのを職員の皆さんが大歓迎で温かく包み込むようにして待っているというんですよ。いや...全文を見る | ||
○山下芳生君 工夫ってどんなのですかと、民間でどんな工夫しているんですかとさっき聞かれたときに、区分したスペースの利用だと、そうしないと偽装請負になるから、独法だってそうなるんだと。今さっき私が言ったような、もう愛情を持って窓口で待っている人を区分したスペースに切り離しちゃったら...全文を見る | ||
○山下芳生君 私、定型か非定型かという形のことを言っているんじゃないんですよ。要するにこれは、生活保護の申請というのは、本来、本人が住所、氏名、そして生活保護の受給が必要な理由、これを書いて出せば受け取るべきなんですよ。受け取らなければならないんですよ。水際でそれを申請させない、...全文を見る | ||
○山下芳生君 今おっしゃったようなさらっとした話だとそういうふうに聞こえるんですけれども、これまでの歴史があるわけですよね。窓口で申請を受理しないというふうに抑制してきた歴史がある。しかし、生活保護の申請というのは憲法二十五条に基づく国民の権利ですよ。ですから、行政は申請を受理し...全文を見る | ||
○山下芳生君 短期契約労働であっても派遣労働であっても可能だということであります。そうしますと、その時々の業務量に応じて短期の契約で入れ替わるということが大いにあるということなんです、窓口独法の職員は。 そうすると、大変な疑念が私、生じると思います。扱うのは戸籍法、障害者手帳...全文を見る | ||
○山下芳生君 公務員の場合は厳格な守秘義務があって、これ違反したら刑事罰ですよ。ところが、民間委託であれ独法委託であれ、そんな守秘義務は課せられないんですね。 実際、私、大阪で、前回紹介しましたけど、地方税の部署で民間委託された職員の方が辞めさせられるわけですよ、繁閑期があり...全文を見る | ||
○山下芳生君 一般的であろうと想定と言うんですが、これはもう実際に法律上は規定していないんだよね。 委託された複数の自治体から、大きな委託先の独法ができたとしますよね。しかし、地方自治体が出資するわけですから、そんなむちゃくちゃなことはやらないかもしれませんが、貧すれば鈍です...全文を見る | ||
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法等改定案に反対の立場で討論を行います。 反対理由の第一は、地方自治体のいわゆる窓口業務について、公権力に関わるものも含めて業務の流れから切り出し、地方独立行政法人に外部委託できるとしたことであります。 戸籍業務の民間委託...全文を見る | ||
06月06日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第17号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 総務省は、様々な社会資本の維持管理等について、行政監察、行政評価・監視を行っています。二〇〇一年には水資源に関する行政評価・監視を行って、その中でダムについても触れています。 そこで、今日は熊本県を流れる球磨川水系のダムの問題を取...全文を見る |
○山下芳生君 ありがとうございました。 用途が廃止された場合には撤去が原則ということでありましたが、さらっとおっしゃいましたけど、私はこれ非常に重要な原則だと思うんですね。設置者だけではなくて、河川の周辺に住んで河川を利用する住民も参加してダムの存廃を決めていくことが今後非常...全文を見る | ||
○山下芳生君 荒瀬ダム撤去の現場を案内していただいた住民の方が、もう一つ見てほしいダムがあるんだといって案内いただいたのが、荒瀬ダムから十キロ上流にある瀬戸石ダムというダムであります。瀬戸石ダムは一九五八年に造られた、これも発電用のダムでありまして、現在、電源開発、Jパワーが管理...全文を見る | ||
○山下芳生君 瀬戸石ダムについては、今おっしゃったように、ダム及び当該河川の安全管理上重大な問題があり、早急な対応が必要とA判定されておりますが、具体的な問題事項として、計画堆砂形状より堆砂が進んでいる地点があるため洪水被害が発生するおそれがあるというふうに指摘されております。 ...全文を見る | ||
○山下芳生君 今説明ありましたが、資料一枚目に、この堆砂のイメージについて、これ、瀬戸石ダムを撤去する会の方から提供された資料を掲示しております。これはイメージです。しかし、今御答弁あったように、ダムのない川は堆砂は基本的に発生しません。ダムを造れば、それによって水位が上昇します...全文を見る | ||
○山下芳生君 今御答弁ありましたように、ほかにはないんですね。全国でここだけが七回連続、もう十数年にわたって指摘されながら、堆砂の除去が進まずに来ているということです。こんなこと許されるんですか。国交省。 | ||
○山下芳生君 資料二枚目に、国交省提出の瀬戸石ダム堆砂状況調査表に基づいて作成した表とグラフを示しています。左側の表を見ていただきたいんですが、例えば二〇〇二年度は堆砂量六十三万三千立米、それから二〇〇九年八十五万八千立米、二〇一六年百二万七千立米となっております。これ、数字間違...全文を見る | ||
○山下芳生君 それで、グラフにしたのが右なんですけれども、見ていただいたら分かるように、もう一貫して増え続けております。堆砂容量というのを囲んで載せておりますが、これは、ダムの計画時に百年経過したらたまっているであろう堆砂の量として堆砂容量が設定されているんですが、七十六万九千立...全文を見る | ||
○山下芳生君 必要に応じて指導、助言ということなんですが、こういう状況が残念ながら続いておりまして、グラフで示したように堆砂は減っておりません、増えております。危険がますます増えていると言わなければなりません。 ですから、私は、国交省としてJパワーに速やかに堆砂の除去を行うよ...全文を見る | ||
○山下芳生君 是非政務官に聞きたいんですけど、こういう状況がずっと続いておりまして、対策するんだ、するんだと言いながら、やっているんだけれども全然追い付いていないというのがもう実態なんですよ。今それを注視するという御答弁でしたが、注視していたらますます大きな被害が続発することにな...全文を見る | ||
○山下芳生君 住民の声を紹介しましたから、それを重く受け止めていただいて、政治のやはり役割が大事だと思いますから、今政務官うなずいておられますので、強い指導を期待したいと思います。 最後に、経済産業省に伺います。 私は、Jパワーに対して、発電に係る経費、すなわち人件費だと...全文を見る | ||
○山下芳生君 終わります。 | ||
06月07日 | 第193回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 本法案は、昨年成立した小選挙区制の維持を前提に定数を十削減する衆議院選挙制度関連法に基づいて六県の小選挙区と四ブロックの比例定数を削減し、政府の衆議院議員選挙区画定審議会勧告に沿った小選挙区の区割りを改定するものであります。 まず...全文を見る |
○山下芳生君 定数削減によって切り捨てられるのは主権者、国民の声です。それはまた国民、国会の政府監視機能を低下させるという大きな弊害も生みます。今回、我が国の男子普通選挙制度始まって以来最少の定数に削減したことを、改めてこの場で厳しく批判をしておきたいと思います。 次に、区割...全文を見る | ||
○山下芳生君 不合理なことのもう一つ、紹介したいと思いますが、今回の区割り改定によって、市区町村が丸ごと小選挙区間を移動するケースも生まれます。 資料一枚目に配付しておりますけれども、大阪では一区、二区、四区が見直しの対象となります。人口較差を是正するために大阪市東成区が四区...全文を見る | ||
○山下芳生君 なかなかかみ合わないんですけれども。今大臣から、地勢それから経済的、社会的エリアという趣旨のことをおっしゃいましたけど、全く関係ない選挙区にどんどんなっていっているというのが実態でありまして、私は、こういう不合理は小選挙区制が続く限りなくならないと言わなければなりま...全文を見る | ||
○山下芳生君 選挙をやるたびに短所の方が、弊害が顕著になってきていると言わなければなりません。 小選挙区制がもたらす民意と議席の乖離が政治に何をもたらしているか。私は、民意と懸け離れた政権の暴走が起こっていると思います。 資料三枚目に、安倍政権の主要政策に関する世論調査を...全文を見る | ||
○山下芳生君 資料四枚目に、直近二回の総選挙について、仮に総定数を各党の比例得票率で配分したらどうなるか、試算をいたしました。注目してほしいのは、民意が完全に反映されたこういう議席配分なら、秘密保護法も安保法制も原発再稼働も、賛成推進勢力が国会の過半数を占めることはできないという...全文を見る | ||
06月08日 | 第193回国会 参議院 総務委員会 第18号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 おさらいになりますけれども、インターネット等を利用した電子商取引が急速に拡大する中、契約に関わる電子文書の作成者が確かに本人であること、契約内容が送信中に改ざんされていないことを証明する制度が必要となり、二〇〇〇年、電子署名法によって...全文を見る |
○山下芳生君 そこで、総務省としてどのぐらいの数の電子委任状取扱事業者を認定するつもりなのか、既に電子委任状取扱事業に関心を示している事業者はあるのか、あるとすればそれはどのような事業者か、お答えいただけますか。 | ||
○山下芳生君 電子委任状制度を信頼できるものとするためには、私は利用者の側の不正行為を防止することも重要となると思います。 電子署名法では、認定認証事業者等に対し虚偽の申込みをして不実の証明をさせた者は三年以下の懲役又は二百万円の罰金に処すると規定されております。しかし、本法...全文を見る | ||
○山下芳生君 次に、電子委任状制度が広く利用されるためには利用コストが重要となってくると思います。総務省としてどの程度の利用料金を想定しているでしょうか。 | ||
○山下芳生君 確定的なことは今言えないということだったんですが、私は、これ紙の委任状なら、たとえ遠隔地であっても郵送すれば委任状としての効力は発揮できるので、郵送料と紙代ぐらいで済むわけですね。ですから、それよりも低額な利用料でなければこの電子委任状制度というものがなかなか普及で...全文を見る | ||
○山下芳生君 それは推移を見ていきたいと思います。 次に、電子委任状の利用には電子署名が必要となります。そのために、電子署名を格納しているマイナンバーカードの活用が促進されると思われます。そこで、マイナンバーカードに関わって質問します。 アメリカでは、日本のマイナンバーに...全文を見る | ||
○山下芳生君 アメリカのSSNと日本のマイナンバーあるいはマイナンバーカードの違いはもちろん承知しております。ただ、そういうことを聞いているんじゃないんですね。一つの番号でその用途をどんどん広げていけば、落とすことだってあるわけですよ、その場合の被害はどんどんどんどん拡大する、盗...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう何回聞いても、日本のマイナンバーは大丈夫だ、カードも大丈夫だという答えしか返ってこないんですが、私、日本年金機構から百二十五万人分の個人情報が流出した問題を内閣委員会で取り上げた際に、内外の個人情報大量流出事件から共通して酌み出すべき四つの教訓ということを提起さ...全文を見る | ||
○山下芳生君 次々と起こっている個人情報の大量流出からしっかり教訓を酌み取る必要があるということを提起したわけで、今のマイナンバーカードそのものがアメリカのSSNと違うというのはもう承知した上で言っているわけですね。 ですから、これは、これからどんどんどんどん利用拡大し、普及...全文を見る | ||
06月14日 | 第193回国会 参議院 本会議 第32号 議事録を見る | ○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長山本順三君解任決議案に賛成の討論を行います。 そもそも、今日は、本会議散会後に、次回の日程を協議するために議院運営委員会理事会を開くことを朝の理事会で確認しておりました。にもかかわらず、山本議院運...全文を見る |
○山下芳生君(続) これに対し、多くの国民が厳しい批判、怒りの声を上げています。 我が党は、こうした国民とともに、野党とも力を合わせて闘うことを表明し、議院運営委員長解任決議案への賛成討論といたします。(拍手) | ||
11月22日 | 第195回国会 参議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党を代表して、安倍総理に質問します。 総理は、森友、加計疑惑について、丁寧に説明すると繰り返しながら、所信表明では一言も語りませんでした。しかし、総理夫妻のお友達のために行政がゆがめられ、国政が私物化されたのではないかという重大な疑惑です。いつまでも逃げ...全文を見る |
12月07日 | 第195回国会 参議院 総務委員会 第2号 議事録を見る | ○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 NHKの「プロフェッショナル」という番組があります。十一月二十日は過労死事件と向き合ってきた弁護士を取り上げ、娘や息子が過労死した御遺族の声が幾つも紹介されました。 大手広告会社勤務の娘二十四歳を過労自殺で失った母。私は娘を助けら...全文を見る |
○山下芳生君 番組では、冒頭、NHKで起きた過労死を取り上げました。二〇一三年七月、首都圏放送センターに配属されていた三十一歳の佐戸未和さんが、都議会議員選挙、参議院選挙の取材など連日の過酷な労働の中、参院選の投票日の二日後に寝室で携帯を持ったまま鬱血性心不全で亡くなり、翌年五月...全文を見る | ||
○山下芳生君 番組では御両親の声も紹介されていました。佐戸未和記者の母、恵美子さん。毎日毎日、娘の遺骨を抱きながら娘の後を追って死ぬことばかり考えていました。本当に宝物だったんですね。それが本当に志半ばで、本人が一番無念だったと思います。私も主人も無念だけど、何より本人が無念だっ...全文を見る | ||
○山下芳生君 今会長からあったように、佐戸記者が亡くなった当時、NHKでは記者に対し事業場外労働に関するみなし労働時間制を適用していました。事業場外みなし労働時間制というのは、事業場の外での業務のために労働時間の把握ができないということで、例えば八時間なら八時間働いたとみなすとい...全文を見る | ||
○山下芳生君 要するに、事業場外みなし労働時間制が記者にふさわしい制度だったのかということを指摘されたということであります。 しかし、じゃ、事業場外みなし労働時間制度を導入すれば、実際の労働時間、時間外労働が百時間あるいは二百時間でも問題ないのかというと、そんなことありません...全文を見る | ||
○山下芳生君 上田会長、そういうことなんですよ。先ほど上田会長は事業場外みなし労働時間制だったら労働時間を把握なかなかできないとさらっとおっしゃいましたけど、違うんです。事業場外みなし労働時間制であっても、労働時間を把握し、適切な健康管理措置をしなければならないんです。また、望ま...全文を見る | ||
○山下芳生君 もっと亡くなったことに対して胸の痛みを感じる必要が僕はあると思いますよ。みなし制度だから仕方がなかったという認識じゃ駄目なんですよ。 大体、佐戸未和さんは、亡くなる二か月前、選挙の報道の取材でしたよね。だったら、都庁クラブに詰めていたというんですよ、情勢分析する...全文を見る | ||
○山下芳生君 野田大臣に伺います。 NHKでの記者の過労死は、これは二度とあってはならないと思います。今回明らかになったNHKの事例は、放送あるいは新聞などメディア業界に共通する労働環境がもたらしたものとも言えると思います。放送の現場では一般的に、時間を掛ければ掛けるほど良い...全文を見る | ||
○山下芳生君 NHKで根絶するとともに、メディア業界全体で根絶しなければ過労死ゼロ社会は実現できません。大臣の役割は大きいということを申し上げたいと思います。 上田会長、NHKは四月から専門業務型裁量労働制度を導入したということですが、これで佐戸記者のような事態は絶対にないと...全文を見る | ||
○山下芳生君 私、NHKさんから昨日、専門業務型裁量労働制適用者に対する健康確保措置というペーパーをいただきました。これによりますと、第一段階から第四段階まで健康管理時間に対応した健康確保措置を行うということが示されています。 この健康管理時間とは何かといいますと、出勤時刻と...全文を見る | ||
○山下芳生君 もう一つ心配なことがあります。局内全体で未和さんの過労死のことが共有化されていないのではないかということです。 御両親は、未和のことが知られていない、教訓化されていないのではないかということで会見開かれている。だからNHKに公表してくださいということを申し入れた...全文を見る | ||
○山下芳生君 時間参りましたので終わりますが、佐戸さんの死を経営陣とそれから全職員の皆さんが各々の胸に痛みとして刻まなければ、どんな制度をつくっても絵に描いた餅になるし、仏作って魂入れずになると思います。二度と起こさないということだったら、これまで十分周知されていなかったと聞きま...全文を見る |