山下芳生

やましたよしき

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

山下芳生の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月16日第204回国会 参議院 環境委員会 第2号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  菅首相が二〇五〇年カーボンニュートラルを宣言しました。国際的には遅い宣言となりましたが、重要な変化だと考えます。  二〇五〇年カーボンニュートラルの重要性を、産業界を含む日本社会全体の共通認識にする必要があると思います。その前提とな...全文を見る
○山下芳生君 もう一つ追加したんですけどね、そういう認識を日本社会全体のものにすることが、気候変動に対処する土台になるんじゃないかと、いかがでしょう。
○山下芳生君 これ、本当に大事な、根本的な認識なんですけど、もう既に気温上昇は大規模災害が頻発するような状況になっていると、今すぐCO2の排出を全部止めたとしてもこうした災害が毎年、永久的に毎年繰り返される、既に事態はそうなっていると。  ですから、スウェーデンのグレタ・トゥン...全文を見る
○山下芳生君 間に合うかという問いには答えがないんですね。このとおり行ったとしても間に合わないんですよ。そういうロードマップですから、これは。  さらに、だからね、これ本当に、二〇三〇年代前半に二〇%、石炭とアンモニアを混ぜる。だから八〇%残るわけですからね。ゼロエミッション火...全文を見る
○山下芳生君 大量のアンモニア、どこから調達するのかってお答えいただきましたっけ。
○山下芳生君 世界の総輸出量と同じぐらいのアンモニアをこれから輸入すると、海外からね。結局、アンモニアは海外から調達して、生産過程で出るCO2は生産国に押し付けるということなんですよ。  CCS、地下に二酸化炭素を貯留するということですが、まだ技術開発の段階ですから。仮にそれが...全文を見る
○山下芳生君 その前提は、イノベーションで、できた二酸化炭素を貯留するとか、そういうことですけど、そういうのまだできていないんですよ。そういうものに頼っていいのかということです。  資料五枚目に、横須賀の若い人たちが中心になって、未来のための金曜日、フライデーズ・フォー・フュー...全文を見る
○山下芳生君 経営判断だという言葉がありました。しかし、さっき冒頭紹介したように、そこは認識を共有されたと思いますが、気候危機はもう待ったなしだと思うんですね。  ですから、電力事業者の判断に地球の未来を委ねるわけにはいかないと、私は、気候変動担当大臣であるならば、結果に責任を...全文を見る
○山下芳生君 国連の事務総長の要請は、二〇三〇年に石炭火力を全部なくせと、その計画を具体的に出すべきだ、G7はと。今、石炭火力のフェーズアウトを検討していないのは日本だけですよ、G7の中でね。アメリカだって、ガスを含めてフェーズアウトということをバイデンさんは言い始めた。  し...全文を見る
○山下芳生君 終わります。
03月19日第204回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  総理は、一都三県に対する緊急事態宣言の解除を示しました。しかし、現状を見ると、新規感染者が下げ止まって増加傾向にある、変異株の流行が広がり、重大な懸念材料になっている。こういう状況から見て、私たちは、解除の条件はない、今解除することに...全文を見る
○山下芳生君 自治体任せでは進んでいないんですね。一回だけの自治体が多いんですから。やっぱり政府が基準を示して、定期、頻回の検査の、予算も付けてやるべきだと思います。  第二に、モニタリング検査ですけれども、十三都道府県で一日一万件を目指すというのが政府方針ですけれども、これ余...全文を見る
○山下芳生君 やはり、予兆をつかむんですから、ごく僅かの感染を発見するためには全国で一日一万件では少ないと思いますね。これ目標を持つべきです、十万件とかね。是非御検討いただきたいと思います。  第三に、変異株を確認する検査の割合を大幅に引き上げるということを提案いたしました。変...全文を見る
○山下芳生君 尾身先生は、国がしっかりやるという意思を持てば技術的には可能だとおっしゃっていますからね。やっぱりそれ大事だと思うんですよ。  総理に最後御答弁いただきたいと。私、三つ提案いたしました。高齢者施設などリスクの高い場所での社会的検査、無症状の感染者を把握するモニタリ...全文を見る
○山下芳生君 方向性も大事ですけど、量も大事ですから、是非量の拡大を要請したいと思います。  次に、東京電力柏崎刈羽原発のテロ対策装置が長期間にわたって故障していたという深刻な問題が明らかになりました。原発の安全管理に関する新潟県技術委員会委員で原子力コンサルタントの佐藤暁さん...全文を見る
○山下芳生君 福島第一原発の重大事故を起こした東電には、適格性が当時から問われておりました。  保安規定の認可に当たっては、経済性より安全性を優先するということを書き込んで認可されました。ところが、東電の新々・総合特別事業計画では、収益改善の項目で、柏崎刈羽原発について、安全最...全文を見る
○山下芳生君 東電が十年前に事故を起こした福島では今も事故が続いております、被害が続いております。それなのに安全性より経済性を優先する。私は、再稼働どころか、原子力事業者としての資格が根本から問われるということを改めて指摘したいと思います。  次に、コロナ禍が長引く下で、非正規...全文を見る
○山下芳生君 私は、政府が大企業で働くシフト制の労働者にも休業支援金の給付対象を拡大したことは、シフト制で仕事が減らされたことも休業に当たると国が認定し、救済に踏み出したものであり、大きな意義があると思っております。  そこで、厚生労働大臣に休業支援金について二点要請したい。 ...全文を見る
○山下芳生君 もう一つ、休業支援金を申請した労働者に対して企業の側が嫌がらせをすると。シフトを減らすとか、中には解雇を迫るなど悪質なケースもあると聞きます。  こういう報復的な行為を未然に防止し、労働者が安心して休業支援金を申請できるようにすることも大事だと思いますが、簡潔にど...全文を見る
○山下芳生君 もう一点問題提起したいと思います。(資料提示)  同じように休業しているのに、中小企業の労働者に対しては、昨年四月以降、全ての休業に休業前賃金の八割が支給される一方で、大企業のシフト制労働者に対しては、昨年四月から六月に限定して、しかも休業前の賃金の六割しか支給さ...全文を見る
○山下芳生君 大企業で休業手当もらっている人は六割の方が多いということなんですが、次のパネルをちょっと見ていただきますと、大企業が既に支払った休業手当の賃金補償割合の分布がどうなっているか、厚労省から資料いただきました。ここに、これ見てください。厚労省の調査では、十割補償している...全文を見る
○山下芳生君 御理解されないと思いますよ。だって、今大企業の中で非正規雇用に、じゃ、雇調金で休業手当出すところが何人あったんですか。これ聞いたって、厚労省つかんでないですよ。今問題になっているのは非正規雇用の労働者ですよ、シフト制の、シフト制。中小企業は八割、大企業のシフト制は六...全文を見る
○山下芳生君 いや、残念ながら変になっちゃっているんですよ。十割の方が五六%で多いんですからね。これは逆に変になっていますよ。  大企業の非正規雇用労働者を休業支援金の内容で差別する合理的根拠はありません。コロナ禍で仕事が激減し困窮する労働者が急増しているときに、政治が頑張らず...全文を見る
○山下芳生君 シフト制で働く労働者の皆さん、やりがいと誇りも、話聞いていて伝わってまいりました。Aさんは、みんなで力を合わせてお客様に喜んでもらうことがうれしいと、Cさんは、東京の町を全国の方々にガイドして、最後にありがとう、楽しかったと言ってもらえることがやりがいですとおっしゃ...全文を見る
○山下芳生君 私、さっき事例示したでしょう。ほとんどもう正社員と同じように働いている人たちがこういう仕打ちを受けているんですよ。その人たちから聞いた言葉なんですよ。  それを、望んだことだと、厚生労働大臣が、こういうことを望んで労働者が働いているなんて言っていいんですか。むちゃ...全文を見る
○山下芳生君 確かに、これ本当、コロナ前と後で物すごい不利益変更された、口で言うだけじゃなくね、こういうのが横行しているんですよ、今、コロナ禍の中で。それを取り締まるのが、労働者を守るのがあなたの役割ですよ。是非頑張っていただきたい。  それで、このゼロとかいうことにしたら、こ...全文を見る
○山下芳生君 是非注視していただきたい、調査していただきたいんだけども、今目の前でコロナ禍の下で苦しんでいる人たちはいますから、これ是非急いで日本でどういうルール作るのかを検討する必要があると思います。人権を擁護し、労働者を保護するために必要なルールを議論し確立して、これはEUで...全文を見る
○山下芳生君 時給が八五%以下という考えですけどね、それではシフトが減った人は救われないじゃないですか。だから、やっぱりこれもっと救う手だてを考える必要がある。  そこでもう一つ提案したいんですけれども、リーマン・ショック時には、期間の定めのある労働契約の期間が満了かつ当該労働...全文を見る
○山下芳生君 是非弾力的に救ってほしいんですよ。リーマンのときもやっていましたから、今回も是非、救うべき労働者、本当に全員救ってほしい。  それからもう一つ質問したいと思いますが、求職者支援訓練についてです。  失業者約二百万人弱のうち、今失業給付を受けている人は月ごとに四十...全文を見る
○山下芳生君 正規の職を望まれるのなら正規をと。正規の職に就くためにスキルアップしようと求職者支援訓練を利用したいと思っているのに、今いろいろ改善したとおっしゃいました、収入要件を引き上げるとか出席要件を緩和するとか。  しかし、一番労働者にとってきついのは、月十万円では、これ...全文を見る
○山下芳生君 本当に苦しんでいる人に貸付けというのは、これは元気出ませんよ。やっぱり、せっかく訓練受けたいという人がいるんだから、しっかり受けられるようにしてほしいという要求、応えていただきたいと思います。  もう時間参りましたので。  私は、今日はシフト制で働く労働者の問題...全文を見る
04月06日第204回国会 参議院 環境委員会 第4号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生でございます。  今日は、神戸製鋼が建設している石炭火力発電所の環境影響評価に対する環境大臣意見に対して経済産業省が事前に変更を求めていた問題について質問します。  神戸製鋼は、既に神戸発電所の二基、計百四十万キロワットを稼働させており、加え...全文を見る
○山下芳生君 全く答えになっていないですね。  事業者に環境アセスを適切に行わせるためにだったら、この人口密集地とか人口百五十万都市というのは削除したらあかんじゃありませんか、ちゃんとさせようと思ったら。それ削除させているんですから、言っていることとやっていることが違いますよ。...全文を見る
○山下芳生君 ちょっとかみ合わないので、もう一偏聞きますけど、何で誤謬を与えかねないんですか。
○山下芳生君 だから、それがおかしいんですよ。調停は別なんですよ、アセスとはね。別なんですよ。だから、別なんだから、こういうふうに書いたって何の影響も受けるはずないんですよ。それをこんなふうにあえて削除させるというところに、社会的な問題、そして歴史的な観点、これ全く無視していいと...全文を見る
○山下芳生君 ひよってどうすると自分でおっしゃっていますけど、そのとおりのことが起こっちゃっているんですよ。  それから、環境問題についてはとおっしゃったけど、これ今日もう時間ないからそこ行けませんけど、大気汚染物質が以前より増えないように求めたところがばっさり削除されているん...全文を見る
○山下芳生君 時間が来ましたからもう終わりますけど、続きやりますけど、そうなっていないですよ。人口百万都市神戸とか、人口密集地帯、これを削除された後の文章見てください。伝わりませんよ、具体的なイメージが。引き続きやります。  終わります。
04月08日第204回国会 参議院 環境委員会 第5号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  一九七三年施行の瀬戸内法とその後の取組によって、瀬戸内海ではリンや窒素といった栄養塩類が減少したことで水質は改善いたしました。一方、栄養塩類が多いほど生育状況が良くなるとされるノリは色落ちによる被害が生じております。そのため、ノリ養殖...全文を見る
○山下芳生君 素朴な疑問なんですけど、これ陸上と違って、海に区域を定めたとしても区域内外の海水は移動すると思うんですね。計画区域の外、周辺の海域に富栄養化の影響が及んで被害が発生する心配がありますけれども、そうならないように海水を管理するということは技術的にできるんでしょうか。ま...全文を見る
○山下芳生君 この点で大臣の認識伺っておきたいんですけど、私、結局、今の話ではモニタリングしながら、試行錯誤やりながら慎重にということだと思うんですが、私、小学校の頃に瀬戸内海に面した香川県旧津田町に住んでいたことがありまして、津田の松原海水浴場が大変有名で、関西からもお客さん来...全文を見る
○山下芳生君 瀬戸内海では総量規制によって一定水質は改善されましたけれども、ただ、魚介類の生息数は依然減少を続けているんですね。漁獲高も、ピークであった一九八〇年前半を境にずっともう減り続けて、今、当時の三割以下になっております。これは栄養塩類の問題ももちろんあるでしょうけれども...全文を見る
○山下芳生君 瀬戸内海では埋立てが非常に広がりまして、瀬戸内全体で埋立面積は約四百六十平方キロメーターで、淡路島の四分の三の面積に当たる広大な区域が埋め立てられました。一方、藻場、干潟の面積は大幅に減少いたしました。  瀬戸内の主要な藻場であるアマモ場は、一九六〇年に二百二十六...全文を見る
○山下芳生君 資料に付けておきましたけど、おっしゃったとおり、大事な機能があるわけですが、これがもう三分の一に減っちゃっていると。  そこで、藻場、干潟の再生事業というものが展開されておりますけれども、これも簡潔にちょっと御説明いただけますか。
○山下芳生君 資料三と四に、瀬戸内海での干潟、藻場の再生事業の様子について記しておきましたが、この再生あるいは造成事業で干潟などが再生されれば喜ばしいんですけれども、実は、研究者の方々からは、この再生事業について様々な問題点が指摘されている点も事実であります。  今日、私は、京...全文を見る
○山下芳生君 関空の護岸に藻場ができて、魚がたくさん逆に捕れるようになったというのは、私も地元でもありますのでよく知っておりますが、干潟が結構うまいこといっていないという感じなんですよ、干潟の造成がね。  それで、このレポート、さらに、さらに人工干潟では、ところどころ砂で踏み抜...全文を見る
○山下芳生君 やっぱり、これは成功しないと思うんですよね。これは、最近の中国新聞のレポートでも同じような、ヘドロで下にすぐ足が突き抜けちゃうというレポートがやっぱり載っていましたからね。  そもそも、干潟というのはどこででもできるものじゃないというのを大臣に是非認識伺いたいんで...全文を見る
○山下芳生君 もう一点、藻場なんですけれども、北海道の増毛海岸で、漁協、それから鉄鋼協会、東京大学、北海道大学などの共同で、鉄鋼スラグと有機材を組み合わせたものを海岸に埋設して周辺に藻場を再生させるという取組があるんですけど、鉄鋼スラグですからね、有害物質の産業廃棄物ですから、有...全文を見る
○山下芳生君 時間参りましたので終わりますけれども、一番私が言いたいのは、一度失われた干潟や藻場を人工的に再生することは極めて困難だと、やはりそういう環境破壊を止めるということが政治の役割だということを申し上げて、終わります。
04月15日第204回国会 参議院 環境委員会 第6号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、資料一を御覧いただきたいと思います。  これは、平成二十七年八月二十五日に、東京電力社長が福島県漁連会長に回答した文書の写しであります。赤い下線を引きましたが、関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理し...全文を見る
○山下芳生君 小泉環境大臣は、二〇一九年九月十二日、前の大臣が海洋放出しか方法がないというのが私の印象だと発言し、福島の漁業関係者から反発の声が上がったときに、福島県漁連の幹部と面会し、福島の漁業者に不安を与えてしまい、後任の大臣としておわびしたいと陳謝されました。  その漁業...全文を見る
○山下芳生君 ずらしたら駄目ですよ。約束は、汚染水について関係者の理解なしに放出は行わないというのが漁業者と国、東電との約束だったんですよ。しかし、理解されないまま放出を決めちゃった、約束をほごにしたんですよ。これからのことを聞いているんじゃない。  約束をほごにしたその関係閣...全文を見る
○山下芳生君 これからの前に、政治というのは信頼が何よりも大事だと思いますよ。その信頼を政府の側から今回壊したと。もっと言うと、民主主義の前提を破壊したというのが今回の行為だと言わなければなりません。責任極めて重大です。私は、今回の決定は撤回してしかるべきだと思います。  じゃ...全文を見る
○山下芳生君 先週も言いましたけどね、ベストを追求するのに削除する必要ない部分なんですよ、これは。むしろあった方がベストが追求されるのではないかと思うんですね。国民が納得できる説明はできないと思います。  何でこんな説明不能な環境大臣意見の削除がまかり通るのか、資料五を見ていた...全文を見る
○山下芳生君 何ですか、見せているんでしょう、事前に。
○山下芳生君 ちょっとちゃんと答えてください。
○山下芳生君 見せているんでしょうと。
○山下芳生君 見ていただいておりますということですよ。これ、重大だと思いますよ。何のためにアセスやっているんですか。  小泉大臣、先週ね、先週、環境大臣として言うべきことはしっかり盛り込んでいると答弁されましたけれども、しかし、この意見の形成過程の実態見ると、事業者が納得した内...全文を見る
○山下芳生君 この仕組みでは、言うべきことを言えないということを申し上げて、終わります。
04月22日第204回国会 参議院 環境委員会 第7号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、大臣に基本的な認識を伺いたいと思います。  私、学生時代にワンダーフォーゲル部に所属しておりました。ワンダーフォーゲルというのは、資本主義の発展期に人間が疎外されるという環境が生まれる中で、自然の中で人間性を回復しようというド...全文を見る
○山下芳生君 私は、今回の改正案でそのバランスが崩れるのではないかという危惧を持っております。  第一に、法案で新設される協議会なんですけれども、法案では、自然公園内で宿泊施設等の営業を行いたい事業者が中心となって都道府県や市町村とともに協議会をつくります。この協議会が事業計画...全文を見る
○山下芳生君 今回のモデルケースになったと思われる一つケースを紹介したいと思うんですが、瀬戸内海国立公園の六甲山地域なんですけれども、かつては企業の保養所などでにぎわっていた同地域を活性化させるために、二〇一八年の三月に六甲山再生委員会が設置されました。参加者は兵庫県、神戸市、神...全文を見る
○山下芳生君 手続は行ったということなんですが、六甲山再生委員会に委員として、実は環境省近畿地方環境事務所国立公園課長さんが参加されております。その国立公園課長は六甲山再生委員会でどういう役割を果たしているかということなんですが、資料一に第一回六甲山再生委員会議事要旨、二〇一八年...全文を見る
○山下芳生君 いやいや、通常三年ほど掛けてやるところをスピード感を持ってというのは環境省の課長さんが言っているんですから、今の説明とはちょっとずれているんですよ。  さらに、六甲山の再生委員会で議論した開発規制の緩和がどういう内容かを見たいと思うんですけれども、六甲山地区と摩耶...全文を見る
○山下芳生君 まあ日光はそうかもしれません。でもここはそういう保証はないわけですよ、特別保護地区が網を外されて第二種特別地域になっちゃったんですからね。そういう心配が起こっているということであります。  どういう地域かといいますと、資料五にこの特別保護地区の写真を、うちの事務所...全文を見る
○山下芳生君 私は、この六甲山再生委員会のような協議会が全国に横展開されて、こんなふうにあっという間にスピード審議、環境省も一緒になって開発をどんどんどんどん進めるということがやられちゃったら、これは今回の法改正が、貴重な自然を開発から守るどころか、開発にさらしてしまうということ...全文を見る
○山下芳生君 ちょっと苦しいんじゃないですか。それは想定していなくても、結果はそうなっちゃったんですよね。三井物産の要望どおり、提案どおりになったわけですからね。あっ、三井不動産ですね。  こういうやり方を、私は、想定していなかったで済ませたのでは、これからこの制度が大変な開発...全文を見る
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表して、自然公園法の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  今、世界では百万種の動植物が絶滅の危機に瀕しています。日本でも、この十年間で新たに九百七十一種がレッドリストに掲載されました。生物多様性条約愛知目標が掲げた、二〇二〇年まで...全文を見る
04月23日第204回国会 参議院 議院運営委員会 第23号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  衆議院の質疑を聞いていますと、西村大臣から驚くべき答弁がありました。緊急事態宣言の再発出となった今の状況について問われて、西村大臣は、何度も流行の波が起こる、今後も起こり得ると答弁したんですね。耳を疑いました、政府にはコロナを封じ込め...全文を見る
○山下芳生君 何度も流行の波が起こる、今後も起こり得るというのは、これからも繰り返すということを担当の大臣が、これから宣言を発出するときに発言してしまったんですよ。余りにもこれは、国民に対するメッセージとしては誤ったメッセージになってしまっていると思うんですよ。  今頑張ってい...全文を見る
○山下芳生君 幾ら言っても、百四十六位ですよ、言い訳できませんよ。私は、コロナを封じ込める立場に立たない政府の姿勢こそ今一番の問題だと思います。  今政治がなすべきは何か。コロナを封じ込めるための大規模検査を実行することですよ。中小業者の皆さんが事業を続けられる十分な補償を行う...全文を見る
05月07日第204回国会 参議院 本会議 第20号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  会派を代表して、温暖化対策推進法改正案について関係大臣に質問します。  法案に入る前に、田村厚労大臣に伺います。  新型コロナの感染者が入院できず必要な医療を受けられない事態が広がっています。国が主導して全国レベルの連携を強め、病...全文を見る
05月17日第204回国会 参議院 決算委員会 第6号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  二〇一九年、日本郵政グループによるかんぽ生命保険の不正販売が発覚し、大きな社会問題となりました。認知症の高齢者に一年間で十件以上の新規契約をさせる、新旧の契約を重複して結ばせ保険料を二重に払わせるなど、悪質な事例が全国で組織的に展開さ...全文を見る
○山下芳生君 三月に私の事務所に一通の手紙が届きました。長年、地方の郵便局の渉外社員としてかんぽ生命保険などを販売していた方からであります。  手紙には、不正営業が問題となった時期は、数字第一、四半期ごとの達成額が重要で、無理な営業によって信用を失った、自分は地域のお客様に迷惑...全文を見る
○山下芳生君 資料一に、今言われたことを数字で示された資料、これは日本郵政の資料です。  募集人の処分状況、これは現場で渉外職員としてかんぽ生命の契約をされる方ですが、懲戒解雇、累計二十八人です。それから、募集人の当時の管理者等の処分状況、上司の方ですけれども、停職、累計十三人...全文を見る
○山下芳生君 ちょっと甘過ぎると思いますね。組織ぐるみの不正ですからね。組織ぐるみというのは下から起こるんじゃないんですよ、上から起こるんですよ。  日本郵政の増田寛也新社長も、昨年末の記者会見で、本支社も分かっていて目をつぶったところは間違いなくあったと思うと。分かっていて目...全文を見る
○山下芳生君 これで辞めたり辞めさせられた現場の職員がたくさんいるのに、今の答弁では納得しないと思います。  総務大臣に伺います。  アメリカでは、経営実務論において不正誘引という考え方があります。経営陣は、社内に不正を監視、防止するための仕組みである内部統制システムをつくる...全文を見る
○山下芳生君 ちょっと、私が聞いたことにお答えはなかったんですけどね。監督していただくんだったら、さっきのアメリカの不正誘引という観点もしっかり入れていただいて、今後見てもらいたいと思いますね。  もう時間余りありませんので、最後に、これから日本郵便の渉外社員だった方がかんぽ生...全文を見る
○山下芳生君 今回の新しい形態では営業目標という言葉が見当たらないんですね。先ほどちょっとありましたけれども、やはりこれは営業目標、過大なノルマは絶対に復活させてはならないと思うんですけれども、この営業目標というのは今後もう持たないんでしょうか。
○山下芳生君 もう時間参りました。  手紙をいただいた方は、直接お話を伺いますと、こうおっしゃっていました。若い頃に自分が受けた研修では、お客様に迷惑を掛けてはいけない、お客様からの苦情がないようにしなければならない、数字第一でなく信用第一、信用されていない職員に大切なお金を預...全文を見る
05月18日第204回国会 参議院 環境委員会 第9号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、小島参考人にお尋ねします。  私もこの間、環境影響評価、アセスの在り方について当委員会で取り上げてまいりました。先生の先ほどの意見陳述では、もう時間がなくて、資料最後のアセスの...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございます。  もう一度、もう一問、小島参考人に伺いたいんですけれども、先生、自己紹介でも述べられたように、横須賀石炭火力行政訴訟の弁護団長もされているということですが、私も横須賀火力発電所の問題を含んで石炭火力について度々当委員会で取り上げてまいりまし...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございます。  関連して、小西参考人にも伺いたいと思うんですけれども、先ほど意見陳述の中で、二〇三〇年四六%削減を実現し、更に五〇%を目指すには、二〇三〇年石炭全廃止が必要だと。これが残っていると、つまり石炭火力が残っているとということだと思いますが、四...全文を見る
○山下芳生君 関連して、小西参考人にもう率直な御意見伺いたいんですけれども。  一部報道では、日本政府は二〇三〇年に石炭火力を全体の二割程度残そうと、そういうふうにしようとしているんだという報道もあるんですけど、事ここに来てまだ石炭にしがみつくという政府の在り方がもしあるとすれ...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。  水谷参考人に伺いたいと思います。  先ほどの資料の最後に、CO2を海底下や地中に貯留するBECCS、残念ながら日本には海底下や地中の貯留は向いていないというふうに述べておられますので、この点御説明いただきたいことが一点と、対応して、炭...全文を見る
○山下芳生君 ありがとうございました。
05月19日第204回国会 参議院 憲法審査会 第2号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  まず、憲法審査会の運営について意見を述べます。  そもそも憲法審査会は、改憲原案を発議し、審査する機関です。しかし、世論調査で政権に期待するテーマは何かと問われて、改憲と答える人は数%にすぎません。日本共産党は、国民世論が改憲を求め...全文を見る
05月20日第204回国会 参議院 環境委員会 第10号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  小泉大臣と論戦できることを楽しみにしておりましたので、御出席いただけてよかったと思っております。  地球温暖化対策、気候変動、気候危機に対応する上で何が必要かと。省エネ、再エネ、この飛躍的な普及とともに、温室効果ガスを削減する、排出...全文を見る
○山下芳生君 私、不適切なやり取りと言っていません。頑張っていると言っているんですよ、環境省。  それで、今ちょっと二月合意のことが先取りして言われましたけど、まだこの段階では二月合意は至っていないんですよね、局長級取りまとめという段階だった。  経産省に伺いますけど、私、こ...全文を見る
○山下芳生君 分かりました。新たに発電事業者となる、まあ入札する神戸製鋼の逃げ道をちゃんと用意してあるという御説明だったと思いますが。  そうすると、だったら、単に逃げるんじゃなくて、売電先の削減の努力をちゃんと発電事業者として確認しなさいよということに対して、経産省は、この環...全文を見る
○山下芳生君 この電力事業者の自主的枠組みということの説明だったと思うんですね、それを担保する高度化法などの説明だったと思うんですけど、何回聞いても、これ本当に担保されているのか、なかなか分からないんですよ。  要するに、神鋼はもう責任持たずに関電に委ねていると。じゃ、関電がど...全文を見る
○山下芳生君 もう時間参りましたけど、世界は二〇三〇年石炭火力ゼロですから、これから造ろうというアセスの在り方を、私、こんな議論していていいのかなとやりながら思っているんですけれども。やっぱり今までのその枠の中にとらわれることなく、やっぱりこれ政治決断ですよ、石炭火力を全廃すると...全文を見る
05月25日第204回国会 参議院 環境委員会 第11号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  五月の二十日、二十一日、G7気候・環境大臣会合がオンラインで行われました。小泉環境大臣も参加をされております。聞きますと、G7の大臣会合が気候・環境大臣でセットされたのは今回が初めてだということであります。G7の議長国がイギリスという...全文を見る
○山下芳生君 この共同声明で各国国内の石炭火力について述べたパラグラフ、三十二パラグラフを見ますと、ここの冒頭に、我々は、石炭火力発電が世界の気温上昇の唯一最大の原因であることを認識しというのがあるんですね。石炭火力が唯一最大の気温上昇の原因だと、これは非常に明快にすぱっと言い切...全文を見る
○山下芳生君 まあ、そういうふうに言われるんでしょうけど、そう言われるんじゃないかなと思って、資料一に、これはG7加盟国の石炭火力の方針を示した、イギリスのシンクタンク、E3Gの報告書などから作成した、これ朝日新聞の一面に載っていた図ですけれども、これによりますと、フランスは二〇...全文を見る
○山下芳生君 それではこの疑念というか、この報道を否定はできないんですよね、残念ながら。  それでちょっと中身に踏み込んでいきたいと思うんですけれども、この共同声明は、三十二パラグラフの中でさっき紹介した、排出削減対策が講じられていない石炭火力発電設備からの移行というふうに言っ...全文を見る
○山下芳生君 要するに、これ各国がそれぞれ自由に理解しても構わないという曖昧な文言になるんですね。  では、聞きますけど、日本政府としては、これはどういう認識なんですか。
○山下芳生君 もうちょっと具体的に聞きますけど、その中に超超臨界、USC、これは講じられているという認識ですか。
○山下芳生君 含まれるという御認識なんですね。  それで、よくそういうことをおっしゃるんですよ。超超臨界、USCは排出削減講じられているんだというんですが、じゃ、その超超臨界とは何かというと、発電効率がいいんだというんですね。発電効率というのは、石炭一キログラム当たり得られるエ...全文を見る
○山下芳生君 いや、だから、実質的に排出削減が講じられるという意味は、超超臨界の場合は発電効率が他の石炭火力よりはいいということでしょう。だけど、それはエネルギーの取り出しが効率がいいだけであって、CO2の排出を抑えるということとはまた違うわけですよね。それをそういうふうに強弁す...全文を見る
○山下芳生君 日本の場合はどういう状況なんですか、条件なんですか。
○山下芳生君 今の条件、厳格化の中にもやはり日本の高効率石炭火力の要請があった場合と、さっきと同じなんですよ、高効率石炭と。  それから、その同じ海外への支援の問題、パラグラフの中にやはりさっきと同じ表現があるんです。排出削減対策が講じられていない石炭火力発電への政府による新規...全文を見る
○山下芳生君 まあ残念ながら、アメリカのさっきのポリティコはそうは評価していないんですよね。日本が抵抗したと、会議を通じて日本は、日本の石炭資金、石炭技術の輸出を抑えようとするG7の努力に抵抗した、日本は世界第三位の石炭資金供給国であると、日本が難色を示すようであれば中国政府への...全文を見る
○山下芳生君 国際的な見方が残念ながらそうはなっていないということを私は紹介したんですが、逆に、やっぱり再エネをうんと支援するという、次にシフトするためにも、石炭火力の国外への支援はやめた方がいいということを申し上げて、終わります。
05月27日第204回国会 参議院 環境委員会 第12号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  私はかねてより、再エネの飛躍的普及のためには住民の納得と合意が得られるルールが必要だと主張してまいりました。今日は、そのことを示す具体的な事例を幾つか紹介したいと思います。  資料一にあるのは北海道石狩市ですけれども、現在、石狩湾新...全文を見る
○山下芳生君 風車を大型化すればするほど羽根の先端部分の速度が大きくなって低周波音の音域の音圧が増すと、遠くまで届くというふうに言われております。  それから、石狩の洋上風力に対する知事意見でも累積的な影響を懸念するという言葉が出ておりますので、既に三か所、十九基、六万キロワッ...全文を見る
○山下芳生君 累積影響について、この事業者は、自らの増加分は少ない、影響は小さいと言うんですね、自分ところは少ないんだと。しかし、これ、累積したら影響が出るというのが新しい北大の研究ですので、自分のところは小さいよというふうに言っちゃうのは、これはやはり住民の理解得られないと思い...全文を見る
○山下芳生君 資料四に、この石狩湾が今おっしゃった再エネ海域推進法の促進区域に指定されることを前提に、洋上風力発電の事業計画が今集中しております。これ合わせて、これ全部もし建ったとしたら八百三十四基になるんですね。もう洋上風力発電銀座に石狩湾がされようとしております。  資料五...全文を見る
○山下芳生君 大事な御答弁なんですけどね。新しい事態が、巨大な風車が集中して立地されようとしているわけです、しかも近場にね。これはよく見ていく必要があると思います。  資料六枚目で、これは埼玉県飯能市の阿須山中で進行中のメガソーラーの事業の計画図であります。元々、阿須山中は自然...全文を見る
○山下芳生君 時間が参りました。  今、本当にゆゆしき事態が全国で起ころうとしている、再エネ促進という名の下に起ころうとしている。やはり新たなルールの検討が必要だということを申し上げて、終わります。
06月01日第204回国会 参議院 環境委員会 第13号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日から、新法であるプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案の審議に入りますが、海鳥や鯨など海洋生物がプラスチックの破片やレジ袋などを大量にのみ込んで、生態系に悪い影響が出ていることは多くの人に知られつつあると思います。浜辺の...全文を見る
○山下芳生君 私もそう思いました。本当に審議にも生かしていきたいと思う番組でしたけれども、番組は、プラスチックという素材がどういう性質を持っているのか、環境や人体にどういう影響を及ぼすのか、映像と解説で最新の研究成果が非常によく分かるものとなっていました。  この番組にも刺激を...全文を見る
○山下芳生君 大事な御認識だと思います。  NHKの番組では、マイクロプラスチックを魚や貝が誤飲すると、本来の餌の摂取量が減って成長が阻害され、繁殖に影響すると、それがそうした魚介類を餌にするより大きな海洋生物の繁殖にも影響すると指摘しておりました。  資料二枚目に、番組で紹...全文を見る
○山下芳生君 まあ、いいでしょう。次、また聞きますけど、ちょっと問いに対する答えじゃなかったんですけどね。  要するに、マイクロプラスチックが非常に増えてきているのではないかという科学者からの研究に基づく提起があったわけですね。これをやっぱりしっかり受け止める必要があると思うん...全文を見る
○山下芳生君 マイクロプラスチックについては、そこに含まれる添加剤の影響も解明されてきました。プラスチックは紫外線で分解されてしまうために、それを抑えるための紫外線吸収剤、あるいは燃えにくくするための難燃剤などが生成過程で混入されます。  NHKの番組では、難燃剤の一部は動物実...全文を見る
○山下芳生君 マイクロプラスチックが運び屋になって生物の体内の中で有害な化学物質がしみ出すと、それが食物連鎖で魚の身にたまったものを人間が食べるということなんですが、ここで、高田先生によると、プラスチックよりも添加剤の方が環境や生物、人体への影響のメカニズムが今分かっているんだと...全文を見る
○山下芳生君 本当にそうしなければならないんですけどね。要するに、もうプラスチックを社会から減らしていくと、もうなくしていくと、そうでなければ、必ずマイクロプラスチックになって、海洋に流れればどんどんどんどんマイクロプラスチックが蓄積されていくわけですから、これはもう減らすしかな...全文を見る
○山下芳生君 人体への影響についてはまだ知見が乏しいという話でしたから、資料七、ちょっと紹介したいと思うんですけどね。ナノプラスチックになったら、もう小腸などから血管に入る可能性があると指摘されています。これ、NHKの番組で、スイスの研究で五十ナノメートルのプラスチック粒子が胎盤...全文を見る
06月03日第204回国会 参議院 環境委員会 第14号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  前回、全てのプラスチックは遅かれ早かれマイクロプラスチックになると、そして環境や人体に深刻な影響を及ぼすということを最新の知見に基づいて告発をいたしました。プラスチックを大量生産しリサイクルするのではなくて、私たちの社会から減らし、な...全文を見る
○山下芳生君 さらに、ペットボトルについて深掘りしたいと思うんですが、資料四は、環境省の海洋ごみ実態把握調査による漂着ごみ実態把握調査の結果であります。漂着ごみを品目ごとに集計し、人工物のうち占める割合が大きい上位十位を整理するとこういう結果になるんですが、個数ベースでは、ボトル...全文を見る
○山下芳生君 ようやく把握が始まったという感じで、それがどういう影響を与えるのかというのはこれからだと思います。  片や、ペットボトルの蓋には多くの添加剤が含まれています。資料六を御覧ください。  これも農工大高田先生作成の資料なんですが、タイトル、全てのペットボトルのキャッ...全文を見る
○山下芳生君 今、農工大の高田先生の調査結果を示しましたけど、これは全部検出されたという結果なんですよね、ペットボトルのキャップから、有害な物質、有害であるかもしれない、解明されなければ、物質が。今言ったのは、もうちゃんと禁止していますよということだったら、こんなことになるはずな...全文を見る
○山下芳生君 ちょっと心配になるような御答弁なんですよ。これだけの化学物質が出たと、環境ホルモンがね、健康に影響があると。これは科学者の最新の知見ですよ。やっていますと言っていることと違う結果が出たのに、やっぱり真摯にこの結果を認めて、あるいは調査して対応しなければ、環境省の名に...全文を見る
○山下芳生君 だったら、やっぱり情報開示すべきだと思うんですよ。小泉大臣、こういうことも含めてきちっと、一々ペットボトル全部に掲示することができるかどうか、私は可能ならすべきだと思いますけれども。何らかの形でこういうものが使われていますよということをちゃんと消費者に伝達しなければ...全文を見る
○山下芳生君 私は、やはりもうこういう疑わしいものは、知見が確定していないと言うけれども、科学者はこれは危ない物質だというふうに告発されているんで、だったらそれはきちっと情報開示してしかるべきだと思いますよ。そうじゃないとプラスチック減りませんよ。そう思いますね。  それから、...全文を見る
○山下芳生君 これ本当に進めていく必要があると思っています。次世代のためにも、地球の未来のためにもですね。今、そういう動きがやはり世界的にもう起こっていると。  そもそも、例えば私たち、水を、外国の水をペットボトルで売られていますけど、あれ運んできているわけですよね。それから、...全文を見る
○山下芳生君 終わりますが、社会システム、流通システムそのものをやはり変革していくということがどうしても避けられないということも共通の認識に、社会共通の認識にしていく必要があるということを申し上げて、終わります。
06月08日第204回国会 参議院 環境委員会 第15号
議事録を見る
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。  今日は、化学物質による環境汚染について質問します。  まず環境省に伺いますが、PFOSとPFOAという物質はどういう物質か、国際的にどのように規制されているのか、簡潔に説明いただけますか。
○山下芳生君 PFOSとPFOAは、用途としては例えばフライパンのテフロン加工ですとか泡消火剤などに用いられておりまして、ほとんど分解されない永遠の化学物質と、フォーエバーケミカルとも呼ばれております。  これらの物質がストックホルム条約で禁止されるに至るまでには歴史がありまし...全文を見る
○山下芳生君 実は、日本でも歴史があるんです。  二〇〇三年、京都大学大学院医学研究科の小泉教授らのグループが全国八十か所で調査を行いました。河川水や水道水でPFOA汚染が確認されました。  資料一は、この二〇〇三年の調査を後追いで報道した産経新聞の記事などであります。ほとん...全文を見る
○山下芳生君 今報告のあった環境省による全国調査は、資料三以降、四枚載せております。三枚目に赤線を引っ張ったのが先ほど紹介のあった最高値である大阪府摂津市の地下水でありまして、先ほど紹介された千八百十二ナノグラム・パー・リットルが検出されております。  この調査結果を新聞報道で...全文を見る
○山下芳生君 ちょっと残念な答弁なんですね。  もうこれだけの血中濃度が、因果関係も明らかに研究によってなっているにもかかわらず、健康、土壌の調査方法が確立されていないから手をこまねいているという、そんなことでいいのかなと。そういうことをやっていた結果、水俣だとかアスベストとい...全文を見る
○山下芳生君 摂津市のこの問題、環境省として、この研究の後追いをやるんですか。
○山下芳生君 じゃ、このお母さんの心配はほっとくということですか。
○山下芳生君 極めて残念ですけれども、本当にそれでいいのかと。健康被害との関係はおっしゃいましたけど、国内でも健康被害は既に確認されております。  その次に、資料八ですね。クローズアップ現代で二〇一九年五月に紹介されましたけれども、北海道大学の岸玲子特別招聘教授らの研究ですけれ...全文を見る
○山下芳生君 終わります。