山添拓

やまぞえたく

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数1回

山添拓の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第196回国会 参議院 議院運営委員会 第4号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  杉本参考人に伺います。  昨年の暮れに、リニア中央新幹線の建設工事をめぐって、スーパーゼネコン四社、大林組、大成建設、鹿島建設、清水建設、談合・受注調整の疑惑が報じられました。四社の共同企業体が受注していた外環道の地中拡幅工事では、談合...全文を見る
○山添拓君 公共工事では税金によって、あるいはリニアなどであれば運賃や料金などで最終的には国民、利用者の負担になる問題ですので、是非厳正な対処を公正取引委員会にはお願いしたいと思っております。  今、減免制度というお話もありましたが、課徴金制度の見直しを中心とする独占禁止法の改...全文を見る
○山添拓君 杉本参考人は、今の、今度見送る決断をしたということについて、自民党が独禁法改正に当たって、弁護士、依頼者間の秘匿特権の法制化などを行うように求めたと、それでは法制度全般に大きく関わるということで、そうした議論の結果、調整が付かなかったと、こういうように衆議院の方でも述...全文を見る
○山添拓君 改正、見直しがされれば、コンプライアンスの高まりやあるいは予防効果もあるということが、今のお話では、公正取引委員会として想定していた範囲を超えて、自民党やその背後にいる、恐らく経済界などの要望でストップされているということだと思っています。  最後に、時間の許す範囲...全文を見る
○山添拓君 終わります。
02月01日第196回国会 参議院 本会議 第4号
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○山添拓君 日本共産党を代表し、二〇一七年度第一次補正予算案に反対の討論を行います。  初めに、沖縄をめぐって安倍政権が発した驚くべき暴言について、抗議を込めて指摘します。  先月二十五日、衆議院本会議で我が党の志位委員長が相次ぐ米軍機の事故やトラブルについて質問した際、松本...全文を見る
02月07日第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第1号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。三人の参考人の皆さん、今日は本当にありがとうございます。  まず、保坂参考人に伺いたいと思います。  今日のレジュメ、資料の中にも中東地域の安定はエネルギー安全保障にとって決定的な重要性という言葉もありまして、エネルギー自給率六%と言われて...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  もう一問、中東の情勢に関わって伺いたいんですが、ISなどの過激集団によるテロ、これはいかなる理由があっても許されません。テロをなくすための国際社会の協力が必要ですけれども、アメリカやフランスやイギリスやロシアがISに対して軍事作戦行ってきた...全文を見る
○山添拓君 大変ありがとうございました。  続いて、芳川参考人に伺いたいと思います。  最近の報道なんですが、欧米の機関投資家が、化石燃料やたばこのように環境や健康への負荷が高い企業から投資の引揚げを相次いで表明しているということが報じられていました。世界の投資家の間で、環境...全文を見る
○山添拓君 終わります。ありがとうございました。
02月14日第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  参考人の皆さん、今日は本当に貴重なお話をありがとうございます。  諸富参考人に伺いたいと思います。  政府のエネルギー基本計画では、発電コストが低廉で、安定的に発電でき、昼夜を問わず継続して稼働できる電源をベースロード電源としています...全文を見る
○山添拓君 大変参考になりました。  もう一問、諸富参考人に伺いたいと思います。  この間、小泉純一郎、細川護煕両元総理が顧問を務める原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟が、運転中の原発は直ちに停止させ、廃炉計画を策定する、運転停止中の原発は今後一切稼働させない、自然エネルギーへ...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  最後に磯部参考人に伺います。  みやまスマートエネルギーの実践、自治体主導で再エネを活用して、電気の地産地消で地域の課題解決にも役立てようという取組、非常にユニークで興味深く伺いました。再エネを受け入れる側の送電網の容量が制約となっている...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。
02月21日第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  昨年二月の調査会で、私は福島第一原発における事故前の津波対策について質問をいたしました。二〇〇二年に地震調査研究推進本部が示した長期評価について、国が原発の津波想定に反映をさせず、むしろ意図的に無視して敷地の高さを超える津波への対策を怠っ...全文を見る
○山添拓君 全く判決受け止めていないと思うんですね。  長期評価の知見には、客観的で合理的な根拠があります。大体、この推進本部というのは法的な根拠に基づいて設置された会議体なんです。ところが、国は裁判では一貫して、長期評価は信頼できない、だから津波は想定外だ、こう言い逃れを図っ...全文を見る
○山添拓君 その判断自体が、私は決定によって批判をされているということを申し上げたいと思います。しかも、この間の原発の差止め裁判では、運転禁止を命じた広島高裁だけではなくて、五つ中四つの裁判所が火山ガイドそのものの不合理性を指摘しています。規制の基準こそが問われていると言うべきで...全文を見る
○山添拓君 ところが、昨年五月の調査会で私が質問した際、当時の田中規制委員長は、カルデラ噴火のようなものを予測することは求めていないと答弁をしました。これ矛盾するじゃないか。原発の運用期間中に影響を及ぼす可能性が十分小さいかの判断は、巨大噴火やそれによる影響の有無、程度についても...全文を見る
○山添拓君 しかし、少なくとも、原発の運用期間中にそうした噴火は起きないんだ、そうした噴火による影響が及ぶ可能性は十分小さいのだ、起きても影響は及ばない、こういう予測を求めているのに等しいガイドになっていると言わなければなりません。一方で、二〇一四年九月の御嶽山、今年一月の草津白...全文を見る
○山添拓君 規制委員会として予測できると考えているのかどうか、この質問に対してはいかがでしょう。
○山添拓君 現在の火山研究では、噴火の時期も規模も形も様式も、その推移や継続時間も、起こらないという予測も含めて、できないというのが火山学者の共通認識だと言われています。  規制庁に伺いますが、火砕流などが原発に影響を及ぼす可能性が十分小さい、つまり、そうした噴火はまず起こらな...全文を見る
○山添拓君 つまり、判断基準はないんですよ、調査の項目はありますけれども。これ、いかなる場合に立地が認められないか、重要なポイントで判断基準がありません。事業者任せになっているんですね。地震についてであれば、十二万年前から十三万年前まで以降の活動が否定できない、そうした活断層の上...全文を見る
○山添拓君 今、皆さんにもお示しいたしましたとおり、破局的噴火の発生間隔やその際の噴出量、その誤差、幅も考慮されずに、周期性が認められないものをあたかも周期的にしか起きないもののように九州電力は審査書を示しているわけです。これは恣意的だと言わざるを得ません。火砕流などが原発に影響...全文を見る
○山添拓君 その社内規程の中で、冷温停止のために、あるいは燃料体の搬出のために何年掛かって、搬出体はどのようなルートでどこへ搬出するのか、こうしたことは定められておりますか。
○山添拓君 確認されていないんですよね。事前に私ども伺ったときには、そうしたものが定められているかどうか内容までは確認していないという話でした。ちょっと、いかがでしょうか。
○山添拓君 要するに、確認していないということなんですね。  一方で、原子力規制庁が二〇一五年に発表したモニタリング検討チームの提言取りまとめでは、現代の火山モニタリング技術で巨大噴火の発生に至る過程を捉えた事例はいまだなく、実際にどのような異常が観測されるかの知見はいまだない...全文を見る
○山添拓君 モニタリングをさせているのに、モニタリングの結果どうなったか、その場合にはどういう対応を取るか、これは今後の検討課題だ、これでは安全対策にならないと思うんですね。  取りまとめでは、空振りも覚悟の上で安全側に立った判定を行う、使用済核燃料の冷却、搬出には年単位の時間...全文を見る
○山添拓君 研究、観測、防災、いずれの観点からも巨大噴火の予測や経過の推測は不可能だ、これから体制整備をするとされています。原子力規制行政だけが原発の運用期間中というピンポイントの期間に巨大噴火の発生可能性、それによる影響の可能性が十分小さいかどうか判断できるのだといって、かつモ...全文を見る
○山添拓君 新規制基準はバックフィットが売り物だったはずなんですね。そして、小規模な噴火でも火山灰の影響というのは多大なものです。しかも、いつどこでどのように起こるか分からないという火山の特殊性があります。直ちに全基を止めて対応すべきだということを申し上げたいと思います。  今...全文を見る
03月22日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  森友問題について伺います。  財務省による公文書改ざんが明らかになりました。一年以上にわたり国会を欺き、また国民を愚弄してきた罪は深いものだと言わなければなりません。改ざんが明らかになった後の世論調査で安倍内閣の支持率は、日本テレビ三〇...全文を見る
○山添拓君 大臣、国交省としても必要な調査や検証を行うということを約束されますか。
○山添拓君 疑惑の中心は、国有地をただ同然で払い下げた理由とその経緯にあります。  私もこの委員会で質問をしてきましたが、全く解決しておりませんし、それどころか、次々と疑念が出てきて、新たに出てきて広がっている状況です。値引きの根拠を算定した国交省に必要な調査や検証が求められる...全文を見る
○山添拓君 ちょっとはっきりしないんですが、国交省に対して依頼した事実はないということは今の段階では言えないということでしょうか。
○山添拓君 まだ分からないということなんですけれども、国交省に渡してあった文書は改ざん前の文書ということになりますので、そのままでよいと考えるのはちょっと不自然だと。ですから、依頼をしたということは十分考えられるわけですが、国交省に伺いますが、改ざんを依頼された事実はあるんでしょ...全文を見る
○山添拓君 大阪航空局に確認をしていただくということなんですか。そして、まだ確認ができていないという意味ですか。
○山添拓君 いや、それでは国交省は何もしないということではありませんか、財務省が終わるまでは。そうではなくて、先ほど大臣もおっしゃったように、国交省においてもこれからも必要な調査や検証を行うということであれば、大阪航空局に直ちに確認取っていただくべきじゃありませんか。
○山添拓君 全く消極的なんですね。確認のために必要な作業も何も、こういうことあったのかどうかということを確認すればいいだけですから、それは直ちにやっていただく必要があると思いますし、また、関係する職員の個人フォルダですとか、これまでにも確認されたような場所は徹底的に調べていただく...全文を見る
○山添拓君 日にちすら確認できていないんですね。  このとき、航空局は一緒だったんでしょうか。
○山添拓君 写真を撮影した際という意味です。
○山添拓君 では、なぜ三・八メートルと言えるのかと。航空局も財務局も現場で計測はしていないと、業者の説明でしかありません。ところが、その業者が、この間の報道では、近畿財務局や学園の側に求められて、実際より深く報告をしていた、ごみの深さは虚偽だと証言していると報道をされています。 ...全文を見る
○山添拓君 全然私の質問に答えになっていないんですが、その業者の説明、写真、それ以外の事実で三・八を指し示すような事実はありますか。
○山添拓君 では、なぜ四メートルではないんですか。
○山添拓君 要するに、その業者の説明、証言が焦点だということですよ。それなしには三・八だという根拠はないということだと思います。  財務省に伺いますが、財務省はこの業者に確認をしないんでしょうか。
○山添拓君 ちょっと、今質問が違います。業者に対して確認をされたんですかということを伺いました。
○山添拓君 それはおかしいですよ。航空局は、連絡取ろうとは少なくともしているということを答弁をされているんですよ。  それで、捜査に影響があるということですけど、大阪地検に、じゃ、そういう調査、聞き取りやるなと言われているんですか。
○山添拓君 勝手に判断しないでいただきたいんですよ。業者は、報道機関には幾らでも取材に応じているんですよ。聞けば教えてくれますよ。そして、近畿財務局がこういう指示をしたのかどうかということが問題になっているわけですから、それ確認するの当たり前だと思うんですね。  国交省は、大阪...全文を見る
○山添拓君 そうです。
○山添拓君 それはにわかには信じ難いんですね。これ、売却に向けて、先ほど来、航空局と財務局というのは一体で進めていたということをおっしゃっているんですよ。だから、大阪航空局の側にきちんと確認をしていただいて、そして業者に対しても、大阪航空局からも確認をしていただくようなことがやは...全文を見る
○山添拓君 資料の三ページにデータを起こしたものを付けておりますが、もう何度も国会でも紹介をされておりますが、国側の職員から、三メートルより下にあるごみは国は知らなかった事実、そこはきっちりやる必要はあるというストーリーはイメージしている。工事業者の側、そこは語弊がある、三メート...全文を見る
○山添拓君 今後の対応の協議かどうかではなくて、三メートルより下はないということを、そんなにたくさん出てきていないという言葉についてどう認識しているのかということを、どう説明されるのかということを伺ったわけです。  業者は三メートルより下はないと言っているのに、あるかのように描...全文を見る
○山添拓君 この場所には大阪航空局の職員も同席していましたね。名前も教えてください。
○山添拓君 名前も。名前も。
○山添拓君 ですから、出席されているんですよ、大臣。内容を承知していないとおっしゃるけれども、国交省も同席しているんですよ。  それから、先ほど来おっしゃっているように、この売却に向けた方向性は財務局と航空局と一緒になって、両者が一緒になって進めていたという話ですから、お互い情...全文を見る
○山添拓君 ですから、全然適切だとは言われていないわけです。  国交省はまた限られた時間で見積りを行うぎりぎりの状況であったと言い、だから多少大ざっぱな算定も許されるのだと言わんばかりの主張をしています。しかし、八億二千万につながる国交省の算定というのは唯一無二のものなのか。 ...全文を見る
○山添拓君 全然、検証可能なあらゆる事情に基づいたものじゃないんですよ。瑕疵担保責任の免除の実効性を確保するとか、あるいは限られた時間であるとか、そうした理由で慎重な調査検討を欠くと言われるような処分費用の算定が許されることにはならないわけです。  この最終的な判断をした、つま...全文を見る
○山添拓君 多少大ざっぱでも構わない、こういう判断をしたのは大阪航空局の補償課長である永尾和也氏であります。なぜそうした判断になったのかは、本人に聞かない限り事実は明らかになりません。この永尾氏は、三月三十日、口裏合わせの場にも同席をしています。同じくその場にいた近畿財務局の池田...全文を見る
○山添拓君 終わります。ありがとうございます。
03月23日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  リニア中央新幹線の工事をめぐる談合事件について伺います。  今日午前、公正取引委員会は、独占禁止法違反事件で大成、鹿島の幹部とスーパーゼネコン四社を刑事告発し、今日午後にも起訴という状況になっています。  公正取引委員会に伺います。告...全文を見る
○山添拓君 公共工事ではなく民間発注の工事で刑事責任が問われるというのは初めてのケースですので、意外だと思われた方もいらっしゃるかもしれません。  資料の二ページを御覧ください。  これまで二十四件、JR東海などが発注している工事の約六割、十五件で今の四社が三から四件ずつ工事...全文を見る
○山添拓君 遅いんですよね、対応が。この問題浮上したのは昨年末です。逮捕は三月二日です。ところが、政府は三か月以上の間、ほとんど何もしてきませんでした。捜査の進展を見守るというばかりで、事実確認すらろくに行わずに今日まで来ています。重大な犯罪行為なんです。遺憾で済む話じゃないと思...全文を見る
○山添拓君 既に全然厳正じゃない対応になっていると思うんですけどね。  東京都は、大成、鹿島の幹部が逮捕されたその日に二社を指名停止処分にしました。二件の水害対策工事の仮契約を解除しています。水戸市でも、ごみの最終処分場建設について、大林組JVとの仮契約を解除しました。北海道で...全文を見る
○山添拓君 JR任せなんですよ。民間発注だからということなんですね。  しかし、皆さん、大臣、昨日いらっしゃらない時間でしたけれども、今日、この委員会で与党の議員からはリニアはナショナルプロジェクトだというような指摘もされているんですよ。都合のいいときだけ民間だからといって手を...全文を見る
○山添拓君 資料の四ページに比較的分かりやすいと思われる表を載せておりますが、二段階なんですね。なぜこのような方式を取るのかといいますと、技術提案や見積価格が妥当かどうかを判断するには一定の知見が必要になります。JR東海やその子会社では知見が十分ではありませんので、ゼネコンの力を...全文を見る
○山添拓君 もう何度も聞いているんですけど、JR東海、どうしているかって分からないんですね。非公表なんですよ。そうですね。
○山添拓君 非公表なんです。これ、表の方を見ていただいても分かりますけれども、二ページの表のところで御覧いただきますが、契約金額について、そもそも全体も非公表ですから第一段階で払っているかどうかなんてことも分からないわけです。不透明さが談合の温床にもなっております。JR東海は、今...全文を見る
○山添拓君 それは二月の答弁と全く同じなんですね。民間工事で初めて刑事責任が問われる事態となっているのに、認識が甘過ぎると思います。談合したゼネコン各社には直ちに指名停止の措置をとるべきですし、JR東海に対しても再発防止のための実効性ある措置をとらせることが最低限必要です。民間発...全文を見る
○山添拓君 終わりますが、犯罪行為にまで悪用された事業です。この事業自体中止を私ども求めておりますが、談合疑惑については徹底究明が必要だということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございます。
03月29日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  まず、法案について伺います。新たに重要物流道路という仕組みを設ける内容です。  平常時のことについてですが、今、竹内委員からもありましたが、一定の重量や寸法を超える特殊車両は道路の通行に許可を必要としています。中でも、四十フィート背高国...全文を見る
○山添拓君 大型車誘導区間についても範囲を追加する中で、国際競争力強化のためと言っていますので、同じ政策目的なんですよ。その中で新たに許可を不要とする仕組みをつくるのは、今大臣もおっしゃったように、結局、運送事業者の、許可を取るのは面倒だと、こういう要望に応えただけで、そうなりま...全文を見る
○山添拓君 つまり、法改正要らないということなんですよ。  わざわざこのポンチ絵でも「等」と書いているのは、将来拡大することを想定したものなんですよ。これでは許可制度が骨抜きにされかねません。  現在、通行許可は国交省が行っています。許可制度の適用除外を認めれば、許可申請する...全文を見る
○山添拓君 今後、NEXCOが地中拡幅部の工事契約の入札を再開する場合、談合の疑義が払拭されない会社について契約相手から排除をするんでしょうか。新たな談合は許されないと考えますけれども、何をどのように検討しているか御説明いただけますか。
○山添拓君 高度な技術であるから談合が許されるということにはもちろんなりません。  談合疑惑を受けて、NEXCOにおいて調査委員会を設置をされて、そしてその結果を公正取引委員会と警察庁にも通報したと伺っております。調査や捜査の結果が明らかになるまで工事契約を再開すべきではありま...全文を見る
○山添拓君 確認ですが、発注方法も含めてということですね。
○山添拓君 はっきりおっしゃらないんですけれども、発注方法も含めて見直さないとまた同じことが起こるということを指摘したいと思います。  事業費の七五%が国費です。NEXCOも一〇〇%国が出資をする特殊法人です。疑惑の対象となりました四社というのは、言うまでもなく、先般告発し、起...全文を見る
○山添拓君 時間ですから終わりますけれども、今回の件は、地中拡幅部については、談合マニュアルの先なんですよ。その後、工事の契約を再開する場面での問題ですので、是非徹底した解明と調査が必要だと思いますし、談合の疑いが拭えないというのであれば本線工事についても中断をし徹底解明するべき...全文を見る
○山添拓君 日本共産党を代表して、道路法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案のうち、道路の改築に加えて老朽化した補助国道の修繕にも補助率のかさ上げを適用し、道路区域外からの落石や道路の陥没等への対策を拡充するなどの内容は、必要な措置であり、改善される点と考...全文を見る
04月03日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第6号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  日本政府観光局の調査によれば、日本を訪れる外国人が訪日前に期待することの上位は、日本食を食べることであり、自然、景勝地の観光、ショッピングと続いています。  我が党は、日本の文化や歴史、自然に魅力を感じる外国人が増えることは歓迎でありま...全文を見る
○山添拓君 憲法に則した、極めて多面的な価値、意義を記していると言えます。この条文、規定ぶりは、前身であります一九六三年の観光基本法の前文をほぼ踏襲しておりまして、半世紀以上にわたって観光政策の根幹に据えられているものです。  一方、安倍政権は、観光を成長戦略の柱に位置付け、大...全文を見る
○山添拓君 目的の規定からわざわざ相互理解の増進に寄与することというのを削ることはないと思うんですけどね。  訪日客を経済成長とのみ結び付ける最たるものがカジノだと言えます。大臣は、衆議院で我が党の宮本岳志議員の質問に対して、IRはまだ世の中に存在していない、法案も提出していな...全文を見る
○山添拓君 いや、法案ができたって別にIRはこの世に存在しないんですけれども。  IR実施法ができてもカジノ、IRに使わないんですか。それならそう明言していただきたいんですが。
○山添拓君 確定的に答えられないということで、否定をされないわけです。訪日外国人から出国時に税金という形でお金を取って、それをカジノ整備に充てて、またカジノでお金を落としてもらって、そして経済成長、やっぱりこれがおもてなしと言えるのかと私は思います。  安倍首相は施政方針演説で...全文を見る
○山添拓君 はっきりおっしゃらないんですけど、これリンクしないんですよね。八万回という目標達成を目指したときには、当時の訪日外国人客の目標は二千万人でしたので、これリンクするはずがないわけです。四千万人という目標ありきでいきますと、どんどん発着回数を拡大する方向にしか進みません。...全文を見る
○山添拓君 当時は発着枠を増やすことができませんでしたので、その場合には既存の枠を回収して新規参入に割り当てるという方法を取った、そういう先例だということです。  資料をお配りしておりますが、交通政策審議会の二〇一三年の需要予測では、国内線は、今後、実質GDPの成長率が年平均二...全文を見る
○山添拓君 今お聞きいただきましたように、それぞれ満杯というわけではもちろんありませんし、これから発着回数を増やすということは可能なんですね。  例えば、今、大きな議論になっております羽田空港の飛行経路の見直し、都心上空の飛行ルートによって増やそうという発着回数は、これは最大で...全文を見る
○山添拓君 ですから、やっぱり四千万という目標をはめることによって、逆に無理を強いるような形になるわけです。  成田空港では……(発言する者あり)ちょっとお静かになさってください。
○山添拓君 発着回数にまだ余裕がある中で更なる上積みが計画をされまして、羽田空港で計画される都心上空ルートの運用は、当面十五時から十九時の四時間としています。その理由は何なのか。  二〇一四年七月の技術小委員会中間取りまとめの五ページでどのように記しているか、御紹介ください。
○山添拓君 要するに、航空会社の希望なんですけれども、この航空会社の希望というのは何なのかといいますと、これ国際線の乗り継ぎ旅客を取り込むということなんですね。十五時台から十八時台にかけては、北米便ですとかアジア便の発着が重なります。ですから、アジア各地、中国なども含めて、そこか...全文を見る
○山添拓君 はい。  観光政策の基本理念というのは、住んでよし、訪れてよしの観光まちづくりです。住民生活の犠牲の上に増便、拡張ありきの機能強化は見直すべきだということを改めて主張、強調いたしまして、質問といたします。ありがとうございました。
○山添拓君 日本共産党を代表して、外国人観光旅客の旅行の容易化等の促進による国際観光の振興に関する法律の一部を改正する法律案及びその修正案に反対の討論を行います。  安倍政権は、訪日外国人客を二〇二〇年四千万人、二〇三〇年六千万人という目標を掲げ、観光を成長戦略の柱の一つに位置...全文を見る
04月04日第196回国会 参議院 本会議 第11号
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○山添拓君 日本共産党を代表し、国際観光旅客税法案について質問します。  法案に先立ち、森友問題について伺います。  証人喚問で佐川前理財局長は、疑惑の核心を一切語らず、刑事訴追のおそれと関係のないことまで証言を拒否し、一方で、安倍首相や安倍昭恵氏、官邸については、関与も影響...全文を見る
04月05日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  森友学園問題について伺います。  財務省による改ざん前の文書には、五か所にわたって安倍昭恵氏が出てまいります。議員等の来訪状況を記した中で、二〇一四年四月の講演と視察、そして、それを受けて同年四月二十八日に籠池氏の発言を紹介する形で登場...全文を見る
○山添拓君 今おっしゃったのは、三月十六日の音声データの中でのことです。ですから、森友側が新たなごみが出てきたと言ってきて、そしてその後、航空局がごみの見積りをするまでの間には、少なくともこれ昭恵氏が関わっているということも御存じだったわけです。  三月二十二日の当委員会で、私...全文を見る
○山添拓君 富士支部の裁判例というのは、これは契約書に瑕疵担保責任免除条項がありませんでして、確約書という別の書類のなお書きに書かれていた文言をもって免除されるよということを売主、これは道路公団ですが、こう主張したのが問題になりまして、結果的に特約が認められなかったという事例です...全文を見る
○山添拓君 財務省に伺いますけど、財務省は当時こうした裁判例、前提にされていたんでしょうか。もし今確認できれば。
○山添拓君 少なくとも航空局は、これは裁判例があるからこういう対応をしたんだよというのは、国会で質問されたから、後からそう評価したというだけの話なんですよ。  航空局長、前回の私の質問に対しては、実際の見積りは具体的な前提や状況を踏まえて行う必要がございます、そして大阪航空局の...全文を見る
○山添拓君 それだけなんですよ。別に法的に認められるからこうしたんだ、裁判例上こういう例があるからそうしたということではないわけです。  札幌地裁の判決には、瑕疵とは何か、このことについて次のような指摘がされています。この事件は宅地の売買でした。  地中に土以外の異物が存在す...全文を見る
○山添拓君 学校として建設し、運営するための土地として売買をされているわけです。  今回明らかにされました改ざん前の決裁文書には、森友側の弁護士から、本地は小学校を運営するという目的を達成できない土地であるとして、小学校建設の工期が遅延しないよう国による即座のごみ撤去が要請され...全文を見る
○山添拓君 いいんですよ、それで。航空局が見積もった一万九千五百トンの一%ですよ。ですから、仮に新たなごみがあったとしても、開校時期ありきの森友としてはごみを撤去しなくてよいと判断しています。つまり、ごみを撤去しなくても学校用地の売買という今回の契約の目的は達成できたわけです。 ...全文を見る
○山添拓君 答えていないですよ。  売買契約を締結するに当たって、ごみがあっても契約の目的達成できるかどうか、この観点で検討されたんですかと。昨日ちゃんと通告しましたから、答えてください。
○山添拓君 それは賃貸借についての、を前提とする法律相談なんですよ。売買を前提として照会されたのかということです。
○山添拓君 もう一度伺いますけれども、売買契約を結ぶに当たって、新たなごみがあっても契約の目的達成できるかどうか、この観点で検討を行ったことあるんですか、その観点からの法律相談を部内で行ったことあるんですか。これだけ聞いているんですよ。何で答えない。
○山添拓君 それだけ答えていただければいいんですけど。  当時、そういう可能だった検討はしていないんですよ。果たしてこのままで売買契約の達成という、今行わなければならないことを達成できるかどうか検討していないんですよ、必要な検討を。  時間のない中でぎりぎりの対応だということ...全文を見る
04月10日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  今回の建築基準法改定案は、糸魚川市の大火やアスクル倉庫の火災などを受け、建築物の安全性の確保が必要だとする一方で、空き家が増えているのでその転用を促し、既存ストックの活用を進めるなどとするものです。  初めに確認をいたしますが、建築基準...全文を見る
○山添拓君 御丁寧に説明いただきましたが、生命、身体の安全を確保するということが根底にありますし、しかも、それを事前にチェックするというのが建築確認の仕組みだということでありました。  今日、資料を一枚お配りしておりますが、現在、三階建ての戸建て住宅を他の用途に転用する場合、例...全文を見る
○山添拓君 不特定多数者が利用する場所であるからこそ、生命、身体の安全のために特別な規制がしかれてきたということです。  我が党は、空き家対策として、建築物を住宅以外の用途へ転用することを含めて活用することが必要だと考えますが、そのような事情があるとしても、安全に関する規制を単...全文を見る
○山添拓君 確認ですが、そのように政令改正をするということなんですね。
○山添拓君 民泊法においては、民泊は宿泊施設ではなく住宅とされております。ですから、民泊法の場面では対象となりませんし、今回の法案の説明にも今おっしゃったような説明はありませんでした。しかし、民泊こそ不特定多数人が利用し就寝する施設でありますし、また住宅からの転用も容易に想定され...全文を見る
○山添拓君 基本的には所有者任せということなんですよ。建物の所有者の責任だとおっしゃいました。定期報告の制度も御紹介いただきましたが、これも所有者や管理者が一級建築士などに状況調査をさせて、その上で自ら自治体に報告するというものですから、やっぱりこれ結局、所有者任せということにな...全文を見る
○山添拓君 耐火構造は新築の場合も不要になると。  では、なぜ国会に対する説明資料にそのように書かないんですか。私たちが説明を受けた資料では、あたかも転用する場合だけの規制緩和のように書かれているんです。なぜそのように記されないんですか。
○山添拓君 やっぱり空き家の活用だと言えば反対する声は少ないだろうというような、そういう考え方の下に、実際の法案がもたらす効果を説明しないというのは、ちょっとこれは立法府での議論を軽視するものだと私は指摘したいと思います。  この間、二〇〇八年十月に大阪市浪速区の個室ビデオ店で...全文を見る
○山添拓君 時間ですので終わりますが、安全性が脆弱な共同住宅などで多くの人が命を落とすケースが後を絶ちません。先ほど来御紹介ありますように、今年一月の札幌市の共同住宅の火災でもそのことはありましたし、その原因や背景の徹底的な検証こそが求められます。小規模であっても、命の安全に関わ...全文を見る
○山添拓君 日本共産党を代表して、建築基準法改正案に反対の討論を行います。  本法案には、大規模物流倉庫を念頭に、建築物の維持保全計画の作成、提出を義務付け、延べ面積百五十平米以上の重層長屋について条例による接道規制を可能とするなど、積極的に評価できる部分があります。  しか...全文を見る
04月11日第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第4号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  三人の参考人の皆さん、今日は長時間にわたり、ありがとうございます。私から、竹内参考人と大島参考人に御質問をさせていただきます。  先ほど市田委員の質問の中にもありましたが、外務省の気候変動に関する有識者会合、エネルギーに関する提言の中で...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  今の点に関わってもう一問、竹内参考人、また大島参考人に伺いたいのですが、政府は電力を安くかつ安定的に供給するには原発が必要だとしています。原発が本当に安いのかという点は大島参考人からありましたし、また竹内参考人の今日の事前の資料でも少し拝見...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。
04月13日第196回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  初めに、消費者行政におけるギャンブル依存症対策について伺います。  カジノ解禁のためのIR推進法の附帯決議がギャンブル依存症対策を求めたのを受けて、政府は大急ぎで関係閣僚会議を開きました。二〇一七年八月、三回目にして取りまとめも行われま...全文を見る
○山添拓君 要するに、従来はギャンブル依存症の問題を消費者問題としては位置付けておりませんでした。消費者団体などから依存症対策を求める声が上がっておりましたが、ほとんど行ってこなかったというのが実態であろうと。医療の問題だという扱いだったかと思います。  昨年、国立病院機構久里...全文を見る
○山添拓君 今ありましたけれども、ギャンブル依存症を放置しておけば症状は悪化する、あるいは借金も増えてかさんでいくのだと、そういうことで対策が必要だということを消費者行政としても認識をしたわけです。そしてまた、消費者庁の行政以外もギャンブル依存症対策というのは始まったばかりだとい...全文を見る
○山添拓君 ですから、立入検査を行ったり未開封の牛乳については検査したわけですが、少なくともその段階では原因は特定されていないわけですね。  ところが、明治がどう発表しているかということですが、資料の四ページを御覧ください。関係行政機関による調査結果として、商品の安全性に問題は...全文を見る
○山添拓君 先ほど原因は特定されなかったとおっしゃったじゃありませんか。異味異臭はなぜ起こったのかという原因は特定されていない、こういうことでしたよね。そこだけ確認させていただけますか。
○山添拓君 いや、そうなんです、ですから、確認されていないんですよ。  ところが、さらに明治は、資料の五ページ御覧いただきますが、原因が特定されていないにもかかわらず、再発防止策としては、今後、生産者団体に対して原料供給元における風味の管理強化を要請し、生乳の品質向上につなげて...全文を見る
○山添拓君 つまり、再発防止を原乳に求めながら生産地は特定しない、そして、原乳が原因であれば広範囲の出荷先に影響が及ぶと考えられるのに、可能性のある範囲も明らかにしていないわけです。  今回は紙パックの牛乳ではなく、瓶牛乳で発生をいたしました。瓶の消毒には塩素系の洗浄剤を使いま...全文を見る
○山添拓君 何もしない人を司令塔とは呼べません。  これだけ問題だと言われているのに、そして明治の対応、今御覧になったように、特定されていない原因をあたかも特定されたかのように消費者やあるいは生産者の責任に押し付ける、こういう問題を放置しておいて消費者行政を全うすることはできな...全文を見る
○山添拓君 要するに、ずさんな実験でエビデンスが不十分だと、論文発表すらないのに結論を得たかのような発表になったことが問題視されているわけです。  今お話の中では、山川PMに今後新たな研究をやらせるというお話がありまして、何か山川氏が悪かったというような扱いになっているんですが...全文を見る
○山添拓君 ちょっと、ちゃんと反省しているんですか。こういうことで誤った情報を国民に与えたということについて、そこはいかがですか。
○山添拓君 何か余りはっきりしませんけれども、記者発表が行われたのは昨年の一月十八日でありました。バレンタイン商戦が始まるタイミングなんですね。資料の八ページに、御覧いただきますが、こうして全面広告を打っております。この二十一日ですが、山川PMと明治の社長が並んだ全面広告で、これ...全文を見る
○山添拓君 大臣、大臣は、四月三日の衆議院の消費者問題特別委員会で、我が党の畑野君枝議員からこの問題指摘をされて、そしてホームページについても、実物を示して、適切に対応するべきだということを求められました。そして、その際には、早急に対応させていただきたいと答弁されています。十日た...全文を見る
○山添拓君 共同研究を発表する際には山川PMも内閣府も最大限に利用して、問題が指摘されれば契約を解消して終わりにすると。チョコが売れて一番得をしたのは明治ですけれども、何の責任も取っていない、また、それに対して内閣府も何ら指摘をしていないという状況が続いております。これでは納得い...全文を見る
○山添拓君 ですから、確証が得られていない脳の若返りどころか、注意すべき事項もあるような商品だということであります。  そこで、大臣に改めて伺いますが、高カカオチョコレートでは、内閣府のお墨付きを得て、仮説段階にすぎない脳の若返り効果を最大限宣伝をし、問題が指摘されても自らは謝...全文を見る
○山添拓君 実は、明治においてはこのほかにも、ある実験でヨーグルトのR―1がインフルエンザに効くと、こう「あさイチ」で大宣伝をしまして、ヒット商品にしたことがありました。この実験は、佐賀県有田町の井上医師と明治が共同で行ったものでしたが、これも実験の有効性が疑問視されるもので、後...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第10号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  森友問題について伺います。  四月十二日の朝日新聞で、二〇一六年当時、近畿財務局が大阪航空局にごみの積算量を増やすよう依頼したと取引の関係者が説明している、当事者が説明していると報じられました。  当初、航空局はごみ撤去費用の見積りを...全文を見る
○山添拓君 誰に対して調査していますか。
○山添拓君 職員四名を中心にということだと思いますが、一年以上にわたる説明が根本から揺らぐ問題であります。調査は進捗に応じて、その都度国会にも報告していただかなければならない、このことを申し上げておきたいと思います。  建物の権利を持つ藤原工業の社長が、十三日、NHKの取材に対...全文を見る
○山添拓君 いや、これ、ひどい話だと思うんですね。ずっとごみの話があって、ごみ、ちゃんと調査してくれと。本当に、国交省が言うように、航空局が言うように、一万九千五百トンものごみがあったのかどうか調査してくれということを言われてきた、再調査はできないと言ってきた。しかし、再調査する...全文を見る
○山添拓君 ですから、住民参加というのは都市計画決定の前後を通じて各段階で保障されておりまして、単に市町村が決めたものを押し通すというものではないということであります。  本法案は、都市計画法に市町村長が指定をする都市計画協力団体制度を創設するとしております。資料の一ページに条...全文を見る
○山添拓君 これは大事な答弁だと思います。法律上は取り消され得るわけですね、協力業務を適正かつ確実に実施していなければ必要な措置を講ずるよう命じると言っていますから。市町村は自らに都合の悪い団体を協力的でないということで排除しかねないわけですが、それはないのだという答弁でありまし...全文を見る
○山添拓君 本来、提案者の意見ぐらいは聴くべきなんですけれども、今大臣おっしゃったように、提案を採用しない場合にはあらかじめ都市計画審議会の意見を聴くことになっているわけですが、東京都ではこの提案者の意見聴くようになっておりません。ですから、自治体は採用しないと決めれば圧倒的に有...全文を見る
○山添拓君 時間ですから終わりにしますけれども、例えば品川区では、大崎駅西口の再開発で公聴会を開かない、地区計画案で地権者に対して事業者による説明会を行っているから構わないのだとしております。しかし、十六条一項というのは、大本の都市計画案を作る際に自治体が地権者だけでなく住民に意...全文を見る
○山添拓君 都市再生といって大都市で進められている実態はばらまき、優遇だと。そうではなく、住民参加のための、あるいは住民本位の都市再生に努めるべきであることを指摘して、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
○山添拓君 日本共産党を代表して、都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、都市と地方の格差拡大や人口減少に歯止めが掛からない中、都市のスポンジ化対策や遊休空間の活用により土地利用の是正を図ろうとしています。市町村が関与しながら住民参加で行わ...全文を見る
04月18日第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  二月の当調査会で、私は原発の安全審査における巨大噴火の位置付けについて質問をいたしました。  原子力規制委員会は、その後の三月七日、火山影響評価ガイドの基本的な考え方なる文書を発表し、従来の巨大噴火対策を事実上骨抜きにいたしました。資料...全文を見る
○山添拓君 いろいろ条件を付けられたように見えるんですけれども、社会通念上容認できる水準だと判断できると、こう言い切っているわけですね。  巨大噴火が社会通念上容認できるリスクなのかどうか、こういった点は従来の火山影響評価ガイドにはどこにも書かれておりません。パブリックコメント...全文を見る
○山添拓君 つまり、炉心損傷頻度でいえば一万年に一回程度、格納容器機能喪失頻度でいえば十万年に一回程度ということであります。一万年とか十万年に一回の事故にも対応できる性能を求めているんですよ。  そして、規制委員会が言っている巨大噴火とは、噴火規模としては数十立方キロメートル程...全文を見る
○山添拓君 いや、おっしゃるとおり、有史以来記録はないんですよ。しかし、だからといって、次に起こらないとは言い切れないわけです。  大体、そもそも活断層については、規制委員会は十二万年から十三万年の遡って調査をし、その対応を求めているわけです。一万年に一回、いや、七千年に一回、...全文を見る
○山添拓君 原発の安全性が確保されないときは、周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼします。周辺環境を放射能で汚染するなど、深刻な被害を、災害を引き起こすわけです。したがって、稼働中の原発について、その時々の最新の知見に照らして、科学的な知見に照らして、技術基準への適合性を通じて...全文を見る
○山添拓君 今委員長ヒアリングとおっしゃいましたが、ヒアリングのあったことを示す根拠は何かございますか。
○山添拓君 今陳述書とお話がありました。この間、幾つかの裁判で国が提出した証拠の中に、当時の東京電力の社員が、東電内部や恐らく他社の社員宛てに送ったと思われるメールが添付されておりました。二〇〇二年七月三十一日に長期評価を発表された直後の、八月五日から二十三日にかけてのものであり...全文を見る
○山添拓君 それ自体が大問題なんですが、ひとまず出されているメールに基づいて質問をさせていただきます。  今委員長お話あったように、裁判で東京電力が提出してきてようやく把握した内容だということでありました。  資料の三ページを御覧ください。二〇〇二年八月五日十九時二十分のメー...全文を見る
○山添拓君 資料の四ページから五ページにかけて、八月五日のメールには、Q1とQ2という質問と、それに対する答えが添付されております。これらは保安院においては保管しておりますか。
○山添拓君 Q1は、「七月三十一日に地震調査研究推進本部は、三陸沖から房総沖で今後三十年以内に津波地震が発生する確率を二〇%と発表したが、原子力発電所は大丈夫か。」という問いです。Q2は、「地震調査研究推進本部は、三陸沖から房総沖の海溝寄り領域においてどこでも津波地震が起こること...全文を見る
○山添拓君 メールを読む限りは、対応必要だと考えているんですね。  資料の三ページのメール本文に戻りますが、「福島〜茨城沖も津波地震を計算するべき。本日、東北電力から説明を受けたが、女川の検討では、かなり南まで波源をずらして検討している。」とあります。保安院として、福島沖でも試...全文を見る
○山添拓君 規制される側の東電が抵抗して、津波計算をするべきだと言っていた国の要求をはね返しているわけです。  資料の九ページを御覧ください。八月七日十五時四分のメールです。  宿題を解決するために、東京電力は、長期評価にも関わっていた産業技術総合研究所の佐竹健治氏に意見照会...全文を見る
○山添拓君 いや、後の方はそんなに聞いていることじゃないんですけれども。  いや、要するに、伝えていないわけですよ、正確に。意見照会をしてこいと、国からの宿題になった、ここまでは正しいかもしれません。しかし、その後、意見を聞いたけれどもその内容を正しく伝えるでもないと。そして驚...全文を見る
○山添拓君 保安院に、あるいは保安院から引き継いだはずの規制委員会に当時の記録が何ら残されていないということ自体が大問題であります。これ、メールからも読み取れますように、長期評価を受けて国は対応が必要だと考えたんですね。当然です。政府の地震調査研究推進本部は、一九九五年の阪神・淡...全文を見る
○山添拓君 何もないと、唯一このメールだけだとおっしゃるわけです。そして、メールによれば、長期評価をどう見るのか、それに基づく対応が必要であるか否かの検討は全て東電任せです。東電の回答を、そうですか、分かりましたと言って済ませているわけです。  これで規制行政と言えますか。規制...全文を見る
○山添拓君 いや、それでは困ると思うんですね。それでどれだけの方がふるさとを失って、苦しみを今なお続けていると思うのか。技術基準の適合性審査を通じた安全性の確保という在り方は全く機能していなかったということが明らかになっています。  事故の原因究明は国会の責任でもあります。メー...全文を見る
○山添拓君 長期評価の知見に関しては、この間、東電幹部が強制起訴をされました刑事事件の裁判で新たな証言も出てきております。  二〇〇八年、長期評価に基づいて最大十五・七メートルの津波想定を得て、津波対策の担当社員が武藤副社長に報告をしたと。防潮堤を設置する許認可手続など調査を指...全文を見る
05月09日第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第6号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  政府は、四月二十七日、エネルギー基本計画の骨子案を明らかにいたしました。私は、この調査会でもその内容に沿って説明をいただくべきだ、また資料も配付いただくべきだと考えまして、その旨もお伝えしましたが、そうはなっておりません。  そのことは...全文を見る
○山添拓君 行っていないわけですね。  政府の従来の試算は、原発のコストはキロワットアワー当たり十・一円。しかし、大島参考人が独自に試算した結果では、設計段階から安全性を高めるための建設費や事故リスクの対応費を適切に評価すれば、キロワットアワー当たり十七・六円程度になるとされて...全文を見る
○山添拓君 試算していないのになぜそんなことが言えるんですか。いいかげんなことは言わないでください。  電力事業者だとか経済界というのは、原発再稼働しないと電気料金が上がると脅しのように言っています。ですから、多くの国民が再稼働なしには電気料金下げられないと思い込まされているわ...全文を見る
○山添拓君 骨子案では、二〇三〇年段階ではベースロード電源ということを記しているんですが、二〇五〇年では記していないんですね。それは、先ほどおっしゃったように、不確実性だとか様々これから確定できない要素を踏まえてそういうことになっているのかと思いますが、しかし、二〇三〇年でベース...全文を見る
○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  調査テーマである「我が国の資源エネルギー戦略」に関して意見を述べます。  どの世論調査でも、原発再稼働反対は国民の揺るぎない多数派です。福島第一原発事故による広範囲で今なお続く深刻な被害、放射能汚染がもたらす社会的に容認し難い原発事故の...全文を見る
05月11日第196回国会 参議院 本会議 第18号
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○山添拓君 日本共産党を代表して、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律案について質問します。  公文書の改ざん、森友、加計疑惑、働き方改革をめぐるデータ捏造、自衛隊日報隠蔽にセクハラ。安倍政権の底なしの異常さと開き直り、真相解明に背を向け続ける...全文を見る
05月15日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第11号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  森友問題について伺います。  国有地売却をめぐって財務省と学園側との間で行われた面談や交渉に関する記録が存在していることが分かったと報じられています。近畿財務局のメールなどが数百ページ分、五百ページ残っていたという報道もあります。  ...全文を見る
○山添拓君 佐川氏は、今もお話あったように、証人喚問では、記録がないと当時言っていたのは文書管理規程上のことだと述べていました。  財務省は、昨年の国会答弁に当たって、交渉記録の有無、今問題になっているようなものの有無を確認していなかったということなんですか。
○山添拓君 今のは質問に答えていません。  去年の段階で我が党の宮本岳志委員、ほかの委員も含めてですが、交渉記録はあるのかということを尋ねていたのに、その際確認していなかったのかどうか、このことを聞いているんです。
○山添拓君 確認したかどうかを確認している、こんなばかな答弁がありますか。確認は一年前に既に終わっていたはずのものです。直ちに示すべきだと言わなければなりません。  次に、ごみ増量依頼について伺います。近畿財務局が、当初から八億円の値引きを前提として大阪航空局にごみの積算量を増...全文を見る
○山添拓君 質問に答えていただいていないんですけど、大臣の下には今どこまで分かっているのかということを報告されているんでしょうか。
○山添拓君 依頼があったかなかったか、それぐらいは直ちに分かることだと思うんですね。これ重要な事実ですから、見積り変えたということなので、そんなに何度も何度も確認しなければ分からないような話ではありません。  調査は進捗に応じて報告すべきだと四月十七日の当委員会でも私は指摘をい...全文を見る
○山添拓君 仮定の質問じゃございません。だって、その仮定を否定できない状況にいるというわけですから、今依頼があったかどうかすら確認を進めている状況で、それはずっと確認中だと言い切るつもりなんでしょうか。  野党六党はこの間、国会審議の前提が崩れていると申し上げてきました。その一...全文を見る
○山添拓君 工事事業者は何とお答えになったんですか。
○山添拓君 建物が建っていない部分については調査に応じると工事業者は述べているんですか。
○山添拓君 委員の皆さんもこの時間稼ぎの状況、御覧になっているかと思います。聞かれたことには答えないし、聞かれていないことを長々と答弁する。  管財人には聞かれたんですか。管財人は何と答えていましたか。
○山添拓君 つまり、管財人に確認しないと何もできないとこれまで言ってきたんですけれども、そうじゃなかったと、管財人は任せると言っているということです。直ちにグラウンド部分、再調査をするべきだと申し上げたいと思います。  航空局による八億二千万円もの値引きの積算が本当に適切なのか...全文を見る
○山添拓君 続けて伺いますが、ボーリング調査によれば、この箇所では地下三・八メートルまでごみがあったとされているんですか。
○山添拓君 ボーリング調査では、地下一メートルより深いところにビニール片や木片など多く混入とあり、三・一メートルより下は粘土や粘土質の砂だとされています。ごみの混入は記録をされておりません。四メートルや八・五メートルという辺りでは貝殻片が少しあるという記述があります。その先、地下...全文を見る
○山添拓君 これ、重大な答弁だと思うんですね。満遍なくあるわけじゃないんだということをお認めになっているわけです。航空局が三・八メートルでごみが出てきたと主張している唯一の場所で、ボーリング調査によれば確認されていないごみがあったというわけです。しかも、お示ししているように、写真...全文を見る
○山添拓君 聞かれていることに答えていないと思うんですよ。  ボーリングでは出てこなかったと、ところが、出てきたと言っている。そうであれば、その三・八メートルの根拠を、明確な根拠を残しておく、記録として。それが当たり前の調査じゃないですか。そういうことをされていない。  そし...全文を見る
○山添拓君 ほかに文書があるのかどうかということを聞いているんですが、ないというお答えだと思います。  ところが、この文書では、なぜ三・八メートルで出てきたと言えるのか、なぜ三・八メートルが一か所出てきただけなのに全面的にそれを適用するのか、なぜくい打ち部分九・九メートルからご...全文を見る
○山添拓君 ひどい話なんですよ。勝手に異動させて、話を聞きたいということは前から申し上げているのに、話を聞けない状況にしてしまう。  航空局は、本件土地の地下埋設物の数量を算出する際、会計検査院の言葉で言う混入率法という手法を用いました。面積と深さと混入率を掛け合わせる方法です...全文を見る
○山添拓君 時間が来ましたので終わりますが、混入率法と今おっしゃったんですけど、マニュアルや参照とすべき基準はないということでありました。  この間、国交省は、自らの専門的知見に基づいてごみの撤去費用を算出したと言っていますが、それはあくまで工事費用の部分であって、ごみの量をど...全文を見る
05月17日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第12号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  三人の参考人の皆さん、今日は本当にありがとうございます。  田中参考人から、今度の改正法案の問題点、課題の一つとして、冒頭に、移動の権利を明記されていないという点が紹介をされました。  バリアフリー法というのは、本来、その趣旨というの...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  田中参考人からはまた、駅の無人化について言及がありました。  JR東日本では、今、駅遠隔操作システムによって、始発から午前七時頃まで無人にして、そしてインターホンで対応する駅が増えていると伺います。ほかにも、例えばJRの埼京線の十条駅など...全文を見る
○山添拓君 終わります。ありがとうございました。
○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  高齢者や障害者、病気やけがを負った人、誰であれ、個人を尊重し、その自由な人格形成と発展を支えるのが憲法の保障する基本的人権であろうと思います。  大臣は、本会議で私の質問に対して、バリアフリー法の趣旨は、憲法十三条や十四条、二十一条など...全文を見る
○山添拓君 憲法上の権利、これに依拠するものだということを認めるんであれば、法律に明記することも可能であるはずなんですね。障害者権利条約でも移動の自由は保障されておりますし、またバリアフリー法について、今日午前中の参考人質疑では秋山参考人からも、内容的には移動権を認めたフランスと...全文を見る
○山添拓君 なかなかそれ以上前に進まないんですけれども。  時期尚早だ、国民のコンセンサスが得られていないと、こうおっしゃるんですが、二〇一三年の交通政策基本法の前提となった審議会ではもっと露骨な議論をされているんですね。これ、権利を規定すると義務を負うのは誰かということになっ...全文を見る
○山添拓君 ですから、バリアフリー化の責任が、一義的には事業者が行うべきものだと、これ自体は特に否定されないかと思うんですが、いかがですか。
○山添拓君 ですから、移動の円滑化のために責任を負うのは、本来は事業者、管理者ということであろうと思います。  駅などで声掛けは重要ですが、やっぱりプロによるサポートを基本とするべきだ、こういう田中参考人からの意見もありました。国民に声掛けなどの責務があるからといって、事業者が...全文を見る
○山添拓君 消費者団体はオブザーバーですから、やっぱり元々そうした形で利用者や、あるいは高齢者、障害者、意見聞く気がなかったということなんですよね。  最終取りまとめは夏にも発表する予定だと伺いましたが、これは、これから意見聴取をされると、それを踏まえて議論が必要ですので、期限...全文を見る
○山添拓君 資料をお配りしておりますが、例えばJR池袋駅では、山手線は五番線から八番線まで発着するんですが、ホームドアがあるのは六番線と七番線のみで、七番線にはあるが反対側の八番線にはありません。同じく池袋駅を発着する埼京線のホームにもありません。あるいは、委員の皆さんも御利用に...全文を見る
○山添拓君 ですから、固定柵の設置をこれから進めていきましょうと推奨しているわけではありませんね。
○山添拓君 視覚障害者団体からも、固定柵はやめてほしいと要望がなされておりました。ただ、京成電鉄はあくまで固定柵だとして、ホームが狭くてドアを設置できない、あるいは、上りホームは特急と普通列車が同じホームを使うのでドアの位置が異なると、こういう理由を挙げておりました。  資料の...全文を見る
○山添拓君 はっきりおっしゃらないんですけど、端的に、利用者が十万人を超えたからじゃないんですか。
○山添拓君 なぜはっきりおっしゃらないのか分からないんですけど、日暮里駅はその前年までは九万八千人だったんですよ。そのときは断っていて、十万人を超えたのでホームドア整備しますということになったんですね、これ、レクのとき、ちゃんとおっしゃっていたんですけれども。  京成が当事者の...全文を見る
○山添拓君 ですから、なかなかそれでは全体進んでいくということにならないかと思うんです。  ホームドアを設置するまでの間は、ホームに人員を配置して対策を取るべきです。国交省は、事業者の判断によって、警備員を増配置したり、通勤通学時間帯に新たに職員を配置するなど対応を取っていると...全文を見る
○山添拓君 時間が来ましたので終わりますが、心のバリアフリーといっても、人がいないのでは対応のしようがありません。秋山参考人からも、無人化というのはゆゆしき事態だという発言がありました。  JR東日本は経営合理化のためだと言っておりますが、連結決算の経常利益が四千億円を超える会...全文を見る
05月24日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第14号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  昨日、財務省は、森友学園への国有地売却に関する決裁文書の改ざん前原本三千ページ、また、佐川前理財局長が廃棄済みとしていた学園側との交渉記録九百五十ページを公表しました。佐川氏の虚偽答弁はいよいよ明らかであります。麻生財務大臣の責任が問われ...全文を見る
○山添拓君 その根拠もまだなかったということです。  そこで、八百六十二ページ。グラウンド部分について、森友側の弁護士が「西側の一箇所しか掘削していない。」と述べたのに対して、これに対して、「他の箇所も確認したい。埋設廃棄物を推定できるボーリングデータなどがあればいただきたい。...全文を見る
○山添拓君 つまり、以前の答弁は間違いだった可能性があるということですか。
○山添拓君 確認が必要な事態になっているんですよ。八億二千万円の値引きの根拠という出発点の問題が改めて問われています。その見積りが適切だと一貫して述べてこられた石井大臣の責任も当然問われます。引き続き徹底究明が必要であることを指摘し、今日は法案について質問をいたします。  今度...全文を見る
○山添拓君 余りお答えになっていないんですけど、要するに、企業の利益を拡大させる、受注させて拡大させることがもう正面から目標にされているわけですね。  本来、独立行政法人というのは、日本の国内で仕事をする場合には、例えば国内の公共事業ですと、一応は国民の公共の利益のために仕事を...全文を見る
○山添拓君 答えられないというんですよ、安倍内閣の一員である石井大臣が。これ事実であれば、日本政府の対外融資で最大規模とされています。こんな重大な融資提案について密室で進めることは許されません。  二〇一五年の六月、メリーランド州知事が実験線に試乗しまして、安倍首相も同行しまし...全文を見る
○山添拓君 ですから、特に法律に基づいて執行しているというよりも、単に予算措置をして行っているものなんですね。  国交省所管の委託調査費に関する契約状況を見ますと、相手方が外国企業であったのはこの一件のみでした。ノースイースト・マグレブ社といいます。JR東海の支援を受けてアメリ...全文を見る
○山添拓君 いや、採用されないことだって十分あり得るじゃないですか。採用されたらこうだという話はされるのに、採用されなかったらどうだという話はできないとおっしゃるんですか。それはおかしいと思いますね。採用できなければ……(発言する者あり)
○山添拓君 されなければ、これはもう掛け捨てなんですよね。  受注できればJR東海の利益ですよ。採用されなければ国民の税金、国民の負担ということになります。企業の利益のためにリスクと負担を国民に押し付けるものです。大体、先進国であるアメリカの公共事業のために日本の税金を投入する...全文を見る
○山添拓君 日本共産党を代表して、海外社会資本事業への我が国事業者の参入の促進に関する法律案に反対の討論を行います。  第一に、本法案は、日本企業が海外のインフラ事業をより多く受注できるよう、公的機関である独立行政法人を動員して支援を強め、多国籍化する大企業の利益獲得の機会を増...全文を見る
05月25日第196回国会 参議院 本会議 第22号
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○山添拓君 日本共産党を代表して、消費者契約法の一部を改正する法律案について質問します。  法案に先立ち、日を追うごとに明らかになる安倍政権のうそとごまかしの数々について、改めて指摘しなければなりません。  財務省は、おととい、森友学園との九百五十ページに上る交渉記録を公表し...全文を見る
05月29日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  森友問題について伺います。  昨日の衆参の予算委員会で、我が党の小池晃議員、宮本岳志議員が、昨年九月七日に財務省太田理財局長と国土交通省蝦名航空局長が意見交換をしていた事実を指摘いたしました。会計検査院や国会への対応について相談したとさ...全文を見る
○山添拓君 航空局はいかがですか。
○山添拓君 確実にあるものですから、すぐ確認をいただきたいと思うんですね。  このメモの中では、蝦名航空局長の発言として、会計検査院への対応として、総額を報告書から落とすことと、瑕疵担保免責の考え方を認めさせて、リスクを遮断するために見える範囲で最大限合理的な範囲で見積もったと...全文を見る
○山添拓君 意見交換をしているということはお認めなんですけど、航空局長は、今後も深さや混入率、間接工事費などについても引き続き主張すべきことは主張していくと、こう述べています。  主張すべきことを主張すれば、検査院報告を書き換えることができるということなんですか。
○山添拓君 協力するどころか、会計検査院の報告案の内容を知った上で、その内容を改めさせるために行った議論としか考えられない。少なくとも、真摯に検査を受けようという姿勢ではないという実態が浮き彫りになっています。  国会対応についても記載がありまして、蝦名航空局長は、協議記録が公...全文を見る
○山添拓君 これ、なかなか文書そのものも確認されないし、文書に基づいて今の事実関係聞いても答弁を明確にされないんですけれども。  大臣の下で、会計検査院の検査に対してまで圧力を掛けるような相談がなされて、政権へのデメリットを考えながら、気にしながら国会に提出する資料を検討してい...全文を見る
○山添拓君 いや、当然残っている文書ですので、昨年九月のものですから直ちに確認をいただきたいと思います。  ごみの増量依頼について伺います。  昨日、衆議院の予算委員会で太田理財局長は、財務局が航空局にごみの撤去費一・五億円の増額を依頼していたと認めました。蝦名局長も財務局か...全文を見る
○山添拓君 六・七億という具体的な数字が出ていますし、先ほど大臣のお話の中でも、面積、深さ、混入率、こういうものに基づいて出したというお話がありましたので、資料は必ずあると思います。提出を求めるように委員会からもお諮りいただきたいと思います。
○山添拓君 たたき台だということなんですけど、八・二億円に増額するに当たって、航空局あるいは財務局、新たな調査を行ったんでしょうか。  自ら現地に赴いたり、工事業者や設計業者に尋ねたりされたでしょうか。航空局にお答えいただきたいと思います。
○山添拓君 要するに、二日間で六・七億円が八・二億円になったんですが、その間に新たな調査はされていないということなんですよ。そして、検証可能な材料を用いてということであれば、十二日に示した六・七億の時点でも同じ材料は手元にあったわけですよ。同じ材料に基づく結果が二日間で、僅か二日...全文を見る
○山添拓君 四月五日の現地確認の後、十四日の不動産鑑定評価までの間に、新たな試掘は行われたんですか。
○山添拓君 このグラウンド側について、要するに対象面積を広げるべきだと財務省が主張したグラウンド側についてですが、資料の三ページを見ますと、森友側の弁護士が西側の一か所しか掘削していないと述べて、航空局はこれに対して、全体的にどうなっているか判断したいので他の箇所も確認したいと述...全文を見る
○山添拓君 そのごみは三メートルより深いごみなんですか。
○山添拓君 そんなものはありませんから。三・八メートルはこの一か所だ、建物部分の一か所だと、これまでにも御説明なさってきたと思います。  この時点でも、この後にも、グラウンド側で三メートルより深いところのごみなど確認されていないんですよ。にもかかわらず、財務省はこの部分まで広げ...全文を見る
○山添拓君 大臣、元々航空局がこの撤去費用の見積りを行ったのは専門的な知見があるからだというお話でした。ところが、専門的知見のあるはずの航空局が試算した六・七億という数字は、財務局が一言広げるべきだと言ったら一・五億円も跳ね上がって、二日後には新たな調査をすることなく八・二億円に...全文を見る
○山添拓君 なかなか苦しい答弁だとそれは思います。  最後に、交渉記録の八百六十四ページ、資料の五ページを御覧ください。  提供を依頼する書類のオの1、くい打ちに伴い発生した廃棄物混在土壌はどの範囲に存在していたと推測されますか、また、場外搬出する概算土量はどの程度ですか、こ...全文を見る
○山添拓君 要するに、財務局が提供を依頼した書類の中で、森友側は提出資料に付記したい、提出したいと答えているにもかかわらず、提出を求めずに口頭でよいとしたわけです。現に提供もされていません。九・九メートルの客観的な根拠は一切ないのに、あることにしたと、こういうことであります。 ...全文を見る
05月31日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第16号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  参考人のお二人には、本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。  まず、吉原参考人に伺いたいと思います。  いわゆる所有者不明土地が発生し増加していくということは、土地の管理や利用において様々な問題、課題を生じさせ得るという...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  次に、吉原参考人、嶋津参考人、それぞれに伺いたいと思いますが、憲法二十九条で保障する財産権は、正当な補償の下で初めて公共のために用いることができるとされます。公共事業のために土地を収用するというような最も直接的な財産権の剥奪の場合には、事業...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  嶋津参考人に重ねて伺います。  公共事業の事業認定制度そのものの問題点も御指摘をいただきまして、長崎県の石木ダムについては利水、治水両面で必要性が疑わしい、このダムに事業認定を与える、そして反対する十三世帯の家屋や土地が強制収用されようと...全文を見る
○山添拓君 終わります。ありがとうございました。
06月05日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第17号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  法案について伺います。  いわゆる所有者不明土地が発生し、増加をしていくことは、土地の管理や利用において様々な課題を生じさせ得るものです。対策が必要だと考えます。  しかし、本法案には、そもそも所有者不明土地の発生を抑制したり解消した...全文を見る
○山添拓君 ですから、そのまま、所有者不明土地のまま残り続けるということです。  今度の法案による利用権設定において、これ、長期間使用し続ける場合、補償金を供託する仕組みとなっておりますので、所有の意思が認められません。民法上の自主占有とはならず、したがって時効取得は認められな...全文を見る
○山添拓君 踏み込んだ通告をという話がありましたけど、これ、そのまま将来的にも残り続けるということでよいのでしょうか。将来的には所有権そのものについて何らかの手当てが必要になってくるんではないでしょうか。
○山添拓君 御答弁ありましたように、やはりその所有権の仕組みそのものをどう考えるかということが本来は根本的な問題として残されているということかと思います。  本法案で特に問題だと考えますのが、公共事業における収用手続の特例を認めて、所有者不明土地について事業認定後の収用委員会に...全文を見る
○山添拓君 権利者の保護を行うという観点から、補償の内容について意見があるような権利者が現れた場合には、その意見を聞く機会をきちんと与えて、そして補償額の算定などについて専門性を持っている収用委員会が慎重に判断を行うためかと思います。  現行の土地収用法にも、先ほど来お話ありま...全文を見る
○山添拓君 最終的には、第三者的な立場で収用委員会が自らの責任で確認を行うということでした。  所有者不明土地について本法案による土地収用法の特例を用いる場合、起業者が都道府県知事に提出する裁定申請書に、特定所有者不明土地の所有者の全部又は一部を確知することができない事情を記載...全文を見る
○山添拓君 つまり、先ほどの収用委員会による手続と違いまして、所有者不明土地に当たるかどうかは基本的には起業者が判断をして、都道府県知事は自らの責任で確認をするわけではありません。そもそも、都道府県知事は、収用委員会と違って第三者的な立場でもありません。自ら起業者として申請するこ...全文を見る
○山添拓君 すなわち、所有者不明土地に当たるだろうということで起業者が申請をしても、そして登記官が職権によって四十条に基づく付記をしても、直ちに所有者不明土地だと扱うわけにはいかないと。やはり所有者不明土地に当たるかどうかの第一義的な判断、調査をし判断する責任は起業者の側に引き続...全文を見る
○山添拓君 資料の二ページ目、三ページ目にございますが、関東地方整備局、東京都、NEXCO東日本、中日本、四者の連絡調整会議では、これ厳しい状況だと表現をしまして、談合疑惑が払拭されなかった地中拡幅部の工事の発注が遅れていることもあり、少なくとも二〇二〇年東京オリンピック・パラリ...全文を見る
○山添拓君 嶋津参考人も指摘をされたように、外堀を埋めると、所有者不明土地があればその部分だけまず先行して収用していくということが可能だということであります。  公共事業に反対する人たちにとっては周辺の用地買収がどのように進むかというのが重大な関心事でありますが、所有者不明土地...全文を見る
○山添拓君 少なくとも財産権の影響が及ぶ地権者などには個別に説明、家屋調査など徹底されたいということを申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○山添拓君 日本共産党を代表して、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法案に反対の討論を行います。  長期間相続登記がなされないなどの事情により発生する所有者不明土地について対策が必要であることに異論はなく、本法案による地域福利増進事業の創設や所有者探索の合理化そのも...全文を見る
06月06日第196回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  今回の消費者契約法改正は、二〇一四年八月に内閣総理大臣から消費者委員会に対してされた諮問が発端です。情報通信技術の発達や高齢化の進展など、社会経済状況の変化に対応するために、契約締結過程や契約内容について在り方を検討することとされました。...全文を見る
○山添拓君 基本方針に基づいて五年間でどのような消費者教育を進め、その結果どのような効果が生じたものか、消費者庁において評価をしたものがあるでしょうか。
○山添拓君 なかなか効果を評価するということは難しいんだというお話が冒頭ありました。  今年三月、基本方針が改定をされまして、これによりますと、民法の成年年齢引下げに向けた検討が進められていることから、若年者の消費者教育については、これを念頭に置いた消費者教育を考える必要がある...全文を見る
○山添拓君 一七年度の実施ですから、恐らくその効果について何らかの評価ができるのはこれからだということになろうかと思います。  中学校で消費者被害の背景とその対応、あるいは高校では新教科の公共に消費者教育を位置付けるなど、消費者教育の充実を内容とする学習指導要領の改訂が行われて...全文を見る
○山添拓君 成年年齢の引下げが予定される二〇二二年度にようやく完全実施をされるということでありました。  それで、確かにそれはずっとやっているわけですから、いろいろ効果があったり、教育上これまでされていなかった消費者教育がされているということ自体は確かなんだと思うんです。しかし...全文を見る
○山添拓君 片や、消費者教育については効果を測定するのは難しいというお話がありながら、法務省においては効果がもう着実に現れているというお話なんですが、法務大臣は今度の消費者契約法の改正によって十分な消費者被害への対策となると答弁をされたのですが、これとは異なって福井大臣は、消費者...全文を見る
○山添拓君 重大な課題というだけではなくて、消費者委員会のワーキンググループが、事業者が、若年成人、これ十八歳から二十二歳まで含めて、その知識、経験等の不足その他の合理的な判断をすることができない事情に付け込んで締結した不当な契約を取り消すことができる規定の創設が望ましい対応だと...全文を見る
○山添拓君 終わります。ありがとうございました。
06月07日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第18号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  森友問題、引き続き伺います。  国交省から開示をされた交渉記録について伺います。二十点開示をされたんですが、二〇一六年三月二十九日で終わっておりまして、肝腎の三十日以降の分がありません。  衆議院で、我が党の宮本徹議員に対して、三十日...全文を見る
○山添拓君 いや、それは到底信じられないんですね。四月五日というのは、資料要求だけじゃありません。例えば、財務省の資料によれば、ボーリング調査について、一旦持ち帰り検討したいと航空局述べているんですね。あるいは、航空局が提供を依頼した書類について、森友側の応答を受けて、それ以上は...全文を見る
○山添拓君 作っていないとか、ないということだけは断言できるのが安倍政権なんですね。  特に、四月十四日に不動産鑑定依頼書を提出するまでの間には森友やあるいは工事業者などとも様々なやり取りがあったはずであろうと思います。資料を受領したり、あるいは受領した資料について問合せをした...全文を見る
○山添拓君 一昨日、我が党は、二〇一七年九月七日付け「航空局長と理財局長との意見交換概要」と題するメモ及び「会計検査院報告原案への主な意見 平成二十九年八月」と題する文書を公表いたしました。  会計検査院報告原案への意見というのは、ここにありますが、作成名義は書かれていないんで...全文を見る
○山添拓君 航空局長、中身を確認はされたんですね。
○山添拓君 国土交通省作成のもので間違いありませんか。
○山添拓君 受検する立場だということは、受検する立場でこういうものを作ったということをお認めになると、こういうことですか。
○山添拓君 航空局は一般的に、会計検査を受けるに当たって、こうした意見を作成し提出するということをやっているんですか。
○山添拓君 今回公表した資料についても、作成されたということを否定はされないわけです。  この意見書を基に会計検査院との意見交換を行った際の応接記録があるはずであろうと思います。個人メモも含めて、委員会に提出をされたいと思います。  お取り計らいください。
○山添拓君 ここに記されております一億九千万円とか四億四千三百万円というのは、検査院の報告書が発表される前になされていた報道とおおむね一致するわけです。八月頃にもそういう報道がありました。  会計検査院に伺います。  森友学園への国有地売却をめぐる会計監査に関して、昨年八月二...全文を見る
○山添拓君 被検者に対して意見を求める、書面によってそうしたことを求めることはあるんだということですが、その際に、被検者の側から出された意見に基づいて、報告原案の重要な部分、字句や数値の修正にとどまらず、内容や評価に関わる点で、こうした点で被検者側からの意見に基づいて検査院の判断...全文を見る
○山添拓君 自律的に決定されるというのは、内閣に対して独立の立場の会計検査院として、当然そうあるべきだと思います。  ところが、本件では、会計検査院の試算によるごみ撤去費用は最終的には明記をされず、ごみの量、トン数のみが記されるに至りました。検査院の原案を受けて、国交省は、実に...全文を見る
○山添拓君 いや、個人的な手控えをこの前公表されたんですけどね。  国交省内では、まだこの文書を確認されていないんですか。
○山添拓君 早急に確認していただきたいと思います。  蝦名航空局長、あなたが出席をされた会合です。この日、この時間、こうした意見交換を行ったということを思い出されましたか。
○山添拓君 四ページの検査院対応のところ、冒頭に、白丸、航空局長のコメントとして、総額を報告書から落とすことと、瑕疵担保免責の考え方を認めさせて、リスクを遮断するために見える範囲で最大限合理的な範囲で見積もったと主張できるようにしておくことが重要だと、こう述べたことになっています...全文を見る
○山添拓君 いや、検査の具体的な内容だから答えは控えるとおっしゃるんですけど、それはどういう意味ですか。検査院から何か口止めでもされているんですか。
○山添拓君 いや、受検される立場にありながら、検査院報告に圧力を掛けるような談合をしている、実際、そのとおり検査報告をゆがめたんじゃないかという疑惑なんですよ。それこそが問題なんですよ。  財務省にも伺います。  今日、太田理財局長においでいただいていませんけれども、確認いた...全文を見る
○山添拓君 顔合わせ程度の話じゃないと思うんですよね。  総額を消すことが重要だが、それが難しい場合には、失点を最小限にすることを考えなくてはいけない、少なくともトン数は消せないのではないか、金額よりもトン数の方がまし。八億円値引きをしたという手前、二億とか四億という試算が出る...全文を見る
○山添拓君 検査、検査とおっしゃるんですけど、二枚目、資料の五ページ目を御覧いただきますと、これ国会対応なんですよ。  航空局長、伺いますけど、国会対応についてもやり取りしているんですね。事務的に合意したラインのワンボイスを基本に更に突っ込まれた際の答弁をすり合わせていきたい、...全文を見る
○山添拓君 否定をされていません。これは重大な問題だと思うんです。  大臣、最後伺います。  前回、この意見交換概要について、手控えなどがあるか調査をしていると答弁をされました。皆さんなかなか出してこられないので、こちらからお示ししました。大臣も確認されたことかと思います。 ...全文を見る
○山添拓君 大臣、何にも答えられない、それはひどいと思います。  改ざん、隠蔽、そして虚偽答弁、さらには検査院報告までねじ曲げようとしている。安倍政権の異常さとは深刻極まりないと思います。退陣いただくしかないということを改めて申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございま...全文を見る
06月12日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第19号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  二千九年の船舶の安全かつ環境上適正な再資源化のための香港国際条約、いわゆるシップリサイクル条約の国内法整備のための法案です。解体作業時の環境汚染を防ぎ、解体作業に従事する労働者の安全を確保することは当然必要であり、我が党も条約の承認に賛成...全文を見る
○山添拓君 外国船舶監督制度というのは三十三条にありますが、これは是正措置をとることができるとするだけですので、必ずやるものとはなっておりません。EUの域内法では、EU以外の船籍の船舶に対しても有害物質一覧表の作成を求めておりますので、日本も徹底をするべきだと意見を申し上げておき...全文を見る
○山添拓君 環境への影響に配慮した改善、当然行われるべきだと思いますし、造船大国の一つとして責任ある対応を取るよう引き続き求めてまいりたいと思います。  法案については私どもも賛成をするということを申し上げて、今日は別のテーマで質問をさせていただきたいと思います。  この間、...全文を見る
○山添拓君 これ、一件目でいうと、当事者が常に次の工程が意識の中にあって平常心を若干欠いた状況で作業に就いていたとあるんですけど、なぜ平常心を欠いていた状況にあったのかということについては報告はされていません。また、二件目は、後方監視できる状況になかったのに後退を実施したとありま...全文を見る
○山添拓君 重大なことは、いずれも、発生した損傷が耐空性を満たすかどうか、そのまま飛行を継続できる程度かどうかを確認されずにその後も飛行を続けたという点であります。  昨年の事例では機体損傷後三便、今年の事例でも二便、損傷を抱えたまま飛行を続けております。ANAはこの点について...全文を見る
○山添拓君 今お話の中で出てこなかったんですけれども、この背景には、飛行間点検の整備の省略を認めてきたメーカー、航空会社と航空局による規制緩和があると指摘しなければなりません。  ANAは、九〇年代初めまで、全ての機体について整備士二名体制で飛行間の点検、整備を行っていました。...全文を見る
○山添拓君 これは見直すとおっしゃらないんですね。  メーカーが不要としているような新しい機材でも、例えばJALでは飛行間点検実施しているんですね。地上の作業員や乗員が確認をしても、対処が必要かどうか判断付かない場合には、結局整備士に頼むことになるわけです。初めから整備士がプロ...全文を見る
06月14日第196回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  厚労委員会では初めて質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  高度プロフェッショナル制度について伺います。  資料をお配りしました。厚労省が十二人の高度専門職に対して行ったというヒアリングです。労働条件政策課の職員が企...全文を見る
○山添拓君 なぜこの時期に行ったんですか。
○山添拓君 それじゃ答えにならないと思うんですけど。そもそも、働き方のニーズを集約するという位置付けの質問ではなかったわけです。  一月三十一日の参議院予算委員会で大臣は、私もいろいろお話を聞く中で、その方は、自分はプロフェッショナルとして自分のペースで仕事をしていきたいんだ、...全文を見る
○山添拓君 大臣、個人的に聞いたことで法案作っちゃうんですか。
○山添拓君 開き直りだと思うんですけれども。つまり、労政審に出したものでもないんだと。労働者のニーズを聞き取った、これに基づいて高プロをつくったんだと言いながら、そもそも、立法事実として使ってきたわけでもないんだというお話でありました。  このヒアリングの結果に、高プロのように...全文を見る
○山添拓君 大臣、抽象的に話を聞いただけだということをお認めになりました。  アリバイ的なヒアリングによるニーズの捏造というのは余りにも稚拙なやり方ですが、その結果と高プロのような働き方、その結び付きすらないということです。立法事実と言えるような労働者側の要望などないということ...全文を見る
○山添拓君 実態をつかむためのまともな調査をやらずに、何が労働者のニーズですか。  高プロと同じく労働時間規制の適用除外が定められているのが管理監督者です。これは、経営者と一体的な立場で労務管理の裁量を持つことから適用除外だとされています。  厚生労働省の二〇〇四年度委託研究...全文を見る
○山添拓君 十四年も前の調査なんですが、決定権がないと答えた人が極めて多い結果です。別の項目では、五三・六%の管理監督者が、遅刻や早退が制裁、不利益の対象となるとも答えています。半数以上は名ばかり管理職なんですね。  厚労省は、その後、管理監督者についての実態調査を何か行いまし...全文を見る
○山添拓君 要するに、やっていないんだと。管理監督者のように時間規制の適用除外がもたらす影響やその検証、対策もなく、また専門職の働き方の実態もつかんでいない。その中で新たに適用除外を拡大するなどもってのほかだと指摘しなければなりません。  六月五日にこの委員会で、我が党の吉良よ...全文を見る
○山添拓君 裁量を奪うような指示と裁量を奪わないような指示があると、こうおっしゃるんですか。会議に絶対出てくださいと言えばこれ裁量がない、なるべく出てくださいだったらオッケーだと、こういうことでしょうか。
○山添拓君 個々で判断するということは、法律上も政令上も明確にはならないと、業務指示があったのかどうかということはこれは分からないということなんですね。朝会に出ろと、こういう指示がなされたときでも、これが高プロの要件を満たしているのか満たしていないのか明確にはならないということに...全文を見る
○山添拓君 高度で専門的な業務が、たまたまこういう会議ありますよと伝えたぐらいで回ると思っておられるんでしょうか。ミーティングへの出席や報告を上司から指示される、指定される、そういう働き方は高プロとは言えないんだと、それならそうはっきり書かれるべきじゃありませんか。
○山添拓君 公聴会でも指摘をされていますけれども、そうであればまずその案文を示して、本当にそれで労働者の裁量確保されるのかどうかということが確認できるような状況で審議をしていただく必要があるだろうと思います。  高プロは、もう今お聞きいただいたように、要件そのもの取っても審議を...全文を見る
○山添拓君 安倍首相は、非正規という言葉をなくすと言うだけで、非正規の働き方、不当な待遇そのものをなくすとは言いません。企業にとって安上がりで簡単に切り捨てられる使い勝手の良い非正規雇用の増大を野放しにすることは、これは政治の姿勢が問われることを指摘したいと思います。  雇用形...全文を見る
○山添拓君 二十年前の判決で示された、およそ人はその労働に対し等しく報われなければならないという均等待遇の理念、この位置付けは均等・均衡待遇を保障しようという本法案を審議する上でも重く受け止めるべきだと考えます。  資料の四ページに、パート法八条の改定案をお示しいたします。 ...全文を見る
○山添拓君 いや、全体ということになると、これは不都合が起きるんですね。  衆議院で我が党の高橋千鶴子議員も指摘をいたしましたが、現行の労働契約法二十条、無期と有期の不合理な格差是正を求めたメトロコマース事件の判決の中では、裁判所が勝手に比較対象を設定しています。東京地裁の二〇...全文を見る
○山添拓君 今後は違うということでありました。  法案は、不合理かどうかを判断する考慮要素として、業務の内容及び責任の程度、職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を挙げ、どの要素を考慮するかは、問題となる待遇の性質や目的に照らして適切なものを選ぶとしています。  メトロコ...全文を見る
○山添拓君 メトロコマース事件の原告は、専ら売店業務にしか従事していない正社員、同じ業務に従事している正社員との格差を問題としたわけです。ところが、判決は、大半の正社員が売店以外の様々な業務にも従事している、配置転換や出向を命じられることもあるんだと言い、専ら売店業務にしか従事し...全文を見る
○山添拓君 これは、私、形式だけでもし判断されるということになれば、使用者は幾らでも格差を合理化できると思うんですね。正社員についてのみ就業規則で配置転換の可能性を入れておけばよいということになってしまいます。実際には配転など命じなくても、規定上の抽象的な可能性だけで職務内容と配...全文を見る
○山添拓君 要するに、そうして判決によって違いが出てもしようがないと言うんですよ。これのどこが同一労働同一賃金なんですか。  なぜこうしたことが起きるかといえば、例えば、パート法の改定案八条でも不合理と認められる相違を設けてはならないと定めて、九条では差別的取扱いをしてはならな...全文を見る
○山添拓君 それでは実効性がないということを指摘してきているわけです。  私は、単にこれは格差がなくなればよいというものではない、非正規に強いられる不公正な賃金や労働条件を是正することが重要だと考えます。  メトロコマース事件の原告の皆さんからお話を伺いました。判決では、全て...全文を見る
○山添拓君 時間が来ましたので終わりますが、今回の雇用対策法の改定案では、労働生産性の向上を促進することを目的規定に盛り込むとされています。とんでもないと思います。生活できない賃金水準で働くことを余儀なくされる非正規労働者の実態に全く寄り添っていないと思います。  およそ人は、...全文を見る
06月14日第196回国会 参議院 国土交通委員会 第20号
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○山添拓君 おはようございます。日本共産党の山添拓です。  鉄道軌道整備法改正案が議員立法として提出をされまして、当委員会でもこの後、審議、採決を予定されております。我が党は、黒字会社の赤字ローカル線の災害復旧についても国が補助をすることで路線廃止の歯止めになり得る、こういう立...全文を見る
○山添拓君 二〇〇〇年に許可制から届出制へと鉄道廃止についても規制緩和がされ、自治体や利用者の意見を聞きさえすればよいということになっておりますが、しかし、かといって、それらの意見を全く無視をして事業者の経営判断のみによって一方的な廃止が認められるというわけではないという御答弁で...全文を見る
○山添拓君 被災路線の沿線を訪れますと、災害前は赤字でも廃止の話など出されなかった、こういう話を必ず伺います。災害を理由に廃線ということでは、公共交通機関として身勝手だと言わなければなりません。  JRについて言えば、民間企業といっても元は国鉄です。国民の財産を切り売りをした経...全文を見る
○山添拓君 上流のダムの水量調整を行ったり、あるいはしゅんせつなど堆砂対策を行って復旧の前提条件が変わったと、こういう話であったかと思います。  見直しによって費用は下がったわけですが、ただ、沿線の金山町に伺いますと、交渉が長引くほどJRに有利になるとおっしゃっておりました。経...全文を見る
○山添拓君 只見線は、復旧後の上下分離を決めています。年間の運営費約二億一千万円が地元負担で、豪雪などがありますと更に負担が増えることになります。ですから、賛否両論があります。それでも、少子高齢化が進む中で、交流人口を増やしていくのに鉄道に代わる地域振興策がないとやむなく上下分離...全文を見る
○山添拓君 それはもう当然必要だと思うんですね。現在運転をしている新潟側の区間でも一日僅か三本、使い勝手が悪く、以前あった高校に通える時間の列車も廃止をされました。只見から買物や病院のために会津若松へ行こうとしても各駅停車のみで片道三時間半、ダイヤの工夫が必要だと伺ってきました。...全文を見る
○山添拓君 JR九州は、当初は七十億ありきで、自社での負担は難しいと言って地元に負担を押し付ける、あるいはそうでなければ廃線だと、こういう立場でした。資料の三ページをお配りしておりますが、JR九州の青柳社長はインタビューで、日田彦山線は経営的に見ればずっと前になくなっている路線だ...全文を見る
○山添拓君 要するに、自治体の側は早期復旧を求める、その工事の着工を求める、しかしJRの側は復旧後の運行維持策を求める、こうして平行線だと言われてきたわけです。しかし、利用促進というのは災害があろうとなかろうと課題だったわけです。そして、沿線自治体は被災前もJRに積極的に協力をし...全文を見る
06月27日第196回国会 参議院 本会議 第30号
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○山添拓君 日本共産党を代表して、厚生労働大臣加藤勝信君問責決議案に賛成の討論を行います。  「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」、憲法二十五条一項が保障する生存権を具体化し、憲法二十七条二項に基づき定められた労働基準法...全文を見る
11月20日第197回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  八月三十日、沖縄県が辺野古の埋立承認を撤回し、九月三十日の県知事選では辺野古新基地建設反対を掲げた玉城デニー氏が当選をし、民意は明確に示されました。デニー知事が安倍首相と面会し、対話による解決を求めた直後、沖縄防衛局は、埋立承認撤回が不服...全文を見る
○山添拓君 資料の一枚目に、お配りしておりますが、ほかにもいっぱいあるんですよね。竣功の認可が不要だとか、埋立地の使用についての制限がないなど、承認の場合に適用されない規制が多数あります。  承認と免許の違いは、これ、形式上、名前だけのものではなく、国が事業者となる場合を特別扱...全文を見る
○山添拓君 これ答えになっていないわけですね、副大臣もうなずいていらしたけれども。  処分を受けた者であっても、固有の資格に基づいて処分を受けた場合には不服申立て請求できないというのが法律なんですよ。国交省は、これ、ずっと、ほかの委員会も含めて同じ答弁を繰り返されているんですが...全文を見る
○山添拓君 認容率、僅か〇・四%です。一万一千九百九十五件を翌年度に持ち越し、三年以上未処理の案件が二千三十一件。国民からの請求の大半を長期間たなざらしにして、しかも、ほとんど認めない一方で沖縄防衛局の執行停止の申立ては十三日で早々に認めてしまいました。  沖縄県の謝花副知事は...全文を見る
○山添拓君 堤防の強化が必要だという認識だということですので、是非行うべきだと思います。  甚大な被害がなぜもたらされたのかと。深夜、短時間で一気に水かさが増し、逃げ遅れた人が多かったわけです。これは堤防が決壊したからにほかなりません。決壊しなければ、あるいは決壊がもう少し遅け...全文を見る
○山添拓君 堤防を越えた水、越流水が堤防の裏側を削っていったということであります。堤防調査委員会は、越水の危険性がある場所で危機管理型ハード対策を実施し、決壊までの時間を引き延ばしています。資料の三ページにもございます。  堤防の高さを超える越水の対策、これ小田川でやるべきだと...全文を見る
○山添拓君 今、二つのことをおっしゃったんですね。ハード対策、堤防の強化を行うのは当面整備の予定のない場所であると。さらに、今、重要インフラ点検を行っている、その結果によって必要なところは行っていくと、こういうお話であったかと思います。つまり、今、現に整備を進めているところは、堤...全文を見る
○山添拓君 裏のりの対策です。
○山添拓君 答えになっていないんですよ。裏のりについて対策をしないのはなぜかという質問です。
○山添拓君 要するに、技術的な知見が確立をされていないということが言いたいということであろうと思います。  しかし、二〇〇〇年六月に河川局治水課が策定をした河川堤防設計指針第三稿というものでは、越水に対する難破堤防の設計を示しておりました。その二年後、二〇〇二年七月十二日付け、...全文を見る
○山添拓君 もう時間ですので終わりますけれども、結局、ダムを優先しているということであります。  愛媛県の肱川では、ダムが満杯になったといって異常放流を行って、犠牲をもたらしました。ダムを偏重し、河川整備は後回しにしたことが失敗に至ったと、このことは明らかであります。  全国...全文を見る
11月21日第197回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  先ほど斎藤委員からもありましたけれども、私もサブリース契約について質問をいたします。  アパートやマンションの一括借り上げと転貸管理、そして家賃保証を特徴とするもので、爆発的に広がっております。土地の所有者に対して、アパート経営で賃料収...全文を見る
○山添拓君 まあ、もっとたくさんあると思うんですけれども。  大体多くの業者で五年とか十年は固定された家賃で空室保証をし、ところが、その固定期間が過ぎると、老朽化をし、空室が埋まらないからと、こういろいろ理由を付けて一気に家賃が減額をされると。かつそのことをサブリース契約の当初...全文を見る
○山添拓君 この金融庁の摘発をした事例の中には、金融機関の側で不動産関連業者の不正を認識していただけではなく、金融機関の社員の側から、従業員の側から捏造したり、あるいはそれを促進する、促すような行為も行っていた、こういう事実も確認されておりますね。
○山添拓君 要するに、金融機関と不動産関連業者が言わば共犯となって不正を行っているわけです。  今日私が御紹介しますのは、いい部屋ネットで大展開をしております大東建託であります。ここでもトラブルが続出をしています。  群馬県のある方、お話を伺ってきましたが、二十年前に父親が一...全文を見る
○山添拓君 いずれも、家主の属性や状況次第によって適用されるか否かの判断、適用されるかどうかはケース・バイ・ケースだと、必ず適用されるというものではないということであります。  しかし、アパート経営、それに対する知識や経験の乏しい家主が重大なリスクを含む契約を締結する、締結する...全文を見る
○山添拓君 しかし、実際に勧誘を行っているのは大東建託なんですね。  任意の制度ですので、違反しても罰則や制裁がなく、登録を抹消されるぐらいですけれども、そもそも登録の対象ともならないということであれば、野放しも同然だということです。  資料お配りしておりますが、国土交通省は...全文を見る
○山添拓君 これは是非徹底した調査をお願いしたいんですね。  大東建託の職場では、信じ難い実態が告発をされています。最近まで、電通の鬼十則をまねた大東十則、これを社員全員に毎朝唱和をさせておりました。取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは、こういうものであります。...全文を見る
○山添拓君 不動産会社、建設会社を含めた、関連会社を含めた規制になるように、是非検討を進めていただきたいと思います。  大東建託は、二〇一七年、一八年と続けて、経産省の健康経営優良法人、ホワイト五百に認定されております。しかし、その裏で、ここ五年で少なくとも六名の社員が自ら命を...全文を見る
○山添拓君 具体的な実態が寄せられておりますので、直ちに調査すべきだと指摘したいと思います。  とにかく数字に対する執着が異様に強い会社でして、課長クラスでは十日で一億円の契約がノルマです。契約が取れないと給料が下がるんですね。中途採用の場合には基本給二十八万円からスタートしま...全文を見る
○山添拓君 ですから、解雇に当たるようなケースがあり得るわけですが、しかし、そのことを会社も分かった上で、したがって、退職届を出させているわけです。もし退職届を出してしまえば、これ事実上強制された退職届だったとしても、解雇だと言って争うのは難しくなると。そこまで計算した上での就業...全文を見る
○山添拓君 パワハラ禁止だという規定を法規制化するとともに、現に起きている問題に十分に対処できるような対策を求めたいと思います。  最後に大臣に伺いたいのですが、本来、不動産の賃貸借は大家の立場が強く、たな子は法律で保護されるものだと。しかし、サブリース契約の場合には、たな子で...全文を見る
○山添拓君 十分な注意喚起とともに、野放し状態を是正するための適切な規制を掛けるべきことを重ねて強調して、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございます。
11月27日第197回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  外国人労働者の受入れ拡大に関わって伺います。  建設業と造船業について、オリンピックに向けた人材不足に対応するための特例として、外国人就労者受入事業が二〇一五年度から行われております。建設業では、今年の九月時点で四千十一人を数えています...全文を見る
○山添拓君 ですから、併存する期間があるということであります。  私が説明を受けた段階では、技能実習から現在の特例に行き、そして特定技能に行くということも否定をされませんでしたので、技能実習で最大五年間、そして特例制度の下で二年ないし三年、そして特定技能一号で五年、最大十三年間...全文を見る
○山添拓君 特定監理団体は能力があるということを国交省が確認するんだというお話でした。  確かに、特定監理団体というのは、過去五年間に建設分野の技能実習を監理した実績があって、不正行為を行ったことがない、これが認定の要件にもなっているわけです。にもかかわらず、適正な監理が行われ...全文を見る
○山添拓君 衆議院で採決まで行おうとしている段階なんですよ。これ直ちに出すべきだということを指摘したいと思いますが。  特例制度に関する国交省の告示によれば、特定監理団体は、受入れ企業による暴行、脅迫、人権侵害、賃金の不払など不正行為を知った場合には、直ちに監査を行い、国交省に...全文を見る
○山添拓君 その一件というのは、元々はホットラインに通報があった件を、これ国交省の側から特定監理団体に確認を求めたと、こういう件ですね。
○山添拓君 先ほどの推進機関の巡回指導では、四割の企業で改善指導を要する不正、これ多くは違法です、が発覚するような状況であったにもかかわらず、特定監理団体というのは、自らの監査では三年間通じて一件も不正を見抜けていないということであります。  告示によれば、国土交通大臣は、特定...全文を見る
○山添拓君 要するに、一割近く認定を取り消されているわけです。  特定監理団体というのは、本質的には、海外の送り出し機関と調整をして受入れ企業に外国人をあっせんするという機関であります。かつ、受入れ企業から費用を受け取って監理を行う、そのために適正な監理ができない、こういう構造...全文を見る
○山添拓君 参考にしつつとおっしゃったんですけど、今の仕組みと同様の、同程度の監理体制あるいは巡回指導の体制、これで仕組みを構築していくと、こういうことですか。
○山添拓君 現在検討していて、どのようなものにするかは明らかにできないと。  参考にするというお話がありましたけれども、特例制度、現在の制度の下で特定監理団体の機能不全、はっきりしているわけです、一件も自ら見抜いていないわけですから。同じスキームでは同じ問題を繰り返すだけだとい...全文を見る
○山添拓君 いやいや、国交省が資料の中でデータの根拠として示しているものですから、それ、中身を私たち検証できないと、ここに示されている水準、賃金水準が示されていますけど、正しいのかどうかの議論もできないということですので、これは直ちに開示をいただきたいと思っております。  先ほ...全文を見る
○山添拓君 外国人労働者の受入れ拡大ということは書かれていないんですよね。  今、少なくとも現在の建設業に改善すべき課題が山積しているというのはもう皆さん承知のとおりであろうと思いますし、その対策として、事業者を含めた検討の中で、今述べられたような課題を解決することで十年後も維...全文を見る
○山添拓君 時間ですので終わりますけれども、要するに、把握はこれから、対策の本格化もこれからだということです。働きがいのある職場にする努力こそが求められております。  こういう現状や技能実習生特例事業における課題も解消しないままにやみくもに新たな外国人労働者の受入れ拡大へと進め...全文を見る
11月29日第197回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  北海道大地震による全道停電、ブラックアウトは、電力の安定供給のためには大規模集中から分散型への転換が必要であることを教訓といたしました。同時に、大出力で出力調整ができない原発に頼るエネルギー政策の危険性も浮き彫りにしたものと考えます。世界...全文を見る
○山添拓君 要するに、一千万キロワットで再エネ二二から二四%を達成するという目標であります。  しかし、その中で、先ほど来お話ありますように、一千万キロワットというのは陸上を含む風力発電全体の目標であり、洋上風力の目標というのは八十二万キロワットにとどまるわけです。  伺いま...全文を見る
○山添拓君 八十二万キロワットというのは、アセス中の洋上風力の一五%にすぎないわけです。既に五百四十万キロワットの導入計画があり、この法案でも新たな参入も促していこうという中で、目標は八十二万キロワットにとどまると。  日本風力発電協会によれば、日本列島かいわいの着床式洋上風力...全文を見る
○山添拓君 いやいや、それより更に八十二万キロワットを超えて洋上風力の設備容量を増やしていくということも現状からすれば十分にあり得るし可能だ、こういうことですよね。
○山添拓君 これ、実現していきますと、二〇三〇年の再エネ割合というのは、目標の二二から二四%を超えていくということになるわけです。当然超えていくことになるだろうと。  先ほどの風力発電協会は、一・七%どころか将来的には二〇%以上を風力で供給すると、その半分を洋上風力で賄う計画も...全文を見る
○山添拓君 なかなか見直すということを、どこでも私お聞きしますが、伺えないんですね。  再エネを二二から二四%に据え置き、そして洋上風力の目標値も引き上げようとしないのは、これは、とりわけ原子力に二〇から二二%も分担をさせ、三十基もの原発を稼働させることを前提として再エネ拡大を...全文を見る
○山添拓君 そもそも約束された住宅地としての強度を満たさなかったために対策工事を行うことになったわけです。その中で新たに異変が見付かり、そのコンクリート殻を取り除かない限りは対策工事できないということになったわけです。  住民の皆さんが不信を持つのは当然だと思うんですね。この事...全文を見る
○山添拓君 そもそもスーパー堤防というのは、堤防の高さを超える洪水に耐える強度を求めるものです。越流水が堤防の裏側をなだらかに下りるように勾配を緩やかにしております。それが堤防高さの三十倍、三十Hという数字です。  この三十Hとは何が根拠なのか、こう聞きますと、お配りしておりま...全文を見る
○山添拓君 そこだけでいいんですけれども。  江戸川スーパー堤防の全区間、また、全国百二十キロの全区間で十五センチ、これで間違いないですね。
○山添拓君 越流水深の想定というのは、川幅ですとか湾曲具合などによって、場所によって異なり得るはずなんですけれども、これ、一律に十五センチとされていると。それ自体もにわかには信じ難いところなんですが。  ところで、この十五センチという数字は、各河川の整備計画には十五センチという...全文を見る
○山添拓君 根拠となる文書はありますか。十五センチの根拠です。
○山添拓君 それ、そこに十五センチと書いてあるんですか。それ示していただいていないんですよ。
○山添拓君 明確にないということを今明確に御答弁いただきました。  時間ですから終わりますけれども、三十年間やってきた事業なんですけれども、今根拠を示せないんですよ。これ、重大であります。  私は、むしろ堤防の三十倍の幅、三十Hが先にあったのではないかと。これは、ここから逆算...全文を見る
12月06日第197回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  障害者や高齢者などが、社会の対等な構成員として、一人一人が個人として尊重される共生社会を築くために、諸施策の総合的で一体的な推進が図られることは重要だと考えます。ただし、その法制化としてはいささか遅過ぎるのではないかという感じも一方であり...全文を見る
○山添拓君 是非そのように進むことを望みたいと思いますし、今御指摘もあったように、やはり障害者、高齢者など対策に求められるのは、既にある個別の法律に基づく施策を充実させるということであろうと思います。  しかし、例えばバリアフリー法改正法の審議の中では、障害者団体などから強い希...全文を見る
○山添拓君 是非そのように推進されることを求めたいと思いますし、やっぱり一人一人の人格と個性を相互に尊重する社会、共生社会のためには合理的配慮というのが不可欠な視点であることも強調したいと思います。  ユニバーサルというのは、普遍的なとか誰もがというように訳される言葉かと思いま...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  国交省はインバウンド対応として外国人向けの施策もたくさん行っておりますし、この間、災害時の外国人への情報提供の在り方なども課題であることが明らかになりました。まして、既に百二十八万人に上る外国人労働者が日本社会の構成員として存在をしておりま...全文を見る
○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  建築士試験の受験機会の拡大により、建築士人材の安定的な確保を図ろうとするものだと伺っております。  私も、関係する団体の皆さんからもお話を伺い、受験者数の急減、高齢化の実態をお聞きしました。受験者数そのものがこの十年で四割減少し、合格者...全文を見る
○山添拓君 大変重要な役割を担う職業だということで、能力と適性を備えた担い手を確保していくことが国民的な課題であろうと思います。本法案により若手の受験者が増えることを願いますし、同時に、発注者からの無理な注文による長時間労働や、あるいは仕事内容に見合った待遇の確保など、働く環境の...全文を見る
○山添拓君 ゴムだけでなく免震材料全般について重点的な再発防止策を求められていたにもかかわらず、今回の事態を引き起こしたというのは、やっぱり第三者委員会の報告書をどう受け止めていたのかということが問われる事態ではないかと思います。  そもそも、大臣認定制度というのは、特殊な建築...全文を見る
○山添拓君 もう時間ですのでまとめますけれども、大地震が頻発をしております。建築物の安全性を確保する検査体制の抜本的な改善が必要であり、それが建築士がその職務を全うできる前提でもあるということを指摘して、質問を終わります。  ありがとうございました。
○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  本法案には、荷主対策の強化や標準的な運賃の告示制度が盛り込まれております。トラック運転者の深刻な長時間労働、深夜勤務、あるいは低過ぎる単価設定の契約が荷主の関与の下で行われていることは、私も当委員会で指摘してきたことであります。規制の強化...全文を見る
○山添拓君 罰則もないんですね。  年間九百六十時間というのは、一年を通じて月八十時間の時間外労働が合法だということであります。ですから、五年たっても、私から見れば青天井そのもの、これが適用されれば過労死がなくなるという保証はどこにもないわけです。もちろん物流の確保ということが...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。具体的に御紹介いただきました。  そうした事例は、これ、上限規制が適用された後でも十分発生し得るだろうと私は思います。  もう一方の附則第一条の三に定める標準的な運賃の告示制度、これを導入する趣旨は何でしょうか。
○山添拓君 荷主や元請による優越的地位の濫用など不公正取引が発生すると。そして、こうした事例もまた上限規制が導入されれば皆無になるというわけでもないだろうと私は思っております。  もちろん、上限規制のない五年後までの間にも対策が必要であり、今御紹介いただいた規制がトラック運転者...全文を見る
○山添拓君 状況を踏まえ検討していくということも御指摘いただきました。  本法案の成立、トラック協会を始め事業者と労働組合の双方が求めております。労働組合などからは、改善基準告示の法制化、罰則による実効性の確保、基準の強化についても繰り返し要求をされているところです。国会での審...全文を見る
○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  入管法改定案に関わって伺います。  野党は一致をして法務委員会との連合審査を求めてまいりました。国交省管轄の分野が深く関わっています。与党がこれに応じないのは不当であり、改めて強く求めたいと思います。  失踪した技能実習生二千八百七十...全文を見る
○山添拓君 その態度は極めて問題だと思いますよ。建設作業に従事しているんですよ、この方々が。こういう方が大勢います。大臣も一度、この個票の写し、私たち写経だって呼んでいましたけど、写経やってみてくださいよ。どんな思いになるか。そういう実態を見ないで、新たに技能実習生からほとんど特...全文を見る
○山添拓君 しかし、それが実際にはそうなっていないんですよ。日本人と同等以上というのは最賃水準だということになっているわけです。したがって、より悪質な事業者が最賃以下で雇うということは十分あり得るわけです。そして、最賃水準の外国人が多数いれば、日本人の水準も下がっていくということ...全文を見る
○山添拓君 いろいろおっしゃいますけど、開示した資料、二十九年度、一七年度については開示したわけですよ。開示した資料で追及されると分かれば、今度は黒塗り、墨塗りでしか出さない。都合が悪くなると隠してごまかす。これ、本当に安倍政権の一貫した悪癖だと私は言いたいと思うんですよね。 ...全文を見る
○山添拓君 つまり、全体について、二十七年、八年、九年と比較可能な形ではお示しいただけないということでありました。  資料の三ページを御覧ください。国交省が出せないというので、私どもの方で比較可能な形で集計を行いました。指導、注意喚起、助言の合計数、これしか出せないものですから...全文を見る
○山添拓君 巡回指導というのは、今指摘しましたとおり、やればやるほど指導件数が増えているんですよね。ですから、違法や不正を抑止することにはなっていないわけです。しかも、巡回が必要だと今から言うというのは、これ受入れ企業と特定監理団体に任せていては適正さは保てない、これが建設業の特...全文を見る
○山添拓君 今の点がまさに白紙委任だと言われているところなんですよね。検討中だ、他の分野で行っていることが参考になるなら参考にしてくれ、これでは議論の土台がありません。それによって適正さが担保されるという保証もどこにもないじゃありませんか。だから私たちは、こんな状況で法案審議を進...全文を見る
○山添拓君 いろいろお答えになりましたけど、要するに調査を行っていないんですね。  時間がなくなってしまいましたのでもう終わるんですけれども、これ見ていただくと、健康管理、健康上の問題を理由にする人が一二・八%、それから賃金、手当に関することも二・六%、これらも不本意な帰国であ...全文を見る
12月07日第197回国会 参議院 本会議 第9号
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○山添拓君 日本共産党を代表して、横山信一法務委員長解任決議案に賛成の討論を行います。  賛成する最大の理由は、安倍政権が入管法等改定案を何が何でも押し通そうとする下、法務委員長が、法案の会期内成立を狙う政府の意を酌み、政府の都合を最優先に押し進め、さらには審議の土台に関わる問...全文を見る
○山添拓君(続) 数の力で採決さえすればよいとばかりに議会制民主主義を破壊する政治には国民が必ず審判を下すであろうということを申し上げ、解任決議案に賛成の討論を終わります。(拍手)