山添拓

やまぞえたく

選挙区(東京都)選出
日本共産党
当選回数1回

山添拓の2022年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第208回国会 参議院 議院運営委員会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  オミクロン株は感染拡大のスピードが急速です。多数の医療従事者が陽性者や濃厚接触者となり、勤務できず、このままでは診療ができなくなるという懸念を都内の病院などでも伺います。  いわゆるエッセンシャルワーカーの濃厚接触者については、検査で陰...全文を見る
○山添拓君 やっぱり、感染させるかもしれないと思いながら業務に従事するというのは、それ自体が非常に大きな不安要素であり負担でもあるということでもありますので、是非検査費用は国が負担するべきだということを指摘したいと思います。  都内の保育園にお子さんを預ける保護者からお話を伺い...全文を見る
○山添拓君 やはり、医療保険で検査を受けると、検査そのものは費用が出ますけれども、初診料が掛かるとか、あるいはレントゲンを撮るとそれだけで数千円掛かるということで、大変負担にもなっているということがあります。総理は、希望者は無料で検査を受けられるようにすると述べてきたわけですから...全文を見る
○山添拓君 今大臣が指摘されたような運用が徹底されることが大事だと思います。感染力が強くて発症までの日数も短い、また治療薬も早期投与で効果が高いとされていますので、陽性者を迅速に保護できるように改善を求めたいと、求めて質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
02月02日第208回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第1号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  参考人の皆さん、今日は大変ありがとうございました。  浅岡参考人に伺います。  COP26、グラスゴー気候合意の一・五度目標について強調して御説明いただきました。一・五度という目標、温度目標を定めると、世界が排出できるCO2の総量、残...全文を見る
○山添拓君 続けて浅岡参考人に伺います。  このCOP26では有志の国々による様々な合意もされたということも御説明いただきました。脱石炭連盟が主催する会議ですとか、あるいは石炭だけでなく石油や天然ガスも含めたあらゆる化石燃料からの脱却を目指す動きなど、より踏み込んだ動きがあった...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  もう一点、浅岡参考人に伺います。  アンモニア混焼の石炭火力では削減できるCO2は僅かで、技術的にも経済的にもあり得ないという御指摘だったかと思います。国内ではもちろんですけれども、これをアジアの諸国などに輸出するということになりますと、...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  吉野参考人と関根参考人に伺います。  吉野参考人を含めて歴代のノーベル賞受賞者の方は、必ずと言っていいほど基礎研究の重要さを指摘をされます。大体、総理大臣から電話が掛かってきたときにもそのように言われることが多いかと思います。しかし、先ほ...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。
02月09日第208回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  二〇二一年三月十八日、水戸地裁は、東海第二原発の運転を認めない判決を下しました。三十キロ圏内に九十四万人が暮らす全国で最も人口密集地帯に当たる原発であることを踏まえて、実現可能な避難計画及びこれを実行し得る体制が整えられていると言うには程...全文を見る
○山添拓君 いや、課題がありますよね。どういう課題があって遅れているんですか。
○山添拓君 高齢者など二万人がバスで避難するという想定ですが、そのための四、五百台のバスの確保すら見通しがないといいます。  二〇一五年三月に茨城県が広域避難計画を策定してから既に七年近くがたちます。完成の見通しすら立たないのは、完成できないからにほかならないと言わなければなり...全文を見る
○山添拓君 ところが、東海第二地域の場合、策定済みの五つの自治体の避難計画も大地震などとの複合災害を想定していないなど、実現可能性に疑問があります。  避難計画を含む緊急時対応は、法律上、審査や許可の仕組みがありません。避難計画の実現可能性、また、これを実行する体制の有無を政府...全文を見る
○山添拓君 そういう仕組みになっているということなんですけれども、しかし実現可能性がないではないかと指摘されたわけです。  ちょっと具体的に聞きますけれども、東海第二の地域協議会の作業部会、直近で開かれたのはいつですか。
○山添拓君 一年半近く前なんですよ。ですから、この判決を受けても、協議会は開かれず、対応についても検討されていないのですね。  判決の中では、これ、住宅が損壊したらどうやって屋内退避をするのかと、それが避難計画上は書かれていない、こういうことも指摘されています。  政府は、自...全文を見る
○山添拓君 ところが、その独立して準備をするべき避難計画がこれだけ長期間を経てもできないわけですね。できない地域があるということが浮き彫りになってきていると思うんです。これは人口密集地だけではなくて、地理的条件、自然的条件によって避難が難しいところもあるでしょう。  水戸地裁の...全文を見る
○山添拓君 経産省に伺います。  経産省のホームページでは、外為法に基づき、放射性廃棄物は原則として輸出できないと書かれています。間違いないですね。
○山添拓君 原則国内処分で、過去に例もありません。ところが、今度のエネルギー基本計画では、従来の対応を百八十度変える方向性が示されました。資料もお配りしております、三ページです。国内で処理が困難な大型機器について、輸出が可能となるよう必要な輸出規制の見直しを進めるとあります。 ...全文を見る
○山添拓君 しかし、慎重に検討されたとはとてもうかがえないような経過があるんですね。  エネ庁にもう一度伺いますが、国内の廃炉が決まった原発で放射性廃棄物の海外処分を決めているものというのはあるんですか。
○山添拓君 東京電力にも伺います。  福島第一原発の廃炉プランでも、放射性廃棄物は基本的には保管し管理していくという方針ですね。
○山添拓君 資源エネルギー庁にもう一度伺います。  このエネルギー基本計画に言う輸出規制の見直しの対象には福島第一原発の廃炉に伴う廃棄物も含まれるんですか。
○山添拓君 エネルギー基本計画では否定をしておりませんが、想定はされていないという話でした。  ただ、先ほどエネルギー庁からも答弁いただいたように、電力会社は、東電も含めて、海外処分などという方針を今持っていないんですね。ところが、資源エネルギー庁の原子力小委員会、二〇一九年四...全文を見る
○山添拓君 では、必要もないのに始めようとしているというんでしょうか。  二〇二〇年七月二日、安倍内閣の梶山経産大臣と電力各社との意見交換会では、九州電力社長で電気事業連合会会長の池辺氏が大型金属の海外処理について必要な対応を求めて、大臣は必要な検討、取組を促進すると表明してい...全文を見る
○山添拓君 電力会社から求めがあったかどうかについてはお答えがありませんでした。  資料の四枚目、五枚目を御覧ください。毎日新聞の記事です。今の梶山大臣と電力各社との意見交換会に先立つ二〇二〇年四月の出来事として報じられております。  米国エネルギー省の次官補が経産省幹部に電...全文を見る
○山添拓君 これは、大臣も八月十日の会見で、具体的にはアメリカを想定しているのだと、米国との間でしっかり連携していくと述べています。  米側から働きかけがあったというのは事実なんですね。
○山添拓君 国内処分が原則だとしていたものを変えるわけですよ。外交上のやり取りを理由に放射性廃棄物の安全性について国民に対する説明を投げ捨てるのですか。
○山添拓君 二〇二〇年四月の電話協議の記録を調査会に提出していただきたいと思います。理事会で協議をお願いします。
○山添拓君 これは、輸出というより、お金を払って引き取ってもらうということです。米国企業は廃炉ビジネスでもうけようとし、日本の電力会社は国内処分の見通しがない中、これ幸いと乗っかるということです。  エネ庁に伺います。  輸出の可否について、法改正によって基準を示すということ...全文を見る
○山添拓君 通達だけでお茶を濁そうとしているわけです。  しかし、これ、通達で見直して承認するかどうかというのは経産大臣の責任になるわけですが、経産大臣にはその安全性の審査ができるわけではありません。国内処理の技術的な課題、処分場をめぐる政治的な課題、あるいは経済的な負担と比べ...全文を見る
○山添拓君 本来規制委員会が厳格に審査して確認するべき保管、運搬、廃棄を、通達の改定で簡単に広げよう、認めようとしているのが現在のこの輸出規制の緩和の問題であります。そして、これは一旦この方向に踏み出せば、通達の改定によって輸出の対象をどんどん拡大しかねないと指摘しなければなりま...全文を見る
○山添拓君 想定はしていないと言いますけれども、その道に一旦道を開けば、これは際限なく拡大し得るということを私は指摘しなければならないと思うんです。  委員長、何かありますか。
○山添拓君 放射性廃棄物の最終処分を担うNUMO、今日議論にも何度か出てきました原子力発電環境整備機構ですが、そのホームページには、日本で発生した放射性廃棄物は日本国内で処分することが原子力先進国としての責務だと書かれているんですね。自ら責務と語ってきた国内処理がこれやっぱりでき...全文を見る
02月10日第208回国会 参議院 議院運営委員会 第8号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  保育園や学校の休園、休校で子供を世話するために仕事を休まざるを得ない保護者を支援する助成金について改善が求められてきました。事業主が協力しない場合には、保護者が労働局に直接申請する支援金、給付金が利用でき、その際、事業主の協力がなくても申...全文を見る
○山添拓君 それを超えて、さらに、それでもなお労働局から事業主に対して確認が行くと、あなた本当に休業させたんですかということを確認されると。それが労働者にとっては、やっぱり労働局に自分が通報したことが会社に分かってしまうと、それがハードルだということを指摘しているわけです。助成金...全文を見る
○山添拓君 いや、今既に必要なんですよね。  抗原定性検査というのは、検査をして陽性なら陽性だと確認できますけれども、陰性の場合にはやはりPCR検査がその次に必要だということかと思います。ですから、PCR検査の検査能力が重要だということは指摘させていただきたいと思います。  ...全文を見る
○山添拓君 いや、四月からは更に引き下げるという方針を示しているわけです。自分ところの院内でやる場合にはもう既に下がっております。  この時期に引下げを強行するということ自体が、私はコロナ対策にどこまで本気なのか疑わざるを得ないと思います。大体、岸田総理が会見をしない、この委員...全文を見る
02月16日第208回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  参考人の皆さん、今日はありがとうございました。  石川参考人と奈良林参考人に伺います。  東京電力福島第一原発事故から間もなく十一年です。多くの人がふるさとを追われ、なりわいを失い、帰還困難区域が今も残されています。廃炉の見通しすら立...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  私は、原発と人類社会との共存が可能かどうかということが根本的には問われるべきことではないかと思います。  飯田参考人に伺います。  脱炭素化については、大きな社会経済システムの転換が必要となります。特に日本を中心に、まあ日本だけではあり...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。
03月02日第208回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  二月二十二日、大阪高裁は、旧優生保護法の下での不妊手術強制を憲法違反として被害者が訴えた裁判で、初めて賠償を命じる判決を下しました。これまでの判決は、憲法違反と認めても、優生保護法が母体保護法に変わった一九九六年以降二十年以上が過ぎたこと...全文を見る
○山添拓君 総理の判断で、上告をしないと、解決に進むと、こういう決断をしていただきたいと思うんですね。  今、一時金支給法、話が出ましたけれども、その法律では被害救済が不十分だと示したのがこの大阪高裁の判決です。法改正も必要ではありませんか。
○山添拓君 原告や被害者の皆さんは高齢で、既に無念のうちに亡くなった方も少なくありません。  日本障害者協議会は声明で、原告らの命を懸けた司法への訴えを正面から受け止め、全ての優生保護法の被害者に対して、謝罪と十分な賠償、尊厳の回復を迅速に行うことが国の責務だと述べています。 ...全文を見る
○山添拓君 判決が、この事件で除斥期間を適用することは著しく正義、公平の理念に反すると述べた。その重みは是非受け止めていただきたいと思います。  ロシアによるウクライナ侵略は、戦後の国際秩序を根底から脅かすものです。この下で、一部のメディアや政治家が、国連は無力だ、憲法九条で国...全文を見る
○山添拓君 ですから、国連憲章や憲法九条を無力だといって軍事による対抗に頼ろうとするのは、これは安直な戦前回帰と言わなければなりません。今最も求められているのは、侵略やめよという圧倒的な世論でプーチン政権を包囲し、平和秩序を回復し、そして再構築することだと言わなければなりません。...全文を見る
○山添拓君 お答えいただいていないんですよ。敵基地だけに限定しない打撃力のことを指しておられるのかと伺っています。
○山添拓君 明言されない、明言されない。敵基地に限定しない。明言をされなかったことを私は指摘しているんですよ。(発言する者あり)答弁席から言わないでくださいよ。  安倍氏は同じ講演で、抑止力として相手をせん滅するような打撃力を持たなければ日米同盟が危機に直面するなどと述べていま...全文を見る
○山添拓君 いや、その理由を尋ねたんですよ。それは憲法や国際法に反するからですか。
○山添拓君 それでは、安倍氏はそういう憲法違反、国際法に反するような発想をあちこちで述べられていますので、それは正していただきたいと思います。  総理はこの間、敵基地攻撃能力の保有について、今も述べられました、憲法、国際法の範囲内で日米の基本的な役割分担を維持しつつ進めると繰り...全文を見る
○山添拓君 抑止力としての敵基地攻撃能力は、攻撃を受ける前に打撃する能力です。これは専守防衛を超えるではありませんか。(発言する者あり)
○山添拓君 全然私が聞いたことにお答えいただいていないんですよ。  抑止力としての敵基地攻撃能力と、これは総理も述べています。これは、攻撃を受ける前に打撃し得るという能力です。そして、抑止力というのは、いざというときには行使するという脅しですから、行使が前提です。専守防衛という...全文を見る
○山添拓君 攻撃を受ける前に、それを防ぐために敵基地攻撃能力を行使するという議論がされているので伺っているのです。これは専守防衛とは相入れないものだと言わなければなりません。  衆議院で防衛大臣は、自衛隊機が相手国の領空に入り軍事拠点を爆撃することも自衛の範囲として排除されない...全文を見る
○山添拓君 違いますよ。憲法の範囲内でとおっしゃったんですね。しかし、憲法上許されないとしてきた、海外派兵は。一般的に必要最小限度を超える、だから許されないとしてきた。それが、この議論が始まると、相手国の領空から爆撃することまで排除されないと言い出した。これはいつ変わったんですか...全文を見る
○山添拓君 大臣自身の答弁ですよ。僅か二年前です。二年前の答弁で、いわゆる海外派兵、他国の領土、領空、領海に派遣するいわゆる海外派兵は、一般に自衛のための必要最小限度を超える、憲法上許されない、現在も考え方に変わりはありませんと、こうおっしゃっていた。ところが今年は、海外に戦闘機...全文を見る
○山添拓君 今、昭和三十一年、一九五六年の答弁を持ち出されました。これは、敵基地攻撃能力、法理的には可能だとしたものだという答弁です。  しかし、その後の一九五九年、そういう仮定の事態を想定して、その危険があるからといって平生から他国を攻撃するような、攻撃的な脅威を与えるような...全文を見る
○山添拓君 政府の見解を変えたわけではないと言う。変えたわけではないけれども、これまでできないとしてきた海外派兵ができるようになり、相手国の領空から戦闘機によって爆撃することまで可能にすると言う。これでは、総理が言うように、憲法の範囲内で議論をするといっても、その憲法の範囲内がど...全文を見る
○山添拓君 他国の領域に入って爆撃などすれば、当然全面戦争につながっていきます。だから歴代政権ですら憲法に反するとしてきたわけです。とても憲法の範囲内ではありません。今与党席から笑い声が上がりました。全面戦争につながり得るような、そういう危険な道に踏み出そうとしていることを私は指...全文を見る
○山添拓君 全然答弁になっていないですね。聞いたことにお答えいただいていない。  このとき、安倍元首相の答弁では、いわゆる敵基地攻撃能力は、敵基地攻撃は米国の打撃力に依存するのだと、今後も変更しないと述べていると。これは変更するということになると思うんですよ。憲法の範囲、基本的...全文を見る
○山添拓君 日時とテーマだけ示されても中身が全然分かんないんですよね。  戦争する国に踏み出すかどうかの意見交換ですよ。国民的に検証を可能にするべきです。開示を求めたいと思います。  委員長、お願いします。
○山添拓君 米中対立で台湾海峡有事が懸念される中で、台湾危機をあおるような動きが散見されます。  日本戦略研究フォーラムというシンクタンクが昨年八月、台湾周辺で軍事的緊張が高まった場合のシミュレーションを行いました。安保法制の策定に関わった元官僚や自衛隊元最高幹部、自民党の国会...全文を見る
○山添拓君 総理にも答弁いただきたい。  全面戦争に至るような、こういうシナリオに入らないように、これシミュレーションした人たちがそう言っているんですから、政治の役割だと。答弁いただきたい。
○山添拓君 日本が敵基地攻撃能力を保有すれば、これは北朝鮮であれ中国であれ、それを上回る軍拡を進めることになるでしょう。際限のない軍拡競争に至ります。  日本共産党は、東アジアで平和と友好の地域協力を進めるための提案をしています。そのお手本がASEANにあると考えます。  A...全文を見る
○山添拓君 答弁いただけないのは大変残念です。  東アジアの地域全体を、対抗ではなく対話と協力の地域にするのがこのASEANの展望です。私は、これが二十一世紀の国際社会が進むべき道だと考えます。
○山添拓君 平和な世界秩序が脅かされる中だからこそ、いかに平和のルールを実効的なものにするかが問われています。力に力で応える道に進んでは絶対にならない、このことを述べて、質問といたします。  ありがとうございました。
03月08日第208回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  ロシアによるウクライナ侵略が続き、国連人権高等弁務官事務所は、子供二十七人を含む四百六人の民間人の死亡を確認したとされます。これは断固糾弾しなければなりません。  国外への避難者が既に百七十万人を超えているとされる中、岸田総理はこの間、...全文を見る
○山添拓君 難民条約の定義については承知しているんですけれども、このとき示された政府統一見解を今改めているわけではないですね。
○山添拓君 これ、昨日伺ったときには別に変えていませんよという答弁だった、お話だったんですけれども、その後変えたんですか。
○山添拓君 重ねますけれども、それは分かっているんです。難民条約上の、条約上の難民というのは分かっているんですけれども、しかしこのとき、今答弁されたように、あえて一応の輪郭とも言うべきものを述べれば、この当時もう既に難民条約については存在はするわけですよね、日本は締結前ですけれど...全文を見る
○山添拓君 変更しているわけではないという答弁だと受け止めました。ちょっと改めて確認もしたいと思いますが。  今その避難民と難民を殊更区別する発信をされている与党の政治家などもおられますけれども、今度のウクライナからの避難者というのは、これは明らかに難民だと思います。もちろん条...全文を見る
○山添拓君 私、デモで東京入管の周りを一周したんですね。それで、声を上げていますと、被収容者の方にも声が届いたようで、中から手を振る姿が見えたり、あるいは、おおというふうに応じる、そういう悲痛な声も聞こえました。  ウィシュマさんの事件は、それに象徴される入管の問題というのは今...全文を見る
○山添拓君 この一枚だけたまたまですか。
○山添拓君 これはにわかに信じ難い説明です。意図的に省いたのではないかという疑念すら抱く説明と言わなければなりません。  報告書は、この尿検査の結果について、二月十八日の診療の際、看護師が医師に伝えたとし、一方、医師は、この日、尿検査の結果を把握したかどうか記憶は定かではないと...全文を見る
○山添拓君 報告書には、この検査の結果を受けて内科的な追加の検査等がなされることが望ましかったものの、その原因は医療体制にあったのだとして医療体制の問題に展開しているわけですけれども、望ましい検査がされなかったわけですから、それ自体対応としては不適切だったのではありませんか。
○山添拓君 ですから、望ましいことができなかったというのは、それ自体不適切ではありませんか。
○山添拓君 いや、私はウィシュマさんが亡くなる前二週間の映像記録を理事懇談会で拝見をいたしました。まともに見ているのがつらくなるような映像でした。最初の二月二十二日から、自分で何もできないと訴えています。翌二十三日には嘔吐を繰り返し、セーライン、これは点滴のことを指しています、救...全文を見る
○山添拓君 真摯に受け止めていただいて、それは必ず改善に直ちに生かさなければならないと思うのですが、この体調不良が仮放免を受けたいためのアピールなどでないということは二月十五日の尿検査の結果を見ても明らかであります。  今大臣は、入管行政に欠けているもの、足らざるものもあるんだ...全文を見る
○山添拓君 全然お答えいただいていないので。  私が求めていますのは、看守勤務日誌、被収容者診療簿。これは、入管の職員の皆さんがウィシュマさんの状況を見て、それをどういうものだと認識し、今後の対応方針どう進めていくのかと、そこに記しているわけですね。報告書はビデオに基づいて作ら...全文を見る
○山添拓君 プライバシーがとおっしゃるんですが、ウィシュマさんの命を奪っているんですね。  外部の病院のカルテは開示しました。施設内のカルテや日誌については開示できないというのですか。それは余りに矛盾していると思います。  委員長、開示を求めたいと思います。
○山添拓君 ウィシュマさんについても問題になりました仮放免について、次に伺いたいと思います。  仮放免をされても、就労制限や移動制限でその生活は厳しい、著しい困難を伴います。特定NPO法人北関東医療相談会がちょうど今この時間に記者会見を行って、仮放免者の生活実態調査の結果という...全文を見る
○山添拓君 個別に対応していると言うけれども、その結果がこうして、生活苦しい、生きていけない状況だという実態に現れています。  日本に家族がいるとか、あるいは母国では迫害される、にもかかわらず日本で難民認定がされない。帰らないのには理由があるわけです。しかも、今コロナの感染拡大...全文を見る
○山添拓君 税制優遇は一定の役割果たしていますけれども、受入れの規模に応じて変わるものではありませんので、受け入れれば受け入れるほど赤字がかさんで経営に影響を及ぼすという状況があります。  入管施設ではまともな医療を受けられず、仮放免者は就労を禁止されて、医療費も高額になり、生...全文を見る
03月08日第208回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  お二人の公述人、今日は大変ありがとうございます。  角南公述人に伺います。  ロシアのウクライナ侵略について先ほど来お話があり、公述人御自身も二十一世紀にこんな戦争が起こるのかと驚きを覚えたというお話がありました。また、世界の相互依存...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  松井公述人に伺います。  二十世紀の二度の大戦の痛苦の経験を踏まえて国連憲章は武力行使を違法化した、その流れについても若干触れていただきましたが、ロシアがこの戦後の平和秩序を踏み破る中で、このまま十九世紀に戻ってしまうのではないかと、そう...全文を見る
○山添拓君 プーチン大統領は、この間、核による威嚇を繰り返し、先制使用のハードルも引き下げています。核保有国との緊張を高めて、核戦争のリスクを高める危険な動きでありますので、断じて許されないと考えます。  同時に、日本国内では、公述人からもありましたように、アメリカとの核共有を...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  次に、岸田政権が敵基地攻撃能力の保有を検討していることについて松井公述人に伺います。  政府は、憲法、国際法の範囲内で日米同盟の基本的な役割分担を維持してこの検討を進めるとしています。しかし、この間、政府は、敵基地攻撃能力とは、相手国の領...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  敵基地攻撃能力の保有の検討というのは、抑止力の向上を理由として論じられています。実際に使うのではなくても、反撃力を持っているということが相手に踏みとどまらせる材料になるのだと、こういう理屈で進められています。  しかし、松井公述人もお話し...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。  今日は、大変貴重なお話を聞かせていただきました。  終わります。
03月09日第208回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  東京外環道の工事で相次ぐ陥没、空洞事故について伺います。  国交大臣はこの間、地域住民に不便や不安を与えているとしておわびをしています。一方、住民への説明や補修や補償については、工事を行ったNEXCO東日本が対応すると述べています。 ...全文を見る
○山添拓君 いや、それでは人ごとのようなんですよね。国としての責任は、国も事業者の一人ですから、それはどうお考えかと伺っています。
○山添拓君 いや、もうほとんど責任転嫁されているような答弁ですが、東京地裁は二月二十八日、トンネル工事の一部差止めを命じる仮処分決定を行いました。  これについてはどう受け止めていますか。
○山添拓君 これ重い決定です。住民を置き去りで進めてはならないという警告だと受け止めていただきたいと思います。  裁判所が差止めを命じた最大の理由は、国とNEXCO中日本、東日本が陥没の再発防止策を示せず、再発防止策策定までの具体的なスケジュールも示すことができなかったからです...全文を見る
○山添拓君 つまり今はまとまっていないということかと思いますが、これはいつ示すことになりますか。
○山添拓君 大臣、伺いますけれども、お聞きになったようにスケジュール見通せる様子ではないということですから、差止めを命じた決定に対して異議申立てはしないということですね。
○山添拓君 再発防止策を示すめどすら立たないわけですから、これ異議申立ては通らないと思います。  地盤補修には二年掛かるとされておりますが、その方法も現在決まっていません。工事再開の見通しはありません。ところが、国とNEXCOは二月二十五日、陥没現場以外でのシールド工事を再開し...全文を見る
○山添拓君 今、説明会ということをおっしゃいました。しかし、その説明会の中で住民から懸念の声が示されています。  例えば、二月十六日には杉並区長、杉並区議会が国交大臣宛てに要請、意見書を提出し、区民から工事再開を懸念する声があるとしています。あるいは、武蔵野市議会外環道路特別委...全文を見る
○山添拓君 いや、大臣、様々な声があることを承知しているとおっしゃいながら、不安や懸念の声には向き合わないのですか。工事を再開してしまうのですか。
○山添拓君 とても理解が得られるようなやり方ではありません。  例えば掘進再開のやり方です。国交省に伺います。万一の事態に備えて事前の家屋調査を行うとしましたが、これ地域に案内したのはいつですか。
○山添拓君 二月十八日に文書を配付して、二月二十五日に再開なんですね。一週間前ですよ。これでは調査の前に掘進が再開してしまいます。  大体、そもそも調査を必要とするような家屋が何件あるのかと把握していましたか。
○山添拓君 それを受けて何件家屋調査を行ったんですか。
○山添拓君 いや、期間が短過ぎるので調査の希望に応じられていないわけですよ。十分な周知期間を取るというのは当たり前じゃありませんか。
○山添拓君 万が一のために行うと言われている調査なんですが、これ調布で陥没が現に起きていますので、万が一ではないということは指摘したいと思います。  この陥没は、大深度地下法に基づく工事で起きました。その認可について伺います。  資料の二ページを御覧ください。事故が起きた東名...全文を見る
○山添拓君 大深度地下法の認可の話をしているんですが、協定によって、協定を結べば、認可されていない事業者に事業をさせることができるのですか。その法的な根拠は何ですか。
○山添拓君 大深度地下法というのは、事業者と事業区域を決めて大臣が認可するという仕組みなんですね。協定を結べば認可されていない事業者にでも丸投げできるということであれば、これは認可の意味がなくなってしまいます。こういう場合に、大臣に届出や許可申請を行う仕組みはありますか。
○山添拓君 こういう場合に、大臣に届出をしたり許可申請を行う仕組みはあるのですかと聞いています。
○山添拓君 今の説明に従えば、一たび使用認可を受ければ、誰とでもいかなる内容でも勝手に協定を結んで工事も管理もやらせてしまうことができるということになります。  大深度地下法十六条は、許可の、認可の要件を定めています。その四号には、「事業者が当該事業を遂行する十分な意思と能力を...全文を見る
○山添拓君 今大臣がおっしゃった同等の能力を持っているかどうか、それ確認する仕組みはありますか。
○山添拓君 いや、それはお答えになっていないんですが。  協定によって事業を、その一部をやらせることができると。これ協定書なんですが、資料の三ページ以下です。その協定書の中身を見ましても、NEXCO東日本と中日本、国が相互に協力するとか、工事の施行は三者で確認する、そういう程度...全文を見る
○山添拓君 ですから、それによってどうやって工事の安全を担保するのですか。
○山添拓君 大深度地下の使用というのは普通の工事ではないんですよ。地上の地権者に対して同意を得ることもない、補償もしない、勝手に地下を掘るわけです。だから、特別の認可が必要なんですよ。  この区間で東日本の認可はされていないですね。認可を受けていないNEXCO東日本が適切に工事...全文を見る
○山添拓君 大深度地下法に基づく何らかの届出はされていますか、この区間について。
○山添拓君 ないんですよ。  ですから、大臣、伺いますが、認可を受けていたのはこの区間では国と中日本です。協定書によって勝手に丸投げして、その東日本が事故を起こしたんですね。これ極めてずさんですよ。この点でも国は責任があるんじゃないですか。
○山添拓君 いまだに責任逃れをされようとする。  資料の六ページを御覧ください。国交省とNEXCOのQアンドAです。本線トンネル工事はシールド工法を採用しており、地上への影響は生じないと書かれています。これは国会でも同様の答弁を繰り返してきました。大深度地下法は、地上に住む人の...全文を見る
○山添拓君 そうすると、今後も地上への影響は生じ得ると、工事によって陥没も起き得るということですか。
○山添拓君 つまり、それは事業者任せということですよ。  私は、この大深度地下法そのものに重大な欠陥があると思います。住民に無断で地下を掘って、騒音や振動が生じ、さらに陥没まで起きました。影響は深刻です。日本共産党は、制度として破綻が明らかになった以上、この大深度地下法は廃止す...全文を見る
○山添拓君 それによって、その工事によって住民の暮らしが脅かされているんですよ。私も調布市民ですが、すぐ近くで、閑静な住宅街です。もう住むことができないような、移転を余儀なくされる、そういう状況があるんですね。地上に影響は生じないという安全神話は改めるべきです。  外環道の工事...全文を見る
03月16日第208回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  資料をお配りしております。  昨年五月三十一日、名古屋地裁岡崎支部は、自分が産んだ赤ちゃんを遺棄したとして、当時二十歳だった元看護学生に懲役三年執行猶予五年の有罪判決を下しました。報道によりますと、女性は妊娠が分かってすぐ赤ちゃんの父親...全文を見る
○山添拓君 余り、仕方ないという感じになると、ちょっと今日の議論として立ち行かなくなってしまうのですが、やはり、その望まぬ妊娠をし、中絶を希望する。しかし、同意が得られない。中絶期間を過ぎてしまう。そして、孤独の中で出産し、いや、本当に苦しい状況に置かれたと思うんですね。似たよう...全文を見る
○山添拓君 掻爬法より吸引法が安全だとして推奨されたものですから、是非確認いただきたいと思います。  中絶手術というのは自由診療で大変高額です。あるクリニックが電話で調べた一覧をホームページで公開しています。例えば東京都ですと、初期中絶か中期中絶かにもよりますが、平均で十六万円...全文を見る
○山添拓君 いや、ですから把握すべきではありませんか。
○山添拓君 十代、二十代、極めて経済的に大きな負担になります。  昨年十二月、経口人工妊娠中絶薬の薬事承認が申請されました。ミフェプリストンとミソプロストールのコンビ薬で、二〇〇五年にWHOの必須医薬品リストに掲載され、二〇一九年には必須中の必須の薬を集めたコアリストに移されて...全文を見る
○山添拓君 平均六ドル七十七セント、大体日本円で七百円ちょっと、そういうことでよろしいですか。
○山添拓君 日本の中絶手術の金額とは全く異なる水準です。日本でも早期の承認が待たれております。子供を産むか産まないかの自己決定権とそのための健康を保障する、そういう観点からすれば、これは誰でも使えるように価格を抑えるべきだという点は指摘させていただきたいと思います。  一方、刑...全文を見る
○山添拓君 ゼロということですね。  この規定は、明治時代、家父長制の下で女性に自由がなく、胎児は父のものという前提で作られたものだと思いますが、刑事局長、そのとおりでよろしいですね。
○山添拓君 明治時代の刑法から変わっていませんね。
○山添拓君 家制度を否定し、個人の尊重を大原則とした日本国憲法とは本来相入れない規定です。  大臣に伺います。  女性の意思を尊重しないこの刑法堕胎罪は廃止するべきではありませんか。
○山添拓君 胎児の生命、身体の安全という保護法益があるのだと、それがあるから廃止は適当ではないという大臣の答弁でありました。  ところが、母体保護法十四条では、その要件を満たす場合には違法性がなくなり処罰されない規定になっています。母体保護法十四条では、本人と配偶者の同意があれ...全文を見る
○山添拓君 いや、記録が明確でないとおっしゃるんですけれども、女性が自らの意思で堕胎をすることは刑罰の対象となり、女性だけでは駄目で、男性が同意をすると違法性がなくなり処罰されない、これはおかしいのではありませんか。大臣と厚労省にそれぞれ伺います。
○山添拓君 ちょっとおっしゃっていることが私の問題意識と必ずしもかみ合っていないように思うのですが、繰り返しますけれども、女性が一人で中絶すると刑罰の対象になる、男性が同意すれば合法というのは、これは憲法の下で説明が付かないと思います。  望まない妊娠は女性の人生設計を大きく左...全文を見る
○山添拓君 確認いたしますけれども、この配偶者同意要件ですが、配偶者同意要件と法文上も配偶者の同意となっているように、未婚の交際相手にすぎない場合には同意は不要ですね。
○山添拓君 ですから、冒頭にお示しした元看護学生のケースは、本来中絶手術に相手の同意は不要だったわけです。しかし、今も多くのクリニックは、未婚のパートナーについても同意が必要と示していると伺います。これは、もし同意なく中絶手術を行った場合には、業務上堕胎罪に問われかねないというこ...全文を見る
○山添拓君 それは十分ではないためにこのような事態が起こっています。  DVの場合にも配偶者の同意は不要だとされるとされています。しかし、暴行や脅迫があったかどうか、それは誰が認定するのでしょうか。
○山添拓君 厚労省です。
○山添拓君 女性が申告をすればそれを医師の聞き取りの上に確認していくということであろうと思います。  国連女性差別撤廃委員会は、刑法や母体保護法の改正を求めて勧告しています。ところが、日本政府は、昨年九月に提出した第九回の報告書で、刑法や母体保護法の改正に向けた検討状況について...全文を見る
○山添拓君 時間ですので終わりますけれども、今お話しになったようなことも報告はされていないんですね。法改正に向けて講じようとしている措置について情報提供せよというのが求めですから、それ、されるべきだと。  政府は性と生殖の健康と権利に正面から向き合って、自己堕胎罪と配偶者同意要...全文を見る
03月17日第208回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  宮城、福島を中心とする地震で被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。政府としても、情報収集と救援、復旧に万全の対応を求めたいと思います。  新型コロナ危機が長期化する中、材料費や原油の高騰が追い打ちを掛け、ロシアのウクライナ侵略が経済...全文を見る
○山添拓君 伺ったことにお答えいただいていないのですが、新たに誰かが税負担を負うことになる、免税業者が課税業者になることによって、あるいは課税業者が免税業者に代わって負担することによって、あるいは価格に転嫁されて消費者が負担することによって、誰かがその税負担を新たに負うことになる...全文を見る
○山添拓君 新たに税負担を負う人が増えるということをお認めにならないのですか。
○山添拓君 いろいろおっしゃるんですけれども、誰かの負担増になることは違いありません。  小規模事業者といっても、農家や個人タクシーや、あるいは文化芸術、イベント分野で働く人、ウーバーイーツの配達員、さらにはシルバー人材センターで働く七十万人にまで影響は広範に及びます。  消...全文を見る
○山添拓君 周知、広報すれば倒産、廃業しないということにはならないと思うんですね。  安倍政権は、消費増税について、リーマン・ショック級の出来事がない限り引き上げるとしていました。ですから、コロナ禍を受けて、本来すぐにでも減税すべきだったと思うんですね。この上、インボイスの導入...全文を見る
○山添拓君 今、独禁法とおっしゃったんですけれども、私、公正取引委員会に伺ったのですが、独禁法違反で公正取引委員会が措置を行った、買いたたきや減額や利益提供要請行ったということで措置を行ったのは、五年間遡っても五件だけだというんですね。だから、いろいろやるとおっしゃっても、それが...全文を見る
○山添拓君 家族経営や個人事業主で、特別の事務員がいるわけでもなく、経営規模が小さく、納税事務に労力を割くことも大変だと。しかも、取引先と対等、平等ではなく、買いたたかれもすると。そういう事業者の実情をも踏まえた制度であります。こういう中でインボイスを導入しても、いいことは一つも...全文を見る
○山添拓君 そうすると、今もう複数税率が始まっていますけれども、何かいいかげんな税、徴税やっているという、そういうことなんですか。今、何か具体的に複数税率で不都合が生じるような、そういうことになっているんですか。
○山添拓君 把握ができているということであれば、適正化を図ればよいことなのであります。  八%と一〇%、二種類の税率で、しかも食料品とそのほかという分け方であれば、現在の帳簿方式でも大きな不都合はありません。財務省は、帳簿方式で消費税を計算しているのは日本だけだと説明されます。...全文を見る
○山添拓君 それならおやめになったらいいと思うんですね、インボイス制度を導入することは。  いや、昨年十二月、自民党の宮沢洋一税制調査会長は、将来的に社会保障支出を賄うための消費増税について、かなり有力な選択肢として議論されるのは間違いないと述べています。既にそういう考えを持っ...全文を見る
○山添拓君 いや、そのためには別に今インボイスを日本で導入する必要はないということを申し上げているんですね。  今、コロナで傷んだ暮らしと経済を立て直すためにやるべきことは、インボイスではなく、消費税の五%への引下げです。インボイスは軽減税率、複数税率ゆえに必要だと今日も再三答...全文を見る
○山添拓君 パネルをお示しします。  一九八九年の消費税導入から三十三年、消費税が増えた分以上に法人税や所得税、住民税が減収になっています。消費税収の総計は四百七十六兆円、ほぼ同じ期間で法人三税は三百二十四兆円、所得税と住民税は二百八十九兆円も減ってしまいました。増税のために景...全文を見る
○山添拓君 それは説明になっていません。いろいろおっしゃっても、これが事実だと言わなければなりません。  その社会保障は、年金給付が削られて、高齢者の医療費窓口負担が増え、生活保護の削減など、六兆円もの給付減と負担増が国民に押し付けられてきました。社会保障は良くなるどころか弱ま...全文を見る
03月22日第208回国会 参議院 本会議 第9号
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○山添拓君 日本共産党を代表し、二〇二二年度総予算三案に反対の討論を行います。  冒頭、ロシアによるウクライナ侵略に満腔の怒りを持って抗議します。ロシアの軍事行動は、武力行使を禁じた国連憲章の明白な違反であり、原発、病院、避難所などへの無差別攻撃は、ジュネーブ条約を始め国際人権...全文を見る
03月22日第208回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○山添拓君 日本共産党を代表し、二〇二二年度総予算三案に反対の討論を行います。  冒頭、ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議し、侵略を直ちに中止し、即時に撤退するよう求めます。  国連憲章を守れ、国際人道法を守れという一点で国際社会が力を合わせることが何より必要です。  本...全文を見る
03月29日第208回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  ロシアによるウクライナ侵略を受けて、避難を目的に日本に入国する方も増えております。最新では何人になっているでしょうか。また、そのうち、難民認定の申請と認定、また就労可能な在留資格、特定活動への変更申請と認定の状況についてもお示しください。
○山添拓君 特定活動へ変更された方は把握できていないということですか。
○山添拓君 受入れ開始から一か月近くがたちますので、これ迅速に対応していただく必要があると思います。  私が、特定活動、就労可能な在留資格である特定活動への変更について伺いましたのは、もちろん就労という問題もありますけれども、それだけではありません。八日の当委員会でも指摘しまし...全文を見る
○山添拓君 これはこのとおり質問通告しているんですけれども、医療の面で問題が生じるわけです、ビザがどういうビザかによってですね。就労できない短期滞在のビザの場合には、就労資格はなく、無保険となり、自由診療で高額の医療費が掛かっていくと、こういう事態が生じているわけですから、在留資...全文を見る
○山添拓君 大臣、今、所管外とおっしゃったんですけれども、そういうことが起こらないようにするために連絡調整会議つくられているわけでしょう。ですから、こういう問題起こってくるときにどう対応していくのかと、迅速に対応していくということが必要だと思うんですね。  現に、私、医師の皆さ...全文を見る
○山添拓君 進めていただきたいと思いますが、特定活動への変更をされた方の人数も把握されていないということがありますから、実際には現場で困っている人がいるということはお伝えしたいと思います。  名古屋入管、ウィシュマ・サンダマリさんの死亡事件について伺います。  報告書によれば...全文を見る
○山添拓君 入管庁の言う拒食というのは、いわゆる摂食障害のことではありません。一九五八年七月二十五日付けの「被収容者がハンストを行った場合の措置について」という通達があります。つまり、拒食というのはハンストのことなんですね。  ウィシュマさんはハンストしていたんですか。
○山添拓君 二月十五日、摂食状況を見ますと、官給食について、朝食のかゆを半分食べたものの、昼食は食べない旨、夕食は自費購入したものを食べるので下げてほしい旨述べ、食べなかった。そのほかに、A氏は、ウィシュマさんは、バナナ、ロールパン及び砂糖を食べたと。OS―1、コーヒーや水を飲ん...全文を見る
○山添拓君 名古屋入管が拒食者として扱うことを決定したのは十七日です。十六日も三食とも食べず、体調不良を訴えています。十六日ですね。十七日も三食とも食べず、食べることができない、歩けない、体がしびれている感じがすると訴えました。看護師には、食事ができず、食べると吐いてしまうとも述...全文を見る
○山添拓君 いや、入管の通達では、拒食者とはハンストのことを指していると思います。それは従前の通達をそのように改めてきているからです。違いますか。  ちょっと止めてください。ちょっと止めてください。
○山添拓君 後から説明をいたします。  その後もウィシュマさんは体調不良を訴えていますが、二十二日、名古屋入管は本庁に対して拒食者として扱う旨を報告しています。  資料をお配りしました。二枚目以降を御覧ください。  二〇〇一年十一月二日付けの「拒食中の被収容者への対応につい...全文を見る
○山添拓君 拒食の理由、健康状態についてはどう報告があったんですか。
○山添拓君 これは報告書に記載がありません。この通達によると、報告というのは電話等でするとされています。報告について記録はありますか。
○山添拓君 記録があるか探して、委員会に報告をお願いし、提出を求めたいと思います。
○山添拓君 留意事項の(2)を御覧ください。  拒食中の被収容者の動静には特に注意を払い、飲食物の摂取状況、看守勤務者等による説得状況、発言内容、特に摂食、診療の拒否に係る発言等について勤務日誌に記録するとあります。  こういう記載からも分かるように、拒食とはハンストのことを...全文を見る
○山添拓君 いや、今更個人情報ですか。どういう記録をしていたのか。そんなこと言い出したら、これ全部個人情報ですよ。
○山添拓君 拒食者として扱う決定をしておきながら、どのような対応を行ったのかについて報告書には何の記載もありません。  この期間の看守勤務日誌の開示を求めたいと思います。
○山添拓君 ちなみに伺うんですけれども、全国の入管で拒食者は過去何人報告されたか把握していますか。
○山添拓君 今挙げられた数字は、十二月三十一日時点に何人いたかというだけですね。つまり、これまで拒食者が全国の入管でどれぐらい報告されたかについて網羅的な把握はされてないという答弁でした。本庁への報告事項としているのに、これまで何人が拒食者として報告されたかすら分からないと。報告...全文を見る
○山添拓君 これは当然把握してしかるべきだと思います。  名古屋局が拒食者ではないかと疑ったまさにその日に尿検査が行われています。先ほど来議論のある、資料六でお示ししています。ケトン体三プラスについて、報告書では飢餓状態を示唆していると書かれています。  有田委員の質問にもあ...全文を見る
○山添拓君 それ自体が大問題だと思うんですよ。急性肝炎、赤血球が壊れて起きる溶血性貧血などの疾患が疑われる数値です。これだけでも、すぐに採血などして異常の有無を確認するべき結果です。  報告書によれば、二月十八日の施設内での診療の際、看護師はこの結果を医師に伝えたとされています...全文を見る
○山添拓君 尿検査結果の異常さについてどのように伝えたと看護師は言っているのですか。
○山添拓君 報告書に書いていないんですね。看護師のメモにもありません。  なぜ看護師に確認していないんですか。
○山添拓君 これは看護師も含めて、この尿検査の結果についてどういう認識を持っていたかということを示す大事な問題です。  看護師自身に確認をしていただいて、この委員会にも報告をいただきたいと思います。委員長、お願いします。
○山添拓君 それではその調査自体が極めて不十分だということです。  資料五ページ。ケトン体は既に一月二十六日の尿検査でも陽性と出ています。どんな対応をされたんですか。
○山添拓君 生理中のために再検査の指示になったんですが、しかし、ケトン体の数値には関係ないと医師からは伺います。  ケトン体というのは、脂肪が分解されてエネルギー源として利用される際に出てくる物質です。普通に食べているときは、炭水化物などの糖質がエネルギー源として代謝されますの...全文を見る
○山添拓君 問題点が指摘されていないことが多過ぎると思います。  本来、この経過を踏まえれば、改めて確認しなければならない点、医学的にも問題点、指摘するべき点が多数あります。ですので、ビデオの全面開示とともに、今日お願いをしました看守勤務日誌などの開示を改めて求めて、真相究明を...全文を見る
04月06日第208回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  赤坂参考人、長谷部参考人、今日はありがとうございました。  お二人に伺います。  憲法は、国民の自由と権利を保障し、三権分立の下で権力を縛っています。国会も国家権力の一つでありますので、憲法五十六条一項が三分の一の出席を求めているのも...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  私が文言解釈を緩めることに慎重であるべきだと考えますのは、明文規定に反する国会の在り方が既に存在しているからであります。  憲法五十三条は、「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」...全文を見る
○山添拓君 最後に、もう一点伺います。  オンライン国会、オンラインによる出席を解釈で可能とした場合、どのような場合に憲法上許され、どのような場合許されないか、その判断の基準が曖昧にならざるを得ない点はあるかと思います。  オンラインが不要な場合にもオンラインでやるとか、オン...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。
04月06日第208回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第4号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  三人の参考人の皆さん、今日はありがとうございました。  小山参考人と蓮見参考人に伺います。  原油、ガス価格の高騰、そしてウクライナへの侵略、また、そもそも二〇三〇年を見据えて気候危機にどう対応するかということが日本のエネルギーの安定...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。  私は、やっぱり福島第一原発事故を経験した国で、その国民的な理解あるいは受け止めということも含めて、原発の再稼働についてはやっぱりやるべきではないという考えを持っておりますが、御意見としてはありがとうございました。  畔蒜参考人に伺います...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございました。
04月13日第208回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  この間、衆参で本会議へのオンライン出席の可否をめぐり、憲法五十六条一項に関する憲法審査会が開かれてきました。  しかし、新型コロナの感染拡大が繰り返す下でも、国会議員の三分の二、参議院の定数でいえば百六十四人が同時に一定期間にわたり国会...全文を見る
○山添拓君 御質問いただきましたので、お答えいたします。  日本共産党は、憲法九条と自衛隊とは矛盾する存在だと考えています。そのため、憲法九条の完全実施に向けて段階的に進んでいくべきだという考えを持っています。  そして、その上で、急迫不正の侵害が万が一起きた場合には、現在の...全文を見る
○山添拓君 憲法と矛盾する存在だということを綱領上も掲げています。憲法九条の、戦力を持たない、武力を放棄したという憲法九条とは整合しないものだと考えます。
○山添拓君 憲法九条と自衛隊とは矛盾する存在だというのが私たちの党としての公式見解です。それを重ねて申し上げていますので、憲法とは反する存在だということですよ。
○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  今日は、憲法五十六条一項の出席に関する議論を中心として意見交換を行うという趣旨での審査会ですが、その中で、憲法五十六条一項とは直接は関係しない緊急事態条項をめぐる議論が行われたり、あるいは憲法九条に関わって私にも質問がありました。これは、...全文を見る
04月14日第208回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  裁判所職員定員法改定案について伺います。  判事補を四十人減らし、裁判所職員を二十六人減らす、裁判所全体で六十六人、過去最大の純減をもたらす法案です。判事補四十人減少というのは、これは過去最大で、それ自体、事件の複雑困難化に対応できるの...全文を見る
○山添拓君 政府の定員合理化計画への協力を考慮しつつ、必要かつ十分な定員としてせめてプラス・マイナス・ゼロにと、こういう趣旨であろうと思います。  財務省に伺います。  この最高裁の概算要求にどのように対応したのですか。
○山添拓君 意見調整と今おっしゃったんですけれども、最高裁とは何回ぐらい、どういう意見交換をされたんですか。
○山添拓君 その密接な意見交換の中で、最高裁に対して、政府の定員合理化方針にもっと従うようにと、もっと協力するようにと、こういうことも求められたのですか。
○山添拓君 そうおっしゃるんですけれども、最高裁は最高裁として必要だと考える定員数を財務省に概算要求で上げているわけですよ。それに対して、定員合理化方針を紹介して、更にもっと頑張るべきだと、こういうふうに伝えられたということですかね。
○山添拓君 最高裁は、今財務省が述べたようなことを検討せずに概算要求を上げていたのですか。
○山添拓君 いや、そんなこと自主的に判断されないでいただきたいと思うんですよね。元々最高裁として必要だと提起した人数ですから。  財務省に伺いますけど、三権分立の下で最高裁の予算や定員というのは独自に定められる、決められるべきものだと思います。財務省は、最高裁の概算要求から更に...全文を見る
○山添拓君 ですから、これに最高裁が無理やり従う必要はないわけです。ところが、資料御覧ください。一番下のところですが、概算要求では裁判所事務官について十八人の増員要求だったものが、法案提出時はマイナス八と、減員要求になっています。最高裁が事務処理の適正化のために必要だとして増員を...全文を見る
○山添拓君 とても頼りないと思うんですね。  最高裁は、昨年、私の質問に対して、どのような体制を整備していくべきかについては裁判所が自主的、自律的に判断している、政府の定員合理化計画に協力するのかしないのか、その範囲をどうすべきかについては毎年判断したいと答弁しました。自主的、...全文を見る
○山添拓君 政府の定員合理化計画に裁判所がそこまで追従する必要はないですよ。しかも、国の行政機関は、この間、デジタル庁の創設などによって二年連続で純増になっています。そのツケを司法府に負わせるということは、これはあってはならないと思います。  大臣にも伺います。  最高裁の概...全文を見る
○山添拓君 そう大臣おっしゃるんですけれども、しかし、今聞いていただいたように、しかも、これもう長年そのように行っていると。概算要求から更に削れということを財務当局との意見調整の名の下に行っているというのが現実なんですね。  大臣も内閣の一員ですから、やはりそういうことはやらな...全文を見る
○山添拓君 その認識は改められるべきだと思います。やはり、司法府に定員合理化計画を押し付けるような、そういうやり方そのものを改めるべきだと指摘しておきたいと思います。  残りの時間で家裁調査官の問題について伺います。  二名増員となった、ワーク・ライフ・バランス推進を理由とし...全文を見る
○山添拓君 せっかく調査官補として採用されながら任官に至らない人が増加傾向にあるというのは看過できないと思います。  調査官は、少年事件であれ家事事件であれ、人に寄り添い、丁寧に対応しなければならない重い仕事だと思うんですね。知識も経験もOJTで積んでいくもので、かつては研修も...全文を見る
○山添拓君 日本共産党を代表し、裁判所職員定員法改正案に反対、裁判官育児休業法改正案に賛成の討論を行います。  憲法が定める国民の自由と権利を保障するためには、裁判が公正、厳格に行われることが不可欠の要請であり、そのために司法府の独立が求められます。本来、その予算や定員は、行政...全文を見る
04月18日第208回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  東京の米軍横田基地について伺います。  二〇一八年十月、アメリカ空軍の特殊作戦機CV22オスプレイが横田基地に配備されました。当時の菅官房長官は、日米同盟の抑止力、対処力を向上させると歓迎までして配備を受け入れたものです。しかし、基地周...全文を見る
○山添拓君 要請文には最後に、返信いただけますようお願いしますとあります。  防衛省に伺います。返信はあったんでしょうか。
○山添拓君 二か月たちますけれども、音沙汰なしですか。
○山添拓君 いや、いずれにいたしましてもじゃないんですよ。  三枚目、四枚目、御覧ください。この住民の方が日々記録しているメモを見せていただきました。防衛省の要請などまるでなかったかのように、二月の十六日、その要請の後も連日のようにホバリング訓練が続いています。夕方五時台から夜...全文を見る
○山添拓君 最小限どころじゃないんですよね。それで、もうたまらず、ここには住み続けられないと移転も検討されているようなんですが、しかし、家を売ろうにも騒音がひどくて売れないわけです。移転費用も捻出できないと、そういうお話です。近隣住民が住み続けられないような被害をもたらしているそ...全文を見る
○山添拓君 私も調布の市民でして、暫定値が五十で五百五十ということですから、相当高い値で出ているわけですが。  二〇一九年一月に、東京都は横田基地周辺四か所の井戸で臨時の調査を行っています。このうち、立川市では千三百四十ナノグラム・パー・リットル、基準値の約二十七倍、武蔵村山市...全文を見る
○山添拓君 今紹介をしました立川市や武蔵村山市の調査は、東京都が横田基地モニタリング井戸と位置付けている井戸です。十年以上にわたって高濃度のPFOS、PFOAなど検出をされているところでもあります。そうした事態を受けて、一九年六月以降は一部の浄水場で取水の取りやめも行われています...全文を見る
○山添拓君 汚染源の特定のために行ったものではないというお話だったんですが、東京二十三区とは異なって、多摩地域では地下水を飲用水にも用いています。そういうところが多くあります。ですから、これは住民にとっては健康にも影響する問題だと思います。  防衛省に伺いますが、横田基地でPF...全文を見る
○山添拓君 米軍に対してどのぐらい保管しているのか確認を求めたことはありますか。
○山添拓君 国民の健康に関わることであるのに、米軍との関係を優先されると。  二〇一六年以降は米軍の基地では使用しないことになっていると、そういうふうに報じられております。しかし、格納庫の消火システムには、そのためにはPFOSを保有してもよいということになっていると。これは、防...全文を見る
○山添拓君 進めつつあるということは、まだ残っているところもあるわけですね。
○山添拓君 二〇一八年、アメリカ国防総省は、PFOSとPFOAの排出が疑われる米軍関係施設が国内で四百一か所以上に、四百一か所に上るという報告書を公表し、タスクフォースも設けて対応しています。実態調査を進め、汚染した川や地下水の原状回復を進め、その費用も負担するとしています。 ...全文を見る
○山添拓君 環境影響、健康影響の防止というのはもちろんなんですけれども、しかし、その際に汚染源がどこであるのかということを特定する、発生者に責任を問い得る形にしておく、調査を進めるということは、これは不可欠だと思うんですよ。環境省は、防衛省や米軍、そして東京都とも協力をして調査す...全文を見る
○山添拓君 米軍は、自分の国では調査して対策費用も負担するんですね。ベルギーや韓国の米軍基地でも汚染のデータを公表しています。ところが、日本では汚染物質を拡散した上に処理費用まで負担させていると。これは理不尽ではありませんか。大臣、いかがですか。
○山添拓君 処理するのは当然ですけど、費用負担まですることはないと思うんですよ。  防衛省に伺いますけれども、普天間飛行場では二〇二〇年四月、泡消火剤二十二万七千百リットルが漏出する事故も起きていました。その原因は何でしたか。
○山添拓君 米兵のバーベキューなんですね。とんでもない話だと思うんですよ。こういう傍若無人な態度を許している日本政府の姿勢も問われると言わなければならないと思います。  日米地位協定の下で、基地の管理権は米側にあります。国内法は原則として適用されません。しかし、だからといって、...全文を見る
04月19日第208回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  資料をお配りしております。  入管庁は、四月十一日、ウクライナ避難民への支援内容を決定し、公表しました。ホテル滞在中とホテル退所後とに分け、ホテルは国が借り上げて提供、ホテル滞在中の医療費、日本語教育費、就労支援費は国が実費を負担、ホテ...全文を見る
○山添拓君 月七万二千円で、一日二千四百円と。ホテル内は衣類と洗濯費用ぐらいであろうということで月三万円、一日千円、こういう考え方でよろしいですか。
○山添拓君 着のみ着のまま、多くの苦痛を伴って避難してこられた方々にとって幾らかでも生活費が支援されることは重要です。医療費の負担軽減は私もこの委員会で求めたことでもあります。歓迎したいと思います。  こうした扱いは異例の対応だと思います。ウクライナからの避難者について、住居や...全文を見る
○山添拓君 法的根拠はないけれども、人道的な対応として決定したということでしょうか。
○山添拓君 私はそのことについて否定するつもりはありませんし、極めて大事な対応だと思っております。また、これまでにない対応をされたことについても一歩前進であり、今求められている対応だと思うんです。  同時に、こういう人道的支援を必要とする外国人はウクライナからの避難者だけではな...全文を見る
○山添拓君 私は比べてくれと言っているわけではないんですね。人道的な支援を求めている方というのはほかにもいるではないかと。ミャンマーのクーデターだって未曽有の事態ではあるんですね。そういう中で何とか逃れてきた方が大勢おられるわけです。  この出身国によって、その事情によって人道...全文を見る
○山添拓君 このガイドラインの中では、今入管庁が説明をされたハンドブックについて、その記載の、述べられたまさにその部分について、より限定的に解釈するべきだと。ですから、戦争からの避難者であっても対象として入る余地があるということを書いているのではありませんか。  止めてください...全文を見る
○山添拓君 いや、このガイドラインには、今指摘のあった、戦争、国際的又は国内的武力紛争の結果として出身国を去ることを余儀なくされた者は難民とは考えられないという箇所は、より限定して適用されるものというように理解される必要があるというのがこのガイドラインなんですね。ですから、それは...全文を見る
○山添拓君 これも入管庁に伺います。  UNHCRのホームページには、難民保護・QアンドAが掲載されています。その質問十七は迫害の主体について書いています。  迫害の主体とは、政府、反乱軍や他の集団などの個人や集団であり、当該の人が逃げることを余儀なくされる原因をつくっている...全文を見る
○山添拓君 ですから、そういう意味では、戦争によって、ロシアの侵略行為によってウクライナの方々が避難を余儀なくされる、迫害のおそれがある、ウクライナ人であるという国籍や特定の人種が迫害の理由となっている、そういう捉え方をする余地もあるだろうと思うんですね。しかも、今、ウクライナは...全文を見る
○山添拓君 ということは、つまり、ウクライナからの避難者についても難民条約上の難民に当たる可能性もあると、そういう認定を行う余地もあるということですね。
○山添拓君 今入管庁が個々の方々の状況を見てとおっしゃったのは、これまでの難民認定実務の弊害を語ったものでもあると思うんですね。これまでも、民主化運動のリーダー格でもない限り難民として認めようとしない、あるいは着のみ着のままで避難してきた人に迫害の証拠を出せと求める。厳し過ぎる難...全文を見る
○山添拓君 これまでの議論を聞いていただいていたらもうちょっと柔軟な運用が可能だということを認識いただきたいと思うんですが、ウクライナからの避難者への人道的な対応が必要だと、これはもう重々御承知だと思うんです。そうであれば、難民認定についても人道的に対応するべきであり、そして、こ...全文を見る
04月20日第208回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  経産省に伺います。  昨年秋から続く原油高にウクライナ侵略が追い打ちとなり、液化天然ガスや原油など化石燃料の価格が高騰しています。その影響が国内の電力市場にも及んで、通常時一キロワットアワー当たり八から九円程度だった電気の市場価格が、昨...全文を見る
○山添拓君 副大臣、せっかく御答弁いただきましたので、再エネというのは原料費が掛からないものですね。化石燃料の高騰とは本来無関係であるにもかかわらず、電気代が高騰して、その結果、FITの電気から大手電力に切り替えてしまうような、元々の趣旨と異なる方向に向いてしまったり、あるいはそ...全文を見る
○山添拓君 元々、市場価格は安定しているだろうという前提があったかと思うんですね。その下で、FIT市場の価格を一般の卸売市場とも連動させると、そういう制度設計になっていたはずです。今回のような高騰ぶりというのは想定されていなかったことでもあろうと思いますので、こういう連動の仕組み...全文を見る
○山添拓君 再エネを導入していくとこういう事態は起こり得るのだという話でしたが、九州電力はもとより、四国電力も東北電力も小まめな出力操作ができない原発を抱えています。ですから、太陽光の発電量が増えるときに対応し切れないという場面が生じます。原子力に依存することが再エネの拡大も阻ん...全文を見る
○山添拓君 再エネの抜本的な拡大を進めていけば、柔軟性への転換、必然的に求められますので、せっかく拡大した再エネを生かせるように改めることを求めて、質問を終わります。
○山添拓君 本年の調査テーマである資源エネルギーの持続可能性に関して意見を述べます。  昨年十一月の国連気候変動枠組条約第二十六回締約国会議、COP26で採択されたグラスゴー気候合意は、世界の気温上昇を産業革命前と比べて一・五度に抑える努力を追求すると明記し、二酸化炭素、CO2...全文を見る
04月28日第208回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  参考人の皆さん、今日はありがとうございました。  国府参考人に、法定審理期間訴訟手続、いわゆる期間限定裁判について伺います。  立法事実の検討ができていないという御指摘がありました。確かに、当事者双方の主張や証拠が明らかで、争点が絞ら...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  続いても国府参考人に伺いたいのですが、適切な訴訟指揮がされて主張、立証がスムーズになされれば、裁判の早期終結は可能だと思います。しかし、それはあくまで個別事件の運用の問題であって、制度として期間を定めることに意味があるというのが法務省のこの...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  杉山参考人と国府参考人に伺いたいと思います。  期間限定裁判による判決は、判決において判断すべき事項を当事者双方と確認し、その事項のみを記載すれば足りるとされています。これ、法務省は簡略化ではないんだと説明していますが、通常の判決よりは部...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  もう一問、杉山参考人と国府参考人に伺います。  期間限定裁判による判決に対しては異議申立てができます。それにより口頭弁論終結前の状態に戻ることとされ、同じ裁判官がもう一度判決を行うことになります。しかし、この裁判官は、事件について既に心証...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  最後に、杉山参考人、小澤参考人に伺いたいのですが、私の周囲の弁護士などに聞いても、最近は本当に裁判の期日が入りにくいという話があります。特に離婚や相続、家事事件の調停で二か月待たされるということもざらだと。裁判官や調停員の日程、裁判所のスペ...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。終わります。
05月10日第208回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  法定審理期間訴訟手続、いわゆる期間限定裁判について伺います。  民事訴訟の審理期間、主張、立証の期間を六か月に限定しようというものであります。民事訴訟法は、裁判所は訴訟が裁判をするのに熟したときに判決をすると規定しています。当事者が主張...全文を見る
○山添拓君 私は、期間を優先する余り、主張や立証を制限するような提案を最高裁が行うということ自体、司法としての姿勢が問われると思うんです。  それで、今、電子手続に特化した訴訟手続の特則という提案だったと説明がありました。当時既に、一体何をもって電子手続に特化したというのか分か...全文を見る
○山添拓君 法制審の座長でもある山本和彦氏は、民事訴訟の在り方を改める必要性として、裁判所の負担軽減について著書の中で繰り返し述べておられます。  最高裁も、裁判所の負担軽減を念頭に置いてこういう提案をされていたのですか。
○山添拓君 期日の回数を制限したり、主張書面や証拠の数あるいは内容を制限することは、事実としては、結果的には裁判所の負担軽減にもなると思うんです。しかし、本来それは裁判所の人的、物的体制の拡充によって解消するべき問題です。  そもそも、裁判に時間を要することについて最高裁はどう...全文を見る
○山添拓君 予測が付かないからといって期間を最優先にすることは裁判の本質に反することになると思いますが、いかがですか。
○山添拓君 これは大臣にも伺います。  裁判は双方の言い分を聞くことが本質、正確性、厳密性に重点が置かれた手続、ですから時間が掛かることはある程度やむを得ないと、最高裁、今もその認識変わらないと答弁がありました。私もそれはそのとおりだと思うんです。  しかし、期間限定裁判の制...全文を見る
○山添拓君 何か通常手続に移行できる手続になっているので余り懸念はないとおっしゃるんですけれども、そんなにそこを強調されるなら、そもそも期間限定するような制度にしなければいいと思うんですね。早く終わるものは今でも早く終わっています。時間が掛かるものはやっぱり時間は掛かるんですよね...全文を見る
○山添拓君 やり取りされるケースが、事前のやり取りがあるケースを想定しているということでありました。  その上で、攻撃防御方法、判決の基礎となる訴訟資料である主張や証拠の提出は、決定から五か月以内に出すべきだとされています。六か月以内に結審、その後一か月で判決です。裁判所にとっ...全文を見る
○山添拓君 普通はそうだと思うんですよ。争点整理がいつまでにできるかというのは、提訴して被告の対応を見てみなければ分かりません。幾ら事前の交渉があったとしても、裁判所が直ちに争点の全てを把握できるとは限らないと思います。ですから、期間限定裁判の決定に至るまでにどのぐらいの期日と期...全文を見る
○山添拓君 時間ですので終わりますけれども、相手が応じるかどうかも分からない、いつから六か月が開始するかも分からない、これでは予測は立たないと。これは裁判の本質に照らして予測などできないということにほかならないと思います。  続きの質問は次回に譲りたいと思います。ありがとうござ...全文を見る
05月12日第208回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  前回に続いて、法定審理期間訴訟手続、いわゆる期間限定裁判について伺います。  今日の民事局長の答弁を伺っていますと、この手続は、企業同士の争い、あるいはビジネスの世界、企業法務の立場から、勝敗よりコストを優先する、まあ時間や費用のめどが...全文を見る
○山添拓君 典型的に使われることが見込まれるというだけではなく、不向きな事件もあるのだと、そういう類型もあるのだという前提でのお話だったと思うんです。  ところが、そういう不向きなケースを明確に全て除外するものにはなっていないです。本人訴訟も除外されません。本人訴訟の多い簡易裁...全文を見る
○山添拓君 ですから、法律である以上は、提出者が幾ら想定をしていたとしてもあらゆる場面で使われる可能性があると、そういう前提で、その際に懸念される点があるのかどうか、本当にこのような主張や立証の機会を限定するような仕組みでよいのかどうかという批判や懸念の声が上げられているわけです...全文を見る
○山添拓君 ですから、その中では、私が今お伝えしたように、裁判は納得感が大事だと、その際には時間を要することもあるかもしれないと。時間を最優先することはこの納得感に影響しかねないと私は思います。  資料の二ページを御覧ください。二〇一七年の第七回裁判の迅速化に係る検証に関する報...全文を見る
○山添拓君 少なくとも、ここで、平均審理期間が比較的長い事件類型、損害賠償事件、この報告書では非典型的な損害賠償請求事件が増加していると記していますが、こういう事件について期間の予測が可能になりますか。
○山添拓君 それは裁判の実態とは異なる認識ではないかと思います。  衆議院で、山本和彦参考人は、裁判が長期化する要因の一つは事件の困難化にあると答えています。それは、法曹人口が増えて、簡単な事件は裁判に至らずに解決をする、今おっしゃった事前の交渉の中で解決をしている、難しい事件...全文を見る
○山添拓君 大臣も訴訟上の信義則に反しないと衆議院で述べているんですが、期間限定裁判では主張や証拠の提出は五か月以内と決定をされます。五か月あれば十分だと裁判所が判断した事件であるはずです。ところが、衆議院では、この通常訴訟に移行した後に新たな証拠や主張を追加的に提出することは、...全文を見る
○山添拓君 ですから、訴訟の進行上の様々な民事訴訟法の原則も崩してしまう、矛盾だらけの制度になってしまうと思います。  判決に対して異議申立てをすると、口頭弁論終結前の状態に戻り、同じ裁判官がもう一度判決を行います。しかし、この裁判官は既に事件について心証を形成して、一度は判決...全文を見る
○山添拓君 何か煮え切らない答弁なんですけれども、終結してしまうこともあり得るという、否定はされていないと思うんですね。これは短い期間で焦って行った不十分な主張、立証を挽回できないということになりかねません。これは裁判を受ける権利に関わると思います。  最後に、ちょっと別の点で...全文を見る
○山添拓君 請求額に応じて裁判の手数料の納付額というのは異なる設定になっていますね、さっきスライド制っておっしゃいました。一千万円を請求する裁判の場合は五万円という金額が設定されています。一億なら三十二万円という設定になっています。高くなればなるほど高い額を納付しなければなりませ...全文を見る
○山添拓君 司法アクセスを容易にするために、手数料の軽減、是非検討いただきたいということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございます。
05月17日第208回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  裁判のIT化、特に口頭弁論期日をウエブ会議の方法で行う規定について伺います。  私は、弁護士として、福島原発事故の被害賠償事件のような集団訴訟、あるいは国や企業を相手とする労働組合の事件などに取り組んでおりました。その経験に照らせば、口...全文を見る
○山添拓君 法案の八十七条の二は、その口頭弁論期日について、相当と認めるときは当事者の意見を聞いてウエブ会議にすることができるとしています。当事者の一方又は双方が反対した場合も、裁判所が相当と判断すればウエブ会議とするのでしょうか。
○山添拓君 証人尋問については、当事者に異議がない場合という規定になっています。口頭弁論期日については、当事者に異議があってもウエブ会議等によることを認めるということになるのでしょうか。公害事件や労働事件やあるいは国家賠償請求の事件などで、被害者など原告側はリアルの法廷で弁論や意...全文を見る
○山添拓君 何か回りくどい言い方なんですけど、要するに、片方が実際の法廷にしてくれと言っても、相手はオンラインでやりたいと言ったら、それを認めるケースがあり得るという答弁なんですね。これは重大だと思うんですよ。弁論や意見陳述を、片方だけが在廷し、もう片方はモニター越しというのは、...全文を見る
○山添拓君 大臣、それでよいのですか。法廷に臨んで、真実を明らかにし、自らの被害の実態を訴える。相手がいないところで、そういう裁判に変えてしまっていいんでしょうか。口頭弁論期日というのはそういうものなんですよね。いかがですか。
○山添拓君 全然お答えになっていない。裁判の実態についても全然承知されない下にこの法案出されているんじゃないかと疑わざるを得ない御答弁だったと思います。  申立てのIT化についても伺います。既に懸念される事態が生じています。  この間、裁判所の事件処理システム、NAVIUSの...全文を見る
○山添拓君 現場の皆さんは本当に大変だったと伺います。  NAVIUSには地裁の民事事件も統合することが想定されていたそうですが、取りやめとなって新たなシステムをつくることになったということも伺っております。  元々このシステムというのは使い勝手が悪くて、レスポンスの問題もあ...全文を見る
○山添拓君 最高裁の事務総局だけではありませんから、現場の皆さんがいて回っている運用だと思います。  このNAVIUSは裁判所内のシステムで、事件の進行や裁判記録の提出状況などは紙ベースでも確認できたわけです。ですから、システム障害があっても裁判所の業務そのものは止まりませんで...全文を見る
○山添拓君 今、リスクがあるということを具体的にお示ししたんですよね。そして、弁護士などに依頼する当事者にとっては、業としてやっているわけではありません。当事者に対して自らの裁判記録をオンライン上に置くことを事実上義務付けることになるわけです、弁護士に依頼した場合には。信頼性や安...全文を見る
○山添拓君 公権力による執行力を伴う判決を下す手続だからこそ、期間優先ではなく、公正に充実した審理の上に判決を下すべきだと思うんです。迅速に紛争解決できれば勝敗はどちらでもよいと、そういうことであれば、訴訟ではなく別の手続を検討するべきだと思います。  訴訟の性質を変えるべきで...全文を見る
○山添拓君 日本共産党を代表し、民事訴訟法等改正案に反対の討論を行います。  第一に、法定審理期間訴訟手続、期間限定裁判は、裁判を受ける権利を侵害し得るものです。裁判官が判決を下すことができるのは、当事者が主張と立証を尽くし、審理が尽くされ、訴訟が裁判をするのに熟したときです。...全文を見る
05月18日第208回国会 参議院 憲法審査会 第5号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  参議院選挙の選挙区の合区問題について意見を述べます。  選挙権は参政権の中心を成す基本的人権であり、選挙制度は議会制民主主義の根幹です。参議院議員の選挙制度は、投票価値の平等を求める憲法十四条一項、選挙権を国民固有の権利とする十五条一項...全文を見る
05月19日第208回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○山添拓君 日本共産党の山添拓です。  成年年齢の引下げに伴い、十八、十九歳の未成年者取消し権が奪われ、アダルトビデオへの出演契約を取消しできないことが支援団体などから訴えられ、国会でも議論されてきました。  若い女性がAVに出演する意識がないままプロダクションと契約し、仕事...全文を見る
○山添拓君 この売防法というのは、性売買に従事する女性の取締りあるいは保護更生を目的としており、人権の理念が欠如したものだとして、見直しが必須だと指摘をされてきています。本来は買春行為こそ問われるべきだろうとも思います。ただし、今お話のあった、お金を払って性交させることが尊厳を害...全文を見る
○山添拓君 最高裁の一九五七年九月二十七日の判決に基づく解釈かと思いますが、現在もその解釈でよろしいということですね。
○山添拓君 性交の対価に主眼を置いて、相手方の特定性を重視しないということを意味すると、それが判決の判例です。この解釈に照らせば、例えば、売春契約を結んで、契約の相手方が書面で明記されていたとしても、対価の方に主眼があって、特定性を重視していないという場合、今回はこの人、終わった...全文を見る
○山添拓君 念のため伺いますけれども、契約を結べば、契約書があれば特定されるということにはならないですね、先ほどの解釈によれば。
○山添拓君 事実関係によるけれども、契約書の有無によってその結論が確定されるわけではないということですね。
○山添拓君 お答えになりたがらないんですけれども、AVへの出演も女性にとって相手が誰であるかということは重要ではないはずです。  一作目を撮影した後、二作目、三作目、別々の男優と撮影することによって囲い込んで、売上げにもつないでいくと。本番行為を含むようなAVは、対価を伴って不...全文を見る
○山添拓君 そんなに具体的じゃないですよ。普通に考え得るAV撮影のケースだと思うんですね。特定しているか不特定かという問題なんですけれども、当たるケースもあり得ますね。
○山添拓君 そういうことだと思います。  職業安定法六十三条二号と労働者派遣法五十八条は、公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的での職業紹介や労働者派遣を禁止し、刑罰の対象としています。  警察庁に伺います。AV出演について、これらの違反を理由に摘発した事例の件数と特...全文を見る
○山添拓君 ありがとうございます。  資料をお配りしています。全国の検挙件数としては極めて少数だと思います。刑法の淫行勧誘、わいせつ物頒布、強要など、ほかの罪名を含めても年に数件という状況です。  警察庁は、二〇一七年以降、アダルトビデオ出演強要問題専門官を各警察に置いていま...全文を見る
○山添拓君 一方で、多くの被害があるわけです。  厚労省に伺います。職業安定法や労働者派遣法が有害業務を禁止し、罰則規定を設けているのはなぜでしょうか。特に、性交させる目的で業務に就かせたり派遣したりすることが禁止されているのはなぜでしょうか。
○山添拓君 その判決は、性交の場面を露骨に演じ、その場面が撮影されるのを業務内容とするものであって、有害業務であることは疑いの余地はないとしています。また、その判決では、労働者派遣法は労働者一般を保護することを目的とするものであるから、この業務に就くことについて個々の労働者の希望...全文を見る
○山添拓君 少なくとも、職安法や派遣法上、性交させ、撮影する業務は刑罰の対象となっていると。個々の労働者の同意の有無にかかわらず、刑罰の対象になるということであります。  法務省に伺います。先ほど答弁のありました売防法の解釈に照らせば、AV出演契約の契約書上、誰と性交するかとい...全文を見る
○山添拓君 売防法違反に当たるような場合でも、必ずしも公序良俗違反で無効とはならないという御答弁ですか。
○山添拓君 同様に、職安法六十三条二号や労働者派遣法五十八条に違反するAV出演契約は、これもやはり公序良俗違反で無効と言うべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○山添拓君 ここは当然公序良俗違反であろうと答弁いただきたいところですよね。有害業務だと認定している判決は、これは社会生活において守られるべき性道徳を著しく害するんだと、公衆道徳上有害な業務だと、そのことは疑いの余地はないと判決をしているわけです。  この被害に遭った女性、お話...全文を見る