山田俊男

やまだとしお

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

山田俊男の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
07月06日第145回国会 参議院 農林水産委員会公聴会 第1号
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○公述人(山田俊男君) JA全中の山田でございます。  本日は、二十一世紀の国民の暮らしと命にかかわる憲法ともいうべき食料・農業・農村基本法案の国会審議の公述人としてお招きいただきましたこと、まことにありがとうございます。  私は、御審議いただいております食料・農業・農村基本...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 地域の農地をどう利用するか、自給率を五〇%というふうに申し上げた責任も含めまして我々生産者団体としてしっかり取り組まなければならないというふうに思っております。  具体的には、地域の農地をどう利用するかということを地域の水田営農振興計画という形で積み上げ...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 実は、耕作放棄地が中山間地を中心にしまして全国で十六万ヘクタールあるというふうに言われておりますから、こうした耕作放棄がないようにまず具体的に取り組むことが当然求められるというふうに思います。それから、夏の農地の利用が一〇%もなされていない、すなわち一番生...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 先生御指摘のとおり、JAによりまして取り組みの違いが相当あるぞということにつきましては、我々もしっかり自覚しておるところであります。  広域合併が大変進んでおるところでありますが、広域合併が進むことによって、実は従来集落なり村を中心にして営農指導が定着し...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 私も、大内先生がおっしゃいましたように、この法律は理念法であるといいますか基本的な政策の方向を出したものというふうに承知しております。  ですから、この法律を生かすためには、ひとえに具体的な施策を、また関連する法制度をどんなふうに今後準備いただけるか、さ...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 大変残念なわけでありますが、先ほどの中川先生からの御指摘にもありましたように、広域合併の中で必ずしも農協は十分な営農指導体制をつくり切れていないのではないか、ないしは地域から遊離している部分が出てきているのではないかという指摘が一方であるのも事実であります...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 全体で水田は二百七十万ヘクタールありまして、我が国が所有しております農地全体は四百九十五万と言われておりますから、その大宗を占めておるわけであります。その二百七十万ヘクタールのうち約百万ヘクタール近い部分につきましては、米を植えられない、生産調整を行うとい...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 地域の中で集落ごとに見ましても、とりわけ水田農業という観点で見ますと、四、五十ヘクタール抱えております集落の中で、六十歳未満で男子で将来とも農業をやっていくぞというふうに言える人はそれこそ二人いるか三人いるかというのが今の実情であります。そうした担い手がし...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 食料安全保障、国民への安定供給という観点からしますと、五〇%は何としてでも目標として定めて、さらにその目標に向けて取り組んでいく必要があるのではないかというふうに考えております。  ちょうど昭和六十年のときがカロリーベースの自給率が五二%であります。その...全文を見る
○公述人(山田俊男君) JAの役割としまして、先ほども申し上げましたが、一ないし数集落の単位で担い手なり農地なり施設を有機的に統合しまして、そしてJAがその中におきましてマネジメント機能を果たす、これが大変重要だというふうに考えております。そのことによって初めて地域内の農地を有効...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 今回の新しい法律の中に国民食料の安全保障と農業の持つ多面的機能の維持、発揮ということが盛り込まれたわけでありまして、私は、そのことが今後のWTO交渉の大きな武器になる、後ろ盾になるというふうに考えております。  といいますのは、もともと農業生産活動は食料...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 国家財政全体の大変難しいところで、それは私がとやかく申し上げるよりも先生方が一番よく御存じでありますが、そんな中で一体どういう形で財源を使っていただけるかということにかかわることだろうというふうに思っております。  今回、国民の食、それから国民の命と暮ら...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 先生御指摘のとおり、農協金融の特性としまして、金は集まるんですが、その運用につきまして、運用先が農業並びに地域への融資という形でなかなか道が開かれ切れていない。といいますのは、農業全体の低迷の中で、さらにまた多様な金融機関との競争の中で、必ずしも十分な還元...全文を見る
○公述人(山田俊男君) 六兆百億円のUR予算につきましては、かなり多くの部分が基盤整備等の対策に投じられたわけでありまして、そういう面では中山間地域も含めまして相当程度の基盤整備が進んだということは大変大きな効果を持ったものというふうに考えております。
○公述人(山田俊男君) 先生御指摘のとおり、農村の優良農地の真ん中に道路ができまして、そしてその道路の周辺が多く転用されていく結果としまして、農村がかつてのようなきれいな農村から、そうではなくて道路っ縁にパチンコ屋ができたり、パチンコがいい悪いは別にしまして、スーパーマーケットが...全文を見る