山田俊男
やまだとしお
比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月01日 | 第169回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○山田俊男君 山田俊男です。 本日は、初めて予算委員会で質疑をさせていただきます。この機会をいただきました先輩議員、同僚の議員の皆さんに本当に御礼を申し上げる次第であります。 本日は総理は御出席されておられませんので、しかしどうしても総理に申し上げたかったことがありますの...全文を見る |
○山田俊男君 さすがは農林水産大臣でありまして、おっしゃるとおりでありまして、黄色はトウモロコシから移ったものであります。この左っ側にありますオレンジ色は飼料にパプリカです、これを混入したものなんです。それでこの色を出しているということであります。 我々は黄色というふうに一般...全文を見る | ||
○山田俊男君 一過性のものではなくて永続的なものであるという御見解をお聞きしたというふうに思います。 とすると、そのための対策はどうなっているのか、我が国の備蓄水準はどうなっているのか、農林大臣にお聞きしたいと思います。 | ||
○山田俊男君 果たしてそれで十分なのかどうか、大変心配であります。 ところで、先ほど農林大臣からもお話ありましたが、約二倍に飼料穀物の対象である原料が値上がりしていると。果たして、そんな中で配合飼料の価格安定基金制度があります。しかし、これはあくまで上がった際の一時的な補てん...全文を見る | ||
○山田俊男君 是非、この継続的に続くような飼料原料の高騰という中で、この制度の長期的な見直しを何としてでもやっていただきたい、こう考えるわけであります。 さて、今、畜産農家の経営状況はどうかというふうに見ますと、北海道の十勝の百二戸の酪農経営の実態調査によりますと、乳牛の飼養...全文を見る | ||
○山田俊男君 世界の穀物輸入を取り巻く困難な状況を先ほど来質疑させてもらったわけでありますが、総理も、衆議院の予算委員会で遠藤利明先生の質問に対しまして、食料を海外から幾らでも買えるという考え方は極めて危険だと答弁されておられるわけです。ところが、経済財政諮問会議の専門調査会では...全文を見る | ||
○山田俊男君 国内の農業生産をどう強化するかということも当然大変大事なことであります。今回の補正予算それから二十年度予算案で、地域の農業を支える多様な担い手を育てていくんだという形での対策が講じられたわけであります。 まさに世界的な穀物不足の中で、我が国の気候、風土に合った米...全文を見る | ||
○山田俊男君 これらの努力を続けながらも、しかし我が国はどうしても不足するものは海外から輸入せざるを得ない実態にあるわけであります。しかし、輸入に伴うフードマイレージという概念もありますが、CO2を排出して海外から輸入するということではなくて、より近辺の国々でありますアジアとの連...全文を見る | ||
○山田俊男君 ヨーロッパの農業者に会いますと、日本という国は不思議な国ですねと言います。経済界やマスコミの関係者に会うと、貿易立国なんだから農業も例外じゃない、もっと市場開放すべきだ、こういう話を聞きます。一方、農業団体や農林水産省や与党の農業関係者に聞くと、いや、食料の安全保障...全文を見る | ||
04月09日 | 第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○山田俊男君 大変ありがとうございます。 山崎さんにお聞きしたいんですが、ここ何年も私はお聞きしたことのないような、心を洗われるというか、そういうお話を聞かせていただいたというふうに思います。 どうも、私なんかは選挙をやってきたことがありますから、日ごろから、それこそやり...全文を見る |
○山田俊男君 ありがとうございました。 | ||
04月10日 | 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第7号 議事録を見る | ○山田俊男君 ありがとうございます。 私は、現下の最大の大きな課題でありますWTOの交渉等を中心に質疑をさせていただきます。 もう御案内のとおり、新しいドーハ・ラウンドが始まりましてから七年であります。この間、中断、決裂、さらにはこの間、閣僚宣言、それから枠組み合意、そし...全文を見る |
○山田俊男君 緊張感を持って交渉に当たられるということでありますので、是非そうしていただきたいというふうに思うわけでありますが。 今、大臣おっしゃっていただきました議長の改訂版、さらには五月に出てくるというふうにおっしゃっています再改訂版、これを見ますに、どうも重要品目の数が...全文を見る | ||
○山田俊男君 今、大臣のそれぞれの焦点になっております課題について御説明いただいたわけでありますが、吉村審議官にお聞きしたいんですけれども、どれを取ってみても、それぞれ重要品目に入れても、その関税の引下げ水準いかんによっては関税割当て数量の枠の拡大という代償措置が求められると、こ...全文を見る | ||
○山田俊男君 ところで、外務省にお聞きしますが、今回のWTO交渉はシングルアンダーテーキングということで一括交渉合意であることが、これは原則になっているというふうに思いますが、その点についてお聞きしたいと思います。 | ||
○山田俊男君 重ねて外務省にお聞きいたしますが、現在、NAMAそれからサービス、ルールの分野で並行して交渉が進められているわけでありますが、これらの進行状況はどうなっているのかということであります。 さきの質問でお答えいただきましたように、一括交渉合意ということであれば、NA...全文を見る | ||
○山田俊男君 続きまして、経済産業省にお尋ねしたいと思いますが、NAMAの交渉において、我が国は米国と一緒になりまして、スイス・フォーミュラによる大幅な関税削減を要求していると聞いておりますが、これまでの交渉や、さらにステファンソンNAMA議長さんのこの案で十分な成果を得られると...全文を見る | ||
○山田俊男君 更に経済産業省小川部長さんにお聞きしたいわけでありますが、ルールの分野におきますアンチダンピング措置につきまして、米国のダンピング防止措置、ゼロイングというんですか、の存続については、パネルで米国が敗訴しているわけですね。しかし、これを盛り込んだ議長提案になっている...全文を見る | ||
○山田俊男君 ところで、視点を変えてもう一度経済産業省にお聞きしたいというふうに存じますが、どういう係数にするかにもよるけれども、スイス・フォーミュラという極端な関税撤廃要求は途上国の鉱工業分野の漸進的な発展、段階的な発展ですね、これを一気につぶしかねないという側面があるんじゃな...全文を見る | ||
○山田俊男君 ところで、外務省にもう一度お聞きしたいわけでありますが、途上国に配慮をした開発ラウンドとしてWTO交渉を進めるという観点で、香港の閣僚会議で小泉イニシアチブを提案したわけでありますが、今これはどういう扱いになっているのか。言うなれば、バランスのあるWTOの交渉を進め...全文を見る | ||
○山田俊男君 重ねて外務省にお聞きしたいというふうに思いますけれども。 御案内のとおり、世界的な地球温暖化、そして各地における災害、それから穀物とエネルギーの争奪の状況、そして穀物価格の高騰という全く新しい局面が今生じてきているわけであります。米国の大統領選挙、今進んでおりま...全文を見る | ||
○山田俊男君 交渉に当たっておられる皆さんは、これまで長い交渉の経緯もありますから、交渉の場面場面の中で貸し借りがあったり、いろんなことがこれまであったんだというふうに思います。 そうしてきますと、だんだん階段を上がってくるわけですから、先ほど申し上げましたように、合意に向け...全文を見る | ||
○山田俊男君 WTO農業交渉とも関連して、農業補助金の扱いについて議論が出ておるところであります。我が国はそのWTOルールにのっとって、生産刺激的でない補助金、いわゆる緑の補助金に該当させるために、御案内のとおり、水田・畑作経営所得安定対策という固定支払に一歩踏み出したわけであり...全文を見る | ||
○山田俊男君 時間が参りましたので、大変残念であります。経営局長には、今大臣がおっしゃっていただきました過去実績の支払による緑の固定支払の部分について踏み込んだのはいいんですが、しかし、全国の生産者からほうはいとして、もっと改善の余地はないのかという声が上がってきておるわけであり...全文を見る | ||
04月16日 | 第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号 議事録を見る | ○山田俊男君 ありがとうございます。 岩田先生、京極先生、大変ありがとうございました。 岩田先生の社会的排除という概念といいますか言葉について、豊かな社会であっても社会的排除はあるし、お金があっても社会的排除があるというふうに思うんですけれど、先生は社会的排除とそれと貧困...全文を見る |
04月23日 | 第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号 議事録を見る | ○山田俊男君 両先生から大変新鮮なお話をお聞きしまして、大変ありがとうございました。 これまでの質疑で先生方に答えてもらっていることでもありますが、私から改めて質問させてもらいます。 まず、岡澤先生。我が国と比較してヨーロッパの皆さんは、公共的意識といいますか、社会的役割...全文を見る |
05月13日 | 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第10号 議事録を見る | ○山田俊男君 私は、まず食品の安全、安心の分野から質問をさせていただきますが、民主党の藤原委員の方からかなり丁寧な質問があり、また農林水産大臣からも丁寧な応答がなされたわけでありますから、できるだけ重複を避けながら、しかし何点かにわたりまして確認と要求を行いたい、こんなふうに存じ...全文を見る |
○山田俊男君 米国のどうもいいかげんな対応に対します農林水産省並びに厚生労働省の対策としては不十分だと言わざるを得ないんじゃないかと、こういう思いでいるわけでありますが、昨年五月に実施しました対日輸出プログラムの遵守状況の現地査察、これにおきまして特段の問題なしというふうに結論を...全文を見る | ||
○山田俊男君 どうも大きな問題が生じている割には対応が十分でないというふうに言わざるを得ないというふうに思います。直ちに現地査察を再度行うということを是非行っていただきたいと思いますが、その点については再度藤崎さんにお聞きしたいと思います。 | ||
○山田俊男君 総理が今年一月のわざわざ施政方針演説におきまして食の安全、安心が極めて大事だと、そのために消費者庁の設置も含めた動きを取っておられることに対する対応としてはやはり動きが鈍いというふうに私は言わざるを得ないと、こう思うわけでありまして、十分検討の上早急な措置を講じてい...全文を見る | ||
○山田俊男君 ともかく、全箱検査をやめた上でこうして出ていることであります。検査比率について今後高めるというふうにおっしゃっているわけでありますが、検査比率を高めることで本当により効果的な対策が取れるのかどうか、この点、再度お聞きしたいと思います。 | ||
○山田俊男君 これら一連のプログラムの設定、この点について私もそれなりに承知しているつもりであります。しかし、先ほど来申し上げているのは、これは藤原委員の問題提起もそうでありますが、そのプログラム全体が果たしてちゃんと機能しているのかということを申し上げているわけであります。これ...全文を見る | ||
○山田俊男君 いずれにしても、この問題はまだまだ課題が残ります。どうぞ、我々としてもしっかり議論を詰めていきたいというふうに思います。大臣も、食の安全と消費者の信頼、この基本を守るという観点でしっかり対応をしてもらいたいと、こんなふうに存じます。 そこで、続きまして、中国から...全文を見る | ||
○山田俊男君 どうぞ、しっかり対応をお願いしたいと思います。また進行状況を踏まえまして質疑を行ってまいりたい、こんな思いでおります。 ところで、あと、時間のことは余り言いたくないんですが、時間だんだん少なくなりまして、四月十日の日に是非これはやりたいというふうに残していた質疑...全文を見る | ||
○山田俊男君 言うことを言っちゃいますから。 EPA交渉に関連しまして、二つの問題意識を持っております。 一つは、日韓の首脳との間で日韓のEPA交渉を再開しようという動きになっておりまして、基本的に私は賛成です。 隣国韓国との間のEPAを結んでいくということは必要なん...全文を見る | ||
○山田俊男君 もっと丁寧な対応がなされてしかるべきと、こんなふうに思っております。 もう一つ。その関連でいきますと…… | ||
○山田俊男君 はい。 そうなりますと、日豪のEPAについて果たしてどうかと。 交渉が続けられておりますけれど、そこで話し合われていることは何かといったら、市場開放ができない主要な農産物については制限を講ぜざるを得ないという措置に対して、オーストラリア側は市場開放しろと。ま...全文を見る | ||
05月14日 | 第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号 議事録を見る | ○山田俊男君 私もいろいろ考えさせられる機会を持たせていただきまして、大変ありがとうございました。 ところで、今幸福度について考えるときに、数値化できるものと、それとやっぱりどうしても数値化できないものがあるのかというふうに思うんですよね。数値化できるということであれば、暮ら...全文を見る |
05月20日 | 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第11号 議事録を見る | ○山田俊男君 私も、農林漁業有機物資源のバイオ燃料としての利活用の促進に関するこの法律については基本的には賛成であります。とりわけ大変な石油の高騰が生じていること、さらには地球温暖化問題への対応が迫られていること、さらには国内の耕作放棄地が著しく拡大していてこの利用をどう進めるか...全文を見る |
○山田俊男君 この点について、実は新潟の場合、エタノールにしまして、そしてリッター当たり二百円台ないしは三百円台になります。今ガソリンはリッター百六十円程度でありますので、そこの差、当然出ておるわけです。その差を、これは設置主体であります全農がそれを補てんすると、こうした取組であ...全文を見る | ||
○山田俊男君 製造施設について、この点についての、設置について二分の一の助成が出ております。さらには、五年間にわたりまして製造施設の運営経費についてこれを助成するということについても手だてがあります。さらには、大臣おっしゃいましたように、固定資産税についてこれは軽減措置を講ずる。...全文を見る | ||
○山田俊男君 はい、分かりました。 ここまで設置して踏み込んでくるまでにはいろんな経緯があろうかというふうに思いますので、十分検証、検討した上で是非是非成功させていきたい、こんなふうに思います。 また、そのことと関連して、規模を拡大して是非やりたいという意向は当然のことあ...全文を見る | ||
○山田俊男君 もう一点の課題は、先ほども議論になっていますが、セルロース系への拡大についてであります。 御案内のとおり、今里山を見てみますと、とりわけ西日本の里山を見てみますと、竹の繁茂が物すごいわけであります。きちっとタケノコをその都度取って出荷できておればいいんですが、そ...全文を見る | ||
○山田俊男君 大臣と白熱した議論がちょっとできましたんで、私としては、ここの部分についてしっかりした、手を挙げた立場としても、この実行をちゃんと定着させていく、その取組を進めてまいりたい、こんなふうに思うところでありますが、同時に、税制上の措置でありましたり、さらには支援措置であ...全文を見る | ||
○山田俊男君 ありがとうございました。答弁いただきまして本当にありがとうございます。答弁の中身はともかく、大きな重い荷物を肩から下ろしたような気持ちでおりまして、大変ありがとうございました。 ところで、内閣府の加藤大臣政務官にもおいでいただいておりまして、最後に一点だけお願い...全文を見る | ||
○山田俊男君 加藤大臣政務官、今日はありがとうございます。 私も地方分権はいかぬなんと言っているつもりはないんです。地方分権は大変大事なことというふうに思っております。しかし、それは常に地域の実態を踏まえた議論が着実になされて、そして行われるべきだというふうに考えるわけですが...全文を見る | ||
○山田俊男君 加藤政務官、大変ありがとうございました。 また、若林大臣におかれては、FAOサミットへちゃんと出ていただけるということでありますので、大いに期待しておりますので、食料純輸入国、最大の輸入国としての日本の姿勢を発言してきていただきたい、こんなふうに思います。 ...全文を見る | ||
06月10日 | 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第14号 議事録を見る | ○山田俊男君 私は、地球的な規模で食料の確保、これが大きな課題になっているときに、当然これは我が国についてもそうでありますが、その基盤になっております農地の問題につきまして本日は質疑をさせていただきます。 当委員会の冒頭に、若林大臣がFAOのサミットにも御出席いただいて大きな...全文を見る |
○山田俊男君 そうしますと、まさに市街化を抑制すべき調整区域、さらには、それこそ非線引きの農村地帯と思われる地域においても農地の転用が進んでいる実態が分かるわけであります。 さて、四十四年から実施しました農振法、まずこれは、農用地区域においては農地の転用は極力制限して、そして...全文を見る | ||
○山田俊男君 それなりの調整の努力をされているという事情は分かりました。 ところで、大規模商業施設の設置についてお聞きしたいわけでありますが、この大規模商業施設が、それこそ非線引きの都市計画区域、非線引きの白地地域というんですかね、を始めとする郊外に設置が進んでおります。もち...全文を見る | ||
○山田俊男君 これを見ましても、現に大規模商業施設の農地転用の実態が明らかになっているわけであります。 ところで、これは国土交通省にお尋ねしたいわけでありますが、まちづくり三法が昨年の十一月から改正され施行されているわけでありますが、どういう問題意識でこれが改正され、さらに、...全文を見る | ||
○山田俊男君 まちづくり三法の改正につきましては、それこそいったん大規模店舗法の規制緩和を行った政策の誤りを正すという、私はそれはそれで画期的な取組であったかと評価するわけでありますが、しかし昨年施行以降、聞こえてくるところによると、農地転用を含めて郊外への設置の希望がまだ強いと...全文を見る | ||
○山田俊男君 それでは、国交省にお尋ねしたいわけでありますが、国土審議会におきまして国土づくりの論議がなされております。大賛成です。 ところで、昨年の十二月には国土形成計画案が作成されて報告されております。まちづくりについてはコンパクトなまちづくりをやりましょう。食料自給率の...全文を見る | ||
○山田俊男君 是非、国土形成計画の具体化に当たっては今の観点をしっかり生かして進めてもらいたい、こんなふうに思います。 ところで、農水省の経営局長にお尋ねいたしますが、先ほど来申し上げましたもう一つの農地についての提案のことでありますが、経済財政諮問会議の動きです。 農地...全文を見る | ||
○山田俊男君 先ほど来申し上げましたが、大臣がこの二つの動きに対して大変な頑張りを行ってもらっております。まさに、この二つの動きについて、ここで方向を誤りますと、それこそ我が国の大事な農地、そして食料生産基盤のこの大事な国土、ひいてはこの国の在り方にもかかわる重大事でなかろうかと...全文を見る | ||
○山田俊男君 これで終わりますが、今、農水省、若林大臣の決意をお聞かせ願いました。 そして、先ほど来質疑させていただきましたが、国交省におきます国土形成計画のこの方向、これらは共に相連携して、そして我が国のこの美しい国土を守っていきたい、こんなふうに是非御努力願いたいと思いま...全文を見る | ||
09月18日 | 第169回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。 今回のミニマムアクセス米の事故米、汚染米でもありますが、食用に転用されたということであります。これは国民の食に対する安全安心の信頼を本当に根底から裏切った重大な事態だと、こんなふうに考えるところであります。 今御案内のとおり...全文を見る |
○山田俊男君 それでは、事故米の年間発生量は大体どのくらいなんですか。 | ||
○山田俊男君 年間によりまして相当な差が出ているんですが、その原因はどういう原因があるんですか。 | ||
○山田俊男君 なかなかそこは大事なところでありますが、メタミドホス等、基準を超える農薬等に汚染された汚染米、一般的にこう汚染米という言い方、もうされているわけでありますけれど、この汚染米は事故米の中に含まれると、こう考えていいんですか。 | ||
○山田俊男君 それでは、その汚染米についてでありますが、これまでの発生量はどの程度なんですか。 | ||
○山田俊男君 としますと、ポジティブリスト制度が制定された十八年五月以前はこれは入っていたんですか。今はしかし入っていないと。十八年五月以前はメタミドホスについての検査はしてない。だから、基準がないからしてない、それで入っていたと。ところが、十八年五月からは今はもう入ってない。 ...全文を見る | ||
○山田俊男君 もう一度お尋ねしたいんですが、十八年五月以前はメタミドホス等の検査はやってないわけですよね、基準がないし。それで、十八年五月時点であってもMA米の在庫は相当量あったはずですね。相当量なものがあった。百八十万トンぐらいあったかもしれませんね。これらについて全量検査した...全文を見る | ||
○山田俊男君 事故米、中でもその中の汚染米と分かった時点でなぜ輸出国に返品できなかったんですか。 | ||
○山田俊男君 今、三笠フーズ等を始めとして、こうして事故米といいますか汚染米の流通が問題になっているのは、この十五年産のモチ米三千四百トン、中国産を始めとするこの時点のものであるということで考えていいんですね。 | ||
○山田俊男君 それで、事故米、汚染米は工業用に仕向けられるということでありますが、先ほど来の御質疑の中でもそれぞれ出ているわけですが、販売用には、食用への転用を防止するためにも、カドミ米で実施しておりますような色を付けたり、それからさらに圧扁したり、それから破砕したりするというこ...全文を見る | ||
○山田俊男君 まず、そこに最大の問題が私はあるというふうに言わざるを得ません。丸米のままこれ工業用に販売していたのであれば、それを不正流通する業者が現れることはだれでも想定できたわけじゃないですか。工業用に販売した事故米が、汚染米が、それじゃ用途どおり工業用として消費されているの...全文を見る | ||
○山田俊男君 どうも、本来そうすべきだったんだけれど抜かりがあったというだけでこの問題、始末が付かないというふうに思います。もちろん、その際、そうした判断を行った際のやっぱり責任の取り方が大変大事になりますし、同時に、そこに行き着く背景は一体何だったのかと。先ほど局長おっしゃるよ...全文を見る | ||
○山田俊男君 潜在需要量というのは、どういうことで理解したらいいんですか、お聞きしたいと思います。 | ||
○山田俊男君 米を工業用ののりに仕向ける需要は本当にあるんですか。あったんですか、あるんですか。あるなら合板用の業者に直接売却すればいいじゃないですか。なぜ、わざわざ三笠フーズを通じて売却しなきゃいけなかったんですか、その点お聞きします。 | ||
○山田俊男君 行き場のない、逆に言うと、需要のないものを業者に渡していたということじゃないんですかね。どうも心配なのは、在庫がかさむMA米について、いかに量を多く安くさばけるかということを念頭に置いた、これだけしかなかったんじゃないかというふうに思うんです。 先ほど来、これも...全文を見る | ||
○山田俊男君 反省は分かりますが、やっぱりそれだったら、何度も言いますけれど、なぜ、工業用に売ったわけですから、それがちゃんと工業用に売れているのかどうかということをしっかり点検しなければいけなかったと、こんなふうに思います。 そこのところが一番のやっぱり反省点だと思うんです...全文を見る | ||
○山田俊男君 住友商事は、ホームページで「輸入米に関する一部報道について」ということで説明をされております。 当社は、平成十七年八月十三日にミニマムアクセス輸入米として農林水産省に向けタイ米を七千トン輸入しました。その一部、約百四十六トン、以下タイ米、について検疫当局よりカビ...全文を見る | ||
○山田俊男君 先ほど米長委員への答弁で、三笠フーズでは工業用のりへの売却がゼロだというふうにおっしゃっていたようにお聞きしましたが、そうすると、この百四十六トン、百四十五トンですか、このタイ米も実は食用に転用されたというふうに見ていいんですか。 | ||
○山田俊男君 ところで、平成十六年に食糧法が改正されました。流通業者を届出制にして原則自由化したわけであります。従来の流通業者、販売業者等については登録制度でありましたが、届出制にしました。届出制にすることによって、極めて多様な業者が参入することになりました。そして、政府が流通ル...全文を見る | ||
○山田俊男君 問題の三笠フーズも届出業者であったのかというふうに思いますが、五年間で九十六回も立入検査をしたということでありますが、違反をしかし発見することができなかった。なぜ徹底的に踏み込んだ検査をすることができなかったのかと先ほど来からも議論があるわけでありますが、要は、十六...全文を見る | ||
○山田俊男君 大臣からも先ほど来から、事前通告して検査に入るというのは検査じゃないというふうにおっしゃってもらっていますが、現行の改正食糧法自体がもう事前通告の検査しか実は入れないと。それほど流通業者に対する国としてのかかわり方はもう規制緩和してしまったというのが実際じゃないかと...全文を見る | ||
○山田俊男君 いずれにしても、きちっと法律に基づいてこうした問題について措置するという側面が私は求められるというふうに思いますので、その点十分な対策を講じていただきたいと、こんなふうに思います。 ところで、MA米について、輸入時にはタグが付いてますから、それはどこの国から来た...全文を見る | ||
○山田俊男君 今後、水田を活用してそして取り組むという方向をしっかり出しているわけで、その中で大々的に米粉の国内生産を行うということもあるわけで、これら加工品についてしっかり表示義務を盛り込んでいくということが大変必要だというふうに考えますので、大量に入ってきているMA米の表示、...全文を見る | ||
○山田俊男君 ありがとうございます。是非その方向で進めていただきたい、こんなふうに考えます。 次に、事故米、汚染米発生の背景ともなっていますMA米のことについて質疑したいというふうに思います。 平成十九年四月に日中の大臣級協議におきまして、中国向け日本産米輸出の検疫条件を...全文を見る | ||
○山田俊男君 御案内のとおり、SBSで入れております十万トンについては、これ基本的に国産米と同様な扱いをしてほしいというアメリカ側等からの強い要求もあって、そして小売の商品の棚に国産米と同様な形で置くということも含めて、要は、食用に回すことを前提にしてSBS米の取引がなされている...全文を見る | ||
○山田俊男君 先ほど、年次ごとの汚染米、事故米の発生量をお聞きしました。大量のものが汚染米として、事故米として来ているんですよ、国内に。しかし、もしも我が国から輸出する米、こんなことが生じた場合、一体中国との間はどんな関係になりますか。 逆に、我が国はMA米について、SBSの...全文を見る | ||
○山田俊男君 ちょっと質問の観点、私の質問と答えがちょっと違うようなんですが、私の言うのは、我が国から中国へ輸出する米について、大変な、検疫も含めた、精米も含めた対策を講じて、コストを掛けてやっているんですよ。ところが、中国から入れる、アメリカから入れるそれらの米について、きちっ...全文を見る | ||
○山田俊男君 SBSの米は主食用に回すという条件で、必ずしも全部そうでない部分がありますが、圧倒的な多くは主食用に回るということでSBSの取組をやっております。とすると、少なくともSBSの米については、同様な、我が国がやっているのと同様な条件でしっかり対策が必要になるわけでありま...全文を見る | ||
○山田俊男君 ありがとうございました。 是非、そうした大きい政治的な課題であるということを私もよく承知しているつもりでありますが、しかし、同時にそのことについて十分な検討を是非お願いしたいと、こんなふうに思っております。 ところで、再発防止策、経営支援策についてお尋ねした...全文を見る | ||
○山田俊男君 大臣から、是非お聞きしたいところを率直におっしゃっていただいたというふうに思います。 まさに相互主義であります。しっかり我が国の主張を通すというところが大変大事でありますし、おっしゃいますように、検査について、抜き打ち検査も含めて、必要ならそのための法制度の準備...全文を見る | ||
○山田俊男君 中小企業庁から横尾事業環境部長さん、お見えいただいております。 中小企業庁は、中小企業対策としてどのような経営支援対策を行うつもりであるのか。これも、先ほど来から大変深刻な皆さんの心配、とりわけ経営をやっておられる皆さんからすると大変な御心配があるわけで、これに...全文を見る | ||
○山田俊男君 本日、増原内閣府副大臣にお見えいただいております。 今回の事件を見ましても、どこまでが農水省の所管で、今日はお呼びしませんでしたが、どこからどこまでが食品衛生を所管する厚労省の所管なのか、実は私も頭の中がよく分からないということなんです。その意味では、今後内閣府...全文を見る | ||
○山田俊男君 それでは、最後に太田大臣から、先ほど来から実態の解明、さらには再発防止についてお聞きしたわけでありますが、改めて所管大臣としての決意をしっかりおっしゃっていただきたいというふうに思います。 | ||
○山田俊男君 頑張ってください。 じゃ、終わります。 | ||
12月09日 | 第170回国会 参議院 農林水産委員会 第3号 議事録を見る | ○山田俊男君 山田俊男です。 本日は大臣が不在になりますが、近藤副大臣がおいででありますので、大臣のつもりでしっかり御答弁をいただきたいと、こういう思いであります。 私は、本日も農業団体が日比谷の野外音楽堂で大きな集会と、それと国会周辺をデモ行進したわけであります。さらに...全文を見る |
○山田俊男君 今、近藤副大臣からお聞きした統一見解といいますか、まとめの中で、バランスのいい成果というお言葉をお聞きしたわけでありますが、どうも、これは正確にちょっともう少し見ていかなきゃいかぬわけでありますが、バランスという言葉であったり、それからさらに国益という言葉であったり...全文を見る | ||
○山田俊男君 私も、この今求められています貿易の拡大、投資の促進、これを否定するものでは決してありません。我が国がまた貿易立国として存在しているということも否定するものではありません。しかし、我が国の農業が置かれているこの現状を一体どう改善していくのか。その際に、今行われているW...全文を見る | ||
○山田俊男君 閣僚会議を前に、先ほど来も質疑がありましたが、農業議長の取りまとめ提案が改訂版として出されているわけであります。この内容で、もちろんこれを受け入れているわけでは決してなくて、これから交渉の対象になるわけでありますけれども、この改訂版の内容でやりますと、米を重要品目と...全文を見る | ||
○山田俊男君 そうしますと、ただですら、町田局長、汚染米のことも含めて、貯蔵中のカビの問題もあったり、さらにまた予定どおり入札ができないような事態があったり、さらには、今度は何と積み戻しといいますか、これをやろうと、やらざるを得ないというふうなこの事態の中で、一体それだけの数字、...全文を見る | ||
○山田俊男君 ありがとうございます。 三年前の香港の閣僚会議で、当時の中川農水大臣が、途上国等に対します開発ラウンドとしての戦略として、百億ドルの支援、小泉イニシアチブと当時は呼んでおりましたが、それを打ち出して、大変関係国から評判が良かったわけでありますが、一体こういう戦略...全文を見る | ||
○山田俊男君 APECの首脳会議の後の麻生総理が記者会見で申し上げられた、攻めるべきは攻めると、守るべきは守るというふうにおっしゃったときに、私は、ああ守るべきものは守るという農産物、農業交渉についての力強い言葉だということで、これは大賛成したわけでありますが、ところが、御案内の...全文を見る | ||
○山田俊男君 近藤副大臣にお聞きしたいわけですが、農水省だけではありません、今の経済産業省も外務省もそれぞれかかわるわけでありますけれども、今回の交渉において、これでは対応できないと、対応できないから交渉から降りざるを得ないという選択肢はあるんでしょうか。悪い内容だったら合意しな...全文を見る | ||
○山田俊男君 ジュネーブでの交渉が本当に始まるのか始まらないのか、場合によったら今の状況からすると半々だということなのかもしれないというふうに思います。しかし、政府は関係閣僚会議で統一して臨まれるということでありますし、それから党、与党も出席される、さらに農業団体も同時に出席する...全文を見る | ||
○山田俊男君 あと、汚染米と不正規流通米との関係なり、それからさらには、国が食糧の管理を独法化するというような情報が地方分権改革の一環として出ていました。さらにまた、米流通システムの検討会においては、米の食糧法におきます届出制はそのまま維持すると、登録制は採用しないという方向が出...全文を見る |