山田俊男

やまだとしお

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

山田俊男の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○山田俊男君 自由民主党・改革クラブの山田俊男であります。  本日は、酪農対策、それと若干付随しまして質疑をさせていただきます。  来年の酪農の生乳の需給見通しが出されております。三十万トンほど需要を上回る数字になるんじゃないかということで議論をされておるわけでありますが、こ...全文を見る
○山田俊男君 大臣は、計画生産と需要拡大の二つの取組でやっていくということでありますが、最初にこの計画生産に関連して申し上げますと、計画生産をやるにしても、結局、計画生産をちゃんとやっていける条件を整えていかないと駄目なわけです。  この計画生産の取組のためには、結局は飲む牛乳...全文を見る
○山田俊男君 こうしてそれこそ与野党合わせまして国会議員が質疑しているわけですから、どうぞ、大臣今おっしゃっていただきましたけれど、審議会も重要です、否定はしません。そして、数字は審議会に、今日のこの議論も踏まえて、しっかり踏まえて、そして対応するんだぞということでありますので、...全文を見る
○山田俊男君 大臣としてはそこまでしか今の段階でおっしゃることができないという事情は私も分かるような気がするんですがね。  大臣、十八年産のときに減産したんですよ。十九年減産したんですよ。ほれ見てごらんなさい、二十年でどうなりました。世界的な、一気に生じた高騰、食品高騰、穀物高...全文を見る
○山田俊男君 委員長、よろしいですか。その前に、泉政務官、食品表示の問題について松下先生の質疑に的確に答えていただきましたので、大変忙しいということは承知していますので、どうぞ結構でございます。  ところで、それじゃ郡司副大臣、どこかから措置するということですかね。どこからどん...全文を見る
○山田俊男君 今までの対策よりも踏み込んで、増額して対策を講ずるというふうに受け止めていいですね。だって、そうでしょう。減産の計画を取り組んで、かつ減産と需要拡大の両方をやるというふうにおっしゃっていただいたわけで、その上でこの問題を取り組むためには需要拡大の取組をしっかりやらな...全文を見る
○山田俊男君 大臣、若干しつこく迫っておりますが、意味あるんです。大臣、計画生産と需要拡大を、この岐路に立った大事な生乳の生産、酪農の生産に対して手を打つ、その場面に大臣今おいでになると、大変大事な場面においでになる。  ところで、米、どうしています。米も一転して減産の体制を長...全文を見る
○山田俊男君 大臣、きちっと処理していくと、任せてくださいというふうにおっしゃるわけですから、そうなると、この調整枠の部分、言うなればこの生クリーム、それから液状乳製品、発酵乳、これについては、今まで以上の対策を講ずることによって、それでちゃんとトータルとしての計画生産が進むよう...全文を見る
○山田俊男君 どうも後ろの方から大臣のすそを引っ張っているような動きがあるんじゃないかといって気になるんですがね。  大臣、これはですよ、国会議員がこれだけ、今日も午前中も午後も、そしてこの議論はずっと出ていました、衆議院でも。ですから、ここはやっぱり国会の場で一定の大臣の決意...全文を見る
○山田俊男君 いや、大臣にお願いします。
○山田俊男君 ありがとうございました。  率直におっしゃっていただいたというふうに思っていますから、結果を期待しています。  それと、もう一つこのことで言いたいのは、大臣、計画生産をどうスムーズにやるかというもう一つの仕組みは、計画生産の実施主体がちゃんと定まっているかどうか...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございます。  続いて、次の課題ですが、御案内のとおり、ここでこれもるる言うまでもなく、結局はトウモロコシの値段も大豆の値段も国際的な価格はぐっと上がりました、一年半前は。それから最近は下がってきているんですが、高いまま下げ止まりをしているわけであります...全文を見る
○山田俊男君 ちょっと質問の順番を変えまして、ちょっとお願いしますが、こうした飼料穀物の高騰の中で、配合飼料価格安定制度が一年半前からピークでぐっと上がってくるときに大きな役割を果たしたのは否定しませんよ、それは。ところが、それ以降だんだんこうして下がってくる中で、そしてまた十分...全文を見る
○山田俊男君 郡司副大臣のおっしゃるのは、今、飼料価格対策としては特別な手を打つということになっていないかもしらぬけれども、しかしそれを受けて、そしてそれを材料として生産している農家の経営コストの分については、ちゃんと経営安定対策で高いものとしてそれを見た上で対処するんですよとい...全文を見る
○山田俊男君 郡司副大臣のおっしゃる、多様な循環型酪農を進めると、さらには、そのために新規参入も実現してくれるような形をつくるということで、おっしゃる思いといいますか考えには大賛成ですから、そういう形を大胆に酪肉近の検討の中に入れてもらいたいというふうに思います。  そこで、二...全文を見る
○山田俊男君 先ほど松下議員の質問もありましたが、牛肉の関税に伴います財源ですね、ちゃんと確保できて、そして農畜産業振興機構におきましてもそれをしっかり確保して、そして今言いましたような対策がそれぞれ取れるということなんでしょうね。  心配するのは、一般会計予算は減らしましたと...全文を見る
○山田俊男君 先ほど、これも松下議員の質問に対しまして郡司副大臣は、大臣の指示に基づき牛肉関税の確保についてしっかりやりたいというふうにおっしゃっておられるわけですから、どうぞ大臣、しっかり牛肉関税の確保について意を尽くしていただきたい、こんなふうに思います。
○山田俊男君 もう一つ、都府県の牛乳、生乳の生産について課題があるんですが、それは、どうしても今回のこうした計画生産の取組の中で、加工仕向けへの一定量の仕向けが何としても必要になってくるんです。そうなってくると、そこへ共補償の仕組み、これはつくられているわけでありますけれども、こ...全文を見る
○山田俊男君 それも賛成です。自然体の仕組みでちゃんとやっていくことにしたいんだというふうにおっしゃる。賛成ですよ。  とすると、自然体の形でやっていけるように、農家が物すごい負担を被って、そしてやるかやらないか悩むみたいな話にならなくて、スムーズな生乳、それからそれが牛乳に行...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。その辺の難しいところは私もよく分かっているつもりでありますので。ただ、負担感のないような仕組みを、どんなふうに対応するか、よくよく対策を講じてもらいたいと、こんなふうに思っております。  もう一点、これはどうしても大臣にお願いしておきたいんですが、大...全文を見る
○山田俊男君 いずれにしても、牧場・乳業ふれあい支援事業は廃止になっていますからね。だから、減らしているわけじゃないんです。これはやっぱり、本当にちゃんと、総理の政策の中でなされているかどうかというのは心配ですから、そこをしっかり対処していただきたい。今からでも間に合いますよ。今...全文を見る
○山田俊男君 副大臣、数字分かりましたですかね、お聞きします。
○山田俊男君 この場で言ったわけじゃなくて、もうちょっと前にちゃんと言ったつもりでありますが、なかなかそこがうまく進まないと。後ろにおいでになる方が答弁してくれればもうちょっと進むのかもしらぬのですが、ちょっとそこが気になるところであります。  ところで、要は格差があるんです。...全文を見る
○山田俊男君 是非、各県のそれぞれの実情と各県の思いがあるわけですから、取り組んでいる、努力している農家の思いもありますから、そういう意見を率直に聞いていただいて、それから副大臣おっしゃるように、大臣もおっしゃるように長い歴史も経緯もあるんでしょうから、それをちゃんと聞いてくださ...全文を見る
○山田俊男君 これは、あとお願いであります。といいますのは、ずっと午前中からも審議がなされていたものですから、あと二つのお願いですが、一つは子牛の対策ね、これも三段重ねで非常にもう分かりにくいということがあったわけで、大臣の先ほどの答弁も分かりにくいものについては分かりやすい形に...全文を見る
○山田俊男君 あと、養鶏についても意見が本当に出ていまして、仕組みはちゃんとあるんですけれども、負担割合がもうほかの畜種に比べて養鶏は高いわけですよ、だって国が一、養鶏生産者は七という負担割合ですから。こうなると、やっぱりおいおい、ほかの畜種並みの対策にやってくれよということがあ...全文を見る
○山田俊男君 郵政の皆さんからとってみるとこんな意見がある、それから中小金融機関であります農協の皆さんからとってみるとこんな意見がある、両方聞いていますというんじゃ駄目なんです、大臣。大臣は農協を管轄する大臣なんですから、これのありようを見直すなら見直す、発展させるなら発展させる...全文を見る
○山田俊男君 これでやめますが、大臣、やっぱり郵便局はちゃんと政府が出資するんですから、政府が出資した金融機関であったり、さらにまた簡保であったりするわけですからね、そのことをよく念頭に置いた上で、私は郵便局が果たすサービスを否定するものでは決してないわけですから、だから、競争条...全文を見る
○山田俊男君 時間が来ましたので終わりますが、三十秒だけいただいて、大臣、二つのこと。  一つは、外務大臣がオーストラリアへ今週末に行かれるというふうに言っています。是非、WTOとFTA・EPAの推進本部というのは四閣僚でつくっておられるじゃないですか。きちっと、外務大臣、これ...全文を見る
○山田俊男君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党・改革クラブ及び公明党の各派共同提案による畜産物価格等に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     畜産物価格等に関する決議(案)   リーマンショック以降の世界的な金融危機に端を発して、我...全文を見る
03月09日第174回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○山田俊男君 自由民主党・改革クラブの山田俊男であります。  本日は、農業予算を中心にしながら関係のところで質疑をさせていただきます。  実は、総理は命を守る政治というふうにずっとおっしゃっておられるわけであります。先日急逝しました私の大事な友人に立松和平がおります。彼は、「...全文を見る
○山田俊男君 赤松大臣、担当大臣でもありますし、それから立松さんとは同窓で同時代を生きられたわけですから、思いがあると思いますので、おっしゃってください。
○山田俊男君 どうぞ、命を守る政治の理念にもとらないように、ちゃんとこうした大事なことを着実にやってもらいたいというふうに思います。後ほどのことともこのことは関係しますので、また触れさせていただきます。  続きまして、これも命にかかわる話でもあるわけですが、ため池が全国で二十一...全文を見る
○山田俊男君 それでは、続いて赤松大臣、ため池の整備に一体幾らぐらい金が掛かるのかということです。これまでの暦年の経緯を見てみますと三百億から四百億円投下されてきているわけですが、一体二十二年度、この予算では幾らぐらいを考えておられるんですか。
○山田俊男君 赤松大臣のおっしゃるのは、五千億というのはこれは総務省が設定した地方に対する交付金ですね。そうなりますと、地方財政も厳しいですから、それはもっと使いたいという事項がいっぱいあるわけですから、そうしますと、どうもため池の排水まで、修理まで到底追い付かないぞということに...全文を見る
○山田俊男君 大臣、二十五兆円のストックがあるというふうに言われているんです。さらに、耐用年数が四十年というふうに考えますと、割り算しますと、もうそれはちゃんとその耐用年数を超えないように、また超えたもので、老朽化したものをきちっと修繕していくということになりますと、二十五兆円を...全文を見る
○山田俊男君 大臣がおっしゃいましたように、今度準備された農業農村整備事業予算二千百二十九億円ですよ。それに千五百億円プラスしても三千六百億円。  だから、この水利施設の本当に耐用年数を超えたものに対する補修だけで必要なのが年間六千億円、こんなふうに言われているのに、それの六〇...全文を見る
○山田俊男君 どうもこういう結果になったから、もうこれしか方法はないんだというふうにおっしゃっていますが、もう一度ちゃんと聞きますが、元々概算要求、二十二年度の予算の概算要求は大臣のところでお決めになりましたね、しっかり。概算要求の段階では、それじゃこれら農業農村整備事業について...全文を見る
○山田俊男君 差し上げております資料の六ページを御覧になっていただくとよく分かるんですけれど、これは消費者物価指数で若干修正はしてあります。現在価値に直したものでありますけれど、しかしそれを見ましても、農業農村整備事業の費用は、二十二年度は何と昭和三十三年、三十五年の水準まで切り...全文を見る
○山田俊男君 どうも赤松大臣ははっきりおっしゃらないものですから、菅財務大臣にお聞きしたいというふうに思います。もっとも、菅財務大臣は当時は財務大臣じゃなくて藤井大臣だったわけでありますけれど、しかし、副総理でおられたわけですからお聞きしますが。  この農業農村整備事業予算案を...全文を見る
○山田俊男君 私は注意深く小沢幹事長という言葉は使わなかったわけでありますけれど、菅財務大臣の方から、小沢幹事長から申入れがあった、しかし関係閣僚でよく相談したということでこうしたというふうにおっしゃっているんですが、赤松大臣、先ほど言っている事業の継続や新規の事業の実施、さらに...全文を見る
○山田俊男君 どこか後ろの方からナイス答弁という声が掛かりましたけど、まさにそういう面ではナイスですね。  私は、かなり率直で正直な菅さんにお聞きしたいというふうに思いますが、選挙で言うことを聞かないからここで懲らしめてやろうということじゃなかったんですか。お聞きします。
○山田俊男君 地方からは、こうした予算の大幅削減の中で一体事業をちゃんとやれるのかどうかという悲痛な声が上がってきております。それはそうです。だって、農業農村整備事業をやるかどうか、水利施設を見直すかどうか、圃場整備をやるかどうか、だってそれはこの春耕作するところから出てきている...全文を見る
○山田俊男君 予算が小さ過ぎて、それで箇所数も少な過ぎて、元々この事業をやるときは、先ほど言ったように、事前に計画して準備をして、地方の合意を得ながら準備してきているんですよ。そこへ、いやいや事業できませんと、規模を縮小します、ないしは五年でやる事業を十年にします、十年でやる事業...全文を見る
○山田俊男君 神社を建てた生産者の名誉のために言っておきますけれども、多分それは、生産者自身の負担があるんです、構造改善事業やるにしても何するにしても、そういう中での取組だと私は思います。今おっしゃったように、国民の財産を全部使ってそれで建てたと、どうか、それはきっちり調べてみる...全文を見る
○山田俊男君 今の件について、長妻厚生労働大臣にも見解をお聞きしたいと思います。
○山田俊男君 その雇用創出事業と関連しまして何点かまた質疑したいというふうに思いますけれども、実は、農村に行きますと、これもこの次のページの次のページにありますけれども、ともかく中国人の研修生が大変多くなっております。中国人というふうにわざわざ言わなくてもいいわけでありますけれど...全文を見る
○山田俊男君 もちろん、経営指導対策も含めて取り組まなければいけない課題はいっぱいあるというふうに思います。  ところで、外国人研修生の給与が年間百五十万円。さらに、国内で日本の若者が農業に就業した場合の最近の事例では年額百七十万から二百万円。そして一方、長妻厚生労働大臣、生活...全文を見る
○山田俊男君 前原大臣にお聞きしたいんですが、まちづくりと農業の関係について、国土形成計画は大変すばらしい報告書を実は出しております。さらに、社会資本整備審議会の都市計画部会も報告書を出しているんです。コンパクトなまちづくりをどうする、住みよいまちづくりをどうする、高齢者に優しい...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。  最後に亀井大臣、お待たせしまして大変恐縮でありました。亀井大臣には、私も若いころから亀井大臣のけいがいに接してきておりまして、市場原理主義は絶対に認めないと、それからさらには、新自由主義はこの国をつぶすというふうにおっしゃった意見につき...全文を見る
○山田俊男君 農協は現在も簡易郵便局の最大の受託者なんですね、大臣御存じのとおりだというふうに思います。どうぞ、郵便局とも一緒になって、その過疎化している地域の役割を果たせるようにお互いに努力していくという観点で進めてもらいたい、こんなふうにお願いします。  以上で終わります。...全文を見る
03月16日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は先輩委員の御理解をいただきまして大変長時間の時間をいただいたわけでありまして、ちゃんとやれるかどうか心配でありますけれども、どうぞよろしくお願いします。  本日は、大臣が三月十二日に、食料・農業・農村審議会企画部会に新た...全文を見る
○山田俊男君 どうもマニフェストにおきまして、米国との自由貿易協定の交渉の促進というふうにお書きになったものです。もちろん、今大臣のおっしゃったなお書きがあるわけでありますけれども、前文の方がどんどん前へ出て喧伝されているところがあるわけで大変不安があるわけですが、この点、まさに...全文を見る
○山田俊男君 私は、特にこれ全文を、基本計画素案の全文を読み上げさせていただいたのは、ここに「多様な農業の共存」、これを基本理念として取り組むというふうに大臣がおっしゃっていることの意味が大きいんです。ここで言っていることが、要は我が国と同様、課題を抱えるそれぞれG10を始めとす...全文を見る
○山田俊男君 韓国の李明博大統領ともお会いになっておられまして、日韓EPAについて、岡田外相から李明博大統領に対して、早期に交渉を再開すべく、日韓双方が国内的に努力していきたい旨伝達。李明博大統領からも、日韓EPAの重要性は十分理解している旨発言があったと。これだけの書き方だけに...全文を見る
○山田俊男君 私は、十一月十日の予算委員会で岡田大臣に対してこの問題について質疑しましたが、その際の岡田大臣の応答は、EPAは日本の国益であり政治主導で進めていくと、こうおっしゃっているんです。ただこれだけなんです。これは、内容によっては非常に心配なんです。一体何があるかというこ...全文を見る
○山田俊男君 赤松大臣、関係閣僚のお一人、有力なお一人であるわけですが、どうですか、この六回にわたります閣僚会議にお出になりましたですか。
○山田俊男君 そうすると、EPA推進本部ね、六回。  それじゃ、私がお聞きしたのは、これまで、閣僚会合の名前であるようでありますけれども、当時は関係閣僚委員会という名前だったはずです。これ一体、何回開催されているんですか。福山外務副大臣、お願いします。
○山田俊男君 赤松大臣、三回開催されたというふうに聞いていますが、大臣はお出になりましたか。
○山田俊男君 分かりました。どうも、新聞報道も一切ないわけです。だから、一体何が話し合われているのか、分からないわけです。  それから、赤松大臣は、いやいや、一々それは表に言わなくてもいいというふうにおっしゃいますが、しかしこれは国民全体の大変な関心事であります。とりわけ農業者...全文を見る
○山田俊男君 関係閣僚会議、ましてや総理もお入りになって、官房長官もお入りになってということになると、大事なのは農林水産大臣が所管する大臣としてしっかり決意を持って臨むということが大事なので、その点は徹底して大臣に頑張ってもらわない限りぐずぐずになっちゃうんですよ。その点、是非大...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。多分そうだというふうに思います。  要はですね、大事なことは、大事なことは、要は会合が何回も重ねられておられる。例えば閣僚会合は四回になる、さらにはこの推進本部委員会は、副大臣もおっしゃったように六回になりますと。そこでいろんなことが話し合われて、そ...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。  それじゃ、副大臣、委員会がおありだそうですから結構でございます。ありがとうございました。  続いて、この基本計画の中心課題であります担い手の問題について質疑をさせていただきます。  最初に、これはもう赤松大臣にお答え願いたいんですが、今回の基...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、大臣、これは今後、政務三役が検討の上、出すものは出すということでいいんですかね。といいますのは、この法律第二十一条に、「国は、効率的かつ安定的な農業経営を育成し、これらの農業経営が農業生産の相当部分を担う農業構造を確立するため、営農の類型及び地域の特性に...全文を見る
○山田俊男君 今のお話を聞くと、どうも出せないと、ないしは出さないというふうに受け止めるんですけれども、いいですか。
○山田俊男君 赤松大臣はかなり正直に、率直におっしゃっていただいたというふうに思います。  それで、大臣がかくのごとく正直におっしゃった背景は、この基本計画において、我が国の農業を支える担い手というのをどんなふうに受け止めているのかということともう密接に関連するわけなんですよ。...全文を見る
○山田俊男君 同じ四ページに、そこを御覧になっていただきますが、農業の将来を担うべき効率的かつ安定的な農業経営の育成は遅れておりと。今、郡司副大臣のおっしゃっていただいたことと関係するかもしれません。そして、認定農業者や集落営農等、一部の農業者に施策を集中するだけでは、生産現場に...全文を見る
○山田俊男君 十一ページには、再び済みません、「意欲あるすべての農業者が農業を継続できる環境を整えることが必要である。」という記述があります。そうですね、今、副大臣がおっしゃったこととも関係するかもしれません。そして同時に、十七ページには、「意欲あるすべての農業者が農業生産活動を...全文を見る
○山田俊男君 何度も繰り返すようで恐縮ですが、こういうふうにそれぞれ基本計画のあらゆるページに担い手の規定がいっぱいあるわけです。言及されているわけですから、私は申し上げるわけでありますけれど。  十八ページにもあるんですね。「我が国農業の産業としての持続性を速やかに回復させ、...全文を見る
○山田俊男君 決して副大臣のおっしゃったことを否定するつもりではありません。思いは分かりました。  ところで、それじゃ、二十一ページ、恐縮です。ここに、「競争力ある経営体を育成・確保する。このような経営体が地域農業の担い手として、継続的に発展を遂げた姿である効率的かつ安定的な農...全文を見る
○山田俊男君 例えば、この二十一ページの競争力のある経営体というふうにいいますと、これは今、郡司副大臣はこれを否定するものではないというふうにおっしゃった。その際の競争力のある経営体というのは何に競争力があるかというふうにいうと、価格を下げて輸出もできるという経営体を想定している...全文を見る
○山田俊男君 何か私はあっち行ったりこっち行ったりしているように大臣受け止めておられるんじゃないかという気がするんだけれども、決してそうじゃないんだよ。  私の言うのは、こういう形で多様な意欲のあるすべての農業者を対象にして、それが生きていける政策を打つと書いてあるんだよ、環境...全文を見る
○山田俊男君 大変難しい問題だから、そういう面で政治的に判断するにしても行政的に対策を練るにしても物すごく難しいわけだから、ここはよくお考えになる、検討した上で措置されるという大臣のお話は私もそれで了としますが、要は、地域の実態を踏まえて多くの関係者からの意見を聞いて、その上でち...全文を見る
○山田俊男君 舟山政務官、大変御説明ありがとうございました。  ところで、私の言うのは、そういう国民合意の前の段階の苦しい構造改革の取組があったと。そして、今いろいろまだ課題を抱えておりますけれども、今の水準のそれなりに食べていける経営体をつくっていると。もちろんそれに対して様...全文を見る
○山田俊男君 今、地域の実態に応じた経営の姿というものを検討していく努力をしたいというふうに大臣におっしゃっていただきましたんで、是非その努力をして、一体どこを目指しているんだという、そしてもちろんその中に試行錯誤がありますよ、試行錯誤があってこの努力もあります。この努力の上に、...全文を見る
○山田俊男君 思いといいますか決意はそれで私も賛成です。  ところが、今回の二十二年度の予算編成に当たりまして、大臣、強い農業づくり交付金が減りました。産地づくり交付金も減りました。それから、農業農村整備事業は圧倒的に削減されました。それから、農機のリース事業等についても予算額...全文を見る
○山田俊男君 先ほども申し上げました水田利活用自給力向上事業、金額、一律にしました。もちろん大臣が相当努力されたというふうに思いますけど、激変緩和措置を講じられた。しかし、激変緩和措置は一年限りというような話になってしまっている。  結局、この産地づくり推進交付金の中で多様な取...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。率直におっしゃっていただいていますので、よくよく今後の政策運営にそれを生かしてもらわなきゃいかぬというふうに思います。  さて、この次に、いや、大臣の決意を聞いておきたかったんです。
○山田俊男君 続きまして、戸別所得補償対策について若干、この担い手問題と関連して触れさせていただきたいと、こんなふうに思います。  私は、すべての販売農家を対象にしたことについてやっぱり功罪があるんだと思うんです。これは、多分いいところばっかりじゃなくて功罪があるということを、...全文を見る
○山田俊男君 関係しますので、二十一ページに、これ、①のアの「家族農業経営の育成・確保」ということに関連する項目で、そこにありますが、「戸別所得補償制度の実施に併せ、地域農業の担い手の中心となる家族農業経営について、経営規模の拡大や農業経営の多角化・複合化等の取組による経営改善を...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。今後の検討ということでありますが、是非、前政権側からこんなことがあったからといって遠慮しないで、大事なことは大事なこととしてですよ、だって、規模拡大加算が必要だと、一体どんなふうに工夫しながらそこを進めるかということを、日本農業の再建、復権のために、気...全文を見る
○山田俊男君 私は、前政権じゃなくて新政権の戸別所得補償制度が、米価が下がって大変なことになって、やっぱり政策間違っていたということになったらいいななんて決して思っていませんからね、私は。決して思ってないです。全然思ってないですよ。だって、苦しむのは、それは大臣じゃなくて政務三役...全文を見る
○山田俊男君 大臣は、米価の対策とも関連しながら私も申し上げるわけですが、予算委員会で備蓄制度について、百万トン棚上げを考え得るのではないかと、こうおっしゃったわけで、かつ、MA米は七十万トンありますから、そこは百七十万トンぐらいを考えてこうおっしゃっているのかなと。ちょっと分か...全文を見る
○山田俊男君 是非現状をしっかり踏まえていただいて、将来も考えて、国としてやれることは何なんだということを謙虚に考えて是非やっていただきたい、こんなふうに切にお願いするところであります。  さて、これは先般の企画部会で一部議論になったやに聞いておりますけれども、今回の基本計画の...全文を見る
○山田俊男君 そうした諸意見があるということは十分私も承知していますし、農業団体もそれぞれ承知しているものだというふうに思います。  ただ、大臣、我が国の農業が置かれたないしは地域が置かれた協同活動の重要性、水利用にしても、それから農地の効果的な利用にしても、それから災害に対す...全文を見る
○山田俊男君 同時にお聞きしますが、もう二つ法律が関係するわけですね。農業の担い手に関する経営安定のための交付金法の改正。これは、言うなれば品目横断経営安定対策ないしは、名前は変えましたが水田・畑作経営所得安定対策の論拠になっている法律でありますが、これは変えるのか、変えないのか...全文を見る
○山田俊男君 法律の改正は当然この場でも議論になるわけですから、是非前広の議論をやっていただいて、将来に禍根を残さないようなことを是非是非やっていこうじゃないですか。それをお願いしておきたいというふうに思います。  最後に、生産数量目標について触れておきたいというふうに思います...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、今後の生産振興や、各作物の制度対象数量の基準を決めていくときの大事な資料になる可能性があるんです。だから、ここの設定についてはよく意見を聞いてもらって、よく考えて、そして策定してもらいたいと、こんなふうに思います。  以上で終わります。ありがとうございまし...全文を見る
04月01日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は、農業改良資金助成法、それから農地法改正に伴いますその運用の徹底等につきまして大臣と質疑をさせていただきたい、こういう思いであります。  まず、今も御議論あったわけですが、今回の農業改良資金助成法の改正は、これまでは特別...全文を見る
○山田俊男君 県行政ではどうも融通が利かない、そこで手慣れた公庫の仕事にするということなんだろうというふうにお聞きしたわけでありますが、今副大臣の方から事業仕分ということもあったんだと、こういうふうにおっしゃっております。どうも事業仕分で対処したと、対処した結果、こういうふうにせ...全文を見る
○山田俊男君 このことで、すなわち積立金の方式から予算方式にしたということで、一体どれだけの財源を合理化したことになるんですか、お聞きします。
○山田俊男君 いや、えらい大きな財源が一般会計に入ってきたのかというふうに思うわけですが、それじゃ、今回、二十二年度で農業改良資金の融資枠、およそどのくらいをもくろんでおられて、かつ、そのための予算額はどれだけ措置されたんですか、お聞きします。
○山田俊男君 そうすると、もう八千万円で対処できるということになると、これ、四百八十六億円というのは物すごい大きいですね。これで一体本当にちゃんと百億の措置がとれるんですか。逆に言いますと、従来は四百八十六億円でやっていた、しかし今度は八千万円で同等のことができると。どう考えてみ...全文を見る
○山田俊男君 いずれにしろ、積立金に相当の財源があった、そしてそれを一般会計に入れましたと。結果として農林水産予算にちゃんとたまっているんならいいんだけれど、どうも農林水産予算は前年度の当初予算に比べて一千億円減っているわけであります。じゃ、(発言する者あり)そうです。今、それは...全文を見る
○山田俊男君 八千万円で百億円の融資枠を確保して、そして農業者の希望に沿った借りやすい有り難みのある仕組みにしたんだと、こうおっしゃると、これは物すごい安上がりでいい方法で、何で前政権はやってこなかったんですかね。(発言する者あり)いやいや、あのね、私は必ず、必ずどこかに裏がある...全文を見る
○山田俊男君 今回、大臣、法律の中にお入れになりました、無担保無保証にする、要は法律で担保、保証人を義務化してあった部分を削りますと。これは、大臣がこの前のこの法案の趣旨説明におきましても、とうとうと自慢されておっしゃっていたことであったわけでありますけれども、これは公庫にお聞き...全文を見る
○山田俊男君 ほら、大臣、そうなんだよ。だから、大臣、心配なのは金融機関ですよと、当然のこと、コスト取りますよと、その中で判断しますよというわけだ。  とすると、大臣、県行政で無駄があったかもしらぬよ。それから、進め方でえらい手間が掛かったり無理があったかもしらぬ、借りにくかっ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、私は、無担保無保証の仕組みで、そして大臣おっしゃいます農業者のために借りやすい資金として、そして生産を高めていけると、こういうものにしていきたいという話については私は大賛成なんです。大賛成なんです。  ところが、私が言うのは、公庫に移管しましたね、そして、大...全文を見る
○山田俊男君 私は、金融のノウハウを持っている公庫が仕事をするということについて一概に反対しているわけでもありません。それは的確にやってくれればいい。だけど、大臣、これだけははっきりさせなきゃいかぬのは、担保、保証人の義務付けは廃止しました、そして、公庫に持っていったら、公庫は当...全文を見る
○山田俊男君 要は、しっかりノウハウを持っているんならノウハウを持っているなり、かつ、そうはいったって株式会社でありますよ、民間会社でありますよという論理の貫徹だけでは私は駄目だというふうに思いますので、そこは八千万円で移管したから、あとはいいんだみたいな話になりませんので、大臣...全文を見る
○山田俊男君 これまでの県行政が対応する形での農業改良資金につきましては、これは県の直貸が件数で一〇%、全体のね、かつJA等による転貸が件数で九〇%、こういう割合だったんです。さて、今度はそのことを公庫に業務委託するわけですね。  さて、公庫は、これまでにスーパーLの資金につい...全文を見る
○山田俊男君 いずれにしても、地域の金融機関であると同時に営農指導機関であり経済事業機関でありますJAがそれなりの役割を地域の中で果たさざるを得ないというのは、これは事実でありますから、そういう観点で引き続き連携を深めていく、当然の措置だろう、こんなふうに思います。  ところで...全文を見る
○山田俊男君 一つはですね、先ほど言いましたように、担保、保証人を廃止したという経緯を具体的に、業務を移管された公庫の中でどんなふうにこれ柔軟に、かつ実施できるか、そのことを念頭に置いてもらわなきゃいかぬということ。  二つ目は、こうした地域のまとまり、地域全体としての農業生産...全文を見る
○山田俊男君 続きまして、もう一つちょっと議論したいことがあるんですが、民主党政権になって、大臣、戸別所得補償の仕組みも思い切っておやりになった。内容の良しあしにはいろいろ議論はありますけれど、その政治主導たるや見事だということだけは思っておりますけれど。  さて、新しい基本計...全文を見る
○山田俊男君 政務官、それはいろんな資金があるといったって、いろんな資金、じゃどの資金とどの資金ですか、そうでしょう。スーパーL、代表的な資金であるスーパーLは認定農業者だけが対象ですよ。  さらに、それじゃ農業近代化資金の貸付条件はどうですか。これ四ページ目見てごらんなさい、...全文を見る
○山田俊男君 対象要件を変えるんですか。対象要件は今後変えますか、それとも変えませんか。そのことをはっきりさせてください。そうじゃないと、一体、基本計画と矛盾しますよ。  そして、当然のことを全国の農業者に、いや、何のことはない、意欲あるすべての農業者、これを対象にした政策展開...全文を見る
○山田俊男君 大臣、戸別所得補償につきまして、すべての販売農家を対象に対策を講じられるということに相なりました。それは一つの方策だろうというふうに、私はそこまでは理解します。  ところが、それをやっておいて、それが私たちの論理ですよと、それが私たちの政策ですよと何度も大臣おっし...全文を見る
○山田俊男君 どうもよく分かりません。  それじゃ、副大臣、基本計画は二つの原理で進んでいますと、実はこっち行く原理とこっち行く原理と二つ載せておりますというのが基本計画なんですか、お聞きします。
○山田俊男君 大臣も副大臣、政務官からも手挙がっていまして、どうも整理付いていないんだと思うんです。どうぞ委員長、この扱いについて至急整理してくださいよ、まだ私の時間はありますから。だから、整理して答えてください。そうじゃないと、これは私は納得できません。
○山田俊男君 ともかく、今政務官の説明を聞いていても、それはもうこっち行ったりあっち行ったりになるわけです。  先ほど大臣の話の中にあったけど、大臣は、それぞれ地域で対応していると、それで足りないんなら検討していくというふうにおっしゃった。資金については多様な資金があるとおっし...全文を見る
○山田俊男君 大臣、やっぱり、改良資金の貸付対象者というのはこんなふうに定まっていて、そして使いづらくなってきているということも実際あるわけで、そのことがおっしゃるとおりの八億円のレベルにとどまってしまっているという背景もあるわけです。  ましてや、おっしゃいますように、こうし...全文を見る
○山田俊男君 大臣、スーパーLと近代化資金とそれと農業改良資金なんですよ、いろいろあっても。だから、これが国がきちっと、ましてや法律として出して対処する話なんですから、そういう観点でやっぱり整合性がなきゃいかぬのですよ。  今後、もう整合性はないと。農林水産省の、民主党政権は基...全文を見る
○山田俊男君 委員長、どうもこのままでは収まらないといいますか、どうも納得がいかない、腹に落ちないんです。だから、一体どんな方策があるか、ちょっと、大事な法律であることは間違いないわけですから、だからちゃんと整理してもらいたいというふうに思います。(発言する者あり)
○山田俊男君 そういうことです。そうです。
○山田俊男君 必要があったら、だって必要があったら見直すということじゃないんですか。だって、先ほどそれぞれ地域で対応していると、それで足りない分は検討していくとおっしゃっているわけですから、そこはちゃんとないと。それは大臣、こんなの対象農家にこだわっていてもしようがないじゃないで...全文を見る
04月08日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○山田俊男君 自由民主党・改革クラブの山田俊男であります。  先般、私は三月の十六日の日も、基本計画の素案の段階でありましたが、質疑をさせていただきましたが、本日は改めまして閣議決定されました基本計画について質疑をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。  私は、どう...全文を見る
○山田俊男君 大臣、私なかなか良くできていると思うんです。だから、大分事務方はそれぞれ今までの経験も踏まえて検討されて作られたものなのかなというふうに思います。  とすると、大臣、これまでも地域水田農業ビジョンを地域で作ろうじゃないかということを大々的に進めてきた経緯があるんで...全文を見る
○山田俊男君 当然、雇用確保をどう進めるとか、それから重要作物をどんなふうに選択するとか、創意工夫するとか、機械を導入するとか、農地の利用集積を具体的にどんなふうに進めるとか、それを地域でどんな話合いをしていくのか、ここはもう大きな運動になると思うんです。どうぞ、大臣、しっかりこ...全文を見る
○山田俊男君 もう一つは、四月一日の日にも私質疑させてもらいまして、それは農業改良資金の貸付対象農家の要件についてでありましして、これは、基本計画にもこの金融対策について盛り込んでおりまして、意欲ある農業者が農業経営の発展を目指すことができるように資金調達の支援を図る、という趣旨...全文を見る
○山田俊男君 是非、ダブルスタンダードの懸念に対してきちっとこたえていくという一つの方法として、私は、どうぞ、制度資金のそれぞれの対象農家の要件についてもう一回見直してみると。実態に合ったように見直して、借りやすくして、小規模農家も兼業農家も経営を発展させていけることができるよう...全文を見る
○山田俊男君 これは針原総括審議官にお聞きしたいと思いますが、私が提出した資料を御覧いただきたいというふうに思います。  平成十年以降の稲作農家に対する経営安定対策を現時点まで掲げて比較した表であります。これまで針原審議官は稲作経営安定対策を始めとする各種の取組にかかわってきた...全文を見る
○山田俊男君 いろいろ議論し出すとそれは止まらなくなっちゃうんですが、しかしそれにしても、この比較した絵を大臣よく見ていただいて分かりますように、要は非担い手を対象にした、言うなればすべての販売農家といいますか、これを対象にした対策と、それともう一つは、認定農家、さらに集落営農等...全文を見る
○山田俊男君 米はカバー率は三〇%という状況でありました。ところが、麦、大豆は見事なくらいのカバー率になっているんです。要は、政策的には、大臣、いいものはいいとして評価していくという取組が大変大事なんだと思うんです。米三〇%といいますが、これは局長、お聞きしますけれど、地域により...全文を見る
○山田俊男君 米で低いといいましても、私のふるさとの富山県であれば、県下全体で六〇%近い水準です。県下全体で六〇%のカバー率ということになりますと、地域によりましたら、もう七〇%、八〇%のカバー率になっているものなんです。七〇%、八〇%が、こういう形で、言うなれば認定農家、それに...全文を見る
○山田俊男君 本川局長にお聞きしたいんですけれども、日本農業新聞見ていたら、大豆の作付面積がどうも一割ほど減るというふうに出ていてえらいびっくりしたんですが、ところが、その翌日は誤報だということが分かって、こんな大事なことを誤報しているようじゃいかぬというふうに思いますけれども。...全文を見る
○山田俊男君 本川局長、私は、言うなれば転作助成金、もっと言うと産地づくり推進交付金ですか、平成十六年の生産調整の取組について生産数量目標に転換すると、そうした中で、より団体の取組、生産者の取組を自主的なものにしていくと。関連して、この転作助成金に該当するものについても交付金の仕...全文を見る
○山田俊男君 大臣、やはりこれも、いいものはいいとして伸ばしていくという観点が必要で、とりわけ地方分権、地域主権ということをしっかりおっしゃっておられるわけでありますから、また、当然のこと、生産者、生産団体の自主的な取組というものも求められるわけですから、そういう観点でこのやはり...全文を見る
○山田俊男君 大臣は、今度の仕組みの中で生産調整をちゃんとやる農家が増えてくるんだから、ましてや生産調整の取組と併せて一万五千円を払うという、そしてまた米価が下がったときは補てんするという仕組みを含めて設定しているんだから、これは生産調整はちゃんと進むんだと、米価が下がるようなこ...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。
04月26日第174回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は決算委員会で機会をいただきましたので、赤松農水大臣始め皆さんに質疑をさせていただきます。  まず、大臣、口蹄疫の発生の問題でありまして、相当に感染が拡大しているというふうに聞いておりまして、大変な心配をしているところであ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、十年前に発生しておりますので、その間の経験があります。ですから、その経験に基づきまして徹底した対策を取ってもらいたいということなんです。  ただ、一番大事なことはともかく蔓延をどう防止するかということでもありますし、さらにまた、発生した農家は牛を殺処分するわ...全文を見る
○山田俊男君 これはもう世界的な常識なんですが、この口蹄疫は人間には感染しないということでありますので、是非、余り大騒ぎして、そして風評被害を起こすみたいなことはそれは避けなきゃいかぬと。これ大事なことでありますので、大臣がおっしゃることもよく分かりますが、どうぞ現地の不安を取り...全文を見る
○山田俊男君 ところで、お手元に資料を提出させていただきましたが、このメンバー、一ページ目ですね、黄色で色付けしてあるのは前政権の、それも前規制改革会議のメンバーなんですね。あとは、白いのは新しくお選びになったメンバーであります。  一体、草刈議長、前政権のときの規制改革会議の...全文を見る
○山田俊男君 おっしゃるとおり、昨年の十二月四日に前政権の規制改革会議の取りまとめといいますか、それが一定の整理がなされたということは承知しています。  資料の次のページでありますが、そこに、旧規制改革会議で今後の改革課題として整理された部分、さらにはその中で重要取組課題とされ...全文を見る
○山田俊男君 この中身、見てもらうと分かりますが、米戸別所得補償モデル事業についてという内容であります。これは、現政権がそれこそ全精力を懸けてマニフェストを実現するということでテーマにされたことですね。それについて規制改革会議は異論を唱えていたわけであります。だから、御自分の都合...全文を見る
○山田俊男君 赤松大臣、テーマについて相談がありましたか。
○山田俊男君 私は、皆さんも、この一ページの委員のメンバーのお顔は思い浮かべられるかどうかは別にしまして、このメンバーを見てみますと、どうも、全員とは言いませんが、構造改革を進める、市場原理を更に進めるというメンバーだと受け取らざるを得ないメンバーが多くおいでになるわけであります...全文を見る
○山田俊男君 赤松大臣、メンバーの選び方について御相談を受けられましたか。どうですか。
○山田俊男君 農業のワーキンググループの一ページのメンバーの中に、これは下から二番目、山下さんという、農水省の部長さんをやっておられて、今は仕事を変わっておられますけれど、そのメンバーが加わられております。この山下さんは、もう民主党の戸別所得補償制度を批判してやまない人であります...全文を見る
○山田俊男君 確かに、大塚副大臣は第一回目の分科会の議論の中でも、今おっしゃったように、農業の自給率を高めていくと、そのために必要な農業政策を展開するに当たって何が大事かという議論で議論を進めたいというふうにおっしゃっているのは私も十分承知しています、議事録で承知しています。さら...全文を見る
○山田俊男君 改めて言いますが、全部の委員というふうに言っているわけじゃないんですよ。先ほども言いましたように、副大臣も真摯に取り組んでおられる様子はうかがえます。そして、今、この発言があったときは、まさに副大臣が中座された後での議論だということが議事録でもうかがえました。  ...全文を見る
○山田俊男君 副大臣、その副大臣の御意見も私はよく分かるんですね。全部を結論出さなくて、そういう面ではまだ課題として残す部分もあるというふうにおっしゃるのは、私もそれでそうならざるを得ないものもたくさんあるというふうに思います。  ところが、先ほど議事録でありましたように、だっ...全文を見る
○山田俊男君 今、赤松大臣からかなり率直な御意見をお聞きしました。まさにそうでなくちゃいかぬということで、私も赤松大臣のところへぐっと引きずり込まれそうな気がしますが、まさにそういうふうに思いますが。  ところで、前政権の、今話題になりました規制改革会議の議長さんが今回も委員に...全文を見る
○山田俊男君 今、事務局のお話が大塚副大臣から出ましたのでお聞きしますけれども、このメンバーの選び方は、政務三役がかかわったのか、それとも官僚の皆さんが選んだのか、どっちですか、お聞きします。
○山田俊男君 そうです。
○山田俊男君 これも大塚副大臣にお聞きしますが、この規制改革を担当する内閣府の官僚の皆さんは、前政権と現政権で入れ替わったんですかね。それとも同じメンバーなんですかね。事務局のメンバーは何人おいでになって何人替わったのか、何人が同じなんですか。
○山田俊男君 これでは現政権が進める政治主導ね、今おっしゃいました、まさに政務三役が加わって、そして政務三役がしっかり判断していくよというふうにおっしゃっていただいたわけでありますけれども、しかし事務局がこういう調子で、三十五人いて九人は人事異動ですが、あと何人残っているんですか...全文を見る
○山田俊男君 私は、大塚副大臣は金融の専門家でありまして、「ジャパン・ミッシング」という著作も私は丁寧に読ませていただきました。どの程度理解できているかどうかというのはあるんですが、しかし、さすがきちっと整理されているというふうに見たわけであります。  ところで、大塚副大臣はお...全文を見る
○山田俊男君 率直におっしゃっていただいておりますので、多くは了解するところでありますが。  テーマで、もう一つこれは赤松大臣にお聞きしたいんですが、独禁法の適用除外の問題。これは単に農協だけじゃなくて、生協も含めて、それから中小企業協同組合にかかわります信用金庫も信用組合も、...全文を見る
○山田俊男君 この点についての赤松大臣の見識には高く評価したいというふうに思います。  ところで、大塚副大臣、国連は二〇一二年に国連国際協同組合年というのを設定しているんです。具体的に世界でみんな動きが広まっております。世界の八十五か国で協同組合が組織されているんです。その組合...全文を見る
○山田俊男君 大塚副大臣の真摯な姿勢はそれなりに分かるものですから、余りそれ以上言いたくないんですが、大塚副大臣は郵政改革素案始め大変な御苦労をされたというふうに見ております。必ずしも、私、全部がいいなんて言っているわけじゃないんですよ。  郵政改革で郵便のユニバーサルサービス...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。どうぞ今の趣旨で丁寧な議論を是非行っていただきたい、こんなふうにお願いします。  続いて、チリ地震の津波被害等の対策について、両副大臣お見えいただいておりますので、お聞きしたいんです。  激甚災害の指定がなされましたですね。今回の被害額の算定で一定...全文を見る
○山田俊男君 私の資料の最後のページ、五ページにこの被害の状況の写真だけ、現地へ行きましたので、これを持ってきているところでありますが、こんな形になっているわけです。  それで、赤松大臣、養殖用のいかだについて、この被害がどの程度あるかというふうに見るのを現有率とかっていうそう...全文を見る
○山田俊男君 口蹄疫の問題もそうですが、それからこの津波の被害もそうですけれども、全く生産者にとってはもうびっくりする話なんであって、是非行き届いた配慮ある対策を引き続き講じてほしいというふうに思うんです。  それと関連して、これ大島副大臣、お聞きしますが、この施設、これ見ても...全文を見る
○山田俊男君 とすると、この費用はだれが払うかと。生産者に払えって言っても無理ですから、多分、県、市町村が払うんじゃないかと思うんです。県、市町村が払った場合、それをあとどんな形でカバーしてもらえるかということが多分間違いなくあるというふうに思うんですが、これ、渡辺副大臣のところ...全文を見る
○山田俊男君 激甚災の基準の見直しといい、それから、さらには災害共済にかかわる部分の現有率の見直しといい、それから特別地方交付税の扱いといい、ちゃんと手を打っているよということでありますので、しっかり漁業者に不安のないように伝えていただきたいと、こんなふうにお願いするところであり...全文を見る
○山田俊男君 大塚副大臣、この規制・制度改革の分科会の重要なテーマにもなっているわけで、ですから、大塚副大臣としての考えをお聞きします。
○山田俊男君 この問題は物すごく難しくて、農地を所有している個人個人もモラルが必要です。それから、農地を利用したいという個人もモラルが必要です。それから、社会全体としても、農地の利用について、土地の利用について、社会的規範といいますか、場合によったらこれは社会的所有だぞというぐら...全文を見る
○山田俊男君 是非、これを発見した農業委員会の役割、大変大事でありますから、こうしたことをしっかりやるためにも農業委員会の体制強化を図ってください。
○山田俊男君 大塚副大臣も関係しているんですよ、この問題ね。是非しっかりやりましょう。  以上で終わります。ありがとうございました。
05月18日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○山田俊男君 私は、ただいま可決されました公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党、公明党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     公共建築物等における木材の利...全文を見る
08月04日第175回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○山田俊男君 山田俊男であります。  西田議員とは論調が、トーンが大分違いますが、大事な農業政策について議論をさせていただきます。  質疑に先立ちまして、口蹄疫で大変な御苦労を被られた宮崎県を中心とする農業者の皆さん、それから地域の皆さんにお見舞いを申し上げると同時に、政府に...全文を見る
○山田俊男君 総理に対しまして、この事実を御存じかどうかということをお聞きしたかったわけでありますが、まず総理、お聞きします。
○山田俊男君 総理の認識をお聞きしたところであります。  それでは、山田大臣にお聞きしますが、この在庫が、この原因ですね、これは一体どこにあるというふうに受け止めておられるか、お聞きします。
○山田俊男君 どうも農水大臣の認識は、事実としてはそうでありますが、この過剰に対する危機感がもう少し足りないんではないかというふうに思わざるを得ないわけであります。  総理、これは総理にお聞きしたいんですが、総理の強い思いもあって、そして鳴り物入りでスタートしました戸別所得補償...全文を見る
○山田俊男君 大臣が一貫して、この戸別所得補償方式に対する参加の皆さんが増えているから、だから生産目標数量もきちっと計画生産が進んで、それは大丈夫なんだというふうにおっしゃいますが、しかし、かくのごとく米価が下がっていて、かつ二十二年産米も、この二十一年産米が下がった、そこをベー...全文を見る
○山田俊男君 大臣、どうも大臣とのやり取りが中心になっちゃいますが、続けさせていただきます。  大臣、二十一年産米がかくのごとく下がっています。そして、在庫についても、まあ昨年の経緯がありますけれども、過剰になっている状況があるというふうに大臣はお認めになっておられます。かつ、...全文を見る
○山田俊男君 私は、大臣のおっしゃる所得補償、これが大事だというふうにおっしゃることについては全く異議を挟みません。私もそれが必要だというふうに思います。  ところが、所得補償のための仕組みが、大臣、固定部分の一万五千円と、十アール当たり、それともう一つは、価格が変動して下がっ...全文を見る
○山田俊男君 私は、変動部分の仕組みの設定の仕方に問題があるというふうに考えておりますし、同時にまた、そのための、何といいますかね、米価を下がったまま放置していく、そうしたら変動部分が更に下がっていく、ここの財源が大丈夫なんですかと聞いているわけです。
○山田俊男君 簡潔に大臣答えてください。  一体、それじゃ、二十二年産の米価は下がりますね、多分下がると思うんです、この傾向からして。下がる可能性があります。一体、財源として幾ら用意されて、幾ら下がっても耐えられるという財源が準備されているんですか。それをお聞きします。
○山田俊男君 平均販売価格、要は差額補てんする基準となる価格については、先ほどの表にもありますように、一万三千九百七十九円、およそ一万四千円です。それよりも、だって、米価は二千円なり二千五百円下がりかねないという事実があるんですが、千二百円を大幅に上回って下がっても十分差額補てん...全文を見る
○山田俊男君 まず、やはり山田大臣との間では、在庫がどういう水準にあるか、そのことについてのやっぱり危機感、認識に差があるというふうに思います。  三十万トンないしは五十万トン程度の民間在庫であっても、大臣は前年に比べて六万トンの増えというふうにおっしゃっていますけれど、しかし...全文を見る
○山田俊男君 どうも時間がない中で急ぐものですから、大臣とどうも論点が合わないというふうに思います。  ところで、財務大臣にお聞きしたいんですが、この戸別所得補償をつくったときに、大臣から何点かにわたります問題提起があったわけであります。その際、対象農家の話も、それから財源の話...全文を見る
○山田俊男君 財務大臣、もしもその範囲を超えて、そして差額補てんの財源が必要になった、そういう場合においてもちゃんとこの仕組みは守ると。現に二十二年産については支払う、それから二十三年度のこの仕組みについてもその仕組みは守るというふうにお考えですか。お聞きします。
○山田俊男君 先ほど来申し上げたかったのは、要は、このまま放置しておくんじゃなくて、きちっと余ったものをどう処理するかという議論をちゃんとやって、そしてやり方についても、政府買入れがいいか、それとも生産者自らの取組によります拠出による主食用以外への仕向けの方法もあるか、そういう仕...全文を見る
○山田俊男君 改めてまたしっかり議論をさせていただきたいというふうに思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
09月07日第175回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  八月四日の日に予算委員会で山田大臣とは質疑をさせていただきました。しかし、それ以降もう一か月たつわけで、作物は育つわけでありまして、とりわけ米はもう既に収穫しているところもあります。全国の生産者は本当に米価水準がこの過剰下の中で...全文を見る
○山田俊男君 大臣、大臣は、一昨年の在庫に比べて昨年の在庫がもう既に五十一万トン多かったんだというふうにちゃんとおっしゃっているんです。だから、在庫は一昨年、昨年、持ち越してきているんですよ、多めに。その上で生産数量目標を昨年決めるわけですから、当然そういうこともひっくるめて、そ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、確かに在庫は変動するんですよ、間違いなく、大臣おっしゃるように。そして、過剰の場合もあれば、それから不足の場合もあるという事実の繰り返しであります。その過剰在庫を、苦労して苦労しながら、様々な手だてを講じながら解消する努力を、それこそ、国の努力もありますが、生...全文を見る
○山田俊男君 大臣、それじゃお聞きしますけれども、大臣、戸別所得補償を一生懸命やりましょう。一生懸命にやって、そして、それじゃこの四万ヘクタールの過剰作付け、今後とも、来年解消できますか、再来年解消できますか、三年後に解消できますか。大臣、現実を見てくださいよ。  近くにいて、...全文を見る
○山田俊男君 大臣、やっぱり大臣はきれいに考え過ぎておられるんだよ。もっとやっぱりこの現実をちゃんと見てもらわなきゃいかぬと思うんです。  現に、大臣、二十一年産米は千円下がっているんです、当初の価格に比べて一年間で、六十キロ。かつ、二十二年産米の価格の交渉がもう始まって、現に...全文を見る
○山田俊男君 あのね、大臣ね、あのね……
○山田俊男君 はい、いいですよ。具体的にといったって、あの農協だ、この農協でこの生産者と言うわけにはいきません。いきませんが、現に千円、千五百円引きが前提になって、そして価格交渉が始まっているというふうに具体的な声がちゃんと伝わってきている。  だから、そこは、大臣に言ったら、...全文を見る
○山田俊男君 大臣ね、差額補てんの仕組みがあるから引き下がって、それで差額補てんしますよという仕組みを内蔵しているものですから、それだったら差額があるんだろうという議論が販売業者、安く買いたい者の立場としてあるわけ。そして、売りたい、売らなきゃいかぬ生産者やJAからとってみると、...全文を見る
○山田俊男君 何せ、残念ながら、本当はもうちょっと時間をいただいてこの大事な話をしなきゃいかぬのですが、五十五分までしか時間ありませんのでスピードを上げて大事なところは議論したいというふうに思います。  篠原副大臣のおっしゃる意味を全面的に否定するわけじゃないんだよ。だけれども...全文を見る
○山田俊男君 委員長ね、委員長、全く納得できない。こういう形で一切やらないということだけを前提にして議論を進められちゃかなわないですよ。納得できない。検討の余地がないんだ、事実を認識しているのかと、そう言わざるを得ないじゃないですか。そんなの駄目ですよ、そんなもの。できないことを...全文を見る
○山田俊男君 大臣、話変えますけど、大臣、大臣は立派な著作がおありなんです。この、「輸入食品に日本は潰される」と、二〇〇三年の本です。読ませていただきました。前にも読んだんですが、立派な本です。そこで、備蓄量の目安と備蓄コストはどうなるのかと、備蓄のことを触れておられる。大臣、三...全文を見る
○山田俊男君 大臣の、日本の農業に対して、日本の米の生産に対して、消費について、流通についての大臣の思いはよく表れていますよ。  その立場からすると、大臣が今極めてかたくなな姿勢で一切過剰対策やらないんだというふうにおっしゃっているのは大臣の本意じゃないように思うんだよ。大臣、...全文を見る
10月21日第176回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は、鹿野大臣、篠原副大臣、それから田名部政務官に質疑をする機会をいただきまして、大変ありがとうございます。  農林漁業を取り巻きます環境は大変困難でありますが、大臣、副大臣、政務官におかれましては、それこそ全力を挙げて取り...全文を見る
○山田俊男君 大臣、デフレ基調にあるということについては私も否定しません。しかし、もしも生産数量目標が着実に計画どおり実施されている、それから需要にこたえる適正な在庫が準備されているということであれば、デフレ基調であっても需要があるわけですから、それで価格が形成されるんだと思うん...全文を見る
○山田俊男君 どうも大臣は、需要を上回る過剰在庫があるということをどうも認めたがらないといいますか、そのことが一言も出てこないものですから、私はそれで本当にちゃんとこの事態を分析できるのかどうか心配なんですが、改めてお聞きします。
○山田俊男君 大臣の中から概算金の話が出ましたので、若干そのことについて大臣にお聞きしたいわけですが。大臣、稲作農家に対する資金の円滑な融通、既貸付金の償還猶予等についてという三局長の通達が出ております。同時に、米の概算金をめぐる状況と今後の対応についてという三局長の通達が昨日発...全文を見る
○山田俊男君 大臣、私はこれ撤回してもらいたいと思っているんですよ。極めてけしからない内容だと思っているんです。  資金の円滑な融通や既貸付金の償還猶予ということについては、私はこれは当然必要だし、現にJAなりJAグループなりに、この対策についていろんな検討がなされているし、実...全文を見る
○山田俊男君 今民主党の委員席からもそのとおりだというふうにおっしゃっているけれども、概算金の性格がちゃんと分かっておられたら、概算金はどういう形で設定せざるを得ないのかという事情が分かっておられたら、そういう発言が出てくるわけないんですよ。  大臣、大臣は米地帯においでになっ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、全体の状況を踏まえて一緒にやろうじゃないかという精神には賛成です。だったら、こんな通達をぽんと出してやる前に、ちゃんと団体との間でどういう実情になっていてそれはどんなふうに進めるのかということについて話をしておやりになったんですか。それとも、その前に団体には何...全文を見る
○山田俊男君 賛成です。大臣のその姿勢、賛成です。とすると、一体こういうのをだれが企画してだれが、僕は、大臣がおい調べてみろと、それでまとめろ、通達してやれと、こういうことじゃないんだと思うんです。一体だれがこれを企画してそっと調査をしてまとめたのか。私は大変心配です。どうぞ大臣...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。  大臣のその姿勢を高く評価したいと思いますし、その線でしっかり政策推進をお願いしたい、こう思うところであります。  さて、大臣、これまで、先ほど野村委員からも質問いたしまして話を申し上げましたが、前の赤松大臣、それから山田大臣、ともかく過剰対策は...全文を見る
○山田俊男君 大臣、大臣もよく御存じだと思います。私も、まさに米対策は何だったかといったら、この需給ギャップといいますかね、過剰になったり不足したり、過剰の方が多かったかというふうに思いますけれども、このことのために三十年も四十年ももう苦労している、これが実際だというふうに思いま...全文を見る
○山田俊男君 大臣おっしゃるとおり、十六年と十七年に生産者が拠出した三百二十一億円という金があるんです。今、大臣、その金どうなっているんですか。
○山田俊男君 国が七十五億円ずつ、その米穀需給安定機構、この制度を運用していくための仕組みに七十五億円ずつ二年間出し、百五十億の金があるんです。百五十億の金、どうなったか、大臣御存じですか。国は本会計にそれを召し上げたんですよ、召し上げた。一体この仕組みは、集荷円滑化対策の仕組み...全文を見る
○山田俊男君 大臣、先ほど来申し上げておりますが、変動の補てんがあるのは二十二年産からです。大臣、今過剰在庫になって、そして東北の各県が、北陸の各県が苦しんでいる二十一年産米については、だって対策がないんですよ。そうでしょう。  そして、この前の私は農林水産委員会、それからさら...全文を見る
○山田俊男君 委員会で大臣が今のように検討していきたいというふうに思っていますというふうに言ってくれるのは、それは相当きちっと踏み込んでおっしゃっていただいたんだなと。鹿野大臣の御性格からしてもそうだというふうに私は受け止めますので、どうぞ早急な検討を是非是非お願いしたいと、こん...全文を見る
○山田俊男君 この点も、具体的に検討していきたいというふうにおっしゃいましたので、これも大臣の姿勢はいいというふうに受け止めさせていただきたい、こんなふうに思います。  さて、この前北海道へ参りましたら、北海道に、倉庫に大豆がいっぱい残っているんですよ。それで、畑にも大豆積み上...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。その精神で是非進めていただきたい、こんなふうに思います。  ところで、大臣、今日の新聞にも出ていますし、これは農林省が公表したものというふうに思いますが、二十二年産米の品質が物すごく悪いわけですね。一等米の比率が全国でも六四%だというふうに...全文を見る
○山田俊男君 是非この点、みんな物すごく心配していますから。だって、一万円で売れると思っていた米が、ないしは一万二千円で売れると思っていた米が、何と五千円とか、場合によったら四千円とか、規格外になったらそうなっちゃいますよ。そうなっちゃうんだから、もう大変な事態です。どうぞ、あら...全文を見る
○山田俊男君 委員会の場ですから、新聞のインタビューに答えるような形で気楽には答えられないのかというふうに篠原副大臣には同情はいたしますが、大事なことは大事なこととしてしっかり主張していくという姿勢は物すごく重要なことでありますので、しっかり検討の上議論してもらいたいし、方向を定...全文を見る
○山田俊男君 大臣、ありがとうございます。  それを具体化するということになったときに、やっぱりこのTPPに単純に参加していきますみたいな話にならないわけなので、よくよくそこを念頭に置いてやってもらいたいというふうに思います。  それから、平成十六年十一月に、これ農林水産省E...全文を見る
○山田俊男君 私も国際化が必要だし、それから我が国の経済の実態を見ると一定の成長の確保も欠かせないというふうに思います。  しかし、その際、先ほど言いましたように、我が国の農林漁業、我が国の特性ある、このアジアの島国の、アジアモンスーンにおけるこの特性あるこの国、この国の発展を...全文を見る
11月12日第176回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
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○山田俊男君 会長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
11月25日第176回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○山田俊男君 山田俊男です。  鹿野大臣におかれましては、それこそ菅総理の突然の思い付き、突然の所信表明におきますTPPへの参加検討、これが出されてから二か月間、大変な困難、苦労の中での日々だったんじゃないかと同情をしているところであります。  ところで、この問題は簡単に決着...全文を見る
○山田俊男君 このままもしも下がっていくと、一万八千円を超えて下がるということになりますと、本当に財源は大丈夫なのか。だって、当初、千二百円ぐらいの見込みで財源が準備されていたのかというふうに聞いていますし、さらには対象数量がそこまで行かなくて少し減りますから、その分の予算措置が...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。大臣が具体化に向けて検討されているという状況が分かりましたんで、これは是非着実に進めていただきたいというふうに思います。  同時に、棚上げ備蓄につきまして考え方を出されているわけで、その点について、前倒しして棚上げ備蓄を実施するという方法もあるわけで...全文を見る
○山田俊男君 はい。
○山田俊男君 大臣、よくこれから考えていただきまして、そして着実な農政改革を推進していくという立場からも、この過剰な需給状況にあって在庫に苦しんでいるということは、生産者だけじゃなくて、管理する農林水産省にとりましても大事なことでありますから、これはよくよく検討の上進めてもらいた...全文を見る
○山田俊男君 いっぱい質問したいことがありますので、私も早口で、また答弁も簡潔にいただいていきたいと、こんなふうに思っているんですが。  平野副大臣、これは、二ページ目の二番目は包括的経済連携強化、そして三ページ目に経済連携交渉、そして、かつこの経済連携交渉のところにも高いレベ...全文を見る
○山田俊男君 この問題はここで終わりますが、平野さんらしくない、もうあいまいな苦しい答弁だというふうに言わざるを得ないと思うんです。  それで、この基本方針には、二国間EPAやFTAを大々的に打ち出すと、こうおっしゃっているわけ。だから、APECの場でも、もう既に総理はEUとも...全文を見る
○山田俊男君 それじゃ、ここに読み上げていただいた「センシティブ品目について配慮を行いつつ、すべての品目を自由化交渉対象とし、」と書いてある。何だか矛盾したようなことを二つ書いてあるような気はしますが。  さて、それじゃ、これは前文ですよ。括弧一の後半にTPPのことについて触れ...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、今喧伝されているように、TPPについては前提として、協議に参加するといいますか、交渉に参加するというときに、すべての関税については、それはもう原則撤廃なんだと、言っていることと矛盾するじゃないですか。それは矛盾しないんですか。  逆に言いますと、TPP...全文を見る
○山田俊男君 率直に言うと、そんな判断で大騒ぎをしているのかということを言わざるを得ないんですよ。  さて、すべての品目を自由化交渉の対象にするというふうに、こうお書きになっている。とすると、一方でまた、TPPについては、今の判断からすると、お話からすると、どうもやっぱりセンシ...全文を見る
○山田俊男君 本当に平野さん、そんなこと言っているんだったらもっとこの問題についての進め方あるはずだよ。そんなことで大騒ぎして、農業者をいじめて、新聞にどんどん言われている。もうかなわないですよ。  さて、外務副大臣、松本さん、手挙がっていましたからお聞きしますが、TPP参加国...全文を見る
○山田俊男君 それじゃ、話変えて聞きますが、前原外務大臣が豪州へお行きになったということでありますが、前原大臣はオーストラリアで何ておっしゃってきたんですか。お聞きします。この農産物の扱いについて。
○山田俊男君 今、極めて表面的なお話しか聞かないんだけれど、しかし、前原さんが行っておられるわけだから、前原さんのことだから、間違いなく、すべての品目を自由化交渉対象とし、高いレベルの経済連携を、協定を作りましょうと、こうおっしゃったんじゃないですか。どうなんですか。
○山田俊男君 ということは、中身についておっしゃっているわけでしょう。間違いなく、すべての品目を自由化交渉対象にしますと言った途端に、これまでオーストラリアとの間で積み上げてきた交渉のすべてが失われるじゃないですか。そうでしょう。それはどうなんですか。
○山田俊男君 委員長、お願いですけど、前原大臣と豪州の大臣との間のどんなやり取りがあったのかということを是非委員会に提出してもらいたい、我々も是非見たいというふうに思いますので、それ、注文しておきます。
○山田俊男君 ところで、TPPに参加すべく協議を開始するというふうな我が国の方針です、この基本方針ね、そうでしょう。それに対して、タイやインドネシアは反発しているというふうに一部の新聞が報道していますが、そういう意見は外務省、聞いていますか。
○山田俊男君 協議を開始するといったって、中身はどんどん説明されていて、そして、すべての品目を自由化交渉の対象にしますよ、ましてや、TPPはどういう組織かといったら、それは関税の全撤廃を前提にした措置だよということがどんどん喧伝されている。そうすれば、一体タイとの間でどんな苦労を...全文を見る
○山田俊男君 だから、再交渉を求めてくると思います。再交渉を求めてきたときに、日本はTPPに参加協議をやるということなんだろうということの中で議論が進むんですよ。だから、もう困難ですよ、これから。どこが交渉するのか分からないけど、大変な困難、混乱を何年も続けるということになるわけ...全文を見る
○山田俊男君 日本の姿勢に対する評価です。
○山田俊男君 委員長、ラミーさん並びにWTOがこの問題についてどういう反応をしているかということが大変大事なことでありますので、外務省にその材料、多分集めていなかったら外務省じゃないですよ、ジュネーブの報告もあるんだから。その中できちっとラミーさんがどういう、ないしはWTO本部が...全文を見る
○山田俊男君 ところで、農水大臣にお聞きしたいんですが、今後のWTO交渉、これは再開されるかどうかなかなか見通しが立たない段階にあるかもしれませんが、しかし、このままで放置しておくということにはないはずであります。そうなると、今後のWTO交渉に我が国はどんな姿勢で臨むのかというこ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、その方向で私はまあ賛成です。ところで、そのこととこの包括的な経済連携協定への基本方針との間で物すごい板挟みというか、どうにもならない困難をこれからかぶるんだと思うんです。ヨーロッパの国々もアジアのG10の国々も、今の日本信用しませんよ、一体どういう国なんだ、こ...全文を見る
○山田俊男君 現段階ではそれじゃ、内閣官房の資料に出ている、二十四の部会がありますよと、作業部会がありますよというそのレベルの情報しかないということですか。
○山田俊男君 アメリカとの間の協議がやっぱり一つの大きな山になると思うんです。それはそうですよ、オーストラリアを除きまして九か国の規模が圧倒的に違うんだもの、そうでしょう。そうなってくると、アメリカが一体これらのことについて何を言ってくるだろうかということは予測が付くでしょう。対...全文を見る
○山田俊男君 具体的な協議に入ったらますます申し上げられない、一体どういうことですか。そういうことを内々にして、そして何を判断させるんですか。参加、不参加についての判断も含めて、どういうつもりですか。  そして、この三番のところの農業はともかく、その次、人の移動ということがあっ...全文を見る
○山田俊男君 ちょっとやっぱりこの方針は、平野さんはさっきは参加するとも参加しないとも後で判断すると言っているけれども、そうじゃなくて、もう外にいる外務省なんかはもう交渉するつもりでやっているんですよ。だったら、きちっとそのことを言明してくださいよ。そして、情報はちゃんと出さなき...全文を見る
○山田俊男君 経団連の米倉会長が八日の日に移民を積極的に受け入れるというような会見をされていて、それはもう物すごいショックな話ですよ。こんな形でだんだんだんだん増幅して話が進んでいくんですよ。もう大変なことになっちゃいますよ。基本方針をちゃんと出して、議論して、そして経団連等に対...全文を見る
○山田俊男君 もう終わりますが、この非関税措置についてもっと情報を出して、そして経団連の皆さんにも、こういうことがあるんだよと、それから経団連だけじゃなくて地方の皆さんにも伝えて、さあどうするんだということをしなきゃ駄目だよ。そして、それは農業にだけ何かしわ寄せを、農業だけが問題...全文を見る
○山田俊男君 はい、そうですね。終わりますが、末松副大臣、大事な話だから余り早急にやらないで、改めて時間取ってその問題について議論してもらうようにしたいというふうに思っております。  それから、委員長に申し上げますが、お願いします。TPPの話、かくのごとく重要な話なんで、是非委...全文を見る