山田俊男

やまだとしお

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

山田俊男の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第177回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第1号
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○山田俊男君 委員長、よろしいですか、発言しても。
○山田俊男君 委員長、ありがとうございます。  当消費者問題特別委員会の、前国会におきまして、大臣の所信的意見を聴くというチャンスもありませんでしたし、それから委員会の開催につきまして、理事を通じましてかなりお願いして、理事間の協議はあったというふうにはお聞きしておりますが、残...全文を見る
03月08日第177回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。本日は、こういう形で機会をいただきました。感謝申し上げます。  私は、昨日、総理の福島議員とのやり取りを聞いておりまして、総理は、私は新自由主義者じゃないというふうに叫んでおられたわけでありますが、どうも私は、しかし、そうはいうもの...全文を見る
○山田俊男君 総理、大変いい話に持っていっていただけたというふうに思っています。  スイスで養鶏をやって、卵一個が五倍していても買ってくれると。物すごい大事なことです、大変大事なこと。これは、その思想の精神、国民合意の精神の下にあるのは、多様な農業の共存という言葉なんです。 ...全文を見る
○山田俊男君 スイスはEUに加入してないんですよ。同時にまた、関税措置をしっかり持っているということを、総理、ちゃんと頭へ入れておいてもらいたいというふうに思います。  さて、鹿野大臣にお聞きします。  同様ですが、多様な農業の共存という言葉も大臣使っておられますけれども、全...全文を見る
○山田俊男君 篠原副大臣、見えていますかね。  篠原副大臣は、この前、ダボスの会議に総理が出席されて、同時に篠原副大臣も出席されたわけであります。総理はダボスでは、第三の開国を進める、TPPについては参加国と協議を始めた、六月を目途に交渉参加について結論を出すというふうに高らか...全文を見る
○山田俊男君 副大臣、私は、素直にそういうふうに発言して何ら違和感はなかった、それから、それを聞いている皆さんは、おお、日本の姿勢はそういうことかというふうに思っておられたのか、居心地が悪かったんじゃないですかと言っているんですよ。いかがですか。
○山田俊男君 どうもこれだけの大事な大事な政策的なテーマ、我が国の国民挙げてそしてこの議論をして心配している内容を、つじつまを合わせてやっているみたいな話じゃ到底できないんです。  もう一度ちゃんと答えてください。
○山田俊男君 総理、多様な農業の共存という言葉は、これまで我が国がヨーロッパの国々、アフリカの国々、それからさらにアジアの国々、その国々としっかり連携して世界貿易機関の交渉その他に当たるときに、スローガンであったり、有力なまさに総理のおっしゃる絆でもあったんです、この言葉は。 ...全文を見る
○山田俊男君 総理の開国という主張の言葉の中に、多様な農業の共存という概念は入っているんですかね、入っていないんですかね、もう一度聞きます。
○山田俊男君 もう総理、ここは、総理、ここは……
○山田俊男君 総理、ここは、総理、もう日本はTPPには加入しませんというふうに明言したらどうですか。今からでも遅くないですよ。  それとも、そうじゃなくて、普天間の問題でもう鳩山前総理が失敗した、さらに仙谷前官房長官が尖閣諸島の問題で失敗した、それを繕うために、もうアメリカに、...全文を見る
○山田俊男君 本当は前原大臣、前大臣に来てもらって、そしてやりたかった。何でかといったら、だって、一・五%の農林水産業のために九八・五%が犠牲になった、こうおっしゃっているんだ。本来であればそのことだけで辞任問題ですよ。だから、そのときに辞任しておれば大きな傷を負わなくて済んだん...全文を見る
○山田俊男君 その際、TPP参加を検討するということをもう方針として出していて、各国との間でもそのための協議を始めておられる時期ですよね。そうでしょう。そのときに、EPAについて交渉するといったときに、二つの原理で言っておられるわけですよ。その点はどうだったんですか。
○山田俊男君 EPA、二国間のEPA交渉を開始しようと、こういうふうにおっしゃってきたということでありますが、EPAをやるということであれば、我が国が重要品目、農産物の重要品目を抱えているということは十分御存じですね。  多分、鉱工業製品におきましても大事な品目を抱えておられる...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、オーストラリアからは多分間違いなく、どうぞと、それじゃ、六月に方針を出されて、そして全ての品目を自由化の対象にするということの覚悟を決めてからおいでになってはどうですかというふうに言われませんでしたか。
○山田俊男君 言われないとすれば、居心地が悪くてしようがなかったはずなんですよ。  これは、鹿野大臣、鹿野大臣はオーストラリアへ行かれていますか。行かれていない。行かれたらどういうふうに対処されますか。
○山田俊男君 衆参の農林水産委員会で、そしてこれは、重要品目を例外にする、それができないなら交渉を中断すると、そういう形での全党一致の決議があるんですよ。それを踏まえていったら、だって、EPAを交渉しに行くんであれば、例外を主張してくるという方法しかないわけでしょう。いかがですか...全文を見る
○山田俊男君 総理、かくのごとくオーストラリアとやるときも非常に難しいんですよ、二つの原理があって。その二つの原理に矛盾があると思いませんか。総理に聞きます。
○山田俊男君 玄葉大臣、六月を目途に交渉参加について結論を出すという方向で、それで同時に国内農業対策、農村政策の基本方針を六月に決定すると。十月を目途に抜本的な国内対策並びに必要な財政措置と財源措置を決定して行動計画を立てるというふうにおっしゃっているんですよ。  玄葉国家戦略...全文を見る
○山田俊男君 開国フォーラムというのをおやりになっています。その場でも一体何を決めるんだと。参加を決めますと、参加のための交渉を決めますといったときに、じゃ、農業政策については同時に出しますよと言っているときに、農業政策の枠組みが分からなかったら何も決まらないじゃないですか。その...全文を見る
○山田俊男君 これ、海江田大臣、先ほど安井委員の質問もありましたけれども、海江田大臣は、撤廃の対象にならない項目が一ないし五%はある可能性が高いみたいなことを金沢の開国フォーラムでおっしゃっているわけです。原則一〇〇%の関税撤廃というTPPを目指すと言っておりながら、一方で例外も...全文を見る
○山田俊男君 玄葉大臣も同じように例外があるよというふうに話しておられるんですが、同じような趣旨ですか。
○山田俊男君 海江田大臣、海江田大臣は我が党の山本議員の四日の質疑に際しまして、まとまらなければ撤退もあると、そんなふうにおっしゃっているんですけれども、一体、ともかく交渉に参加してまとまらなきゃ出ていきますということができるんですか。本当にそう考えておられて、こういう発言されて...全文を見る
○山田俊男君 総理、六月に交渉に参加を決定して、そして、まとまらなかったら出ますと、それが通ると思いますか。オバマ大統領との関係で大丈夫ですか。
○山田俊男君 参加したら、よほどのことがない限り、それは離脱できませんよ。もう傷が浅いうちに早く出たらいいんですよ。ちゃんと決断してください。  そして、やることはちゃんとあるんですよ。アジアと連携しよう、さらにはヨーロッパと連携しよう、韓国とも連携しよう、そのこと大事じゃない...全文を見る
○山田俊男君 玄葉大臣、TPP参加に向けた協議の中で、関税以外の非関税措置があるわけであります。一体どういうものがあるんですか。
○山田俊男君 今、玄葉大臣、大事なことをおっしゃった。例えば二十四項目の中に投資とかというふうにおっしゃった。  昨日の当委員会で、松本副大臣は投資の問題はないというふうに話しておられるんですが、いかがですか。
○山田俊男君 そうすると、それから、政府調達に関連しては今いかがですか。
○山田俊男君 分かりました。政府調達に関して基準その他があるということですね、それに主張していくという。  じゃ、松本副大臣、昨日、あなたは交渉の二十四作業部会の中にもこういう問題はないというふうに言明されていたんですが、そうですか。
○山田俊男君 これはP4協定の英文なんです。これは手に入らなかったから私の事務所で訳した。訳して、別表にちゃんと政府調達に関するみんな基準も書いてある、金額も、何もかもみんな書いてあるんだよ。それを、先ほどの議論では、だって昨日の議論では、いずれの協定にも御指摘のような地方自治体...全文を見る
○山田俊男君 回答になっていない。
○山田俊男君 ともかくあなたは、TPP協定に御指摘の施策を記述する規定が盛り込まれるとは想定されにくいと、このように考えております。だって明確に、交渉の二十四作業部会の中にもないと言っているんですね。そして、地方自治体による各種施策を記述する特別な規定は存在しません。おかしいじゃ...全文を見る
○山田俊男君 単に農業だけの問題、農産物だけの問題じゃなくて、国民生活にかかわる様々な課題があるという中での議論なんだから、そんな外務副大臣がいいかげんなことを言っていては困るんだ。わざわざ私の事務所が訳したんだよ。あなたは、あなた方は正確な情報を出しているか、P4の協定の全訳を...全文を見る
○山田俊男君 大畠大臣、まさにそういうことなんだよ。地方の、地方自治体がやる様々なサービスや建設事業に全部規制が掛かってくるんだよ。ある一定以上は海外の企業を入れなきゃいかぬということになっちゃうんだよ。そのことについての影響はどんなふうにお考えになります。
○山田俊男君 細川大臣、細川大臣の医療の分野もこの中にあるんですよ。その点についてはどんなふうに受け止めておられますか。
○山田俊男君 総理、開国フォーラムを一方でやりながら、その一方で、国民会議と称している民主党のTPPを慎重に考える会の皆さんが中心になって、そして同じように、競い合うように、各地でTPP反対という対話集会を開いておられるんですが、一体どんなふうに受け止めておられるんですか。
○山田俊男君 どうも全く……(発言する者あり)全くおかしな話になっております。
○山田俊男君 それで、時間が余りないものですから、ここはどうしても聞きたい。  要は、二十四の作業部会にかかわるそれぞれの項目と、それと行政刷新会議、規制・制度改革で議論している内容が相当程度ダブっているんですよ。ダブっているんだけど、一体それの事務局体制はどうなっているかとい...全文を見る
○山田俊男君 農地の利用調整もテーマになっていますね。農地の利用調整がテーマになっていて、その際、民間の会社を参入しろという議論がありますが、ここに三井不動産、森ビルが入っているんですよ。そのことについてはどんなふうに受け止められますか。
○山田俊男君 ありがとうございました。  また、続けて、いつかの機会をいただいてやります。
03月24日第177回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第2号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  東日本巨大地震・津波に対しまして、被災を受けられた皆さんに本当に心からお見舞いを申し上げるとともに、もうその復興に向けまして全力を挙げて頑張ろう、そういう決意であります。  さて、今も蓮舫大臣の方から、消費者庁としての所信、多...全文を見る
○山田俊男君 東京電力の原発の放射能の汚染拡散問題は、一義的に消費者庁の課題だというふうには申し上げるわけにはいかないこともあります。特に、一体、起こっております野菜等の汚染、さらにそれについての暫定値の設置、これは農林水産省なり厚生労働省の協議の中で、それがなされた上でこうした...全文を見る
○山田俊男君 今、末松副大臣からは計画停電のこと、とりわけ東電と関連いたしますとすれば、そのことが当面大変大きな形で取り組んでいただいているのかというふうに思いますけれど、農産物の販売や飲料水の取得、これらについては、消費者庁はそういう相談には、受け付けるという状況はないんですか...全文を見る
○山田俊男君 末松副大臣、関係省庁との連絡の取り方は、どうですか、具体的にこんな形なんだよということを説明できますか。
○山田俊男君 どうも、もちろんこれは関係するそれぞれ専門分野がありますので、専門分野に対しましてちゃんと質疑をして答えを出していきたいというふうに思いますけれど、例えば野菜等の風評被害等の問題が生じたときに、例えば消費者の皆さんがスーパーでその野菜を買いましたと、しかし、どうもこ...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ蓮舫大臣にしっかり対応していただきたい、こんなふうに思います。  それから、先ほど末松副大臣もちょっとおっしゃいましたが、計画停電の話ですね。これは、蓮舫大臣は節電啓発担当大臣と、それでよかったですかね、そういう役割だというふうに聞いていますが、計画停電が本...全文を見る
○山田俊男君 大臣のその考えと対処を徹底してもらいたいというふうに思います。その際、とりわけ事業をやっておられる人、こういう人に対する配慮、事業活動は大変大事ですから、だから考えてあげていただきたい、こんなふうにお願いするところであります。  同時に、どうも率直に申し上げて、東...全文を見る
○山田俊男君 ところで、蓮舫大臣は食品安全委員会も内閣府として、担当大臣として管轄されておられるわけであります。  今後一週間をめどに放射能規制を策定する、放射性物質の摂取の規制値ですかね、これをリスク評価して決定されるというふうに聞いておりますが、その段取りはどういう状況であ...全文を見る
○山田俊男君 また、これは、今、栗本さんお聞きしましたが、厚生労働省が暫定値を取りあえず出したんですね。暫定値を出すに当たっては、数値のいかんは農林水産省は関与していたということはないというふうに思いますが、しかし、どういう検査をするのか、どういう作物をどんなふうに対象にするのか...全文を見る
○山田俊男君 食品安全委員会でお出しになります摂取の規制値と、それと今厚生労働省が出しておりました暫定値との間で大きな乖離があったりしないんでしょうね。いやいや、それはリスク評価に基づきまして適切におやりになるというのは分かるけれども、大きな差が出たりすると、この何日間は一体何だ...全文を見る
○山田俊男君 多分、それ以上おっしゃれないんだろうというふうに思いますけれども、どうぞ今起こっている出来事をよくよく皆さん踏まえていただいた上で対応を決めていただきたい、こんなふうにお願いするところであります。  それと、これは本当に思うんですが、いかに暫定値や規制値を定めまし...全文を見る
○山田俊男君 黒砂糖の扱いの問題につきましては、沖縄の離島の、そしてサトウキビしか生産のない地域にとりましては、それこそ本当にその島が存在するか存在しないかということにかかわるぐらい重要な作物であります。そして、そのサトウキビを搾ってそして黒糖にする、そのためにJAおきなわを始め...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。以上で終わります。どうも、しっかり頑張ってください。
03月24日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  東日本の巨大地震並びに津波におきますお亡くなりになった方々に対しまして心から御冥福を申し上げるとともに、ともかく被災をされた皆さんに対しまして心からお見舞いを申し上げる次第であります。  ところで、地震並びに津波災害も物すごい...全文を見る
○山田俊男君 大臣、よろしくお願いします。  ともかく、風評被害はもうなかなか避けられないのかもしれないんです。しかし、これに対する対策は、ともかくしっかり丁寧に多くの作物について検査を実施して、その検査の結果をそれこそ迅速に公表する。また、公表すると同時に、これ基準値を超過し...全文を見る
○山田俊男君 大変多くの課題を、鹿野大臣、抱えておられるわけで、背負っておられるわけでありますが、ともかくこの危機をしっかり乗り切っていただきたい、切に期待すると同時に頑張っていただきたい、こうお願いするところであります。  補償を一体どういう形で考えるのかと。これは単に、今か...全文を見る
○山田俊男君 相当の因果関係にあるものについては対象にするというお話をお聞きして、かつ、しかしそれは、因果関係についてはきちっと峻別といいますか、本当に因果関係があるかどうかということを峻別しますよということでありますけれど、例えば自粛をしたという者、特に出荷自粛をしたという者等...全文を見る
○山田俊男君 風評被害はどんなふうにやりますか。  要は、基準値はちゃんとクリアしていたと。ところが、出荷したんだけれども戻された、ないしは、売れなかったから戻されたとか、そういう事態が当然のこと生ずると思うんですよね。これらについてはどんなふうに考えたらいいんですか。
○山田俊男君 これは訴訟になるというふうに考えてもいいことですか。例えば、因果関係について峻別するといった場合、おっしゃるように審査会がありまして、審査会として一定の指針を出しますよと。それにしても、これは訴訟になる可能性があるんですか。
○山田俊男君 ジェー・シー・オーの事故の様子を見てみますと、あれは基本的には三日間で収束したんですかね。しかし、それにしましても、損害賠償を含めまして種々の訴訟が生じたわけですね。半年でおよそ九〇%については和解も含めまして決着、しかし、あと十年間掛かって最終的には決着ということ...全文を見る
○山田俊男君 これは、御案内のとおり、ジェー・シー・オーに比べましても、規模も何もかも、それから責任の度合いからしましても、これはもちろん東電もそうですが、同時にまた、この巨大な災害に伴いますこうした責任、無過失責任につきましては、ちゃんと国が責任を持つということがあるわけですよ...全文を見る
○山田俊男君 どういう内容の、どういう構成の審査会になるんだということについてはこれからですか。いつ考え方をお示しになるんですか。
○山田俊男君 どうぞ、より公平に的確に判断できる人を選んでいただいて、そしてしっかりした方針が作られる。その方針も、基本的には東電と、それと、それを支える国の役割といいますか、責任を明確にして、そして指針を出していくということをちゃんとやってもらいたいということを切にお願いします...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、そのことをしっかりやって、そしてちゃんとこういう形で適切に生産、出荷したということが分かって、そして責任の所在が分かるようにしておいてもらいたいというふうに思いますから、よろしく御指導してもらいたいというふうに思います。  さて、土壌と海水についても検査が...全文を見る
○山田俊男君 そういう形で調査がなされるということなんだろうというふうには思いますが、こういう趣旨でこんな形でちゃんとやっているよということを、それからこんな方法でやっているということも適時適切に公表してもらって、何かばらばらいろんなことが出てくるよみたいなことが本当にいいのかど...全文を見る
○山田俊男君 是非よろしくお願いします。  それから、大変な人命が失われたわけでありますし、さらに各種施設も大変な被害です。同時に、またいろんな、車やその他のものにつきましても大変な被害です。  これらの被害について、民間の生命保険会社、損害保険会社もちゃんと対策を講じますよ...全文を見る
○山田俊男君 大臣にそう言っていただいたわけですから、全国の被災の関係者も本当に安心してくれるというふうに思います。どうぞしっかり監督して指導して、そして支払ができるようにやらせていただきたい、こんなふうに思います。  同時に、漁業の方で漁船の被害も当然物すごく多いわけですね。...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ漁業の再生に向けまして、これは大臣、しっかり取り組んでいただきたい、こんなふうにお願いする次第であります。  さて、大臣所信を我々はお聞きしたわけであります。災害発生の前日に所信表明を聞いたわけで、十日に聞いたわけでありますが、その後、十一日に大災害があった...全文を見る
○山田俊男君 大臣、もう新しい発想で、そして大臣のその思いをきちっと具体化する、そのためにも復興予算、思い切って作り直さなきゃいかぬのですよ。そのためにもう協力できるところは一緒に協力してやらなきゃいかぬというふうに思いますから、もう本当に決意を高く持って、そしてお願いしたい、こ...全文を見る
○山田俊男君 明らかにはおっしゃいませんでしたが、大臣のその決意、まさにこれに向けて全力を挙げましょうよ。是非それをお願いします。  さて、WTOのドーハ・ラウンドについては、多様な農業の共存を基本理念として、引き続き取り組んでまいりますというふうにされている部分も大変いいとこ...全文を見る
○山田俊男君 まさに大臣のその決意についても大賛成でありますので、しっかりやってまいりたい、私も野党ではありますけれど応援できるところは一生懸命に応援してやりたいと、こんなふうに思います。  続いて、米の価格形成について、これも大変心配でありまして、先物取引の試験上場の申請がな...全文を見る
○山田俊男君 私ちょっと勘違いしていまして、四月じゃなくて七月、六月ないしは七月ですね、はい。  心配なのは、現在、米の価格形成をちゃんとやる場所があるのかということと関係して、それが今不十分なものだから先物取引の試験上場化みたいようなことになっている側面も私はあるんだというふ...全文を見る
○山田俊男君 二十三年産米の播種前の備蓄米契約ということで進めておりますね、一定量、二十万トンについて。当然、これは罹災地のJA、被災地の農業者についても播種前の事前契約をやっていると思うんですね。今後、一体、被災地の米の生産数量目標をどんな形で設定し直すのかということが必ず来ま...全文を見る
○山田俊男君 被災地の声をお聞きしますと、本当に破壊されてしまった、農地が破壊されてしまったところは、これはもう何年掛けてどんなふうに復興するかということを国挙げて、大臣、やらなきゃいかぬのですが、一方で、近辺の圃場並びに隣県の圃場なんかにおきましても、目に見える限りは何の被害も...全文を見る
○山田俊男君 大臣、大臣のその決意でありますが、米の戸別所得補償につきまして、これ本来は、大臣、法改正が必要だったということであります。そうじゃないと、対象農家についても考え方が違いますし、さらに固定支払や、ないしは変動支払のお金の支払の仕方も、これは予算で実施している、対策で実...全文を見る
○山田俊男君 大変ありがとうございました。大臣の決意、よく分かりました。食と水の供給をこの困難な中でちゃんとやっていくと。ましてや、先ほど来ありましたTPPの問題についても今はその時期じゃないと、もっと国を挙げた大事なことをちゃんとやっていきたいという決意をお聞きしたわけでありま...全文を見る
○山田俊男君 終わります。ありがとうございました。頑張りましょう。
03月25日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○山田俊男君 私は、民主党・新緑風会、自由民主党、公明党、みんなの党及び日本共産党の各派共同提案による畜産物価格等に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     畜産物価格等に関する決議(案)   東日本大震災により我が国の農林水産業は過去に例のない甚大...全文を見る
04月14日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○山田俊男君 私は、ただいま可決されました森林法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会、自由民主党、公明党、みんなの党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     森林法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) ...全文を見る
04月27日第177回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第3号
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○山田俊男君 私は、どうもありがとうございました、伊藤さんに簡潔にお聞きします。  昔、ペットボトルの水を持ったりしていると、一つのファッションみたくしてちょっと軽蔑なんかしていたんですが、もうそういうわけにはいかなくて、原発の水道水の汚染問題が出てからといったらその前からもそ...全文を見る
05月02日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は、東日本大震災等を中心にしながら、どうぞ大臣の所見、お聞きしたいというふうに思います。  まず、今回の大震災でお亡くなりになった方、さらには大変、避難所も含めまして御苦労されておられる皆さんに対してお見舞いを申し上げる次...全文を見る
○山田俊男君 鹿野大臣、これは予算委員会でも相当議論があって、大臣じっと聞いておられる様子を、私も大臣を見ておりましたが、閣僚として、また緊急災害対策本部の副本部長等をされて、一体これどこに原因があるというふうにお考えですか。もちろん、これからも早く一生懸命やらなきゃいかぬことは...全文を見る
○山田俊男君 東松島市の現地では、先ほども委員派遣の報告の中で触れておりますが、ともかくあそこは堤防が決壊したこともあります。そして、津波が押し寄せた。いまだに一面の湖のようになっていたところを、国交省の排水対策で何とか水が引いた。水が引いた途端に、ともかく瓦れきがもう山のように...全文を見る
○山田俊男君 その協議会は、大臣、その東松島市につくられているんですか、それとも東京にあるんですか。
○山田俊男君 大臣、要は現地で地域の実態に応じて、今大臣おっしゃった関係部局が自分の縄張その他関係なく、もうみんな地域の実態に応じて、例えば東松島市は、大臣おっしゃいましたように、まずは堤防だと、その次は排水だと、それから復旧含めた瓦れきの撤去をどういう分担でやるかと、それぞれが...全文を見る
○山田俊男君 その場合、今度被災に遭った市町村の地域、そんなにもう大きくあるわけじゃないんです。青森それから岩手、宮城、福島、ずっと市町村、こうして並んでおりますけれども、そこへ霞が関のそれぞれの担当部署の役人を固定して配置してその仕事に当たるという段取りぐらいは十分できるはずな...全文を見る
○山田俊男君 今大臣の方から話がありました、除塩の事業も含めて、そして経営再開支援事業、この取組については複数年も含めて取り組めるんだよということをおっしゃいましたが、まさに私も確認したかったんですけれども、この補正で盛り込まれたこの事業でありますけれども、除塩の事業なんかも、一...全文を見る
○山田俊男君 さて、先ほどのこれは委員派遣の報告と関連して、いただきましたそれぞれ土地改良の事業の改善や、改善といいますか、負担が大変重くなるわけでありますから、それの軽減の話、さらには農業共済の組合の運営のことについてもそれぞれ要望があったわけでありますが、この除塩も含めました...全文を見る
○山田俊男君 もう一つは、共済組合の運営に関してなんですけれども、共済組合の運営に関しまして、除塩の事業を実施するというときに、除塩の取組をやっている限りは、それは何も作付けないで、ともかく、まあ休耕になっているか、水張ってあるか、ないしは水の入替えを何度かやっているかという取組...全文を見る
○山田俊男君 副大臣、わざわざこれは除塩のために作付けしましたなんということはおっしゃらないと思うんですよね。ちゃんと一生懸命に作付けしながら、ちゃんとした取組を、栽培の取組をやりながら、しかし、そのことがひいては除塩に結び付くと、結果としてね、ということを想定しながら、まあ痛い...全文を見る
○山田俊男君 副大臣、塩トマトというのを私食べたことがあるんですが、塩分の多いところで作ったトマトなんですよ。これまた格別甘いんですよ。それで銘柄でちゃんと売れるわけですから、場合によったらいろんな方法がありますよ。是非、いろんな知見、工夫が生かされるという取組をちゃんとやれれば...全文を見る
○山田俊男君 いや、いい話聞きました。是非、復旧のシンボル、復興のシンボル、そういう観点で、そこの地域に、農林水産省は担当の方もおいででしょうから、まさに全力を挙げてやってもらいたいというふうに思います。  それで、ちょっと心配な話は、大臣、こういう立派な産地はしっかりした苗も...全文を見る
○山田俊男君 今、るるお話がありましたが、ちょっとその枠組みでは負債を積み上げるだけになってしまうんじゃないのかと。そして、おっしゃいますように、金融機能強化法の運用も含めて、金融機関による債務の免除も考え得るんだと、将来的にはねというふうにおっしゃっている。そんな悠長なことでは...全文を見る
○山田俊男君 この点も昨日の予算委員会で大分激しいやり取りがありましたが、御案内のとおり、もう御存じだと思うんですよ。阪神・淡路のときに中小の多くの企業に対しておっしゃいますような形での債務の猶予期間を設けて、そしてやったと。しかし、債務猶予期間過ぎたらもうみんな倒産ないしは撤退...全文を見る
○山田俊男君 まさに大臣がおっしゃるとおりなんですよ。この仕事どこの仕事なんだと、対策本部もいっぱいあるから、対策本部のうちのどことどこだというふうに言っているうちに何か月も掛かっちゃうみたいな話になりかねないわけだから、ここはおっしゃるように担当部署はもうはっきりしているわけで...全文を見る
○山田俊男君 先ほど金子委員の方から、金子委員のふるさとで原発の大きな被害に遭っておられるわけで、本当にお見舞い申し上げるところでありますけれども、ともかく、原発問題で損害賠償紛争審査会、これ、風評被害の指針が出なかったと、風評被害の補償に関する指針が先送りされたというのは大変残...全文を見る
○山田俊男君 今後の検討課題として明記されております。私も承知しています。ちゃんとやるというふうにおっしゃいますので、次の指針にはちゃんと盛り込んでください。そうじゃないと、みんな物すごく不安を抱いていますから、よろしくお願いします。  さて、最後に、大臣、先ほどと関連しますが...全文を見る
○山田俊男君 先物はいかがですか。
○山田俊男君 ありがとうございました。終わります。
05月18日第177回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第4号
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○山田俊男君 それじゃ、私の方から星先生に最初お願いします。  二か月たって、そして神奈川県で、箱根の麓でお茶にセシウムが相当検出されたんですよ。食品の基準以上のものが出たんですね。岩手の盛岡の更に北の方の滝沢村というのがあるんですが、あそこなんかで牧草にこれもやっぱり基準以上...全文を見る
○山田俊男君 じゃ、私の方から簡潔に。  米長委員の質問で、本日の前段のテーマであります原発の問題とも関連しておっしゃっていただいたわけでありますが、私もどうも本日皆さんのお話聞いていると、若干、前段の論議の進め方と、それと今皆さんがとうとうと水の問題について、海外とかくのごと...全文を見る
○山田俊男君 いや、誰かに代表して聞いてもらってもいい。
○山田俊男君 摂取制限の問題も担当しているの。摂取制限、水道水の摂取制限。
○山田俊男君 本日、この水の問題に関連して、原発の議論を参考人、意見交換できたというのは、委員長の御判断もあったというふうに思いますけど、なかなかのやっぱりいいことだったというふうに思うんですよね。今回、水の問題について取りまとめるときに、やはりこの問題を抜きにしてまとめるという...全文を見る
05月31日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は、農林水産大臣始め皆さんに意見交換をさせていただきます。  最初に、今、東電の福島原発から南へ三百キロ離れた箱根の麓の足柄のお茶から暫定規制値以上のセシウムが出たということでありますし、それからさらに、北へ三百キロ離れて...全文を見る
○山田俊男君 副大臣、そうすると、我が国の民間のテレビ局は、自分で撮影したんだけれども、これを放映するのを控えているんですかね。これはどんなふうに受け止めておられますか。ほとんど出ませんよね。
○山田俊男君 私も、わざわざ事を荒立てて、こういうことだこういうことだと言うつもりはありません。しかし、要は三百キロ離れた地点からお茶や牧草から出ているということのこの危機感といいますか、広がりといいますか、そのことをやっぱり十分念頭に置いて物事を考える、進めていくということが必...全文を見る
○山田俊男君 資料の二枚目に放射性物質の拡散状況ですね、これ、SPEEDI等の情報も得ながら、これは国際・地球環境・食糧問題に関する調査会で我々がお呼びした参考人の星先生からの資料でありますけれど、これ見てもらっても、こういう形での拡散があるわけですが、この中心の拡散がずっと箱根...全文を見る
○山田俊男君 実測値で出ているということであれば、もっと事態は深刻であろうかというふうに思うわけです。  ところで、三月の十四日にこれ爆発があったわけですね。そして、三月の二十一日に実測値でこうした数値が神奈川県や静岡県でも出ていますよというお話があったんです。そうすると、これ...全文を見る
○山田俊男君 今、副大臣から工程表のお話が出ました。私も工程表をずっと見させていただいておりますが、三か月で冷温、水棺という状況をつくっていきたいということでありまして、さらにそれからプラスして三か月だったり六か月だったり、合わせると一年ぐらいの間に石棺というんですか、そっちの方...全文を見る
○山田俊男君 ともかく大爆発絶対起こさない、さらに、科学的に見ても、今の状態からすると大爆発を起こすような事態じゃないというのなら、ないということをもうはっきりさせる。そのために、東電の責任だ、誰の責任だと言わないで、原子力安全・保安院が本当に責任を持ってそのことに当たるというこ...全文を見る
○山田俊男君 もちろんできるだけ早く出してもらわなきゃいかぬわけでありますが、しかし、お茶の特性からして、今、副大臣がおっしゃっていただきましたように、荒茶でそのまま食べるみたいなことはないわけですね。余りないと、ほとんどないというふうに思うんです。それなのにもかかわらず、荒茶に...全文を見る
○山田俊男君 はい、質問です。
○山田俊男君 検査について連絡されたわけですね。ないしは、通知されたわけですね。ところが、県なり市町村によりましては、もうこんなことじゃ検査できないというふうにおっしゃっている県もあるやに聞こえてきておりますが、行政上はそういうことでもいいんですか。
○山田俊男君 私は、本当はこの事務連絡を委員の資料として提出してもよかったんですけれども、それじゃ余り、ちょっとみっともないかなと思って控えたぐらいなんです。  大体、先ほど読みましたけど、なお書きで書いてあることは、それは副大臣、考えに考えて苦しんだ上での判断だというふうにお...全文を見る
○山田俊男君 前の政権といいますか、自公政権からも厚生労働省は事務連絡でやってきたということなら、それはそれで、そのことも含めて厚生労働行政というのは一体何だったんだろうかということを徹底して考えなきゃいかぬですね。それじゃなかったら、こんな曖昧ことをやっていたんじゃ、本当に苦労...全文を見る
○山田俊男君 それでは、四月末までの風評被害についてはやりましたけれども、それ以降のものについては四月中だと、四月、じゃなくて、今後、五月中ですか。
○山田俊男君 七月ね。四月と七月とうまく聞き取れませんでして、七月中だということでありますから、これ、きちっと当然やってもらえるものというふうに思いますから、しっかりやってください。  ところで、もう一つ、これと、大変お茶と似た作物で葉たばこがあるわけであります。葉たばこは福島...全文を見る
○山田俊男君 ところで、そうすると、福島県以外の、宮城県も、隣県の栃木県も茨城県も千葉県も、これは葉たばこの有力な生産地であります。そうしますと、皆さん大変心配しているのは、お茶に出たんだから、場合によったら葉たばこにセシウムが出るんではないかという大変な心配をされているわけです...全文を見る
○山田俊男君 篠原副大臣、とにかくお茶の問題、それからさらに、これは極めて異質かもしれませんがたばこの問題、きちっとよく相談して、そして早く基準出してください。そうじゃないと、みんな不安でみんな混乱していますから。是非それをお願いします。  さて、TPPのことについて触れておき...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、並列でいろいろ書いてある部分の自分の都合のいい文言だけを参酌して、そして大臣がおっしゃったというしか見れないわけよ、どう考えたって。  それで、これは日本経済新聞というのは大変心配な新聞なんですよ。五月の十一日にトン米国APEC担当大使の発言を、こう書...全文を見る
○山田俊男君 そうですよ。日本が判断するという話なんですよ。だから、早く入れなんていうこと、一言もどこにも書いていない、おっしゃっていないんですよ。だから、ちょっと、非常に心配、非常に心配、みんな勝手に物をおっしゃっているから。  それで、あと、総理もサミットにお行きになって、...全文を見る
○山田俊男君 はい、まとめます。  EUとの間のEPA交渉についても、これは事前協議を進めるということでありますので、私はこれ大賛成。だから、あとは、松下副大臣、非関税障壁について焦点になるんです。だから、非関税障壁についてきちっと経済産業省は前へ出て、そしてまとめていかなきゃ...全文を見る
06月14日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  今回の大震災におきましてお亡くなりになった方、さらには避難されている方、さらには原発の事故によりまして、そして避難を余儀なくされている、精神的にも大変な御苦労を受けておられる皆さんに本当にお悔やみとお見舞いを申し上げる次第であり...全文を見る
○山田俊男君 今一緒にやってきたというお名前をお挙げになった山田前大臣、さらには篠原現副大臣にしたって、これは私が見ている限りはTPPについては反対なんだよ。だから、総理、あなたはどこかで間違った。だから、早く、間違ったままでこのことを続けていっちゃ駄目だよ。だから、もうやめて、...全文を見る
○山田俊男君 松本大臣、伺ってみますと、市町村の判断で弾力的にちゃんと使えるやはり財源がないということを物すごくやっぱり悩んでおられるわけ。だから、やることが硬直的になるわけ。被災した農業者が市町村に相談に行ったり農協に相談に行ったりしたって、いや、これもできない、あれもできない...全文を見る
○山田俊男君 大臣、そこ物すごい大事なところだから是非ちゃんとやってもらいたいというふうに思います。  それから、先ほど手順で示しました農地を復旧させるという取組の中で、地域のことを一番よく知っている土地改良の組合、これの役割が大きいんですよ。ところが、その土地改良に、今はもう...全文を見る
○山田俊男君 二十三年度の農林水産予算は、もう二兆四千五百億円に前年度より引き下げられているんですよ。一体それじゃ、土地改良のあのときの特別調整積立金はどこへ行ったんですか。どこへ、どこへ吸収されたんですか。そのお金はどこへ行っているんですか。農林水産予算じゃなくてどこか別のとこ...全文を見る
○山田俊男君 もう一つ後で、事業仕分で大変な苦労をした事案が一つありますから、後にまたしまっておきます。  さて、今、三か月たって瓦れきがいっぱいたまっている、そんな中で、先が見えない。そこで出ているのが、このままでは営農の再開はもう望めないと、だから農地を買い上げてもらえない...全文を見る
○山田俊男君 そうなんですよ。復興構想会議が、農地を買い上げる、そうして農地の利用調整も進めてやるとおっしゃっている。しかし、それは大きな壁があるわけよ。できないんだよ。  ところが、蓮舫大臣、できる方法はあるんですよ。だって、農地保有合理化法人、これは買えるじゃないですか。こ...全文を見る
○山田俊男君 農地を買い上げるとすれば被災前の時価、これを聞いただけで被災の農家は本当に元気付くよ。  そして、今、法制度の改正が必要なら法制度の改正やる。さらには、現在でも、これは蓮舫さんがおっしゃっている意見はちょっと違うんだけど、違うんだよ、ちゃんと農地保有合理化法人は農...全文を見る
○山田俊男君 午前中に引き続きまして、何点か是非問いたいことがありますので、よろしくお願いします。  午前中に引き続きまして、農業の二重債務解消ということが物すごく重要になります。この農業の二重債務を考えるときには、農地の買上げをどうするかというのが多分私は一番の課題なんだとい...全文を見る
○山田俊男君 確かに大臣おっしゃいますように、農地を買うといいましても、岩手の事情と、それから宮城の本当に農業地帯が被災したところと、それと原発の事故でもう全員が避難を余儀なくされている福島の地帯と、それはもう対応が違うというのはよく分かりますから、そこをよく考えながら、是非仕組...全文を見る
○山田俊男君 大臣のその三つの仕組みをちゃんと活用してできるだけ負担がないようにしようというお話については分からないわけじゃないんですが、本当に被災して、そして瓦れきの処理を含めて今一生懸命やっている市町村自治体、そこが、その地方財政措置、言うなれば特別交付金でちゃんと後でやって...全文を見る
○山田俊男君 大臣、その決意でしっかり仕事してもらいたいというふうに思います。  さて次に、原発の損害賠償問題につきまして触れさせていただきますが、放射能、言うなれば放射性物質の拡散以降、避難してもう三か月になるわけであります。ふるさとを離れて、そして生活されるというのは本当に...全文を見る
○山田俊男君 損害の範囲が問題だというふうに言っておられますが、損害の範囲といったときに、それじゃ農産物についてセシウムが、あれだけ爆発して広がっている、そして、場合によったら今も出ているかもしらぬと、よく分かりませんが。そういうような状況の中で、やはりきちっと損害賠償をすると、...全文を見る
○山田俊男君 どうも、当事者であります東電と、それと国が共同して全面的に責任を持った取組を行うべきにもかかわらず、この両者がややもすると責任回避をし合っているような気がするわけであります。ともかく東京電力が会社として全てを挙げて対応する、それ以上については国が責任を持つという基本...全文を見る
○山田俊男君 今、新機構の法案を閣議決定したというふうにおっしゃいますから、それはそれでよしとします。遅れているということについては間違いないわけでありますけれども、早急にそれをちゃんとやるということであれば、もう一生懸命やるべきだというふうに思います。  ところで、東電は国に...全文を見る
○山田俊男君 ともかく、これ以上言いませんが、早く、本当に精神的にも苦労しているこうした農林漁業者に対しましてしっかり対策を取るということをやってもらいたい。それから、国の仮払いの仕組み、法案ですね、これも是非、出しますから、これも早く決めるということをやっていただきたいと思いま...全文を見る
07月25日第177回国会 参議院 予算委員会 第23号
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○山田俊男君 本日は、質疑の機会をいただきまして、同僚の皆さんにも御礼を申し上げたいというふうに思います。  まず最初に、菅総理、先週の当予算委員会におきまして我が党の山谷委員の質疑がありまして、その中で前田委員長から指示のありました、外国人からの献金を返した際の領収書の提出に...全文を見る
○山田俊男君 いずれにしても、菅総理、国民全体が大変な重大な関心を持っている事項であります。適切にきちっとやっていただきたい、こんなふうにお願いするところであります。  さて、平野大臣、復興対策について中心にしながら質疑させてもらいますが、平野大臣、我が参議院議員でもありますの...全文を見る
○山田俊男君 鹿野大臣、私のそのときの質問に対して、農地の買取りは現行法ではなかなか難しいと。さらに、価格についても時価であるというふうな御答弁だったんですが、その後の記者会見で、いや、二重債務の問題は大変重要なんで、そして記者の更に追っかけの質問に対して、いや、買取りについても...全文を見る
○山田俊男君 ちょっともう一度聞きますが、その復興構想会議の見解もありました。さらには、それに伴う市町村がどんな計画を立てて取り組むかという市町村の動向を見ながら農地の買上げについても当然考えていかなきゃいかぬと、こういう見解でいいですね。いや、鹿野大臣に。
○山田俊男君 海江田大臣にお聞きします。  政府の二重債務解消対策で、被災地三県に新たな機構をつくって、中小企業者のみならず農林漁業者も含めた債権の買取り、棚上げも含めた対策を準備されているというふうに聞きますが、この場合も、農地の買上げについて今要望がきちっとあると、さらに二...全文を見る
○山田俊男君 枝野大臣にお聞きします。枝野さんは行政刷新特命大臣でもありますのでお聞きするわけでありますが、政府の、経産省の二重債務解消対策のスキームの中心になります中小企業基盤整備機構、これについては事業仕分の対象になって、今回のスキームで活用しようとしている千五百億円の資金に...全文を見る
○山田俊男君 枝野大臣にもう一度お聞きしますが、今おっしゃったように、ほかにも機構の役員が大変高額の報酬をもらっているというふうなコメントがあったりしていますし、今もおっしゃいましたように、ファンドについては廃止というコメントもあったりしたわけですね。  要は、それからさらに、...全文を見る
○山田俊男君 この機構、今、事業仕分の対象になっている、さらには事業運営上も大きな課題を抱えている。その機構が、この大震災を受けてそして事業をやりますと、こういうことじゃないですか。これ、どうしても考えてみてもおかしいと思いませんか。生き残りそのものでしょうが。  総務大臣、お...全文を見る
○山田俊男君 海江田大臣、この政府による二重債務解消対策、この方針は今言ったような中小企業基盤整備機構を中心にしながらやりますよという話なんです。だけれども、実は、今お話出なかった中でも聞きますけれども、七千億円の繰越欠損金を抱えて毎年それを返していかなきゃいかぬ、償却していかな...全文を見る
○山田俊男君 農林水産業も範囲にするというふうにおっしゃった。それからさらに、厚生労働省の医療機関ないしは福祉施設についても今後対象にしますよと言ったんだよ。その他業務なんだよ。  その他業務にこういう農林水産業や厚生労働省が入って仕事をしますよということ、総務大臣、こういうこ...全文を見る
○山田俊男君 農林水産大臣にお聞きします。  その他業務の範囲の中に農林水産と厚生労働省も、細川大臣、入れられて、それで業務をやりますよと。恥ずかしくないですか、一体そんな形の仕事の仕方で。かつ、今言いましたような、このつくろうとしている子会社のファンド法人、これが一体ちゃんと...全文を見る
○山田俊男君 細川大臣、いかがですか。この問題についてどんなふうにお考えですか。
○山田俊男君 鹿野大臣、どうもお聞きするところによりますと、近々農林水産省の中にも産業局というのが設けられるやに聞いておるわけでありますけれども、あれですか、もう農林水産業の仕事は経済産業省でやってもらうと、中小企業庁でやってもらうと、その第一歩を踏み出しています、それを了解して...全文を見る
○山田俊男君 海江田大臣、一体、この中小企業整備機構に農林水産業の担当者はいるんですか。
○山田俊男君 元々この整備機構が、だって不良債権を抱えているんですよ。ファンドの事業はもうやめたらどうかと言われているんですよ。さらには、経営再建のためにしっかり収益を上げろというコメントも出ているんですよ。そういうところが一体、この震災に苦しむ皆さんの二重債務を解消するための役...全文を見る
○山田俊男君 その新しくつくろうとしているファンド機構、それは今もおっしゃったように、中小企業の整備機構、ここを中心にしながら八〇%出資して、そして貸出しを中心にしてやる。そうなんですよ。結局、新しい事業をどうするか。  きれいに書いてありますよ、農林水産業も対象にする、それか...全文を見る
○山田俊男君 緊急措置でやるといったって、役割を果たせないところで仕事をしてみたってしようがないじゃないですか。ましてや、農林水産業の関係者が本当に祈るほど切望してやまないこの被災地の復興に向けた取組について役割を果たせるんですか、本当に。きちっと法律を作って、そして貸出しや買取...全文を見る
○山田俊男君 野田大臣にお聞きしますが、二次補正の予算で、実はもう仰々しくこれは二重債務解消対策という名前だけ付けて、そして二兆円の中で経済産業省は五百四十億円、農林水産省は百九十四億円、厚生労働省は四十億円の要求をしているわけであります。中身たるや、窓口整備の予算と利子補給の予...全文を見る
○山田俊男君 平野大臣、今までのやり取りを聞いていて、それで本当に二重債務の解消問題、これは復興大臣としてもまさに大事なことですよ。だから私は松本前大臣の話から始めたんですよ。  そういう流れの中で、あなた、ちゃんと役割を果たそうとしたら、一体できるんですか。先輩の大臣、たくさ...全文を見る
○山田俊男君 土地利用計画が必要なことは間違いないですよ。ところが、そのためにも前段で、みんな困っている商業地の宅地だったり、それから農地だったり、一体どうするのかということを連動して考えておかないと絶対解決しないんです。
○山田俊男君 総理ね、総理、今まで聞いておられまして、この議論がいかにも、もうどうにもならないものなのかということはよく分かっておられると思うんです。二重債務の解消問題については、総理、あなたが指示された。私は、記憶、覚えていますし、明確に。だったら、その中で今やられようとしてい...全文を見る
○山田俊男君 ともかく、今までの議論で、やろうとしている中身が非常に薄っぺらなものであるということが明らかになったというふうに思います。手遅れではないんです。しっかりもう一回、法案を提出しています、だからそれ議論しましょうよ。その中でもう一回つくり直しましょう。  総理、ちゃん...全文を見る
○山田俊男君 総理、別の話で聞きます。総理の脱原発依存ということの理念を改めてお聞きします。
○山田俊男君 総理、その場合に、脱原発依存で自然エネルギーの再生を図っていくということは、豊かな自然と地域における共同の取組、それがあっての話だというふうに思いますが、賛成ですね。
○山田俊男君 これで最後にしますが、総理、私が一番心配しているのは、あなたが九月にアメリカへ行ってオバマ大統領とお会いになって、TPPについては参加するというふうにおっしゃるんじゃないかと物すごい心配しているんです。  ともかく、脱原発依存というふうにおっしゃることとTPP参加...全文を見る
07月28日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第11号
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○山田俊男君 加賀谷先生に大変大事なことをお聞きいただいたというふうに思っております。  沿岸地域の農林漁業者は津波で全てを失ったわけであります。農地も海水につかったままということでありまして、負債だけが残りまして、大変不安な毎日を過ごしております。少なくとも、その負債の担保に...全文を見る
○山田俊男君 おっしゃるとおりでありまして、まずもって全国に本部を置きますが、同時に被災地に支店をきめ細かく配置しまして、まずは専門家を配置する、そして相談窓口を開設します。先ほど来御意見がありますように、いかに負債の抵当権の設定されております農地や宅地、これをどう活用するかとい...全文を見る
○山田俊男君 そういう場合も、先生がおっしゃいますとおり、個人の事業主が共同で取り組むという場合も当然対象にしていくということで考えております。
○山田俊男君 どうしても一番被害を被って困難を今感じている零細中小企業、そこを中心にしながら対策を是非考えていきたいということでありますので、大企業は大企業の再生のための機構がありますのでそこを活用していただくと。それから、さらに我が方は、第三セクター等はこれは対象にしないという...全文を見る
○山田俊男君 大変大事な視点でありますので、相談窓口をしっかり開いて、その場で徹底して相談させていただいて進めたいと、こんなふうに思います。
○山田俊男君 亀井先生にはこの問題につきまして深い理解をいただいておりまして、大変感謝申し上げます。  今先生がおっしゃいました、独法ではなくて新機構がなぜ必要かという点については、三点あります。  第一点は、これは今もお話がありましたが、中小企業基盤整備機構は、亀井先生も評...全文を見る
08月04日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は、戸別所得補償の在り方を中心にしまして質疑をいたしたいと存じます。  私、ある山間の農協へ行きまして、今年の米は価格が下がって大変だったと、販売額が総額で一億二千万円でしかなかったということでありましたが、ところが中山間...全文を見る
○山田俊男君 大臣の一つ一つおっしゃる対策の内容について私は否定するものではありません。  ところが、大臣、予算の掛け方が間違っているんじゃないかというふうに思うんです。担い手をつくり上げていくということについて、もっと力を入れた取組が必要なんだと思うんです。  ところで、岡...全文を見る
○山田俊男君 どうもやっぱり民主党の政権、政府というのは、一体でやるなんて言っているけれども、まあそういうことなのかなと。端的にこういうことにも表れているというふうに思うんです。  大臣、大臣は就任後、大臣の強い決意で百億円の予算を付けた規模拡大加算という取組をおやりになったん...全文を見る
○山田俊男君 大臣、続けてほしいという意見があるのは間違いないんだよ。ところが、続けてほしいとおっしゃっている皆さんは大きな勘違いしているんです。何勘違いしているかといったら、米価が下がって、僅か下がった分を補填しているにしかすぎないんです。だから、これしっかり検証してくださいよ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、それじゃ大臣に聞きますけれども、大臣が力を込めてやった規模拡大加算で大臣は担い手をつくりたいとおっしゃった。そして、その方向で、進める方向を歩み出そうとされている。それから、さっきも、何度も言うようですが、再生実現会議でも二十ないし三十ヘクタールが大宗を占める...全文を見る
○山田俊男君 それじゃ、大臣、それは問合せが多いかもしらぬ。よし、八月末とそれ以降で一体実績がどういう実績になるかということを徹底して見ようじゃないですか。  そして同時に、検証、この戸別所得補償の検証をきちっとやらない限り、それ本当に方向を間違っちゃうと思うんです。言うなれば...全文を見る
○山田俊男君 もう一つ、大臣、大臣は昨年の秋でしたですかね、昨年夏ですかね、この戸別所得補償制度を本格実施するに際して裏付けとなる担い手経営安定の取組に関する交付金法ですね、いわゆる経営安定対策交付金法、これの見直しをやろうとしたけれども先延ばししたと。今回は事業と予算だけでこの...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、この交付金法、大臣、法改正されるんですか。そして、戸別所得補償をそんなに力説されているわけですから、その戸別所得補償の方向に沿って交付金法も見直していきます、ないしは、交付金法の方向、すなわち認定農業者を中心にしながら経営安定の所得安定対策を講ずるという...全文を見る
○山田俊男君 大臣、そこは、だって行政施策はきちっと法律に基づいて実施するわけで、今も戸別所得補償に掛けている金は、継続した特別会計の金をここへ支出するという形の財源の論拠となっている大事な法律なわけですから、それはちゃんとやっぱり可能な限り一致させてそれは実施するということが基...全文を見る
○山田俊男君 大臣、戸別所得補償のモデル事業を実施するときに財務大臣から何点かにわたって指摘がありました。一つは、一体、対象農家を全ての販売農家にすることでいいのかどうかという指摘だったり、それから変動支払ということで、米価が低下した部分を補填するということでいいのか、それからそ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、そうおっしゃっておりながら、先物取引の試験上場を認可されたじゃないですか。間もなく先物取引が十一月限りに上場されるということです。  これだけの大災害が起こって、そしてセシウムのいろんな拡散の問題があって、一体、米の需給全体はどういう方向へ行くかということが...全文を見る
○山田俊男君 自民党が五月三十一日に衆議院の農林水産委員会に担い手育成総合支援新法を趣旨説明しているんです。大臣、御存じですかね。この法案は、意識的、政策的に担い手を育成していこうという内容のものなんです。先ほど来申し上げてきました食の再生実現会議の中間提言の中にも、この法案の趣...全文を見る
○山田俊男君 大臣にそこまで言われると、この政局の中で何かラブコールをいただいたような気持ちになっちゃったものですから、なかなかすぐにはこたえられぬのですが、問題意識は私も一緒だと思うんです。  そういう中で、大臣、取り巻く環境は財源的にも大変容易じゃないわけです。そして、大臣...全文を見る
○山田俊男君 誤解あっちゃいかぬのですが、私も、意欲ある小規模な農家も含めた多様な農家をきちっと元気にしていかなきゃいかぬ、対策を講じていかなきゃいかぬというのは全く同じ考えですから、それを踏まえた上で、重点の置き方や制度の仕組み方について申し上げているわけですから、ちゃんとあれ...全文を見る
○山田俊男君 この資料の二枚目にあります写真見てください。これは宮城県の北部です。私、日本農業新聞の写真なんですが、この写真を見て本当にもうびっくりして、かつ、どうしたらいいかという思いであります。右側の写真は稲わら、これ場合によったら五十万ベクレルとか六十万ベクレルの汚染してい...全文を見る
○山田俊男君 お願いします。  終わります。
08月05日第177回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  決算委員会で質疑の場を与えていただきまして、関係の皆さん、どうも大変ありがとうございます。  本日は、食糧法の運営の現状並びに、国の主食である米の先物取引の試験上場を農水省は認可されまして、八月のもう八日には今年産米についての...全文を見る
○山田俊男君 この点は食糧法の第八条、第九条に、これは集荷円滑化対策と併せて米穀安定供給確保支援機構という二つの規定がちゃんと置かれているわけですが、今実施していないということは、考えますと、またもう一回実施する可能性があるということですか。それとも、もう実施しないということであ...全文を見る
○山田俊男君 昨日、農林水産委員会で大臣に対しまして質疑させてもらいました。この鳴り物入りの米の戸別所得補償の仕組み、これも法律に基づいて実施しているわけじゃありませんよね。経営安定の交付金法が従来からありますけれども、必ずしもそれに基づいていないから、大臣はその法律の改正が喫緊...全文を見る
○山田俊男君 今こちらの方からも意見が出ましたが、本末転倒なんですよ。  大臣、国会のこのねじれ、このことが課題なんですか。それとも、そうじゃなくて、本来、法に基づいて行う行政推進は基本的にはきちっと法律に基づいて実施するということですから、国会にねじれであろうが何していようが...全文を見る
○山田俊男君 次に、備蓄の仕組みであります。  備蓄も食糧法上極めて重要な規定の一つであります。ところが、この備蓄の仕組みを播種前契約という手法に変えられたわけです。そうすると、一体、本当に過剰が生じたとき、例えば豊作や需要減でその年度に過剰が生じて米価が低落するとき、何らかの...全文を見る
○山田俊男君 民主党政権の今年の三月の一日に価格形成センターはそっと、どこにも見えない形でそっとなくなっているんです。廃止しているんです。そして、今年の七月にどうしました。七月にやったことは、先物の上場を、試験上場を認可したわけですよ。一体、それは価格形成センターがなくなったから...全文を見る
○山田俊男君 今、平成十六年の改正で、商品取引法に基づく商品取引については、従来は食糧法は認めていなかった、ところが平成十六年では認めた、だから先物上場、今はやってもいいんだと、こういうふうにおっしゃるわけですが、実は、平成十七年のときに、あのときに先物上場の認可の申請があったと...全文を見る
○山田俊男君 大臣、三月八日に申請したんですよ。三月十一日に大発災したんですよ。発災した後、今や四か月以上たっていますよ。それでかつ、稲わら、牛肉のセシウムの問題を含めまして、大臣、午前中の野村委員の質疑も含めて、昨日の農林水産委員会も、もう最近は新聞を読むと農林水産大臣が前面で...全文を見る
○山田俊男君 大臣、私は、農林水産委員会でも大臣に申し上げたはずであります。それから、お願いに大臣室へ行ったときも申し上げたつもりでありますが。  だって、認可をしなければいけない、公示期間ですか、終わった後、認可をしなきゃいけないまでの間を見たって一か月あったんですよ。この一...全文を見る
○山田俊男君 六月の二十五日に公示の期間が来ましたと。そこから、しかし実際的に大臣が認可して、認可する期間はぎりぎりまで、七月の二十五日まで一か月あったわけですね。だけれども、それを七月二十五日まで論議を尽くすということをされないで、七月の一日の日に大臣は認可されたわけですよ。そ...全文を見る
○山田俊男君 エールを交換するつもりはないんですが、私も鹿野大臣のことはよく知っている、本当に。よく本当にいろんな薫陶を受けたというふうに思っております。だから、私たちが、私も委員会で質疑したり、それから大臣に要請に行ったときに、大臣は本当に苦渋に満ちた顔をされていた、どうしたら...全文を見る
○山田俊男君 そこまで言われると同情を禁じ得ないわけでありますが。  ところで、今日は渡辺社長にお見えになっていただいております。渡辺社長の前職は何だったんですか。
○山田俊男君 郵政民営化を小泉内閣の下でおやりになる前は何だったんですか。
○山田俊男君 私もそれこそ渡辺さんとは、米の生産調整をどう進めるか、それから転作をどう推進するか、さらには食管制度の運営も含めて、さらには食糧法の改正の時代に合った転換をどう進めるかということで、一緒に相当の長期間にわたってやらせてもらった、激しい意見交換もしながらやってきたわけ...全文を見る
○山田俊男君 いやいや、そこまで言われちゃいますと、大臣、ガット・ウルグアイ・ラウンド以降のこの流れの集大成だと、それが先物だというふうにおっしゃったら、あとは行き着く先はTPPじゃないですか。そうでしょう。そういう流れの中でこれがあるということじゃないですか。ちょっと今は極めて...全文を見る
○山田俊男君 私も、WTOで基本的に合意するというのは私も賛成ですから、そういう立場ですから、だからそれはちゃんとしておりますが、どうも、この市場開放の前提として市場原理に任せるという思想があなたの前歴との関係で必ずしも一致していないんじゃないかというふうに申し上げただけでありま...全文を見る
○山田俊男君 少なくとも、今欧米というふうにおっしゃいました。欧米で、アメリカの先物の相場に大々的にヨーロッパが参加して、そこで価格形成をして、そして自分の国の指標にしているかと。そうじゃないでしょう。少なくともヨーロッパはやっていないですよ。そういう事実の中で、この日本が米につ...全文を見る
○山田俊男君 もう拍手が起こるなんというのは信じられないんですが、もう本当にどうかしているんじゃないかというふうに思いますが。  大臣、生糸については先物をやっていたんです。そして、私も古い歴史は知らないんですけれども、もう党の場でけんけんがくがくの議論があったというのは承知し...全文を見る
○山田俊男君 大臣、流通統制が外れたからやるんだとおっしゃるけど、流通統制外れていないんです、食糧法あるから、現に。だったら、おやりになるんだったら、食糧法をちゃんと改正してやるべきですよ。  だから、商品取引法の規定は外れましたよ。だけど、しょせんは食糧法があって、国が需給と...全文を見る
○山田俊男君 渡辺社長、先ほどの話にちょっと戻りますけれど、東京工業品取引所との統合を予定されていたわけですね。統合を予定されていた背景は何だったんですか。経営が苦しかったんですか。
○山田俊男君 一体、先物取引をおやりになって手数料はどのぐらい入るんですか。
○山田俊男君 取扱量が元々減って経営も苦しくて、会員からは解散を迫られていたというのが東京穀物取引所の現状だというふうに思います。  今回、これをやれば相当やっていけるという水準のものなんですか。
○山田俊男君 社長、失敗したらどうするんですか。解散するんですか、それとももう一度工業品取引所と統合をお願いするんですか。
○山田俊男君 大臣、お聞きしますけれど、大臣先ほど、この米の戸別所得補償が柱であります、それからさらには、この先物に上場して指標価格を実現していくということの意義をおっしゃったわけですが、大臣、先物取引で形成される価格を戸別所得補償の販売基準価格に採用するつもりですか、いかがです...全文を見る
○山田俊男君 それじゃ、現物価格というのは現行の相対取引の価格のレベルというふうに考えていいんですか。
○山田俊男君 現物の、大臣、価格形成センター、ちゃんと設けようじゃないですか。食糧法にも規定があるんだから、ちゃんとやればいいじゃないですか。そういう取組、ちゃんとやってこそ初めて意義があるというふうにお考えになりませんか。
○山田俊男君 そうすると、この相対の価格形成、現物の価格形成の仕組みを一体どんなふうにちゃんと位置付けるか、考えるか、整備するか、運営の在り方を考えるか、是非そのことに力を注いでいただきたいというふうに思います。  でないと、結局は、ずっと価格が下がる。下がった分を、何のことは...全文を見る
○山田俊男君 そのことと、もう一つは、結局はこれからの食糧法の運営をどう考えていくかということと関連しますので、食糧法の在り方、戸別所得補償にかかわる法律の在り方、その二つを一体どんなふうに考えながら運営していくのかということをちゃんと提起して、そして議論していかない限り、私は、...全文を見る
○山田俊男君 平野復興大臣、大変お忙しいところ、時間いただきましてありがとうございました。  私は、平野大臣に二点どうしても聞いておきたいんです。何かといったら、被災農地の扱いの問題なんです。  結局、被災地においてはいまだに水につかって瓦れきが残っている農地の扱いが皆さんの...全文を見る
○山田俊男君 今のようなお話を聞くつもりじゃなかったわけでありますが、まあ当然といえば当然の話ですからね、それは。そうじゃなくて、もう少し突っ込んでお聞きしたいんですけれどもね。  被災者にとってみると、とりわけ農業者、それからさらに、中小企業の商店の皆さんもそうだと思うんです...全文を見る
○山田俊男君 これで終わりますが、お願いがあります。  鹿野大臣、それから海江田経産大臣、それから野田財務大臣、今、平野大臣は、しっかりした買上げも含めた二重ローンの対策をやるんだというふうにおっしゃった。全然しっかりしてないんですよ。だから、この参議院で野党が全部一致して、野...全文を見る
08月23日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○山田俊男君 山田俊男であります。  今、民主党の代表選が新聞紙上やマスコミを大変にぎわしているという事情であります。ともかく震災の復興対策、それからさらには原発事故の収束の対策、さらには円高に対します対策が本当に必要になっているわけでありますので、ともかく早く、緊急にこれらの...全文を見る
○山田俊男君 鹿野さんらしいといいますか、そういう御発言だったかというふうに思います。  ところで、それだと早く急がないと間に合わないんではないですかね。ちょっと大変心配でありまして、鹿野大臣は、しっかり仕事をして、その上できちっと対応するんだ、判断するんだということであります...全文を見る
○山田俊男君 鹿野さん、今、筒井さんのおっしゃいました、一次産業を大事にしたいというその思いが新自由主義に消極的だということで評価しておりますということだったわけでありますが、一体、鹿野さん自身はこのことについてどんなふうに受け止めておられますか、お聞きします。
○山田俊男君 鹿野さん、大変大事なことを今おっしゃったわけでありまして、是非その観点で、一体農林水産政策を今後どんなふうに進めていくか、国民生活をどんなふうに安定、発展させていくかということを是非是非考えていただきたい、こんなふうにお願いするところでありますが。  ところで、今...全文を見る
○山田俊男君 その時点まで遡りますと、それこそ、竹中、小泉の自民党政権のときのその米政策改革、その世界の中でやはり新自由主義的な方向というのは生まれ出てきていた可能性があるわけで、それの総仕上げを今おやりになろうとしているのかということになっちゃうんです。  だから、新自由主義...全文を見る
○山田俊男君 それにしても、一社の委託玉でありますが、一定の意図を持って、そして頼み込んで、そして取引にほかの業者が出ているということであろうかというふうに思いますけれど、しかし、一社の委託玉が動いている、これはもう一〇〇%近く動かしているということになったときに、これは本当に透...全文を見る
○山田俊男君 東京穀物取引所の場合も、見てみますと極端に取引数量が本当に減っています、本当に減っている。あるべき取引数量のもう一割を切ってしまっているという実態にあります。  さらに、その取引している業者の内容でありますけれど、当業者と非当業者、言うなれば当業者は米を実際に扱っ...全文を見る
○山田俊男君 要は、食糧法に定めた全国価格形成センターを一方で廃止しておいて、それでこれをつくって、しかし一方、適正な価格形成が求められるんだと言っておられると。それだったら、ちゃんと全国価格形成センターを残して、それが活性化するような努めをやればよかったじゃないですか。今からで...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、鹿野大臣、これから大きな仕事をされるわけでありますから、是非まあそうしてほしいというふうに思いますが、そういう観点でこうした問題について検討していくということをしっかりやってもらいたいというふうに思います。  ところで、もう一つお願い事項があります。  ...全文を見る
○山田俊男君 これで最後にしますが、文芸春秋最近号を御覧になったかというふうに思います。野田大臣、代表選に名のり上げておられる候補は巻頭論文を十ページにわたって書いておられます。十ページにわたって書いておられて、農林水という言葉、どこに出てくるかといったら、十ページの中で二か所し...全文を見る
09月13日第178回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第1号
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○山田俊男君 ただいまから消費者問題に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条によりまして、不本意でありますが、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたし...全文を見る
○山田俊男君 ただいまの林君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田俊男君 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に山本博司君を指名いたします。(拍手)     ─────────────    〔山本博司君委員長席に着く〕
10月27日第179回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  質問の機会をいただきまして、大変ありがとうございます。  連日大変な御苦労があって大臣はちょっといつもの元気がないんじゃないかということをちょっと心配しながら、かつまた同情もしながら、しかし一方で、大臣、しっかりここで励まして...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、この資料の後に続いているんですが、ある国の食品安全に関する措置の変更が他国から一方的に求められることは想定しがたくというのは、これは間違いじゃないんですか。だって、もう既にそういう形で来ているわけだから。TPPの交渉に入っていませんから、その中で議論して...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、この一ページの下から二行目に、いずれにせよSPS協定で認められた食品安全に関する措置を実施する権利の行使を妨げる提案を受け入れることはありませんと、これも、読んでみても本当に突っかかるような難しい整理、言葉遣いになっているんですけれども、どう書くかえらい...全文を見る
○山田俊男君 日米経済調和対話における米国側の関心事項の中に、御案内だと思うけれども、残留農薬及び農薬の使用、それから食品添加物、さらには外国貿易障壁報告書では食品添加物、これもポストハーベスト、これらが書いてあるんです。これは一体、これはどういう内容のものなのか。どうぞ、これは...全文を見る
○山田俊男君 どうも指定手続の簡素化とか何とかと言われたって内容はよく分からないんだけれど、それは国民の食の安全、安心に影響するものなんですか、全然影響しないものなんですか。
○山田俊男君 それはいいですよ、科学的論拠に基づいてやってもらうのは正しいですから、それでいいというふうに思いますけれど、しかしその場合の、この書かれている基準の緩和、これについては、食の安全、安心、我が国の基準よりも緩和されることを求めているというふうに見ていいんですか。ないし...全文を見る
○山田俊男君 ポストハーベストも今は使っていないけれど、しかし、日本が使わないと言っているから使っていないけれど、今後はそのポストハーベストを、かかわる農薬を使わせてくださいと、こういう内容の要求というふうに見ていいんですね。
○山田俊男君 外務省の香川審議官、TPP交渉でこれらのことが当然求められるというふうに考えてもいいんですか。
○山田俊男君 遺伝子組換え食品についても表示のルールが議論になっているわけであります。表示をやめるとした場合は、遺伝子組換え食品が輸入されてきて、表示がないので知らず知らずに国民の口に入るようなことになるということと考えていいんですか。厚生労働省。
○山田俊男君 いや、消費者庁で対応していてもいいけれど、しかし厚生労働省は、表示については消費者庁なんだけれど、しかし遺伝子組換え食品の、何というのかな、扱いだったり検査だったり、それはやっているんでしょう。
○山田俊男君 これ、このよくある質問では、このよくある質問のこの資料ね、牛肉の輸入規制、食品添加物、残留農薬基準や遺伝子組換え食品の表示ルールについて、今は個別の食品の安全基準の緩和は議論されていないが、今後提起される可能性もあるというふうにしているわけでありますから、そういう面...全文を見る
○山田俊男君 ちょっと次に、話題変えまして、このよくある質問についてのこの医療・保険のところについてでありますけれど、TPP協定交渉において議論の対象となっておりませんというふうに明記しているわけだ。  ところで、ニュージーランドと米国との交渉において、これは御存じだと思うんで...全文を見る
○山田俊男君 もう一つ、そこにあるんだけれど、TPP協定交渉参加国間のFTAでは公的医療保険制度は適用除外とされている、こう書いてある。しかし、米国と韓国とのFTAでは、もう最近物すごく話題になっているわけだから御存じだろうと思いますが、特区で米国資本の病院が建設されて、韓国の医...全文を見る
○山田俊男君 これも既に日米経済調和対話では、医薬品や医療機器で米国側の関心事項として多くのことが出されていて、薬価についても、それからさらに医療機器の保険適用についても要求が出されている。これ、当然TPPの場でも議論が出てくるのじゃないかというふうに考えるわけであります。  ...全文を見る
○山田俊男君 いやに自信たっぷりな言い方であるわけでありますが、ところで、米韓FTA、その場で、医薬品について米国の要求をほとんど受け入れる結果になってしまっている。例えば、独占的特許などについて米国の要求をほとんど受け入れている。さらには、医薬品に係る政策に対して米国が異議を申...全文を見る
○山田俊男君 政府全体として慎重に検討していくという決意だけはいいんだけれど、しかし、おっしゃっているような透明、適切なルールで決めておりますよということだけど、その透明、適切なルールと言っている部分に米国がいろんな形で、今までの対日年次改革要望書であったり、それから今新しく始ま...全文を見る
○山田俊男君 ああ、そうか。名前が違っていました。
○山田俊男君 競争条件について同等性を配慮していきたいということですね。そうすると、アメリカ側の金融会社等々の間でも同等の対応になるように配慮していくという観点で受け止めていいわけですか。
○山田俊男君 いずれにしても、この議論もどういう形で進展するのか、きっちり関心を持って見ていかなきゃいかぬというふうに思っております。  農水省は、ここで言っている、日米経済調和対話で言っている共済の分野についてどう受け止めていますか。
○山田俊男君 どうも、香川さん、よくある質問の資料を各省が一緒になってまとめましたよということでありますが、大体、どこの資料か全然書いていないわけよね。それから、各省一緒になってまとめたということも一切書いていない。それから、大体文章が物すごい難解。そうでしょう。難しいことを何と...全文を見る
○山田俊男君 政府調達のことについてちょっとお聞きしたいわけであります。  政府調達についても、現在もWTO協定にあるわけでありますけれども、我が国においては現在一体どういう運用になっているのか、これをお聞きします。
○山田俊男君 今のところ、TPPのP4協定については地方は対象にしていないということなんだけれど、ところが、これは各国のFTAでは地方もあるんですよね。だから、地方もある。これはどっちかな、総務省かな。  それで、このTPPにおいても地方自治体に拡大すると、そうすると様々な問題...全文を見る
○山田俊男君 今答弁がありましたように、この協定交渉の分野別状況、よく書いてあると思うんですよ。そして、その部分のここの中に地方機関が調達対象になるというふうになった場合は大変な課題が生じますよということを書いてあるわけで、要はそのことを十分念頭に置いたTPPにかかわる議論をちゃ...全文を見る
○山田俊男君 鹿野大臣にお聞きしたいわけでありますけれども、そういう動きが、大変なアメリカの業界団体が強い動きをしているという中で、今政府の中で、ないしは党の中で、民主党の党の中で議論があります。まず協議に入って、納得ができないなら出ればいいという議論があるやに聞いていますが、こ...全文を見る
○山田俊男君 今、確かにそうかもしらぬけれども、しかし、そういう動きがあるということは当然のこと、もうそれはちゃんと情報収集された上でこの問題を考えていくと、僅かな期間であとどうするかということを判断していかなきゃいかぬわけですから、というふうに思うんですよ。  それで、当委員...全文を見る
○山田俊男君 また、大臣のこの発言の中で、WTOドーハ・ラウンド交渉については、多様な農業の共存を基本理念とし、引き続き取り組んでまいりますというふうに書いてあるんですよ。  ところで、WTOの取組姿勢と、それと、経済連携協定の分野に書いてあるんだけれども、経済連携協定の取組と...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、お聞きしますけど、経済連携協定の中の一つの分野になるのかもしれませんが、TPPについては、大臣、多様な農業の共存を主張していかれないんですか。
○山田俊男君 参加するかしないかというのは、いいわ、それは、念頭から外してもいい。しかし、農林水産大臣発言の中の経済連携協定の、経済連携については云々として、そして、そこに一つの例としてWTOのことが書いてあって、多様な農業の共存を基本理念として引き続き取り組んでまいりますと書い...全文を見る
○山田俊男君 もう一度聞きます。  TPPについては参加するかどうかという判断はしていないよというふうにおっしゃる。だけど、包括的経済連携協定方針の中には二国間のEPAもFTAもWTOも、それからさらには、このTPPのことも触れてあるわけじゃないですか。  じゃ、TPPは参加...全文を見る
○山田俊男君 FTAAPね、FTAAP、これは場合によったら、先ほど言ったアメリカの各団体がTPPを関税撤廃を基本として、関税撤廃だと、除外は認めないということで進んで、そのことによって、FTAAP、環太平洋の国々との取組について、それを、除外ってやつを徹底していくんだと書いてあ...全文を見る
○山田俊男君 大臣はそこら辺の事情をよく見極めておられるのかなというふうに思います。というのは、除外も主張するような動きがあるというふうにおっしゃっているわけでありますから、多分そういうことなのかもしらぬと、こんなふうに思います。  多様な農業の共存というのは、ウルグアイ・ラウ...全文を見る
○山田俊男君 最後にして、そして大臣に一言お願いしたいんだけれども、大臣、今、多様な農業の共存ということを頭に置いてやりますというふうにおっしゃった。いいですね。TPPについても、それからそれの、場合によったらアメリカが狙っているような、場合によったらAPECのそれぞれの国々が期...全文を見る
○山田俊男君 じゃ、終わります。大臣、頑張ってください。
11月17日第179回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  野田総理と質疑できないのは残念でありますけれども、しかし、満を持してTPPにつきまして各閣僚に質疑したいというふうに思います。率直な意見交換にしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  最初に、藤村官房長官にお願いし...全文を見る
○山田俊男君 お手元の資料に、枝野経済産業大臣が、首脳会談前日のカークUSTR代表と会談の前にペーパーを読んでおられる写真があるわけであります。テレビの映像からこれは取ったものでありますが、まさにその内容たるや、ホワイトハウスのホームページに載っていたもの、全く内容そのものじゃな...全文を見る
○山田俊男君 枝野大臣は言っていないというふうにおっしゃる。ましてや、この紙については、総理の会談前にまとめた資料を参考に見ただけだというふうにおっしゃっている。しかし、総理は言っていないというふうにおっしゃっている。しかし、ホワイトハウスのホームページには載っている。全く同じ文...全文を見る
○山田俊男君 結局もう総理の発言だと出ていてそれを訂正しない。訂正しないということであれば、それはもう世界中にそれを認めたということでしかないわけじゃないですか。その背景の中に枝野大臣の重要な、重要な一つの行為があったと。  何で総理が発言される前に、発言される前でしか私は承知...全文を見る
○山田俊男君 それにしても、ホームページの発表と、それと事実関係は明確に異なるわけで、一体、外務省はちゃんと本当に抗議したんですか。抗議したしたと言っているだけじゃないんですか。外務大臣に聞きます。
○山田俊男君 本当に、じゃ一体、誰がどんな形で、外務省、申し入れられましたか、お聞きします。
○山田俊男君 相手はどなたですか。
○山田俊男君 要は、全く、こういう雰囲気、言うなれば、ホワイトハウスのホームページに載っていたこと、さらには、枝野大臣が紙は参考資料だ、あくまで、それは言わなかったというふうにおっしゃっているんだけど、だけど、その内容で、そのままで事態が進んでいるわけじゃないですか。一体、そうい...全文を見る
○山田俊男君 もう既に米国から、牛肉、それから自動車、保険で注文が付いているというふうに報じられているわけでありますけれど、これはどういう場面でどういう形で出てきたものですか。外務大臣にお聞きします。
○山田俊男君 これまでどおり二国間での交渉を続けていくと。言うなれば、まさに事前協議がもう既に始まっていて、そして米国から注文が付いているということ以外の何物でもないじゃないですか。一体、そういう形でどんどん出てくるものに対して、どんな形で整理して、どんなふうに結論をお出しになる...全文を見る
○山田俊男君 玄葉大臣、牛肉や自動車や保険については二国間で申入れがあった、議論があった。これは、TPPの協議の課題とは違うという理解ですか。
○山田俊男君 もう既に対日年次改革要望書があったり、日米経済調和対話、そういう会合の中で様々な要求は来ているわけじゃないですか。それらが全てこの事前協議の対象になっていくということでしょう。どうですか、もう一回ちゃんと聞きます。
○山田俊男君 もう全く整理ができていないということは明らかだ。牛肉の問題について、今印象でおっしゃったかもしらぬけど、自動車とか保険の問題はどうですか、それじゃ。自動車とか保険はまさにTPPの主要なテーマになるじゃないですか。
○山田俊男君 これはTPPの範囲内のことだと、これは個別交渉のことだと。そんなことはあり得ないでしょうが。その一連の中で事態が進んでいくわけでしょう。要は、そのことについての認識が全くできていないということなんだ。  枝野経産大臣、どんなふうにお考えですか。
○山田俊男君 あらゆる物品とサービスをテーブルの上にのせるというふうに、日本は言っていなくたって、向こうはホームページに載せているんですよ。だから、あらゆる物品とあらゆるサービスがもう既に交渉のテーマにのっているということなんだよ。  とすると、協議の上、結論を得るというふうに...全文を見る
○山田俊男君 鹿野大臣、鹿野大臣は参加でなくあくまでも協議だと、その後入るかどうか結論を出すというふうに会見でおっしゃっているんだよ。鹿野大臣は、どうですか、今のやり取りから見るとみんな外されているんじゃないですか。もう協議に入っているんですよ。だから、いつ何どき鹿野大臣は、それ...全文を見る
○山田俊男君 これは個別協議、これはTPPの範囲なのかもしらぬというふうに、頭の中が全く整理付かないまま交渉に入っていて、あらゆることが向こうから提案されてきていて、それについて対処のしようがない、それぞれが、分類のしようもない、手順も決まっていない、判断基準も決まっていない、こ...全文を見る
○山田俊男君 玄葉大臣にお聞きしますが、御案内のとおり、米国はファストトラックの条文、今は変わりましたが、慣例に従って議会に対してちゃんと承認を求めて進めると言っているわけだ。その議会に対して、議会が様々な要求があるから、その議会を説得するための事前協議が何か月間か掛かると言って...全文を見る
○山田俊男君 いや、いいです。  結局、こうなってくると、交渉に入ったら秘密主義なんだよ。ところが、交渉に入る前に、もう実質的に全部政府に権限を委ねるためのあらゆる議論が出てくるんだよ。議会からあらゆる注文が付くんだよ。その注文に対して、一体日本はどうするんだという前提条件が求...全文を見る
○山田俊男君 総理はこう言っているんだよ。交渉の途中で情報だけもらって、それを日本の国民に周知し、参加できるかどうかの結論を得るとね。だから、そういう形でやるということになっちゃうと、一体いつ何どきどういう手順を踏んで、そして参加判断、結論を出すんですか、官房長官。
○山田俊男君 もう交渉の手順も判断基準も、さらにアメリカの交渉の仕方も議会との関係も、ほとんど整理が付かないままこのままTPPに突入したら大変なことになっちゃう。絶対に表へ出てこれなくなっちゃう。日本は首つるしかなくなっちゃうんだよ。だから、ここは、絶対にここで参加はやめなきゃ駄...全文を見る
○山田俊男君 これで終わりますが、ともかく日本は、アジアの成長力を取り込むというのなら、アジアとの連携、アジアのリーダーとしての役割を果たして、TPPの内容については、形と内容が悪い、日本は入れないというふうな言明をすべきだというふうに申し上げて、終わります。
11月18日第179回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。本日はこの機会をいただきまして、大変ありがとうございます。  何せ、参議院での法案の作成、それから審議、そして、衆議院に回りまして、三党の長い協議、そして衆議院の修正案の作成ということで、関係の皆さん大変な御尽力をいただきましたこと...全文を見る
○山田俊男君 今、谷先生からお聞きしたとおり、きちっとこの法第一条の狙いに沿ってこの大事な部分を運用していくんだよということをおっしゃっていただいたというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。  さて、これは内閣府にお聞きしたいんですが、買取り債権の金融機関における税務会...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、機械的な調整率の評価でなくて、何度も言います、復興によって価値が適正に戻ってくるというこの見通しですよ、これをきちっと踏まえたものにしてもらわないと本当に復興進まないからね、是非お願いします。  二つ目は、二次ロスの扱いと関連した税務会計上の扱いなんです。...全文を見る
○山田俊男君 この点につきましては、それこそこの法案作成に本当に御尽力いただきました近藤先生、片山先生、谷先生始め、皆さん一生懸命にちゃんと見ておってくれるというふうに思いますけれども、どうぞ内閣府、この点スムーズに、きちっと進むように、不安のないように進めてもらいたいと、こんな...全文を見る
○山田俊男君 大変ありがとうございました。被災者の悲しみにこたえるべく、復興、再生に向けて全力を挙げましょう。  以上で終わります。ありがとうございました。
11月30日第179回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
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○山田俊男君 私の方は、経済産業省にお聞きしたいというふうに思います。  タイはアジアの仲間として、我が国にとり大変重要な国であるというのは言うまでもないと思うんですね。ところで、経済産業省はどちらかというと、最近はどうもTPPの方ばっかり向いているから、アメリカばっかり向いて...全文を見る
○山田俊男君 いや、恐縮です。  皆さんに質問というわけではないんですが、会長にお願いしてみたらどうかなと思っただけで。  政治が介入する話じゃないかもしれませんけれども、タイの皇室と日本の皇室というのは特別な関係にもずっとありますので、果たしてここまでの間に日本の皇室からタ...全文を見る
11月30日第179回国会 参議院 本会議 第9号
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○山田俊男君 自由民主党の山田俊男です。  自由民主党・無所属の会を代表して、東日本大震災復興特別区域法案について質問します。  もう被災地では雪が降っています。被災者の皆さんにとっての一番の問題は、これからは生活や活動が制約されざるを得ないことです。雪国に育った者にしか、こ...全文を見る
12月16日第179回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○山田俊男君 冒頭、去る十二月九日の衆議院の農林水産委員会におきまして、千百六十七万人にも及ぶ国会請願に対しまして鹿野大臣が極めて真摯に対応いただいたわけでありまして、私も大変感動しましたが、残念ながら当委員会ではそこまで実現ができませんでして、大変残念でありました。  今日は...全文を見る
○山田俊男君 要員は全体で五十人ということですが、各省別にどんな体制で組んでおられますか。そして、場所はきちっとそれら要員がワンフロアにいて仕事ができる、ワンフロアでなければ二階、三階のフロアでちゃんと連絡を取ってやれると、こういうことになっているんですか。
○山田俊男君 各省の人数はどのぐらい考えておられるんですか。
○山田俊男君 大変な私は交渉になるというふうに思います。もちろん、協議の上、国民的議論を行って参加しない、ないしはアメリカから、ないしはTPP参加国から、日本は今入れると邪魔だから結構だというふうな話になれば別なんでしょうが、しかしそれにしても、一方で韓国とやります、さらには、オ...全文を見る
○山田俊男君 確かに、かつてはアジアとの二国間のEPAを進めるときにそれぞれ専門的な委員会を設置して、農業団体から出ます、それから経済界からも出ますということだったわけですが、しかし事務局に入るみたいなことはなかったわけで、まさかこの事務局つくって、それで経団連から何人か人が入っ...全文を見る
○山田俊男君 内閣府の規制・制度改革の取組みたいに、民間人が、規制改革の関心事項を持っている民間人がどおんと入ってきて、それが委員の中の大宗を占めている、メンバーの中の半分以上を占めているみたいなことでこんなことが進むということになったら絶対駄目だからね。それはもう絶対許さないか...全文を見る
○山田俊男君 鹿野大臣、農水省は一体どういう参加の仕方をされるのかというのは大変気になるんですね。大臣はいまだに、協議のために情報を得るんだ、協議をして情報を得るんだということで、参加という言葉は一言も使っておられないわけ。そういう立場で、しかしこの事務局にどういう形でかかわるか...全文を見る
○山田俊男君 大臣、しっかりその体制を仕組んでもらいたいというふうに思います。参加するか、参加しないか、決裂するか、終わるかもいいですよ。だけど、今しっかり取り組んでおかないと、参加の判断もやめる判断も情報が得られないということを大変心配するからであります。  さて、野田総理は...全文を見る
○山田俊男君 それだと、副大臣、結論を得るということは、じゃどういうことなんですかね。そのときの判断基準は何なのか、何か判断基準をこれはお持ちですか、お聞きします。
○山田俊男君 おっしゃるとおり、総理がそうおっしゃっているというのは私も承知しています。  国益の立場に立って、観点で判断するというふうにおっしゃいますが、国益は、日本経団連も主張しているのも国益です。マスコミが主張しているのも国益、一千百六十七万人の署名の請願者が訴えているの...全文を見る
○山田俊男君 鹿野大臣、鹿野大臣は、国民的な論議を経て結論を得ていくと、こうおっしゃっておられるわけですが、どうも鹿野大臣は何か基準をお持ちじゃないかという気がするんです。だって、そう言う以上は判断基準が必要なんだから。だから、鹿野大臣の判断基準は何ですか、お聞かせください。
○山田俊男君 大臣、分からないんだよ。一体各国がどういう情報を持っているか、そして、それをちゃんと聞いた上で判断していくという場合に、こちら側の判断基準、大臣の判断基準、おおよそこういうものだよということが必要になるじゃないですか。例えば、センシティブ品目についても除外だとか、そ...全文を見る
○山田俊男君 外交案件なわけでしょう。確かにそうだと思うんです。だから、今、今度外務省の審議官にお聞きしようというふうに思いますけれど、外交交渉上は、今それこそ鹿野大臣おっしゃったように、外交案件だから場合によったら出せるもの出せないものがあるというふうにおっしゃるんじゃないかと...全文を見る
○山田俊男君 これは石田副大臣、又は片上審議官、農産物だけがセンシティブ品目を抱えて、そして難しい判断をせざるを得ないものをたくさん抱えているというだけじゃなくて、経済産業省が管轄している鉱工業製品に関しても相当数の、相当数の品目のセンシティブ品目があるんです。今まで、WTOの交...全文を見る
○山田俊男君 片上さんね、もう既に医薬品や医療の扱いや、それからISD条項の扱いや、それからGMO等安全安心基準の扱い、これらについて様々な、例えばアメリカから対日年次改革要望書で相当な働きかけがある、それから貿易障壁に関する報告書で注文が付いているとか、様々なものがあるわけです...全文を見る
○山田俊男君 先ほど石田副大臣の方からもありましたが、閣議決定とかみたいなことを考えておられるのですかねみたいなお話もありましたけれども、どういう局面で、どういう判断基準で判断していくことになるのか。それは閣議の決定なのか、それから総理の判断なのか、場合によったら、物すごい国民的...全文を見る
○山田俊男君 片上さん、マランティスUSTR次席代表、それからカトラーUSTR代表補が来日しているわけですね。一体どういう話があったんですか、また、誰と会ったのですか、聞かせてください。
○山田俊男君 品目の話出なかったんですか。例えば牛肉であるとか自動車であるとか郵政や保険であるとかという話ですが、いかがですか。
○山田俊男君 どうも、片上さん、やはり二国間の懸案事項について話し合われたというふうにおっしゃっているんだけど、その二国間の課題、これはもうTPPとは関係ないんですか。
○山田俊男君 オーストラリアとかニュージーランドの情報を新聞その他で見さしてもらうと、それぞれの国民の中に非常な不満が高まっているという情報が見て取れるんですよ。それは何かといったら、要はTPPの九か国、それからP4に入っておられたニュージーランドですら、一体、この交渉の中で情報...全文を見る
○山田俊男君 秘密交渉して、また秘密交渉になっちゃって、それで結局はもう追認させられるだけだということに決してならないように、石田副大臣、事務局体制の要として仕事されるわけですから、その点、もう注意に注意を重ねてやってもらわなきゃいかぬと。  それで、これは皆さんにお願いする話...全文を見る
○山田俊男君 石田副大臣、是非、覚悟というか情報をきちっと出していく決意、それをもう一回おっしゃってください。
○山田俊男君 片上さん、教えてもらいたいんですが、コンプリヘンシブという英語はどういう訳なのか、これ聞きたいんですよ。  というのは、野田総理はオバマ大統領との首脳会談で、全ての物品とサービスを貿易自由化のテーブルにのせるというふうに発言されたとホームページに載っているわけ。片...全文を見る
○山田俊男君 ホワイトハウスのホームページにコンプリヘンシブという言葉はあったですかね。
○山田俊男君 これは分野が広いとか、分野が多くて広いとか、それとも全体的ということですかね。それとも、今ホームページにはないというふうにおっしゃるからあれなんだけど、全ての物品とサービスという類いのことも含んだ言葉なんですかね、コンプリヘンシブというのは、そして包括的という言葉は...全文を見る
○山田俊男君 私これ見付けたんですけど、二〇〇七年のUSTRの声明なんですが、韓国と米国とのFTAについての当時署名なされたときの文書に、最初に出てくるんです、コンプリヘンシブってね。そして、中身は、コンプリヘンシブ・トレード・アグリーメントと言っているんです。要は、これは包括的...全文を見る
○山田俊男君 ところで、十二月五日の日に米国の六十三の農業団体などが、日本がTPP交渉に参加できるようカークUSTR代表に書簡を出しているんです。私も今年の九月にアメリカの有力な農業団体に相当数お会いしてきましたが、その場合、まあ日本が入るということについては、まあ余り歓迎しない...全文を見る
○山田俊男君 まあ、自分から言うのもあれですが、私はもう徹底したかたくななまでのTPP交渉参加反対の論者であると自分で自認しているつもりでありますから、これ以上この次の質問をするのはなかなかはばかられるわけですが、だけど、ちょっと言わせてもらいますと、実は、このコンプリヘンシブと...全文を見る
○山田俊男君 先ほども言いましたが、そういって、私は米だけ除外されればいいなんというふうに全く思っていませんからね。砂糖や乳製品や牛肉や酪農品や小麦、これはもう重要な作物があるわけで、総理がセンシティブな品目に配慮しなんと言ったときには、間違いなく、少なくともこの六つはちゃんと対...全文を見る
○山田俊男君 今、片上さん、ここが大事なんだよ。二〇〇八年四月と言ったでしょう、リクエストとオファーしたというふう……(発言する者あり)二月ね。リクエストとオファーの内容、示されていますか。農林水産省、知っていますか。知っているかもしらぬな。知ってなきゃ、そんなの、交渉にならない...全文を見る
○山田俊男君 ようやくここでここにたどり着いた。言うなれば、TPPの交渉、大臣、みんなそうなっちゃうんだよ。結局、アメリカとの間の話、それから各国との話、それからみんなの国とのマルチの交渉にしてからが、結局、多分、今の言葉の、片上さんが悪いと言っているわけじゃないけれども、今の言...全文を見る
○山田俊男君 だからこそ今の段階で、今、今の段階で我々の判断基準、大臣の判断基準というのを、大臣の腹には持っていますよということじゃなくて、それこそ国民的な議論の中で判断基準を定めておかなきゃいかぬのですよ。それじゃなかったら最後になっちゃうんです、交渉の結果として。  だって...全文を見る
○山田俊男君 今大臣、率直におっしゃっていただいて、実は、我が国はFTAAPについてそこへ進めるという方向で議論をしているんだと。まあFTAAPまで行かないにしても、ASEANプラス3とか、ASEANプラス6とかいう議論も含めて、アジアとの連携をどうするかということが大きな課題で...全文を見る
○山田俊男君 大臣、ASEANプラス3、ASEANプラス6、それから日韓も、それからほかの国々との連携も進めようとしている、進めようとしているとおっしゃったね、今。  とすると、TPPについては、いや、進めようとしているわけではない、何の判断もしていない、情報を得るために、とも...全文を見る
○山田俊男君 どういういきさつがあったかは分かりませんが、しかしアメリカが受け止めているのは、そうでしょうか。世界の国々が受け止めているのは、日本は交渉参加の判断をした、全ての品目、サービスを自由化のテーブルにのせる、こういう受け止めですよ、だって、そうでしょう。その中で、私は、...全文を見る
○山田俊男君 それだったら、そういう形の世論をきちっとつくらなきゃいかぬ。  石田副大臣、あなたは事務局体制の責任者としてこの仕事をしていくというときに、もう、どこにあなた自身が足を置いているかということが物すごい重要だよ。だって、それじゃなかったら、農水大臣がここほどまでちゃ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、大臣のことはよく分かっている、いろんなことをよく分かっているつもりでありますけれども、事ここに至って、そしてアメリカからもUSTRの関係者がたくさん来ます。それから、日本からも民主党、与党の代表も何人かはもうアメリカへ行かれる。もうどんどんいろんなことができて...全文を見る
○山田俊男君 石田副大臣、鹿野有力閣僚がここまでおっしゃっているんですよ。それは総理と同じだとおっしゃっているんだから、そこは副大臣も、参加を前提としないと、参加を前提としない協議なんだということをはっきり確約してください。
○山田俊男君 もう残念ながら、もう一言で、時間がなくなっちゃった。  要は、参加を前提にしたのか、していないかということが大事なんでね、ここ、ちゃんと閣僚間で統一してもらいたい、こんなふうに申し上げて私の質疑を終わります。  ありがとうございました。