山田俊男

やまだとしお

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

山田俊男の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第183回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  私は、第一次の安倍総理の下の参議院議員として選ばれたわけでありますが、今日は安倍総理に初めて質疑をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。  さて、安倍総理は大変思い切ったスタートダッシュをされたわけでありまして、リー...全文を見る
○山田俊男君 本日は、TPP交渉参加撤回を求める会を早朝から百三十名の議員が集まりまして議論をさせてもらいました。その際、さきに外交・経済連携調査会で決めました六項目の我々の基本的な姿勢、さらには、それの具体的な国益というものの基準、この考え方を六項目にわたりましてそれぞれ決定し...全文を見る
○山田俊男君 党内に様々な意見があるということは否定しませんが、しかし、圧倒的な過半数の自民党の議員がまとまった議連でこの六項目についての国益の基準を決めたということでありますから、それをきちっと踏まえていただきたい。  さらには、今総理がおっしゃいました、六項目をちゃんと踏ま...全文を見る
○山田俊男君 ところで、今年の一月二十四日に米国議会調査局は報告書を出しておりまして、その中で、日本がTPPに参加する可能性が非常に高いといって、何度も日本と二国間の交渉が行われているというふうに書いていまして、どうもあの調査報告書を見ていますと、日本が交渉に参加するということを...全文を見る
○山田俊男君 政権が替わったんですから、事務方も前のめりの前政権としっかり違うという意識をしっかり持って対応してもらわなければならないということをしっかり申し上げておきます。  例えば、こういうことも心配しなきゃいかぬのですよ。といいますのは、聖域なき関税撤廃を前提にする限りと...全文を見る
○山田俊男君 総理が訪米されまして、それで首脳会談で、例えばオバマ大統領から日本の固有の事情に配慮するみたいなような言い方をされて、そのことを事務方が、通訳も入っているんでしょうが、いや、よくできたよくできたみたいなような話で事を進めるとすると、これはもう大きなミスであります。 ...全文を見る
○山田俊男君 私が前政権のときの予算委員としてこちらの方に座っておるときに、前政権の閣僚から、山田さん、米だけは交渉に入って取れますから、だから交渉に入りましょうよという話がありました。私は、いやいや、もうそれは絶対そういうことはありません、その程度の話では決してありませんよとい...全文を見る
○山田俊男君 総理のきちっとしたその決意で臨んでいただきたい、こんなふうに思います。  さて、自動車の問題について、二〇一二年四月のワシントンでの首脳会談におきまして、オバマ大統領から野田総理は牛肉や保険と並んで自動車について具体的な注文が付いているわけであります。その間の事情...全文を見る
○山田俊男君 アメリカでは、自動車会社の経営協議会の皆さん、さらには労働組合の皆さんが大量動員されて、自動車の問題について日本と妥協はできない、日本のTPP交渉参加は反対だというデモンストレーションをやっておられるというふうに伝わってきております。  自動車の問題が極めて重要な...全文を見る
○山田俊男君 現在、自動車の問題については、もう数字は太田大臣も、皆さん頭の中に入っておられるというふうに思いますが、我が国から太平洋を越えて百五十万台の乗用車がアメリカ合衆国に入っているわけであります。さらに、現地生産を北米で三百五十万台生産している。合計五百万台の車がアメリカ...全文を見る
○山田俊男君 太田大臣はこの点についてはどんなふうにお考えですか。
○山田俊男君 アメリカという国はなかなか容易でない国であります。自分の要求を実現すべくしっかり頑張るという国であろうかというふうに思います。ですから、農業でも日本に妥協を迫って、更に自動車でも自由貿易に反する規制を日本に求めてくるということが大いに考えられるわけであります。  ...全文を見る
○山田俊男君 もちろん、今の総理のお言葉はかなり心強いものがあるわけであります。  さて、オバマ大統領は再選後初の一般教書演説におきまして、TPPについて、アメリカの輸出の増加と雇用の増加、そういう形でアメリカの主張を更に強化する、さらには、アジアの成長を取り入れるためにアメリ...全文を見る
○山田俊男君 総理、日本の国益を守るとおっしゃるときの日本の国益とは何かと、そこのことが非常に難しくなってくるわけでありまして、そこが安倍内閣、安倍総理の思いがきちっと出なきゃ駄目だということであります。  総理は、初めて総理におなりになったときに「美しい国へ」を出版された。私...全文を見る
○山田俊男君 総理のふるさとへの熱い思いをちゃんと聞きました。それをベースにして日米交渉にもちゃんと当たってもらいたいし、さらには、我々の六項目、農産物を始めとする六項目の公約にきちっと国益を考えて対処してもらえるというふうに期待するところであります。  さて、私は、今どうも経...全文を見る
○山田俊男君 先ほど総理は、産業競争力会議があって、建設的なかつ前向きな議論がちゃんとあったんだよと、農業についても、というふうにおっしゃいますが、しかし、どうもメンバーを見ていますと、東京一極集中で何が悪いと、経済財政諮問会議と規制改革会議こそが改革のエンジンだというふうにおっ...全文を見る
○山田俊男君 本当に、産業競争力会議のメンバーとの議論の中では、この我が国経済の歴史やそれからさらには発展の経緯の中で、その中で日本の農業があるということだけ十分踏まえておいていただきたいというふうに思うんです。農地が大変高騰して、そしてそれが資産になっている、なかなか動かない。...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。林大臣、しっかりやっていただきたい、こんなふうに思います。  もう一点、これは規制改革会議、これは農業と農業団体へのどうも評価といいますか、批判がいろんなところで出ているやに新聞報道があるわけでありますが、私、一つのことを申し上げますけれども、正月の...全文を見る
○山田俊男君 もう時間がなくなりまして、東日本大震災、原発事故対策等についてやりたかったんですが、残念ながらこの次の機会に譲ります。森大臣、登場いただこうと思ったんですが、残念です。石原大臣も大変済みません。  以上であります。終わります。
05月13日第183回国会 参議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  こうして立っているうちにもうテレビの放映が終わるということでありまして、国対と理事の皆さんからは、いや、山ちゃん、ともかく深夜の放送の方が視聴率が高いんだよというふうに言ってくれていますので、それで頑張らさせていただきます。 ...全文を見る
○山田俊男君 是非、茂木大臣、しっかり東電を指導してもらいたい、こんなふうに思います。  さて、農水省は、原木の除染、それからさらに汚染されたシイタケが発生しないような生産工程管理の指針を出して指導をされているわけであります。しかし、これをやるにはやはり相当のコストが掛かるとい...全文を見る
○山田俊男君 もう一つは、これは原木シイタケ農家が自ら里山の除染を、とりわけ原木を集める、ないしは山から取り出せることができるように自ら除染をする取組を行おうということで、自分たちで里山の除染を図るための里山再生基金をつくるという取組を行っているわけですが、こういう取組に農水省や...全文を見る
○山田俊男君 実は、原木シイタケといいまして、しかし、キノコ類、全体としてのキノコ類ですね、これは何と、日本の山から生産される木材の産出額と、それとキノコ類の生産、産出額は同じなんです、同じ規模。いかに、逆に言いますと山から産出される木材の価値が低いか、量が少ないかということと、...全文を見る
○山田俊男君 林大臣、何かありますか。
○山田俊男君 もう一点、これは石原環境大臣にお尋ねしておきたいんですが、汚染された稲わらや、それから汚染堆肥、さらには汚染された牧草、それから果樹等の除染のための剪定枝や樹皮、こうしたものが一時保管されている場合もあるんですが、しかし一方で、それぞれ圃場の隅に積み上げられていたり...全文を見る
○山田俊男君 しっかりそうした取組をやってくれるところ、そこに支援策をきっちり講じて進めてもらいたい、こんなふうにお願いします。  これら農家の苦しみに加えて、先ほど林大臣からもちょっとありましたが、実はアベノミクスの明と暗がありまして、これは見事に総理は為替の是正と株価の上昇...全文を見る
○山田俊男君 いや、大臣、もちろんそれは承知しての話でありますが、確かに価格安定制度があります、それからセーフティーネットがあります。しかし、それにしても、価格安定制度があっても、国の補填があっても、生産者の負担額は配合飼料の価格の場合は上がっていってしまっているわけでありますか...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、その適切なんですが、きっちり危機感を持って対処してもらいたいというふうに思います。本当に農家は、原発のこと、さらには、今お話のありました燃油等、エネルギー等のこと、さらにそれに加えまして、実はTPPも含めて将来が大変不安だという声がいっぱい出ているわけであり...全文を見る
○山田俊男君 そうすると、総理の顔は両面ですということですかね。ともかく、後者の顔をみんな期待していますから、だから総理、きちっと決断してもらえるものというふうに期待していますから、どうぞ頑張っていただきたい、こんなふうに思うんです。  さて、これは甘利大臣にちょっとお聞きして...全文を見る
○山田俊男君 私もニュージーランドの外交官のその話はよく承知しているわけでありますけれども、USTRはともかく、米国の下院歳入委員会、上院財務委員会等々と定期的に協議を行っていまして、TPP交渉について数百回にわたり協議を行っていると、こういう言い方であります。ニュージーランドが...全文を見る
○山田俊男君 それは党の決定でありますが、ないしは党の決定になっていく公約でありますが、どうぞ内閣としてどう臨むかという方針作りにつきまして是非是非示していただきたい。でないと、民主党政権で二〇一一年に作った菅内閣のときの包括的経済連携協定方針、あれが日本の方針かと、あれしかない...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、総理も、美しい森林づくり運動、まだ続けているといいますから、是非、この木質バイオマスの取組と併せましてこれを決意して進めていただきたい、こんなふうに思いますので、よろしくお願いします。  さて、巨大防潮堤の建設のことについてどうしても触れておきたいというふ...全文を見る
○山田俊男君 太田国交大臣は、大学の専攻が建築、ああ、土木でございますか。それじゃますますなんですが、専門家であるわけですね。その立場から、この巨大防潮堤の扱いについて一体どんなふうにお考えになるか。それから、さらにはどんな配慮をするべく取り組んでおられるのか。造ってしまってから...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。  さすが土木の大臣でございまして、よろしくお願いします。  以上で終わります。ありがとうございました。
10月24日第185回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○山田俊男君 自由民主党の山田俊男であります。  本日は質疑の機会をいただきまして、同僚の議員に本当に感謝を申し上げる次第であります。  さて、安倍総理は、著書「美しい国へ」におきまして、息をのむほど美しい棚田、その田園風景があってこそ麗しい日本なのですと、こうおっしゃってお...全文を見る
○山田俊男君 甘利経済再生担当大臣、こうした成長戦略は考えられないんでしょうかね。
○山田俊男君 茂木経済産業大臣、ガソリンスタンドなんかがかつてあったんですが、今はもうまさに閉鎖してコンクリートだけが残っているみたいな状況になっているんですが、地域産業活性化対策として活用できるようなことはありませんか。
○山田俊男君 太田国交大臣、何か知恵や政策はありませんか。
○山田俊男君 総理は、この問題、この提案、いかがお考えになりますか。
○山田俊男君 ありがとうございました。是非これを具体化してまいりたい、こんなふうに思います。  さて、次の項目に参りますが、TPP交渉についてであります。  安倍総理は、TPPに関しましてこれまでいろんな発言をされておられます。衆議院の総選挙では、聖域なき関税撤廃を前提にする...全文を見る
○山田俊男君 総理には後でまたお聞きしたいというふうに思いますが、市場アクセス交渉で自由化率で交渉するという議論が新聞にずっと報道をされていて大変心配しているところであります。  だから、自由化率で見ると日本のオファーは低いと。だから、九五%以上の自由化率の数字を示さなきゃいか...全文を見る
○山田俊男君 林農水大臣にお聞きしたいんですけれど、このタリフラインの検証なりタリフラインの議論というのは、相手国との間で具体的に議論はしていく中で、相手国からこの問題をどうするんだ、あれをどうするんだという議論の中で私は進んでいくんじゃないのかと、そういう類いのものではないかと...全文を見る
○山田俊男君 甘利大臣、先ほど御答弁いただきましたが、アメリカの農業団体、私も幾つか接触しておりますけれど、自由化率については全く関心がないんですよね。むしろ品目ごとの扱いをどうしたらいいかということについては強い関心を持っております。そんな中で、何で日本側がタリフライン、自由化...全文を見る
○山田俊男君 大臣おっしゃるように、TPP交渉において野心を上げていくことが求められて、それに対して苦しみながらどうこたえていくかということを検討していかざるを得ないんだという事情については、私もよく分かりますよ。  だけど、それにしても、なぜそのタリフラインで事前に検証した上...全文を見る
○山田俊男君 新聞報道だけ取り上げて物を言うつもりは毛頭ないんですが、もうここ連日、このタリフラインは譲りますと、関税撤廃しますと、検討しますというような話がどんどん出ているんですよね。  これ、一体、交渉する立場としても、苦しみながら交渉するとおっしゃった甘利大臣の立場からし...全文を見る
○山田俊男君 今の大臣の言い方になると、これは私なんかにも跳ね返ってくるんですが、政府はやっていないぞと、検討は党だと、党が漏れているんじゃないかみたいような話になっちゃったら、これはまたこれでえらいことなんです。党に対する多くの国民や農林漁業者の信頼を失うことになるんですよね。...全文を見る
○山田俊男君 苦しみながら交渉を続けざるを得ないというその立場からしますと、政府としてやっていないよというのは当然だ、こんなふうに思います。交渉をマイナスにするだけですものね。  こうなりますと、今日は通告しておりませんでしたが、菅官房長官、目の前においでになるものですからどう...全文を見る
○山田俊男君 分かりました。どうぞ、そのいろんな工夫を是非やっていただきたい、こんなふうにお願いする次第であります。  このことと関係しまして、パネルを示しますし、資料にもありますけれど、(資料提示)我が国は、食品製造業は、何とこれは自動車産業、さらに化学工業に次いで供給高です...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。  こういう問題を抱えているということを是非是非御存じいただきたい、こんなふうに思うんです。  それともう一つ、どうも加工品や調製品、今のところはタリフラインはあるんだけれど、ほとんど輸入量が少ないというものもあると思うんですよね。いろい...全文を見る
○山田俊男君 林大臣、林大臣は、今私のこうした原産地規則の扱いいかんによってこうした加工品や調製品の輸入が一気に拡大しかねないという心配について、どんなふうに受け止めておられますか。
○山田俊男君 どうぞ、交渉の内容がこうしてなかなか分からないというのがまさに大臣もストレス、私なんかもストレスと、国民みんながそういうことになっているというふうに思うんです。ここを何とか工夫しないと、このままではどこかで爆発しちゃうんじゃないかという心配をしているところであります...全文を見る
○山田俊男君 総理、大変大事なことをおっしゃっていただいたというふうに思います。  まさに、この十月八日のTPPの首脳会談、首脳声明において明確にまさに総理がおっしゃった、バランスという言葉をお使いになった。さらに、発展段階における多様性という言葉もお使いになった。これは、発展...全文を見る
○山田俊男君 甘利大臣にお聞きしますが、ISDS条項の交渉は一体現在どんなふうになされているんですか。
○山田俊男君 そうしますと、大臣にお聞きしますが、日本が既にマレーシア等と入れているISDS条項と、それと今回アメリカ側が場合によったら交渉の俎上にのせてきているISDS条項とは趣旨が違っているというふうに見ていいんですか。
○山田俊男君 そうすると、相手側企業が当該国を訴訟するみたいなような話についての規定は、NAFTAの規定に比べればむしろ簡素なものになっているというふうに考えていいんですか。
○山田俊男君 ラチェット条項については今どんなふうな議論になっているんですか。
○山田俊男君 もう一点、甘利大臣、集中して申し訳ありませんが、TPAですね、これについて、アメリカの状況をどんなふうに認識されていますか。
○山田俊男君 甘利大臣、再び恐縮ですが、韓国と米国とのFTAで、結局は議会が、アメリカの議会が承認できなくて、あとは二年間も再協議して、そして決着したという経緯がありますね。今度も我が国は、そういう形で一旦合意しても、あとはTPAがないから合意できないといって、それで更にずっと一...全文を見る
○山田俊男君 以上、いろいろ御質問させていただきました。  首脳会談で、これ総理も出席された十月八日の首脳会談で、国民の関心事項に適切に対応するためステークホルダーとの協議を更に強化するという項目が、総理、入ったんですよね。だから、これの具体化をしっかりおやりいただきたいという...全文を見る
○山田俊男君 どうもありがとうございました。
11月05日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○山田俊男君 自民党の山田俊男であります。  本日は三十分という短い時間でありますけれども、濃密な質疑を多くの重たい課題を抱えた林大臣に率直に申し上げたいと、こんなふうに思います。  まず最初に、十一月一日の質問の事前通告では含んでおりませんでしたんですが、実は、十一月二日の...全文を見る
○山田俊男君 大臣、毎回こういう形で報道をされて、その上で、それは誤った、誤報でありますみたようなことを、ないしは、その点については、今もおっしゃっていただきましたが、申し上げる内容ではありませんと、こうした回答になってしまっているわけです。そのことで一体どれだけ全国の農林漁業者...全文を見る
○山田俊男君 大臣は、これは現段階では誤った報道であるかどうかは申し上げられないという話でありますが、今、自由化率で新聞に出ている、新聞に出ているということしか材料がないですからそう申し上げるんですが、今大臣おっしゃったように、アメリカとの間で具体的な交渉をかくのごとくこうしてい...全文を見る
○山田俊男君 そうしますと、自由化率でこういう形で、まあ誤報でありますが新聞に出ておりますという中で一旦提示して、それでアメリカと二国間、アメリカを中心にして申し上げますが、二国間の協議をやってアメリカの関心事では全くないということになったら、一体これ提示した話はどっちへ向かっち...全文を見る
○山田俊男君 そうしますと、これは私も予算委員会で質問させていただきまして、総理は、御案内のとおり、バリのTPPの首脳会談にお行きになって、それで多様性とバランスという首脳声明を出していただきましたよと、だから、バランスと多様性、これをしっかり確保しながら進めるんですというふうに...全文を見る
○山田俊男君 ともかく、大臣、今の決意で米国との間できちっとした交渉を積み重ねていただきたい、こんなふうに思います。その上で、本当にタリフラインをどんなふうに扱うか、そのことを徹底して議論しながら、そして我が国の立場、センシティビティーをしっかり主張していくという交渉にしてもらい...全文を見る
○山田俊男君 大臣、今もおっしゃっていただきましたが、生産調整についてはもう四十年もずっと様々な議論をしながら進めてきた経緯があります。その中で、基本的には、水田を総合的に利用して、そして需要がややもすると努力にもかかわらず減退しているこの実態の中で、この水田を活用しながらほかの...全文を見る
○山田俊男君 一体、この収入保険の形を、それじゃ、調査研究を進めるということでやって、何年ぐらい掛ける予定ですか。
○山田俊男君 新聞報道でも議論になっています。大臣が収入保険の方向を考えるよというふうにおっしゃって、それは三年なのか五年なのか七年なのかという議論があるんですけれど、それぐらいの長期の期間を考えるということでいいんですか。
○山田俊男君 そうしますと、一体、生産調整の廃止というふうにおっしゃるこの取組と、それと各作物全体を含んだ収入保険ないしは経営安定対策の仕組みを検討するということの間のずれはどんなふうにお考えになるんですか。  今、生産調整を廃止したっていったら、一体その後の手だてをどんなふう...全文を見る
○山田俊男君 今、生産局長から産地資金の話が出ましたので、具体的に、産地資金については充実して、それが水田のフル活用のビジョン作りに役立たせますよというお話だったかというふうに思いますけれど、しかし、産地資金の金額も、御案内のとおり現状では大変小さなものでもあるわけです。  本...全文を見る
○山田俊男君 とすると、生産調整廃止の議論が出ております、そして収入保険も含めた対策をどうするかというのはまだ時間が掛かりますということであって、そんな中で産地資金を含めた水田フル活用の取組はちゃんとやりますよと、こうおっしゃっている。  私は、やはり固定支払、これをどう評価す...全文を見る
○山田俊男君 いずれにしても、アジア・モンスーンで水はけが大変課題であって、さらにまた傾斜地の多い我が国の中山間の水田農業を含めて対策講ずるということになれば、当然のこと基盤整備が必要になるわけですし、その基盤整備に対してきちっとした予算とそれから財政の支出が必要になるわけです。...全文を見る
○山田俊男君 私は、米の生産調整は、こうした需要減や動向によりまして必要だというふうに思っております。だからこそ、水田の総合的利用をどんなふうに、ちゃんと地域で知恵も出しながら定着させていくということが必要です。そのための手だてをしっかり示さないと、これはもう不安でしようがないわ...全文を見る
○山田俊男君 はい。  本日もたくさんの傍聴の皆さんがお見えです。この皆さんの熱い期待に大臣こたえなきゃ絶対駄目なんです。どうぞ、大臣の頑張りをお願いして、私の質問を終わります。  以上です。
11月14日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○山田俊男君 どうも皆さん、おはようございます。  本日は、先般、大臣から提案のありました再生可能エネルギー法案につきまして、私の方からまず質疑をさせていただきます。  この法案、ややもすると、太陽光の発電を中心にして、それに伴います必要な農地の転用ということが中心になるよう...全文を見る
○山田俊男君 そうしますと、太陽光等の施設整備と、それともう一つは市町村が農林漁業の活性化に取り組むための施設整備と、この計画を二つ出すということであって、発電施設の計画だけを認めて、あとは市町村の活性化の取組についてはこれはないということはないんですね。要は二つ、両方なきゃいか...全文を見る
○山田俊男君 地方自治体に財政上のゆとりがないときには、ややもすると地域活性化や地域農業振興のための取組が、ないしはその計画作りが不十分に終わるという心配を大変持っておりますので、そういうことのないように、大臣の方でしっかり指導を進めてもらいたい、このことをお願いしておきます。 ...全文を見る
○山田俊男君 全国の取組が進んできているというのは大変うれしい限りでありますが、先般も大分の日田で新しい施設の竣工式があったというふうに聞いていますが、どうぞ大臣、お忙しい大臣ですが、時間があれば竣工式に行きまして、そしてちゃんとテープカットしてくるということがあっていいというふ...全文を見る
○山田俊男君 さらにもう一つ、小水力発電の場合もこの法律で位置付けがなされているというふうなことでありますが、どうもここも位置付けが大変低いというふうに受け止めざるを得ません。とりわけ小水力発電の場合は、水利権の調整に関して様々な申請や認可の取得が必要になっています。相当の期間が...全文を見る
○山田俊男君 小水力発電の場合、さらに河川法における水利権の許可手続が具体的には必要になるわけであります。この点、東日本大震災地域の場合、特例の措置を設けまして、そして許可手続の簡素化に役立つという仕組みを採用しているわけでありますが、今回、この小水力発電についてもそうした取組が...全文を見る
○山田俊男君 水利権の調整その他につきまして、五か月掛かっていたのが一か月にするということですから、それは大変朗報ですから、しっかり指導を強めてもらいたい、こんなふうに思います。  さて、小水力発電は、しかしそうは言いましても、施設の整備が必要であったり、それからさらには導水管...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、地域の実態に応じた水車等の開発、これは大変大事ですから、どんどん進めてもらいたい、こんなふうにお願いします。  さて、農地を利用した太陽光発電におきまして、荒廃農地のうち主に農地としての再生利用が困難な荒廃農地が再生可能エネルギー発電の施設に活用されるとい...全文を見る
○山田俊男君 次の課題ですが、この再生可能エネルギー法は、所有権移転促進事業を柱の一つにしております。それでいいですね。その際、所有権移転促進事業の対象農地は、あくまで今もお話のありました荒廃農地が対象だということでいいのかどうか。それで、この所有権移転促進事業でやりました土地、...全文を見る
○山田俊男君 さらに、もう一つ別の課題でありますが、農地を転用して太陽光の設備等を設置した後、詳しいことはやめますが、いろんな事情でもう廃業になったりしてしまうといったときに、その場合、土地や景観が荒廃したまま残されかねない心配があります。  太陽光パネルは、私は詳しくは分析で...全文を見る
○山田俊男君 どうぞ、その点大変心配ですから、しっかりやっていただきたい、こんなふうに期待します。  最後の質問ですが、再生可能エネルギーと関連しまして、もう一つ、全然違うんですが、非主食用米を原料とするバイオエタノールの取組があります。  この点は、日本はもうバイオエタノー...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。  これで終わります。
11月20日第185回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号
議事録を見る
○山田俊男君 両先生、どうも大変ありがとうございました。  私はちょっと質の違う話になるかもしれませんが、まず青木先生、それから駒村先生、両方にお聞きします。  最初に青木先生、先生の経済学説の分析の中で、これは誰が言ったかということはおいておきまして、瑞穂の国の資本主義とい...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。  駒村先生、多様な社会意識、国民意識の分析をいただいたわけですが、先生、この今日の資料には載っていないんですが、都市と農村とか、それからさらには、職業別の社会意識みたいなものは、大分これはやっぱり格差が出てきているんではないかというふうに...全文を見る
○山田俊男君 ありがとうございました。
12月03日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○山田俊男君 山田俊男であります。  本日は、衆議院の方からも宮腰先生始め皆さん大変ありがとうございます。衆議院でもこの農地中間管理機構法案の議論を徹底してやっていただきまして、大幅な修正も含めてこうして参議院に持ってきていただいたということを承知しているところであります。そう...全文を見る
○山田俊男君 我が国農業は、今大臣もおっしゃっていられたわけでありますが、大変作物も多様でありますし地域も多様であります。そうした中で様々な形での家族農業を中心とする経営がなされて、これらもまた地域をしっかり支えているということであります。農地の利用もそれから所有の形態も多様であ...全文を見る
○山田俊男君 大臣、今のお話を聞いておりまして、かなり国は思い切って農地の有効利用という観点に踏み出していくという姿勢がうかがえるわけでありますが、もっと言うと、これまでの取組に比べて国による一定の農地の公的管理という色彩を強めたものなのかどうか、そういうふうに受け止めるんですが...全文を見る
○山田俊男君 私自身は、農地の利用調整の必要性ということについては大変必要だということで確信を持っています。  野党のときに、今日お見えの宮腰先生の部会長の下で、私は担い手育成総合支援新法というのをそのチームの座長として取り組ませていただきました。その柱の中に、ヨーロッパにおけ...全文を見る
○山田俊男君 今も局長の方から人・農地プラン等もきちっと重視しながら取り組みますよという話がありました。  ところで、この貸し手について、預かった農地を新しく貸す貸し手については公募という形を取ることを法案の中に入れておりますが、この申込者は誰でもいいんですか。特に、農業生産法...全文を見る
○山田俊男君 どうも、今そう説明をお聞きしましたが、法案の当初の多くの議論の中で、産業競争力会議等がもう貸付けに当たっては公募を徹底すべきだということで、全国から広く申込者を募るべきだという議論があった。そうした中で、今もお話のあった人・農地プラン、地域における安定した経営体をつ...全文を見る
○山田俊男君 大変ありがとうございました。  ともかく、地域の取組、地域のそれから農業者の持続的な経営発展ということを念頭に置きまして、そして、本当に目指すべき農地利用をちゃんとやっている経営体をつくり上げていくという取組を是非この貸付ルールを具体化する中でやっていただきたい、...全文を見る
○山田俊男君 どうぞこの運用を本当にしっかりしていただきたいと、こんなふうにお願いします。貸付けルールの、今大臣のおっしゃったルールをしっかり守っていただきたい、こんなふうに思います。  しかし、その場合も、どうも借り手がいない場合は、山の条件の悪いようなところを往々にしてそれ...全文を見る
○山田俊男君 宮腰衆議院農林水産委員会筆頭理事にもう一つお聞きしたいんですが、今こういう形で貸付けのルールであったり、それから滞留の農地の扱いであったり、この機構が具体的にどう借りて、それをさらにどう貸して、そしてそれをスムーズに進めるのかという大事なことがあると思うんですね。そ...全文を見る
○山田俊男君 大変ありがとうございました。  その規定の趣旨で徹底して、五年間、成果が上がるようにやっていかなきゃいかぬと、こんなふうに思うところであります。  最後に、この機構による貸借事業の対象地域は農振地域だけなのかどうか。これは衆議院でも議論があったように思いますが、...全文を見る
○山田俊男君 以上で質問を終わりますが、どうぞ、しっかりこの機構を動かしていく、定着させていく、それに全力を挙げていただきたい、こんなふうに求めます。  以上です。ありがとうございました。