山谷えり子

やまたにえりこ

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

山谷えり子の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月20日第170回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○山谷えり子君 自由民主党、山谷えり子でございます。  対馬について質問いたします。  平成十七年三月には、慶尚南道馬山市の市議会で、対馬の日、テマドの日条例が制定され、対馬が韓国領であることを宣言しています。今年七月には、韓国与野党国会議員五十名が、対馬返還要求決議案を国会...全文を見る
○山谷えり子君 そうしますと、平成十七年のこのテマドの日、あるいは国会に提出されたこのときに何か対応はなさったんでしょうか。
○山谷えり子君 私は、超党派八十三名の議員が所属している日本の領土を守るため行動する議員連盟の会長をしております。ここのところ勉強会を積極的に開いております。対馬の市長や市議の方とも意見交換をしております。  韓国資本が対馬で大規模な土地買収を行っているとメディアでも報道されて...全文を見る
○山谷えり子君 官房長官は、日本の安全保障面から国として当然考える必要があると語られておられますけれども、ということは今後実態調査をなさろうということでございますか。
○山谷えり子君 そうすると、安全保障面から国として当然考える必要があるとおっしゃられたのは、どういう部分を想定しておっしゃられたんでしょうか。
○山谷えり子君 具体的なことがあったら怖いので今質問をさせていただいているわけでございます。まず、実態調査等々、また自衛隊の人々の声、島民の声、ヒアリングなどもしていただきたいと思います。  国境、特に領土主張に争いがある地域では、外国資本進出への規制や土地買収の規制を盛り込ん...全文を見る
○山谷えり子君 島民は、日本から見放されていると感じ孤立感でいっぱい、過疎化でかつての活気が失われていると語っております。今官房長官がおっしゃられた離島振興法などの枠を超えた新法の検討が必要ではないかと思います。  つまり、国防等に関する機関の設置や防衛上の買上げ制度づくり、つ...全文を見る
○山谷えり子君 是非、実地調査をしていただきたいと思います。何かがあったらなんていうふうな、安全保障面のことを考えるときはというふうにおっしゃられましたが、自衛隊の基地の横が買われていて、その横は海になっているわけですね。つまり密入国できる。あるいは、自衛隊員の独身寮の両わきが韓...全文を見る
○山谷えり子君 是非緊張感を持って、安全保障の面から国として当然考える必要があるとおっしゃられた官房長官のお言葉に期待し、今後の行動をよろしくお願いしたいと思います。  続いて、拉致問題でございます。  八月の日朝実務者協議では、再調査を可能な限り秋には終了すると北朝鮮はして...全文を見る
○山谷えり子君 現在、北朝鮮のミサイル、大量破壊兵器関連十五団体、一個人との送金、金融取引を禁止しています。金融取引停止団体リストに更に追加するべき団体があるか、政府は調査しておられますでしょうか。
○山谷えり子君 更なる追加制裁、例えば全面輸出品禁止措置や、更なる金融取引の禁止措置など、官房長官は追加措置としてはどのようなことをお考えでございますか。
○山谷えり子君 残念ながら、アメリカによるテロ支援国家指定が解除されてしまいましたが、それを契機として国際機関が北朝鮮に対して援助に踏み出すかもしれないとの懸念も起きています。IMFや世銀、アジア開発銀行などが北朝鮮の援助に回ってしまっては、日本の取組の効果が薄くなってしまいます...全文を見る
○山谷えり子君 拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律の第七条では、「国際開発金融機関等の国際機関に対する適切な働きかけを行わなければならない。」と規定されているところでございますが、場合によっては、より具体的な国際機関、国際開発金融機関への働きかけを検討...全文を見る
○山谷えり子君 金正日氏の健康状態について情報が錯綜しています。北朝鮮にある外国の大使館、二十三か国と思いますが、北朝鮮情勢に関する意見交換等行っておられますでしょうか。
○山谷えり子君 私は、平成十八年四月に政府拉致問題担当政務官として、アメリカ下院での公聴会、ブッシュ大統領と横田早紀江さんとの面談をサポートしました。公聴会は熱を帯び、早紀江さんの証言を聞きながら涙を流すアメリカの国会議員もおられました。  来年一月にオバマ新政権が発足しますが...全文を見る
○山谷えり子君 先日、ソウルで北朝鮮脱北者や拉致・人権問題の議論のため多くの国々から国会議員、NGOの関係者が集まりました。私も参加いたしました。年々連携と理解が深まっているところでございます。官房長官には、今後、更なる積極的な取組を期待いたします。  ありがとうございました。
○山谷えり子君 現在、仁徳天皇陵が世界文化遺産登録申請、検討されているようでございます。国内候補地リスト入りが決定という報道がございました。  私も、先日、堺市の仁徳天皇陵に参りました。仁徳天皇陵は陵墓であり、単純な観光地ではありません。現在、天皇陵が文化財保護指定を受けていな...全文を見る
○山谷えり子君 そうしますと、文化財保護行政に組み込まれて発掘実態調査というのはしない、あるいはICOMOSが発掘調査をしろと言った場合には申請を取り下げるとか、どういう場面でどのようなことが考えられるか、もう少し詳しく御説明いただけますか。
○山谷えり子君 そうしますと、世界遺産登録へのタイムスケジュールというのはあらかた分かっておいでですか、今。
○山谷えり子君 そうしますと、陵墓の特性を十分に尊重してという整理、確認が行われなければそれ以上に進んでいくことはないと。丁寧に丁寧にやっていくということでございますね。
○山谷えり子君 世界遺産登録の意義というのを教えてください。
○山谷えり子君 仁徳天皇陵は単なる文化財、遺跡、観光地ではございません。今日においても祭祀の継承を通じて、生きている祭場、生きた陵墓でございます。今日まで綿々として伝わってきた皇室の中心であられる陵墓、敬けんな祈りにより今日の陵墓があるわけでございまして、発掘や調査はなじまないと...全文を見る
○山谷えり子君 提出資料の中に、教科書のちょっと三枚ほどペーパーを用意させていただきましたが、大山古墳としか記述していない教科書もあります。宮内庁は、名称を百舌鳥耳原中陵とホームページで記し、仁徳天皇陵とも記しています。  宮内庁としては仁徳天皇陵と考えている、そういう理解でよ...全文を見る
○山谷えり子君 この教科書で、東京書籍は、大仙古墳、全長四百八十六メートルある前方後円墳で、世界最大級の墓と書いてあります。次の日本文教出版は、大山古墳、面積では世界一の墓で、これを造るには一日当たり千人もの人が十五年以上も働き続けるほどの人手が必要でしたと書いてあります。次の光...全文を見る
○山谷えり子君 陵墓としての尊厳、静ひつさを守ることを第一に、そして、世界文化遺産登録申請に当たりましては、陵墓の特性を十分に尊重しながら行っていただきたいと思います。  ありがとうございます。  平成の御代になってから二十年、御即位されて二十年、天皇皇后両陛下は、四十七都道...全文を見る
○山谷えり子君 では、陛下御在位二十年として政府としての取組状況をお聞かせください。
○山谷えり子君 政府としてもしっかりお進めいただきたいと思います。  ありがとうございました。  次に、公益認定法人制度について質問いたします。  平成十八年六月に法改正され、来月から新しく施行されようとしている公益認定法人制度は、申請書が複雑過ぎて困難との声が多いです。こ...全文を見る
○山谷えり子君 特に、慰霊団体に関することを質問したいと思います。  日本のため尊い命をささげられた戦没者に対する慰霊はとても重要、大切なことでございます。戦没者慰霊諸団体は国と協力し慰霊事業を遂行してくださっており、誠に尊く、感謝でいっぱいでございます。  そこで質問したい...全文を見る
○山谷えり子君 それに分類されるのではないかということでございますが、国民の戦没者慰霊に対する思いを深め、意識を啓発するためにも、戦没者の慰霊顕彰を目的とする事業が一項目として政令等に明示されるよう要望したいと思います。  具体的には、この二十三のところに、前各号に掲げるものの...全文を見る
○山谷えり子君 今日のところはその答弁かと思いますけれども、是非、前向きに戦没者の慰霊顕彰という本当に大切なことを一項目として明示するように考えていただきたいと思います。  戦没者の慰霊顕彰事業といった国家的、社会的重要な活動への支援、国としてもしっかりと心を込めてやっていただ...全文を見る
○山谷えり子君 尊い命をささげてくださった先人たちのおかげで今日の我々の暮らしがあることを一日たりとも忘れることはできません。美しい愛と命の糸を次の世代につなげていくのが、生かされている私たちの使命だというふうに思っております。  ありがとうございました。  続いて、大麻問題...全文を見る
○山谷えり子君 大麻取締法第三条は、「大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない。」とあるが、使用は禁止されていない、また種の売買も禁止されていない。どのような理由で禁止できないんでしょうか。
○山谷えり子君 これまではそれでよかったのかもしれませんが、今は本当にインターネットで簡単に大麻の種を買えるという現状があります。そしてまた、使用に関するこの規定は大麻農家のことを考えてというふうに聞いておりますけれども、大麻農家は登録数たった六十一件で、こういうことも役所として...全文を見る
○山谷えり子君 種は観賞用ということを記すだけで法の網から逃れることができますし、何らか今の現状に即した法改正の検討ということを是非お願いしたいと思います。  そしてまた、こういうネット販売を有害情報としては、規制というか、インターネット・ホットラインセンターのようなところが有...全文を見る
○山谷えり子君 有害情報として指定して規制することはできないかという。
○山谷えり子君 そうすると、インターネット・ホットラインセンターで有害情報として削除はしていないというか、そういうことですね、今は。あるいは、どのようにすれば有害情報に指定できるのかと。
○山谷えり子君 ありがとうございました。  平成二十年八月に内閣府が発表した第三次薬物乱用防止五か年戦略の中で、警察庁、厚生労働省、法務省、海上保安庁、財務省といった関係機関の合同会議を開催して薬物乱用に対する取締りの徹底がうたわれておりますけれども、この合同会議はもう開催され...全文を見る
○山谷えり子君 これだけ次々と事件が起きてきているわけでございますから、また今、佐藤国家公安委員長がやっぱり新たに検討していかねばならない事態ではないかというようなこともおっしゃられましたけれども、是非この合同会議をまず立ち上げるなりなんなりして、あるいはほかにも同時並行的にどの...全文を見る
○山谷えり子君 合同会議の開催に向けて、号令はすぐに掛けられるわけですから、すぐに号令を掛けていただいて、できるだけ早く合同会議が開かれますように。
○山谷えり子君 私は、ライオンズクラブのウイメンズ部で麻薬、覚せい剤等々撲滅の啓発運動にもかかわっているわけでございますけれども、こういうような新しい状況に直面しながら啓発活動はどのように今行っているか、これから特に行おうとしていることがありましたらお教えください。
○山谷えり子君 大麻についてはどのように教えられていらっしゃいますか。大したことないというようなことが若者たちの間で広まっているとかいろんな情報がありますけれども、大麻とはこういうものだというのはどういうふうに教えていらっしゃるのかということと、大学生だけではなくて、例えば小学校...全文を見る
○山谷えり子君 予算はどのぐらい使っていらっしゃるのかということと、その大麻を使うとどうなるかというのはどういうふうに教えていらっしゃるんですか、今。
○山谷えり子君 初犯が大変多くなっているということですけれども、時代がやっぱり変化してきていると。初犯はどのぐらい、二十代、三十代ではどうなっているかということをもう少し教えていただけますか。
○山谷えり子君 やはり明らかに新しい時代に即した新しい対策というのが強くすぐに求められているんだというふうに思いますので、佐藤国家公安委員長にはよろしくお取り組みのほどをお願いいたしたいと思います。
○山谷えり子君 どうぞよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
11月27日第170回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○山谷えり子君 自由民主党、山谷えり子でございます。  銃刀法の改正について、銃器規制、刀剣規制は事件の未然防止からも喫緊の課題と考えております。今回の銃刀法改正の大きな契機となりましたのは、平成十九年十二月に起きました長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件、そして今年六月に起きました...全文を見る
○山谷えり子君 今回、銃砲行政の総点検をしたと、しかしこの現行法の許可の有効期間三年というのはそのままで改正しないという、これはどういう議論があったのでしょうか。
○山谷えり子君 所持許可者と毎年面接をして現在もいるし、これからもしていくということなんですけれども、その際の、ちょっとおかしいなという場合に、家族や周囲、また改めて医師に聴き取り調査をし直すということも現在やられていて、また今後もやられていくということなんでしょうか。
○山谷えり子君 地域によってこれはばらつきというようなものはないんでしょうか。佐世保の例えば乱射事件の容疑者というのはどうしてスルーしてしまったんでしょうか。
○山谷えり子君 それでは、十分に反省をしていただきまして、今後このようなことがないように丁寧な聴き取り調査等々、いろいろな声が上がってくることをきちんと聴き取っていくという方向で行政をやっていただきたいというふうに思います。  次に、都道府県公安委員会に対する申出制度、第二十九...全文を見る
○山谷えり子君 そうしますと、一般の人々に対しては、まあ都道府県の公安委員会というのは県警の中にあるわけですね。それはそうだけれども、それは一般にはよく分からないということで、最寄りの交番、駐在所に申し出てくださいという、こういう周知の仕方になっていくんでしょうか。
○山谷えり子君 是非そのような形でお願いしたいというふうに思います。  また、この申出を行った者が対象とされた者等に知られて新たなトラブルが起きるという可能性もあるわけでございますけれども、そのようなことに関する考え方はどうなっていますでしょうか。
○山谷えり子君 是非その保護に万全を期していただきたいんですけれども、これもまた地域によってばらつきあるいは人員不足などがあるかと思いますが、その辺はいかがでございますか。
○山谷えり子君 本当にいろいろネット社会で、人々が気が短くなったり、あるいは体感治安が悪くなっているときでございますので、是非十分な体制、対応を取っていただきたいというふうに思います。  続いて、銃器のネット販売、通信販売に関して質問いたします。  鉄砲店の多くは、顧客を狩猟...全文を見る
○山谷えり子君 是非その辺にも踏み込んだフォローアップ会議のようなものもやりながらお願いしていきたいというふうに思っております。  インターネットに関する質問を続けたいと思いますが、例えばダガーナイフの使用方法などが載っているサイトなどは、これは有害情報としては扱えないんでしょ...全文を見る
○山谷えり子君 前回、大麻の問題でも、大麻の種を観賞用として売るというのを有害情報に指定できないものだろうかということに対して、やはり答弁ができないというような状況ですね。  それで、硫化水素自殺がありましたときも、月に八十件、九十件という自殺が起きていったときにも、早くから有...全文を見る
○山谷えり子君 先ほど局長がインターネット・ホットラインセンターについて御言及なさいましたけれども、このインターネット・ホットラインセンターは通報を受けるのみでパトロールというような行為はできないというふうに聞いておりますが、パトロールまですべきというふうには踏み込めないんでしょ...全文を見る
○山谷えり子君 その枠を、もう少し今後そのカテゴリーを増やしていくということも十分に検討できるというふうに思いますので、そうしたことも含めて考えていっていただきたいというふうに思います。  私、ちょっとインターネット・ホットラインセンターに視察に行ったんですけれども、わずかの人...全文を見る
○山谷えり子君 十五名じゃ本当に足りないんですね。何か心理的ストレスも大変なものだというふうに聞いております。女性の方が何か能率がよろしいそうでほとんど女性だったというような、本当に日々大変なことをしていらっしゃるわけでございますから、これ、人員増を早急にお考えいただきたいという...全文を見る
○山谷えり子君 是非応援したいと思いますので、強気で頑張ってください。  内閣府の平成十九年の調査では、ホットラインセンターを全く知らない人が七一%、有害サイトを発見しても通報しない人が四七%、通報のやり方が分からない人が五六%でした。この現状をどういうふうにお考えですか。
○山谷えり子君 神奈川県の先生と教育委員会にヒアリングをしたことがあるんですが、主にいじめとか非行とか、いろいろな案件について、先生方が毎朝七時半ぐらいから職員室でパトロールをして、どういうふうに削除したらいいかというのも、教育委員会、学校の現場の先生、神奈川県警が連携しながらマ...全文を見る
○山谷えり子君 そのジャンルに詳しい方のヒアリングも含めて、是非積極的に、佐藤大臣、リーダーシップ取っていただきたいと思います。
○山谷えり子君 期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、委員からの質問が何度かありましたけれども、医師の診断書であって内閣府令で定める要件ということで、内閣府令で定めるということで専門医の診断書というようなことなんですが、ずっと聞いておりますと、やはり精神科医...全文を見る
○山谷えり子君 欠格事由について質問いたします。  今回の改正案には、ストーカー、配偶者暴力が欠格事由として入っていますけれども、児童虐待それから高齢者虐待、動物虐待などの場合、盛り込まれておりませんけれども、なぜでしょうか。
○山谷えり子君 そうすると、法文の欠格事由の中には児童虐待、高齢者虐待、動物虐待という形では載っていないけれども、今の答弁ですと、聴き取り調査の中でこういった項目を聴き取っていくということもケースによってはあり得るということですね。
○山谷えり子君 是非、未然防止の観点から取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、破産手続開始決定を受けた者というのが欠格事由にありますけれども、多重債務者というのはないと。自暴自棄になっているような人もあるかもしれませんけれども、欠格事由とはなっていないと。  ...全文を見る
○山谷えり子君 改正に伴う留意点、あるいは合理的な視点からどのように考え方を整理していったかなど、いろいろな指摘、やり取りを受けまして、最後に佐藤国家公安委員長に御決意を伺いたいと思います。
○山谷えり子君 日本の治安を支えていくという視点からという言葉をしっかりと受け止めました。どうぞよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
11月27日第170回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○山谷えり子君 自由民主党、山谷えり子でございます。  本年六月四日に出された最高裁判決は国籍法規定を違憲と判断したものですが、日本国籍取得までをも認めたのは立法措置に等しく、国籍取得までは認めないという最高裁裁判官が十五人中五人おられたわけですね。  私もこれに対しては非常...全文を見る
○山谷えり子君 国籍取得というのは本当に立法措置だと思いますので、私は、良識の府参議院としては、一体そのようなことが最高裁の判断でできるのかということを本当に問題にしていっていただきたいというふうに思います。ですからこそ、慎重審議というものを求めていきたいと思います。  現行の...全文を見る
○山谷えり子君 ですから、国籍取得までも認めてしまったからそういうことが起こるわけで、私はこれはフライングだと思いますよ。三権分立を侵していると思います。  国籍は国家の根幹にかかわることで、国の尊厳、国の重さにかかわることであることを考えれば慎重な審議が欲しいんですけれども、...全文を見る
○山谷えり子君 慎重審議を訴えますのは、今の改正案には懸念される事柄が多いからでございます。特に問題になるのは偽装認知をどう防ぐか、そのためにこの委員会のやり取り、随分ございましたけれども、偽装認知を防ぐために法務局の窓口ではしっかりといろいろなことをやるというふうに言っておられ...全文を見る
○山谷えり子君 法務局の窓口、幾つですか。
○山谷えり子君 手続の厳格化、法務省令が作られつつあると思いますけれども、可決されれば十日あるいは二週間後ぐらいにはもう省令ができてくると思うんですね。どんな書類が必要か、省令に盛り込むべきだと思いますけれども、いかがですか。
○山谷えり子君 申請の際に父親を原則同行させ、聴き取り調査をすべきではありませんか。
○山谷えり子君 過去に多数の認知した子供がいる場合のチェックのために、父の出生から現在までの父の戸籍謄本や父の住民票又はそれに類する父の住所を証する書面など必要と思いますが、いかがでしょうか。
○山谷えり子君 認知に至った経緯の記述、聴き取りなど、調査の方法に万全な措置を講じてほしいと思いますけれども、現在どのように進めていらっしゃいますか。というのは、省令が出て施行日までそんなに間がないですよね。ということで、現在どうしていらっしゃいますか。
○山谷えり子君 国籍は大変重うございます。日本には簡易帰化制度があります。国民の心配、懸念は本当に大きいものでございます。悪意か悪意でないか、認知がですね、見極めるのも難しい。組織的犯罪が起こる心配があるわけですから、半年ごとに委員会に、どのぐらいの届出があったのか、件数やケース...全文を見る
○山谷えり子君 是非、ではそのようにしていただきたいというふうに思います。  国籍がなくても現在は生活保護を受けることができますけれども、国籍を取った場合のプラスというのはどういうことでしょうか。
○山谷えり子君 私がさっき三権分立を侵しているのではないか、司法権の逸脱ではないかと言ったのは違憲判決に対して言っているのではなくて、国籍取得という、それが立法措置に踏み込んでいるというような考え方も成り立つのではないかということを言ったんですね。  なぜそのようなことを言った...全文を見る
○山谷えり子君 本当に、現実はそういういろいろな数でいろいろな申出が行われていると。  そうしますと、可決されて、公布されて、省令が出て、施行されると。これは可決されてから何日後ぐらいになるんですか。
○山谷えり子君 そうしますと、この委員会でも、本当に偽装認知防止の担保が十分かどうかというまだまだ不安があるわけでございますから、やはりまだまだ早いと思いますので、慎重審議を引き続きお願いしたいというふうに思います。  個人ではなくて組織的に偽装認知ビジネスをしているような者、...全文を見る
○山谷えり子君 申請の際に父親を原則同行してほしいと思うんですけれども、これ認知してから行方不明になっている父親は無理ですよね。そういう場合はどのような書類、また写真という話もありますけれども、どのようなことを考えていらっしゃいますか。
○山谷えり子君 国民は、国の尊厳、国籍の重さ、尊いものと思っている、そしてまた、虚偽認知、どのように担保されるのかと、防ぐために、心配しているわけでございます。その辺の委員会のやり取りをお聞きになられまして、森大臣から御所見を伺いたいと思います。
○山谷えり子君 終わります。  ありがとうございました。